JP2017192905A - エアーノズル装置とエアーダスタとエアーチッパー - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でピストン体を往復動させることができ、しかも軽量化を図ることのできるエアーノズル装置などを提供する。【解決手段】シリンダ体30と、ピストン体50と、ピストン体50を往復駆動させる往復駆動手段60とを備えたエアーノズル装置20であって、往復駆動手段60は、シリンダ室21を第1,第2シリンダ室21A,21Bに区画し且つピストン体50を往動させる受圧機構63と、ピストン部52の衝突によりピストン体50を復動させるダンパ61,62とを備え、受圧機構63は、第1,第2シリンダ室21A,21Bを連通する連通風路64Fを有し、連通風路64Fは、ピストン体50の往動の際に閉成し、復動の際に開成することにより、導入口31から圧縮空気が導入されている間、受圧機構63とダンパ61,62とによってピストン体50が往復動する。【選択図】図2

Description

この発明は、エアーノズル装置とエアーダスタとエアーチッパーとに関する。
従来から、エアーを断続して吹き付けることにより汚れを落とすエアーダスタが知られている。
係るエアーダスタは、把手部の後部に電源部を設け、把手部の前部にモータとクランク機構を収納した機構部を設け、この機構部の前部にシリンダ室を有する圧縮機を設けたものであり、クランク機構はモータの回転を直線の往復動に変換してシリンダ室のピストンを往復動させて、圧縮機のノズルから圧縮空気を断続して噴出させるようにしたものである。
実開平6−77873号公報
しかしながら、このようなエアーダスタにあっては、ピストンを往復動させるために、モータの回転を直線の往復動に変換するクランク機構やモータ等を設けるので構造が複雑となり、重くなってしまうという問題がある。
この発明の目的は、簡単な構造でピストン体を往復動させることができ、しかも軽量化を図ることのできるエアーノズル装置と、このエアーノズル装置を備えたエアーダスタとエアーチッパーとを提供することにある。
請求項1の発明は、シリンダ室を形成するとともに先端に前記シリンダ室に連通するノズル孔が設けられ、後端に前記シリンダ室へ圧縮空気を導入する導入口が設けられたシリンダ体と、前記シリンダ室内に往復動可能に配置されたピストン体と、前記導入口から導入された圧縮空気によって前記ピストン体を往復駆動させる往復駆動手段とを備え、前記ピストン体は、ロッドとこのロッドの先端部に設けられたピストン部とを有するエアーノズル装置であって、前記往復駆動手段は、前記ロッドの後部に設けられ且つ前記シリンダ室を前後に2つの第1,第2シリンダ室に区画するとともに前記導入口から導入される圧縮空気の圧力を受けて前記ピストン体を往動させる受圧機構と、前記シリンダ室の前部に設けられ且つ往動されてきた前記ピストン体のピストン部に衝突させてこの衝突時の反撥力によって該ピストン体を復動させる反撥部材とを備え、前記受圧機構は、第1シリンダ室と第2シリンダ室とを連通する開閉可能な連通風路を有し、前記連通風路は、前記ピストン体の往動の際に閉成し、復動の際に開成することにより、前記導入口から圧縮空気が導入されている間、前記受圧機構と反撥部材によって前記ピストン体が往復動することを特徴とする。
この発明によれば、簡単な構造でピストン体を往復動させることができ、しかも軽量化を図ることができる。
この発明に係るエアーノズル装置を備えたエアーダスタの構成を示した説明図である。 図1に示すエアーノズル装置の構成を示した拡大断面図である。 図2に示すエアーノズル装置のピストン体及び筒部材が往動した状態を示した説明図である。 図2に示すエアーノズル装置の筒部材が前方へ移動した状態を示した説明図である。 図4に示すエアーノズル装置のピストン体が復動した状態を示した説明図である。 図5に示すエアーノズル装置の筒部材が復動した状態を示した説明図である。 第2実施例のエアーノズル装置を備えたエアーチッパーの構成を示した説明図である。 図7に示すエアーノズル装置の構成を示した断面図である。 図8に示すピストン部及びシリンダ本体の断面図である。 図8に示すピストン体及び筒部材が往動した状態を示した説明図である。 図10に示す筒部材のみが前方へ移動した状態を示した説明図である。 他の例のエアーノズル装置を示した説明図である。 図11Aのエアーノズル装置のタガネを示した平面図である。 図11Bに示すタガネの側面図である。 第3実施例のエアーチッパーの構成を示した説明図である。 図12に示すエアーチッパーのレバーを押した状態を示した説明図である。
以下、この発明に係るエアーノズル装置と、このエアーノズル装置を備えたエアーダスタとエアーチッパーの実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1は、エアーノズル装置20を備えたエアーダスタ10を示す。エアーダスタ10は、把手体100と、この把手体100の接続部13に着脱可能に接続されたエアーノズル装置20とを備えている。
把手体100は、把手部12と、把手部12の上部に設けた筒状の接続部13と、引金14等とを有している。
把手部12の下部には、図示しないコンプレッサやタンク等に接続されたホースHの一端部を接続するコネクタ15が設けられており、このコネクタ15を介してホースHと把手部12の連通風路12Aとが連通され、コンプレッサやタンクなどからの圧縮空気が把手部12の連通風路12Aに供給されるようになっている。また、接続部13の風路13Aと把手部12の連通風路12Aとが開閉弁16を介して連通されるようになっている。
開閉弁16は引金14を引くと開成され、把手部12の連通風路12Aに供給された圧縮空気が接続部13の風路13Aを介してエアーノズル装置20へ供給される。また、引金14から指を離すと開閉弁16は閉成される。
[エアーノズル装置]
エアーノズル装置20は、図2に示すように、シリンダ室21を形成したシリンダ体30と、シリンダ室21内に往復動可能に配置された金属製のピストン体50と、ピストン体50を往復駆動させる往復駆動手段60とを備えている。
[シリンダ体]
シリンダ体30は、後部に圧縮空気をシリンダ室21へ導入する導入口31を設けた筒状のシリンダ本体32と、このシリンダ本体32の先端部に着脱可能に螺合された円筒状のアダプタ40と、アダプタ40に着脱可能に螺合されたキャップ部材33とを有している。なお、図1においてアダプタ40は省略してある。
キャップ部材33の先端部にノズル孔35が設けられており、ノズル孔35がシリンダ室21に連通されている。
キャップ部材33の内側には、ノズル孔35より径の大きい小径,中径,大径の小穴36,中穴37,大穴38が形成されており、3つの段部36A,37A,38Aが形成されている。中穴37には、アダプタ40内に配置された円筒状のダンパ(反撥部材)61の一端部が挿入されており、その一端部が中穴37の段部37Aに当接している。ダンパ61はウレタン製で中穴37と同径の径を有している。
ダンパ61の後端(図2において左端)には、ゴム製のリング状のダンパ(反撥部材が)62が設けられており、このダンパ62はダンパ61と同径に形成されている。ダンパ62はアダプタ40内に配置されている。
キャップ部材33の大穴38内には、メネジが形成されてアダプタ40が螺合されている。アダプタ40の外周壁面にはOリング41が設けられており、シリンダ室21内のシール性を確保するようになっている。
[ピストン体]
ピストン体50は、ロッド51と、このロッド51の先端部に設けた円筒状のピストン部52とを有している。ピストン部52の前面は開口され、その後部が閉塞されてロッド51の先端部に接続されている。ピストン部52の周壁部には複数の孔53が形成され、ピストン部52の周壁部の先端部にはフランジ54が形成されている。このフランジ54がアダプタ40の後部の内壁面に摺接して、ピストン体50が往復動するようになっている。また、ピストン部52内とピストン部52の外側に形成される空間とがピストン部52の孔53を介して連通され、ピストン体50が往復動できるようになっている。
[往復駆動手段]
往復駆動手段60は、上述したダンパ61,62と受圧機構63とを備えている。
受圧機構63は、ロッド51の後部に設けられ且つシリンダ室21を前後に2つの第1,第2シリンダ室21A,21Bに区画するとともに導入口31から導入される圧縮空気の圧力を受けてピストン体50を往動させるものである。なお、説明の便宜上、第1シリンダ室21Aをピストン部52のフランジ54の位置から筒部材64までの空間として説明する。
ダンパ61,62は、往動されてきたピストン体50のピストン部52に衝突させて、この衝突時の反撥力によってピストン体50を復動させるものである。ピストン体50が初期位置に位置しているとき、ダンパ62とピストン部52との離間距離はLに設定されており、この離間距離Lがピストン体50の往復動の移動距離となっている。
[受圧機構]
受圧機構63は、ロッド51に沿って移動可能に設けられるとともにシリンダ室21の内周面に沿って前後方向(図2において左右方向)に摺動移動する筒部材64と、ロッド51の後部に設けられるとともに筒部材64の後端開口64Kを閉塞するための球形の閉塞部材65と、筒部材64を後部側へ付勢して筒部材64の後端開口64Kを閉塞部材65で閉塞させるスプリング(付勢部材)66とを有している。
筒部材64は、肉厚の厚い周壁部64Aと、周壁部64Aの前端に設けられた前壁部64Bと、前壁部64Bの中央部に一体形成された軸筒部64Cとを有している。周壁部64Aの外径は閉塞部材65の径より大きく設定され、周壁部64Aの内径は閉塞部材65の径より小さく設定されている。また、閉塞部材65は、ピストン体50が図2に示す位置(初期位置)に位置しているとき、シリンダ体30の導入口31を閉塞するようになっている。
前壁部64Bには、貫通した複数の孔64Baが設けられており、この孔64Baと筒部材64内の空間とが第1シリンダ室21Aと第2シリンダ室21Bとを連通する連通風路64Fを形成している。この連通風路64Fは、筒部材64の後端開口64Kに閉塞部材65が接離することによって開閉される。68はOリングである。
軸筒部64Cは、ピストン体50のロッド51が挿通されており、そのロッド51に沿って移動可能となっている。
スプリング66は、アダプタ40と筒部材64との間に設けられており、筒部材64を右方向(図2において)に付勢している。
[動 作]
次に、上記のように構成されるエアーダスタ10及びエアーノズル装置20の動作について説明する。なお、図示しないコンプレッサやタンクなどからの圧縮空気がホースHを介して把手部12の連通風路12Aに供給されているものとする。また、ピストン体50は図2に示す初期位置(所定位置)に位置し、閉塞部材65は、シリンダ体30の導入口31を閉塞するとともに連通風路64Fを閉塞しているものとする。
この状態で、図1に示すエアーダスタ10の引金14を指で引くと、把手部12の開閉弁16が開成されて連通風路12Aの圧縮空気が接続部13の風路13Aを介して、エアーノズル装置20のシリンダ体30の導入口31へ供給される。導入口31へ供給された圧縮空気により、閉塞部材65を押圧していき、閉塞部材65は導入口31を開成し、第2シリンダ室21Bへ圧縮空気が供給されていく。
第2シリンダ室21Bの圧縮空気の圧力により、閉塞部材65は連通風路64Fを閉塞した状態でピストン体50及び筒部材64をスプリング66の付勢力に抗して往動させていく。すなわち、閉塞部材65が連通風路64Fを閉塞した状態でピストン体50と筒部材64と閉塞部材65とが一体となって往動していく。
そして、この往動により、図3に示すようにピストン体50のピストン部52がダンパ62に衝突すると、ピストン体50の往動が停止されることになり、筒部材64は、慣性力や第2シリンダ室21Bに供給されている圧縮空気の圧力を受けて、図4に示すように、スプリング66の付勢力に抗してさらに左方向(図4において)へ移動していく。この移動により、筒部材64の後端開口64Kから閉塞部材65が離間して、筒部材64の連通風路64Fが開成される。
この連通風路64Fの開成により、第1シリンダ室21Aと第2シリンダ室21Bとが連通風路64Fにより連通され、第2シリンダ室21Bに供給された圧縮空気は、筒部材64の連通風路64Fを介して第1シリンダ室21Aへ供給されていく。この第1シリンダ室21Aに供給された圧縮空気は、ピストン部52の孔53を介してピストン部52内に入り、さらに、ダンパ62,61内を通ってノズル孔35から噴出される。
一方、ピストン体50は、ピストン部52がダンパ62に衝突することにより、ダンパ61,62の反撥力により復動していき、図5に示すように初期位置に戻る。また、筒部材64もスプリング66の付勢力により復動していく。ピストン体50及び筒部材64の復動は、第1シリンダ室21Aと第2シリンダ室21Bとが連通風路64Fにより連通されて同圧となっていることにより、スムーズに行われることになる。
そして、ピストン体50及び筒部材64は、図2に示すように初期位置に戻り、筒部材64の連通風路64Fが閉塞部材65により閉塞され、ノズル孔35からの圧縮空気の噴出は停止される。また、閉塞部材65により導入口31が閉塞される。
引金14が引かれている間、上記動作が繰り返し行われて、ノズル孔35からの圧縮空気の噴出が断続して行われることになる。このノズル孔35から断続して噴出される圧縮空気を例えば靴に付着した泥などに向けて吹き付ければ、その泥を圧縮空気で連続的に叩いていくことになり、効率よく泥を落とすことができる。
ピストン体50の往復動の速度は、図2に示すようにダンパ62とピストン部52との離間距離Lを調整することによって調整することができる。例えば、図6に示すようにその離間距離Lを大きくとると、ピストン体50の往復動の速度は速くなる。離間距離Lは、キャップ部材33のアダプタ40へのネジ込み量によって調整する。
ところで、ピストン体50の復動は、ダンパ61,62の反撥力を利用して行っているので、シリンダ室21の外側にピストン体50を往動させるための風路を設ける必要がないので、シリンダ体30の径を小さくすることができ、エアーノズル装置20の小型軽量化を図ることができる。しかも、ピストン体50の往復動をモータやクランク機構を用いていないので、エアーノズル装置20の構造が簡単なものとなり、より一層の小型軽量化を図ることができる。
[第2実施例]
図7は、第2実施例のエアーノズル装置120を備えたエアーチッパー200を示す。
エアーチッパー200は、把手体100の接続部13にエアーノズル装置120が着脱可能に接続されている。なお、第1実施例と同じ部材は同じ符号を付したので、その説明は省略する。
[エアーノズル装置]
エアーノズル装置120は、図8に示すように、シリンダ室21を形成したシリンダ体130と、シリンダ室21内に往復動可能に配置された金属製のピストン体150と、ピストン体150を往復駆動させる往復駆動手段160と、ノズル孔35内に往復動可能に配置されたタガネ201とを備えている。タガネ201の先端側がノズル孔35から前方へ突出し、後部側がシリンダ室21へ進出している。また、タガネ201の後部201Aは反撥部(反撥部材)となっている。
タガネ201の後部201Aには、後端201Aaから前方へ延びた穴201H1と、タガネ201の周面に径方向に貫通した穴201H2とが設けられており、穴201H1と穴201H2とは連通している。
[シリンダ体]
シリンダ体130は、シリンダ本体32と、アダプタ140と、アダプタ140に着脱可能に螺合されたキャップ部材133とを有している。アダプタ140の内側の中間位置には、内周面にそって環状の突条部141が形成され、この突条部141がタガネ201の後部に設けられた突起部202に当接している。この突起部202と、キャップ部材133の段部133Dとの間にスプリング203が配置されており、このスプリング203によってタガネ201は右方向(図8において)に付勢されている。
[ピストン体]
ピストン体150は、ロッド51と、このロッド51の先端部に設けたピストン部152とを有している。ロッド51の後端部に設けられた閉塞部材65は金属製となっている。
ピストン部152は、タガネ201の後部201Aを叩くハンマー部(ハンマー)となっており、図9に示すように六角形となっている。また、ピストン部152の前面152Aには穴154が形成され、この穴154は、ピストン部152の六角形の各面に形成された穴155に連通されている。
ピストン部152が六角形に形成されていることにより、ピストン部152とアダプタ140の内周面との間に隙間が形成され、この隙間とピストン部152の各穴154,155とによって、第1シリンダ室21Aとアダプタ140内の後部側の空間140K1とが連通されている。また、その空間140K1とアダプタ140内の前側の空間140K2とがタガネ201の穴201H1,201H2によって連通されている。さらに、アダプタ140内の空間140K2は、ノズル孔35を介して外気と連通しており、ピストン体150や筒部材64の往復動がスムーズに行われるようになっている。
[往復駆動手段]
往復駆動手段160は、上述したタガネ201の後部201Aと受圧機構63とを備えている。
[動 作]
次に、上記のように構成される第2実施例のエアーノズル装置120及びエアーチッパー200の動作について説明する。
図7に示すエアーチッパー200の引金14を指で引くと、第1実施例と同様にして、エアーノズル装置120のシリンダ体130の第2シリンダ室21Bへ圧縮空気が供給されていく。第2シリンダ室21Bの圧縮空気の圧力により、閉塞部材65は連通風路64Fを閉塞した状態でピストン体150及び筒部材64をスプリング66の付勢力に抗して往動させていく。
ところで、第1シリンダ室21Aとアダプタ140内の空間140K1とピストン部152の各穴154,155等によって連通され、また、アダプタ140内の空間140K1と空間140K2とがタガネ201の穴201H1,201H2によって連通され、さらに、アダプタ140内の空間140K2がノズル孔35を介して外気と連通していることにより、ピストン体150及び筒部材64の往動はスムーズに行われることになる。
そして、この往動により、図10に示すようにピストン体150のピストン部152がタガネ201の後部201Aに衝突すると、図11に示すようにタガネ201がスプリング203の付勢力に抗して前方へ移動され、この衝突と同時に筒部材64は、スプリング66の付勢力に抗してさらに左方向(図11において)へ移動していく。
筒部材64の左方向への移動により、筒部材64の後端開口から閉塞部材65が離間し、筒部材64の連通風路64Fが開成されて、第1シリンダ室21Aと第2シリンダ室21Bとが連通風路64Fにより連通される。この連通により、第1シリンダ室21Aと第2シリンダ室21Bとが同圧となる。
一方、ピストン体150は、ピストン部152がタガネ201の後部201Aに衝突した際の反撥力によって復動して、図8に示す位置へ戻る。また、筒部材64がスプリング66の付勢力によって復動して、図8に示す位置へ戻る。ピストン体150及び筒部材64の復動は、第1シリンダ室21Aと第2シリンダ室21Bとが連通風路64Fにより連通されていることによりスムーズに行われることになる。
他方、前方へ移動したタガネ201は、スプリング203の付勢力や物体に衝突した反動などによって後退され、図8に示す位置へ戻る。
ピストン体150及び筒部材64が図8に示す初期位置に戻ると、筒部材64の連通風路64Fが閉塞部材65により閉塞される。
そして、シリンダ体130の第2シリンダ室21Bへ圧縮空気が供給され続けている間、上記動作が繰り返し行われてタガネ201が往復動することになる。タガネ201の往復動により、タガネ201の先端部を例えば溶接スラグに押し当てれば、その溶接スラグをタガネ201の先端部で連続的に叩くことができ、溶接スラグを効率よく落とすことができる。
また、タガネ201の先端部を例えば溶接スラグに押し当てて動作させると、エアーチッパー200の振動が非常に小さくなることが分かった。これは、ピストン部152がタガネ201の後部201Aに衝突した際に筒部材64がさらに左方向へ移動するが、この筒部材64の左方向への移動と、その衝突によるタガネ201の先端部が溶接スラグに衝突し、この衝突によるタガネ201の右方向への反動とが相殺されて、振動が小さくなるものと思われる。
第2実施例のエアーノズル装置120は、第1実施例のエアーノズル装置20と同様な効果を得ることができる。
図11Aは他の例のエアーノズル装置220を示す。このエアーノズル装置220のタガネ221は、図11B及び図11Aに示すように、その後部の突起部222の両側面222A,222Bと後部223の両面223A,223Bとをツライチにしたものである。これによって、アダプタ140内の空間140K1と空間140K2とが連通され、図8に示すように、タガネ201の後部に穴201H1,201H2を設ける必要がなくなる。
[第3実施例]
図12は、第3実施例のエアーチッパー300を示す。このエアーチッパー300は、把手部体310と、把手部体310の先端部に着脱可能に接続されたエアーノズル装置320とを有している。
把手部体310は、円筒状の握部301と、レバー302とを有しており、握部301の後部には、風路312Aが形成されている。この風路312Aには、第1実施例と同様に、図示しないコンプレッサやタンク等に接続されたホースが接続され、コンプレッサやタンクなどからの圧縮空気が風路312Aに供給されるようになっている。
また、握部301内には開閉弁316が設けられており、図13に示すようにレバー302を押し下げると、開閉弁316が開成されて風路312A内の圧縮空気がエアーノズル装置320の導入口31を介して第1実施例と同様にして第2シリンダ室21Bへ供給されていくようになっている。
エアーノズル装置320は、第2実施例のエアーノズル装置120と同様な構成となっているので、その構成の説明と動作の説明を省略する。
この第3実施例のエアーチッパー300は、第2実施例のエアーチッパー200の効果と同様な効果を得ることができる他、さらに小型軽量化を図ることができる。
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
10 エアーダスタ
20,120 エアーノズル装置
21 シリンダ室
30 シリンダ体
31 導入口
35 ノズル孔
50 ピストン体
51 ロッド
52 ピストン部
60 往復駆動手段
61,62 ダンパ(反撥部材)
63 受圧機構
64 筒部材
64F 風路(連通風路)
64K 後端開口
65 閉塞部材
66 スプリング(付勢部材)
152 ハンマー部(ハンマー)
200,300 エアーチッパー
201,221 タガネ
203 スプリング(付勢部材)
220,320 エアーノズル装置

Claims (5)

  1. シリンダ室を形成するとともに先端に前記シリンダ室に連通するノズル孔が設けられ、後端に前記シリンダ室へ圧縮空気を導入する導入口が設けられたシリンダ体と、前記シリンダ室内に往復動可能に配置されたピストン体と、前記導入口から導入された圧縮空気によって前記ピストン体を往復駆動させる往復駆動手段とを備え、前記ピストン体は、ロッドとこのロッドの先端部に設けられたピストン部とを有するエアーノズル装置であって、
    前記往復駆動手段は、前記ロッドの後部に設けられ且つ前記シリンダ室を前後に2つの第1,第2シリンダ室に区画するとともに前記導入口から導入される圧縮空気の圧力を受けて前記ピストン体を往動させる受圧機構と、前記シリンダ室の前部に設けられ且つ往動されてきた前記ピストン体のピストン部に衝突させてこの衝突時の反撥力によって該ピストン体を復動させる反撥部材とを備え、
    前記受圧機構は、第1シリンダ室と第2シリンダ室とを連通する開閉可能な連通風路を有し、
    前記連通風路は、前記ピストン体の往動の際に閉成し、復動の際に開成することにより、前記導入口から圧縮空気が導入されている間、前記受圧機構と反撥部材によって前記ピストン体が往復動することを特徴とするエアーノズル装置。
  2. 前記受圧機構は、前記ロッドに沿って移動可能に設けられるとともに前記シリンダ室の内周面に沿って前後方向に摺動移動し且つ前記連通風路を形成した筒部材と、前記ロッドの後部に設けられるとともに前記筒部材の後端開口を閉塞する閉塞部材と、前記筒部材を後部側へ付勢して該筒部材の後端開口を前記閉塞部材で閉塞させる付勢部材とを有し、
    前記ピストン体の往動の際に、前記筒部材の後端開口が閉塞部材により閉塞されて前記連通風路を閉成し、
    前記ピストン部が反撥部材に衝突した際に、前記筒部材が弾性部材の付勢力に抗して前方へ移動することにより、該筒部材の後端開口から閉塞部材が離間して前記連通風路が開成され、
    前記ピストン体が前記反撥部材の反撥により復動して所定位置へ戻った際に、前記弾性部材の付勢力により前記筒部材が後方へ移動して、この筒部材の後端開口が前記閉塞部材により閉塞されることを特徴とする請求項1に記載のエアーノズル装置。
  3. 前記閉塞部材は球形部材であり、この球形部材の前側の球面で前記筒部材の後端開口を閉塞し、前記ピストン体が所定位置へ戻っている際、その後ろ側の球面で前記導入口を閉塞することを特徴とする請求項2に記載のエアーノズル装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のエアーノズル装置を備え、
    前記筒部材の後端開口から閉塞部材が離間している間、前記導入口から導入された圧縮空気が前記筒部材およびピストン部を介して前記ノズル孔から噴出され、前記ピストン体が往復動している間、前記ノズル孔から圧縮空気が断続して噴出されることを特徴とするエアーダスタ。
  5. 請求項2または請求項3に記載のエアーノズル装置と、
    前記ノズル孔内に往復移動可能に配置されたタガネと、
    このタガネを後方へ付勢する付勢部材とを備え、
    前記タガネの先端側は前記ノズル孔から前方へ突出し、そのタガネの後部が前記シリンダ室内に進出され、
    前記反撥部材は、前記タガネの後部であり、
    前記ピストン部は、前記タガネの後部を叩くハンマーであり、
    前記ピストン体が往復移動して前記ハンマーが前記タガネの後部を断続的に叩くことにより、該タガネを前後方向に往復動させることを特徴とするエアーチッパー。
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