JP2017192470A - 装飾ステッチの形成方法、シート用表皮部材の製造方法及びシート用表皮部材 - Google Patents

装飾ステッチの形成方法、シート用表皮部材の製造方法及びシート用表皮部材 Download PDF

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Abstract

【課題】装飾ステッチをより簡易な工程で形成し、作業性を改善する。【解決手段】装飾ステッチ34,44を形成する一の表皮部材パーツ3と他の表皮部材パーツ4の各端縁間に、それらとは異なる別部材としてパッチ5を配置し、各表皮部材パーツ3,4及びパッチに連続して装飾ステッチ34,44,54を形成し、その後、パッチを、装飾ステッチ54の形成方向に沿った中途位置でカットしている。パッチ5は、該パッチ5を挟んだ2つの表皮部材パーツ3,4に対し、所定長のものを1枚の割合で準備すればよく、しかも、連続的に一方向に縫っていくだけで縫い返しを行っていないため、装飾ステッチ34,44を簡易な工程で施すことができ、作業時間の短縮、製造コストの低減等を図ることができる。【選択図】 図4

Description

本発明は、事務用、家具用の各種椅子として用いられるシート、特に、自動車、航空機、列車、及び船舶等の各種乗物用として適するシートにおいて、それらの表面に配設されるシート用表皮部材における装飾ステッチの形成方法、シート用表皮部材の製造方法及びシート用表皮部材に関する。
シートを構成するシートクッション部、シートバック部、ヘッドレスト部などの各表面にはシート用表皮部材が配設されている。このシート用表皮部材は、シートの装飾性を高めるため、シングルステッチ、ダブルステッチなどの装飾ステッチを形成することが行われている。なお、本明細書中、「シート用表皮部材」は、シートパッドの外面を被覆して、人体と接触する表面に表皮を備えたものであり、その構造は限定されるものではないが、通常、表面に位置する表皮に加えて、その内側に位置するワディング、さらにその内側に位置する裏基布の積層構造からなり、「シートトリム」、「トリムカバー」等と称されるものも含む。
上記のような装飾ステッチは、例えば、シート用表皮部材を構成する所定の表皮部材パーツ同士を縫い合わせ、それによって新たに一つに統合された表皮部材パーツの境界ラインに沿って形成される。しかし、装飾ステッチを構成する糸の抜けやほつれを防止するためには、統合された当該表皮部材パーツの端縁において反対方向に縫い返しする必要があるが、そのような縫い返しを行うと、さらに他の表皮部材パーツと縫い合わせた際に、縫い返し部が表面に露出することがあり見栄えを損なうという問題があった。
特許文献1は、この点を改善するため、表皮部材パーツとは異なる別部材としての端材を、表皮部材パーツの端縁の外方に配置し、装飾ステッチの縫い返し部をこの端材に設け、端材を表皮部材パーツの裏面側に位置させることで、縫い返し部の表面への露出を防止する技術を開示している。
特開2013−106774号公報
しかし、特許文献1の技術は、装飾ステッチを形成する表皮部材パーツの端縁一つに対して、一つの端材を配置する必要がある。また、各端材において縫い返しを行わなければならない点は、端材を設けない場合と同様である。そのため、手間がかかり作業性の点で問題がある。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、装飾ステッチをより簡易な工程で形成でき、作業性を改善できると共に、見栄えのよいシート用表皮部材を製作できるシート用表皮部材における装飾ステッチの形成方法、シート用表皮部材の製造方法及びシート用表皮部材を提供することを課題とする。
本発明の装飾ステッチの形成方法は、シート用表皮部材を構成する複数の表皮部材パーツのうち、所定の表皮部材パーツに装飾ステッチを形成するための装飾ステッチの形成方法であって、
前記装飾ステッチを施す対象となる一の表皮部材パーツの端縁と、他の表皮部材パーツの端縁との間に、前記各表皮部材パーツとは異なる別部材としてのパッチを介在させ、前記パッチを挟んで隣接する前記各表皮部材パーツ及び前記パッチに、前記装飾ステッチを連続的に形成していく工程と、
前記各表皮部材パーツ及び前記パッチに、前記装飾ステッチを形成した後、前記パッチを、前記装飾ステッチの形成方向に沿った中途位置でカットする工程と
を有することを特徴とする。
前記各表皮部材パーツ間に前記パッチを介在させて前記装飾ステッチを連続的に形成していく工程において、
前記装飾ステッチを形成するための縫製開始側における表皮部材パーツの端縁と、縫製終点側における表皮部材パーツの端縁との間にもパッチを介在させ、前記複数の表皮部材パーツ及びそれらの各端縁間に位置する複数のパッチがループ状につながるように前記装飾ステッチを連続的に形成していくことができる。
前記各表皮部材パーツ間に前記パッチを介在させて前記装飾ステッチを連続的に形成していく工程において、前記装飾ステッチを一方向に縫製していくことが好ましい。
また、本発明のシート用表皮部材の製造方法は、上記装飾ステッチの形成方法によって形成された装飾ステッチを有する表皮部材パーツを用いてシート用表皮部材を製造することを特徴とする。
前記装飾ステッチが形成された前記表皮部材パーツを含む、所定の表皮部材パーツ同士を縫製する工程を有し、当該工程において、カットされた前記パッチを、前記いずれかの表皮部材パーツの裏面側に位置させて縫製することが好ましい。
また、本発明のシート用表皮部材は、装飾ステッチが施された表皮部材パーツを有するシート用表皮部材であって、
前記装飾ステッチが施された表皮部材パーツにおける前記装飾ステッチの形成方向の端縁に、前記表皮部材パーツとは異なる別部材としてのパッチが、前記装飾ステッチによって縫い付けられていると共に、前記表皮部材パーツ及び前記パッチにおける前記装飾ステッチの縫製方向が一方向であって縫い返し部を有しておらず、かつ、前記パッチの外端面が前記装飾ステッチと共に切断面になっていることを特徴とする。
本発明によれば、装飾ステッチを形成する一の表皮部材パーツと他の表皮部材パーツの各端縁間に、それらとは異なる別部材としてパッチを配置し、各表皮部材パーツ及びパッチに連続して装飾ステッチを形成し、その後、パッチを、装飾ステッチの形成方向に沿った中途位置でカットしている。すなわち、パッチは、該パッチを挟んだ2つの表皮部材パーツに対し、所定長のものを1枚の割合で準備すればよく、しかも、連続的に、好ましくは一方向に縫っていくだけで縫い返しを行っていないため、装飾ステッチを簡易な工程で施すことができ、作業時間の短縮、製造コストの低減等を図ることができる。また、中途でカットされて分割された各パッチには、それぞれ装飾ステッチが適宜の目数縫い込まれており、糸の抜けやほつれがない。また、分割された各パッチは、各表皮部材パーツ同士を縫製する際には、各表皮部材パーツの裏面側に配置することで、シート表皮部材の見栄えを損なうこともない。
図1は、本発明の一の実施形態に係るシート用表皮部材の製造方法を適用して製作したシートクッション部の外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の一の実施形態に係るシート用表皮部材の製造方法を説明するための図である。 図3は、図2のA部拡大図である。 図4(a)は、図3の平面図であり、図4(b)は、図4(a)のB−B線矢視図であり、図4(c)は、図4(a)のC−C線矢視図であり、図4(d)は、図4(a)のパッチをカットした状態を示した図である。 図5は、サイド表皮部材パーツと中央表皮部材パーツとを縫い合わせる工程を説明するための図である。
以下、図面に示した実施形態に基づき、本発明をさらに詳細に説明する。まず、本実施形態のシート用表皮部材1は、図1に示したように、シートクッション部100の表面に位置し、クッションフレームに支持されたシートパッドを被覆するものである。このシート用表皮部材1は、複数の表皮部材パーツ同士を縫い合わせて形成されている。本実施形態では、中央の着座面に配設された中央表皮部材パーツ2、左右のサイドサポート部に配設されたサイド表皮部材パーツ3,4等を有し、それらが相互に縫い合わされて形成されている。
ここで、サイド表皮部材パーツ3,4は、図1〜図3に示したように、いずれも、外側に位置する外側サイド表皮部材パーツ31,41と、内側サイド表皮部材パーツ32,42とを、長手方向に隣接させて縫い合わせることで一体化されている。そして、外側サイド表皮部材パーツ31,41と、内側サイド表皮部材パーツ32,42とを縫い合わせた境界ライン33,43に沿って、該境界ライン33,43を挟んでそれぞれ2本の縫い目のダブルステッチからなる装飾ステッチ34,44が施されている。なお、本実施形態の各表示部材パーツ、例えば、中央表皮部材パーツ2、サイド表皮部材パーツ3,4は、図3及び図5に示したように、いずれも、表面側から順に、表皮201,301,401、ワディング202,302,402、基布203,303,403を有する積層構造により構成されている。もちろん、この構造はあくまで一例であり、シートクッション部100、あるいは、シートバック部やヘッドレスト部等の表面を被覆して装飾ステッチを形成可能な種々のシート用表皮部材に、本発明は適用される。
本実施形態では、この装飾ステッチ34,44を次のように形成している。図2〜図4を参照して説明する。
まず、外側サイド表皮部材パーツ31と内側サイド表皮部材パーツ32とを長手方向に隣接させて相互に縫い合わせて形成された一方のサイド表皮部材パーツ3と、外側サイド表皮部材パーツ41と内側サイド表皮部材パーツ42とを長手方向に隣接させて相互に縫い合わせて形成された他方のサイド表皮部材パーツ4とを、図2〜図4に示したように、それらとは異なる別部材としてのパッチ5を介して装飾ステッチ34,44を形成している。
具体的には、例えば、一方のサイド表皮部材パーツ3の境界ライン33に沿って、ダブルステッチからなる装飾ステッチ34をミシン縫いにより形成していく。次に、一方のサイド表皮部材パーツ3の端縁3a付近に至ったならば、該境界ライン33の延長線上に位置するように、パッチ5を配置する。このときパッチ5の一端縁5aを、一方のサイド表皮部材パーツ3の端縁3aに隣接させて、好ましくは、図4(a),(b)に示したように、パッチ5の一端縁5aと一方のサイド表皮部材パーツ3の端縁3aとを所定の範囲重ね合わせて配置し、そのままミシン縫いを継続し、該パッチ5にも、ダブルステッチからなる装飾ステッチ54を形成していく。
パッチ5の他端縁5b付近まで装飾ステッチ54を形成したならば、他方のサイド表皮部材パーツ4の端縁4aを、該パッチ5の他端縁5bに隣接させて、好ましくは、図4(a),(b)に示したように、パッチ5の他端縁5bと他方のサイド表皮部材パーツ4の端縁4aとを所定の範囲重ね合わせて配置し、さらにミシン縫いを継続する。そして、他方のサイド表皮部材パーツ4の境界ライン43を挟んでダブルステッチからなる装飾ステッチ44を形成していく。
このように、本実施形態では、一方のサイド表皮部材パーツ3からパッチ5を介して他方のサイド表皮部材パーツ4に至るまで、一方向にミシン縫いを進めて装飾ステッチ34,54,44の順に連続的に形成していく。
また、装飾ステッチを施すべき表皮部材パーツが他に存在する場合、例えば、他のシートのシートクッション部100に用いるサイド表皮部材パーツ3,4が存在する場合には、上記の他方のサイド表皮部材パーツ4にさらにパッチ5を介して上記と同様に連続的にミシン縫いを進めて装飾ステッチを形成していく(図2参照)。
このようにして、所定数のサイド表皮部材パーツ3,4にパッチ5を介して装飾ステッチ34,54,44を形成したならば、パッチ5を装飾ステッチ54の形成方向の中途でカットする。パッチ5の長さにもよるが、カットにより分割された各パッチ(以下、「分割パッチ」)50に(図4(d)参照)、好ましくは、装飾ステッチ54の糸目が複数残るように、より好ましくは4目以上残るように、ほぼ中間付近である図4(a)のD位置でカットする。それにより、分割パッチ50に施されている装飾ステッチ54の抜けやほつれが防止される。なお、分割パッチ50は、このように、最終的にD位置でカットされた状態で使用されるため、その外端面は、一緒にカットされる装飾ステッチ54と共に、切断面そのままの状態になっているが、分割パッチ50は、後述のように、シート用表皮部材1を製作する際に、いずれかの表皮部材パーツ2,3,4の裏面側に隠されてしまうため、このように切断面のままの状態でも見栄えに影響しない。また、パッチ5は、各表皮部材パーツ2,3,4とは別部材からなるが、材料自体は同じであってもよいし、異なるものであってもよい。例えば、表皮、ワディング、基布の積層構造からなる各表皮部材パーツ2,3,4に対し、パッチ5としては、不織布等の布材を用いることができる。
なお、上記した説明では、装飾ステッチ34,54,44を、一方のサイド表皮部材パーツ3、パッチ5及び他方のサイド表皮部材パーツ4の順に連続的に形成しているが、各サイド表皮部材パーツ3,4のうち、縫製(ミシン縫い)の開始側の端縁並びに縫製(ミシン縫い)の終点側の端縁にも、それぞれ、パッチ5を隣接させ、又は、パッチ5の端縁を所定の範囲重ね合わせて配置し、装飾ステッチ54を連続的に形成する。
この場合、複数の表皮部材パーツ(例えば、サイド表皮部材パーツ3,4)を順次、パッチ5を介しながら装飾ステッチを形成していき、縫製開始側における表皮部材パーツの端縁と、縫製終点側における表皮部材パーツの端縁との間にもさらに1枚のパッチ5を掛け渡し、複数の表皮部材パーツ及びそれらの各端縁間に位置する複数のパッチ5が全てループ状につながるように装飾ステッチを連続的に形成していくことが好ましい。これにより、縫製開始側の表皮部材パーツの端縁と、縫製終点側の表皮部材パーツの端縁との間も、パッチ5を1枚配設するだけで済み、製造工程の簡略化、コストの低減を図ることができる。
また、表皮部材パーツ、パッチのいずれの部位から装飾ステッチの縫製を開始したとしても、製造工程の簡略化のため、装飾ステッチは一方向に縫製していくことが好ましい。従って、この方法によれば、装飾ステッチの縫い返し部は形成されない。また、「縫製開始側の表皮部材パーツ」とは、必ずしも、装飾ステッチの縫い付けを始めた部位が存在する表皮部材パーツ、という意味ではなく、まず、パッチ5に装飾ステッチ54を形成し、該パッチ5の端縁に、最初の表皮部材パーツの端縁を近接又は重ねて縫製を継続していくような場合には、この最初の表皮部材パーツが「縫製開始側の表皮部材パーツ」に相当する。「縫製終点側の表皮部材パーツ」もこれと同様であり、装飾ステッチの縫い付け終わりの部位が、該表皮部材パーツの範囲ではなく、それに引き続くパッチ5の範囲となる場合ももちろんある。
本実施形態のシート表皮部材の製造方法によれば、装飾ステッチ34,44の形成対象である各サイド表皮部材パーツ3,4の間に、パッチ5を介在させ、当該パッチ5にも装飾ステッチ54を連続的に形成する工程と、その後、当該パッチ5の中途で切断する工程を有している。そのため、各サイド表皮部材パーツ3,4等の両側端縁のそれぞれに個別に別部材としてのパッチ5を設けて、それぞれのパッチ5において縫い返しをする従来の方法と比較し、使用するパッチ5の数を減らすことができると共に、縫製工程も簡略化される。その結果、作業性が向上し、製造コストの削減にも寄与できる。なお、装飾ステッチ34,44はダブルステッチに限定されるものではなく、シングルステッチ等であってもよいことはもちろんである。
装飾ステッチ34,44が施された各サイド表皮部材パーツ3,4は、図5に示したように、それぞれ、中央表皮部材パーツ2の各側縁に沿わせて配置されて所定の縫い代をとって縫い合わされ、シートクッション部100を被覆するシート用表皮部材1が製作される。なお、中央表皮部材パーツ2と縫い合わせる際には、各サイド表皮部材パーツ3,4の各端縁に連続して縫着されているパッチ5(分割パッチ50)は、各サイド表皮部材パーツ3,4又は中央表皮部材パーツ2の裏面側に位置するようにして縫い合わせる。これにより、パッチ5(分割パッチ50)がシート用表皮部材1の表面に露出することがなく、見栄えに影響を及ぼすことがない。
本発明は、自動車、航空機、列車、及び船舶等の各種乗物用のシート等、高い装飾性、あるいは、高級感等が要求されるシートのシートクッション部、シートバック部、ヘッドレスト部等のシート用表皮部材の製造に適用できることはもちろんであるが、事務用椅子、家具用椅子等におけるシート用表皮部材の製造に適用することも可能である。
1 シート用表皮部材
2 中央表皮部材パーツ
3 一方のサイド表皮部材パーツ
34 装飾ステッチ
4 他方のサイド表皮部材パーツ
44 装飾ステッチ
5 パッチ
50 分割パッチ
54 装飾ステッチ
100 シートクッション部

Claims (6)

  1. シート用表皮部材を構成する複数の表皮部材パーツのうち、所定の表皮部材パーツに装飾ステッチを形成するための装飾ステッチの形成方法であって、
    前記装飾ステッチを施す対象となる一の表皮部材パーツの端縁と、他の表皮部材パーツの端縁との間に、前記各表皮部材パーツとは異なる別部材としてのパッチを介在させ、前記パッチを挟んで隣接する前記各表皮部材パーツ及び前記パッチに、前記装飾ステッチを連続的に形成していく工程と、
    前記各表皮部材パーツ及び前記パッチに、前記装飾ステッチを形成した後、前記パッチを、前記装飾ステッチの形成方向に沿った中途位置でカットする工程と
    を有することを特徴とする装飾ステッチの形成方法。
  2. 前記各表皮部材パーツ間に前記パッチを介在させて前記装飾ステッチを連続的に形成していく工程において、
    前記装飾ステッチを形成するための縫製開始側における表皮部材パーツの端縁と、縫製終点側における表皮部材パーツの端縁との間にもパッチを介在させ、前記複数の表皮部材パーツ及びそれらの各端縁間に位置する複数のパッチがループ状につながるように前記装飾ステッチを連続的に形成していく請求項1記載の装飾ステッチの形成方法。
  3. 前記各表皮部材パーツ間に前記パッチを介在させて前記装飾ステッチを連続的に形成していく工程において、前記装飾ステッチを一方向に縫製していく請求項1又は2記載の装飾ステッチの形成方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の装飾ステッチの形成方法によって形成された装飾ステッチを有する表皮部材パーツを用いてシート用表皮部材を製造することを特徴とするシート用表皮部材の製造方法。
  5. 前記装飾ステッチが形成された前記表皮部材パーツを含む、所定の表皮部材パーツ同士を縫製する工程を有し、当該工程において、カットされた前記パッチを、前記いずれかの表皮部材パーツの裏面側に位置させて縫製する請求項4記載のシート用表皮部材の製造方法。
  6. 装飾ステッチが施された表皮部材パーツを有するシート用表皮部材であって、
    前記装飾ステッチが施された表皮部材パーツにおける前記装飾ステッチの形成方向の端縁に、前記表皮部材パーツとは異なる別部材としてのパッチが、前記装飾ステッチによって縫い付けられていると共に、前記表皮部材パーツ及び前記パッチにおける前記装飾ステッチの縫製方向が一方向であって縫い返し部を有しておらず、かつ、前記パッチの外端面が前記装飾ステッチと共に切断面になっていることを特徴とするシート用表皮部材。
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