JP2017192016A - スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】 同じ構造で高さ寸法を相違させることができるフェーズプラグを使用したスピーカを提供する。
【解決手段】 磁気回路部20の前方に設置されるフェーズプラグ30は、基部ピース31と先部ピース32とが連結されて構成されている。先部ピース32には、Z1−Z2方向の位置が相違する第1の受け部38aと第2の受け部38bと第3の受け部38cおよび第4の受け部38dが形成されている。先部ピース32に設けられた突部36の先端面の突き当て部をいずれかの受け部に当接させることで、フェーズプラグ30の高さ寸法を相違させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、振動板の中央部に、発音方向の前方へ突出したフェーズプラグが設けられたスピーカに関する。
特許文献1に、位相調整器(フェーズプラグ)を有するスピーカに関する発明が記載されている。
このスピーカは、振動板の中央部にポールピースのセンター突起が設けられ、センター突起の前方に位相調整器が固定されている。位相調整器は、基部がセンター突起と同じ直径に形成され、先部に前方に向けて先細になるテーパ面部が設けられている。
特許文献1には、位相調整器を設けると、振動板上での放射エネルギーの互いの干渉を防いで音波を球面波に近い状態で整波することができ、広域周波数特性の乱れを抑えて、広域特性を伸ばすことができる、と説明されている。
特開2001−245380号公報
スピーカは、振動板の直径の違いに応じて、振動板の外縁部と中央部との前後方向の深さが相違する。そのため、位相調整器(フェーズプラグ)のセンター突起から前方への突出寸法は、振動板の前後方向の深さの大小に応じて、最適な寸法に設定することが必要である。
しかし、特許文献1に記載されているように、従来のスピーカは、位相調整器(フェーズプラグ)が、センター突起に固定された構造であるため、振動板の前後方向の深さの大小に応じて、位相調整器も前後の長さ寸法が相違するものを用意することが必要になる。すなわち、スピーカの種類に応じて位相調整器も寸法が相違するものを多種類製造することが必要になり、製造コストの増大につながる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、振動板の前後の深さ寸法が相違するものであっても、同じ構造のフェーズプラグを使用することが可能なスピーカを提供することを目的としている。
本発明は、中央部が外縁部よりも発音方向と逆側である後方に後退した形状の振動板と、前記振動板を支持しているフレームと、前記フレームに支持されて前記振動板を駆動する磁気回路部と、前記振動板の中央の開口部に配置されたフェーズプラグとを有するスピーカにおいて、
前記フェーズプラグは、少なくとも前記フレーム側に位置する基部ピースと、それよりも前方に位置する先部ピースとが連結され、前記先部ピースの少なくとも一部が、前方に向けて断面積が徐々に小さく形成されており、
前記基部ピースと前記先部ピースの一方に、突き当て部が、他方には、前記突き当て部が選択的に当接する複数の受け部が設けられて、前記受け部は、発音方向に延びる仮想線である中心線を中心とする回転角度の違いに応じて前後方向での位置が相違しており、前記突き当て部が当接する前記受け部を選択することで、前記フェーズプラグの発音方向への高さ寸法が変化することを特徴とするものである。
本発明のスピーカは、例えば、前記突き当て部は、突部の先端部であり、前記受け部は凹部の底部である。
本発明のスピーカは、前記基部ピースと前記先部ピースとの連結部には、前記中心線回りに連続しまたは間欠する周嵌合部が設けられていることが好ましい。
さらに、本発明のスピーカは、前記基部ピースと前記先部ピースは、前記中心線に沿って延びる連結軸によって互いに固定されているものが好ましい。
本発明のスピーカのフェーズプラグは少なくとも先部ピースと基部ピースとで構成されている。先部ピースと基部ピースとを、中心線を中心とする回転方向の相対角度を変えて連結することで、フェーズプラグの前後方向の高さ寸法を相違させることができる。振動板の直径と前後の深さ寸法が相違する複数種類のスピーカに対して、同じフェーズプラグを共通の部品として使用することができるため、構造と大きさが相違するスピーカのそれぞれの特性を高く維持しながら、製造コストを低減させることができる。
本発明の第1の実施の形態のスピーカを示す一部分解斜視図、 本発明の第1の実施の形態のスピーカを示す断面図、 本発明の第2の実施の形態のスピーカを示す一部分解斜視図、 本発明の第2の実施の形態のスピーカを示す断面図、 第1の実施の形態のスピーカと第2の実施の形態のスピーカに共通に使用されるフェーズプラグを示しており、(A)は、先部ピースを後方から見た斜視図、(B)は基部ピースを前方から見た斜視図、 (A)は本発明の第1の実施の形態のスピーカに取付けられたフェーズプラグを示す拡大断面図、(B)は本発明の第2の実施の形態のスピーカに取付けられたフェーズプラグを示す拡大断面図、
図1と図2に本発明の第1の実施の形態のスピーカ1が示され、図3と図4に本発明の第2の実施の形態のスピーカ2が示されている。スピーカ1とスピーカ2において、同じ機能を有する部材には同じ符号を付している。各図において、Z1方向がスピーカの発音方向の前方で、Z2方向は発音方向の後方である。また、Oが中心線である。
第1の実施の形態のスピーカ1と第2の実施の形態のスピーカ2は、フレーム11を有している。フレーム11は、合成樹脂や非磁性の軽合金で形成されている。フレーム11は、前方(Z1方向)に向く開口縁部11aと、後方(Z2方向)に向く支持部11bを有している。開口縁部11aの開口面積に対して支持部11bの断面積が小さくなっている。
第1の実施の形態のスピーカ1と第2の実施の形態のスピーカ2とで、フレーム11の構造は類似しているが、第1の実施の形態のスピーカ1におけるフレーム11の開口縁部11aの開口面積ならびに支持部11bの断面積は、第2の実施の形態のスピーカ2におけるフレーム11よりも大きい。また、フレーム11の前後方向(Z1−Z2方向)の深さ寸法も、スピーカ1がスピーカ2よりも大きい。
フレーム11に振動板12が支持されている。振動板12は紙や合成樹脂フィルムあるいはこれらの複合体で形成されており、ほぼ円錐形の一部に対応するいわゆるコーン形状である。振動板12は、前方(Z1方向)に向く外縁部12aと後方(Z2方向)に向く中央部12bを有している。中央部12bには開口部12cが形成されている。第1の実施の形態のスピーカ1における振動板12の外縁部12aの外径は、第2の実施の形態のスピーカ2における振動板12よりも大きい。また振動体12の前後方向(Z1−Z2方向)の深さ寸法も、スピーカ1がスピーカ2よりも大きい。ただし、スピーカ1とスピーカ2において、中央部12bの開口部12cの開口径はほぼ同じである。
スピーカ1とスピーカ2のいずれも、フレーム11の開口縁部11aと振動板12の外縁部12aとが前方エッジ部材13で連結され、フレーム11の中腹部と振動板12の中央部12bとがダンパー部材14で連結されている。エッジ部材13によって、振動板12がフレーム11に振動自在に支持され、ダンパー部材14は振動板12の振動を減衰させる機能を有している。
スピーカ1とスピーカ2は、フレーム11の支持部11bに磁気回路部20が固定されている。図6(A)(B)に拡大して示すように、磁気回路部20は、外側ヨーク21を有しており、外側ヨーク21の中央部21aの上に円柱状の内側ヨーク23が固定され、内側ヨーク23の外周部にリング状の磁石22が固定されている。外側ヨーク21と内側ヨーク23は磁性金属材料で形成されている。図6(A)(B)に示すように、外側ヨーク21と磁石22との間に、磁気ギャップGが形成されている。磁気回路部20のうちの内側ヨーク23がセンターポール部である。
図2と図4に示すように、スピーカ1とスピーカ2は、振動板12の中央部に、後方(Z2方向)に延びるボビン24が固定され、ボビン24にボイスコイルが巻かれている。ボビン24の一部とボイスコイルが、前記磁気ギャップG内に挿入されている。
磁気回路部20の内側ヨーク23(センターポール部)の前方にフェーズプラグ30が固定されている。第1の実施の形態のスピーカ1と第2の実施の形態のスピーカ2に、共通のフェーズプラグ30が固定されている。図5(A)(B)と図6(A)(B)に示すように、フェーズプラグ30は、少なくとも基部ピース31と先部ピース32とが連結されて構成されている。基部ピース31と先部ピース32は、合成樹脂材料で形成されている。
基部ピース31と先部ピース32は、それぞれが1つの部材で構成されていてもよいし、それぞれが複数の部材から構成されていてもよい。図5(A)(B)と図6(A)(B)に示す実施の形態では、先部ピース32が、中央部材33と先端部材34の2つの部材で構成されている。中央部材33は外周面が円筒面であり、先端部材34は、前方(Z1方向)に向けて断面積が徐々に小さくなるテーパ―部材である。中央部材33と先端部材34は、凹凸嵌合部35で嵌合し、接着剤などで固定されている。
図5(A)に示すように、先部ピース32には、中心部から後方に一体に延びる中央筒部32aが形成され、中央筒部32aの中心に開口部32bが形成されている。先部ピース32の後部には、中央筒部32aと同心に形成された周嵌合部32cが一体に形成されている。周嵌合部32cは、円筒状の内周面32dを有している。
先部ピース32には、中央筒部32aと周嵌合部32cとの間に複数の突部36が一体に形成されている。それぞれの突部36は中心線Oと平行で後方(Z2方向)に延びており、それぞれの突部36の後方に向く先端面が突き当て部36aとなっている。図5(A)に示す実施の形態では、突き当て部36aが3か所設けられており、突き当て部36aは、中心線Oを中心とする120度の角度間隔で設けられている。
図5(B)に示すように、基部ピース31には中央部を前後方向に貫通する中央穴31aが形成されている。図6(A)(B)に示すように、基部ピース31には、中央部において後方(Z2方向)に突出する嵌合突部31bが一体に形成されている。基部ピース31の外周面31cは円筒面である。
図5(B)に示すように、基部ピース31には、前方(Z1方向)向けて開口する複数の凹部が形成されている。凹部は、第1の凹部37a、第2の凹部37b、第3の凹部37cおよび第4の凹部37dを1組とし、これが3組設けられ、凹部が合計で12カ所に設けられている。基部ピース31には、3個の突き当て部36aが設けられているが、1個の突き当て部36aに対して1組の凹部37a,37b,37c,37dが選択されて対向するようになっている。
図5(B)に示すように、凹部は、中心線Oの回りに均等な間隔で配置されている。凹部37a,37b,37c,37dを1組としたときに、凹部が3組で12カ所に形成されているため、それぞれの凹部は、回転方向に30度の間隔で配置されている。1組を構成する4個の凹部は、時計方向へ37a,37b,37c,37dの順に配置されている。
第1の凹部37aの底部が第1の受け部38aで、第2の凹部37bの底部が第2の受け部38bで、第3の凹部37cの底部が第3の受け部38cで、第4の凹部37dの底部が第4の受け部38dとなっている。図5(B)では、3か所に設けられた最も浅い第1の凹部37aの底部である第1の受け部38aが見えている。図6(A)の断面図には、第1の凹部37aの底部の第1の受け部38aと、中心線Oを挟んで第1の受け部38aと逆側に位置する第3の凹部37cおよびその底部の第3の受け部38cが示されている。図6(B)の断面図には、第2の凹部37bの底部の第2の受け部38bと、中心線Oを挟んで第2の受け部38bと逆側に位置する第4の凹部37dおよびその底部の第4の受け部38dが示されている。
図6(A)(B)に示すように、第1の受け部38aは、最も前方(Z1方向)に位置し、第2の受け部38b、第3の受け部38c、第4の受け部38dの順に、段階的に後方(Z2方向)に後退している。すなわち、第1の受け部38aと第2の受け部38bと第3の受け部38cおよび第4の受け部38dは、中心線Oを時計回りに30度ごとに段階的に前後方向の位置が相違している。なお、受け部38a,38b,38c,38dの前後方向の位置は、中心線O回りに順に後退する位置に形成されているが、受け部は、中心線Oの回りに順番にではなくランダムにその前後方向の位置が相違していてもよい。
次に、第1の実施の形態のスピーカ1と第2の実施の形態のスピーカ2に対するフェーズプラグ30の組み付け方法について説明する。
フェーズプラグ30の先部ピース32は、中央部材33と先端部材34とを凹凸嵌合部35で嵌合させて組み合わせる。このとき、中央部材33と先端部材34との間にナット部材41を挟み込んだ状態で、中央部材33と先端部材34を接着剤などで固定する。
フェーズプラグ30は、基部ピース31と先部ピース32を組み合わせて連結するが、基部ピース31と先部ピース32の中心線Oを中心とした回転位相を変化させることで、前後方向(Z1−Z2方向)の高さ寸法を変えることができる。
図1と図2に示す第1の実施の形態のスピーカ1は、振動板12の外縁部12aの径が大きく、振動板12の外縁部12aと中央部12bとの前後方向(Z1−Z2方向)の深さ寸法が大きい。そのため、図6(A)に示すように、フェーズプラグ30は、磁気回路部20の前面から前方の高さ寸法H1を長くすることが必要である。そこで、先部ピース32の3か所の突部36を、それぞれ基部ピース31の第1の凹部37aに挿入し、突部36の先端の突き当て部36aが、第1の凹部37aの底部の第1の受け部38aに突き当たるようにする。基部ピース31内で、第1の受け部38aが最も前方(Z1方向)に位置しているため、3か所の突部36を、それぞれ第1の凹部37aに挿入することで、フェーズプラグ30の高さ寸法H1を最大にすることができる。
これに対し、図3と図4に示す第2の実施の形態のスピーカ2は、振動板12の外縁部12aの径が小さく、振動板12の外縁部12aと中央部12bとの前後方向(Z1−Z2方向)の深さ寸法も小さい。そのため、図6(B)に示すように、フェーズプラグ30は、磁気回路部20の前面から前方の高さ寸法H2を短くすることが必要である。そこで、先部ピース32の3か所の突部36を、それぞれ基部ピース31の第4の凹部37dに挿入し、突部36の先端の突き当て部36aが、第4の凹部37dの底部の第4の受け部38dに突き当たるようにする。基部ピース31内で、第4の受け部38dが最も後方(Z2方向)に位置しているため、3か所の突部36を、それぞれ第4の凹部37dに挿入することで、フェーズプラグ30の高さ寸法H2を最小にすることができる。
また、先部ピース32の突部36を、基部ピース31の第2の凹部37bに挿入して突き当て部36aを第2の受け部38bに突き当てることで、フェーズプラグ30の高さ寸法を、H1とH2の間で、H1よりもやや短く設定することができる。さらに、先部ピース32の突部36を、基部ピース31の第3の凹部37cに挿入して突き当て部36aを第3の受け部38cに突き当てることで、フェーズプラグ30の高さ寸法を、H1とH2の間で、第2の受け部38bを使用するときもさらに短く設定することができる。
また、先部ピース32の突部36の円周方向の幅寸法を、基部ピース31の各凹部37a,37b,37c,37dの円周方向の開口幅にほぼ一致させておくと、突部36が凹部37a,37b,37c,37dのいずれかに挿入された状態で、基部ピース31と先部ピース32とを、中心線Oの回りで回転しないように連結することができる。また、先部ピース32の周嵌合部32cを、基部ピース31の外周面31cにほぼ隙間なく嵌合させることで、基部ピース32と先部ピース32とを、中心線Oと交差する方向へ互いに動かないように連結することができる。
図6(A)(B)に示すように、センターピース部を構成する内側ヨーク23の全面中央部に嵌合凹部23aが形成されている。上記のように基部ピース31と先部ピース32とが連結されたフェーズプラグ30は、内側ヨーク23の前方に設置される。このとき、基部ピース31の底部から後方(Z2方向)に突出した嵌合突部31bを、嵌合凹部23aに嵌合させて、フェーズプラグ30を位置決めする。
そして、連結軸42を、外側ヨーク21と内側ヨーク23を貫通するように挿通し、さらに基部ピース31と先部ピース32の内部に挿通し、連結軸42の先部に形成された雄ねじ部42aをナット部材41に螺着させる。これにより、フェーズプラグ30は、図6(A)に示すように高さ寸法H1が大きくても、または図6(B)に示すように高さ寸法H2が低くても、磁気回路部20の前方に位置決めして固定することができる。
スピーカ1とスピーカ2の発音動作は、ボビン24に巻かれたボイスコイルに通電されると、ボイスコイルに磁界が励起される。この磁界と、磁気回路部20の磁気ギャップGを横断する磁束とによる電磁力により、振動板12が駆動され、発音する。
図2と図4に示すように、スピーカ1とスピーカ2は、いずれも、振動板12の中央部において、フェーズプラグ30が最適な高さ寸法で固定されているため、振動板12の振動によって前方(Z1方向)に発せられる音圧が中央部で干渉するのを抑制でき、音質を向上させることができる。しかも振動板12の直径や前後方向の深さが相違していても、同じフェーズプラグ30を使用できるので、組立コストを低減することができる。
なお、前記実施の形態とは逆に、基部ピース31に複数の突き当て部36aが形成され、先部ピース32に、凹部37a,37b,37c,37d、およびこれらの底部の受け部38a,38b,38c,38dが形成されていてもよい。
また、周嵌合部32cは、先部ピース32でなく基部ピース31に形成されていてもよい。また、周嵌合部32cは円周方向に間欠して設けられていてもよい。
また、突き当て部36aは必ずしも複数設けられている必要がなく、1個のみ設けられていてもよい。
1,2 スピーカ
11 フレーム
12 振動板
12a 外縁部
12b 中央部
12c 開口部
20 磁気回路部
30 フェーズプラグ
31 先部ピース
31 基部ピース
32 先部ピース
36 突部
36a 突き当て部
37a,37b,37c,37d 凹部
38a,38b,38c,38d 受け部
42 連結軸
O 中心線
H1,H2 高さ寸法

Claims (4)

  1. 中央部が外縁部よりも発音方向と逆側である後方に後退した形状の振動板と、前記振動板を支持しているフレームと、前記フレームに支持されて前記振動板を駆動する磁気回路部と、前記振動板の中央の開口部に配置されたフェーズプラグとを有するスピーカにおいて、
    前記フェーズプラグは、少なくとも前記フレーム側に位置する基部ピースと、それよりも前方に位置する先部ピースとが連結され、前記先部ピースの少なくとも一部が、前方に向けて断面積が徐々に小さく形成されており、
    前記基部ピースと前記先部ピースの一方に、突き当て部が、他方には、前記突き当て部が選択的に当接する複数の受け部が設けられて、前記受け部は、発音方向に延びる仮想線である中心線を中心とする回転角度の違いに応じて前後方向での位置が相違しており、前記突き当て部が当接する前記受け部を選択することで、前記フェーズプラグの発音方向への高さ寸法が変化することを特徴とするスピーカ。
  2. 前記突き当て部は、突部の先端部であり、前記受け部は凹部の底部である請求項1記載のスピーカ。
  3. 前記基部ピースと前記先部ピースとの連結部には、前記中心線回りに連続しまたは間欠する周嵌合部が設けられている請求項1または2記載のスピーカ。
  4. 前記基部ピースと前記先部ピースは、前記中心線に沿って延びる連結軸によって互いに固定されている請求項1ないし3のいずれかに記載のスピーカ。
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