以下では、本実施形態の光源ユニット10について、図1、図2、図4ないし図8を参照して説明し、照明器具30について、図1ないし図7を参照して説明する。図中においては、同じ部材に対し、同じ符号を付して重複する説明を省略する。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、本実施形態に含まれる各要素は、複数の要素を一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、一の部材の機能を複数の部材で分担して実現してもよい。
本実施形態の光源ユニット10は、図1及び図2に示すように、光源部1と、取付板2と、電源装置3と、電源取付板4と、を備えている。取付板2は、第1面2aaに光源部1が取り付けられる。電源装置3は、光源部1に電力を供給する。電源取付板4は、取付板2の第1面2aaと反対の第2面2abに設けられる。電源取付板4は、電源装置3が取り付けられる。電源取付板4は、保持板4aを有している。保持板4aは、電源装置3を保持する。保持板4aは、第2面2abと所定の間隔を空けて対向して配置される。取付板2と電源取付板4とは、図1及び図6に示すように、取付板2と保持板4aとに挟まれた空間10aaが外部と連なる隙間10ccを有する。
本実施形態の光源ユニット10では、取付板2と保持板4aとに挟まれた空間10aaが外部と連なる隙間10ccを有しているので、隙間10ccを有しない構成と比較して、放熱効率を向上できる。本実施形態の光源ユニット10は、電源取付板4が取付板2と突出板4bとの間に隙間10ccを有する構成で放熱効率を向上できるので、より施工性を高くできる。
以下では、本実施形態の光源ユニット10の各構成について、より詳細に説明する。本実施形態の光源ユニット10は、器具本体31に保持されて、照明器具30の一部を構成する。
光源ユニット10は、図1及び図2に示すように、光源部1と取付板2と電源装置3と電源取付板4とに加え、カバー部材5と、反射部材6と、無線モジュール7と、引掛金具8aと、を備えている。
光源部1は、図2に示すように、発光素子1aと、実装基板1bと、を有している。発光素子1aは、LED(Light Emitting Diode)である。発光素子1aは、複数の種類のLEDが利用されている。複数の種類のLEDは、たとえば、昼白色の光が発光可能なLEDと、昼光色の光が発光可能なLEDと、が挙げられる。発光素子1aは、実装基板1bに実装される。発光素子1aは、はんだにより、実装基板1bに設けられた導体と電気的に接続されている。
LEDは、たとえば、LEDチップと、LEDチップを収納する凹所が設けられたパッケージと、凹所を封止する透光性の封止材と、を有している。LEDチップは、たとえば、青色光が発光可能な青色LEDチップが挙げられる。封止材は、透光性材料により形成されている。封止材の透光性材料としては、たとえば、シリコーン樹脂、若しくはエポキシ樹脂が挙げられる。封止材の透光性材料には、蛍光体が含有されている。蛍光体は、たとえば、青色LEDチップから放射される青色光により励起されて、黄色光を放射する黄色蛍光体が挙げられる。また、蛍光体は、たとえば、青色LEDチップから放射される青色光により励起されて、赤色光を放射する赤色蛍光体が挙げられる。LEDは、青色LEDチップから放射される青色光と、黄色蛍光体から放射される黄色光と、赤色蛍光体から放射される赤色光と、の混色光を放射できる。LEDは、蛍光体の種類及び蛍光体の含有量が適宜に調整されていれば、混色光として、たとえば、昼白色、若しくは昼光色の光を放射できる。LEDは、封止材の透光性材料に、蛍光体が混合されていなくともよい。LEDは、たとえば、LEDチップとパッケージと封止材とを備えた表面実装型発光ダイオードであってもよいし、LEDチップ単体だけであってもよい。光源部1は、発光素子1aにLEDを利用する構成だけに限られない。発光素子1aは、有機エレクトロルミネッセンス素子であってもよい。
実装基板1bは、図2に示すように、長尺の矩形平板状の外形形状をしている。実装基板1bは、発光素子1aと電気的に接続される導体を有している。導体は、複数の発光素子1aを電気的に直列接続する。実装基板1bの表面には、複数の発光素子1aが、実装基板1bの短手方向における中央部において、実装基板1bの長手方向に沿って2列に並べて実装されている。複数の発光素子1aそれぞれは、はんだにより、導体と電気的に接続される。複数の発光素子1aは、実装基板1bの長手方向に沿って、複数の種類のLEDのうち、同じ種類のLEDが連続して配置されないように、実装基板1bの長手方向に沿って、実装される。実装基板1bは、複数の種類のLEDごとに明るさを調整できるように、複数の種類のLEDのうち、同じ種類のLEDを電気的に直列に接続させている。実装基板1bには、図2及び図4に示すように、厚み方向に貫通する取付孔1bcを有している。
実装基板1bは、たとえば、ガラスエポキシ樹脂基板が挙げられる。実装基板1bは、ガラスエポキシ樹脂基板だけに限られず、たとえば、セラミック基板、若しくは金属ベースプリント配線板であってもよい。実装基板1bは、コネクタ1cが実装されている。コネクタ1cは、実装基板1bの長手方向の一端部に配置されている。コネクタ1cは、発光素子1aに給電できるように導体と電気的に接続されている。実装基板1bは、コネクタ1cと接続された電線が、電源装置3と電気的に接続される。
取付板2は、図1及び図2に示すように、矩形板状の外形形状をしている。取付板2は、底部2aと、一対の側板部2bと、一対の側壁部2cと、を有している。底部2aは、正面視において、矩形状に形成されている。一対の側板部2bは、底部2aの長手方向の両端において、底部2aの短手方向に沿って設けられている。一対の側板部2bそれぞれは、底部2aの厚み方向に沿って、底部2aから突出する。一対の側板部2bは、対向して配置されている。一対の側板部2bのそれぞれは、先端が互いに近づく向きに突出する突板2baを有している。突板2baは、厚み方向に貫通する矩形の孔部2ccが設けられている。一対の側板部2bは、長手方向と直交する断面視において、L字状の外形形状をしている。
一対の側壁部2cは、底部2aの短手方向の両端において、底部2aの長手方向に沿って設けられている。一対の側壁部2cそれぞれは、底部2aの厚み方向に沿って、底部2aから突出する。一対の側壁部2cは、対向して配置されている。一対の側壁部2cのそれぞれは、先端が互いに近づく向きに突出する突片2caを有している。側壁部2cは、長手方向と直交する断面視において、L字状の外形形状をしている。
取付板2は、図2に示すように、底部2aの所定位置に実装基板1bが配置される。実装基板1bは、取付板2における底部2aに取り付けられている。取付板2は、長手方向に沿って複数の実装基板1bが互いに平行となるように、短手方向に実装基板1bが並べられている。複数の実装基板1bは、隣接する実装基板1bとの間隔が何れも等しく配置されている。
取付板2は、図2及び図4に示すように、係止片2sと、引掛片2tを有している。係止片2sと係止片2sとは、底部2aの第1面2aaから突出する。取付板2は、図1、図5及び図6に示すように、差込片2uを有している。差込片2uは、底部2aの第2面2abから突出する。
取付板2は、複数の係止片2sを備えている。複数の係止片2sのそれぞれは、取付板2の短手方向から見て、L字状の外形形状をしている。係止片2sは、取付板2の一部を切り起こすことにより形成されている。係止片2sは、実装基板1bの取付孔1bcに挿入される。取付板2は、L字状の係止片2sの先端が実装基板1bの取付孔1bcの周部に引っ掛けられることで、実装基板1bを保持する。取付板2は、複数の引掛片2tを備えている。複数の引掛片2tのそれぞれは、取付板2の長手方向に直交する断面視において、S字状の外形形状をしている。引掛片2tは、取付板2の一部を切り起こすことにより形成されている。引掛片2tは、カバー部材5を底部2aに押し付ける。取付板2は、引掛片2tがカバー部材5を底部2aに押し付けることで、カバー部材5を保持する。取付板2は、複数の差込片2uを備えている。差込片2uは、取付板2の一部を切り起こすことにより形成されている。差込片2uは、反射部材6に挿し込まれ、反射部材6を保持する。
取付板2は、たとえば、鋼板で形成される。取付板2の材料は、鋼板だけに限られず、アルミニウム、銅、若しくはステンレスなどの金属材料により形成されてもよい。取付板2は、底部2aの4つの辺から延びる金属片が同じ向きに曲げ起こされることで、一対の側板部2bと、一対の側壁部2cとが形成される。取付板2は、底部2aの4つの辺が同じ向きに曲げ起こされることで、機械的強度の向上が図られている。光源ユニット10では、金属材料より形成された取付板2に実装基板1bを接するように配置させることで、取付板2を光源部1の放熱板として利用できる。取付板2は、樹脂に比べて熱伝導性の高い鋼板により形成されている場合、光源部1で発生した熱を、外部に効率よく放熱できる。取付板2は、鋼板の打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことで形成される。
電源装置3は、図1、図2、図5ないし図7に示すように、ハウジング3aを有している。ハウジング3aは、一面が開放された長尺の矩形箱状の外形形状をしている。ハウジング3aは、底片3aaと、一対の第1側片3abと、一対の第2側片3acと、を有している。一対の第1側片3abは、底片3aaの長手方向の両端縁において、底片3aaの短手方向に沿って設けられている。一対の第1側片3abそれぞれは、底片3aaの厚み方向に沿って、底片3aaから突出している。一対の第1側片3abのうち、一方の第1側片3abは、図5及び図7に示すように、矩形の窓孔3afを有している。一対の第2側片3acは、底片3aaの短手方向の両端縁において、底片3aaの長手方向に沿って設けられている。一対の第2側片3acそれぞれは、底片3aaの厚み方向に沿って、底片3aaから突出している。
ハウジング3aは、一対の第2側片3acのうち、一方の第2側片3acの先端から外向きに突出する固定板3adを有している。固定板3adは、先端が折り曲げられ、ハウジング3aの長手方向と直交する断面視において、L字状の外形形状をしている。ハウジング3aは、開口が取付板2における底部2aで塞がれるように配置される。固定板3adは、図6及び図7に示すように、長手方向の中央部に厚み方向に貫通する開口部3agを有している。ハウジング3aは、開口部3agを塞ぐ蓋板3cを介して、取付ねじ3bより電源取付板4にねじ止めされる。電源装置3は、ハウジング3aの固定板3adが電源取付板4と接するようにねじ止めされるので、固定板3adを介して電源取付板4との熱伝導効率を高めることができる。
一対の第2側片3acのうち、他方の第2側片3acには、図7に示すように、長手方向の中央部及び一端部にそれぞれ突起3aeが設けられている。突起3aeは、中空の球体を4分の1に分割した外形形状をしている。突起3aeは、第2側片3acの表面から外向きに突出する。
ハウジング3aは、金属製の板材で形成されている。ハウジング3aは、金属製の板材の打ち抜き加工及び折り曲げ加工によって形成される。
電源装置3は、ハウジング3aの内部に電源基板が収容されている。電源基板は、実装基板1bに所定の点灯電力を供給し、発光素子1aを点灯する回路が形成されている。電源基板には、複数種の電装部品が実装される。複数種の電装部品としては、たとえば、トランス、ダイオード、コンデンサ、スイッチング素子及びスイッチング素子をスイッチング制御するドライブIC(Integrated Circuit)が挙げられる。複数種の電装部品は、適宜に電気的に接続され、発光素子1aの点灯電力を生成するための電源回路を構成する。電源回路は、昇圧チョッパ回路及び降圧チョッパ回路を備えた構成が挙げられる。
電源取付板4は、図1、図5ないし図7に示すように、保持板4aに加え、突出板4bと、側壁板4cと、固定片4dと、を有している。保持板4aは、長尺の矩形平板状の外形形状をしている。保持板4aは、長手方向が電源装置3のハウジング3aの長手方向よりも若干長く形成されている。保持板4aは、短手方向が電源装置3のハウジング3aの短手方向よりも長く形成されている。言い換えれば、電源取付板4は、背面視において、電源装置3よりも大きく形成されている。保持板4aは、図5に示すように、長手方向の中央部において、短手方向の一端側に第1挿孔4abが設けられている。第1挿孔4abは、保持板4aの厚み方向に貫通している。保持板4aは、長手方向の中央部において、短手方向の中央部に第2挿孔4acが設けられている。第1挿孔4abは、第2挿孔4acよりも大きく形成されている。保持板4aは、第1挿孔4abの内縁を覆うように、図6及び図7に示すケーブルグランド4gが設けられる。ケーブルグランド4gには、電源線及び信号線が挿通される。第2挿孔4acは、図6に示すように、電源装置3のハウジング3aを固定する取付ねじ3bがねじ止めされる。
突出板4bは、保持板4aの短手方向の一端と反対の他端において、保持板4aの長手方向に沿って設けられている。突出板4bは、長尺の矩形状の外形形状をしている。突出板4bは、保持板4aの厚み方向において、側壁板4cと反対側に突出する。言い換えれば、突出板4bは、保持板4aの端部から取付板2に向かって突出する。突出板4bは、取付板2との間に隙間10ccを形成する。
側壁板4cは、保持板4aの短手方向の一端において、保持板4aの長手方向に沿うように配置されている。側壁板4cは、側壁片4caと、突部4cbと、を有している。側壁片4caは、長尺の矩形平板状の外形形状をしている。側壁片4caは、保持板4aの長手方向に沿って、保持板4aの短手方向の一端に設けられている。側壁片4caは、保持板4aから突出板4bが突出する向きと反対側の向きに突出している。側壁片4caは、厚み方向に貫通する開孔4ccが設けられている。開孔4ccは、ハウジング3aの突起3aeに対応して設けられている。突部4cbは、側壁片4caにおける保持板4aと反対の先端縁に配置されている。突部4cbは、長尺の矩形平板状の外形形状をしている。突部4cbは、側壁片4caの厚み方向に沿って、側壁片4caから突出する。突部4cbは、保持板4aと平行に対向して配置されている。突部4cbと保持板4aとは、電源装置3のハウジング3aを挟み込む。
固定片4dは、保持板4aの長手方向の両端において、短手方向に沿って配置されている。固定片4dは、長尺に形成されている。固定片4dは、支持壁4daと、底壁片4dbと、を有している。支持壁4daは、保持板4aの厚み方向に沿って、保持板4aから突出している。支持壁4daは、長尺の矩形板状の外形形状をしている。底壁片4dbは、長尺の矩形板状の外形形状をしている。底壁片4dbは、支持壁4daの長手方向に沿って、支持壁4daの短手方向における保持板4aと反対側に突出している。底壁片4dbは、長手方向の中央部に、厚み方向に貫通する貫通孔4dcを有している。
電源取付板4は、ねじ4sにより、底壁片4dbが取付板2の突片2caにねじ止めされる。電源取付板4は、取付板2に取り付けられた状態で、図6に示すように、保持板4aと取付板2との間に空間10aaが形成される。電源取付板4は、取付板2に取り付けられた状態で、突出板4bと取付板2との間に隙間10ccが形成される。電源取付板4は、取付板2に取り付けられた状態で、保持板4aと突板2baとの間に間隙10cbが形成される。
電源取付板4は、保持板4aと突出板4bと側壁板4cと固定片4dとが金属材で一体的に形成されている。電源取付板4は、金属材の打ち抜き加工及び折り曲げ加工により形成される。電源取付板4は、たとえば、鋼板で形成される。電源取付板4の材料は、鋼板だけに限られず、アルミニウム、銅、若しくはステンレスなどの金属材料により形成されてもよい。
カバー部材5は、図1ないし図4に示すように、カバー本体5aと、カバーエンド5bと、を有している。カバー部材5は、長尺の外形形状をしている。カバー部材5は、実装基板1bを覆うように、取付板2に取り付けられる。
カバー本体5aは、光出射部5cと、一対の内突片5dと、を有している。光出射部5cは、半楕円筒状の外形形状をしている。光出射部5cは、表面が滑らかな曲面を有していてもよいし、表面が凹凸に形成されていてもよい。光出射部5cは、表面の凹凸により、発光素子1aからの光の集光又は発散に利用できる。言い換えれば、光出射部5cは、レンズ機能を備えていてもよい。内突片5dは、光出射部5cの短手方向の両端において、光出射部5cの長手方向に沿って設けられている。一対の内突片5dは、光出射部5cの短手方向の両端から互いに近づく向きに突出している。一対の内突片5dのそれぞれは、長尺の矩形平板状の外形形状をしている。内突片5dのそれぞれは、取付板2の引掛片2tにより底部2aに固定される。カバー本体5aは、光出射部5cと一対の内突片5dとが一体に形成されている。
カバーエンド5bは、カバー本体5aにおける長手方向の両端部に設けられる。カバーエンド5bは、半円板状の外形形状に形成されている。カバーエンド5bは、図1及び図4に示すように、挟持部5gを備えている。挟持部5gは、一対の爪部5gaを有している。挟持部5gは、一対の爪部5gaの間で、実装基板1b及び取付板2を挟み持つ。カバーエンド5bは、挟持部5gの爪部5gaが実装基板1b及び取付板2を挟み持った状態で、カバー本体5aを保持する。カバーエンド5bは、取付板2に取り付けられて、カバー本体5aと取付板2とで形成される筒状の両端の開口を閉塞する。
カバー部材5は、発光素子1aから放射された光を効率よく透過できる構成が好ましい。カバー部材5の材料としては、たとえば、ポリカーボネート樹脂、若しくはアクリル樹脂などの樹脂材料が挙げられる。カバー部材5は、たとえば、押出成形により形成される。カバー部材5は、カバー部材5を形成している透光性の樹脂材料に光拡散材が含有されていてもよい。
反射部材6は、図1ないし図3に示すように、隣り合うカバー部材5の間に生じるスペースに配置される。反射部材6は、一対の反射板6aと、一対の反射板6aそれぞれに設けられた一対の側板6bと、を有する。一対の反射板6aそれぞれは、長尺の矩形平板状の外形形状をしている。一対の反射板6aは、長手方向に沿った一方の端縁同士が繋がっている。一対の反射板6aは、長手方向から見て、V字状の外形形状をしている。
反射板6aは、反射板6aの長手方向の中央部に開口6aaを有している。開口6aaは、封止カバー6cで覆われている。封止カバー6cは、長手方向から見て、V字状の外形形状をしている。封止カバー6cは、樹脂材料で形成されている。一対の側板6bは、反射板6aの長手方向の両端部において、反射板6aの端縁から外向きに延出されている。反射部材6は、反射板6aが取付板2の第1面2aaに載置されると、側板6bが取付板2の第2面2abから突出する。反射部材6は、側板6bに設けられた差込孔6ccに取付板2の差込片2uが差し込まれることで、取付板2に取り付けられる。側板6bは、長手方向が底部2aの長手方向に沿うように配置される。反射部材6は、反射板6aがカバー部材5を透過した発光素子1aからの光を反射する反射面を構成している。反射部材6は、長方形状の金属板が曲げ加工により形成されている。
無線モジュール7は、ケース7cを有している。ケース7cは、配線板が内部に収納される。配線板には、無線通信を行うための電子部品が実装されている。無線モジュール7は、ケース7cが取付板2にねじ止めされる。無線モジュール7は、反射板6aの開口6aaに対応するように、取付板2に取り付けられる。
引掛金具8aは、図1、図2、図3及び図5に示すように、矩形状の取付板2の端縁の中央部に配置されている。引掛金具8aは、取付板2の端縁から外方へ突出するように、取付板2に取り付けられている。引掛金具8aは、たとえば、ねじにより、取付板2に取り付けられる。引掛金具8aは、取付板2の外側に突出し、器具本体31の引掛孔34aaに挿入される。光源ユニット10は、引掛金具8aの先端部分を引掛孔34aaの周縁部分に引っ掛けることで、器具本体31に吊り下げられて仮保持される。
以下では、光源ユニット10の回路構成を図8に基づいて、具体的に説明する。
電源装置3は、入力コネクタ3dと、フィルタ回路3eと、整流器3fと、昇圧回路3gと、降圧回路3hと、出力コネクタ3iと、を備えている。電源装置3は、主制御回路3jと、制御電源回路3kと、調光制御回路3mと、消灯制御回路3nと、制御用コネクタ3pと、を備えている。
入力コネクタ3dは、商用交流電源などの外部電源40と電気的に接続される。フィルタ回路3eは、コモンモードチョークコイル3e1と、アクロス・ザ・ラインコンデンサ3e2と、を有している。整流器3fは、ダイオードブリッジ回路が挙げられる。整流器3fは、フィルタ回路3e及び入力コネクタ3dを介して、外部電源40と交流入力端子が電気的に接続されている。整流器3fは、外部電源40から供給される交流電圧・交流電流を全波整流して直流出力端子から出力する。
昇圧回路3gは、チョークコイルL1と、第1のスイッチ素子Q1と、第1の整流素子D1と、第1の平滑コンデンサC1と、を有している。昇圧回路3gは、チョークコイルL1と第1のスイッチ素子Q1と第1の整流素子D1と第1の平滑コンデンサC1とで、昇圧チョッパ回路を構成している。昇圧チョッパ回路は、力率改善回路である。昇圧回路3gは、整流器3fから出力される脈流電圧を昇圧させる。
降圧回路3hは、第2のスイッチ素子Q2と、インダクタL2と、第2の整流素子D2と、第1抵抗R1と、第2の平滑コンデンサC2と、を有している。降圧回路3hは、第2のスイッチ素子Q2とインダクタL2と第2の整流素子D2と第1抵抗R1と第2の平滑コンデンサC2とで、降圧チョッパ回路を構成している。降圧チョッパ回路は、バックコンバータである。降圧回路3hは、昇圧回路3gから出力される直流電圧を降圧させる。出力コネクタ3iとしては、たとえば、レセプタクルコネクタが挙げられる。出力コネクタ3iは、降圧回路3hの出力端子と電気的に接続されている。
主制御回路3jは、第1のスイッチ素子Q1をスイッチングさせ、昇圧回路3gの出力電圧を一定に維持する。主制御回路3jは、第2のスイッチ素子Q2をスイッチングさせ、降圧回路3hの出力電流を所定の目標値に一致させる。制御電源回路3kは、昇圧回路3gの出力電圧から主制御回路3jの動作電力を生成する。
制御用コネクタ3pは、無線モジュール7のプラグコネクタが差込接続される。制御用コネクタ3pとしては、レセプタクルコネクタが挙げられる。制御用コネクタ3pは、無線モジュール7から出力される制御信号を、調光制御回路3mと消灯制御回路3nに入力させる。
消灯制御回路3nは、制御信号に応じて、光源部1を消灯させるための消灯信号を生成して、主制御回路3jに出力する。主制御回路3jは、消灯信号を受け取ると、第2のスイッチ素子Q2のスイッチングを中止して降圧回路3hを停止させ、光源部1を消灯する。
調光制御回路3mは、制御信号に応じて、光源部1の調光レベルを指示する調光信号を生成して主制御回路3jに出力する。主制御回路3jは、調光制御回路3mから受け取る調光信号に応じて、第2のスイッチ素子Q2のオンデューティ比を調整する。調光制御回路3mは、第1抵抗R1の両端電圧から降圧回路3hの出力電流を検出し、出力電流の平均値を調光レベルに対応した目標値に一致させるように、調光信号を生成する。
無線モジュール7は、アンテナ部7aと、通信回路部7bと、を備えている。通信回路部7bは、無線通信回路7hと、無線制御回路7jと、フォトカプラ7mと、信号出力部7nと、第2抵抗R2と、第3抵抗R3と、を備えている。無線通信回路7hは、アンテナ部7aで受信した電波を媒体とする無線信号から制御指令を取得する。無線信号は、照明器具30の外部に設けられた通信装置から送信される。電波を媒体とする無線信号には、光源部1の点灯、消灯や調光レベルを制御する制御指令が含まれる。無線通信回路7hは、無線信号から取得した制御指令を無線制御回路7jに出力する。無線通信回路7hは、アンテナ部7aで受信する無線信号から制御指令だけでなく、送信元の通信装置の識別情報を取得して無線制御回路7jに出力する。
無線制御回路7jは、無線通信回路7hから取得した制御指令に対応する制御信号を出力する。無線制御回路7jは、無線通信回路7hから受け取った制御指令を伝送するための制御信号を生成する。無線制御回路7jは、たとえば、生成される制御信号がパルス幅変調信号の場合、制御指令の調光レベルが低くなるにつれてオンデューティ比を減少させる。無線制御回路7jは、マイクロコンピュータなどを利用して構成される。マイクロコンピュータには、メモリ7jaが内蔵されている。
無線制御回路7jは、無線通信回路7hから受け取った識別情報が、予めメモリ7jaに記憶されている識別情報と一致すれば、制御信号を生成する。無線制御回路7jは、無線通信回路7hから受け取った識別情報がメモリ7jaに記憶されている識別情報と一致しなければ、無線通信回路7hから受け取った制御指令を破棄して制御信号を生成しない。無線制御回路7jは、無線通信回路7hが複数の通信装置から無線信号を受信可能であっても、識別情報が予め登録されている特定の通信装置から送信される制御指令だけを受け入れる。無線制御回路7jは、制御信号が伝送される一対の伝送線と電気的に接続される。無線制御回路7jには、フォトカプラ7mの入力端子と、限流用の第2抵抗R2とが電気的に直列接続される。
信号出力部7nは、配線コードを介して、電源装置3の制御用コネクタ3pと電気的に接続される。配線コードは、第1電線7g1と、第2電線7g2と、第3電線7g3と、を備えている。第1電線7g1は、フォトカプラ7mの負極側の出力端子と、電源装置3のグランドと、を電気的に接続する。第2電線7g2は、第3抵抗R3の一端と、制御電源回路3kの出力端子と、を電気的に接続する。第3電線7g3は、第3抵抗R3の他端とフォトカプラ7mの正極側の出力端子との接続点を、調光制御回路3m及び消灯制御回路3nと電気的に接続する。
フォトカプラ7mにおけるフォトトランジスタと第3抵抗R3との直列回路には、配線コードを介して、電源装置3側から一定の制御電源電圧が常に印加される。フォトカプラ7mは、無線制御回路7jからの入力電圧がハイレベルのときにローレベルとなり、入力電圧がローレベルのときにハイレベルとなる制御信号を、調光制御回路3m及び消灯制御回路3nに出力できる。
以下では、光源ユニット10の組立工程について説明する。
光源ユニット10の組立工程では、発光素子1aを実装基板1bに実装した光源部1を予め準備している。実装基板1bは、取付孔1bcが取付板2の係止片2sに挿入されて、光源部1が取付板2に保持される。無線モジュール7は、取付板2の第1面2aa側にねじ止めされる。
次に、実装基板1bを覆うように、カバー部材5が取付板2に取り付けられる。カバー本体5aは、取付板2に保持されるように、取付板2に対してカバー本体5aがスライドされる。カバー本体5aは、一対の内突片5dそれぞれが、対応する引掛片2tに引っ掛けられることで、取付板2に保持される。その後、カバーエンド5bがカバー本体5aの長手方向の両端部に取り付けられる。
次に、実装基板1bが取り付けられた底部2aの第1面2aaと反対側の第2面2abに、電源取付板4が取り付けられる。電源取付板4は、底壁片4dbと取付板2の突片2caとが重ね合された上、取付ねじ4sにより、底壁片4dbが突片2caにねじ止めされる。
電源装置3が電源取付板4に取り付けられ、引掛金具8aが取付板2に取り付けられる。反射部材6は、側板6bの差込孔6ccに差込片2uが差し込まれて、取付板2の第1面2aaに取り付けられる。反射部材6は、取付板2が後述する器具本体31に取り付けられた後に取り付けることができる。
以下では、本実施形態の光源ユニット10において、放熱性を維持し、かつ施工性を高くできることについて説明する。
光源ユニットでは、一般に、発熱体である光源部が取付板の中央部に取り付けられ、取付板の中央部が取付板の外周部に比較して温度が高くなる傾向にある。光源ユニットでは、電源装置の温度が高くなることを抑制するため、取付板の外周部に電源装置を配置させることが考えられる。光源ユニットでは、取付板の外周部に電源装置を配置させようとする場合、外周部には周辺機器が配置される場合も多いため、配置スペースの制限も多くなる傾向にある。
ところで、特許文献1の照明器具では、電源装置たる点灯装置の一部を本体から突出させることで、熱を外部に放熱させている。
しかしながら、特許文献1の照明器具では、天井材に器具本体を埋め込ませて施工するのが難しくなるおそれがある。特許文献1の構成を利用した光源ユニットでは、施工性が低くなる傾向にある。
本実施形態の光源ユニット10では、電源取付板4を有しているので、電源装置3の配置スペースの制限を低減できる。光源ユニット10では、電源取付板4の保持板4aが、取付板2の第2面2abと対向して空間10aaを形成し、空間10aaが外部と連なるように開口する隙間10ccを有している。光源ユニット10は、空間10aaが外部と連なるように隙間10ccを有しているので、取付板2と電源取付板4とで挟まれる空間10aaにおける空気の対流を促進させることができる。本実施形態の光源ユニット10では、取付板2と電源取付板4とで挟まれる空間10aaにおける空気の対流を促進できるので、光源ユニット10を大型化することを抑制しつつ、光源部1及び電源装置3の放熱効率を向上させることができる。言い換えれば、本実施形態の光源ユニット10は、空間10aaが外部と連なるように隙間10ccを有しているので、放熱性を維持し、かつ施工性を高くできる。光源ユニット10は、放熱が不十分で光源部1に温度むらが生ずることを抑止できる。本実施形態の光源ユニット10では、異なる発光色を発光する2種類以上の発光素子1aを利用する場合でも、光源部1の温度むらに起因する色ずれを抑制できる。
本実施形態の光源ユニット10では、電源装置3は、取付板2の中央部よりも外側の外周部に配置されていることが好ましい。
本実施形態の光源ユニット10は、電源装置3が、取付板2の中央部よりも外側の外周部に配置されているので、取付板の中央部に比較して、温度が低くなる取付板の外周部に電源装置3を配置させることができる。
本実施形態の光源ユニット10では、電源取付板4は、突出板4bを有している。突出板4bは、保持板4aの端部から取付板2に向かって突出する。隙間10ccは、突出板4bと取付板2との間に設けられることが好ましい。
本実施形態の光源ユニット10では、隙間10ccが突出板4bと取付板2との間に設けられているので、空間10aaの空気の対流を促進させ、より効果的に放熱効率を高めることができる。本実施形態の光源ユニット10では、保持板4aと突板2baとの間に間隙10cbを有しているので、空間10aaの空気の対流をより促進できる。
本実施形態の光源ユニット10では、電源取付板4は、電源装置3よりも大きく形成されている。隙間10ccは、電源取付板4において、電源装置3から離れた位置に形成されていることが好ましい。
本実施形態の光源ユニット10では、電源取付板4は、電源装置3よりも大きく形成されているので、より放熱効率を高めることができる。隙間10ccは、電源装置3から離れた位置に形成されているので、空間10aaの空気の対流をさらに促進させ、さらに放熱効率を高めることができる。本実施形態の光源ユニット10では、反射板6aの側板6bが空気の整流機能を有することで、放熱効率を高めることもできる。
以下では、照明器具30の一部を構成する器具本体31の各構成について、より詳細に説明する。
器具本体31は、図1ないし図3に示すように、枠体32と、ベース板33と、を有している。枠体32は、角筒状の外形形状をしている。ベース板33は、矩形平板状の外形形状をしている。器具本体31は、枠体32とベース板33とが結合されることで、一面が開放した矩形箱状に形成される。
枠体32は、一対の第1側板34と、一対の第2側板35と、フランジ36と、を有している。一対の第1側板34は、互いに対向して配置されている。一対の第2側板35は、互いに対向して配置されている。枠体32は、一対の第1側板34と一対の第2側板35とが結合されて、枠状の外形形状をしている。フランジ36は、一対の第1側板34と一対の第2側板35との一端から外方へ突出するように枠状の外形形状をしている。
第1側板34は、第1壁板34aと、傾斜板34bと、第1取付片34cと、を有している。第1壁板34aは、矩形板状の外形形状をしている。第1壁板34aは、短手方向における一端縁において、長手方向に沿って傾斜板34bが設けられている。傾斜板34bは、矩形板状の外形形状をしている。傾斜板34bは、第1壁板34aの一端縁から第1壁板34aの厚み方向に沿って、第1壁板34aから離れる向きに突出している。第1壁板34aは、短手方向の一端縁と反対の他端縁において、長手方向に沿って第1取付片34cが設けられている。第1取付片34cは、矩形板状の外形形状をしている。第1取付片34cは、第1壁板34aの他端縁から第1壁板34aの厚み方向に沿って、傾斜板34bが突出する方向と反対向きに突出している。第1側板34は、第1壁板34aと傾斜板34bと第1取付片34cとが一体に形成されている。第1側板34は、金属板により形成されている。第1側板34は、金属板を折り曲げ加工することで形成されている。第1側板34の材料としては、鋼板が挙げられる。第1側板34は、鋼板の打ち抜き加工及び曲げ加工が施されることで形成される。第1側板34の材料は、鋼板だけに限られず、たとえば、アルミニウム、ステンレスや銅合金などを採用されてもよい。
第2側板35は、第2壁板35aと、第2取付片35bと、接合片35cと、を有している。第2壁板35aは、台形の平板状の外形形状をしている。第2取付片35bは、第2壁板35aにおける台形の上底から第2壁板35aの厚み方向に沿って、突出している。第2取付片35bは、矩形板状の外形形状をしている。接合片35cは、第2壁板35aの長手方向の両端から第2壁板35aの短手方向に沿って、複数並んで設けられている。接合片35cそれぞれは、第2壁板35aの厚み方向に沿って突出している。第2側板35は、第2壁板35aと第2取付片35bと一対の接合片35cとが一体に形成されている。第2側板35は、金属板により形成されている。第2側板35は、金属板を折り曲げ加工することで形成されている。第2側板35の材料としては、鋼板が挙げられる。第2側板35は、鋼板の打ち抜き加工及び曲げ加工が施されることで形成される。
枠体32では、第1側板34は、長手方向における両端に第2側板35がそれぞれ接合される。第1側板34と第2側板35とは、第2側板35の一対の接合片35cが第1側板34の第1壁板34a及び傾斜板34bに各別に接合される。第1側板34と第2側板35との接合は、たとえば、溶接により行われる。一対の第1側板34のうち、一方の第1側板34の第1壁板34aは、長手方向の中央部に引掛孔34aaを有している。
フランジ36は、第1側板34における第1取付片34cと反対側及び第2側板35における第2取付片35bと反対側に接合されている。フランジ36は、金属板により形成されている。フランジ36は、金属板を折り曲げ加工することで形成されている。フランジ36の材料としては、鋼板が挙げられる。フランジ36は、鋼板の打ち抜き加工及び曲げ加工が施されることで形成される。
ベース板33は、矩形状の4つの辺が同じ向きに曲げ起こされた補強板33aを有している。ベース板33は、補強板33aにより、強度の向上が図られている。ベース板33は、第1挿通孔33cと、第2挿通孔33dと、を有している。第1挿通孔33cは、給電用の電源線が挿通される。第2挿通孔33dは、信号線が挿通される。信号線には、たとえば、調光信号が有線で伝送される。ベース板33には、図2に示すように、第1端子台38aと、第2端子台38bと、が取り付けられている。第1挿通孔33cに挿通される電源線は、ベース板33に固定された第1端子台38aと電気的に接続される。第1端子台38aは、接続部に電線の一端が電気的に接続される。第1端子台38aは、外部電源40と、入力コネクタ3dと、を電気的に接続させる。入力コネクタ3dの差込口は、図5に示すハウジング3aの窓孔3afから外部に突出する。
第2端子台38bは、第2挿通孔33dに挿通される信号線と、電源装置3に電気的に接続される信号線とがそれぞれ接続される。調光器から信号線を介して伝送される調光信号が第2端子台38bを通して電源装置3に入力される。調光器は、照明器具30の外部に配置されている。ベース板33は、吊りボルトが挿通される複数のボルト挿通孔33eが左右方向に一列に並べて設けられる。図2では、3つのボルト挿通孔33eがベース板33に設けられている。
ベース板33は、枠体32の第1取付片34cに取り付けられる。ベース板33は、金属板により形成されている。ベース板33の金属板としては、たとえば、鋼板が挙げられる。各第1取付片34cそれぞれには、図2に示すように、複数のブリッジ34fが所定の間隔を空けて並ぶように形成されている。各第1取付片34cそれぞれには、ベース板33の短手方向の両側にそれぞれブリッジ34fに対応して複数の爪片33gが設けられている。複数の爪片33gそれぞれは、対応するブリッジ34fに各別に引っ掛けられる。
器具本体31は、ベース板33のボルト挿通孔33eに吊りボルトが挿通される。器具本体31は、挿通された吊りボルトにナットが締め付けられて、吊りボルトに固定される。器具本体31は、天井材の埋込孔に挿入され、枠体32のフランジ36が天井材から屋内側に露出するように、埋込配設される。フランジ36は、埋込孔の周縁と器具本体31との間に生じる隙間を塞ぐ。
枠体32の各第2取付片35bには、図2に示すように、ラッチ37が所定の間隔を空けて2つずつ取り付けられている。ラッチ37は、摘まみ37aと、支持部と、を有している。摘まみ37aは、直方体状の外形形状をしている。支持部は、摘まみ37aを回転できるように、第2取付片35bに摘まみ37aを支持する。ラッチ37は、第2取付片35bに設けられるラッチ取付孔35dに支持部が挿通されて、第2取付片35bに取り付けられる。
次に、照明器具30の施工工程について簡単に説明する。照明器具30は、たとえば、天井材に直付けされる。
施工工程では、天井材を通して、室内側に露出する電源線及び制御線が器具本体31の挿入孔31caに通される。器具本体31には、天井材を通して、室内側に露出する吊ボルトが挿通孔31cbに通される。器具本体31は、たとえば、吊ボルトにワッシャーが通された後、ナットをねじ込んで天井材に固定される。
次に、光源ユニット10の引掛金具8aを器具本体31の対応する引掛孔34aaの周囲に引っ掛けて、光源ユニット10を器具本体31に仮保持させる。
照明器具30は、埋込孔に埋め込まれた器具本体31内に光源ユニット10を収容する際、取付板2の孔部2ccに挿通されたラッチ37の摘まみ37aが90度回転されることで、孔部2ccに対して摘まみ37aが抜け止めされる。照明器具30では、ラッチ37によって、光源ユニット10が器具本体31に取り付けられる。
照明器具30では、ラッチ37を塞ぐように、反射部材6が取付板2取り付けられることで形成される。
すなわち、照明器具30では、本実施形態の光源ユニット10と、器具本体31と、を備えている。器具本体31は、光源ユニット10を保持する。
照明器具30は、天井直付け型の構造だけに限られない。照明器具30は、器具本体31が光源ユニット10を保持できる限り、適宜に他の構造の照明器具に利用することもできる。また、本実施形態の光源ユニット10及び照明器具30は、上述の光源ユニット10の組立工程及び照明器具30の施工工程だけに限られず、適宜に組立及び施工を行うことができる。
本発明は、上述の実施形態だけに限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲で、種々変更できる。