JP2017107769A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】より施工性を高くすることが可能な照明器具を提供する。【解決手段】照明器具10は、光源部1と、光源部1が配置され光源部1と熱的に結合する本体部2と、光源部1からの光の配光を制御する枠体3と、光源部1へ電力を供給する電源装置4と、電波を媒体として無線通信を行う無線通信装置5と、を備えている。枠体3は、筒状の外形形状に形成され光源部1を囲むように本体部2に設けられる反射体3aと、反射体3aにおける本体部2と反対側において反射体3aの縁に沿って設けられる鍔部3bと、を有している。無線通信装置5は、電源装置4と別体に設けられている。無線通信装置5は、枠体3の正面視において、枠体3への投影が鍔部3bの外周縁3uuよりも内側、かつ本体部2の外縁2uuよりも外側にとなるように配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、照明器具に関し、特に、無線通信が可能な照明器具に関する。
近年、省エネルギ化やユーザの利便性の向上を図るために、無線通信で照明器具の遠隔操作が行われる場合がある。
この種の照明器具としては、器具本体と、第1の筐体と、第2の筐体と、を備えた構造が知られている(たとえば、特許文献1)。
特許文献1の照明器具は、器具本体が光源を有している。第1の筐体は、光源に電力を供給する電源回路を覆うように構成されている。第2の筐体は、第1の筐体の外部に配置されている。第2の筐体は、無線信号を送信または受信するアンテナ部を覆うように構成されている。
特許文献1の照明器具は、アンテナ部が構造物に埋め込まれるような場合であっても、送信性能または受信性能を確保しやすくすることができる、とされている。
特開2015−37042号公報
ところで、照明器具では、より施工性の高い構造が求められており、上述の特許文献1の構成だけでは十分でなく、更なる改良が求められている。
本発明の目的は、より施工性を高くすることが可能な照明器具を提供することにある。
本発明の照明器具は、光源部と、本体部と、枠体と、電源装置と、無線通信装置と、を備えている。上記本体部は、上記光源部が配置される。上記本体部は、上記光源部と熱的に結合する。上記枠体は、上記光源部からの光の配光を制御する。上記電源装置は、上記光源部へ電力を供給する。上記無線通信装置は、電波を媒体として無線通信を行うことができるように構成されている。上記枠体は、反射体と、鍔部と、を有している。上記反射体は、筒状の外形形状に形成されている。上記反射体は、上記光源部を囲むように上記本体部に設けられる。上記鍔部は、上記反射体における上記本体部と反対側において、上記反射体の縁に沿って設けられる。上記無線通信装置は、上記電源装置と別体に設けられている。上記無線通信装置は、上記枠体の正面視において、上記枠体への投影が上記鍔部の外周縁よりも内側となるように配置されている。上記無線通信装置は、上記枠体の正面視において、上記枠体への投影が上記本体部の外縁よりも外側となるように配置されていることを特徴とする。
本発明の照明器具は、より施工性を高くすることができる。
実施形態1の照明器具を示す分解斜視図である。 実施形態1の照明器具を説明する一部破断した正面図である。 実施形態1の照明器具を示す側面図である。 実施形態1の照明器具を示す背面側の斜視図である。 実施形態1の照明器具を説明する正面側の斜視図である。 実施形態1の照明器具の要部を示す分解斜視図である。 実施形態1の照明器具を示す回路図である。 実施形態2の照明器具を説明する斜視図である。
(実施形態1)
以下では、本実施形態の照明器具10について、図1ないし図7を参照して説明する。図中においては、同じ部材に対し、同じ符号を付して重複する説明を省略する。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、本実施形態を構成する各要素は、複数の要素を一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、一の部材の機能を複数の部材で分担して実現してもよい。
本実施形態の照明器具10は、図1ないし図5に示すように、光源部1と、本体部2と、枠体3と、電源装置4と、無線通信装置5と、を備えている。本体部2は、光源部1が配置される。本体部2は、光源部1と熱的に結合する。枠体3は、光源部1からの光の配光を制御する。電源装置4は、光源部1へ電力を供給する。無線通信装置5は、電波を媒体として無線通信を行うことができるように構成されている。
枠体3は、反射体3aと、鍔部3bと、を有している。反射体3aは、筒状の外形形状に形成されている。反射体3aは、光源部1を囲むように本体部2に設けられる。鍔部3bは、反射体3aにおける本体部2と反対側において、反射体3aの縁に沿って設けられる。無線通信装置5は、電源装置4と別体に設けられている。無線通信装置5は、図2に示すように、枠体3の正面視において、枠体3への投影が鍔部3bの外周縁3uuよりも内側となるように配置されている。無線通信装置5は、枠体3の正面視において、枠体3への投影が本体部2の外縁2uuよりも外側となるように配置されている。図2では、本体部2および無線通信装置5を破線で例示している。
本実施形態の照明器具10では、無線通信装置5は、鍔部3bのへの投影が、枠体3の外周縁3uuより内側、かつ本体部2の外縁2uuよりも外側となるように配置されているので、より施工性を高くすることができる。
以下では、本実施形態の照明器具10について、より詳細に説明する。本実施形態の照明器具10は、ダウンライトを構成している。照明器具10は、光源部1と本体部2と枠体3と電源装置4と無線通信装置5とに加え、取付部材6と、給電線7と、取付ばね8と、を有している。
光源部1は、図1に示すように、発光部1aと、実装基板1bと、を有している。発光部1aは、複数個のLED(Light Emitting Diode)チップと、複数個のLEDチップを覆う封止部1a1と、を有している。LEDチップは、青色光が発光可能な青色LEDチップが用いられている。封止部1a1は、透光性材料により形成されている。封止部1a1の透光性材料としては、たとえば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂やガラスなどが用いられる。
発光部1aは、封止部1a1の材料に、蛍光体が混合されている。蛍光体は、青色LEDチップから放射される青色光により励起されて、黄色光を放射する黄色蛍光体が用いられている。発光部1aは、青色LEDチップから放射される青色光と、黄色蛍光体から放射される黄色光との混色により白色光を放射することができる。発光部1aは、複数個のLEDチップを備える構成だけでなく、1個のLEDチップを備える構成でもよい。発光部1aは、封止部1a1の材料に、蛍光体が混合されていなくともよい。
実装基板1bは、矩形平板の外形形状をしている。実装基板1bは、所定形状の配線部が形成されている。実装基板1bは、中央部に複数個のLEDチップが等間隔で配置されている。実装基板1bは、はんだにより、配線部と、LEDチップと、が電気的に接続されている。実装基板1bは、配線部により、複数のLEDチップが電気的に直列接続されている。実装基板1bは、複数個のLEDチップを電気的に直列接続させる構成だけに限られず、並列接続させる構成でもよいし、直並列接続させる構成でもよい。実装基板1bは、LEDチップの実装面を除いて、配線部を機械的に保護する絶縁性の保護膜が形成されている。保護膜は、光拡散材を含有する合成樹脂などにより形成することができる。保護膜は、発光部1aから放射された光が実装基板1bに吸収されることを抑制できる。実装基板1bは、プリント配線板が用いられている。実装基板1bは、プリント配線板だけに限られず、たとえば、セラミック基板、金属ベースプリント配線板などが用いられてもよい。光源部1は、実装基板1bにおけるLEDチップの実装面と反対側が本体部2に接するように、本体部2に搭載される。
本体部2は、基体2aと、一対の接続端子2bと、一対の端子カバー2cと、取付枠2dと、反射板2eと、レンズ2fと、を備えている。基体2aは、底部2gと、壁部2hと、複数のフィン2jと、を備えている。底部2gは、円板状の外形形状をしている。底部2gは、中央部が窪んだ凹所2gaと、凹所2gaから突出する突台部2gbと、を備えている。突台部2gbは、実装基板1bが搭載できるように構成されている。壁部2hは、筒状の外形形状をしている。壁部2hは、底部2gの外周に沿って設けられている。フィン2jは、底部2gにおける光源部1が配置される第1面2aaとは反対側の第2表面2abに設けられている。フィン2jは、平板状の外形形状をしている。フィン2jは、底部2gの第2表面2abから立ち上がるように設けられている。複数のフィン2jは、所定の間隔を隔てて設けられている。基体2aは、光源部1で発生した熱を、フィン2jを介して、外部に放熱することができる。
基体2aは、アルミダイキャスト製としている。基体2aは、アルミニウムを用いる構成だけに限られない。基体2aは、たとえば、樹脂に比べて熱伝導性の高い材料として、銅やステンレスなどの金属材料により形成されていてもよい。
接続端子2bは、正面視において、L字状の外形形状に形成されている。接続端子2bは、一方端部2baが光源部1と電気的に接続され、一方と反対の他方端部2bbが給電線7と電気的に接続される。接続端子2bは、一方端部2baと他方端部2bbとを除いて、端子カバー2cにより覆われる。端子カバー2cは、長尺の外形形状をしており、端部にねじ孔2caを備えている。端子カバー2cは、取付枠2dを介して、ねじ孔2caに挿通した固定ねじ2kにより、基体2aにねじ止めされる。接続端子2bは、一方端部2baが実装基板1bを突台部2gbに押圧して、一方端部2baと本体部2との間で光源部1を挟み持つことができるように構成されている。
取付枠2dは、枠部2daと、一対の引掛爪2dbと、を備えている。枠部2daは、長尺の平板状に形成されている。枠部2daは、中央部に開口孔2dcが設けられ、枠状の外形形状をしている。枠部2daは、開口孔2dcから光源部1を外部に露出させることができるように形成されている。引掛爪2dbは、枠部2daの厚み方向に突出するように設けられている。一対の引掛爪2dbは、枠部2daの長手方向の両側に設けられている。引掛爪2dbは、弾性変形できるように形成されている。取付枠2dは、樹脂材料により形成されている。取付枠2dは、枠部2daと引掛爪2dbとが一体的に形成されている。取付枠2dは、引掛爪2dbにより、反射板2eを引き掛けることができるように構成されている。
反射板2eは、基部2mと、外周壁2nと、内周壁2pと、突出部2qと、を備えている。反射板2eは、光源部1が固定された本体部2における底部2gを覆うことができるように形成されている。基部2mは、円環の平板状の外形形状をしている。外周壁2nは、円筒状の外形形状をしている。外周壁2nは、基部2mにおける円環の外周に沿って設けられている。外周壁2nは、基部2mの厚み方向に突出するように設けられている。内周壁2pは、基部2mにおける円環の内周に沿って設けられている。内周壁2pは、基部2mにおける外周壁2nと反対側に突出するように設けられている。内周壁2pは、光源部1の光軸方向に沿って、光源部1から離れるにつれ開口面積が徐々に大きくなる窓孔部2eaを備えている。窓孔部2eaは、光源部1の発光部1aが露出できるように構成されている。突出部2qは、基部2mの厚み方向に沿って、外周壁2nと反対側に突出するように設けられている。突出部2qは、平板状の外形形状をしている。突出部2qは、円環の基部2mの外周に沿って、2つ設けられている。突出部2qは、厚み方向に貫通する引掛孔2qaを有している。引掛孔2qaは、取付枠2dの引掛爪2dbが引き掛けられることができるように形成されている。外周壁2nは、周部に沿って対向するように、一対の保持爪2rが設けられている。保持爪2rは、外周壁2nの厚み方向に対して、弾性変形できるように形成されている。
反射板2eは、基部2mと外周壁2nと内周壁2pと突出部2qと保持爪2rとが一体的に形成されている。反射板2eは、熱可塑性の樹脂により形成されている。反射板2eは、熱可塑性の樹脂として、たとえば、ポリブチレンテレフタレート樹脂を用いることができる。反射板2eは、熱可塑性の樹脂に白色顔料が含有されていてもよい。
レンズ2fは、円板状のレンズ本体2faと、環状の周壁部2fbと、を有している。レンズ本体2faは、正面視において、複数のレンズ部2fcが配置されている。レンズ部2fcは、光源部1からの光を集光や拡散させることができるように形成される。レンズ部2fcは、凸レンズ、凹レンズやフレネルレンズなどを構成するように形成されている。周壁部2fbは、レンズ本体2faの外周に沿って、円筒状に設けられている。周壁部2fbは、爪孔部2fdを有している。爪孔部2fdは、反射板2eにおける保持爪2rが引き掛けられるように形成されている。レンズ2fは、爪孔部2fdに保持爪2rが引き掛けられることで、反射板2eに着脱自在に取り付けられる。レンズ2fは、反射板2eの基部2mと外周壁2nとで囲まれる領域に収容されるように形成されている。レンズ2fは、光源部1を覆うことができるように配置される。レンズ2fは、光源部1からの光を所定の配向特性が得られるように放射することができる。
レンズ2fは、レンズ本体2faと、周壁部2fbと、が一体的に形成されている。レンズ2fは、全体が透光性を備えている。レンズ2fの材料としては、たとえば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などの樹脂材料やガラスが挙げられる。レンズ2fは、樹脂材料を用いて形成する場合、射出成形などにより形成することができる。
枠体3は、反射体3aと鍔部3bとに加え、枠本体3cと、保持部3dと、を備えている。反射体3aは、光源部1の光軸に沿って、本体部2から離れるにつれ開口径が広がるように形成されている。反射体3aは、レンズ2fを露出させる露出孔3aaを備えている。反射体3aは、光源部1から放射された光の配光を制御することができる。反射体3aは、光源部1から放射される光を反射させて、所定の配光が得られるように構成されている。反射体3aは、光源部1から放射される光の一部をカットして、光源部1からの光の広がり角度を所定の範囲内とさせることができる。
鍔部3bは、図2に示すように、正面視において、円環状の平板の外形形状をしている。鍔部3bは、反射体3aの先端縁から外方に広がるように設けられている。鍔部3bは、正面視において、露出孔3aaに向かって突出する突出片3eを有している。突出片3eは、厚み方向に貫通する透過孔3eaを有している。透過孔3eaは、無線通信装置5に対応して設けられている。突出片3eには、透過孔3eaを塞ぐように、カバー体3fが設けられる。カバー体3fは、赤外線が透過できるように構成されている。カバー体3fの材料としては、たとえば、ポリエチレン樹脂やアクリル樹脂を用いることができる。
枠本体3cは、円筒状の外形形状をしている。枠本体3cは、レンズ2fと反射板2eとを囲んで収容できるように形成されている。枠本体3cは、図1、図3および図4に示すように、ねじ部3kにより、反射体3aと反対側が本体部2に取り付けられる。
保持部3dは、反射体3aの外周に沿って、鍔部3bと反射体3aとに跨るように設けられている。保持部3dは、取付ばね8を保持することができるように形成されている。保持部3dは、取付ばね8の一端部8aが挿入できるように構成されている。
枠体3は、反射体3aと鍔部3bと枠本体3cと保持部3dとが一体的に形成されている。枠体3の材料としては、たとえば、アルミニウムやステンレスなどの金属材料を用いることができる。枠体3の材料としては、金属材料だけに限られず、各種の樹脂材料が用いられてもよい。
電源装置4は、電源ユニット4aと、端子台4bと、ハウジング部4cと、を備えている。電源ユニット4aは、給電線7を介して、光源部1に適宜の電力を給電できるように構成されている。電源ユニット4aは、光源部1の点灯を制御する点灯回路を構成している。電源ユニット4aは、無線通信装置5と電気的に接続されている。電源ユニット4aは、無線通信装置5からの制御信号に基づいて、光源部1の点灯を制御することができるように構成されている。
電源ユニット4aは、図7に示すように、入力コネクタ4dと、フィルタ回路4eと、整流器4fと、昇圧回路4gと、降圧回路4hと、出力コネクタ4iと、を備えている。電源ユニット4aは、主制御回路4jと、制御電源回路4kと、調光制御回路4mと、消灯制御回路4nと、制御用コネクタ4pと、を備えている。
入力コネクタ4dは、端子台4bを介して、外部電源40と電気的に接続される。フィルタ回路4eは、コモンモードチョークコイル4e1と、アクロス・ザ・ラインコンデンサ4e2と、で構成されている。整流器4fは、ダイオードブリッジで構成されている。整流器4fは、フィルタ回路4eおよび入力コネクタ4dを介して、外部電源40と交流入力端子が電気的に接続されている。整流器4fは、外部電源40から供給される交流電圧・交流電流を全波整流して直流出力端子から出力することができるように構成されている。
昇圧回路4gは、チョークコイルL1と、第1のスイッチ素子Q1と、第1の整流素子D1と、第1の平滑コンデンサC1と、を備えている。昇圧回路4gは、チョークコイルL1と第1のスイッチ素子Q1と第1の整流素子D1と第1の平滑コンデンサC1とで、昇圧チョッパ回路を構成している。昇圧回路4gは、整流器4fから出力される脈流電圧を昇圧させる。降圧回路4hは、第2のスイッチ素子Q2と、インダクタL2と、第2の整流素子D2と、第1抵抗R1と、第2の平滑コンデンサC2と、を備えている。降圧回路4hは、第2のスイッチ素子Q2とインダクタL2と第2の整流素子D2と第1抵抗R1と第2の平滑コンデンサC2とで、降圧チョッパ回路を構成している。降圧回路4hは、昇圧回路4gから出力される直流電圧を降圧させる。出力コネクタ4iは、レセプタクルコネクタが用いられている。出力コネクタ4iは、降圧回路4hの出力端子と電気的に接続されている。
主制御回路4jは、第1のスイッチ素子Q1をスイッチングさせ、昇圧回路4gの出力電圧を一定に維持することができるように構成されている。主制御回路4jは、第2のスイッチ素子Q2をスイッチングさせ、降圧回路4hの出力電流を所定の目標値に一致させるように構成されている。制御電源回路4kは、昇圧回路4gの出力電圧から主制御回路4jの動作電力を生成するように構成されている。
制御用コネクタ4pは、レセプタクルコネクタが用いられている。制御用コネクタ4pは、無線通信装置5と電気的に接続される。電源ユニット4aでは、無線通信装置5から出力される制御信号が、調光制御回路4mと消灯制御回路4nとに入力される。
消灯制御回路4nは、制御信号に応じて、光源部1を消灯させるための消灯信号を生成して、主制御回路4jに出力するように構成される。主制御回路4jは、消灯信号を受け取ると、第2のスイッチ素子Q2のスイッチングを中止して降圧回路4hを停止させ、光源部1を消灯するように構成される。
調光制御回路4mは、制御信号に応じて、光源部1の調光レベルを指示する調光信号を生成して主制御回路4jに出力するように構成される。主制御回路4jは、調光制御回路4mから受け取る調光信号に応じて、第2のスイッチ素子Q2のオンデューティ比を調整するように構成される。調光制御回路4mは、第1抵抗R1の両端電圧から降圧回路4hの出力電流を検出し、出力電流の平均値を調光レベルに対応した目標値に一致させるように、調光信号を生成する。
端子台4bは、外部電源40からの電力を電源ユニット4aに供給できるように構成されている。端子台4bは、外部電源40として、たとえば、商用交流電源と電気的に接続できるように構成されている。
ハウジング部4cは、図1、図3、図4および図5に示すように、長尺の箱状に形成されている。ハウジング部4cは、内部に電源ユニット4aが収容できるように構成されている。ハウジング部4cは、長手方向の一端側に端子台4bが配置成されている。ハウジング部4cは、電源ユニット4aおよび端子台4bを固定することができるように構成されている。電源装置4は、電源ユニット4aを収容したハウジング部4cが本体部2から離れて配置できるように、本体部2と別体に構成されている。ハウジング部4cは、金属製の板材の打ち抜き加工および折り曲げ加工によって形成されている。
無線通信装置5は、図6に示すように、通信ユニット5aと、収容ケース5bと、電線5cと、を備えている。通信ユニット5aは、回路基板5dと、回路カバー5eと、を備えている。
通信ユニット5aは、無線通信を行うことができるように構成されている。通信ユニット5aは、アンテナ部5fと、通信回路部5gと、を有している。アンテナ部5fと通信回路部5gとは、回路基板5dに形成されている。アンテナ部5fは、少なくとも電波の受信が可能なように構成されている。アンテナ部5fは、電波の送信が可能なように構成されていてもよい。アンテナ部5fは、通信回路部5gと電気的に接続される。通信回路部5gは、たとえば、水晶発振器、マイクロコンピュータなどの電子部品を回路基板5dに実装して、電波の受信や送信ができるように構成されている。通信回路部5gは、電波の送信や受信を行う電子部品に加え、赤外線を受光する受光素子5kaを備えている。通信回路部5gは、回路基板5dにおいて、回路カバー5eで覆われている。
回路基板5dは、平板の外形形状をしている。回路基板5dは、プリント配線板で形成されている。回路基板5dは、アンテナ部5fで受信された通信信号を通信回路部5gに入力することができるように構成されている。回路基板5dは、通信回路部5gが出力した通信信号を、アンテナ部5fから外部に電波を放射できるように構成されている。
アンテナ部5fは、たとえば、回路基板5dにおける所定形状の導体を用いて形成させることができる。所定形状の導体としては、たとえば、導体を折り曲げて形成させた迂回配線などが挙げられる。アンテナ部5fは、回路基板5dの厚み方向の一面だけに設けられて形成されてもよいし、両面に設けられて形成されてもよい。すなわち、アンテナ部5fは、平板状に形成されている。アンテナ部5fは、回路基板5dの導体を利用して形成した構成だけに限られず、回路基板5dとは別途に形成された構成でもよい。
回路カバー5eは、有底角筒状の外形形状をしている。回路カバー5eは、電波を遮蔽する金属材料で形成されている。回路カバー5eの金属材料としては、たとえば、ステンレス、銅やアルミニウムなどを用いることができる。回路カバー5eは、金属平板の打ち抜き加工および折り曲げ加工などにより形成することができる。
収容ケース5bは、蓋体5baと、ケース本体5bbと、を備えている。蓋体5baは、アンテナ収容部5bfと、平板部5bgと、脚部5bhと、を備えている。平板部5bgは、矩形平板状の外形形状をしている。アンテナ収容部5bfは、平板部5bgの一表面から立ち上がるように設けられている。アンテナ収容部5bfは、アンテナ部5fを収容することができるように構成されている。アンテナ収容部5bfは、正面視において、長手方向が平板部5bgの長手方向と平行となるように設けられている。脚部5bhは、平板部5bgにおけるアンテナ収容部5bfと反対側に突出している。脚部5bhは、平板部5bgから突出する先端に爪部5bjを備えている。一対の脚部5bhは、矩形状の平板部5bgの長手方向で対向するように配置されている。脚部5bhは、矩形状の平板部5bgにおける短手方向の各辺に沿って設けられている。脚部5bhは、平板部5bgに対し、爪部5bjの突出方向と反対側に撓むことができるように弾性を有している。
蓋体5baは、平板部5bgの厚み方向に貫通する貫通孔5faが設けられている。貫通孔5faは、平板部5bgの正面視において、アンテナ収容部5bfの長手方向の一端部に配置されている。貫通孔5faは、受光素子5kaにおける受光部5kbと対向配置できるように設けられている。蓋体5baは、貫通孔5faを介して、受光素子5kaが赤外線信号を受光できるように構成されている。蓋体5baは、アンテナ収容部5bfの長手方向における貫通孔5faとは反対側に、平板部5bgからアンテナ収容部5bfに渡って突出する突起部5bsを備えている。
ケース本体5bbは、矩形状の底壁部5b1と、一対の第1側壁部5b2と、一対の第2側壁部5b3と、を備えている。一対の第1側壁部5b2は、底壁部5b1の長手方向に沿って、底壁部5b1から立ち上がるように、対向して設けられている。一対の第2側壁部5b3は、底壁部5b1の短手方向に沿って、底壁部5b1から立ち上がるように、対向して設けられている。ケース本体5bbは、矩形状の底壁部5b1と一対の第1側壁部5b2と一対の第2側壁部5b3とで、一面が開放された開口を有する箱状に形成されている。ケース本体5bbは、底壁部5b1の長手方向に沿って、第2側壁部5b3から外方に突出する出張部5b4を備えている。出張部5b4には、固定部5brを備えている。固定部5brには、ねじ孔が形成されている。
一対の第1側壁部5b2のうちの一方には、ケース本体5bbにおける開口側から切り欠かれるように設けられた切欠部5bnが備えられている。切欠部5bnは、一端が回路基板5dと電気的に接続された電線5cを、ケース本体5bbの内部から外部に導出できるように構成されている。
一対の第2側壁部5b3の一方には、回路基板5dの一側端を挟み込む一対のリブ5bkが底壁部5b1から突出するように設けられている。一対の第2側壁部5b3の他方には、回路基板5dの他側端を収容する溝部5bmが設けられている。ケース本体5bbは、リブ5bkと溝部5bmを用いて、回路基板5dの通信回路部5g側を保持できるように構成されている。一対の第2側壁部5b3は、係合溝5buを備えている。係合溝5buは、蓋体5baにおける爪部5bjと係り合うことができるように形成されている。
収容ケース5bは、ケース本体5bbの開口を塞ぐように蓋体5baが被せられ、脚部5bhの爪部5bjが係合溝5buと係り合うことで、蓋体5baとケース本体5bbとを固定させることができる。収容ケース5bは、アンテナ部5fを蓋体5baに収容させ、通信回路部5gをケース本体5bbに収容できるように、回路基板5dを配置している。収容ケース5bは、蓋体5baと、ケース本体5bbとが、電波を透過する材料によって形成されている。収容ケース5bの材料としては、たとえば、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
電線5cは、一端と反対の他端にプラグコネクタ5caが設けられている。電線5cは、アンテナ部5fで受信した電波を媒体とする無線信号に基づいて、通信回路部5gが生成した調光信号を電源装置4側へ出力できるように、通信回路部5gと電源ユニット4aとを電気的に接続させる。
通信回路部5gは、図7に示すように、無線通信回路5hと、無線制御回路5jと、光通信回路5kと、フォトカプラ5mと、第2抵抗R2と、第3抵抗R3と、信号出力部5nと、を備えている。
無線通信回路5hは、アンテナ部5fで受信した電波を媒体とする無線信号から制御指令を取得する。無線信号は、照明器具10の外部に設けられた無線装置から送信される。無線信号としては、たとえば、920MHz帯の電波が利用される。電波を媒体とする無線信号には、照明器具10の点灯、消灯や調光レベルを制御する制御指令が含まれる。無線通信回路5hは、無線信号から取得した制御指令を無線制御回路5jに出力する。無線通信回路5hは、アンテナ部5fで受信する無線信号から制御指令だけでなく、送信元の無線装置の識別情報を取得して無線制御回路5jに出力する。
無線制御回路5jは、無線通信回路5hから取得した制御指令に対応する制御信号を出力できるように構成されている。無線制御回路5jは、無線通信回路5hから受け取った制御指令を伝送するための制御信号を生成する。無線制御回路5jは、たとえば、生成される制御信号がパルス幅変調信号の場合、制御指令の調光レベルが低くなるにつれてデューティ比を減少させるように構成されている。無線制御回路5jは、マイクロコンピュータなどを利用して構成することができる。マイクロコンピュータには、メモリ5jaが内蔵されている。無線制御回路5jは、無線通信回路5hから受け取った識別情報が、予めメモリ5jaに記憶されている識別情報と一致すれば、制御信号を生成する。無線制御回路5jは、無線通信回路5hから受け取った識別情報がメモリ5jaに記憶されている識別情報と一致しなければ、無線通信回路5hから受け取った制御指令を破棄して制御信号を生成しない。無線制御回路5jは、無線通信回路5hが複数の無線装置から無線信号を受信可能であっても、識別情報が予め登録されている特定の無線装置から送信される制御指令だけを受け入れるように構成されている。
無線制御回路5jは、制御信号が伝送される一対の信号線と電気的に接続される。無線制御回路5jには、フォトカプラ5mの入力端子と、限流用の第2抵抗R2とが電気的に直列接続される。
信号出力部5nは、電線5cを介して、電源ユニット4aの制御用コネクタ4pと電気的に接続される。電線5cは、シールド線を用いることができる。シールド線は、被覆付き導線の周りに細い導線や金属箔で包んだ構造に形成されている。シールド線は、外部の導線や金属箔をグランド電位にして、内部の導線に通信信号を流すことができるように構成されている。電線5cは、図7に示す、第1電線5c1と、第2電線5c2と、第3電線5c3とを、備えている。第1電線5c1は、フォトカプラ5mの負極側の出力端子と、電源ユニット4aのグランドと、を電気的に接続させる。第2電線5c2は、第3抵抗R3の一端と、制御電源回路4kの出力端子と、を電気的に接続させる。第3電線5c3は、第3抵抗R3の他端とフォトカプラ5mの正極側の出力端子との接続点を、調光制御回路4mおよび消灯制御回路4nに電気的に接続させる。
第3抵抗R3とフォトトランジスタの直列回路には、電線5cを介して、電源ユニット4a側から一定の制御電源電圧が常に印加される。フォトカプラ5mは、無線制御回路5jからの入力電圧がハイレベルのときにローレベルとなり、入力電圧がローレベルのときにハイレベルとなる制御信号を、調光制御回路4mおよび消灯制御回路4nに出力できる。
光通信回路5kは、赤外線を媒体として赤外線通信を行うことができるように構成されている。光通信回路5kは、受光素子5kaを備えている。受光素子5kaは、フォトダイオードやフォトトランジスタで構成することができる。光通信回路5kは、受光素子5kaで赤外線信号を受信し、受信した赤外線信号から取得する取得信号を無線制御回路5jに出力できるように構成されている。取得信号は、たとえば、赤外線信号の送信元であるリモートコントローラに割り当てられている固有の識別情報の他、照明器具10の光出力を制御する制御指令などが挙げられる。無線制御回路5jは、光通信回路5kから受け取った取得信号を、メモリ5jaに記憶できるように構成されている。
無線通信装置5は、あらかじめ複数の照明器具10がグループ化されている場合、グループごとに制御させる無線信号が受信できるように構成されている。グループ化された照明器具10は、無線通信装置5が受信した電波を媒体とする無線信号に基づいて、調光制御することができる。複数の照明器具10の各々は、赤外線信号を利用して、照明器具10ごとの光源部1から照射される光出力を調整できるように構成されている。照明器具10は、たとえば、外部のリモートコントローラから放射される赤外線信号を受信して、照明器具10の各々の光出力の設定を行うことができるように構成できる。照明器具10は、リモートコントローラから放射される赤外線信号で、複数の照明器具10ごとに弁別する識別情報が設定されるように構成できる。
取付部材6は、図1、図3ないし図5に示すように、取付片6aと、連結片6bと、保持片6cと、を備えている。取付片6aは、長尺の平板の外形形状をしている。取付片6aは、正面視において、長手方向の一側縁6aaが枠本体3cの外周に沿った円弧状に切り欠かれるように形成されている。取付片6aは、長手方向の両端部に、厚み方向に貫通する第1通孔6acを備えている。取付片6aは、第1通孔6acに挿通された取付ねじ6kにより、枠体3に取り付けられる。取付片6aは、正面視において、一側縁6aaと反対の他側縁6ab側が矩形状に切り欠かれるように、窪んだ外形形状に形成されている。取付片6aは、他側縁6ab側から取付片6aの厚み方向に沿って立ち上がるように連結片6bが設けられている。取付片6aは、一対の連結片6bが長手方向における両側に設けられている。連結片6bは、取付片6aと反対側に保持片6cが設けられている。保持片6cは、長尺の平板の外形形状をしている。保持片6cは、長手方向の中央部に、厚み方向に貫通する開口部6ccを有している。開口部6ccは、保持片6cの長手方向に沿って、長い矩形状に形成されている。開口部6ccは、無線通信装置5のアンテナ収容部5bfが挿入できるように形成されている。保持片6cは、長手方向の両端部に、厚み方向に貫通する第2通孔6cbを備えている。保持片6cは、第2通孔6cbに挿通された保持ねじ6rにより、開口部6ccからアンテナ収容部5bfを鍔部3bに向かうように配置させた状態で、無線通信装置5を保持できるように構成されている。取付部材6は、取付片6aと連結片6bと保持片6cとが一体的に形成されている。取付部材6は、金属板の打ち抜き加工および打ち抜き加工により形成されている。
取付ばね8は、長尺の板状の外形形状をしている。取付ばね8は、側面視において、L字状に形成されている。取付ばね8は、長手方向の一端部8aが保持部3dに保持されるように構成されている。取付ばね8は、金属板の打ち抜き加工および折り曲げ加工により形成されている。
以下では、照明器具10の施工作業について、図5を参照しながら簡単に説明する。
施工作業では、最初に、商用交流電源からの電源ケーブル51と、端子台4bとが電気的に接続される。施工作業では、電源ケーブル51と電気的に接続された電源装置4を、造営材たる天井材50に載せ置くように、電源装置4を天井材50に設けられた取付孔50aaから挿入する。
次に、施工作業では、一端部8aが枠体3に保持された取付ばね8における一端部8aと反対側の他端部8bを、枠本体3cに近づけるように押し倒した状態で、取付孔50aaに本体部2を挿入させる。照明器具10では、枠体3の鍔部3bが天井材50の取付孔50aaの周部に当たるまで取付孔50aaに押し込まれると、取付ばね8の他端部8bが枠本体3cから離れる方向に開く。照明器具10は、取付ばね8の他端部8bが取付孔50aaの周部に取付ばね8の弾性力を付与し、取付ばね8の他端部8bと、枠体3の鍔部3bとで天井材50を挟持することにより、天井材50に取り付けられる。
すなわち、本実施形態の照明器具10では、天井材50に設けられた取付孔50aaに本体部2が埋め込まれ、鍔部3bの背面3bbを、天井材50における取付孔50aaの縁部に当てる形で天井材50に取り付けられる。
ところで、本願と比較のための照明器具では、本体部と、電源装置と、無線通信装置とが各別に別体に設けられる場合、本体部と、電源装置と、無線通信装置と、をそれぞれ別々に天井材に配置させるため、施工作業に手間と時間が大きく掛かる場合がある。特に、複数の照明器具を施工する場合においては、施工作業に手間と時間が掛かり、施工性が低下するおそれがある。
本実施形態の照明器具10では、無線通信装置5は、枠体3の正面視において、枠体3への投影が鍔部3bの外周縁3uuよりも内側、かつ本体部2の外縁2uuよりも外側となるように配置されているので、取付孔50aaへの挿通を行い易くすることができる。
照明器具10は、無線通信装置5は、枠体3の正面視において、枠体3への投影が鍔部3bの外周縁3uuよりも内側、かつ本体部2の外縁2uuよりも外側となるように配置されているので、無線通信装置5と本体部2側とを一体的に施工することができる。照明器具10は、施工作業に際し、無線通信装置5と本体部2側とを一体的に施工できるので、設置が容易にできる。照明器具10は、無線通信装置5と本体部2側とが一体的に施工できるので、照明器具10における無線通信装置5の位置が定まり、通信特性を安定化させることができる。
本実施形態の照明器具10は、無線通信装置5は、電源装置4と別体に形成されている。無線通信装置5は、水晶発振器などを備える場合もあり、電源装置4からの熱により加熱されると、出力される電波が弱くなるおそれもある。無線通信装置5は、電源装置4から離れた位置に配置されていることで、通信性能の低下を抑制させることもできる。
また、本実施形態の照明器具10では、無線通信装置5は、平板状のアンテナ部5fを有している。無線通信装置5は、アンテナ部5fが鍔部3bに対し傾斜して配置されている。
照明器具10では、無線通信装置5のアンテナ部5fが鍔部3bに対し傾斜して配置されることで、天井材50を通り抜けた無線信号の受信を行い易くできる。
本実施形態の照明器具10では、取付部材6は、無線通信装置5を枠体3に保持させる場合、本体部2と連結片6bとの間にアンテナ部5fを挟むように無線通信装置5を配置させることで、アンテナ部5fに外力が加わることを抑制できる。すなわち、連結片6bは、アンテナ部5fを機械的に保護するガード部を構成している。
言い換えれば、本実施形態の照明器具10では、無線通信装置5は、取付部材6により枠体3に取り付けられている。取付部材6は、アンテナ部5fを機械的に保護するガード部を有している。
照明器具では、アンテナ部を機械的に保護するガード部がない場合、施工作業において、作業者や天井材における取付孔にアンテナ部が当たるおそれがある。本実施形態の照明器具10では、取付部材6がアンテナ部5fを機械的に保護するガード部を有しているので、アンテナ部5fに外力が加わって、アンテナ部5fの向きが変わることを抑制することができる。本実施形態の照明器具10では、アンテナ部5fの向きが変わることで、通信性能が低下するおそれを抑制することができる。本実施形態の照明器具10では、アンテナ部5fに外力が加わって、無線通信装置5に損傷が加わることを抑制することができる。
本実施形態の照明器具10では、無線通信装置5は、赤外線を媒体として赤外線通信を行う受光素子5kaを有している。枠体3は、受光素子5kaへの赤外線を透過させる透過孔3eaが設けられている。
本実施形態の照明器具10では、枠体3は、受光素子5kaへの赤外線を透過させる透過孔3eaが設けられていることで、電波を媒体とした無線通信とは別途に、透過孔3eaを介して赤外線通信を行うことができる。照明器具10は、電波を媒体とした無線通信および赤外通信を行う無線通信装置5と本体部2側とが一体的に構成されることで、小型化を図ることもできる。
本実施形態の照明器具10では、図3および図5に示すように、無線通信装置5と本体部2との間には、無線通信装置5から導出する電線5cが挟まれている。
照明器具10では、無線通信装置5と本体部2との間に電線5cが挟まれていることで、電線5cの張力止めに利用することができる。照明器具10では、電源装置4と無線通信装置5とが別体に形成されており、特に、電源装置4と無線通信装置5とが電線5cで電気的に接続されている場合、電源装置4の施工作業にあたり、電線5cにかかる張力を抑制することができる。
(実施形態2)
図8に示す本実施形態の照明器具10は、図1に示す実施形態1と同様の構成であり、本体部2および無線通信装置5を取り付ける取付部材6の構造が主として相違する。本実施形態の照明器具10では、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の照明器具10では、図8に示すように、本体部2のフィン2jが無線通信装置5を覆うように設けられている。照明器具10は、側面視において、フィン2jと、鍔部3bとの間に、無線通信装置5が配置されている。照明器具10は、無線通信装置5が、平板状の取付部材6により、枠体3に取り付けられている。
無線通信装置5は、枠体3の正面視において、枠体3への投影が鍔部3bの外周縁3uuよりも内側に配置され、かつ枠体3への投影が本体部2の外縁2uuよりも外側に配置されるように、平板の取付部材6で本体部2に取り付けられている。
本実施形態の照明器具10は、実施形態1と同様に、より施工性を高くすることができる。
1 光源部
2 本体部
2uu 外縁
3 枠体
3a 反射体
3b 鍔部
3ea 透過孔
3uu 外周縁
4 電源装置
5 無線通信装置
5c 電線
5ka 受光素子
5f アンテナ部
6 取付部材
10 照明器具

Claims (5)

  1. 光源部と、該光源部が配置され前記光源部と熱的に結合する本体部と、前記光源部からの光の配光を制御する枠体と、前記光源部へ電力を供給する電源装置と、電波を媒体として無線通信を行う無線通信装置と、を備え、
    前記枠体は、筒状の外形形状に形成され前記光源部を囲むように前記本体部に設けられる反射体と、該反射体における前記本体部と反対側において前記反射体の縁に沿って設けられた鍔部と、を有しており、
    前記無線通信装置は、前記電源装置とは別体に設けられ、前記枠体の正面視において、前記枠体への投影が前記鍔部の外周縁よりも内側、かつ前記本体部の外縁よりも外側となるように配置されていることを特徴とする照明器具。
  2. 前記無線通信装置は、平板状のアンテナ部を有しており、該アンテナ部が前記鍔部に対し傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記無線通信装置は、取付部材により前記枠体に取り付けられており、
    前記取付部材は、前記アンテナ部を機械的に保護するガード部を有していることを特徴とする請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記無線通信装置は、赤外線を媒体として赤外線通信を行う受光素子を有しており、前記枠体は、前記受光素子への赤外線を透過させる透過孔が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記無線通信装置と前記本体部との間には、前記無線通信装置から導出する電線が挟まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の照明器具。
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