JP2017191244A - 光モジュール - Google Patents

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片山 弘樹
Hiroki Katayama
弘樹 片山
馬場 亮吉
Ryokichi Baba
亮吉 馬場
真行 二階堂
Masayuki Nikaido
真行 二階堂
有器 長沼
Yuki Naganuma
有器 長沼
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Abstract

【課題】狭いピッチで光素子を配置でき、かつ、光素子の位置ずれを抑制可能な光モジュールを提供する。
【解決手段】複数本の光ファイバ5と、複数本の光ファイバ5と光結合される複数の光素子としての発光素子41と、複数の発光素子41が搭載される基板としてのベース43と、を備え、ベース43の表面には、複数の溝43aまたは突起が整列方向に離間して形成され、表面の高さ位置が異なる複数の凸部44と凹部45とが整列方向に沿って交互に形成されており、凸部44の表面に、発光素子41が接着剤46により固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光モジュールに関する。
従来、複数本の光ファイバと、複数本の光ファイバと光結合される光素子と、光素子が搭載される基板と、を備えた複数チャンネルに対応した光モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この種の光モジュールでは、光素子として、アレイ状の光素子を用いることが多い。しかし、アレイ状の光素子は、発光部または受光部のうち1つでも動作不良と判断されると、アレイ状の光素子全体が不良と判断されるため、歩留りが悪く高価である。
特許文献1では、発光部または受光部を1つのみ有する光素子(単光学素子)を複数用い、これら複数の光素子を基板に整列して配列した光モジュールが提案されている。このように構成することで、高価なアレイ状の光素子を用いずとも、複数チャンネルに対応した光モジュールを実現することが可能になる。
また、この出願の発明に関連する他の先行技術文献情報としては、特許文献2がある。
特開2013−80069号公報 特開2006−93523号公報
ところで、光素子として面発光素子または面受光素子を用いる場合、発光部または受光部を基板と反対側に向けて配置し、光素子と光ファイバとをレンズブロックを介して光結合させるように構成する場合がある。このような場合、光素子は、銀−エポキシ系の接着剤等の接着剤を用いて基板に接着固定されるのが通常である。
しかしながら、接着剤を用いて複数の光素子を接着固定する際に、光素子の下方の接着剤が側方に押し出され、この押し出された接着剤によって既に配置していた光素子に位置ずれが生じてしまう、という問題がある。
押し出される接着剤の影響を抑えるために、接着剤の量を少なくし微小範囲に塗布することも考えられるが、光素子の接着固定に用いる接着剤は粘度が高く、接着剤を塗布するディスペンサに径の細いニードル(針)を使用できないため、接着剤を微小範囲に塗布することは困難である。
また、押し出される接着剤の影響を抑えるために、光素子の間隔を大きくすることも考えられるが、この場合、レンズブロックや基板が大型化し、光モジュール全体の大型化につながってしまうという問題がある。
なお、押し出される接着剤の影響を抑えるために、全ての光素子を同時に搭載することも考えられるが、現状の技術では、コストや精度等の観点から、全ての光素子を同時に搭載することは困難であった。
特許文献2では、基板に形成した溝(キャビティ)に光素子を挿入することで、光素子を接着固定する際の位置ずれを抑制することが提案されているが、この方法では、溝を離間して形成する必要があるために、光素子同士の間隔(ピッチ)が大きくなってしまい、レンズブロックや基板が大型化し、光モジュール全体の大型化をまねいてしまう。そのため、狭いピッチで光素子を配置して高密度実装を実現し、かつ、光素子の位置ずれを抑制可能な技術が要求されている。
そこで、本発明は、狭いピッチで光素子を配置でき、かつ、光素子の位置ずれを抑制可能な光モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、複数本の光ファイバと、前記複数本の光ファイバと光結合される複数の光素子と、前記複数の光素子が搭載される基板と、を備え、前記基板の表面には、複数の溝または突起が整列方向に離間して形成され、表面の高さ位置が異なる複数の凸部と凹部とが前記整列方向に沿って交互に形成されており、前記凸部の表面に、前記光素子が接着剤により固定されている、光モジュールを提供する。
本発明によれば、狭いピッチで光素子を配置でき、かつ、光素子の位置ずれを抑制可能な光モジュールを提供できる。
本発明の一実施の形態に係る光モジュールの分解斜視図である。 図1の光モジュールの外観を示す斜視図である。 図1の光モジュールの送信側光電変換部を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。 (a),(b)は、光素子の搭載手順を説明する図である。 (a),(b)は、光素子の搭載手順を説明する図である。 本発明の一変形例に係る光モジュールの送信側光電変換部を示す断面図である。 本発明の一変形例に係る光モジュールの送信側光電変換部を示す断面図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(光モジュールの全体構成)
図1は、本実施の形態に係る光モジュールの分解斜視図であり、図2はその外観を示す斜視図である。
図1,2に示すように、光モジュール1は、送信側回路基板2と受信側回路基板3とを有し、複数チャンネルの光信号を送受信可能に構成されている。光モジュール1は、例えば、12チャンネル双方向(送信12チャンネル、受信12チャンネル)の通信が可能に構成されている。光モジュール1は、例えば、1チャンネルあたり10Gb/s(ギガビット毎秒)の信号を伝送する高速伝送用の光モジュールである。
送信側回路基板2には、電気信号を光信号に変換する送信側光電変換部4が搭載され、送信側光電変換部4には複数本(例えば12本)の送信側光ファイバ5がMTフェルール5aを介して接続されている。送信側回路基板2の一端部には電極が整列して形成され、送信側カードエッジコネクタ2aが形成されている。送信側光電変換部4の具体的な構成については後述する。
受信側回路基板3には、光信号を電気信号に変換する受信側光電変換部6が搭載され、受信側光電変換部6には複数本(例えば12本)の受信側光ファイバ7が図示しないMTフェルールを介して接続されている。受信側回路基板3の一端部には、電極が整列して形成され、受信側カードエッジコネクタ3aが形成されている。図示していないが、受信側光電変換部6は、PD(Photo Diode)等の受光素子と、受光素子からの電気信号を増幅するアンプICと、受信側光ファイバ7と受光素子とを光結合するレンズブロックと、を有して構成されている。
送信側回路基板2と受信側回路基板3とは、光電変換部4,6を搭載した表面同士を向い合せた状態で上下に配置され、筐体8内に収容される。両回路基板2,3の他端側から延出された送信側光ファイバ5と受信側光ファイバ7は、束ねられてケーブル化され、光ファイバケーブル9として筐体8から延出されている。
(送信側光電変換部4の説明)
図3は、送信側光電変換部4を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。なお、図3(b)では送信側光ファイバ5とレンズブロック42とを省略して示している。
図1および図3に示すように、送信側光電変換部4は、複数本の送信側光ファイバ5と、複数の発光素子41とが、レンズブロック42を介して光結合されている。
発光素子41は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)等の面発光素子からなり、ベース43に搭載されている。ここでは、発光素子41として、発光部を1つのみ有する単光学素子を用い、各発光素子41を発光部がベース43と反対側(上側)を向くようにベース43に搭載した。本実施の形態では、発光素子41として、長さLが250μm、幅Wが250μm、高さHが200μmのものを用いた。発光素子41は本発明の光素子の一態様であり、送信側光ファイバ5は本発明の光ファイバの一態様、ベース43は本発明の基板の一態様である。なお、図3(a),(b)では6個の発光素子41のみを示しているが、発光素子41の数はこれに限定されない。例えば、12チャンネルの送信が可能な光モジュール1では、12個の発光素子41がベース43に搭載されることになる。
図示していないが、送信側光電変換部4は、送信側回路基板2に搭載され発光素子41を駆動する駆動ICを有しており、各発光素子41と駆動ICとがワイヤ41a(図1参照)を介して電気的に接続されている。
発光素子41を搭載する基板としてのベース43は、導電性の部材、例えば、銅タングステン(Cu−W)やコバールなどの金属からなり、送信側回路基板2の内層に形成された図示しないグランドパターンと電気的に接続されている。ベース43は、送信側回路基板2に形成された切欠き2b(図1参照)を裏面側から塞ぐように送信側回路基板2に設けられている。
各発光素子41の上方には、レンズブロック42が配置されている。レンズブロック42は、図示しないレンズ枠を介してベース43に固定されている。レンズ枠には、送信側光ファイバ5の端部に設けられたMTフェルール5aが係合され、送信側光ファイバ5と対応する発光素子41とがレンズブロック42を介して光学的に接続されている。
レンズブロック42の下面には、各発光素子41に対応するように素子側レンズ42aが形成されており、レンズブロック42の側面には、各送信側光ファイバ5に対応するようにファイバ側レンズ42bが形成されている。また、レンズブロック42は、各発光素子41から素子側レンズ42aを介して入射された光を反射し、ファイバ側レンズ42bを介して送信側光ファイバ5に出射する反射面42cを有している。
さて、本実施の形態に係る光モジュール1では、ベース43の表面には、複数の溝43aが任意の整列方向(ここでは、図3(a),(b)における左右方向)に離間して形成され、表面の高さ位置が異なる複数の凸部44と凹部45とが整列方向に沿って交互に形成されており、凸部44の表面に、発光素子41が接着剤により固定されている。接着剤46としては、例えば、銀−エポキシ系の接着剤を用いることができる。
本実施の形態では、複数の凸部44のそれぞれに、発光素子41が接着剤46により固定されている。つまり、1つの凸部44に1つの発光素子41がそれぞれ接着固定されている。各発光素子41は、その幅方向が整列方向と一致するように、幅方向に一直線状に整列して配置されている。また、本実施の形態では、凸部44と凹部45との間に形成される段差47(溝43aの側壁)は、凸部44および凹部45の表面(上面)に対して垂直に形成されている。
本実施の形態では、凸部44の表面に発光素子41が接着固定されるため、発光素子41を配置する際に発光素子41の下方から押し出された接着剤46は、凹部45(溝43a)内へと流し込まれる。このように、本実施の形態では、凹部45(溝43a)は、発光素子41を配置する際に押し出された接着剤46の余剰分を収容する役割を果たす。接着剤46の余剰分を凹部45(溝43a)に収容することにより、押し出された接着剤によって既に配置されている発光素子41に位置ずれが生じてしまうことが抑制される。このように、本実施の形態に係る光モジュール1は、発光素子41が接着固定される部分(凸部44a)の間に、接着剤46の余剰分を収容する(流し込む)ための溝43a(凹部45)が形成されたものである、と換言することもできる。
本実施の形態では、発光素子41を配置する際に側方に押し出される接着剤46の量を少なくするために、凸部44の整列方向に沿った幅d1を、発光素子41の幅Wよりも小さくしている。つまり、本実施の形態では、上面視で発光素子41と重なる位置に凹部45(溝43a)が形成されている。
これにより、発光素子41を配置する際に押し出された接着剤46が凹部45(溝43a)へと流し込まれ易くなるため、接着剤46が発光素子41の側方へと押し出されにくくなり、既に配置されている発光素子41に位置ずれが生じてしまうことをより抑制可能になる。
なお、凸部44の幅d1を小さくしすぎると、凸部44の表面の面積が小さくなって発光素子41を安定して保持することができなくなるため、凸部44の幅d1は、発光素子41を安定して保持できる程度の幅(好ましくは発光素子41の幅Wの1/3以上)とされる。
凸部44の幅d1と、凹部45の幅(隣り合う凸部44の間隔)d2とを足し合わせた幅d1+d2は、発光素子41の幅Wと略等しくされる(幅Wよりも若干大きくされる)。これにより、整列方向における発光素子41のピッチPを、発光素子41の幅W(ここでは250μm)と略等しくし、狭ピッチで発光素子41を配置することが可能になる。
発光素子41の接着固定に用いる接着剤46は粘度が高いため、凹部45の幅d2が小さいと、押し出された接着剤46が凹部45を越えて既に配置されている発光素子41に干渉してしまうおそれが生じる。
そこで、本実施の形態では、凸部44の整列方向に沿った幅d1を、凹部45の整列方向に沿った幅d2よりも小さくしている。換言すれば、本実施の形態では、凹部45の整列方向に沿った幅d2を、凸部44の整列方向に沿った幅d1よりも大きくしている。これにより、発光素子41のピッチPを小さくした場合であっても、凹部45の幅d2を確保し、発光素子41の配置時に押し出された接着剤46が凹部45を越えて既に配置されている発光素子41に干渉してしまう、といった不具合を抑制することが可能になる。
なお、ここでは、各凸部44の幅d1を同じ幅としたが、各凸部44の幅d1は異なっていてもよい。例えば、整列方向における最外に配置される凸部44の幅d1を、他の凸部44の幅d1よりも大きく形成するなどしてもよい。同様に、ここでは、凹部45の幅d2を同じ幅としたが、各凹部45の幅d2は異なっていてもよい。凸部44と凹部45との間の段差47の高さ(溝43aの深さ)hは、凹部45内に収容される接着剤46の量や接着剤46の粘度等に応じて適宜調整するとよい。
本実施の形態では、凸部44の幅方向における中心位置と、発光素子41の幅方向における中心位置とが一致するように発光素子41を配置している。そのため、凸部44の幅方向における配置ピッチは、発光素子41のピッチPと略同じに(発光素子41のピッチPよりも若干大きく)される。
溝43aは、切削加工等の機械的な加工により形成してもよいが、この溝43aは、発光素子41の位置決め(アライメントマーク)の役割も果たすことになるため、エッチングにより精度よく形成することが望ましい。ここでは、ベース43としてコバールからなるものを用いたが、これに限らず、ベース43は、エッチングが可能な導電性の材料から構成されていればよい。
なお、本実施の形態では、複数の溝43aを形成することにより凸部44と凹部45を形成したが、これに限らず、ベース43に複数の突起を形成することで、凸部44と凹部45を形成してもよい。この場合、真空蒸着やスパッタリング等の任意の方法により、ベース43の所定の位置に凸部44となる突起を成膜するようにすればよい。
次に、発光素子41をベース43に搭載する手順について説明する。
図4(a),(b)に示すように、まず、基板としてのベース43の表面に、複数の溝43aを任意の整列方向に離間して形成し、表面の高さ位置が異なる凸部44と凹部45とを整列方向に沿って交互に形成し、凸部44の周囲に接着剤46を塗布する。ここでは、点状に接着剤46を塗布する場合を示しているが、整列方向に直線状に接着剤46を塗布してもよい。塗布する接着剤46の量は、発光素子41を載置した際に押し出される量(凹部45に収容される量)が多くなり過ぎないように、適宜調整される。
その後、図5(a),(b)に示すように、凸部44の接着剤46を塗布した位置に、発光素子41を載置する。このとき、発光素子41の下方の接着剤46は凹部45内へと押し出され、接着剤46の余剰分が凹部45内に収容される。
同様にして凸部44の接着剤46を塗布した位置に、発光素子41を載置し、接着剤46を硬化させると、図3(a)〜(c)に示した状態となり、発光素子41の搭載作業が完了する。
(変形例)
図6に示すように、発光素子41のベース43側の面(発光部と反対側の面)に、凸部44の先端部を収容する位置決め用溝41bを形成してもよい。この場合、発光素子41は、位置決め用溝41bに凸部44の先端部を収容した状態で、凸部44に接着剤により固定されることになる。
これにより、凸部44が位置決め用の突起としての役割を果たすことになり、発光素子41の位置決めを容易に行うことが可能になる。ここでは、発光素子41のベース43側の面における幅方向の中央部に、凸部44に沿った(幅方向(整列方向)及び高さ方向に垂直な長さ方向に沿った)直線状の位置決め用溝41bを形成したが、位置決め用溝41bの形状や形成位置はこれに限定されない。
例えば、凸部44に沿った第1溝と第1溝と直交する第2溝とを有する十字状の位置決め用溝41bを形成してもよい。これにより、第1溝内に凸部44の先端部を収容する際に、第1溝内に入り込んだ接着剤46が第2溝を介して排出され易くなり、発光素子41の実装がより容易となる。また、第2溝に収容される位置決め用の突起を凸部44と一体または別体にベース43に形成しておくことで、発光素子41の幅方向及び長さ方向の位置決めを容易に行うことが可能になる。
また、図7に示すように、位置決め用溝41bは、発光素子41の幅方向における端部(図7では左側の端部)に形成されていてもよい。この場合、凸部44と凹部45間の段差47に、位置決め用溝41bの側面を当接させることで、発光素子41の位置決めを行うとよい。
また、本実施の形態では、発光素子41が単光学素子である場合を説明したが、発光素子41が複数の発光部を有するアレイ状素子であってもよい。この場合、アレイ状光素子としては、比較的安価な発光部の数が少ないものを用いることが望ましい。
また、本実施の形態では、1つの凸部44に1つの発光素子41を配置しており、凸部44と発光素子41とが1対1で対応していたが、これに限らず、複数の凸部44にわたるように発光素子41を配置してもよい。例えば、発光素子41としてアレイ状素子を用いる場合には、側方に押し出される接着剤46の量を少なくするために、複数の凸部44にわたるように発光素子41を配置することが望ましい。
さらに、本実施の形態では、送信側光電変換部4において、発光素子41を凸部44に実装する場合を説明したが、これに限らず、送信側光電変換部4と同様の構造を受信側光電変換部6に適用してもよい。
すなわち、受信側光電変換部6は、基板としてのベースの表面に、複数の溝または突起が任意の整列方向に離間して形成され、表面の高さ位置が異なる複数の凸部と凹部とが整列方向に沿って交互に形成されており、凸部の表面に、受光素子が接着剤により固定された構造となっていてもよい。受光素子としては、単光学素子を用いてもよいし、複数の受光部を有するアレイ状素子(比較的安価な受光部の数が少ないもの)を用いてもよい。
つまり、本発明は、送信側光電変換部4と受信側光電変換部6のいずれにも適用可能であり、光モジュール1は、送信側光電変換部4と受信側光電変換部6のいずれか一方が、基板の凸部に光素子が搭載された構造となっていればよい。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係る光モジュール1では、基板としてのベース43の表面に、複数の溝43a(または突起)が整列方向に離間して形成され、表面の高さ位置が異なる凸部44と凹部45とが整列方向に沿って交互に形成されており、凸部44の表面に、光素子(発光素子41または受光素子)が接着剤46により固定されている。
このように構成することで、発光素子41を凸部44に搭載する際に押し出された接着剤46の余剰分が凹部45内へと収容されることになり、狭いピッチPで光素子を配置する場合であっても、既に配置していた光素子に位置ずれが生じてしまうことを抑制可能になる。
つまり、本実施の形態によれば、狭いピッチPで光素子を配置でき、かつ、光素子の位置ずれを抑制可能な光モジュール1を実現できる。
その結果、安価な単光学素子(あるいは比較的安価な発光部や受光部の数が少ないアレイ状素子)を用いて複数チャンネルの通信を実現することができ、光モジュール1の低コスト化が可能になる。本発明は、特にアレイ状素子がより高価となる高速伝送用途において、特に効果を奏する。また、本実施の形態によれば、狭いピッチPで光素子を配置でき、光素子の高密度実装が可能となるため、レンズブロック42や基板(ベース43)の小型化が可能となり、光モジュール1全体の小型化に寄与する。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]複数本の光ファイバ(5)と、前記複数本の光ファイバ(5)と光結合される複数の光素子(41)と、前記複数の光素子(41)が搭載される基板(43)と、を備え、前記基板(43)の表面には、複数の溝(43a)または突起が整列方向に離間して形成され、表面の高さ位置が異なる複数の凸部(44)と凹部(45)とが前記整列方向に沿って交互に形成されており、前記凸部(44)の表面に、前記光素子(41)が接着剤(46)により固定されている、光モジュール(1)。
[2]前記凸部(44)の前記整列方向に沿った幅が、前記光素子(41)の前記整列方向に沿った幅よりも小さい、[1]に記載の光モジュール(1)。
[3]前記光素子(41)の前記基板(43)側の面には、位置決め用溝(41a)が形成されており、前記光素子(41)は、前記位置決め用溝(41a)に前記凸部(44)の先端部を収容した状態で、前記凸部(44)に前記接着剤(46)により固定されている、[2]に記載の光モジュール(1)。
[4]前記凸部(44)の前記整列方向に沿った幅が、前記凹部(45)の前記整列方向に沿った幅よりも小さい、[1]乃至[3]の何れか1項に記載の光モジュール(1)。
[5]前記光素子(41)が、発光部または受光部を1つ有する単光学素子からなる、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の光モジュール(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…光モジュール
2…送信側回路基板
3…受信側回路基板
4…送信側光電変換部
5…送信側光ファイバ(光ファイバ)
6…受信側光電変換部
7…受信側光ファイバ
8…筐体
9…光ファイバケーブル
41…発光素子(光素子)
42…レンズブロック
42a…素子側レンズ
42b…ファイバ側レンズ
42c…反射面
43…ベース(基板)
43a…溝
44…凸部
45…凹部
46…接着剤
47…段差

Claims (5)

  1. 複数本の光ファイバと、
    前記複数本の光ファイバと光結合される複数の光素子と、
    前記複数の光素子が搭載される基板と、を備え、
    前記基板の表面には、複数の溝または突起が整列方向に離間して形成され、表面の高さ位置が異なる複数の凸部と凹部とが前記整列方向に沿って交互に形成されており、
    前記凸部の表面に、前記光素子が接着剤により固定されている、
    光モジュール。
  2. 前記凸部の前記整列方向に沿った幅が、前記光素子の前記整列方向に沿った幅よりも小さい、
    請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記光素子の前記基板側の面には、位置決め用溝が形成されており、
    前記光素子は、前記位置決め用溝に前記凸部の先端部を収容した状態で、前記凸部に前記接着剤により固定されている、
    請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記凸部の前記整列方向に沿った幅が、前記凹部の前記整列方向に沿った幅よりも小さい、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の光モジュール。
  5. 前記光素子が、発光部または受光部を1つ有する単光学素子からなる、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の光モジュール。
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