JP2017191219A - 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置、およびこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】それぞれ内部に磁石を備え、互いに現像剤を受け渡しあう複数のローラーを備える現像装置において、現像ローラーへのトナー付着に起因する画像濃度低下を抑制するとともに、当該現像装置を備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置23は、現像ローラー231と、搬送ローラー232と、を備える。現像ローラー231は、第1磁石231Aと、第1スリーブ231Bと、を含む。現像動作時には、第1スリーブ231Bが第1回転方向D1に回転され、第2スリーブ232Bが第2回転方向D2に回転される。非現像動作時には、第2スリーブ232Bが第2回転方向に回転され、第1スリーブ231Bが第1回転方向とは逆方向に回転される。対向位置TPに進入した現像剤によって、第1スリーブ231B上に形成されたトナー層が研磨される。【選択図】図3

Description

本発明は、現像装置、およびこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式が採用されたプリンターや複写機等の画像形成装置は、静電潜像を担持する感光体ドラムと、感光体ドラムにトナーを供給し静電潜像をトナー像に顕在化する現像装置と、該感光体ドラムからトナー像をシートに転写する転写装置と、を備える。
特許文献1には、感光体ドラムにトナーを供給する現像ローラーと、現像ローラーに現像剤を供給する搬送ローラーと、が開示されている。また、現像ローラーおよび搬送ローラーは、いずれも複数の磁極を備え固定された磁石と、磁石の周囲を回転するスリーブと、を備えている。搬送ローラーから現像ローラーへの現像剤の供給は、搬送ローラー側の第1のS極と現像ローラー側の第1のN極との間で発生する磁力によって行われる。また、現像ローラーから搬送ローラーへの現像剤の回収は、現像ローラー側の第2のN極と搬送ローラー側の第2のS極との間で発生する磁力によって行われる。
特開平04−107586号公報
近年、トナー像の高画質化や感光体ドラムの背景部に発生するトナーかぶりを抑制するために、現像ローラーには、直流バイアスに交流バイアスが重畳された現像バイアスが印加される。このような現像バイアスが特許文献1の現像ローラーに印加されると、現像ローラーのスリーブ面にトナーが吸着され、トナー層が形成されやすい。このようなトナー層が積層され続けると、現像ローラーと感光体ドラムとの間の電位差が変動し、使用するにつれて画像濃度が大きく低下するという課題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、それぞれ内部に磁石を備え、互いに現像剤を受け渡しあう複数のローラーを備える現像装置において、現像ローラーへのトナー付着に起因する画像濃度低下を抑制するとともに、当該現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る現像装置は、周方向に沿って複数の磁極を含み固定された第1磁石と、前記第1磁石の周囲を第1回転方向および前記第1回転方向とは反対の逆回転方向に回転可能とされ、周面にトナーおよび磁性キャリアを含む現像剤を担持する第1スリーブと、を備え、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムに所定の現像位置で対向して配置され、前記感光体ドラムに前記トナーを供給する現像ローラーと、前記現像ローラーに所定の対向位置で対向するように配置されたローラーであって、周方向に沿って複数の磁極を含み固定された第2磁石と、前記第2磁石の周囲を前記対向位置において前記第1回転方向に対向するように設定された第2回転方向に回転され、周面に前記現像剤を担持する第2スリーブと、を備え、前記現像ローラーに前記現像剤を供給する搬送ローラーと、前記現像剤を攪拌するとともに、前記搬送ローラーに前記現像剤を供給する現像剤攪拌部と、前記現像ローラーの前記第1スリーブを前記第1回転方向および前記逆回転方向に回転させる第1駆動部と、前記搬送ローラーの前記第2スリーブを前記第2回転方向に回転させる第2駆動部と、前記第1駆動部および前記第2駆動部を制御する制御部と、を備え、前記第1磁石は、前記対向位置の前記第1回転方向下流側に配置された第1磁極と前記対向位置の前記第1回転方向上流側に配置された第2磁極と、を備え、前記第2磁石は、前記対向位置の前記第2回転方向上流側に配置された第3磁極と前記対向位置の前記第2回転方向下流側に配置された第4磁極と、を備え、前記対向位置における前記現像ローラーと前記搬送ローラーとのギャップは、前記現像位置における前記感光体ドラムと前記現像ローラーとのギャップよりも狭く設定され、前記感光体ドラム上の前記静電潜像が前記現像ローラーの前記第1スリーブ上の前記トナーによって現像される現像動作時に、前記制御部は、前記現像剤攪拌部から前記搬送ローラーに供給された前記現像剤が前記第3磁極および前記第1磁極によって形成される磁界によって前記搬送ローラーから前記現像ローラーに受け渡され、かつ、前記現像位置を通過した前記現像剤が前記第2磁極および前記第4磁極によって形成される磁界によって前記現像ローラーから前記搬送ローラーに受け渡されるように、前記第1スリーブを前記第1回転方向に回転させ、かつ、前記第2スリーブを前記第2回転方向に回転させ、前記現像動作時とは異なる非現像動作時に、前記制御部は、前記現像ローラーの前記第1スリーブ上の前記現像剤が、前記対向位置を通過するとともに、前記現像ローラーから前記搬送ローラーに受け渡されるように、前記第1スリーブを前記逆回転方向に回転させ、かつ、前記第2スリーブを前記第2回転方向に回転させることを特徴とする。
本構成によれば、現像動作時には、現像ローラーの第1スリーブが第1回転方向に回転され、搬送ローラーの第2スリーブが第2回転方向に回転される。この結果、現像剤攪拌部から搬送ローラーに現像剤が供給されるとともに、搬送ローラーから現像ローラーに前記現像剤が供給される。そして、現像位置において現像剤から一部のトナーが感光体ドラムに供給されると、現像ローラーから搬送ローラーに現像剤が回収される。この際、対向位置を挟むように一対の現像剤の受け渡し領域が形成される。一方、非現像動作時には、現像ローラーの第1スリーブが逆回転方向に回転され、搬送ローラーの第2スリーブが第2回転方向に回転される。この結果、第1スリーブ上の現像剤は、対向位置を通過しながら搬送ローラーに回収される。対向位置のギャップは現像位置のギャップよりも狭く設定されている。このため、現像剤が対向位置を通過する際、トナーおよびキャリアからなる現像剤の磁気ブラシが、第1スリーブおよび第2スリーブ上に付着したトナー層を研磨する。このため、現像装置の使用に伴って各スリーブ上にトナー層が積層されることが抑止され、感光体ドラム上に形成される画像に濃度低下が生じることが抑止される。
上記の構成において、前記制御部は、前記非現像動作時において、前記第2スリーブの回転を停止させた状態で前記第1スリーブを前記逆回転方向に回転させた後、前記第1スリーブが前記逆回転方向に回転された状態で前記第2スリーブを前記第2回転方向に回転させることが望ましい。
本構成によれば、第2スリーブの回転が停止された状態で第1スリーブが逆回転されることで、対向位置の上流側に多くの現像剤を溜めることができる。そして、第2スリーブの回転に伴って、これらの現像剤を対向位置に進入させることが可能となり、第1スリーブおよび第2スリーブ上のトナー層の研磨効果が促進される。
上記の構成において、前記制御部は、前記現像動作時における前記第1スリーブの前記第1回転方向における回転速度よりも、前記非現像動作時における前記第1スリーブの前記逆回転方向における回転速度を大きく設定することが望ましい。
本構成によれば、第1スリーブの逆回転時の回転速度が大きく設定されることで、対向位置に多くの現像剤を進入させることが可能となり、第1スリーブおよび第2スリーブ上のトナー層の研磨効果が促進される。
上記の構成において、前記第3磁極は、前記第1磁極に対して異極の磁極であり、前記第4磁極は、前記第1磁極と同極の磁極であることが望ましい。
本構成によれば、現像動作時に、搬送ローラーから現像ローラーに現像剤を安定して受け渡すことができる。また、非現像動作時には、対向位置を通過した現像剤を搬送ローラー側に安定して回収することができる。
上記の構成において、前記第1磁極の磁力のピーク位置と前記現像ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、前記現像ローラーの回転軸心と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度を第1角度とし、前記第2磁極の磁力のピーク位置と前記現像ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、前記現像ローラーの回転軸心と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度を第2角度とし、前記第3磁極の磁力のピーク位置と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、前記現像ローラーの回転軸心と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度を第3角度とし、前記第4磁極の磁力のピーク位置と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、前記現像ローラーの回転軸心と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度を第4角度とした場合、前記第1角度、前記第2角度、前記第3角度および前記第4角度のいずれもが、20度以上40度以下となるように、前記第1磁石および前記第2磁石の磁極の位置が設定されていることが望ましい。
本構成によれば、現像動作時に、現像ローラーと搬送ローラーとの最近接位置に多量の現像剤が進入することが抑止され、第1スリーブおよび第2スリーブの回転トルクの増大が抑止される。また、現像ローラーと搬送ローラーとの間で現像剤が受け渡される際に、トナーの飛散が低減される。
上記の構成において、前記第1磁極のピーク磁力をM1(mT)、前記第2磁極のピーク磁力をM2(mT)、前記第3磁極のピーク磁力をM3(mT)、前記第4磁極のピーク磁力をM4(mT)とした場合、M3<M1<M4、かつ、M2<M4の関係が満たされていることが望ましい。
本構成によれば、現像動作時において、現像ローラーと搬送ローラーとの現像剤の受け渡しが安定して実現される。また、非現像動作時には、対向位置を通過した現像剤を搬送ローラー側に安定して回収することができる。
上記の構成において、M1<M4−10、かつ、M2<M4−10、かつ、M3<M4−10の関係が更に満たされていることが望ましい。
本構成によれば、非現像動作時に、対向位置を通過した現像剤を搬送ローラー側に強く引き寄せることが可能となり、現像剤を安定して回収することができる。
上記の構成において、前記現像ローラーの回転軸心は、前記感光体ドラムの回転軸心よりも下方に配置され、前記搬送ローラーの回転軸心は、前記現像ローラーの回転軸心よりも下方に配置されていることが望ましい。
本構成によれば、非現像動作時に、対向位置を通過した現像剤の搬送ローラー側への回収が、重力によって促進される。
上記の構成において、前記現像ローラーには、直流バイアスに交流バイアスが重畳された現像バイアスが印加されるものでもよい。
本構成によれば、現像動作時に交流バイアスの作用によって第1スリーブ上にトナー層が形成されやすい場合であっても、非現像動作時の現像剤の流れによって上記のトナー層を研磨することが可能となる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上記の何れか1に記載の現像装置と、前記現像装置から前記トナーが供給され、前記周面にトナー像を担持する前記感光体ドラムと、前記感光体ドラムからシートに前記トナー像を転写する転写部と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、現像ローラーへのトナー付着に起因する画像濃度低下を抑制することが可能な画像形成装置が提供される。
本発明によれば、それぞれ内部に磁石を備え、互いに現像剤を受け渡しあう複数のローラーを備える現像装置において、現像ローラーへのトナー付着に起因する画像濃度低下を抑制するとともに、当該現像装置を備えた画像形成装置が提供される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置の内部構造を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係る現像ローラーおよび搬送ローラーの磁極配置を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係る現像ローラーの磁極配置を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係る搬送ローラーの磁極配置を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置のハウジングの構造を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置において、非現像動作時の現像ローラーおよび搬送ローラーの回転方向を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る現像装置において、第1磁石および第2磁石の磁極配置を説明するための模式図である。 本発明の実施例における印字枚数と画像濃度との関係を示したグラフである。 本発明の変形実施形態に係る現像ローラーおよび搬送ローラーの磁極配置を示す模式的な断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る画像形成装置10について、図面に基づき詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置の一例として、タンデム方式のカラープリンタを例示する。画像形成装置は、例えば、複写機、ファクシミリ装置、及びこれらの複合機等であってもよい。
図1は、画像形成装置10の内部構造を示す断面図である。この画像形成装置10は、箱形の筐体構造を備える装置本体11を備える。この装置本体11内には、シートPを給紙する給紙部12、給紙部12から給紙されたシートPに転写するトナー像を形成する画像形成部13、前記トナー像が一次転写される中間転写ユニット14、二次転写ローラー145、画像形成部13にトナーを補給するトナー補給部15、及び、シートP上に形成された未定着トナー像をシートPに定着する処理を施す定着部16が内装されている。さらに、装置本体11の上部には、定着部16で定着処理の施されたシートPが排紙される排紙部17が備えられている。
装置本体11内には、さらに、画像形成部13より右側位置に、上下方向に延びるシート搬送路111が形成されている。シート搬送路111には、適所にシートを搬送する搬送ローラー対112が設けられている。また、シートのスキュー矯正を行うと共に、後述する二次転写のニップ部に所定のタイミングでシートを送り込むレジストローラー対113も、シート搬送路111における前記ニップ部の上流側に設けられている。シート搬送路111は、シートPを給紙部12から排紙部17まで、画像形成部13(二次転写ニップ部)及び定着部16を経由して搬送させる搬送路である。
給紙部12は、給紙トレイ121、ピックアップローラー122、及び給紙ローラー対123を備える。給紙トレイ121は、装置本体11の下方位置に挿脱可能に装着され、複数枚のシートPが積層されたシート束P1を貯留する。ピックアップローラー122は、給紙トレイ121に貯留されたシート束P1の最上面のシートPを1枚ずつ繰り出す。給紙ローラー対123は、ピックアップローラー122によって繰り出されたシートPをシート搬送路111に送り出す。
画像形成部13は、シートPに転写するトナー像を形成するものであって、異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ユニットを備える。この画像形成ユニットとして、本実施形態では、後述する中間転写ベルト141の回転方向上流側から下流側へ(図1に示す左側から右側へ)向けて順次配設された、マゼンタ(M)色の現像剤を用いるマゼンタ用ユニット13M、シアン(C)色の現像剤を用いるシアン用ユニット13C、イエロー(Y)色の現像剤を用いるイエロー用ユニット13Y、及びブラック(Bk)色の現像剤を用いるブラック用ユニット13Bkが備えられている。各ユニット13M、13C、13Y、13Bkは、それぞれ感光体ドラム20と、感光体ドラム20の周囲に配置された帯電装置21、現像装置23及びクリーニング装置25とを備える。また、各ユニット13M、13C、13Y、13Bk共通の露光装置22が、画像形成ユニットの下方に配置されている。
感光体ドラム20は、その軸回りに回転駆動され、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。この感光体ドラム20としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。各色の画像形成ユニットに対応して、感光体ドラム20がそれぞれ配置される。帯電装置21は、感光体ドラム20の表面を均一に帯電する。帯電装置21は、帯電ローラーと、前記帯電ローラーに付着したトナーを除去するための帯電クリーニングブラシとを備える。露光装置22は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、均一に帯電された感光体ドラム20の周面に、画像データに基づき変調された光を照射して、静電潜像を形成する。また、クリーニング装置25は、トナー像転写後の感光体ドラム20の周面を清掃する。
現像装置23は、感光体ドラム20上に形成された静電潜像を現像するために、感光体ドラム20の周面にトナーを供給する。現像装置23は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤用のものである。なお、本実施形態では、トナーはプラスの極性に帯電する特性を備える。
中間転写ユニット14は、画像形成部13とトナー補給部15との間に設けられた空間に配置される。中間転写ユニット14は、中間転写ベルト141と、駆動ローラー142と、従動ローラー143と、一次転写ローラー24と、を備える。
中間転写ベルト141は、無端状のベルト状回転体であって、その周面側が各感光体ドラム20の周面にそれぞれ当接するように、駆動ローラー142及び従動ローラー143に架け渡されている。中間転写ベルト141は、一の方向に周回駆動され、感光体ドラム20から転写されたトナー像を表面に担持する。
駆動ローラー142は、中間転写ユニット14の右端側で中間転写ベルト141を張架し、中間転写ベルト141を周回駆動させる。駆動ローラー142は金属ローラーからなる。従動ローラー143は、中間転写ユニット14の左端側で中間転写ベルト141を張架する。従動ローラー143は、中間転写ベルト141に張力を付与する。
一次転写ローラー24は、中間転写ベルト141を挟んで感光体ドラム20と一次転写ニップ部を形成し、感光体ドラム20上のトナー像を中間転写ベルト141上に一次転写する。各色の感光体ドラム20に対向して、それぞれ、一次転写ローラー24が配置される。
二次転写ローラー145は、中間転写ベルト141を挟んで駆動ローラー142に対向して配置されている。二次転写ローラー145は、中間転写ベルト141の周面に圧接されて二次転写ニップ部を形成している。中間転写ベルト141上に一次転写されたトナー像は、給紙部12から供給されるシートPに、前記二次転写ニップ部において二次転写される。本実施形態の中間転写ユニット14および二次転写ローラー145は、本発明の転写部を構成する。転写部は、感光体ドラム20からシートPにトナー像を転写する。
トナー補給部15は、画像形成に用いられるトナーを貯留するものであり、本実施形態ではマゼンタ用トナーコンテナ15M、シアン用トナーコンテナ15C、イエロー用トナーコンテナ15Y及びブラック用トナーコンテナ15Bkを備える。これらトナーコンテナ15M、15C、15Y、15Bkは、MCYBk各色に対応する画像形成ユニット13M、13C、13Y、13Bkの現像装置23に、不図示のトナー搬送部を通して各色のトナーを補給する。
定着部16へ供給されたシートPは、定着ニップ部を通過することで加熱加圧される。これにより、前記二次転写ニップ部でシートPに転写されたトナー像は、シートPに定着される。
排紙部17は、装置本体11の頂部が凹没されることによって形成され、この凹部の底部に排紙されたシートPを受ける排紙トレイ171が形成されている。定着処理が施されたシートPは、定着部16の上部から延設されたシート搬送路111を経由して、排紙トレイ151へ向けて排紙される。
次に、図1に加え、図2乃至図6を参照して、本実施形態に係る現像装置23について、更に詳述する。図2は、本実施形態に係る現像装置23の内部構造を示す模式的な断面図である。図2では、現像装置23の各回転部材の回転方向が矢印で示されている。図3は、本実施形態に係る現像ローラー231および搬送ローラー232の磁極配置を示す模式的な断面図である。図4は、現像ローラー231の磁極配置を示す模式的な断面図である。図5は、搬送ローラー232の磁極配置を示す模式的な断面図である。図6は、本実施形態に係る現像装置23において、ハウジング23Hの構造を示す模式的な断面図である。
図1乃至図6を参照して、現像装置23は、ハウジング23Hと、現像ローラー231と、搬送ローラー232と、二本の攪拌スクリュー233(現像剤攪拌部)と、仕切り板234と、層厚規制部材235と、を含む。ハウジング23Hは、現像装置23の各部材を支持する筐体部分である。
現像ローラー231は、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム20に所定の現像位置NP(図3)で対向して配置され、感光体ドラム20にトナーを供給する。現像ローラー231は、第1磁石231Aと、第1スリーブ231Bと、を備える(図3)。なお、本実施形態では、現像位置NPは、感光体ドラム20と現像ローラー231との最近接位置を含む。第1磁石231Aは、周方向に沿って複数の磁極を含み、ハウジング23Hに固定された円柱状の磁石である。第1スリーブ231Bは、第1磁石231Aの周囲を第1回転方向(図2、図3の矢印D1方向)に回転し、周面にトナーおよび磁性キャリアを含む現像剤を担持する。なお、後記のように、第1スリーブ231Bは、第1磁石231Aの周囲を第1回転方向とは反対の逆回転方向(図7の矢印D3方向)にも回転可能とされる。本実施形態では、第1スリーブ231Bは、アルミ製の円管部材(基材)からなる。第1スリーブ231Bの円管部材の周面には、サンドブラスト処理(ブラスト処理)が施されている。第1スリーブ231Bの表面は、所定の表面粗さを備えている。本実施形態では、第1スリーブ231Bの表面粗さRzは、4.0μmから14.0μmの範囲に設定されている。現像ローラー231の第1スリーブ231Bは、ハウジング23Hに回転可能に支持されている。なお、第1スリーブ231B上には、サンドブラスト処理に代えて、公知の溝形状が形成されるものでもよい。
搬送ローラー232は、現像ローラー231に所定の対向位置TP(図3)で対向するように配置され、現像ローラー231に現像剤を供給する。なお、本実施形態では、対向位置TPは、搬送ローラー232と現像ローラー231との最近接位置を含む。搬送ローラー232は、第2磁石232Aと、第2スリーブ232Bと、を備える。第2磁石232Aは、周方向に沿って複数の磁極を含み、ハウジング23Hに固定されている。第2スリーブ232Bは、第2磁石232Aの周囲を第2回転方向(図2、図3の矢印D2方向)に回転し、周面に非磁性トナーおよび磁性キャリアを含む現像剤を担持する。なお、図3に示すように、現像ローラー231が回転する第1回転方向D1および搬送ローラー232が回転する第2回転方向D2は、対向位置TPにおいて互いに対向する方向に設定されている(カウンタ方向)。搬送ローラー232の第2スリーブ232Bは、ハウジング23Hに回転可能に支持されている。
なお、対向位置TPにおける現像ローラー231と搬送ローラー232とのギャップは、現像位置NPにおける感光体ドラム20と現像ローラー231とのギャップよりも狭く設定されている。一例として、現像ローラー231と感光体ドラム20との間のギャップ(現像位置NP)が、0.25mmよりも大きく0.40mm以下に設定される。一方、現像ローラー231と搬送ローラー232との間のギャップ(対向位置TP)は、0.18mm以上0.25mm以下に設定される。
また、現像ローラー231および搬送ローラー232には、直流バイアスに交流バイアスが重畳された現像バイアスが印加される。更に、層厚規制部材235は、不図示の導通路を介して搬送ローラー232の第2スリーブ232Bと同電位に設定されている。
攪拌スクリュー233は、2成分現像剤を攪拌しながら循環搬送することで、トナーを帯電させる。攪拌スクリュー233は、第1スクリュー233Aと、第2スクリュー233Bと、を備える。なお、図2では図示していないが、ハウジング23Hは、第1スクリュー233Aが配置される不図示の第1攪拌部と、第2スクリュー233Bが配置される不図示の第2攪拌部と、を備える(図1の現像装置23参照)。現像剤は、第1スクリュー233Aと、第2スクリュー233Bとの間を循環搬送される。そして、第1スクリュー233Aは、搬送ローラー232に現像剤を供給する。仕切り板234は、ハウジング23Hに備えられた板状部材である。仕切り板234は、第1攪拌部と第2攪拌部とを第1スクリュー233Aおよび第2スクリュー233Bの軸方向に沿って仕切っている。仕切り板234の両端部において、第1攪拌部および第2攪拌部は互いに連通している。また、トナー補給部15から補給されたトナーは、第2スクリュー233Bの軸方向の一端側からハウジング23H内に流入し、他の現像剤と攪拌される。
層厚規制部材235は、搬送ローラー232の周面に対向して配置された非磁性金属からなる板状部材である。なお、他の実施形態において、層厚規制部材235の先端部には、磁性部材が固定されてもよい。層厚規制部材235は、攪拌スクリュー233の第1スクリュー233Aから搬送ローラー232に供給された現像剤の層厚を規制する。
第1駆動部51は、不図示のモーターおよびギアからなり、現像ローラー231の第1スリーブ231Bを前述の第1回転方向(図3の矢印D1)または逆回転方向(図7の矢印D3)に回転させる。第2駆動部52も同様に、不図示のモーターおよびギアからなる。第2駆動部52のモーターは、搬送ローラー232の第2スリーブ232Bを前述の第2回転方向(図3の矢印D2)に回転させる。また、第2駆動部52は、攪拌スクリュー233の第1スクリュー233Aおよび第2スクリュー233Bを回転させる。制御部50は、第1駆動部51および第2駆動部52を制御して、第1スリーブ231Bおよび第2スリーブ232Bの回転におけるオン、オフのタイミング、更に、第1スリーブ231Bの回転方向を制御する。
また、図2に示すように、現像ローラー231の回転軸心は、感光体ドラム20の回転軸心よりも下方に配置され、搬送ローラー232の回転軸心は、現像ローラー231の回転軸心よりも更に下方に配置されている。
図3および図4を参照して、本実施形態では、現像ローラー231の第1磁石231Aは、周方向に沿って6つの磁極を備えている。現像ローラー231と搬送ローラー232とが対向する対向位置TPの第1回転方向(D1)下流側には、S2極(第1磁極)が配置される。また、S2極の第1回転方向下流側には、N3極が配置される。N3極は、搬送ローラー232から受け取った現像剤を感光体ドラム20側に搬送する搬送極として機能する。更に、N3極の第1回転方向下流側には、感光体ドラム20にトナーを供給する主極として機能するS3極が配置される。S3極は、現像位置NPの近傍に配置されている。
更に、第1磁石231Aは、現像位置NPよりも第1回転方向下流側、かつ、対向位置TPよりも第1回転方向上流側の第1領域Rにおいて、3つの磁極(N4極、S4極、N5極)を備えている。N4極は、S3極の第1回転方向下流側に隣接して配置され、S3とは異極の磁極である。また、S4極は、N4極の第1回転方向下流側に隣接して配置され、N4とは異極の磁極である。更に、N5極(第2磁極)は、S4極の第1回転方向下流側に隣接して配置され、かつ、対向位置TPの第1回転方向上流側に配置されている。N5極は、S4極およびS2極とは異極の磁極である。図3に示すように、S2極およびN5極は、周方向において対向位置TPを挟むように、隣接して配置されている。
表1には、本実施形態に係る第1磁石231Aとして、6つの磁極の角度およびピーク磁力を例示したものが示されている。なお、表1に示される各磁極の角度は、図4の対向位置TPを始点(角度0°)として、第1回転方向に沿って示されている。なお、図4では、対向位置TPと現像ローラー231の回転軸心とを結ぶ直線CL(現像ローラー231の回転軸心と搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線)が示されている。
一方、図3および図5を参照して、搬送ローラー232の第2磁石232Aは、周方向に沿って5つの磁極を備えている。現像ローラー231と搬送ローラー232との対向位置TPから第2回転方向(D2)下流側には、S5極(第4磁極)が配置される。また、S5極の第2回転方向下流側には、N6極が配置される。更に、N6極の第2回転方向下流側には間隔をおいて、N1極が配置される。N6極は、搬送ローラー232から現像剤を剥離する剥離極として機能する。N1極は、第1スクリュー233Aから現像剤を汲み上げる汲上極として機能する。N1極の第2回転方向下流側には、S1極およびN2極(第3磁極)が配置されている。図5に示すように、N2極よりも第2回転方向上流側であって、S1極とN1極との間において前述の層厚規制部材235が搬送ローラー232の第2スリーブ232Bに所定の間隔をおいて対向して配置されている。このため、本実施形態では、搬送ローラー232から現像ローラー231に現像剤が受け渡される前に、現像剤の層厚を安定して規制することができる。なお、N2極は、対向位置TPの第2回転方向上流側に配置されている。N2極およびS5極は、周方向において対向位置TPを挟むように、隣接して配置されている。
表2には、本実施形態に係る第2磁石232Aの一例として、5つの磁極の角度および磁力(半径方向成分のピーク値)が示されている。表2に示される各磁極の角度は、図5の対向位置TPを始点(角度0°)として、第2回転方向に沿って示されている。なお、図5では、対向位置TPと搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線CL(現像ローラー231の回転軸心と搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線)が示されている。
図6を参照して、ハウジング23Hは、現像ローラー231および搬送ローラー232に対向する複数の内壁部を備えている。詳しくは、ハウジング23Hは、第1内壁部23H1と、第2内壁部23H2と、第3内壁部23H3と、第4内壁部23H4と、を備える。第1内壁部23H1は、N4極、S4極およびN5極に対向し、かつ、現像ローラー231の第1スリーブ231Bの周面に沿うように延設されている。第2内壁部23H2は、第1内壁部23H1に接続されるとともに、S5極およびN6極に対向し、かつ、搬送ローラー232の第2スリーブ232Bの周面に沿うように延設されている。同様に、第3内壁部23H3は、第1内壁部23H1の反対側でN3極およびS2極に対向し、かつ、現像ローラー231の第1スリーブ231Bの周面に沿うように延設されている。第1内壁部23H1と第3内壁部23H3との間において、現像ローラー231の第1スリーブ231Bが部分的に露出され、感光体ドラム20に対向して配置されている。第4内壁部23H4は、第3内壁部23H3に接続されるとともに、N2極およびS1極に対向し、かつ、搬送ローラー232の第2スリーブ232Bの周面に沿うように延設されている。なお、図6に示すように、各内壁部と現像ローラー231の第1スリーブ231Bおよび搬送ローラー232の第2スリーブ232Bとの間には、略均等な隙間H(現像剤の搬送路)が形成されている。本実施形態では、当該隙間Hの高さは、現像ローラー231および搬送ローラー232の半径よりも小さく、0.5mmから2.0mmの範囲に設定されている。
図3を参照して、現像ローラー231の第1磁石231Aおよび搬送ローラー232の第2磁石232Aの磁極の配置および機能について、更に付言する。第2磁石232AのN2極(第3磁極)は、第1磁石231AのS2極(第1磁極)に対向して配置され、かつ、S2極とは異極の磁極である。また、S5極は、N2極の第2回転方向下流側に配置され、S2極と同極の磁極である。
図2を参照して、感光体ドラム20上の静電潜像が現像ローラー231の第1スリーブ231B上のトナーによって現像される現像動作時には、制御部50は、図3に示すように、第1スリーブ231Bを第1回転方向に回転させ、かつ、第2スリーブ232Bを第2回転方向に回転させる。この結果、トナーおよびキャリアからなり攪拌スクリュー233で循環搬送された現像剤は、まず、第1スクリュー233Aから搬送ローラー232に供給される。その後、層厚規制部材235によって現像剤の層厚が規制された後、当該現像剤は、N2極およびS2極によって形成される磁界によって搬送ローラー232から現像ローラー231に受け渡される。そして、現像位置NP(図3)においてトナーの一部が感光体ドラム20に供給されると、現像位置NPを通過した現像剤は、N5極およびS5極によって形成される磁界によって現像ローラー231から搬送ローラー232に受け渡される。その後、搬送ローラー232に回収された現像剤は、N6極によって剥離され、再び第1スクリュー233Aの周辺の第1攪拌部に流入する。このように、本実施形態では、感光体ドラム20上の静電潜像を現像する現像動作時には、対向位置TPを挟むように一対の現像剤の受け渡し領域が形成される。
前述のように、現像動作には、現像ローラー231および搬送ローラー232には、直流バイアスに交流バイアスが重畳された現像バイアスが印加される。これによって、現像位置NP(現像ニップ)では交流バイアスによる振動電界が形成されるため、感光体ドラム20上の背景部に付着したかぶりトナーを回収することができる。しかしながら、このような振動電界は、トナーを現像ローラー231の第1スリーブ231B上にも引き付ける。この結果、第1スリーブ231B上では、トナーおよびキャリアからなる磁気ブラシの根元部分に薄いトナー層(トナー膜)が形成されやすくなる。
現像ローラー231の第1スリーブ231Bに上記のようなトナー層が形成されると、第1スリーブ231B上に残存するトナーの電荷分だけ第1スリーブ231Bと感光体ドラム20との間の電位差が部分的にシフトする。この結果、画像形成装置10が使用されるにつれて、印刷画像の画像濃度の低下が引き起こされる。特に、現像ローラー231の第1磁石231Aにおいて隣接した同極磁極がない場合には、第1スリーブ231Bの表面のクリーニング作用が得られず、上記のような濃度低下が生じやすい。
本実施形態では、2本の磁気ローラー(現像ローラー231、搬送ローラー232)が配置された現像装置23において、感光体ドラム20に対向する1本のローラーである現像ローラー231上にトナー層が形成され、上記のような濃度低下が発生することが好適に抑止される。すなわち、現像ローラー231へのトナー付着に起因する画像濃度低下を抑制するために、制御部50が、現像動作時とは異なる非現像動作時に、現像ローラー231の第1スリーブ231Bおよび搬送ローラー232の第2スリーブ232Bの回転を制御する(クリーニングモード)。詳しくは、制御部50は、現像ローラー231の第1スリーブ232B上の現像剤が、対向位置TPを通過するとともに現像ローラー231から搬送ローラー232に受け渡されるように、第1スリーブ231Bを逆回転方向に回転させ、かつ、第2スリーブ232Bを第2回転方向に回転させる。制御部50が実行するクリーニングモードは、印刷ジョブの前または後に行われてもよく、また、画像形成装置10の電源がオンされた際に実行されてもよい。図7は、このような非現像動作時に実行されるクリーニングモードにおいて、現像ローラー231および搬送ローラー232の回転方向を示す模式図である。
図7を参照して、搬送ローラー232の第2スリーブ232Bを第2回転方向に回転させ、現像ローラー231の第1スリーブ231Bを逆回転方向に回転させることで、S5極の磁力によって現像ローラー231から現像剤を引き離し、搬送ローラー232に回収することが可能になる。この際、現像剤が現像位置NPよりも狭く設定された対向位置TPにおいて現像ローラー231と搬送ローラー232との間を通過することで、両ローラーの表面をクリーニングすることになる。したがって、現像剤の磁気ブラシによって、現像ローラー231の第1スリーブ231B上に形成されたトナー層を研磨することが可能となる。
特に、本実施形態では、1本の現像ローラー231が感光体ドラム20に対向して配置され、感光体ドラム20上の静電潜像を現像する。したがって、複数の現像ローラーが感光体ドラム20の周面に沿って隣接して配置される他の現像装置と比較して、1つの現像位置NPにおいて静電潜像を安定して顕在化する必要がある。換言すれば、上記のように感光体ドラム20の回転方向に沿って複数の現像ローラーが配置される場合、上流側の現像ローラーによって形成された画像の濃度低下部分を下流側の現像ローラーが補正することができる。一方、本実施形態では、現像ローラー231の第1スリーブ231B上に形成されたトナー層によって濃度低下が発生してしまうと補正が困難となる。したがって、上記のクリーニングモードが実行されることで、第1スリーブ231B上にトナー層が積層されることが抑止される。この結果、現像装置23の構造が複雑化することが抑止されるとともに、現像装置23のコストアップが抑止される。
また、本実施形態によれば、現像動作時の交流バイアスの作用によって第1スリーブ231B上にトナー層が形成されやすい場合であっても、非現像動作時の現像剤の流れによって上記のトナー層を研磨することが可能となる。
図8は、本実施形態に係る現像装置23において、第1磁石231Aおよび第2磁石232Aの磁極配置を説明するための模式図である。なお、図8では、説明のために、S2極、N5極、N2極およびS5極の表記位置を若干ずらして示している。図8を参照して、S2極の磁力(垂直方向成分)のピーク位置と現像ローラー231の回転軸心とを結ぶ直線と、現像ローラー231の回転軸心と搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線CLと、がなす角度がβ(第1角度)と定義される。また、N5極の磁力(垂直方向成分)のピーク位置と現像ローラー231の回転軸心とを結ぶ直線と、現像ローラー231の回転軸心と搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線CLと、がなす角度がγ(第2角度)と定義される。また、N2極の磁力(垂直方向成分)のピーク位置と搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線と、現像ローラー231の回転軸心と搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線CLと、がなす角度がα(第3角度)と定義される。更に、S5極の磁力(垂直方向成分)のピーク位置と搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線と、現像ローラー231の回転軸心と搬送ローラー232の回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度がσ(第4角度)と定義される。この場合、β、γ、αおよびσのいずれもが、20度以上40度以下となるように、第1磁石231Aおよび第2磁石232Aの磁極の位置が設定されている。
特に、上記の4つの角度が20度未満に設定されると、現像動作時に、搬送ローラー232と現像ローラー231の最近接位置に近いところまで現像剤が入り込み、第1スリーブ231Bおよび第2スリーブ232Bの回転トルクが増大してしまう。このため、上記の4つの角度が20度以上に設定されることで、現像動作時に、現像ローラー231と搬送ローラー232との最近接位置に多量の現像剤が進入することが抑止され、第1スリーブ231Bおよび第2スリーブ232Bの回転トルクの増大が抑止される。また、上記の4つの角度が40度を超えてしまうと、現像動作時に、搬送ローラー232と現像ローラー231との間を現像剤が飛翔する飛翔距離が増加するため、トナー飛散が生じやすい。したがって、上記の4つの角度が40度以下に設定されることで、現像ローラー231と搬送ローラー232との間で現像剤が受け渡される際に、トナーの飛散が低減される。
また、本実施形態では、第2磁石232AのN2極は、第1磁石231AのS2極に対して異極の磁極であり、S5極は、S2極と同極の磁極である。このため、現像動作時に、搬送ローラー232から現像ローラー231に現像剤を安定して受け渡すことができる。また、非現像動作時には、対向位置TPを通過した現像剤を搬送ローラー232側に安定して回収することができる。
また、本実施形態では、第1磁石231AのS2極のピーク磁力をM1(mT)、N5極のピーク磁力をM2(mT)、第2磁石232AのN2極のピーク磁力をM3(mT)、S5極のピーク磁力をM4(mT)とした場合、下記の式1の関係が満たされていることが望ましい。
M3<M1<M4、かつ、M2<M4 ・・・ (式1)
この場合、現像動作時において、現像ローラーと搬送ローラーとの現像剤の受け渡しが安定して実現される。また、非現像動作時には、対向位置TPを通過した現像剤を搬送ローラー232側に安定して回収することができる。
更に、上記のS2極のピーク磁力M1(mT)、N5極のピーク磁力M2(mT)、N2極のピーク磁力M3(mT)、S5極のピーク磁力M4(mT)は、下記の式2の関係を満たすことが更に望ましい。
M1<M4−10、かつ、M2<M4−10、かつ、M3<M4−10 ・・・ (式2)
この場合、S5極の磁力が他の3つの磁極と比較して10mT以上大きく設定されることとなる。このような関係が満たされることで、非現像動作時に、第1スリーブ231Bが逆回転方向に回転された際に、現像剤が狭い対向位置TPをスムーズに通過することができる。対向位置TPよりも下流側に配置されたS5極が、強い磁力をもって現像剤を引き寄せるためである。この結果、第1スリーブ231B上の現像剤を第2スリーブ232B側に安定して回収することができる。
更に、本実施形態では、図6に示すように、N5極とは異極のS5極が、N5極に対向して配置されることで、現像ローラー231から搬送ローラー232に安定して現像剤を受け渡すことができる。この際、第1内壁部23H1および第2内壁部23H2が、現像ローラー231および搬送ローラー232の周面に沿って形成されながら互いに接続されているため、現像ローラー231から搬送ローラー232に現像剤をスムーズに受け渡すことができる。また、図6を参照して、現像ローラー231の回転軸心は感光体ドラム20の回転軸心よりも下方に配置され、搬送ローラー232の回転軸心は現像ローラー231の回転軸心よりも下方に配置されている。このため、非現像動作時に、対向位置TPを通過した現像剤の搬送ローラー232側への回収が、重力によって促進される。
また、本実施形態では、現像動作時には、対向位置TPを挟んだ位置に異なる方向に向かって現像ローラー231および搬送ローラー232間の現像剤の受け渡し領域が安定して形成される。そして、現像ローラー231と搬送ローラー232との間のギャップは、現像ローラー231と感光体ドラム20との間のギャップよりも狭く設定される。このように狭く設定された対向位置TPを挟むように、現像ローラー231と搬送ローラー232との間で現像剤の受け渡しが行われる。なお、前述のように、対向位置TPには、いずれの磁極のピーク位置も対向していない。このため、上記のように対向位置TPのギャップが狭く設定されても、現像動作時に、対向位置TPに現像剤が介在し現像剤の固着が発生することが抑止される。また、周方向において対向位置TPを挟むように、受け渡しの現像剤の磁気ブラシが2つ形成されるため、対向位置TPでトナーが飛散した場合でも、当該トナーを封じ込めることができる。
次に、実施例に基づいて、本発明を更に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
後記の実験では、以下の実験条件において実験を行った。
<実験条件>
・プリント速度:55ppm
・感光体ドラム20:アモルファスシリコン感光体(a−Si)、直径φ30mm、表面電位Vo(白地部)=270V、VL(画像部)=20V、周速=300mm/sec
・層厚規制部材235と第2スリーブ232Bとのギャップ:200〜600μm
・現像ローラー231上の現像剤搬送量(層厚規制後):250g/m
・キャリア:体積平均粒径35μm、磁力80emu/g、フェライト樹脂コートキャリア
・トナー:体積平均粒径6.8μm、トナー濃度7%
実験に用いた現像ローラー231の条件は以下のとおりである。
・現像ローラー231:直径φ20mm
・現像ローラー231の感光体ドラム20に対する周速比:1.8(現像位置NPでトレール方向)
・現像ローラー231と感光体ドラム20とのギャップ:350μm
・現像バイアス:直流バイアス=170V、交流バイアス=Vpp1.4kV、周波数f3.7kHz、Duty50%、矩形波(なお、搬送ローラー232および層厚規制部材235も現像ローラー231と同電位である)
・第1スリーブ231Bの表面条件:サンドブラストRzjis7μm
また、実験1に用いた現像ローラー231の磁極分布は、先の表1に示された磁石である。なお、以下の現像ローラー231および搬送ローラー232の磁力測定は、日本電磁測器株式会社 GAUSS METER Model GX−100を用いて行った。
また、実験に用いた搬送ローラー232の条件は以下のとおりである。
・搬送ローラー232:直径φ20mm
・第2スリーブ232Bの表面条件:ローレットV溝(溝深さ80μm、溝幅0.2mm、溝本数120本)
・搬送ローラー232の現像ローラー231に対する周速比:1.4(対向位置TPでカウンタ方向)
・搬送ローラー232と現像ローラー231とのギャップ:300μm
また、実験に用いた搬送ローラー232の磁極分布は、先の表2に示されたものである。
実験では、上記の実験条件のもと、30000枚の印字を行い、画像濃度の推移を評価した。図9は、印字枚数と画像濃度との関係を示したグラフである。実施例では、5000枚毎に、前述のクリーニングモードを実行している。比較例では、上記のクリーニングモードを実行していない。図9に示すように、実施例では、比較例と比較して、画像濃度が高い領域で飽和している。これは、クリーニングモードによって第1スリーブ231B上のトナー層が研磨され、現像位置NPでの現像電界が安定して形成されるためである。
以上、本発明の一実施形態に係る現像装置23およびこれを備える画像形成装置10につき詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば以下のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記の実施形態では、対向位置TPの周辺において、第1磁石231AがS2極、N5極を備え、第2磁石232AがN2極およびS5極を備える態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記の各磁極がS極とN極との間で反転されてもよい。また、図10は、本発明の変形実施形態に係る現像装置23Mの現像ローラー231Mおよび搬送ローラー232Mの磁極配置を示す模式的な断面図である。現像装置23Mでは、先の実施形態に係る現像装置23と比較して、第1磁石231A(図3)のN5極が、S4極になっている点で主に相違する。このような構成においても、非現像動作時に第1スリーブ231BMが第1回転方向D1とは逆の方向に回転され、現像剤が対向位置を通過することで、第1スリーブ231BM上のトナー層を研磨することができる。また、図10の現像装置23Mでは、第1スリーブ231BMの逆回転時に、現像ローラー231Mと搬送ローラー232Mとの間を通り抜けた現像剤が、搬送ローラー232M側へ移動しやすくなる。これは、S5極はN2極との間には強い磁力線が形成されているが、S4極は、隣接するS2極および対向するS5極と同極性であるため、これらの磁極との間に反発磁界を形成している。このため、現像ローラー231Mと搬送ローラー232Mとの間を通過した現像剤は、強い磁力線が結ばれているS5極の方へ搬送されやすくなる。
(2)また、上記の実施形態では、非現像動作時に、搬送ローラー232の第2スリーブ232Bが第2回転方向に回転されたまま、現像ローラー231の第1スリーブ231Bが逆回転される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。制御部50(図2)は、非現像動作時において、第2スリーブ232Bの回転を停止させた状態で第1スリーブ231Bを逆回転方向に回転させた後、第1スリーブ231Bが逆回転方向に回転された状態で第2スリーブ232Bを第2回転方向に回転させてもよい。この場合、第2スリーブ232Bの回転が停止された状態で、第1スリーブ231Bが逆回転されることで、対向位置TPの上流側に多くの現像剤を溜めることができる。そして、第2スリーブ232Bの回転に伴って、これらの現像剤を対向位置TPに進入させることが可能となり、第1スリーブ231Bおよび第2スリーブ232B上のトナー層の研磨効果が促進される。
また、制御部50は、現像動作時における第1スリーブ231Bの第1回転方向における回転速度よりも、非現像動作時における第1スリーブ231Bの逆回転方向における回転速度を大きく設定してもよい。この場合、第1スリーブ231Bの逆回転時の回転速度が大きく設定されることで、対向位置TPに多くの現像剤を進入させることが可能となり、第1スリーブ231Bおよび第2スリーブ232B上のトナー層の研磨効果が促進される。更に、第1スリーブ231Bから第2スリーブ232B側に移動する単位時間当たりの現像剤の量を増やすことも可能になる。したがって、短時間にクリーニングモードが実行可能とされる。
(3)また、上記の実施形態では、層厚規制部材235が搬送ローラー232に対向して配置される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。層厚規制部材235は、現像ローラー231のS1極周辺などに対向して配置されてもよい。この場合、現像剤を搬送するための他の磁極が第1磁石231Aに追加されてもよい。
10 画像形成装置
11 装置本体
13 画像形成部
14 中間転写ユニット(転写部)
145 二次転写ローラー(転写部)
20 感光体ドラム(像担持体)
23 現像装置
231 現像ローラー
231A 第1磁石
231B 第1スリーブ
232 搬送ローラー
232A 第2磁石
232B 第2スリーブ
233 攪拌スクリュー
233A 第1スクリュー
233B 第2スクリュー
234 仕切り板
235 層厚規制部材
23H ハウジング
23H1 第1内壁部
23H2 第2内壁部
23H3 第3内壁部
23H4 第4内壁部
24 一次転写ローラー
NP 現像位置
TP 対向位置

Claims (10)

  1. 周方向に沿って複数の磁極を含み固定された第1磁石と、前記第1磁石の周囲を第1回転方向および前記第1回転方向とは反対の逆回転方向に回転可能とされ、周面にトナーおよび磁性キャリアを含む現像剤を担持する第1スリーブと、を備え、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムに所定の現像位置で対向して配置され、前記感光体ドラムに前記トナーを供給する現像ローラーと、
    前記現像ローラーに所定の対向位置で対向するように配置されたローラーであって、周方向に沿って複数の磁極を含み固定された第2磁石と、前記第2磁石の周囲を前記対向位置において前記第1回転方向に対向するように設定された第2回転方向に回転され、周面に前記現像剤を担持する第2スリーブと、を備え、前記現像ローラーに前記現像剤を供給する搬送ローラーと、
    前記現像剤を攪拌するとともに、前記搬送ローラーに前記現像剤を供給する現像剤攪拌部と、
    前記現像ローラーの前記第1スリーブを前記第1回転方向および前記逆回転方向に回転させる第1駆動部と、
    前記搬送ローラーの前記第2スリーブを前記第2回転方向に回転させる第2駆動部と、
    前記第1駆動部および前記第2駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1磁石は、
    前記対向位置の前記第1回転方向下流側に配置された第1磁極と
    前記対向位置の前記第1回転方向上流側に配置された第2磁極と、
    を備え、
    前記第2磁石は、
    前記対向位置の前記第2回転方向上流側に配置された第3磁極と
    前記対向位置の前記第2回転方向下流側に配置された第4磁極と、
    を備え、
    前記対向位置における前記現像ローラーと前記搬送ローラーとのギャップは、前記現像位置における前記感光体ドラムと前記現像ローラーとのギャップよりも狭く設定され、
    前記感光体ドラム上の前記静電潜像が前記現像ローラーの前記第1スリーブ上の前記トナーによって現像される現像動作時に、前記制御部は、前記現像剤攪拌部から前記搬送ローラーに供給された前記現像剤が前記第3磁極および前記第1磁極によって形成される磁界によって前記搬送ローラーから前記現像ローラーに受け渡され、かつ、前記現像位置を通過した前記現像剤が前記第2磁極および前記第4磁極によって形成される磁界によって前記現像ローラーから前記搬送ローラーに受け渡されるように、前記第1スリーブを前記第1回転方向に回転させ、かつ、前記第2スリーブを前記第2回転方向に回転させ、
    前記現像動作時とは異なる非現像動作時に、前記制御部は、前記現像ローラーの前記第1スリーブ上の前記現像剤が、前記対向位置を通過するとともに、前記現像ローラーから前記搬送ローラーに受け渡されるように、前記第1スリーブを前記逆回転方向に回転させ、かつ、前記第2スリーブを前記第2回転方向に回転させることを特徴とする現像装置。
  2. 前記制御部は、前記非現像動作時において、前記第2スリーブの回転を停止させた状態で前記第1スリーブを前記逆回転方向に回転させた後、前記第1スリーブが前記逆回転方向に回転された状態で前記第2スリーブを前記第2回転方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記制御部は、前記現像動作時における前記第1スリーブの前記第1回転方向における回転速度よりも、前記非現像動作時における前記第1スリーブの前記逆回転方向における回転速度を大きく設定することを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第3磁極は、前記第1磁極に対して異極の磁極であり、
    前記第4磁極は、前記第1磁極と同極の磁極であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の現像装置。
  5. 前記第1磁極の磁力のピーク位置と前記現像ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、前記現像ローラーの回転軸心と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度を第1角度とし、
    前記第2磁極の磁力のピーク位置と前記現像ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、前記現像ローラーの回転軸心と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度を第2角度とし、
    前記第3磁極の磁力のピーク位置と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、前記現像ローラーの回転軸心と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度を第3角度とし、
    前記第4磁極の磁力のピーク位置と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、前記現像ローラーの回転軸心と前記搬送ローラーの回転軸心とを結ぶ直線と、がなす角度を第4角度とした場合、
    前記第1角度、前記第2角度、前記第3角度および前記第4角度のいずれもが、20度以上40度以下となるように、前記第1磁石および前記第2磁石の磁極の位置が設定されていることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記第1磁極のピーク磁力をM1(mT)、前記第2磁極のピーク磁力をM2(mT)、前記第3磁極のピーク磁力をM3(mT)、前記第4磁極のピーク磁力をM4(mT)とした場合、
    M3<M1<M4、かつ、M2<M4
    の関係が満たされていることを特徴とする請求項4または5に記載の現像装置。
  7. M1<M4−10、かつ、M2<M4−10、かつ、M3<M4−10
    の関係が更に満たされていることを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記現像ローラーの回転軸心は、前記感光体ドラムの回転軸心よりも下方に配置され、
    前記搬送ローラーの回転軸心は、前記現像ローラーの回転軸心よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の現像装置。
  9. 前記現像ローラーには、直流バイアスに交流バイアスが重畳された現像バイアスが印加されることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の現像装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の現像装置と、
    前記現像装置から前記トナーが供給され、前記周面にトナー像を担持する前記感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムからシートに前記トナー像を転写する転写部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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