JP2017190882A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水に関する構造部分の低コスト化が図れる貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】貯湯式給湯機は、貯湯タンクと、貯湯タンクを収納する筐体と、筐体の底部にあるドレンパンと、排水部20と、を備える。排水部20は、貯湯タンクから排水される水が流入するタンク排水流入口20cと、ドレンパンが受けた水が流入するドレンパン排水流入口20eと、タンク排水流入口20cから流入した水とドレンパン排水流入口20eから流入した水とを筐体の外部へ排出するタンクユニット排水口20fと、を一体的に備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
下記特許文献1に開示された従来の貯湯式給湯機は、以下の構成を備える。貯湯タンク(10)を収納する外装ケース(70)の下部に、漏水を受けるドレンパン(63)を配置する。ドレンパン(63)を貫通する排水部(75)を設ける。ドレンパン(63)が受けた漏水を排出する排水ホース(80)を接続する。水抜き用管路(60)は排水部(75)に接続する。排水ホース(80)は、位置合わせ用ガイド部が設けられたホース固定具(85)に保持させて排水部(75)に固定する。
特開2010−249450号公報
特許文献1の技術では、排水部(75)の他に、エルボ管(77)、排水ホース(80)、及びホース固定具(85)という部品が必要であるため、コストアップの要因になりうる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、排水に関する構造部分の低コスト化が図れる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクと、貯湯タンクを収納する筐体と、筐体の底部にあるドレンパンと、排水部と、を備え、排水部は、貯湯タンクから排水される水が流入するタンク排水流入口と、ドレンパンが受けた水が流入するドレンパン排水流入口と、タンク排水流入口から流入した水とドレンパン排水流入口から流入した水とを筐体の外部へ排出するタンクユニット排水口と、を一体的に備えるものである。
本発明の貯湯式給湯機によれば、排水に関する構造部分の低コスト化を図ることが可能となる。
実施の形態1の貯湯式給湯機を示す図である。 実施の形態1の貯湯式給湯機が備える排水部の斜視図である。 図2に示す排水部が備えるボディの斜視図である。 図2に示す排水部が備える蓋部の斜視図である。 図2中のA−A線の位置で切断した断面側面図である。 図2中のA−A線の位置で切断した断面側面図である。 実施の形態2の貯湯式給湯機が備える排水部、及び排水部に取り付けられた漏水センサの断面側面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の貯湯式給湯機を示す図である。図1のように、本実施の形態1の貯湯式給湯機50は、HP(ヒートポンプ)ユニット1と、貯湯タンクユニット40とを備える。貯湯タンクユニット40は、円筒状の形状を有する貯湯タンク10と、直方体状の形状を有する筐体30とを備える。貯湯タンク10は、断熱材に覆われた状態で、筐体30内に収納されている。HPユニット1は、水を加熱して湯を生成する加熱手段の例である。貯湯タンク10に貯留された湯は、必要に応じ所定の給湯先に供給される。加熱手段は、ヒートポンプ式に限定されるものではなく、例えば、貯湯タンク10内にヒータを設置する構成など、いかなる構成でもよい。
貯湯タンク10の下部には、給水配管11と、貯湯タンク10内の低温水をHPユニット1に送るためのHP往き配管13aとが接続されている。また、貯湯タンク10の上部には、HPユニット1により加熱された湯を貯湯タンク10内へ戻すためのHP戻り配管13bが接続されている。給湯配管12は、浴室のシャワーあるいは台所の蛇口等の所定の給湯栓(図示せず)に給湯するための配管である。ふろ往き配管14は、浴槽(図示省略)に給湯するための配管である。
貯湯タンクユニット40の筐体30の上面は、天板32で構成されている。また、筐体30の下部には、前面側が引っ込んだけこみ部31が形成されている。けこみ部31には、上述した給水配管11、HP往き配管13a、HP戻り配管13b、給湯配管12、ふろ往き配管14の各々を貯湯タンクユニット40内に引き込むため、または貯湯タンクユニット40内から引き出すための配管接続部がそれぞれ設けられている。
筐体30の内部には、湯水が通る配管、ポンプ、バルブ、熱交換器などの各種の機器(図示省略)がさらに配置されてもよい。
筐体30の下部には支持脚35が接続されている。各支持脚35をコンクリート製の土台Cにアンカーボルト(図示省略)で固定することにより、貯湯タンクユニット40が土台Cに据え付けられている。なお、上記の配管接続部および配管接続部に接続された各配管を覆い隠して貯湯タンクユニット40の意匠性を向上させるために、筐体30の下方には配管カバー(図示省略)が設けられる。
上述の構成を有する貯湯式給湯機50では、給水配管11からの給水により貯湯タンク10内が上層の高温湯と下層の低温水とで常時満水状態に保たれると共に、貯湯タンク10内の湯水に給水配管11から常時送水圧が付与される。沸上運転時には、貯湯タンク10内の下部にある低温水がHP往き配管13aを通ってHPユニット1内の熱交換器に送られ、熱交換器で沸上げられて高温の湯となる。その湯は、HP戻り配管13bを通って貯湯タンク10に戻り、上部から貯湯タンク10内に流入する。
給湯時には、給水配管11からの送水圧により貯湯タンク10内の高温の湯が給湯管路に流入し、その高温の湯と給水配管11からの低温水とが混合弁によって混合されることにより、使用者がリモコン(図示省略)等で設定した給湯温度の湯が生成され、その湯が給湯配管12あるいはふろ往き配管14を通って、浴室、台所等の所定の給湯栓あるいは浴槽に供給される。
貯湯タンク10の上部には、圧力逃し弁(図示省略)が接続されている。貯湯タンク10内の水をHPユニット1により加熱すると、水が体積膨張することで、貯湯タンク10の内圧が上昇する。圧力逃し弁は、貯湯タンク10の内圧が所定値以上になると開弁する。沸上運転時に、貯湯タンク10の内圧が上昇すると、圧力逃し弁が開弁して、水の体積膨張の分に相当する量の高温水(以下、「膨張水」と称する)が系外に排出されることで、貯湯タンク10の内圧過上昇が防止される。
貯湯タンク10の下部には、排水弁(図示省略)が接続されている。貯湯式給湯機50の使用を休止するとき、あるいは貯湯式給湯機50の修理をするときなどに、貯湯タンク10内の水を抜くことがある。貯湯タンク10内の水を抜く場合に、排水弁を開く操作を行うことで、貯湯タンク10内の水を排水できる。
筐体30の底部にドレンパン33が備えられている。万一、貯湯タンクユニット40の内部での漏水、すなわち貯湯タンク10または他の機器からの漏水、が発生した場合に、漏れた水をドレンパン33が受ける。ドレンパン33には、排水部20が取り付けられている。ドレンパン33の上面には、傾斜あるいは溝が形成されている。ドレンパン33が受けた水は、当該傾斜あるいは溝により、ドレンパン33の所定の箇所に集まる。ドレンパン33の水の集まる箇所に排水部20が配置されている。
排水部20から貯湯タンクユニット40の筐体30の外部へ水が排出される。図示を省略するが、貯湯タンクユニット40の設置場所には、排水部20から排出される水を受ける排水ホッパーと、排水ホッパーから排水溝などへ排水を導く排水経路とが備えられることが望ましい。
図2は、実施の形態1の貯湯式給湯機50が備える排水部20の斜視図である。図3は、図2に示す排水部20が備えるボディ20aの斜視図である。図4は、図2に示す排水部20が備える蓋部20bの斜視図である。図5及び図6は、図2中のA−A線の位置で切断した断面側面図である。
本実施の形態の排水部20は、図3に示すボディ20aの上面に、図4に示す蓋部20bが取り付けられた構造を有する。図2に示すように、排水部20は、タンク排水流入口20c、逃し弁排水流入口20d、ドレンパン排水流入口20e、及びタンクユニット排水口20fを備える。タンク排水流入口20c、逃し弁排水流入口20d、及びドレンパン排水流入口20eは、蓋部20bに形成されている。タンクユニット排水口20fは、ボディ20aに形成されている。
タンク排水流入口20cには、前述した排水弁から排出された水を導く排水ホース(図示省略)が接続される。タンク排水流入口20cは、蓋部20bの上面20gより上方へ突出している。タンク排水流入口20cの突出部分に対して当該排水ホースが接続される。排水弁が開かれた場合には、貯湯タンク10内の湯水が、排水弁及び当該排水ホースを通り、タンク排水流入口20cから排水部20内へ流入する。
逃し弁排水流入口20dには、前述した圧力逃し弁から排出された水を導く排水ホース(図示省略)が接続される。逃し弁排水流入口20dは、蓋部20bの上面20gより上方へ突出している。逃し弁排水流入口20dの突出部分に対して当該排水ホースが接続される。例えば沸上運転時に、圧力逃し弁から排出された膨張水が、圧力逃し弁及び当該排水ホースを通り、逃し弁排水流入口20dから排水部20内へ流入する。
ドレンパン排水流入口20eは、蓋部20bの上面20gにおいて開口する。ドレンパン排水流入口20eは、貯湯タンクユニット40の筐体30の内部空間に対して開放している。ドレンパン33が受けた水は、ドレンパン33の傾斜あるいは溝により、排水部20の設置箇所に集まり、ドレンパン排水流入口20eから排水部20内へ流入する。
図3及び図5に示すように、排水部20は、第一空間20h、第二空間20i、隔壁20j、及び逆止弁20kを備える。タンク排水流入口20c及び逃し弁排水流入口20dを通った水は、第一空間20hに流入する。ドレンパン排水流入口20eを通った水は、第二空間20iに流入する。隔壁20jは、第一空間20hと第二空間20iとの間を隔てる。タンクユニット排水口20fは、第一空間20hの下部にある。第一空間20hは、タンクユニット排水口20fに連通する。
排水部20において、タンク排水流入口20cから第一空間20hに流入した水は、そのままタンクユニット排水口20fから排水部20外へ排出される。逃し弁排水流入口20dから第一空間20hに流入した水は、そのままタンクユニット排水口20fから排水部20外へ排出される。
逆止弁20kは、第二空間20iから第一空間20hへの流体の流れを許容し、第一空間20hから第二空間20iへの流体の流れを阻止する。図5は、逆止弁20kが閉じている状態を示す。図6は、逆止弁20kが開いている状態を示す。
本実施の形態における逆止弁20kは、スイング式の逆止弁である。図5及び図6に示すように、逆止弁20kは、隔壁20jに形成された通路となる開口を開閉可能な板状の弁体が、上側にあるヒンジを介して隔壁20jに対して回動可能に連結された構造を有する。ドレンパン排水流入口20eから第二空間20iに水が流入すると、その水の圧力によって逆止弁20kが開く。逆止弁20kが開くと、第二空間20iの水が逆止弁20k及び第一空間20hを通ってタンクユニット排水口20fから排水部20外へ排出される。
本実施の形態であれば、以下の効果が得られる。排水部20が、タンク排水流入口20c、逃し弁排水流入口20d、ドレンパン排水流入口20e、及びタンクユニット排水口20fを一体的に備えたことで、部品点数を少なくできる。このため、貯湯タンクユニット40からの排水に関する構造部分の低コスト化が図れる。
排水弁が開かれた場合には、貯湯タンク10内の湯水がタンク排水流入口20cから排水部20に入り、タンクユニット排水口20fから排出される。その際の排水の流量は、大きい流量になる可能性がある。本実施の形態であれば、タンク排水流入口20cからの水が流入する第一空間20hと、ドレンパン排水流入口20eからの水が流入する第二空間20iとを隔てる隔壁20jを備えたことで、以下の効果が得られる。タンク排水流入口20cから大流量の湯水が第一空間20hに流入しても、第一空間20hから第二空間20iへ湯水が流れることを確実に抑制できる。このため、タンク排水流入口20cから流量した湯水がドレンパン排水流入口20eへ逆流することを確実に抑制できる。すなわち、貯湯タンク10内を排水するときに、ドレンパン排水流入口20eから筐体30の内部空間へ湯水が逆流することを確実に抑制できる。また、貯湯タンク10内の高温の湯がタンク排水流入口20cから流入した場合に、その湯から発生する蒸気がドレンパン排水流入口20eから筐体30の内部空間へ逆流することを確実に抑制できる。筐体30の内部空間への水分の流入を確実に抑制することで、筐体30の内部空間の湿度の増加を抑制でき、各機器の信頼性を向上できる。
逆止弁20kは、タンク排水流入口20cから流入した水がドレンパン排水流入口20eへ流れることを防止する逆流防止構造の例である。本実施の形態であれば、逆止弁20kを備えたことで、以下の効果が得られる。タンク排水流入口20cから大流量の湯水が第一空間20hに流入しても、第一空間20hから第二空間20iへ湯水が流れることをより確実に抑制できる。このため、タンク排水流入口20cから流量した湯水がドレンパン排水流入口20eへ逆流することをより確実に抑制できる。すなわち、貯湯タンク10内を排水するときに、ドレンパン排水流入口20eから筐体30の内部空間へ水が逆流することをより確実に抑制できる。また、貯湯タンク10内の高温の湯がタンク排水流入口20cから流入した場合に、その湯から発生する蒸気がドレンパン排水流入口20eから筐体30の内部空間へ逆流することをより確実に抑制できる。
本実施の形態であれば、逆止弁20kがスイング式の逆止弁であることで、さらに以下の効果が得られる。スイング式の逆止弁は、低水頭圧でも開く。このため、ドレンパン排水流入口20eから第二空間20iへ流入した水が少量であっても、より確実に逆止弁20kが開き、その水をタンクユニット排水口20f側へ排出できる。また、スイング式の逆止弁は、構造が簡単で、安価である点においても好ましい。
図5及び図6に示すように、本実施の形態では、逆止弁20kは、ドレンパン排水流入口20eからの水が流入する第二空間20iの最下部にある。このため、ドレンパン排水流入口20eから流入した水が第二空間20iに溜まることをより確実に抑制できる。
逆止弁20kは、無くてもよい。逆止弁20kが無い場合でも、隔壁20jに形成する開口を適度な大きさにすることで、タンク排水流入口20cから大流量の湯水が第一空間20hに流入したときに、第一空間20hから第二空間20iへ湯水が流れることを抑制することが可能である。すなわち、貯湯タンク10内を排水するときに、ドレンパン排水流入口20eから筐体30の内部空間へ湯水が逆流することを抑制することが可能である。また、貯湯タンク10内の高温の湯がタンク排水流入口20cから流入した場合に、その湯から発生する蒸気がドレンパン排水流入口20eから筐体30の内部空間へ逆流することを抑制することが可能である。
本実施の形態であれば、逃し弁排水流入口20dから膨張水が第一空間20hに流入した際にも、上記と同様にして、膨張水、及び膨張水から発生する蒸気が、ドレンパン排水流入口20eから筐体30の内部空間へ逆流することを抑制できる。
本発明では、排水部20が逃し弁排水流入口20dを備えなくてもよい。本発明では、圧力逃し弁から排出された水が、排水部20以外の場所から貯湯タンクユニット40外へ排出されてもよい。
実施の形態2.
次に、図7を参照して、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図7は、実施の形態2の貯湯式給湯機50が備える排水部20、及び排水部20に取り付けられた漏水センサ25の断面側面図である。実施の形態2の貯湯式給湯機50が備える排水部20自体の構成は、実施の形態1と同様である。
図7に示すように、本実施の形態2の貯湯式給湯機50は、ドレンパン排水流入口20eからの水が流入する第二空間20iに溜まった水を検知する漏水センサ25を備える。漏水センサ25は、ドレンパン排水流入口20eに対向する位置、すなわちドレンパン排水流入口20eの上方の位置に設置されている。漏水センサ25は、一対の電極25aを備える。電極25aの先端すなわち下端は、ドレンパン排水流入口20e内に挿入している。漏水センサ25は、センサ固定部品27を介して、排水部20に対して固定されている。センサ固定部品27は、排水部20のボディ20aに形成されたねじ穴20m(図3参照)に対してねじ止めされている。センサ固定部品27に対して漏水センサ25が固定されている。
ドレンパン排水流入口20eから流入した水が第二空間20iに溜まり、第二空間20iの水位が上がると、電極25aが水に触れる。電極25aが水に触れると、漏水センサ25が漏水を検知する。貯湯式給湯機50が備える制御装置(図示省略)は、漏水センサ25が漏水を検知した場合には、給水配管11に備えられた給水電磁弁(図示省略)を閉じることで、貯湯タンクユニット40への給水を自動的に停止してもよい。そのようにすることで、漏水の拡大を防止できる。
ドレンパン33で受ける排水には、貯湯タンクユニット40内の貯湯タンク10または他の機器からの漏水のほかに、貯湯タンクユニット40内の気温変化による結露水が自然にドレンパン33に溜まってくる排水、雨水が筐体30の隙間より貯湯タンクユニット40内に侵入した排水などがある。結露水あるいは雨水に起因するドレンパン33から排水部20への排水の流入は、異常ではないので、漏水センサ25で検知すべきではない。結露水あるいは雨水に起因するドレンパン33から排水部20への排水の流量は、例えば0.01L/分程度と小さい。そのような小流量の排水がドレンパン排水流入口20eから第二空間20iに流入した場合には、その水は第二空間20iにほとんど溜まることなく、速やかに逆止弁20kを通過してタンクユニット排水口20fから排出される。この場合には、第二空間20iの水位は上昇せず、電極25aは水に触れず、漏水センサ25は漏水を検知しない。
貯湯タンクユニット40内の貯湯タンク10または他の機器からの漏水が発生した場合には、ドレンパン33から排水部20への排水の流量は、比較的大きい流量、例えば0.3L/分以上になると考えられる。逆止弁20kの口径を適度に設定することで、第二空間20iからタンクユニット排水口20fへ流れる水の流量を制限することが可能である。例えば、ドレンパン排水流入口20eから第二空間20iに流入する排水流量が、所定の漏水閾値(例えば0.3L/分)未満の場合には第二空間20iの水位が上昇せず、当該排水流量が当該漏水閾値を超えると第二空間20iの水位が上昇するように、逆止弁20kの口径を設定することが可能である。すなわち、所定の流量(例えば0.3L/分)以上の排水が流れないように、逆止弁20kの排出量を設定すればよい。
本実施の形態であれば、貯湯タンクユニット40内で漏水閾値を超える流量の漏水が発生すると、第二空間20iの水位が上昇して、漏水センサ25が漏水を検知できる。本実施の形態であれば、結露水あるいは雨水に起因するドレンパン33からの正常な排水を漏水として誤検知することを確実に防止しつつ、貯湯タンクユニット40内での漏水の発生を高精度に検知できる。
本実施の形態における逆止弁20kは、第二空間20iからタンクユニット排水口20fへ流れる水の流量を制限する制限手段の例である。
1 HPユニット、 10 貯湯タンク、 11 給水配管、 12 給湯配管、 13a HP往き配管、 13b HP戻り配管、 14 ふろ往き配管、 20 排水部、 20a ボディ、 20b 蓋部、 20c タンク排水流入口、 20d 逃し弁排水流入口、 20e ドレンパン排水流入口、 20f タンクユニット排水口、 20g 上面、 20h 第一空間、 20i 第二空間、 20j 隔壁、 20k 逆止弁、 20m ねじ穴、 25 漏水センサ、 25a 電極、 27 センサ固定部品、 30 筐体、 31 けこみ部、 32 天板、 33 ドレンパン、 35 支持脚、 40 貯湯タンクユニット、 50 貯湯式給湯機

Claims (7)

  1. 貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクを収納する筐体と、
    前記筐体の底部にあるドレンパンと、
    排水部と、
    を備え、
    前記排水部は、前記貯湯タンクから排水される水が流入するタンク排水流入口と、前記ドレンパンが受けた水が流入するドレンパン排水流入口と、前記タンク排水流入口から流入した水と前記ドレンパン排水流入口から流入した水とを前記筐体の外部へ排出するタンクユニット排水口と、を一体的に備える貯湯式給湯機。
  2. 前記排水部は、前記タンク排水流入口からの水が流入する第一空間と、前記ドレンパン排水流入口からの水が流入する第二空間と、前記第一空間と前記第二空間とを隔てる隔壁とを備える請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記排水部は、前記タンク排水流入口から流入した水が前記ドレンパン排水流入口へ流れることを防止する逆流防止構造を備える請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記逆流防止構造は、前記ドレンパン排水流入口からの水が流入する空間の最下部にある請求項3に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記逆流防止構造は、スイング式の逆止弁を備える請求項3または請求項4に記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記ドレンパン排水流入口からの水が流入する空間に溜まった水を検知する漏水センサを備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記ドレンパン排水流入口からの水が流入する前記空間から前記タンクユニット排水口へ流れる水の流量を制限する制限手段を備える請求項6に記載の貯湯式給湯機。
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