JP2017190713A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関に関し、ピストンの耐久性の低下を抑制しつつ、コンロッドからピストンピンを介してピストンの内部にオイルを供給できるようにすることを目的とする。
【解決手段】コンロッド16と連結され、コンロッド16からオイルが供給されるピン油路32を含むピストンピン12を備える。ピストンピン12が挿入されるピンボア10bを有するピンボス10aと、ピンボア表面10b1に形成された油溝26と、ピストンピン12よりも燃焼室側に設けられたクーリングチャンネル24と油溝26とを接続する連絡油路28とを含むピストン10を備える。ピン油路32は、油溝26に対応するピストンピン外表面において開口している。油溝26は、ピストンピン軸方向からピストン10を見たときに、直線L1よりもクランク室側の位置においてピンボア表面10b1に形成され、直線L1よりも燃焼室側のピンボア表面10b1には形成されていない。
【選択図】図3

Description

この発明は、ピストン・クランク機構を備える内燃機関に関する。
例えば、特許文献1には、ピストン・クランク機構を備える内燃機関が開示されている。この内燃機関は、オイルがコンロッドからピストンピンを介してピストンの内部に供給されるように構成されている。より具体的には、ピストンは、ピストンピンが挿入されるピンボアを有するピンボスを備えている。ピンボスには、ピストン内部に形成された油路に連通する油溝が形成されている。油溝は、ピンボア表面の全周にわたって形成されている。
特開2000−054816号公報
燃焼圧がピストンの冠面に作用すると、ピストンの冠面側のピンボア表面(燃焼室側の表面)には、燃焼圧に基づく大きな荷重が作用する。特許文献1に記載の構成のようにピストンの冠面側のピンボア表面に油溝が設けられていると、上記荷重を受け止めるためのピンボア表面の面積が減少するため、面圧が高くなる。その結果、ピストンの耐久性の低下が懸念される。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ピストンの耐久性の低下を抑制しつつ、コンロッドからピストンピンを介してピストンの内部にオイルを供給できるようにした内燃機関を提供することを目的とする。
本発明に係る内燃機関は、ピストン・クランク機構を備える内燃機関であって、ピストンピンとピストンとを備える。前記ピストンピンは、コンロッドと連結され、コンロッドからオイルが供給されるピン油路を備えている。前記ピストンは、前記ピストンピンが挿入されるピンボアを有するピンボスと、前記ピンボアの表面であるピンボア表面に形成された油溝と、前記ピストンピンよりも燃焼室側に設けられたピストン上部油路と前記油溝とを接続する連絡油路とを備えている。前記ピン油路は、前記油溝に対応するピストンピン外表面において開口している。前記油溝は、ピストンピン軸方向から前記ピストンを見たときに、前記ピンボアの中心を通りかつシリンダ軸線と直交する第1の直線よりもクランク室側の位置において前記ピンボア表面に形成され、前記第1の直線よりも前記燃焼室側の前記ピンボア表面には形成されていない。
前記油溝は、前記ピストンピン軸方向から前記ピストンを見たときに、前記ピンボアの中心を通りかつ前記シリンダ軸線と平行な第2の直線を境にして、前記ピストンの側面において圧縮上死点の直後にサイドスラストを受けるスラスト側の前記ピンボア表面よりも、前記スラスト側の反対側である反スラスト側の前記ピンボア表面において前記ピンボアの周方向に幅広く延びるように形成されていてもよい。
前記連絡油路は、前記ピストンピン軸方向から前記ピストンを見たときに、前記ピンボアの中心を通りかつ前記シリンダ軸線と平行な第2の直線を境にして前記ピンボア表面の一方側にのみ設けられていてもよい。
前記ピンボアの周方向における前記ピンボア表面上の前記油溝の長さが前記連絡油路の直径よりも大きくてもよい。
前記連絡油路が設けられる前記ピンボア表面の前記一方側とは、前記ピストンの側面において圧縮上死点の直後にサイドスラストを受けるスラスト側の反対側である反スラスト側であってもよい。
前記ピストンピンは、前記コンロッドおよび前記ピンボスの何れに対しても回転自在に設けられていてもよい。前記ピン油路は、前記油溝に対応する前記ピストンピン外表面に開口する油穴を有していてもよい。前記ピンボア表面は、前記油溝と前記連絡油路との接続部に鋭角のエッジを有していてもよい。そして、前記連絡油路が設けられる前記ピンボア表面の前記一方側とは、前記ピストンピン軸方向から前記ピストンおよびクランク軸を見たときに、前記ピンボア表面上で前記エッジの基端から先端に向かう方向を前記クランク軸の回転方向と同じとする側であってもよい。
前記ピストンピンは、前記コンロッドおよび前記ピンボスの何れに対しても回転自在に設けられていてもよい。前記ピン油路は、前記油溝に対応する前記ピストンピン外表面に開口する複数の油穴を有していてもよい。そして、前記ピンボアの周方向における前記ピンボア表面上の前記油溝の角度幅は、前記ピストンピンの周方向において隣接する前記複数の油穴の角度よりも大きくてもよい。
本発明によれば、ピストンのピンボスがピストンピンからオイルの供給を受けるために備えられる油溝は、ピストンピン軸方向からピストンを見たときに、ピンボアの中心を通りかつシリンダ軸線と直交する第1の直線よりもクランク室側の位置においてピンボア表面に形成され、第1の直線よりも燃焼室側のピンボア表面には形成されていない。このため、ピンボア表面の中で高い燃焼圧に基づく大きな荷重が作用する燃焼室側において、この荷重を受け止める部位の面積を広く確保できるようになる。このため、本発明によれば、ピストンの耐久性の低下を抑制しつつ、コンロッドからピストンピンを介してピストンの内部にオイルを供給できるようになる。
本発明の実施の形態1に係る内燃機関が備えるピストン・クランク機構を模式的に表した図である。 ピストン、ピストンピンおよびコンロッドを図1中のA−A線で切断して得られる断面図である。 ピストンの内部に形成された油路の具体的な構成を説明するための図である。 ピストンピンの具体的な構成を説明するための図である。 燃焼圧がピストンの冠面に作用した際のピンボア表面の面圧分布の一例を表した図である。 本発明の実施の形態2に係るピストンのピンボス周りの具体的な構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る構成の特徴部を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る構成の効果を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の各実施の形態を説明する。なお、各図面において、同一または類似の構成要素には同一の符号を付している。
実施の形態1.
まず、図1〜図5を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る内燃機関が備えるピストン・クランク機構を模式的に表した図である。図1に示すように、ピストン10は、ピストンピン12を介してコンロッド14の小端部14aと連結されている。コンロッド14の大端部14bは、クランク軸16のクランクピン16aに連結されている。なお、図1中の直線L1は、ピストン10が挿入されるシリンダの軸線(すなわち、ピストン10の軸線)を示している。本実施形態の構成では、一例として、シリンダ軸線L1は、ピストンピン12が挿入されるピンボア10bの中心BCを通っている。しかしながら、本発明の対象となる構成には、ピンボア中心がシリンダ軸線(ピストン軸線)に対してオフセットされた構成も含まれる。
図2は、ピストン10、ピストンピン12およびコンロッド14を図1中のA−A線で切断して得られる断面図である。図2に示すように、コンロッド14の大端部14bの内周面には、コンロッド油溝18が形成されている。コンロッド油溝18は、クランク軸16の内部油路(図示省略)を介してシリンダブロック内部油路(図示省略)と連通している。これらの内部油路内には、オイルポンプ(図示省略)によって圧送されるオイルが供給されている。コンロッド油溝18には、このように圧送されるオイルがクランクピン16aから供給される。
コンロッド油溝18は、コンロッド内部油路20の一端に接続されている。コンロッド内部油路20は、コンロッド14の内部において大端部14bから小端部14aに向けて延びるように形成されている。したがって、コンロッド内部油路20には、コンロッド油溝18を介してオイルが供給され、コンロッド内部油路20には油圧がかかっている。コンロッド内部油路20の他端は、小端部14aの内周面に形成されたコンロッド油溝22に接続されている。コンロッド油溝22は、一例として、小端部14aの内周面の全周にわたって形成されている。このコンロッド油溝22を利用して、コンロッド内部油路20内のオイルはピストンピン12側に供給される。なお、ここでは、オイルを流通させるための専用の油路であるコンロッド内部油路20がコンロッド14の内部に形成された例を示している。しかしながら、軽量化のためにコンロッドが中空で形成されている場合には、中空部がピストンピン12に向けてオイルを供給するための油路の一部として利用されてもよい。
図2に示すように、ピストン10は一対のピンボス10aを備えている。一対のピンボス10aのそれぞれは、ピストンピン12が挿入されるピンボア10bを備えている。一対のピンボア10bは、シリンダ軸線L1に直交するピンボア軸(ピストンピン軸)L2に沿って整列されている。本実施形態の構成では、ピストンピン12は、ピストン10のピンボス10aおよびコンロッド14の小端部14aの双方に対して回転自在に設けられている。このため、ピンボス10a等からのピストンピン12の抜けを防止するために、ピンボス10a等に対するピストンピン12の軸方向の移動がスナップリング(図示省略)によって規制されている。
次に、図2とともに図3および図4を新たに参照して、ピストン10内およびピストンピン12内の各油路の構成について説明する。図3は、ピストン10の内部に形成された油路の具体的な構成を説明するための図であり、図2中のB1−B1線でピストン10を切断して得られる断面図(ピストンピン軸方向から見た図)である。なお、図2中のB2−B2線でピストン10を切断して得られる断面図は図3と同様である。図4(A)〜図4(C)は、ピストンピン12の具体的な構成を説明するための図である。より具体的には、図4(A)は図2中に示す矢視Cの方向(ピストンピン軸方向)からピストンピン12を見た図であり、図4(B)は図4(A)中に示す矢視Dの方向からピストンピン12を見た図であり、図4(C)は図4(B)中のE−E線でピストンピン12を切断して得られる断面図である。
図3に示すように、ピストン10の内部には、油路の1つとして、オイルを用いてピストン頂部10cを冷却するためのクーリングチャンネル24が形成されている。また、ピンボア10bの内周面(ピンボア表面)10b1には、油溝26が形成されている。油溝26は、ピンボア表面10b1上で周方向に延びるように形成されている。油溝26には、後述のピン油路32からオイルが供給される。
油溝26は、図3に示す方向(すなわち、ピストンピン軸方向)からピストン10を見たときに、ピンボア中心BCを通りかつシリンダ軸線L1と直交する直線L3よりもクランク室側の位置においてピンボア表面10b1に形成されている。すなわち、油溝26は、ピンボア中心BCを通る直線L3よりも燃焼室側のピンボア表面10b1には形成されていない。
また、ピストン10の内部には、クーリングチャンネル24と油溝26とを接続する連絡油路28が形成されている。油溝26は、一対のピンボス10aのそれぞれに形成されている。連絡油路28は油溝26毎に備えられている。より具体的には、図3に示すように、連絡油路28は、クーリングチャンネル24付近からピンボス10aに向けて直線的に延び、かつ、ピンボア10bの外周に沿ってピンボス10aの内部を延びた後に油溝26に接続されている。
また、本実施形態では、1つのピンボス10aに着目したときに、連絡油路28は、図3に示す方向(すなわち、ピストンピン軸方向)からピストン10を見たときに、ピンボア中心BCを通りかつシリンダ軸線L1と平行な直線(図3に示す例では、シリンダ軸線L1と同じ)を境にしてピンボア表面10b1の一方側(図3に示す例ではシリンダ軸線L1に対して左側)にのみ設けられている。したがって、本実施形態では、連絡油路28の数は、1つのピストン10につき2本となる。
さらに、図3に示すように、油溝26および連絡油路28は、ピンボア10bの周方向におけるピンボア表面10b1上の油溝26の長さが、連絡油路28の直径よりも大きくなるように形成されている。また、クーリングチャンネル24には、ピストン10の内部に供給されたオイルをピストン10の外部に排出するための排出油路30が接続されている。以上説明した油溝26および連絡油路28等の油路が形成されたピストン10は、例えば、3Dプリンタを利用して製造することができる。
一方、ピストンピン12には、図2〜図4に示すように、ピン油路32が形成されている。より具体的には、ピン油路32は、図2に示すように、コンロッド内部油路20に対応するピストンピン12の外表面に開口する油穴32aを備えている。図4の各図に示すように、油穴32aは、ピストンピン12の周方向において、ピストンピン12の外表面に等角度間隔で複数(図4に示す一例では4つ)設けられている。ピン油路32は、各油穴32aからピストンピン12の中心に向かうように形成された複数(図4に示す一例では4つ)の径方向油路32bを備えている。
また、ピン油路32は、それぞれの径方向油路32bが交わるピストンピン12の中心部に、ピストンピン軸方向に延びる軸方向油路32cを備えている。図2に示すように、油路32cは、ピストンピン軸方向において、各ピンボス10aの油溝26に対応する位置まで延びるように形成されている。そして、ピン油路32は、この位置において、軸方向油路32cから径方向に延びる複数(図4に示す一例では4つ)の径方向油路32dを備えている。図4(B)に示すように、それぞれの径方向油路32dは、ピストンピン12の外表面に開口する油穴32eに接続されている。油穴32eも、ピストンピン12の周方向において、ピストンピン12の外表面に等角度間隔で複数(図4に示す一例では4つ)設けられている。ただし、複数の油穴32aおよび32eが設けられる場合の角度間隔は、必ずしも等角度間隔でなくてもよく、任意の不等角度間隔であってもよい。
さらに、図3に示すように、油溝26およびピストンピン12は、ピンボア10bの周方向におけるピンボア表面10b1上の油溝26の角度幅(ピンボア中心BCを中心とする角度の幅)θgが、ピストンピン12の周方向において隣接する油穴32eの角度(ピンボア中心BCを中心とする角度)θhよりも大きくなるように形成されている。なお、油穴32eの角度θhは、360°を油穴32eの数で除することにより算出することができる。
以上説明したピストン10周りの構成を有する内燃機関によれば、以下に説明する効果が得られる。燃焼圧がピストン10の冠面10d(図3参照)に作用すると、ピンボア中心BCを通る直線L3よりも冠面10d側(燃焼室側)のピンボア表面10b1には、燃焼圧に基づく非常に大きな荷重が作用する。図5は、燃焼圧がピストン10の冠面10dに作用した際のピンボア表面10b1の面圧分布の一例を表している。面圧分布はピストン10の移動に伴って変化するが、図5に示す一例のように、燃焼圧に基づく面圧は、冠面10d側のピンボア表面10b1において高くなる。
本実施形態のピストン10では、上述したように、油溝26は、ピンボア中心BCを通る直線L3よりもクランク室側の位置においてピンボア表面10b1に形成されている。このように、本実施形態の構成によれば、油溝26は直線L3よりも燃焼室側(冠面10d側)のピンボア表面10b1には形成されていないため、ピンボア表面10b1の中で高い燃焼圧に基づく大きな荷重が作用する燃焼室側において、この荷重を受け止める部位の面積を広く確保できるようになる。このため、本実施形態の内燃機関によれば、ピストン10の耐久性の低下を抑制しつつ、コンロッド14からピストンピン12を介してピストン10の内部にオイルを供給できるようになる。
また、本実施形態では、各ピンボス10aのための連絡油路28は、図3に示す方向(ピストンピン軸方向)からピストン10を見たときに、上記直線L1を境にしてピンボア表面10b1の一方側(図3に示す例では直線L1に対して左側)にのみ設けられている。各ピンボス10aのための連絡油路は、このような構成とは異なり、ピンボア10bの外周の両側(図3に示す例では、直線L1に対して左右両側)においてピンボア10bに沿って延びるように設けられていてもよい。しかしながら、本実施形態の構成によれば、このように両側に連絡油路を備える場合と比べ、ピンボス10a周りの部位におけるピストン10の強度をより適切に確保できるようになる。さらに付け加えると、連絡油路28は、直線L1を跨いだ後に直線L1を境とする反対側(図3に示す例では直線L1に対して右側)において油溝26に接続されるのではなく、直線L1を跨ぐことなく上記一方側の油溝26に接続されている。このため、連絡油路28を極力短くしつつ、ピンボス10a周りの部位におけるピストン10の強度をより適切に確保できるようになる。
また、本実施形態では、油溝26および連絡油路28は、ピンボア10bの周方向におけるピンボア表面10b1上の油溝26の長さが連絡油路28の直径よりも大きくなるように形成されている。このような構成によれば、ピン油路32から連絡油路28に向けて流れるオイルの圧力損失を低減できるようになる。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、油溝26およびピストンピン12は、ピンボア10bの周方向におけるピンボア表面10b1上の油溝26の角度幅θgが、ピストンピン12の周方向において隣接する油穴32eの角度θhよりも大きくなるように形成されている。既述したように、本実施形態では、前提として、ピストンピン12は、ピストン10のピンボス10aおよびコンロッド14の小端部14aの双方に対して回転自在に設けられている。このような前提構成を有している場合には、内燃機関の運転中にはピストンピン12は回転し続ける。このため、コンロッド14からピストンピン12を介してピストン10にオイルを継続的に供給できるようにするためには、コンロッド14の小端部14aのコンロッド油溝22とピン油路32の油穴32aとが、また、ピン油路32の油穴32eと油溝26とが、ピストンピン12の回転位置によらずに常に重なるようになっていることが必要とされる。上述の角度幅θgおよび角度θhの設定によれば、上記前提構成を有している場合に、ピストンピン12の回転位置によらずに、コンロッド14からピストンピン12を介してピストン10にオイルを供給できるようになる。
実施の形態2.
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係るピストン40のピンボス40a周りの具体的な構成を説明するための図である。ピストン40およびピストンピン42は、以下に説明する点を除き、実施の形態1のピストン10およびピストンピン12と同様に構成されているものとする。より具体的には、図6は、図3と同じ手法でピストン40およびピストンピン42を切断して得られる断面図に相当する。
ここで、ピストン・クランク機構において往復運動を行うピストンには、コンロッドの傾きに起因して、ピストン側面をシリンダ壁に押し付ける力(いわゆる、サイドスラスト)が作用する。ピストン側面において圧縮上死点の直後にサイドスラストを受ける側を「スラスト側」と称し、その反対側(より具体的には、シリンダ軸線L1を境とする反対側)を「反スラスト側」と称する。
図6に示す構成では、図6中の右側がスラスト側であり、左側が反スラスト側である。ピンボス40aが備えるピンボア40bのピンボア表面40b1には、図6中に表わされた面圧分布のように、燃焼直後にスラスト側に大きな荷重が作用する。より具体的には、サイドスラストによる荷重は、スラスト側、かつ、ピンボア中心BCを通る直線L3よりも燃焼室側において最も大きくなる。
上述のように、スラスト側には燃焼直後に大きな荷重がピンボア表面40b1に作用する。そこで、本実施形態では、油溝44は、ピンボア表面40b1における次の位置に設けられる。すなわち、本実施形態の油溝44についても、実施の形態1と同様に、直線L3よりも燃焼室側のピンボア表面40b1には形成されない。さらに、本実施形態では、図6に示すように、油溝44は、ピストンピン軸方向からピストン40を見たときに、反スラスト側にのみ設けられている。
さらに付け加えると、油溝44は、直線L3よりもクランク室側のピンボア表面40b1であっても、ピンボア中心BCを通る直線L1を境にしてスラスト側には設けられていない。このため、油溝44は、直線L3よりもクランク室側、かつピンボア中心BCを通る直線L1を境にして反スラスト側におけるピンボア表面40b1において、適切な長さに設定されている。
具体的には、実施の形態1で説明した前提構成を備える場合において継続的なオイル供給を確保するためには、油溝44の角度幅θgは、上述のように、ピストンピン42が備えるピン油路43の油穴43eの角度θhよりも大きいという関係を満たすことが好ましい。そこで、図6に示すように、油溝44の長さおよび油穴43eの本数は、この関係を満たすように設定されている。また、本実施形態においても、油溝44およびこれに接続される連絡油路46は、ピンボア40bの周方向におけるピンボア表面40b1上の油溝44の長さが、連絡油路46の直径よりも大きくなるように形成されている。
また、本実施形態においても、連絡油路46は、ピンボア表面40b1の一方側(図6に示す例では左側)にのみ設けられている。さらに、本実施形態では、連絡油路28が設けられるピンボア表面40b1の上記一方側は、図6に示すように、反スラスト側とされている。
以上説明したように、本実施形態では、油溝44は、ピストンピン軸方向からピストン40を見たときに、反スラスト側にのみ設けられている。このような構成によれば、サイドスラストに基づく大きな荷重を受けるピンボア表面40b1の部位には油溝44が設けられないため、上記部位の受圧面を広く確保できるようになる。
また、本実施形態では、連絡油路46は、ピンボア表面40b1の一方側である反スラスト側に設けられている。各ピンボス40aのための連絡油路は、このような構成とは異なり、スラスト側のみ、もしくは反スラスト側およびスラスト側の双方に設けることもできる。しかしながら、本実施形態の構成によれば、これらの比較のための構成と比べ、ピンボス40aにおけるスラスト側の部位の強度をより適切に確保できるようになる。
ところで、上述した実施の形態2においては、図6に示すように、油溝44が、反スラスト側にのみ設けられ、スラスト側には全く存在していない構成を例示した。しかしながら、サイドスラストの影響を考慮して行う油溝の位置の決定手法は、上記に限定されない。すなわち、本決定手法に基づく油溝は、ピストンピン軸方向からピストンを見たときに、ピンボアの中心を通りかつシリンダ軸線と平行な第2の直線を境にして、スラスト側のピンボア表面よりも、反スラスト側のピンボア表面においてピンボアの周方向に幅広く延びるように形成されていればよい。したがって、図6に示す油溝44は、例えば、直線L1を跨いでスラスト側にも少し延びるように変形されたものであってもよい。
実施の形態3.
次に、図7および図8を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。図7は、本発明の実施の形態3に係る構成の特徴部を説明するための図である。図7に示す構成は、以下に説明するようにクランク軸16の回転方向に対する追加的な配慮を伴ってピンボス10aの構成が決定されている点を除き、実施の形態1の構成と同じである。
図7に示すように、ピンボア表面40b1は、油溝26と連絡油路28との接続部に鋭角のエッジ50を有している。また、既述したように、ピストンピン12は、ピストン10のピンボス10aおよびコンロッド14の小端部14aの双方に対して回転自在に設けられている。また、ピン油路32は、油溝26に対応するピストンピン外表面に開口する油穴32eを有している。本実施形態は、これらの前提構成を備えている場合により好ましい構成を提供する。
具体的には、本実施形態では、上記直線L1を境にしてピンボア表面10b1の一方側に連絡油路28を設ける場合に次の手法が用いられている。すなわち、連絡油路28の配置部位は、ピストンピン軸方向(すなわち、図7に示す方向)からピストン10およびクランク軸16(図7では図示せず)を見たときに、ピンボア表面10b1上でエッジ50の基端50aから先端50bに向かう方向Rがクランク軸16の回転方向と同じとなるように決定されている。
既述したように、ピストンピン12がピストン10のピンボス10aおよびコンロッド14の小端部14aの双方に対して回転自在に設けられていると、内燃機関の運転中にはピストンピン12は回転し続ける。この際のピストンピン12の回転方向(ピン回転方向)は、クランク軸16の回転方向と同じ一方向となることが実験的に分かっている。したがって、エッジ50に関する方向Rがクランク軸16の回転方向と同じとなるように連絡油路28の配置部位を決定することにより、方向Rをエンジン運転中のピン回転方向と一致させることができる。
図8(A)および図8(B)は、本発明の実施の形態3に係る構成の効果を説明するための図である。図8に示す構成は、図7に示す構成との対比のために参照するものであり、エッジ50に関する方向Rとピン回転方向(クランク軸16の回転方向)との関係が図7に示す構成と逆のものである。なお、図8では、説明の便宜上、ピンボス10aとピストンピン12とを分けて表している。
ピン油路32の油穴32eのように、油溝に対応するピストンピン側のピン油路の開口部が油穴として形成されている場合には、図8(B)に示すように、油穴32eの開口部がエッジ52を有することがある。このように油穴32eがエッジ52を有している場合に図8に示す構成が用いられると、ピストンピン12の回転中にエッジ52がピンボア表面10b1のエッジ50と干渉する(エッジ50に引っかかる)可能性がある。
これに対し、図7に示す本実施形態の構成によれば、エッジ50に関する方向Rをエンジン運転中のピン回転方向(クランク軸16の回転方向)と一致させることができる。このため、エッジ52とエッジ50との干渉を抑制できるようになる。
ところで、上述した実施の形態1〜3においては、ピストンピン12(または42)が、ピストン10(または40)のピンボス10a(または40a)およびコンロッド14の小端部14aの双方に対して回転自在に設けられている構成を例に挙げた。しかしながら、上記構成を前提構成として説明した構成を除き、ピストンピンは、ピンボスおよびコンロッドの小端部のうちの何れか一方にのみ回転自在であって、これらの他方とは圧入などの方法で固定されていてもよい。
また、上述した実施の形態1〜3においては、連絡油路28(または46)が接続されるピストン上部油路として、ピストン10(または40)の冷却のためのクーリングチャンネル24を例に挙げた。しかしながら、連絡油路が接続されるピストン上部油路は、ピストンの冷却以外の他の目的で形成された油路であってもよい。
また、上述した実施の形態1〜3においては、1つのピンボス10a(または40a)に対して1つの油溝26(または44)が形成された例を挙げた。しかしながら、1つのピンボスに対する油溝の数は複数であってもよい。また、実施の形態1〜3のように、連絡油路28(または46)が直線L1を境にしてピンボア表面10b1(または40b1)の一方側にのみ設けられる場合における連絡油路の数は、連絡油路28等とは異なり、複数であってもよい。
また、以上説明した各実施の形態の例および他の各変形例は、明示した組み合わせ以外にも可能な範囲内で適宜組み合わせてもよいし、また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形してもよい。
なお、上述した実施の形態1〜3においては、直線L3が本発明における「第1の直線」に相当し、直線L1が本発明における「第2の直線」に相当している。
10、40 ピストン
10a、40a ピンボス
10b、40b ピンボア
10b1、40b1 ピンボア表面
10c ピストン頂部
10d ピストンの冠面
12、42 ピストンピン
14 コンロッド
14a コンロッドの小端部
14b コンロッドの大端部
16 クランク軸
16a クランクピン
18、22 コンロッド油溝
20 コンロッド内部油路
24 クーリングチャンネル
26、44 油溝
28、46 連絡油路
30 排出油路
32、43 ピン油路
32a、32e、43e ピン油路の油穴
32b、32d ピン油路の径方向油路
32c ピン油路の軸方向油路
50、52 エッジ
50a エッジの基端
50b エッジの先端

Claims (7)

  1. ピストン・クランク機構を備える内燃機関であって、
    コンロッドと連結され、コンロッドからオイルが供給されるピン油路を備えるピストンピンと、
    前記ピストンピンが挿入されるピンボアを有するピンボスと、前記ピンボアの表面であるピンボア表面に形成された油溝と、前記ピストンピンよりも燃焼室側に設けられたピストン上部油路と前記油溝とを接続する連絡油路とを備えるピストンと、
    を備え、
    前記ピン油路は、前記油溝に対応するピストンピン外表面において開口し、
    前記油溝は、ピストンピン軸方向から前記ピストンを見たときに、前記ピンボアの中心を通りかつシリンダ軸線と直交する第1の直線よりもクランク室側の位置において前記ピンボア表面に形成され、前記第1の直線よりも前記燃焼室側の前記ピンボア表面には形成されていないことを特徴とする内燃機関。
  2. 前記油溝は、前記ピストンピン軸方向から前記ピストンを見たときに、前記ピンボアの中心を通りかつ前記シリンダ軸線と平行な第2の直線を境にして、前記ピストンの側面において圧縮上死点の直後にサイドスラストを受けるスラスト側の前記ピンボア表面よりも、前記スラスト側の反対側である反スラスト側の前記ピンボア表面において前記ピンボアの周方向に幅広く延びるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記連絡油路は、前記ピストンピン軸方向から前記ピストンを見たときに、前記ピンボアの中心を通りかつ前記シリンダ軸線と平行な第2の直線を境にして前記ピンボア表面の一方側にのみ設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関。
  4. 前記ピンボアの周方向における前記ピンボア表面上の前記油溝の長さが前記連絡油路の直径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
  5. 前記連絡油路が設けられる前記ピンボア表面の前記一方側とは、前記ピストンの側面において圧縮上死点の直後にサイドスラストを受けるスラスト側の反対側である反スラスト側であることを特徴とする請求項3または4に記載の内燃機関。
  6. 前記ピストンピンは、前記コンロッドおよび前記ピンボスの何れに対しても回転自在に設けられており、
    前記ピン油路は、前記油溝に対応する前記ピストンピン外表面に開口する油穴を有し、
    前記ピンボア表面は、前記油溝と前記連絡油路との接続部に鋭角のエッジを有しており、
    前記連絡油路が設けられる前記ピンボア表面の前記一方側とは、前記ピストンピン軸方向から前記ピストンおよびクランク軸を見たときに、前記ピンボア表面上で前記エッジの基端から先端に向かう方向を前記クランク軸の回転方向と同じとする側であることを特徴とする請求項3〜5の何れか1つに記載の内燃機関。
  7. 前記ピストンピンは、前記コンロッドおよび前記ピンボスの何れに対しても回転自在に設けられており、
    前記ピン油路は、前記油溝に対応する前記ピストンピン外表面に開口する複数の油穴を有し、
    前記ピンボアの周方向における前記ピンボア表面上の前記油溝の角度幅は、前記ピストンピンの周方向において隣接する前記複数の油穴の角度よりも大きいことを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の内燃機関。
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