JP2017190307A - 身体洗浄剤組成物及び身体の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】希釈前後において分離や沈殿が生じず安定で透明外観を有し、かつ、泡立ち及び速泡性に優れる濃縮型の身体洗浄剤組成物を提供すること。【解決手段】濃縮型の身体洗浄剤組成物であって、以下の成分(A)〜(C):(A)アルキルグルコシド 1〜10重量%;(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.05〜3重量%;(C)上記成分(A)及び上記成分(B)以外の界面活性剤 10〜45重量%を含有し、上記成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、上記イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜45重量%である身体洗浄剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、身体洗浄剤組成物及び身体の洗浄方法に関する。
入浴や手洗いの際に使用されるボディソープ、ハンドソープ等の身体洗浄剤は粘度のある液状タイプのものが主流であり、原液をそのままポンプ容器(液体吐出容器)に充填し、吐出させて使用されている。また、液状の洗浄剤組成物を泡立て機能を備えたポンプを取り付けた容器(以下、泡吐出容器又はポンプフォーマー付き容器ともいう)に充填し、細かい泡として吐出させて使用するタイプの身体洗浄剤も市販されている。身体洗浄剤組成物をこの泡吐出容器に入れて使用する場合には、洗浄剤の泡を直接手等にとり、その泡を身体に塗りつけながら洗浄することができる。このため、洗浄剤を泡立てる手間がない等の利点がある。
身体洗浄剤には、泡立ちがよいことや、泡立ちが速いこと(速泡性)が求められており、これらを改善する方法について検討されている。例えば特許文献1には、(A)中性アミノ酸系界面活性剤1〜20質量%、(B)成分(A)以外のアニオン性界面活性剤2〜20質量%、(C)酢酸ベタイン型両性界面活性剤又はアミドベタイン型両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上1〜15質量%等を含有し、成分(A)〜(C)の合計量が10〜30質量%、かつ、成分(A)と成分(B)の含有質量比が特定の範囲である洗浄剤組成物が記載されている。
また、近年、環境への負荷の観点や、資材、配送コストの削減を目的として、食器用洗浄剤、洗濯洗剤などの洗浄剤では、濃縮型(水で所定の倍率に希釈して使用するタイプ)の洗浄剤組成物が市場に流通している。身体洗浄剤についても、上記の観点からコンパクトであることが求められているが、水で希釈して使用する濃縮型の身体洗浄剤は市販されていない。
特開2004−143072号公報
特許文献1に記載の洗浄剤組成物は、泡立ちは良好であるが、水で希釈して使用することを前提とした洗浄剤組成物ではない。このような身体洗浄剤組成物を水で希釈して使用すると、希釈液の泡立ちや速泡性が不充分であり、希釈液に分離や沈殿が生じて不均一となるという問題がある。分離や沈殿が生じると、外観が悪いうえ、容器から吐出させても均一な洗浄剤組成物が得られないため、泡立ち、速泡性及び洗浄力が低下する。また、分離や沈殿が生じると、容器に詰りが生じるという問題も発生する。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、希釈前後において分離や沈殿が生じず安定で透明外観を有し、かつ、泡立ち及び速泡性に優れる濃縮型の身体洗浄剤組成物を提供することを主な目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、本発明に想到した。
即ち、本発明の身体洗浄剤組成物は、濃縮型の身体洗浄剤組成物であって、以下の成分(A)〜(C):
(A)アルキルグルコシド 1〜10重量%
(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.05〜3重量%
(C)上記成分(A)及び上記成分(B)以外の界面活性剤 10〜45重量%
を含有し、
上記成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、
上記イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜45重量%であることを特徴とする。
本明細書における各成分の含量(重量%)は、特に断りがない限り身体洗浄剤組成物中における各成分の純分での含量として定める。
上記身体洗浄剤組成物を、本発明の第一の身体洗浄剤組成物ともいう。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、水で希釈した希釈液を身体の洗浄に使用することができる、濃縮型の身体洗浄剤組成物である。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、上記成分(A)、成分(B)及び成分(C)を上記量含有し、かつ、成分(C)としてイミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を上記量含むことにより、希釈前後(洗浄剤組成物(原液)及び洗浄剤組成物を希釈した希釈液(以下、単に希釈液ともいう))において分離や沈殿が生じず安定で透明外観を有し、かつ、泡立ち及び速泡性に優れるものとなる。このため、身体洗浄剤組成物の希釈液を保管時に成分が分離して性能が低下することや、沈殿等によって外観を損ねることがない。また、希釈液をポンプ容器、泡吐出容器等の吐出容器に充填して使用する際に、沈殿等により吐出容器を詰まらせることなく、良好に使用することができる。
さらに、本発明の身体洗浄剤組成物は、その希釈液が泡立ち及び速泡性に優れるものであるため、身体洗浄剤組成物の使用量が少量でも身体を洗浄することができる。従って、環境への負荷を低減できる、経済的に身体を洗浄することができる等の効果も得られる。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、例えば、身体洗浄剤組成物(原液)及び該身体洗浄剤組成物を水で5倍に希釈した際の希釈液(以下、単に5倍希釈液ともいう)において、分離や沈殿が生じない安定なものであり、透明外観を有する。また、本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、通常、その5倍希釈液が泡立ち及び速泡性に優れるものである。5倍希釈液は、身体洗浄剤組成物を4倍の重量の水で希釈した液である。このように本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、該身体洗浄剤組成物及びその5倍希釈液が透明外観を有し、泡立ち及び速泡性に優れるため、例えば水で2〜5倍希釈して使用する身体洗浄剤組成物とした場合に、希釈前後において分離や沈殿が生じず安定で透明外観を有し、かつ、泡立ち及び速泡性に優れるものとなる。本発明の好ましい態様においては、身体洗浄剤組成物を6倍希釈した場合に、希釈前後において分離や沈殿が生じず安定で透明外観を有し、かつ、泡立ち及び速泡性に優れる。
なお、上記の希釈倍率は本発明における一例であり、特に限定されない。本発明の身体洗浄剤組成物は、希釈していない原液のまま身体洗浄剤として使用することもできる。
好ましい態様において、本発明の第一の身体洗浄剤組成物の希釈液(例えば2〜6倍希釈液)は、分離や沈殿が生じず外観安定性が良好で透明であり、泡立ち及び速泡性に優れ、かつ良好な洗浄力を発揮するものである。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物においては、上記アルキルグルコシドが、ラウリルグルコシドであることが好ましい。成分(A)のアルキルグルコシドが、ラウリルグルコシドであると、身体洗浄剤組成物及びその希釈液の泡立ち及び速泡性がより向上する。
上記成分(A)の重量に対する上記成分(B)の重量の比率(A):(B)は、30:1〜1:1であることが好ましい。上記重量の比率(A):(B)が上記範囲であると、身体洗浄剤組成物及びその希釈液の泡立ち及び速泡性がより向上する。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物においては、上記成分(A)の重量に対する上記成分(C)の重量の比率(A):(C)が、1:1〜1:20であることが好ましい。上記重量の比率(A):(C)が1:1〜1:20であると、身体洗浄剤組成物及びその希釈液の泡立ち及び速泡性がより向上し、洗浄力がより向上するため好ましい。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、上記イミダゾリン型ベタインの含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜40重量%であることが好ましい。イミダゾリン型ベタインの含量が上記範囲であると、身体洗浄剤組成物(原液)及びその希釈液の安定性がより向上する。また、身体洗浄剤組成物の希釈液の泡立ち及び速泡性がより向上する。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、上記ラウロイルメチルアラニン塩の含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜40重量%であることが好ましい。また上記成分(C)は、さらに、カチオン界面活性剤を含むことが好ましい。
なお、本発明において、成分(C)として含まれるカチオン界面活性剤は、成分(B)の塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体は含まない概念である。
一般的な身体洗浄剤で使用されるアニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤を併用すると、組成物中でコンプレックスを形成し、沈殿、分離を生じる場合があるが、本発明においては、ラウロイルメチルアラニン塩の含量が身体洗浄剤組成物に対して3〜40重量%であると、成分(C)がさらにカチオン界面活性剤を含む場合であっても、身体洗浄剤組成物及び希釈液に分離や沈殿が生じず、外観が透明となる。上記成分(C)がラウロイルメチルアラニン塩及びカチオン界面活性剤を含む身体洗浄剤組成物は、本発明の好ましい実施態様の一つである。
カチオン界面活性剤は、すすぎ時や洗浄後の毛髪のきしみや皮膚のつっぱり感を改善し、毛髪や皮膚に滑らかな感触を与えるコンディショニング効果を有する。このため成分(C)としてカチオン界面活性剤を含む身体洗浄剤組成物は、洗浄後の髪の櫛通り等が良好であり、髪の洗浄剤としてより好適に使用できるものとなる。
本発明の身体の洗浄方法は、本発明の身体洗浄剤組成物を用いた身体の洗浄方法であって、上記身体洗浄剤組成物を水で所定の倍率に希釈することで希釈液とし、該希釈液を用いて身体の洗浄を行うことを特徴とする。
本発明の身体洗浄剤組成物の別の態様は、以下の成分(A)〜(D):
(A)アルキルグルコシド 0.1〜5重量%
(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.02〜1重量%
(C)上記成分(A)及び上記成分(B)以外の界面活性剤 3〜10重量%
(D)水 84〜96重量%
を含有し、
上記成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、
上記イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、身体洗浄剤組成物に対して1〜10重量%であることを特徴とする。
上記身体洗浄剤組成物を、本発明の第二の身体洗浄剤組成物ともいう。
上記成分(A)〜(D)を含む本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、安定性に優れ、保管時等に成分が分離したり、沈殿が生じたりして性能が低下することがなく、外観が透明である。また、上記身体洗浄剤組成物は、泡立ち及び速泡性に優れ、かつ良好な洗浄力を発揮するものである。このような身体洗浄剤組成物は、そのまま、例えば、ポンプ容器、泡吐出容器等の吐出容器に充填して液状又は泡状に吐出させて使用する液体身体洗浄剤組成物として好適に使用される。中でも、泡吐出容器用の身体洗浄剤組成物として好適である。本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、本発明の第一の身体洗浄剤組成物を水で希釈した希釈液であってもよい。
本発明によれば、希釈前後において分離や沈殿が生じず安定で透明外観を有し、かつ、泡立ち及び速泡性に優れる濃縮型の身体洗浄剤組成物等を提供することができる。
以下、本発明について具体的に説明する。しかしながら、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、濃縮型の身体洗浄剤組成物であって、以下の成分(A)〜(C):
(A)アルキルグルコシド 1〜10重量%
(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.05〜3重量%
(C)上記成分(A)及び上記成分(B)以外の界面活性剤 10〜45重量%
を含有する。
また、本発明の第一の身体洗浄剤組成物では、成分(C)が、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、上記イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜45重量%である。
まず、本発明の第一の身体洗浄剤組成物について説明する。
本発明における成分(A)として使用されるアルキルグルコシドは、アルキル基の炭素数が6〜22のアルキルグルコシドが好ましく、アルキル基の炭素数が8〜18のアルキルグルコシドがより好ましい。アルキルグルコシド中のアルキル基は、直鎖アルキル基が好ましい。アルキルグルコシドとして、例えば、ラウリルグルコシド、デシルグルコシド、ミリスチルグルコシド等が挙げられる。成分(A)のアルキルグルコシドは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明におけるアルキルグルコシドとして、ラウリルグルコシドが好ましい。アルキルグルコシドがラウリルグルコシドであると、身体洗浄剤組成物及びその希釈液の泡立ち及び速泡性がより向上する。
成分(A)の含量が1重量%未満であると、身体洗浄剤組成物を希釈した希釈液の泡立ちや速泡性が低下する場合がある。また、10重量%を超えると、身体洗浄剤組成物の安定性が低下する場合がある。成分(A)の含量は、好ましくは1.5〜9重量%であり、より好ましくは2〜8重量%である。
成分(A)(アルキルグルコシド)が2種以上含まれる場合、上記含量は、各成分(A)の含量の合計として定める。
本発明における成分(B)は、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体である。塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体は、ポリクオタニウム−7とも呼ばれる。塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体(B)の市販品として、例えば、MEポリマー 09W(商品名、東邦化学工業(株))、Merquat 550 Polymer(商品名、日本ルーブルリゾール(株))等が挙げられる。
成分(B)の含量が身体洗浄剤組成物に対して0.05重量%未満であると、身体洗浄剤組成物を希釈した場合に、泡立ちや速泡性が不充分となる場合がある。成分(B)の含量が3重量%を超えると、身体洗浄剤組成物の安定性が低下する場合がある。成分(B)の含量は、好ましくは0.1〜2.5重量%であり、より好ましくは0.15〜2重量%であり、さらに好ましくは0.2〜1重量%である。
本発明においては、泡立ち及び速泡性の観点から、上記成分(A)の重量に対する成分(B)の重量の比率(A):(B)が、30:1〜1:1であることが好ましく、27:1〜1:1がより好ましく、15:1〜1:1がさらに好ましく、10:1〜1:1が特に好ましい。
上記成分(C)は、上記成分(A)及び成分(B)以外の界面活性剤である。
成分(C)の含量が、身体洗浄剤組成物に対して10〜45重量%であると、身体洗浄剤組成物を希釈した希釈液の洗浄力が良好となる。成分(C)の含量が45重量%を超えると、身体洗浄剤組成物が高粘度化して、ゲル状となり製造時の作業性に支障をきたす場合がある。成分(C)の含量は、身体洗浄剤組成物に対して、12〜40重量%であることがより好ましく、15〜35重量%が更に好ましい。
上記(C)成分が2種以上含まれる場合、上記含量は、各(C)成分の含量の合計として定める。
本発明においては、成分(A)に対する成分(C)の重量の比率(A):(C)が、1:1〜1:20であることが好ましい。成分(A)の重量が成分(C)の重量より多いと、洗浄力が低下する場合がある。成分(C)の重量が成分(A)の重量の20倍を超えると、身体洗浄剤組成物の希釈液の泡立ちや速泡性が不充分となる場合がある。上記重量の比率(A):(C)は、1:2〜1:18がより好ましい。
本発明における成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する。
イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量は、身体洗浄剤組成物に対して5〜40重量%であることが好ましい。イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が上記範囲であると、上述した本発明の効果をより充分に発揮することができる。また、これらの合計含量が5重量%以上であると、身体洗浄剤組成物(原液)及びその希釈液の外観安定性がより向上する。イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量は、5〜30重量%がより好ましい。
また、第一の身体洗浄剤組成物は、成分(C)100重量%中、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を合計で20〜100重量%含むことが好ましく、25〜60重量%含むことがより好ましい。イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が上記範囲であると、上述した本発明の効果をより充分に発揮することができる。
イミダゾリン型ベタインとして、例えば、ココアンホ酢酸ナトリウム(2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン)、ラウロアンホ酢酸ナトリウム等が挙げられる。これらは1種のみ用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
身体洗浄剤組成物がイミダゾリン型ベタインを含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して3〜35重量%であることが好ましく、3〜30重量%がより好ましく、5〜25重量%がさらに好ましい。
ラウロイルメチルアラニン塩における塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の塩;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類;テトラエチルアンモニウム等のアンモニウム塩等を挙げることができる。中でも、経済性等の点からナトリウム塩がより好ましい。これらは1種のみ用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
身体洗浄剤組成物がラウロイルメチルアラニン塩を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して3〜35重量%であることが好ましく、3〜30重量%がより好ましく、5〜25重量%がさらに好ましい。
イミダゾリン型ベタインは両性界面活性剤(C1)であり、ラウロイルメチルアラニン塩は、アニオン界面活性剤(C2)である。成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩以外の界面活性剤(その他の界面活性剤)を含んでもよい。その他の界面活性剤として、例えば、イミダゾリン型ベタイン以外の両性界面活性剤(以下、その他の両性界面活性剤という)、ラウロイルメチルアラニン塩以外のアニオン界面活性剤(以下、その他のアニオン界面活性剤という)、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤が挙げられる。これらは1種のみ用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
成分(C)は、両性界面活性剤(C1)及びアニオン界面活性剤(C2)を含むことが好ましい。両性界面活性剤(C1)及びアニオン界面活性剤(C2)を用いることにより、身体洗浄剤組成物の泡立ち及び速泡性、泡質、洗浄力がより向上する。このため上述した本発明の効果をより充分に発揮することができる。また、身体洗浄剤組成物の粘度を適度な範囲とすることができる。両性界面活性剤(C1)及びアニオン界面活性剤(C2)の組み合せは特に限定されない。
成分(C)が両性界面活性剤(C1)及びアニオン界面活性剤(C2)を含む場合には、(C1)と(C2)の比率は、重量比で(C1):(C2)が1:0.1〜1:10であることが好ましく、1:0.5〜1:5がより好ましい。(C1)と(C2)との比率がこのような範囲であると、身体洗浄剤組成物及びその希釈液の泡立ち及び速泡性が特に良好であり、また、身体洗浄剤組成物の希釈液の粘度が適度な範囲となるため好ましい。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物の好ましい態様の一例として、例えば、イミダゾリン型ベタイン及びアニオン界面活性剤(C2)を含む態様が挙げられる。洗浄剤組成物は、その他の両性界面活性剤を含んでもよい。アニオン界面活性剤(C2)は、ラウロイルメチルアラニン塩及びその他のアニオン界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種のアニオン界面活性剤が挙げられ、(1)ラウロイルメチルアラニン塩、(2)ラウロイルメチルアラニン塩及びその他のアニオン界面活性剤、(3)その他のアニオン界面活性剤、の(1)〜(3)のいずれでもよい。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物の別の好ましい態様の一例として、例えば、ラウロイルメチルアラニン塩及び両性界面活性剤(C1)を含む態様が挙げられる。洗浄剤組成物は、その他のアニオン界面活性剤を含んでもよい。両性界面活性剤(C1)は、イミダゾリン型ベタイン及びその他の両性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種の両性界面活性剤が挙げられ、(1)イミダゾリン型ベタイン、(2)イミダゾリン型ベタイン及びその他の両性界面活性剤、(3)その他の両性界面活性剤、の(1)〜(3)のいずれでもよい。
上記その他の両性界面活性剤として、カルボン酸型ベタイン、アルキルアミンオキサイド系界面活性剤;アルキルアミノ脂肪酸塩等が挙げられる。中でも、カルボン酸型ベタインが好ましい。
カルボン酸型ベタインとしては、例えば、ラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)等のアルキルベタイン(酢酸ベタイン);コカミドプロピルベタイン(ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン)、ラウラミドプロピルベタイン(ラウリン酸アミドプロピルベタイン)等のアルキルアミドベタイン等が挙げられる。
アルキルアミンオキサイド系界面活性剤として、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等が挙げられる。アルキルアミンオキサイド系界面活性剤及びアルキルアミノ脂肪酸塩は、炭素数8〜18のアルキル基を有することが好ましい。
アルキルアミンオキサイドとして、デシルジメチルアミンオキサイド等が挙げられる。アルキルアミドアミンオキサイドとして、例えば、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキサイド等が挙げられる。
これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
成分(C)がその他の両性界面活性剤を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して3〜25重量%であることが好ましく、5〜20重量%がより好ましい。その他の両性界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各両性界面活性剤の含量の合計として定める。
上記その他のアニオン界面活性剤として、例えば、ラウロイルメチルアラニン塩以外のN−アシルアミノ酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキル硫酸塩、スルホコハク酸塩等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
塩としては、上述したラウロイルメチルアラニン塩における塩と同じものが挙げられ、経済性等の点からナトリウム塩がより好ましい。
ラウロイルメチルアラニン塩以外のN−アシルアミノ酸塩としては、例えば、ラウロイルグルタミン酸塩、ラウロイルサルコシン酸塩等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩としては、例えば、アルキル基の炭素数が8〜18のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)等が挙げられ、中でも、ラウレス硫酸ナトリウム(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム)、ラウレス硫酸トリエタノールアミン等のラウレス硫酸塩;ポリオキシエチレントリデシルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩等が好ましい。
これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
成分(C)がその他のアニオン界面活性剤を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して5〜30重量%であることが好ましく、10〜25重量%がより好ましい。その他のアニオン界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各アニオン界面活性剤の含量の合計として定める。
成分(C)におけるノニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ショ糖脂肪酸エステル、モノグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、ソルビタン脂肪酸エステルのアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
成分(C)がノニオン界面活性剤を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.1〜10重量%であることが好ましい。ノニオン界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各ノニオン界面活性剤の含量の合計として定める。
成分(C)におけるカチオン界面活性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルコキシトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、セチルリン酸化ベンザルコニウム等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
中でも塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(アルキルジメチルアンモニウムクロリド)が好ましく、ジアルキル(C12−18)ジモニウムクロリドがより好ましい。カチオン界面活性剤がジアルキル(C12−18)ジモニウムクロリドであると、身体洗浄剤組成物及びその希釈液の外観安定性がより向上する。
成分(C)がカチオン界面活性剤を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.1〜5重量%であることが好ましく、0.5〜3重量%がより好ましい。カチオン界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各カチオン界面活性剤の含量の合計として定める。
成分(C)がカチオン界面活性剤を含む場合、成分(C)は、ラウロイルメチルアラニン塩を含むことが好ましい。本発明の第一の身体洗浄剤組成物の好ましい態様の一例として、成分(C)がラウロイルメチルアラニン塩及びカチオン界面活性剤を含むことが挙げられ、ラウロイルメチルアラニン塩の含量は、好ましくは身体洗浄剤組成物に対して3〜35重量%、より好ましくは3〜30重量%、さらに好ましくは5〜25重量%である。より好ましくは、洗浄剤組成物は、ラウロイルメチルアラニン塩、両性界面活性剤(C1)及びカチオン界面活性剤を含む。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、成分(A)〜(C)の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、他の成分を含んでもよい。他の成分として、例えば、油剤、キレート剤、保湿剤、可溶化剤、増粘剤、減粘剤、pH調整剤、防腐剤、香料、色素等が挙げられる。
油剤としては、通常化粧料に用いられる揮発性及び不揮発性の油剤、溶剤及び樹脂が挙げられ、常温で液体のものが好ましい。具体的に、油剤としては、例えば、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール;イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸;ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸へキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類;流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
油剤の含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.01〜1重量%であることが好ましい。油剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各油剤の含量の合計として定める。
キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸(エデト酸又はEDTA)、クエン酸、リンゴ酸及びそれらのカリウム塩又はナトリウム塩等が挙げられる。
キレート剤の含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.01〜1重量%であることが好ましい。キレート剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各キレート剤の含量の合計として定める。
保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール等のポリオール等が挙げられる。中でも、グリセリン、ジプロピレングリコール等が好ましい。
保湿剤の含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.1〜5重量%であることが好ましい。保湿剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各保湿剤の含量の合計として定める。
可溶化剤としては、例えば、芳香族酸又はその塩、多価カルボン酸又はその塩等が挙げられる。芳香族酸としては、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、安息香酸等が挙げられる。多価カルボン酸としては、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸等が挙げられる。
塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属や、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類等の塩を挙げることができ、中でも、ナトリウム塩が好ましい。
これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
中でも、安息香酸、トルエンスルホン酸、クエン酸又はこれらの塩が好ましく、安息香酸、トルエンスルホン酸、クエン酸又はこれらの塩がより好ましく、安息香酸、トルエンスルホン酸又はこれらの塩がさらに好ましい。可溶化剤を配合すると、製造時、保管時に成分の分離がより起こりにくくなる。
可溶化剤の含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.1〜5重量%であることが好ましい。可溶化剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各可溶化剤の含量の合計として定める。
増粘剤としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボシキメチルセルロース等が挙げられる。
増粘剤の含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.01〜5重量%であることが好ましい。増粘剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各増粘剤の含量の合計として定める。
減粘剤としては、例えば、エタノール、プロピレングリコール、1,3ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。
減粘剤の含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.05〜5重量%であることが好ましい。減粘剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各減粘剤の含量の合計として定める。
pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等の塩基;塩酸、硫酸、リン酸、酢酸等の酸が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン)、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン等が挙げられる。
香料としては、精油等が挙げられる。
色素としては、ニトロ系色素、アゾ染料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染料、キサンテン染料、キノリン染料、アントラキノン染料、インジゴ染料等の有機色素;フェロシアン化合物、硫化物、金属酸化物、ケイ酸塩、リン酸塩等の無機色素、カロチノイド系色素、フラボノイド系色素、フラビン系色素、キノン系色素、ポリフィリン系色素、ジケトン化合物、ベタシアニジン系色素等の天然色素や蛍光染料等が挙げられる。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物には、さらに、水が含まれていてもよい。
上記水としては、水道水、蒸留水、純水又はイオン交換水等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。特に、不純物の少なさ及び経済性の点からイオン交換水であることが好ましい。
水は、本発明の第一の身体洗浄剤組成物において身体洗浄剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水と、その他の外から加えられる水との総和であり、組成物全体が100重量%となるようにバランス量が配合される。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、例えば、配合成分(成分(A)、成分(B)及び成分(C)並びに必要に応じて配合される他の成分)を秤量し、適宜混合することにより製造することができる。各配合成分を混合する順番は特に限定されない。混合の方法も特に限定されず、ミキサー等を用いて撹拌すればよい。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、液状のものが、使用勝手、泡立ち及び速泡性、希釈のしやすさの点から好ましい。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物(原液)の粘度は特に限定されないが、例えば、20℃における粘度が0〜2000mPa・sであることが好ましく、0〜1000mPa・sであることがより好ましい。身体洗浄剤組成物の粘度が上記範囲であると、製造時に取り扱いやすいため好ましい。本発明においては、必要に応じて増粘剤又は減粘剤を用いて、身体洗浄剤組成物の粘度が上記の範囲となるように調整することが好ましい。
なお、身体洗浄剤組成物及びその希釈液の粘度の測定は、JIS Z 8803に準拠し、E型粘度計を用いて行うことができる。粘度測定の際の回転数は20rpmとする。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、水で5倍希釈した希釈液の20℃における粘度が0〜100mPa・sであることが好ましい。また、本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、水で2〜6倍希釈したいずれの希釈液においても20℃における粘度が0〜100mPa・sとなる組成であることが好ましい。2〜6倍希釈液の粘度がこのような範囲となる第一の身体洗浄剤組成物は、水で希釈する際、水と容易に混ざりやすいため好ましい。また、身体洗浄剤組成物の希釈液の20℃における粘度が0〜100mPa・sであると、該希釈液を吐出容器に充填する際に、充填が容易であることから好ましい。また、例えば20℃における粘度が0〜10mPa・sであると、例えば泡吐出容器に充填して使用する場合に、泡吐出容器からの吐出が容易になり、きめの細かい泡を吐出することができる。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、水で5倍に希釈した希釈液のpHが5〜9であることが好ましく、より好ましくは、5.5〜8である。
なお、pHは、JIS Z 8802に記載の方法により測定することができる。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、原液のまま、又は、適宜の希釈倍率で希釈して希釈液として、身体の洗浄に好適に使用することができる。また、身体洗浄剤組成物(原液)又はその希釈液は、吐出容器、例えばポンプ容器又は泡吐出容器に充填した身体洗浄剤組成物として好適に使用することができる。中でも、身体洗浄剤組成物の希釈液は、泡吐出容器に充填して特に好適に使用される。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、好ましくは2〜6倍の水、より好ましくは3〜5倍の水で希釈して使用される。本発明の第一の身体洗浄剤組成物を希釈して希釈液を調製する場合には、該身体洗浄剤組成物を水で所定の倍率に希釈すればよい。例えば、本発明の第一の身体洗浄剤組成物を容器に取り、撹拌しながら水を加えていくことにより、希釈液を得ることができる。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物が水で2〜6倍に希釈されてなる身体洗浄剤組成物の希釈液も、本発明に包含される。本発明の身体洗浄剤組成物の希釈液は、泡立ち及び速泡性に優れ、かつ洗浄力に優れるものである。また本発明の第一の身体洗浄剤組成物の希釈液は、外観安定性が良好であり、保存中に沈殿や分離が生じず、透明外観を有するものである。本発明の第一の身体洗浄剤組成物の希釈液の好ましい態様の一例は、後述する本発明の第二の身体洗浄剤組成物である。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物は、その希釈液(好ましくは、2〜6倍希釈液)を泡吐出容器に入れて使用した場合に、細かい泡とすることができ、かつ、該希釈液を保存しても沈殿や分離が生じないため、泡吐出容器のポンプ内部に詰まることがない。このように本発明の第一の身体洗浄剤組成物の希釈液は、泡吐出容器用に特に適した身体洗浄剤組成物である。
泡吐出容器としては、身体洗浄剤組成物又はその希釈液を空気と混合して発泡状態で吐出できるものであればよく、特に限定されない。例えば、軟質容器の胴部を押圧して吐出するスクイズフォーマー型、押圧ポンプより吐出するポンプフォーマー型等の泡吐出容器を使用することができる。
吐出容器に充填される希釈液における各成分の好ましい濃度の一例は、(A)アルキルグルコシドが0.1〜5重量%、(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体が0.02〜1重量%、(C)成分(A)及び成分(B)以外の界面活性剤が3〜10重量%、(D)水が84〜96重量%であり、(C)成分として含まれるイミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、希釈液に対して1〜10重量%である。
水で希釈(例えば、2〜6倍希釈)することにより上記濃度になるように調製された身体洗浄剤組成物は、本発明の第一の身体洗浄剤組成物として好ましい組成である。
上記希釈液は、泡吐出容器に入れて使用した場合に、細かい泡とすることができ、かつ、該希釈液を保存しても沈殿や分離が生じないため、泡吐出容器のポンプ内部に詰まることがない。このため、泡吐出容器用に特に適した身体洗浄剤組成物の希釈液である。
本発明の身体の洗浄方法は、本発明の第一の身体洗浄剤組成物を用いた身体の洗浄方法である。
本発明の身体の洗浄方法においては、本発明の第一の身体洗浄剤組成物を水で所定の倍率に希釈することで希釈液とし、該希釈液を用いて身体の洗浄を行う。
洗浄剤組成物の希釈液及びその好ましい態様は、上述したとおりである。
希釈液は通常、上述した吐出容器に充填され、液状又は細かい泡状で吐出されて身体の洗浄に使用される。
本発明の洗浄方法において、希釈液を用いて身体を洗浄する方法は特に限定されず、例えば、液状又は細かい泡状の希釈液を手又は洗浄タオル、洗浄スポンジ等の洗浄具にとり、所望によりさらに水で希釈して、身体に塗布等により接触させた後、洗い流せばよい。好ましくは、上記希釈液を泡吐出容器に充填し、吐出させた細かい泡を手又は洗浄具にとり、身体に塗布等により接触させた後、洗い流せばよい。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、下の成分(A)〜(D):
(A)アルキルグルコシド 0.1〜5重量%
(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.02〜1重量%
(C)上記成分(A)及び成分(B)以外の界面活性剤 3〜10重量%
(D)水 84〜96重量%
を含有し、
上記成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、
上記イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、身体洗浄剤組成物に対して1〜10重量%であることを特徴とする。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、泡立ち及び速泡性に優れ、かつ洗浄力に優れるものである。また本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、外観安定性が良好であり、保存中に沈殿や分離が生じず、透明外観を有するものである。さらに、本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、泡吐出容器に入れて使用した場合に、細かい泡とすることができ、かつポンプ内部に詰りが生じない。従って本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、泡吐出容器用の身体洗浄剤組成物として好適である。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物において、成分(A)〜(D)に使用されるアルキルグルコシド、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、成分(A)及び成分(B)以外の界面活性剤、水、並びに、これらの好ましい態様は、上述した本発明の第一の身体洗浄剤組成物と同じである。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物において、成分(A)の含量は、0.3〜3重量%が好ましく、0.3〜2重量%がより好ましい。成分(B)の含量は、0.03〜0.8重量%が好ましく、0.05〜0.5重量%がより好ましい。成分(C)の含量は、3〜9重量%が好ましく、3〜8重量%がより好ましい。成分(D)の含量は、85〜96重量%が好ましく、89〜96重量%がより好ましい。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物における成分(A)の重量に対する成分(B)の重量の比率(A):(B)の好ましい範囲は、本発明の第一の身体洗浄剤組成物と同じである。また、成分(A)の重量に対する成分(C)の重量の比率(A):(C)の好ましい範囲も、本発明の第一の身体洗浄剤組成物と同じである。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物におけるイミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量は、身体洗浄剤組成物に対して1〜10重量%が好ましく、1.5〜8重量%がより好ましい。これらの合計含量が上記範囲であると、身体洗浄剤組成物の安定性がより向上する。また、第二の身体洗浄剤組成物は、成分(C)100重量%中、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を合計で20〜100重量%含むことが好ましく、25〜60重量%含むことがより好ましい。イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を合計が上記範囲であると、身体洗浄剤組成物の安定性がより向上する。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物中のイミダゾリン型ベタインの含量は、身体洗浄剤組成物に対して1〜8重量%であることが好ましく、1〜7重量%がより好ましく、1〜5重量%がさらに好ましい。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物中のラウロイルメチルアラニン塩の含量は、身体洗浄剤組成物に対して1〜7重量%であることが好ましく、1〜6重量%がより好ましく、1〜5重量%がさらに好ましい。
成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩以外の界面活性剤(その他の界面活性剤)を含んでもよい。その他の界面活性剤は、本発明の第一の身体洗浄剤組成物と同じであり、1種のみ用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
成分(C)は、両性界面活性剤(C1)及びアニオン界面活性剤(C2)を含むことが好ましい。両性界面活性剤(C1)及びアニオン界面活性剤(C2)を用いることにより、身体洗浄剤組成物の泡立ち及び速泡性、泡質、洗浄力がより向上する。両性界面活性剤(C1)及びアニオン界面活性剤(C2)の組み合せは特に限定されず、本発明の第一の身体洗浄剤組成物と同じである。
成分(C)が両性界面活性剤(C1)及びアニオン界面活性剤(C2)を含む場合には、(C1)と(C2)の好ましい比率は本発明の第一の身体洗浄剤組成物と同じである。(C1):(C2)が上記比率であると、身体洗浄剤組成物の泡立ち及び速泡性が特に良好であるため好ましい。
成分(C)がその他の両性界面活性剤を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して1.5〜9重量%であることが好ましく、2〜5重量%がより好ましい。その他の両性界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各両性界面活性剤の含量の合計として定める。
成分(C)がその他のアニオン界面活性剤を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して1.5〜9重量%であることが好ましく、2〜8重量%がより好ましい。その他のアニオン界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各アニオン界面活性剤の含量の合計として定める。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物において、成分(C)がノニオン界面活性剤を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.02〜2重量%であることがより好ましい。ノニオン界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各ノニオン界面活性剤の含量の合計として定める。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物において、成分(C)がカチオン界面活性剤を含む場合、その含量は、身体洗浄剤組成物に対して、0.05〜0.6重量%であることが好ましく、0.1〜0.5重量%がより好ましい。カチオン界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含量は、各カチオン界面活性剤の含量の合計として定める。
成分(C)がカチオン界面活性剤を含む場合、成分(C)は、ラウロイルメチルアラニン塩を含むことが好ましい。本発明の第二の身体洗浄剤組成物の好ましい態様の一例として、成分(C)がラウロイルメチルアラニン塩及びカチオン界面活性剤を含むことが挙げられ、ラウロイルメチルアラニン塩の含量は、好ましくは身体洗浄剤組成物に対して1〜7重量%、より好ましくは1〜6重量%、さらに好ましくは1〜5重量%である。より好ましくは、洗浄剤組成物は、ラウロイルメチルアラニン塩、両性界面活性剤(C1)及びカチオン界面活性剤を含む。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、所望により、成分(A)〜(D)以外の成分を1種又は2種以上含んでもよい。成分(A)〜(D)以外の成分は、本発明の第一の身体洗浄剤組成物に必要に応じて配合される他の成分と同様であり、例えば、油剤、キレート剤、保湿剤、可溶化剤、増粘剤、減粘剤、pH調整剤、防腐剤、色素、香料等が挙げられる。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、20℃における粘度が0〜100mPa・sであることが好ましい。粘度がこのような範囲であると、身体洗浄剤組成物を吐出容器に充填する際に、充填が容易であるため好ましい。また、例えば20℃における粘度が0〜10mPa・sであると、例えば泡吐出容器に充填して使用する場合に、泡吐出容器からの吐出が容易になり、きめの細かい泡を吐出することができる。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、pHが5〜9であることが好ましく、より好ましくは、5.5〜8である。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、吐出容器、例えばポンプ容器又は泡吐出容器に充填した身体洗浄剤組成物として好適に使用することができる。中でも、泡吐出容器用の身体洗浄剤組成物として特に好適に使用される。
本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、上述した本発明の第一の身体洗浄剤組成物を水で2〜6倍希釈することによって調製することができる。また、配合成分(成分(A)、成分(B)、成分(C)及び成分(D)並びに必要に応じて配合される他の成分)を秤量し、適宜混合することにより製造することができる。各配合成分を混合する順番は特に限定されない。混合の方法も特に限定されず、ミキサー等を用いて撹拌すればよい。
本発明の第一の身体洗浄剤組成物及びその希釈液並びに本発明の第二の身体洗浄剤組成物は、ハンドソープ、洗顔料、ボディソープ等として皮膚の洗浄;シャンプー等として毛髪の洗浄に好適に使用することができる。中でも、皮膚洗浄剤組成物として好適に使用され、ハンドソープ又はボディソープとして特に好適である。また、成分(C)にカチオン界面活性剤を配合した場合には、毛髪洗浄剤組成物として好適に使用され、例えばシャンプー等として特に好適である。
以下、本発明をより具体的に説明する実施例を示す。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1〜8)
表1に示す配合で、各成分を混合して液状の身体洗浄剤組成物100gを調製した。
そして、各身体洗浄剤組成物100gのうち80gを、透明なプラスチックフィルム製のパウチに入れて保存し、洗浄組成物の原液とした。残りの20gは、希釈用容器に量り取り、水80gを投入して撹拌し、身体洗浄剤組成物の5倍希釈液を得た。
(比較例1〜9)
表2に示す配合で、各成分を混合して身体洗浄剤組成物100gを調製したこと以外は、実施例1〜8と同様にして、身体洗浄剤組成物の原液及び希釈液を得た。
(実施例9〜11)
表3に示す配合で、各成分を混合して身体洗浄剤組成物100gを調製したこと以外は、実施例1〜8と同様にして、身体洗浄剤組成物の原液及び希釈液を得た。
(比較例10〜14)
表3に示す配合で、各成分を混合して身体洗浄剤組成物100gを調製したこと以外は、実施例1〜8と同様にして、身体洗浄剤組成物の原液及び希釈液を得た。
表1〜3における各成分の配合量は、各成分を含む溶液としての配合量ではなく、各成分の純分を示している。
上記の実施例及び比較例で調製した各身体洗浄剤組成物の原液及び希釈液について、以下の評価を行った。
(外観観察)
各身体洗浄剤組成物の原液及び5倍希釈液を目視で確認して、液体が透明かどうかを確認した。結果を表1〜3に示す。
○:液体が透明である。
△:液体が濁っている
×:液体が濁り、沈殿を生じている。
(泡立ち試験)
以下の手順により泡立ち性を評価した。
手を流水等で充分に洗った後、液体吐出容器から各身体洗浄剤組成物の5倍希釈液を1g吐出させ、手のひらを擦り合わせて泡立たせたとき、目視で泡量を確認し、泡立ち性を評価した。
◎:速泡性に優れ、泡量が多い
○:速泡性に優れ、泡立つ。
△:泡立つが泡量が少ない。
×:泡立たない。
Figure 2017190307
Figure 2017190307
Figure 2017190307
表1〜表3中の各成分の詳細は、以下の通りである。
ラウリルグルコシド:花王(株)社製、製品名マイドール12
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体:東邦化学工業(株)製、製品名MEポリマー 09W
(イミダゾリン型ベタイン)
ココアンホ酢酸ナトリウム:ミヨシ油脂(株)製、製品名アンホレックス 30S
ラウロアンホ酢酸ナトリウム:東邦化学工業(株)製、製品名オバゾリン 662N
(ラウロイルメチルアラニン塩)
ラウロイルメチルアラニンナトリウム:日油(株)製、製品名ソフティルト AS−L
ラウロイルメチルアラニンTEA(ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン):日油(株)製、製品名ソフティルト AT−L
(その他の両性界面活性剤)
コカミドプロピルベタイン:クラリアントジャパン(株)製、製品名GENAGEN CAB 818J
ラウラミドプロピルベタイン:東邦化学工業(株)製、製品名アンホレックス LB−2
ラウリルベタイン:東邦化学工業(株)製、製品名オバゾリン LB
ラウラミンオキシド(ラウラミンオキサイド):東邦化学工業(株)製、製品名ソフタミン L
(その他のアニオン界面活性剤)
ラウレス硫酸ナトリウム:東邦化学工業(株)製、製品名アルスコープ TH−330K
ラウレス硫酸TEA(ラウレス硫酸トリエタノールアミン):東邦化学工業(株)製、製品名アルスコープ N−335T
(ノニオン界面活性剤)
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド:ミヨシ油脂(株)製、製品名コカミド CDE−1
(カチオン界面活性剤)
塩化ジアルキル(C12−18)ジモニウムクロリド:花王(株)製、製品名コータミンD2345P
塩化O−(ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル)ヒドロキシエチルセルロース:東邦化学工業(株)製、製品名カチナール HC−100
塩化O−(ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル)グアーガム:東邦化学工業(株)製、製品名カチナール CG−100
表1の実施例1〜8及び表3の実施例9〜11の結果から、(A)アルキルグルコシドを1〜10重量%、(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体を0.05〜3重量%並びに(C)(A)及び(B)以外の界面活性剤を10〜45重量%含有し、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜45重量%である洗浄剤組成物は、希釈前後において分離や沈殿が生じず透明外観を有し、かつ、希釈液の泡立ち及び速泡性が良好であった。

Claims (10)

  1. 濃縮型の身体洗浄剤組成物であって、以下の成分(A)〜(C):
    (A)アルキルグルコシド 1〜10重量%
    (B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.05〜3重量%
    (C)前記成分(A)及び前記成分(B)以外の界面活性剤 10〜45重量%
    を含有し、
    前記成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、
    前記イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜45重量%であることを特徴とする身体洗浄剤組成物。
  2. 前記アルキルグルコシドが、ラウリルグルコシドである請求項1に記載の身体洗浄剤組成物。
  3. 前記成分(A)の重量に対する前記成分(B)の重量の比率(A):(B)が、30:1〜1:1である請求項1又は2に記載の身体洗浄剤組成物。
  4. 前記成分(A)の重量に対する前記成分(C)の重量の比率(A):(C)が、1:1〜1:20である請求項1〜3のいずれかに記載の身体洗浄剤組成物。
  5. 前記イミダゾリン型ベタインの含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜40重量%である請求項1〜4のいずれかに記載の身体洗浄剤組成物。
  6. 前記ラウロイルメチルアラニン塩の含量が、身体洗浄剤組成物に対して3〜40重量%である請求項1〜5のいずれかに記載の身体洗浄剤組成物。
  7. 前記成分(C)が、さらに、カチオン界面活性剤を含む請求項6に記載の身体洗浄剤組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の身体洗浄剤組成物を用いた身体の洗浄方法であって、前記身体洗浄剤組成物を水で所定の倍率に希釈することで希釈液とし、該希釈液を用いて身体の洗浄を行うことを特徴とする身体の洗浄方法。
  9. 以下の成分(A)〜(D):
    (A)アルキルグルコシド 0.1〜5重量%
    (B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.02〜1重量%
    (C)前記成分(A)及び前記成分(B)以外の界面活性剤 3〜10重量%
    (D)水 84〜96重量%
    を含有し、
    前記成分(C)は、イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、
    前記イミダゾリン型ベタイン及びラウロイルメチルアラニン塩からなる群より選択される少なくとも1種の合計含量が、身体洗浄剤組成物に対して1〜10重量%であることを特徴とする身体洗浄剤組成物。
  10. 泡吐出容器用の身体洗浄剤組成物である請求項9に記載の身体洗浄剤組成物。
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