本発明においては、紙製箱用のジッパーや切れ目線の切断構造において、切断後のブランクの切断線の見栄えがよく、また、少ない力で破断を行なうことができ、さらには、ジッパーや切れ目線が形成された面に対して直角方向に力が加わって、一部が破断した場合でも破断してしまう長さを抑制することができる切断構造を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づく紙製箱用ジッパー(紙製箱用切断構造、カートン用切断構造)としてのジッパーAは、図1〜図4に示すように構成され、互いに並設された切れ目線A1、A2と、開封開始位置の片部30を形成するための切込みA3とを有している。つまり、切れ目線A1と切れ目線A2とは、互いに平行に2列に形成されている。ジッパーAは、紙製箱を構成するシート状のブランク(例えば、段ボールや厚紙)に形成されている。
ここで、切れ目線A1は、複数の切込み10を間隔を介して一列に配設したもので、各切込み10は、傾斜部12と、傾斜部12の端部から連設された第1曲線部14と、第1曲線部14の傾斜部12とは反対側の端部から連設された第2曲線部16とを有している。傾斜部12と第1曲線部14と第2曲線部16とは、ともにブランクの表面から裏面まで貫通した切込みにより形成されている。
ここで、傾斜部12は、ジッパー開封方向(「ジッパー破断方向」としてもよい)(X1−X2方向)の仮想直線10Eに対して傾斜して形成され、傾斜部12と仮想直線10Eと平行な仮想直線10F間の角度(第1曲線部14側の角度)はα11で、角度α11は鋭角となっている。なお、角度α11は、傾斜部12と仮想直線10E間の角度(第1曲線部14側の角度)と同一であり、接触点m12が仮想直線10Eに対して端部m11と同じ側にある場合には、傾斜部12の延長線が仮想直線10Eに対して傾斜して形成され、角度α11は、傾斜部12の延長線と仮想直線10E間の角度(第1曲線部14側の角度)と同一である。つまり、傾斜部12又は傾斜部12の延長線が、仮想直線10Eに対して傾斜して形成され、角度α11は、傾斜部12又は傾斜部12の延長線と仮想直線10Eとの間の鋭角の角度である。また、傾斜部12の仮想直線10Eに対する直角方向(Y1−Y2方向)に対する角度はα12となっている(α12は0より大きい鋭角となっている)。この傾斜部12は、直線状に形成されている。仮想直線10Eは、ジッパーAの開封方向に形成され、第2曲線部16の後端である端部m14を通る直線である。なお、図1〜図4は、ジッパー開封方向が直線状であり、ジッパー形成方向が直線状である場合を示している。
傾斜部12の第1曲線部14側とは反対側の端部(第1端部)m11が、図3に示すように、傾斜部12の第1曲線部14との接触点(第1接触点)m12よりも開封方向において前側(X1側)にある。つまり、傾斜部12(傾斜部12又はその延長線としてもよい)は、端部m11が接触点m12よりもジッパー開封方向において前側に位置するように仮想直線10Eの方向(仮想直線10Eとしてもよい)に対して傾斜している。
また、端部m11と接触点m12とは、図3に示すように、仮想直線10Eを介して両側(つまり、互いに反対側)に配置されている。つまり、仮想直線10Eを介して一方の側(内側)に端部m11があり、他方の側(外側)に接触点m12がある。ただし、接触点m12が、仮想直線10Eに対して端部m11と同じ側にあってもよい。
また、第1曲線部(第1円弧状部としてもよい。他においても同じ)14は、図3に示すように、傾斜部12の端部から円弧状に形成され(つまり、接触点m12と接触点m13間に円弧状に形成されている)、具体的には、ジッパー開封方向の側(具体的には、右側(右方向としてもよい))にカーブした(つまり、曲がった)円弧状に形成されている。つまり、第1曲線部14は、傾斜部12の方向に対する曲がり方向においてジッパー開封方向の側に曲がる曲がり方向に形成されている。第1曲線部14と傾斜部12との接触点m12における第1曲線部14の接線は、傾斜部12と重ねるようになっていて、これにより、傾斜部12の直線方向から第1曲線部14の円弧状の方向に滑らかに切り替わっている。また、第1曲線部14の傾斜部12との接触点m12は、第1曲線部14の第2曲線部16との接触点(第2接触点)m13よりもジッパー開封方向において前側(X1側)にある。
また、第2曲線部(第2円弧状部としてもよい。他においても同じ)16は、図3に示すように、第1曲線部14の端部から円弧状に形成され(つまり、接触点m13と端部m14間に円弧状に形成されている)、具体的には、第1曲線部14のカーブの方向と反対方向にカーブした(つまり、左側(左方向としてもよい)にカーブした)円弧状に形成されている。つまり、第2曲線部16は、第1曲線部14の曲がり方向とは逆の曲がり方向に形成され、接触点m13と端部(第2端部)m14間に円弧状に形成されている。接触点m13は、端部m14よりもジッパー開封方向において前側にある。
なお、接触点m13における第1曲線部14の接線と接触点m13における第2曲線部16の接線とは重なり、これにより、第1曲線部14のカーブの方向から第2曲線部16のカーブの方向に滑らかに切り替わっている。
なお、第2曲線部16は、仮想直線10Eを介して接触点m13とは反対側に設けられた部分を有し、第2曲線部16における仮想直線10Eを介して接触点m13とは反対側に設けられた部分において仮想直線10Eまでの距離が最も長い点である最突出点n16と接触点m13とが、仮想直線10Eを介して互いに反対側に配置されている。つまり、第2曲線部16における仮想直線10Eを介して接触点m13側とは反対側に設けられた部分(範囲としてもよい)(つまり、第2曲線部16において、仮想直線10Eとの交点k16から端部m14までの範囲)において、仮想直線10E側とは反対側に突出した最突出点n16は、仮想直線10Eを介して接触点m13とは反対側にある。これにより、第2曲線部16における交点k16から端部m14までの範囲は、ジッパー開封方向における後側にいくほど仮想直線10Eとの距離が長くなる範囲(最突出点n16よりもジッパー開封方向において前側の範囲)と、ジッパー開封方向における後側にいくほど仮想直線10Eとの距離が短くなる範囲(最突出点n16よりもジッパー開封方向において後側の範囲)とを有するといえる。なお、最突出点n16は、第2曲線部16(特に、第2曲線部16の交点k16から端部m14までの範囲)において、仮想直線10Eとの距離(仮想直線10Eに対する垂線の長さ)(仮想直線10Eまでの距離(最短距離としてもよい)としてもよい)が最も長い位置にあるといえる。第2曲線部16は、最突出点n16を介した両側(ジッパー開封方向において前側と後側)が円弧状に形成されている。これにより、破断面に突状部が形成された場合でも、突状部を目立たないようにでき、また、ブランクの面に対して垂直方向に力が加わった場合に、切れ目線の破断を小さくすることができる。
また、図3に示すように、端部m11と仮想直線10E間の長さ(端部m11から仮想直線10Eまでの最短長さ)L11は、第1曲線部14において仮想直線10E側とは反対側に最も突出した最突出点n14と仮想直線10E間の長さ(最突出点n14から仮想直線10Eまでの最短長さ)L12よりも長く形成されていて(L11>L12)、長さL11は、長さL12の3培〜4倍の長さとなっている。最突出点n14は、第1曲線部14において、仮想直線10Eとの距離(仮想直線10Eに対する垂線の長さ。他においても同じ)(仮想直線10Eまでの距離(最短距離としてもよい)としてもよい)が最も長い位置にあるといえる。なお、接触点m12が仮想直線10Eを介して端部m11と同じ側にある場合も考慮すると、最突出点n14は、第1曲線部14において仮想直線10Eとの距離が最も長い位置で、仮想直線10Eを介して端部m11とは反対側の位置にあるといえる。
また、図3に示すように、第2曲線部16における最突出点n16と仮想直線10E間の長さ(最突出点n16から仮想直線10Eまでの最短長さ)L13は、長さL11よりも短く形成されるとともに、長さL12よりも長く形成されている(L11>L13>L12)。長さL13は、長さL11の1/2以上の長さを有し、長さL12の2倍以上3倍未満の長さを有している。
また、図3に示すように、接触点m13と端部m14間の仮想直線10Eに沿った長さL15は、端部m11と接触点m13間の仮想直線10Eに沿った長さL14よりも長く形成され、長さL15は、長さL14の7倍〜11倍(好適には、8倍〜10倍)に形成されている。
また、角度α11と角度α12とを比較すると、図3に示すように、角度α11が角度α12よりも大きく形成されている(α11>α12)。例えば、角度α11は65〜75度で、角度α12は25〜35度に形成されている(なお、角度α11、α12は他の角度でもよい)。なお、角度α11の角度の値は、角度α12の角度の値の2倍以上の角度の値とするのが好ましい。
また、図3に示すように、傾斜部12の延長線12Eと接触点m13における第1曲線部14の接線14Eがなす角度(鋭角の角度)(該延長線と該接線14Eがなす第1曲線部14側の角度)α13は、90度以下に形成され、例えば、80〜90度(好適には、85度〜90度)に形成されている。
また、角度α11は、接線14Eと仮想直線10Eとの角度(第1曲線部14側の角度)α14よりも大きく形成されている(α11>α14)。角度α14は、鋭角となっている。
また、第2曲線部16の円弧の径の大きさとしては、端部m14における第2曲線部16の接線16Eが仮想直線10Eとなす角度で、ジッパー開封方向後側の角度(第1角度)α15が大きくならない程度の大きさであり、図2に示すように、角度α15は、端部m14とジッパー開封方向における次の切込み10における端部m11を結ぶ仮想直線17Eと仮想直線10E間の角度(第2角度)α16(ジッパー開封方向後側の角度)よりも小さく(α15<α16)、より具体的には、角度α15は、角度α16の半分よりも小さい角度となっている(つまり、角度α16は、角度α15の2倍以上となっている)。なお、この接線16Eは、直線であり、端部m14から端部m14の向きに向けて伸びた直線である。また、角度α15と角度α16は、ともに鋭角になっている。
また、第2曲線部16の円弧の径(半径)の大きさは、第1曲線部14の円弧の径(半径)の大きさよりも大きく形成され、第2曲線部16の円弧の径(半径)の大きさは、第1曲線部14の円弧の径(半径)の大きさの25〜35倍(好適には、29〜31倍)に形成されている。
なお、開封方向が直線状の場合に、ある切込み10の端部m14における第2曲線部16の接線16Eは、後側に隣接する切込み10には接さず、図2に示すように、接線16Eと第1曲線部14の間には、隙間S1が設けられる。
ジッパーAの開封方向は、複数の切込み10における同じ箇所を結ぶ方向といえ、例えば、複数の切込み10における端部m14を結ぶ方向がジッパーAの開封方向といえ、仮想直線10Eの方向がジッパー開封方向となる。また、ジッパーAの開封方向を、複数の切込み20における同じ箇所を結ぶ方向としてもよく、例えば、複数の切込み20における端部m24を結ぶ方向がジッパーAの開封方向といえ、仮想直線20Eの方向がジッパー開封方向となる。また、ジッパー開封方向は、X1側からX2側への方向であり、X1側がジッパー開封方向において前側であり、X2側がジッパー開封方向において後側である。つまり、切込み10、20において、傾斜部12、22の側から破断していくので、切込み10、20において、傾斜部12、22の側がジッパー開封方向において前側であり、端部m14、24の側がジッパー開封方向において後側となる。
ジッパーAの開封方向が直線状の場合(ジッパーAが直線状に形成されている場合、ジッパーの形成方向が直線状の場合としてもよい)には、複数の端部m14を結ぶ方向が直線状となり(つまり、複数の端部m14をジッパー開封方向に沿って結ぶ仮想線が直線状となり、複数の端部m14が、該直線状の仮想線、すなわち、ジッパー開封方向の仮想直線10E上に位置する)、複数の端部m24を結ぶ方向が直線状となる(つまり、複数の端部m24をジッパー開封方向に沿って結ぶ仮想線が直線状となり、複数の端部m24が、該直線状の仮想線、すなわち、仮想直線20E上に位置する)。
一方、ジッパーAの開封方向が曲線状の場合(ジッパーAが曲線状に形成されている場合、ジッパーの形成方向が曲線状の場合としてもよい)には、図11に示すように、複数の端部m14を結ぶ方向が曲線状となり(つまり、複数の端部m14がジッパー開封方向の仮想曲線11E上に位置する)、ジッパーAの開封方向が円弧状の場合には、複数の端部m14は、円弧状の仮想曲線11E上に位置し、複数の端部m24は、円弧状の仮想曲線21E上に位置する。なお、ジッパーAが曲線状に形成されている場合でも、一対の切込み10と切込み20は、基本的には、各対の切込みごとの中心線Ah’を介して線対称に形成される(つまり、各切込み20は、該切込み20に対応する切込み10との間の中心線Ah’を介して、該対応する切込み10と線対称に形成されている)が、ジッパーAの形成方向が曲線状の場合には、切込み10と切込み20を線対称に形成すると、隣接する切込みとの間の隙間に差が生じてしまい、例えば、図11の場合には、切れ目線A1’における隣接する切込み10間の隙間の仮想曲線11Eに沿った長さが、切れ目線A2’における隣接する切込み20間の隙間の仮想曲線21Eに沿った長さよりも長くなってしまうので、その場合には、第2曲線部16の長さを第2曲線部26よりも長くして、隣接する切込みとの隙間をなるべく等しくするのが好ましく、その場合には、一対の切込み10と切込み20は線対称にはならない。
なお、1つの切れ目線A1において、切込み10は同じ構成であり、隣接する切込み10間の間隔は、原則として同一に形成され、少なくともジッパーAが直線状に形成されている場合には、隣接する切込み10間の間隔は、同一に形成されている。
次に、切れ目線A2は、開封方向の切れ目線A1と切れ目線A2間の中心線Ahを介して対称(線対称)に形成され、切れ目線A1と間隔を介して形成されている。中心線Ahは、切れ目線A1と切れ目線A2からの距離が等しい直線であり、切込み10のある点(例えば、端部m11)と切込み20の該ある点に対応する点(端部m11をある点とした場合には、端部m21))からの距離が等しい直線といえる。
切れ目線A2は、複数の切込み20を間隔を介して一列に配設したもので、各切込み20は、傾斜部22と、傾斜部22の端部から連設された第1曲線部24と、第1曲線部24の傾斜部22とは反対側の端部から連設された第2曲線部26とを有している。傾斜部22と第1曲線部24と第2曲線部26とは、ともにブランクの表面から裏面まで貫通した切込みにより形成されている。各切込み20は、切れ目線A1における対応する切込み10と中心線Ahを中心に対称に形成されている。図2における中心線Ahは、仮想直線10E、20Eと平行な直線である。
ここで、傾斜部22は、ジッパー開封方向(「ジッパー破断方向」としてもよい)(X1−X2方向)の仮想直線20Eに対して傾斜して形成され、傾斜部22と仮想直線20Eと平行な仮想直線20F間の角度(第1曲線部24側の角度)はα21で、角度α21は鋭角となっている。なお、角度α21は、傾斜部22と仮想直線20E間の角度(第1曲線部24側の角度)と同一であり、接触点m22が仮想直線20Eに対して端部m21と同じ側にある場合には、傾斜部22の延長線が仮想直線20Eに対して傾斜して形成され、角度α21は、傾斜部22の延長線と仮想直線20E間の角度(第1曲線部24側の角度)と同一である。つまり、傾斜部22又は傾斜部22の延長線が、仮想直線20Eに対して傾斜して形成され、角度α21は、傾斜部22又は傾斜部22の延長線と仮想直線20Eとの間の鋭角の角度である。また、傾斜部22の仮想直線20Eに対する直角方向(Y1−Y2方向)に対する角度はα22となっている(α22は0より大きい鋭角となっている)。この傾斜部22は、直線状に形成されている。仮想直線20Eは、ジッパーAの開封方向に形成され、第2曲線部26の後端である端部m24を通る直線である。
傾斜部22の第1曲線部24側とは反対側の端部(第1端部)m21が、図4に示すように、傾斜部22の第1曲線部24との接触点(第1接触点)m22よりも開封方向において前側(X1側)にある。つまり、傾斜部22(傾斜部22又はその延長線としてもよい)は、端部m21が接触点m22よりもジッパー開封方向において前側に位置するように仮想直線20Eの方向(仮想直線20Eとしてもよい)に対して傾斜している。
また、端部m21と接触点m22とは、図4に示すように、仮想直線20Eを介して両側に(つまり、互いに反対側に)配置されている。つまり、仮想直線20Eを介して一方の側(内側)に端部m21があり、他方の側(外側)に接触点m22がある。ただし、端部m21と接触点m22が、仮想直線20Eに対して同じ側にあってもよい。
また、第1曲線部(第1円弧状部としてもよい。他においても同じ)24は、図4に示すように、傾斜部22の端部から円弧状に形成され(つまり、接触点m22と接触点m23間に円弧状に形成されている)、具体的には、ジッパー開封方向の側(具体的には、左側(左方向としてもよい))にカーブした(つまり、曲がった)円弧状に形成されている。つまり、第1曲線部24は、傾斜部22の方向に対する曲がり方向においてジッパー開封方向の側に曲がる曲がり方向に形成されている。第1曲線部24と傾斜部22との接触点m22における第1曲線部24の接線は、傾斜部22と重ねるようになっている。また、第2曲線部24の傾斜部22との接触点m22は、第1曲線部24の第2曲線部26との接触点(第2接触点)m23よりもジッパー開封方向において前側(X1側)にある。
また、第2曲線部(第2円弧状部としてもよい。他においても同じ)26は、図4に示すように、第1曲線部24の端部から円弧状に形成され(つまり、接触点m23と端部m24間に円弧状に形成されている)、具体的には、第1曲線部24のカーブの方向と反対方向にカーブした(つまり、右側(右方向としてもよい)にカーブした)円弧状に形成されている。つまり、第2曲線部26は、第1曲線部24の曲がり方向とは逆の曲がり方向に形成され、接触点m23と端部(第2端部)m24間に円弧状に形成されている。接触点m23は、端部m24よりもジッパー開封方向において前側にある。
なお、接触点m23における第1曲線部24の接線と接触点m23における第2曲線部26の接線とは重なり、これにより、第1曲線部24のカーブの方向から第2曲線部26のカーブの方向に滑らかに切り替わっている。
なお、第2曲線部26は、仮想直線20Eを介して接触点m23とは反対側に設けられた部分を有し、第2曲線部26における仮想直線20Eを介して接触点m23とは反対側に設けられた部分において仮想直線20Eまでの距離が最も長い点である最突出点n26と接触点m23とが、仮想直線20Eを介して互いに反対側に配置されている。つまり、第2曲線部26における仮想直線20Eを介して接触点m23側とは反対側に設けられた部分(範囲としてもよい)(つまり、第2曲線部26において、仮想直線20Eとの交点k26から端部m24までの範囲)において、仮想直線20E側とは反対側に突出した最突出点n26は、仮想直線20Eを介して接触点m23とは反対側にあり、これにより、第2曲線部26における交点k26から端部m24までの範囲は、ジッパー開封方向における後側にいくほど仮想直線20Eとの距離が長くなる範囲(最突出点n26よりもジッパー開封方向において前側の範囲)と、ジッパー開封方向における後側にいくほど仮想直線20Eとの距離が短くなる範囲(最突出点n26よりもジッパー開封方向において後側の範囲)とを有するといえる。なお、最突出点n26は、第2曲線部26(特に、第2曲線部26の交点k26から端部m24までの範囲)において、仮想直線20Eとの距離(仮想直線20Eに対する垂線の長さ)(仮想直線20Eまでの距離(最短距離としてもよい)としてもよい)が最も長い位置にあるといえる。第2曲線部26は、最突出点n26を介した両側(ジッパー開封方向において前側と後側)が円弧状に形成されている。これにより、破断面に突状部が形成された場合でも、突状部を目立たないようにでき、また、ブランクの面に対して垂直方向に力が加わった場合に、切れ目線の破断を小さくすることができる。
また、図4に示すように、端部m21と仮想直線20E間の長さ(端部m21から仮想直線20Eまでの最短長さ)L21は、第1曲線部24において仮想直線20E側とは反対側に最も突出した最突出点n24と仮想直線20E間の長さ(最突出点n24から仮想直線20Eまでの最短長さ)L22よりも長く形成されていて(L21>L22)、長さL21は、長さL22の3培〜4倍の長さとなっている。最突出点n24は、第1曲線部24において、仮想直線20Eとの距離(仮想直線20Eに対する垂線の長さ。他においても同じ)(仮想直線20Eまでの距離(最短距離としてもよい)としてもよい)が最も長い位置にあるといえる。なお、接触点m22が仮想直線20Eを介して端部m21と同じ側にある場合も考慮すると、最突出点n24は、第1曲線部24において仮想直線20Eとの距離が最も長い位置で、仮想直線20Eを介して端部m21とは反対側の位置といえる。
また、図4に示すように、第2曲線部26においる最突出点n26と仮想直線20E間の長さ(最突出点n26から仮想直線20Eまでの最短長さ)L23は、長さL21よりも短く形成されるとともに、長さL22よりも長く形成されている(L21>L23>L22)。長さL23は、長さL21の1/2以上の長さを有し、長さL22の2倍以上3倍未満の長さを有している。
また、図4に示すように、接触点m23と端部m24間の仮想直線20Eに沿った長さL25は、端部m21と接触点m23間の仮想直線20Eに沿った長さL24よりも長く形成され、長さL25は、長さL24の7倍〜11倍(好適には、8倍〜10倍)に形成されている。
また、角度α21と角度α22とを比較すると、図4に示すように、角度α21が角度α22よりも大きく形成されている(α21>α22)。例えば、角度α21は65〜75度で、角度α22は25〜35度に形成されている(なお、角度α21、α22は他の角度でもよい)。なお、角度α21の角度の値は、角度α22の角度の値の2倍以上の角度の値とするのが好ましい。
また、図4に示すように、傾斜部22の延長線22Eと接触点m23における第1曲線部24の接線24Eがなす角度(該延長線と該接線24Eがなす第1曲線部24側の角度)α23は、90度以下に形成され、例えば、80〜90度(好適には、85度〜90度)に形成されている。
また、角度α21は、接線24Eと仮想直線20Eとの角度(第1曲線部24側の角度)α24よりも大きく形成されている(α21>α24)。角度α24は、鋭角となっている。
また、第2曲線部26の円弧の径の大きさとしては、端部m24における第2曲線部26の接線26Eが仮想直線20Eとなす角度で、ジッパー開封方向後側の角度(第1角度)α25が大きくならない程度の大きさであり、図2に示すように、角度α25は、端部m24とジッパー開封方向における次の切込み20における端部m21を結ぶ仮想直線27Eと仮想直線20E間の角度(第2角度)α26(ジッパー開封方向後側の角度)よりも小さく(α25<α26)、より具体的には、角度α25は、角度α26の半分よりも小さい角度となっている(つまり、角度α26は、角度α25の2倍以上となっている)。なお、この接線26Eは、直線であり、端部m24から端部m24の向きに向けて伸びた直線である。また、角度α25と角度α26は、ともに鋭角になっている。
また、第2曲線部26の円弧の径(半径)の大きさは、第2曲線部14の円弧の径(半径)の大きさよりも大きく形成され、第2曲線部26の円弧の径(半径)の大きさは、第1曲線部24の円弧の径(半径)の大きさの25〜35倍(好適には、29〜31倍)に形成されている。
なお、開封方向が直線状の場合に、ある切込み20の端部m24における第2曲線部26の接線26Eは、後側に隣接する切込み20には接さず、図2に示すように、接線26Eと第1曲線部24の間には、隙間S2が設けられる。
なお、1つの切れ目線A2において、切込み20は同じ構成であり、隣接する切込み20間の間隔は、原則として同一に形成され、少なくともジッパーAが直線状に形成されている場合には、隣接する切込み20間の間隔は、同一に形成されている。
なお、切れ目線A1を第1切れ目線とした場合には、切れ目線A2が第2切れ目線となり、切込み10が第1切込みとなり、切込み20が第2切込みとなる。切れ目線A1を第2切れ目線とした場合には、切れ目線A2が第1切れ目線となり、切込み10が第2切込みとなり、切込み20が第1切込みとなる。
なお、ジッパーAが曲線状に形成されている場合(例えば、図11、図12に示すジッパーA’の場合)でも、図12、図13に示すように、傾斜部12は、ジッパー開封方向に沿った仮想直線10E’に対して傾斜して形成され、端部m11と接触点m12とは、仮想直線10E’を介して両側に配置されている(ただし、接触点m12が、仮想直線10E’に対して端部m11と同じ側にあってもよく、その場合には、傾斜部12の延長線が仮想直線10E’に対して傾斜して形成されている)。つまり、傾斜部12又は傾斜部12の延長線が、仮想直線10E’に対して傾斜して形成されている。なお、仮想直線10E’は、ある切込み10−2における端部m14と該切込み10−2よりもジッパー開封方向において1つ前側の切込み10−1の端部m14とを結ぶ直線である。
また、ジッパーAが曲線状に形成されている場合(例えば、図11、図12に示すジッパーA’の場合)でも、図12、図14に示すように、傾斜部22は、ジッパー開封方向に沿った仮想直線20E’に対して傾斜して形成され、端部m21と接触点m22とは、仮想直線20E’を介して両側に配置されている(ただし、接触点m22が、仮想直線20E’に対して端部m21と同じ側にあってもよく、その場合には、傾斜部22の延長線が仮想直線20E’に対して傾斜して形成されている)。つまり、傾斜部22又は傾斜部22の延長線が、仮想直線20E’に対して傾斜して形成されている。なお、仮想直線20E’は、ある切込み20−2における端部m24と該切込み20−2よりもジッパー開封方向において1つ前側の切込み20−1の端部m24とを結ぶ直線である。
なお、ジッパーAが曲線状に形成されている場合に、図12、図13に示すように、傾斜部12は、ジッパー開封方向の仮想曲線11Eに対して傾斜して形成され、端部m11と接触点m12とは、仮想曲線11Eを介して両側に配置されている(ただし、接触点m12が、仮想曲線11Eに対して端部m11と同じ側にあってもよい)。傾斜部12は、ジッパー開封方向の仮想曲線11Eに対して傾斜して形成されているとは、厳密には、傾斜部12又は傾斜部12の延長線と仮想曲線11Eの交点における仮想曲線11Eの接線に対して傾斜部12が傾斜している。
また、図12、図14に示すように、傾斜部22は、ジッパー開封方向の仮想曲線21Eに対して傾斜して形成され、端部m21と接触点m22とは、仮想曲線21Eを介して両側に配置されている(ただし、接触点m22が、仮想曲線21Eに対して端部m21と同じ側にあってもよい)。傾斜部22は、ジッパー開封方向の仮想曲線21Eに対して傾斜して形成されているとは、厳密には、傾斜部22又は傾斜部22の延長線と仮想曲線21Eの交点における仮想曲線21Eの接線に対して傾斜部22が傾斜している。
なお、ジッパーAが曲線状に形成されている場合でも、第2曲線部16は、仮想直線10Eを介して接触点m13とは反対側に設けられた部分(つまり、第2曲線部16において、仮想直線10Eとの交点k16から端部m14までの範囲)を有し、第2曲線部16における仮想直線10Eを介して接触点m13とは反対側に設けられた部分において仮想直線10Eまでの距離が最も長い点である最突出点n16と接触点m13とが、仮想直線10Eを介して互いに反対側に配置されており、また、第2曲線部26は、仮想直線20Eを介して接触点m23とは反対側に設けられた部分(つまり、第2曲線部26において、仮想直線20Eとの交点k26から端部m24までの範囲)を有し、第2曲線部26における仮想直線20Eを介して接触点m23とは反対側に設けられた部分において仮想直線20Eまでの距離が最も長い点である最突出点n26と接触点m23とが、仮想直線20Eを介して互いに反対側に配置されている。
また、図12〜図14に示すように、ジッパーAが曲線状に形成されている場合でも、端部m11から仮想直線10E’までの長さ(端部m11から仮想直線10E’までの最短長さ)L11は、第1曲線部14において仮想直線10E’側とは反対側に最も突出した最突出点n14から仮想直線10E’までの長さ(最突出点n14から仮想直線10E’までの最短長さ)L12よりも長く形成されていて(L11>L12)、同様に、端部m21から仮想直線20E’までの長さ(端部m21から仮想直線20E’までの最短長さ)L21は、第1曲線部24において仮想直線20E’側とは反対側に最も突出した最突出点n24から仮想直線20E’までの長さ(最突出点n24から仮想直線20E’までの最短長さ)L22よりも長く形成されていて(L21>L22)。なお、最突出点n14は、第1曲線部14において、仮想直線10E’との距離(仮想直線10E’に対する垂線の長さ。他においても同じ)(仮想直線10E’までの距離(最短距離としてもよい)としてもよい)が最も長い位置にあるといえ、最突出点n24は、第1曲線部24において、仮想直線20E’との距離(仮想直線20E’に対する垂線の長さ。他においても同じ)(仮想直線20E’までの距離(最短距離としてもよい)としてもよい)が最も長い位置にあるといえる。
また、図12〜図14に示すように、最突出点n16から仮想直線10E’までの長さ(最突出点n16から仮想直線10E’までの最短長さ)L13は、長さL11よりも短く形成されるとともに、長さL12よりも長く形成されていて、最突出点n26から仮想直線20E’までの長さ(最突出点n26から仮想直線20E’までの最短長さ)L23は、長さL21よりも短く形成されるとともに、長さL22よりも長く形成されている。なお、最突出点n16は、第2曲線部16において、仮想直線10E’との距離(仮想直線10E’に対する垂線の長さ。他においても同じ)(仮想直線10E’までの距離(最短距離としてもよい)としてもよい)が最も長い位置にあるといえ、最突出点n26は、第2曲線部26において、仮想直線20E’との距離(仮想直線20E’に対する垂線の長さ。他においても同じ)(仮想直線20E’までの距離(最短距離としてもよい)としてもよい)が最も長い位置にあるといえる。
また、図12〜図14に示すように、接触点m13と端部m14間の仮想直線10E’に沿った長さL15は、端部m11と接触点m13間の仮想直線10E’に沿った長さL14よりも長く形成され、同様に、接触点m23と端部m24間の仮想直線20E’に沿った長さL25は、端部m21と接触点m23間の仮想直線20E’に沿った長さL24よりも長く形成されている。
また、傾斜部12の仮想直線10E’の方向に対する角度α11(傾斜部12(接触点m12が仮想直線10E’に対して端部m11と同じ側にある場合には、傾斜部12の延長線)と仮想直線10E’との角度(第1曲線部14側の角度))は、傾斜部12と仮想直線10E’の直角方向との間の角度α12よりも大きく形成されている(α11>α12)。
同様に、傾斜部22の仮想直線20E’の方向に対する角度α21(傾斜部22(接触点m22が仮想直線20E’に対して端部m21と同じ側にある場合には、傾斜部22の延長線)と仮想直線20E’との角度(第1曲線部24側の角度))は、傾斜部22と仮想直線20E’の直角方向との間の角度α22よりも大きく形成されている(α21>α22)。
また、傾斜部12の延長線と接触点m13における第1曲線部14の接線14Eがなす角度α13(該延長線と該接線がなす第1曲線部14側の角度)は、90度以下に形成され、同様に、傾斜部22の延長線と接触点m23における第1曲線部24の接線24Eがなす角度α23(該延長線と該接線がなす第1曲線部24側の角度)は、90度以下に形成されている。
また、傾斜部12又はその延長線の仮想直線10E’の方向に対する角度α11は、接線14Eと仮想直線10E’との角度(第1曲線部14側の角度)α14よりも大きく形成されている(α11>α14)。同様に、傾斜部22又はその延長線の仮想直線20E’の方向に対する角度α21は、接線24Eと仮想直線20E’との角度(第1曲線部24側の角度)α24よりも大きく形成されている(α21>α24)。
また、切込みA3は、図1、図2に示すように、略コ字状を呈し、X2側(切れ目線A1、A2側)に開口した略コ字状を呈している。つまり、切込みA3は、直線部16の延長線上に形成された直線状の切込み32と、直線部26の延長線上に形成された直線状の切込み34と、切込み32と切込み34のX1側(切れ目線A1、A2側とは反対側)の端部間を結び、該中心線Ahに対して直角をなす切込み36とを有している。この切込みA3により囲まれた領域(つまり、切込みA3と、切込み32のX2側の端部と切込み34のX2側の端部とを結ぶ直線により囲まれた領域)が、片部30となる。
なお、上記の説明において、第1曲線部14、24と第2曲線部16、26は、円弧状であるとしたが、円弧状ではなく、楕円弧状としてもよい。
ジッパーAの使用に際しては、片部30を起こして手でつかみ、X2方向(開封方向)に引っぱることにより、隣接する切込み10間の隙間と隣接する切込み20間の隙間が破れてジッパーAがブランクから分離する。これにより、図7に示すように、帯状部40がブランクから分離し、ブランクには帯状部40を分離した後の隙間50が形成される。ブランクには、この隙間の両側に切断面52、54が形成される。この場合、帯状部40は、帯状部40の両側の領域に対してブランクの面に対して略垂直方向に引き離すことになる(つまり、切れ目線を介した一方の領域を他方の領域に対して略垂直方向に引き離す)。
例えば、ジッパーAを紙製箱に適用した例は、図5、図6に示すようになり、図5、図6に示す紙製箱(箱体、カートン、包装箱としてもよい)Pは、スリーブ状部105と、底面部150と、蓋部192と、差込み片部194と、フラップ部196、198とを有している。
紙製箱Pは、1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール製(例えば、薄型段ボール製)のブランクであり、厚紙製のブランク等の他の紙製のブランクでもよい)により形成されている。つまり、紙製箱Pは、段ボール材(特に、両面段ボール材)等の紙製の箱体である。なお、両面段ボールにおける中芯の段の方向は、図6に示す円内に示す方向(スリーブ状部105を構成する左側面部130の下辺と直角な方向)である(なお、中芯の段の方向は他の方向でもよい。)。
スリーブ状部105は、正面部110と、右側面部120と、左側面部130と、背面部140と、糊代部142とを有していて、紙製箱Pの側面部を構成する。糊代部142は、右側面部120の背面側の端部(具体的には、背面側の端部の内側の面)に接着されている。
また、底面部150は、いわゆるワンタッチ底であり、第1片部160と、第2片部170と、第3片部180と、第4片部190とを有している。
第2片部170は、折れ線170−1を介して本体部172と先端部174とに区画される。本体部172の先端の先端部174側には、他方の本体部182と互いに係止するように切欠部172aが形成されている。先端部174の上面は、第4片部190の下面に接着されている。紙製箱Pを折り畳んだ状態とした際に、第2片部170は、折れ線170−1を介して折り返した状態となる。
また、第3片部180は、折れ線180−1を介して本体部182と先端部184とに区画される。本体部182の先端の先端部184側には、他方の本体部172と互いに係止するように切欠部182aが形成されている。先端部184の上面は、第1片部160の下面に接着されている。紙製箱Pを折り畳んだ状態とした際に、第3片部180は、折れ線180−1を介して折り返した状態となる。
ジッパーAは、紙製箱Pに2つ形成され、一方のジッパーA−1は、正面部110の左右方向の中央から右側面部120の背面側の上端に向けて形成され、他方のジッパーA−2は、正面部110の左右方向の中央から左側面部130の背面側の上端に向けて形成されている。ジッパーA−1、A−2はともにジッパーAと同一の構成である。
ジッパーA−1を破断するには、ジッパーA−1の片部30を手前に起こして手でつまみ、正面部110に対して手前に引っぱった後に、右側面部120に対して手前に引っぱり、ジッパーA−2を破断するには、ジッパーA−2の片部30を手前に起こして手でつまみ、正面部110に対して手前に引っぱった後に、左側面部130に対して手前に引っぱる。以上のように、ジッパーA−1、A−2を破断して、左側面部130の上側の領域及びフラップ部198と正面部110の上側の領域と右側面部120の上側の領域及びフラップ部196を紙製箱Pから分離する。
ここで、ジッパーAを破断する際には、切れ目線A1においては、第1曲線部14が端部m14を通る仮想直線10Eよりも帯状部40の外側方向(第2曲線部16が膨出した側とは反対側)に突出し、最突出点n14と仮想直線10E間に長さL12の間隔が設けられており、また、端部m11が端部m14を通る仮想直線10Eよりも帯状部40の内側方向(第2曲線部16が膨出した側)に突出し、端部m11と仮想直線10E間に長さL11の間隔が設けられているので、ブランクの剥離(つまり、表層剥離)を防止することができる。また、剥離を防止できるので、破断(切断としてもよい)後のブランクの破断線(切断線としてもよい)52、54の見栄えをよくすることができ(図7参照)、また、剥離を防止できるので、その分少ない力で破断を行なうことができる。つまり、1つ前の切込み10、20からの破断力においては、切れ目線A1と切れ目線A2間の帯状部40を引っぱるので、ジッパー開封方向(例えば、仮想直線10E、20Eの方向)よりも内側に向かう成分が多い場合が多いので、図8において、切込み10−1(切込み10−1は、切込み10と同一の構成である)の第2曲線部16の端部m14からの破断力においては、破断方向H1や破断方向H2への成分よりも破断方向H3や破断方向H4への成分が多い場合が多い。破断方向H1の方向は、ジッパー開封方向よりも外側に向かう方向であり、特に、最突出点n14に向かう方向であり、破断方向H2の方向は、ジッパー開封方向であり、破断方向H3、H4は、ジッパー開封方向よりも内側に向かう方向であり、特に、破断方向H4は、端部m11に向かう方向である。なお、破断方向H1〜破断方向H4までの範囲においてどの方向に破断するかは、破断する際に最も破断力の成分が多い方向に破断するので、破断方向H1や破断方向H2のように第1曲線部14や第1曲線部14に近い方向に破断する場合もあれば、破断方向H3や破断方向H4のように傾斜部12の方向に破断する場合もある。ただし、破断力においては、内側に向かう成分が多いので、破断方向H1側から破断方向H4側にいくに従い、その方向に破断する確率が高くなり、特に、破断方向H1のようにジッパー開封方向よりも外側に向かう確率は極めて低い。
そして、端部m11と仮想直線10E間に長さL11の間隔が設けられ、長さL11が長さL12よりも長く形成されているので、ジッパー開封方向及びジッパー開封方向よりも内側に向かった破断力(例えば、破断方向H2、H3、H4への破断力)を傾斜部12により広く受け止めることができるので、ブランクの剥離を防止することができる。
また、最突出点n14と仮想直線10E間に長さL12の間隔が設けられているので、ジッパー開封方向よりも外側に向かった破断力(例えば、破断方向H1への破断力)も受け止めることができ、ブランクの剥離を防止することができる。
なお、端部m14における第2曲線部16の接線16Eは、後側に隣接する切込み10には接しないが、端部m14からの破断力がジッパー開封方向よりも外側に向かう確率は極めて低く、また、角度α15は、角度α16の半分よりも小さい角度となっているので、端部m14からの破断力が破断方向H1よりも外側に向かう確率は極めて小さいので、破断における支障はなく、剥離を防止することができる。
また、切れ目線A2においても、切れ目線A1の場合と同様に、第1曲線部24が端部m24を通る仮想直線20Eよりも帯状部40の外側方向に突出し、最突出点n24と仮想直線20E間に長さL22の間隔が設けられており、また、端部m21が端部m24を通る仮想直線20Eよりも帯状部40の内側方向に突出し、端部m21と仮想直線20E間に長さL21の間隔が設けられているので、切れ目線A1における上記の作用と同様に、ブランクの剥離(つまり、表層剥離)を防止することができる。また、剥離を防止できるので、破断(切断としてもよい)後のブランクの破断線(切断線としてもよい)の見栄えをよくすることができ、また、剥離を防止できるので、その分少ない力で破断を行なうことができる。
なお、端部m24における第2曲線部26の接線26Eは、後側に隣接する切込み20には接しないが、切れ目線A1における上記の理由と同様の理由で、破断における支障はない。
なお、第1曲線部14、24が楕円弧状の場合でも、第1曲線部14が端部m14を通る仮想直線10Eよりも帯状部40の外側方向(第2曲線部16が膨出した側とは反対側)に突出した構成とできるので、同様の作用・効果を得ることができる。
なお、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも、ジッパーA’を破断する際には、切れ目線A1’においては、第1曲線部14が端部m14を通る仮想直線10E’よりも帯状部40の外側方向(第2曲線部16が膨出した側とは反対側)に突出し、最突出点n14と仮想直線10E’間に長さL12の間隔が設けられており、また、端部m11が端部m14を通る仮想直線10E’よりも帯状部の内側方向(第2曲線部16が膨出した側)に突出し、端部m11と仮想直線10E間に長さL11の間隔が設けられているので、ブランクの剥離(つまり、表層剥離)を防止することができる。また、剥離を防止できるので、破断(切断としてもよい)後のブランクの破断線(切断線としてもよい)の見栄えをよくすることができ、また、剥離を防止できるので、その分少ない力で破断を行なうことができる。
また、ジッパー開封方向に隣接する2つの切込み10(20)間の隙間が端部m11(m21)への方向(図8では、破断方向H4の方向)で破断して、破断面52、54に突状部52a、54aが形成された場合でも、図7に示すように、第2曲線部16、26は円弧状を呈し、特に、最突出点n16、n26を介した両側が円弧状に形成されているので、突状部52a、54aが目立たないことから、突状部52a、54aが見苦しくなることがなく、切断面の見栄えをよくすることができる。つまり、第2曲線部16、26の形状が仮にジッパー開封方向への直線状の場合には、突状部が目立つことになるが、第2曲線部16、26が円弧状に湾曲しているので、突状部を目立たせなくすることができる。なお、この点は、第2曲線部16、26が楕円弧状の場合も同様である。
なお、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも、破断面に突状部(図7の突状部52a、54aと同様の構成の突状部)が形成された場合でも、第2曲線部16、26は円弧状を呈し、特に、最突出点n16、n26を介した両側(ジッパー開封方向において前側と後側)が円弧状に形成されているので、突状部が目立たないことから、突状部が見苦しくなることがなく、切断面の見栄えをよくすることができる。
また、傾斜部12、22が開封方向に対する直角方向に対して傾斜しており、傾斜部12、22の第1曲線部14、24側が開封方向後側(X2側)となっている(つまり、端部m11が接触点m12よりも前側にあり、端部m21が接触点m22よりも前側にある)ので、傾斜部12、22に伝えられた破断力をスムーズに第1曲線部14、24に伝えることができる。よって、少ない力で破断を行なうことができる。なお、この点は、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも同様である。
また、角度α11が角度α14よりも大きく、角度α21が角度α24よりも大きい(α11>α14、α21>α24)ので、傾斜部12、22の仮想直線10E、20Eに対する傾斜が大きく、傾斜部12、22からの破断力が第1曲線部14、24を介して第2曲線部16、26に伝わりやすく、ブランクの紙材の剥離が起こりにくい。よって、ブランクの切断面52、54の見栄えをよくすることができる。なお、この点は、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも、角度α11が角度α14よりも大きいとともに角度α21が角度α24よりも大きく、傾斜部12、22の仮想直線10E’、20E’に対する傾斜が大きいので、同様である。すなわち、α11<α14、α21<α24であるとすると、傾斜部12、22の仮想直線10E、20Eに対する傾斜が小さくなり、接線14E、24Eの仮想直線10E、20Eに対する傾斜が大きくなるので、傾斜部12、22からの破断力が第1曲線部14、24を介して第2曲線部16、26に伝わるよりも、ブランクの紙材を剥離する方に使われてしまい、剥離が起こりやすくなるが、本実施例の場合には、そのようなおそれが小さい。
また、角度α13、α23が直角以下に形成されているので、その分、傾斜部12、22の仮想直線10E、20Eに対する角度α11、α21を大きくすることができて、1つ前の切込み10、20からの破断力を傾斜部12、22で受け止めやすく、これによっても、ブランクの剥離を防止することができる。また、角度α13、α23が直角以下に形成されているので、その分、第2曲線部16、26の長さを確保することができ、第2曲線部16、26の長さを確保することにより、第2曲線部16、26からの破断力が拡散する角度を小さくして、次の切込み10、20に破断力を伝えることができ、剥離のおそれを小さくできる。なお、この点は、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも、角度α13、α23が直角以下に形成され、その分傾斜部12、22の仮想直線10E’、20E’に対する角度α11、α21を大きくできるので、同様である。
また、長さL13、L23が長さL11、L21よりも短く形成されているので、その分、第2曲線部16、26の径が大きくなり、これにより、角度α15、α25を小さくできるので、接線16E、26Eが次の切込み10、20の傾斜部12、22に接しない場合でも、破断に支障がなく、剥離が生じるおそれがない。なお、この点は、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも、端部m14、m24における第2曲線部16、26の接線が、仮想直線10E’、20E’(該端部m14、m24から次の切込みの端部m14、m24に伸びた仮想直線)となす角度でジッパー開封方向後側の角度を小さくできるので、同様である。
また、端部m11、m21と接触点m12、m22が仮想直線10E、20Eを介して互いに反対側に位置しているので、その分、第1曲線部14、24の径を小さくでき、結果として、第2曲線部16、26の長さを確保することができ、第2曲線部16、26からの破断力が拡散する角度を小さくして、次の切込み10、20に破断力を伝えることができ、剥離のおそれを小さくできる。なお、この点は、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも、端部m11、m21と接触点m12、m22が仮想直線10E’、20E’を介して互いに反対側に位置しているので、同様である。
また、第2曲線部16、26が円弧状に形成されているので、ジッパーAが形成されたブランクに対して、ブランクの面に対して垂直方向に力が加わった場合に、切れ目線A1、A2の破断を小さくすることができる。
つまり、帯状部40の領域が押された場合には、第2曲線部16、26間の長さが押された領域から離れるに従い短くなる範囲により帯状部40が沈み込むのを規制でき、隙間の破断や破断の連鎖を防止することができる。
すなわち、図9において、切れ目線A1と切れ目線A2間の領域で、ジッパー開封方向に隣接する一対の切込み10−1、10−2と一対の切込み20−1、20−2間の領域R1が押されて、切込み10−1と切込み10−2間の隙間が破断し、切込み20−1と切込み20−2間の隙間が破断した場合には、領域R1からジッパー開封方向に沿った方向の両側に沈み込むが、その際、押した箇所の中心位置R1−1は、垂直方向に沈み込むものの、中心位置R1−1からずれた位置R1−2、R1−3においては、中心位置R1−1とまだ押されていない領域との間で高低差があることから、斜めに沈み込もうとする。
すると、切込み10−2における第2曲線部16の最突出点n16よりもX1側の部分では、帯状部40が帯状部40よりもY2側の領域42に対して斜めの方向(図9(b)では、右下方向)に押されるので、領域42が帯状部40の移動を遮って帯状部40が沈み込むのを規制することができる。同様に、切込み10−2における第2曲線部26の最突出点n26よりもX1側の部分では、帯状部40が帯状部40よりもY1側の領域44に対して斜めの方向(図9(d)では、右下方向)に押されるので、領域44が帯状部40の移動を遮って帯状部40が沈み込むのを規制することができる。
また、切込み10−1における第2曲線部16の最突出点n16よりもX2側の範囲では、帯状部40が帯状部40よりもY2側の領域42に対して斜め(図9(c)では、左下方向)に押されるので、領域42が帯状部40の移動を遮って帯状部40が沈み込むのを規制することができる。同様に、第2曲線部26の最突出点n26よりもX2側の範囲では、帯状部40が帯状部40よりもY1側の領域44に対して斜め(図9(e)では、左下方向)に押されるので、領域44が帯状部40の移動を遮って帯状部40が沈み込むのを規制することができる。
よって、切込み10−1、20−1の第2曲線部16、26における最突出点n16、n26よりもX2側の範囲(つまり、第2曲線部16、26間の長さが領域R1から離れるに従い短くなる範囲)と、切込み10−2、20−2の第2曲線部16、26における最突出点n16、n26よりもX1側の範囲(つまり、第2曲線部16、26間の長さが領域R1から離れるに従い短くなる範囲)とで、帯状部40が沈み込むのを規制できるので、切込み10−1と切込み10−2間の隙間が破断し、切込み20−1と切込み20−2間の隙間が破断した場合でも、隣接する次の隙間(切込み10−1、20−1と切込み10−0、20−0間の隙間や切込み10−2、20−2と切込み10−3、20−3間の隙間)が破断するのを防止することができ、隙間の破断の連鎖を防止することができる。
また、帯状部40において、第2曲線部16、26が対向する領域(例えば、図9における領域R2)が押された場合でも、第2曲線部16、26における第2曲線部16と第2曲線部26間の長さが領域R2から離れるに従い(ジッパー開封方向に沿った方向(X1−X方向)に離れるに従い)短くなる範囲により帯状部40が沈み込むのを規制できる。
すなわち、図9において、切込み10−2、20−2における第2曲線部16、26が対向する領域R2が押された場合には、切込み10−2、20−2における第2曲線部16、26は領域R2から離れるに従い第2曲線部16、26間の長さが長くなるので、領域42、44により帯状部40が沈み込むのを規制できず、切込み10−2、20−2と切込み10−3、20−3間の隙間や切込み10−2、20−2と切込み10−1、20−1間の隙間が破断するおそれはあるが、切込み10−1、20−1の第2曲線部16、26のX2側の範囲と切込み10−3、20−3の第2曲線部16、26のX1側の範囲が、領域R2から離れるに従い第2曲線部16と第2曲線部26間の長さが短くなるので、帯状部40が沈み込むのを規制することができ、隣接する次の隙間(切込み10−1、20−1と切込み10−0、20−0間の隙間や切込み10−3、20−3と切込み10−3、20−3よりも後側に隣接する切込み間の隙間)が破断するのを防止することができ、隙間の破断の連鎖を防止することができる。
なお、第2曲線部16、26が楕円弧状の場合でも、第2曲線部16、26における第2曲線部16と第2曲線部26間の長さが押された領域R2から離れるに従い(ジッパー開封方向に沿った方向(X1−X方向)に離れるに従い)短くなる範囲が存在するので、これにより、帯状部40の沈み込みを規制することができる。
なお、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも、帯状部(切れ目線A1’と切れ目線A2’間の帯状部)の領域が押された場合には、第2曲線部16、26間の長さが押された領域から離れるに従い短くなる範囲により帯状部が沈み込むのを規制でき、隙間の破断や破断の連鎖を防止することができる。
また、帯状部40の外側の領域が押された場合でも、第2曲線部16、26における範囲で、押された領域を通る仮想直線でジッパー開封方向に沿った仮想直線と第2曲線部16、26間の長さが該領域から離れるに従って短くなる範囲においては、該外側の領域が沈み込むのを規制できるので、隙間の破断や破断の連鎖を防止することができる。
例えば、図10において、帯状部40において切込み10−2、20−2の第2曲線部16、26が対向する領域の外側の領域R3が押された場合には、切込み20−2の第2曲線部26は、第2曲線部16、26におけるジッパー開封方向に沿った仮想直線44Eと第2曲線部16、26間の長さが該領域から離れるに従って短くなり、領域44における切込み20−2の第2曲線部26の外側の領域は、該第2曲線部26の内側の領域に規制される。また、切込み20−2における第2曲線部26の最突出点n26よりもX2側の範囲では、外側の領域44が帯状部40に対して斜め(図10(b)では、右下方向)に押されるので、帯状部40が領域44の移動を遮って領域44が沈み込むのを規制することができ、同様に、第2曲線部26の最突出点n26よりもX1側の範囲では、外側の領域44が帯状部40に対して斜め(図10(c)では、左下方向)に押されるので、帯状部40が領域44の移動を遮って領域44が沈み込むのを規制することができる。
また、帯状部40の外側の領域で、ジッパー開封方向に隣接する一対の切込み(例えば、切込み20−1と切込み20−2)間の領域(例えば、領域R4)が押された場合でも、ジッパー開封方向に沿った仮想直線44Eと第2曲線部16、26間の長さが該領域から離れるに従って短くなる範囲においては、該外側の領域が沈み込むのを規制できるので、隙間の破断や破断の連鎖を防止することができる。例えば、領域R4が押された場合には、切込み20−1と切込み20−2間の隙間が破断したとしても、切込み20−2の第2曲線部26の最突出点n26よりもX2側の範囲では、外側の領域44が帯状部40に対して斜め(図10では、右下方向)に押されるので、帯状部40が領域44の移動を遮って領域44が沈み込むのを規制することができ、同様に、切込み20−1の第2曲線部26の最突出点n26よりもX1側の範囲では、外側の領域44が帯状部40に対して斜め(図10では、左下方向)に押されるので、帯状部40が領域44の移動を遮って領域44が沈み込むのを規制することができる。
なお、第2曲線部16、26が楕円弧状の場合でも、第2曲線部16、26における範囲で、押された領域を通る仮想直線でジッパー開封方向に沿った仮想直線と第2曲線部16、26間の長さが該領域から離れるに従って短くなる範囲が存在するので、該外側の領域が沈み込むのを規制することができる。
なお、ジッパー開封方向が曲線状の場合でも、第2曲線部16、26における範囲で、押された領域を通る仮想曲線でジッパー開封方向に沿った仮想曲線11E、21Eと第2曲線部16、26間の長さが該領域から離れるに従って短くなる範囲においては、該外側の領域が沈み込むのを規制できるので、隙間の破断や破断の連鎖を防止することができる。
次に、本発明に基づく紙製箱用切断構造としての切れ目線B1は、図15に示すように構成され、複数の切込み10を間隔を介して一列に配設したもので、切れ目線B1は、実施例1における切れ目線A1と同一の構成であり(図15に示す切れ目線B1は、実施例1の図1〜図3に示す切れ目線A1と同一の構成である)、複数の切込み10を間隔を介して一列に配設したものであり、切込み10は、実施例1における切込み10と同一の構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、切込み10は、傾斜部12と、第1曲線部14と、第2曲線部16とを有している。
切れ目線B1の使用に際しては、切れ目線開封方向(「切れ目線破断方向」としてもよい)は、図15におけるX1側からX2側への方向であり、X1側が切れ目線開封方向において前側であり、X2側が切れ目線開封方向において後側である。本実施例の切れ目線開封方向と実施例1のジッパー開封方向は同じ方向であり、実施例1のジッパー開封方向の代わりに、切れ目線開封方向となっている。なお、図15は、切れ目線開封方向が直線状である場合(切れ目線が直線状に形成されている場合、切れ目線の形成方向が直線状の場合としてもよい)を示している。
なお、切れ目線B1の開封方向が直線状の場合(切れ目線B1が直線状に形成されている場合)も切れ目線B1の開封方向が曲線状の場合(切れ目線B1が曲線状に形成されている場合)も、切れ目線B1は、実施例1における切れ目線A1と同様の構成となっている。
また、本発明に基づく紙製箱用切断構造としての切れ目線B2は、図16に示すように構成され、複数の切込み20を間隔を介して一列に配設したもので、切れ目線B2は、実施例1における切れ目線A2と同一の構成であり(図16に示す切れ目線B2は、実施例1の図1、図2、図4に示す切れ目線A2と同一の構成である)、複数の切込み20を間隔を介して一列に配設したものであり、切込み20は、実施例1における切込み20と同一の構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、切込み20は、傾斜部22と、第1曲線部24と、第2曲線部26とを有している。
切れ目線B2の使用に際しては、切れ目線開封方向(「切れ目線破断方向」としてもよい)は、図16におけるX2側からX1側への方向であり、X2側が切れ目線開封方向において前側であり、X1側が切れ目線開封方向において後側である。本実施例の切れ目線開封方向と実施例1のジッパー開封方向は同じ方向であり、実施例1のジッパー開封方向の代わりに、切れ目線開封方向となっている。なお、図16は、切れ目線開封方向が直線状である場合(切れ目線が直線状に形成されている場合、切れ目線の形成方向が直線状の場合としてもよい)を示している。
なお、切れ目線B2の開封方向が直線状の場合(切れ目線B2が直線状に形成されている場合)も切れ目線B2の開封方向が曲線状の場合(切れ目線B2が曲線状に形成されている場合)も、切れ目線B2は、実施例1における切れ目線A2と同様の構成となっている。
切れ目線B1と切れ目線B2を適用した例は、図17〜図23に示すようになり、紙製箱(箱体、カートン、包装箱としてもよい)Qは、スリーブ状部205と、底面部400と、フラップ部320、330と、蓋部310、340とを有している。
ここで、スリーブ状部205は、正面部210と、正面部210の右側面側の辺部から折れ線C20を介して連設された右側面部220と、正面部210の左側面側の辺部から折れ線C30を介して連設された左側面部230と、左側面部230の背面側の辺部から折れ線C40を介して連設された背面部240と、背面部240の右側面側の辺部から折れ線C49を介して連設された糊代部249とを有している。折れ線C20と折れ線C30と折れ線C40と折れ線C49とは互いに平行となっている。
紙製箱Qは、1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール製(例えば、薄型段ボール製)のブランクであり、厚紙製のブランク等の他の紙製のブランクでもよい)により形成されている。つまり、紙製箱Qは、段ボール材(特に、両面段ボール材)等の紙製の箱体である。なお、両面段ボールにおける中芯の段の方向は、図21に示す円内に示す方向(折れ線C20、C30、C40と平行な方向)である(なお、中芯の段の方向は他の方向でもよい。)。
正面部210と右側面部220と左側面部230と背面部240は、方形状(具体的には、方形状の平板状)を呈し、正面部210と右側面部220と左側面部230と背面部240は、縦長の長方形状を呈している。
正面部210と右側面部220と左側面部230と背面部240における縦方向の長さは同一に形成されている。つまり、紙製箱Qの展開状態において、正面部210の下辺と右側面部220の下辺と左側面部230の下辺と背面部240の下辺とは、同一直線上に形成され、正面部210の上辺と右側面部220の上辺と左側面部230の上辺と背面部240の上辺とは、同一直線上に形成されている。
また、横方向には、右側面部220と左側面部230とは同一の長さに形成され、正面部210と背面部240とは同一(略同一としてもよい)の長さに形成されている。
糊代部249は、略台形形状に形成され、右側面部220背面側の端部領域の内側の面に接着されている。なお、糊代部249は、背面部240から連設されているが、右側面部220の背面側の端部から連設され、背面部240の右側面側の端部に接着された構成としてもよい。また、糊代部249は、右側面部220の背面側の端部領域の外側の面に接着するものとしてもよい。
スリーブ状部205には、切れ目線(切断予定線としてもよい)K5が周状に設けられ(周設されとしてもよい)、図17〜図21に示すように、右側面部220の背面側の端部から正面部210、左側面部230、背面部240を経て、糊代部249の正面側の端部にまで形成されている。つまり、切れ目線K5は、無端状(ループ状としてもよい)に形成されている。紙製箱Qにおいて、切れ目線K5を介して下側の部分が下側構成部A−1となり、上側の部分が上側構成部A−2となる。
切れ目線K5は、正面部210に形成された切れ目線K10と、右側面部220に形成された切れ目線K20と、左側面部230に形成された切れ目線K30と、背面部240に形成された切れ目線K40と、糊代部249に形成された切れ目線K49とを有している。切れ目線K20は、切れ目線K10の右側面側の端部から連続して形成され、切れ目線K30は、切れ目線K10の左側面側の端部から連続して形成され、切れ目線K40は、切れ目線K30の背面側の端部から連続して形成され、切れ目線K49は、切れ目線K40の右側面側の端部から連続して形成されている。なお、糊代部249が背面部240に接着された状態では、切れ目線K20の背面側の端部と切れ目線K49とは重なるので、切れ目線K40は、切れ目線K20の背面側の端部から連続して形成されているといえる。切れ目線K10、K20、K30、K40はいずれも切断予定線により形成されている。切れ目線K10と切れ目線K20と切れ目線K30と切れ目線K40とで切れ目線が周状に設けられている。
ここで、切れ目線(第1切れ目線)K10は、左右方向に略直線状に形成された切れ目線(第1切れ目線中央構成部)K11と、切れ目線K11の右側面側の端部から右側面側に斜め上方に形成されるとともに、該斜め上方に形成された切れ目線の切れ目線K11とは反対側の端部から略上方に形成された切れ目線K12と、切れ目線K11の左側面側の端部から左側面側に斜め上方に形成されるとともに、該斜め上方に形成された切れ目線の切れ目線K11とは反対側の端部から略上方に形成された切れ目線K13と、切れ目線K12の上端から正面部210の右側面側の辺部に向けて形成された切れ目線K14と、切れ目線K13の上端から正面部210の左側面側の辺部に向けて形成された切れ目線K15とを有している。切れ目線K12と切れ目線K14とで第1切れ目線右側面側構成部となり、切れ目線K13と切れ目線K15とで第1切れ目線左側面側構成部となる。切れ目線K12及び切れ目線K14からなる切れ目線と、切れ目線K13及び切れ目線K15からなる切れ目線とは左右対称(つまり、左右線対称)に形成されている。また、切れ目線K10は、全体として左右対称(つまり、左右線対称)に形成されている。切れ目線K11、K12、K13により切れ目線が略U字状となるように形成されている。
切れ目線K11は、切込みを間隔を介して略直線状に配設してなり、また、切れ目線K12は、切れ目線K11の右側面側の端部から連続して形成され、切れ目線K13は、切れ目線K11の左側面側の端部から連続して形成され、切れ目線K14は、切れ目線K12の切れ目線K11と反対側の端部から連続して形成され、切れ目線K15は、切れ目線K13の切れ目線K11と反対側の端部から連続して形成されている。切れ目線K10は、左右線対称に形成されている。
切れ目線K11は、正面部210の下辺のやや上側の位置に形成され、左右方向において正面部210の中央位置に形成されている。切れ目線K12、K14は、複数の切込みを間隔を介して列状に配置することにより形成され、切れ目線K13、K15は、複数の切込みを間隔を介して列状に配置することにより形成されている。
また、切れ目線(第2切れ目線)K20は、切れ目線(第2切れ目線副構成部)K22と、切れ目線(第2切れ目線主構成部)K24とを有し、切れ目線K22は、切れ目線K14の右側面側の端部から連続して形成され(「連設され」としてもよい。他においても同じ。)、右側面部220の正面側の辺部から背面側に行くに従い上側となる方向に形成され、切れ目線K24は、切れ目線K22の背面側の端部から連続して形成され、背面側にいくに従い下側となる方向に形成されている。
切れ目線K22、K24は、複数の切込みを間隔を介して列状に配置することにより形成されている。
切れ目線K22における複数の切込みの配設方向は、右側面部220の正面側の端部から背面側にいくに従い上方となるように(つまり、水平方向(例えば、右側面部220の下辺の方向)に対して斜め上方に傾斜して)直線状に形成され、切れ目線K24における複数の切込みの配設方向は、切れ目線K24の背面側の端部から背面側にいくに従い下方となるように(つまり、斜め下方に傾斜して)直線状に形成されている。つまり、切れ目線K24は、背面側から正面側にいくに従い上方となるように(つまり、水平方向に対して斜め上方に傾斜して)直線状に形成されている。なお、右側面部220の下辺に対する傾斜角度としては、切れ目線K22が切れ目線K24よりも大きく形成され、切れ目線K24は、背面側から正面側に向けてなだらかな上向きとなっていて、切れ目線K22は、正面側から背面側に向けて、切れ目線K24よりも大きな角度で上向きとなっている。切れ目線K22は、切れ目線K24の正面側の端部から右側面部220の正面側の辺部まで形成され、正面側にいくほど下側となるように形成されている。
なお、切れ目線K24が背面側から正面側にいくほど上側となるように右側面部220の下辺に対して傾斜しているので、当然、切れ目線K24における下右側面部222と背面側領域227間の部分の切れ目線K24−1も背面側から正面側にいくほど上側となるように傾斜している。また、切れ目線(第2切れ目線主構成部)K24は、切れ目線K24における折れ線C21又は折れ線C21の延長線との接点から正面側の範囲において、正面側にいくほど上側となるように形成されている。
切れ目線K24の正面側の端部から背面側の端部までの前後方向の長さ(右側面部220の下辺の方向の長さ)L24は、切れ目線K22の正面側の端部から背面側の端部までの前後方向の長さ(右側面部220の下辺の方向の長さ)L22よりも長く形成されている(つまり、長さL24は、右側面部220の背面側の端部から正面側の端部までの前後方向の長さL20の半分以上の長さを有している)。なお、具体的には、長さL22は、長さL20の1/4〜1/3とする(つまり、長さL24は、長さL20の2/3〜3/4とする)。なお、長さL24は、長さL22の3〜4倍の長さに形成してもよい。
また、切れ目線K24における下右側面部222と背面側領域227間の部分の切れ目線(第1部分構成部)K24−1の前後方向の長さL24−1は、長さL20の1/3(略1/3としてもよい)とするのが好ましい。すなわち、切れ目線K24−1の前後方向の長さは、切れ目線K20の切れ目線K24−1以外の部分の前後方向の長さの半分と同一(略同一としてもよい)である。つまり、長さL24−1を、長さL20の1/3(略1/3としてもよい)とすることにより、背面側領域227が正面側領域226に対して回動しやすく、切れ目線K24−1を破断しやすい。切れ目線K24−1は、切れ目線K24の一部であり、切れ目線K24と折れ線C21の接点(折れ線C21が切れ目線K24と接していない場合には、折れ線C21の延長線の切れ目線K24との接点)から切れ目線K24の背面側の端部までとなる。下右側面部222、背面側領域227、折れ線C21については、後述する。
なお、紙製箱Qの展開状態においては、切れ目線K14と切れ目線K22とで、複数の切込みが1つの直線状に配設されている。
また、切れ目線(第3切れ目線)K30は、切れ目線(第3切れ目線副構成部)K32と、切れ目線(第3切れ目線主構成部)K34とを有し、切れ目線K32は、切れ目線K15の左側面側の端部から連続して形成され、左側面部230の正面側の辺部から背面側に行くに従い上側となる方向に形成され、切れ目線K34は、切れ目線K32の背面側の端部から連続して形成され、背面側にいくに従い下側となる方向に形成されている。つまり、切れ目線K30は、切れ目線K20と左右対称に形成され(つまり、紙製箱Qの展開状態では、線対称に形成され)、切れ目線K32は、切れ目線K22と左右対称に形成され、切れ目線K34は、切れ目線K24と左右対称に形成されている。
切れ目線K32、K34は、複数の切込みを間隔を介して列状に配置することにより形成されている。
切れ目線K32における複数の切込みの配設方向は、左側面部230の正面側の端部から背面側にいくに従い上方となるように(つまり、斜め上方に傾斜して)直線状に形成され、切れ目線K34における複数の切込みの配設方向は、切れ目線K32の背面側の端部から背面側にいくに従い下方となるように(つまり、斜め下方に傾斜して)直線状に形成されている。つまり、切れ目線K34は、背面側から正面側にいくに従い上方となるように(つまり、斜め上方に傾斜して)直線状に形成されている。なお、左側面部230の下辺に対する傾斜角度としては、切れ目線K32が切れ目線K34よりも大きく形成され、切れ目線K34は、背面側から正面側に向けてなだらかな上向きとなっていて、切れ目線K32は、正面側から背面側に向けて、切れ目線K34よりも大きな角度で上向きとなっている。切れ目線K32は、切れ目線K34の正面側の端部から左側面部230の正面側の辺部まで形成され、正面側にいくほど下側となるように形成されている。
なお、切れ目線K34が背面側から正面側にいくほど上側となるように左側面部230の下辺に対して傾斜しているので、当然、切れ目線K34における下右側面部232と背面側領域237間の部分の切れ目線K34−1も背面側から正面側にいくほど上側となるように傾斜している。また、切れ目線(第3切れ目線主構成部)K34は、切れ目線K34における折れ線C31又は折れ線C31の延長線との接点から正面側の範囲において、正面側にいくほど上側となるように形成されている。
切れ目線K34の正面側の端部から背面側の端部までの前後方向の長さ(左側面部230の下辺の方向の長さ)L34は、切れ目線K32の正面側の端部から背面側の端部までの前後方向の長さ(左側面部230の下辺の方向の長さ)L32よりも長く形成されている(つまり、長さL34は、左側面部230の背面側の端部から正面側の端部までの前後方向の長さL30の半分以上の長さを有している)。なお、具体的には、長さL32は、長さL30の1/4〜1/3とする(つまり、長さL34は、長さL30の2/3〜3/4とする)。なお、長さL34は、長さL32の3〜4倍の長さに形成してもよい。
また、切れ目線K34における下右側面部232と背面側領域237間の部分の切れ目線(第2部分構成部)K34−1の前後方向の長さL34−1は、長さL30の1/3(略1/3としてもよい)とするのが好ましい。すなわち、切れ目線K34−1の前後方向の長さは、切れ目線K30の切れ目線K34−1以外の部分の前後方向の長さの半分と同一(略同一としてもよい)である。つまり、長さL34−1を、長さL30の1/3(略1/3としてもよい)とすることにより、背面側領域237が正面側領域236に対して回動しやすく、切れ目線K34−1を破断しやすい。切れ目線K34−1は、切れ目線K34の一部であり、切れ目線K34と折れ線C31の接点(折れ線C31が切れ目線K34と接していない場合には、折れ線C31の延長線の切れ目線K34との接点)から切れ目線K34の背面側の端部までとなる。下左側面部232、背面側領域237、折れ線C31については、後述する。
これにより、上側構成部A−2を上側に引っ張ることにより、切れ目線K20、K30における前後方向の半分以上の長さを破断することができる。
なお、紙製箱Qの展開状態においては、切れ目線K15と切れ目線K32とで、切込みが1つの直線状に配設されている。
また、切れ目線(第4切れ目線)K40は、左右方向に直線状に形成された切れ目線K41と、切れ目線K41の右側面側の端部から形成された切れ目線K42と、切れ目線K41の左側面側の端部から形成された切れ目線K43とを有している。
切れ目線K41は、複数の直線状の切込みを間隔を介して配設してなり、ミシン目状に形成されている。また、切れ目線K42は、切れ目線K41の右側面側の端部から連続して形成され、切れ目線K43は、切れ目線K41の左側面側の端部から連続して形成されている。切れ目線K40は、左右線対称に形成されている。
切れ目線K41は、背面部240の上下方向における中央位置よりもやや下側の位置に形成され、左右方向において背面部240の中央位置に形成されている。
切れ目線K42は、複数の切込みを間隔を介して列状に配置することにより形成され、切れ目線K43は、複数の切込みを間隔を介して列状に配置することにより形成されている。
切れ目線K42における複数の切込みの配設方向は、切れ目線K41側から背面部240の右側面側の端部(切れ目線K24側)にいくに従い上側となるように(つまり、斜め上方に傾斜して)直線状に形成され、切れ目線K43における複数の切込みの配設方向は、切れ目線K41側から背面部240の左側面側の端部にいくに従い上側となるように(つまり、斜め上方に傾斜して)直線状に形成されている。つまり、切れ目線K42、K43は背面部240の外側にいくほど上側となるように傾斜して形成されている。
なお、切れ目線K42の背面部240の下辺に対する傾斜角度は、切れ目線K24の右側面部220の下辺に対する傾斜角度と同一(略同一としてもよい)であり、紙製箱Qの展開状態においては、切れ目線K34と切れ目線K43とで切込みが1つの直線状に配設されている。また、切れ目線K43の背面部240の下辺に対する傾斜角度は、切れ目線K34の左側面部230の下辺に対する傾斜角度と同一(略同一としてもよい)である。よって、隣接する切れ目線の傾斜角度が同一であるので、切れ目線K42から切れ目線K24にかけて極めてスムーズに破断することができ、また、切れ目線K43から切れ目線K34にかけて極めてスムーズに破断することができる。
また、切れ目線K49は、糊代部249に形成されていて、切れ目線K42の背面側の端部から連続して形成され、複数の直線状の切込みが間隔を介して形成され、切れ目線K49は、背面部240側の端部から糊代部249の先端側にいくほど上方となるように(つまり、斜め下方に傾斜して)形成されている。切れ目線K49の水平方向に対する傾斜角度は、切れ目線K42の背面部240の下辺に対する傾斜角度と同一(略同一としてもよい)である。この切れ目線K49は、切れ目線K24の背面側の端部の切込みと一致して形成され、糊代部249を右側面部220に接着した状態では、切れ目線K49は、切れ目線K24の背面側の端部とが重なり合っている。なお、切れ目線K49を間隔を介して設けられた複数の切込みではなく、1つの切込みにより形成してもよい。
また、切れ目線K41からは一対の切れ目線K44、K45が左右両側に下方に向けて形成されている。つまり、切れ目線K44は、切れ目線K41の右側面側の端部近傍(切れ目線K41の右側面側の端部としてもよい)から連設され、下方に向けて(背面部240の下辺に対して直角の方向に)形成され、切れ目線K45は、切れ目線K41の左側面側の端部近傍(切れ目線K41の左側面側の端部としてもよい)から連設され、下方に向けて(背面部240の下辺に対して直角の方向に)形成されている。切れ目線K44と切れ目線K45とは同一の長さに形成され、互いに平行に形成され、ともに直線状の切込み(連続した切込み)により形成されている。切れ目線K44と切れ目線K45は、背面部240における上下方向を向いた中心線(左右方向における中心線)を介して左右対称に形成されている。また、切れ目線K44の下端と切れ目線K45の下端を結ぶ折れ線C41が形成され、具体的には、背面部240の内側の面に折れ線C41に沿って罫線が形成されている。なお、切れ目線K44、K45を切込みではなく、切断予定線により形成してもよい。つまり、切れ目線K44、K45は、連続した切込みと切断予定線のいずれにより形成してもよい。
切れ目線K14と切れ目線K22とで複数の切込みが直線状に形成された切れ目線を構成する切込みのうち、範囲20G1に示す切込み(切れ目線K14の一部と切れ目線K22)が上記切込み20により形成され、範囲20G1においては、切れ目線開封方向は直線状になっている。
また、切れ目線K24を構成する切込みのうち、範囲20G2に示す切込み(切れ目線K24を構成する切込み)が上記切込み20により形成され、範囲20G2においては、切れ目線開封方向は直線状になっている。また、切れ目線K42も切れ目線開封方向が直線状になっている。
切れ目線K15と切れ目線K32とで複数の切込みが直線状に形成された切れ目線を構成する切込みのうち、範囲10G1に示す切込みが上記切込み10により形成され、範囲10G1においては、切れ目線開封方向は直線状になっている。
また、切れ目線K34と切れ目線K43とで複数の切込みが直線状に形成された切れ目線を構成する切込みのうち、範囲10G2に示す切込みが上記切込み10により形成され、範囲10G2においては、切れ目線開封方向は直線状になっている。
切れ目線K42と切れ目線K49とで複数の切込みが直線状に形成された切れ目線を構成する切込みのうち、範囲20G3に示す切込みが上記切込み10により形成され、範囲20G3においては、切れ目線開封方向は直線状になっている。
また、切れ目線K4における右側領域247と下背面部242間の切れ目線K42には、切込み20が用いられ、切れ目線K4における左側領域248と下背面部242間の切れ目線K43には、切込み10が用いられている。
なお、範囲10G1、10G2においては、切込み10は、端部m11を下側(例えば、下左側面部232側、下背面部242側)とし、接触点m22を上側(例えば、上左側面部235側、上背面部245側)として設けられている。また、範囲20G1、20G2,20G3においては、切込み20は、端部m21を下側(例えば、下右側面部222側、下背面部242側)とし、接触点m22を上側(例えば、上右側面部225側、上背面部245側)として設けられている。
なお、右側面部220において、切れ目線K24−2と切れ目線K22とが第1特定切れ目線を構成し、特に、切れ目線K24−2における範囲20G2の部分と切れ目線K22における範囲20G1の部分が第1特定切れ目線を構成する。また、切れ目線K24は、第1上昇切れ目線を構成し、切れ目線K22は、第1下降切れ目線を構成する。つまり、第1特定切れ目線(つまり、切れ目線K24−2における切れ目線開封方向が直線状の部分)は、第1上昇切れ目線における背面側の端部から正面側の端部までの範囲内に設けられる(該範囲における少なくともいずれかの部分に設けられるとしてもよい)とともに、第1特定切れ目線(つまり、切れ目線K22における切れ目線開封方向が直線状の部分)は、第1下降切れ目線における背面側の端部から正面側の端部までの範囲内に設けられている(該範囲における少なくともいずれかの部分に設けられるとしてもよい)。
また、左側面部230において、切れ目線K34−2と切れ目線K32とが第2特定切れ目線を構成し、特に、切れ目線K34−2における範囲10G2の部分と切れ目線K32における範囲10G1が第2特定切れ目線を構成する。また、切れ目線K34は、第2上昇切れ目線を構成し、切れ目線K32は、第2下降切れ目線を構成する。つまり、第2特定切れ目線(つまり、切れ目線K34−2における切れ目線開封方向が直線状の部分)は、第2上昇切れ目線における背面側の端部から正面側の端部までの範囲内に設けられる(該範囲における少なくともいずれかの部分に設けられるとしてもよい)とともに、第2特定切れ目線(つまり、切れ目線K32における切れ目線開封方向が直線状の部分)は、第2下降切れ目線における背面側の端部から正面側の端部までの範囲内に設けられている(該範囲における少なくともいずれかの部分に設けられるとしてもよい)。
なお、図21の例では、切れ目線K24−2と切れ目線K22のそれぞれにおいて、切込み20の数は1つと1/2といえるが、図21の場合よりも細かいピッチで設けて、2つ以上の切込み20を設けてもよい。同様に、切れ目線K34−2と切れ目線K32のそれぞれにおいて、切込み10の数は1つと1/2といえるが、図21の場合よりも細かいピッチで設けて、2つ以上の切込み20を設けてもよい。
以上のように、切れ目線K42の切れ目線K41側の端部から切れ目線K49、K20、K14を経て切れ目線K12の切れ目線K11側の端部までの連続した切れ目線K5−1が形成され、また、切れ目線K43の切れ目線K41側の端部から切れ目線K30、K15を経て切れ目線K13の切れ目線K11側の端部までの連続した切れ目線K5−2が形成されている。切れ目線K5−1における開封方向は、切れ目線K42の切れ目線K41側の端部から切れ目線K49、K20、K14を経て切れ目線K12の切れ目線K11側の端部に至る方向であり、切れ目線K5−2の開封方向は、切れ目線K43の切れ目線K41側の端部から切れ目線K30、K15を経て切れ目線K13の切れ目線K11側の端部に至る方向である。
なお、切れ目線K5を構成する複数の切込みのうち、範囲10G1、10G2、20G1、20G2以外の範囲では、開封方向が直線状でないため、切込み10、20の形状以外の形状の切込みが用いられ、例えば、切れ目線K12、K13や、切れ目線K22と切れ目線K24の境界位置の切込みや、切れ目線K32と切れ目線K34の境界位置の切込みは、切込み10又は切込み20を変形した切込みが用いられている。
また、紙製箱Qにおいては、背面部240に折れ線C42、C43が設けられ、右側面部220には、折れ線C21が設けられ、左側面部230には、折れ線C31が設けられている。
すなわち、折れ線(第1折れ線)C42は、切れ目線K41と切れ目線K44の接点の位置から背面部240の外側(右側面側)に向けて斜め上方に直線状に形成され、折れ線C42の上側の端部は、背面部240の右側面側上端の角部に位置している。具体的には、背面部240の内側の面に折れ線C42に沿って罫線が形成されている。
また、折れ線(第2折れ線)C43は、切れ目線K41と切れ目線K45の接点の位置から背面部240の外側(左側面側)に向けて斜め上方に直線状に形成され、折れ線C43の上側の端部は、背面部240の左側面側上端の角部に位置している。具体的には、背面部240の内側の面に折れ線C43に沿って罫線が形成されている。
つまり、折れ線C42は、背面部240の右側面側上端の角部から形成され、折れ線C43は、背面部240の左側面側の上端の角部から形成され、切れ目線K40側にいくに従い折れ線C42と折れ線C43間の長さが短くなるように形成されている。折れ線C42に沿って形成された罫線は、背面部240の右側面側上端の角部から切れ目線K40まで形成されているが、該罫線の下端と切れ目線K40との間に間隔を設ける構成でもよく、該罫線の上端と背面部240の右側面側上端の角部との間に間隔を設ける構成でもよい。つまり、罫線(折れ線C42としてもよい)は、背面部240の右側面側上端の角部である(第1角部)と切れ目線K40の右側面側の端部から左側面側の端部までの途中位置(第1途中位置)(具体的には、切れ目線K41と切れ目線K44の接点の位置)の間の位置に第1角部と第1途中位置とを結ぶ方向に形成されていればよい。
同様に、折れ線C43に沿って形成された罫線は、背面部240の左側面側上端の角部から切れ目線K40まで形成されているが、該罫線の下端と切れ目線240との間に間隔を設ける構成でもよく、該罫線の上端と背面部240の左側面側上端の角部との間に間隔を設ける構成でもよい。つまり、罫線(折れ線C43としてもよい)は、背面部240の左側面側上端の角部である(第2角部)と切れ目線K40の左側面側の端部から右側面側の端部までの途中位置で第1途中位置よりも左側面側の途中位置(第2途中位置)(具体的には、切れ目線K41と切れ目線K45の接点の位置)の間の位置に第2角部と第2途中位置とを結ぶ方向に形成されていればよい。
また、折れ線(第3折れ線)C21は、切れ目線K24の途中位置(すなわち、背面側の端部から正面側の端部への途中位置)から背面側に向けて斜め上方に直線状に形成され、折れ線C21の上側の端部は、右側面部220の背面側上端の角部に位置している。つまり、折れ線C21は、右側面部220の背面側上端の角部から切れ目線K24の途中位置に向けて形成されている。具体的には、右側面部220の内側の面に折れ線C21に沿って罫線が形成されている。該罫線は、右側面部220の背面側上端の角部から切れ目線K24の途中位置まで形成されているが、折れ線C21の下端と切れ目線K24との間に間隔を設けてもよく、折れ線C21の上端と右側面部220の背面側上端の角部との間に間隔を設けてもよい。
つまり、該罫線の一方の端部は、右側面部220の背面上側の角部に位置し、該罫線の他方の端部は、切れ目線K24の途中位置に位置するが、罫線は、右側面部220の背面上側の角部や切れ目線K24の途中位置まで形成されていなくてもよく、罫線の端部が、該角部に向かう途中位置まで形成されたものとしてもよく(つまり、罫線の該角部側の端部と該角部との間には間隔が形成されている)、また、罫線の端部が、切れ目線K24の途中位置に向かう途中位置まで形成されたものとしてもよい(つまり、罫線の切れ目線K24の途中位置側の端部と切れ目線K24の途中位置との間には間隔が形成されている)。つまり、罫線(折れ線C21としてもよい)が、右側面部220の背面上側の角部(第3角部)と切れ目線K24の途中位置(第3途中位置)との間の位置に、右側面部220の背面上側の角部と切れ目線K24の途中位置を結ぶ方向に直線状に形成されていればよい。
また、折れ線(第4折れ線)C31は、切れ目線K34の途中位置(すなわち、背面側の端部から正面側の端部への途中位置)から背面側に向けて斜め上方に直線状に形成され、折れ線C31の上側の端部は、左側面部230の背面側上端の角部に位置している。折れ線C31は、折れ線C21と左右対称に形成されている。すなわち、組立て状態の紙製箱Qにおいて、前後方向を向いた中心面(左右方向における中心面)を介して左右面対象に形成されている。つまり、折れ線C31は、左側面部230の背面側上端の角部から切れ目線K34の途中位置に向けて形成されている。具体的には、左側面部230の内側の面に折れ線C31に沿って罫線が形成されている。該罫線は、左側面部230の背面側上端の角部から切れ目線K34の途中位置まで形成されているが、折れ線C31の下端と切れ目線K34との間に間隔を設けてもよく、折れ線C31の上端と左側面部230の背面側上端の角部との間に間隔を設けてもよい。
つまり、該罫線の一方の端部は、左側面部230の背面上側の角部に位置し、該罫線の他方の端部は、切れ目線K34の途中位置に位置するが、罫線は、左側面部230の背面上側の角部や切れ目線K34の途中位置まで形成されていなくてもよく、罫線の端部が、該角部に向かう途中位置まで形成されたものとしてもよく(つまり、罫線の該角部側の端部と該角部との間には間隔が形成されている)、また、罫線の端部が、切れ目線K34の途中位置に向かう途中位置まで形成されたものとしてもよい(つまり、罫線の切れ目線K34の途中位置側の端部と切れ目線K34の途中位置との間には間隔が形成されている)。つまり、罫線(折れ線C31としてもよい)が、左側面部230の背面上側の角部(第4角部)と切れ目線K34の途中位置(第4途中位置)との間の位置に、左側面部230の背面上側の角部と切れ目線K34の途中位置を結ぶ方向に直線状に形成されていればよい。
また、折れ線C48は、糊代部249の上側で背面部240側の角部から折れ線C49に対して傾斜して直線状に形成され、折れ線C48の折れ線C49に対する角度は、折れ線C21の右側面部220の背面側の辺部に対する角度と同一に形成され、紙製箱Qを組み立てた状態では、折れ線C48は、折れ線C21に沿って設けられる。糊代部249の内側の面には、折れ線C48に沿って折曲げ用の罫線が形成されている。なお、折れ線C48に沿った罫線は、糊代部249の上側で背面部240側の角部まで形成されていなくてもよく、罫線と該角部間に間隔が形成されていてもよい。
正面部210における切れ目線K10よりも下側の部分が下正面部212となり、正面部210における切れ目線K10よりも上側の部分が上正面部215となる。下正面部212は、略U字状に形成され、左右両側を除く部分が低く形成されている。
また、右側面部220における切れ目線K20よりも下側の部分が下右側面部222となり、右側面部220における切れ目線K20よりも上側の部分が上右側面部225となる。また、上右側面部225において、折れ線C21よりも正面側の領域が正面側領域(第1正面側領域)226となり、折れ線C21よりも背面側の領域が背面側領域(第1背面側領域)227となる。つまり、上右側面部225は、折れ線C21を介して、正面側領域226と背面側領域227とに区画されている。
また、左側面部230における切れ目線K30よりも下側の部分が下左側面部232となり、左側面部230における切れ目線K30よりも上側の部分が上左側面部235となる。また、上左側面部235において、折れ線C31よりも正面側の領域が正面側領域(第2正面側領域)236となり、折れ線C31よりも背面側の領域が背面側領域(第2背面側領域)237となる。つまり、上左側面部235は、折れ線C31を介して、正面側領域236と背面側領域237とに区画されている。
また、背面部240における切れ目線K40よりも下側の部分が下背面部242となり、背面部240における切れ目線K40よりも上側の部分が上背面部245となる。また、下背面部242において切れ目線K41、K44、K45と折れ線C41により囲まれた領域が押し部244となり、下背面部242における押し部244以外の領域が下背面部本体243となる。また、上背面部245において、折れ線C42と折れ線C43により挟まれた領域が中央領域246となり、折れ線C42よりも右側面側の領域が右側領域247となり、折れ線C43よりも左側面側の領域が左側領域248となる。つまり、上背面部245は、折れ線C42と折れ線C43を介して、中央領域246と右側領域247と左側領域248とに区画されている。
なお、折れ線C42としての罫線の下端と切れ目線40との間に間隔を設け、折れ線C42としての罫線の上端と背面部240の右側面側上端の角部との間に間隔を設ける構成とし、折れ線C43としての罫線の下端と切れ目線40との間に間隔を設け、折れ線C43としての罫線の上端と背面部240の左側面側上端の角部との間に間隔を設ける構成とした場合には、中央領域246は、厳密には、「折れ線C42又は折れ線C42及びその延長線と折れ線C43又は折れ線C43及びその延長線の間の領域」といえるが、その場合も、中央領域46は、折れ線C42と折れ線C43間の領域であるといえる。
糊代部249における切れ目線K49よりも下側の部分が糊代下側部249−1となり、糊代部249における切れ目線K49よりも上側の部分が糊代上側部249−2となる。
また、蓋部310は、正面部210の上辺から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)の先端の両側の角部を面取りした形状をを呈している。また、蓋部340は、背面部240の上辺から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)の先端の両側の角部を面取りした形状を呈し、紙製箱Qの組立て状態(図17〜図20の状態)において、前後方向を向いた中心面(左右方向における中心面)を介して左右面対称に形成されている。
蓋部310、340の基端から先端までの長さは、右側面部220や左側面部230の前後方向の長さ(例えば、折れ線C30と折れ線C40間の長さ)の半分となっている。
また、フラップ部320は、右側面部220の上辺から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。また、フラップ部320は、右側面部220のの上辺から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。フラップ部320、330の基端から先端までの長さは、正面部210や背面部240の左右方向の長さ(例えば、折れ線C20と折れ線C30間の長さ)の半分よりも短く形成されている。
また、底面部400は、第1片部410と、第2片部420と、第3片部430と、第4片部440とを有し、紙製箱Qの組立て状態においては、略方形状の外形を呈している。この底面部400は、アメリカンロック(又は地獄底)と呼ばれる構成である。
ここで、第1片部410は、正面部210の下辺から折れ線を介して連設され、長方形状の左右両側の先端に突出部(突出部は、内側にアールが設けられた長方形状を呈している)を設けた構成であり、また、第2片部420は、右側面部220の下辺から折れ線を介して連設され、第1片部410側に斜辺を有し先細りの台形形状の先端に突状部(突状部は斜辺側にアールが設けられた長方形状を呈している)を設けた構成であり、また、第3片部430は、左側面部230の下辺から折れ線を介して連設され、第1片部410側に斜辺を有し先細りの台形形状の先端に突状部(突状部は斜辺側にアールが設けられた長方形状を呈し、突状部の基端から先端までの長さは、第2片部420における突状部の基端から先端までの長さよりも短く形成されている)を設けた構成であり、また、第4片部440は、背面部240の下辺から折れ線を介して連設され、左右両側に斜辺を有し先細りの台形形状の先端に突状部(突状部の両側の先端にはアールが形成されている)を設けた構成となっている。
これら蓋部310、340とフラップ部320、330は、紙製箱Qの上面を開閉するものであり、特に、蓋部310、340を閉状態とすることにより紙製箱Qの上面が塞がれる。なお、蓋部310、340とフラップ部320、330は、予め上方に立設した状態になっていて、紙製箱Qの上方が開口した状態になっている。なお、蓋部310、340は、正面部210の上辺及び背面部240の上辺から連設されているが、スリーブ状部205を構成する各部における少なくとも1つの上辺から連設されていればよい。
上記構成の紙製箱Qの使用方法について説明する。紙製箱Qは、上記のように構成されているので、底面部400を組み立てていない状態とし、正面部210と右側面部220間の角度を小さくし、背面部240と左側面部230間の角度を小さくして、正面部210と左側面部230とを全体で1枚の平板状とし、背面部240と右側面部220とを全体で1枚の平板状とすることにより、紙製箱Qを折り畳んだ状態とすることができ、紙製箱Qを折り畳んだ状態で、紙製箱Qの保管や運搬を行なうことができる。
また、紙製箱Qを組み立てた状態では、図17〜図20に示す状態となり、底面部400が略平板状となり、スリーブ状部205を構成する各部材(正面部210、右側面部220、左側面部230、背面部240)における隣接する部材は互いに直角となる。また、正面部210と背面部240とが互いに平行であり、右側面部220と左側面部230とが互いに平行となる。底面部400を組み立てた状態では、第2片部420と第3片部430を第1片部410の下側に重ねた状態で、第4片部440が第2片部420と第3片部430の下側に重ねられて、第4片部440の突状部が第1片部410の上側に差し込まれている。
そして、紙製箱Qの上方から被収納物(商品)Gを収納する。なお、蓋部310、340とフラップ部320、330はスリーブ状部205に対して予め上方に立設した状態になっていて、紙製箱Qの上方が開口した状態になっているので、被収納物Gはそのまま紙製箱Qの上方から収納すればよい。その後、フラップ部320、330を内側に折曲させるとともに蓋部310、340を内側に折曲させて、蓋部310、340を閉状態とし、接着テープTを右側面部220から上面を経て左側面部230にまで接着させることにより、図24に示す状態とする。つまり、図24に示す状態では、蓋部310、340が閉状態で固定されている。
以上のようにして、蓋部310、340を閉状態にして被収納物を紙製箱Qに包装したら、被収納物Gを収納した紙製箱Qを被収納物Gを陳列する場所に搬送する。
紙製箱Qを陳列場所において、被収納物を陳列した状態とするには、以下に説明するように、紙製箱Qの上側構成部A−2を取り除く。すなわち、背面部240における押し部244を押して押し部244を折れ線C41を介して内側に回動させる。つまり、押し部244を内側に押すことにより、切れ目線K41が破断し、押し部244が折れ線C41を介して回動する。すると、中央領域246の下側に指を入れるスペースが形成されるので、中央領域246の下側に一方の手の指を挿入して、中央領域246の下端に指をひっかける。
その後、中央領域246の下端を外側にひっぱることにより、右側領域247及び左側領域248が中央領域246側から徐々にひっぱられて、切れ目線K42、K43が破断する。中央領域246の下端を外側にひっぱった状態では、折れ線C42、C43は外側から見て山折りの状態となる。つまり、右側領域247が中央領域246に対して折れ線C42を介して内側に折曲するとともに、左側領域248が中央領域246に対して折れ線C43を介して内側に折曲する。特に、折れ線C42、C43が設けられているので、右側領域247の切れ目線K42に沿った辺部と左側領域248の切れ目線K43に沿った辺部が前後方向に傾斜しやすく切れ目線K42、K43の破断が容易となる。
その後、中央領域246の下端を外側にさらにひっぱることにより、切れ目線K24における下右側面部222と背面側領域227間の部分の切れ目線K24−1が背面側から破断していき、切れ目線K34における下左側面部232と背面側領域237間の部分の切れ目線K34−1が背面側から破断していく(図25参照)。
つまり、中央領域246の下端を外側にひっぱることにより、背面側領域227が折れ線C21を介して内側に回動して下右側面部222と背面側領域227とが横方向に離間しようとするとともに、背面側領域237が折れ線C31を介して内側に回動して下左側面部232と背面側領域237とが横方向に離間しようとして、切れ目線K24−1、K34−1が破断する。その際、背面側領域227が折れ線C21を介して内側に回動し(つまり、背面側領域227が正面側領域226に対して折れ線C21を介して内側に折曲する)、背面側領域237が折れ線C31を介して内側に回動する(つまり、背面側領域237が正面側領域236に対して折れ線C21を介して内側に折曲する)ので、折れ線C21と折れ線C31は外側から見て山折りの状態となる。特に、折れ線C21、C31が設けられているので、背面側領域227、237が折れ線C21、C31を介して回動しやすく、切れ目線K24−1、K34−1を破断しやすくすることができる。
なお、切れ目線K42、K43と切れ目線K24−1、K34−1は中央領域246の下端を外側にひっぱることにより破断されるので、実際には、中央領域246の下端を外側にひっぱるという1つの動作により、切れ目線K42、K43から切れ目線K24−1、K34−1まで(切れ目線K24−1、K34−1の正面側の端部まで)を破断させることができる。つまり、下背面部242における一対の切れ目線K44、K46間の領域である押し部44を外側から押して、中央領域246の下端に指をひっかけ、中央領域246の下端を外側にひっぱることにより、右側領域247と下背面部242間の切れ目線K42と左側領域248と下背面部242間の切れ目線K43とが破断し、上右側面部225における折れ線C21よりも背面側の領域である背面側領域227が折れ線C21を介して内側に回動して切れ目線K24−1(切れ目線K24における背面側領域227と下右側面部222間の切れ目線)が破断するとともに、上左側面部235における折れ線C31よりも背面側の領域である背面側領域237が折れ線C31を介して内側に回動して切れ目線K34−1(切れ目線K34における背面側領域237と下左側面部232間の切れ目線)が破断する。破断の順序としては、中央領域246の下端を外側にひっぱることにより切れ目線K42、K43が内側から破断し、その後、切れ目線K24−1、K34−1が背面側から破断する。
なお、切れ目線K24−1、K34−1を破断する際に、中央領域246の下端を外側にさらにひっぱるとともに、中央領域246を上方に引き上げる動作を行なうことにより、下右側面部222と背面側領域227とが縦方向に離間しようとするとともに、下左側面部232と背面側領域237とが縦方向に離間しようとするので、切れ目線K24−1、K34−1が破断していく。つまり、横方向の離間動作のみならず縦方向の離間動作を得ることができるので、切れ目線K24−1、K34−1を破断しやすくすることができる。
その後、図26に示すように、中央領域246を持つ手を上方に引き上げることにより、切れ目線K24、K34が正面側に向けて破断していく。つまり、切れ目線K24における下右側面部222と正面側領域226間の部分の切れ目線K24−2と、切れ目線K34における下左側面部232と正面側領域236間の部分の切れ目線K34−2とを正面側の端部位置まで破断していく。その際、他方の手で下側構成部A−1の背面側の箇所を押さえた状態とするのが好ましい。つまり、左手で押さえる場合には、下背面部242と下右側面部222の角部の上端を押さえ、右手で押さえる場合(この場合は、中央領域246を左手で引き上げる)には、下背面部242と下左側面部232の角部の上端を押さえる。
切れ目線K24は、切れ目線K24−1と切れ目線K24−2とから構成され、切れ目線K34は、切れ目線K34−1と切れ目線K34−2とから構成されている。
切れ目線K24、K34を正面側に破断していく際に、切れ目線K24、K34が正面側にいくに従い上方となるように水平方向に対して傾斜して形成されているので、切れ目線K24、K34を破断しやすくすることができる。つまり、切れ目線K24、K34が正面側に向けて上方に形成されているので、上側構成部A−2の背面側の端部を持ち上げる動作で切れ目線K24、K34を破断でき、上側構成部A−2の背面側の端部を持ち上げる動作は力を入れやすく、また、破断箇所に掛かる力の方向が、切れ目線の破断方向に対する直角方向よりも破断方向(切れ目線に沿った方向で、破断する側への方向)に傾斜している(破断箇所に掛かる力の方向と破断方向とがなす角度が鋭角となる)ので、切れ目線をより破断しやすくすることができる。つまり、破断箇所に掛かる力Fの方向を鉛直方向(水平方向に対する直角方向)とすると(中央領域46を上方に引き上げるので、破断箇所に掛かる力Fの方向を鉛直方向(水平方向に対する直角方向)となる)、破断箇所に掛かる力Fの方向と破断方向とがなす角度αは鋭角となり、図29に示すように、破断箇所に掛かる力Fは、破断方向と直角方向の成分F1と、破断方向への成分F2とに分けられ、成分F1のみならず成分F2が存在するので、破断が容易となる。この場合と比較して、切れ目線の方向が水平方向の場合には、図29(b)のように、破断箇所に掛かる力Fの方向と破断方向とがなす角度αが直角となり、破断方向に直角の力のみとなり、破断方向への力の成分がないため、図29(a)の場合に比べて破断が困難となる。また、切れ目線の方向が破断方向に向けて下降している場合には、図29(c)のように、破断箇所に掛かる力Fの方向と破断方向とがなす角度αが鈍角となり、破断箇所に掛かる力Fは、破断方向と直角方向の成分F1と破断方向と反対方向の成分F2に分けられるため、図29(b)の場合に比べてさらに破断が困難となる。なお、図29においては、切れ目線を模式的に直線により示している。
なお、切れ目線K42における複数の切込みの配設方向は、切れ目線K41側から背面部240の右側面側の端部(切れ目線K24側)にいくに従い上側となるように斜め上方に傾斜しており、切れ目線K43における複数の切込みの配設方向は、切れ目線K41側から背面部240の左側面側の端部にいくに従い上側となるように斜め上方に傾斜しているので、切れ目線K24、K34の場合と同じ理由で破断しやすいといえる。つまり、中央領域246の下端を外側にひっぱることにより、中央領域246は背面部240の上辺を中心に回動するので、中央領域246の下端は上下方向では上側にひっぱられ、中央領域246の下端が上側にひっぱられるに伴い、右側領域247と左側領域248の下端も上側にひっぱられるが、破断箇所に掛かる力の方向が、切れ目線の破断方向に対する直角方向よりも破断方向(切れ目線に沿った方向で、破断する側への方向)に傾斜している(破断箇所に掛かる力の方向と破断方向とがなす角度が鋭角となる)ので、切れ目線をより破断しやすくすることができる。
切れ目線K24、K34の正面側の端部位置にまで破断したら、中央領域246を正面側斜め上方に引き上げることにより、上側構成部A−2が切れ目線K22、K32の正面側の端部位置を中心に回動しながら切れ目線K22、K32が破断されるので、その後、上側構成部A−2をさらに正面側(又は正面下側)にひっぱることにより、切れ目線K14、K15が破断され、その後、切れ目線K12、K13が破断されて、最後に切れ目線K11が破断されて、上側構成部A−2が下側構成部A−1と分離される。
上側構成部A−2を取り外した状態は、図27、図28に示すようになり、下側構成部A−1に被収納物Gが収納された状態となるので、この状態で、被収納物Gを陳列する。
なお、下正面部212は、略U字状に形成され、左右両側を除く部分が低く形成されているので、被収納物Gを正面側から視認しやすくなっている。また、下側構成部A−1の上方は開口しているので、被収納物Gを取り出す場合には、被収納物Gを上方に引き出して取り出せばよい。
なお、紙製箱Qでは、上側構成部A−2を取り除くものであり、帯状のジッパーを取り除く構成ではないため、帯状のジッパーが廃棄物として発生せず、上側構成部A−2のみを廃棄すればよい。つまり、2本の平行な切れ目線を周状に形成して帯状のジッパーを設けた構成の場合には、ジッパーの上側の部分とジッパー自体の2つの廃棄物が発生するが、本実施例の場合には、廃棄物としては、上側構成部A−2のみとすることができる。
紙製箱Qにおいては、図15に示す切れ目線B1や図16に示す切れ目線B2が設けられている(特に、切れ目線開封方向が直線状の場合に設けられている)ので、実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。
すなわち、切れ目線B1の切込み10においては、第1曲線部14が端部m14を通る仮想直線10EよりもY2側(図15)(第2曲線部16が膨出した側とは反対側)に突出し、最突出点n14と仮想直線10E間に長さL12の間隔が設けられており、また、端部m11が端部m14を通る仮想直線10EよりもY1側(図15)(第2曲線部16が膨出した側)に突出し、端部m11と仮想直線10E間に長さL11の間隔が設けられているので、ブランクの剥離(つまり、表層剥離)を防止することができる。また、剥離を防止できるので、破断(切断としてもよい)後のブランクの破断線(切断線としてもよい)の見栄えをよくすることができ、また、剥離を防止できるので、その分少ない力で破断を行なうことができる。
なお、範囲10G2の切れ目線における切れ目線K43と切れ目線K34−1の範囲においては、上記実施例1の場合と同様に、切れ目線を介した一方の領域を他方の領域に対してブランクの面に対し略垂直方向に引き離すが、実施例1においては、切込み10のY1側(図15参照)(つまり、帯状部40側)を引っ張るのに対して、本実施例では、切込み10のY2側(図15参照)をひっぱるので、実施例1の場合に比べて、最突出点n14側への成分が比較的多いといえるが、切れ目線K43、K34−1が切れ目線開封方向に沿って斜め上方に向いているので、その分最突出点n14側への成分が少なくなり、また、長さL12の間隔が設けられているので、剥離を防止できる。
また、切れ目線B1を介したY1側(端部m11)の領域をブランクの面に対し略垂直方向に引っ張る場合には、実施例1のジッパーAの場合と同様に、長さL11が設けられていることにより、次の切込み10の傾斜部12の端部m11側に向かう破断力を広く受け止めることができる。
また、切れ目線K34における切れ目線K34−1以外の部分と切れ目線K32、K15においては、切れ目線を介した一方の領域を他方の領域に対してブランクの面に対し略平行な方向に引き離すので、切込み10からの破断力は次の切込み10の端部m11側に行きやすく、第1曲線部14側に破断されることによる剥離を防止することができ、特に、長さL11が長さL12よりも長く形成されているので、破断力を傾斜部12により広く受け止めることができ、ブランクの剥離を防止することができる。
なお、端部m14における第2曲線部16の接線16Eは、後側に隣接する切込み10には接しないが、端部m14からの破断力がジッパー開封方向よりも外側に向かう確率は極めて低く、また、角度α15は、角度α16の半分よりも小さい角度となっているので、端部m14からの破断力が破断方向H1(最突出点n14への方向)よりも外側に向かう確率は極めて小さいので、破断における支障はないといえる。
また、切れ目線B2の切込み20においても、切込み10の場合と同様であり、第1曲線部24が端部m24を通る仮想直線20EよりもY1側(図16)(第2曲線部26が膨出した側とは反対側)に突出し、最突出点n14と仮想直線10E間に長さL12の間隔が設けられており、また、端部m11が端部m14を通る仮想直線10EよりもY2側(図16)(第2曲線部26が膨出した側)に突出し、端部m11と仮想直線10E間に長さL11の間隔が設けられているので、ブランクの剥離(つまり、表層剥離)を防止することができる。また、剥離を防止できるので、破断(切断としてもよい)後のブランクの破断線(切断線としてもよい)の見栄えをよくすることができ、また、剥離を防止できるので、その分少ない力で破断を行なうことができる。
なお、範囲20G3の切れ目線における切れ目線K42と切れ目線K24−1の範囲においては、上記実施例1の場合と同様に、切れ目線を介した一方の領域を他方の領域に対してブランクの面に対し略垂直方向に引き離すが、本実施例では、切込み20のY2側(図16参照)をひっぱるので、実施例1の場合に比べて、最突出点n24側への成分が比較的多いといえるが、切れ目線K42、K24−1が切れ目線開封方向に沿って斜め上方に向いているので、その分最突出点n24側への成分が少なくなり、また、長さL22の間隔が設けられているので、剥離を防止できる。
なお、切れ目線K24における切れ目線K24−1以外の部分と切れ目線K22、K14においては、切れ目線を介した一方の領域を他方の領域に対してブランクの面に対し略平行な方向に引き離すので、切込み20からの破断力は次の切込み20の端部m21側に行きやすく、第1曲線部24側に破断されることによる剥離を防止することができ、長さL21が長さL22よりも長く形成されているので、破断力を傾斜部22により広く受け止めることができ、ブランクの剥離を防止することができる。
なお、端部m24における第2曲線部26の接線26Eは、後側に隣接する切込み20には接しないが、端部m24からの破断力がジッパー開封方向よりも外側に向かう確率は極めて低く、また、角度α25は、角度α26の半分よりも小さい角度となっているので、端部m24からの破断力が最突出点n24への方向よりも外側に向かう確率は極めて小さいので、破断における支障はないといえる。
また、傾斜部12、22が開封方向に対する直角方向に対して傾斜しており、傾斜部12、22の第1曲線部14、24側が開封方向後側(X2側)となっている(つまり、接触点m12が端部m11よりも後側にあり、接触点m22が端部m21よりも後側にある)ので、傾斜部12、22に伝えられた破断力をスムーズに第1曲線部14、24に伝えることができる。よって、少ない力で破断を行なうことができる。
また、角度α11が角度α14よりも大きく、角度α21が角度α24よりも大きい(α11>α14、α21>α24)ので、傾斜部12、22の仮想直線10E、20Eに対する傾斜が大きく、傾斜部12、22からの破断力が第1曲線部14、24を介して第2曲線部16、26に伝わりやすく、ブランクの紙材の剥離が起こりにくい。よって、ブランクの切断面52、54の見栄えをよくすることができる。
また、角度α13、α23が直角以下に形成されているので、その分、傾斜部12、22の仮想直線10E、20Eに対する角度α11、α21を大きくすることができて、1つ前の切込み10、20からの破断力を傾斜部12、22で受け止めやすく、これによっても、ブランクの剥離を防止することができる。
また、第2曲線部16、26が円弧状に形成されているので、切れ目線B1、B2が形成されたブランクに対して、ブランクの面に対して垂直方向に力が加わった場合に、切れ目線B1、B2の破断を小さくすることができる。
つまり、切れ目線B1(B2)近傍の領域が押された場合には、第2曲線部16(26)における範囲で、押された領域を通る仮想直線でジッパー開封方向に沿った仮想直線と第2曲線部16(26)間の長さが該領域から離れるに従って短くなる範囲においては、該切れ目線B1(B2)を介して押された領域の側が沈み込むのを規制できるので、隙間の破断や破断の連鎖を防止することができる。
例えば、図30において、切れ目線B1よりもY1側(第2曲線部16が膨出した側)の領域で、切れ目線開封方向に隣接する一対の切込み10−1と切込み10−2間の領域R11が押された場合には、上記実施例1において、図9における領域R1が押された場合と同様となり、領域R1について述べた理由により切れ目線B1の破断を小さくすることができる。
つまり、切込み10−1の第2曲線部16における最突出点n16よりもX2側の範囲(つまり、第2曲線部16と仮想直線間の長さが領域R11から離れるに従い短くなる範囲)と、切込み10−2の第2曲線部16における最突出点n16よりもX1側の範囲(つまり、第2曲線部16と仮想直線間の長さが領域R11から離れるに従い短くなる範囲)とで、切れ目線B1よりもY1側の領域が沈み込むのを規制できるので、切込み10−1と切込み10−2間の隙間が破断した場合でも、隣接する次の隙間(切込み10−1と切込み10−0間の隙間や切込み10−2と切込み10−3間の隙間)が破断するのを防止することができ、隙間の破断の連鎖を防止することができる。
なお、第2曲線部16が楕円弧の場合でも、第2曲線部16と仮想直線間の長さが領域R11から離れるに従い短くなる範囲が存在するので、切れ目線B1、B2の破断を小さくすることができる。
また、図30において、切れ目線B1よりもY1側(第2曲線部16が膨出した側)の領域で、第2曲線部16のY1側の領域R12が押された場合には、実施例1において、図9における領域R2が押された場合と同様となり、領域R2について述べた理由により切れ目線B1の破断を小さくすることができる。
また、図30において、切れ目線B1よりもY2側(第2曲線部16が膨出した側とは反対側)の領域で、第2曲線部16のY2側の領域R13が押された場合には、上記実施例1において、図10における領域R3が押された場合と同様となり、領域R3について述べた理由により切れ目線B1の破断を小さくすることができる。
また、図30において、切れ目線B1よりもY2側(第2曲線部16が膨出した側とは反対側)の領域で、切れ目線開封方向に隣接する一対の切込み10−1と切込み10−2間の領域R14が押された場合には、上記実施例1において、図10における領域R4が押された場合と同様となり、領域R4について述べた理由により切れ目線B1の破断を小さくすることができる。
また、領域R12、R13、R14が押された場合に、第2曲線部16が楕円弧の場合でも、同様の理由により切れ目線B1の破断を小さくすることができる。
また、切れ目線B2についても、切れ目線B1と比べて、左右対称である以外は同様の構成であり、切れ目線B1の場合と同様の理由で、切れ目線B2の破断を小さくすることができる。
また、本実施例の紙製箱Qによれば、押し部244を押すことにより、中央領域246の下側に指を入れるスペースが形成されるので、紙製箱Qの上側構成部A−2を取り除く際に、最初に指を引っ掛ける操作を容易に行なうことができる。
また、上記のように、折れ線C42、C43が設けられているので、切れ目線K42、K43の破断が容易であり、折れ線C21、C31が設けられているので、切れ目線K24−1、K34−1の破断が容易となり、中央領域246の下端を外側にひっぱるという1つの動作により、切れ目線K42、K43から切れ目線K24−1、K34−1までを破断させることができる。また、切れ目線K24、K34が正面側にいくに従い上方となるように水平方向に対して傾斜して形成されているので、切れ目線K24、K34の破断が容易とすることができる。以上のようにして、最初に指を引っ掛ける操作の後の切れ目線の切断を容易に行なうことができる。
なお、切れ目線K24は直線状に形成されているとしたが、切れ目線K24−1と切れ目線K24−2の境界位置(折れ線C21の切れ目線K24側の端部位置)で屈曲した構成としてもよく、切れ目線K24−1は、背面側から正面側にいくに従い上方となる構成でなくてもよく、例えば、切れ目線K24−1を水平方向に形成してもよい。同様に、切れ目線K34は直線状に形成されているとしたが、切れ目線K34−1と切れ目線K34−2の境界位置(折れ線C31の切れ目線K34側の端部位置)で屈曲した構成としてもよく、切れ目線K34−1は、背面側から正面側にいくに従い上方となる構成でなくてもよく、例えば、切れ目線K34−1を水平方向に形成してもよい。なお、この点を実施例2の切れ目線K24’、K34’に適用してもよい。
また、切れ目線K42、K43は背面部240の外側にいくほど上側となるように傾斜して形成されているとしたが、水平方向(背面部240の下辺と平行な方向)に形成してもよい。なお、この点を実施例2の切れ目線K42’、K43’に適用してもよい。
また、切れ目線K20は、切れ目線K22と切れ目線K24とを有しているが、切れ目線K22の代わりに切れ目線K24を右側面部220の正面側の端部にまで延長させた構成としてもよく、切れ目線K30は、切れ目線K32と切れ目線K34とを有しているが、切れ目線K32の代わりに切れ目線K34を左側面部230の正面側の端部にまで延長させた構成としてもよい。つまり、切れ目線K20が右側面部220の背面側の端部から正面側の端部にまで正面側にいくほど上側となるように形成され、切れ目線K30が左側面部230の背面側の端部から正面側の端部にまで正面側にいくほど上側となるように形成されるようにしてもよい。
なお、図面において、Y1−Y2方向は、X1−X2方向に直角な方向である。