JP2017189942A - ベントプラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 構造簡易とし生産性の向上やコスト低下を図りながら、排気流路の流路面積を確保し優れた排気効率を発揮させる。【解決手段】 タイヤ成形金型2のベントホール5に取り付けられるベントプラグ1であって、シリンダー7と、その内孔7H内に圧入された芯材8とからなる。芯材8は、n本の同径の素線9を撚り合わせたストランド10のm本を、さらに撚り合わせたmxnの複撚り構造の金属コード11からなる。【選択図】図3
Description
本発明は、構造簡易でありかつ優れた排気効率を発揮しうるベントプラグに関する。
タイヤ成形金型には、キャビティ面と生タイヤとの間のエアーを排気させるために多数本のベントホールが設けられている。しかしベントホールは、エアーを排気する反面、ゴムもまたベントホール内に流れ込むため、加硫されたタイヤの表面には髭状のスピューが発生してしまう。
そこで、ベントホール内へのゴムの流入を防止しつつ排気を行うために、弁機能を具えたベントプラグが多用されている(例えば特許文献1参照。)。このベントプラグは、円筒状のシリンダー内に、弁軸とバネ部材とを具える。そして、バネ部材が弁軸を押し上げることにより、シリンダーの弁座部が開放し、エアーが排気される。また排気の後、生タイヤのゴムが弁軸の頭部に接触することにより、弁座部が閉じられゴムの流入が防止される。
しかし、弁機能を具えたベントプラグでは、構造が複雑であり生産性の低下やコストの上昇を招く。
他方、下記の特許文献2には、管内に、多数本の細線を束ねた線状体を圧入させたベントプラグが提案されている。このものは、構造簡易であり生産性の向上やコスト低下に貢献しうる。しかしその反面、細線と管内面との間の間隙、及び細線間の隙間によって形成される排気流路の流路面積が不充分となり、優れた排気効率を発揮するのが難しい。
そこで本発明は、構造簡易とし生産性の向上やコスト低下を図りながら、排気流路の流路面積を充分に確保し、優れた排気効率を発揮しうるベントプラグを提供することを課題としている。
本発明は、タイヤ加硫金型のベントホール内に装着されるベントプラグであって、
円筒状のシリンダーと、前記シリンダーの内孔内に圧入された芯材とからなり、
しかも前記芯材は、n本の同径の素線を撚り合わせたストランドのm本を、さらに撚り合わせたmxnの複撚り構造の金属コードからなることを特徴としている。
円筒状のシリンダーと、前記シリンダーの内孔内に圧入された芯材とからなり、
しかも前記芯材は、n本の同径の素線を撚り合わせたストランドのm本を、さらに撚り合わせたmxnの複撚り構造の金属コードからなることを特徴としている。
本発明に係るベントプラグでは、前記芯材は、7xnの複撚り構造を具えることが好ましく、さらには7x7または7x19の複撚り構造を具えることが好ましい。
本発明のベントプラグは、シリンダーと芯材とから構成されるため、構造簡易であり、生産性の向上やコスト低下に貢献しうる。又芯材として、mxnの複撚り構造の金属コードを用いている。従って、単撚り構造の金属コードに比して排気流路の流路面積を大きく確保でき、優れた排気効率を発揮しうる。又シリンダーの内径が同じ場合、複撚り構造の方が単撚り構造に比して素線を細くできるので、より緻密な排気流路を確保できる。その結果、タイヤ加硫時、ベント内へのゴムの侵入を抑制する効果を高めうる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明のベントプラグ1が取り付けられたタイヤ成形金型2の部分断面図である。このタイヤ成形金型2は、タイヤ成形用のキャビティ3を有する金型本体4と、ベントプラグ1とを具える。
図1は、本発明のベントプラグ1が取り付けられたタイヤ成形金型2の部分断面図である。このタイヤ成形金型2は、タイヤ成形用のキャビティ3を有する金型本体4と、ベントプラグ1とを具える。
前記金型本体4は、キャビティ面3Sで一端が開口しかつ他端が金型外に導通する排気用のベントホール5を具えるとともに、このベントホール5内に、前記ベントプラグ1が装着される。本例のベントホール5は、開口端側に、大径部5Aが段差面5Bを介して形成される。段差面5Bはストッパであって、ベントプラグ1は、前記キャビティ面3Sから突出することなく、前記大径部5A内に例えば嵌着される。
ベントプラグ1は、図1、2に示すように、金属製の円筒状のシリンダー7と、このシリンダー7の内孔7H内に圧入された芯材8とから構成される。そして、前記芯材8として、n本の同径の素線9を撚り合わせたストランド10のm本を、さらに撚り合わせたmxnの複撚り構造の金属コード11が使用される。
本例では、図3(A)、(B)に示すように、芯材8が、7(=n)本の同径の素線9を撚り合わせたストランド10の7(=m)本を、さらに撚り合わせた7x7の複撚り構造の金属コード11から形成される場合が示される。
このようなベントプラグ1では、図2に示すように、ストランド10とシリンダー7の内面との間の間隙g1、ストランド10、10間の間隙g2、及びストランド10内における素線9、9間の間隙g3により、内孔7Hに長さ方向に連続してのびる複数の排気流路12を形成することができ、キャビティ面3Sと生タイヤとの間のエアーを排気することができる。又各間隙g1〜g3の開口部の大きさは小であるため、間隙g1〜g3内へのゴムの侵入を抑えることができる。
比較例1として、図6に、芯材8が、7(=n)本の素線Aを撚り合わせた1x7の単撚り構造の金属コードBから形成される場合を示す。比較例1では、素線Aの直径は、前記ストランド10の外接円の直径と実質的に等しい。この比較例1と図2のベントプラグ1との比較から明らかなように、ベントプラグ1では、ストランド10の外接円K内に形成される空隙H(図3(B)に示す)だけ、排気流路12の流路面積を増加させることができ、排気効率を高めうる。
芯材8の下撚り方向、下撚りピッチ、上撚り方向、上撚りピッチについては、特に規制されないが、間隙g1〜g3を安定して確保するために、下撚り方向と上撚り方向とを逆向きにするのが好ましい。
なお図4、5にベントプラグ1の他の実施例(以下第2実施例という)を示す。第2実施例では、芯材8が、19(=n)本の同径の素線9を撚り合わせたストランド10の7(=m)本を、さらに撚り合わせた7x19の複撚り構造の金属コード11から形成される。
ここで、コードの安定化のために、ストランド10の本数mは、7本が好ましい。又、ストランド10をなす素線9の本数nが7本より多い場合には、ストランド10に層撚り構造を採用することもできる。
次に、ベントプラグ1の製造方法の一例を説明する。図7に示すように、芯材8よりも内径が大きい長尺なパイプ体20の内孔20H内に、予め形成した長い金属コード11を遊挿させる。そして、金属コード11が遊挿した状態のパイプ体20を、ダイス21にて引き抜き加工し、パイプ体20が金属コード11と圧着状態となるまで小径化させる。その後、引き抜き品22を所定長さで切断することで、ベントプラグ1が形成される。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
表1に示す仕様の芯材を有するベントプラグ1を作成し、排気流路の流路面積を比較した。
表に示すように、実施例は、ベントプラグの排気流路の流路面積を増加させることができ、優れた排気効率を発揮しうるのが確認できる。なお、シリンダの内径が1.0mmの場合、撚り構造7x7の芯材(実施例1)の方が、撚り構造7x19の芯材(実施例2)に比して、流路面積が大となり、シリンダの内径が1.4mmの場合、撚り構造7x7の芯材(実施例3)の方が、撚り構造7x19の芯材(実施例4)に比して、流路面積が小となっている。これは素線として市販のものを使用したために、生じたものと推測される。
1 ベントプラグ
2 タイヤ成形金型
3 キャビティ
4 金型本体
5 ベントホール
7H 内孔
7 シリンダー
8 芯材
9 素線
10 ストランド
11 金属コード
2 タイヤ成形金型
3 キャビティ
4 金型本体
5 ベントホール
7H 内孔
7 シリンダー
8 芯材
9 素線
10 ストランド
11 金属コード
Claims (3)
- タイヤ成形用のキャビティを有するタイヤ成形金型のベントホールに取り付けられるベントプラグであって、
円筒状のシリンダーと、前記シリンダーの内孔内に圧入された芯材とからなり、
しかも前記芯材は、n本の同径の素線を撚り合わせたストランドのm本を、さらに撚り合わせたmxnの複撚り構造の金属コードからなることを特徴とするベントプラグ。 - 前記芯材は、7xnの複撚り構造を具えることを特徴とする請求項1記載のベントプラグ。
- 前記芯材は、7x7または7x19の複撚り構造を具えることを特徴とする請求項1又は2記載のベントプラグ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016081384A JP2017189942A (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | ベントプラグ |
CN201710119842.2A CN107297914A (zh) | 2016-04-14 | 2017-03-01 | 通气塞 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016081384A JP2017189942A (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | ベントプラグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017189942A true JP2017189942A (ja) | 2017-10-19 |
Family
ID=60085351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016081384A Pending JP2017189942A (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | ベントプラグ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017189942A (ja) |
CN (1) | CN107297914A (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09277264A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-28 | Hashiba Tekko Kk | タイヤ加硫用金型のベントピースとそのベントピースの製造方法 |
JP5814179B2 (ja) * | 2012-05-10 | 2015-11-17 | 株式会社ブリヂストン | ゴム物品補強用スチールコードおよびそれを用いたタイヤ |
-
2016
- 2016-04-14 JP JP2016081384A patent/JP2017189942A/ja active Pending
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2017
- 2017-03-01 CN CN201710119842.2A patent/CN107297914A/zh not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN107297914A (zh) | 2017-10-27 |
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