JP2015220060A - フラットケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】特別な芯金を用いる必要がなく、両端側に位置する導体部を絶縁体の中心部に位置させることができるフラットケーブルを提供する。【解決手段】所定の間隔を隔てて並列に配列された複数の導体部3と、この導体部3の外周を覆うように絶縁性樹脂の押出成形によって設けられた絶縁体5とを備えたフラットケーブル1において、絶縁体5が、隣り合う導体部3,3間を連結する連結部7と、最も外側に位置する導体部3,3から並列方向に延設された耳部9,9とを有し、連結部7と耳部9との厚さT1,T2を、同等に設定し、耳部9の延設方向の長さL2を、連結部7の並列方向の長さL1の半分以上に設定した。【選択図】図1
Description
本発明は、フラットケーブルに関する。
従来、フラットケーブルとしては、所定の間隔を隔てて並列に配列された複数の導体部と、この導体部の外周を覆うように絶縁性樹脂の押出成形によって設けられた絶縁体とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5に示すこのようなフラットケーブル101は、例えば、図7に示すような口金103を用いて、複数の導体部105を並列に配置させた後、絶縁性樹脂を流動させて絶縁体107が押出成形される。
しかしながら、図7に示すような口金103では、図9の矢印で示すように、流動される絶縁性樹脂109の中央側と両端側とで速度差を生じてしまう。このため、図6に示すフラットケーブル101aのように、両端側に位置する導体部105,105が、矢印で示すように、絶縁体107の中心部に位置されないことがあった。
そこで、両端側に位置する導体部105,105を絶縁体107の中心部に位置させるために、口金103に導体部105を保持させる芯金において、両端側に位置する導体部105,105を保持する保持部111を中心側にオフセットさせた図8に示すような芯金113がある。
しかしながら、上記のような芯金113は、強制的に両端側に位置する導体部105,105を絶縁体107の中心部に位置させるので、保持部111の中心側の摩耗が大きく、芯金113の耐久性が劣るという問題があった。
そこで、この発明は、特別な芯金を用いる必要がなく、両端側に位置する導体部を絶縁体の中心部に位置させることができるフラットケーブルの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、所定の間隔を隔てて並列に配列された複数の導体部と、この導体部の外周を覆うように絶縁性樹脂の押出成形によって設けられた絶縁体とを備えたフラットケーブルであって、前記絶縁体は、隣り合う前記導体部間を連結する連結部と、最も外側に位置する導体部から並列方向に延設された耳部とを有し、前記連結部と前記耳部との厚さは、同等に設定され、前記耳部の延設方向の長さは、前記連結部の並列方向の長さの半分以上に設定されていることを特徴とする。
このフラットケーブルでは、絶縁体が、隣り合う導体部間を連結する連結部と、最も外側に位置する導体部から並列方向に延設された耳部とを有するので、口金の両端側に絶縁体の耳部を形成させるための耳部成形部が設けられる。
この口金によって成形される連結部と耳部との厚さは、同等に設定され、耳部の延設方向の長さは、連結部の並列方向の長さの半分以上に設定されているので、口金を流動される絶縁性樹脂の中央側と両端側との速度差を低減することができ、両端側に位置する導体部を絶縁体の中心部に位置させることができる。
従って、このようなフラットケーブルでは、両端側に位置する導体部を強制的に絶縁体の中心部に位置させる特別な芯金を用いる必要がなく、両端側に位置する導体部を絶縁体の中心部に位置させることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のフラットケーブルであって、前記導体部の断面形状は、真円又は正多角形、或いは前記導体部の並列方向の幅がこの幅と直交する厚さより狭く設定された円又は多角形であることを特徴とする。
このフラットケーブルでは、導体部の断面形状が、真円又は正多角形、或いは導体部の並列方向の幅がこの幅と直交する厚さより狭く設定された円又は多角形であるので、口金を流動される絶縁性樹脂の中央側と両端側との速度差を効率的に低減することができる。
本発明によれば、特別な芯金を用いる必要がなく、両端側に位置する導体部を絶縁体の中心部に位置させることができるフラットケーブルを提供することができるという効果を奏する。
図1〜図4を用いて本発明の実施の形態に係るフラットケーブルについて説明する。
本実施の形態に係るフラットケーブル1は、所定の間隔を隔てて並列に配列された複数の導体部3と、この導体部3の外周を覆うように絶縁性樹脂の押出成形によって設けられた絶縁体5とを備えている。
また、絶縁体5は、隣り合う導体部3,3間を連結する連結部7と、最も外側に位置する導体部3,3から並列方向に延設された耳部9,9とを有する。
そして、連結部7と耳部9との厚さT1,T2は、同等に設定され、耳部9の延設方向の長さL2は、連結部7の並列方向の長さL1の半分以上に設定されている。
また、導体部3の断面形状は、真円である。
図1〜図3に示すように、導体部3は、導電性材料からなり、断面形状が真円となる一本の導線、或いは複数の素線が断面形状が真円となるように捻り合わされた導線束からなる。
この導体部3は、複数の導体部3が所定の間隔を隔てて並列に配置され、それぞれ導体部3の外周が絶縁体5によって覆われている。
絶縁体5は、絶縁性樹脂からなり、押出成形によって複数の導体部3の外周を覆うように形成され、連結部7と耳部9とを有する。
連結部7は、隣り合う導体部3,3の外周を覆う絶縁体5間を連結し、所定の厚さT1を有するように形成される。この連結部7のうち最も外側に位置する導体部3,3の端部に設けられた部分は、耳部9となっている。
耳部9は、並列に配置された複数の導体部3のうち最も外側に位置する導体部3,3の外周を覆う絶縁体5の並列方向の端部から並列方向に向けて延設され、所定の厚さT2を有するように形成される。
このような連結部7の厚さT1と耳部9の厚さT2とは、同等、すなわちT1=T2となるように設定されている。また、耳部9の延設方向の長さL2は、連結部7の並列方向の長さL1の半分以上、すなわちL2≧L1/2となるように設定されている。
このように複数の導体部3の外周を覆い、連結部7と耳部9とを有する絶縁体5は、フラットケーブル1を押出成形する際に用いられる口金11を絶縁性樹脂が流動することによって成形される。
口金11は、導体部成形部13と連結部成形部15と耳部成形部17とが連通するように形成されている。この口金11は、連結部成形部15と耳部成形部17とが、フラットケーブル1の連結部7と耳部9とがT1=T2とL2≧L1/2となるように形成されている。
このような口金11は、従来の口金103(図7参照)と比較して、幅方向の両端側に耳部成形部17を有しているので、図3の矢印で示すように、流動される絶縁性樹脂19の両端側が流れ易くなり、中央側と両端側との流速をほぼ一定として速度差を低減することができる。
このため、口金11に複数の導体部3を保持させる芯金において、従来のような両端側に位置する導体部3,3を強制的に絶縁体5の中心部に位置させる特別な芯金113(図8参照)を用いる必要がない。
このようなフラットケーブル1では、絶縁体5が、隣り合う導体部3,3間を連結する連結部7と、最も外側に位置する導体部3,3から並列方向に延設された耳部9,9とを有するので、口金11の両端側に絶縁体5の耳部9,9を形成させるための耳部成形部17,17が設けられる。
この口金11によって成形される連結部7と耳部9との厚さT1,T2は、同等に設定され、耳部9の延設方向の長さL2は、連結部7の並列方向の長さL2の半分以上に設定されているので、口金11を流動される絶縁性樹脂19の中央側と両端側との速度差を低減することができ、両端側に位置する導体部3,3を絶縁体5の中心部に位置させることができる。
従って、このようなフラットケーブル1では、両端側に位置する導体部3,3を強制的に絶縁体5の中心部に位置させる特別な芯金を用いる必要がなく、両端側に位置する導体部3,3を絶縁体5の中心部に位置させることができる。
また、導体部3の断面形状は、真円であるので、口金11を流動される絶縁性樹脂19の中央側と両端側との速度差を効率的に低減することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るフラットケーブルでは、導体部の断面形状が真円であったが、これに限らず、例えば、図4に示すように、正方形の導体部3a、或いは導体部の並列方向の幅がこの幅と直交する厚さより狭く設定された長方形の導体部3bであってもよい。
このような導体部3a,3bの断面形状であっても、口金を流動される絶縁性樹脂の中央側と両端側との速度差を効率的に低減することができる。
加えて、導体部の断面形状は、真円に限らず、導体部の並列方向の幅がこの幅と直交する厚さより狭く設定された楕円であってもよく、多角形も四角形に限られるものではない。
また、複数の導体部は、4本の導体部が並列に配置されているが、これに限らず、3本以上の導体部を並列に配置するなど、絶縁体が連結部と耳部とを有する構成であれば、導体部の本数は何本でもよい。
1…フラットケーブル
3…導体部
5…絶縁体
7…連結部
9…耳部
3…導体部
5…絶縁体
7…連結部
9…耳部
Claims (2)
- 所定の間隔を隔てて並列に配列された複数の導体部と、この導体部の外周を覆うように絶縁性樹脂の押出成形によって設けられた絶縁体とを備えたフラットケーブルであって、
前記絶縁体は、隣り合う前記導体部間を連結する連結部と、最も外側に位置する導体部から並列方向に延設された耳部とを有し、
前記連結部と前記耳部との厚さは、同等に設定され、前記耳部の延設方向の長さは、前記連結部の並列方向の長さの半分以上に設定されていることを特徴とするフラットケーブル。 - 請求項1記載のフラットケーブルであって、
前記導体部の断面形状は、真円又は正多角形、或いは前記導体部の並列方向の幅がこの幅と直交する厚さより狭く設定された円又は多角形であることを特徴とするフラットケーブル。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014102084A JP2015220060A (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | フラットケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2015-05-15 DE DE102015208974.6A patent/DE102015208974A1/de not_active Ceased
Patent Citations (1)
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EP0012100A1 (de) * | 1978-11-29 | 1980-06-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Vieladrige Flachleitung mit Rundleitern |
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