JP2017189828A - ワイヤ放電加工用電極線 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆層の剥離が抑制されたワイヤ放電加工用電極線を提供する。【解決手段】ワイヤ放電加工用電極線1は、鋼からなる芯線10と、芯線10の表面11を被覆し、銅−亜鉛合金からなる被覆層20と、を備える。芯線10の表面11には、鋼の結晶粒界12に沿って延びる凹部13が形成されている。被覆層20は、凹部13に侵入している。凹部13の深さは、0.5μm以上2μm以下であってもよい。被覆層20は、45質量%以上95質量%以下の亜鉛を含んでいてもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤ放電加工用電極線に関するものである。
ワイヤ放電加工においては、液体中に浸漬された被加工物と電極線との間に電圧が印加され、放電によって生じた熱により被加工物が溶融することにより、被加工物が加工される。ワイヤ放電加工に用いられる電極線(ワイヤ放電加工用電極線)としては、鋼からなる芯線の表面に銅−亜鉛合金(Cu−Zn合金)からなる被覆層が形成されたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2015−71221号公報
鋼からなる芯線の表面にCu−Zn合金からなる被覆層が形成された上記電極線では、芯線が引張強度を主に担い、被覆層が導電性および放電性を主に担う。そのため、被覆層が剥離した場合、導電性および放電性が不十分となるおそれがある。そこで、被覆層の剥離が抑制されたワイヤ放電加工用電極線を提供することを目的の1つとする。
本発明に従ったワイヤ放電加工用電極線は、鋼からなる芯線と、芯線の表面を被覆し、銅−亜鉛合金からなる被覆層と、を備える。芯線の表面には、鋼の結晶粒界に沿って延びる凹部が形成されている。そして、被覆層は、凹部に侵入している。
上記ワイヤ放電加工用電極線によれば、被覆層の剥離が抑制されたワイヤ放電加工用電極線を提供することができる。
電極線の長手方向に垂直な断面を示す概略断面図である。 芯線の表面付近の状態を示す概略断面図である。 電極線の製造方法の概略を示すフローチャートである。 原料鋼線の長手方向に垂直な断面を示す概略断面図である。 パテンティング工程終了時における原料鋼線の表面付近の状態を示す概略断面図である。 Cu層形成工程およびZn層形成工程を説明するための概略断面図である。 合金化工程を説明するための概略断面図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施態様を列記して説明する。本願のワイヤ放電加工用電極線は、鋼からなる芯線と、芯線の表面を被覆し、銅−亜鉛合金からなる被覆層と、を備える。芯線の表面には、鋼の結晶粒界に沿って延びる凹部が形成されている。そして、被覆層は、凹部に侵入している。
本願のワイヤ放電加工用電極線においては、芯線の表面に、鋼の結晶粒界に沿って延びる凹部が形成されている。そして、被覆層が当該凹部に侵入している。そのため、アンカー効果によって被覆層が芯線から剥離することが抑制される。このように、本願のワイヤ放電加工用電極線によれば、被覆層の剥離が抑制されたワイヤ放電加工用電極線を提供することができる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、凹部の深さは、0.5μm以上2μm以下であってもよい。凹部の深さを0.5μm以上とすることにより、十分なアンカー効果が得られる。凹部の深さを2μm以下とすることにより、凹部の形成が芯線の強度に与える影響を抑制することができる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、被覆層は、45質量%以上95質量%以下の亜鉛を含んでいてもよい。このように高い亜鉛濃度を有する被覆層は脆い。このような場合でも、本願のワイヤ放電加工用電極線によれば、被覆層の剥離を抑制することができる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、被覆層はγ相を含んでいてもよい。γ相を含む被覆層は脆い。このような場合でも、本願のワイヤ放電加工用電極線によれば、被覆層の剥離を抑制することができる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、引張強さが2000MPa以上3200MPa以下であってもよい。このような範囲の引張強さを有することにより、ワイヤ放電加工において断線することが抑制される。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、被覆層の硬度は300HV以上400HV以下であってもよい。このようにすることにより、被覆層に十分な強度を付与することができる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、被覆層の厚みは1μm以上8μm以下であってもよい。被覆層の厚みは1μm未満の場合、ワイヤ放電加工用電極線の導電性および放電性が不十分となるおそれがある。一方、被覆層の厚みが8μmを超えると、ワイヤ放電加工用電極線の太さが過大となり精密な加工が阻害される。また、ワイヤ放電加工用電極線の太さを大きくすることなく被覆層の厚みを大きくすると、芯線が細くなり、引張強さが不十分となるおそれがある。被覆層の厚みを1μm以上8μm以下とすることにより、このような問題を回避することができる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、芯線は0.6質量%以上1.1質量%以下の炭素を含んでいていてもよい。炭素の含有量を0.6質量%以上とすることにより、ワイヤ放電加工用電極線に十分な強度を付与することが容易となる。炭素の含有量を1.1質量%以下とすることにより、ワイヤ放電加工用電極線の製造段階における加工が容易となる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、線径は20μm以上200μm以下であってもよい。線径を20μm以上とすることにより、十分な強度を確保することが容易となる。線径を200μm以下とすることにより、精密な加工が容易となる。
上記ワイヤ放電加工用電極線の長手方向に垂直な断面において、被覆層の面積率は15%以上45%以下であってもよい。このようにすることにより、十分な引張強さを確保しつつ所望の導電性および放電性を得ることが容易となる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、導電度が10%IACS(International Annealed Copper Standard)以上20%IACS以下であってもよい。このようにすることにより、ワイヤ放電加工用電極線に適切な導電性を付与することができる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、芯線の表面を含む領域には、炭素の含有量が1質量%以下であって芯線の内部に比べて炭素含有量が低い層が形成されていてもよい。このようにすることにより、芯線の表面に鋼の結晶粒界に沿って延びる凹部を形成することが容易となる。
上記ワイヤ放電加工用電極線において、長手方向に垂直な断面における芯線の真円度は0.5μm以上6μm以下であってもよい。このようにすることにより、適切な深さの凹部を芯線の表面に形成することが容易となる。
[本願発明の実施形態の詳細]
次に、本発明にかかるワイヤ放電加工用電極線の実施の形態を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態におけるワイヤ放電加工用電極線である電極線1は、鋼からなる芯線10と、芯線10の表面11を被覆し、銅−亜鉛合金からなる被覆層20とを備える。芯線10を構成する鋼は、たとえば0.6質量%以上1.1質量%以下の炭素を含む。芯線10を構成する鋼としては、たとえばJIS規格G3502に規定されるピアノ線材を採用することができる。被覆層20を構成する銅−亜鉛合金は、たとえば45質量%以上95質量%以下の亜鉛を含む。被覆層20を構成する銅−亜鉛合金は、γ相を含んでいてもよい。被覆層20を構成する銅−亜鉛合金は、添加元素として銀(Ag)、金(Au)、アルミニウム(Al)、カドミウム(Cd)および水銀(Hg)からなる群から選択される1種以上の元素を含んでいてもよい。このような添加元素が含まれることにより、加工速度を上昇させることができる。被覆層20の厚みは、たとえば1μm以上8μm以下である。
図2は、図1の芯線10と被覆層20との界面付近を拡大して示す図である。図2を参照して、芯線10を構成する鋼は多結晶体であって、内部に結晶粒界12が形成されている。芯線10の表面11には、鋼の結晶粒界12に沿って延びる凹部13が形成されている。凹部13の深さは、たとえば0.5μm以上2μm以下である。そして、被覆層20は、凹部13に侵入している。
電極線1においては、芯線10の表面11に、鋼の結晶粒界12に沿って延びる凹部13が形成されている。そして、被覆層20が凹部13に侵入している。そのため、アンカー効果によって被覆層20が芯線10から剥離することが抑制されている。このように、電極線1は、被覆層20の剥離が抑制されたワイヤ放電加工用電極線となっている。
電極線1の引張強さは、2000MPa以上3200MPa以下とすることが好ましい。これにより、ワイヤ放電加工において断線することが抑制される。電極線1の引張強さは、2300MPa以上3000MPa以下とすることがより好ましい。
電極線1において、被覆層20の硬度は300HV以上400HV以下とすることが好ましい。これにより、被覆層20に十分な強度を付与することができる。
電極線1の線径は20μm以上200μm以下とすることが好ましい。線径を20μm以上とすることにより、十分な強度を確保することが容易となる。線径を200μm以下とすることにより、精密な加工が容易となる。
電極線1の長手方向に垂直な断面において、被覆層20の面積率は15%以上45%以下とすることが好ましい。これにより、十分な引張強さを確保しつつ所望の導電性および放電性を得ることが容易となる。
電極線1において、導電度は10%IACS以上20%IACS以下であることが好ましい。これにより、電極線1に適切な導電性を付与することができる。
電極線1において、芯線10の表面11を含む領域には、炭素の含有量が1質量%以下であって芯線10の内部に比べて炭素含有量が低い層(図2参照;電極線1の長手方向に垂直な断面において、表面11の外形形状に対する内接円18よりも表面11側の領域に対応する層)が形成されていてもよい。これにより、芯線10の表面11に鋼の結晶粒界に沿って延びる凹部13を形成することが容易となる。
電極線1において、長手方向に垂直な断面における芯線10の真円度は0.5μm以上6μm以下であることが好ましい。これにより、適切な深さの凹部13を芯線10の表面11に形成することが容易となる。ここで、図2を参照して、真円度とは、電極線1の長手方向に垂直な断面における表面11の外形形状に対する外接円19と内接円18との直径の差を意味する。
次に、本実施の形態の電極線1の製造方法の一例について説明する。図3を参照して、本実施の形態における電極線1の製造方法では、まず工程(S10)として原料鋼線準備工程が実施される。この工程(S10)では、たとえばJIS規格G3502に規定されるピアノ線材からなる鋼線が準備される。具体的には、図4を参照して、所望の電極線1の線径を考慮して適切な線径を有する原料鋼線50が準備される。原料鋼線50の長手方向に垂直な断面は円形である。原料鋼線50は、たとえば圧延工程および伸線工程を含むプロセスにより準備される。
次に、工程(S20)としてパテンティング工程が実施される。この工程(S20)では、工程(S10)において準備された原料鋼線50に対してパテンティングが実施される。具体的には、原料鋼線50がオーステナイト化温度(A点)以上の温度域に加熱された後、M点よりも高い温度域まで急冷され、当該温度域で保持される熱処理が実施される。これにより、原料鋼線50の鋼組織がラメラ間隔の小さい微細パーライト組織となる。
ここで、一般に、パテンティング処理において原料鋼線50をA点以上の温度域に加熱する処理は、脱炭の発生を抑制する観点から酸素分圧を極力低減した不活性ガス雰囲気中において実施される。しかし、本実施の形態のパテンティング処理においては、意図的に酸素分圧を上昇させた雰囲気中において原料鋼線50をA点以上の温度域に加熱する処理が実施される。図5は、パテンティング処理終了後における原料鋼線50の表面51付近を拡大して示す概略断面図である。図5を参照して、意図的に酸素分圧を上昇させた雰囲気中において原料鋼線50をA点以上の温度域に加熱する処理が実施されることにより、原料鋼線50の表面51において脱炭が発生する。本実施の形態において、結晶粒全体が脱炭状態となるフェライト脱炭は生じておらず、結晶粒界57に沿って脱炭が発生する部分脱炭が生じている。その結果、表面51から結晶粒界57に沿って延びる脱炭領域58が形成される。
次に、工程(S30)としてCu層形成工程が実施される。この工程(S30)では、工程(S20)が実施された原料鋼線50の表面に銅層(Cu層)が形成される。具体的には、図4および図6を参照して、原料鋼線50の表面51を覆うように、銅層52が形成される。銅層52は、たとえばめっきにより形成することができる。
次に、工程(S40)としてZn層形成工程が実施される。この工程(S40)では、工程(S30)が実施された原料鋼線50の表面に亜鉛層(Zn層)が形成される。具体的には、図6を参照して、原料鋼線50の表面51上に形成された銅層52の表面53を覆うように、亜鉛層54が形成される。亜鉛層54は、たとえばめっきにより形成することができる。
工程(S30)および(S40)において形成される銅層52および亜鉛層54の厚みは、被覆層20を構成する所望の銅−亜鉛合金の成分組成を考慮して決定することができる。また、銅層52および亜鉛層54の形成順は上記の順に限られず、亜鉛層54を形成した後に銅層52を形成してもよい。
次に、工程(S50)として合金化工程が実施される。この工程(S50)では、工程(S30)および(S40)において形成された銅層52および亜鉛層54に対して合金化処理が実施される。具体的には、銅層52および亜鉛層54を有する原料鋼線50に対して、たとえば200℃以上500℃以下の温度域に加熱して1時間以上6時間以下の時間保持する熱処理が実施される。これにより、図6および図7を参照して、銅層52および亜鉛層54が合金化され、銅−亜鉛合金からなる被覆層56が得られる。
次に、工程(S60)として伸線工程が実施される。この工程(S60)では、表面51を覆うように被覆層56が形成された原料鋼線50が伸線加工(引抜き加工)される。これにより、芯線10と、芯線10の表面11を被覆する被覆層20とを備える電極線1が得られる。原料鋼線50および被覆層56は、それぞれ電極線1の芯線10および被覆層20に対応する。
ここで、図5を参照して、原料鋼線50の表面51には、工程(S20)において結晶粒界57に沿って延びる脱炭領域58が形成されている。脱炭領域58は、炭素の含有量が少なく、強度が低い領域である。そのため、図5および図2を参照して、工程(S60)における伸線加工により、脱炭領域58は容易に変形し、凹部13が形成される。そして、凹部13には、被覆層20が侵入する。その結果、被覆層20が、脆い材料である銅−亜鉛合金(たとえば45質量%以上95質量%以下の亜鉛を含む銅−亜鉛合金)であっても、アンカー効果によって工程(S60)において被覆層20が芯線10から剥離することを抑制することができる。このようにして、本実施の形態の電極線1が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本願のワイヤ放電加工用電極線は、鋼からなる芯線と、芯線の表面を被覆し、銅−亜鉛合金からなる被覆層とを備えるワイヤ放電加工用電極線に、特に有利に適用され得る。
1 電極線
10 芯線
11 表面
12 結晶粒界
13 凹部
18 内接円
19 外接円
20 被覆層
50 原料鋼線
51 表面
52 銅層
53 表面
54 亜鉛層
56 被覆層
57 結晶粒界
58 脱炭領域

Claims (13)

  1. 鋼からなる芯線と、
    前記芯線の表面を被覆し、銅−亜鉛合金からなる被覆層と、を備え、
    前記芯線の表面には、鋼の結晶粒界に沿って延びる凹部が形成されており、
    前記被覆層は、前記凹部に侵入している、ワイヤ放電加工用電極線。
  2. 前記凹部の深さは、0.5μm以上2μm以下である、請求項1に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  3. 前記被覆層は、45質量%以上95質量%以下の亜鉛を含む、請求項1または2に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  4. 前記被覆層はγ相を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  5. 引張強さが2000MPa以上3200MPa以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  6. 前記被覆層の硬度は300HV以上400HV以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  7. 前記被覆層の厚みは1μm以上8μm以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  8. 前記芯線は0.6質量%以上1.1質量%以下の炭素を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  9. 線径が20μm以上200μm以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  10. 長手方向に垂直な断面において、前記被覆層の面積率は15%以上45%以下である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  11. 導電度が10%IACS以上20%IACS以下である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  12. 前記芯線の表面を含む領域には、炭素の含有量が1質量%以下であって前記芯線の内部に比べて炭素含有量が低い層が形成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
  13. 長手方向に垂直な断面において、前記芯線の真円度は0.5μm以上6μm以下である、請求項1〜12のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工用電極線。
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