JP2017189049A - 温度推定装置、電力変換装置及び電力変換システム - Google Patents

温度推定装置、電力変換装置及び電力変換システム Download PDF

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Abstract

【課題】高精度な時間分解能を必要としないことを課題とする。
【解決手段】電流プローブ40で測定された電流値を出力する出力電流検出回路102と、出力電流検出回路102の出力値からノイズを除去するノイズ除去フィルタ回路103と、ノイズ除去フィルタ回路103でノイズを除去された出力を積分し、出力する第1積分回路104と、ノイズ除去フィルタ回路103でノイズを除去された出力を積分し、出力する第2積分回路105と、マイコン101の指示に従って第1積分回路104と差動増幅回路108のとの接続をオン・オフする第1比較回路106と、マイコン101の指示に従って第2積分回路105と差動増幅回路108のとの接続をオン・オフする第2比較回路107と、第1比較回路106と、第2比較回路107との差分値を(増幅して)出力する差動増幅回路108と、差動増幅回路108の出力電圧のピーク値を保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュールの温度を推定する温度推定装置、電力変換装置及び電力変換システムの技術に関する。
直流信号をパルス信号や、交流信号に変換する電力変換装置内の半導体モジュールの故障診断は種々の方法がある。例えば、電力用半導体チップ内、又は近傍に設けられたダイオードの静特性の温度変化から電力用半導体における接合部の温度を求める方法がある。また、半導体モジュールの放熱ブロックに設けられたサーミスタや熱電対から半導体素子の接合部の温度を間接的に求め、あらかじめ設定された接合部の温度を越えると異常又は故障と診断する方法もある。半導体モジュールに故障が発生してしまった場合、電力用半導体モジュールはもとより、電力用半導体モジュールと接続されているゲート駆動回路やコンデンサ等へも被害が波及するおそれがある。これにより、2次故障が発生することも考えられる。そのため、電力用半導体モジュールの再稼働までに故障個所すべての探索、部品交換等で多くの時間が費やされる。これにより、運用コストの損失が発生することが課題となっていた。
図7は、電力変換装置における半導体モジュールの断面を示す図である。
半導体モジュール400は、ベース板403、絶縁基板407、電力用半導体素子409及びはんだ408,410から構成されている。出力電力がメガワット級の大電力用途にこのような半導体モジュール400が使われる場合、電力用半導体素子409は多並列実装されていることが多い。図7に示す例では、冷却器401上に半導体モジュール400が設けられているが、冷却器401上にグリス402を介して接着されたベース板403が設けられている。そして、ベース板403上には、メタル404、絶縁層405、メタル406からなる絶縁基板407がはんだ408を介して実装され、その上には電力用半導体素子409がはんだ410を介して実装される。
電力用半導体素子409としてはSiやSiCやGaNを基板材料とするIGBT(Insulated-Gate-Bipolar-Transistor)や、MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)型等のFET(Field-Effect- Transistor)素子、HEMT素子(High-Electron-Mobility- Transistor)等が考えられる。電力変換装置の稼働時、電力半導体素子409で発生した熱ははんだ410を介して絶縁基板407、ベース板403、グリス402、冷却器401へ伝わる。
ここで、グリス402の枯渇、冷却器401の故障、半導体モジュール400を制御、駆動する回路の異常動作や故障等により電力用半導体素子409における接合部の温度が高くなることがある。電力用半導体素子409の接合部の温度が高くなると、温度サイクルによる熱疲労からはんだ408,410に亀裂等が発生し、蓄積劣化が発生する。すると、はんだ408,410における熱抵抗が高くなり、最終的には電力用半導体素子409のチャネル抵抗が焼損し故障する。
このように半導体モジュール400の温度を監視することで半導体モジュール400、制御系、駆動系の異常を故障前に検出することが可能である。稼働時の瞬間的な半導体モジュール400の温度変化を検出するには動作時のスイッチング波形から求める方法が有効である。
このような半導体モジュールの温度に基づいて、半導体素子の動作を監視する技術として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には「IGBTデバイスのスイッチオフ段階中のミラープラトー段階によって形成されたエッジと相関するパルスを取得するために、測定されるIGBTデバイスのゲート−エミッタ電圧の特性を受け取って、ゲート−エミッタ電圧の特性を区別する差動ユニット21と、IGBTデバイスのスイッチオフ段階中のミラープラトー段階の開始と終了とを示す、取得されたパルス間の時間遅延を測定するタイマユニット23と、測定された時間遅延に基づいて、IGBTデバイスの接合部温度を決定する接合部温度計算ユニット25と、を具備する」IGBTデバイスの動作状態を実時間で監視するシステムと方法が開示されている(要約参照)。
特開2013−142704
しかしながら、ミラープラトー時間は耐圧が1kV以上の高耐圧半導体素子や、それらが多並列接続された半導体モジュールでは顕著な温度依存性を持つが、低耐圧半導体素子や、単体素子ではミラープラトー時間の変化が小さいため、特許文献1に記載の技術には高精度な時間分解能を持つ検出回路が必要となるという問題がある。また、ミラープラトー時間が顕著な温度依存性をもつためには、耐圧が1kV以上必要であることから、特許文献1に記載の技術には、検出用の高速かつ高周波特性のよい絶縁回路が必要となる。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、高精度な時間分解能を必要としない温度推定装置、電力変換装置及び電力変換システムを提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、半導体モジュールにおいて電流が遮断された際の、前記半導体モジュールの出力値を取得する取得部と、前記出力値に対して、少なくとも2つの異なる閾値が設定されており、前記出力値が各閾値に達したときの時間差を検出する時間差検出部と、時間差と、温度との対応情報を基に、前記検出された時間差から前記半導体モジュールの温度を推定する算出部と、を有することを特徴とする。
その他の解決手段については、実施形態中に記載する。
本発明によれば、高精度な時間分解能を必要としない温度推定装置、電力変換装置及び電力変換システムを提供することができる。
第1実施形態に係る電力変換装置の構成を示す図である。 第1比較回路及び第2比較回路の具体的な構成を示す図である。 本実施形態に係る電力変換装置1における各回路における出力値の波形を示す図であり、(a)はノイズ除去フィルタ回路における出力電流値の波形を示し、(b)は第1比較回路における出力電圧値の波形を示し、(c)は第2比較回路における出力電圧値の波形を示し、(d)は差動増幅回路における出力電圧値の波形を示し、(e)は最大値検出回路における出力電圧値の波形を示す。 IGBT素子のターンオフからある閾値に到達するまでの時間差の温度依存性を調べた結果である。 第2実施形態に係る電力変換装置の構成図である。 第3実施形態に係る電力変換システムの構成例を示す図である。 電力変換装置における半導体モジュールの断面を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る電力変換装置の構成を示す図である。
電力変換装置1は、半導体モジュール20、ゲート駆動回路30、温度推定装置10及び電流プローブ(取得部)40を有している。なお、図1に示す電力変換装置1は直流電流をパルス電流に変換する装置である。
電力変換装置1は、外部の装置等と接続するための端子であるP端子T1、N端子T2、出力端子T3及びマイコン(マイクロコンピュータ、算出部)101への制御情報の入力や、マイコン101からの診断情報を出力する端子T4を有している。
ゲート駆動回路30は、IGBT素子(半導体素子)21のベースに流す電流を制御する。
電流プローブ40は、IGBT素子21のエミッタ側に流れる電流を測定する。図1において、電流プローブ40は、IGBT素子21のエミッタと端子T2側との間に設けられているが、P端子T1及び出力端子T3の接続点とコレクタとの間に設けてもよい。
温度推定装置10は、半導体モジュール20の温度を推定する。温度推定装置10は、ゲート駆動回路30と接続している端子T11、電流プローブ40と接続している端子T12、マイコン101への制御情報の入力及びマイコン101からの診断情報の出力が行われる端子T13を有している。
半導体モジュール20は、還流用ダイオード22が備えられているIGBT素子21を有している。半導体モジュール20は、IGBT素子21のコレクタ側がP端子T1及び出力端子T3と接続しており、IGBT端子のエミッタ側がN端子T2と接続しており、及び、IGBT素子21のベース側が端子T21と接続している。
温度推定装置10は、マイコン101、出力電流検出回路(取得部)102、ノイズ除去フィルタ回路103、第1積分回路(時間差検出部、積分部)104、第2積分回路(時間差検出部、積分部)105、第1比較回路(時間差検出部、比較部)106、第2比較回路(時間差検出部、比較部)107、差動増幅回路(時間差検出部、差分部)108及び最大値検出回路(時間差検出部、最大値検出部)109を有している。
出力電流検出回路102は、電流プローブ40で測定された電流値を出力する。
ノイズ除去フィルタ回路103は、出力電流検出回路102の出力値からノイズを除去する。
第1積分回路104は、ノイズ除去フィルタ回路103でノイズを除去された出力を積分し、出力する。
第2積分回路105は、ノイズ除去フィルタ回路103でノイズを除去された出力を積分し、出力する。なお、第1積分回路104の積分条件と、第2積分回路105の積分条件は同じとなるように設定されていることが望ましい。
第1比較回路106は、マイコン101の指示に従って第1積分回路104と差動増幅回路108のとの接続をオン・オフする。
第2比較回路107は、マイコン101の指示に従って第2積分回路105と差動増幅回路108のとの接続をオン・オフする。
差動増幅回路108は、第1比較回路106と、第2比較回路107との差分値を(増幅して)出力する。
最大値検出回路109は、差動増幅回路108の出力電圧のピーク値を保持する。
マイコン101は、ゲート駆動回路30の制御を行う。また、マイコン101は、電流プローブ40で検出された電流値が第1閾値に到達すると、第1比較回路106をオン(第1積分回路104と差動増幅回路108とを接続する)とする指示を出力する。同様に、マイコン101は、電流プローブ40で検出された電流値が第2閾値(<第1閾値)に到達すると、第2比較回路107をオン(第2積分回路105と差動増幅回路108とを接続する)とする指示を出力する。
さらに、マイコン101は、最大置検出回路109の出力電圧値と、半導体モジュール20の温度との対応情報である電圧値−温度対応情報(時間差と、温度との対応情報、電圧値と、温度との対応情報)111を保持しており、最大値検出回路109の出力と、電圧値−温度対応情報111とを基に、半導体モジュール20の温度を推測する。
なお、電圧値−温度対応情報111は、電圧値と、温度との対応マップの形式でもよいし、電圧値と、温度との対応グラフの形式でもよいし、電圧値と、温度との関数の形式でもよい。
図2は、第1比較回路及び第2比較回路の具体的な構成を示す図である。
なお、第1比較回路106及び第2比較回路107は別体であるが、図2では省略して1つの装置として示してある。
図2に示すように、第1比較回路106及び第2比較回路107は、スイッチ構成を有しており、マイコン101からの指示に従って、スイッチ構成をオンとしたり、オフとしたりする。ここで、第1比較回路106及び第2比較回路107のスイッチ構成をオンするとは、第1積分回路104又は第2積分回路105と、差動増幅回路108とを接続状態とすることである。また、第1比較回路106及び第2比較回路107のスイッチ構成をオフするとは、差動増幅回路108の入力側と、接地側とを接続するということである。
ここで、図1を参照して、電力変換装置1による電力変換動作を説明する。
まず、端子T4及び端子T13を介して、制御情報がマイコン101に入力される。マイコン101は、入力された制御情報を基に駆動信号を生成し、端子T11を介して駆動信号をゲート駆動回路30に出力する。ゲート駆動回路30は、この駆動信号を増幅し端子T21から、IGBT素子21に供給する。このゲート駆動回路30から出力される駆動信号に従って、IGBT素子21がターンオン又はターンオフする。IGBT素子21に流れる電流(出力電流)は電流プローブ40で検出される。
次に、図3を参照して、温度推定装置10における半導体モジュール20の温度推定について説明する。適宜、図1及び図2を参照する。
図3は、本実施形態に係る電力変換装置1における各回路における出力値の波形を示す図であり、(a)はノイズ除去フィルタ回路における出力電流値の波形を示し、(b)は第1比較回路における出力電圧値の波形を示し、(c)は第2比較回路における出力電圧値の波形を示し、(d)は差動増幅回路における出力電圧値の波形を示し、(e)は最大値検出回路における出力電圧値の波形を示す。なお、図3の各グラフにおいて横軸は時間を示す。
また、図3において、実線は半導体モジュール20の温度がTh1のときの波形を示し、破線は半導体モジュール20の温度がTh2のときの波形を示す。ただし、Th1<Th2である。
まず、半導体モジュール20の温度がTh1である場合について説明する。
電流プローブ40で出力電流が定常時(t0からt1aまでの間)であるとき、マイコン101により、第1比較回路106及び第2比較回路107は接地状態にあるため(図2参照)、第1比較回路106及び第2比較回路107の出力電圧値は0となる。なお、「定常時」とは、IGBT素子21がオン状態であり、IGBT素子21に一定の電流が流れている時のことである。
そして、時刻t1aから時刻t4aにかけて、IGBT素子21がターンオフする。
IGBT素子21のターンオフ時、IGBT素子21の流れる電流が減衰を始める。
マイコン101では、定常時におけるIGBT素子21に流れる電流値に対して、2つの電流閾値(第1閾値301及び第2閾値302)が設定されている。
この減衰時間は温度依存性を持ち、半導体モジュール20の温度が高くなると、遮断開始時刻(図3の時刻t1a及びt1b参照)が遅延するのと、遮断開始からの電流の減衰時間が長くなる2つの現象が発生する。
図4は、IGBT素子21に流れる電流がターンオフする時の第1閾値から第2閾値に到達するまでの時間差(図3における時刻t2aから時刻t3a、時刻t2bから時刻t3bの間)の温度依存性を示すグラフである。グラフの横軸は半導体モジュールの温度(セッ氏)を示し、縦軸は第1閾値から第2閾値までの到達時間を示している。
図4に示すように、25℃では980nsの時間差に対し、50℃では1130ns、125℃では1770nsと大きくなっている。これは温度が高くなると減衰時間が長くなることを示している。この時間差から、温度分解能を100度とする場合、13MHz程度のカウンタがあれば温度差を検出することができる。温度分解能を25度とする場合、67MHz程度のカウンタがあれば温度を検出することができる。特許文献1に記載の技術と同様、この時間差を検出するにはディジタル信号に変換するため、基準発振源を発生する回路が必要となる。この基準発振回路は高速なため出力電圧値が小さくインバータ等の実環境では雑音の影響を受けやすく、アナログ回路処理による時間差検出が有効だと考えられる。
図3の説明に戻る。
定常時では、第1比較回路106が接地側に接続していることから(図2参照)、第1積分回路104の出力は接地状態となっている。従って、第1積分回路106では積分動作が生じていない。第2積分回路107も同様である。
そして、IGBT素子21の出力電流が第1閾値301に達すると(時刻t2a)マイコン101は、第1比較回路106の接続先を接地から差動増幅回路108側に接続させる(図2参照)。これにより、第1積分回路104の出力が閉じ、第1積分回路104が積分動作を開始する。
第1積分回路104の出力は急峻に立ち上がることになるので、第1比較回路106からの出力電圧値も急峻に立ち上がることとなる。
次に、IGBT素子21の出力電流が第2閾値302に達すると(時刻t3a)マイコン101は、第2比較回路107の接続先を接地から第2積分回路105側に接続させる(図2参照)。これにより、第2積分回路105の出力が閉じ、第2積分回路105が積分動作を開始する。
第2積分回路105の出力は急峻に立ち上がることになるので、第2比較回路107からの出力電圧値も急峻に立ち上がることとなる。
そして、時刻t4aでIGBT素子21の出力電流が0となるため、第1積分回路104及び第2積分回路105は放電し、その出力が0となる。これにより、第1積分回路104及び第2積分回路105の出力は所定時間かけて0となる。従って、第1比較回路106及び第2比較回路107の出力も時刻t4aから、所定時間かけて0となる。
このとき、(t4a−t2a)>(t4a−t3a)が成立している。
次に、第1比較回路106の出力と第2比較回路107の出力を、差動増幅回路108が差動増幅する。差動増幅回路108の出力電圧値の波形を図3(d)に示す。
図3(d)に示すように、差動増幅回路108における出力電圧値の立ち上がり時刻は、IGBT素子21の出力電流が第1閾値301に達した時刻t2aである。そして、差動増幅回路108の出力がピークとなる時刻は、IGBT素子21の出力電流が第2閾値302に到達した時間t3aとなる。また、差動増幅回路108の出力が0となる時刻は、IGBT素子21の出力電流が0となる時刻である。
差動増幅回路108の出力電圧は最大値検出回路109に入力される。
図3(e)に示すように、最大値検出回路109は、時刻t2aから時刻t3aまでは差動増幅回路108の波形と同じ波形を出力する。
そして、時刻t3aで差動増幅回路108の出力電圧がピーク値に達した後、減衰していくと、最大値検出回路109は、時刻t3aの時点の差動増幅回路108の出力電圧のピーク値を保持する。
最大値検出回路109は、マイコン101に出力電圧を出力する。マイコン101では、時刻t2aにおける最大値検出回路109の出力電圧値と、時刻t3a以降における最大値検出回路109の出力電圧値の差を基に、電圧値−温度対応情報111を参照して、半導体モジュール20の温度を推定する。
半導体モジュール20の温度がTh2のときにおけるマイコン101及び各回路102〜109の動作は、温度がTh1のときと同様となる(図3の破線参照)。
ここで、時刻t2a〜t4aまでのIGBT素子21の出力電流の積分値をInt1とし、時刻t2b〜t4bまでのIGBT素子21の出力電流の積分値をInt2とすると、Int1<Int2となる。そのため、時刻t2b以降における第1積分回路104の出力値(第1比較回路106の出力値)は、時刻t2a以降における第1積分回路104の出力値(第1比較回路106の出力値)より大きくなる。第2積分回路105の出力値(第2比較回路107の出力値)も同様である。
従って、温度Th2における差増増幅回路108のピーク値(時刻t3bの時の値)は、温度Th1における差増増幅回路108のピーク値(時刻t3aの時の値)よりも大きくなる。
これにより、温度Th2における最大値検出回路109の最大出力値Vth2は、温度Th1における最大値検出回路109の最大出力値Vth1よりも大きな値となる。すなわち、最大値検出回路の109の出力電圧値は、半導体モジュール20の温度に依存する値となる。
本実施形態における温度推定装置10は、IGBT素子21のターンオフ後における電流の減衰過程において、少なくとも2つの閾値を設けている。そして、温度推定装置10は各閾値に達する時間の差分を電圧値に変換している。このような構成とすることで、本実施形態に係る温度推定装置10は、高精度な時間分解能を有する回路を用いずに、半導体モジュール20の温度を推定することができる。すなわち、マイコン101に内蔵されている低速A/D変換器で半導体モジュール20の温度を推定することができる。従って、コストの低下を図ることができる。
また、前記構成を有することで、容易に検出でき、かつ、高精度な時間分解能を必要としないので、雑音に強い温度推定装置10を提供することができる。従って、実用性のある検出精度を実現することができる。
さらに、本実施形態における温度推定装置10は、耐圧電圧が低い半導体素子を有する半導体モジュール20にも適用することができる。
そして、半導体モジュール20の温度を推定することで、半導体モジュール20における損失や、熱抵抗等の評価を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、IGBT素子21のターンオフの判定を、IGBT素子21の出力電流値を基に行っているが、マイコン101に入力されるIGBT素子21の制御情報、もしくは、マイコン101がゲート駆動回路に出力する制御信号を基に、IGBT素子21のターンオフが判定されてもよい。
また、本実施形態では、IGBT素子21に流れる電流値を検出しているが、これに限らず、IGBT素子21のコレクタ−エミッタ間の電圧値が取得されてもよい。あるいは、IGBT素子21に流れる電流値と、コレクタ−エミッタ間の電圧値とが取得されてもよい。
なお、本実施形態では、半導体モジュール20を1in1構成としたが、モジュール構成を限定するものではなく、2in1構成、6in1構成等でもよい。
さらに、本実施形態では、閾値、積分回路、比較回路が、それぞれ2つずつ備えられている構成となっているが、それぞれ3つ以上備えられていてもよい。この場合、差動増幅回路109は、それぞれの比較回路間の出力の差分値を出力するようにしてもよい。この場合、差動増幅回路109が複数備えられていてもよい。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態に係る電力変換装置の構成図である。適宜、図1を参照する。
図5に示す電力変換装置1aは、図1における電力変換装置1が2つ並列(ハーブブリッジ型)に接続されている構成となっている。すなわち、一方の電力変換装置1(図1)におけるP端子T1と、他方の電力変換装置1におけるN端子T2で接続され、出力端子T3が共有となっている。
図5において、温度推定装置10a、IGBT素子21a、還流用ダイオード22a、ゲート回路30aで構成されるものをハイサイド側と称する。同様に、温度推定装置10b、IGBT素子21b、還流用ダイオード22b、ゲート回路30bで構成されるものをローサイド側と称する。
半導体モジュール20cは、ハイサイド側のIGBT素子21aと、ローサイド側のIGBT素子21bとを有している。IGBT素子21a,21bは、それぞれ還流用ダイオード22a,22bを備えている。ハイサイド側のIGBT素子21aの入力電流を検出し、その検出結果をハイサイド側の温度推定装置10aに入力する電流プローブ40aが、IGBT素子21aのコレクタ側に備えられている。また、ローサイド側のIGBT素子21bの出力電流を検出し、その検出結果をローサイド側の温度推定装置10bに入力する電流プローブ40bが、IGBT素子21bのエミッタ側に備えられている。
なお、ハイサイド側の温度推定装置10a及びローサイド側の温度推定装置10bの構成は、図1の温度推定装置10と同様であるので、ここでの図示及び説明は省略する。
ハイサイド側のIGBT素子21aがオフ、ローサイド側のIGBT素子21bがオンの状態からローサイド側のIGBT素子21bがオフの状態となったとする。このとき、ローサイド側の電流プローブ40bはターンオフ時の出力電流を検出する。
このときのローサイド側の温度推定装置10bにおけるマイコン101及び各回路102〜109(図1)は図2に示す各波形を出力する。すなわち、ローサイド側の温度推定装置10bは、図1の温度推定装置10と同様の処理が行われ、半導体モジュール20cの温度が推定される。
ローサイド側のIGBT素子21bがオフ、ハイサイド側のIGBT素子21aがオンの状態からハイサイド側のIGBT素子21aがオフの状態となった場合でも、ハイサイド側の温度推定装置10aは、第1実施形態の温度推定装置10と同様の処理を行う。
また、ローサイド側のIGBT素子21b及びハイサイド側のIGBT素子21aが共にオンの状態から、ハイサイド側のIGBT素子21a及びローサイド側のIGBT素子21bが共にオフの状態となった場合でも、ハイサイド側の温度推定装置10a及びローサイド側の温度推定装置10bのそれぞれは、第1実施形態の温度推定装置10と同様の処理を行う。
なお、端子T4a,T4b,T11a〜T13a,T11b〜T13b,T21a,T21bのそれぞれは、図1における端子T4,T11〜T13,T21に相当するため、ここでの説明を省略する。
また、図5において、ハイサイド側のIGBT素子21aの入力電流を検出するための電流プローブ40a、及びローサイド側のIGBT素子21bの出力電流を検出するための電流プローブ40bと、電流プローブ40(図1)が2つ使用されている。しかしながら、これに限らず、マイコン101の端子aからの制御信号による動作状況を把握できていれば電流プローブ40はハイサイド側のIGBT素子21a、ローサイド側のIGBT素子21b及び出力端子T3の間に1つ設置されるだけでもよい。
また、第2実施形態では、2つの電力変換装置1が接続されている構成となっているが、これに限らず、3つ以上の電力変換装置1が接続されてもよい。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態に係る電力変換システムの構成例を示す図である。適宜、図1を参照する。
図6に示す電力変換システムZは、3相モータドライブ用の電力変換装置1の遠隔監視の例である。
電力変換システムZは、複数(本実施形態では3つ)の電力変換装置1A〜1Cを有しており、各電力変換装置1A〜1Cは第1実施形態における電力変換装置1と同様の構成を有している。つまり、各電力変換装置1A〜1Cは、第1実施形態における電力変換装置1と同様の処理により、各電力変換装置1A〜1Cに備えられている半導体モジュール20の温度を推測している。
各電力変換装置1A〜1CのP端子T1(図1)及びN端子T2(図1)には、電力変換装置1A〜1Cを駆動するための直流電源2が接続されている。なお、直流電源2と並列にバイパスコンデンサ3が設けられている。
また、図6の例では、3相モータ4が、各電力変換装置1A〜1Cに接続されている。3相モータ4の各入力端子は、各電力変換装置1A〜1Cの出力端子T3(図1)に接続されている。
また、各電力変換装置1A〜1Cで推測された半導体モジュール20の温度情報は通信回路5で膨大なデータを効率よく連続送信するため圧縮され、通信網6を介してサーバ7に送信される。通信回路5と通信網6の間、及び通信網6とサーバ7との間の通信媒体は無線でも有線でもよく、現場環境に合わせて決めていけばよい。なお、第3実施形態において、温度推定装置10のマイコン101は、送信部としても動作する。
サーバ7には各電力変換装置1A〜1Cの制御情報や、駆動情報や、電力変換装置1A〜1Cの稼働情報や、使用している半導体モジュール20の寿命曲線等を別途管理している。そして、サーバ7は、電力変換装置1A〜1Cの温度推定装置10から取得した半導体モジュール20の温度情報を基に半導体モジュール20の寿命を予測する。さらに、サーバ7は、予測された半導体モジュール20の寿命を基に、各電力変換装置1A〜1Cにおける半導体モジュール20の温度が上昇しないように延命制御したり、メンテナンス計画、部品手配等を提示したりする。
なお、本実施形態では、半導体素子としてIGBT素子21(21a,21b)を用いているが、バイポーラトランジスタや、MOS型等のFET、HEMT素子等が用いられてもよい。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を有するものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した各構成、機能、各回路102〜109、マイコン101等は、それらの一部又はすべてを、例えば集積回路で設計すること等によりハードウェアで実現してもよい。また、図1に示すように、前記した各構成、機能等は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、HD(Hard Disk)に格納すること以外に、メモリや、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カードや、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に格納することができる。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1,1a,1A〜1C 電力変換装置
2 直流電源
3 バイパスコンデンサ
4 3相モータ
5 通信回路
6 通信網
7 サーバ
10,10a,10b 温度推定装置
20,20c,400 半導体モジュール
21,21a,21b IGBT素子(半導体素子)
22,22a,22b 還流用ダイオード
30,30a,30b ゲート駆動回路
40,40a,40b 電流プローブ(取得部)
101 マイコン(算出部)
102 出力電流検出回路(取得部)
103 ノイズ除去フィルタ回路
104 第1積分回路(時間差検出部、積分部)
105 第2積分回路(時間差検出部、積分部)
106 第1比較回路(時間差検出部、比較部)
107 第2比較回路(時間差検出部、比較部)
108 差動増幅回路(時間差検出部、差分部)
109 最大値検出回路(時間差検出部、最大値検出部)
111 電圧値−温度対応情報(時間差と、温度との対応情報、電圧値と、温度との対応情報)
401 冷却器
402 グリス
403 ベース板
404,406 メタル
405 絶縁層
407 絶縁基板
408,410 はんだ
409 電力用半導体素子
T1 P端子
T2 N端子
T3 出力端子
T4,T4a,T4b,T11〜T13,T11a〜T13a,T11b〜T13b,T21,T21a,T21b 端子
Z 電力変換システム

Claims (8)

  1. 半導体モジュールにおいて電流が遮断された際の、前記半導体モジュールの出力値を取得する取得部と、
    前記出力値に対して、少なくとも2つの異なる閾値が設定されており、前記出力値が各閾値に達したときの時間差を検出する時間差検出部と、
    時間差と、温度との対応情報を基に、前記検出された時間差から前記半導体モジュールの温度を推定する算出部と、
    を有することを特徴とする温度推定装置。
  2. 前記時間差と、温度との対応情報は、電圧値と、前記温度との対応情報であり、
    前記時間差検出部は、
    前記出力値の積分値を出力する少なくとも2つの積分部と、
    前記出力値が所定の閾値に到達すると、前記積分部の出力値を出力する少なくとも2つの比較部と、
    それぞれの前記比較部の出力値を差分する差分部と、
    前記差分部の出力の最大値を出力する最大値検出部と、
    を有し、
    前記少なくとも2つの比較回路のそれぞれは、前記少なくとも2つの積分回路に対応して設けられているとともに、前記少なくとも2つの閾値に対応して設けられており、前記対応している閾値に前記出力値が達すると作動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度推定装置。
  3. 半導体素子を有する半導体モジュールと、
    前記半導体モジュールにおいて電流が遮断された際の、前記半導体モジュールの出力値を取得する取得部と、
    前記出力値に対して、少なくとも2つの異なる閾値が設定されており、前記出力値が各閾値に達したときの時間差を検出する時間差検出部と、
    時間差と、温度との対応情報を基に、前記検出された時間差から前記半導体モジュールの温度を推定する算出部と、
    を有することを特徴とする電力変換装置。
  4. 前記時間差と、温度との対応情報は、電圧値と、前記温度との対応情報であり、
    前記時間差検出部は、
    前記出力値の積分値を出力する少なくとも2つの積分部と、
    前記出力値が所定の閾値に到達すると、前記積分部の出力値を出力する少なくとも2つの比較部と、
    それぞれの前記比較部の出力値を差分する差分部と、
    前記差分部の出力の最大値を出力する最大値検出部と、
    を有し、
    前記少なくとも2つの比較回路のそれぞれは、前記少なくとも2つの積分回路に対応して設けられているとともに、前記少なくとも2つの閾値に対応して設けられており、前記対応している閾値に前記出力値が達すると作動する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 複数の前記電力変換装置が接続されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  6. 半導体モジュールにおいて電流が遮断された際の、前記半導体モジュールの出力値を取得する取得部と、
    前記出力値に対して、少なくとも2つの異なる閾値が設定されており、前記出力値が各閾値に達したときの時間差を検出する時間差検出部と、
    時間差と、温度との対応情報を基に、前記検出された時間差から前記半導体モジュールの温度を推定する算出部と、
    前記推定した温度に関する情報をサーバへ送信する送信部と、
    を有する
    電力変換装置を備えるとともに、
    前記電力変換装置から送信された前記温度に関する情報を受信するサーバを有する
    ことを特徴とする電力変換システム。
  7. 前記時間差と、温度との対応情報は、電圧値と、前記温度との対応情報であり、
    前記時間差検出部は、
    前記出力値の積分値を出力する少なくとも2つの積分部と、
    前記出力値が所定の閾値に到達すると、前記積分部の出力値を出力する少なくとも2つの比較部と、
    それぞれの前記比較部の出力値を差分する差分部と、
    前記差分部の出力の最大値を出力する最大値検出部と、
    を有し、
    前記少なくとも2つの比較回路のそれぞれは、前記少なくとも2つの積分回路に対応して設けられているとともに、及び、前記少なくとも2つの閾値に対応して設けられており、前記対応している閾値に前記出力値が達すると作動する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電力変換システム。
  8. 前記電力変換システムを複数有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電力変換システム。
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