JP2017188279A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビティタワーの剛性を高めることができるとともに、有用性の向上を図ることができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、筒状のキャビティタワーを有するハウジング10と、ハウジング10の前面を覆うフロント部材60とを備える。キャビティタワーの内側に端子金具50が配置され、フロント部材60がキャビティタワーとそのキャビティタワーに幅方向で対向する壁面との間に配置されて高さ方向に延出する突片63を有している。キャビティタワーと壁面との間のうち高さ方向中央から一側へずれた部分にこの部分を連ねる架橋リブ33を有し、突片63のうち架橋リブ33と対応する部分に架橋リブ33を逃がす凹部74を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、筒状のキャビティタワーを複数有するハウジング本体と、ハウジング本体の前面を覆うように配置されるフロント部材とを備えている。キャビティタワーには後方から雌端子金具が挿入される。フロント部材は、キャビティタワーと前後方向に重なるように配置され、キャビティタワーとともにキャビティを区画する部分を有している。
特開2015−204202号公報
ところで、上記の場合、キャビティタワーが個別に突出する形態になっていることから、コネクタが小型になると、キャビティタワーの剛性が低下し、ハウジング単体の搬送時などにおいてキャビティ―タワーが破損するおそれがある。これに対し、キャビティタワー間にリブを架設することにより、キャビティタワーの剛性を高めることが可能である。しかし、単にリブを追加しただけでは構造の複雑化を招いて好ましくなく、そこに付加価値を付与することが望まれる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、キャビティタワーの剛性を高めることができるとともに、有用性を高めることができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、筒状のキャビティタワーを有するハウジング本体と、前記ハウジング本体の前面を覆うフロント部材とを備え、前記キャビティタワーの内側に端子金具が配置され、前記フロント部材が前記キャビティタワーとそのキャビティタワーに幅方向で対向する壁面との間に配置されて高さ方向に延出する突片を有しているコネクタであって、前記キャビティタワーと前記壁面との間のうち前記ハウジング本体の前面の高さ方向中央から一側へずれた部分にこの部分を連ねる架橋リブを有し、前記突片のうち前記架橋リブと対応する部分に前記架橋リブを逃がす凹部を有しているところに特徴を有する。
キャビティタワーとそのキャビティタワーに幅方向で対向する壁面との間に架橋リブを有しているため、キャビティタワーの剛性を高めることができる。その結果、キャビティタワーが破損するのを防止することができる。また、架橋リブが高さ方向中央から一側へずれた部分に配置され、フロント部材が突片のうち架橋リブと対応する部分に架橋リブを逃がす凹部を有しているため、フロント部材がハウジング本体に対して正規姿勢をとっていると、架橋リブが凹部に進入して逃がされる一方、フロント部材がハウジング本体に対して正逆反転などした不正姿勢をとっていると、架橋リブが突片の先端に当接してフロント部材の組み付けが規制される。したがって、フロント部材が不正姿勢でハウジング本体に組み付けられるのを阻止することができる。なお、上記において、高さ方向及び幅方向の区別は便宜上付けたものであり、要は、互いに直交する二方向が高さ方向及び幅方向になればよい。
本発明の実施例1に係るコネクタの正面図である。 図1のA−A線断面図である。 フロント部材が不正姿勢をとる場合に、架橋リブが突片の先端に当接してフロント部材の組み付けが規制される状態を示す断面図である。 ハウジングの正面図である。 図4の一部拡大図である。 フロント部材の背面図である。 図6のB−B線断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記壁面が別のキャビティタワーに構成されており、前記架橋リブが前記キャビティタワーと前記別のキャビティタワーとの間に架け渡して配置されている。これによれば、キャビティタワーに加えて別のキャビティタワーの剛性をも高めることができる。
前記フロント部材が前記端子金具の挿入状態を検知する検知片を有し、前記検知片の先端が前記突片の先端よりも奥側へ引っ込んだ位置に配置されている。これによれば、フロント部材が不正姿勢をとり、架橋リブが突片の先端に当接したときに、検知片の先端がハウジング本体側と干渉するのを回避することができる。その結果、検知片が破損するのを防止することができる。
前記キャビティタワーを挟んで前記壁面とは反対側の位置に前記ハウジング本体の不正嵌合規制部が隣接して配置されている。これによれば、キャビティタワーの形状や大きさが不正嵌合規制部によって制約されるため、キャビティタワーと壁面との間を架橋リブでつなぎ、キャビティタワーの剛性低下を抑えるメリットが大となる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図7によって説明する。本実施例1のコネクタは、ハウジング10と、フロント部材60とを備えている。ハウジング10は図示しない相手コネクタと前方から嵌合可能とされている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図3及び図4に示すように、ハウジング本体11と、ハウジング本体11の外周を取り囲む嵌合筒部12と、ハウジング本体11から嵌合筒部12にかけて径方向に張り出す連結部13とを有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、且つ連結部13の前方は、相手コネクタが嵌合可能な嵌合空間14とされている。
図4に示すように、ハウジング本体11の上方の嵌合空間14には、ロックアーム15が設けられている。ロックアーム15は上下方向に撓み変形可能とされている。ハウジング10が相手コネクタと正規嵌合されると、ロックアーム15が相手コネクタを弾性的に係止し、もってハウジング10が相手コネクタに保持されるようになっている。なお、嵌合筒部12の上端部にはブリッジ部16が膨出して設けられ、ブリッジ部16の内側に、ロックアーム15が配置されている。
図3及び図4に示すように、ハウジング本体11は、後部に位置して連結部13が連結される略ブロック状の基部17と、基部17から前方へ片持ち状に突出する複数の略筒状のキャビティタワー18、19、21とを有している。各キャビティタワー18、19、21の全体は、嵌合筒部12の内側に配置されている。
ハウジング本体11には、基部17からキャビティタワー18、19、21にかけて前後方向に貫通するキャビティ22が設けられている。各キャビティ22には後方から端子金具50が挿入される。
端子金具50は導電金属製であって、図2及び図3に示すように、全体として前後方向に細長い形態になっている。この端子金具50は、筒状の接続部51と、接続部51の後方に配置されるオープンバレル状のバレル部52とを有している。バレル部52は、電線55の先端部において被覆の除去により露出する芯線に圧着により接続されているとともに、電線55の被覆に外嵌されたゴム栓56に圧着により接続されている。端子金具50がキャビティ22に挿入されると、ゴム栓56がキャビティ22の内周面に弾性的に密着し、ハウジング本体11内が液密に保たれる。また、ハウジング10が相手コネクタに嵌合されると、相手コネクタに装着された図示しない相手端子金具のタブが接続部51に挿入されて電気的に接続される。
キャビティタワー18、19、21は、図5に示すように、上壁24及び左右一対の両側壁25によって下方に開放された断面門型をなしている。上壁24及び両側壁25のそれぞれの前面には、キャビティ22の前端開口から前方へ向けて拡開する誘い込み面26が設けられている。
キャビティタワー18、19、21の下面開口27の後部には、基部17から前方へ片持ち状に突出するランス28が配置されている。ランス28は、先端部(前端部)に係止突起29を有している。係止突起29は、キャビティタワー18、19、21の上壁24側に突出する形態になっている。
端子金具50がキャビティ22に挿入される過程では、ランス28が端子金具50と干渉して撓み変形させられる。端子金具50がキャビティ22に正規に挿入されると、ランス28が弾性復帰し、係止突起29が接続部51に係止可能に配置され、もって端子金具50が抜け止めされる(図3を参照)。
図4に示すように、各キャビティタワー18、19、21は、ハウジング本体11の幅方向中央部に位置する第1キャビティタワー18及び本キャビティタワー19と、ハウジング本体11の幅方向両端部に位置する第2キャビティタワー21とからなる。第2キャビティタワー21は、第1キャビティタワー18及び本キャビティタワー19のそれぞれよりも大きく形成されている。
ハウジング本体11の前面において、第1キャビティタワー18及び本キャビティタワー19が位置する幅方向中央部と、第2キャビティタワー21が位置する幅方向両端部との間には、上下方向(高さ方向)に延出する受溝23が設けられている。つまり、受溝23は、第1キャビティタワー18及び本キャビティタワー19を挟んだ幅方向両側に対をなして配置されている。受溝23には、フロント部材60の後述する突片63が嵌合状態で挿入可能とされている。
図4に示すように、第2キャビティタワー21は、ハウジング本体11の中央を挟んで対角する4位置に配置されている。また、第1キャビティタワー18及び本キャビティタワー19は上下4段に配置され、このうち、本キャビティタワー19は下から2段目に配置されている。
第1キャビティタワー18は、幅方向に4つ並んで配置されている。幅方向で隣接する第1キャビティタワー18間には、連結リブ31が設けられている。連結リブ31は、隣接する第1キャビティタワー18の対向する側壁25間に架け渡され、各段毎に同一高さで連なるように配置されている。
図4に示すように、本キャビティタワー19は、不正嵌合規制部32を挟んだ幅方向両側に対をなして配置されている。
不正嵌合規制部32は、ハウジング本体11の中心から下方に偏心した位置において、基部17から前方へ片持ち状に突出する略角柱状をなしている。ハウジング10が相手コネクタと正規の嵌合姿勢をとっている場合には、不正嵌合規制部32が相手コネクタの図示しない受部に適合して挿入される。一方、ハウジング10が相手コネクタに対して不正な嵌合姿勢をとっている場合には、不正嵌合規制部32が受部に挿入されず、ハウジング10の嵌合動作が規制されるようになっている。このように、不正嵌合規制部32は、周囲から独立して突出する形態になっており、隣接する本キャビティタワー19につながる連結構造を有していない。
もっとも、本キャビティタワー19は、幅方向に関して不正嵌合規制部32とは反対側で隣接する第2キャビティタワー21に対し、架橋リブ33を介して連結されている。図5に示すように、架橋リブ33は、本キャビティタワー19の側壁25の下端部とこれに対向する第2キャビティタワー21の側壁25の下端部との間において、受溝23を幅方向に横切って埋めるように配置されている。このため、受溝23は、架橋リブ33を介して上下に分断されるようになっている。
また、架橋リブ33は、前後方向に延出して、後端が基部17に連結され、前端がハウジング10の前端より少し後方へ引っ込んだ位置に配置されている。なお、連結リブ31の前端は、架橋リブ33の前端よりも前方で、且つハウジング10の前端とほぼ同じ前後位置に配置されている。
続いて、フロント部材60について説明する。フロント部材60は合成樹脂製であって、図6及び図7に示すように、上下方向及び幅方向にほぼ沿った平板状の前壁部61と、前壁部61の外周縁から後方へ突出する筒状の周壁部62と、周壁部62の内側に位置し、前壁部61の幅方向両側から後方へ突出する上下方向及び前後方向にほぼ沿った平板状の突片63とを有している。フロント部材60がハウジング10に組み付けられると、前壁部61がハウジング本体11の前面を覆うとともに、周壁部62がハウジング本体11の前部の外周を覆うように配置される。
前壁部61には、複数のタワー受部64、65、66が貫通して設けられている。各タワー受部64、65、66は、前壁部61の幅方向中央部に位置する第1タワー受部64及び本タワー受部65と、前壁部61の幅方向両端部に位置する第2タワー受部66とからなる。図1に示すように、第1タワー受部64には、第1キャビティタワー18の前端部が各段毎に嵌合され、本タワー受部65には、本キャビティタワー19の前端部が個別に嵌合される。また、第2タワー受部66には、第2キャビティタワー21の前端部が個別に嵌合される。さらに、前壁部61の幅方向中央部には、不正嵌合規制部32が嵌合する不正嵌合規制受部67が貫通して設けられている。このため、前壁部61の下部においては、幅方向中央部に不正嵌合規制受部67が配置され、幅方向両端部に第2タワー受部66が配置され、幅方向に関して不正嵌合規制受部67と第2タワー受部66との間に本タワー受部65が配置されることになる。
各タワー受部64、65、66の下端縁には、ハウジング10に組み付けられた状態で、対応するランス28の前方を覆うとともに、対応するキャビティタワー18、19、21の下面開口27に嵌合する嵌合部68が設けられている。図1及び図7に示すように、嵌合部68の前面は、前方へ向けて拡開する誘い込み面69となっている。この誘い込み面69は、キャビティタワー18、19、21の誘い込み面26と周方向で連続し、キャビティタワー18、19、21の誘い込み面26とともにキャビティ22の前端開口を区画するようになっている(図1を参照)。ハウジング10が相手コネクタに嵌合される過程では、相手端子金具のタブが誘い込み面26、69に沿ってガイドされつつ端子金具50の接続部51に挿入されるようになっている。また、嵌合部68の後面は、上下方向にほぼ沿ったストッパ面71になっている。
前壁部61の後面には、各タワー受部64、65、66と対応する位置に検知片72が後方へ突出して設けられている。図7に示すように、検知片72は、前後方向に細長く延出する板片状をなし、前端がタワー受部64、65、66の嵌合部68の下方に連結されている。検知片72の後端(先端)は、突片63の後端(先端)よりも前方(奥方)へ引っ込んだ位置に配置されている。端子金具50がランス28に係止された状態において、フロント部材60がハウジング10に組み付けられることにより、検知片72の先端部がランス28の撓み空間35(図5を参照)に進入し、これによってランス28の撓み動作が規制され、端子金具50が二重に抜け止めされるようになっている。
一対の突片63は、ハウジング本体11の受溝23と対応する位置に配置され、受溝23の溝幅より少し小さい厚みを有している。図6に示すように、両突片63の上端は、被覆壁73を介して互いに連結されている。被覆壁73は、幅方向に沿って配置され、周壁部62の上壁部分として構成される。両突片63は、架橋リブ33と対応する位置に、詳細には上下方向中央より少し下方の位置に、凹部74を有している。凹部74は、突片63を厚み方向に貫通するとともに、前後方向に延出して突片63の後端に開口する切欠状の形態になっている。凹部74の溝幅は、架橋リブ33の上下厚みよりも少し大きくなっている。また、凹部74の前端は、嵌合部68よりも若干後方に位置している。凹部74には突片63が嵌合状態で進入するようになっている。
次に、フロント部材60をハウジング10に組み付ける作業について説明する。
フロント部材60の組み付けに先立ち、まず、端子金具50がキャビティ22に挿入され、ランス28によって一次的に抜け止めされる。
続いて、フロント部材60がハウジング本体11の前面を覆うように組み付けられる。フロント部材60が正規の組み付け姿勢をとっている場合には、組み付けの初期段階で架橋リブ33が凹部74に進入して逃がされ、組み付けの終盤段階で突片63が受溝23に嵌合されるとともに、不正嵌合規制部32が不正嵌合規制受部67に挿入される。フロント部材60の組み付け完了時には、不正嵌合規制部32が不正嵌合規制部32を貫通して前壁部61の前方に突出して配置されるとともに、キャビティタワー18、19、21がタワー受部64、65、66に嵌合され(図1を参照)、且つ架橋リブ33が凹部74の内部全体を埋めるように配置される(図2を参照)。
また、フロント部材60がハウジング10に正規に組み付けられると、端子金具50が嵌合部68のストッパ面71に当接可能に配置されるとともに、端子金具50の前端部が検知片72の上面に支持可能に配置される(図2を参照)。さらに、検知片72の先端部がランス28の撓み空間35に進入することにより、ランス28の撓み動作が規制され、端子金具50が二次的に抜け止めされた状態になる。
仮に、端子金具50がキャビティ22に正規に挿入されず、半挿入状態で留め置かれていると、ランス28が接続部51に押圧されて撓み変形したままの状態になることから、フロント部材60の組み付け過程で検知片72がランス28と干渉することになる。これにより、端子金具50が半挿入状態であることを検知することができる。
その後、ハウジング10が図示しない相手コネクタに嵌合される。この嵌合時には、図示しない相手端子金具のタブがキャビティタワー18、19、21と嵌合部68との間に区画される開口部分を通して端子金具50の接続部51に挿入される。
一方、フロント部材60が正規の組み付け姿勢をとらず、例えば、上下反転した不正姿勢をとっている場合には、突片63の先端が嵌合筒部12の内側に進入するに伴い架橋リブ33の先端と当接し、フロント部材60の組み付けが規制される。このため、作業者は、フロント部材60が不正姿勢をとっていることを早い段階で知ることができる。また、突片63の先端が架橋リブ33の先端と当接したときに、検知片72はハウジング本体11の前方に離間して配置されている。このため、検知片72の先端がハウジング10と干渉するのが回避され、検知片72の先端に傷が付くのを抑えることができる。
本実施例1の場合、幅方向で隣接する本キャビティタワー19と第2キャビティタワー21との間にこれらを連ねる架橋リブ33が設けられているため、本キャビティタワー19の剛性が低下するのを阻止することができる。その結果、ハウジング10単体の搬送時などにおいて、本キャビティタワー19が破損するのを防止することができる。とくに、本キャビティタワー19を挟んで第2キャビティタワー21とは反対側の位置に、独立して突出する形態の不正嵌合規制部32が隣接して配置されているため、本キャビティタワー19と第2キャビティタワー21との間を架橋リブ33でつなぐことにより、本キャビティタワー19の剛性低下を阻止するメリットが大となる。また、架橋リブ33によって、第2キャビティタワー21の剛性低下をも阻止することができる。
さらに、架橋リブ33がハウジング本体11の前面の上下方向中央よりも下方へ偏心した位置にずれて配置されているため、フロント部材60が正規とは異なる不正姿勢をとって組み付けられようとすると、突片63の先端が架橋リブ33の先端に当接して、フロント部材60の組み付けが規制される。このため、突片63及び架橋リブ33を利用することにより、フロント部材60が不正姿勢をとっていること早い段階で知ることができ、有用性を高めることができる。
さらに、検知片72の先端が突片63の先端から引っ込んだ位置に配置されているため、フロント部材60が不正姿勢をとり、突片63の先端が架橋リブ33の先端に当接しても、検知片72の先端がハウジング10側の壁面などと干渉するのを回避することができる。その結果、検知片72の先端が破損するのを防止することができる。
<他の実施例>
本発明の他の実施例を簡単に説明する。
(1)架橋リブは、一端がキャビティタワーに連結され、他端がキャビティタワーとは別の部分に連結される構成であってもよい。例えば、架橋リブの他端は、キャビティタワーに幅方向で対向する壁面のうち、嵌合筒部の内側面に連結されていてもよい。
(2)架橋リブは、ハウジング本体の前面の上下方向中央よりも上方へずれた位置に配置されるものであってもよい。
(3)フロント部材は、ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とに移動可能に組み付けられ、仮係止位置では検知片がランスの撓み空間から退避して端子金具のキャビティへの挿入を許容し、本係止位置では検知片がランスの撓み空間に進入してランスの撓み動作を規制するように構成されていてもよい。
(4)フロント部材は、検知片を有さず、ランスの前方を覆うようにハウジングに取り付けられるだけでもよい。
10…ハウジング
18…第1キャビティタワー
19…本キャビティタワー(本発明のキャビティタワー)
21…第2キャビティタワー(本発明の別のキャビティタワー)
22…キャビティ
32…不正嵌合規制部
33…架橋リブ
50…端子金具
60…フロント部材
61…前壁部
63…突片
72…検知片
74…凹部

Claims (4)

  1. 筒状のキャビティタワーを有するハウジングと、前記ハウジングの前面を覆うフロント部材とを備え、前記キャビティタワーの内側に端子金具が配置され、前記フロント部材が前記キャビティタワーとそのキャビティタワーに幅方向で対向する壁面との間に配置されて高さ方向に延出する突片を有しているコネクタであって、
    前記キャビティタワーと前記壁面との間のうち前記ハウジングの前面の高さ方向中央から一側へずれた部分にこの部分を連ねる架橋リブを有し、前記突片のうち前記架橋リブと対応する部分に前記架橋リブを逃がす凹部を有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記壁面が別のキャビティタワーに構成されており、前記架橋リブが前記キャビティタワーと前記別のキャビティタワーとの間に架け渡して配置されている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記フロント部材が前記端子金具の挿入状態を検知する検知片を有し、前記検知片の先端が前記突片の先端よりも奥側へ引っ込んだ位置に配置されている請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記キャビティタワーを挟んで前記壁面とは反対側の位置に前記ハウジングの不正嵌合規制部が隣接して配置されている請求項1ないし3のいずれか1項記載のコネクタ。
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