JP2017188232A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動部材と固定部材との距離の変化を、静電容量の変化から省スペースで正確に検出できる入力装置を提供する。【解決手段】入力装置100は、第1固定電極260と第2固定電極270とを含む固定部材110、可動電極122を含む可動部材120、可動部材120を固定部材110に対して移動可能に支持する支持部材140、及び制御部130を備える。所定方向に対向した第1固定電極260と可動電極122とが、第1キャパシタ191を形成し、所定方向に対向した第2固定電極270と可動電極122とが、第2キャパシタ192を形成する。制御部130が、第1固定電極260と第2固定電極270とからの入力に基づいて、第1固定電極260と第2固定電極270との間に直列接続された第1キャパシタ191と第2キャパシタ192との静電容量の変化に対応した信号を生成する信号生成部を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、入力装置に関するものであり、特に、極めて変位量の少ない距離を静電容量にて検出することに用いた入力装置である。
従来、種々の方式により押ボタンが押されたことを検出する押ボタン式の入力装置が知られている。本出願の発明者は、基板に固定された固定電極と、基板に対して相対的に移動する押ボタンに搭載された可動電極との間の静電容量の変化に基づいて、押ボタンが押されたことを検出する入力装置を検討した。電極間の距離に応じた静電容量の変化を検出する原理は、例えば、入力装置ではないが、破片検出センサに関する特許文献1に開示されている。特許文献1では、静電容量測定手段が、可動平板(可動電極に対応する)に接続された配線と、固定平板(固定電極に対応する)に接続された配線とから入力を受けて、静電容量の変化を測定する。
国際公開第2009/044920号
しかしながら、入力装置において、基板と可動電極とを配線で接続すると、配線やケーブルハーネスなどを接続する複雑な構成が必要であり、占有領域が大きい。また、配線がアンテナとなって、周辺のノイズを拾うことにより、押ボタンなどの可動部材が押されたことを正確に検出できないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、可動部材と固定部材との距離の変化を、静電容量の変化から省スペースで正確に検出できる入力装置を提供することにある。
本発明は、第1固定電極と第2固定電極とを含む固定部材と、第1固定電極と第2固定電極とに対向する可動電極を含む可動部材と、可動部材を固定部材に対して相対的に移動可能に支持する支持部材と、第1固定電極と第2固定電極とに電気的に接続された制御部と、を備え、第1固定電極と可動電極とが第1キャパシタを形成し、第2固定電極と可動電極とが第2キャパシタを形成し、制御部が、第1固定電極と第2固定電極とからの入力に基づいて、第1固定電極と第2固定電極との間に直列接続された第1キャパシタと第2キャパシタとの静電容量の変化に対応した信号を生成する信号生成部を含む、入力装置である。
この構成によれば、信号生成部と可動電極との間の配線が必要ないので、可動電極の動きに対応した信号を、省スペースかつ簡単な構成で生成できる。さらに、信号生成部と可動電極との間の配線によるノイズがないので、可動電極の動きを正確に検知して信号を生成できる。
好適には本発明の入力装置において、可動電極が、第1固定電極と第2固定電極とに対して所定方向に対向配置されており、支持部材が、可動部材を固定部材に対して所定方向に沿って相対的に移動可能に支持する。
この構成によれば、可動電極を第1固定電極及び第2固定電極に向けて動かす構成なので、可動電極の動きに対応した信号を省スペースで生成できる。
好適には本発明の入力装置において、第1固定電極が、可動電極に対向配置された第1固定面をもち、第2固定電極が、可動電極に対向配置された第2固定面をもち、第1固定面と第2固定面とが略同一の平面に沿って延在し、第1固定面が、第1外縁をもち、第2固定面が、内縁と第2外縁とをもち、第2固定面が、第1外縁の外側において内縁と第2外縁との間に延在し、第1外縁と内縁と第2外縁とが、略同一の位置に中心をもつ略円形である。
この構成によれば、第1固定面と第2固定面とのいずれかを円形以外にする場合に比べて、外部からのノイズの影響をうけにくい。例えば、第1固定面と第2固定面との何れかが多角形である場合、多角形の対角線部分がアンテナとなって外部からの影響を受けやすい。さらに、第1固定面及び第2固定面を多角形とするよりも円形にすると、必ずアンテナが短くなるためノイズの影響を受けにくい。このように本構成によれば、角となる部分がないので外部からのノイズの影響を受けにくい。
好適には本発明の入力装置において、第1固定面の面積と第2固定面の面積とが略同一であり、可動電極が、第1固定面と第2固定面との全体に対向配置されている。
この構成によれば、第1固定面の面積と前記第2固定面の面積とが略同一であるので、第1キャパシタの静電容量と第2キャパシタの静電容量とが略同一となり、面積が異なる場合に比べてノイズが少ない。
好適には本発明のいずれかの入力装置において、可動電極が、第1固定面と第2固定面との全体に対向配置された略円形の可動面をもつ。
この構成によれば、可動面を円形以外にする場合に比べて、外部からのノイズの影響をうけにくい。例えば、可動面が多角形である場合、多角形の対角線部分がアンテナとなって外部からの影響を受けやすい。さらに、可動面を多角形とするよりも円形にすると、必ずアンテナが短くなるためノイズの影響を受けにくい。このように本構成によれば、可動面に角となる部分がないので外部からのノイズの影響を受けにくい。
好適には本発明のいずれかの入力装置において、支持部材が、弾性をもつ絶縁部材であり、支持部材が、第1固定電極と可動電極との間に配設されている。
この構成によれば、弾性をもつ絶縁部材である支持部材を、第1固定電極と可動電極との間に配設するので、他の位置に支持部材を配設する場合に比べて、省スペース化することができる。さらに、製造時に第1固定電極と可動電極との間の支持部材を選択することにより、第1固定電極と可動電極との間の静電容量を適切に調節することができる。従って、可動電極の動きに対応した信号を省スペースで正確に生成できる。
好適には本発明のいずれかの入力装置において、支持部材が、弾性をもつ絶縁部材であり、支持部材が、第2固定電極と可動電極との間に配設されている。
この構成によれば、弾性をもつ絶縁部材である支持部材を、第2固定電極と可動電極との間に配設するので、他の位置に支持部材を配設する場合に比べて、省スペース化することができる。さらに、製造時に第2固定電極と可動電極との間の支持部材を選択することにより、第2固定電極と可動電極との間の静電容量を適切に調節することができる。従って、可動電極の動きに対応した信号を省スペースで正確に生成できる。
本発明は、基板の同一面に配された、固定電極とGND電極とを含む固定部材と、基板と所定の間隔を設けて対向配置され、基板に接離可能な可動電極を含む可動部材と、固定電極とGND電極とに電気的に接続された制御部と、を備え、固定電極と可動電極とが第1キャパシタを形成し、可動電極とGND電極とが第2キャパシタを形成し、制御部が、固定電極からの入力に基づいて、固定電極とGND電極との間に直列接続された第1キャパシタと第2キャパシタとの静電容量の変化に対応した信号を生成する信号生成部を含む、入力装置である。
この構成によれば、固定電極と可動電極とが第1キャパシタを形成し、可動電極とGND電極とが第2キャパシタを形成し、制御部の信号生成部が、固定電極からの入力に基づいて、固定電極とGND電極との間に直列接続された第1キャパシタと第2キャパシタとの静電容量の変化に対応した信号を生成することにより、可動電極と固定電極との僅かな距離の変化に対応した静電容量の変化として、正確に検出できる。
本発明によれば、可動部材と固定部材との距離の変化を、静電容量の変化から省スペースで正確に検出できる。
本発明の第1実施形態の入力装置の斜視図である。 制御部を除く、図1に示す入力装置の分解斜視図である。 制御部を除く、図1に示す入力装置の平面図である。 図3の4−4線における入力装置の断面図である。 図1に示す入力装置の電気的な接続を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の入力装置の断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る入力装置について説明する。図1は、本実施形態の入力装置100の斜視図である。図1において、制御部130はブロック図として描かれている。図2は、制御部130を除いた、図1に示す入力装置100の分解斜視図である。図3は、制御部130を除いた、図1に示す入力装置100の平面図である。図4は、図3の4−4線における入力装置100の断面図である。
図1に示すように、入力装置100は、固定部材110と、この固定部材110に対して可動可能に配設された可動部材120と、この可動部材120を図示しない指等の押圧操作によって生じる容量変化を電気的に生成する制御部130とを含んでいる。入力装置100は、固定部材110に対して相対的に可動部材120が押されたことを、静電容量の変化に基づいて検出する押ボタン式入力装置である。このように静電容量を利用するので、機械式に比べて、押ボタンの小さな移動量を検出しやすい。
以下の説明において、可動部材120が移動する方向をz方向として規定する。z方向は、互いに反対を向くz1方向とz2方向とにより構成される。可動部材120は、外部から操作体に押圧されてz2方向に移動し、操作体からの力が解除されるとz1方向に弾性的に復帰する。z方向は、説明の便宜上規定されるのであり、実際の設置方向を限定しない。
(固定部材)
図2に示すように、固定部材110は、基板151と、この基板151に取付けられた案内部152とを含む。基板151は、絶縁性の複数の板状の層からなる回路基板であり、z1方向を臨む上面153aと、z2方向を臨む下面153bを互いに対向してもつ。上面153a、下面153bは、それぞれz方向に対して直交する水平面である。案内部152は、絶縁性の円筒状部材であり、基板151の上面153aからz1方向に立設されている。案内部152は、基板151の上面153aからz1方向に円柱状に延在する収容空間154を画定する。収容空間154は、z1方向に開口している。
図2に示すように、固定部材110は、さらに、基板151の上面153aに配された第1固定電極160、第2固定電極170と、これら第1固定電極160と第2固定電極170の内部側の同じ層面上に配された第1アクティブシールド181、第2アクティブシールド182と、さらに第1アクティブシールド181と第2アクティブシールド183の下側(下面153b側)の層に配された第1固定シールド183と、下面153bに配された第2固定シールド184を含む。
第1固定電極160と第1固定シールド183との間に生じる容量結合、及び、第1固定電極160と第2固定シールド184との間に生じる容量結合を抑制及び消滅させるため、第1アクティブシールド181及び第2アクティブシールド183が設けられる。ここで、アクティブシールドとは、固定電極と電気的に絶縁している(電気的に短絡していない)が、固定電極と同電圧の導電パターンをいう。
図2に示すように、第1固定電極160は、基板151上にて、円盤形状の電極パターンを構成する。図4に示すように、第1固定電極160は、収容空間154内において、基板151の上面153aに沿って配設されている。第1固定電極160は、z1方向を臨む第1固定面161をもつ。第1固定面161は、z方向に対して直交する。図3に示すように、第1固定面161は、略円形の第1外縁162をもち、第1外縁162内に延在する。第1固定電極160は、第1固定面161をz2方向に所定の厚さ延在させた形状をもつ。
図2に示すように、第2固定電極170は、基板151上にて、環形状をした電極パターンを構成する。図4に示すように、第2固定電極170は、収容空間154内において、上面153aに沿って配設されている。第2固定電極170は、第1固定電極160の中心点を同じくして、第1固定電極160の外側に延在している。第2固定電極170は、z1方向を臨む第2固定面171をもつ。第2固定面171は、z方向に対して直交する。図3に示すように、第2固定面171は、略円形の内縁172と略円形の第2外縁173とをもち、第1固定面161の外側において、内縁172と第2外縁173との間に延在する。第2固定電極170は、第2固定面171をz2方向に所定の厚さ延在させた形状をもつ。
図4に示すように、第1固定面161と第2固定面171とが略同一の平面に沿って延在する。図3に示すように、第1外縁162と内縁172と第2外縁173とは、略同一の位置に中心をもつ略円形である。第1固定面161の面積と第2固定面171の面積とが略同一である。第1固定電極160と第2固定電極170との間は、離間されているので、絶縁されている。
図2に示すように、第1アクティブシールド181は、金属製の薄板部材からなるシールドパターンであり、第1固定電極160と略同一形状に形成されている。第2アクティブシールド182は、金属製の薄板部材であり、第2固定電極170と同一形状に形成されている。第1アクティブシールド181と第2アクティブシールド182とは、いずれも、基板151内に、第1固定電極160及び第2固定電極170から離間して配設されている。図4に示すように、第1アクティブシールド181は、第1固定電極160をz2方向(上面153aから下面153bの方向)に平行移動させた位置に配設されている。第2アクティブシールド182は、第2固定電極170をz2方向に平行移動させた位置に配設されている。
図2に示すように、第1固定シールド183及び第2固定シールド184は、いずれも、金属製の薄板部材であり、z方向に直交する平面に沿って延在する。図4に示すように、第1固定シールド183は、基板151内において、第1アクティブシールド181及び第2アクティブシールド182から、z2方向に離間して配設されている。第2固定シールド184は、基板151内において、第1アクティブシールド181から離間して配設されている。z2方向にみたとき、第1固定シールド183及び第2固定シールド184の外縁は、図3に示す第2外縁173に重なる。
なお、本実施形態において、第1固定電極160と第2固定電極170とのいずれか一方がGND(グランド)電極になる。第2固定電極170がGND電極となった場合、第1固定電極160が固定電極として容量検出する機能を有する。第2固定電極170の下層にある第2アクティブシールド182は、アクティブシールドでなく固定シールドであっても良い。
(可動部材)
図2に示すように、可動部材120は、押ボタン121と可動電極122とを含む。押ボタン121は、絶縁性の円柱状部材である。押ボタン121は、図4に示すように、収容空間154内で案内部152の内面に沿ってz方向に摺動可能に配設されている。押ボタン121は、z2方向を臨む下面123をもつ。下面123は、z方向に対して直交する。
図2に示すように、可動電極122は、金属製の薄板部材であり、円盤形状をした電極パターンを構成する。図4に示すように、可動電極122は、収容空間154内において、押ボタン121の下面123に沿って配設されている。可動電極122は、z2方向を臨む可動面124をもつ。可動面124は、z方向に対して直交する。可動面124は、略円形である。z2方向にみたとき、可動面124の外縁は、図3に示す第2外縁173に重なる。可動電極122は、可動面124をz1方向に所定の厚さ延在させた形状をもつ。
可動電極122は、第1固定電極160と第2固定電極170とに対してz方向に対向配置されている。可動面124と、第1固定面161及び第2固定面171とは、離間して平行に配設されている。可動電極122と第1固定電極160とのz方向の距離は、可動電極122と第2固定電極170とのz方向の距離に等しく、以下、電極間距離と称する。可動面124は、第1固定面161と第2固定面171との全体に対向配置されている。第1固定面161と可動面124との対向方向は、第1固定面161及び可動面124に直交する方向であり、z方向に等しい。第2固定面171と可動面124との対向方向は、第2固定面171に可動面124に直交する方向であり、z方向に等しい。
(支持部材)
図2に示すように、支持部材140は、弾性をもつ円柱形状の絶縁部材である。図4に示すように、支持部材140は、第1固定電極160と可動電極122との間、及び第2固定電極170と可動電極122との間に配設されている。支持部材140は、可動部材120を固定部材110に対してz方向に沿って相対的に移動可能に支持する。言い換えると、図4に示すように、固定部材110に対する可動部材120の相対的な移動方向は、第1固定面161と可動面124との対向方向(z方向)であり、第2固定面171と可動面124との対向方向(z方向)でもある。
(電気的な接続)
図5は、入力装置100の電気的な接続を示すブロック図である。第1固定電極160と可動電極122とが、第1キャパシタ191を形成している。第2固定電極170と可動電極122とが、第2キャパシタ192を形成している。第1キャパシタ191の静電容量は、製造時に、電極間距離、第1固定電極160と可動電極122との対向面積、及び支持部材140の誘電率を適宜選択することにより決定される。第2キャパシタ192の静電容量は、製造時に、第2固定電極170と可動電極122との距離、第2固定電極170と可動電極122との対向面積、及び支持部材140の誘電率を適宜選択することにより決定される。本実施形態では、第1キャパシタ191の静電容量と第2キャパシタ192の静電容量とが、同一である。
制御部130は、信号生成部131とシールド制御部132とを含む。
信号生成部131は、第1固定電極160と第2固定電極170とに電気的に接続されている。信号生成部131は、第1固定電極160と第2固定電極170とからの入力に基づいて、第1固定電極160と第2固定電極170との間に直列接続された第1キャパシタ191と第2キャパシタ192との合計の静電容量の変化に対応した信号を生成する。信号生成部131は、例えば、静電容量式のタッチセンサで静電容量を検出する回路と同様の構成により実現される。本実施形態では、第2固定電極170がグランドに接続される。他の例において、第1固定電極160がグランドに接続されてもよい。
シールド制御部132は、第1固定電極160、第2固定電極170、第1アクティブシールド181、及び第2アクティブシールド182に電気的に接続されている。シールド制御部132は、第1固定電極160と第1アクティブシールド181とが略同電圧となるように、第1アクティブシールド181に電圧を印加する。シールド制御部132は、第2固定電極170と第2アクティブシールド182とが略同電圧となるように、第2アクティブシールド182に電圧を印加する。その結果、第1キャパシタ191及び第2キャパシタ192に対して、外部からノイズが入りにくい。シールド制御部132は、例えば、ボルテージフォロア回路により実現される。なお、第2固定電極170がグランドに接続されているので、第2アクティブシールド182は、シールド制御部132により能動的に変化させずに、グランドに接続されてもよい。
図4に示す第1固定シールド183及び第2固定シールド184は、グランドに接続されている。その結果、第1キャパシタ191及び第2キャパシタ192に対して、外部からノイズが入りにくい。
制御部130から第1固定電極160、第2固定電極170、第1アクティブシールド181、及び第2アクティブシールド182までの配線は、基板151内に適宜形成される。制御部130は、配線によって可動電極122に接続されていない。
(動作)
図4に示すように、押ボタン121に指等の外部からの力が印加されていない場合、支持部材140の弾性力によって、電極間距離が所定の距離に保たれている。押ボタン121に外部からz2方向の力が印加されると、支持部材140が変形することにより、電極間距離が小さくなる。押ボタン121に印加される力が解除されると、支持部材140が弾性的に復帰することにより、電極間距離が所定の距離に戻る。押ボタン121の移動距離は、例えば、0.1mm〜0.2mm程度である。
電極間距離が変わると、図5に示す第1キャパシタ191及び第2キャパシタ192の両方の静電容量が変化する。信号生成部131は、第1キャパシタ191及び第2キャパシタ192の合計の静電容量の変化に対応した信号を出力する。信号生成部131は、合計の静電容量の大きさに比例した信号を出力してもよく、合計の静電容量に応じて段階的に異なる信号を出力してもよく、押ボタン121が押されたか押されていないかの2値信号を出力してもよい。信号生成部131は、外部回路に出力されて、例えば、車の制御に使用される。
(まとめ)
本実施形態によれば、信号生成部131と可動電極122との間の配線が必要ないので、可動電極122の動きに対応した信号を、省スペースかつ簡単な構成で生成できる。さらに、信号生成部131と可動電極122との間の配線によるノイズがないので、可動電極122の動きを正確に検知して信号を生成できる。さらに、可動電極122を第1固定電極160及び第2固定電極170に向けて所定方向に動かす構成なので、可動電極122の動きに対応した信号を省スペースで生成できる。
本実施形態によれば、第1固定面161と第2固定面171とのいずれかを円形以外にする場合に比べて、外部からのノイズの影響をうけにくい。例えば、第1固定面161と第2固定面171との何れかが多角形である場合、多角形の対角線部分がアンテナとなって外部からの影響を受けやすい。第1固定面161及び第2固定面171を多角形とするよりも円形にしたほうが、必ずアンテナが短くなるためノイズの影響を受けにくい。このように本構成によれば、第1固定面161及び第2固定面171に角となる部分がないので外部からのノイズの影響を受けにくい。
本実施形態によれば、第1固定面161の面積と第2固定面171の面積とが略同一であるので、第1キャパシタ191の静電容量と第2キャパシタ192の静電容量とが略同一となり、面積が異なる場合に比べてノイズが少ない。
本実施形態によれば、可動面124を円形以外にする場合に比べて、外部からのノイズの影響をうけにくい。例えば、可動面124が多角形である場合、多角形の対角線部分がアンテナとなって外部からの影響を受けやすい。本構成によれば、可動面124を多角形とするよりも円形にしたほうが、必ずアンテナが短くなるためノイズの影響を受けにくい。このように可動面124に角となる部分がないので外部からのノイズの影響を受けにくい。
本実施形態によれば、弾性をもつ絶縁部材である支持部材140を、第1固定電極160と可動電極122との間に配設するので、他の位置に支持部材140を配設する場合に比べて、省スペース化することができる。さらに、製造時に第1固定電極160と可動電極122との間の支持部材140を選択することにより、第1固定電極160と可動電極122との間の静電容量を適切に調節することができる。従って、可動電極122の動きに対応した信号を省スペースで正確に生成できる。
本実施形態によれば、弾性をもつ絶縁部材である支持部材140を、第2固定電極170と可動電極122との間に配設するので、他の位置に支持部材140を配設する場合に比べて、省スペース化することができる。さらに、製造時に第2固定電極170と可動電極122との間の支持部材140を選択することにより、第2固定電極170と可動電極122との間の静電容量を適切に調節することができる。従って、可動電極122の動きに対応した信号を省スペースで正確に生成できる。
なお、他の例において、支持部材140は、第1固定電極160と可動電極122との間に存在し、かつ、第2固定電極170と可動電極122との間に存在しなくてもよい。支持部材140は、第1固定電極160と可動電極122との間に存在せず、かつ、第2固定電極170と可動電極122との間に存在してもよい。第1固定電極160と可動電極122との間の支持部材140は、第1固定電極160と可動電極122との間の一部に存在してもよい。第2固定電極170と可動電極122との間の支持部材140は、第2固定電極170と可動電極122との間の一部に存在してもよい。
また、基板151の同一面に配された、第1固定電極160とGND電極(第2固定電極)170とを含む固定部材110と、基板151と所定の間隔を設けて対向配置され、基板151に接離可能な可動電極122を含む可動部材120と、第1固定電極160とGND電極170とに電気的に接続された制御部130と、を備え、第1固定電極160と可動電極122とが第1キャパシタ191(静電容量C1)を形成し、可動電極122とGND電極170とが第2キャパシタ192(静電容量C2)を形成し、制御部130が、第1固定電極160から検出のための入力信号に基づいて、第1固定電極160とGND電極170との間に直列接続された第1キャパシタ191の静電容量C1と第2キャパシタ192の静電容量C2との合成した静電容量(C=(C1*C2)/(C1+C2)の変化に対応した信号を生成する信号生成部131を含んでいる。このように2つに静電容量を分けたことにより、オープン電極としての可動電極122がレンジとしての電圧のなまり(電圧波形のシャープさ)となるゲインエラーを改善することができ、検出精度を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の入力装置について説明する。図6は、本実施形態の入力装置200の断面図である。図6の断面は、第1実施形態における図4の断面に対応する。以下、第1実施形態の入力装置100(図4)と本実施形態の入力装置200との相違点を中心に説明する。図1〜図5の第1実施形態の入力装置100では、各構成要素の百の位が1で表されており、図6の第2実施形態の入力装置200では、各構成要素の百の位が2で表されている。百の位のみが異なる構成要素は、それぞれ、同様の構成要素を表す。
本実施形態の支持部材240は、第1実施形態の支持部材140と異なる位置に配設されている。支持部材240は、収容空間254において、可動電極222、第1固定電極260、及び第2固定電極270に接触しない。支持部材240は、収容空間254において、可動電極222、第1固定電極260、及び第2固定電極270の周囲に環状に配設されている。支持部材240は、押ボタン221と基板251とに直接接触しており、押ボタン221が押されたときに弾性的に変形する。
本実施形態によれば、支持部材240の配設位置による効果を除いて、第1実施形態と同様の効果が得られる。可動電極222、第1固定電極260、及び第2固定電極270により規定される静電容量をどのような値に設定するか、収容空間254に本実施形態の支持部材240を配設する位置があるかなどの要因に応じて、第1実施形態の支持部材140の位置、本実施形態の支持部材240の位置、または他の位置を選択して、支持部材240を配設することができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
本発明は、可動部材と固定部材との距離の変化を、静電容量の変化から検出する押ボタン式の入力装置に適用可能である。入力装置は、例えば、車、電車、航空機、船舶、無人機、宇宙船などの操作パネルに使用できる。
100、200…入力装置
110、210…固定部材
120、220…可動部材
121、221…押ボタン
122、222…可動電極
123、223…下面
124、224…可動面
130…制御部
131…信号生成部
132…シールド制御部
140、240…支持部材
151、251…基板
152、252…案内部
153a、253a…上面
153b、253b…上面
154、254…収容空間
160、260…第1固定電極
161、261…第1固定面
162…第1外縁
170、270…第2固定電極
171、271…第2固定面
172…内縁
173…第2外縁
181、281…第1アクティブシールド
182、282…第2アクティブシールド
183、283…第1固定シールド
184、284…第2固定シールド
191…第1キャパシタ
192…第2キャパシタ

Claims (8)

  1. 第1固定電極と第2固定電極とを含む固定部材と、
    前記第1固定電極と前記第2固定電極とに対向する可動電極を含む可動部材と、
    前記可動部材を前記固定部材に対して相対的に移動可能に支持する支持部材と、
    前記第1固定電極と前記第2固定電極とに電気的に接続された制御部と、
    を備え、
    前記第1固定電極と前記可動電極とが第1キャパシタを形成し、
    前記第2固定電極と前記可動電極とが第2キャパシタを形成し、
    前記制御部が、前記第1固定電極と前記第2固定電極とからの入力に基づいて、前記第1固定電極と前記第2固定電極との間に直列接続された前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとの静電容量の変化に対応した信号を生成する信号生成部を含む、
    入力装置。
  2. 前記可動電極が、前記第1固定電極と前記第2固定電極とに対して所定方向に対向配置されており、
    前記支持部材が、前記可動部材を前記固定部材に対して前記所定方向に沿って相対的に移動可能に支持する、
    請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第1固定電極が、前記可動電極に対向配置された第1固定面をもち、
    前記第2固定電極が、前記可動電極に対向配置された第2固定面をもち、
    前記第1固定面と前記第2固定面とが略同一の平面に沿って延在し、
    前記第1固定面が、第1外縁をもち、
    前記第2固定面が、内縁と第2外縁とをもち、
    前記第2固定面が、前記第1外縁の外側において前記内縁と前記第2外縁との間に延在し、
    前記第1外縁と前記内縁と前記第2外縁とが、略同一の位置に中心をもつ略円形である、
    請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記第1固定面の面積と前記第2固定面の面積とが略同一であり、
    前記可動電極が、前記第1固定面と前記第2固定面との全体に対向配置されている、
    請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記可動電極が、前記第1固定面と前記第2固定面との全体に対向配置された略円形の可動面をもつ、
    請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の入力装置。
  6. 前記支持部材が、弾性をもつ絶縁部材であり、
    前記支持部材が、前記第1固定電極と前記可動電極との間に配設されている、
    請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の入力装置。
  7. 前記支持部材が、弾性をもつ絶縁部材であり、
    前記支持部材が、前記第2固定電極と前記可動電極との間に配設されている、
    請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記載の入力装置。
  8. 基板の同一面に配された、固定電極とGND電極とを含む固定部材と、
    前記基板と所定の間隔を設けて対向配置され、前記基板に接離可能な可動電極を含む可動部材と、
    前記固定電極と前記GND電極とに電気的に接続された制御部と、
    を備え、
    前記固定電極と前記可動電極とが第1キャパシタを形成し、
    前記可動電極と前記GND電極とが第2キャパシタを形成し、
    前記制御部が、前記固定電極からの入力に基づいて、前記固定電極と前記GND電極との間に直列接続された前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとの静電容量の変化に対応した信号を生成する信号生成部を含む、
    入力装置。
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