JP2017187836A - 自動取引装置、故障通知方法および故障通知プログラム - Google Patents

自動取引装置、故障通知方法および故障通知プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】迅速に故障の発生を把握可能にする。
【解決手段】自動取引装置1は、第1制御部2と第2制御部3とを備える。第1制御部2は、監視先4との間で監視情報2aのやり取りを行う。第2制御部3は、第1制御部2とは独立して動作する。すなわち、第2制御部3は、第1制御部2が故障(動作に支障をきたす異常が発生)した場合でも、第1制御部2の故障の影響を受けずに動作する。第2制御部3は、第1制御部2で発生した故障に対するメモリダンプ処理が行われる際に(たとえば、メモリダンプ処理が開始すると)、監視先4に故障が発生したことを通知する。これにより自動取引装置1は、第1制御部2が故障により監視情報2aのやり取りを監視先4との間でできなくなっている場合であっても、再度、監視情報2aを通知できるようになる前に自動取引装置1(第1制御部2)に故障が発生したことを通知できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、迅速に故障の発生を把握可能にする自動取引装置、故障通知方法および故障通知プログラムに関する。
金融機関の店舗やコンビニなどに配置された、利用者から取引の操作を受け付けて、取引に係るキャッシュカードや現金などの媒体を排出する自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)は、遠隔地の監視センタによって監視されている。
監視センタでは、監視サーバにより自動取引装置とデータのやり取りを行うことで、自動取引装置の状況を把握して、発生したエラーへの対応や、稼働状態の監視等を行っている。したがって、自動取引装置が故障(異常停止、制御不能、システムダウンまたはフリーズとも言う)により、監視サーバとデータのやり取りを行うことができなくなると、監視センタ側では、自動取引装置の状況を把握できなくなっていた。
自動取引装置は、故障した場合、原因を特定するためにメモリダンプ処理により取得したメモリの内容を記憶装置に格納した後に、リブート等を行うことで自発的に故障状態から復旧することが行なわれている(たとえば、特許文献1参照)。このように自動取引装置が故障状態から復旧すると、監視サーバと自動取引装置とのデータのやり取りが再開され、監視センタでは、再度、自動取引装置の状況を把握できるようになる。
特開平5−94324号公報
しかしながら、メモリダンプ処理には時間がかかり故障状態から復旧し、データのやり取りを再開できるようになるまで、時間がかかる場合があった。その結果、監視センタでは、長時間の間(故障が発生してからリブートしデータのやり取りが再開できるようになるまでの間)、自動取引装置の状況を把握できず、対応が遅れる場合があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、迅速に故障の発生を把握可能にする自動取引装置、故障通知方法および故障通知プログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、監視先から監視されている、所定の処理を実行する自動取引装置を提供する。自動取引装置は、第1制御部と第2制御部とを備える。第1制御部は、監視先との間で、監視に用いられる監視情報のやり取りを行う。第2制御部は、第1制御部とは独立して動作し、第1制御部で発生した故障に対するメモリダンプ処理が行われる際に、監視先に故障が発生したことを通知する。
また、上記課題を解決するために、第1プロセッサと、第1プロセッサとは独立して動作する第2プロセッサとを備え、監視先から監視されている、所定の処理を実行するコンピュータの故障通知方法を提供する。故障通知方法では、第1プロセッサが、監視先との間で、監視に用いられる監視情報をやり取りし、第2プロセッサが、第1プロセッサで発生した故障に対するメモリダンプ処理が行われる際に、監視先に故障が発生したことを通知する、処理を実行する。
また、上記課題を解決するために、第1プロセッサと、第1プロセッサとは独立して動作する第2プロセッサとを備え、監視先から監視されている、所定の処理を実行するコンピュータの故障通知プログラムを提供する。故障通知プログラムでは、第2プロセッサに、監視先との間で、監視に用いられる監視情報のやり取りを行う第1プロセッサで発生した故障に対するメモリダンプ処理が行われる際に、監視先に故障が発生したことを通知する、処理を実行させる。
本発明の自動取引装置、故障通知方法および故障通知プログラムによれば、迅速に故障の発生を把握可能にできる。
第一実施形態における自動取引装置の構成を示す図である。 第二実施形態における自動取引システムの概要を示す図である。 第二実施形態における自動取引装置のハードウェア構成を示す図である。 第二実施形態における自動取引装置の機能ブロックを示す図である。 第二実施形態におけるメイン制御部の故障からの復旧の流れを示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、第一実施形態の概要について図1を用いて説明する。図1は、第一実施形態における自動取引装置の構成を示す図である。図1(a)は、第1制御部2に故障が発生していない場合の自動取引装置の一例を示す図である。図1(b)は、第1制御部2に故障が発生した場合の自動取引装置の一例を示す図である。
自動取引装置1は、金融機関の店舗やコンビニなど多種多様な場所に配置される。自動取引装置1は、所定の処理(取引処理)を実行する。所定の処理としては、たとえば、入金取引、出金取引および振込取引などがある。自動取引装置1は、監視先4によって監視されている。自動取引装置1は、第1制御部2と第2制御部3とを備える。
第1制御部2は、図1(a)に示すように監視先4との間で監視情報2aのやり取りを行う(監視先4に監視情報2aを通知する)。監視情報2aは、自動取引装置1の監視に用いられる情報(状況の把握に用いられる情報)であり、たとえば、所定の処理の実行状況を示す情報や、自動取引装置100で発生したエラーを示すエラーコード(エラーの内容、種類、原因などを示す情報)である。監視先4は、監視情報2aによって自動取引装置1の状況を把握する。
第2制御部3は、第1制御部2とは独立して動作する。すなわち、第2制御部3は、第1制御部2が故障(動作に支障をきたす異常が発生)した場合でも、第1制御部2の故障の影響を受けずに動作する。たとえば、第2制御部3は、第1制御部2のOS(Operating System)とは異なる(独立した)OSで動作している。
第2制御部3は、第1制御部2で発生した故障に対するメモリダンプ処理が行われる際に(たとえば、メモリダンプ処理が開始すると)、監視先4に故障が発生したことを通知する。メモリダンプ処理は、第1制御部2が故障すると、正常な状態への復旧に先立って(正常な状態への復旧の前準備時として)行われる。
メモリダンプ処理は、たとえば、正常な状態へ復旧する際に行われる一連の処理のうち最初に行われる。メモリダンプ処理は、たとえば、第1制御部2によって行われる。なお、第2制御部3がメモリダンプ処理を行ってもよい。
メモリダンプ処理は、故障の原因となったエラーの内容、種類、原因などを特定するために、メモリの内容を記憶装置に格納する処理である。故障の原因となったエラーの内容、種類、原因などは、メモリダンプ処理終了後、リブート(再起動、初期化、または異常解消処理とも言う)により故障が解消された後に(正常な状態に復旧された後に)、記憶装置に格納した情報を解析することにより特定される。
ところで、第1制御部2は、故障した場合、その故障により監視先4との間で監視情報2aをやり取りできなくなることがある。この場合、第1制御部2は、メモリダンプ処理終了後に、故障が解消されるまでの間、監視情報2aのやり取りをすることができない。
すなわち、監視先4は、第1制御部2の故障に対するメモリダンプ処理が終了し、第1制御部2で発生した故障が解消され、再度、第1制御部2との間で監視情報2aのやり取りができるようになるまでの間、監視情報2aを用いた自動取引装置1の監視(状況の把握)ができなくなる。その結果、監視先4は、第1制御部2の故障により所定の処理が実行不可能な状況であるにもかかわらず、正常に所定の処理が行われていると認識し続け、その結果、対応を取るのが遅れる場合があった。
そこで、図1(b)に示すように自動取引装置1は、メモリダンプ処理が行われる際に、第1制御部2と独立して動作し、第1制御部2の故障の影響を受けない第2制御部3により、自動取引装置1(第1制御部2)に故障が発生したことを監視先4に対して通知する。
これにより自動取引装置1は、第1制御部2が故障により監視情報2aのやり取りを監視先4との間でできなくなっている場合であっても、再度、監視情報2aを通知できるようになる前に自動取引装置1(第1制御部2)に故障が発生したことを通知できる。
特に、自動取引装置1は、正常な状態への復旧に先立って行われるメモリダンプ処理が行われる際に、自動取引装置1(第1制御部2)に故障が発生したことを通知するため、後に行われる処理等に時間を要する場合であっても、迅速に通知できる。
このように、自動取引装置1は、迅速に自動取引装置1(第1制御部2)に故障が発生したことを通知(把握可能に)することで、監視先4が自動取引装置1を操作していた利用者等に対して速やかに対応することを可能にし、利用者の不安を緩和させることができる。これにより、自動取引装置1は、利用者の満足度の低下を抑止することができる。
[第二実施形態]
次に第二実施形態として、第一実施形態の自動取引装置(ATM)についてより具体的に説明する。図2は、第二実施形態における自動取引システムの概要を示す図である。
自動取引システム10は、自動取引装置100と、自動取引装置100とネットワーク300aを介して接続する監視端末200aと、自動取引装置100と公衆通信網(電話回線)300bを介して接続する通話端末200bと、を備える。
自動取引装置100は、利用者操作部101と、カード/レシート部102aと、紙幣入出金部103aと、テンキー入力部104aと、通話部105aと、音声出力部106aと、を有する。
利用者操作部101は、ディスプレイとタッチパネルを有し、自動取引装置100における取引操作の案内と、指示の受け付けとを行う。カード/レシート部102aは、キャッシュカードやクレジットカード等のカードを用いる取引において、カードの取り込みと排出とを行う。また、カード/レシート部102aは、取引終了時に発行するレシートを排出する。紙幣入出金部103aでは、入金および出金取引の際に、紙幣の受け渡しを処理する。テンキー入力部104aは、数字等を入力するキーを備え、利用者操作部101のタッチパネルと協働して利用者の指示を受け付ける。
通話部(受話器)105aは、自動取引装置100を操作する利用者が、自動取引装置100を監視する監視センタ200に待機している監視員(オペレータ)と会話(連絡)するために用いられる。通話部105aは、送話口と、受話口を備え、受話口から利用者に対して音を出力し、送話口から利用者の音の入力を受け付ける。
音声出力部(スピーカー)106aは、自動取引装置100の周辺に位置する利用者に対して案内音声を出力する。
監視端末200aは、自動取引装置100の監視を行う監視センタ200に配置された端末である。監視端末200aは、自動取引装置100とネットワーク300aを介して情報(監視情報)のやり取りを行うことで、自動取引装置100を監視する。
通話端末200bは、自動取引装置100の監視を行う監視センタ200に配置された端末である。通話端末200bは、監視センタ200の監視員が自動取引装置100を操作する利用者と会話(連絡)するために用いられる。通話端末200bは、自動取引装置100からの着信の受け付けと、自動取引装置100に対する発信を行う。
次に自動取引装置100のハードウェア構成について説明する。図3は、第二実施形態における自動取引装置のハードウェア構成を示す図である。
自動取引装置100は、メイン制御部110と、サブ制御部120と、ディスプレイ101aと、タッチパネル101bと、カード/レシート処理ユニット102と、紙幣処理ユニット103と、テンキーユニット104と、通話処理ユニット(オートホンユニット)105と、音声出力処理ユニット106と、を有する。
メイン制御部110は、自動取引装置100のメイン処理(取引処理)を行う。メイン処理は、監視端末200aからの監視の対象となる処理である。メイン制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、HDD(Hard Disk Drive)113、外部通信インタフェース114、表示処理ユニット115、キー処理ユニット116およびI/O(Input Output)制御部117を有し、各々がバス118を介して接続されている。なお、メイン制御部110は、第1制御部の一例でもある。
CPU111は、自動取引装置100で行われるメイン処理を制御する。RAM112には、CPU111に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM112には、CPU111による処理に必要な各種データが格納される。
HDD113には、CPU111に実行させるOSやアプリケーションプログラムを格納する。外部通信インタフェース114は、外部のネットワーク300aに接続され、監視端末200aとの間でデータの送受信を行う。
表示処理ユニット115には、ディスプレイ101aが接続される。ディスプレイ101aは、タッチパネル101bとともに利用者操作部101を構成する。表示処理ユニット115は、CPU111の制御の下に、操作案内等の各種情報をディスプレイ101aの画面に表示させる。
キー処理ユニット116には、タッチパネル101bが接続される。タッチパネル101bは、ディスプレイ101aの上層に形成される。キー処理ユニット116は、利用者の指がタッチパネル101bに接触あるいは接近した画面上の位置を検出し、CPU111に通知する。
I/O制御部117には、カード/レシート処理ユニット102、紙幣処理ユニット103、テンキーユニット104およびサブ制御部120が接続される。I/O制御部117は、CPU111の制御の下に、接続する各部にCPU111からの指示を通知するとともに、各部から取得した情報をバス118経由でCPU111に送る。
カード/レシート処理ユニット102は、カード/レシート部102aを有し、カード/レシート部102aからのカードの取り込みと排出およびカード/レシート部102aからのレシートの排出を制御する。
紙幣処理ユニット103は、紙幣入出金部103aと搬送機構と紙幣収納部とを有し、CPU111の指示に従って紙幣の入出金と、紙幣入出金部103aの前面のシャッターの開閉とを制御する。紙幣入出金部103aから入金された(取り込まれた)紙幣は、搬送機構により搬送されて紙幣収納部に格納される。紙幣入出金部103aから出金(排出)する紙幣は、搬送機構により紙幣収納部から取り出され、紙幣入出金部103aへ搬送される。
テンキーユニット104は、テンキー入力部104aを有し、利用者が押下したテンキーの情報をCPU111に送る。
サブ制御部120は、自動取引装置100で行われるメイン処理の良好な実施をサポートするサブ処理(メイン制御部110の生死確認、およびメイン制御部110が故障した場合の復旧)を行う。サブ制御部120は、CPU121、RAM122、HDD123、電源制御ユニット124、I/O制御部125を有し、各々がバス126を介して接続されている。なお、サブ制御部120は、第2制御部の一例でもある。
CPU121は、自動取引装置100で行われるサブ処理を制御する。RAM122には、CPU121に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM122には、CPU121による処理に必要な各種データが格納される。
HDD123には、CPU121に実行させるOSやアプリケーションプログラムを格納する。このようにサブ制御部120は、メイン制御部110のCPU111と異なるCPU121で、HDD123に格納されたメイン制御部110のOSやアプリケーションプログラムとは異なるOSやアプリケーションプログラムを実行する。これによりサブ制御部120は、メイン制御部110が故障した場合でも動作する(メイン制御部110とは独立して動作する)。
なお、HDD123は、これに限定されるものではなく、フラッシュ型の半導体メモリやその他の記憶装置(媒体)であってもよい。また、一部のプログラムや情報をROM(Read Only Memory)にもたせてもよい。
電源制御ユニット124は、自動取引装置100への電源の供給を制御する。たとえば、電源制御ユニット124は、CPU121の指示に従ってメイン制御部110への電源の供給を制御する。
I/O制御部125には、通話処理ユニット105、音声出力処理ユニット106およびメイン制御部110が接続される。I/O制御部125は、CPU121の制御の下に、接続する各部にCPU121からの指示を通知するとともに、各部から取得した情報をバス126経由でCPU121に送る。
通話処理ユニット105は、通話部105aを有するとともに、公衆通信網300bに接続される。通話処理ユニット105は、通話部105aの取り上げ(フックアップ)を検出した場合に、HDD123またはユニット内の記憶装置に格納されている通話先(通話端末200b)へ発信を行い、通話先との通話を開始する。
また、通話処理ユニット105は、メイン制御部110の故障時のメモリダンプ処理が行われる際に、HDD123またはユニット内の記憶装置に格納されている通話先(通話端末200b)への発信を行い、通話先に予め記憶している音声情報を通知する。
また、通話処理ユニット105は、通話端末200bから着信を受け付けると、呼び出し音を出力し、通話部105aが取り上げられると通話を開始する。
音声出力処理ユニット106は、音声出力部106aを有し、CPU121からの指示に従って、予め記憶している音声情報を、音声出力部106aに出力させる。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、上記の構成は一例であり、自動取引装置100の構成部の組み合わせは適宜決定される。上記構成のうち必要のないものを削除するとしてもよいし、例えば、手のひら静脈や指静脈等の生体認証部や非接触IC(Integrated Circuit)に対応する非接触IC部、硬貨処理ユニット等を加えることもできる。
次に、メイン制御部110およびサブ制御部120が備える機能について図4を用いて説明する。図4は、第二実施形態における自動取引装置の機能ブロックを示す図である。
メイン制御部110は、取引処理部1100と、取得部1101と、通知部1102と、メモリダンプ実行部1103と、記憶部1104と、起動処理部1105とを備える。
取引処理部1100は、自動取引装置100で行われる各種取引(出金取引、入金取引および振込取引等)に関する処理を行う。
取得部1101は、監視端末200aに通知する、自動取引装置100の監視に用いられる情報(監視情報)を取得する。具体的には、取得部1101は、自動取引装置100で行われる各種処理の実行状況や、自動取引装置100で発生したエラーを示す情報を取得する。
たとえば、取得部1101は、取引処理部1100を監視して取引処理の実行状況や、取引処理中に発生したエラーを示す情報を取得する。また、取得部1101は、サブ制御部120を監視してサブ制御部120で発生したエラーを示す情報を取得する。
また、取得部1101は、メイン制御部110が故障から復旧すると、記憶部1104に格納されたメモリダンプ情報を解析して、メイン制御部110の故障の原因となったエラーを示す情報を取得する。メモリダンプ情報は、故障時にメモリダンプ処理によって取得された故障の原因となったエラーの特定に用いられる情報であり、たとえば、故障時にメモリ(RAM112)上に展開されていたデータである。
通知部1102は、取得部1101が取得した情報(監視情報)を、ネットワーク300aを介して監視端末200aに通知する。
メモリダンプ実行部1103は、指示部1201からの指示に基づいて、メモリダンプ処理(メモリの内容の一部または全部を取得する処理)を実行して、メモリダンプ情報を取得し、記憶部1104に格納する。記憶部1104は、メモリダンプ実行部1103がメモリダンプ処理によって取得したメモリダンプ情報を格納する。
起動処理部1105は、メイン制御部110の起動時の初期処理(たとえば、HDD113に格納されたOSの起動)を行う。
サブ制御部120は、監視部1200と、指示部1201と、記憶部1202と、通知部1203と、検知部1204と、復旧部1205とを備える。
監視部1200は、メイン制御部110を監視して、メイン制御部110における故障の発生を検知する。たとえば、監視部1200は、所定の間隔(たとえば、1分間隔)でメイン制御部110に対して生死確認(たとえば、Pingの送信)を行うことで、メイン制御部110において故障が発生したことを検知する。
指示部1201は、監視部1200が故障の発生を検知すると、メモリダンプ実行部1103に、メモリダンプ処理の実行指示を行う。
記憶部1202は、メイン制御部110(自動取引装置100)に故障が発生した場合に通知部1203が通知する音声情報を格納する。記憶部1202は、音声出力処理ユニット106を用いて利用者に対して通知する利用者用音声情報(案内音声)と、通話処理ユニット105を用いて監視員(通話端末200b)に対して通知する監視員用音声情報(案内音声)とを格納する。
たとえば、記憶部1202は、利用者用音声情報として、利用者に自動取引装置100の現在の状況(故障が発生したこと)を認識させて、利用者を誘導する内容の音声情報を格納する。また、記憶部1202は、監視員用音声情報として、自動取引装置100の現在の状況(故障が発生したこと)を認識させて、故障が発生した自動取引装置100への対応を監視員に促す内容の音声情報を格納する。
通知部1203は、メモリダンプ処理が行われる際に(たとえば、メモリダンプ処理の開始と同時に)、通話処理ユニット105を用いて通話端末200bの操作者(監視員)に、記憶部1202に格納された監視員用音声情報と合せて通話処理を行う。
また、通知部1203は、メモリダンプ処理が行われる際に(たとえば、メモリダンプ処理の開始と同時に)、音声出力処理ユニット106を用いて自動取引装置100の周辺に位置する利用者に、監視センタから自動取引装置100のスピーカへ呼びかけを行うことにより装置の状態を通知する。
検知部1204は、メモリダンプ実行部1103を監視して、メモリダンプ実行部1103がメモリダンプ処理を実行し終えたことを検知する。復旧部1205は、復旧に先立って行われるメモリダンプ処理が終了した場合に、メイン制御部110を故障状態から復旧(正常な状態に復旧)させる処理を行う。具体的には、復旧部1205は、電源制御ユニット124にメイン制御部110への電源の供給を一旦中止させた後に、再度、メイン制御部110への電源の供給を開始させることにより、強制的に再起動させて、メイン制御部110を故障状態から復旧させる。
以上が、メイン制御部110とサブ制御部120が備える機能である。次に、具体的に、メイン制御部110に故障が発生した場合のメイン制御部110とサブ制御部120の動作について図5を用いて説明する。図5は、第二実施形態におけるメイン制御部の故障からの復旧の流れを示すシーケンス図である。
[シーケンスST1]監視部1200は、メイン制御部110を監視して、メイン制御部110で発生した故障を検知する。監視部1200は、メイン制御部110に対して、所定の間隔で生死確認を行うことで、メイン制御部110で発生した故障を検知する。
[シーケンスST2]指示部1201は、監視部1200がメイン制御部110で故障が発生したことを検知すると、メイン制御部110のメモリダンプ実行部1103に、メモリダンプ処理の実行指示を行う。
[シーケンスST3]通知部1203は、指示部1201がメモリダンプ処理の実行指示を行う(シーケンスST2)と、音声出力処理ユニット106を用いて自動取引装置100の周辺に位置する利用者に対して、記憶部1202に格納された利用者用音声情報を通知する。自動取引装置100は、利用者用音声情報により、利用者に自動取引装置100の現在の状況(故障が発生したこと)を認識させて、利用者を誘導することで、利用者の不安を緩和する。
[シーケンスST4]通知部1203は、指示部1201がメモリダンプ処理の実行指示を行う(シーケンスST2)と、通話処理ユニット105を用いて通話端末200bの操作者(監視員)に、記憶部1202に格納された監視員用音声情報を通知する。自動取引装置100は、監視員用音声情報により、自動取引装置100の現在の状況(故障が発生したこと)を認識させて、故障が発生した自動取引装置100への対応を監視員に促すことで、監視員に利用者への対応を行わせる。これにより自動取引装置100は、利用者の不安を緩和する。
[シーケンスST5]メモリダンプ実行部1103は、メモリダンプ処理の実行指示(シーケンスST2)を受け付けると、メモリダンプ処理(メモリの内容の一部または全部を取得する処理)を実行してメモリダンプ情報を取得し、記憶部1104に格納する。
[シーケンスST6]検知部1204は、メモリダンプ処理の実行が終了したことを検知する。
[シーケンスST7]復旧部1205は、電源制御ユニット124を用いてメイン制御部110を再起動する。復旧部1205は、電源制御ユニット124にメイン制御部110への電源の供給を一旦中止させた後に、再度、メイン制御部110への電源の供給を開始させることにより、メイン制御部110を再起動させて故障状態から復旧させる。復旧部1205がメイン制御部110を再起動させると、メイン制御部110の状態は、故障状態から再起動状態に移行する。
[シーケンスST8]起動処理部1105は、メイン制御部110の起動時の初期処理を行う。起動処理部1105が、メイン制御部110の起動時の処理を終え、メイン制御部110の故障が解消されている場合には、メイン制御部110の状態は、再起動状態から正常稼働状態(正常な状態)に移行する。これにより、メイン制御部110は、監視端末200aとの間で情報(監視情報)のやり取りが可能になる。
[シーケンスST9]取得部1101は、メモリダンプ処理(ST5)によって記憶部1104に格納されたメモリダンプ情報を解析して、メイン制御部110の故障の原因となったエラーを示す情報を取得する。
[シーケンスST10]通知部1102は、取得部1101が取得したメイン制御部110の故障の原因となったエラーを示す情報(監視情報)を、ネットワーク300aを介して監視端末200aに通知する。これにより、自動取引装置100は、監視端末200aの操作者(監視員)に、自動取引装置100の故障の原因を把握させ、故障の原因への対応をさせる。
このような自動取引装置100によれば、正常な状態に復旧し、故障の原因が特定されるよりも前に、監視員に故障が発生したことを通知(把握可能に)することで、監視員が利用者に対して速やかに対応することを可能にし、利用者の不安を緩和できる。
特に、自動取引装置100は、メモリダンプ処理(正常な状態へ復旧する際に行われる処理のうち最初に行われる処理)が行われる際に、監視員に故障が発生したことを通知するため、一連の処理に時間を要する場合でも迅速に通知できる。
さらに、自動取引装置100は、故障が発生したことを、音声出力処理ユニット106を用いて利用者に通知するため、監視員の対応が遅れた場合でも、利用者に自動取引装置100の現在の状況を認識させ、誘導して、利用者の不安を緩和できる。
また、自動取引装置100は、監視員および利用者に故障が発生したことを、通話処理ユニット105や音声出力処理ユニット106を用いて通知するため、新たな装置構成を追加することなく、従来からある(既存の)装置構成を用いて実現できる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現することもできる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。たとえば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせてもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能である。
1 自動取引装置
2 第1制御部
2a 監視情報
3 第2制御部
4 監視先

Claims (8)

  1. 監視先から監視されている、所定の処理を実行する自動取引装置であって、
    前記監視先との間で、監視に用いられる監視情報のやり取りを行う第1制御部と、
    前記第1制御部とは独立して動作し、前記第1制御部で発生した故障に対するメモリダンプ処理が行われる際に、前記監視先に故障が発生したことを通知する第2制御部と、を備える、
    自動取引装置。
  2. 前記第2制御部は、
    前記第1制御部を監視して、前記第1制御部の故障を検知した場合に前記第1制御部に前記メモリダンプ処理を実行させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記第2制御部は、
    前記メモリダンプ処理が終了したことを検知すると、前記第1制御部を再起動させて、前記第1制御部を正常な状態に復旧させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  4. 前記第2制御部は、
    前記メモリダンプ処理が行われる際に、周辺に位置する利用者に対して故障が発生したことを通知する、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  5. 前記第2制御部は、
    前記監視先と通話するための通話ユニットを制御し、前記監視先に前記第1制御部で故障が発生したことを、前記通話ユニットを用いて通知する
    請求項1に記載の自動取引装置。
  6. 前記メモリダンプ処理は、
    前記第1制御部を正常な状態への復旧に先立って行われる処理である
    請求項1に記載の自動取引装置。
  7. 第1プロセッサと、前記第1プロセッサとは独立して動作する第2プロセッサとを備え、監視先から監視されている、所定の処理を実行するコンピュータの故障通知方法であって、
    前記第1プロセッサが
    前記監視先との間で、監視に用いられる監視情報をやり取りし、
    前記第2プロセッサが、
    前記第1プロセッサで発生した故障に対するメモリダンプ処理が行われる際に、前記監視先に故障が発生したことを通知する、
    処理を実行する故障通知方法。
  8. 第1プロセッサと、前記第1プロセッサとは独立して動作する第2プロセッサとを備え、監視先から監視されている、所定の処理を実行するコンピュータの故障通知プログラムであって、
    前記第2プロセッサに、
    前記監視先との間で、監視に用いられる監視情報のやり取りを行う前記第1プロセッサで発生した故障に対するメモリダンプ処理が行われる際に、前記監視先に故障が発生したことを通知する、
    処理を実行させる故障通知プログラム。
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