JP7164955B2 - 現金自動機 - Google Patents

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Description

本発明は、現金自動機およびその制御方法に関する。
例えばATM(Automated Teller Machine)等の現金自動機は、専用回線を介してホストコンピュータまたはATM監視サーバなどに接続されており、入金処理、出金処理、ICカードへのチャージ処理などのアプリケーションを実行する(特許文献1,2)。
特開2017-126124号公報 特開2017-084246号公報
近年では、いわゆるフィンテック(ファイナンス・テクノロジーを示す造語)などのように、IT(Information Technology)を利用したサービスが種々開発されている。そこで将来的には、現金自動機とITサービスとの連携を促進することにより、現金自動機の使い勝手を向上することが考えられる。
しかし、それらITサービスはインターネットを通じて提供されるため、もしも現金自動機をインターネットに接続できるようにすると、情報セキュリティの点で現金自動機の信頼性が低下するおそれがある。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、信頼性を維持しつつ使い勝手を向上できるようにした現金自動機およびその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う現金自動機は、第1通信経路を用いた第1コンピュータとの第1通信処理と所定の各デバイスの制御処理とを担当する第1制御部と、第1制御部とは分離して設けられており、第2通信経路を用いた第2コンピュータとの第2通信処理とユーザとの情報交換処理とを担当する第2制御部と、を備え、第1制御部と第2制御部とは、第3通信経路を介して双方向通信する。
本発明に係る現金自動機によれば、第1制御部と第2制御部とは分離して設けられているため、いずれか一方で生じた情報セキュリティ上の問題が他方に影響するのを抑制することができ、信頼性を維持することができる。そして、第2制御部と第2コンピュータとを第2通信経路で接続することにより、第2制御部は第2コンピュータの提供するサービスを利用することができる。
現金自動機の全体構成を示す機能説明図である。 現金自動機とホストコンピュータ等との接続を示す説明図である。 現金自動機のハードウェア構成図である。 現金自動機の入金処理を示すフローチャートである。 現金自動機のウイルス対策処理を示すフローチャートである。 第2実施例に係り、現金自動機のハードウェア構成図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態に係る現金自動機1では、「第1制御部」としての取引制御部11と「第2制御部」としてのアプリケーション制御部15(以下、アプリ制御部15と略記)とを分離して設ける。
取引制御部11は、通信ネットワークCN1を用いたホストコンピュータ等2との通信処理とデバイス13の制御処理とを担当する。アプリ制御部15は、通信ネットワークCN2を用いたサーバ3との通信処理とユーザとの情報交換処理とを担当する。そして、取引制御部11とアプリ制御部15とは、通信経路CN3を介して双方向通信することにより、ユーザの希望する処理(入出金処理等)を実行する。
図1~図5を用いて第1実施例を説明する。図1は、本実施例に係る現金自動機1の機能構成を示す説明図である。図2は、現金自動機1とホストコンピュータ等2およびサーバ3との接続を示す説明図である。
例えばATMのように構成される現金自動機1は、「第1通信経路」としての第1通信ネットワークCN1を介して、ホストコンピュータまたは上位サーバ2と双方向通信可能に接続されている。さらに、現金自動機1は、「第2通信経路」としての第2通信ネットワークCN2を介して、オープン系サーバ3に接続されている。第1通信ネットワークCN1は、例えば国際標準規格ISO8583等に準拠した専用回線である。第2通信ネットワークCN2は、例えばインターネットである。
ホストコンピュータまたは上位サーバ2とは、例えば、銀行の勘定系システムが稼働するホストコンピュータ、現金自動機1を遠隔から監視する管理サーバ等である。以下、「ホストコンピュータ等2」と呼ぶ。
オープン系サーバ3は、例えばいわゆるクラウドサービスのようなITサービスを提供するコンピュータである。以下、サーバ3と略記する。ITサービスとしては、例えば、インターネットバンキング、生体認証サービス、サーバ上で管理する家計簿サービス、EC(Electronic Commerce)、オンラインゲーム等がある。
現金自動機1の機能構成を説明する。ハードウェア構成は図3で後述する。現金自動機1は、取引制御部11と、操作装置12と、デバイス13とを備える。デバイス13としては、例えば、紙幣処理部13a、カードリーダ13b、レシートプリンタ13c、非接触ICカードリーダ13d(図3参照)、PIN入力装置(図3参照)がある。これら所定のデバイス13a~13eの総称としてデバイス13と呼ぶ。
取引制御部11は、ホストコンピュータ等2との通信処理とデバイス13の制御処理とを実行する。取引制御部11は、勘定系処理を行う勘定系処理制御部14を備える。勘定系処理制御部14は、例えば、勘定系回線制御部141と、デバイス制御部142と、ウェブAPI(Application Programming Interface)143と、ウイルス対策部1411とを備える。
勘定系回線制御部141は、第1通信ネットワークCN1を介して勘定系処理を実行する制御部である。ウイルス対策部1411は、例えば、ホワイトリスト型のウイルス対策部として構成されており、予めホワイトリストに登録されたコンピュータプログラムの実行のみ許可し、ホワイトリストに登録されていないコンピュータプログラムの実行を禁止する。ウイルス対策部1411は、動作状況等を出力することもできる。なお、ホワイトリストを複数登録可能とし、状況等に応じて切り替えて使用してもよい。
デバイス制御部142は、デバイス13の動作を制御する。ウェブAPI143は、勘定系処理制御部14がアプリ制御部15とHTTP(Hypertext Transfer Protocol)に従って双方向通信するための機能である。
操作装置12は、現金自動機1を利用するユーザが操作する装置である。操作装置12は、例えば、アプリ制御部15と、情報入出力装置16とを備える。
情報入出力装置16は、ユーザとの間で情報を交換する装置である。情報入出力装置16は、情報入力装置と情報出力装置とを備える。情報入力装置としては、例えば、キーボード、スイッチ、カメラ、音声入力装置等がある。情報出力装置としては、例えば、ディスプレイ、ランプ、音声合成装置、プリンタ等がある。情報入力装置と情報出力装置とを一体化させたものとしては、タッチパネル等が知られている。
アプリ制御部15は、例えば、サーバ3との通信処理(「第2通信処理」に相当)と、情報入出力装置16を介したユーザとの情報交換処理とを担当する。アプリ制御部15は、「第3通信経路」としての通信経路CN3を介して取引制御部11と双方向通信可能に接続されている。
アプリ制御部15は、例えば、外部ネットワーク接続部151と、アプリケーション152と、ユーザインターフェース(図中「UI」)制御部153と、ウイルス対策部1511とを備える。
外部ネットワーク接続部151は、インターネットCN2に接続して外部のサーバ3と通信する機能である。ウイルス対策部1511は、例えば、ブラックリスト型のウイルス対策部として構成されてもよい。すなわち、ウイルス対策部1511は、定義ファイルに記載されたマルウェア情報に基づいて、インターネットCN2からアプリ制御部15へ侵入しようとするコンピュータウイルスを検知する。ウイルス対策部1511は、検知したコンピュータウイルスを隔離した後、除去する。ウイルス対策部1511は、検知結果および除去処理の結果を出力することもできる。ウイルス対策部1511は、ホワイトリスト型のウイルス対策部として構成してもよい。
アプリケーション152は、現金自動機1およびサーバ3がユーザへ提供する各種サービスを実現するためのコンピュータプログラムである。現金自動機1が提供するサービスとしては、例えば、ユーザ認証処理、入金処理、出金処理等がある。サーバ3が提供するサービスとしては、例えば、インターネットバンキング、オンライン家計簿サービス、EC、仮想通貨取引サービス等がある。
ユーザインターフェース制御部153は、情報入出力装置16を制御することにより、ユーザとの情報交換を行う機能である。ユーザインターフェース制御部153は、ユーザが情報入出力装置16に入力した操作と、アプリ制御部15から取引制御部11に要求した処理結果の応答とに基づいて、予め用意されている画面を切り替えて情報入出力装置16から出力する。
図2に示すように、現金自動機1の本体には、紙幣投入口101、カード挿入口102、情報入出力装置16が露出して設けられている。現金自動機1の本体10内には、図1で述べた取引制御部11と操作装置12とデバイス13とが設けられる。
操作装置12を本体10内に設ける構成を操作装置内蔵方式と呼ぶ場合、操作装置内蔵方式に代えて、あるいは、操作装置内蔵方式と共に、別体のコンピュータ端末12aを操作装置として使用する外付け方式を採用してもよい。
コンピュータ端末12aは、現金自動機1とは別の筐体内にマイクロプロセッサおよびメモリ等を内蔵した装置であり、近距離無線通信を介して現金自動機1の取引制御部11と双方向通信する。近距離無線通信の方式としては、例えば、無線PAN(Personal Area Network)、RFID(Radio Frequency IDentifier)、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、赤外線通信等がある。操作装置12aを本体10に外付けで使用する構成例については、別の実施例で後述する。
図3は、現金自動機1のハードウェア構成例を示す。取引制御部11は、例えば、マイクロプロセッサ(図中CPU)111とメモリ112といったコンピュータ資源を含んでいる。メモリ112は、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)のほかに、フラッシュメモリ等の大容量の不揮発性記憶装置も含む。
図示は省略するが、さらに取引制御部11は、例えば、専用回線CN1および通信経路CN3と通信するための通信インターフェース回路と、デバイス13と通信するための入出力回路とを備える。マイクロプロセッサ111は、メモリ112に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、入出力回路を介してデバイス13a~13eの動作を制御する。
操作装置12は、上述したアプリ制御部15および情報入出力装置16に加えて、内蔵電源17を備えてもよい。内蔵電源17は、例えば、本体電源18とは別体に構成される蓄電装置であり、アプリ制御部15および情報入出力装置16に給電する。内蔵電源17は、本体電源18から充電される。
アプリ制御部15も、例えば、マイクロプロセッサ154、メモリ155といったコンピュータ資源を含む。メモリ155は、メモリ112と同様に、ROM、RAM、フラッシュメモリ等を含む。さらにアプリ制御部15は、例えば、インターネットCN2および通信経路CN3と通信するための通信インターフェース回路と、情報入出力装置16と通信するための入出力回路(いずれも不図示)とを備える。
本体電源18は、図外の商用電源から得た電力を所定の周波数および電圧に調整し、取引制御部11およびデバイス13a~13eに給電する。
図4は、現金自動機1の入金処理を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、処理の概要を示すものであり、実際の処理内容とは相違する。また、ステップの順番を入れ替えたり、ステップを実行する主体が変更になる場合もある。
アプリ制御部15は、初期画面を情報入出力装置16のディスプレイに表示させることにより、ユーザに初期画面を提供する(S11)。初期画面では、例えば、ユーザに対して認証情報の入力が求められる。ユーザは、初期画面に対して操作することにより、ユーザIDおよびパスワードといった認証情報を入力する。認証情報は、IDおよびパスワードに限らず、指紋認証、掌紋認証、虹彩認証、顔認証、声紋認証等の生体認証情報でもよいし、物理的なキー装置であってもよい。
取引制御部11は、アプリ制御部15から認証情報を受領すると、ホストコンピュータ等2に対してユーザ認証を要求する(S12)。ホストコンピュータ等2は、ユーザ認証を行い(S13)、その結果を取引制御部11へ通知する(S14)。
取引制御部11は、認証結果を受領すると(S15)、その結果をアプリ制御部15へ通知する(S15)。なお、ここでは、ユーザ認証に成功した場合を説明する。もしもユーザ認証に所定回数失敗した場合、エラー処理を実行することができる。
アプリ制御部15は、ユーザ認証の成功通知を取引制御部11から受領した後、情報入出力装置16のディスプレイからユーザへ提供されたメニュー画面を通じて、ユーザの選択したメニューを取得する(S16)。ユーザは入金処理を選択したものとする。
アプリ制御部15は、ユーザが入金処理を選択すると、入金処理が選択された旨を取引制御部11へ通知すると共に、「紙幣を投入して下さい」といったメッセージを情報入出力装置16のディスプレイで表示させる(S17)。表示出力に代えて、あるいは表示出力と共に、メッセージを音声で出力してもよい。
取引制御部11は、アプリ制御部15からの通知(S17)を受領すると、紙幣投入口101のシャッタを開き(S18)、紙幣が投入されるのを待つ(S19)。紙幣投入口101にはセンサ(不図示)が設けられている。取引制御部11は、ユーザが紙幣投入口101に紙幣を投入したことを検知すると(S19:YES)、紙幣の存在を検知した旨をアプリ制御部15へ通知する。
アプリ制御部15は、例えば「”次へ"ボタンを押してください」といったメッセージを情報入出力装置16のディスプレイに表示させ、ユーザの操作を待つ。アプリ制御部15は、ユーザによる「次へ」ボタンの操作を検出すると、ボタンが操作されたことを取引制御部11へ通知する(S20)。
アプリ制御部15は、取引制御部11に処理を引き渡した後、例えば「計数中です。お待ちください」といったメッセージを情報入出力装置16のディスプレイに表示させる(S21)。
取引制御部11は、アプリ制御部15からの通知を受領すると、紙幣投入口101のシャッタを閉じ(S22)、紙幣投入口101に投入された紙幣を紙幣計数部(不図示)へ搬送する(S23)。紙幣投入口101から紙幣計数部に搬送する前に、紙幣の状態をチェックし、状態の悪い紙幣等を回収することもできる。取引制御部11は、紙幣計数部による係数結果(入金金額)をアプリ制御部15へ通知する(S24)。
アプリ制御部15は、取引制御部11から通知された金額をディスプレイに表示させると共に、例えば「入金金額をご確認下さい。これでよろしければ”次へ”ボタンを押して下さい」といったメッセージをディスプレイに表示させる(S25)。
アプリ制御部15は、ユーザが「次へ」ボタンを操作したことを検知すると、ボタン操作があった旨(金額確認)を取引制御部11へ通知する(S26)。
取引制御部11は、アプリ制御部15から金額確認通知を受領すると、ユーザから投入された紙幣を金種別に収容する(S27)。そして、取引制御部11は、入金処理の実行をホストコンピュータ等2へ要求する(S28)。
ホストコンピュータ等2は、取引制御部11から通知された金額をユーザの指定した口座へ加算し、その結果を取引制御部11へ返す。取引制御部11は、ホストコンピュータ等2での入金処理が正常に完了した旨の通知を受領すると、入金処理が正常終了した旨をアプリ制御部15へ通知する。
アプリ制御部15は、取引制御部11からの通知を受領すると、情報入出力装置16のディスプレイを初期画面に戻す(S30)。あるいは、アプリ制御部15は、ディスプレイの画面をメニュー選択画面に戻してもよい。なお図4では、紙幣で入金する場合を述べたが、硬貨で入金することもできる。
図5は、ウイルス対策部1411,1511によるウイルス対策処理を示すフローチャートである。
アプリ制御部15の持つウイルス対策部1511は、ブラックリスト(コンピュータウイルス定義ファイル)の更新時期が到来したか判定し(S41)、更新時期が到来した場合(S41:YES)、ブラックリストを更新する(S42)。
ウイルス対策部1511は、ブラックリストの更新後に、メモリ155内のコンピュータプログラムやデータを検査し、コンピュータウイルスが紛れ込んでいないか確認する(S43)。ウイルス対策部1511は、コンピュータウイルスを検出すると(S44:YES)、エラー処理を実行する(S45)。
エラー処理では、例えば、検出したコンピュータウイルスに関する情報を情報入出力装置16のディスプレイを通じて報告すると共に、そのコンピュータウイルスを隔離して除去する。
取引制御部11(詳しくは勘定系処理制御部14)の持つウイルス対策部1411は、例えば、ソフトウェア構成が変更された場合等に、ホワイトリストの更新を行うか判定する(S51)。ウイルス対策部1411は、ホワイトリストの更新を行うべきと判定すると(S51:YES)、ホワイトリストを更新する(S52)。
ウイルス対策部1411は、勘定系回線制御部141内でコンピュータプログラムが起動しようとすることを検知し(S53:YES)、そのコンピュータプログラムの起動がホワイトリストに登録されているか確認する(S54)。
ウイルス対策部1411は、ホワイトリストに登録されているコンピュータプログラムの起動は許可する(S55:YES)。これに対し、ウイルス対策部1511は、ホワイトリストに登録されていないコンピュータプログラムの起動を阻止し、エラー処理を実行する(S56)。エラー処理としては、例えば、無許可のコンピュータプログラムが起動しようとしたことを現金自動機1の管理者へ通知する処理、起動対象のコンピュータプログラムを隔離したり除去したりする処理等がある。
なお、取引制御部11のウイルス対策部1411とアプリ制御部15のウイルス対策部1511とは、エラー処理の有無を互いに通知してもよい。これにより、いずれか一方のウイルス対策部で不審な動作が検出された場合に、他方のウイルス対策部は警戒を強めることができる。警戒を強めるとしては例えば、起動が許可されたコンピュータプログラムの数がより少ないホワイトリストへ切り替える、コンピュータウイルス定義ファイルを更新する、ウイルスチェックの精度を上げる、といった処理が考えられる。
このように構成される本実施例によれば、以下の効果を奏する。本実施例では、ホストコンピュータ等2との間の勘定系処理は全て取引制御部11で実行し、取引制御部11とアプリ制御部15とは分離して設ける。このため、本実施例によれば、アプリ制御部15がインターネットCN2に接続した場合でも、勘定系処理にセキュリティ上の悪影響を与えることがない。したがって、本実施例の現金自動機1は、信頼性を維持したままで、アプリ制御部15を介してインターネットCN2に接続することができ、拡張性および利便性の向上を図ることができる。
本実施例によれば、取引制御部11とアプリ制御部15とを分離するため、アプリ制御部15を有する操作装置12をタブレット端末のようなコンピュータ端末として構成することができる。したがって、コンピュータ端末に搭載される最新の機能を簡単に利用することができ、拡張性および利便性の向上を図ることができる。
本実施例によれば、アプリ制御部15と取引制御部11とを切り離すため、現金自動機1を導入する銀行等の顧客は、自由にアプリケーション152を構築でき、顧客の使い勝手が向上する。例えば、銀行等の顧客は、インターネットバンキング、オンライン家計簿サービス、仮想通貨取引サービス等の各種ITサービスと連携したアプリケーション152を自由に構築して実装することができる。その一方、取引制御部11はアプリ制御部15から分離されているため、取引制御部11をいわゆるブラックボックス化して秘密を保持することもできる。すなわち、銀行等の顧客は、取引制御部11の詳細(ウイルス対策部1411またはデバイス制御部142の実装の詳細等)を知らなくても、ITサービスと連携したアプリケーション152を構築することができる。
本実施例では、アプリ制御部15と取引制御部11とを分離し、両者をHTTPで通信可能に接続するため、アプリ制御部15のオペレーティングシステムと取引制御部11のオペレーティングシステムとが異なってもよい。これにより、現金自動機1の設計の自由度が高まり、銀行等の顧客の使い勝手も向上する。
本実施例では、取引制御部11のウイルス対策部1411とアプリ制御部15のウイルス対策部1511とは別々に構成される。このため、アプリ制御部15には、取引制御部11のウイルス対策部1411を考慮せずに、新規アプリケーション152を追加することができる。すなわち、ブラックリストに該当しない新規アプリケーション152であれば、取引制御部11側のホワイトリストに登録されていなくても、アプリ制御部15に追加することができる。さらに、アプリ制御部15側のブラックリストを、常に最新の内容に自動更新することで、インターネットCN2上の脅威からアプリ制御部15を保護することができる。
本実施例では、取引制御部11側のウイルス対策部1411とアプリ制御部15側のウイルス対策部1511とが、互いにウイルス対策結果を通知可能となっている。このため、一方のウイルス対策部でセキュリティ上の不具合が検出された場合に、他方のウイルス対策部は警戒レベルを上げる等の対応を取ることができ、信頼性が向上する。
図6を用いて第2実施例を説明する。本実施例は、第1実施例の変形例に該当するため、第1実施例との相違を中心に述べる。
図6は、本実施例に係る現金自動機1aのハードウェア構成図である。本実施例の現金自動機1aは、操作装置12aと物理的に切り離されており、近距離無線通信CN3aで双方向通信可能に接続されている。現金自動機1aの本体10からは、図1で述べた操作装置12が除かれている。本体10には、近距離無線通信部19が設けられている。
操作装置12aは、例えば、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、ウエアラブル端末等のように、現金自動機1aの本体10とは別体のコンピュータ端末として製作されている。操作装置12aは、近距離無線通信部20を備える。
操作装置12aと現金自動機1aの本体10とが所定の距離内に近づくと、近距離無線通信経路CN3aを介した通信が可能となる。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例によれば、現金自動機1aの本体10とは別体の操作装置12aを近距離無線通信により接続するため、より一層、操作装置12a側の自由度を高めることができ、ユーザの使い勝手が向上する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。実施形態に述べた特徴は適宜組み合わせることもできる。
1,1a:現金自動機、2:ホストコンピュータ等、3:サーバ、10:本体、11:取引制御部、12,12a:操作装置、13a~13e:デバイス、14:勘定系処理制御部、15:アプリ制御部、16:情報入出力装置、17:内蔵電源、18:電源、19,20:近距離無線通信部、141:勘定系回線制御部、142:デバイス制御部、143:ウェブAPI、151:外線ネットワーク通信部、152:アプリケーション、153:ユーザインターフェース制御部、CN1:専用回線、CN2:インターネット、CN3,CN3a:第3通信経路

Claims (3)

  1. 現金自動機であって、
    専用回線を用いたホストコンピュータとの勘定系処理と所定の各デバイスの制御処理とを担当する第1制御部と、
    前記第1制御部とは分離して設けられており、オープンネットワークを用いたオープン系サーバとの通信処理とユーザとの情報交換処理とを担当する第2制御部と、
    を備え、
    前記第1制御部と前記第2制御部とは、第3通信経路を介して双方向通信し、
    前記第1制御部は第1コンピュータウイルス対策部を備え、
    前記第2制御部は第2コンピュータウイルス対策部を備える、
    現金自動機。
  2. 前記第1コンピュータウイルス対策部と前記第2コンピュータウイルス対策部とは、互いに異なる方式でコンピュータウイルスの発動を抑止する、
    請求項に記載の現金自動機。
  3. 前記第2制御部は、前記第1制御部を収容する筐体とは別の筐体に設けられたコンピュータ端末として構成される、
    請求項1に記載の現金自動機。
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