JP2017184786A - 連式ハンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】従前は、干した衣類を取り外す際にハンガーの肩の部分をひとつひとつ折畳まなければならないので、作業性に乏しく衣類を取り込む際に手間がかかっていた。【解決手段】本発明の連式ハンガーは、主枠と、主枠にその長手方向に間隔を空けて設けられ、各々が、衣類を掛ける一対のバー11A,11Bと、バー11A,11Bをそれらの基端を介して揺動可能に支持する基部と、バー11A,11Bの先端どうしを相互に離間させたときにそれらバーの基端を係止してバーの先端どうしが相互に離間した状態を維持する係止部とを有する複数のハンガー部と、ハンガー部の各々の係止部を同期して作動させてバー11A,11Bの基端の係止を解除し、それによってバー11A,11Bの先端どうしが相互に離間した状態を一斉に解消する作動部と、主枠1を介して複数のハンガー部10を吊り下げるためのフックとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のハンガー部を備え、これらハンガー部に掛けられた衣類を簡単に取り外すことを可能にする連式ハンガーに関する。
洗濯したTシャツやワイシャツなどの衣類を干す日用品として、主枠に取り付けられた複数のハンガーに衣類を掛け、同じく主枠に取り付けられたフックを物干し棒などの被吊下げ物に引っ掛けて使用するものがある。
上記のような多連式のハンガーには、衣類(上着)の肩の部分を掛ける部分を折り畳むことを可能にして、衣類の離脱性を向上させたものや、未使用時のかさばりを解消し収納のし易さを向上させたものが存在する。
例えば、下記の特許文献1には、衣類の肩の部分を掛ける一対の支持杵が水平位置に仮固定可能であって、一対の支持杵を支持する基部に二股の解除駒が配設されており、その解除駒の一対の先端部を支持杵の基端部に掛合させることにより支持杵を水平位置に仮固定することができる折り畳み式ハンガーが記載されている。この折り畳み式ハンガーでは、解除駒を操作して支持杵の基端部を解除駒の先端部から解放すると、一対の支持杵が自重や干した衣類の重さによって先端どうしを接近させるように垂れ下がるので、衣類をハンガーから支障なく取り外せるようになり、衣類の離脱性が向上する。
例えば、下記の特許文献2には、上端部を連結片に回動自在に軸支された一対の杵体と、該杵体の下端に外端部を固定されるとともに内端部を相互に連結された一対の底杵とでハンガーを構成した折畳みハンガーが記載されている。この折畳みハンガーは、一対の底杵の連結部分を押し上げると、一対の杵体が先端どうしを接近させるように垂れ下がるので、未使用時にはハンガーの肩の部分のかさばりを解消することができ、収納のし易さが向上する。また、この折畳みハンガーによれば、干した衣類を取り外す際に肩の部分を折畳めば、衣類の離脱性も向上すると考えられる。
日本特許第5248688号公報 特願2013−141479号公報
上記のような連式ハンガーにおいては、個々のハンガーからの衣類の離脱性を向上させたとはいえ、干した衣類を取り外す際、ハンガーの肩の部分をひとつひとつ折畳まなければならないので、作業性に乏しく衣類を取り込む際に手間がかかる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、干した衣類を取り外す際の作業性に優れ、洗濯物を取り込む際の手間を省くことができる連式ハンガーを提供することを目的とする。
本発明に係る連式ハンガーの第一の態様は以下の構成を有する。すなわち、
(1)主枠、
(2)前記主枠に該主枠の長手方向に間隔を空けて設けられ、各々が、衣類を掛ける一対のバーと、前記一対のバーをそれらの基端を介して揺動可能に支持する基部と、前記基部に設けられ、前記一対のバーの先端どうしを相互に離間させたときに該バーの基端を係止して前記一対のバーの先端どうしが相互に離間した状態を維持する係止部とを有する複数のハンガー部、
(3)前記主枠に設けられ、前記複数のハンガー部の各々の係止部を同期して作動させて前記一対のバーの基端の係止を解除し、それによって前記一対のバーの先端どうしが相互に離間した状態を一斉に解消する作動部、及び
(4)前記主枠に設けられ、該主枠を介して前記複数のハンガー部を吊り下げるためのフック。
上記第一の態様によれば、複数のハンガー部の各々において、一対のバーの先端どうしを相互に離間させると、係止部がバーの基端を係止して、一対のバーに衣類を掛けることができる状態、すなわちハンガーとして使用できる状態を維持する。この状態から、ユーザが作動部を操作して各々のハンガー部の係止部を同期して作動させて一対のバーの基端の係止を解除すると、それらバーの基端の拘束が解け、自重(及びバーに掛けた衣類の重量)が作用してバーの先端がそれぞれ下を向き、一対のバーの先端どうしが相互に離間した状態が、すべてのハンガー部において一斉に解消される。
複数のハンガー部の各々に衣類を掛けて干し、それらが乾いて取り込めるようになった状態で、ユーザが作動部を操作して複数のハンガー部の各々に上記のような一連の動作を行わせることで、各々のハンガー部に掛けた衣類が、先端を下に向けた一対のバーからすべり落ちる。そこで、連式ハンガーの下にカゴなど置いておけば、ハンガー部をひとつひとつ折り畳む手間もなく、衣類を一度にカゴの中に入れることができる。
本発明に係る連式ハンガーの第二の態様は、上記第一の態様において、前記係止部が、前記一対のバーの各々に対応し、前記バーの基端の係止及びその解除を行う一対のロッカーアームを有し、さらに前記作動部が、前記主枠の長手方向に配置されるとともに前記長手方向の軸まわりに回動可能に支持され、前記一対のロッカーアームに接し、前記長手方向の軸まわりに回転させることで前記一対のロッカーアームを変位させて前記一対のバーの基端の係止を解除するカム部材を有していてもよい。
上記第二の態様によれば、カム部材を主枠の長手方向の軸まわり回転させると、複数のハンガー部の各々の係止部において一対のロッカーアームが変位する。これにより、ロッカーアームによるバーの基端の係止が解除される。
本発明に係る連式ハンガーの第三の態様は、上記第二の態様において、前記カム部材の断面が、長径と短径とを有する非円形(例えば楕円形)であってもよい。
上記第三の態様によれば、カム部材を、該カム部材の楕円断面の長径方向が、一対のロッカーアームどうしが離間する方向と一致するまで回転させることにより、一対のロッカーアームが変位し、ロッカーアームによるバーの基端の係止が解除される。
本発明に係る連式ハンガーの第四の態様は、上記第二又は第三の態様において、前記係止部が、前記一対のロッカーアームを支持する連結部を有し、さらに前記連結部が弾性変形可能であってもよい。
上記第四の態様によれば、カム部材を回動させず、一対のロッカーアームどうしが離間する方向にカム部材の楕円断面の短径方向を一致させた状態を維持したままで、(例えばユーザが手を使って)連結部を弾性変形させることにより、ロッカーアームによるバーの基端の係止が解除される。
本発明に係る連式ハンガーによれば、干した衣類を取り外す際の作業性に優れるので、洗濯物を取り込む際の手間を省くことができる。また、未使用時に上記の操作を行えば、ハンガーの肩の部分のかさばりを解消することができ、連式ハンガーそのものの収納のし易さが向上する。
本発明の連式ハンガーのある実施形態を示す斜視図である。 図1に示した連式ハンガーを構成するハンガー部の要部を断面視した図である。 図1に示した連式ハンガーを構成するハンガー部のひとつを作動させ、一対のバーを折畳んだ場合の斜視図である。 図1に示した連式ハンガーを収納する場合の形態を示す斜視図である。
本発明に係る連式ハンガーの一実施形態を、図を参照して具体的に説明する。
図1に示すように、この連式ハンガーは、主枠1と、主枠1に設けられた複数のハンガー部10と、作動部30と、のキャッチフック50とを備えている。
主枠1は、平行な2本の棒状部材2と、棒状部材2の両方の端部にそれぞれ配置され、棒状部材2どうしの平行を維持した状態で双方を連結する連結部材4A,4Bとからなる。
複数のハンガー部10は、主枠1の長手方向に等しい間隔を空けて取り付けられており、各々が一対のバー11A,11Bと、基部12と、係止部13とを有している。一対のバー11A,11Bは、それらの先端どうしが相互に離間した状態とされたときに衣類を掛けるハンガーの肩の部分をなす。
基部12は、一対のバー11A,11Bの基端を軸21A,21Bを介して揺動可能に支持し、かつそれら一対のバーの基端を係止する係止部13を収めるケース状の部材である。基部12の上部には、上方に突き出した一対のサポート片12A,12Bが形成されており、これらが2本の棒状部材2にそれぞれ連結されている。2本の棒状部材2には、サポート片12A,12Bを軸支する連結部材2A,2Bが取り付けられており、基部12は連結部材2A,2Bを介して主枠1の幅方向に平行な軸を中心として、主枠1に対し揺動可能に吊り下げられている
図2に示すように、係止部13は、基部12の内側に配設けられ、一対のバー11A,11Bの先端どうしを相互に離間させたときにそれらの基端を係止してバーの先端どうしが相互に離間した状態、すなわち一対のバー11A,11Bに衣類を掛けることができる状態を維持する。
係止部13は、一対のバー11A,11Bに対応する一対のロッカーアーム14A,14Bと、中央部14Cと、中央部14Cとロッカーアーム14A,14Bとを連結する連結部14Dとを有している。ロッカーアーム14A,14B、中央部14C及び連結部14Dは弾性変形可能な樹脂材料により一体成形されている。また、ロッカーアーム14A,14Bの中央部には、外側に突き出す第一の小突起15A,15Bがそれぞれ形成されている。連結部14Dはロッカーアームのほぼ中央を中央部14Cと繋いており、ロッカーアーム14A,14Bを後述するようにレバーの要領で操作する際の支点となる。第一の小突起15A,15Bは基部12の側壁内面に形成された第二の小突起19A,19Bにそれぞれ接している。
一方のロッカーアーム14Aの下端外側には、凹部16Aが形成され、ロッカーアーム14Aと対応するバー11Aの基端には突起部17Aが形成されている。また、他方のロッカーアーム14Bの下端外側には凹部16Bが形成され、ロッカーアーム14Bと対応するバー11Bの基端には突起部17Bが形成されている。突起部17Aは、一対のバー11A,11Bの先端どうしが相互に離間した状態において凹部16Aに係合する位置にあり、同様に突起部17Bは凹部16Bに係合する位置にある。
さらに、一方のロッカーアーム14Aの下端外側、かつ突起部17Aよりもロッカーアーム14Aの先端寄りには、第三の小突起20Aが形成され、小突起20Aの近傍には、ロッカーアーム14Aの下端を貫通する小孔22Aが形成されている。他方のロッカーアーム14Bの下端外側、かつ突起部17Bよりもロッカーアーム14Bの先端寄りには、第三の小突起20Bが形成され、小突起20Bの近傍には、ロッカーアーム14Bの下端を貫通する小孔22Bが形成されている。第三の小突起20A,20Bは、バー11A,11Bの先端がそれぞれ下を向いたときに基部12の側壁下端と干渉し、凹部16A,16Bから突起部17A,17Bを解放された一対のバー11A,11Bが自由に揺動するのを抑制する。
小孔22A,22Bは、第三の小突起20A,20Bが基部の側壁下端と干渉するとき、バー11A,11Bの基端に対して第三の小突起20A,20Bの若干の変位を許容し、基部12の側壁下端との干渉を滑らかにして小突起20A,20Bや基部12の側壁下端の欠損や摩耗を抑制する働きをする。
作動部30は、複数のハンガー部10の各々の係止部13を同期して作動させて一対のバー11A,11Bの基端の係止を解除し、それらの先端どうしが相互に離間した状態を一斉に解消する。
作動部30は、主枠1の長手方向に配置された2本のカム部材31A,31Bを有している。一方のカム部材31Aは、その両端を主枠1を構成する連結部材4Aと、後述する連結部材3とに回転可能に支持されており、カム部材31Aの一端にはツマミ32Aが取り付けられている。他方のカム部材31Bも同様に、その両端を連結部材4Aと連結部材3とに回転可能に支持されており、カム部材31Bの一端にはツマミ32Bが取り付けられている。ユーザはこれらツマミ32A,32Bを回すことでカム部材31A,31Bを主枠1の長手方向の軸まわりに回転させることが可能である。
カム部材31A,31Bの断面は楕円形を成している。また、ロッカーアーム14A,14Bの上端どうしの間隔は、これらロッカーアームの下端どうしの間隔よりも狭くされており、カム部材31A,31Bはその周面をロッカーアーム14A,14Bの各々の上端に接している。なお、カム部材31A,31Bの断面は楕円形に限らず長径と短径とを有する非円形、例えば長方形であってもよい。
一対のバー11A,11Bの基端が系止部に係止され、それらバーの先端どうしが相互に離間した状態のとき、ロッカーアーム14Aに形成された第一の小突起15Aは、基部12の一方の側壁内面に形成された第二の小突起19Aに下方から接している。同様に、ロッカーアーム14Bに形成された第一の小突起15Bは、基部12の他方の側壁内面に形成された第二の小突起19Bに下方から接している。バー11A,11Bの先端どうしが相互に離間した状態では、バー11Aにおいて、軸21Aからバー11Aの先端までの長さが、軸21Aからバー11Aの下端までの長さよりも大幅に長いので、突起部17Aを係合される凹部16A、すなわち凹部16Aを形成されたロッカーアーム14Aに対して、てこの原理で上向きに強い力が作用する。このような力が作用するのはバー11Bにおいても同様であり、バー11A,11Bに湿った衣類が掛けられるとその力はさらに増加してロッカーアーム14A,14Bを上に変位させようとするが、第一の小突起15A,15Bが第二の小突起19A,19Bにそれぞれ接し、ロッカーアーム14A,14Bの上方への変位を抑制する。
一対のバー11A,11Bの先端どうしが相互に離間した状態から、ツマミ32A(又は32B)を回してカム部材31A(又は31B)を回転させ、その断面の長径を横方向、すなわちロッカーアーム14A,14Bの上端どうしが離間する方向に一致させると、連結部14Dが反るように弾性変形しつつロッカーアーム14A,14Bの上端どうしがさらに離間する。これに伴い、ロッカーアーム14A,14Bの下端がそれぞれレバーの要領で連結部14Dを支点として内側に変位し、突起部17A,17Bが凹部16A,16Bからそれぞれ解放され、ロッカーアーム14A,14Bによるバー11A,11Bの基端の係止が解除される。
一対のバー11A,11Bの基端の係止が解除されると、それらバーの基端の拘束が解け、自重(及びバーに掛けた衣類の重量)が作用してバー11A,11Bの先端がそれぞれ下を向き、それらバーの先端どうしが相互に離間した状態が、カム部材31Aの動きに関与するすべてのハンガー部10(図1において右手前に並ぶ4つのハンガー部)において一斉に解消され、バー11A,11Bが折り畳まれる。
ツマミ32Aを逆に回してカム部材31Aを回転させ、その断面の短径を横方向に一致させると、弾性変形した連結部14Dが元の形状に戻る際の復元力に依存してロッカーアーム14A,14Bの上端どうしが相互に接近して元の位置に戻り、それらロッカーアームの下端もそれぞれ外側に変位して元の位置に戻る。
ツマミ32Aを逆に回す操作を行っても、バー11A,11Bの先端はそれぞれ下を向いて折畳まれた状態のままなので、ハンガー部10に衣類を掛けようとする場合は、個々のハンガー部10において一対のバー11A,11Bをそれぞれ操作し、それらバーの先端どうしが相互に離間した状態とする。具体的には、バー11Aの先端をもち、基端を中心に上方に回動させると、突起部17Aが凹部16Aに係合する。同様に、バー11Bの先端をもち、基端を中心に上方に回動させると、突起部17Bが凹部16Bに係合する。このようにバー11A,11Bをそれぞれ操作すると、それらバーの先端どうしが相互に離間した状態に戻る。なお、ツマミ32Bを回した場合も同様であり、その場合は図1において左奥に並ぶ4つのハンガー部10が上記のように作動する。
ロッカーアーム14A,14Bのそれぞれの下端には、さらに下方に突き出す舌片18A,18Bが形成されている。舌片18A,18Bは複数のハンガー部10を個別に操作する場合に使用される。すなわち、舌片18A,18Bを親指と人差し指とで挟むようにもち、双方を近づけるように操作すると、連結部14Dが反るように弾性変形しつつロッカーアーム14A,14Bの下端がそれぞれレバーの要領で連結部14Dを支点として内側に変位し、突起部17A,17Bが凹部16A,16Bからそれぞれ解放され、ロッカーアーム14A,14Bによるバー11A,11Bの基端の係止が解除される。これにより、ツマミ32A,32Bを操作した場合と同様に、個々のハンガー部10において一対のバー11A,11Bの先端どうしが相互に離間した状態が解消される。
舌片18A,18Bから親指と人差し指とを離すと、弾性変形した連結部14Dが元の形状に戻る際の復元力に依存してロッカーアーム14A,14Bの下端どうしが相互に外側に変位して元の位置に戻る。この場合も、バー11A,11Bの先端はそれぞれ下を向いて折畳まれた状態のままなので、ハンガー部10に衣類を掛けようとする場合は、ツマミ32A,32Bを逆に操作した場合と同様に、バー11A,11Bをそれぞれ操作して先端どうしが相互に離間した状態に戻す。
キャッチフック50は、主枠1の上側中央に取り付けられ、主枠1を介して複数のハンガー部10を物干し棒などの定置物から吊り下げるために使われる。キャッチフック50の他、主枠1にはその両側にサブフック51A,51Bが取り付けられている。
キャッチフック50の根元の部分には軸部が形成されており、この軸部が2本の棒状部材2に連結されている。基部12と同様に、棒状部材2には軸部50Aの両端を支持する連結部材3が取り付けられており、キャッチフック50は根元の軸部を連結部材3を介して主枠1に取り付けられ、主枠1の幅方向に平行な軸を中心として、主枠1に対し揺動可能とされている。サブフック51A,51Bも、キャッチフック50と同様に、棒状部材2の両端部にそれぞれ取り付けられた連結部材4A,4Bを介して主枠1の幅方向に平行な軸を中心として、主枠1に対し揺動可能とされている。
通常、すべてのハンガー部10にバランス良く衣類を掛けるようにすれば、中央のキャッチフック50のみを物干し棒に掛けて吊り下げても連式ハンガーは棒状部材2をほぼ水平に保って問題なく衣類を干すことができるが、どちらか一方に偏って衣類を掛けてしまうと、棒状部材2が衣類を集めて掛けた方を下に向けて傾いてしまい、衣類どうしが近づいてしまうので風通しが悪くなって乾き難くなる。そこで、そのような場合にはサブフック51A,51Bを両方とも物干し棒に掛けて吊り下げれば、棒状部材2をほぼ水平に保つことができ問題なく衣類を干すことができる。
また、未使用時には上記のようにしてすべてのハンガー部10を折畳み、ハンガーの方の部分のかさばりを解消することができるので、連式ハンガーを小さいスペースにでも収納することができる。それ以外にも、サブフック51A,51Bのどちらか一方を物干し棒に掛けておけば、スペースを占有しないので他の洗濯物を物干し棒に干す際も邪魔にならない。
上記のように構成された連式ハンガーによれば、複数のハンガー部の各々に衣類を掛けて干し、それらが乾いて取り込めるようになった状態で、ユーザがツマミ32A,32Bを操作して複数のハンガー部10の各々に上記のような一連の動作を行わせることで、各々のハンガー部10に掛けた衣類が、先端を下に向けた一対のバー11A,11Bからすべり落ちる。そこで、連式ハンガーの下にカゴなど置いておけば、ハンガー部10をひとつひとつ折り畳む手間もなく、衣類を一度にカゴの中に入れることができる。
本発明に係る連式ハンガーによれば、干した衣類を取り外す際の作業性に優れるので、洗濯物を取り込む際の手間を省くことができる。また、未使用時に上記の操作を行えば、ハンガー部の肩の部分のかさばりを解消することができ、連式ハンガーそのものの収納のし易さが向上する。
なお、上記実施形態では、バー11A,11Bの基端に突起部17A,17Bを形成し、ロッカーアーム14A,14Bの下端(一端)に凹部16A,16Bを形成したが、バー11A,11Bの基端に凹部16A,16Bを形成し、ロッカーアーム14A,14Bの下端(一端)に突起部17A,17Bを形成してもよい。
本発明は、複数のハンガー部に掛けられた衣類を簡単な操作で一度に取り外すことを可能にする連式ハンガーに関する。本発明によれば、洗濯物を取り込む際の手間を省くことができる。
1 主枠
2 棒状部材
2A,2B,3,4A,4B 連結部材
10 ハンガー部
11A,11B バー
12 基部
12A,12B サポート片
13 係止部
14A,14B ロッカーアーム
14C 中央部
14D 連結部
15A,15B 第一の小突起
16A,16B 凹部
17A,17B 突起部
18A,18B 舌片
19A,19B 第二の小突起
20A,20B 第三の小突起
21A,21B 軸
22A,22B 小孔
30 作動部
31A,31B カム部材
32A,32B ツマミ
50 キャッチフック
50A 軸部
51A,51B サブフック

Claims (4)

  1. 主枠と、
    前記主枠に該主枠の長手方向に間隔を空けて設けられ、各々が、衣類を掛ける一対のバーと、前記一対のバーをそれらの基端を介して揺動可能に支持する基部と、前記基部に設けられ、前記一対のバーの先端どうしを相互に離間させたときに該バーの基端を係止して前記一対のバーの先端どうしが相互に離間した状態を維持する係止部とを有する複数のハンガー部と、
    前記主枠に設けられ、前記複数のハンガー部の各々の係止部を同期して作動させて前記一対のバーの基端の係止を解除し、それによって前記一対のバーの先端どうしが相互に離間した状態を一斉に解消する作動部と、
    前記主枠に設けられ、該主枠を介して前記複数のハンガー部を吊り下げるためのフックと
    を備えることを特徴とする連式ハンガー。
  2. 前記係止部は、前記一対のバーの各々に対応し、前記バーの基端の係止及びその解除を行う一対のロッカーアームを有し、
    前記作動部は、前記主枠の長手方向に配置されるとともに前記長手方向の軸まわりに回転可能に支持され、前記一対のロッカーアームに接し、前記長手方向の軸まわりに回転させることで前記一対のロッカーアームを変位させて前記一対のバーの基端の係止を解除するカム部材を有する前記バーの基端の係止を解除する請求項1に記載の連式ハンガー。
  3. 前記カム部材の断面は、長径と短径とを有する非円形であって、
    前記カム部材を、該カム部材の楕円断面の長径方向が、前記一対のロッカーアームどうしが離間する方向と一致するまで回転させることにより、前記一対のロッカーアームが変位し、前記ロッカーアームによる前記バーの基端の係止が解除される請求項2に記載の連式ハンガー。
  4. 前記係止部は、前記一対のロッカーアームを支持する連結部を有し、
    前記連結部は弾性変形可能であって、
    前記カム部材を回転させず、前記一対のロッカーアームどうしが離間する方向に前記カム部材の楕円断面の短径方向を一致させた状態を維持したままで、前記連結部を弾性変形させることにより、前記ロッカーアームによる前記バーの基端の係止が解除される請求項2又は3に記載の連式ハンガー。
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