JP2017184560A - モータ及びモータの製造方法 - Google Patents

モータ及びモータの製造方法 Download PDF

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Yasuaki Shimizu
保章 清水
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Noburu Sakauchi
宣 坂内
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Yusuke Watanabe
裕介 渡邊
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Keizo Furukawa
敬三 古川
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Abstract

【課題】モータのロータにマグネットを嵌合で固定するホルダの変形を抑制する。【解決手段】ロータ3は、回転軸であるシャフト31と、シャフトの径方向外側に配置され、中空のホルダ円筒部32aと、径方向内側に向かって延びるフランジ部32bの径方向内側の縁から軸方向に延びてシャフトが固定されるボス部32cと、を有するホルダ32と、ホルダの径方向外側に配置され、中空のマグネット円筒部33aを有するマグネット33と、を有し、ホルダ円筒部またはマグネット円筒部は径方向に突出する突出部34を有し、ホルダまたはマグネットは軸方向に連続する離隔部41及び嵌合部42を有し、離隔部はホルダの外周面とマグネットの内周面との少なくとも一部が径方向に隙間を介して対向し、嵌合部はホルダの外周面とマグネットの内周面とが突出部を介して嵌合する。【選択図】図2

Description

本発明はモータ及びモータの製造方法に関する。
従来、励磁コイルを有する環状のステータの径方向内側にマグネット及びシャフトを有するロータを配置したモータが広く知られている。モータに係る技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来のステッピングモータは励磁コイルを有する円環状のヨークと、このヨークの径方向内側に配置されたロータマグネット及びシャフトを有するロータアッセンブリと、を備える。ロータアッセンブリはその径方向においてロータマグネットとシャフトとの間に介在する円板状の支持部材を有する。この支持部材がシャフトの外周に固定され、ロータマグネットを支持する。支持部材は径方向の内周縁及び外周縁に軸線方向に屈曲した鍔部を有する。この構成により、ロータアッセンブリ及びステッピングモータの大幅な軽量化を達成している。
特開2001−128436号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のステッピングモータの構造において、例えば支持部材に、ロータマグネット及びシャフトを圧入することによってロータアッセンブリを組み立てる場合、支持部材が変形する虞がある。これにより、ロータマグネットを固定する部分が変形することが懸念され、ロータマグネットを精度良く支持部材に固定することが困難になるという課題がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、ホルダの変形を抑制することができ、マグネットを精度良くホルダに固定することが可能なモータ及びモータの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の例示的なモータは、ステータと、ロータと、を備える。前記ロータは、回転軸であるシャフトと、前記シャフトの径方向外側に配置され、中空のホルダ円筒部と、前記ホルダ円筒部から径方向内側に向かって延びるフランジ部と、前記フランジ部の径方向内側の縁から軸方向に延びて前記シャフトが固定されるボス部と、を有するホルダと、前記ホルダの径方向外側に配置され、中空のマグネット円筒部を有するマグネットと、を有する。前記ホルダ円筒部または前記マグネット円筒部は、径方向に突出する突出部を有する。前記ホルダまたは前記マグネットは、軸方向に連続する離隔部及び嵌合部を有する。前記離隔部は前記ホルダの外周面と前記マグネットの内周面との少なくとも一部が径方向に隙間を介して対向する。前記嵌合部は前記ホルダの外周面と前記マグネットの内周面とが前記突出部を介して嵌合する。
また本発明は、ステータと、回転軸であるシャフトと、ホルダ及び前記ホルダの径方向外側に配置されるマグネットを有するロータと、を備える例示的なモータの製造方法であって、中空のホルダ円筒部と、前記ホルダ円筒部から径方向内側に向かって延びるフランジ部と、前記フランジ部の径方向内側の縁から軸方向に延びて前記シャフトが固定されるボス部と、を有する形状に前記ホルダを形成するホルダ形成工程と、中空のマグネット円筒部を有する前記マグネットを準備するマグネット準備工程と、前記ホルダ円筒部の外周面或いは前記マグネット円筒部の内周面の少なくとも一方の軸方向の一部に、他方に向かって径方向に突出する突出部を形成する突出部形成工程と、軸方向において前記突出部が形成される側の反対側から前記ホルダを前記マグネットの内部に挿入する挿入工程と、を含む。
例示的な本発明のモータ及びモータの製造方法によれば、マグネットのホルダへの位置決めができ、且つ、マグネットの内部へのホルダの挿入が容易になる。これにより、ホルダの変形を抑制することができ、マグネットを精度良くホルダに固定することが可能になる。さらに、ホルダの外周面及びマグネットの内周面の径方向の寸法精度を軸方向の全域にわたって厳密に管理する必要がないので、ロータの寸法精度の管理が容易になり、ロータの生産性を向上させることが可能になる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータの切断部縦端面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るモータのロータの部分縦断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るモータのロータの部分拡大縦断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るモータの製造方法の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第1実施形態に係るモータの変形例のロータの部分拡大縦断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係るモータのロータの部分拡大縦断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係るモータの変形例のロータの部分拡大縦断面図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータの部分拡大縦断面図である。 図9は、本発明の第4実施形態に係るモータのロータの部分拡大縦断面図である。 図10は、本発明の第5実施形態に係るモータの切断部縦端面図である。 図11は、本発明の第6実施形態に係るモータの切断部縦端面図である。 図12は、本発明の第7実施形態に係るモータのステータコアの平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本書では、モータの回転軸が延びる方向を単に「軸方向」と呼び、モータの回転軸を中心として回転軸と直交する方向を単に「径方向」と呼び、モータの回転軸を中心とする円弧に沿う方向を単に「周方向」と呼ぶ。また、本書では、説明の便宜上、軸方向を上下方向とし、図1〜図10の上下方向をモータの上下方向として各部の形状や位置関係を説明する。なお、この上下方向の定義がモータの使用時の向きを限定するものではない。また、本書では、軸方向に平行な断面図及び端面図を「縦断面図」及び「縦端面図」と呼ぶ。また、本書で用いる「平行」、「垂直」は、厳密な意味で平行、垂直を表すものではなく、略平行、略垂直を含む。
<1.第1実施形態>
<1−1.モータの概略構成>
本発明の例示的な第1実施形態に係るモータの概略構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るモータの切断部縦端面図である。図1に示すモータ1は、ステータ2と、ロータ3と、を備える。
ステータ2は、円環状に形成される。ステータ2は、ステータ筐体21を備える。ステータ筐体21は、内筒部21aと、外筒部21bと、連結部21cと、を備える。内筒部21aは、回転軸を中心とする中空の円筒状に形成される。外筒部21bは、回転軸を中心とする円筒状に形成される。内筒部21a及び外筒部21bは、同軸に形成される。外筒部21bは、内筒部21aの径方向外側に配置される。連結部21cは、回転軸を中心とする円板状に形成され、内筒部21a及び外筒部21b各々の図1における下端部を連結する。ステータ筐体21は、材料を特に限定する趣旨ではないが、例えば金属製の板部材をプレス加工することによって成形される。なお、ステータ筐体21は、例えば切削加工によって成形されても良い。
ステータ2は、ステータコア22と、インシュレータ23と、コイル24と、を備える。ステータコア22、インシュレータ23及びコイル24は、径方向において、ステータ筐体21の内筒部21aと外筒部21bとの間に配置される。
ステータコア22は、複数枚の磁性鋼板を軸方向(上下方向)に積層して形成される。ステータコア22は、円環状のヨーク(図示略)と、ヨークから径方向内側に向かって延びる複数のティース(図示略)と、を備える。インシュレータ23は、ステータコア22とコイル24との間に配置される。インシュレータ23は、材料を特に限定する趣旨ではないが、例えば合成樹脂の電気絶縁部材から成る。コイル24は、インシュレータ23の外周に電線が巻きつけられて形成される。
ステータ2は、上軸受25と、下軸受26と、を備える。上軸受25の外周面及び下軸受26の外周面は、内筒部21aの内周面に嵌合して内筒部21aに固定される。上軸受25及び下軸受26は、後述するシャフト31を回転可能に支持する。
ステータ2は、円環状に形成される。ロータ3は、ステータ2の径方向内側に所定の隙間を設けて配置される。ロータ3は、シャフト31と、ホルダ32と、マグネット33と、を備える。
シャフト31は、モータ1の回転軸である。シャフト31は、軸方向(上下方向)に延びる円柱形状に形成される。シャフト31は、上軸受25及び下軸受26に挿入されて回転可能に支持される。シャフト31は、モータ1の図1における下方に突出し、その先端が従動部材(図示略)に接続される。ホルダ32は、シャフト31の径方向外側に配置され、その径方向中心にシャフト31が固定される。マグネット33は、ホルダ32の径方向外側に配置される。マグネット33は、ホルダ32によって支持される。
<1−2.ロータの詳細な構成>
続いて、ロータ3の詳細な構成について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係るモータ1のロータ3の部分縦断面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係るモータ1のロータ3の部分拡大縦断面図である。
ホルダ32は、ホルダ円筒部32aと、フランジ部32bと、ボス部32cと、ホルダ孔32dと、湾曲部32eと、を備える。ホルダ32は、材料を特に限定する趣旨ではないが、例えば金属製の板部材をプレス加工することによって成形される。
ホルダ円筒部32aは、シャフト31を中心とする中空の円筒状に形成される。ホルダ円筒部32aの下端部は、軸方向に開口する。
フランジ部32bは、シャフト31を中心とした円板状に形成される。フランジ部32bは、ホルダ円筒部32aの図1における上端部から径方向内側に向かって延びる。すなわち、フランジ部32bは、その径方向内側の縁がシャフト31の外周面に近接する。
ボス部32cは、フランジ部32bの径方向内側の縁から下方に延びる。ボス部32cは、軸方向の全域にわたってホルダ円筒部32aと径方向において重なる。なお、ボス部32cは、軸方向の少なくとも一部がホルダ円筒部32aと径方向において重なっても良い。
ホルダ孔32dは、ボス部32cの径方向内側に形成される。シャフト31は、ホルダ孔32dに挿入されて、ボス部32cに固定される。
湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部に形成される。湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aとフランジ部32bとの接続部に形成される。湾曲部32eは、シャフト31を中心とする同軸の円環状を成す。
マグネット33は、マグネット円筒部33aを備える。マグネット円筒部33aは、シャフト31を中心とする中空の円筒状に形成される。マグネット円筒部33aは、軸方向に開口する。
マグネット円筒部33aは、ステータコア22の径方向内側に所定の隙間を設けて配置される。すなわち、マグネット円筒部33aの外周面は、ステータコア22の内周面と、径方向において隙間を介して対向する。ステータ2の内筒部21aと、上軸受25と、下軸受26とは、ホルダ円筒部32aの径方向内側に配置される。
ホルダ円筒部32aは、径方向に突出する突出部34を有する。突出部34は、ホルダ円筒部32aの外周面から径方向外側に突出する。突出部34は、軸方向においてフランジ部32bから離れた領域に形成される。
ホルダ32は、軸方向に連続する離隔部41及び嵌合部42を有する。離隔部41は、嵌合部42よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。離隔部41は、マグネット33の上側略半分の領域と径方向に対向する。嵌合部42は、離隔部41を隔てて軸方向においてフランジ部32bから遠い側に配置される。嵌合部42は、マグネット33の下側略半分の領域と径方向に対向する。
離隔部41は、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との少なくとも一部が径方向に隙間を介して対向する。本実施形態では、離隔部41は、マグネット33の内周面と径方向に隙間を介して対向する。すなわち、離隔部41において、回転軸からホルダ32の外周面までの距離は、回転軸からマグネット33の内周面までの距離よりも短い。
離隔部41は、軸方向においてホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との間隔が一定を成す。離隔部41におけるホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との隙間は、例えば数十μm程度である。
嵌合部42は、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面とが突出部34を介して嵌合する。本実施形態では、嵌合部42の外周面は、マグネット33の内周面と突出部34を介して嵌合する。すなわち、嵌合部42において、回転軸から突出部34の外周面までの距離と、回転軸からマグネット33の内周面までの距離とは、略一致する。
なお、嵌合部42は、厳密な意味で嵌合に限定されるわけではなく、圧入、軽圧入、挿入でも良い。また、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との間には、接着剤が介在しても良い。
ホルダ32は、離隔部41と嵌合部42との間に、傾斜部43を有する。離隔部41と嵌合部42とは、傾斜部43を挟んで軸方向に連続する。傾斜部43は、軸方向に沿って離隔部41側から嵌合部42側に向かって外径が大きくなる。
なお、ホルダ円筒部32aに設けられた傾斜部43は、ホルダ円筒部32aの外周面に傾斜面を有していれば良く、ホルダ円筒部32aの内周面に傾斜面が無くても良い。すなわち、ホルダ円筒部32aの離隔部41及び嵌合部42は、内径が同じであり、内周面が軸方向に沿って面一であっても良い。
<1−3.モータの製造方法>
続いて、ステータ2と、回転軸であるシャフト31、ホルダ32及びホルダ32の径方向外側に配置されるマグネット33を有するロータ3と、を備えるモータ1の製造方法について説明する。なお、モータ1の製造方法のうち、ロータ3の組み立て方法について、図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係るモータ1の製造方法の一例を示すフローチャートである。
ロータ3の組み立てが開始されると(図4のスタート)、ステップ#101において、ホルダ形成工程が実行される。ホルダ形成工程では、ホルダ32を、中空のホルダ円筒部32aと、ホルダ円筒部32aから径方向内側に向かって延びるフランジ部32bと、フランジ部32bの径方向内側の縁から軸方向に延びてシャフト31が固定されるボス部32cと、を有する形状に形成する。ホルダ32は、例えば金属製の板部材をプレス加工することによって成形される。
ホルダ形成工程では、軸方向に突出部34に隣接する領域(離隔部41)において、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との間隔が軸方向において一定を成すようにホルダ円筒部32aの形成を行う。また、ホルダ形成工程では、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部に湾曲部32eを形成する。
ステップ#102では、マグネット準備工程が実行される。マグネット準備工程では、中空のマグネット円筒部33aを有するマグネット33を準備する。
ステップ#103では、突出部形成工程が実行される。突出部形成工程では、ホルダ円筒部32aの外周面の軸方向の一部に、マグネット円筒部33aの内周面に向かって径方向に突出する突出部34を形成する。また、突出部形成工程では、フランジ部32bから軸方向に離れた位置に突出部34を形成する。
なお、突出部形成工程は、マグネット準備工程の前に実行しても良い。また、ホルダ形成工程に突出部形成工程が含まれ、ホルダ円筒部32aの形成とともに突出部34を形成しても良い。
ステップ#104では、挿入工程が実行される。挿入工程では、軸方向において突出部34が形成される側の反対側(離隔部41側)からホルダ32をマグネット33の内部に挿入する。すなわち、図3における下方からホルダ32をマグネット33の内部に挿入する。ホルダ32の嵌合部42において、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面とが突出部34を介して嵌合する。
本実施形態のモータ1の構成によれば、マグネット33の内部にホルダ32を挿入する際、離隔部41、嵌合部42の順に挿入することができる。離隔部41ではホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との間に隙間があるので、マグネット33の内部へのホルダ32の挿入が容易になる。また、嵌合部42では、マグネット33の内周面と突出部34を介して嵌合されるので、マグネット33及びホルダ32を径方向に位置決めすることができる。
離隔部41と嵌合部42とが軸方向に区分されるので、ホルダ32の外周面及びマグネット33の内周面の径方向の寸法精度を軸方向の全域にわたって厳密に管理する必要がない。これにより、ロータ3の寸法精度の管理が容易になり、ロータ3の生産性を向上させることが可能になる。
ホルダ円筒部32aが突出部34を有するので、例えば金属製の板部材をプレス加工することによってホルダ32を一度で製造することができる。これにより、嵌合部42の形成が容易になる。したがって、ロータ3の生産性を向上させることが可能である。
離隔部41が嵌合部42よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。すなわち、離隔部41がフランジ部32bの外縁部に連結される。これにより、離隔部41はフランジ部32bによって径方向に保持されるため、離隔部41における径方向の寸法精度を向上させることができる。したがって、マグネット33の内部へのホルダ32の挿入をより一層容易にすることが可能になる。
離隔部41は軸方向においてホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との間隔が一定を成すので、離隔部41の形成が容易になる。これにより、ロータ3の生産性を向上させることが可能である。
離隔部41と嵌合部42との間に傾斜部43が設けられる。絞り加工により離隔部41を形成する場合、突出部34の形成が容易になる。これにより、ロータ3の生産性を向上させることが可能である。さらに、マグネット33の内部にホルダ32をスムーズに挿入することができる。これにより、ロータ3の生産性をより一層向上させることが可能になる。
また、ホルダ32が湾曲部32eを備えるので、マグネット33内部へホルダ32を挿入する初期段階において、湾曲部32eがマグネット33に近接する。これにより、マグネット33の内部へのホルダ32の挿入が容易になる。
ボス部32cの軸方向の少なくとも一部がホルダ円筒部32aと径方向において重なるので、ホルダ孔32dにシャフトを挿入する際、嵌合部42のホルダ32の外周面の径方向の寸法精度に影響が及ぶことを抑制することができる。これにより、マグネット33を精度良くホルダ32に固定することが可能になる。
<1−4.第1実施形態のモータ1の変形例>
続いて、第1実施形態のモータ1の変形例について説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係るモータ1の変形例のロータ3の部分拡大縦断面図である。
本実施形態のモータ1の変形例は、マグネット33のマグネット円筒部33aが、径方向に突出する突出部35を有する。突出部35は、軸方向においてフランジ部32bから離れた領域に形成される。突出部35は、マグネット円筒部33aの内周面から径方向内側に突出する。
マグネット33は、軸方向に連続する離隔部51及び嵌合部52を有する。離隔部51は、嵌合部52よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。離隔部51は、マグネット33の上側略半分の領域に相当する。嵌合部52は、離隔部51を隔てて軸方向においてフランジ部32bから遠い側に配置される。嵌合部52は、マグネット33の下側略半分の領域に相当する。
離隔部51は、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との少なくとも一部が径方向に隙間を介して対向する。本実施形態では、離隔部51は、ホルダ32の外周面と径方向に隙間を介して対向する。すなわち、離隔部51において、回転軸からマグネット33の内周面までの距離は、回転軸からホルダ32の外周面までの距離よりも長い。離隔部51は、軸方向においてホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との間隔が一定を成す。
嵌合部52は、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面とが突出部35を介して嵌合する。本実施形態では、嵌合部52は、ホルダ32の外周面と突出部35を介して嵌合する。すなわち、嵌合部52において、回転軸からホルダ32の外周面までの距離と、回転軸から突出部35の内周面までの距離とは、略一致する。なお、嵌合部52は、厳密な意味で嵌合に限定されるわけではなく、圧入、軽圧入、挿入でも良い。また、嵌合部52において、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との間には、接着剤が介在しても良い。
図5に示す離隔部51と嵌合部52との間は階段状に連続するが、図3に示す第1実施形態のように離隔部51と嵌合部52との間に傾斜部を設けても良い。
湾曲部32eが、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部及び下側端部に形成される。湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部及び下側端部の角部に形成される。湾曲部32eは、シャフト31を中心とする円環状を成す。なお、湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の下側端部のみに形成しても良い。
モータ1の製造方法の挿入工程では、軸方向において突出部35が形成される側の反対側(離隔部51側)からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。すなわち、図5における上方からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。
本変形例のモータ1の構成によれば、マグネット33の内部にホルダ32を挿入する際、離隔部51、嵌合部52の順に挿入することができる。離隔部51ではホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との間に隙間があるので、マグネット33の内部へのホルダ32の挿入が容易になる。
ホルダ32がホルダ円筒部32aの外周面の下側端部に形成された湾曲部32eを備えるので、マグネット33内部へホルダ32を挿入する初期段階において、湾曲部32eがマグネット33に近接する。これにより、マグネット33の内部へのホルダ32の挿入が容易になる。
<2.第2実施形態>
<2−1.ロータの詳細な構成>
次に、本発明の例示的な第2実施形態のモータについて説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係るモータのロータの部分拡大縦断面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
ロータ3は、ホルダ円筒部32aから径方向に突出する突出部34を有する。突出部34は、軸方向においてフランジ部32bに隣接した領域に形成される。突出部34は、ホルダ円筒部32aの外周面から径方向外側に突出する。
ホルダ32は、軸方向に連続する離隔部41及び嵌合部42を有する。嵌合部42は、離隔部41よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。嵌合部42は、マグネット33の上側略半分の領域と径方向に対向する。離隔部41は、嵌合部42を隔てて軸方向においてフランジ部32bから遠い側に配置される。離隔部41は、マグネット33の下側略半分の領域と径方向に対向する。
離隔部41と嵌合部42との間には、傾斜部43が設けられる。離隔部41と嵌合部42とが、傾斜部43を挟んで軸方向に連続する。傾斜部43は、軸方向に沿って離隔部41側から嵌合部42側に向かって外径が大きくなる。
湾曲部32eが、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部及び下側端部に形成される。湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部及び下側端部の角部に形成される。湾曲部32eは、シャフト31を中心とする同軸の円環状を成す。なお、湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の下側端部のみに形成されても良い。
モータ1の製造方法の挿入工程では、軸方向において突出部34が形成される側の反対側(離隔部41側)から、ホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。すなわち、図6における上方からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。
本実施形態のモータ1の構成によれば、第1実施形態同様、マグネット33を精度良くホルダ32に固定することが可能になる。さらに、マグネット33の内部へのホルダ32の挿入が容易になる。
<2−2.第2実施形態のモータ1の変形例>
続いて、第2実施形態のモータ1の変形例について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るモータ1の変形例のロータ3の部分拡大縦断面図である。
本実施形態のモータ1の変形例は、マグネット33のマグネット円筒部33aが、径方向に突出する突出部35を有する。突出部35は、軸方向においてフランジ部32bに隣接した領域に形成される。突出部35は、マグネット円筒部33aの内周面から径方向内側に突出する。
マグネット33は、軸方向に連続する離隔部51及び嵌合部52を有する。嵌合部52は、離隔部51よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。嵌合部52は、マグネット33の上側略半分の領域に相当する。離隔部51は、嵌合部52を隔てて軸方向においてフランジ部32bから遠い側に配置される。離隔部51は、マグネット33の下側略半分の領域に相当する。
図7に示す離隔部51と嵌合部52との間は階段状に連続するが、図6に示す第2実施形態のように離隔部51と嵌合部52との間に傾斜部を設けても良い。
湾曲部32eが、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部に形成される。湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部の角部に形成される。湾曲部32eは、シャフト31を中心とする円環状を成す。
モータ1の製造方法の挿入工程では、軸方向において突出部35が形成される側の反対側(離隔部51側)からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。すなわち、図7における下方からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。
本変形例のモータ1の構成によれば、第1実施形態同様、マグネット33を精度良くホルダ32に固定することが可能になる。さらに、マグネット33の内部へのホルダ32の挿入が容易になる。
<3.第3実施形態>
次に、本発明の例示的な第3実施形態のモータについて説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータの部分拡大縦断面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
ロータ3は、ホルダ円筒部32aから径方向に突出する突出部34を有する。突出部34は、軸方向においてフランジ部32bから離れた領域に形成される。突出部34は、ホルダ円筒部32aの外周面から径方向外側に突出する。
ホルダ32は、軸方向に連続する離隔部41及び嵌合部42を有する。離隔部41は、嵌合部42よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。離隔部41は、マグネット33の上側略半分の領域と径方向に対向する。嵌合部42は、離隔部41を隔てて軸方向においてフランジ部32bから遠い側に配置される。嵌合部42は、マグネット33の下側略半分の領域と径方向に対向する。
離隔部41は、軸方向に沿って嵌合部42に近づくに従ってホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との間隔が狭くなる。離隔部41は、外周面が軸方向に沿って下方に向かって外径が大きくなるテーパ状に形成される。離隔部41におけるホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との隙間は、最も広い箇所で例えば数十μm程度である。
湾曲部32eが、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部に形成される。湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部の角部に形成される。湾曲部32eは、シャフト31を中心とする円環状を成す。
モータ1の製造方法のホルダ形成工程では、軸方向に突出部34に隣接する領域(離隔部41)において、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との間隔が軸方向に沿って突出部34に近づくに従って狭くなるようにホルダ円筒部32aの形成を行う。
挿入工程では、軸方向において突出部34が形成される側の反対側(離隔部41側)からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。すなわち、図8における下方からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。
本実施形態のモータ1の構成によれば、離隔部41の外周面が軸方向に沿って嵌合部42に近づくに従って外径が大きくなるテーパ状に形成されるので、マグネット33の内部にホルダ32をスムーズに挿入することができる。これにより、ロータ3の生産性を向上させることが可能になる。
なお、この構成における突出部、離隔部及び嵌合部は、マグネット33に形成されても良い。
<4.第4実施形態>
次に、本発明の例示的な第4実施形態のモータについて説明する。図9は、本発明の第4実施形態に係るモータのロータの部分拡大縦断面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
ロータ3は、ホルダ円筒部32aから径方向に突出する突出部34を有する。突出部34は、軸方向においてフランジ部32bに隣接した領域に形成される。突出部34は、ホルダ円筒部32aの外周面から径方向外側に突出する。
ホルダ32は、軸方向に連続する離隔部41及び嵌合部42を有する。嵌合部42は、離隔部41よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。嵌合部42は、マグネット33の上側略半分の領域と径方向に対向する。離隔部41は、嵌合部42を隔てて軸方向においてフランジ部32bから遠い側に配置される。離隔部41は、マグネット33の下側略半分の領域と径方向に対向する。
離隔部41は、軸方向に沿って嵌合部42に近づくに従ってホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との間隔が狭くなる。離隔部41は、外周面が軸方向に沿って上方に向かって外径が大きくなるテーパ状に形成される。離隔部41におけるホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との隙間は、最も広い箇所で例えば数十μm程度である。
湾曲部32eが、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部及び下側端部に形成される。湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の上側端部及び下側端部の角部に形成される。湾曲部32eは、シャフト31を中心とする円環状を成す。なお、湾曲部32eは、ホルダ円筒部32aの外周面の軸方向の下側端部のみに形成しても良い。
モータ1の製造方法のホルダ形成工程では、軸方向に突出部34に隣接する領域(離隔部41)において、ホルダ32の外周面とマグネット33の内周面との間隔が軸方向に沿って突出部34に近づくに従って狭くなるようにホルダ円筒部32aの形成を行う。
挿入工程では、軸方向において突出部34が形成される側の反対側(離隔部41側)からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。すなわち、図9における上方からホルダ32がマグネット33の内部に挿入される。
本実施形態のモータ1の構成によれば、離隔部41の外周面が軸方向に沿って嵌合部42に近づくに従って外径が大きくなるテーパ状に形成されるので、マグネット33の内部にホルダ32をスムーズに挿入することができる。これにより、ロータ3の生産性を向上させることが可能になる。
なお、この構成における突出部、離隔部及び嵌合部は、マグネット33に形成されても良い。
<5.第5実施形態>
次に、本発明の例示的な第5実施形態のモータについて説明する。図10は、本発明の第5実施形態に係るモータの切断部縦端面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
ロータ3は、スペーサ36を備える。スペーサ36は、シャフト31を中心として径方向に延びる円板状に形成される。スペーサ36は、その径方向中心にシャフト31が挿入されるスペーサ孔36aが設けられる。シャフト31は、スペーサ孔36aに挿入されて、スペーサ36の内周面に固定される。ステータ2の内筒部21a、上軸受25及び下軸受26が、ホルダ円筒部32aの内周面よりも径方向内側であって、スペーサ36よりも下方に配置される。
スペーサ36は、その内周縁が上方に向かって延びる。これにより、シャフト31を挿入する際に、スペーサ36周辺で発生したバリが上軸受25の内部に進入することを防止することができる。
スペーサ36は、内周部36bと、外周部36cと、を備える。内周部36b及び外周部36cは、ともに下方から見て円環状を成す。外周部36cは、内周部36bに対して上側に向かって突出する。内周部36bの下面には、上軸受25の内輪25aが接触する。外周部36cの下面は、上軸受25の外輪25bに対して隙間を介して対向する。これにより、シャフト31に対して相対回転する外輪25bを、スペーサ36と非接触にすることができる。一方、スペーサ36とフランジ部32bとの距離が短くなると、ロータ3が軸方向にぶれる虞がある。本実施形態の構成によれば、スペーサ36を上軸受25の外輪25bと非接触にしつつ、ロータ3のぶれを抑制することができる。
スペーサ36は、その外周縁がホルダ円筒部32aの内周面に嵌合する。スペーサ36は、軸方向において離隔部41と径方向に対向する位置でホルダ円筒部32aの内周面に嵌合する。スペーサ36は、離隔部41の軸方向における下端部に配置される。
なお、ホルダ32は、軸方向に連続する離隔部41及び嵌合部42を有する。離隔部41は、嵌合部42よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。離隔部41は、マグネット33の上側略半分の領域と径方向に対向する。嵌合部42は、離隔部41を隔てて軸方向においてフランジ部32bから遠い側に配置される。嵌合部42は、マグネット33の下側略半分の領域と径方向に対向する。
本実施形態のモータ1の構成によれば、ホルダ32の変形を抑制する作用を向上させることができる。スペーサ36を用いることで、例えばホルダ32が軸方向に比較的長い場合においても、マグネット33を精度良くホルダ32に固定することが可能になる。
また、スペーサ36が軸方向において離隔部41と径方向に対向する位置でホルダ円筒部32aの内周面に嵌合するので、スペーサ36を使用した場合において、嵌合部42のホルダ32の外周面の径方向の寸法精度に影響が及ぶことを抑制することができる。これにより、マグネット33を精度良くホルダ32に固定することが可能になる。
<6.第6実施形態>
次に、本発明の例示的な第6実施形態のモータについて説明する。図11は、本発明の第6実施形態に係るモータの切断部縦端面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
ロータ3は、スペーサ37を備える。スペーサ37は、シャフト31を中心として径方向に延びる円板状に形成される。スペーサ37は、その径方向中心にシャフト31が挿入されるスペーサ孔37aが設けられる。シャフト31は、スペーサ孔37aに挿入されて、スペーサ37の内周面に固定される。上軸受25は、ホルダ32よりも上方であって、モータ1全体の上部に配置される。ステータ2の内筒部21a及び下軸受26は、ホルダ32全体よりも下方に配置される。
スペーサ37は、その外周縁がホルダ円筒部32aの内周面に嵌合する。スペーサ37は、軸方向において離隔部41と径方向に対向する位置でホルダ円筒部32aの内周面に嵌合する。スペーサ37は、離隔部41の軸方向における略中央部に配置される。
なお、ホルダ32は、軸方向に連続する離隔部41及び嵌合部42を有する。嵌合部42は、離隔部41よりも軸方向においてフランジ部32bに近い側に配置される。嵌合部42は、マグネット33の上側略半分の領域と径方向に対向する。離隔部41は、嵌合部42を隔てて軸方向においてフランジ部32bから遠い側に配置される。離隔部41は、マグネット33の下側略半分の領域と径方向に対向する。
本実施形態のモータ1の構成によれば、第5実施形態同様、ホルダ32の変形を抑制する作用を向上させることができる。スペーサ37を用いることで、例えばホルダ32が軸方向に比較的長い場合においても、マグネット33を精度良くホルダ32に固定することが可能になる。
また、スペーサ37が軸方向において離隔部41と径方向に対向する位置でホルダ円筒部32aの内周面に嵌合するので、スペーサ37を使用した場合において、嵌合部42のホルダ32の外周面の径方向の寸法精度に影響が及ぶことを抑制することができる。これにより、マグネット33を精度良くホルダ32に固定することが可能になる。
<7.第7実施形態>
次に、本発明の例示的な第7実施形態のモータについて説明する。図12は、本発明の第7実施形態に係るモータのステータコアの平面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
ステータ2のステータコア22は、ヨーク22aと、ティース22bと、を備える。ヨーク22aは、円環状に形成される。ティース22bは、ヨーク22aから径方向内側に向かって延びる。ティース22bは、複数設けられる。ティース22bは、例えば9個が周方向に等角度間隔で配置される。
各々のティース22bは、ロータ3と対向する端面22cを有する。各ティース22bの端面22cは、径方向と交差する平面を成し、軸方向に沿って延びる。本実施形態では、端面22cは、径方向と直交する平面を成し、軸方向に沿って延びる。
本実施形態のモータ1の構成によれば、コギングトルクを低減させることができる。これにより、コギングトルクに起因する無負荷時の振動、騒音、位置決め精度の低下などの不具合の発生を抑制することが可能になる。
<8.その他>
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上記実施形態やその変形例は適宜任意に組み合わせることができる。
例えば、第3及び第4の実施形態で説明した軸方向に沿って嵌合部42に近づくに従ってホルダ円筒部32aの外周面とマグネット円筒部33aの内周面との間隔が狭くなる離隔部41は、マグネット円筒部33aに形成することにしても良い。また、当該離隔部41の構成を、スペーサ36、37を有するロータ3に適用しても良い。
本発明は、例えばモータにおいて利用可能である。
1・・・モータ、2・・・ステータ、3・・・ロータ、21・・・ステータ筐体21a・・・内筒部、21b・・・外筒部、21c・・・連結部、22・・・ステータコア、22a・・・ヨーク、22b・・・ティース、23・・・インシュレータ、24・・・コイル、25・・・上軸受、25a・・・内輪、25b・・・外輪、26・・・下軸受、31・・・シャフト、32・・・ホルダ、32a・・・ホルダ円筒部、32b・・・フランジ部、32c・・・ボス部、32d・・・ホルダ孔、32e・・・湾曲部、33・・・マグネット、33a・・・マグネット円筒部、34、35・・・突出部、36、37・・・スペーサ、36a、37a・・・スペーサ孔、41、51・・・離隔部、42、52・・・嵌合部、43・・・傾斜部

Claims (18)

  1. ステータと、
    ロータと、
    を備え、
    前記ロータは、
    回転軸であるシャフトと、
    前記シャフトの径方向外側に配置され、中空のホルダ円筒部と、前記ホルダ円筒部から径方向内側に向かって延びるフランジ部と、前記フランジ部の径方向内側の縁から軸方向に延びて前記シャフトが固定されるボス部と、を有するホルダと、
    前記ホルダの径方向外側に配置され、中空のマグネット円筒部を有するマグネットと、
    を有し、
    前記ホルダ円筒部または前記マグネット円筒部は、径方向に突出する突出部を有し、
    前記ホルダまたは前記マグネットは、軸方向に連続する離隔部及び嵌合部を有し、
    前記離隔部は、前記ホルダの外周面と前記マグネットの内周面との少なくとも一部が径方向に隙間を介して対向し、
    前記嵌合部は、前記ホルダの外周面と前記マグネットの内周面とが前記突出部を介して嵌合することを特徴とするモータ。
  2. 前記ホルダ円筒部が、前記突出部を有することを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記離隔部は、前記嵌合部よりも軸方向において前記フランジ部に近い側に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ。
  4. 前記離隔部は、軸方向において前記ホルダ円筒部の外周面と前記マグネット円筒部の内周面との間隔が一定を成すことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記離隔部と前記嵌合部との間に傾斜部が設けられ、前記離隔部と前記嵌合部とが前記傾斜部を挟んで軸方向に連続することを特徴とする請求項4に記載のモータ。
  6. 前記離隔部は軸方向に沿って前記嵌合部に近づくに従って前記ホルダ円筒部の外周面と前記マグネット円筒部の内周面との間隔が狭くなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のモータ。
  7. 前記ホルダ円筒部の外周面の軸方向端部に形成された湾曲部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のモータ。
  8. 前記ホルダ円筒部の内周面に嵌合するスペーサを備え、前記スペーサに前記シャフトが挿入される孔が設けられることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のモータ。
  9. 前記スペーサが、軸方向において前記離隔部と径方向に対向する位置で前記ホルダ円筒部の内周面に嵌合することを特徴とする請求項8に記載のモータ。
  10. 前記ボス部は、軸方向の少なくとも一部が前記ホルダ円筒部と径方向において重なることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のモータ。
  11. 前記ステータは、径方向に沿って前記ロータに向かって延びる複数のティースを有し、各々の前記ティースの前記ロータと対向する端面が、径方向と交差する平面を成すことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載のモータ。
  12. ステータと、回転軸であるシャフト、ホルダ及び前記ホルダの径方向外側に配置されるマグネットを有するロータと、を備えるモータの製造方法であって、
    中空のホルダ円筒部と、前記ホルダ円筒部から径方向内側に向かって延びるフランジ部と、前記フランジ部の径方向内側の縁から軸方向に延びて前記シャフトが固定されるボス部と、を有する形状に前記ホルダを形成するホルダ形成工程と、
    中空のマグネット円筒部を有する前記マグネットを準備するマグネット準備工程と、
    前記ホルダ円筒部の外周面或いは前記マグネット円筒部の内周面の少なくとも一方の軸方向の一部に、他方に向かって径方向に突出する突出部を形成する突出部形成工程と、
    軸方向において前記突出部が形成される側の反対側から前記ホルダを前記マグネットの内部に挿入する挿入工程と、
    を含むことを特徴とするモータの製造方法。
  13. 前記ホルダ形成工程または前記マグネット準備工程の少なくとも一方に前記突出部形成工程が含まれ、前記ホルダ円筒部の形成または前記マグネットの準備とともに前記突出部を形成することを特徴とする請求項12に記載のモータの製造方法。
  14. 前記突出部形成工程では、前記フランジ部から軸方向に離れた位置に前記突出部を形成することを特徴とする請求項12または請求項13に記載のモータの製造方法。
  15. 前記ホルダ形成工程及び前記マグネット準備工程では、軸方向に前記突出部に隣接する領域において、前記ホルダの外周面と前記マグネットの内周面との間隔が軸方向において一定を成すように前記ホルダ円筒部の形成または前記マグネットの準備を行うことを特徴とする請求項12〜請求項14のいずれかに記載のモータの製造方法。
  16. 前記突出部形成工程において、軸方向に前記突出部に隣接する領域と前記突出部との間に傾斜部を形成することを特徴とする請求項15に記載のモータの製造方法。
  17. 前記ホルダ形成工程または前記マグネット準備工程において、軸方向に前記突出部に隣接する領域において、前記ホルダの外周面と前記マグネットの内周面との間隔が軸方向に沿って前記突出部に近づくに従って狭くなるように前記ホルダ円筒部の形成または前記マグネットの準備を行うことを特徴とする請求項12〜請求項14のいずれかに記載のモータの製造方法。
  18. 前記ホルダ形成工程では、前記ホルダ円筒部の外周面の軸方向端部に湾曲部を形成することを特徴とする請求項12〜請求項17のいずれかに記載のモータの製造方法。
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