JP2017184416A - 電力変換装置 - Google Patents

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福田 誠
Makoto Fukuda
誠 福田
良治 高岸
Ryoji Takagishi
良治 高岸
秀樹 大庭
Hideki Oba
秀樹 大庭
小林 勇次
Yuji Kobayashi
勇次 小林
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Abstract

【課題】太陽電池などの外部直流電源から得られた直流電力を交流電力に変換する電力変換装置において、電気回路部品の劣化や漏電を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】電力変換回路が筐体内に収容され、筐体の下壁に空気流入部を備え、筐体の上壁に空気流出部を備える電力変換装置において、空気流入部を開閉する開閉部材17を設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、太陽電池などの外部直流電源から得られた直流電力を交流電力に変換する電
力変換装置に関し、特に、湿気侵入抑制構成の電力変換装置に関する。
太陽光発電システム用の電力変換装置(パワーコンディショナと称する)は、その筐体
内に、電力変換回路として、太陽電池が発電する直流電力を入力として昇圧回路で昇圧し
、商用電力系統と実質的に同期した所定の交流電力にインバータ回路で変換し、この変換
された交流電力を商用電力系統へ重畳可能とする回路を収容している。この電力変換回路
には、半導体のスイッチング素子やリアクトル等の発熱部品を備えており、それらの発熱
する熱はヒートシンクの基板部に熱伝導状態に取り付けられ、ヒートシンクの放熱フィン
から放熱される仕組みである(特許文献1)。
特開2012−164878号公報
このような電力変換装置は、屋外設置式と屋内設置式があるが、屋内設置式において、
邪魔にならない場所として、浴室に隣接する部屋、例えば脱衣室や洗面室の壁の上部に設
置されることが多々ある。このため、浴室の出入り口ドアを開けたとき、浴室から湯気(
外気に触れて気体の温度が低下し凝結した水滴と水蒸気の混相)が一時に脱衣室や洗面室
へ流出し、これが電力変換装置に降り掛かる。
電力変換装置は、特許文献1のように筐体内に各種の電気回路を収容している。また、
筐体内にヒートシンクを収容している形態がある。いずれの形態においても、筐体内の電
気回路の部品やヒートシンクの放熱促進用空気流通部として、筐体の下壁に多数の小孔や
スリット等で形成した空気流入部を備え、筐体の上壁に多数の小孔やスリット等で形成し
た空気流出部を備える。
電力変換装置が太陽光発電システムから直流が入力される形態では、太陽光が現れる昼
間は電力変換装置が正規の動作を行い、電力変換装置の筐体内の温度が上昇するため、筐
体内とヒートシンクの多数のフィン間では、下方から上方へ流れる上昇気流が形成され、
電気回路部品の放熱が促進される。一方、太陽光が出ていない夜間は電力変換装置による
電力変換動作が行われないため、電力変換装置の筐体内の温度は低く、またヒートシンク
の温度も低い。このため、下壁の空気流入部から上壁の空気流出部へ向かって積極的に流
れる上昇気流は形成され難い。
電力変換装置が動作しているとき、及び電力変換装置が停止しているときも、浴室の出
入り口ドアを開けたとき浴室から脱衣所や洗面所へ一時に流出する湯気は、主として電力
変換装置の筐体の下壁の空気流入部から筐体内に流入し、筐体内の電気回路部品に付着し
、これら電気回路部品の劣化や漏電が懸念される。
本発明は、電力変換装置が動作しているときは、筐体内の電気回路部品の放熱促進が確
保され、浴室の出入り口ドアを開けたときの一時の流出湯気が電力変換装置の筐体内へ流
入し難いように障害となる開閉部材を設け、湯気によって生じることが懸念される筐体内
の電気回路部品の劣化や漏電を抑制することができる技術を提供するものである。
本発明は、太陽電池などの外部直流電源から得られた直流電力を交流電力に変換する電
力変換回路が筐体内に収容され、前記筐体の下壁に空気流入部を備え、前記筐体の上壁に
空気流出部を備える電力変換装置において、
前記空気流入部を開閉する開閉部材を設けることを特徴とする電力変換装置である。
本発明によれば、電力変換装置が動作しているときは、筐体内の電気回路部品の放熱促
進が確保され、浴室の出入り口ドアを開けたとき等のように、一時の流出湯気が生じると
きは、開閉部材によって空気流入部を閉じることによって、湯気が電力変換装置の筐体内
へ流入し難いようになるため、通常は電力変換装置の動作が確保され、浴室から流出した
湯気による筐体内の電気回路部品の劣化や漏電を抑制することができる。
本実施形態に係る電力変換装置の蓋体を開けたときの状態を示す正面視の説明図である。 本実施形態に係る電力変換装置の横断面による説明図である。 本実施形態に係る電力変換装置の回路構成図である。 本実施形態に係る電力変換装置の上面図である。 本実施形態に係る電力変換装置の底面図である。 本実施形態に係る電力変換装置に開閉部材を取り付けた状態の正面斜視図である。 本実施形態に係る電力変換装置に開閉部材を取り付けた状態の正面図である。 本実施形態に係る電力変換装置に開閉部材を取り付けた状態の左側面図である。 本実施形態に係る電力変換装置に開閉部材を取り付けた状態の右側面図である。 本実施形態の変形例に係る電力変換装置の底面図である。(a)は、開閉板が開いた図であり、(b)は開閉板が閉じた図である。
本実施形態は、太陽電池などの外部の直流電源から得られた直流電力を交流電力に変換
する電力変換回路が筐体内に収容され、前記筐体の下壁に空気流入部を備え、前記筐体の
上壁に空気流出部を備える電力変換装置において、
前記空気流入部を開閉する開閉部材を設けることを特徴とする電力変換装置である。
以下にその実施例を図に基づき説明する。実施例は、筐体内に電力変換回路とヒートシ
ンクを収容した形態で示している。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係る電力変換装置1は、太陽電池P
Vで構成する太陽光発電システムなどの外部の直流電源から得られた直流電力を交流電力
に変換する電力変換回路INVを構成する電気回路部品6が筐体2内に収容されている。
筐体2は、金属製の本体3と金属製の蓋体4によって構成し、本体3は、鋼板の一方の面
がカラー塗装されたカラー鋼板で構成され、カラー塗装された面を外側として、上壁3A
、下壁3B、左壁3C、右壁3D、及び背壁3Eで囲まれ前面開口3Fを有する矩形状の
箱を構成する。蓋体4は、鋼板の一方の面がカラー塗装されたカラー鋼板で構成され、カ
ラー塗装された面を外側とし、本体3の前面開口3Fを塞ぐように取り付けネジによって
本体3に着脱自在に取り付ける。なお、蓋体4は、本体3の左壁3Cまたは右壁3Dにヒ
ンジによって開閉自在とすることもできる。
図3には電力変換回路INVの構成を示しており、電力変換回路INVは、太陽電池P
Vで発電した直流電力を、直流用リアクトルL1、スイッチング素子S1、ダイオードD
1、平滑用のコンデンサC1を含む昇圧回路BSで所定電圧に昇圧し、昇圧回路BSで昇
圧した電力を複数のスイッチング素子S2で構成する直流・交流変換回路DAで商用電力
系統GRIDの周波数に同期する正弦波交流に変換し、交流用リアクトルL2、コンデン
サC2を含むローパスフィルタLPFで高周波成分をカットまたは充分に減衰させた状態
で、リレー接点RYを介して商用電力系統GRIDへ出力する構成である。昇圧回路BS
、直流・交流変換回路DA及びリレー接点RYは、制御回路CPによって動作が制御され
る構成である。
本体3内には電力変換回路INVが収容されており、図2に示すように、電力変換回路
INVを構成する複数の電気回路部品6を取り付けるためのシャーシ5が、本体3内で背
壁3Eに並行配置となるように所定の間隔を存して背壁3Eに取り付けられる。
電力変換回路INVを構成する電気部品のうち、直流用リアクトルL1、交流用リアク
トルL2、コンデンサC1やコンデンサC2等の大きな部品以外の主たる電気回路部品6
は、大きな平面積を有するプリント配線基板で構成するメイン基板7に配置され、直流用
リアクトルL1、交流用リアクトルL2、コンデンサC1やコンデンサC2等も、メイン
基板7に形成される配線パターンと電気的に接続される。
図1及び図2に示すように、本体3内には、ヒートシンク8の隣りにリアクトル収容部
9を上下方向に設ける。電力変換回路INVの中の直流用リアクトルL1と交流用リアク
トルL2は、リアクトル収容部9において、背壁3Eにネジ等の固定具にて取り付ける支
持板10の前面側に、ネジ等の固定具にて上下配置状態に取り付ける。
図1及び図2に示すように、本体3内には、リアクトル収容部9の反対側に端子台11
を配置するために、シャーシ5の一部を後方に窪ませた平坦な端子台配置部5Aを形成し
ており、ここに端子台11が取り付けられている。
端子台11は、電力変換回路INVと太陽電池PVとの接続端子、電力変換回路INV
と商用電力系統GRIDとの接続端子、アース端子、及び自立端子を含むものであり、端
子台11と電力変換回路INVとの接続線13が、シャーシ5の一部の窓から視認できる
前記自立端子は、商用電力系統GRIDが災害等により動作不能状態になったとき、太
陽電池PVで発電した直流電力を電力変換回路INVで変換した交流電力で以って、家屋
内の電気器具を動作させるための非常時用コンセント接続用である。
本体3の背壁3E及び下壁3Bには、太陽電池PV、商用電力系統GRID、及び非常
時用コンセントとの配線が端子台11に接続されるために、配線用開口12が端子台11
に対応して形成される。
コンデンサC1とコンデンサC2は、それぞれ単一構成のもの、または複数の小コンデ
ンサで群構成されるものとし、これらが端子台11よりも上方側の空間部に配置される。
電力変換回路INVの中でスイッチング素子S1、S2は発熱して高温となるため、そ
の発熱を放散するために、一つまたは別個のパッケージに収容される形態でモジュール化
される。これをIPM(インテリジェントパワーモジュール)と称する。
IPMは、アルミニウム等の熱伝導良好なヒートシンク8に取り付ける。図2に示すよ
うに、ヒートシンク8は、基板部8Aと基板部8Aから左右に並行して上下方向に延出し
た複数の放熱フィン8Bを有し、放熱フィン8Bの中間部以下が本体3の背壁3Eに形成
する開口3E1に臨む状態で、本体3内でシャーシ5と背壁3Eとの間に位置するように
、背壁3Eにネジ等の固定具にて取り付ける。筐体2の下壁である本体3の下壁3Bに空
気流入部15を備え、筐体2の上壁である本体3の上壁3Aに空気流出部16を備える。
図5に示すように、空気流入部15は、放熱用として筐体2内の電力変換回路INVの
電気回路部品へ空気が流入するための多数の小孔で形成された第1空気流入孔15Aと、
放熱フィン8B間へ空気が流入するように多数のスリットで形成した第2空気流入孔15
Bとを備える。
また、図4に示すように、空気流出部16は、電力変換回路INVの電気回路部品の放
熱用として、多数の小孔で形成された第1空気流出孔16Aと、放熱フィン8B間から流
出する空気用として多数のスリットで形成した第2空気流出孔16Bとを備える。
前記IPMは、その裏側のアルミニウム等の金属製放熱面が、ヒートシンク8の基板部
8Aの前面に熱伝導状態にネジ等の固定具にて取り付けられ、IPMの発熱は、基板部8
Aから放熱フィン8Bへ伝達され、放熱フィン8B間を上昇する空気によって放熱される
ダイオードD1も発熱が大きい場合は、IPMと同様に、パッケージに収容される形態
でモジュール化し、ヒートシンク8の基板部8Aの前面に熱伝導状態に、ネジ等の固定具
にて取り付ける。なお、ダイオードD1は、IPMに含めてパッケージするようにすれば
、ヒートシンク8の基板部8Aへの取り付け作業も容易となる。
電力変換回路INVは、太陽電池PVから電力変換回路INVへの入力電流を検出する
入力側電流センサCT1を備え、電力変換回路INVの出力電流を検出する出力側電流セ
ンサCT2を備える。入力側電流センサCT1と出力側電流センサCT2は、共通化を図
るため、直流電流及び交流電流の両方の検出に用いることができるホール素子式の電流セ
ンサであり、メイン基板7に取り付けるサブ基板71、72にそれぞれ取り付けられてい
る。
図6は、開閉部材17を設けた電力変換装置1を示す。蓋体4の前面(正面)下部には
、本体3内に配置したコントロールパネル部30が臨む操作窓が設けられている。コント
ロールパネル部30には、電力変換装置1の発電電力や積算電力などの表示部と、運転及
び停止スイッチ操作部などが配置されている。
図6に示すように、筐体2の下壁である本体3の下壁3Bに空気流入部15を開閉する
開閉部材17を設けている。開閉部材17は、一端が軸支持部20にて支持され空気流入
部15の全体を覆う大きさの開閉板18と、開閉板18の開閉動作を行う電動機構19と
、電力変換装置1が蒸気や湯気に曝される情報で動作する制御部21を備える。制御部2
1によって電動機構19が空気流入部15を閉じる状態と開く状態に開閉板18を動作さ
せる。
開閉板18は、空気流入部15の全体を覆う大きさの単一の開閉板で構成され、空気流
入部15の前側で軸支持部20にて支持される。このため、開閉板18の構成が簡素化さ
れるとともに、空気流入部15の後側に軸支持部20を配置した場合に比して、浴室の出
入り口から流出する湯気が空気流入部15へ流入することを速やかに抑制できることとな
る。また、開閉板18は、電動機構19によって同時に開閉動作する並列配置の複数の開
閉板で構成する形態でもよい。また、開閉板18を軸支持部20にて支持されるようにし
ているが、電動機構によってスライドさせて空気流入部を閉じるようにしても良い。また
、この際に空気流入部15を形成する小孔やスリットに対応させて開閉板18に小穴やス
リットを設けるようにすると、スライドの際の移動量が少なくてすむ。
電動機構19はステッピングモータで構成され、制御部21から出力されるステッピン
グパルス信号によって、開閉板18が空気流入部15を全閉状態と、全開状態に動作させ
る。
制御部21は電源プラグ22を備え、この電源プラグ22を電力変換装置1に設けたコ
ンセント23へ差し込むことによって電力変換装置1に設けた蓄電池から制御部21へ或
いは太陽電池の出力電力が制御部21へ供給される状態となる。この蓄電池は、太陽電池
PVで発電した直流電力が充電回路を通して充電される公知の仕組みである。電力変換装
置1が設置され動作開始状態になると、制御部21へ電源が供給され、電動機構19のス
テッピングモータが初期位置設定動作を開始する。初期位置は、図6乃至図9に示すよう
に、開閉板18が降下して空気流入部15を全開とする状態である。このような初期位置
設定動作は公知である。
尚、別途、制御部21を設ける構成にしているが、電力変換装置1の制御回路CPを利
用しても良い。
このように、開閉板18が空気流入部15を大きく開いているため、電力変換装置1が
動作しているときは、筐体2内の電気回路部品6は発熱し、その熱によってヒートシンク
8の温度が上昇しており、電力変換装置1の周囲の空気は、空気流入部15から筐体2内
に流入し、空気流出部16から流出する空気の流れが促進される。このため、電力変換装
置1が動作しているときは、筐体2内の電気回路部品6の放熱が良好に行われる。
制御部21は、電力変換装置1の空気流入部15へ浴室の湯気が一時に流入することを
抑制するように制御することが求められる。このため、浴室のドアが開いて浴室の湯気が
一時に大量に流出し、その湯気が空気流入部15から筐体2に収容された電気回路部品6
に降り掛かることを速やかに抑制する動作が求められる。
このため、制御部21が空気流入部15を閉じるように開閉板18を上昇動作する情報
(信号と同等)は、電力変換装置1の周辺の湿度が所定値以上になったことを湿度検出部
が検出したときの湿度情報、電力変換装置1の動作が停止していることを示す運転停止情
報、太陽光発電システムの動作が停止していることを示す発電停止情報、太陽光発電シス
テムの発電量が所定値以下に低下したことを示す発電レベル情報、浴槽へ給湯する給湯器
が運転状態であることを示す給湯器運転情報、浴室用リモコンが給湯動作状態であること
を示す給湯動作情報、浴室の出入り口ドア開閉検知センサがドア開状態を検出したドア開
情報、浴室へ出入りする人を検出する人を感知し人が浴室に入ったことを検出する人感知
情報、浴室の電灯が点灯したことを示す浴室点灯情報、24時間タイマにより夜間時間帯
であることを示す情報、屋外の日照状態を検出する照度検出センサが夜間状態であること
を示す夜間照度情報等の制御情報である。
前記制御情報の一つまたは組み合わせに基づき、空気流入部15から湯気が侵入しない
状況にあると判断した時は、開閉板18が空気流入部15を全開状態とするように制御す
る。また、制御部21は、前記制御情報の一つまたは組み合わせに基づき動作することに
より、浴室から湯気が流出することを速やかに検出して、速やかに開閉板18が空気流入
部15を全閉状態とする。また、前記制御情報の一つまたは組み合わせに基づき、湯気が
空気流入部15へ侵入する状況にないと制御部21が判断し、開閉板18が空気流入部1
5を全開状態とするように制御する。
例えば、制御部21が、外部の直流電源が太陽光発電システムの場合は、太陽光発電シ
ステムが動作している発電動作中情報か、電力変換装置1が動作中であることを示す運転
中情報を受けているとき、開閉板18が空気流入部15を全開状態とする。この状態にお
いて、浴室用リモコンが給湯動作状態となったことを示す給湯動作情報か、浴室の出入り
口ドアが開いたことをセンサで検出したドア開情報に基づき、制御部21が、電動機構1
9を作動させ、開閉板18が空気流入部15を全閉状態とする。
そして、制御部21は、浴室用リモコンが給湯停止状態となったことを示す給湯停止情
報か、浴室の出入り口ドアが開いた状態または閉じた状態が所定時間以上継続したことを
示すドア開閉継続情報に基づき、この状況は浴室の出入り口から湯気の流出がないため、
制御部21が、電動機構19を作動させ、開閉板18が空気流入部15を全開状態とする
また、制御部21を動作状態とするか否かは、空気流入部15から湯気が侵入可能状態
か否かで設定することができる。
外部の直流電源が太陽光発電システムの場合は、通常は夜間には所定以上の電力の発電
はせず、電力変換装置1から所定の出力が得られない。通常は、浴室の利用は夜間である
ため、夜間では、空気流入部15から湯気が侵入する可能性がある状況である。例えば、
太陽光発電システムの発電停止情報か、電力変換装置1の停止情報か、前記照度検出セン
サが夜間状態を検出している夜間照度情報に基づき、開閉板18が空気流入部15を閉じ
ることができる態勢をとれるようにするために、制御部21を動作状態に設定する。
また、昼間は太陽光発電システムが所定以上の電力を発電し、電力変換装置1から所定
の出力が得られるため、太陽光発電システムの発電中情報か、電力変換装置1の動作中情
報か、前記照度検出センサが昼間状態を検出している昼間照度情報に基づき、開閉板18
が空気流入部15を全開状態とするように、制御部21を停止状態に設定することができ
る。
開閉板18を空気流入部15の前側において軸支持部20にて支持することにより、浴
室の出入り口から一時に流出する湯気が空気流入部15へ流入する経路に開閉板18が存
在して、開閉板18が湯気の流れの障壁となり、湯気が空気流入部15へ一時に流入する
ことの遮断作用が向上し、筐体2内への湯気の一時的大量流入が抑制でき、筐体2内の電
気回路部品6の保護ができる。
電力変換装置1が浴室に隣接する洗面室等に設置する場合は、浴室から流出する湯気か
ら電力変換装置1を保護する上で開閉部材17は有効であるが、浴室から離れた部屋や廊
下等の壁に電力変換装置1を設置する場合は、開閉部材17が必要ない。
このため、電力変換装置1に対して開閉部材17を容易に着脱できるようにする。
そのための構成は種々あるが、一つの構成として、開閉板18と電動機構19と制御部
21を一体的に筐体2の下壁3Bに、ネジ等によって着脱可能とする。この場合、電動機
構19と制御部21を単一コントロールボックスに収容し、このコントロールボックスか
ら延出する軸支持部20に開閉板18を取り付けた構成とし、コントロールボックスと軸
支持部20を筐体2へ着脱自在に取り付ければよい。
本実施形態では第1空気流入孔15Aの分布を図5に示すようにL字形状にしたが、第
1空気流入孔15Aが分布する形状を図10(a)に示すように四角にしてもよい。また
、空気流入部15の第1空気流入孔15A、第2空気流入孔15Bを開閉板18で覆うよ
うにしたが、図10(b)に示すように少なくとも第1空気流入孔15Aが覆われるよう
にすれば良い。これは第1空気流入孔15Aが筐体2内の電子部品が配置された空間へと
繋がるための孔であり、ここを塞ぐことで湯気による電子部品の劣化を抑えることができ
る。第2空気流入孔15Bはヒートシンク8の放熱フィン8Bへと繋がる孔であるために
湯気による悪影響はほとんどない。
外部の直流電源として、太陽電池を取り上げたが、この他に燃料電池、風力発電機、波
動発電機などが本発明に適用できる。

1・・・・・電力変換装置
2・・・・・筐体
3・・・・・本体
3A・・・・上壁
3B・・・・下壁
4・・・・・蓋体
6・・・・・電気回路部品
8・・・・・ヒートシンク
15・・・・空気流入部
16・・・・空気流出部
17・・・・開閉部材
18・・・・開閉板
19・・・・電動機構
20・・・・軸支持部
21・・・・制御部
INV・・・電力変換回路
PV・・・・太陽電池


Claims (6)

  1. 太陽電池などの直流電源から得られた直流電力を交流電力に変換する電力変換回路が筐
    体内に収容され、前記筐体の下壁に空気流入部を備え、前記筐体の上壁に空気流出部を備
    える電力変換装置において、
    前記空気流入部を開閉する開閉部材を設けることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記開閉部材は、一端が軸支持部にて支持され前記空気流入部を開閉する開閉板と、前
    記開閉板の開閉動作を行う電動機構と、前記電動機構の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、制御情報に基づいて、前記電動機構によって前記開閉板が前記空気流入
    部を閉じる状態に動作させることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御情報は、前記電力変換装置の周辺の湿度が所定値以上になったことを湿度検出
    部が検出したときの湿度情報、前記電力変換装置が動作停止していることを示す運転停止
    情報、太陽光発電システムの動作が停止していることを示す発電停止情報、太陽光発電シ
    ステムの発電量が所定値以下に低下したことを示す発電レベル情報、浴槽へ給湯する給湯
    器が運転状態であることを示す給湯器運転情報、浴室用リモコンが給湯動作状態であるこ
    とを示す給湯動作情報、浴室の出入り口ドア開閉検知センサがドア開状態を検出したドア
    開情報、浴室へ出入りする人を検出する人を感知し人が浴室に入ったことを検出する人感
    知情報、浴室の電灯が点灯したことを示す浴室点灯情報、24時間タイマにより夜間時間
    帯であることを示す情報、屋外の日照状態を検出する照度検出センサが夜間状態であるこ
    とを示す夜間照度情報等の制御情報であり、前記制御部は、前記制御情報の一つまたは組
    み合わせに基づき動作することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換装
    置。
  4. 前記開閉板は、前記空気流入部の全体を覆う大きさの単一の開閉板で構成され、前記空
    気流入部の前側にて前記軸支持部にて支持されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の電力変換装置。
  5. 前記開閉板は、前記電動機構によって同時に開閉動作する並列配置の複数の開閉板で構
    成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 前記開閉部材が前記筐体に着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
    ずれかに記載の電力変換装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021007277A (ja) * 2019-06-27 2021-01-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 筐体、電気機器、及び電力変換装置

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