JP2017184015A - 撮影装置、撮影システム、及び撮影プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
以下に説明する実施形態においては、例えば、内部での撮影が基本的に制限されている室内(例えば、データセンタ等)で、撮影が許可されている被写体の画像を取得し、取得した画像を、その場で、もしくは、外部で表示させることができる。この際、本実施形態においては、撮影が制限されている物体等の画像については、本実施形態に係る情報コード50を用いて、画像の取得、表示を制限することにより、機密漏えいを防止することができる。
まずは、本実施形態に係る情報コード50について、図2から図6を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る情報コード50の貼付の一例を示す説明図である。図5は、本実施形態に係る情報コード50の一例を示す説明図である。図6は、本実施形態に係る情報コード50の貼付の他の一例を示す説明図である。
まずは、撮影装置300により撮影される被写体(例えば、モニター画面30)に貼付される情報コード50を作成する第1の実施形態を説明する。
まずは、図7を参照して、本実施形態に係るコード作成装置100の基本構成を説明する。図7は、本実施形態に係るコード作成装置100の構成を示すブロック図である。コード作成装置100は、図7に示すように、コード作成部102と、印刷処理部104とを主に有する。以下、コード作成装置100の各部について説明する。
コード作成部102は、コード作成装置100と接続された管理サーバ200(図1参照)から取得した処理情報(例えば、撮影可能範囲60に関する情報や、撮影可能範囲60に紐づけられた認証情報等)に基づいて、画像の取得及び記録が可能な撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報や、処理画像42(図4参照)を表示、記録、転送する場合に用いる認証情報(例えば、パスワード等)等の情報が記録された情報コード50を作成するための機能部である。ここで、情報コード50は、先に説明したように、一次元コード(例えばバーコード)、図4に示すような二次元コード(例えばQRコード等)、又は、数字や文字列からなるコードである。
印刷処理部104は、コード作成部102によって作成された情報コード50を印刷するための機能部である。印刷処理部104は、例えばプリンタなどの出力装置によって構成される。
以上、第1の実施形態に係るコード作成装置100の基本的な構成を説明した。続いて、図8を参照し、本実施形態に係るコード作成装置100の情報コード50の作成処理のおける動作を説明する。図8は、本実施形態に係るコード作成処理のフローチャート図である。
コード作成装置100は、撮影可能な被写体に係る処理情報(例えば、撮影可能範囲60に関する情報や、撮影可能範囲60に紐づけられた認証情報等)を管理サーバ200から取得する。この際、管理サーバ200は、作成した情報コード50に記録される認証情報等を、撮影装置300や外部装置700等へ送信してもよい。次いで、ステップS103へ進む。
コード作成装置100は、ステップS101で取得した処理情報に基づいて、撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報、認証情報等の処理情報が記録された情報コード50を作成する。次いで、ステップS105へ進む。
コード作成装置100は、作成された情報コード50を印刷し、処理を終了する。なお、印刷された情報コード50は、図2に示すように、作成者によって、該当する撮影可能な被写体、もしくは、当該被写体の近傍に貼付される。
次に、作成された情報コード50が貼付された被写体の画像を取得する第2の実施形態を説明する。
まずは、図9及び図10を参照して、本実施形態に係る撮影装置300の基本構成を説明する。図9は本実施形態に係る撮影装置300の構成を示すブロック図である。また、図10は本実施形態に係る制御部302の構成を示すブロック図である。
制御部302は、撮影装置300に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、撮影装置300の動作を全般的に制御する。制御部302の詳細については、後で説明する。
撮影部304は、制御部302(詳細には、後述する撮影制御部320)の制御に従って、実空間の画像を、レンズを通して例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子に結像させ、静止画像又は動画像を取得する。
操作表示部306は、本実施形態における表示部の一例である。表示部は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置や、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置等により実現される。操作表示部306は、制御部302(詳細には、後述する表示制御部332)の制御に従って、処理画像42(図4参照)や、シャッタボタンに対応する画面等の撮影者等が操作する操作画面を表示する。また、操作表示部306は、上記シャッタボタンを押す等の撮影者等による撮影装置300に対する各種の入力操作(タップ操作等も含む)を、例えば、操作表示部306に積層されたタッチパネルにより受け付ける。なお、操作表示部306の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、表示部としてのディスプレイ装置及び操作部としてのキーボードのように、別体のものとして構成されていてもよい。
記憶部308は、例えば、本実施形態に係るアプリケーション等の各種のソフトウェアや、処理画像42(図4参照)や処理画像42に紐づけられた処理情報等の各種のデータを記憶する。
通信部310は、例えば無線通信網等を介して、他の外部装置700等との間でデータの送受信(通話も含む)を行うことができる。
データ出力部312は、撮影装置300に内蔵、あるいは外付けされる磁気ディスク、光ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に対して情報を書き込み及び読み出すことができる。また、データ出力部312は、撮影装置300に直接接続された外部装置700等に対して情報を書き込み及び読み出すこともできる。
以上、本実施形態に係る撮影装置300の基本構成を説明した。続いて、本実施形態に係る撮影装置300の制御部302の詳細について、図10を参照して説明する。図10に示すように、制御部302は、撮影制御部320、画像解析部322、情報抽出部324、画像処理部330、表示制御部332、操作認識部334、及び通信制御部336を主に有する。
撮影制御部320は、被写体の画像を取得するために、撮影装置300の撮影部304を制御する。例えば、撮影制御部320は、被写体にピントを合わせるために、撮影部304のレンズの焦点距離を制御し、さらには、後述する画像解析部322により得られる被写体の画像の精度が所定の精度以上になった場合には、その際の被写体の画像を取得するように撮影部304を制御する。
画像解析部322は、撮影部304が取得した取得画像40(図3参照)を解析する。画像解析部322は、例えば、取得画像40の中心に位置する物体を被写体として特定したり、取得画像40中の特定した被写体の形や色などの特徴を表す輪郭や濃淡値、色情報などを抽出し、抽出した結果に基づいて、被写体の画像の精度を算出したりする。
撮影部304により取得した取得画像40(図3参照)に含まれる処理情報を抽出する。詳細には、情報抽出部324は、図3に示すように、撮影可能な被写体、もしくは、被写体の近傍に貼付された情報コード50から処理情報を抽出する。
画像処理部330は、情報抽出部324の抽出結果に基づいて、撮影部304が取得した取得画像40に対して処理を行う。例えば、取得画像40から、情報抽出部324の情報取得部328によって情報コード50から撮影可能範囲60を示す位置情報が取得できた場合には、画像処理部330は、取得画像40に対して、撮影可能範囲60以外の領域を白、黒又はグレー等のマスクをかけたりモザイクをかけたりして画像処理を行い、処理画像42(図4参照)を取得する。また、画像処理部330は、情報抽出部324(コード検出部326及び情報取得部328)によって、取得画像40から情報コード50が検出されない、もしくは、撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報や、撮影可能な被写体を特定するための被写体情報等が取得できない場合には、取得画像40の全体に対して、白、黒又はグレー等のマスクをかけたりモザイクをかけたりして画像処理を行い、処理画像42を取得してもよい。
表示制御部332は、画像処理部330によって処理した処理画像42や、撮影者等に対して撮影装置300への操作を誘導する操作画面(例えば、図15に示すリスト画面)等を操作表示部306に表示させるように、操作表示部306を制御する。
操作認識部334は、操作表示部306に表示された操作画面等に対する撮影者等の操作等を受け付けた場合には、受け付けた操作に応じて、撮影装置300の各種機能を起動させる。例えば、操作認識部334は、撮影者等によって認証情報(例えば、パスワード)の入力操作を受け付けた場合には、入力された認証情報が、処理画像42に紐づけられて記憶部308に記憶された認証情報に対応するか否かを判断することもできる。
通信制御部336は、取得した処理画像42(図4参照)等を外部装置700等に送受信するように、上述の通信部310を制御する。
以上、第2の実施形態に係る撮影装置300の基本的な構成を説明した。続いて、図11を参照し、本実施形態に係る撮影装置300の撮影処理における動作を説明する。図11は、本実施形態に係る撮影処理のフローチャート図である。
撮影者は、撮影装置300を撮影場所(データセンタ)に持ち込み、撮影装置300を起動させ、撮影装置300のレンズを被写体(モニター画面30)に向ける。次いで、ステップS203へ進む。
撮影装置300は、被写体(モニター画面30)を特定し、被写体にピントを合わせる。次いで、ステップS205へ進む。なお、ピント合わせについては、撮影装置300が自動的に行ってもよく、もしくは、撮影者が手動により行ってもよい。
撮影装置300は、モニター画面30の画像40(図3参照)を取得する。この際、取得した取得画像40には、図3に示すように、撮影者が撮影したい被写体(モニター画面30)の画像の他に、情報コード50、モニター画面30の周囲に位置するサーバ32やキーボード等34の画像が含まれている。次いで、ステップS207へ進む。
撮影装置300は、取得した取得画像40に情報コード50が含まれているかを判断する。情報コード50が含まれている場合には、ステップS209へ進む。一方、情報コード50が含まれていない場合には、ステップS201へ戻り、もう一度、被写体(モニター画面30)に撮影装置300のレンズを向けることとなる。
撮影装置300は、取得した取得画像40に含まれる情報コード50(図3の場合には、モニター画面30の下方に貼付された情報コード50)に記録された処理情報を抽出する。抽出する処理情報は、例えば、撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報や、取得画像40を処理して得られた処理画像42(図4参照)を表示、記録、転送する場合に用いる認証情報等である。次いで、ステップS211へ進む。
撮影装置300は、情報コード50から抽出した処理情報から、撮影可能範囲60の位置情報を取得できた場合には、ステップS213へ進む。一方、撮影可能範囲60の位置情報を取得できない場合には、ステップS201へ戻る。なお、抽出した処理情報から上記位置情報を取得する際には、例えば、情報の記載形式により、位置情報であることを認識し、当該情報を取得する。また、ステップS211においては、撮影装置300は、撮影可能範囲60の位置情報の代わりに、情報コード50が画像の取得及び記録が可能な被写体(撮影可能被写体)を特定するための被写体情報を含んでいる場合には、被写体情報を取得してもよい。
撮影装置300は、取得した取得画像40に対して、ステップS211にて取得した撮影可能範囲60の位置情報に基づいて、画像処理を行う。具体的には、撮影装置300は、取得した取得画像40に対して、撮影可能範囲60以外の領域に、黒、白、又はグレー等のマスクをかける画像処理を行い、図4のような処理画像42を取得する。次いで、ステップS215へ進む。なお、ステップS213においては、撮影装置300は、取得画像40において撮影可能範囲60以外の領域が不鮮明になるように、撮影可能範囲60以外の領域にモザイクをかける画像処理を行ってもよい。
撮影装置300は、ステップS213において画像処理して得られた処理画像42を操作表示部306に表示する。次いで、ステップS217へ進む。
撮影者が、操作表示部306に表示された処理画像42を確認して、撮影装置300のシャッタボタン(例えば、シャッタボタンは操作表示部306に表示される)に対して操作を行った場合には、ステップS219へ進む。一方、所定の時間を経過しても撮影者がシャッタボタンに対して操作を行わない場合には、ステップS201へ戻る。
撮影装置300は、処理画像42を記憶部308に記憶し、処理を終了する。この際、撮影装置300は、ステップS209で情報コード50から抽出された処理情報、例えば、認証情報等を、処理画像42に紐づけて記憶する。
次に、記憶された処理画像42を撮影装置300にて表示する第3の実施形態を説明する。なお、本実施形態において用いられる撮影装置300は、第2の実施形態で用いられた撮影装置300と同様であるため、ここでは、撮影装置300の基本的構成についての説明は省略する。なお、本実施形態で用いられる撮影装置300は、処理画像42を生成した撮影装置300であることに限定されるものではなく、当該処理画像42を生成した撮影装置300から当該処理画像42及びこれに紐づけられた処理情報等を取得した撮影装置300であってもよい。
図12から図17を参照し、本実施形態に係る撮影装置300の表示処理における動作を説明する。図12から図14は、本実施形態に係る表示処理のフローチャート図である。また、図15から図17は、本実施形態に係る操作画面の一例を示す説明図である。
図15に示すように、撮影装置300は、記憶部308に記憶された処理画像42の一覧である処理画像42のリスト画面90を操作表示部306に表示する。次いで、ステップS303へ進む。なお、本実施形態においては、リスト画面90は、図15に示される態様に限定されるものではなく、他の態様であってもよい。
撮影者が、リスト画面90に示される処理画像42のうちから表示したい処理画像42を選択する。例えば、撮影者は、リスト画面90の中から、各処理画像のデータ名や撮影時刻等を参照して、表示したい処理画像42に対応するボックス90aに対して操作を行うことにより、撮影装置300に選択入力することができる。選択入力を受け付けた撮影装置300は、ステップS305へ進む。
撮影装置300は、操作表示部306に、撮影者に対して、図16に示すようなセキュリティモードの選択操作を誘導する操作画面92を表示する。当該操作画面92は、選択した処理画像42を表示させるための認証方式の選択操作を誘導する画面であり、撮影者は、情報コード50を用いて認証を行う情報コードモード、もしくは、認証情報(例えば、パスワード)を用いて認証を行うパスワードモードのいずれかを選択することができる。次いで、ステップS307へ進む。
撮影者が、情報コードモードを選択し、操作画面92中の情報コードモードに対応するボタン92aに対して操作を行った場合には、撮影装置300は情報コードモードの選択入力を受け付け、ステップS401(図13参照)へ進む。一方、撮影者が、パスワードモードを選択し、操作画面92中のパスワードモードに対応するボタン92bに対して操作を行った場合には、撮影装置300はパスワードモードの選択入力を受け付け、ステップS501(図14参照)へ進む。なお、本実施形態においては、操作画面92は、図16に示される態様に限定されるものではなく、他の態様であってもよい。
以下のステップは、撮影者が情報コードモードを選択した場合の処理である。撮影者は、先に説明したように、データセンタ内で撮影装置300を起動させ、撮影装置300のレンズを撮影処理の際に撮影した被写体(モニター画面30)に向ける。次いで、ステップS403へ進む。
撮影装置300は、被写体(モニター画面30)を特定し、被写体にピントを合わせる。次いで、ステップS405へ進む。なお、ピント合わせについては、ステップS203と同様に、撮影装置300が自動的に行ってもよく、もしくは、撮影者が手動により行ってもよい。
撮影装置300は、モニター画面30の取得画像40を取得する。この際、取得した取得画像40には、図3に示すように、モニター画面30の下方に貼付された情報コード50が含まれる。次いで、ステップS407へ進む。
撮影装置300は、取得した取得画像40に情報コード50が含まれているかを判断する。情報コード50が含まれている場合には、ステップS409へ進む。一方、情報コード50が含まれていない場合には、ステップS401へ戻り、もう一度、モニター画面30に撮影装置300のレンズを向けることとなる。
撮影装置300は、取得した取得画像40に含まれる情報コード50(図3の場合には、モニター画面30の下方に貼付された情報コード50)に記録された処理情報を抽出する。ここで、抽出する処理情報は、情報コード50に対応する処理画像42(図4参照)を表示、記録、転送する場合に用いる認証情報(例えば、パスワード等)である。そして、撮影装置300は、抽出した認証情報が、表示しようと選択した選択処理画像42に紐づけられ、記憶部308に記憶された認証情報に対応するものがどうかを判断する。抽出した認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応する場合には、ステップS411へ進む。一方、抽出した認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応しない場合には、ステップS401へ戻り、もう一度、モニター画面30に撮影装置300のレンズを向けることとなる。
撮影装置300は、ステップS303において選択した選択処理画像42を操作表示部306に表示し、処理を終了する。
以下のステップは、撮影者がパスワードモードを選択した場合の処理である。撮影装置300は、操作表示部306に、撮影者に対して図17に示すような認証情報(例えば、パスワード)の入力を誘導する操作画面94を表示する。次いで、ステップS503へ進む。なお、本実施形態においては、操作画面94は、図17に示される態様に限定されるものではなく、他の態様であってもよい。
撮影者は、操作画面94に対して認証情報(パスワード)を入力する。なお、撮影者は、入力する認証情報を、管理サーバ200からあらかじめ取得してもよく、撮影装置300から送信されることにより取得してもよい。そして、撮影装置300は認証情報の入力を受け付け、ステップS505へ進む。
撮影装置300は、受け付けた認証情報(パスワード)が、表示しようと選択した選択処理画像42に紐づけられ、記憶部308に記憶された認証情報に対応するものがどうかを判断する。受け付けた認証情報が、選択処理画像42の認証情報に対応する場合には、ステップS507へ進む。一方、受け付けた認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応しない場合には、ステップS501へ戻り、もう一度、撮影者に対して認証情報の入力を誘導する。
撮影装置300は、ステップS303において選択した選択処理画像42を操作表示部306に表示し、処理を終了する。
最後に、記憶された処理画像42を外部装置700にて表示する第4の実施形態を説明する。
まずは、図18を参照して、本実施形態に係る外部装置700の基本構成を説明する。図18は、本実施形態に係る外部装置700の構成を示すブロック図である。
制御部702は、外部装置700に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、外部装置700の動作を全般的に制御する。例えば、制御部702は、操作者によって、後述する操作部706に対する認証情報(例えば、パスワード)の入力操作を受け付けた場合には、入力された認証情報が、後述する記憶部708に記憶された処理画像42に紐づけられて、処理画像42と同様に記憶部708に記憶された認証情報に対応するか否かを判断することができる。
表示部704は、例えば、液晶ディスプレイ装置等により実現され、制御部702の制御に従って、処理画像42(図4参照)や、操作者が操作する操作画面等を表示する。
操作部706は、例えば、キーボード等により実現され、操作者の操作を受け付ける。なお、表示部704と操作部706とは、別個の物として構成されることに限定されるものではなく、例えば、表示部704の機能と操作部706の機能の両方の機能を包含する一体の操作表示部として構成されていてもよい。
記憶部708は、例えば、本実施形態に係るアプリケーション等の各種のソフトウェアや、処理画像42(図4参照)や処理画像42に紐づけられた処理情報等の各種のデータを記憶する。
通信部710は、例えば無線通信網等を介して、撮影装置300等との間でデータの送受信を行うことができる。
データ出力部712は、外部装置700に内蔵、あるいは外付けされる磁気ディスク、光ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に対して情報を書き込み及び読み出すことができる。また、データ出力部712は、外部装置700に直接接続された外部接続機器に対して情報を書き込み及び読み出すこともできる。
図19を参照し、本実施形態に係る外部装置700の表示処理における動作を説明する。図19は、本実施形態に係る表示処理のフローチャート図である。
外部装置700は、撮影装置300に記憶した処理画像42を取得し、記憶部708に記憶する。この際、処理画像42とともに、処理画像42に紐づけられた認証情報等の処理情報も取得され、処理画像42と紐づけられて記憶される。また、処理画像42を撮影装置300から取得する方法は、特に限定されるものではなく、撮影装置300等との間で無線又は有線通信を行うことにより取得してもよく、もしくは、リムーバブル記録媒体を介して取得してもよい。次いで、ステップS603へ進む。
外部装置700は、取得した処理画像42のリスト画面90を表示部704に表示する(例えば、図15参照)。次いで、ステップS605へ進む。
操作者が、リスト画面90に示される処理画像42のうちから表示したい処理画像42を選択する。例えば、操作者は、操作部706を用いて、リスト画面90の中から、表示したい処理画像42に対応するボックス90aに対して操作を行うことにより、選択入力することができる。そして、外部装置700は当該選択入力を受け付け、ステップS607へ進む。
外部装置700は、表示部704に、操作者に対して認証情報(例えば、パスワード)の入力を誘導する操作画面を表示部704に表示する。次いで、ステップS609へ進む。
操作者は、操作部706を用いて、上記操作画面に対して認証情報(パスワード)を入力する。なお、操作者は、入力する認証情報を、管理サーバ200からあらかじめ取得してもよく、撮影装置300から送信されることにより取得してもよい。そして、外部装置700は認証情報の入力を受け付け、ステップS611へ進む。
外部装置700は、受け付けた認証情報(パスワード)が、表示しようと選択した選択処理画像42に紐づけられ、記憶部708に記憶された認証情報に対応するものがどうかを判断する。受け付けた認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応する場合には、ステップS613へ進む。一方、受け付けた認証情報が、選択処理画像42の認証情報に対応しない場合には、ステップS607へ戻り、もう一度、操作者に対して認証情報の入力を誘導する。
外部装置700は、ステップS605において選択した選択処理画像42を表示部704に表示し、処理を終了する。
以上説明したように、上述の実施形態においては、取得画像40に情報コード50が含まれ、さらに、情報コード50から撮影可能範囲60を示す位置情報、もしくは、画像の取得及び記録が可能な被写体を特定するための被写体情報等の処理情報が情報コード50から取得できない限りは、撮影したい被写体の画像を取得し記憶することができないため、取得画像による機密の漏えいを防止することができる。さらに、上述の実施形態においては、取得画像40を、そのまま記憶するのではなく、取得画像40中の撮影可能範囲60以外を、表示しない、もしくは、不鮮明になるように処理して、処理画像42として記憶するため、撮影が制限されている領域についての機密の漏えいを防止することができる。
以上、実施形態について説明した。次に、本実施形態に係る撮影装置300のハードウェア構成について、図20を参照して説明する。図20は、本実施形態に係る撮影装置300のハードウェア構成を示したブロック図である。
CPU950は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って撮影装置300内の動作全般を制御する。また、CPU950は、撮影装置300における制御部302の機能を実現する。なお、CPU950は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
ROM952は、CPU950が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
RAM954は、CPU950の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
内部バス956は、CPUバスなどから構成される。この内部バス956は、CPU950、ROM952、およびRAM954を相互に接続する。
入出力インターフェース958は、HDD964、およびネットワークインターフェース966を、内部バス956と接続する。例えばHDD964は、この入出力インターフェース958および内部バス956を介して、RAM954などとの間でデータをやり取りする。
入力装置960は、撮影装置300の操作表示部306の操作部の一例として構成される。入力装置960は、例えばユーザが情報を入力操作するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU950に出力する入力制御回路などから構成されている。
出力装置962は、操作表示部306の表示部の一例として構成される。出力装置962は、表示部としては、液晶ディスプレイ装置、OLED装置などの表示装置を含む。この表示装置は、カメラ968により撮影された画像や、CPU950により生成された画像などを表示する。
HDD964は、撮影装置300の記憶部308として機能する、データ格納用の装置である。このHDD964は、CPU950が実行するプログラムや各種データを格納する。
ネットワークインターフェース966は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース966は、通信部310として機能する。なお、ネットワークインターフェース966は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置等であってもよい。
カメラ968は、撮影部304の一例として構成される。カメラ968は、外部の映像を、レンズを通して例えばCCDやCMOSなどの撮像素子に結像させ、静止画像または動画像を撮影する機能を有する。
ドライブ970は、磁気ディスク、光ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体972のためのリーダライタであり、撮影装置300に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ970は、データ出力部312として機能し、装着されているリムーバブル記録媒体972に情報を書き込む。また、ドライブ970は、装着されているリムーバブル記録媒体972に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力することもできる。
接続ポート974は、外部装置700を撮影装置300に直接接続するためのポートである。接続ポート974は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート等である。接続ポート974は、データ出力部312として機能し、接続ポート974に、外部装置700を接続することにより、撮影装置300と外部装置700との間で各種のデータが交換されうる。
32 サーバ
34 キーボード等
40、42 画像
50 情報コード
50a、50b、50c、50d 辺
52、54 ドット
56 原点
60 撮影可能範囲
60a、60b、60c、60d 境界線
62 マスク
90、92、94 画面
90a ボックス
92a、92b ボタン
100 コード作成装置
102 コード作成部
104 印刷処理部
200 管理サーバ
202 通信ネットワーク
300 撮影装置
302、702 制御部
304 撮影部
306 操作表示部
308、708 記憶部
310、710 通信部
312、712 データ出力部
320 撮影制御部
322 画像解析部
324 情報抽出部
326 コード検出部
328 情報取得部
330 画像処理部
332 表示制御部
334 操作認識部
336 通信制御部
700 外部装置
704 表示部
706 操作部
950 CPU
952 ROM
954 RAM
956 内部バス
958 入出力インターフェース
960 入力装置
962 出力装置
964 HDD
966 ネットワークインターフェース
968 カメラ
970 ドライブ
972 リムーバブル記録媒体
974 接続ポート
Claims (10)
- 画像を取得する撮影部と、
前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、
前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、
前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、
前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部と、
を備える、撮影装置。 - 前記情報抽出部は、
前記取得画像に含まれる1又は複数の情報コードを検出するコード検出部と、
検出した前記情報コードから前記処理情報を取得する情報取得部と、
を有する、請求項1に記載の撮影装置。 - 前記情報コードは、1次元コード及び2次元コードのうちのいずれかである、請求項2に記載の撮影装置。
- 前記処理情報には、画像の取得及び記憶が許可された撮影可能範囲に関する情報が含まれる、請求項1から3のいずれか1項に記載の撮影装置。
- 前記処理部は、前記情報抽出部によって前記処理情報が抽出できた場合には、前記処理情報に基づいて、前記取得画像の一部に対してマスクをかける処理を行う、請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置。
- 前記処理部は、前記情報抽出部によって前記処理情報が抽出できない場合には、前記取得画像の全体に対してマスクをかける処理を行う、請求項1から5のいずれか1項に記載の撮影装置。
- 前記出力部は、前記処理画像を表示する表示部である、請求項1から6のいずれか1項に記載の撮影装置。
- 前記出力部は、外部装置に前記処理画像を出力するデータ出力部である、請求項1から7のいずれか1項に記載の撮影装置。
- 画像を取得する撮影部と、
前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、
前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、
前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、
前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部と、
を含む撮影システム。 - コンピュータを、
画像を取得する撮影部と、
前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、
前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、
前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、
前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部と、
して機能させるための、プログラム。
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