JP2017184015A - 撮影装置、撮影システム、及び撮影プログラム - Google Patents

撮影装置、撮影システム、及び撮影プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機密漏えい防止しつつ、容易に撮影画像の確認を実施することが可能な撮影装置を提供する。【解決手段】画像を取得する撮影部と、前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部とを備える撮影装置を提供する。【選択図】図13

Description

本発明は、撮影装置、撮影システム、及び撮影プログラムに関する。
顧客の情報を保管する複数のサーバが配置されたデータセンタ等のように顧客の機密を扱っている場所においては、所外への機密漏えい防止の観点から、所内で撮影した画像を外部へ持ち出すことは制限されている。しかしながら、例えば、所内で装置の故障等が生じた場合には、当該装置の復旧を迅速に実施するために、故障個所や故障内容を示す画像を取得し、取得した画像を所外へ持ち出したい場合がある。
そこで、従来技術においては、例えば、下記特許文献1及び2に開示されているように、撮影画像中に特定のシンボル等が含まれている場合には、当該シンボルから撮影が制限されている撮影制限領域に関する情報を抽出する。そして、抽出した情報に基づき、撮影画像中の撮影制限領域については、画像の記録をできないようにする、もしくは、マスク処理を行うことにより、撮影画像を外部に持ち出した際の機密漏えいを防止していた。
さらに、機密漏えいを防止するためには、許可された人物以外が撮影画像を見ることができないように、撮影画像についても厳重に管理することが求められる。そこで、従来においては、例えば、下記特許文献3及び4に開示されているように、撮影画像を表示させる際には認証を実施し、適切に認証が実行された場合にのみ、撮影画像が表示される。
特開2011−244251号公報 特開2012−78900号公報 特開2009−55630号公報 特開2006−287514号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、撮影の際に上述のシンボルが指やごみ等により隠されることにより、撮影画像に当該シンボルの画像が含まれていない場合には、撮影制限領域の画像を記録し、外部へ持ち出すことが可能となり、確実に機密漏えいを防止することができない。
また、撮影画像を厳重管理するために、撮影画像を表示させる際には認証を実施するようにした場合、例えば、撮影装置によって撮影した撮影画像を、その場で再度確認しようとする際には、撮影者はパスワードの入力といった認証作業を実施することとなり、撮影画像の確認が非常に面倒である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、機密漏えいを防止しつつ、容易に撮影画像の確認を実施することが可能な、新規かつ改良された撮影装置、撮影システム、及び撮影プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、画像を取得する撮影部と、前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部とを備える撮影装置が提供される。
前記情報抽出部は、前記取得画像に含まれる1又は複数の情報コードを検出するコード検出部と、検出した前記情報コードから前記処理情報を取得する情報取得部とを有していてもよい。
前記情報コードは、1次元コード及び2次元コードのうちのいずれかであってもよい。
前記処理情報には、画像の取得及び記憶が許可された撮影可能範囲に関する情報が含まれていてもよい。
前記処理部は、前記情報抽出部によって前記処理情報が抽出できた場合には、前記処理情報に基づいて、前記取得画像の一部に対してマスクをかける処理を行ってもよい。
前記処理部は、前記情報抽出部によって前記処理情報が抽出できない場合には、前記取得画像の全体に対してマスクをかける処理を行ってもよい。
前記出力部は、前記処理画像を表示する表示部であってもよい。
前記出力部は、外部装置に前記処理画像を出力するデータ出力部であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画像を取得する撮影部と、前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部とを含む撮影システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらなる別の観点によれば、コンピュータを、画像を取得する撮影部と、前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、機密漏えい防止しつつ、容易に撮影画像の確認を実施することが可能である。
本発明の実施形態の基本的な処理の流れを説明するための説明図である。 本実施形態に係る情報コード50の貼付の一例を示す説明図である。 本実施形態における取得画像40の一例を示す説明図である。 本実施形態における処理画像42の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る情報コード50の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る情報コード50の貼付の他の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係るコード作成装置100の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るコード作成処理のフローチャート図である。 第2の実施形態に係る撮影装置300の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る制御部302の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る撮影処理のフローチャート図である。 第3の実施形態に係る表示処理のフローチャート図(その1)である。 第3の実施形態に係る表示処理のフローチャート図(その2)である。 第3の実施形態に係る表示処理のフローチャート図(その3)である。 第3の実施形態に係るリスト画面90の一例を示す説明図である。 第3の実施形態に係る操作画面92の一例を示す説明図である。 第3の実施形態に係る操作画面94の一例を示す説明図である。 第4の実施形態に係る外部装置700の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る表示処理のフローチャート図である。 第4の実施形態に係る撮影装置300のハードウェア構成を示したブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<基本的な処理の流れ>
以下に説明する実施形態においては、例えば、内部での撮影が基本的に制限されている室内(例えば、データセンタ等)で、撮影が許可されている被写体の画像を取得し、取得した画像を、その場で、もしくは、外部で表示させることができる。この際、本実施形態においては、撮影が制限されている物体等の画像については、本実施形態に係る情報コード50を用いて、画像の取得、表示を制限することにより、機密漏えいを防止することができる。
まずは、図1から図4を参照し、本発明の実施形態に係る、情報コード50の作成、被写体の撮影、取得画像の表示までの基本的な処理の流れを説明する。図1は、本発明の実施形態の基本的な処理の流れを説明するための説明図である。図2は、本実施形態に係る情報コード50の貼付の一例を示す説明図である。図3は、本実施形態における取得画像40の一例を示す説明図である。さらに、図4は、本実施形態における処理画像42の一例を示す説明図である。なお、以下においては、撮影可能な被写体としてモニター画面30があり、モニター画面30の周囲に位置するサーバ32やキーボード等34については撮影が制限されている場合を例に説明する(図3参照)。
詳細には、以下に説明する実施形態においては、図1の左側に示される本実施形態に係るコード作成装置100を用いて、情報コード50を作成する。当該情報コード50は、本実施形態の撮影装置300によって被写体を撮影し、撮影した画像を処理等する際に用いられる処理情報等が記録されるコードであり、撮影可能な被写体に貼付される。例えば、図2においては、撮影可能な被写体であるモニター画面30の下側に情報コード50が貼付されている。なお、情報コード50及びコード作成装置100の詳細については、後で説明する。
次いで、図1の下側に示される本実施形態に係る撮影装置300を用いて、情報コード50が貼付された被写体(例えば、モニター画面30)を撮影する。この際、撮影装置300が取得した取得画像40には、例えば、図3に示すように、情報コード50の画像、撮影が制限されているサーバ32やキーボード等34の画像が含まれている。そして、撮影装置300は、情報コード50の画像から処理情報を抽出し、抽出した結果に基づいて取得した取得画像40を処理し、処理画像42(図4参照、図4においては、撮影可能なモニター画面30以外は表示されないように、画像処理が施されている)を得る。さらに、撮影装置300により処理された処理画像42は、特定の操作を行うことにより、撮影装置300に表示することができる。なお、撮影装置300の詳細については、後で説明する。
そして、図1の右側に示される外部装置700は、特定の操作を行うことにより、撮影装置300が取得した処理画像42を表示することができる。なお、外部装置700の詳細については、後で説明する。
<情報コード50>
まずは、本実施形態に係る情報コード50について、図2から図6を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る情報コード50の貼付の一例を示す説明図である。図5は、本実施形態に係る情報コード50の一例を示す説明図である。図6は、本実施形態に係る情報コード50の貼付の他の一例を示す説明図である。
情報コード50は、図2に示されるように、内部での撮影が基本的に制限されている室内(例えば、データセンタ等)において撮影可能な被写体(例えば、モニター画面30)、もしくは、当該被写体の近傍に貼付される。なお、情報コード50は、撮影装置300が当該被写体にピントを合わせた際に情報コード50が解析可能な程度の精度で情報コード50の画像が取得できるような位置に、貼付されることが好ましい。
情報コード50は、一次元コード(例えばバーコード)、図5に示すような二次元コード(例えばQRコード(登録商標)等)、又は、数字や文字列からなるコードである。また、情報コード50は、撮影可能な被写体に貼付されたシリアル番号タグであってもよい。
当該情報コード50は、処理情報として、画像の取得及び記録が許可された撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報や、撮影可能な被写体を特定するための被写体情報や、処理画像42(図4参照)を表示、記録、転送する場合に用いる認証に関する認証情報(例えば、パスワード等)等が記録される。さらに、後述する撮影装置300は、情報コード50の画像から、処理情報を抽出することができる。
情報コード50に記録される撮影可能範囲60を示す位置情報は、撮影装置300によって情報コード50の画像から抽出される。撮影装置300は、抽出した位置情報を用いることで、取得した取得画像40(図3参照)を、撮影可能範囲60以外は表示されないように処理し、処理画像42(図4参照)を得ることができる。
例えば、図5に示すように情報コード50がQRコードであり、且つ、図4に示すように撮影可能範囲60が矩形である場合には、情報コード50の中心を原点56とし、原点56から情報コード50の左右辺(50a、b)に沿って右方向を+X方向、情報コード50の上下辺(50c、d)に沿って紙面上方向を+Y方向とする座標系における、矩形状の撮影可能範囲60を囲む4つの境界線の座標値として示すことができる(図5参照)。
より具体的に、撮影可能範囲60の位置情報について、図4及び図5を参照して説明する。当該情報コード50においては、撮影可能範囲60の位置情報は、例えば、撮影可能範囲60の4つの境界線が上記座標系における座標値として示される。詳細には、当該位置情報は、撮影可能範囲60の右端境界線60aが、上記原点56から所定の距離(例えば、情報コード50の上辺50cの長さの何倍等で表記)分だけ+X方向に位置する座標値で示され、撮影可能範囲60の左端境界線60bは、右端境界線60aと同様に、上記原点56から所定の距離分だけ−X方向に位置する座標値で示され、撮影可能範囲60の上端境界線60cは、上記原点56から所定の距離(例えば、情報コード50の左辺50aの長さの何倍等で表記)分だけ+Y方向に位置する座標値で示され、撮影可能範囲60の下端境界線60dは、上端境界線60cと同様に、上記原点56から所定の距離分だけ−Y方向に位置する座標値で示される。
なお、上述の撮影可能範囲60の位置情報の表示は、あくまでも表示形態の一例にすぎず、本実施形態においては、撮影可能範囲60の位置情報の表示は、他の形態であってもよい。例えば、図6に示すように、1つの撮影可能な被写体(図6の例ではモニター画面30)を取り囲むように複数の情報コード50が貼付されている場合には、情報コード50には、複数の情報コード50が囲む範囲、すなわち、各情報コード50を各頂点とする矩形の範囲を撮影可能範囲60とする情報が記録されていてもよい。
また、情報コード50は、画像の取得及び記録が可能な被写体(撮影可能被写体)を特定するための被写体情報が記録されてもよい。例えば、撮影可能被写体を特定するための被写体情報は、当該被写体の形状及び大きさ(例えば、情報コード50の大きさを基準として表記される)が含まれ、この場合、撮影装置300は、情報コード50の画像から被写体情報を抽出し、当該被写体情報に一致する取得画像40中の物体を撮影可能被写体として特定する。
また、情報コード50には、撮影装置300によって得られた処理画像42を表示、記録、転送する場合に用いる認証情報が記録されることもできる。当該認証情報は、情報コード50に紐づけられた認証情報(例えば、パスワード)であり、情報コード50に紐づけられた処理画像42を表示、記録、転送する等の際に利用される。また、認証情報は、撮影装置300によって情報コード50の画像から抽出され、当該情報コード50から抽出された他の処理情報に基づいて処理された処理画像42に紐づけられて、撮影装置300に記憶される。さらに、撮影装置300は、上記処理画像42を表示させる場合には、再度、当該情報コード50を含む画像を取得し、当該画像から認証情報を抽出し、抽出した認証情報と記憶した認証情報とを照合してもよい。そして、これらの認証情報が互いに対応するものである場合には、撮影装置300は、上記処理画像42を表示する。なお、撮影装置300の動作の詳細については、後で説明する。
なお、上述の位置情報、認証情報等は、あくまでも情報コード50に記録される処理情報の一例にすぎず、本実施形態においては、情報コード50には、さらに他の情報が記録されていてもよい。さらに、情報コード50に記録された位置情報、認証情報等の処理情報は、情報コード50を管理する管理サーバ200(図1参照)に記憶されてもよい。また、管理サーバ200において記憶された処理情報は、情報コード50が作成される際に、後述するコード作成装置100に送信されたり、必要に応じて撮影装置300や外部装置700へ送信されたりすることができる。
<<第1の実施形態>>
まずは、撮影装置300により撮影される被写体(例えば、モニター画面30)に貼付される情報コード50を作成する第1の実施形態を説明する。
<コード作成装置100>
まずは、図7を参照して、本実施形態に係るコード作成装置100の基本構成を説明する。図7は、本実施形態に係るコード作成装置100の構成を示すブロック図である。コード作成装置100は、図7に示すように、コード作成部102と、印刷処理部104とを主に有する。以下、コード作成装置100の各部について説明する。
(コード作成部102)
コード作成部102は、コード作成装置100と接続された管理サーバ200(図1参照)から取得した処理情報(例えば、撮影可能範囲60に関する情報や、撮影可能範囲60に紐づけられた認証情報等)に基づいて、画像の取得及び記録が可能な撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報や、処理画像42(図4参照)を表示、記録、転送する場合に用いる認証情報(例えば、パスワード等)等の情報が記録された情報コード50を作成するための機能部である。ここで、情報コード50は、先に説明したように、一次元コード(例えばバーコード)、図4に示すような二次元コード(例えばQRコード等)、又は、数字や文字列からなるコードである。
(印刷処理部104)
印刷処理部104は、コード作成部102によって作成された情報コード50を印刷するための機能部である。印刷処理部104は、例えばプリンタなどの出力装置によって構成される。
なお、図1に示されるように、コード作成装置100で用いる処理情報を記憶する管理サーバ200は、後述する撮影装置300及び外部装置700等との間で、処理情報等を送受信するために、互いに通信ネットワーク202により接続されていてもよい。当該通信ネットワーク202は、有線又は無線であることができ、例えば、インターネット、IP−VPN(Internet Protocol‐Virtual Private Network)、専用回線、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)、赤外線通信などの任意の通信ネットワークから構成される。さらに、専用回線は、IP−VPN等から構成される。
<情報コード50の作成処理>
以上、第1の実施形態に係るコード作成装置100の基本的な構成を説明した。続いて、図8を参照し、本実施形態に係るコード作成装置100の情報コード50の作成処理のおける動作を説明する。図8は、本実施形態に係るコード作成処理のフローチャート図である。
(ステップS101)
コード作成装置100は、撮影可能な被写体に係る処理情報(例えば、撮影可能範囲60に関する情報や、撮影可能範囲60に紐づけられた認証情報等)を管理サーバ200から取得する。この際、管理サーバ200は、作成した情報コード50に記録される認証情報等を、撮影装置300や外部装置700等へ送信してもよい。次いで、ステップS103へ進む。
(ステップS103)
コード作成装置100は、ステップS101で取得した処理情報に基づいて、撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報、認証情報等の処理情報が記録された情報コード50を作成する。次いで、ステップS105へ進む。
(ステップS105)
コード作成装置100は、作成された情報コード50を印刷し、処理を終了する。なお、印刷された情報コード50は、図2に示すように、作成者によって、該当する撮影可能な被写体、もしくは、当該被写体の近傍に貼付される。
なお、情報コード50が、撮影可能な被写体に予め貼付されたシリアル番号タグ等である場合には、本実施形態に係る作成処理は省略されてもよい。この場合、シリアル番号タグの画像は、管理サーバ200に記憶され、さらに、撮影可能範囲60に関する情報や、認証情報等の処理情報が、当該画像と紐づけられて管理サーバ200に記憶される。
<<第2の実施形態>>
次に、作成された情報コード50が貼付された被写体の画像を取得する第2の実施形態を説明する。
<撮影装置300>
まずは、図9及び図10を参照して、本実施形態に係る撮影装置300の基本構成を説明する。図9は本実施形態に係る撮影装置300の構成を示すブロック図である。また、図10は本実施形態に係る制御部302の構成を示すブロック図である。
撮影装置300は、カメラや、カメラ付のスマートフォン、フューチャーフォン、タブレットPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)等のような端末であり、撮影が制限された撮影場所(例えば、データセンタ)に持ち込むことがあらかじめ許可された撮影装置である。なお、撮影装置300は、認証機構を有することが好ましく、例えば、撮影者等が特定のパスワードを撮影装置300に入力して、撮影者等の認証を行うことにより撮影装置300が起動する。
また、撮影装置300のハードウェア構成としては、詳細は後で説明するが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)が内部バスを介して入出力インターフェースに接続され、入出力インターフェースには、入力装置、出力装置、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置、ネットワークインターフェース、カメラ、ドライブ及び接続ポートが接続される構成を有する。さらに、撮影装置300には、本実施形態を実施するためのアプリケーションが実装されている。
撮影装置300は、図9に示すように、制御部302は、撮影部304、操作表示部306、記憶部308、通信部310、及びデータ出力部312を主に有する。
(制御部302)
制御部302は、撮影装置300に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、撮影装置300の動作を全般的に制御する。制御部302の詳細については、後で説明する。
(撮影部304)
撮影部304は、制御部302(詳細には、後述する撮影制御部320)の制御に従って、実空間の画像を、レンズを通して例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子に結像させ、静止画像又は動画像を取得する。
(操作表示部306)
操作表示部306は、本実施形態における表示部の一例である。表示部は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置や、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置等により実現される。操作表示部306は、制御部302(詳細には、後述する表示制御部332)の制御に従って、処理画像42(図4参照)や、シャッタボタンに対応する画面等の撮影者等が操作する操作画面を表示する。また、操作表示部306は、上記シャッタボタンを押す等の撮影者等による撮影装置300に対する各種の入力操作(タップ操作等も含む)を、例えば、操作表示部306に積層されたタッチパネルにより受け付ける。なお、操作表示部306の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、表示部としてのディスプレイ装置及び操作部としてのキーボードのように、別体のものとして構成されていてもよい。
(記憶部308)
記憶部308は、例えば、本実施形態に係るアプリケーション等の各種のソフトウェアや、処理画像42(図4参照)や処理画像42に紐づけられた処理情報等の各種のデータを記憶する。
(通信部310)
通信部310は、例えば無線通信網等を介して、他の外部装置700等との間でデータの送受信(通話も含む)を行うことができる。
(データ出力部312)
データ出力部312は、撮影装置300に内蔵、あるいは外付けされる磁気ディスク、光ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に対して情報を書き込み及び読み出すことができる。また、データ出力部312は、撮影装置300に直接接続された外部装置700等に対して情報を書き込み及び読み出すこともできる。
<制御部302の詳細構成>
以上、本実施形態に係る撮影装置300の基本構成を説明した。続いて、本実施形態に係る撮影装置300の制御部302の詳細について、図10を参照して説明する。図10に示すように、制御部302は、撮影制御部320、画像解析部322、情報抽出部324、画像処理部330、表示制御部332、操作認識部334、及び通信制御部336を主に有する。
(撮影制御部320)
撮影制御部320は、被写体の画像を取得するために、撮影装置300の撮影部304を制御する。例えば、撮影制御部320は、被写体にピントを合わせるために、撮影部304のレンズの焦点距離を制御し、さらには、後述する画像解析部322により得られる被写体の画像の精度が所定の精度以上になった場合には、その際の被写体の画像を取得するように撮影部304を制御する。
(画像解析部322)
画像解析部322は、撮影部304が取得した取得画像40(図3参照)を解析する。画像解析部322は、例えば、取得画像40の中心に位置する物体を被写体として特定したり、取得画像40中の特定した被写体の形や色などの特徴を表す輪郭や濃淡値、色情報などを抽出し、抽出した結果に基づいて、被写体の画像の精度を算出したりする。
(情報抽出部324)
撮影部304により取得した取得画像40(図3参照)に含まれる処理情報を抽出する。詳細には、情報抽出部324は、図3に示すように、撮影可能な被写体、もしくは、被写体の近傍に貼付された情報コード50から処理情報を抽出する。
例えば、情報抽出部324は、コード検出部326と情報取得部328とを有する。当該コード検出部326は、撮影部304が取得した取得画像40に情報コード50が含まれているかを、例えば、当該取得画像40を走査して判断する(図3参照)。より具体的には、コード検出部326は、例えば、情報コード50がQRコードである場合には、取得画像40において、所定の位置関係にある所定の四角形のドット52(図5参照)が有るか否かを判断する。さらに、3つのドット52が検出された場合には、コード検出部326は、当該ドット52に囲まれた領域に含まれ、ドット52よりも小さな四角形の小ドット54により構成されるドットパターンが所定のルールに適合するか否かを判断する(例えば、当該領域に小ドット54が所定の数含まれているか否かを判断する)ことにより、取得画像40に含まれる1つ又は複数の情報コード50を検出する。
さらに、当該情報取得部328は、上述のコード検出部326により取得画像40に含まれる情報コード50を検出した場合には、検出した情報コード50から処理情報を取得する。詳細には、情報コード50から、例えば、画像の取得及び記録が可能な撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報や、撮影可能な被写体を特定するための被写体情報や、後述する画像処理部330によって処理された処理画像42(図4参照)を表示、記録、転送する場合に用いる認証情報(例えば、パスワード等)等を取得することができる。
なお、本実施形態においては、情報取得部328は、直接情報コード50から上記情報を取得することに限定されるものではなく、例えば、コード検出部326によって検出された情報コード50の画像を用いて、当該画像に紐づけられた処理情報を管理サーバ200から抽出することによって、取得してもよい(例えば、情報コード50が、撮影可能な被写体に予め貼付されたシリアル番号タグ等である場合等)。
さらに、当該情報取得部328は、情報コード50から抽出した上記認証情報が、処理画像42に紐づけられて記憶部308に記憶された認証情報に対応するか否かを判断することもできる。
(画像処理部330)
画像処理部330は、情報抽出部324の抽出結果に基づいて、撮影部304が取得した取得画像40に対して処理を行う。例えば、取得画像40から、情報抽出部324の情報取得部328によって情報コード50から撮影可能範囲60を示す位置情報が取得できた場合には、画像処理部330は、取得画像40に対して、撮影可能範囲60以外の領域を白、黒又はグレー等のマスクをかけたりモザイクをかけたりして画像処理を行い、処理画像42(図4参照)を取得する。また、画像処理部330は、情報抽出部324(コード検出部326及び情報取得部328)によって、取得画像40から情報コード50が検出されない、もしくは、撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報や、撮影可能な被写体を特定するための被写体情報等が取得できない場合には、取得画像40の全体に対して、白、黒又はグレー等のマスクをかけたりモザイクをかけたりして画像処理を行い、処理画像42を取得してもよい。
(表示制御部332)
表示制御部332は、画像処理部330によって処理した処理画像42や、撮影者等に対して撮影装置300への操作を誘導する操作画面(例えば、図15に示すリスト画面)等を操作表示部306に表示させるように、操作表示部306を制御する。
(操作認識部334)
操作認識部334は、操作表示部306に表示された操作画面等に対する撮影者等の操作等を受け付けた場合には、受け付けた操作に応じて、撮影装置300の各種機能を起動させる。例えば、操作認識部334は、撮影者等によって認証情報(例えば、パスワード)の入力操作を受け付けた場合には、入力された認証情報が、処理画像42に紐づけられて記憶部308に記憶された認証情報に対応するか否かを判断することもできる。
(通信制御部336)
通信制御部336は、取得した処理画像42(図4参照)等を外部装置700等に送受信するように、上述の通信部310を制御する。
なお、上述の撮影装置300の各機能部は、単一の撮影装置300に含まれるものとして構成されることに限定されるものではなく、単一の撮影システムを構成する別個の装置として構成されていてもよく、この場合には、別個の装置群は1つの撮影システムを構成する。また、当該撮影システムは、さらに他の装置を含んでいてもよい。
<撮影処理>
以上、第2の実施形態に係る撮影装置300の基本的な構成を説明した。続いて、図11を参照し、本実施形態に係る撮影装置300の撮影処理における動作を説明する。図11は、本実施形態に係る撮影処理のフローチャート図である。
以下に説明する撮影処理においては、内部での撮影が基本的に制限されているデータセンタ内において装置の故障等が生じ、当該装置の復旧を迅速に実施するために、故障個所や故障内容を示す装置のモニター画面30の画像を取得し、記憶するまでの一連の動作を実施した場合を一例として説明する。なお、本実施形態においては、撮影可能な被写体としてモニター画面30があり、モニター画面30の周囲に位置するサーバ32やキーボード等34については、撮影が制限されている(図3参照)。
(ステップS201)
撮影者は、撮影装置300を撮影場所(データセンタ)に持ち込み、撮影装置300を起動させ、撮影装置300のレンズを被写体(モニター画面30)に向ける。次いで、ステップS203へ進む。
(ステップS203)
撮影装置300は、被写体(モニター画面30)を特定し、被写体にピントを合わせる。次いで、ステップS205へ進む。なお、ピント合わせについては、撮影装置300が自動的に行ってもよく、もしくは、撮影者が手動により行ってもよい。
(ステップS205)
撮影装置300は、モニター画面30の画像40(図3参照)を取得する。この際、取得した取得画像40には、図3に示すように、撮影者が撮影したい被写体(モニター画面30)の画像の他に、情報コード50、モニター画面30の周囲に位置するサーバ32やキーボード等34の画像が含まれている。次いで、ステップS207へ進む。
(ステップS207)
撮影装置300は、取得した取得画像40に情報コード50が含まれているかを判断する。情報コード50が含まれている場合には、ステップS209へ進む。一方、情報コード50が含まれていない場合には、ステップS201へ戻り、もう一度、被写体(モニター画面30)に撮影装置300のレンズを向けることとなる。
(ステップS209)
撮影装置300は、取得した取得画像40に含まれる情報コード50(図3の場合には、モニター画面30の下方に貼付された情報コード50)に記録された処理情報を抽出する。抽出する処理情報は、例えば、撮影可能範囲60(図4参照)を示す位置情報や、取得画像40を処理して得られた処理画像42(図4参照)を表示、記録、転送する場合に用いる認証情報等である。次いで、ステップS211へ進む。
(ステップS211)
撮影装置300は、情報コード50から抽出した処理情報から、撮影可能範囲60の位置情報を取得できた場合には、ステップS213へ進む。一方、撮影可能範囲60の位置情報を取得できない場合には、ステップS201へ戻る。なお、抽出した処理情報から上記位置情報を取得する際には、例えば、情報の記載形式により、位置情報であることを認識し、当該情報を取得する。また、ステップS211においては、撮影装置300は、撮影可能範囲60の位置情報の代わりに、情報コード50が画像の取得及び記録が可能な被写体(撮影可能被写体)を特定するための被写体情報を含んでいる場合には、被写体情報を取得してもよい。
(ステップS213)
撮影装置300は、取得した取得画像40に対して、ステップS211にて取得した撮影可能範囲60の位置情報に基づいて、画像処理を行う。具体的には、撮影装置300は、取得した取得画像40に対して、撮影可能範囲60以外の領域に、黒、白、又はグレー等のマスクをかける画像処理を行い、図4のような処理画像42を取得する。次いで、ステップS215へ進む。なお、ステップS213においては、撮影装置300は、取得画像40において撮影可能範囲60以外の領域が不鮮明になるように、撮影可能範囲60以外の領域にモザイクをかける画像処理を行ってもよい。
(ステップS215)
撮影装置300は、ステップS213において画像処理して得られた処理画像42を操作表示部306に表示する。次いで、ステップS217へ進む。
(ステップS217)
撮影者が、操作表示部306に表示された処理画像42を確認して、撮影装置300のシャッタボタン(例えば、シャッタボタンは操作表示部306に表示される)に対して操作を行った場合には、ステップS219へ進む。一方、所定の時間を経過しても撮影者がシャッタボタンに対して操作を行わない場合には、ステップS201へ戻る。
(ステップS219)
撮影装置300は、処理画像42を記憶部308に記憶し、処理を終了する。この際、撮影装置300は、ステップS209で情報コード50から抽出された処理情報、例えば、認証情報等を、処理画像42に紐づけて記憶する。
なお、上述の撮影処理においては、ステップS207及びステップS211において、取得画像40に情報コード50が含まれていない場合、及び、情報コード50から撮影可能範囲60を示す位置情報が取得できない場合には、ステップS201へ戻っていた。しかしながら、本実施形態においては、ステップS201へ戻ることに限定されるものではなく、例えば、ステップS213へ進み、当該ステップにて、取得画像40の全体に対して、黒、白、又はグレー等のマスクをかける、もしくは、取得画像40の全体が不鮮明になるようにモザイクをかける画像処理を行ってもよい。
また、ステップS219において、処理画像42を記憶部308に記憶した際には、撮影装置300は、処理画像42に紐づけられた認証情報を外部装置700等に送信してもよい。さらに、上記認証情報は、ステップS219において、操作表示部306に表示されてもよい。
以上のように、本実施形態においては、取得画像40に情報コード50が含まれ、さらに、情報コード50から撮影可能範囲60を示す位置情報、もしくは、画像の取得及び記録が可能な被写体を特定するための被写体情報が情報コード50から取得できた場合には、撮影したい被写体の画像を取得し、記憶することができる。すなわち、本実施形態によれば、情報コード50、撮影可能範囲60を示す位置情報、もしくは、被写体情報等が取得できない場合には、撮影したい被写体の画像を取得し、記憶することができないため、取得画像による機密の漏えいを防止することができる。さらに、本実施形態においては、取得画像40を、そのまま記憶するのではなく、取得画像40中の撮影可能範囲60以外を、表示しない、もしくは、不鮮明になるように処理して、処理画像42として記憶するため、撮影が制限されている領域についての機密の漏えいを防止することができる。
<<第3の実施形態>>
次に、記憶された処理画像42を撮影装置300にて表示する第3の実施形態を説明する。なお、本実施形態において用いられる撮影装置300は、第2の実施形態で用いられた撮影装置300と同様であるため、ここでは、撮影装置300の基本的構成についての説明は省略する。なお、本実施形態で用いられる撮影装置300は、処理画像42を生成した撮影装置300であることに限定されるものではなく、当該処理画像42を生成した撮影装置300から当該処理画像42及びこれに紐づけられた処理情報等を取得した撮影装置300であってもよい。
<表示処理>
図12から図17を参照し、本実施形態に係る撮影装置300の表示処理における動作を説明する。図12から図14は、本実施形態に係る表示処理のフローチャート図である。また、図15から図17は、本実施形態に係る操作画面の一例を示す説明図である。
以下に説明する表示処理においては、データセンタ内で撮影装置300によって撮影した画像を、当該画像の表示を停止した後に、撮影者(操作者)が撮影場所で当該画像を再度確認するために、当該画像を選択し、選択した当該画像を撮影装置300に表示するまでの一連の動作を実施した場合を一例として説明する。
(ステップS301)
図15に示すように、撮影装置300は、記憶部308に記憶された処理画像42の一覧である処理画像42のリスト画面90を操作表示部306に表示する。次いで、ステップS303へ進む。なお、本実施形態においては、リスト画面90は、図15に示される態様に限定されるものではなく、他の態様であってもよい。
(ステップS303)
撮影者が、リスト画面90に示される処理画像42のうちから表示したい処理画像42を選択する。例えば、撮影者は、リスト画面90の中から、各処理画像のデータ名や撮影時刻等を参照して、表示したい処理画像42に対応するボックス90aに対して操作を行うことにより、撮影装置300に選択入力することができる。選択入力を受け付けた撮影装置300は、ステップS305へ進む。
(ステップS305)
撮影装置300は、操作表示部306に、撮影者に対して、図16に示すようなセキュリティモードの選択操作を誘導する操作画面92を表示する。当該操作画面92は、選択した処理画像42を表示させるための認証方式の選択操作を誘導する画面であり、撮影者は、情報コード50を用いて認証を行う情報コードモード、もしくは、認証情報(例えば、パスワード)を用いて認証を行うパスワードモードのいずれかを選択することができる。次いで、ステップS307へ進む。
(ステップS307)
撮影者が、情報コードモードを選択し、操作画面92中の情報コードモードに対応するボタン92aに対して操作を行った場合には、撮影装置300は情報コードモードの選択入力を受け付け、ステップS401(図13参照)へ進む。一方、撮影者が、パスワードモードを選択し、操作画面92中のパスワードモードに対応するボタン92bに対して操作を行った場合には、撮影装置300はパスワードモードの選択入力を受け付け、ステップS501(図14参照)へ進む。なお、本実施形態においては、操作画面92は、図16に示される態様に限定されるものではなく、他の態様であってもよい。
(ステップS401)
以下のステップは、撮影者が情報コードモードを選択した場合の処理である。撮影者は、先に説明したように、データセンタ内で撮影装置300を起動させ、撮影装置300のレンズを撮影処理の際に撮影した被写体(モニター画面30)に向ける。次いで、ステップS403へ進む。
(ステップS403)
撮影装置300は、被写体(モニター画面30)を特定し、被写体にピントを合わせる。次いで、ステップS405へ進む。なお、ピント合わせについては、ステップS203と同様に、撮影装置300が自動的に行ってもよく、もしくは、撮影者が手動により行ってもよい。
(ステップS405)
撮影装置300は、モニター画面30の取得画像40を取得する。この際、取得した取得画像40には、図3に示すように、モニター画面30の下方に貼付された情報コード50が含まれる。次いで、ステップS407へ進む。
(ステップS407)
撮影装置300は、取得した取得画像40に情報コード50が含まれているかを判断する。情報コード50が含まれている場合には、ステップS409へ進む。一方、情報コード50が含まれていない場合には、ステップS401へ戻り、もう一度、モニター画面30に撮影装置300のレンズを向けることとなる。
(ステップS409)
撮影装置300は、取得した取得画像40に含まれる情報コード50(図3の場合には、モニター画面30の下方に貼付された情報コード50)に記録された処理情報を抽出する。ここで、抽出する処理情報は、情報コード50に対応する処理画像42(図4参照)を表示、記録、転送する場合に用いる認証情報(例えば、パスワード等)である。そして、撮影装置300は、抽出した認証情報が、表示しようと選択した選択処理画像42に紐づけられ、記憶部308に記憶された認証情報に対応するものがどうかを判断する。抽出した認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応する場合には、ステップS411へ進む。一方、抽出した認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応しない場合には、ステップS401へ戻り、もう一度、モニター画面30に撮影装置300のレンズを向けることとなる。
なお、上述のステップS409においては、撮影装置300は、抽出した認証情報が選択処理画像42の認証情報に完全に一致する場合に、抽出した認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応すると判断してもよい。もしくは、撮影装置300は、これらの認証情報が完全に一致していなくても、その一部が一致している等、すなわち、認証情報が互いに対応するものである場合には、抽出した認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応すると判断してもよい。
(ステップS411)
撮影装置300は、ステップS303において選択した選択処理画像42を操作表示部306に表示し、処理を終了する。
(ステップS501)
以下のステップは、撮影者がパスワードモードを選択した場合の処理である。撮影装置300は、操作表示部306に、撮影者に対して図17に示すような認証情報(例えば、パスワード)の入力を誘導する操作画面94を表示する。次いで、ステップS503へ進む。なお、本実施形態においては、操作画面94は、図17に示される態様に限定されるものではなく、他の態様であってもよい。
(ステップS503)
撮影者は、操作画面94に対して認証情報(パスワード)を入力する。なお、撮影者は、入力する認証情報を、管理サーバ200からあらかじめ取得してもよく、撮影装置300から送信されることにより取得してもよい。そして、撮影装置300は認証情報の入力を受け付け、ステップS505へ進む。
(ステップS505)
撮影装置300は、受け付けた認証情報(パスワード)が、表示しようと選択した選択処理画像42に紐づけられ、記憶部308に記憶された認証情報に対応するものがどうかを判断する。受け付けた認証情報が、選択処理画像42の認証情報に対応する場合には、ステップS507へ進む。一方、受け付けた認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応しない場合には、ステップS501へ戻り、もう一度、撮影者に対して認証情報の入力を誘導する。
なお、上述のステップS505においては、撮影装置300は、受け付けた認証情報が、選択処理画像42の認証情報に完全に一致する場合に、受け付けた認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応すると判断してもよい。もしくは、撮影装置300は、これらの認証情報が完全に一致していなくても、その一部が一致している等、すなわち、認証情報が互いに対応するものである場合には、抽出した認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応すると判断してもよい。
(ステップS507)
撮影装置300は、ステップS303において選択した選択処理画像42を操作表示部306に表示し、処理を終了する。
なお、先に説明したように、撮影者は、パスワードモードで使用される認証情報(パスワード)を、管理サーバ200からあらかじめ取得してもよく、もしくは、撮影装置300から送信されることにより取得してもよい。また、機密を厳重に管理する観点から、認証情報は、処理画像42ごとに準備されることが好ましいが、撮影者の管理の手間を考慮すると、情報コード50ごとに準備されていてもよく、複数の情報コード50からなるコード群ごとに準備されていてもよい。後者の場合、複数の情報コード50を1つのコード群として管理し、コード群ごとに準備された認証情報は、上記管理サーバ200に予め保管されていてもよい。
なお、上述の表示処理においては、ステップS407及びステップS409にて、取得画像40に情報コード50が含まれていない場合、もしくは新たな取得画像40の認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応しない場合には、ステップS401へ戻っていた。また、ステップS505において、受け付けた認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応しない場合には、ステップS501へ戻っていた。しかしながら、本実施形態においては、上述のように上流のステップに戻ることに限定されるものではなく、例えば、各ステップにおいて、選択処理画像42を表示することなく処理を終了してもよい。
以上のように、本実施形態においては、第2の実施形態の撮影処理において取得した処理画像42を撮影装置300にて表示する際には、処理画像42に紐づけられて記憶された認証情報に対応する認証情報が取得もしくは入力された場合に限り、処理画像42を表示するように構成されているため、処理画像42による機密の漏えいを防止することができる。例えば、本実施形態においては、第1の撮影者が使用した後に第2の撮影者が同じ撮影装置300を使用した場合であっても、第1の撮影者が撮影し、撮影装置300に記憶されたままの処理画像42を、第2の撮影者が見ることができないため、漏えいを防ぐことができる。
また、本実施形態においては、撮影場所内で撮影装置300によって撮影した処理画像42を撮影者がその場で再度確認したい場合には、撮影者が撮影装置300を処理画像42の被写体に再度向けるだけで、当該処理画像42の表示することができるため、撮影者は、面倒な操作(例えば、パスワードの入力)を行うことなしに、容易に当該処理画面42を確認することができる。
なお、上述の表示処理は、撮影装置300に処理画像42を表示する際だけでなく、例えば、撮影装置300から処理画像42を、他の外部装置700等に送信する際や、リムーバブル記録媒体等に書き込む際にも適用することができる。この際、処理画像42とともに、処理画像42に紐づけられた認証情報等も、処理画像42と紐づけられて送信、又は、書き込まれる。
<<第4の実施形態>>
最後に、記憶された処理画像42を外部装置700にて表示する第4の実施形態を説明する。
<外部装置700>
まずは、図18を参照して、本実施形態に係る外部装置700の基本構成を説明する。図18は、本実施形態に係る外部装置700の構成を示すブロック図である。
外部装置700は、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレットPC、PDA等のような端末であり、外部装置700のハードウェア構成としては、CPU、ROM、及びRAMが内部バスを介して入出力インターフェースに接続され、入出力インターフェースには、入力装置、出力装置、HDD等の記憶装置、ネットワークインターフェース、ドライブ及び接続ポートが接続される構成を有する。また、外部装置700には、本実施形態を実施するためのアプリケーションが実装されている。
外部装置700は、図18に示すように、制御部702、表示部704、操作部706、記憶部708、通信部710、及びデータ出力部712を主に有する。
(制御部702)
制御部702は、外部装置700に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、外部装置700の動作を全般的に制御する。例えば、制御部702は、操作者によって、後述する操作部706に対する認証情報(例えば、パスワード)の入力操作を受け付けた場合には、入力された認証情報が、後述する記憶部708に記憶された処理画像42に紐づけられて、処理画像42と同様に記憶部708に記憶された認証情報に対応するか否かを判断することができる。
(表示部704)
表示部704は、例えば、液晶ディスプレイ装置等により実現され、制御部702の制御に従って、処理画像42(図4参照)や、操作者が操作する操作画面等を表示する。
(操作部706)
操作部706は、例えば、キーボード等により実現され、操作者の操作を受け付ける。なお、表示部704と操作部706とは、別個の物として構成されることに限定されるものではなく、例えば、表示部704の機能と操作部706の機能の両方の機能を包含する一体の操作表示部として構成されていてもよい。
(記憶部708)
記憶部708は、例えば、本実施形態に係るアプリケーション等の各種のソフトウェアや、処理画像42(図4参照)や処理画像42に紐づけられた処理情報等の各種のデータを記憶する。
(通信部710)
通信部710は、例えば無線通信網等を介して、撮影装置300等との間でデータの送受信を行うことができる。
(データ出力部712)
データ出力部712は、外部装置700に内蔵、あるいは外付けされる磁気ディスク、光ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に対して情報を書き込み及び読み出すことができる。また、データ出力部712は、外部装置700に直接接続された外部接続機器に対して情報を書き込み及び読み出すこともできる。
<表示処理>
図19を参照し、本実施形態に係る外部装置700の表示処理における動作を説明する。図19は、本実施形態に係る表示処理のフローチャート図である。
(ステップS601)
外部装置700は、撮影装置300に記憶した処理画像42を取得し、記憶部708に記憶する。この際、処理画像42とともに、処理画像42に紐づけられた認証情報等の処理情報も取得され、処理画像42と紐づけられて記憶される。また、処理画像42を撮影装置300から取得する方法は、特に限定されるものではなく、撮影装置300等との間で無線又は有線通信を行うことにより取得してもよく、もしくは、リムーバブル記録媒体を介して取得してもよい。次いで、ステップS603へ進む。
(ステップS603)
外部装置700は、取得した処理画像42のリスト画面90を表示部704に表示する(例えば、図15参照)。次いで、ステップS605へ進む。
(ステップS605)
操作者が、リスト画面90に示される処理画像42のうちから表示したい処理画像42を選択する。例えば、操作者は、操作部706を用いて、リスト画面90の中から、表示したい処理画像42に対応するボックス90aに対して操作を行うことにより、選択入力することができる。そして、外部装置700は当該選択入力を受け付け、ステップS607へ進む。
(ステップS607)
外部装置700は、表示部704に、操作者に対して認証情報(例えば、パスワード)の入力を誘導する操作画面を表示部704に表示する。次いで、ステップS609へ進む。
(ステップS609)
操作者は、操作部706を用いて、上記操作画面に対して認証情報(パスワード)を入力する。なお、操作者は、入力する認証情報を、管理サーバ200からあらかじめ取得してもよく、撮影装置300から送信されることにより取得してもよい。そして、外部装置700は認証情報の入力を受け付け、ステップS611へ進む。
(ステップS611)
外部装置700は、受け付けた認証情報(パスワード)が、表示しようと選択した選択処理画像42に紐づけられ、記憶部708に記憶された認証情報に対応するものがどうかを判断する。受け付けた認証情報が選択処理画像42の認証情報に対応する場合には、ステップS613へ進む。一方、受け付けた認証情報が、選択処理画像42の認証情報に対応しない場合には、ステップS607へ戻り、もう一度、操作者に対して認証情報の入力を誘導する。
(ステップS613)
外部装置700は、ステップS605において選択した選択処理画像42を表示部704に表示し、処理を終了する。
以上のように、本実施形態においては、上述の撮影処理において取得した処理画像42を外部装置700にて表示する際には、処理画像42に紐づけられて記憶された認証情報に対応する認証情報が入力された場合に限り、処理画像42を表示するため、処理画像42による機密の漏えいを防止することができる。
なお、上述の表示処理は、外部装置700に処理画像42を表示する際だけでなく、例えば、外部装置700から処理画像42を、他の外部接続装置に送信する際や、リムーバブル記録媒体等に書き込む際、さらに、処理画像42を加工する際にも適用することができる。
<<まとめ>>
以上説明したように、上述の実施形態においては、取得画像40に情報コード50が含まれ、さらに、情報コード50から撮影可能範囲60を示す位置情報、もしくは、画像の取得及び記録が可能な被写体を特定するための被写体情報等の処理情報が情報コード50から取得できない限りは、撮影したい被写体の画像を取得し記憶することができないため、取得画像による機密の漏えいを防止することができる。さらに、上述の実施形態においては、取得画像40を、そのまま記憶するのではなく、取得画像40中の撮影可能範囲60以外を、表示しない、もしくは、不鮮明になるように処理して、処理画像42として記憶するため、撮影が制限されている領域についての機密の漏えいを防止することができる。
さらに、上述の本実施形態においては、撮影場所内で撮影装置300によって撮影した処理画像42を撮影者がその場で再度確認したい場合には、撮影者が撮影装置300を処理画像42の被写体に再度向けるだけで、当該処理画像42の表示することができるため、撮影者は、面倒な操作(例えば、パスワードの入力)を行うことなしに、容易に当該処理画面42を確認することができる。
なお、上述の実施形態においては、被写体の画像の取得とともに情報コード50の画像を取得していたが、これに限定されるものではなく、例えば、撮影装置300は、被写体の撮影前に、情報コード50の画像を取得し、取得した情報コード50の画像から処理情報を抽出し、抽出した処理情報によって撮影装置300が制御されることにより、撮影装置300が、撮影が許可された被写体、すなわち、撮影可能範囲の画像しか取得できないようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、データセンタ内のモニター画面30が撮影可能な被写体であるとして説明したが、撮影可能な被写体は、これに限定されるものではなく、データセンタ内の特定のラックであってもよく、プリンタの内部(例えば、故障等が生じやすい部位)であってもよく、現金等を取り扱う現金取扱装置(例えば、自動取引装置(ATM))の内部であってもよい。これらの場合、撮影可能な部分には、本実施形態に係る情報コード50が貼付されることとなる。
<<ハードウェア構成>>
以上、実施形態について説明した。次に、本実施形態に係る撮影装置300のハードウェア構成について、図20を参照して説明する。図20は、本実施形態に係る撮影装置300のハードウェア構成を示したブロック図である。
図20に示すように、撮影装置300は、それぞれ、CPU950、ROM952、RAM954、内部バス956、入出力インターフェース958、入力装置960、出力装置962、HDD(Hard Disk Drive)964、ネットワークインターフェース966、カメラ968、ドライブ970及び接続ポート974を有する。
(CPU950)
CPU950は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って撮影装置300内の動作全般を制御する。また、CPU950は、撮影装置300における制御部302の機能を実現する。なお、CPU950は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
(ROM952)
ROM952は、CPU950が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
(RAM954)
RAM954は、CPU950の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
(内部バス956)
内部バス956は、CPUバスなどから構成される。この内部バス956は、CPU950、ROM952、およびRAM954を相互に接続する。
(入出力インターフェース958)
入出力インターフェース958は、HDD964、およびネットワークインターフェース966を、内部バス956と接続する。例えばHDD964は、この入出力インターフェース958および内部バス956を介して、RAM954などとの間でデータをやり取りする。
(入力装置960)
入力装置960は、撮影装置300の操作表示部306の操作部の一例として構成される。入力装置960は、例えばユーザが情報を入力操作するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU950に出力する入力制御回路などから構成されている。
(出力装置962)
出力装置962は、操作表示部306の表示部の一例として構成される。出力装置962は、表示部としては、液晶ディスプレイ装置、OLED装置などの表示装置を含む。この表示装置は、カメラ968により撮影された画像や、CPU950により生成された画像などを表示する。
(HDD964)
HDD964は、撮影装置300の記憶部308として機能する、データ格納用の装置である。このHDD964は、CPU950が実行するプログラムや各種データを格納する。
(ネットワークインターフェース966)
ネットワークインターフェース966は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース966は、通信部310として機能する。なお、ネットワークインターフェース966は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置等であってもよい。
(カメラ968)
カメラ968は、撮影部304の一例として構成される。カメラ968は、外部の映像を、レンズを通して例えばCCDやCMOSなどの撮像素子に結像させ、静止画像または動画像を撮影する機能を有する。
(ドライブ970)
ドライブ970は、磁気ディスク、光ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体972のためのリーダライタであり、撮影装置300に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ970は、データ出力部312として機能し、装着されているリムーバブル記録媒体972に情報を書き込む。また、ドライブ970は、装着されているリムーバブル記録媒体972に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力することもできる。
(接続ポート974)
接続ポート974は、外部装置700を撮影装置300に直接接続するためのポートである。接続ポート974は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート等である。接続ポート974は、データ出力部312として機能し、接続ポート974に、外部装置700を接続することにより、撮影装置300と外部装置700との間で各種のデータが交換されうる。
以上、本実施形態に係る撮影装置300のハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。かかる構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更されうる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上述した各実施形態の処理における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。さらに、各ステップの処理の方法についても、必ずしも記載された方法に沿って処理されなくてもよく、例えば、他の機能部によって処理されていてもよい。
さらに、上記の実施形態にかかる撮影方法及び表示方法の少なくとも一部は、コンピュータを機能させる情報処理プログラムとして、ソフトウェアで構成することが可能であり、ソフトウェアで構成する場合には、これらの方法の少なくとも一部を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、撮影装置300や外部装置700等、もしくは、これらの装置と接続された他の装置に読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。さらに、これらの方法の少なくとも一部を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
30 モニター画面
32 サーバ
34 キーボード等
40、42 画像
50 情報コード
50a、50b、50c、50d 辺
52、54 ドット
56 原点
60 撮影可能範囲
60a、60b、60c、60d 境界線
62 マスク
90、92、94 画面
90a ボックス
92a、92b ボタン
100 コード作成装置
102 コード作成部
104 印刷処理部
200 管理サーバ
202 通信ネットワーク
300 撮影装置
302、702 制御部
304 撮影部
306 操作表示部
308、708 記憶部
310、710 通信部
312、712 データ出力部
320 撮影制御部
322 画像解析部
324 情報抽出部
326 コード検出部
328 情報取得部
330 画像処理部
332 表示制御部
334 操作認識部
336 通信制御部
700 外部装置
704 表示部
706 操作部
950 CPU
952 ROM
954 RAM
956 内部バス
958 入出力インターフェース
960 入力装置
962 出力装置
964 HDD
966 ネットワークインターフェース
968 カメラ
970 ドライブ
972 リムーバブル記録媒体
974 接続ポート

Claims (10)

  1. 画像を取得する撮影部と、
    前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、
    前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、
    前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、
    前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部と、
    を備える、撮影装置。
  2. 前記情報抽出部は、
    前記取得画像に含まれる1又は複数の情報コードを検出するコード検出部と、
    検出した前記情報コードから前記処理情報を取得する情報取得部と、
    を有する、請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記情報コードは、1次元コード及び2次元コードのうちのいずれかである、請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記処理情報には、画像の取得及び記憶が許可された撮影可能範囲に関する情報が含まれる、請求項1から3のいずれか1項に記載の撮影装置。
  5. 前記処理部は、前記情報抽出部によって前記処理情報が抽出できた場合には、前記処理情報に基づいて、前記取得画像の一部に対してマスクをかける処理を行う、請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置。
  6. 前記処理部は、前記情報抽出部によって前記処理情報が抽出できない場合には、前記取得画像の全体に対してマスクをかける処理を行う、請求項1から5のいずれか1項に記載の撮影装置。
  7. 前記出力部は、前記処理画像を表示する表示部である、請求項1から6のいずれか1項に記載の撮影装置。
  8. 前記出力部は、外部装置に前記処理画像を出力するデータ出力部である、請求項1から7のいずれか1項に記載の撮影装置。
  9. 画像を取得する撮影部と、
    前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、
    前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、
    前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、
    前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部と、
    を含む撮影システム。
  10. コンピュータを、
    画像を取得する撮影部と、
    前記撮影部により取得した取得画像に含まれる処理情報を抽出する情報抽出部と、
    前記情報抽出部の抽出結果に基づき、前記取得画像を処理する処理部と、
    前記処理部によって処理された処理画像を前記処理情報に紐づけて記憶する記憶部と、
    前記撮影部が取得した他の画像からの他の処理情報が、前記処理情報と対応する場合には、前記処理情報に紐づけられた前記処理画像を出力する出力部と、
    して機能させるための、プログラム。
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