JP2017183659A - 固体撮像素子、撮像装置、および電子機器 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】露光装置よりも大判の画素アレイ部に、複数の分割露光で形成された信号処理回路とを積層させる撮像素子を高画質化する。【解決手段】露光装置よりも大判の画素アレイ部に、複数の分割露光で形成された信号処理回路とを積層させる構造の撮像素子において、分割露光された複数の信号処理回路のそれぞれに対して基準クロック信号を供給するようにする。これにより、処理の同期が図られるので、高画質化することが可能となる。本開示は、固体撮像素子に適用することができる。【選択図】図16

Description

本開示は、固体撮像素子、撮像装置、および電子機器に関し、特に、分割露光を用いた構成における低コスト化を実現できるようにした固体撮像素子、撮像装置、および電子機器に関する。
従来、露光装置の露光範囲より面積が大きい固体撮像素子を製造する場合、固体撮像素子を複数の領域に分割し、分割領域毎に露光する分割露光が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、固体撮像素子の開口率を向上させるために、画素アレイ部を含む画素回路と信号処理回路とをそれぞれ異なる半導体基板に形成し、2つの半導体基板を積層し、電気的に接続する積層技術が用いられている(例えば、特許文献2参照)。
そして、例えば、露光装置の露光範囲より面積が大きい積層構造の固体撮像素子を製造する場合、各半導体基板に対して分割露光が行われる。
しかしながら、分割露光では、分割領域毎に異なるフォトマスクを用いたり、分割領域の接続部分において高精度な位置合わせが必要となり、製造プロセスが複雑化し、製造コストが上昇する。
そこで、画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層することで低コスト化を図る技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許2902506号公報 特許4497844号公報 特開2015−216334号公報
ところで、上述した特許文献3に記載の技術においては、信号処理回路が設けられた複数の基板が並べられて画素回路に積層させる場合、同一の配線が形成された基板が並べられて積層される。
ここで、画素回路に積層される、並べられた複数の基板のそれぞれに設けられた同一のブロックのうちのいずれかの1個のブロックがあれば装置全体の処理が実現できるような場合、複数の基板のうちのいずれか1枚の基板のブロックを機能させて、その他の基板のブロックはスタンバイ状態とされ、有効に機能しない状態とされる。
これにより、スタンバイ状態となったブロックは、無駄な構成となり、結果として、製造コストが上昇してしまう恐れがあった。
また、分割露光においては、分割領域の位置に応じて、異なる機能を持たせたい場合、分割位置に応じた機能を備えた、異なる信号処理回路を備えた基板を用意することや、分割位置に応じて、対応する異なる信号処理回路を積層させることなどの手間が増えて、結果として、製造コストが上昇してしまう恐れがあった。
さらに、分割露光では、全ての分割領域を同一の回路パターンにしても、分割領域毎に電気的な特性に差が生じるため、信号処理の同期がとれないといったことや、信号処理結果に統一が図れないといったことが生じる恐れがあり、結果として、画質の低下を招く恐れがあった。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、分割露光を用いた構成における低コスト化と高画質化とを実現するものである。
本開示の第1の側面の固体撮像素子は、画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される固体撮像素子である。
前記複数の信号処理回路に供給された基準クロックを逓倍する逓倍部をさらに含ませるようにすることができ、前記複数の信号処理回路は、前記逓倍部で前記基準クロックが逓倍されたクロック信号を信号処理に用いるようにすることができる。
前記複数の信号処理回路のいずれかに基準クロックが供給され、前記基準クロックが供給された信号処理回路は、その他の信号処理回路に前記基準クロックを供給することができる。
前記複数の信号処理回路のいずれかに前記基準クロックを逓倍する逓倍部を含み、前記複数の信号処理回路のいずれかに基準クロックが供給され、前記逓倍部により逓倍されたクロックを、前記複数の信号処理回路のうち、前記いずれかの信号処理回路以外の信号処理回路に供給することができる。
前記複数の信号処理回路には、前記基準クロック、および前記基準クロックが逓倍されたクロックが供給されるようにすることができる。
前記複数の信号処理回路に供給された基準クロックを逓倍する逓倍部をさらに含ませるようにすることができ、前記信号処理回路には、前記逓倍部で前記基準クロックが逓倍されたクロック信号でアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部と、前記基準クロックが供給された他の前記信号処理回路において、前記逓倍部により逓倍されたクロック信号でデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部とを含ませるようにすることができる。
本開示の第1の側面の撮像装置は、画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される撮像装置である。
本開示の第1の側面の電子機器は、画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される電子機器である。
本開示の第1の側面においては、画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される。
本開示の第2の側面の固体撮像素子は、複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む固体撮像素子である。
前記クランプ演算部には、前記第1の基板の露光境界の右側画素の信号を変換するADC群と左側画素を変換するADC群のそれぞれの出力に基づいて基準レベルを演算させるようにすることができる。
前記第1の基板の露光境界と前記第2の基板の複数の信号処理回路の境界とが一致しているようにすることができる。
前記クランプ演算部には、前記第2の基板の露光境界の周辺のADC群の出力に基づいて基準レベルを演算させるようにすることができる。
本開示の第2の側面の撮像装置は、複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む撮像装置である。
本開示の第2の側面の電子機器は、複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む電子機器である。
本開示の第2の側面においては、複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、複数のクランプ演算部により、前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルが演算され、リファレンス電圧出力部により、前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号がアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換されて、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給される。
本開示の一側面によれば、分割露光を用いた構成における低コスト化と高画質化とを実現することが可能となる。
本技術の第1の実施の形態に係る固体撮像素子を模式的に示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る固体撮像素子の画素回路及び信号処理回路の具体的な構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る固体撮像素子の信号処理部の具体的な構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る固体撮像素子のロジック基板のレイアウトを模式的に示す図である。 信号処理回路の接続方法の例を示す図である。 第1の実施の形態に係る固体撮像素子の撮像処理を説明するための図である。 信号処理回路の左右の構成が異なる場合の構成例を説明する図である。 配線層の最上層にのみ一括露光により形成された左右の配線パターンが異なる配線層が積層されている例を説明する図である。 全ての配線層が一括露光により形成された左右の配線パターンが異なる配線層である例を説明する図である。 左右の配置で同一の信号処理回路の動作を切り替えられるようにした第2の実施の形態に係る固体撮像素子の構成例を説明する図である。 左右の配置で同一の信号処理回路の動作を切り替えられるようにした第2の実施の形態の第1の変形例を説明する図である。 左右の配置で同一の信号処理回路の動作を切り替えられるようにした第2の実施の形態の第2の変形例を説明する図である。 左右の配置で同一の信号処理回路の動作を切り替えられるようにした第2の実施の形態の第3の変形例を説明する図である。 左右の配置で同一の信号処理回路の動作を切り替えられるようにした第2の実施の形態の第4の変形例を説明する図である。 左右の配置で同一の信号処理回路の動作を切り替えられるようにした第2の実施の形態の第5の変形例を説明する図である。 左右の信号処理回路に基準クロック信号を供給するようにした本開示を適用した第3の実施の形態の構成例を説明する図である。 左右の信号処理回路に基準クロック信号を供給するようにした本開示を適用した第3の実施の形態の第1の変形例を説明する図である。 左右の信号処理回路に基準クロック信号を供給するようにした本開示を適用した第3の実施の形態の第2の変形例を説明する図である。 左右の信号処理回路に基準クロック信号を供給するようにした本開示を適用した第3の実施の形態の第3の変形例を説明する図である。 左右の信号処理回路に基準クロック信号を供給するようにした本開示を適用した第3の実施の形態の第4の変形例を説明する図である。 左右の信号処理回路の浮遊容量によるADCのリファレンスを補正するようにした本開示の第4の実施の形態の構成例を説明する図である。 図21の固体撮像素子によるADC特性差分補正処理を説明するフローチャートである。 図21の固体撮像素子による特性差分記憶処理を説明するフローチャートである。 本技術を適用した電子機器としての撮像装置の構成例を示すブロック図である。 本開示の技術を適用した固体撮像素子の使用例を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(配線層の最上層に一括露光により左右が異なる配線パターンの配線層を積層する例)
2.第2の実施の形態(配置に応じて左右の信号処理回路の機能を切り替える例)
3.第3の実施の形態(左右の信号処理回路に基準クロック信号を供給する例)
4.第4の実施の形態(ADC群の特性差分を補正する例)
5.電子機器への適用例
6.固体撮像素子の使用例
<1.第1の実施の形態>
{1−1.システム構成}
図1は、本技術の第1の実際の形態に係る固体撮像素子1の構成例を模式的に示す斜視図である。なお、ここでは、固体撮像素子1がCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサの場合を例に挙げて説明するが、本技術はCMOSイメージセンサへの適用に限られるものではない。
固体撮像素子1は、画素基板11とロジック基板12が積層された構造(所謂、積層構造)の半導体チップである。また、固体撮像素子1は、裏面照射型のCMOSイメージセンサであり、画素基板11の配線層とロジック基板12の配線層とが隣接するように積層される。なお、本技術は、裏面照射型のCMOSイメージセンサへの適用に限られるものではない。
画素基板11は、光電変換素子を含む単位画素32が行列状に2次元に配列された画素アレイ部(画素部)31を含む画素回路21が形成された半導体基板である。また、図示は省略するが、画素回路21の画素アレイ部31を取り囲む周縁部には、例えば、外部との電気的接続を行うためのパッドや、ロジック基板12との間での電気的接続を行うためのビアが設けられる。画素アレイ部31の各単位画素32から得られる画素信号はアナログ信号であり、このアナログの画素信号は、画素基板11からロジック基板12へビア等を通して伝送される。
ロジック基板12は、同じ回路パターンを有する信号処理回路41Lと信号処理回路41Rが、スクライブ領域42を介して左右に並ぶように形成された半導体基板である。なお、この図では、図を分かりやすくするために、スクライブ領域42の幅を広く誇張して示している。これは、以下の図についても同様である。
信号処理回路41Lは、例えば、画素アレイ部31の左半分の領域内の各単位画素32から読み出されるアナログの画素信号に対して、デジタル化(AD変換)を含む所定の信号処理を行い、信号処理が施された画素データを格納する。また、信号処理回路41Lは、例えば、格納した画素データを所定の順番に読み出し、チップ外に出力する。これにより、画素アレイ部31の左半分の領域内の単位画素32により得られる画像データが、信号処理回路41Lから出力される。
信号処理回路41Rは、例えば、画素アレイ部31の右半分の領域内の各単位画素32から読み出されるアナログの画素信号に対して、デジタル化(AD変換)を含む所定の信号処理を行い、信号処理が施された画素データを格納する。また、信号処理回路41Rは、例えば、格納した画素データを所定の順番に読み出し、チップ外に出力する。これにより、画素アレイ部31の右半分の領域内の単位画素32により得られる画像データが、信号処理回路41Rから出力される。
また、信号処理回路41L及び信号処理回路41Rは、例えば、画素回路21との同期をとりつつ、固体撮像素子1の各部の制御を行う。
このように、画素基板11とロジック基板12の積層構造とすることにより、画素基板11の面積を、画素アレイ部31の面積と略同じにすることができる。その結果、固体撮像素子1の大きさを小さくし、ひいては、チップ全体のサイズを小さくできる。また、固体撮像素子1の開口率を上げることができる。
さらに、画素基板11には単位画素32等の作成に適したプロセスを、ロジック基板12には信号処理回路41L及び41Rの作成に適したプロセスをそれぞれ適用できるため、固体撮像素子1の製造に当たって、プロセスの最適化を図ることができる。
なお、画素回路21の面積は露光装置の露光範囲より大きく、分割露光が必要となる。一方、信号処理回路41L及び信号処理回路41Rの面積は、それぞれ露光装置の露光範囲より小さく、一括露光が可能である。
なお、以下、信号処理回路41Lと信号処理回路41Rを個々に区別する必要がない場合、単に信号処理回路41と称する。
{1−2.回路構成}
図2は、固体撮像素子1の画素基板11側の画素回路21、並びに、ロジック基板12側の信号処理回路41L及び41Rの具体的な構成を示す回路図である。なお、上述したように、画素回路21と信号処理回路41L及び41Rとの電気的な接続は、図示せぬビアを介して行われる。
(画素回路21の構成)
まず、画素基板11側の画素回路21の構成について説明する。画素回路21には、単位画素32が行列状に2次元に配列された画素アレイ部31の他に、ロジック基板12側から与えられるアドレス信号を基に、画素アレイ部31の各単位画素32を行単位で選択する行選択部33が設けられている。なお、ここでは、行選択部33を画素基板11側に設けるようにしたが、ロジック基板12側に設けることも可能である。
単位画素32は、光電変換素子として、例えばフォトダイオード51を有している。また、単位画素32は、フォトダイオード51に加えて、例えば、転送トランジスタ(転送ゲート)52、リセットトランジスタ53、増幅トランジスタ54、及び、選択トランジスタ55の4つのトランジスタを有している。
ここでは、4つのトランジスタ52乃至55として、例えばNチャネルのトランジスタが用いられている。但し、ここで例示した転送トランジスタ52、リセットトランジスタ53、増幅トランジスタ54、及び、選択トランジスタ55の導電型の組み合わせは一例に過ぎず、これらの組み合わせに限られるものではない。すなわち、必要に応じて、Pチャネルのトランジスタを用いる組み合わせとすることができる。
この単位画素32に対して、当該単位画素32を駆動する駆動信号である転送信号TRG、リセット信号RST、及び、選択信号SELが行選択部33から適宜与えられる。すなわち、転送信号TRGが転送トランジスタ52のゲート電極に、リセット信号RSTがリセットトランジスタ53のゲート電極に、選択信号SELが選択トランジスタ55のゲート電極にそれぞれ印加される。
フォトダイオード51は、アノード電極が低電位側電源(例えば、グランド)に接続されており、受光した光(入射光)をその光量に応じた電荷量の光電荷(ここでは、光電子)に光電変換してその光電荷を蓄積する。フォトダイオード51のカソード電極は、転送トランジスタ52を介して増幅トランジスタ54のゲート電極と電気的に接続されている。増幅トランジスタ54のゲート電極と電気的に繋がったノード56をFD(フローティングディフュージョン/浮遊拡散領域)部と呼ぶ。
転送トランジスタ52は、フォトダイオード51のカソード電極とFD部56との間に接続されている。転送トランジスタ52のゲート電極には、高レベル(例えば、VDDレベル)がアクティブ(以下、「Highアクティブ」と記述する)の転送信号TRGが行選択部33から与えられる。この転送信号TRGに応答して、転送トランジスタ52が導通状態となり、フォトダイオード51で光電変換された光電荷をFD部56に転送する。
リセットトランジスタ53は、ドレイン電極が画素電源VDDに、ソース電極がFD部56にそれぞれ接続されている。リセットトランジスタ53のゲート電極には、Highアクティブのリセット信号RSTが行選択部33から与えられる。このリセット信号RSTに応答して、リセットトランジスタ53が導通状態となり、FD部56の電荷を画素電源VDDに捨てることによって当該FD部56をリセットする。
増幅トランジスタ54は、ゲート電極がFD部56に、ドレイン電極が画素電源VDDにそれぞれ接続されている。そして、増幅トランジスタ54は、リセットトランジスタ53によってリセットされた後のFD部56の電位をリセット信号(リセットレベル)Vresetとして出力する。増幅トランジスタ54はさらに、転送トランジスタ52によって信号電荷が転送された後のFD部56の電位を光蓄積信号(信号レベル)Vsigとして出力する。
選択トランジスタ55は、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタ54のソース電極に、ソース電極が信号線34にそれぞれ接続されている。選択トランジスタ55のゲート電極には、Highアクティブの選択信号SELが行選択部33から与えられる。この選択信号SELに応答して、選択トランジスタ55が導通状態となり、単位画素32を選択状態として増幅トランジスタ54から出力される信号を信号線34に読み出す。
上述したことから明らかなように、単位画素32からは、リセット後のFD部56の電位がリセットレベルVresetとして、次いで、信号電荷の転送後のFD部56の電位が信号レベルVsigとして順に信号線34に読み出されることになる。因みに、信号レベルVsigには、リセットレベルVresetの成分も含まれる。
なお、ここでは、選択トランジスタ55について、増幅トランジスタ54のソース電極と信号線34との間に接続する回路構成としたが、画素電源VDDと増幅トランジスタ54のドレイン電極との間に接続する回路構成を採ることも可能である。
また、単位画素32としては、上記の4つのトランジスタから成る画素構成のものに限られるものではない。例えば、増幅トランジスタ54に選択トランジスタ55の機能を持たせた3つのトランジスタから成る画素構成や、複数の光電変換素子間(画素間)で、FD部56以降のトランジスタを共用する画素構成などであっても良く、その画素回路の構成は問わない。
(信号処理回路41L及び41Rの構成)
次に、ロジック基板12側の信号処理回路41L及び41Rの構成について説明する。なお、上述したように、信号処理回路41Lと信号処理回路41Rは同じ回路パターンを有しており、ここでは、信号処理回路41Lの構成を中心に説明する。
信号処理回路41Lは、主に画素アレイ部31の左半分の領域内の単位画素32からの画素信号の処理を行う回路である。信号処理回路41Lは、電流源61L、デコーダ62L、制御部63L、行デコーダ64L、信号処理部65L、列デコーダ/センスアンプ66L、メモリ部67L、データ処理部68L、及び、インタフェース(IF)部69Lを含むように構成される。
電流源61Lは、画素アレイ部31の各単位画素32から画素列毎に信号が読み出される信号線34の各々に接続されている。電流源61Lは、例えば、ある一定の電流を信号線34に供給するように、ゲート電位が一定電位にバイアスされたMOSトランジスタから成る、所謂、負荷MOS回路の構成となっている。この負荷MOS回路から成る電流源61Lは、選択行の単位画素32の増幅トランジスタ54に定電流を供給することにより、当該増幅トランジスタ54をソースフォロアとして動作させる。
デコーダ62Lは、制御部63Lによる制御の下に、画素アレイ部31の各単位画素32を行単位で選択する際に、その選択行のアドレスを指定するアドレス信号を行選択部33に対して与える。
行デコーダ64Lは、制御部63Lによる制御の下に、メモリ部67Lに画素データを書き込んだり、メモリ部67Lから画素データを読み出したりする際の行アドレスを指定する。
信号処理部65Lは、少なくとも、画素アレイ部31の各単位画素32から信号線34を通して読み出されるアナログ画素信号をデジタル化(AD変換)するAD変換器81L−1乃至81L−nを有する。そして、信号処理部65Lは、当該アナログ画素信号に対して画素列の単位で並列に信号処理(列並列AD)を行う構成となっている。なお、以下、AD変換器81L−1乃至81L−nを個々に区別する必要がない場合、単にAD変換器81Lと称する。
信号処理部65Lは、更に、各AD変換器81LでのAD変換の際に用いる参照電圧を生成する参照電圧生成部82Lを有する。参照電圧生成部82Lは、時間が経過するにつれて電圧値が階段状に変化する、所謂、ランプ(RAMP)波形(傾斜状の波形)の参照電圧を生成する。参照電圧生成部82Lについては、例えば、DAC(デジタル−アナログ変換)回路を用いて構成することができる。
AD変換器81Lは、例えば、画素アレイ部31の画素列毎に、すなわち、信号線34毎に設けられている。すなわち、AD変換器81Lは、画素アレイ部31の左半分の画素列の数だけ配置された、所謂、列並列AD変換器となっている。そして、各AD変換器81Lは、例えば、画素信号のレベルの大きさに対応した時間軸方向に大きさ(パルス幅)を持つパルス信号を生成し、当該パルス信号のパルス幅の期間の長さを計測することによってAD変換の処理を行う。
より具体的には、例えば、AD変換器81L−1は、図2に示すように、比較器(COMP)91L−1及びカウンタ92L−1を少なくとも含むように構成される。比較器91L−1は、単位画素32から信号線34を通して読み出されるアナログ画素信号(先述した信号レベルVsig及びリセットレベルVreset)を比較入力とし、参照電圧生成部82Lから供給されるランプ波の参照電圧Vrefを基準入力とし、両入力を比較する。
そして、比較器91L−1は、例えば、参照電圧Vrefが画素信号よりも大きいときに出力が第1の状態(例えば、高レベル)になり、参照電圧Vrefが画素信号以下のときに出力が第2の状態(例えば、低レベル)になる。この比較器91L−1の出力信号が、画素信号のレベルの大きさに対応したパルス幅を持つパルス信号となる。
カウンタ92L−1には、例えば、アップ/ダウンカウンタが用いられる。カウンタ92L−1は、比較器91Lに対する参照電圧Vrefの供給開始タイミングと同じタイミングでクロックCKが与えられる。アップ/ダウンカウンタであるカウンタ92L−1は、クロックCKに同期してダウン(DOWN)カウント、または、アップ(UP)カウントを行うことで、比較器91L−1の出力パルスのパルス幅の期間、即ち、比較動作の開始から比較動作の終了までの比較期間を計測する。この計測動作の際、カウンタ92L−1は、単位画素32から順に読み出されるリセットレベルVreset及び信号レベルVsigについて、リセットレベルVresetに対してはダウンカウントを行い、信号レベルVsigに対してはアップカウントを行う。
このダウンカウント/アップカウントの動作により、信号レベルVsigとリセットレベルVresetとの差分をとることができる。その結果、AD変換器81L−1では、AD変換処理に加えてCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理が行われる。ここで、CDS処理とは、信号レベルVsigとリセットレベルVresetとの差分をとることにより、単位画素32のリセットノイズや増幅トランジスタ54の閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズを除去する処理である。そして、カウンタ92L−1のカウント結果(カウント値)が、アナログ画素信号をデジタル化したデジタル値となる。
なお、AD変換器81L−2乃至81L−nもAD変換器81L−1と同様の構成を有しており、その説明は繰り返しになるので省略する。また、以下、比較器91L−1乃至91L−nを個々に区別する必要がない場合、単に比較器91Lと称し、カウンタ92L−1乃至92L−nを個々に区別する必要がない場合、単にカウンタ92Lと称する。
図3は、信号処理部65Lの具体的な構成の一例を示すブロック図である。信号処理部65Lは、AD変換器81L及び参照電圧生成部82Lの他に、データラッチ部83L及びパラレル−シリアル(以下、「パラシリ」と略称する)変換部84Lを有している。そして、信号処理部65Lは、AD変換器81Lでデジタル化された画素データをメモリ部67Lにパイプライン転送するパイプライン構成となっている。その際、信号処理部65Lは、1水平期間内にAD変換器81Lによるデジタル化処理を行い、デジタル化した画素データを次の1水平期間内にデータラッチ部83Lへ転送する処理を行う。
一方、メモリ部67Lには、その周辺回路として列デコーダ/センスアンプ66Lが設けられている。先述した行デコーダ64L(図2参照)がメモリ部67Lに対して行アドレスを指定するのに対し、列デコーダは、メモリ部67Lに対して列アドレスを指定する。また、センスアンプは、メモリ部67Lからビット線を通して読み出される微弱な電圧を、デジタルレベルとして取り扱いが可能になるレベルにまで増幅する。そして、列デコーダ/センスアンプ66Lを通して読み出された画素データは、データ処理部68L及びインタフェース部69Lを介してロジック基板12の外部へ出力される。
なお、ここでは、列並列のAD変換器81Lが1つの場合を例に挙げたが、これに限られるものではなく、AD変換器81Lを2つ以上設け、これら2つ以上のAD変換器81Lにおいて並列的にデジタル化処理を行う構成を採ることも可能である。
この場合、2つ以上のAD変換器81Lは、例えば、画素アレイ部31の信号線34の伸長方向、すなわち、画素アレイ部31の上下両側に分けて配置される。AD変換器81Lを2つ以上設ける場合は、これに対応してデータラッチ部83L、パラシリ変換部84L、及び、メモリ部67Lなども2つ(2系統)以上設けられる。
このように、AD変換器81Lなどを例えば2系統設ける構成を採る固体撮像装置1にあっては、2つの画素行毎に行走査を並列して行う。そして、一方の画素行の各画素の信号については画素アレイ部31の上下方向の一方側に、他方の画素行の各画素の信号については画素アレイ部31の上下方向の他方側にそれぞれ読み出し、2つのAD変換器81Lで並列的にデジタル化処理を行う。以降の信号処理についても同様に、並列的に行われる。その結果、1つの画素行毎に行走査を行う場合に比べて、画素データの高速読み出しを実現することができる。
なお、詳細な図示及び説明は省略するが、信号処理回路41Rも、信号処理回路41Lと同様の構成を有している。そして、信号処理回路41Rは、主に画素アレイ部31の右半分の領域内の単位画素32からの画素信号の処理を行う。
なお、以下、図示を省略した信号処理回路41Rの各部の符号は、信号処理回路41Lの各部の符号のLの文字をRに置き換えた符号とする。
{1−3.ロジック基板12のレイアウト}
図4は、ロジック基板12のレイアウトの例を示している。この図に示されるように、ロジック基板12の信号処理回路41Lと信号処理回路41Rは、同じ左右対称のレイアウトを有している。
信号処理回路41Lにおいては、AD変換部101L−1、メモリ部102L−1、ロジック部103L、メモリ部102L−2、及び、AD変換部101L−2が、上から順に積層されている。また、その積層部の左右にインタフェース部104L−1及びインタフェース部104L−2が配置されている。さらに、信号処理回路41Lの上下左右の端部に、ビア105L−1乃至105L−4がそれぞれ配置されている。
AD変換部101L−1及び101L−2には、例えば、図2及び図3に示される電流源61L、AD変換器81L−1乃至81L−n、参照電圧生成部82L、データラッチ部83L、及び、パラシリ変換部84Lが、分かれて配置される。
なお、この例では、AD変換部101L−1及び101L−2に、AD変換器81L及びそれに伴う回路部分が、それぞれ3段に積層されて配置されている。すなわち、信号処理回路41Lでは、AD変換器81L及びそれに伴う回路部分が、6系統に分かれて配置されている。そして、信号処理回路41Lは、例えば、6つの画素行毎に行走査を並列して行う。
また、画素アレイ部31の各単位画素32からの画素信号は、ビア105L−1乃至105L−4を介して、AD変換部101L−1及び101L−2に配置されている各AD変換器81Lに供給される。
メモリ部102L−1及び102L−2には、例えば、図3に示される列レコーダ/センスアンプ66L及びメモリ部67Lが、分かれて配置される。そして、メモリ部102L−1は、AD変換部101L−1から供給される画素データを記憶し、メモリ部102L−2は、AD変換部101L−2から供給される画素データを記憶する。
ロジック部103Lには、例えば、図2に示されるデコーダ62L、制御部63L、行デコーダ64L、及び、データ処理部68Lが配置される。
インタフェース部104L−1及び104L−2には、例えば、図2に示されるインタフェース部69Lがそれぞれ配置される。
なお、信号処理回路41Rは、信号処理回路41Lと同じレイアウトを有しており、その説明は繰り返しになるので省略する。
また、上述した信号処理回路41L及び41Rの構成及びレイアウトは、その一例であり、上述した以外の構成及びレイアウトにすることも可能である。
{1−4.固体撮像素子1の撮像処理}
次に、図5及び図6を参照して、固体撮像素子1の撮像処理について簡単に説明する。
図5は、固体撮像素子1の信号処理回路41L及び41Rと外部の信号処理LSI121との接続方法の例を示している。具体的には、信号処理回路41Lのインタフェース部104L−1、及び、信号処理回路41Rのインタフェース部104R−2に信号処理LSI121が接続されている。
例えば、固体撮像素子1により図6の被写体141を撮像する場合、画素アレイ部31の左半分の領域内の単位画素32からの画素信号が信号処理回路41Lに供給され、右半分の領域内の単位画素32からの画素信号が信号処理回路41Rに供給される、すなわち、被写体141の左半分に対応する画素信号が信号処理回路41Lに供給され、被写体141の右半分に対応する画素信号が信号処理回路41Rに供給される。
信号処理回路41Lは、画素回路21から供給される画素信号に基づいて、被写体141の左半分に対応する画像データ142Lを生成する。同様に、信号処理回路41Rは、画素回路21から供給される画素信号に基づいて、被写体141の右半分に対応する画像データ142Rを生成する。
そして、信号処理回路41Lは、生成した画像データ142Lをインタフェース部104L−1から出力し、信号処理LSI121に供給する。信号処理回路41Rは、生成した画像データ142Rをインタフェース部104R−2から出力し、信号処理LSI121に供給する。
信号処理LSI121は、画像データ142Lと画像データ142Rを合成することにより1枚の画像データ143を生成し、生成した画像データ143を出力する。
このように、固体撮像素子1では、左右の画像データが独立して生成されるため、処理を高速化することができる。
{1−5.信号処理回路41L及び41Rの詳細な構成}
ところで、以上においては、信号処理回路41L及び41Rは、同一の回路パターンを有していると説明してきたが、実質的な機能上の回路パターンについては、同一ではあるが、左右で信号処理すべき画素アレイ部31上の領域内の単位画素32からの画素信号を処理する上で、いずれか一方に設ければ足りるものであり、複数に必要のない構成も存在する。
特に、図4を参照して上述したロジック基板12のうち、ロジック部103L,103Rについては、いずれか一方に設ければ足りる構成が存在する。
例えば、図7の左部で示されるように、信号処理回路41L及び41Rが、同一の回路パターンを有しているので、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに異なる機能を備えたブロックA乃至Cが設けられているものとする。
ここで、ブロックB,Cについては、信号処理回路(Chip)41L及び41Rのいずれか一方にあれば十分である場合、一般的には、例えば、信号処理回路41Lにおいては、図7の左部の斜線部で示されるように、ブロックBがスタンバイ状態にされ、また、信号処理回路41Rにおいては、ブロックCがスタンバイ状態にされている。
ここで、スタンバイ状態とは、例えば、基板層に設けられたブロックB,Cに対して、例えば、配線層の構成により、信号を入出力するための配線を接続しない状態とすることであり、実質的に使用しない状態とすることであり、図7においては、その構成が斜線部とされている。
すなわち、同一の回路パターンを有する複数の信号処理回路41を用いる場合において、各信号処理回路41上に設けられた同一のブロックのうち、いずれか1個が機能すれば、他のものは機能させる必要がないとき、一般的には、図7の左部で示されるように、必要なもののみを残して、その他のブロックについては、スタンバイ状態にして使用しない状態とする。
しかしながら、このような構成では、スタンバイ状態であって、機能することのないブロックを無駄にしてしまうと共に、機能することのないブロックにより実装面積が奪われてしまう。
そこで、図7の右部で示されるように、信号処理回路41L及び41Rの最上層に、さらに、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに対応する領域において、それぞれ異なる配線層であって、一括露光の配線層を設けるようにして、信号処理回路41Lの最上層の配線層には、ブロックA,Cが、構成されるようにし、信号処理回路41Rの最上層の配線層には、ブロックA,Bが、構成されるようにする。
より詳細には、図8の側面断面図で示されるように、信号処理回路41L及び41Rについては、最下層の基板層151には、それぞれ同一の素子が同一パターンで形成されており、その上層に配線層152が設けられている。この配線層152は、図中の下から配線層161,162により構成されている。
配線層161は、信号処理回路41L及び41Rの対応する領域に、それぞれ分割露光で形成された同一の配線パターンにより形成されている。一般的な、信号処理回路41L及び41Rは、基板層151、および配線層161のみで構成されるが、本開示においては、さらに、最上層として、一括露光であって、信号処理回路41L及び41Rに対応する領域がそれぞれ異なる(左右が異なる)配線パターンの配線層162が設けられている。
すなわち、分割露光された同一配線パターンの配線層161により、AND回路やOR回路などの基本セルが形成される。
配線層162は、一括露光により、左右が異なる配線構造であるため、配線層161のAND回路やOR回路などの基本セル同士の接続を変えることにより、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれで異なる機能を備えたブロックを構成する。
結果として、上述したように、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれについて独立した配線パターンとすることができ、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれで、スタンバイ状態、すなわち、機能させないようにするブロックを低減させることが可能となるため、ブロックの無駄を省き、実装可能な機能を備えたブロックを増設することが可能となる。
特に、図4を参照して上述したロジック基板12のうち、ロジック部103L,103Rの配線層162について、相互の配線パターンを異なるものとすることで、例えば、いずれか一方に設ければ足りるブロックについては、いずれか一方に設ける構成とすることが可能となる。
<第1の実施の形態の変形例>
以上においては、基板層151上に、信号処理回路41L及び41Rに対応する領域でそれぞれ分割露光した配線層161と、その上層に、信号処理回路41L及び41Rに対応する領域で、それぞれ異なる配線パターンからなる、一括露光した配線層162が形成される例について説明してきたが、基板層151より上層の配線層を全層に渡って一括露光し、信号処理回路41L及び41Rに対応する領域のそれぞれについて異なる配線パターンとするようにしてもよい。
図9で示されるように、基板層151の上層に一括露光により形成された配線層171が形成されている。すなわち、図9においては、図8における分割露光により形成された配線層161と、一括露光により形成された162とからなる配線層152に対応する全配線層が、信号処理回路41L及び41Rに対応する領域のそれぞれについて異なる配線パターンが一括露光により形成された配線層171により構成されている。
このような構成により、より高い自由度の機能を備えたブロックを、実装させることが可能となる。
<2.第2の実施の形態>
以上においては、最上層の配線層を一括露光により信号処理回路41L及び41Rのそれぞれの領域において、異なる配線パターンとすることで、信号処理回路41L及び41Rで異なる機能を実現させるようにすることについて説明してきた。しかしながら、信号処理回路41L及び41Rで、例えば、相互に異なる2つの機能を備え、それぞれの信号処理回路41に信号線より供給される1ビットの切り替え信号におけるHiまたはLowにより、異なる2つの機能を切り替えてしようするようにしてもよい。
例えば、図10で示されるように、左画像用処理、および右画像用処理の双方の機能を備えた信号処理回路(図中のChip)41L及び41Rのそれぞれに、切り替え信号を受信する端子181L,181Rが設けられ、この端子181L,181Rに、プロセス工程で形成される図8における配線層152により形成される端子152L,152Rより信号線からの切り替え信号が固定された状態で供給される。
この切り替え信号が、Lowであるとき、信号処理回路41は、左画像用処理の機能を有効にして、右画像用処理の機能を停止させる。同様に、この切り替え信号が、Hiであるとき、信号処理回路41は、右画像用処理の機能を有効にして、左画像用処理の機能を停止させる。
そこで、端子152Lを介して、端子181LにLowの切り替え信号が供給され、端子152Rを介して、端子181RにHiの切り替え信号が供給されるように構成すると、図中の信号処理回路41Lは、左画像用処理を行う信号処理回路として機能し、信号処理回路41Rは、右画像用処理を行う信号処理回路として機能させることが可能となる。
これにより、信号処理回路41は、ロジック基板12に配設される際に、左右を意識することなく配置しても、配置された位置に応じた機能を実現することが可能となる。
結果として、機能の異なる信号処理回路41を用意する必要がなくなると共に、機能の異なる信号処理回路41毎に配置を意識するといった手間を省くことが可能となり、製造コストを低減することが可能となる。
尚、以上においては、信号処理回路41L及び41Rの2種類の場合であるため、切り替え信号は1ビットの信号とされていたが、それ以上の、例えば、2個の信号処理回路41が、それぞれ2種類の異なる機能を備えているような場合については、配置される位置に応じて、nビットの切り替え信号を切り替えて供給することにより、それぞれの位置に対応して機能を切り替えることが可能となる。
<第2の実施の形態の第1の変形例>
以上においては、配線層152より供給されてくる切り替え信号を端子181L,181Rに供給する例について説明してきたが、図11で示されるように、ロジック基板12に切り替え信号が供給されてくる信号線をボンディング12L,12Rでそれぞれ接続するようにしてもよい。
このような構成により、信号処理回路41L及び41Rは、ボンディング12L,12Rを介して供給されてくる固定された切り替え信号のHiまたはLowに応じて、適切に左画像用処理、および右画像用処理の機能を切り替えることが可能となる。
<第2の実施の形態の第2の変形例>
また、図12で示されるように、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれにレジスタ201L,201Rを設けるようにしてもよい。レジスタ201L,201Rは、図示せぬ装置の制御装置等により所定の値が書き込まれると記憶し、記憶した値に対応するHiまたはLowの切り替え信号を出力する。
このような構成により、信号処理回路41L及び41Rは、各端子181L,181Rを介して、レジスタ(図中のreg)201L,201Rに記憶されている切り替え信号のHiまたはLowに基づいて、機能を切り替えることが可能となる。
ここで、レジスタ201L,201Rは、例えば、装置が起動する度に、図示せぬ装置の制御装置等により、固定した切り替え信号が記憶されるようにしてもよい。
<第2の実施の形態の第3の変形例>
さらに、図13で示されるように、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに、電気または紫外線など光を含む電磁波のストレスによって、一度だけ出力値を切り替えることが可能なeFuse(図中のfuse)221L,221Rを設けるようにしてもよい。eFuse(図中のfuse)221L,221Rは、電気または紫外線など光を含む電磁波のストレスによって、一度だけの処理で所定の値を記憶し、記憶した値に対応するHiまたはLowの切り替え信号を出力する。
このような構成により、信号処理回路41L及び41Rは、各端子181L,181Rを介して、eFuse221L,221Rより出力される切り替え信号のHiまたはLowに基づいて、機能を切り替えることが可能となる。
<第2の実施の形態の第4の変形例>
また、図14で示されるように、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに、図示せぬ制御装置により外部より出力値を制御可能な、例えば、不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-only Memory)(図中のe2p)241L,241Rを設けるようにしてもよい。EEPROM241L,241Rは、図示せぬ装置の制御装置等により外部より所定の出力値が書き込まれると記憶し、記憶した出力値に対応するHiまたはLowの切り替え信号を出力する。
このような構成により、信号処理回路41L及び41Rは、各端子181L,181Rを介して、EEPROM241L,241Rより出力される切り替え信号のHiまたはLowに基づいて、機能を切り替えることが可能となる。
<第2の実施の形態の第5の変形例>
さらに、図15で示されるように、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに、外部端子251L,251Rを設けるようにしてもよい。
このような構成により、信号処理回路41L及び41Rは、各端子181L,181Rに、外部端子251L,251Rを介して供給される切り替え信号のHiまたはLowに基づいて、機能を切り替えるようにすることが可能となる。
<3.第3の実施の形態>
以上においては、信号処理回路41L及び41Rについて、それぞれ異なる機能を実現させる構成について説明してきたが、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれが同期した動作を実現するために、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに同一の基準クロック信号が供給されるようにしてもよい。
すなわち、図16で示されるように、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに、同一の機能を備えた信号処理部271L,271Rが設けられるような場合、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに基準クロック信号(図中のInput Clock)が供給される。尚、ここでいう信号処理部271L,271Rは、上述した信号処理回路41L及び41Rにより実現される各種の機能を実行させるブロックの総称である。
これにより、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれにおいて、信号処理部271L,271Rが、供給されてきた基準クロック信号に基づいて信号処理を実行することが可能となる。
結果として、信号処理部271L,271Rが、それぞれ基準クロック信号を用いた動作を実行するので、それぞれの処理を同期することが可能となり、例えば、撮像される画像の左右の同期が図られて、左右の画像群による信号処理が同期しないことで生じる画質の低下を抑制し、高画質化を実現することが可能となる。
<第3の実施の形態の第1の変形例>
以上においては、信号処理部271L,271Rが、供給されてくる基準クロック信号をそのまま使用する例について説明してきたが、PLL(Phase Locked Loop)などからなる逓倍機能を用いて基準クロック信号が所定の割合で逓倍されたクロック信号を利用するようにしてもよい。
図17は、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに、同一の機能を備えた信号処理部271L,271Rが設けられて、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに基準クロック信号が供給されてくる構成であると共に、信号処理部271L,271Rの前段に逓倍部(図中のPLL)281L,281Rが設けられた構成例を示している。
結果として、信号処理部271L,271Rは、それぞれ逓倍部281L,281Rにより基準クロック信号が逓倍されたクロック信号を用いた動作を実行するので、それぞれの処理を同期することが可能となり、例えば、撮像される画像の左右の同期が図られて、高画質化を実現することが可能となる。
<第3の実施の形態の第2の変形例>
以上においては、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに基準クロック信号が供給されてくる例について説明してきたが、信号処理回路41L及び41Rのいずれかに基準クロック信号が供給されるようにして、基準クロック信号が供給されている信号処理回路41が、基準クロック信号が供給されていない信号処理回路41に基準クロック信号を供給するようにしてもよい。
すなわち、図18で示されるように、信号処理回路41Lに基準クロック信号が供給されるようにして、基準クロック信号が供給されている信号処理回路41Lが、基準クロック信号が供給されていない信号処理回路41Rに基準クロック信号を供給するようにしてもよい。
このような構成により、上述した理由と同一の理由で、高画質化を実現することが可能になると共に、外部端子の数を減らすことが可能となる。
尚、図18においては、信号処理回路41Lが基準クロック信号の供給を受けて、信号処理回路41Rに供給する例について示されているが、信号処理回路41Rが基準クロック信号の供給を受けて、信号処理回路41Lに供給するようにしてもよい。また、信号処理回路41が2以上であるような場合、そのうちのいずれかの信号処理回路41が基準クロック信号の供給を受けると共に、その他の基準クロック信号が供給されてきていない信号処理回路41に対して基準クロック信号を供給するようにしてもよい。
<第3の実施の形態の第3の変形例>
以上においては、信号処理回路41L及び41Rのいずれかに基準クロック信号が供給されるようにして、基準クロック信号が供給されている信号処理回路41が、基準クロック信号が供給されていない信号処理回路41に基準クロック信号を供給するようにした例について説明してきた。
しかしながら、さらに、信号処理回路41L及び41Rのいずれかに基準クロック信号が供給されるようにして、さらに、基準クロック信号が供給されている信号処理回路41が、基準クロック信号を逓倍した後、基準クロック信号が供給されていない信号処理回路41に基準クロック信号を逓倍したクロック信号を供給するようにしてもよい。
すなわち、図19で示されるように、信号処理回路41Lに基準クロック信号が供給されるようにして、基準クロック信号が供給されている信号処理回路41Lにおいて、逓倍部281Lが基準クロック信号を逓倍した後、基準クロック信号が供給されていない信号処理回路41Rに基準クロック信号を逓倍したクロック信号を供給する。
このような構成により、上述した理由と同一の理由で、高画質化を実現することが可能になると共に、外部端子の数を減らすことが可能となる。
尚、図19においては、信号処理回路41Lが基準クロック信号の供給を受けて、逓倍した後、信号処理回路41Rに供給する例について示されているが、信号処理回路41Rが基準クロック信号の供給を受けて、逓倍した後、信号処理回路41Lに供給するようにしてもよい。また、信号処理回路41が2以上であるような場合、そのうちのいずれかの信号処理回路41が基準クロック信号の供給を受けると共に逓倍し、その他の信号処理回路41に対して基準クロック信号を逓倍したクロック信号を供給するようにしてもよい。また、図19における斜線部で示される逓倍部281R’は、図17における逓倍部281Rがスタンバイ状態となっていることを示している。
<第3の実施の形態の第4の変形例>
以上においては、信号処理回路41L及び41Rのいずれかに基準クロック信号、または、基準クロック信号が逓倍されたクロック信号のいずれかが供給される例について説明してきたが、それらが混在した状態で供給されるようにしてもよい。
すなわち、図20で示されるように、信号処理回路41Lには、アナログ信号処理部291L、デジタル信号処理部292L、逓倍部281L−1,281L−2が設けられている。また、信号処理回路41Lには、アナログ信号処理部291R、デジタル信号処理部292R、および逓倍部281Rが設けられている。
そして、信号処理回路41Lは、基準クロック信号の供給を受けて、逓倍部281L−1が、基準クロック信号を逓倍して、デジタル信号処理部292L及び292Rに供給し、逓倍部281L−2が、基準クロック信号を逓倍して、アナログ信号処理部291Lに供給する。
一方、信号処理回路41Rは、基準クロック信号の供給を受けて、逓倍部281Rが、基準クロック信号を逓倍して、アナログ信号処理部291Rに供給する。
このような構成により、信号処理回路41Rには、外部から基準クロック信号が供給されると共に、信号処理回路441Lより基準クロック信号が逓倍されたクロック信号も供給される。
いずれにおいても、アナログ信号処理部291L及び291R、並びにデジタル信号処理部292L及び292Rが同期した動作を実現することが可能となるので、高画質化を実現することが可能となる。
尚、図20における信号処理回路41L及び41Rの構成を入れ替える構成とするようにしてもよい。また、図20において斜線部で示される逓倍部281R’−2は、逓倍部281L−2に対応する逓倍部281R−2がスタンバイ状態となっていることを示している。
<4.第4の実施の形態>
以上においては、基準クロック信号の供給を受けて、信号処理回路41L及び41Rの信号処理部の動作を同期させる例について説明してきたが、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに設けられるADC群のリファレンスを揃えるようにすることで、ADCに係る特性の差分を補正するようにしてもよい。
図21は、信号処理回路41L及び41Rのそれぞれに設けられるADC群(複数のAD変換器81群)の参照電圧(リファレンス)を揃えるようにすることで、AD変換器81に係る特性の差分を補正するようにした信号処理回路41L及び41Rの構成例を示している。
図21の上段は、画素基板11上における画素アレイ部31を、信号処理回路41L及び41R毎の処理範囲として、左半分がn列であり、右半分がm列であるものとし、さらに、それらを上下半分の処理領域に分割したときの画素群を示したものである。この例では、左上段が、第1画素群31L−1であり、右上段が第2画素群31R−1であり、左下段が、第3画素群31L−2であり、右下段が第4画素群31R−2である。
また、ロジック基板12においては、信号処理回路41Lには、図4を参照して説明したAD変換部(ADC群)101L−1、AD変換部(ADC群)101L−2、クランプ演算部301L、DAC(デジタルアナログ変換部)302L、および、特性差分記憶部303が設けられている。
さらに、信号処理回路41Rには、AD変換部(ADC群)101R−1、AD変換部(ADC群)101R−2、クランプ演算部301R、およびDAC302Rが設けられている。
AD変換部(ADC群)101L−1、AD変換部(ADC群)101R−1、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2は、それぞれ第1画素群31L−1、第2画素群31R−1、第3画素群31L−2、第4画素群31R−2のそれぞれの画素信号をアナログデジタル変換して出力する。
そして、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1は、デジタル信号に変換した、それぞれの画素アレイ部31上の、上半分の左右の画素群の画素信号を、クランプ演算部301Lに供給する。また、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2は、デジタル信号に変換した、それぞれの画素アレイ部31上の、下半分の左右の画素群の画素信号を、クランプ演算部301Rに供給する。その際、AD変換部(ADC群)101L−1、AD変換部(ADC群)101R−1、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2は、それぞれ画素信号を後段に出力する(図中の「出力」の記載)。ここで出力された画素信号は、パラレルシリアル変換されて、上述した図3の信号処理部65より出力される画素信号として出力される。
クランプ演算部301Lは、画素アレイ部31の第1画素群31L−1および第2画素群31R−1の辺縁部等に設けられた図示せぬ遮光領域の画素の、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1によりデジタル信号に変換された画素信号に基づいて、基準レベルを演算する。そして、クランプ演算部301Lは、基準レベルの平均値、最小値、および最大値のいずれかを、補正レベルとして、DAC302Lに出力する。クランプ演算部301Lは、リアルタイムで同様の処理を繰り返し、補正レベルを繰り返し出力する。
同様に、クランプ演算部301Rは、画素アレイ部31の第3画素群31L−2および第4画素群31R−2の辺縁部等に設けられた図示せぬ遮光領域の画素の、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2によりデジタル信号に変換された画素信号に基づいて、基準レベルを演算する。そして、クランプ演算部301Rは、基準レベルの平均値、最小値、および最大値のいずれかを、補正レベルとして、DAC302Rに出力する。クランプ演算部301Rは、リアルタイムで同様の処理を繰り返し、補正レベルを繰り返し出力する。
DAC302Lは、クランプ演算部301Lより供給されてくる補正レベルの信号を、デジタル信号からアナログ信号に変換して参照電圧(リファレンス)として、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1に供給する。このとき、DAC302Lは、特性差分記憶部303により相互の特性差分を補正するようにゲインが制御された状態で参照電圧(リファレンス)を出力する。
DAC302Rは、クランプ演算部301Rより供給されてくる補正レベルの信号を、デジタル信号からアナログ信号に変換して参照電圧(リファレンス)として、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2に供給する。このとき、DAC302Rは、特性差分記憶部303により相互の特性差分を補正するようにゲインが制御された状態で参照電圧(リファレンス)を出力する。
すなわち、DAC302L,302Rは、上述した図2における参照電圧生成部82として機能する。
特性差分記憶部303は、固体撮像素子1の電源がオフにされるとき、画素アレイ部31の全画素を遮光画素として撮像させ、AD変換部(ADC群)101L−1、AD変換部(ADC群)101R−1、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2によりデジタル信号に変換された画素信号に基づいて、その差分を特性差分として記憶する。
より詳細には、特性差分記憶部303は、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1の出力差、並びに、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2の出力差を、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1の特性差分、並びに、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2の特性差分として算出し、記憶する。そして、特性差分記憶部303は、記憶した特性差分を打ち消すようにDAC302L,302Rのゲインを制御する。
クランプ演算部301Lは、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1の各参照電圧(リファレンス)を制御する補正レベルを演算により求め、出力する。
同様に、クランプ演算部301Rは、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2の各参照電圧(リファレンス)を制御する補正レベルを演算により求め、出力する。
このため、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1には、ほぼ同一の参照電圧(リファレンス)が供給されることになる。これにより、第1画素群31L−1および第2画素群31R−1の発色のバランスが整えられて、実質的に、ホワイトバランスが調整されることになり、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1の特性が整えられることになる。
同様に、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2には、ほぼ同一の参照電圧(リファレンス)が供給されることになる。これにより、第3画素群31L−2および第4画素群31R−2の発色のバランスが整えられて、実質的に、ホワイトバランスが調整されることになり、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2の特性が整えられる。
しかしながら、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1と、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2とは、図21で示されるように、それぞれ信号処理回路41L及び41Rに設けられており、異なることから、寄生容量などが同一ではないので、一般に異なる特性を持つことになる。
したがって、第1画素群31L−1および第2画素群31R−1と、第3画素群31L−2および第4画素群31R−2とでは、それぞれの領域内においては画素間で発色が整えられるが、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1からなる第1のADC群と、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2からなる第2のADC群との間には特性に差が生じる。結果として、第1画素群31L−1および第2画素群31R−1と、第3画素群31L−2および第4画素群31R−2とでは、微小ながら発色に差が生じることになり、画質を低下させる恐れがある。
そこで、特性差分記憶部303は、電源がオフになる直前に全画素を遮光状態にして黒色画像を撮像すると共に、このときDAC302L,302Rのゲインを最大にして、第1画素群31L−1および第2画素群31R−1と、第3画素群31L−2および第4画素群31R−2との出力差を特性差分として計測して記憶する。この特性差分は、AD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1からなる第1のADC群と、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2からなる第2のADC群とのADC群間の特性の違いにより生じる差分である。特性差分記憶部303は、図23を参照して後述する特性差分記憶処理により特性差分を記憶すると、図22を参照して後述するADC特性差分補正処理において、この記憶した特性差分を補正できるようにDAC302L,302R間のゲインを調整して参照電圧(リファレンス)を出力させる。
これにより、ADC群間の特性差分が補正されることにより、画素アレイ部31内の第1画素群31L−1および第2画素群31R−1と、第3画素群31L−2および第4画素群31R−2との間で生じる発色の差を抑制しつつ、複数のADC群による高速処理を実現することが可能となる。
尚、ここでいう特性差分には、オフセット成分とゲイン成分とが含まれる。オフセット成分とは、クランプ演算部301L,301Rにより調整されるAD変換部(ADC群)101L−1、AD変換部(ADC群)101R−1、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2より出力されるデジタル信号における基準レベルのずれを示すものである。
また、ゲイン成分とは、クランプ演算部301L,301Rにより調整されるAD変換部(ADC群)101L−1、およびAD変換部(ADC群)101R−1からなる第1のADC群と、AD変換部(ADC群)101L−2、およびAD変換部(ADC群)101R−2からなる第2のADC群とのクランプ演算部301L,301Rより供給される補正レベルに対する線形性のずれを示すものである。
<ADC群特性差分補正処理>
次に、図22のフローチャートを参照して、図21の信号処理回路41L及び41RによるADC群間差分補正処理について説明する。尚、この処理に当たっては、画素アレイ部31内の画素を構成するフォトダイオードより順次、光電変換により発生されるアナログ信号からなる画素信号が順次供給されてくることを前提する。
ステップS11において、AD変換部(ADC群)101L−1は、第1画素群31L−1より供給されるアナログ信号をデジタル信号に変換して、クランプ演算部301L、および特性差分記憶部303に供給すると共に、画素信号として出力する。
ステップS12において、AD変換部(ADC群)101R−1は、第2画素群31R−1より供給されるアナログ信号をデジタル信号に変換して、クランプ演算部301L、および特性差分記憶部303に供給すると共に、画素信号として出力する。
ステップS13において、クランプ演算部301Lは、現在の画素が画素アレイ部31の辺縁部に設けられた遮光画素であるか否かを判定し、遮光画素である場合、処理は、ステップS14に進む。
ステップS14において、クランプ演算部301Lは、第1画素群31L−1、および第2画素群31R−1を対象とする第1のADC群であるAD変換部(ADC群)101L−1およびAD変換部(ADC群)101R−1より出力されるデジタル信号からなる画素信号により基準レベルに基づいたオフセットを演算して記憶する。すなわち、遮光画素より供給されてくる画素値は、基準レベルの信号として供給されるべきはずであるが、AD変換部(ADC群)101L−1およびAD変換部(ADC群)101R−1の特性により、基準レベルに対してずれた画素値となっていることがある。そこで、クランプ演算部301Lは、このずれ量をオフセットとして算出し、このオフセットを複数の画素について記憶する。
ステップS15において、クランプ演算部301Lは、記憶している複数の画素のオフセットの平均値、最小値、または最大値をAD変換部(ADC群)101L−1およびAD変換部(ADC群)101R−1の画素信号に掛けることで補正レベルを設定し、DAC302Lに出力する。すなわち、クランプ演算部301Lは、遮光画素の画素値が基準レベルとなるように、記憶したオフセット分だけDAC302Lからの参照電圧(リファレンス)がずれるように補正レベルを設定してDAC302Lに出力する。尚、ステップS13において、遮光画素ではないとみなされた場合、ステップS14の処理はスキップされる。
ステップS16において、DAC302Lは、第1画素群31L−1、および第2画素群31R−1を対象とする第1のADC群であるAD変換部(ADC群)101L−1およびAD変換部(ADC群)101R−1に、クランプ演算部301Lより供給されてくる補正レベルのデジタル信号をアナログ信号に変換して参照電圧(リファレンス)として出力する。
ステップS17において、AD変換部(ADC群)101L−2は、第3画素群31L−2、および第4画素群31R−2より供給されるアナログ信号をデジタル信号に変換して、クランプ演算部301R、および特性差分記憶部303に供給すると共に画素信号として出力する。
ステップS18において、AD変換部(ADC群)101R−2は、第3画素群31L−2、および第4画素群31R−2より供給されるアナログ信号をデジタル信号に変換して、クランプ演算部301R、および特性差分記憶部303に供給すると共に、画素信号として出力する。
ステップS19において、クランプ演算部301Rは、現在の画素が画素アレイ部31の辺縁部に設けられた遮光画素であるか否かを判定し、遮光画素である場合、処理は、ステップS20に進む。
ステップS20において、クランプ演算部301Rは、第3画素群31L−2、および第4画素群31R−2を対象とするADC群であるAD変換部(ADC群)101L−2およびAD変換部(ADC群)101R−2より出力されるデジタル信号からなる画素信号により基準レベルに基づいたオフセットを演算して複数の画素について記憶する。
ステップS21において、クランプ演算部301Rは、記憶している複数の画素のオフセットの平均値、最小値、または最大値をAD変換部(ADC群)101L−2およびAD変換部(ADC群)101R−2の画素信号に掛けることで補正レベルを設定し、DAC302Rに出力する。尚、ステップS19において、遮光画素ではないとみなされた場合、ステップS20の処理はスキップされる。
ステップS22において、DAC302Rは、第3画素群31L−2、および第4画素群31R−2を対象とする第2のADC群であるAD変換部(ADC群)101L−2およびAD変換部(ADC群)101R−2に、クランプ演算部301Rより供給されてくる補正レベルのデジタル信号をアナログ信号に変換して参照電圧(リファレンス)として出力する。この際、DAC302Rは、特性差分記憶部303に記憶されている特性差分(ゲイン成分)に応じたゲインを掛けて、参照電圧(リファレンス)を出力する。
以上の処理により、遮光領域外の画素信号が供給されてくると、特性差分記憶部14に記憶されている、AD変換部(ADC群)101L−1およびAD変換部(ADC群)101R−1を基準とした、AD変換部(ADC群)101L−2およびAD変換部(ADC群)101R−2の特性差分に基づいて、DAC302Rのゲインが調整されて、参照電圧が出力されるので、AD変換部(ADC群)101L−1およびAD変換部(ADC群)101R−1からなる第1のADC群と、AD変換部(ADC群)101L−2およびAD変換部(ADC群)101R−2からなる第2のADC群との特性差分のうちのゲイン成分が吸収されるように参照電圧(リファレンス)がAD変換部(ADC群)101L−2およびAD変換部(ADC群)101R−2に供給される。
この際、DAC302L及び302Rには、オフセットに基づいて設定された補正レベルが供給されるので、特性差分におけるオフセット成分も補正される。すなわち、特性成分のうちのオフセット成分は、クランプ演算部301L,301Rのそれぞれにより第1画素群31L−1、および第2画素群31R−1と、第3画素群31L−2、および第4画素群31R−2とにおいて、それぞれ独立して補正される。また、特性成分のうちのゲイン成分は、特性差分記憶部14により第1画素群31L−1、および第2画素群31R−1と第3画素群31L−2、および第4画素群31R−2との出力差として求められる特性差分に基づいて、相対的に補正される。
結果として、異なるADC群間の特性差分が吸収されるように動作することにより、画素アレイ部31の全体として適切な発色を実現させることが可能となり、高画質化を実現することが可能となる。また、特性差分(特にオフセット成分)を動的に補正することが可能となるので、長期的に、適切な発色を維持させることが可能となり、画像品質を長期にわたって保障することが可能となる。また、ADC群間の特性差分は、レイアウトによる寄生容量の変化に応じたものとなるため、これまでは、ADC群のレイアウトについては、対称性が基本とされ、その他のノウハウや試行錯誤により調整されてきたが、寄生容量の影響を受けないものとすることができるので、ADCレイアウトの自由度を向上させることが可能となる。尚、特性差分を記憶する処理については、図23を参照して後述する。
また、遮光領域の画素信号が供給されてくると、AD変換部(ADC群)101L−1、AD変換部(ADC群)101R−1、AD変換部(ADC群)101L−2、AD変換部(ADC群)101R−2の特性差分であるオフセット成分が演算されて調整され、動的に参照電圧(リファレンス)が補正される。
<特性差分記憶処理>
次に、図23のフローチャートを参照して、特性差分記憶処理について説明する。
ステップS41において、画素アレイ部31の動作を制御する図示せぬ制御部は、固体撮像素子1の電源がオフにされる動作がなされたか否かを判定し、オフにされたと判定されるまで、同様の処理を繰り返す。そして、ステップS41において、電源がオフにされたとみなされた場合、処理は、ステップS42に進む。
ステップS42において、画素アレイ部31は、全領域が遮光された状態で黒色画像を撮像する。すなわち、全画素が遮光画素とされることにより、どの画素を読み出している状態であっても遮光画素として処理することが可能となる。
ステップS43において、特性差分記憶部303は、DAC302L,302Rのゲインを最大にして参照電圧(リファレンス)をAD変換部(ADC群)101L−1、AD変換部(ADC群)101R−1、AD変換部(ADC群)101L−2、AD変換部(ADC群)101R−2に供給する。
ステップS44において、AD変換部(ADC群)101L−1は、第1画素群31L−1の画素値をデジタル信号に変換して、クランプ演算部301L、特性差分記憶部303、および画素信号として出力する。
ステップS45において、AD変換部(ADC群)101R−1は、第2画素群31R−1の画素値をデジタル信号に変換して、クランプ演算部301L、特性差分記憶部303、および画素信号として出力する。
ステップS46において、AD変換部(ADC群)101L−2は、第3画素群31L−2の画素値をデジタル信号に変換して、クランプ演算部301R、特性差分記憶部303、および画素信号として出力する。
ステップS47において、AD変換部(ADC群)101R−2は、第4画素群31R−2の画素値をデジタル信号に変換して、クランプ演算部301R、特性差分記憶部303、および画素信号として出力する。
ステップS48において、特性差分記憶部303は、第1画素群31L−1乃至第4画素群31R−2の画素のいずれかのデジタル信号の差分値を特性差分として記憶する。
以上の処理により、電源がオフにされる度に、最大ゲインとなった状態で黒色画像が撮像されて、このときの特性差分(ゲイン成分)が求められることになり、特性差分補正処理において、この特性差分(ゲイン成分)が打ち消されるようにDAC302L,302Rのゲインが相対的に調整されることになる。結果として、適切な発色を実現することが可能となるので、長期に渡って、画像品質を保証することが可能となる。
また、以上においては、特性差分を測定するにあたっては、黒色画像を撮像する際、ゲインを最大にした場合の画素信号の差分を特性差分として求め、ADC特性差分補正処理に当たっては、ゲインを最大にした時の特性差分を吸収する例について説明してきた。しかしながら、ゲインの大きさに応じた特性差分を求めて利用するようにしてもよい。例えば、電源がオフにされる直前に、ゲインが最大値となる黒色画像と、ゲインが最小となる黒色画像とを撮像して、それぞれに求められる特性差分の線形性から、ゲインに応じた特性差分を記憶するようにし、特性差分補正処理においては、特性差分に応じたゲインを設定することで特性差分が打ち消されるようにしてもよい。
さらに、以上においては、画素アレイ部31における分割露光境界は、図21の上部で示されるように、左半分がn列であり、右半分がm列である例について説明してきたが、ロジック基板12における信号処理回路41L及び41Rの境界は、信号処理回路41L及び41Rの境界と一致するようにしてもよい。この場合、n=mとなるようにしてもよい。
また、以上の処理は、信号処理回路41L及び41Rの境界付近の浮遊容量の差により生じる縦筋状のノイズの発生を抑制するものであるため、例えば、分割露光境界近傍の画素に対応するADC群だけを処理対象にして、ADC群特性差分補正処理、および特性差分記憶処理を実行するようにしてもよい。
<5.電子機器への適用例>
上述した固体撮像素子1は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置、撮像機能を備えた携帯電話機、または、撮像機能を備えた他の機器といった各種の電子機器に適用することができる。
図24は、本技術を適用した電子機器としての撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図24に示される撮像装置501は、光学系502、シャッタ装置503、固体撮像素子504、駆動回路505、信号処理回路506、モニタ507、およびメモリ508を備えて構成され、静止画像および動画像を撮像可能である。
光学系502は、1枚または複数枚のレンズを有して構成され、被写体からの光(入射光)を固体撮像素子504に導き、固体撮像素子504の受光面に結像させる。
シャッタ装置503は、光学系502および固体撮像素子504の間に配置され、駆動回路505の制御に従って、固体撮像素子504への光照射期間および遮光期間を制御する。
固体撮像素子504は、上述した固体撮像素子を含むパッケージにより構成される。固体撮像素子504は、光学系502およびシャッタ装置503を介して受光面に結像される光に応じて、一定期間、信号電荷を蓄積する。固体撮像素子504に蓄積された信号電荷は、駆動回路505から供給される駆動信号(タイミング信号)に従って転送される。
駆動回路505は、固体撮像素子504の転送動作、および、シャッタ装置503のシャッタ動作を制御する駆動信号を出力して、固体撮像素子504およびシャッタ装置503を駆動する。
信号処理回路506は、固体撮像素子504から出力された信号電荷に対して各種の信号処理を施す。信号処理回路506が信号処理を施すことにより得られた画像(画像データ)は、モニタ507に供給されて表示されたり、メモリ508に供給されて記憶(記録)されたりする。
このように構成されている撮像装置501においても、上述した固体撮像素子504に代えて、固体撮像素子1を適用することにより、低コスト化することが可能となる。
<6.固体撮像素子の使用例>
図16は、上述の固体撮像素子21を使用する使用例を示す図である。
上述した撮像素子は、例えば、以下のように、可視光や、赤外光、紫外光、X線等の光をセンシングする様々なケースに使用することができる。
・ディジタルカメラや、カメラ機能付きの携帯機器等の、鑑賞の用に供される画像を撮影する装置
・自動停止等の安全運転や、運転者の状態の認識等のために、自動車の前方や後方、周囲、車内等を撮影する車載用センサ、走行車両や道路を監視する監視カメラ、車両間等の測距を行う測距センサ等の、交通の用に供される装置
・ユーザのジェスチャを撮影して、そのジェスチャに従った機器操作を行うために、TVや、冷蔵庫、エアーコンディショナ等の家電に供される装置
・内視鏡や、赤外光の受光による血管撮影を行う装置等の、医療やヘルスケアの用に供される装置
・防犯用途の監視カメラや、人物認証用途のカメラ等の、セキュリティの用に供される装置
・肌を撮影する肌測定器や、頭皮を撮影するマイクロスコープ等の、美容の用に供される装置
・スポーツ用途等向けのアクションカメラやウェアラブルカメラ等の、スポーツの用に供される装置
・畑や作物の状態を監視するためのカメラ等の、農業の用に供される装置
尚、本開示は、以下のような構成も取ることができる。
<1> 画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される
固体撮像素子。
<2> 前記複数の信号処理回路に供給された基準クロックを逓倍する逓倍部をさらに含み、
前記複数の信号処理回路は、前記逓倍部で前記基準クロックが逓倍されたクロック信号を信号処理に用いる
<1>に記載の固体撮像素子。
<3> 前記複数の信号処理回路のいずれかに基準クロックが供給され、前記基準クロックが供給された信号処理回路は、その他の信号処理回路に前記基準クロックを供給する
<1>または<2>に記載の固体撮像素子。
<4> 前記複数の信号処理回路のいずれかに前記基準クロックを逓倍する逓倍部を含み、
前記複数の信号処理回路のいずれかに基準クロックが供給され、前記逓倍部により逓倍されたクロックを、前記複数の信号処理回路のうち、前記いずれかの信号処理回路以外の信号処理回路に供給する
<1>に記載の固体撮像素子。
<5> 前記複数の信号処理回路には、前記基準クロック、および前記基準クロックが逓倍されたクロックが供給される
<4>に記載の固体撮像素子。
<6> 前記複数の信号処理回路に供給された基準クロックを逓倍する逓倍部をさらに含み、
前記信号処理回路は、
前記逓倍部で前記基準クロックが逓倍されたクロック信号でアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部と、
前記基準クロックが供給された他の前記信号処理回路において、前記逓倍部により逓倍されたクロック信号でデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部とを含む
<1>に記載の固体撮像素子。
<7> 画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される
撮像装置。
<8> 画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される
電子機器。
<9> 複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、
前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む
固体撮像素子。
<10> 前記クランプ演算部は、前記第1の基板の露光境界の右側画素の信号を変換するADC群と左側画素を変換するADC群のそれぞれの出力に基づいて基準レベルを演算する
<9>に記載の固体撮像素子。
<11> 前記第1の基板の露光境界と前記第2の基板の複数の信号処理回路の境界とが一致している
<9>または<10>に記載の固体撮像素子。
<12> 前記クランプ演算部は、前記第2の基板の露光境界の周辺のADC群の出力に基づいて基準レベルを演算する
<9>の固体撮像素子。
<13> 複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、
前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む
撮像装置。
<14> 複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、
前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む
電子機器。
1 固体撮像素子, 11 画素基板, 12 ロジック基板, 12L.12R ボンディング, 21 画素回路, 22 スクライブ領域, 31 画素アレイ部, 32 単位画素, 41L,41R 信号処理回路, 42 スクライブ領域, 67L,67R メモリ部, 68L,68R データ処理部, 69L,69R インタフェース部, 81L−1乃至81R−n AD変換器, 101L−1乃至101R−2 AD変換部, 102L−1乃至102R−2 メモリ部, 103L,103R ロジック部, 104L−1乃至104R−2 インタフェース部, 105L−1乃至105R−4 ビア, 151 基板層, 152 配線層, 152L,152R 端子, 161,162,171 配線層, 181,181L,181R 端子, 201,201L,201R レジスタ, 221,221L,221R eFuse, 2441,241L,241R EEPROM, 251,251L,251R 外部端子, 271,271L,271R 信号処理部, 281,281L,281L−1,281L−2,281R,281R−1,281R−2 逓倍部, 291,291L,291R アナログ信号処理部, 292,292L,292R デジタル信号処理部, 301,301L,301R クランプ演算部, 302,302L,302R DAC, 303 特性差分記憶部

Claims (14)

  1. 画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
    複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
    前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される
    固体撮像素子。
  2. 前記複数の信号処理回路に供給された基準クロックを逓倍する逓倍部をさらに含み、
    前記複数の信号処理回路は、前記逓倍部で前記基準クロックが逓倍されたクロック信号を信号処理に用いる
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記複数の信号処理回路のいずれかに基準クロックが供給され、前記基準クロックが供給された信号処理回路は、その他の信号処理回路に前記基準クロックを供給する
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 前記複数の信号処理回路のいずれかに前記基準クロックを逓倍する逓倍部を含み、
    前記複数の信号処理回路のいずれかに基準クロックが供給され、前記逓倍部により逓倍されたクロックを、前記複数の信号処理回路のうち、前記いずれかの信号処理回路以外の信号処理回路に供給する
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  5. 前記複数の信号処理回路には、前記基準クロック、および前記基準クロックが逓倍されたクロックが供給される
    請求項4に記載の固体撮像素子。
  6. 前記複数の信号処理回路に供給された基準クロックを逓倍する逓倍部をさらに含み、
    前記信号処理回路は、
    前記逓倍部で前記基準クロックが逓倍されたクロック信号でアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部と、
    前記基準クロックが供給された他の前記信号処理回路において、前記逓倍部により逓倍されたクロック信号でデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部とを含む
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  7. 画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
    複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
    前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される
    撮像装置。
  8. 画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
    複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
    前記第2の基板に複数に形成された前記信号処理回路に共通の基準クロックが供給される
    電子機器。
  9. 複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
    複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
    前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、
    前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む
    固体撮像素子。
  10. 前記クランプ演算部は、前記第1の基板の露光境界の右側画素の信号を変換するADC群と左側画素を変換するADC群のそれぞれの出力に基づいて基準レベルを演算する
    請求項9に記載の固体撮像素子。
  11. 前記第1の基板の露光境界と前記第2の基板の複数の信号処理回路の境界とが一致している
    請求項9に記載の固体撮像素子。
  12. 前記クランプ演算部は、前記第2の基板の露光境界の周辺のADC群の出力に基づいて基準レベルを演算する
    請求項9の固体撮像素子。
  13. 複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
    複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
    前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、
    前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む
    撮像装置。
  14. 複数の露光で画素アレイ部を含む画素回路が形成されている第1の基板と、
    複数の露光で複数の信号処理回路が形成されている第2の基板とが積層され、
    前記第2の基板の前記複数の信号処理回路にそれぞれ含まれるADC(アナログデジタル変換回路)群のそれぞれの出力信号に基づいて基準レベルを演算する複数のクランプ演算部と、
    前記クランプ演算部より演算された前記基準レベルのデジタル信号をアナログ信号からなるリファレンス電圧に変換して、前記ADC群を構成するそれぞれの前記ADCに供給するリファレンス電圧出力部とを含む
    電子機器。
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