JP2017183595A - 基板洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄液を、目標位置を基準とした許容範囲内に供給する。【解決手段】基板洗浄装置50,55は、基板Wを支持する基板支持部51と、前記基板支持部51によって支持された前記基板Wに洗浄液を供給する供給部20と、前記供給部20から前記基板Wに供給される洗浄液の供給位置を調整する調整部80と、前記供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置を検知する位置検知部10と、洗浄液が供給されるべき前記基板Wの目標位置と前記実際の供給位置とを比較し、洗浄液が前記目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように、前記調整部80を制御する制御部150と、を有している。【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体ウェハ等の基板を洗浄する基板洗浄装置に関する。
従来から、半導体ウェハ等の基板に付着した異物の位置を検知し、異物のある位置に向けて洗浄液を供給することは知られている。より具体的には、特許文献1では、検査機構によって付着物の有無及び位置を検査し、水滴流噴射機構が、検査機構による検査結果に基づいて検出された付着物の位置に他の位置よりも多く又は強く水滴流を吹き付けることが開示されている。また、特許文献2では、基板上の異物の位置を測定し、異物集中領域に向け洗浄液が吐出されるように、ノズルと基板との相対位置が調整されることが開示されている。
特開2003−7668号公報 特開2004―319708号公報
このように、異物に対して洗浄液を多く供給したり強く供給したりすることは知られているが、供給される洗浄液の流量に応じて洗浄液の供給位置が変わってしまうという事実には従前は着目されていなかった。
供給量が多い場合と供給量が少ない場合とでは、供給部から吐出された洗浄液が基板に到達するまでの間の重力の影響度合いが異なる。このため、一定の流量の下では適切な位置に洗浄液が供給されたとしても、当該一定の流量よりも少ない流量のときには洗浄液が適切な基板上の位置に供給されず、同様に、当該一定の流量よりも多い流量のときには洗浄液が適切な基板上の位置に供給されないことが起こり得た。
具体的な例として、基板が水平方向に支持されている場合を考えると、供給部から供給された洗浄液が一定の流量よりも少ない流量のときには、目標位置よりも供給部に近い位置に供給され、他方、供給部から供給された洗浄液が一定の流量よりも多い流量のときには、目標位置よりも供給部から遠い位置に供給されることになる。
このように目標位置から洗浄液の供給位置がずれる場合には、予定していた洗浄効果を得られないといった不都合が生じることもあり、好ましいものではない。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、洗浄液を、目標位置を基準とした許容範囲内に供給できる基板洗浄装置を提供する。
本発明による基板洗浄装置は、
基板を支持する基板支持部と、
前記基板支持部によって支持された前記基板に洗浄液を供給する供給部と、
前記供給部から前記基板に供給される洗浄液の供給位置を調整する調整部と、
前記供給部によって供給された洗浄液の実際の供給位置を検知する位置検知部と、
洗浄液が供給されるべき目標位置と前記実際の供給位置とを比較し、洗浄液が前記目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように、前記調整部を制御する制御部と、
を備えている。
本発明による基板洗浄装置において、
前記位置検知部は、前記実際の供給位置を、前記基板に洗浄液が供給された際の静止画又は動画に基づき検知してもよい。
本発明による基板洗浄装置において、
前記制御部は、前記供給部から供給される洗浄液の流量が変わった場合に、前記目標位置と前記実際の供給位置とを比較し、前記実際の供給位置が前記目標位置を基準とした許容範囲外になっているときに、洗浄液が前記目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように前記調整部を制御してもよい。
本発明による基板洗浄装置において、
前記供給部は供給ノズルを有し、
前記調整部は前記供給ノズルの前記基板の法線方向に沿った位置又は前記供給ノズルの角度を調整してもよい。
本発明による基板洗浄装置において、
前記制御部は、前記調整部によって前記供給位置を変える場合に、前記基板の位置に対応した洗浄液の目標供給量に基づいて洗浄液の供給量を調整してもよい。
本発明の効果
本発明によれば、洗浄液が供給されるべき目標位置と供給部によって供給された洗浄液の実際の供給位置とを比較し、洗浄液が目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように調整部が制御されて、供給部から基板に供給される洗浄液の供給位置が調整される。このため、洗浄液を、目標位置を基準とした許容範囲内に供給できる。
図1は、本発明の実施の形態による基板洗浄装置を含む基板処理装置の全体構成を示す上方平面図である。 図2は、本発明の実施の形態による第1基板洗浄装置の斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態による第2基板洗浄装置の斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態の第1態様を示した側方図である。 図5は、本発明の実施の形態の第2態様を示した側方図である。 図6は、本発明の実施の形態における貯留部と供給部との間に設けられた部材の構成を示した概略構成図である。 図7は、本発明の実施の形態における制御部との接続態様を示したブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態における基板処理方法を示したフローである。
実施の形態
《構成》
以下、本発明に係る基板洗浄装置を有する基板処理装置及び基板処理方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図8は本発明の実施の形態を説明するための図である。
図1に示すように、基板処理装置は、略矩形状のハウジング110と、多数の基板Wをストックする基板カセットが載置されるロードポート112と、を有している。ロードポート112は、ハウジング110に隣接して配置されている。ロードポート112には、オープンカセット、SMIF(Standard Mechanical Interface)ポッド、又はFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載することができる。SMIFポッド、FOUPは、内部に基板カセットを収納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環境を保つことができる密閉容器である。基板Wとしては、例えば半導体ウェハ等を挙げることができる。
ハウジング110の内部には、複数(図1に示す態様では4つ)の研磨ユニット114a〜114dと、研磨後の基板Wを洗浄する第1基板洗浄装置50及び第2基板洗浄装置55と、洗浄後の基板Wを乾燥させる乾燥ユニット60とが収容されている。研磨ユニット114a〜114dは、基板処理装置の長手方向に沿って配列され、基板洗浄装置50,55及び乾燥ユニット60も基板処理装置の長手方向に沿って配列されている。
ロードポート112、ロードポート112側に位置する研磨ユニット114a及び乾燥ユニット60に囲まれた領域には、第1搬送ロボット122が配置されている。また、研磨ユニット114a〜114d並びに基板洗浄装置50,55及び乾燥ユニット60と平行に、搬送ユニット65が配置されている。第1搬送ロボット122は、研磨前の基板Wをロードポート112から受け取って搬送ユニット65に受け渡したり、乾燥ユニット60から取り出された乾燥後の基板Wを搬送ユニット65から受け取ったりする。
第1基板洗浄装置50と第2基板洗浄装置55との間に、これら第1基板洗浄装置50と第2基板洗浄装置55の間で基板Wの受け渡しを行う第2搬送ロボット66が配置され、第2基板洗浄装置55と乾燥ユニット60との間に、これら第2基板洗浄装置55と乾燥ユニット60の間で基板Wの受け渡しを行う第3搬送ロボット67が配置されている。さらに、ハウジング110の内部には、基板処理装置の各機器の動きを制御する制御部150と、様々な情報を記憶する記憶部155が配置されている。本実施の形態では、ハウジング110の内部に制御部150及び記憶部155が配置されている態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、ハウジング110の外部に制御部150及び/又は記憶部155が配置されてもよい。本実施の形態では、基板洗浄装置50,55の外方に制御部150及び記憶部155が配置されていても、制御部150及び記憶部155が基板洗浄装置50,55の一機能として利用されているので、基板洗浄装置50,55がこれら制御部150及び記憶部155を有しているものとして説明する。
以下では、第1基板洗浄装置50としてロール洗浄装置が使用され、第2基板洗浄装置55としてペンシル洗浄装置が使用されている態様を用いて説明するが、これに限られることはない。
第1基板洗浄装置50として第2基板洗浄装置55と同様のペンシル洗浄装置を使用したり、二流体ジェットにより基板Wの表面を洗浄する二流体ジェット洗浄装置を使用したりしてもよい。また、第2基板洗浄装置55として第1基板洗浄装置50と同様のロール洗浄装置を使用したり、二流体ジェットにより基板Wの表面を洗浄する二流体ジェット洗浄装置を使用したりしてもよい。
図2に示すロール洗浄装置(第1基板洗浄装置50)は、洗浄液の存在下で、基板Wの直径のほぼ全長にわたって直線状に延びるロール洗浄部材52,53を接触させ、基板Wに平行な中心軸周りに自転させながら基板Wの表面をスクラブ洗浄する。図3に示すペンシル洗浄装置(第2基板洗浄装置55)は、洗浄液の存在下で、鉛直方向に延びる円柱状のペンシル洗浄部材58の下端接触面を接触させ、ペンシル洗浄部材58を自転させながら一方向に向けて移動させて、基板Wの表面をスクラブ洗浄する。
乾燥ユニット60としては、水平に回転する基板Wに向けて、移動する噴射ノズルからIPA蒸気を噴出して基板Wを乾燥させ、さらに基板Wを高速で回転させて遠心力によって基板Wを乾燥させるスピン乾燥ユニットが使用されてもよい。
図2に示すように、第1基板洗浄装置50は、基板回転機構として、表面を上にして基板Wの周縁部を支持し基板Wを水平回転させる、水平方向に移動自在な複数本(図2では4本)のスピンドル51と、図示しないロールホルダに回転自在に支承される第1ロール洗浄部材(ロールスポンジ)52と、図示しないロールホルダに回転自在に支承される第2ロール洗浄部材(ロールスポンジ)53と、を有している。第1ロール洗浄部材52及び第2ロール洗浄部材53は、円柱状であり、長尺状に延びており、例えばPVAからなる。なお、第1ロール洗浄部材52は、そのロールホルダによって基板Wの表面に対して昇降自在となり、第2ロール洗浄部材53は、そのロールホルダによって基板Wの裏面に対して昇降自在となってもよい。
第1ロール洗浄部材52は、図示しない駆動機構によって、矢印F1に示すように回転し、第2ロール洗浄部材53は、図示しない駆動機構によって、矢印F2に示すように回転してもよい。スピンドル51で支持して回転させる基板Wの上方に位置して、基板Wの表面に洗浄液を供給する2つの供給ノズル21a,21bが配置されている。供給ノズル21aは、例えば基板Wの表面に薬液を供給するノズルであってもよく、供給ノズル21bは、例えば基板Wの表面にリンス液(例えば、超純水)を供給するノズルであってもよい。
第1基板洗浄装置50は、スピンドル51の上部に設けたコマ51aの外周側面に形成した嵌合溝内に基板Wの周縁部を位置させて内方に押し付けてコマ51aを回転(自転)させることにより、基板Wを水平に回転させる。この例では、4個のコマ51aのうち2個のコマ51aが基板Wに回転力を与え、他の2個のコマ51aは、基板Wの回転を受けるベアリングの働きをしている。なお、全てのコマ51aを駆動機構に連結して、基板Wに回転力を付与するようにしてもよい。
図3に示すように、第2基板洗浄装置55は、基板回転機構として、第1基板洗浄装置50と同様の複数本(図3では4本)のスピンドル51と、昇降可能な鉛直方向に延びる支柱56と、一端が支柱56の先端に回転可能に取り付けられ、水平方向に延びるアーム57と、アーム57の他端の下面に回転可能に取り付けられた円柱状のペンシル洗浄部材(円柱状スポンジ)58と、を有している。また、スピンドル51で支持して回転させる基板Wの上方に位置して、基板Wの表面に洗浄液を供給する2つの供給ノズル21a,21bが配置されている。供給ノズル21aは、例えば基板Wの表面に薬液を供給するノズルであってもよく、供給ノズル21bは、例えば基板Wの表面にリンス液(例えば、超純水)を供給するノズルであってもよい。
ペンシル洗浄部材58は、図示しない保持部材に保持されてアーム57の先端部の下面に回転可能に設けられ、図示しない駆動機構によってその中心軸を回転軸として回転(自転)する。この回転軸は基板Wに垂直な軸である。ペンシル洗浄部材58は、例えばPVAからなる。アーム57が支柱56の周りで回転すると、アーム57の先端部に取り付けられたペンシル洗浄部材58は、円弧状の軌跡を描いて基板Wの上を移動する。アーム57の先端部は基板Wの中心Oまで延びているので、ペンシル洗浄部材58の移動軌跡は、基板Wの中心Oを通過する。また、ペンシル洗浄部材58は、基板Wの外周まで移動させられる。よって、アーム57の回転によるペンシル洗浄部材58の移動軌跡は、アーム57の長さを半径とする円弧状となり、その移動範囲は、基板Wの外周から基板Wの中心Oを過ぎたところまでである。
本実施の形態では、基板Wを支持する基板支持部としてスピンドル51を用いて説明するが、これに限られることはなく、基板支持部として、基板Wを保持(本実施の形態では「支持」の概念に「保持」の概念が含まれている。)するチャックを用いてもよい。チャックを用いた場合には、チャックによって支持(保持)された基板Wを回転させる回転部がさらに設けられてもよい。なお、スピンドル51を用いた場合には、基板Wは回転されつつ支持されることになり、スピンドル51が回転部としての機能も果たすことになる。なお、図2及び図3では、水平方向に基板Wを支持した例を示したが、これに限定されず、例えば、縦方向(鉛直方向)に基板Wを支持する構成としてもよいし、斜め方向に基板Wを支持する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、基板支持部によって支持された基板Wに洗浄液を供給する供給部20として、供給ノズル21を有する態様を用いて説明するが、これに限られることはない。本実施の形態の供給部20は、供給ノズル21と、基板Wの法線方向(図4及び図5の上下方向)に沿って延在し、供給ノズル21を支持する支柱22とを有している。
また、後述する調整部80及び位置検知部10は、第1基板洗浄装置50に用いられてもよいし、第2基板洗浄装置55に用いられてもよいし、第1基板洗浄装置50及び第2基板洗浄装置55の両方に用いられてもよい。以下では「基板洗浄装置」という文言を用いて説明を行うが、この「基板洗浄装置」は、第1基板洗浄装置50、第2基板洗浄装置55、又は、第1基板洗浄装置50及び第2基板洗浄装置55の両方を意味している。
本実施の形態の洗浄液には、純水(DIW)等のリンス液と、アンモニア過酸化水素(SC1)、塩酸過酸化水素(SC2)、硫酸過酸化水素(SPM)、硫酸加水、フッ酸等の薬液が含まれている。本実施の形態で特に断りのない限り、洗浄液は、リンス液又は薬液のいずれかを意味している。
図4及び図5に示すように、本実施の形態の基板洗浄装置50,55は、供給部20から基板Wに供給される洗浄液の供給位置を調整する調整部80と、供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置を検知する位置検知部10と、を有している。前述した制御部150は、洗浄液が供給されるべき基板Wの目標位置と実際の洗浄液の供給位置とを比較し、洗浄液が目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように、調整部80を制御するようになっている。許容範囲については、図示しない操作部から適宜設定されてもよく、一例としては、供給位置の中心位置が目標位置と合致するように設定してもよい。このように供給位置の中心位置が目標位置と合致するように設定された場合には、制御部150は、供給位置が目標位置と合致するように調整部80を制御することになる。洗浄液が供給されるべき基板Wの目標位置については、例えば、スピンドル51、チャック等の基板支持部の位置を基準としてxy座標を設定し、xy座標上の位置で、目標位置及び供給位置を位置検知部10が検知するようにしてもよい。
位置検知部10として撮像部を用いてもよい。このような撮像部を採用する場合には、供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置を、基板Wに洗浄液が供給された際の静止画又は動画に基づき検知してもよい。また、撮像部は、例えば基板Wの真上又は斜め上等の上方から基板Wの全体を撮像してもよい。静止画を用いる場合には、所定間隔ごとに静止画を撮影し、その撮影結果に基づいて洗浄液の実際の供給位置を検知してもよい。なお、撮像部から取得された静止画又は動画が画像処理され、洗浄液が供給されている位置の中心位置が検知されるようになってもよい。この場合には、この中心位置を供給位置として、目標位置と比較される対象として用いてもよい。
図6に示すように、基板洗浄装置50,55は、供給部20から供給される洗浄液の流量を検知する流量検知部42a,42bを有してもよい。そして、制御部150は、流量検知部42a,42bからの情報に基づいて、供給部20から供給される洗浄液の流量が変わった場合に目標位置と供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置とを比較し、供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置が目標位置を基準とした許容範囲外になっているときに、洗浄液が目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように調整部80を制御してもよい。
図6に示すように、貯留部40a,40bと供給部20との間に供給管41a,41bが設けられており、この供給管41a,41bに、流量計等からなる流量検知部42a,42bと、バルブ等からなる開閉部43a,43bが設けられてもよい。より具体的には、薬液貯留部40aと供給部20の供給ノズル21aとの間に、薬液供給管41aが設けられ、この薬液供給管41aに薬液流量検知部42a及び薬液開閉部43aが設けられてもよい。また、リンス液貯留部40bと供給部20の供給ノズル21bとの間に、リンス液供給管41bが設けられ、このリンス液供給管41bにリンス液流量検知部42b及びリンス液開閉部43bが設けられてもよい。
流量検知部42a,42bで検知される洗浄液の流量の変化に基づいて制御部150が目標位置と洗浄液の実際の供給位置とを比較を行うようにしてもよい。具体的には、流量検知部42a,42bで検知される洗浄液の流量が変化することをトリガーとして、制御部150が、例えば撮像部で基板Wの表面を撮像して洗浄液の実際の供給位置を検知し、目標位置と洗浄液の実際の供給位置とを比較を行うようにしてもよい。また、洗浄液の流量の変化が小さい場合には制御部150は目標位置と洗浄液の実際の供給位置とを比較を行わず、洗浄液の流量の変化が一定の閾値を超える場合にのみ、制御部150が目標位置と洗浄液の実際の供給位置とを比較を行ってもよい。なお、この態様を採用した場合には、薬液流量検知部42aで検知される薬液の流量の変化に基づいて、制御部150が目標位置と薬液の実際の供給位置との比較を行い、リンス液流量検知部42bで検知されるリンス液の流量の変化に基づいて、制御部150が目標位置とリンス液の実際の供給位置との比較を行うことになる。
また、記憶部155に記憶されたレシピに基づいて制御部150が供給部20から供給される洗浄液の流量が変わったことを検知した場合に、制御部150は、例えば撮像部で基板Wの表面を撮像して洗浄液の実際の供給位置を検知し、目標位置と供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置とを比較し、供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置が目標位置を基準とした許容範囲外になっているときに、洗浄液が目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように調整部80を制御してもよい。この場合にも、洗浄液の流量の変化が小さい場合には制御部150は目標位置と洗浄液の実際の供給位置とを比較を行わず、洗浄液の流量の変化が一定の閾値を超える場合にのみ、制御部150が目標位置と洗浄液の実際の供給位置とを比較を行ってもよい。
調整部80は、ノズル駆動部25を制御して、供給ノズル21の基板Wの法線方向に沿った位置又は角度を調整してもよい。図4に示す態様では、調整部80が、ノズル駆動部25を制御して供給ノズル21の基板Wの法線方向(図4の上下方向)の位置を調整することで、供給位置を調整するようになっている。図5に示す態様では、調整部80が、ノズル駆動部25を制御して供給ノズル21の角度を調整することで、供給位置を調整するようになっている。また、図4及び図5の両方向矢印A1で示すように、供給部20の支柱22は基板Wの法線方向(図4及び図5の上下方向)に沿って伸縮自在となり、支柱22の長さが変わることで供給位置が調整されてもよい。本実施の形態では、このように、調整部80が供給ノズル21を調整する態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、調整部80は、スピンドル51、チャック等からなる基板支持部の基板Wの法線方向の位置及び/又は基板Wの面方向に沿った位置を調整してもよいし、供給ノズル21を有する供給部20の基板Wの面方向に沿った位置を調整してもよい(図4及び図5の両方向矢印A2参照)。また、図4及び図5の両方向矢印A2に沿って供給部20の位置が調整される態様を採用する場合には、供給部20が支柱22に直交する方向に移動可能な移動部23を有してもよい。
なお、調整部80がノズル駆動部25を制御して供給ノズル21の基板Wの法線方向に沿った位置又は角度を調整する態様によれば、装置構成を大きくする必要が無い点で有益である。また、図4及び図5に示すように供給ノズル21に位置検知部10が設けられている場合には、調整部80がノズル駆動部25を制御して供給ノズル21の基板Wの法線方向に沿った位置又は角度を調整する態様を採用することで、位置検知部10の位置を動かさずに供給位置を調整できる点で有益である。
前述した記憶部155は基板Wの位置及び/又は洗浄液の種類に対応した洗浄液の目標供給量を記憶してもよい。この場合には、制御部150は、調整部80によって供給位置を変える場合に、記憶部155に記憶された目標供給量に基づいて洗浄液の供給量を調整してもよい。より具体的には、洗浄液が供給される位置、洗浄液の種類、又は、洗浄液が供給される位置及び洗浄液の種類の両方に基づいて、洗浄液の供給量が制御部150からの指令によって調整されてもよい。
本実施の形態の制御部150は、図7に示すように、記憶部155、位置検知部10、調整部80、供給部20、バルブ等からなる開閉部43a,43b、流量検知部42a,42b、スピンドル51等の部材と接続されており、これらに対して指令を与えたり、これらから情報を取得したりするようになっていてもよい。
《方法》
本実施の形態の基板洗浄装置50,55を用いた基板Wの処理方法(基板処理方法)の一例は、以下のようになる。なお、上記と重複することになるので簡単に説明するに留めるが、上記「構成」で述べた全ての態様を「方法」において適用することができる。また、逆に、「方法」において述べた全ての態様を「構成」において適用することができる。また、本実施の形態の方法を実施させるためのプログラムは記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体をコンピュータ(図示せず)で読み取ることで、本実施の形態の方法が基板処理装置で実施されてもよい。
まず、基板Wが基板支持部であるスピンドル51によって支持される(図8、支持工程S1)。
次に、ユーザが目標位置(例えば基板Wの中央位置)を図示しない操作部から設定し(図8、位置設定工程S2)、その設定内容が記憶部155に記憶される。この際、基板Wの中心を(0,0)としたXY座標によって目標位置が設定されてもよい。
次に、例えば記憶部155に記憶されたレシピに基づいて洗浄液の流量が設定される(図8、流量設定工程S3)。その後、バルブ等からなる開閉部43a,43bが閉状態から開状態に変えられ、貯留部40a,40bに貯留されている洗浄液が供給管を介して供給部20へと導かれ、供給部20から基板Wに対して洗浄液が供給される(図6参照)。この際、開閉部43a,43bの開度を調整することで、供給管41a,41b内に流れる洗浄液の流量を調整してもよいし、流量を調整するための流量調整部(図示せず)が供給管41a,41bに設けられ、この流量調整部を調整することで供給管41a,41b内に流れる洗浄液の流量を調整してもよい。
次に、供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置が撮像部等からなる位置検知部10によって検知される(図8、位置検知工程S10)。この際、位置検知部10によって、供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置がXY座標に変換されてもよい。
次に、制御部150が、洗浄液が供給されるべき基板Wの目標位置と供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置とを比較し(図8、比較工程S11)、供給位置が目標位置を基準とした許容範囲外である場合には(比較肯定S11で「NO」の場合には)、供給位置が目標位置を基準とした許容範囲内になるように、調整部80を制御する(図8、調整工程S20)。この際、一例としては、目標位置と供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置とが合致するように制御部150が調整部80を制御し、その結果、調整部80がノズル駆動部25を駆動して供給ノズル21の基板Wの法線方向に沿った位置又は角度を調整してもよい(図4及び図5参照)。
なお、制御部150が、洗浄液が供給されるべき基板Wの目標位置と供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置とを比較した結果、供給位置が目標位置を基準とした許容範囲内である場合には(比較肯定S11で「YES」の場合には)、調整部80による供給ノズル21の調整は行われない。
一定時間を経過するか又は供給部20から供給される洗浄液の量が変わった場合には(図8のS30で「YES」の場合には)、前述した位置検知工程S10に戻り、それ以降の工程が繰り返し行われる。
なお、洗浄液が薬液の場合には、薬液での処理が終了した後でリンス液が供給されてもよい。そして、リンス液も、薬液と同様の態様で、基板Wに対して供給されてもよい。
《作用・効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態による作用・効果であって、未だ説明していないものを中心に説明する。
本実施の形態によれば、洗浄液が供給されるべき基板Wの目標位置と供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置とを比較し、洗浄液が目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように調整部80が制御されて、供給部20から基板Wに供給される洗浄液の供給位置が調整される。このため、洗浄液を、目標位置を基準とした許容範囲内に供給できる。
位置検知部10が、供給部20によって供給された洗浄液の実際の供給位置を基板Wに洗浄液が供給された際の静止画又は動画に基づき検知する態様を採用した場合には、簡便かつ確実に実際の供給位置を検出できる点で有益である。
制御部150が、供給部20から供給される洗浄液の流量が変わった場合に、目標位置と洗浄液の実際の供給位置とを比較し、実際の供給位置が目標位置を基準とした許容範囲外になっているときに洗浄液が目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように調整部80を制御する態様を採用する場合には、目標位置から実際の供給位置がずれる可能性の高いタイミングで供給位置が調整される。このため、調整回数を減らしつつ、効率よく適切な位置に洗浄液を供給することができる。
基板Wの位置に対応した洗浄液の目標供給量が記憶されており、制御部150が、調整部80によって供給位置を変える場合に、記憶部155に記憶された目標供給量に基づいて洗浄液の供給量を調整する態様を採用する場合には、供給位置に応じた適切な供給量で基板Wを洗浄することができる。
また、洗浄液の種類に応じて目標供給量が記憶されており、制御部150が目標供給量に基づいて洗浄液の供給量を制御する態様を採用する場合には、洗浄液の種類に応じた適切な供給量で基板Wを洗浄することができる。
さらに、基板Wの位置及び洗浄液の種類に対応した洗浄液の目標供給量が記憶されており、制御部150が、調整部80によって供給位置を変える場合に、記憶部155に記憶された目標供給量に基づいて洗浄液の供給量を調整する態様を採用する場合には、供給位置及び洗浄液の種類に応じた適切な供給量で基板Wを洗浄することができる。一例としては、洗浄液Aについては、基板Wの中心部に第一流量の洗浄液を供給し、基板Wの周縁部には第一流量よりも少ない第二流量の洗浄液を供給してもよい。また、別の洗浄液Bについては、基板Wの中心部に第三流量の洗浄液を供給し、基板Wの周縁部には第三流量よりも多い第四流量の洗浄液を供給してもよい。
上述した実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。
10 位置検知部
20 供給部
21 供給ノズル
50,55 基板洗浄装置
80 調整部
150 制御部
155 記憶部

Claims (5)

  1. 基板を支持する基板支持部と、
    前記基板支持部によって支持された前記基板に洗浄液を供給する供給部と、
    前記供給部から前記基板に供給される洗浄液の供給位置を調整する調整部と、
    前記供給部によって供給された洗浄液の実際の供給位置を検知する位置検知部と、
    洗浄液が供給されるべき目標位置と前記実際の供給位置とを比較し、洗浄液が前記目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように、前記調整部を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 前記位置検知部は、前記実際の供給位置を、前記基板に洗浄液が供給された際の静止画又は動画に基づき検知することを特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3. 前記制御部は、前記供給部から供給される洗浄液の流量が変わった場合に、前記目標位置と前記実際の供給位置とを比較し、前記実際の供給位置が前記目標位置を基準とした許容範囲外になっているときに、洗浄液が前記目標位置を基準とした許容範囲内に供給されるように前記調整部を制御することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の基板洗浄装置。
  4. 前記供給部は供給ノズルを有し、
    前記調整部は前記供給ノズルの前記基板の法線方向に沿った位置又は前記供給ノズルの角度を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板洗浄装置。
  5. 前記制御部は、前記調整部によって前記供給位置を変える場合に、前記基板の位置に対応した洗浄液の目標供給量に基づいて洗浄液の供給量を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板洗浄装置。
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