JP2017183189A - 電気部品用ソケット - Google Patents

電気部品用ソケット Download PDF

Info

Publication number
JP2017183189A
JP2017183189A JP2016071874A JP2016071874A JP2017183189A JP 2017183189 A JP2017183189 A JP 2017183189A JP 2016071874 A JP2016071874 A JP 2016071874A JP 2016071874 A JP2016071874 A JP 2016071874A JP 2017183189 A JP2017183189 A JP 2017183189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrical component
socket
pressing member
electrical
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016071874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6700914B2 (ja
Inventor
秀俊 西
Hidetoshi Nishi
秀俊 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
Priority to JP2016071874A priority Critical patent/JP6700914B2/ja
Publication of JP2017183189A publication Critical patent/JP2017183189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6700914B2 publication Critical patent/JP6700914B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Abstract

【課題】ソケット本体部の収容部に電気部品よりも十分に広い収容面積を確保し得るようにする。【解決手段】ソケット本体部1の収容部7に収容された電気部品の端子部と、前記ソケット本体部1に設けられたコンタクトピンとを電気的に接触させる電気部品用ソケットであって、矩形状を有する前記収容部7の収容面7a上を対角線方向に前進及び後退の進退動作をし、前進時に前記収容部7に収容された前記電気部品の少なくとも一つの角部を前記収容部7の中心に向かって押圧して、前記電気部品の位置決めをする押圧部材2を備えたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、電気部品の性能検査に使用される電気部品用ソケットに関し、特にソケット本体部の収容部に電気部品よりも十分に広い収容面積を確保し得るようにする電気部品用ソケットに係るものである。
従来の電気部品用ソケットは、ソケット本体部の収容部に収容された電気部品を押さえるラッチ機構を備え、電気部品の端子部と、ソケット本体部に設けられたコンタクトピンとを電気的に接触させるものであって、上記ラッチ機構がソケット本体部に第1回動軸を介して回動自在に配置されたレバー部と、このレバー部に第2回動軸を介して回動自在に配置され、上記電気部品を押圧するラッチ部を有しており、レバー部を回動させることにより、ラッチ部が回動されると共に、レバー部の回動量よりもラッチ部の回動量の方が大きくなるように構成されたものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
また、他の電気部品用ソケットは、電気部品を収容する収容部の四隅に電気部品の各角部をガイドして位置決め規制するガイド部が上方に突設され、開閉動作をする一対のラッチが上記収容部を間にして左右に配設されており、ラッチが閉じた状態でラッチの押圧部で収容部に収容された電気部品を押圧して、電気部品の端子部とソケット本体部に設けられたコンタクトピンと、を電気的に接触させるものとなっていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−153235号公報 特開2007−59117号公報
しかし、このような従来の電気部品用ソケットにおいて、特許文献1には、レバー部の回動量よりもラッチ部の回動量の方が大きくなるように構成することにより、収容部の上方を大きく開くことができ、電気部品の収容及び取出しを容易に行うことができることは記載されているが、電気部品を収容部中央に位置決めすることに関しては明示的に記載されていない。
一方、特許文献2には、収容部の四隅に突設されたガイド部によって電気部品を収容部中央に位置決めすることが記載されているが、収容部の収容面積は上記ガイド部によって電気部品の外形寸法に合わせて規制されているため、収容面積には電気部品の外形寸法に対する余裕が少なかった。したがって、電気部品が上記収容部に収容される際に、電気部品の縁部がガイド部に乗り上げ、ガイド部の一部を削るおそれがあった。そのため、ガイド部が削られて発生するダストにより、電気部品の端子部とコンタクトピンとの電気的な接触不良が生じるおそれがあった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、ソケット本体部の収容部に電気部品よりも十分に広い収容面積を確保し得るようにする電気部品用ソケットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による電気部品用ソケットは、ソケット本体部の収容部に収容された電気部品の端子部と、前記ソケット本体部に設けられたコンタクトピンとを電気的に接触させる電気部品用ソケットであって、矩形状を有する前記収容部の収容面上を対角線方向に前進及び後退の進退動作をし、前進時に前記収容部に収容された前記電気部品の少なくとも一つの角部を前記収容部の中心に向かって押圧して、前記電気部品の位置決めをする押圧部材を備えたものである。
本発明によれば、電気部品を押圧してソケット本体部の収容部中央に位置決めするための押圧部材が、矩形状を有する収容部の対角線方向に前進及び後退の進退動作をするので、収容部に電気部品よりも十分に広い収容面積を確保することができる。したがって、従来技術のような電気部品の縁部がガイド部に乗り上げ、ガイド部の一部を削るおそれがない。それ故、ガイド部が削られて発生するダストにより、電気部品の端子部とコンタクトピンとの電気的な接触不良が生じるというおそれもない。
本発明による電気部品用ソケットの一実施形態を示す斜視図である。 本発明による電気部品用ソケットの平面図である。 図1のO−O線断面矢視図である。 電気部品の一構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。 ソケット本体部の構成例を示す平面図である。 電気部品の収容部底部に配置される保持部材の構成例を示す平面図である。 図2のP−P線断面矢視図である。 押圧部材の可動部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 押圧部材のガイドローラを示す部分断面図である。 本発明による電気部品用ソケットの要部拡大平面図である。 操作部材のレバー部を示す断面図である。 操作部材のラッチ部を示す部分断面図である。 操作力伝達手段の一構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図13の要部拡大正面図である。 本発明による電気部品用ソケットの動作を説明する図であり、(a)は収容部を開く動作を示し、(b)収容部を閉じる動作を示す。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による電気部品用ソケットの一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1の平面図、図3は図1のO−O線断面矢視図である。この電気部品用ソケットは、電気部品の性能検査に使用されるもので、ソケット本体部1と、押圧部材2と、操作部材3と、操作力伝達手段4と、を備えて構成されている。
上記ソケット本体部1は、図4(a)に示すような外形が矩形状の電気部品5を位置決めして保持し、同図(b)に示すように電気部品5の裏面に設けられた端子部6と、後述のコンタクトピン9とを電気的に接触させるもので、中央部には電気部品5を受容可能に、一方向(以下、同方向を「上方」又は「+Z方向」と言う)を開放した矩形状の収容部7が設けられている。
詳細には、ソケット本体部1は、図5に示すように、中央部に上下方向(Z方向)に貫通する矩形状の収容部7を形成し、この収容部7の底部に図6に示すような平面視八角形の保持部材8を配置した構成となっている。また、保持部材8は、その上面を収容面7aとし、収容面7aには、収容部7に位置決め収容された電気部品5の端子部6に対応させて、複数のコンタクトピン9が設けられている。この場合、ソケット本体部1に形成された収容部7は、後述の押圧部材2が後方に後退して収容面7aが開かれた状態において、収容される電気部品5の底面積よりも十分に広い収容面積が確保できるようになっている。
なお、図5において、符号10は後述の押圧部材2の伝達ピン22が挿通される貫通孔を示し、符号11は後述の操作力伝達手段4を常時、収容部7側に付勢する第3バネ部材39を収容する長穴を示す。
ここで、コンタクトピン9は、図3に示すように、保持部材8を上下方向に貫いて、両端部が保持部材8の上下面から突出した状態で設けられた良電導部材であり、上端部が電気部品5の端子部6と弾性的に電気接触できるように上下動自在に形成されている。また、下端部は、同図に示すように、上記ソケット本体部1の底部に取り付けられた中継基板12に植設されており、コンタクトピン9が中継基板12の配線を介して検査装置の配線基板に設けられた配線と電気的に接続されるようになっている。
上記ソケット本体部1の収容部7の四隅部には、押圧部材2が設けられている。この押圧部材2は、収容部7の収容面7a上を前進及び後退の進退動作をし、前進時に収容部7に収容された電気部品5の四つの角部を収容部7の中心部に向かって押圧して、電気部品5を収容部7の中央に位置決めをするもので、図6に示す平面視八角形の保持部材8の、収容部7の四隅部に対応する対向側面8aに対して進退可能に設けられている。
詳細には、押圧部材2は、図7に示すように、一端部がソケット本体部1に固定された第1バネ部材(例えば、スプリングコイル)13によって同図に示す矢印A方向(収容部7の中心に向かう方向)に常時付勢されており、一端部が保持部材8の上記対向側面8aに固定されたガイドピン14に沿って同図に示す矢印A,B方向に移動自在にされた可動部15と、この可動部15の上端部にて電気部品5との当接部に設けられ、収容面7aに平行な回転軸23周りに回転するガイドローラ16とを備えて構成されている。
より詳細には、可動部15は、図8(b)に示すように、Z方向に伸びる本体部17と、本体部17の下端から水平方向に伸びる第1片部18と、同図(a)に示すように本体部17の上端から矢印A,B方向に沿った第1片部18の中心軸に対して略45°方向に伸びる第2片部19とから成る。
ここで、本体部17には、一端部が保持部材8の対向側面8aに固定されたガイドピン14が挿入されて摺動するガイド穴20、及び一端部がソケット本体部1に固定された第1バネ部材13の他端部を収容する穴部21が設けられている。また、第1片部18は、図7に示すようにソケット本体部1の底面1aを摺動しながら、該底面1aと中継基板12との間の隙間を矢印A,B方向に移動するように設けられている。さらに、第1片部18の端部近傍部には、図7に示すように、上方に伸びる伝達ピン22が後述の操作力伝達手段4に連結して設けられており、この操作力伝達手段4のX方向へのスライド移動に連動して可動部15(押圧部材2)を矢印A,B方向に移動させるようになっている。また、図7に示すように、第2片部19は、保持部材8の上面(収容面7a)を摺動するように設けられている。これにより、可動部15は、矢印A,B方向への滑らかな進退動作を行うことができる。また、第2片部19は、電気部品5の側面に当接して電気部品5を収容部7の中央に寄せる機能をも有している。さらに、本体部17の上端には、図8(b)に示すように、ガイドローラ16の回転軸23(図7参照)を収容面7aに平行に支持する軸受孔24が設けられ、ガイドローラ16が取り付け可能となっている。
また、ガイドローラ16は、図9に示すように、電気部品5との当接部に対応して周方向にV字状のVカット部25を形成し、図10に収容部7の要部拡大平面図で示すように、ガイドローラ16のVカット面25aが収容部7に収容された電気部品5の交差する側面5aに当接するようになっている。これにより、ガイドローラ16によって、電気部品5に対して収容部7の中心に向かう均等な押圧力を付与することができる。この場合、ガイドローラ16は、図8(a)に示すように、Vカット部25の中心(Vカットの頂点)が可動部15の矢印A,B方向の中心軸と合致するように設けられる。
ソケット本体部1の収容部7を間にして、収容面7aに平行な直交二軸の一軸方向(本実施形態ではX方向)の両端部には、操作部材3が設けられている。この操作部材3は、押圧部材2に進退動作をさせると共に、押圧部材2の前進時に電気部品5の上面を収容面7a側に押圧し、押圧部材2の後退時に押圧解除するもので、レバー部26とラッチ部27とを備えて構成されている。
ここで、レバー部26は、外部から操作力が付与される部分であり、図3に示すように、両端部が収容面7aに平行にソケット本体部1に支持された第1回動軸28周りに回動自在に配設されている。また、ラッチ部27は、電気部品5の上面を収容面7a側に押圧する部分であり、レバー部26の、第1回動軸28を間にして操作力が付与される側とは反対側に、収容面7aに平行にレバー部26に支持された第2回動軸29周りに回動自在に配設されている。そして、レバー部26を操作して回動させると、この動きに連動してラッチ部27が回動するようになっている。このとき、同図に示すように、レバー部26の回動量θ1に対してラッチ部27の回動量θ2が大きくなるように操作部材3が構成されている。
詳細には、レバー部26は、図11に示すように、一端部側下部に下方を開放したバネ受穴30を形成し、図3に示すように、このバネ受穴30に一端部がソケット本体部1に固定された第2バネ部材(例えば、スプリングコイル)31の他端部を受け入れて、第2バネ部材31によって常時上方に付勢されるようになっている。また、一端部側上部は、図11に示すように、外部からの操作力を受ける被操作部32として形成している。さらに、他端部側下部には、第1回動軸28が挿通する第1軸孔33が設けられ、他端部側上部には、第2回動軸29が挿通する第2軸孔34が設けられている。そして、第1軸孔33の一端部寄り下部には、下方を開放した伝達穴部35が設けられており、この伝達穴部35の側面35aに後述の操作力伝達手段4の突起部40を当接させて、レバー部26の回動動作を操作力伝達手段4のスライド動作に変換できるようになっている。
また、ラッチ部27は、図12に示すように、略中央部に第2回動軸29が挿通する第3軸孔36が設けられており、先端部27aを電気部品5の上面を収容面7a側に押圧する押圧凸部37として形成している。また、ラッチ部27の後端部27b側には、第3軸孔36側から斜め下方に向けて伸びる長孔38が形成されており、ソケット本体部1に設けられた軸部43(図15参照)が挿入されるようになっている。これにより、レバー部26の回動動作に伴って軸部43が長孔38内を摺動することにより、ラッチ部27が第2回動軸29を中心に回動する。
上記押圧部材2と操作部材3との間には、操作力伝達手段4が設けられている。この操作力伝達手段4は、操作部材3に対する操作力を押圧部材2の進退動作に変換して伝えるものであり、図2に示すようにソケット本体部1の長穴11(図5参照)に収容された第3バネ部材(例えば、スプリングコイル)39によって常時、収容部7側に付勢されており、操作部材3の動きに連動して操作部材3の下方のソケット本体部1上面をX方向にスライド移動するようになっている。
詳細には、操作力伝達手段4は、図13に示すように、Y方向に長い板状の部材であり、操作部材3のレバー部26に設けられた伝達穴部35に対応した上面位置に突起部40(同図においては、二つの突起部40で示す。)が、伝達穴部35に挿入されて設けられている。
上記突起部40は、図14に示すように、先端部が先に向かって円錐状に細くなり、最先端が球状に形成されており、先端部の側面40aが押圧部材2のレバー部26に設けられた伝達穴部35の収容部7側の側面35aによって押圧されるようになっている。なお、図13において、符号41は第3バネ部材39の一端部を保持するピンを示し、符号42は押圧部材2の伝達ピン22の先端部が挿入されて摺動するガイド長孔を示す。
次に、このように構成された電気部品用ソケットの動作について説明する。
先ず、操作部材3のレバー部26の被操作部32に、図15(a)に示すように第2バネ部材31の付勢力に抗して矢印C方向の操作力が付与されると、レバー部26は第1回動軸28を中心に回動する。即ち、図3において左側のレバー部26が反時計回りに、又右側のレバー部26が時計回りに夫々回動する。
レバー部26の回動に伴って、ソケット本体部1に設けられた軸部43がラッチ部27に設けられた長孔38(図12参照)を上端部から下端部に向かって摺動し、これによりラッチ部27が第2回動軸29周りに回動して矢印Dで示すように起立する。即ち、図3において左側のラッチ部27が反時計回りに、又右側のラッチ部27が時計回りに夫々回動する。このようにして、ラッチ部27が起立することにより、収容部7の上方が全開され、収容部7への電気部品5の投入が容易になる。
また、レバー部26の回動に伴って、図15(a)に示すように、レバー部26に設けられた伝達穴部35に挿入された操作力伝達手段4の突起部40の先端部が伝達穴部35の収容部7側の側面35aにより押圧される。これにより、操作力伝達手段4が第3バネ部材39の付勢力に抗して収容部7とは反対方向に移動する。即ち、図3において、左側の操作力伝達手段4が左方向(−X方向)に移動し、右側の操作力伝達手段4が右方向(+X方向)に移動する。
ここで、図2に示す左下の押圧部材2に着目して、その動作を説明する。
図2において、左側の操作力伝達手段4が左方向(−X方向)に移動すると、図7に示すように、先端部を操作力伝達手段4のガイド長孔42に挿入させて設けられた押圧部材2の伝達ピン22は、操作力伝達手段4に押されて−X方向に移動すると同時に、ガイド長孔42の側面を摺動して−Y方向にも移動する。その結果、押圧部材2は、図7に示す矢印B方向(収容部7の略対角線に沿った外方)における移動範囲の最後部まで後退する。他の三つの押圧部材2も同様に後退する。これにより、図2に示すように、収容部7は全開し、電気部品5の収容が可能となる。
上述のようにして収容部7が開かれると、収容部7に上方から電気部品5が投入される。この場合、全開状態の収容部7の収容面積が電気部品5の底面積よりも十分に広いため、電気部品5の一部が収容部7からはみ出してソケット本体部1に乗り上げ、ソケット本体部1の一部を削るおそれがない。また、例え投入位置がずれて電気部品5の角部が押圧部材2に乗り上げたとしても、押圧部材2のガイドローラ16が回転して電気部品5を収容部7内に導き入れるため、押圧部材2の一部が削られるおそれもない。したがって、ソケット本体部1又は押圧部材2の一部が削られて発生するダストによる、電気部品5の端子部6とコンタクトピン9との電気的接触不良の問題を解消することができ、電気部品5の性能検査の信頼性を向上することができる。
このようにして収容部7に電気部品5が収容された後、レバー部26の被操作部32に対する操作力が解除されると、上述とは逆の動作が実行される。即ち、図15(b)に示すように、レバー部26が第2バネ部材31によって上方に付勢されて、第1回動軸28周りに矢印E方向に回動する。詳細には、図3において、左側のレバー部26は時計回りに回動し、右側のレバー部26は反時計回りに回動する。
レバー部26の回動に伴って、ソケット本体部1に設けられた軸部43がラッチ部27に設けられた長孔38を下端部から上端部に向かって摺動し、ラッチ部27が第2回動軸29周りに矢印F方向に回動する。即ち、図3において左側のラッチ部27が時計回りに、又右側のラッチ部27が反時計回りに夫々回動する。そして、図15(b)に示すように、ラッチ部27は倒伏して先端部27aの押圧凸部37により収容部7に収容された電気部品5の上面を収容面7a側に押圧し、電気部品5の端子部6とコンタクトピン9とを電気的に接触させる。
同時に、レバー部26の回動に伴って、操作力伝達手段4の突起部40に対するレバー部26の伝達穴部35の側面35aによる押圧が解除され、操作力伝達手段4は、第3バネ部材39の付勢力によって収容部7側に移動する。即ち、図3において、左側の操作力伝達手段4は右方向(+X方向)に移動し、右側の操作力伝達手段4は左方向(−X方向)に移動する。
ここでも、図2に示す左下の押圧部材2に着目して、その動作を説明する。
図2において、左側の操作力伝達手段4が右方向(+X方向)に移動すると、図7に示すように、先端部を操作力伝達手段4のガイド長孔42に挿入させて設けられた押圧部材2の伝達ピン22に対する操作力伝達手段4による押圧が解除される。したがって、押圧部材2は、第1バネ部材13による付勢力により、図7に示す矢印A方向(収容部7の略対角線に沿った内方)に前進する。このとき、押圧部材2の伝達ピン22は、操作力伝達手段4の+X方向への移動及び押圧部材2の図7に示す矢印A方向への移動に伴って、操作力伝達手段4のガイド長孔42内を+Y方向に移動することになる。同様にして、他の三つの押圧部材2も収容部7の略対角線に沿った内方に前進する。これにより、四つの押圧部材2によって収容部7に収容された電気部品5の四角部が収容部7の中心に向かって押圧され、電気部品5が収容部7の略中央部に位置決めされる。
詳細には、押圧部材2のガイドローラ16のVカット面25aが収容部7に収容された電気部品5の交差する側面5aに当接し、電気部品5を収容部7の内側に向かって寄せて中央部に位置決めする。これにより、電気部品5の外形寸法公差を吸収して電気部品5をセンターリングすることが可能となる。
なお、以上の説明においては、収容部7の四隅部に対応して四つの押圧部材2を配設した場合について述べたが、本発明はこれに限られず、矩形状の収容部7の少なくとも一つの対角線方向に対向させて一組の押圧部材2を配設してもよく、収容部7の何れか一つの隅部に一つの押圧部材2を配設してもよい。押圧部材2が一つの場合には、収容部7の対角線方向に押圧部材2に対向させて、電気部品5の交差する側面5aに当接して位置決めする位置決め突起を保持部材8に設けるとよい。
また、ガイドローラ16は、一部の押圧部材2に設けられているだけであってもよく、又は全ての押圧部材2に無くてもよい。この場合、ガイドローラ16を有しない押圧部材2には、電気部品5との当接部に、電気部品5の交差する側面5aに当接するVカット面を設けるとよい。
1…ソケット本体部
2…押圧部材
3…操作部材
4…操作力伝達手段
5…電気部品
5a…側面
6…端子部
7…収容部
7a…収容面
9…コンタクトピン
16…ガイドローラ

Claims (5)

  1. ソケット本体部の収容部に収容された電気部品の端子部と、前記ソケット本体部に設けられたコンタクトピンとを電気的に接触させる電気部品用ソケットであって、
    矩形状を有する前記収容部の収容面上を対角線方向に前進及び後退の進退動作をし、前進時に前記収容部に収容された前記電気部品の少なくとも一つの角部を前記収容部の中心に向かって押圧して、前記電気部品の位置決めをする押圧部材を備えたことを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 矩形状の前記収容部の少なくとも一つの対角線方向には、一組の前記押圧部材が対向配置されていることを特徴とする請求項1記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記押圧部材に進退動作をさせると共に、前記押圧部材の前進時に前記電気部品を前記収容面側に押圧し、前記押圧部材の後退時に押圧解除する操作部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気部品用ソケット。
  4. 前記押圧部材と前記操作部材との間に、前記操作部材に対する操作力を前記押圧部材の進退動作に変換して伝える操作力伝達手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の電気部品用ソケット。
  5. 前記押圧部材の前記電気部品の当接部には、前記電気部品の交差する2側面に当接すると共に、前記収容面に平行な軸周りに回転するガイドローラを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気部品用ソケット。
JP2016071874A 2016-03-31 2016-03-31 電気部品用ソケット Expired - Fee Related JP6700914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016071874A JP6700914B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 電気部品用ソケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016071874A JP6700914B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 電気部品用ソケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017183189A true JP2017183189A (ja) 2017-10-05
JP6700914B2 JP6700914B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=60007097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016071874A Expired - Fee Related JP6700914B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 電気部品用ソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6700914B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020044893A1 (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
JP2020038822A (ja) * 2018-08-30 2020-03-12 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004014470A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Yamaichi Electronics Co Ltd Icソケット
JP2004152554A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Texas Instr Japan Ltd 半導体装置用ソケットおよび半導体装置のソケットへの着脱方法
US20060071656A1 (en) * 2004-10-01 2006-04-06 Hyeck-Jin Joung Insert block for testing semiconductor device
JP2014126397A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Sdk Co Ltd Icソケット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004014470A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Yamaichi Electronics Co Ltd Icソケット
JP2004152554A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Texas Instr Japan Ltd 半導体装置用ソケットおよび半導体装置のソケットへの着脱方法
US20060071656A1 (en) * 2004-10-01 2006-04-06 Hyeck-Jin Joung Insert block for testing semiconductor device
JP2014126397A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Sdk Co Ltd Icソケット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020044893A1 (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
JP2020038822A (ja) * 2018-08-30 2020-03-12 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
JP7257195B2 (ja) 2018-08-30 2023-04-13 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット

Also Published As

Publication number Publication date
JP6700914B2 (ja) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5066619B2 (ja) 光コネクタおよび光コネクタ装置
JP2011505662A (ja) 回動アクチュエータを備えたfpcコネクタ
KR101490499B1 (ko) Ssd용 테스트 소켓
JP2019117770A (ja) 電気部品用ソケット
JP2005327628A (ja) Icソケット
JP2017183189A (ja) 電気部品用ソケット
JP5836112B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP2019117771A (ja) 電気部品用ソケット
JP6095982B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP2004213980A (ja) 電気部品用ソケット
JP2016152197A (ja) コネクタ
JP6655407B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP5836113B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP6243163B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP7361581B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP5830405B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2017050202A (ja) 電気部品用ソケット
JP2006127808A (ja) カード用コネクタ装置
JP2005061948A (ja) 電気部品用ソケット
JP2017152335A (ja) 電気コネクタ
JP5202288B2 (ja) 電気部品用ソケット
EP2611269B1 (en) Socket for electric parts
JP4883592B2 (ja) 電気コネクタ
JP2010281910A (ja) 光コネクタ装置
JP6079965B2 (ja) 取出し機構付きカードコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6700914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees