JP2017182891A - 中継コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】挿抜方向の振動等が生じても、接点部が摩耗することなく接続対象物との導通接触を維持できる中継コネクタを提供すること。【解決手段】第1のハウジング2と、第2のハウジング3と、第1のハウジング2に保持されて第1の接続対象物5と導通接触する第1の接触部4aと、第2のハウジング3に保持されて第2の接続対象物6と導通接触する第2の接触部4bとを有する端子4とを備える中継コネクタ1について、端子4に可動部4cを設け、第1のハウジング2と第2のハウジング3の間に可動間隙S1を設けた。各接続対象物5,6の挿抜方向に沿う振動等が生じた場合には、可動部4cがその挿抜方向に弾性変形することで第1のハウジング2又は第2のハウジング3が可動間隙S1の中で変位し、端子4と各接続対象物5,6との導通接触を維持することができる。【選択図】図15

Description

本発明は、第1の接続対象物と第2の接続対象物とを導通接続する中継コネクタに関する。
複数の接続対象物と接触することで、接続対象物同士を導通接続する中継コネクタが知られている。こうした中継コネクタとしては、端子と複数のハウジングとを備えるものがある。端子は接続対象物と導通接触する複数の接触部と、接続対象物と接触している状態で弾性変形する可動部とを有しており、各ハウジングは接触部を1つずつ保持する。接続対象物同士が嵌合時に位置ずれして相対変位したり、嵌合後に振動等が加えられたりすると、可動部が弾性変形してハウジング同士が相対変位する。これにより、接触部と接続対象物との位置ずれを防ぐことができる(例として特許文献1)。
特開2012−195299号公報
しかし、こうした中継コネクタでは複数のハウジングを備えることで異なる複数の金型を製造する必要があり、製造効率の点で課題がある。また、使用する部品の種類が増えるため、製造コストが上がるおそれもあるという課題もある。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明であり、その目的は、複数のハウジングを備えており、製造効率が高い中継コネクタを提供することにある。また、製造コストがより低い中継コネクタを提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明は以下のように構成される。
すなわち本発明は、第1の接続対象物が挿入される第1のハウジングと、第2の接続対象物が挿入される第2のハウジングと、前記第1のハウジングに保持されて第1の接続対象物と導通接触する第1の接触部と、前記第2のハウジングに保持されて第2の接続対象物と導通接触する第2の接触部とを有する端子とを備える中継コネクタについて、前記端子は、前記第1のハウジングと第2のハウジングとを弾性的に支持する可動部を有しており、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとが互いに同一形状で形成されていることを特徴とする中継コネクタを提供することができる。
本発明の複数のハウジングは互いに同一形状で形成する。よって、一方のハウジングを他方のハウジングに代用することが可能であるため、複数のハウジングを互いに異なる部品で形成する場合と比較し中継コネクタを効率よく製造することができる。また、同一の金型を使用して複数のハウジングを製造することができるため、製造コストを下げることもできる。
前記本発明は、可動部は、第1の接続対象物及び第2の接続対象物の挿入方向又は抜去方向の少なくとも何れか一方に弾性変形するものであり、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの間には第1の可動間隙が設けられており、前記可動部が弾性変形することで、第1のハウジング又は第2のハウジングが第1の可動間隙の中で変位するものとすることができる。
中継コネクタでは、接続対象物の挿抜方向の振動が繰り返し加えられることで、端子同士の摺動部分に摩耗が生じる場合がある。端子の表面に導電性を高めるためのめっき加工が施されている場合には、接続対象物との摺動によってめっきがはがれる場合もある。こうした事態は中継コネクタと接続対象物との接続信頼性を低下させるおそれがある。そこで、本発明では第1のハウジングと第2のハウジングとの間に可動間隙を設ける。これにより、接続対象物の挿抜方向で振動が生じたり接続対象物が第1のハウジングや第2のハウジングに対して変位したりした場合であっても、可動部が弾性変形することでそうした変位を吸収することができる。よって、端子の第1の接触部と第1の接続対象物とを正規の接触位置で導通接触させた状態を維持することができるとともに、同時に第2の接触部と第2の接続対象物とを正規の接触位置で導通接触させた状態を容易に維持することもできる。こうして、位置ずれが生じることによりめっき剥がれるといった事態を生じ難くすることができる。
前記本発明の第1のハウジングが、前記第2のハウジングに係止する第1の係止部を有する第1の弾性ロック片を有しており、前記第2のハウジングが、前記第1のハウジングに係止する第2の係止部を有する第2の弾性ロック片を有しており、前記第1のハウジングが前記第2の係止部を挿入係止する第1の係止孔を有しており、前記第2のハウジングが前記第1の係止部を挿入係止する第2の係止孔を有するものとすることができる。
これにより、第1のハウジングの第1の係止部が挿入係止されることで、第1の弾性ロック片が第2の係止孔から容易には抜け難くすることができる。また、同様に第2のハウジングの第2の係止部が挿入係止されることで、第2の弾性ロック片が第1の係止孔から容易には抜け難くすることができる。よって、ハウジング同士を確実に係止させることができる。
前記本発明の第1のハウジングが、前記第1の係止孔を形成する第1の板部を有しており、該第1の板部には第1の内縁を有する第1の係止凹部が設けられ、前記第2の係止部が前記第1の内縁に係止しており、前記第2のハウジングが、前記第2の係止孔を形成する第2の板部を有しており、該第2の板部には第2の内縁を有する第2の係止凹部が設けられ、前記第1の係止部が前記第2の内縁に係止しており、前記第1の内縁と前記第2の係止部との間と前記第2の内縁と前記第1の係止部との間の少なくとも何れか一方には、少なくとも前記挿抜方向に対する交差方向に沿う第2の可動間隙が設けられているもとすることができる。
これにより、第2の係止部が第2の可動間隙の内部を前記挿抜方向に対する交差方向に沿って変位することができる。また同様に、第1の係止部が第2の可動間隙の内部を前記挿抜方向に対する交差方向に沿って変位することができる。よって、例えば挿抜方向に対する直交方向など、挿抜方向以外の嵌合時の位置ずれや振動等にも対応可能な中継コネクタとすることができる。
前記本発明において、第1の弾性ロック片と前記第2の板部との間と前記第2の弾性ロック片と前記第1の板部との間の少なくとも何れか一方には、少なくとも前記挿抜方向に対する交差方向に沿う第3の可動間隙が設けられているものとすることができる。
これにより、第1の弾性ロック片が第3の可動間隙の内部を前記挿抜方向に対する交差方向に沿って変位することができる。また同様に、第2の弾性ロック片が第3の可動間隙の内部を前記挿抜方向に対する交差方向に沿って変位することができる。よって、例えば挿抜方向に対する直交方向など、挿抜方向以外の嵌合時の位置ずれや振動等にも対応可能な中継コネクタとすることができる。
前記本発明の可動部は、前記挿入方向又は抜去方向の少なくとも何れか一方に弾性変形する荷重が、前記第1の接触部と前記第1の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から挿抜方向に位置ずれする荷重、又は前記第2の接触部と前記第2の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から前記挿抜方向に位置ずれする荷重の何れか一方より小さいものとすることができる。
また、可動部は、前記挿入方向又は抜去方向の少なくとも何れか一方に弾性変形する荷重が、前記第1の接触部と前記第1の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から挿抜方向に位置ずれする荷重、及び前記第2の接触部と前記第2の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から前記挿抜方向に位置ずれする荷重より小さいものとすることができる。
可動部について、前記挿入方向又は抜去方向の少なくとも何れか一方に弾性変形する荷重が、前記第1の接触部と前記第1の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から挿抜方向に位置ずれする荷重よりも小さいものとすることで、第1の接触部が第1の接続対象物に対して前記挿抜方向に沿って位置ずれする前に可動部が弾性変形することができる。よって挿抜方向の振動等が生じても第1の接触部と第1の接続対象物との位置ずれの発生を抑制し、正規の接触位置で接触し続けることができる。
また、可動部について、前記挿入方向又は抜去方向の少なくとも何れか一方に弾性変形する荷重が、前記第2の接触部と前記第2の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から挿抜方向に位置ずれする荷重より小さい場合も同様に、第2の接触部が第2の接続対象物に対して前記挿抜方向に沿って位置ずれする前に可動部が弾性変形することができる。よって挿抜方向の振動等が生じても第2の接触部と第2の接続対象物との位置ずれを抑制し、正規の接触位置で接触し続けることができる。
第1の接続対象物と第1の接触部の位置ずれと、第2の接続対象物と第2の接触部の位置ずれの両方を抑制することで、第1の接続対象物と第2の接続対象物とを安定して導通接続する中継コネクタとすることができる。
本発明によれば、同一形状でなる複数のハウジングを備えることで、製造効率をたかめることができる。また、同一の金型を使用して複数のハウジングを製造することができるため、製造コストを下げることができる。
実施形態による中継コネクタの正面、右側面、平面を示す斜視図。 図1の中継コネクタの正面図。 図1の中継コネクタの背面図。 図1の中継コネクタの右側面図。 図1の中継コネクタの左側面図。 図1の中継コネクタの平面図。 図1の中継コネクタの底面図。 第1のハウジングの正面、左側面、平面を示す斜視図。 第1のハウジングの正面、左側面、底面を示す斜視図。 図1の端子を示す斜視図。 図1の第1のハウジングに端子を固定した状態を示す説明図。 図11の第1のハウジングが第2のハウジングに係止する状態を示す説明図。 図12の第2のハウジングの弾性ロック片が弾性変形している状態を示す説明断面図。 図13の第1のハウジングと第2のハウジングとが互いに係止している状態を示す説明図。 図14の矢示SA−SA線断面図であって、端子の接点部が2つの接続対象物と正規の接触位置で導通接触している状態を示す説明断面図。 図15の端子の可動部が弾性変形している状態を示す説明断面図。 図14の矢示SB−SB線断面図であって、第1のハウジングと第2のハウジングの間に可動間隙が形成されている状態を示す説明断面図。 図16の状態で第1のハウジングと第2のハウジングの間に可動間隙が形成されている状態を示す図17相当の説明断面図。
以下、本発明の中継コネクタの好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本明細書中では、中継コネクタ1の短手方向に沿う幅方向をX方向、端子4の配列方向(長手方向)をY方向、中継コネクタ1の高さ方向をZ方向として説明する。高さ方向Zにおいて、第1のハウジング2の側を「上側」とし、第2のハウジング3の側を「下側」として明細書中に記載する。また長手方向Yにおいて第1のハウジング2の第1の係止孔2a1が設けられる側を「前側」とし、長手方向Yにおいて第1のハウジング2の第1の弾性ロック片7が設けられる側を「後側」として明細書中に記載する。しかし、これらの記載によって中継コネクタ1の使用方法を限定するものではない。また、図8,図9にて第1のハウジング2を図示するが、第2のハウジング3は第1のハウジング2と同一形状でなるため図示を省略する。
実施形態〔図1〜図18〕:
本実施形態の中継コネクタ1は、第1のハウジング2と、第2のハウジング3と、端子4とを備える。端子4はピン状端子である第1の接続対象物5及び第2の接続対象物6と導通接触することで、それらを導通接続する。
〔第1のハウジング〕
第1のハウジング2は、図1〜図7で示すように絶縁性樹脂の成形体でなり略直方体でなる。また第1のハウジング2は、図8,図9で示すように前壁部2aと、後壁部2bと、それらを連結する側壁部2cと、天壁部2dとを有する。第1のハウジング2の内部には、端子4と第1の接続対象物5とが導通接触する嵌合室2eを有する。嵌合室2eは長手方向Yに沿って複数並列に配置され、端子4の第1の接触部4aが1つずつ収容される。嵌合室2eの下側には凹部2fが形成されている。凹部2fは、全ての嵌合室2eと連通して形成され、長手方向Yに沿って長い1つの凹状構造として形成される。
天壁部2dは、嵌合室2eに第1の接続対象物5を挿入する挿入口2d1を有する。
前壁部2aは、前壁部2aを高さ方向Zに沿って貫通する貫通孔でなる第1の係止孔2a1を有する。前壁部2aの幅方向Xにおける両端側には、第1の係止孔2a1を形成する第1の板部2a5が設けられる。第1の板部2a5の上端側には第1の係止孔2a1と連通する第1の係止凹部2a2が1つずつ形成されている。前壁部2aは、2つの第1の係止凹部2a2の間に、第1の係止孔2a1の内部に向けて突出する規制部2a3を有する。第1の係止凹部2a2の内側には、後述する第2のハウジング3が有する第2の弾性ロック片9の第2の係止部9bが配置されている。そして、第2の係止部9bは第1の係止凹部2a2の第1の内縁2a4に係止している。
後壁部2bは、高さ方向Zにおける下側に向けて伸長する第1の弾性ロック片7を有する。第1の弾性ロック片7は、弾性腕7aと、弾性腕7aによって弾性支持される第1の係止部7bとを有する。第1の係止部7bには、第2のハウジング3が有する第2の係止凹部3b2の第2の内縁3b4に係止する係止縁部7cが設けられる。
側壁部2cは、長手方向Yに沿う複数の治具挿入孔2c1と、治具挿入孔2c1同士の間に配置される柱部2c2とを有する。この治具挿入孔2c1は、長手方向Yにおいて互いに隣接する2つの端子4が有する可動部4cの間に配置されている。そして、2つの端子4の第1の接触部4aが有する基端部4a1の当接縁4a5が各治具挿入孔2c1から露出する。第1のハウジング2に端子4を固定する際には、こうした治具挿入孔2c1に治具10を挿入する。また、第1の接続対象物5との導通接続時には、例えば大電流を流した際に端子4が発熱しても、こうした治具挿入孔2c1から放熱することができる。
〔第2のハウジング〕
第2のハウジング3は、図1〜図7で示すように第1のハウジング2と同様に絶縁性樹脂の成形体でなり、第1のハウジング2と同一形状でなる。よって、一方のハウジングを他方のハウジングに代用することが可能であるため、ハウジング同士を異なる形状とし、異なる種類の部品でなる場合と比較して中継コネクタ1を効率よく製造することができる。また、ハウジング2,3を同じ金型で製造することができるため、製造コストをより下げることができる。
第2のハウジング3は、第1のハウジング2と同様に前壁部3aと、後壁部3bと、それらを連結する側壁部3cと、天壁部3dとを有しており、内部には、端子4と第2の接続対象物6とが導通接触する嵌合室3eを有する。嵌合室3eは長手方向Yに沿って複数並列に配置され、端子4の第2の接触部4bが1つずつ収容される。また、嵌合室3eの上側には第1のハウジング2が有する凹部2fと同じ形状でなる凹部3fが形成されており、この凹部3fは、全ての嵌合室3eと連通して形成され、長手方向Yに沿って長い1つの凹状構造として形成される。第1のハウジング2と第2のハウジング3とが互いに係止した状態で、第1のハウジング2の凹部2fとともに、端子4の可動部4cを収容する収容室8を形成する(図15,図16参照)。
天壁部3dは、嵌合室3eに第2の接続対象物6を挿入する挿入口3d1を有する。
前壁部3aは、高さ方向Zにおける上側に向けて伸長する第2の弾性ロック片9を有する。第2の弾性ロック片9は、弾性腕9aと、弾性腕9aによって弾性支持される第2の係止部9bとを有する。第2の係止部9bには、第1のハウジング2が有する第1の係止凹部2a2の第1の内縁2a4に係止する係止縁部9cが設けられる。
後壁部3bは、高さ方向Zにおける上側に第2の係止孔3b1を有する。第2の係止孔3b1は後壁部3bを高さ方向Zに沿って貫通する貫通孔でなる。後壁部3bの短手方向Xにおける両端側には、第2の係止孔3b1を形成する第2の板部3b5が設けられる。第2の板部3b5の上端側には第2の係止凹部3b2が1つずつ形成されている。後壁部3bは第2の係止孔3b1の内側に規制部3b3を有する。
側壁部3cは、長手方向Yに沿う複数の治具挿入孔3c1と、治具挿入孔3c1同士の間に配置される柱部3c2とを有する。この治具挿入孔3c1は、長手方向Yにおいて互いに隣接する2つの端子4が有する可動部4cの間に配置されている。そして、2つの端子4の第2の接触部4bが有する基端部4b1の当接縁4b5が各治具挿入孔3c1から露出する。第2のハウジング3に端子4を固定する際には、こうした治具挿入孔3c1に治具10を挿入する。また、第2の接続対象物6との導通接触時には、例えば大電流を流した場合に端子4が発熱しても、こうした治具挿入孔3c1から放熱することができる。
〔端子〕
端子4は、図10で示すように導電性金属板を折り曲げ加工して形成されている。第1のハウジング2に保持されて第1の接続対象物5と導通接触する第1の接触部4aと、第2のハウジング3に保持されて第2の接続対象物6と導通接触する第2の接触部4bと、第1の接触部4aと第2の接触部4bの間に配置される可動部4cとを有する。
第1の接触部4aは、基端部4a1と、弾性腕4a2と、弾性腕4a2によって弾性支持される第1の接点部4a3とを有する。
基端部4a1は、断面コ字状に形成されており、第1のハウジング2の嵌合室2eの内壁(図示略)に噛み込む突部4a4を有する。
弾性腕4a2は、基端部4a1の上縁において、短手方向Xにおける両端側から伸長する。また、弾性腕4a2は先端側で弾性変形しやすいように、基端側から先端側に向けて先細り形状で形成される。
各弾性腕4a2の先端側には第1の接点部4a3が1つずつ設けられており、第1の接点部4a3同士が第1の接続対象物5を短手方向Xにおける両側から挟み込むように押圧接触する。
可動部4cは、基端部4a1の下端から下側に向けて伸長する。可動部4cは2本の可動片4c7を有しており、こうした可動片4c7の間にはスリット4c6が形成されている。そのため、可動部4cを1つの太軸のばね片で形成する場合と比較して、より柔らかく弾性変形しやすい可動部4cとすることができる。また、可動部4cを1つの細軸の可動片4c7で形成する場合と比較して、可動部4c全体の断面積を増やすことができるため、大電流にも対応することができる。このように可動部4cを複数の細軸の可動片4c7で形成することで、可動部4cを柔らかく弾性変形可能としつつ大電流にも対応できる。可動部4cは第1の伸長部4c1と、第1の屈曲部4c2と、略コ字状のばね部4c3と、第2の屈曲部4c4と、第2の伸長部4c5とを有する。こうしたばね部4c3は、短手方向X、長手方向Y、高さ方向Zのいずれの方向にも弾性変形することができる。
第2の接触部4bは、第1の接触部4aと同一形状でなる。こうした第2の接触部4bは、基端部4b1と、弾性腕4b2と、弾性腕4b2によって弾性支持される第2の接点部4b3とを有する。
基端部4b1は、第1の接触部4aの基端部4a1と同様に断面コ字状に形成されており、第2のハウジング3の嵌合室3eの内壁(図示略)に噛み込む突部4b4を有する。
弾性腕4b2は、基端部4b1の上縁において、短手方向Xにおける両端側から伸長する。また、弾性腕4b2は第1の接触部4aの弾性腕4a2と同様に、先端側で弾性変形しやすいように、基端側から先端側に向けて先細り形状で形成される。
各弾性腕4b2の先端側には第2の接点部4b3が1つずつ設けられており、第2の接点部4b3同士が第2の接続対象物6を短手方向Xに沿う両側から挟み込むように押圧接触する。
〔組立方法の説明〕
まず、端子4を第1のハウジング2に固定する。その際にはまず、隣接する治具挿入孔2c1の間に配置される柱部2c2に端子4の可動部4cを位置決めする。そして、可動部4cの上側に配置される第1の接触部4aが有する基端部4a1の当接縁4a5に治具10を当接させる(図11参照)。その後、治具10によって各端子4の第1の接触部4aを第1のハウジング2の嵌合室2eの内部に向けて押し上げる。基端部4a1に設けられる突部4a4が嵌合室2eの内壁(図示略)に噛み込むことで、第1の接触部4aが第1のハウジング2に対して固定される。こうした治具10を用いることで、弾性変形しやすい可動部4cを押圧することなく、端子4を第1のハウジング2に対して容易に固定することができる。
なお、治具挿入孔2c1は長手方向Yにおいて隣接し合う端子4の可動部4c,4cの間の位置に設けられている。また、1つの治具挿入孔2c1からは2つの端子4の基端部4a1の当接縁4a5が露出するため、1つの治具10によって2つの端子4を同時に第1のハウジング2に固定する作業を行うことができる(図11参照)。よって、1つの治具10が端子4を1つずつ押圧して第1のハウジング2に固定する場合と比較して、作業効率を高めることができる。
全ての端子4を第1のハウジング2に対して固定した後、一端側(第1の接触部4a側)が第1のハウジング2に固定されている端子4を第2のハウジング3に固定する(図12参照)。即ち、第1のハウジング2に固定した際と同様に第2の接触部4bの基端部4b1が有する当接縁4b5に治具挿入孔3c1から挿入した治具10を押し当てて、第2のハウジング3の嵌合室3eの内部に押し込む。こうして端子4の第2のハウジング3への固定作業が完了する。なお、端子4の第2のハウジング3への固定は、第1のハウジング2と第2のハウジング3とが互いに係止した後で行っても良い。
続けて第1のハウジング2と第2のハウジング3とが互いに係止する。すなわち、第1のハウジング2の第1の弾性ロック片7を第2のハウジング3の第2の係止孔3b1に挿入し、それと同時に第2のハウジング3の第2の弾性ロック片9を第1のハウジング2の第1の係止孔2a1に挿入する。
本実施形態の第1のハウジング2は弾性ロック片7を2つ有し、第2のハウジング3は弾性ロック片9を2つ有している。2つの第1の弾性ロック片7のうち、1つの短手方向Xにおける一端側から、もう1つの第1の弾性ロック片7の短手方向Xにおける他端側までの距離は、第2のハウジング3が有する第2の係止孔3b1の短手方向Xの長さよりも長い。また、同様に2つの第2の弾性ロック片9のうち、1つの短手方向Xにおける一端側から、もう1つの第2の弾性ロック片9の短手方向Xにおける他端側までの距離は、第1のハウジング2が有する第1の係止孔2a1の短手方向Xの長さよりも長く形成されている。そのため、第1の弾性ロック片7を第2の係止孔3b1に挿入し、第2の弾性ロック片9を第1の係止孔2a1に挿入する際には、第1の弾性ロック片7,7が、それらの間隔が短くなるように弾性変形する(図13参照)。また、それと同時に第2の弾性ロック片9,9もまた、同様に間隔が短くなるように弾性変形する。こうして狭い係止孔2a1,3b1の内部を弾性ロック片7,9が通過することができる。
なお、第1のハウジング2の前壁部2aの内側には、第1の係止孔2a1の内部に向けて突出する規制部2a3が形成されている。この規制部2a3は、図13で示すように第2の弾性ロック片9の弾性変形を規制する。よって、第2の弾性ロック片9が大きく反り返り、破断したり塑性変形したりするといった事態を生じ難くすることができる。なお、第2のハウジング3の後壁部3bの内側にも、第2の係止孔3b1の内部に向けて突出する規制部(図示略)が形成されており、第1のハウジング2の規制部2a3と同様に、第1のハウジング2の第1の弾性ロック片7の破断や塑性変形の発生を抑制することができる。
第2のハウジング3の第2の弾性ロック片9を第1のハウジング2の第1の係止孔2a1の奥まで挿入し、第2の係止部9bを第1の係止凹部2a2の第1の内縁2a4に係止させることで、第1のハウジング2が第2のハウジング3に係止することができる。また、上述のように第1のハウジング2と第2のハウジング3とが同一形状で形成されるため、同時に第1のハウジング2の第1の弾性ロック片7が有する第1の係止部7bもまた、第2のハウジング3の第2の係止凹部3b2の第2の内縁3b4に係止する。このように第1のハウジング2の第1の係止部7bが第2の係止孔3b1に挿入係止され、第2のハウジング3の第2の係止部9bが第1の係止孔2a1に挿入係止される。よって、第1の弾性ロック片7が第2の係止孔3b1から抜け難くなると同時に、第2の弾性ロック片9もまた、第1の係止孔2a1から抜け難くなるため、ハウジング2,3同士が互いにより確実に係止し合って、その状態を維持することができる。こうして中継コネクタ1の組み立てが完了する(図14参照)。
この状態で、第1のハウジング2が有する第1の係止凹部2a2の第1の内縁2a4と、第2のハウジング3の第2の弾性ロック片9が有する第2の係止部9bの係止縁部9cとの間には、長手方向Yに沿う「第2の可動間隙」としての可動間隙S3が形成されている(図14参照)。これにより、第1の係止部7bが第2の係止凹部3b2の内部で長手方向Yに沿って変位できる。また、同様に第2のハウジング3の第2の係止凹部3b2の第2の内縁3b4と、第1のハウジング2の第1の弾性ロック片7が有する第1の係止部7bの係止縁部7cとの間にも、長手方向Yに沿う「第2の可動間隙」としての可動間隙S3’が形成されている(図14参照)。これにより第2の係止部9bが第1の係止凹部2a2の内部で長手方向Yに沿って変位できる。このように、可動間隙S3’が形成されることで、第1のハウジング2と第2のハウジング3とが長手方向Yに沿って互いに相対変位することができる。
第1のハウジング2が有する前壁部2aの第1の板部2a5と第2のハウジング3が有する第2の弾性ロック片9の弾性腕9aとの間には、短手方向Xに沿う「第3の可動間隙」としての可動間隙S4が形成されている(図17参照)。こうした可動間隙S4が形成されることで第2の係止部9bが第1の係止凹部2a2の内部で短手方向Xに沿って変位できるため、第1のハウジング2と第2のハウジング3とが短手方向Xに沿って互いに相対変位することができる。また、同様に第1のハウジング2が有する第1の弾性ロック片7の弾性腕7aと、第2のハウジング3が有する第2の板部3b5との間にも、短手方向Xに沿う可動間隙が形成されている(図示略)。
〔使用方法の説明〕
図15で示すように端子4の第1の接点部4a3と第1の接続対象物5とを正規の接触位置P1で導通接触させ、第2の接点部4b3と第2の接続対象物6とを正規の接触位置P2で導通接触させる。こうして第1の接続対象物5と第2の接続対象物6とが端子4を介して導通接続する。
可動部4cの挿抜方向に弾性変形する荷重は、第1の接点部4a3と第1の接続対象物5が正規の接触位置P1から挿抜方向に位置ずれする荷重より小さく設定されている。また、第2の接点部4b3と第2の接続対象物6が正規の接触位置P2から挿抜方向に位置ずれする荷重より小さく設定されている。そのため、2つの接続対象物5,6と導通接触している状態の中継コネクタ1に振動が加えられたり、第1の接続対象物5や第2の接続対象物6が端子4に対して挿抜方向(本実施形態では高さ方向Z)に沿って変位したりすると、可動部4cが弾性変形することで、そうした振動や変位を吸収することができる。こうして第1の接点部4a3が第1の接続対象物5と正規の接触位置P1で導通接触した状態を維持することができるとともに、第2の接点部4b3が第2の接続対象物6と正規の接触位置P2での導通接触を維持することもできる(図16参照)。
振動等が生じておらず可動部4cに荷重がかけられていない状態で、第1のハウジング2と第2のハウジング3との間には、高さ方向Zに沿う「第1の可動間隙」としての可動間隙S1が形成されている(図15,図17参照)。そのため、可動部4cが高さ方向Zで収縮するように弾性変形すると、第1の接触部4aが固定されている第1のハウジング2や第2の接触部4bが固定されている第2のハウジング3は、その可動間隙S1の内部で互いに相対変位する。第1のハウジング2と第2のハウジング3とが近接するように相対変位すると、第1のハウジング2の第1の係止凹部2a2が有する第1の内縁2a4と第2のハウジング3が有する第2の弾性ロック片9の第2の係止部9bの係止縁部9cとの間には、高さ方向Zに沿う「第1の可動間隙」としての可動間隙S2が形成される(図18参照)。その後、その状態から再度、可動部4cが伸長する方向に弾性変形すると、第1のハウジング2と第2のハウジング3とが相対変位して可動間隙S2が狭くなる(図17参照)。また、こうした可動間隙S2は、第1のハウジング2の第1の弾性ロック片7の第1の係止部7bの係止縁部7cと第2のハウジング3の第2の係止凹部3b2の第2の内縁3b4との間にも設けられる(図示略)。
なお、上述のように第1のハウジング2の第1の係止凹部2a2が有する第1の内縁2a4と第2のハウジング3の第2の弾性ロック片9が有する第2の係止部9bの間には長手方向Yに沿う可動間隙S3,S3’と短手方向Xに沿う可動間隙S4が形成されている。また、第2のハウジング3の第2の係止凹部3b2が有する第2の内縁3b4と第1のハウジング2の第1の弾性ロック片7が有する第1の係止部7bの間にも、長手方向Yに沿う可動間隙S3と短手方向Xに沿う可動間隙S4が形成されている。そのため、可動部4cが長手方向Yや短手方向Xに沿って弾性変形することで、第1のハウジング2と第2のハウジング3とが可動間隙S3,S4の内部で相対変位することができる。よって、そうした長手方向Yや短手方向Xに沿う振動等を吸収し、端子4と接続対象物5,6との正規の接触位置P1,P2での導通接触を維持することができる。
上記のように、本実施形態によれば、互いに同一形状でなるハウジング2,3を備えるため、製造効率が良い中継コネクタ1を提供することができる。また、そうしたハウジング2,3を同じ金型で製造することができるため、中継コネクタ1の製造コストを下げることができる。
変形例:
前記本実施形態では、中継コネクタ1として第1のハウジング2と第2のハウジング3の2つのハウジングを備える例を示した。これに対して、3つ以上のハウジングを備えるものとしても良い。こうした場合には、それらの複数のハウジングの間に高さ方向Zに沿う可動間隙を設けることで、前記中継コネクタ1と同様に、可動部4cが高さ方向Zに沿う振動や変位を吸収することができる。
前記本実施形態では、第1のハウジング2と第2のハウジング3が治具挿入孔2c1,3c1を有する例を示した。これに対して、上記の治具10を使用することなく端子4を各ハウジング2,3に係止することができるものであれば、治具挿入孔2c1,3c1を設けない中継コネクタとしても良い。
前記本実施形態では、中継コネクタ1が短手方向Xに沿う可動間隙S4や、長手方向Yに沿う可動間隙S3を有する例を示した。これに対して、短手方向Xや長手方向Yに沿って可動部4cを弾性変形させる必要が無い場合には、こうした可動間隙S3,S4を設けないこととしても良い。
前記本実施形態では、中継コネクタ1が第1のハウジング2の第1の係止部7bが第2の係止孔3b1に挿入係止されて、第2のハウジング3の第2の係止部9bが第1の係止孔2a1に挿入されて、係止凹部2a2の第1の内縁2a4に係止される例を示した。これに対して、第1の係止部7bが第2のハウジング3に対して外側から引っ掛かるように係止し、第2の係止部9bが第1のハウジング2に対して、同様に外側から引っ掛かるように係止するものとしても良い。こうすることで、ハウジング2,3同士の組み立てを容易に行える中継コネクタとすることができる。
1 中継コネクタ
2 第1のハウジング
2a 前壁部
2a1 第1の係止孔
2a2 第1の係止凹部
2a3 規制部
2a4 第1の内縁
2a5 第1の板部
2b 後壁部
2c 側壁部
2c1 治具挿入孔
2c2 柱部
2d 天壁部
2d1 挿入口
2e 嵌合室
2f 凹部
3 第2のハウジング
3a 前壁部
3b 後壁部
3b1 第2の係止孔
3b2 第2の係止凹部
3b3 規制部
3b4 第2の内縁
3b5 第2の板部
3c 側壁部
3c1 治具挿入孔
3c2 柱部
3d 天壁部
3d1 挿入口
3e 嵌合室
3f 凹部
4 端子
4a 第1の接触部
4a1 基端部
4a2 弾性腕
4a3 第1の接点部
4a4 突部
4a5 当接縁
4b 第2の接触部
4b1 基端部
4b2 弾性腕
4b3 第2の接点部
4b4 突部
4b5 当接縁
4c 可動部
4c1 第1の伸長部
4c2 第1の屈曲部
4c3 ばね部
4c4 第2の屈曲部
4c5 第2の伸長部
4c6 スリット
4c7 可動片
5 第1の接続対象物
6 第2の接続対象物
7 第1の弾性ロック片
7a 弾性腕
7b 第1の係止部
7c 係止縁部
8 収容室
9 第2の弾性ロック片
9a 弾性腕
9b 第2の係止部
9c 係止縁部
10 治具
S1 可動間隙
S2 可動間隙
S3,S3’ 可動間隙
P1 正規の接触位置
P2 正規の接触位置

Claims (7)

  1. 第1の接続対象物が挿入される第1のハウジングと、
    第2の接続対象物が挿入される第2のハウジングと、
    前記第1のハウジングに保持されて第1の接続対象物と導通接触する第1の接触部と、前記第2のハウジングに保持されて第2の接続対象物と導通接触する第2の接触部とを有する端子とを備える中継コネクタにおいて、
    前記端子は、前記第1のハウジングと第2のハウジングとを弾性的に支持する可動部を有しており、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとが互いに同一形状で形成されていることを特徴とする中継コネクタ。
  2. 前記可動部は、第1の接続対象物及び第2の接続対象物の挿入方向又は抜去方向の少なくとも何れか一方に弾性変形するものであり、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの間には第1の可動間隙が設けられており、
    前記可動部が弾性変形することで、第1のハウジング又は第2のハウジングが第1の可動間隙の中で変位する請求項1記載の中継コネクタ。
  3. 前記第1のハウジングが、前記第2のハウジングに係止する第1の係止部を有する第1の弾性ロック片を有しており、
    前記第2のハウジングが、前記第1のハウジングに係止する第2の係止部を有する第2の弾性ロック片を有しており、
    前記第1のハウジングが前記第2の係止部を挿入係止する第1の係止孔を有しており、
    前記第2のハウジングが前記第1の係止部を挿入係止する第2の係止孔を有する請求項1又は請求項2記載の中継コネクタ。
  4. 前記第1のハウジングが、前記第1の係止孔を形成する第1の板部を有しており、該第1の板部には第1の内縁を有する第1の係止凹部が設けられ、前記第2の係止部が前記第1の内縁に係止しており、
    前記第2のハウジングが、前記第2の係止孔を形成する第2の板部を有しており、該第2の板部には第2の内縁を有する第2の係止凹部が設けられ、前記第1の係止部が前記第2の内縁に係止しており、
    前記第1の内縁と前記第2の係止部との間と前記第2の内縁と前記第1の係止部との間の少なくとも何れか一方には、少なくとも前記挿抜方向に対する交差方向に沿う第2の可動間隙が設けられている請求項3記載の中継コネクタ。
  5. 前記第1の弾性ロック片と前記第2の板部との間と前記第2の弾性ロック片と前記第1の板部との間の少なくとも何れか一方には、少なくとも前記挿抜方向に対する交差方向に沿う第3の可動間隙が設けられている請求項3又は請求項4記載の中継コネクタ。
  6. 前記可動部は、前記挿入方向又は抜去方向の少なくとも何れか一方に弾性変形する荷重が、
    前記第1の接触部と前記第1の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から挿抜方向に位置ずれする荷重、又は前記第2の接触部と前記第2の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から前記挿抜方向に位置ずれする荷重の何れか一方より小さい請求項2〜請求項5何れか1項記載の中継コネクタ。
  7. 前記可動部は、前記挿入方向又は抜去方向の少なくとも何れか一方に弾性変形する荷重が、
    前記第1の接触部と前記第1の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から挿抜方向に位置ずれする荷重、及び前記第2の接触部と前記第2の接続対象物の少なくとも何れか一方が正規の接触位置から前記挿抜方向に位置ずれする荷重より小さい請求項2〜請求項5何れか1項記載の中継コネクタ。
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