JP2017182007A - トナーカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】シャッタを開閉するための突起を保護することができるトナーカートリッジを提供する。【解決手段】トナーカートリッジ1は筐体2とトナー搬送ユニット4と第1カバー12とシャッタ13と第2カバー15とを備える。筐体2はトナーを収容可能な第1トナー収容部2Aを有する。第1カバー12は第2開口12Aを有する。トナー搬送ユニット4は第1トナー収容部2A内のトナーを第2開口12Aへ搬送する。シャッタ13は現像器に対して位置決めされる突起14を備える。第2カバー15は突起14の少なくとも一部を覆う。筐体2はシャッタ13に対して、第1位置と第2位置との間を第1カバー12および第2カバー15とともに回転可能である。筐体2が第1位置にある場合に、シャッタ13は第2開口12Aを閉じる。筐体2が第2位置にある場合に、シャッタ13の第3開口13Dは、第2開口12Aを介してトナーが排出されることを許容する。【選択図】図5
Description
本開示は、トナーカートリッジに関する。
従来、画像形成装置に対して着脱可能なトナーカートリッジが知られている。トナーカートリッジは、トナーを収容する。
例えば、特許文献1に記載されるように、トナーを排出するための開口と、開口を開閉するためのシャッタとを備えるトナーカートリッジが知られている。シャッタは、開口を開ける開位置と、開口を閉じる閉位置との間を回転可能である。画像形成装置は、シャッタを回転させるためのレバーを備える。シャッタは、トナーカートリッジが画像形成装置に装着されたときにレバーと係合する突起を有する。シャッタは、ユーザによってトナーカートリッジが画像形成装置に装着された後、突起と係合したレバーがユーザによって操作されることにより、回転する。
シャッタを開閉するための突起が破損すると、トナーカートリッジが画像形成装置に装着されたときに、シャッタを開閉することができなくなる。そのため、シャッタを開閉するための突起を保護することが望ましい。
そこで、本開示の目的は、シャッタを開閉するための突起を保護することができるトナーカートリッジを提供することにある。
(1)本開示のトナーカートリッジは、筐体と、トナー搬送ユニットと、第1カバーと、シャッタと、第2カバーとを備える。
筐体は、第1トナー収容部を備える。第1トナー収容部は、第1方向に延び、トナーを収容可能な第1内部空間を有する。第1トナー収容部は、第1方向における第1トナー収容部の一端部に、第1内部空間内のトナーが排出されることを許容するための第1開口を有する。
トナー搬送ユニットは、第1方向に延び、第1方向に延びる第1軸について回転可能である。トナー搬送ユニットは、第1内部空間から第1開口へトナーを搬送する。
第1カバーは、第1トナー収容部の一端部に位置する。第1カバーは、第1開口を覆う。第1カバーは、筐体とともに移動可能である。第1カバーは、トナーが排出されることを許容するための第2開口を有する。
シャッタは、第1トナー収容部の一端部に位置し、第3開口を有する。シャッタは、突起を備える。突起は、第1方向に延びる。突起は、第1方向における第1トナー収容部の他端部から、第1カバーよりも遠くにある。
第2カバーは、突起の先端部の少なくとも一部を覆い、突起の先端部を回転可能に支持する。第2カバーは、突起の少なくとも一部を露出する第4開口を有する。
このような構成によれば、第2カバーは、突起の先端部の少なくとも一部を覆い、突起の先端部を回転可能に支持している。これにより、シャッタを開閉するための突起を保護することができる。
その一方で、第2カバーは、突起の少なくとも一部を露出する第4開口を有する。
そして、トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、第4開口から露出される突起が現像器に対して位置決めされることにより、シャッタが、現像器に対して固定される。一方、筐体は、現像器に対して、第1位置と第2位置との間を第1カバーとともにピボット可能である。筐体が第1位置にある場合に、シャッタは、第2開口を閉じる。
そして、筐体が、現像器に対して、第1位置から第2位置へピボットすると、第3開口の少なくとも一部は、第2開口の少なくとも一部と重なり、かつ、第3開口は、第2開口を介してトナーが排出されることを許容する。
これにより、ユーザが、トナーカートリッジが現像器に装着し、筐体を現像器に対して第1位置から第2位置へピボットさせると、ユーザの動作に合わせて、第2開口を開けることができる。また、ユーザが、筐体を現像器に対して第2位置から第1位置へピボットさせると、ユーザの動作に合わせて、第2開口を閉じることができる。
その結果、シャッタを開閉するための突起を保護することができながら、ユーザがトナーカートリッジを現像器に着脱する動作に合わせて、シャッタを開閉することができる。
(2)トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、筐体は、シャッタに対して、第1位置と第2位置との間を第1カバーと第2カバーとともに回転可能である。
(2)トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、筐体は、シャッタに対して、第1位置と第2位置との間を第1カバーと第2カバーとともに回転可能である。
筐体が第1位置にある場合に、シャッタは、第2開口を閉じる。筐体が第2位置にある場合に、第3開口の少なくとも一部は、第2開口の少なくとも一部と重なる。第3開口は、第2開口を介してトナーが排出されることを許容する。
(3)トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、第4開口を介して露出された突起の一部が現像器に対して位置決めされてもよい。
(4)第2カバーは、突起を第2カバーへロックするロック部材を備えてもよい。トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、ロック部材は、突起のロックを解除してもよい。
(3)トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、第4開口を介して露出された突起の一部が現像器に対して位置決めされてもよい。
(4)第2カバーは、突起を第2カバーへロックするロック部材を備えてもよい。トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、ロック部材は、突起のロックを解除してもよい。
このような構成によれば、ユーザは、現像器に対してトナーカートリッジを装着した後に、ロック部材のロックを解除する操作を別途行う必要がない。これにより、ユーザの操作性を向上させることができる。
(5)ロック部材は、突起を第2カバーへロックするロック位置と、第2カバーへの突起のロックを解除する解除位置とを移動可能であってもよい。トナーカートリッジが現像器に装着される場合に、ロック部材は、現像器の一部に接触し、ロック部材は、ロック位置から解除位置へ移動してもよい。
(6)第2カバーは、ストッパをさらに備えてもよい。ストッパは、筐体が第1位置に位置する場合に、筐体がシャッタに対して第1位置から第2位置へ回転する回転方向とは反対方向に、突起が回転することを止める。
(7)筐体が第1位置に位置する場合に、突起が反対方向に回転すると、突起は、ストッパと接触してもよい。
(8)第1カバーは、シャッタの突起を露出させるための第5開口を有してもよい。第2カバーは、蓋部を有してもよい。蓋部は、第5開口の一部を覆う。蓋部は、シャッタの突起を露出させるための第6開口であって、第5開口よりも小さい第6開口を有する。
(9)シャッタの突起は、第1方向に延びる円筒形状のボスを有してもよい。第2カバーは、ボスが嵌る穴を有してもよい。
(10)トナー搬送ユニットは、螺旋形状を有してもよい。
(11)トナー搬送ユニットは、第1軸について回転可能なオーガスクリューであってもよい。
(12)トナー搬送ユニットの一部は、第1内部空間内に位置してもよい。第1カバーは、第1方向におけるトナー搬送ユニットの一端部を覆ってもよい。
(13)トナー搬送ユニットは、第2開口まで延びてもよい。
(14)シャッタは、トナー搬送ユニットの一端部の周面に沿って延び、トナー搬送ユニットの一端部の周面を覆てもよい。
(15)トナーカートリッジは、第2トナー収容部と、アジテータとを備えてもよい。第2トナー収容部は、第2内部空間を有する。第2内部空間は、第1方向における長さが第1方向における第1内部空間の長さよりも短い。第2内部空間は、第1内部空間と接続されている。第2トナー収容部は、第2方向において第1トナー収容部の一方側に位置する。アジテータは、第1方向に延びる第2軸について回転可能である。アジテータは、第2内部空間内のトナーを撹拌し、第1内部空間から第2内部空間へトナーを搬送する。
(16)アジテータは、第2内空間内に位置してもよい。
(17)第1開口は、第1方向において第2トナー収容部から離れて位置してもよい。
(18)第1内部空間と第2内部空間とは、前記第1軸と前記第2軸とを結ぶことにより定義される第2方向において並んでもよい。
(19)第1カバーは、さらに、複数のギア歯を有してもよい。複数のギア歯は、第1カバーの回転方向に沿って周面に位置する。複数のギア歯は、第1カバーの回転方向に並ぶ。
(20)トナーカートリッジが現像器に対してピボット可能である場合に、ギア歯は、現像器に設けられる開口を開閉するための現像シャッタと係合する。
(21)第1カバーは、突起をさらに備えてもよい。突起は、第1カバーの回転方向において複数のギア歯と並ぶ。突起は、筐体が第2位置から第1位置へ回転する場合における第1カバーの回転方向において、複数のギア歯よりも上流側に位置する。
(22)突起は、第1カバーの回転方向において、複数のギア歯の間隔よりも長い間隔を隔てて、複数のギア歯と並んでもよい。
(5)ロック部材は、突起を第2カバーへロックするロック位置と、第2カバーへの突起のロックを解除する解除位置とを移動可能であってもよい。トナーカートリッジが現像器に装着される場合に、ロック部材は、現像器の一部に接触し、ロック部材は、ロック位置から解除位置へ移動してもよい。
(6)第2カバーは、ストッパをさらに備えてもよい。ストッパは、筐体が第1位置に位置する場合に、筐体がシャッタに対して第1位置から第2位置へ回転する回転方向とは反対方向に、突起が回転することを止める。
(7)筐体が第1位置に位置する場合に、突起が反対方向に回転すると、突起は、ストッパと接触してもよい。
(8)第1カバーは、シャッタの突起を露出させるための第5開口を有してもよい。第2カバーは、蓋部を有してもよい。蓋部は、第5開口の一部を覆う。蓋部は、シャッタの突起を露出させるための第6開口であって、第5開口よりも小さい第6開口を有する。
(9)シャッタの突起は、第1方向に延びる円筒形状のボスを有してもよい。第2カバーは、ボスが嵌る穴を有してもよい。
(10)トナー搬送ユニットは、螺旋形状を有してもよい。
(11)トナー搬送ユニットは、第1軸について回転可能なオーガスクリューであってもよい。
(12)トナー搬送ユニットの一部は、第1内部空間内に位置してもよい。第1カバーは、第1方向におけるトナー搬送ユニットの一端部を覆ってもよい。
(13)トナー搬送ユニットは、第2開口まで延びてもよい。
(14)シャッタは、トナー搬送ユニットの一端部の周面に沿って延び、トナー搬送ユニットの一端部の周面を覆てもよい。
(15)トナーカートリッジは、第2トナー収容部と、アジテータとを備えてもよい。第2トナー収容部は、第2内部空間を有する。第2内部空間は、第1方向における長さが第1方向における第1内部空間の長さよりも短い。第2内部空間は、第1内部空間と接続されている。第2トナー収容部は、第2方向において第1トナー収容部の一方側に位置する。アジテータは、第1方向に延びる第2軸について回転可能である。アジテータは、第2内部空間内のトナーを撹拌し、第1内部空間から第2内部空間へトナーを搬送する。
(16)アジテータは、第2内空間内に位置してもよい。
(17)第1開口は、第1方向において第2トナー収容部から離れて位置してもよい。
(18)第1内部空間と第2内部空間とは、前記第1軸と前記第2軸とを結ぶことにより定義される第2方向において並んでもよい。
(19)第1カバーは、さらに、複数のギア歯を有してもよい。複数のギア歯は、第1カバーの回転方向に沿って周面に位置する。複数のギア歯は、第1カバーの回転方向に並ぶ。
(20)トナーカートリッジが現像器に対してピボット可能である場合に、ギア歯は、現像器に設けられる開口を開閉するための現像シャッタと係合する。
(21)第1カバーは、突起をさらに備えてもよい。突起は、第1カバーの回転方向において複数のギア歯と並ぶ。突起は、筐体が第2位置から第1位置へ回転する場合における第1カバーの回転方向において、複数のギア歯よりも上流側に位置する。
(22)突起は、第1カバーの回転方向において、複数のギア歯の間隔よりも長い間隔を隔てて、複数のギア歯と並んでもよい。
本開示のトナーカートリッジは、シャッタを開閉するための突起を保護することができる。
1.トナーカートリッジ1の概略
トナーカートリッジ1の概略について、説明する。
トナーカートリッジ1の概略について、説明する。
図1に示すトナーカートリッジ1は、トナーを収容するカートリッジである。後で詳しく説明するが、トナーカートリッジ1は、図10および図11に示すように、後述する現像器31に装着される。その後、トナーカートリッジ1は、現像器31に対して、図11に示す状態から図21に示す状態へピボットすることにより、現像器31に取り付けられる。トナーカートリッジ1は、現像器31に取り付けられた状態で、現像器31に対してトナーを供給可能である。なお、トナーカートリッジ1がピボットするとは、トナーカートリッジ1自体がその一端部に有する軸について、トナーカートリッジ1が回動することをいう。トナーカートリッジ1自体が有する軸とは、具体的には、後述する第1軸A1である。
図1から図3に示すように、トナーカートリッジ1は、筐体2と、アジテータ3と、トナー搬送ユニット4とを備える。
1.1 筐体2
筐体2は、第1方向に延びる。筐体2は、第1トナー収容部2Aと、第2トナー収容部2Bとを備える。第2トナー収容部2Bは、第2方向において、第1トナー収容部2Aの一方側に位置する。第2方向は、後述する第1軸A1と、後述する第2軸A2とを結ぶことにより定義される。第1トナー収容部2Aは、第1方向に延びる。第1トナー収容部2Aは、円筒形状を有する。第1トナー収容部2Aは、第1内部空間2Dを有する。第1内部空間2Dは、トナーを収容可能である。第2トナー収容部2Bは、第1方向に延びる。第2トナー収容部2Bは、円筒形状を有する。第2トナー収容部2Bの外径は、第1トナー収容部2Aの外径よりも大きい。第2トナー収容部2Bは、第2内部空間2Eを有する。第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとは、第2方向において並ぶ。第2内部空間2Eは、第1内部空間2Dと接続される。第2内部空間2Eの内容積は、第1内部空間2Dの内容積よりも大きい。また、第2内部空間2Eの内径は、第1内部空間2Dの内径よりも大きい。なお、第1トナー収容部2Aと第2トナー収容部2Bとは、一体的に構成されてもよい。また、第1トナー収容部2Aと第2トナー収容部2Bとは、別体で構成され、互いに組み付けられてもよい。トナーカートリッジ1が後述する現像器31に装着された状態で、筐体2は、後述する現像器31に対して、第1位置(図11参照)と、第2位置(図21参照)との間を、ピボット可能である。
筐体2は、第1方向に延びる。筐体2は、第1トナー収容部2Aと、第2トナー収容部2Bとを備える。第2トナー収容部2Bは、第2方向において、第1トナー収容部2Aの一方側に位置する。第2方向は、後述する第1軸A1と、後述する第2軸A2とを結ぶことにより定義される。第1トナー収容部2Aは、第1方向に延びる。第1トナー収容部2Aは、円筒形状を有する。第1トナー収容部2Aは、第1内部空間2Dを有する。第1内部空間2Dは、トナーを収容可能である。第2トナー収容部2Bは、第1方向に延びる。第2トナー収容部2Bは、円筒形状を有する。第2トナー収容部2Bの外径は、第1トナー収容部2Aの外径よりも大きい。第2トナー収容部2Bは、第2内部空間2Eを有する。第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとは、第2方向において並ぶ。第2内部空間2Eは、第1内部空間2Dと接続される。第2内部空間2Eの内容積は、第1内部空間2Dの内容積よりも大きい。また、第2内部空間2Eの内径は、第1内部空間2Dの内径よりも大きい。なお、第1トナー収容部2Aと第2トナー収容部2Bとは、一体的に構成されてもよい。また、第1トナー収容部2Aと第2トナー収容部2Bとは、別体で構成され、互いに組み付けられてもよい。トナーカートリッジ1が後述する現像器31に装着された状態で、筐体2は、後述する現像器31に対して、第1位置(図11参照)と、第2位置(図21参照)との間を、ピボット可能である。
1.2 トナー搬送ユニット4
トナー搬送ユニット4は、第1内部空間2D内に位置する。後で詳しく説明するが、トナー搬送ユニット4は、第1内部空間2D内のトナーを、後述する第2開口12Aへ搬送する。トナー搬送ユニット4は、第1方向に延びる。トナー搬送ユニット4は、第1方向に延びる第1軸A1について回転可能である。トナー搬送ユニット4は、例えば、オーガスクリューである。詳しくは、トナー搬送ユニット4は、シャフト4Aと、螺旋部分4Bとを備える。シャフト4Aは、第1軸A1に沿って延びる。螺旋部分4Bは、シャフト4Aから、第1トナー収容部2Aの径方向に突出する。螺旋部分4Bは、第1方向に延びる螺旋形状を有する。なお、トナー搬送ユニット4は、螺旋形状を有してもよい。なお、トナー搬送ユニット4は、オーガスクリューに限られない。例えば、トナー搬送ユニット4は、シャフトと、シャフトから延びる羽根とを備えてもよい。
トナー搬送ユニット4は、第1内部空間2D内に位置する。後で詳しく説明するが、トナー搬送ユニット4は、第1内部空間2D内のトナーを、後述する第2開口12Aへ搬送する。トナー搬送ユニット4は、第1方向に延びる。トナー搬送ユニット4は、第1方向に延びる第1軸A1について回転可能である。トナー搬送ユニット4は、例えば、オーガスクリューである。詳しくは、トナー搬送ユニット4は、シャフト4Aと、螺旋部分4Bとを備える。シャフト4Aは、第1軸A1に沿って延びる。螺旋部分4Bは、シャフト4Aから、第1トナー収容部2Aの径方向に突出する。螺旋部分4Bは、第1方向に延びる螺旋形状を有する。なお、トナー搬送ユニット4は、螺旋形状を有してもよい。なお、トナー搬送ユニット4は、オーガスクリューに限られない。例えば、トナー搬送ユニット4は、シャフトと、シャフトから延びる羽根とを備えてもよい。
1.3 アジテータ3
アジテータ3は、第2内部空間2E内に位置する。アジテータ3は、第2内部空間2E内のトナーを撹拌し、第2内部空間2Eから第1内部空間2Dへトナーを搬送可能である。アジテータ3は、第1方向に延びる第2軸A2について回転可能である。アジテータ3は、アジテータシャフト3Aと、羽根3Bとを備える。アジテータシャフト3Aは、第2軸A2に沿って延びる。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aから、第2トナー収容部2Bの径方向に延びる。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aとともに回転可能である。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aに接続する基端と、アジテータシャフト3Aから最も離れた先端とを有する。羽根3Bの先端は、第2トナー収容部2Bの内面に接触する。羽根3Bの先端は、第2トナー収容部2Bの内面に接触することにより、アジテータ3の回転方向における上流側へ湾曲する。羽根3Bが回転することにより、アジテータ3は、第2内部空間2E内のトナーを撹拌し、第2内部空間2Eから第1内部空間2Dへトナーを搬送する。
アジテータ3は、第2内部空間2E内に位置する。アジテータ3は、第2内部空間2E内のトナーを撹拌し、第2内部空間2Eから第1内部空間2Dへトナーを搬送可能である。アジテータ3は、第1方向に延びる第2軸A2について回転可能である。アジテータ3は、アジテータシャフト3Aと、羽根3Bとを備える。アジテータシャフト3Aは、第2軸A2に沿って延びる。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aから、第2トナー収容部2Bの径方向に延びる。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aとともに回転可能である。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aに接続する基端と、アジテータシャフト3Aから最も離れた先端とを有する。羽根3Bの先端は、第2トナー収容部2Bの内面に接触する。羽根3Bの先端は、第2トナー収容部2Bの内面に接触することにより、アジテータ3の回転方向における上流側へ湾曲する。羽根3Bが回転することにより、アジテータ3は、第2内部空間2E内のトナーを撹拌し、第2内部空間2Eから第1内部空間2Dへトナーを搬送する。
2.トナーカートリッジ1の詳細
図3から図7を参照して、トナーカートリッジ1の詳細について、説明する。
図3から図7を参照して、トナーカートリッジ1の詳細について、説明する。
2.1 第1トナー収容部2A
図3および図4に示すように、第1トナー収容部2Aは、第1開口11を有する。第1開口11は、第1方向における第1トナー収容部2Aの一端部に位置する。第1トナー収容部2Aの一端部は、第1方向において、第2トナー収容部2Bの一端部よりも突出している。すなわち、第1トナー収容部2Aは、第1方向における長さが第1方向における第2トナー収容部2Bの長さよりも長い。これにより、第2内部空間2Eは、第1方向における長さが第1方向における第1内部空間2Dの長さよりも短い。また、第1開口11は、第1方向において第2トナー収容部2Bから離れて位置する。第1トナー収容部2Aの一端部は、円筒形状を有する。第1開口11は、第1トナー収容部2Aの一端部を、第1方向に貫通する。第1開口11は、第1内部空間2Dに接続する。これにより、第1開口11は、第1内部空間2D内のトナーが排出されることを許容する。また、第1開口11には、トナー搬送ユニット4が挿通されている。トナー搬送ユニット4は、第1方向において、一端部4Cと、一端部4Cから離れて位置する他端部4Dとを有する。トナー搬送ユニット4の一端部4Cは、第1方向において、第1開口11から突出する。これにより、トナー搬送ユニット4は、第1内部空間2Dから第1開口11へトナーを搬送できる。なお、トナー搬送ユニット4の他端部4Dには、ギア23が取り付けられる。ギア23は、トナー搬送ユニット4とともに回転可能である。
図3および図4に示すように、第1トナー収容部2Aは、第1開口11を有する。第1開口11は、第1方向における第1トナー収容部2Aの一端部に位置する。第1トナー収容部2Aの一端部は、第1方向において、第2トナー収容部2Bの一端部よりも突出している。すなわち、第1トナー収容部2Aは、第1方向における長さが第1方向における第2トナー収容部2Bの長さよりも長い。これにより、第2内部空間2Eは、第1方向における長さが第1方向における第1内部空間2Dの長さよりも短い。また、第1開口11は、第1方向において第2トナー収容部2Bから離れて位置する。第1トナー収容部2Aの一端部は、円筒形状を有する。第1開口11は、第1トナー収容部2Aの一端部を、第1方向に貫通する。第1開口11は、第1内部空間2Dに接続する。これにより、第1開口11は、第1内部空間2D内のトナーが排出されることを許容する。また、第1開口11には、トナー搬送ユニット4が挿通されている。トナー搬送ユニット4は、第1方向において、一端部4Cと、一端部4Cから離れて位置する他端部4Dとを有する。トナー搬送ユニット4の一端部4Cは、第1方向において、第1開口11から突出する。これにより、トナー搬送ユニット4は、第1内部空間2Dから第1開口11へトナーを搬送できる。なお、トナー搬送ユニット4の他端部4Dには、ギア23が取り付けられる。ギア23は、トナー搬送ユニット4とともに回転可能である。
2.2 第1カバー12
図3および図4に示すように、トナーカートリッジ1は、さらに、第1カバー12を備える。
図3および図4に示すように、トナーカートリッジ1は、さらに、第1カバー12を備える。
第1カバー12は、第1トナー収容部2Aの一端部に位置する。詳しくは、第1カバー12は、第1トナー収容部2Aの一端部に取り付けられる。これにより、第1カバー12は、筐体2とともに移動可能である。第1カバー12は、第1開口11を覆う。また、第1カバー12は、第1方向におけるトナー搬送ユニット4の一端部4Cを覆う。詳しくは、第1カバー12は、トナー搬送ユニット4の一端部4Cの周面を覆う。第1カバー12は、トナー搬送ユニット4の一端部4Cの周面に沿って延びる。具体的には、第1カバー12は、円筒形状を有する。第1カバー12は、第1方向に延びる。第1カバー12は、第1方向において、一端部と他端部とを有する。他端部は、第1方向において、一端部よりも第1トナー収容部2Aから離れて位置する。第1カバー12の一端部は、第1トナー収容部2Aの一端部に取り付けられる。第1カバー12は、第2開口12Aと、第5開口12Bとを有する。
第2開口12Aは、第1方向において、第1トナー収容部2Aから離れて位置する。詳しくは、第2開口12Aは、第1方向において、第1開口11から離れて位置する。第2開口12Aは、第1カバー12の周面を貫通する。これにより、第2開口12Aは、トナーが排出されることを許容する。なお、図5Bに示すように、トナー搬送ユニット4は、第1方向において、第2開口12Aまで延びている。これにより、トナー搬送ユニット4は、第1カバー12を介して、第1内部空間2Dから第2開口12Aまでトナーを搬送できる。
第5開口12Bは、第1方向において、第1カバー12の他端部に位置する。第5開口12Bは、第1カバー12の他端部を第1方向に貫通する。
2.3 シャッタ13
図3および図4に示すように、トナーカートリッジ1は、さらに、シャッタ13を備える。
図3および図4に示すように、トナーカートリッジ1は、さらに、シャッタ13を備える。
シャッタ13は、第1トナー収容部2Aの一端部に位置する。詳しくは、シャッタ13は、第1カバー12と、第1トナー収容部2Aの一端部とに挿入される。これにより、シャッタ13は、第1トナー収容部2Aの一端部に取り付けられる。シャッタ13は、筐体2および第1カバー12に対して、閉位置(図5A)と閉位置(図5B)との間を回転可能である。筐体2が第1位置(図13参照)に位置するときに、シャッタ13は、筐体2および第1カバー12に対して、閉位置に位置する。筐体2が第2位置(図22参照)に位置するときに、シャッタ13は、筐体2および第1カバー12に対して、開位置に位置する。
さらに詳しくは、シャッタ13は、第1方向に延びる。シャッタ13は、一端部と、他端部とを有する。他端部は、第1方向において、一端部よりも、第1トナー収容部2Aから離れている。シャッタ13は、挿入部13Aと、カバー部13Bとを備える。挿入部13Aは、シャッタ13の一端部に位置する。挿入部13Aは、第1開口11に挿入される。挿入部13Aは、開口13Cを有する。開口13Cは、挿入部13Aを第1方向に貫通する。これにより、開口13Cは、第1内部空間2D内のトナーがシャッタ13の内部空間に入ることを許容する。カバー部13Bは、第1方向において、挿入部13Aと並ぶ。カバー部13Bは、第1方向において、挿入部13Aと、後述する突起14との間に位置する。カバー部13Bは、第1方向において、第1開口11から突出する。カバー部13Bは、トナー搬送ユニット4の一端部の周面を覆う。カバー部13Bは、トナー搬送ユニット4の一端部の周面に沿って延びる。また、カバー部13Bは、第1カバー12の内面に沿って延びる。言い換えると、第1カバー12は、カバー部13Bの周面に沿って延び、カバー部13Bの周面を覆う。具体的には、カバー部13Bは、円筒形状を有する。カバー部13Bは、第1方向に延びる。カバー部13Bは、第3開口13D(図5B参照)を有する。すなわち、シャッタ13は、第3開口13Dを有する。第3開口13Dは、カバー部13Bの周面を貫通する。なお、第3開口13Dの周りには、シールS(図13参照)が設けられる。シールSは、第1カバー12の内面とカバー部13Bとの間に位置する。これにより、シールSは、第1カバー12の内面とカバー部13Bとの間にトナーが入ることを防ぐ。第3開口13Dは、シャッタ13の内部空間のトナーが排出されることを許容する。より詳細には、図5Aに示すように、シャッタ13が閉位置に位置するときに、シャッタ13は、第2開口12Aを閉じる。また、図5Bに示すように、シャッタ13が開位置に位置するときに、第3開口13Dの少なくとも一部は、第2開口12Aの少なくとも一部と重なる。これにより、第3開口13Dは、第2開口12Aを介してシャッタ13の内部空間のトナーが排出されることを許容する。
また、図4に示すように、シャッタ13は、突起14を備える。突起14は、第1方向における第1トナー収容部2Aの他端部から、第1カバー12よりも遠くにある。突起14は、第1方向において、カバー部13Bに対して、挿入部13Aの反対側に位置する。突起14は、トナーカートリッジ1が後述する現像器31(図7参照)に装着されたときに、現像器31に対して位置決めされる。突起14は、第1方向に延びる。突起14は、シャッタ13の他端部から延びる。具体的には、突起14は、カバー部13Bから延びる。これにより、突起14は、シャッタ13とともに、筐体2および第1カバー12に対して回転可能である。また、突起14は、シャッタ13が第1カバー12と第1トナー収容部2Aの一端部とに挿入された状態で、第1方向において、第5開口12Bから突出する。すなわち、第5開口12Bは、シャッタ13の突起14を露出させる。突起14は、第1方向において、基端部と、先端部とを有する。基端部は、カバー部13Bに接続する。先端部は、第1方向において、基端部に対してカバー部13Bの反対側に位置する。詳しくは、突起14は、軸部14Aと、平板部14Bと、ボス14Cとを備える。軸部14Aは、突起14の基端部に位置する。軸部14Aは、カバー部13Bから第1方向に延び、平板部14Bと接続する。平板部14Bは、第1方向において、軸部14Aに対して、カバー部13Bの反対側に位置する。平板部14Bは、シャッタ13が閉位置に位置するときに、第2方向に延びる。第2方向における平板部14Bの長さは、第2方向における軸部14Aの長さよりも長い。ボス14Cは、突起14の先端部に位置する。ボス14Cは、第1方向において、平板部14Bに対して、軸部14Aの反対側に位置する。ボス14Cは、平板部14Bから第1方向に延びる。ボス14Cは、第2軸A2に沿って延びる。なお、ボス14Cは、円筒形状である。
2.4 第2カバー15
図4に示すように、トナーカートリッジ1は、第2カバー15を備える。
図4に示すように、トナーカートリッジ1は、第2カバー15を備える。
第2カバー15は、第1方向に延びる。第2カバー15は、一端部と、他端部とを有する。他端部は、第1方向において、一端部よりも筐体2から離れている。第2カバー15の一端部は、第2トナー収容部2Bに取り付けられる。これにより、第2カバー15は、筐体2および第1カバー12とともに、シャッタ13に対して移動可能である。第2カバー15は、蓋部15Aと、カバー部16とを備える。
図3および図4に示すように、蓋部15Aは、第2カバー15の他端部に位置する。蓋部15Aは、第1方向において、第1カバー12とカバー部16との間、かつ、シャッタ13のカバー部13Bとカバー部16とに位置する。蓋部15Aは、第2方向に延びる。蓋部15Aは、円板形状を有する。蓋部15Aは、第1カバー12の他端部に嵌まる。これにより、蓋部15Aは、第5開口12Bを覆う。これにより、第1トナー収容部2Aから第1カバー12とシャッタ13との間にトナーが浸入した場合でも、第1カバー12の第5開口12Bからトナーが漏れることを防止できる。蓋部15Aは、第6開口15Bを有する。第6開口15Bは、第1方向において、蓋部15Aを貫通する。第6開口15Bは、第2方向に延びる。第6開口15Bは、シャッタ13の突起14よりも大きく、第5開口12Bよりも小さい。シャッタ13の突起14は、第6開口15Bに挿通される。シャッタ13の突起14は、第1方向において、第6開口15Bから突出する。これにより、第6開口15Bは、突起14を露出させる。
カバー部16は、第2カバー15の他端部に位置する。カバー部16は、第1方向において、蓋部15Aに対してシャッタ13のカバー部13Bの反対側に位置する。カバー部16は、第1方向において、蓋部15Aから突出する。カバー部16は、第2方向に延びる。カバー部16は、第4開口17を有する。すなわち、第2カバー15は、第4開口17を有する。第4開口17は、第1方向および第2方向と交差する方向において、カバー部16を貫通する。カバー部16は、第1フレーム16Aと、第2フレーム16Bと、第3フレーム16Cとを備える。第1フレーム16Aは、第2方向において、第2フレーム16Bから離れている。第1フレーム16Aと第2フレーム16Bとの間には、第6開口15Bが位置する。また、第1フレーム16Aと第2フレーム16Bとの間には、第4開口17が位置する。第3フレーム16Cは、第1方向において、第4開口17に対して、筐体2の反対側に位置する。また、第3フレーム16Cは、第1方向において、第6開口15Bと重なる。第3フレーム16Cは、第2方向に延びる。第3フレーム16Cは、第1フレーム16Aおよび第2フレーム16Bと接続する。第3フレーム16Cは、穴16Dを有する。穴16Dは、第3フレーム16Cを第1方向に貫通する。なお、穴16Dは、突起14のボス14Cを受け入れ可能であればよい。穴16Dは、第3フレーム16Cを貫通していなくてもよい。
そして、図1および図3に示すように、カバー部16内には、第6開口15Bを介して、突起14が挿入される。すると、第1フレーム16Aと第2フレーム16Bとの間には、突起14の平板部14Bが位置する。第4開口17は、突起14の平板部14Bを露出する。第4開口17は、突起14の少なくとも一部を露出する。これにより、シャッタ13が閉位置に位置する場合に、第1フレーム16Aおよび第2フレーム16Bは、平板部14Bの縁を覆う。また、第3フレーム16Cは、第1方向において、平板部14Bに向かい合う。これにより、第3フレーム16Cは、第1方向において、突起14の先端部の少なくとも一部を覆う。すなわち、第2カバー15は、突起14の先端部の少なくとも一部を覆う。また、突起14のボス14Cは、穴16Dに挿入される。すなわち、第2カバー15は、ボス14Cが挿入される穴16Dを有する。これにより、第2カバー15は、突起14の先端部を回転可能に支持する。これにより、シャッタ13に対する第2カバー15の回転が安定する。
また、図6に示すように、第2カバー15は、ロック部材18と、ストッパ19とを備える。
ロック部材18は、ロック位置(図6参照)と、解除位置(図12参照)との間を移動可能である。詳しくは、ロック部材18は、ロック位置と、解除位置との間をピボット可能である。ロック部材18は、ばね18Cにより、ロック位置へ向かって押圧される。
ロック部材18は、シャフト18Aと、突起18Bとを備える。シャフト18Aは、第2カバー15に回転可能に支持される。これにより、ロック部材18は、第2カバー15に対してピボット可能である。突起18Bは、シャフト18Aから、突起14に向かって延びる。突起18Bは、ロック部材18がロック位置に位置するときに、平板部14Bの一端部に向かい合う。平板部14Bの一端部は、シャッタ13が閉位置に位置しているときに、第2方向において、第1フレーム16A(図1参照)に向かい合う端部である。突起18Bは、突起14の一端部に接触する。これにより、ロック部材18は、ロック位置に位置するときに、突起14を第2カバー15へロックできる。なお、突起14を第2カバー15へロックするとは、突起14が第2カバー15に対して回転することを止めることである。ロック部材18は、トナーカートリッジ1が後述する現像器31から取り外されている状態で、突起14を第2カバー15へロックすることにより、シャッタ13が閉位置から開位置へ移動することを止める。また、突起18Bは、ロック部材18が解除位置に位置するときに、平板部14Bの一端部に接触できない。これにより、ロック部材18は、解除位置に位置するときに、第2カバー15への突起14のロックを解除する。
ばね18Cは、コイルばねである。詳しくは、ばね18Cは、一端部と、一端部から離れた他端部と、一端部と他端部との間に位置するコイル部とを備える。ばね18Cの一端部は、第2カバー15に接触する。ばね18Cの他端部は、ロック部材18の突起18Bに接触する。これにより、ばね18Cは、ロック部材18をロック位置へ向かって押圧する。
ストッパ19は、第2フレーム16Bの内面に位置する。ストッパ19は、第2フレーム16Bの内面から第1フレーム16Aに向かって突出する。ストッパ19は、シャッタ13が閉位置に位置するときに、平板部14Bの他端部に向かい合う。平板部14Bの他端部は、シャッタ13が閉位置に位置しているときに、第2方向において、第2フレーム16Bに向かい合う端部である。平板部14Bの他端部は、係合部14Dを有する。係合部14Dは、シャッタ13が閉位置に位置しているときに、平板部14Bの他端部から第2方向に突出する。ストッパ19は、係合部14Dと向かい合う。ストッパ19は、係合部14Dに接触する。これにより、ストッパ19は、シャッタ13が閉位置に位置する場合に、シャッタ13が閉位置から開位置へ回転するときの突起14の回転方向とは反対方向に、突起14が回転することを止める。シャッタ13が閉位置に位置する場合に、突起14が反対方向に回転すると、突起14の係合部14Dは、ストッパ19と接触する。言い換えると、ストッパ19は、筐体2が第1位置に位置する場合に、筐体2が第1位置から第2位置へ回転するときの突起14の回転方向とは反対方向に、突起14が回転することを止める。また、筐体2が第1位置に位置する場合に、突起14が反対方向に回転すると、突起14の係合部14Dは、ストッパ19と接触する。
2.5 第2突起22
また、図1に示すように、トナーカートリッジ1は、ギアカバー21と、第2突起22とを備える。
また、図1に示すように、トナーカートリッジ1は、ギアカバー21と、第2突起22とを備える。
ギアカバー21は、第1方向において、筐体2に対して、第1カバー12の反対側に位置する。ギアカバー21は、ギア23の少なくとも一部を覆う。
第2突起22は、第1方向において、ギア23に対して、第1トナー収容部2Aの反対側に位置する。第2突起22は、ギアカバー21から第1方向に突出する。第2突起22は、第2方向に延びる。
2.6 ギア部および突起
また、トナーカートリッジ1は、図1および図4に示すように、ギア部24A、ギア部24B、突起25A、突起25B、突起26Aおよび突起26Bを備える。ギア部24A、ギア部24B、突起25A、突起25B、突起26Aおよび突起26Bは、後述する現像器31の現像シャッタ51を動かすための構成である。
また、トナーカートリッジ1は、図1および図4に示すように、ギア部24A、ギア部24B、突起25A、突起25B、突起26Aおよび突起26Bを備える。ギア部24A、ギア部24B、突起25A、突起25B、突起26Aおよび突起26Bは、後述する現像器31の現像シャッタ51を動かすための構成である。
第1カバー12は、ギア部24Aおよびギア部24Bを、さらに備える。ギア部24Aは、第1方向において、ギア部24Bから離れている。ギア部24Aとギア部24Bとの間には、第2開口12Aが位置する。ギア部24Aおよびギア部24Bは、それぞれ、複数のギア歯を有する。すなわち、第1カバー12は、複数のギア歯を有する。ギア部24Aの複数のギア歯、および、ギア部24Bの複数のギア歯は、シャッタ13に対する第1カバー12の回転方向に沿って、第1カバー12の周面に位置する。ギア部24Aの複数のギア歯、および、ギア部24Bの複数のギア歯は、シャッタ13に対する第1カバー12の回転方向に並ぶ。
また、第1カバー12は、突起25Aおよび突起25Bを、さらに備える。突起25Aは、第1方向において、突起25Bから離れている。突起25Aは、シャッタ13に対する第1カバー12の回転方向において、ギア部24Aの複数のギア歯と並ぶ。突起25Aは、筐体2が第2位置から第1位置へ回転する場合における第1カバー12の回転方向Rにおいて、ギア部24Aの複数のギア歯よりも上流側に位置する。突起25Aは、第1カバー12の回転方向Rにおいて、ギア部24Aの複数のギア歯の間隔よりも長い間隔を隔てて、ギア部24Aの複数のギア歯と並ぶ。突起25Bは、筐体2が第2位置(図21参照)から第1位置(図11参照)へ回転する場合における第1カバー12の回転方向Rにおいて、ギア部24Bの複数のギア歯よりも上流側に位置する。突起25Bは、第1カバー12の回転方向Rにおいて、ギア部24Bの複数のギア歯の間隔よりも長い間隔を隔てて、ギア部24Bの複数のギア歯と並ぶ。突起25Aおよび突起25Bは、第2方向において、第1トナー収容部2Aに対して第2トナー収容部2Bの反対側へ突出する。
突起26Aは、第1方向において、突起25Aに対して、第2開口12Aの反対側に位置する。突起26Bは、第1方向において、突起25Bに対して、第2開口12Aの反対側に位置する。突起26Aは、第1トナー収容部2Aの一端部に位置する。突起26Bは、第2カバー15の他端部に位置する。突起26Aおよび突起26Bは、第2方向において、第1トナー収容部2Aに対して第2トナー収容部2Bの反対側へ突出する。
3.現像器31の詳細
図7から図9に示す現像器31は、トナーカートリッジ1からトナーを供給されるための構成である。例えば、現像器31は、トナーカートリッジ1から供給されたトナーを用いて、現像するための構成である。本実施形態では、現像器31は、現像ローラ32を備える。また、現像器31は、感光体を備えてもよい。現像器31は、画像形成装置に対して着脱可能なカートリッジタイプであってもよい。現像ローラ32は、第1方向に延びる。現像ローラ32は、感光体に接触可能である。また、現像器31は、トナー収容部33を備える。トナー収容部33は、トナーを収容可能である。
図7から図9に示す現像器31は、トナーカートリッジ1からトナーを供給されるための構成である。例えば、現像器31は、トナーカートリッジ1から供給されたトナーを用いて、現像するための構成である。本実施形態では、現像器31は、現像ローラ32を備える。また、現像器31は、感光体を備えてもよい。現像器31は、画像形成装置に対して着脱可能なカートリッジタイプであってもよい。現像ローラ32は、第1方向に延びる。現像ローラ32は、感光体に接触可能である。また、現像器31は、トナー収容部33を備える。トナー収容部33は、トナーを収容可能である。
現像器31は、溝34、溝35および現像開口36を有する。
溝34は、第1方向において、現像器31の一端部に位置する。溝35は、第1方向において、現像器31の他端部に位置する。溝35は、第1方向において、溝34と離れている。以下、溝34および溝35の詳細について説明する。
3.1 溝34
図8および図11に示すように、溝34は、トナーカートリッジ1が現像器31に装着される装着方向、具体的には、図10に矢印で示す方向に延びる。溝34は、装着方向において、一端部と、他端部とを有する。一端部は、装着方向において、他端部よりも現像開口36から離れている。また、溝34は、装着方向と交差する方向において、トナーカートリッジ1(図1参照)の突起14およびカバー部16を受け入れ可能な幅を有する。溝34は、平面38A、平面38B、凹部39A、凹部39B、突起41Aおよび突起41Bを備える。
図8および図11に示すように、溝34は、トナーカートリッジ1が現像器31に装着される装着方向、具体的には、図10に矢印で示す方向に延びる。溝34は、装着方向において、一端部と、他端部とを有する。一端部は、装着方向において、他端部よりも現像開口36から離れている。また、溝34は、装着方向と交差する方向において、トナーカートリッジ1(図1参照)の突起14およびカバー部16を受け入れ可能な幅を有する。溝34は、平面38A、平面38B、凹部39A、凹部39B、突起41Aおよび突起41Bを備える。
3.1.1 平面38Aおよび平面38B
平面38Aは、溝34の一端部に位置する。平面38Bは、溝34の他端部に位置する。平面38Aおよび平面38Bは、それぞれ、装着方向に延びる。平面38Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、カバー部16の第1フレーム16A(図1参照)と向かい合う。平面38Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、カバー部16の第2フレーム16B(図1参照)と向かい合う。平面38Aおよび平面38Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置(図20参照)から第1位置(図11参照)にピボットしたときに、平面38Aおよび平面38Bの少なくとも一方がカバー部16と接触することにより、筐体2を第1位置に止める。
平面38Aは、溝34の一端部に位置する。平面38Bは、溝34の他端部に位置する。平面38Aおよび平面38Bは、それぞれ、装着方向に延びる。平面38Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、カバー部16の第1フレーム16A(図1参照)と向かい合う。平面38Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、カバー部16の第2フレーム16B(図1参照)と向かい合う。平面38Aおよび平面38Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置(図20参照)から第1位置(図11参照)にピボットしたときに、平面38Aおよび平面38Bの少なくとも一方がカバー部16と接触することにより、筐体2を第1位置に止める。
3.1.2 凹部39Aおよび凹部39B
図8、図11、図20および図21に示すように、凹部39Aは、溝34の幅方向において、平面38Aから離れる方向へ凹む。凹部39Bは、溝34の幅方向において、平面38Bから離れる方向へ凹む。凹部39Aは、円弧面42Aと、平面40Aを有する。凹部39Bは、円弧面42Bと、平面40Bを有する。円弧面42Aは、平面38Aに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第1フレーム16Aが移動する方向へ延びる。円弧面42Bは、平面38Bに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2フレーム16Bが移動する方向に延びる。平面40Aは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第1フレーム16Aが移動する方向において、円弧面42Aの下流側の端部に位置する。平面40Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2フレーム16Bが移動する方向において、円弧面42Bの下流側の端部に位置する。平面40Aおよび平面40Bは、装着方向と交差する方向に延びる。詳しくは、平面40Aおよび平面40Bは、装着方向と直交する方向に延びる。平面40Aおよび平面40Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットしたときに、平面40Aおよび平面40Bの少なくとも一方がカバー部16と接触することにより、筐体2を第2位置に止める。
図8、図11、図20および図21に示すように、凹部39Aは、溝34の幅方向において、平面38Aから離れる方向へ凹む。凹部39Bは、溝34の幅方向において、平面38Bから離れる方向へ凹む。凹部39Aは、円弧面42Aと、平面40Aを有する。凹部39Bは、円弧面42Bと、平面40Bを有する。円弧面42Aは、平面38Aに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第1フレーム16Aが移動する方向へ延びる。円弧面42Bは、平面38Bに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2フレーム16Bが移動する方向に延びる。平面40Aは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第1フレーム16Aが移動する方向において、円弧面42Aの下流側の端部に位置する。平面40Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2フレーム16Bが移動する方向において、円弧面42Bの下流側の端部に位置する。平面40Aおよび平面40Bは、装着方向と交差する方向に延びる。詳しくは、平面40Aおよび平面40Bは、装着方向と直交する方向に延びる。平面40Aおよび平面40Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットしたときに、平面40Aおよび平面40Bの少なくとも一方がカバー部16と接触することにより、筐体2を第2位置に止める。
3.1.3 突起41Aおよび突起41B
突起41Aおよび突起41Bは、溝34の幅方向において、円弧面42Aと円弧面42Bとの間に位置する。突起41Aは、溝34の幅方向において、円弧面42Aと突起41Bとの間に位置する。突起41Bは、溝34の幅方向において、円弧面42Bと突起41Aとの間に位置する。突起41Bは、溝34の幅方向において、突起41Aから離れている。突起41Aおよび突起41Bは、それぞれ、装着方向に延びる。トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aと突起41Bとの間には、平板部14B(図12参照)が位置する。トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aおよび突起41Bは、平板部14Bに接触する。これにより、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aおよび突起41Bは、突起14が回ることを止める。これにより、シャッタ13は、現像器31に対して固定される。
突起41Aおよび突起41Bは、溝34の幅方向において、円弧面42Aと円弧面42Bとの間に位置する。突起41Aは、溝34の幅方向において、円弧面42Aと突起41Bとの間に位置する。突起41Bは、溝34の幅方向において、円弧面42Bと突起41Aとの間に位置する。突起41Bは、溝34の幅方向において、突起41Aから離れている。突起41Aおよび突起41Bは、それぞれ、装着方向に延びる。トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aと突起41Bとの間には、平板部14B(図12参照)が位置する。トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aおよび突起41Bは、平板部14Bに接触する。これにより、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aおよび突起41Bは、突起14が回ることを止める。これにより、シャッタ13は、現像器31に対して固定される。
一方、突起41Aおよび突起41Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、溝34の幅方向において、第1フレーム16A、第2フレーム16Bおよび第3フレーム16C(図1参照)と接触しない。これにより、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、第1フレーム16A、第2フレーム16Bおよび第3フレーム16Cは、シャッタ13が現像器31に対して固定された状態で、シャッタ13に対して回転可能である。これにより、筐体2は、シャッタ13が現像器31に対して固定された状態で、第1カバー12および第2カバー15とともに、現像器31に対してピボット可能である。言い換えると、トナーカートリッジ1が現像器31の装着されたときに、筐体2は、シャッタ13に対して、第1位置と第2位置との間を第1カバー12および第2カバー15とともに回転可能である。筐体2が、第1カバー12および第2カバー15とともに、現像器31に対して、第1位置(図11参照)から第2位置(図21参照)へピボットすることにより、シャッタ13は、筐体2に対して、開位置に位置する。シャッタ13が開位置(図23参照)に位置することにより、第3開口13Dの少なくとも一部と第2開口12Aの少なくとも一部とが重なり、第2開口12Aが開く。
なお、突起41Aは、円弧面42Aの径方向において、円弧面42Aと離れている。突起41Aと円弧面42Aとの間隔は、装着方向における第1フレーム16A(図1参照)の長さよりも長い。これにより、第1フレーム16Aは、筐体2が現像器31に対してピボットするときに、突起41Aと円弧面42Aとの間を通ることができる。また、突起41Bは、円弧面42Bの径方向において、円弧面42Bと離れている。突起41Bと円弧面42Bとの間隔は、装着方向における第2フレーム16B(図1参照)の長さよりも長い。これにより、第2フレーム16Bは、筐体2が現像器31に対してピボットするときに、突起41Bと円弧面42Bとの間を通ることができる。
3.2 溝35
図9に示すように、溝35は、装着方向に延びる。溝35は、装着方向において、一端部と、他端部とを有する。一端部は、装着方向において、他端部よりもトナー収容部33から離れている。また、溝35は、装着方向と交差する方向において、トナーカートリッジ1の第2突起22(図1参照)を受け入れ可能な幅を有する。溝35は、平面43A、平面43B、凹部44Aおよび凹部44Bを備える。
図9に示すように、溝35は、装着方向に延びる。溝35は、装着方向において、一端部と、他端部とを有する。一端部は、装着方向において、他端部よりもトナー収容部33から離れている。また、溝35は、装着方向と交差する方向において、トナーカートリッジ1の第2突起22(図1参照)を受け入れ可能な幅を有する。溝35は、平面43A、平面43B、凹部44Aおよび凹部44Bを備える。
3.2.1 平面43Aおよび平面43B
平面43Aは、溝35の一端部に位置する。平面43Bは、溝35の他端部に位置する。平面43Aおよび平面43Bは、それぞれ、装着方向に延びる。平面43Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、第2突起22の一端部と向かい合う。平面43Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、第2突起22の他端部と向かい合う。平面43Aおよび平面43Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットしたときに、平面43Aおよび平面43Bの少なくとも一方が第2突起22と接触することにより、筐体2を第1位置に止める。
平面43Aは、溝35の一端部に位置する。平面43Bは、溝35の他端部に位置する。平面43Aおよび平面43Bは、それぞれ、装着方向に延びる。平面43Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、第2突起22の一端部と向かい合う。平面43Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、第2突起22の他端部と向かい合う。平面43Aおよび平面43Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットしたときに、平面43Aおよび平面43Bの少なくとも一方が第2突起22と接触することにより、筐体2を第1位置に止める。
3.2.2 凹部44Aおよび凹部44B
凹部44Aは、溝35の幅方向において、平面43Aから離れる方向へ凹む。凹部44Bは、溝35の幅方向において、平面43Bから離れる方向へ凹む。凹部44Aは、円弧面46Aと、平面45Aを有する。凹部44Bは、円弧面46Bと、平面45Bを有する。円弧面46Aは、平面43Aに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の一端部が移動する方向へ延びる。円弧面46Bは、平面45Bに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の他端部が移動する方向に延びる。平面45Aは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の一端部が移動する方向において、円弧面46Aの下流側の端部に位置する。平面45Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の他端部が移動する方向において、円弧面46Bの下流側の端部に位置する。平面45Aおよび平面45Bは、装着方向と交差する方向に延びる。詳しくは、平面45Aおよび平面45Bは、装着方向と直交する方向に延びる。平面45Aおよび平面45Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットしたときに、平面45Aおよび平面45Bのいずれか一方が第2突起22と接触することにより、筐体2を第2位置に止める。
凹部44Aは、溝35の幅方向において、平面43Aから離れる方向へ凹む。凹部44Bは、溝35の幅方向において、平面43Bから離れる方向へ凹む。凹部44Aは、円弧面46Aと、平面45Aを有する。凹部44Bは、円弧面46Bと、平面45Bを有する。円弧面46Aは、平面43Aに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の一端部が移動する方向へ延びる。円弧面46Bは、平面45Bに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の他端部が移動する方向に延びる。平面45Aは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の一端部が移動する方向において、円弧面46Aの下流側の端部に位置する。平面45Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の他端部が移動する方向において、円弧面46Bの下流側の端部に位置する。平面45Aおよび平面45Bは、装着方向と交差する方向に延びる。詳しくは、平面45Aおよび平面45Bは、装着方向と直交する方向に延びる。平面45Aおよび平面45Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットしたときに、平面45Aおよび平面45Bのいずれか一方が第2突起22と接触することにより、筐体2を第2位置に止める。
3.3 現像開口36
現像開口36は、図7に示すように、第1方向において、溝34と溝35との間に位置する。現像開口36は、第1方向において、現像器31の中央よりも溝34の近くに位置する。図8に示すように、現像開口36は、装着方向において、トナー収容部33の外表面を貫通する。現像開口36は、装着方向において、トナー収容部33の外表面に露出する一端36Aと、トナー収容部33の内部空間に接続する他端36Bとを有する。
現像開口36は、図7に示すように、第1方向において、溝34と溝35との間に位置する。現像開口36は、第1方向において、現像器31の中央よりも溝34の近くに位置する。図8に示すように、現像開口36は、装着方向において、トナー収容部33の外表面を貫通する。現像開口36は、装着方向において、トナー収容部33の外表面に露出する一端36Aと、トナー収容部33の内部空間に接続する他端36Bとを有する。
3.4 現像シャッタ51
また、現像器31は、図7および図8に示すように、現像シャッタ51を備える。
また、現像器31は、図7および図8に示すように、現像シャッタ51を備える。
現像シャッタ51は、装着方向において、現像開口36の一端36Aと他端36Bとの間に位置する。現像シャッタ51は、装着方向において、一方面51Bと、他方面51Cとを有する。一方面51Bは、装着方向において、現像開口36の他端36Bよりも一端36Aの近くに位置する。他方面51Cは、装着方向において、一方面51Bよりも、現像開口36の他端36Bの近くに位置する。現像シャッタ51は、現像開口36を閉じる閉位置(図13参照)と、現像開口36を開ける開位置(図23参照)との間を移動可能である。現像シャッタ51は、開口51Aを有する。開口51Aは、装着方向において、現像シャッタ51を貫通する。図23に示すように、現像シャッタ51が開位置に位置するときに、開口51Aは、現像開口36の少なくとも一部と重なる。これにより、開口51Aは、現像シャッタ51が開位置に位置するときに、現像開口36および開口51Aを介して、トナーカートリッジ1のトナーがトナー収容部33へ入ることを許容する。
また、現像シャッタ51は、図7および図15に示すように、突起53A、突起53B、ギア部54Aおよびギア部54Bを備える。
突起53Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されている場合に、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットするときに、ギア部24A(図17参照)と接触する構成である。また、突起53Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されている場合に、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットするときに、ギア部24B(図1参照)と接触する構成である。筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットするときに、ギア部24Aの複数のギア歯の1つ目のギア歯が突起53Aを押圧し、かつ、ギア部24Bの複数のギア歯の1つ目のギア歯が突起53Bを押圧することにより、現像シャッタ51が、閉位置から開位置へ向かって移動を始める。その後、ギア部24Aの複数のギア歯の残りのギア歯が、ギア部54Aと噛み合い、ギア部24Bの複数のギア歯の残りのギア歯が、ギア部54Bと噛み合う。また、突起53Aは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットするときに、突起25A(図15参照)と接触する構成である。また、突起53Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットするときに、突起25B(図1参照)と接触する構成である。筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットするときに、ギア部24Aがギア部54Aから離れ、かつ、ギア部24Bがギア部54Bから離れた後、突起25Aが突起53Aを押圧し、かつ、突起25Bが突起53Bを押圧することにより、現像シャッタ51が、閉位置に位置する。また、ギア部54Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されている場合に、トナーカートリッジ1のギア部24A(図19参照)と噛み合うための構成である。また、ギア部54Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されている場合に、トナーカートリッジ1のギア部24B(図1参照)と噛み合うための構成である。
突起53Aは、第1方向において、現像開口36に対して、溝34の反対側に位置する。突起53Bは、第1方向において、現像開口36と溝34との間に位置する。突起53Aおよび突起53Bは、現像シャッタ51の一方面51Bに位置する。突起53Aおよび突起53Bは、現像シャッタ51の一方面51Bから突出する。突起53Aおよび突起53Bは、現像シャッタ51が閉位置に位置するときに、トナー収容部33の外表面に露出されている。
ギア部54Aは、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動するときの現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、突起53Aの上流側に位置する。ギア部54Aは、現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、突起53Aから離れて位置する。ギア部54Bは、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動するときの現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、突起53Bの上流側に位置する。ギア部54Bは、現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、突起53Bから離れて位置する。ギア部54Aおよびギア部54Bは、それぞれ、複数のギア歯を有する。複数のギア歯は、現像シャッタ51の移動方向Mに並ぶ。
また、図15、図17、図19および図22に示すように、現像シャッタ51は、凹部55、凹部56および突起57を備える。凹部55は、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外された状態で、現像シャッタ51が閉位置に位置するときに、後述する突起59を受け入れるための構成である。突起57は、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外された状態で、閉位置に位置する現像シャッタ51が開位置に移動しようとした場合に、凹部55に嵌まった突起59に接触し、閉位置に位置する現像シャッタ51が開位置に移動することを止めるための構成である。凹部56は、トナーカートリッジ1が現像器31に取り付けられた状態で、現像シャッタ51が開位置に位置するときに、突起59を受け入れるための構成である。凹部55、凹部56および突起57は、現像シャッタ51の他方面51Cに位置する。凹部56は、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動するときの現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、凹部55の上流側に位置する。突起57は、現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、凹部55と凹部56との間に位置する。凹部55は、現像シャッタ51の他方面51Cから一方面51Bへ向かって凹む。凹部56は、現像シャッタ51の他方面51Cから一方面51Bへ向かって凹む。突起57は、一方面51Bから他方面51Cへ向かう方向へ突出する。突起57は、傾斜面57Aを有する。傾斜面57Aは、凹部55から凹部56へ向かうにつれて、現像シャッタ51の一方面51Bへ向かって傾斜する。
3.5 ロック部材
また、現像器31は、図7に示すように、ロック部材52Aおよびロック部材52Bを備える。
また、現像器31は、図7に示すように、ロック部材52Aおよびロック部材52Bを備える。
ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外されている場合に、現像シャッタ51を閉位置にロックするための構成である。現像シャッタ51を閉位置にロックするとは、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ向かって移動することを止めることである。ロック部材52Aは、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外されており、現像シャッタ51が閉位置に位置する場合に、第1方向における現像シャッタ51の一端部に係合する。また、ロック部材52Bは、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外されており、現像シャッタ51が閉位置に位置する場合に、第1方向における現像シャッタ51の他端部に係合する。現像シャッタ51の他端部は、第1方向において、現像シャッタ51の一端部よりも溝34の近くに位置する。
ロック部材52Aは、第1方向において、現像シャッタ51に対して、溝34の反対側に位置する。ロック部材52Bは、第1方向において、現像シャッタ51と溝34との間に位置する。ロック部材52Bは、第1方向において、ロック部材52Aから離れている。第1方向において、ロック部材52Aとロック部材52Bとの間には、現像シャッタ51が位置する。ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、トナー収容部33の外表面に露出されている。ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、現像シャッタ51の移動方向に延びる。
図14、図16および図18に示すように、ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、基端E1と、現像シャッタ51の移動方向Mにおいて基端E1から離れた先端E2とを備える。先端E2は、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動するときの現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、基端E1よりも上流側に位置する。ロック部材52Aの基端E1、および、ロック部材52Bの基端E1は、それぞれ、現像器31に固定されている。ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、装着方向において、トナー収容部33から離れている。これにより、ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、装着方向に湾曲可能である。ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、突起58と突起59(図15参照)とを備える。
ロック部材52Aの突起58は、装着方向において、トナー収容部33から離れる方向へ向かって、ロック部材52Aから突出する。ロック部材52Bの突起58(図7参照)は、装着方向において、トナー収容部33から離れる方向へ向かって、ロック部材52Bから突出する。ロック部材52Aの突起58は、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起26Aと接触する。ロック部材52Bの突起58は、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起26B(図1参照)と接触する。
図15、図17、図19および図22に示すように、ロック部材52Aの突起59は、ロック部材52Aの先端E2に位置する。ロック部材52Bの突起59は、ロック部材52Bの先端E2に位置する。突起59は、第1方向に延びる。なお、突起59は、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外された状態で、現像シャッタ51が閉位置に位置するときに、現像シャッタ51の凹部55に嵌まる。これにより、突起59が凹部55に嵌まった状態で、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動すると、突起59は、現像シャッタ51の突起57に接触し、現像シャッタ51の移動を止める。
4.現像器31に対するトナーカートリッジ1の着脱
以下、図10から図22を参照して、現像器31にトナーカートリッジ1を取り付ける動作、および、現像器31からトナーカートリッジ1を取り外す動作について説明する。
以下、図10から図22を参照して、現像器31にトナーカートリッジ1を取り付ける動作、および、現像器31からトナーカートリッジ1を取り外す動作について説明する。
4.1 現像器31にトナーカートリッジ1を取り付ける動作
現像器31にトナーカートリッジ1が取り付けられる場合、図10に示すように、突起14およびカバー部16が溝34に嵌まり、さらに、第2突起22が溝35に嵌まることで、現像器31にトナーカートリッジ1が装着される。なお、このとき、図1に示すように、筐体2は、シャッタ13に対して、第1位置に位置する。シャッタ13は、第1カバー12に対して閉位置に位置し、第2開口12Aを閉じている。すなわち、筐体2が第1位置にある場合に、シャッタ13は、第2開口12Aを閉じる。
現像器31にトナーカートリッジ1が取り付けられる場合、図10に示すように、突起14およびカバー部16が溝34に嵌まり、さらに、第2突起22が溝35に嵌まることで、現像器31にトナーカートリッジ1が装着される。なお、このとき、図1に示すように、筐体2は、シャッタ13に対して、第1位置に位置する。シャッタ13は、第1カバー12に対して閉位置に位置し、第2開口12Aを閉じている。すなわち、筐体2が第1位置にある場合に、シャッタ13は、第2開口12Aを閉じる。
すると、トナーカートリッジ1は、図11に示すように、現像器31に装着される。突起14およびカバー部16は、溝34に嵌まる。また、第2突起22は、溝35に嵌まる。このとき、図12に示すように、平板部14Bは、突起41Aと突起41Bとの間に位置決めされる。すなわち、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたとき、第4開口17から露出された突起14の一部は、現像器31に対して位置決めされる。
また、このとき、突起41Bが、ロック部材18の突起18Bに接触することにより、ばね18Cの押圧力に抗して、ロック部材18は、ロック位置から解除位置へ移動する。すなわち、トナーカートリッジ1が現像器31に装着される場合に、ロック部材18は、現像器31の一部に接触し、ロック部材18は、ロック位置から解除位置へ移動する。これにより、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたとき、ロック部材18は、突起14のロックを解除する。このような構成により、ユーザは、現像器31に対してトナーカートリッジ1を装着した後に、ロック部材18のロックを解除する操作を別途行う必要がない。これにより、ユーザの操作性を向上させることができる。そして、ロック部材18がロック位置から解除位置へ移動することで、突起14は、第2カバー15に対して回転可能となる。言い換えると、ロック部材18がロック位置から解除位置へ移動することで、第2カバー15は、突起14に対して回転可能となる。これにより、筐体2は、シャッタ13に対して、第1カバー12および第2カバー15とともに回転可能となる。
また、このとき、図13に示すように、現像シャッタ51は、閉位置に位置する。また、このとき、図14に示すように、トナーカートリッジ1の突起26Aは、ロック部材52Aの突起58に接触する。これにより、ロック部材52Aは、先端E2が現像シャッタ51から離れるように湾曲する。これにより、図15に示すように、ロック部材52Aの突起59は、現像シャッタ51の凹部55から外れる。また、このとき、現像シャッタ51の突起53Aは、トナーカートリッジ1の突起25Aとギア部24Aとの間に位置している。
次いで、ユーザは、筐体2を、現像器31に対して、第1位置から第2位置へ向かってピボットさせる。
すると、筐体2は、現像器31に対して第1位置から第2位置へ向かってピボットし、図16および図17に示すように、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58に接触した状態で、ギア部24Aが突起53Aを押圧する。これにより、突起59が凹部55から外れた状態で、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ向かって移動する。
次いで、筐体2が現像器31に対してさらに第1位置から第2位置へ向かってピボットすると、現像シャッタ51がさらに閉位置から開位置へ向かって移動し、突起57が、突起59に対してトナー収容部33の反対側を通過する。
そして、図18に示すように、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58から離間する。これにより、ロック部材52Aが、湾曲した状態から復元し、ロック部材52Aの先端E2は、現像シャッタ51に近づく。すると、図19に示すように、突起59は、突起57の傾斜面57Aに接触する。また、ギア部24Aの複数のギア歯は、ギア部54Aの複数のギア歯と噛み合う。すなわち、トナーカートリッジ1が現像器31に対してピボット可能である場合に、複数のギア歯の少なくとも1つは、現像器31に設けられる現像開口36を開閉するための現像シャッタ51と係合する。また、このとき、図20に示すように、カバー部16の第1フレーム16Aは、溝34の凹部39A内に位置し、カバー部16の第2フレーム16Bは、溝34の凹部39B内に位置する。
次いで、図21に示すように、カバー部16の第1フレーム16Aおよび第2フレーム16Bの少なくとも一方が、溝34の平面40Aまたは平面40Bに接触すると、筐体2がシャッタ13に対して第2位置に位置する。このとき、図22に示すように、現像シャッタ51が開位置に位置し、突起59は、凹部56内に位置する。また、図23に示すように、シャッタ13が筐体2に対して開位置に位置し、第3開口13Dの少なくとも一部は、第2開口12Aの少なくとも一部と重なる。これにより、第3開口13Dは、第2開口12Aを介してトナーが排出されることを許容する。
これにより、現像器31に対するトナーカートリッジ1の取り付けが完了する。
4.2 現像器31からトナーカートリッジ1を取り外す動作
現像器31からトナーカートリッジ1を取り外す場合、ユーザは、筐体2を、現像器31に対して、図21に示す第2位置から、図11に示す第1位置へ向かってピボットさせる。
現像器31からトナーカートリッジ1を取り外す場合、ユーザは、筐体2を、現像器31に対して、図21に示す第2位置から、図11に示す第1位置へ向かってピボットさせる。
すると、図19に示すように、現像シャッタ51は、トナーカートリッジ1のギア部24Aとギア部54Aとが噛み合い、トナーカートリッジ1のギア部24Bとギア部54Bとが噛み合うことにより、開位置から閉位置へ向かって移動する。
このとき、突起59は、突起57の傾斜面57Aに沿って、第2方向において、現像シャッタ51から離れる方向へ移動する。
次いで、筐体2がさらに第1位置に近づくと、図16に示すように、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58に接触する。また、このとき、図17に示すように、トナーカートリッジ1のギア部24Aが、ギア部54Aから離れる。また、トナーカートリッジ1のギア部24Bが、ギア部54Bから離れる。これにより、現像シャッタ51の移動が、一旦、停止する。
次いで、筐体2がさらに第1位置に近づくと、トナーカートリッジ1の突起25Aが、現像シャッタ51の突起53Aに接触する。また、トナーカートリッジ1の突起25Bが、現像シャッタ51の突起53Bに接触する。トナーカートリッジ1の突起25Aによって現像シャッタ51の突起53Aが押圧され、トナーカートリッジ1の突起25Bによって現像シャッタ51の突起53Bが押圧されることにより、現像シャッタ51は、再度、閉位置に向かって移動する。
そして、図11に示すように、カバー部16の第1フレーム16Aおよび第2フレーム16Bの少なくとも一方が、溝34の平面38Aまたは平面38Bに接触すると、筐体2が第1位置に位置する。このとき、図15に示すように、現像シャッタ51が閉位置に位置する。また、このとき、図13に示すように、シャッタ13は、第1カバー12に対して閉位置に位置し、第2開口12Aを閉じる。
次いで、ユーザは、図10に示すように、現像器31からトナーカートリッジ1を第2方向に引き抜く。
これにより、現像器31からのトナーカートリッジ1の取り外しが完了する。
5.トナーカートリッジから現像器へのトナーの搬送
トナーカートリッジ1が現像器31に装着され、かつ、筐体2が第2位置に位置しているときには、トナーカートリッジ1のギア23(図1参照)は、現像器31のギア30(図7参照)に噛み合う。
トナーカートリッジ1が現像器31に装着され、かつ、筐体2が第2位置に位置しているときには、トナーカートリッジ1のギア23(図1参照)は、現像器31のギア30(図7参照)に噛み合う。
そして、画像形成装置が画像形成動作を実行すると、現像器31のギア30からトナーカートリッジ1のギア23に駆動力が入力される。すると、図2に示すように、トナー搬送ユニット4が回転する。また、ギア23から図示しないギア列を介してアジテータ3に駆動力が入力され、アジテータ3が回転する。
すると、アジテータ3が回転することにより、第2内部空間2E内のトナーが、第1内部空間2Dへ搬送される。
次いで、図4に示すように、第1内部空間2D内のトナーは、トナー搬送ユニット4により、第1内部空間2Dからシャッタ13の内部空間へ搬送される。
その後、図23に示すように、シャッタ13の内部空間内のトナーは、第3開口13Dと第2開口12Aとが重なることにより形成される開口、および、現像シャッタ51の開口51Aと現像開口36とが重なることにより形成される開口を介して、現像器31のトナー収容部33内に供給される。
6.作用効果
図1に示すように、第2カバー15は、カバー部16により、突起14の平板部14Bの縁を覆い、突起14の先端部を回転可能に支持している。これにより、シャッタ13を開閉するための突起14を保護することができる。
図1に示すように、第2カバー15は、カバー部16により、突起14の平板部14Bの縁を覆い、突起14の先端部を回転可能に支持している。これにより、シャッタ13を開閉するための突起14を保護することができる。
その一方で、カバー部16は、平板部14Bを露出する第4開口17を有する。
図11に示すように、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたとき、第4開口17から露出された平板部14Bが現像器31に対して位置決めされる。これにより、シャッタ13は、現像器31に対して固定される。一方、筐体2は、現像器31に対して、第1位置と第2位置との間を第1カバー12とともにピボット可能である。図13に示すように、筐体2が第1位置にある場合に、シャッタ13は、第2開口12Aを閉じる。
そして、図23に示すように、筐体2が、現像器31に対して、第1位置から第2位置へピボットすると、第3開口13Dの少なくとも一部は、第2開口12Aの少なくとも一部と重なり、かつ、第3開口13Dは、第2開口12Aを介してトナーが排出されることを許容する。
これにより、ユーザが、トナーカートリッジ1を現像器31に装着し、筐体2を現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットさせると、ユーザの動作に合わせて、第2開口12Aを開くことができる。ユーザが、筐体2を現像器31に対して第2位置から第1位置へピボットさせると、ユーザの動作に合わせて、第2開口12Aを閉じることができる。
その結果、シャッタ13を開閉するための突起14を保護することができながら、ユーザがトナーカートリッジ1を現像器31に着脱する動作に合わせて、シャッタ13を開閉することができる。
1 トナーカートリッジ
2 筐体
2A 第1トナー収容部
2B 第2トナー収容部
2D 第1内部空間
2E 第2内部空間
3 アジテータ
4 トナー搬送ユニット
11 第1開口
12 第1カバー
12A 第2開口
12B 第5開口
13 シャッタ
13D 第3開口
14 突起
14C ボス
15 第2カバー
15A 蓋部
15B 第6開口
16D 穴
17 第4開口
18 ロック部材
19 ストッパ
24A ギア部
24B ギア部
25A 突起
25B 突起
31 現像器
36 現像開口
51 現像シャッタ
A1 第1軸
A2 第2軸
2 筐体
2A 第1トナー収容部
2B 第2トナー収容部
2D 第1内部空間
2E 第2内部空間
3 アジテータ
4 トナー搬送ユニット
11 第1開口
12 第1カバー
12A 第2開口
12B 第5開口
13 シャッタ
13D 第3開口
14 突起
14C ボス
15 第2カバー
15A 蓋部
15B 第6開口
16D 穴
17 第4開口
18 ロック部材
19 ストッパ
24A ギア部
24B ギア部
25A 突起
25B 突起
31 現像器
36 現像開口
51 現像シャッタ
A1 第1軸
A2 第2軸
Claims (22)
- 第1方向に延び、トナーを収容可能な第1内部空間を有する第1トナー収容部であって、前記第1方向における前記第1トナー収容部の一端部に、前記第1内部空間内のトナーが排出されることを許容するための第1開口を有する第1トナー収容部を備える筐体と、
前記第1方向に延び、前記第1方向に延びる第1軸について回転可能なトナー搬送ユニットであって、前記第1内部空間から前記第1開口へトナーを搬送するためのトナー搬送ユニットと、
前記第1トナー収容部の前記一端部に位置する第1カバーであって、前記第1開口を覆う第1カバーであり、前記筐体とともに移動可能な第1カバーであり、前記トナーが排出されることを許容するための第2開口を有する第1カバーと、
前記第1トナー収容部の前記一端部に位置し、第3開口を有するシャッタであって、前記第1方向に延びる突起であって、前記第1方向における前記第1トナー収容部の他端部から、前記第1カバーよりも遠くにある突起を備えるシャッタと、
前記突起の先端部の少なくとも一部を覆い、前記突起の先端部を回転可能に支持する第2カバーであって、前記突起の少なくとも一部を露出する第4開口を有する第2カバーと
を備えることを許容することを特徴とするトナーカートリッジ。 - トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、前記筐体は、前記シャッタに対して、第1位置と第2位置との間を前記第1カバーと前記第2カバーとともに回転可能であり、
前記筐体が前記第1位置にある場合に、前記シャッタは、前記第2開口を閉じ、
前記筐体が前記第2位置にある場合に、前記第3開口の少なくとも一部は、前記第2開口の少なくとも一部と重なり、かつ、前記第3開口は、前記第2開口を介して前記トナーが排出されることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。 - 前記トナーカートリッジが前記現像器に装着されたとき、前記第4開口を介して露出された前記突起の一部が前記現像器に対して位置決めされることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
- 前記第2カバーは、前記突起を前記第2カバーへロックするロック部材を備え、
前記トナーカートリッジが前記現像器に装着されたとき、前記ロック部材は、前記突起のロックを解除することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のトナーカートリッジ。 - 前記ロック部材は、前記突起を前記第2カバーへロックするロック位置と、前記第2カバーへの前記突起のロックを解除する解除位置とを移動可能であり、
前記トナーカートリッジが現像器に装着される場合に、前記ロック部材は、前記現像器の一部に接触し、前記ロック部材は、前記ロック位置から前記解除位置へ移動することを特徴とする請求項4に記載のトナーカートリッジ。 - 前記第2カバーは、
前記筐体が前記第1位置に位置する場合に、前記筐体が前記シャッタに対して前記第1位置から前記第2位置へ回転する回転方向とは反対方向に、前記突起が回転することを止めるストッパをさらに備えることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。 - 前記筐体が前記第1位置に位置する場合に、前記突起が前記反対方向に回転すると、前記突起は、前記ストッパと接触することを特徴とする請求項6に記載のトナーカートリッジ。
- 前記第1カバーは、前記シャッタの前記突起を露出させるための第5開口を有し、
前記第2カバーは、前記第5開口の一部を覆う蓋部であって、前記シャッタの前記突起を露出させるための第6開口であって、前記第5開口よりも小さい第6開口を有する蓋部を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。 - 前記シャッタの前記突起は、前記第1方向に延びる円筒形状のボスを有し、
前記第2カバーは、前記ボスが嵌る穴を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。 - 前記トナー搬送ユニットは、螺旋形状を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
- 前記トナー搬送ユニットは、前記第1軸について回転可能なオーガスクリューであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
- 前記トナー搬送ユニットの一部は、前記第1内部空間内に位置し、
前記第1カバーは、前記第1方向における前記トナー搬送ユニットの一端部を覆うことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。 - 前記トナー搬送ユニットは、前記第2開口まで延びることを特徴とする請求項12に記載のトナーカートリッジ。
- 前記シャッタは、前記トナー搬送ユニットの一端部の周面に沿って延び、前記トナー搬送ユニットの一端部の前記周面を覆うことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
- 前記第1方向における長さが前記第1方向における前記第1内部空間の長さよりも短い第2内部空間であって、前記第1内部空間と接続された第2内部空間を有する第2トナー収容部において、第2方向において前記第1トナー収容部の一方側に位置する第2トナー収容部と、
前記第1方向に延びる第2軸について回転可能なアジテータであって、前記第2内部空間内のトナーを撹拌し、前記第1内部空間から前記第2内部空間へトナーを搬送するためのアジテータと、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。 - 前記アジテータは、前記第2内部空間内に位置することを特徴とする請求項15に記載のトナーカートリッジ。
- 前記第1開口は、前記第1方向において前記第2トナー収容部から離れて位置することを特徴とする請求項15または請求項16に記載のトナーカートリッジ。
- 前記第1内部空間と前記第2内部空間とは、前記第1軸と前記第2軸とを結ぶことにより定義される第2方向において並ぶことを特徴とする請求項15から請求項17のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
- 前記第1カバーは、さらに、前記第1カバーの回転方向に沿って周面に位置する複数のギア歯であって、前記第1カバーの回転方向に並ぶ複数のギア歯を有することを特徴とする請求項1から請求項18のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
- トナーカートリッジが現像器に装着されたとき、前記筐体は、前記シャッタに対して、第1位置と第2位置との間を前記第1カバーと前記第2カバーとともに回転可能であり、
前記トナーカートリッジが前記現像器に対してピボット可能である場合に、前記ギア歯は、前記現像器に設けられる開口を開閉するための現像シャッタと係合することを特徴とする請求項19に記載のトナーカートリッジ。 - 前記第1カバーは、前記第1カバーの回転方向において前記複数のギア歯と並ぶ突起であって、前記筐体が前記第2位置から前記第1位置へ回転する場合における前記第1カバーの回転方向において、前記複数のギア歯よりも上流側に位置する前記突起を、さらに備えることを特徴とする請求項20に記載のトナーカートリッジ。
- 前記突起は、前記第1カバーの回転方向において、前記複数のギア歯の間隔よりも長い間隔を隔てて、前記複数のギア歯と並ぶことを特徴とする請求項21に記載のトナーカートリッジ。
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