JP4468014B2 - 装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置 - Google Patents

装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4468014B2
JP4468014B2 JP2004054541A JP2004054541A JP4468014B2 JP 4468014 B2 JP4468014 B2 JP 4468014B2 JP 2004054541 A JP2004054541 A JP 2004054541A JP 2004054541 A JP2004054541 A JP 2004054541A JP 4468014 B2 JP4468014 B2 JP 4468014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock plate
developing device
toner cartridge
toner
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004054541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005242185A (ja
Inventor
浩昭 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2004054541A priority Critical patent/JP4468014B2/ja
Publication of JP2005242185A publication Critical patent/JP2005242185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4468014B2 publication Critical patent/JP4468014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、区画壁を有する所定の取付け部に装着された装着物の装着状態をロックする装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置に関するものである。
複写機やファクシミリ装置、さらには各種のプリンタ等の画像形成装置には、現像装置が適用されている。この現像装置は、感光体ドラムの周面に形成された静電潜像に向けてトナーを供給してトナー像を形成させるものであり、トナーを攪拌する攪拌手段や、感光体ドラムの周面へトナーを供給する現像ローラ等の内装された現像装置本体と、この現像装置本体に着脱自在に装着されて当該現像装置本体へトナーを補給するトナーカートリッジとを備えて構成されている。かかるトナーカートリッジの中には、現像装置本体に対しその上方から着脱されるようになっているものがある。
現像装置本体の上面には開閉可能なゲートが設けられているとともに、トナーカートリッジには、その底部に前記ゲートと対応した開閉可能なシャッタが設けられている。そして、トナーカートリッジを現像装置本体に装着してロック操作を施した後にシャッタの開放操作を行うことにより、トナーカートリッジと現像装置本体とが連通され、トナーカートリッジ内のトナーが現像装置本体内へ導入されるようになっている。かかる現像装置については、例えば特許文献1に記載されている。
特許第3273723号公報
ところで、上記のような従来の現像装置にあっては、トナーカートリッジを現像装置本体に対して着脱操作を行うに際し、まず、トナーカートリッジの現像装置本体に対するロックまたはロック解除操作を行ってからシャッタの開閉操作を行わなければならず、操作が少なくとも二段階で行われるため非常に面倒である。
このような問題点は、現像装置に限らず、一般に区画壁を有する所定の取付け部と、この取付け部に着脱自在に装着される装着物との間のロックおよびロック解除操作において存在するものである。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、トナーカートリッジ(装着物)の現像装置本体(取付け部)に対するロック操作やロック解除操作をワンタッチで行うことができ、これによってトナーカートリッジの現像装置本体に対する良好な着脱操作性を確保することができる装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明(装着物のロック機構)は、区画壁を有する所定の取付け部に装着される装着物の装着状態をロックする装着物のロック機構であって、前記装着物の一側壁と前記区画壁との間に所定の支持軸回りに回転可能な回転式のロックプレートが配設され、前記ロックプレートには第1凸条が設けられている一方、前記装着物には前記第1凸条と対向する第2凸条が設けられ、前記ロックプレートの前記区画壁と対向する面には、周縁面から前記支持軸の軸心を含む位置へ延びる装着溝が凹設され、前記第1凸条は、区画壁に突設された前記支持軸の軸心を曲率中心とする円弧状に形成されるとともに、前記第2凸条は、第1凸条に干渉するように設けられ、前記第1凸条は、前記装着溝から周方向に離間するに伴って突出量が漸増するような傾斜面を備えることで、前記ロックプレートの回動による第1および第2凸条の相互の干渉により前記装着物前記取付け部にロックされるように構成され、前記装着物には、前記装着溝に嵌り込む嵌入突起突設され、前記装着溝の前記軸心位置には前記嵌入突起との干渉で当該突起の相対回転を阻止する係止片が設けられ、前記装着物には、前記取付け部に装着された状態で開放されるシャッタが設けられ、前記嵌入突起は、前記ロックプレートがロック解除操作されることにより前記シャッタを閉止する一方、ロック操作されることにより前記シャッタを開放するように当該シャッタと連係されていることを特徴とするものである。
図1は、請求項1記載の発明を概念的に示した説明図である。この図に示すように、ロック機構100は、区画壁101を有する取付け部102に装着された装着物103の装着状態をロックするものである。かかるロック機構100は、装着物103の一側壁104と前記区画壁101との間に介設された回転式のロックプレート105を備えて構成されている。このロックプレート105は、例えば当該ロックプレート105と前記区画壁101との間に介設された支持軸105a回りに回動自在に軸支されることによって回転式になっている。
かかるロックプレート105には、第1凸条106が突設されている一方、前記装着物103には、第1凸条106と対向する第2凸条107が突設されている。なお、第2凸条107は、装着物103を取付け部102に据え付けた状態で、第1凸条106の周回軌道の一部に位置するように突設されている。そして、これら第1および第2凸条106,107は、前記ロックプレート105の支持軸105a回りの回動操作による相互の干渉(第1および第2凸条106,107の非干渉状態から干渉状態への移行)で装着物103がロックプレート105を介して取付け部102にロックされるようになっている。
かかるロック機構100によれば、装着物103を取付け部102へ装着した状態で、ロックプレート105を所定の方向に向けて回動操作することにより、第1および第2凸条106,107が互いに干渉し合い、これによって装着物103がロックプレート105を介して取付け部102にロックされる。
第1および第2凸条106,107の相互の干渉によって装着物103の装着状態をロックする方式については、例えば、第1および第2凸条106,107のいずれか一方の対向面に傾斜面を形成し、ロックプレート105の支持軸105a回りの回動によって他方の凸条が傾斜面に沿って相手方の凸条に乗り上げるようにし、これによる装着物103のロックプレート105からの離間によって装着物103が取付け部102内の区画壁101と対向した図略の区画壁に当止させるようにするものや、第1および第2凸条106,107の相互の干渉でそれらが互いに係合し合うようにしたもの等を挙げることができる。
そして、特に請求項1記載の発明においては、ロックプレート105の区画壁101と対向する面には、周縁面から支持軸の軸心を含む位置へ延びる装着溝(後述の実施形態では装着溝75)が凹設され、第1凸条106は、区画壁101に突設された支持軸105aの軸心を曲率中心とする円弧状に形成されるとともに、第2凸条107は、第1凸条106に干渉するように設けられ、第1凸条106は、装着溝75から周方向に離間するに伴って突出量が漸増するような傾斜面を備えることで、ロックプレート105の回動による第1および第2凸条107の相互の干渉により装着物103が取付け部102にロックされるように構成され、装着物103には、装着溝75に嵌り込む嵌入突起(後述の実施形態では嵌入突起84)が突設され、装着溝75の軸心位置には嵌入突起84との干渉で当該嵌入突起84の相対回転を阻止する係止片(後述の実施形態では係止片751)が設けられている。
かかる構成によれば、装着物103取付け部102へ装着するに際し、装着物103を、その嵌入突起84がロックプレート105の装着方向に延びた装着溝75に嵌め込まれた状態で取付け部102に装入していくことにより、当該装着物103取付け部102内に嵌め込まれていく。
そして、装着物103取付け部102内に嵌め込まれた後にロックプレート105をその支持軸105a回りに第1凸条106第2凸条107と干渉する方向に向けて回動操作することにより、装着物103は、その第2凸条107第1凸条106の傾斜面に押圧され、これによって取付け部102内をその軸支部の方向にむけて移動して取付け部102の軸支部に支持されるとともに、嵌入突起84は、斜めになった装着溝75から抜け止めされ、これによって装着物103取付け部102に対するロックが行われるとともに、装着物103のシャッタ(後述の実施形態ではシャッタ80)が開放され、装着物103内のトナーが取付け部102へ補給される。
また、取付け部102から装着物103を取り外すに際しては、ロックプレート105を支持軸105a回りに装着時と反対方向に回動操作すればよい。こうすることによって第2凸条107は、第1凸条106の傾斜面からの押圧が解除され、装着物103は、軸支部から外れるとともに、装着溝75装着物103の抜き出し方向に向くため、これと連動してシャッタ80が閉じられるため、トナーの漏れ出しが阻止された状態で装着物103取付け部102から取り外すことができる。
請求項2記載の発明(現像装置)は、請求項1記載の装着物のロック機構を用いた、画像形成装置に適用される現像装置であって、前記取付け部は、トナー像を形成させるべく感光体ドラムにトナーを供給する現像装置本体であり、前記装着物は、前記現像装置本体に着脱自在に装着されるトナーカートリッジであることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、現像装置は、請求項1のロック機構の作用と同一の作用を有するものになる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記現像装置本体は、前記トナーカートリッジを着脱するための上面開口を有する前記取付け部としてのカートリッジ保持容器を有し、前記ロックプレートは、カートリッジ保持容器の長手方向の対向壁面の一方側に支持軸回りに回動自在に軸支され、ロック機構は、前記ロックプレートのワンタッチによる前記支持軸回りの回動操作で前記トナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックおよびロック解除操作を行い得るものであることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
かかる構成を採用したことにより、トナーカートリッジをカートリッジ保持容器にその上面開口から嵌め込んだ状態で、ロックプレートをワンタッチ操作で支持軸回りに所定方向へ回動させることにより、ロック機構の作用でトナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックが行われる一方、ロックプレートをワンタッチ操作で支持軸回りに他方向へ回動させることにより、前記ロックが解除される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記シャッタは、前記トナーカートリッジが前記現像装置本体に装着された状態で開放されるように当該トナーカートリッジに設けられ、前記ロックプレートは、前記カートリッジ保持容器の長手方向の対向壁面の一方側に設けられているとともに、前記対向壁面の他方側には、前記支持軸と対向した軸支部が設けられ、前記トナーカートリッジは、前記ロックプレートと前記軸支部に支持されるように構成され、ロック機構は、前記トナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックおよびロック解除操作並びにトナーカートリッジのシャッタの開閉操作を前記ロックプレートのワンタッチによる前記支持軸回りの回動操作で同時に行い得るものであることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、トナーカートリッジを現像装置本体に対して装着するに際し、ロックプレートを所定の方向にワンタッチ操作で回動させることによりトナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックとシャッタの開放とが同時に行われるとともに、トナーカートリッジをカートリッジ保持容器から取り外すに際しても同様の逆方向に向かうワンタッチ操作でロック解除とシャッタ閉止とが同時に行われる。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明において、前記ロックプレートには、当該ロックプレートの回動操作を援助するための操作レバーが設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、操作レバーの操作でロックプレートを支持軸回りに回動操作することが可能になり、ロックプレートの操作性が良好になる。
請求項6記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記トナーカートリッジには、前記軸支部に対応した対応突起が突設され、前記軸支部は、前記対応突起が嵌り込み得る凹部または孔であることを特徴とするものである。

かかる構成を採用したことにより、トナーカートリッジの対応突起がカートリッジ保持容器の凹部または孔に単に嵌り込むことによってトナーカートリッジの他方の端部がカートリッジ保持容器に確実に保持され、軸支部の構造が簡単なものになる。
請求項1記載の発明によれば、装着物を取付け部へ装着した状態で、ロックプレートを所定の方向に向けて回動操作することにより、第1および第2凸条が互いに干渉し合い、これによって装着物がロックプレートを介して取付け部にされるため、取付け部に装着された装着物の装着状態をロックプレートのワンタッチによる回動操作で容易にロックすることが可能になり、かかるロック操作の操作性の向上によって装着物を取付け部に着脱自在に装着した上でロックするような作業の作業性が改善され、作業コストの低減化に貢献することができる。
また、ロック機構を、ロックプレートに設けた装着溝と、同第1凸条と、装着物に設けた嵌入突起と、同第1凸条に干渉する第2凸条とを備えて構成するとともに、第1凸条には、装着溝から周方向に離間するに伴って突出量が漸増するような傾斜面を備えることにより、装着物のロック機構を簡単なものにした上でワンタッチ操作で装着物の現像装置本体に対するロックおよびロック解除と、シャッタの開閉操作とを同時にを行うことができ、装着物の現像装置本体に対する着脱操作の操作性の向上に寄与することができる。
請求項2記載の発明によれば、画像形成装置に適用される現像装置ついて、トナーカートリッジの現像装置本体に対する着脱操作に関し、請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、トナーカートリッジをカートリッジ保持容器にその上面開口から嵌め込んだ状態で、ロックプレートをワンタッチ操作で支持軸回りに所定方向へ回動させることにより、ロック機構の作用でトナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックが行われる一方、ロックプレートをワンタッチ操作で支持軸回りに他方向へ回動させることにより、前記ロックが解除されるため、トナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックおよびロック解除操作が極めて容易になり、これによってトナーカートリッジの交換作業の作業性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、トナーカートリッジを現像装置本体に対して装着するに際し、ロックプレートを所定の方向にワンタッチ操作で回動させることによりトナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックとシャッタの開放とが同時に行われるとともに、トナーカートリッジをカートリッジ保持容器から取り外すに際しても同様の逆方向に向かうワンタッチ操作でロック解除とシャッタ閉止とが同時に行われるため、ロックまたはロック解除操作と、シャッタの開閉操作とを別々に行わなければならなかった従来の現像装置に比べてトナーカートリッジの着脱操作の操作性を向上させることができる。
請求項記載の発明によれば、ロックプレートには、当該ロックプレートの回動操作を
援助するための操作レバーが設けられているため、操作レバーの操作でロックプレートを支持軸回りに回動操作することが可能になり、ロックプレートの操作性をより良好なものにすることができる。
請求項記載の発明によれば、トナーカートリッジには、軸支部に対応した対応突起が突設され、軸支部として対応突起が嵌り込み得る凹部または孔を採用しているため、軸支部の構造を簡単なものにした上でトナーカートリッジをカートリッジ保持容器に確実に装着することができる。
図2は、本発明に係る現像装置(装着物のロック機構)が適用されるファクシミリ装置の一実施形態を示す外観斜視図であり、図3は、その内部構造の概要を説明するための説明図である。これらの図に示すように、ファクシミリ装置10は、上部に配置された原稿の画像情報を読み取るための読取部1と、装置本体のほぼ中央部に配置され受信した画像情報を用紙表面に形成する転写部2と、装置本体の底部に配置され転写部2に対して用紙を供給する供給部3とを備えた基本構成を有している。
読取部1には、原稿が載置される原稿台5と、原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6から排出されてきた原稿を収容する原稿排出トレイ7とを有している。原稿搬送部6には、原稿の画像情報を読み取るための画像情報読取センサ8が配置されている。また、装置の上面には各種のキーや表示部を備えた操作パネル9が配置されている。さらに、装置の上部にはハンドセット91が配置されている。
転写部2は、感光体ドラム110等を含むイメージングユニット11と、感光体ドラム110上に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像装置20と、感光体ドラム110上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写ローラ12と、受信情報に応じた画像をイメージングユニット11の感光体ドラム110表面に形成するためのレーザ装置13と、転写ローラ12により用紙の表面に転写されたトナー像を定着するための定着搬送装置14とを有している。定着搬送装置14の下流側には用紙排出トレイ15が設けられている。
給紙部3は、装置本体の側部に設けられた開口を介して着脱自在に装着された給紙カセット16と、この給紙カセット16から用紙を送り出すとともにこの用紙を転写部2に供給する給紙装置17とを有している。
なお装置本体は、上ケース10aと下ケース10bとに分かれており、上ケース10aは、ヒンジ部10cを中心に下ケース10bに対して開閉自在になっている。上ケース10aには、読取部1と、転写部2のうちイメージングユニット11、現像装置20およびレーザ装置13とが装着されており、下ケース26には、転写部2のうちの転写ローラ12及び定着搬送装置14と、給紙部3とが配置されている。
図4は、本発明に係る現像装置20の一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図である。また、図5および図6は、図4に示す現像装置20の一部切欠き組立て斜視図であり、図5は、円盤状ロックプレート70がロック解除姿勢に姿勢設定された状態、図6は、円盤状ロックプレート70がロック姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。さらに、図7は、図5のA−A剪断面図であり、図8は、図5のB−B線断面図である。なお、図4〜図8において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
これらの図に示すように、現像装置20は、現像装置本体30と、この現像装置本体3
0の上部に形成されたカートリッジ保持容器(取付け部102)40と、このカートリッジ保持容器40に着脱自在に装着されるトナーカートリッジ(装着物103)50と、カートリッジ保持容器40に装着されたトナーカートリッジ50の装着状態をロックするとともに、トナーカートリッジ50内を現像装置本体30内に連通させるロック機構60とを備えた基本構成を有している。
前記現像装置本体30は、感光体ドラム110の周面にトナーを供給して前記周面にトナー像を形成させるためのものであり、図5に示すように、感光体ドラム110と平行に配される幅方向に長尺の筐体31と、この筐体31内の前方位置に設けられた現像ローラ32と、この現像ローラ32の後方位置に設けられたスパイラルフィーダ33とを備えている。
前記現像ローラ32は、筐体31の一対の側壁311間に架設されたローラ軸321と、このローラ軸321に同心で一体的に外嵌されたゴム等の弾性材料からなるローラ本体322とから構成され、ローラ軸321回りに回転しながら筐体31内のトナーをローラ本体322の周面から感光体ドラム110の周面へ受け渡しするようになっている。
前記スパイラルフィーダ33は、筐体31の一対の側壁311間に架設されたフィーダ軸331と、このフィーダ軸331回りに螺設されたスパイラルフィン332とからなり、スパイラルフィン332のフィーダ軸331回りの回転によって現像装置本体30内のトナーを攪拌し、これによってトナーの団塊を破壊したり、トナーの粒度分布が均一なるようにしている。
前記カートリッジ保持容器40は、予めトナーが充填されたトナーカートリッジ50を着脱自在に装着するためのものであり、下部が円弧状に形成された同一形状の幅方向一対の側板(円盤状ロックプレート70側の側板は区画壁101)41と、各側板41の円弧縁部間に架設された側面視で円弧状を呈する円弧底板42と、各側板41の前方縁部間に架設された前板43と、各側板41の後方縁部間に架設された後板44とを備えて構成されている。カートリッジ保持容器40の上面には、一対の側板41、前板43およびトナー供給口48に囲まれた、トナーカートリッジ50を当該カートリッジ保持容器40に装着するための上面開口が形成されている。
前記左方の側板41には、下部の円弧状に形成された部分の曲率中心位置に曲率中心孔411が穿設されているとともに、この曲率中心孔411を囲むようになされた曲率中心孔411と同一内径寸法を備えたブッシュ412が外方に向って突設されている。また、前記右方の側板41の内面側には、幅方向で前記曲率中心孔411と対向した円形の曲率中心凹部(軸支部)413が設けられている。
前記円弧底板42の左方位置には、図4に示すように、幅方向に長尺のトナー供給口48が設けられているとともに、このトナー供給口48を開閉する開閉機構45が設けられている。図9は、開閉機構45の一実施形態を示す断面図であり、(イ)は、ゲート部材46が閉止位置に位置設定された状態、(ロ)は、ゲート部材46が開放位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。
図9に示すように、開閉機構45は、トナー供給口48を開閉するゲート部材46と、このゲート部材46をトナー供給口48の方向へ向けて押圧するコイルスプリング47とを備えて構成されている。前記ゲート部材46は、現像装置本体30の筐体31における前方側天板312上を前後方向にスライドするスライド板461と、このスライド板461の前後方向の中央部から上方に向けて突設された幅方向(図9の紙面に直交する方向)に延びるリブ462とを備えている。
一方、カートリッジ保持容器40の円弧底板42には、その前方位置にゲート部材46を挿通するための挿通窓421が開口され、ゲート部材46は、この挿通窓421を介してスライド板461が前方側天板312上を前後方向に正逆移動し、これによってスライド板461の後部がトナー供給口48を閉止した閉止位置と、トナー供給口48を開放する開放位置との間で位置変更し得るようになっている。
そして、トナーカートリッジ50がカートリッジ保持容器40に装着されていない状態では、ゲート部材46は、コイルスプリング47の付勢力によって、図9の(イ)に示すように、トナー供給口48が塞がれた閉止位置に位置設定される一方、トナーカートリッジ50がカートリッジ保持容器40に装着された状態では、トナーカートリッジ50の円弧底板52がリブ462と干渉することによってコイルスプリング47の付勢力に抗して前方に移動し、これによってトナー供給口48が、図9の(ロ)に示すように開放されるようになっている。
かかる開閉機構45によれば、トナーカートリッジ50をカートリッジ保持容器40内に押し込むことによって今まで閉じられていたゲート部材46が自動的に開放される一方、トナーカートリッジ50をカートリッジ保持容器40から抜き出すことによってゲート部材46がコイルスプリング47の付勢力で自動的に閉じられるため、ゲート部材46の開閉操作を別途行うことなくトナー供給口48は必要なとき(すなわちトナーカートリッジ50内のトナーをカートリッジ保持容器40内に補給するとき)以外常に閉じられた状態になり、現像装置本体30内からのトナー供給口48を介したトナーの飛散が有効に防止される。
前記トナーカートリッジ50は、下部が円弧状に形成された同一形状の幅方向一対の側板(一方の側板は一側壁104)51と、各側板51の円弧縁部間に架設された側面視で円弧状を呈する円弧底板52と、各側板51の前方縁部間に架設された前板53と、各側板41の後方縁部間に架設された後板54と、上面開口を閉止する蓋体55とを備えて構成されている。蓋体55は、トナーカートリッジ50内にトナーが充填された後に側板51、前板53および後板54の各上縁部に密着固定されるようになっている。
前記各側板51の円弧部分の曲率半径は、カートリッジ保持容器40の側板41の円弧部分の曲率半径より若干小さめに寸法設定され、これによってトナーカートリッジ50は、略密着状態でカートリッジ保持容器40内に嵌め込み得るようになっている。
また、前記左方の側板51には、下部の円弧状に形成された部分の曲率中心位置に前記カートリッジ保持容器40の曲率中心孔411と対応した曲率中心孔511が穿設されているとともに、右方の側板51の外面側には、前記カートリッジ保持容器40の右方の側板41に設けられた曲率中心凹部413に摺接状態で嵌り込む柱状突起512が突設されている。この柱状突起512は、トナーカートリッジ50のカートリッジ保持容器40への装着に際し、カートリッジ保持容器40の曲率中心凹部413へ嵌め込まれるものである。
また、左側の側板51における曲率中心孔511の上方位置の適所には、後述する円盤状ロックプレート70の円弧凸条76に対応する外方へ向って突出した干渉突起(第2凸条107)57が設けられている。
また、前記円弧底板52の左方位置には、図4に示すように、前記カートリッジ保持容器40のトナー供給口48に対応した幅方向に長尺のトナー排出口56が設けられ、トナーカートリッジ50内のトナーは、このトナー排出口56および前記トナー供給口48を
通って現像装置本体30内に供給されるようになっている。
前記ロック機構60は、図4に示すように、カートリッジ保持容器40側に装着される円盤状ロックプレート(ロックプレート105)70と、トナーカートリッジ50側に装着され、かつ、トナーカートリッジ50がカートリッジ保持容器40に装着されることで前記円盤状ロックプレート70とリンクされるシャッタ80とからなっている。なお、図4では、円盤状ロックプレート70は、その右面側を示すために、カートリッジ保持容器40への被装着姿勢から平面視で時計方向に90°回した状態のものをカートリッジ保持容器40の外側に示している。かかる外側に示した円盤状ロックプレート70は、それを白抜き矢印で示すように平面視で反時計方向に90°回してカートリッジ保持容器40内に装着されることになる。
このような円盤状ロックプレート70は、円形のプレート本体71と、このプレート本体71の中心位置から同心で左方に向けて突設された中心軸(支持軸)72と、プレート本体71の周面から径方向の外方に向けて突設された操作レバー73とを備えている。前記中心軸72は、外径寸法が前記カートリッジ保持容器40の曲率中心孔411に摺接状態で嵌入され得るように寸法設定されているとともに、突出量がブッシュ412の突出量より側板41の厚み分だけ大きく設定されている。
かかる中心軸72の中心位置には、ねじ孔721が螺設されている。そして、中心軸72が側板41の内側から曲率中心孔411およびブッシュ412に差し通された状態で、ブッシュ412より大径のワッシャ741を有する雄ねじ74が前記ねじ孔721に螺着され、これによって円盤状ロックプレート70が中心軸72回りに回動自在にカートリッジ保持容器40の左方の側板41に抜け止め状態で取り付けられるようになっている。
また、前記プレート本体71の右面側(図4において正規の装着位置から時計方向に90°回したものでは後面側)には、周縁面から中心位置に向けて径方向に延びるように凹設された操作レバー73と直交する装着溝75が設けられている。この装着溝75は、溝幅寸法が後述の嵌入突起84の径寸法より僅かに幅広に設定されているとともに、装着溝75内の基端側には、溝幅の中央位置において装着溝75の延びる方向に向けて突設された係止片751が設けられている。
また、プレート本体71には、装着溝75の長手方向の略中央位置から操作レバー73に向けて同心で膨設された円弧凸条76が設けられている。この円弧凸条76は、トナーカートリッジ50の左側の側板51に突設された前記干渉突起57と対向する位置に設けられている。かかる円弧凸条(第1凸条)76は、装着溝75から操作レバー73へ向うに従い厚み寸法(膨出量)が漸増するような傾斜面761を有している。
このような円盤状ロックプレート70は、カートリッジ保持容器40の左側の側板41に装着された状態で操作レバー73の操作によって中心軸72回りに正逆回動されることにより、操作レバー73が前方に向けて突出し図5に示すようなたロック解除姿勢と、操作レバー73が上方に向けて突出した図6に示すようなロック姿勢との間で姿勢変更可能になっている。そして、カートリッジ保持容器40の前板43には、ロック解除姿勢に姿勢設定されたプレート本体71の操作レバー73を逃すための逃し凹溝431が設けられている。
前記シャッタ80は、トナーカートリッジ50のトナー排出口56を開閉自在に閉止するシャッタ本体81と、このシャッタ本体81の幅方向両端部から側板51の曲率中心位置に向けて延設された幅方向一対の支持アーム82とを備えて構成されている。前記シャッタ本体81は、トナー排出口56を覆い得るように寸法設定されているとともに、X方
向から見た断面形状が円弧状を呈してトナーカートリッジ50の円弧底板52の内面に摺接し得るように形状設定されている。
かかるシャッタ80の右側の支持アーム82を支持するために、円弧底板52には、トナー排出口56の右端部より若干右方位置に上方に向かって突設された支持板521が設けられている。そして、右側の支持アーム82は、この支持板521に設けられた側板51の曲率中心線と同心の支軸83回りに回動自在に軸支されているとともに、左側の支持アーム82には左側の側板51に穿設された前記曲率中心孔511に対応した位置から外方に向って突出した嵌入突起84が設けられている。この嵌入突起84は、径寸法が曲率中心孔511の内径寸法より僅かに小さく設定され、これによって曲率中心孔511に摺接状態で嵌入し得るようになっている。
そして、嵌入突起84が曲率中心孔511に嵌入されるとともに、右側の支持アーム82が支軸83に軸支されることにより、シャッタ80は、支軸83および嵌入突起84の共通の軸心回りに回動可能にトナーカートリッジ50内に装着され、シャッタ本体81がトナー排出口56を覆った閉止姿勢と、シャッタ本体81がトナー排出口56を開放した開放姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。
また、前記嵌入突起84には、その周面の下方位置から軸心に向って切り込まれることによって形成した切込み凹部841が設けられている。この切込み凹部841は、前記プレート本体71の装着溝75の奥部に設けられた係止片751に外嵌し得るように形状設定されている。したがって、円盤状ロックプレート70がロック解除姿勢に姿勢設定された状態でトナーカートリッジ50を、図5に示すように、カートリッジ保持容器40内に嵌め込んでいくと、嵌入突起84がプレート本体71の装着溝75に案内されつつ下降し、切込み凹部841が係止片751に外嵌して両者は同心で一体回転可能になる。
以下、本発明の作用について図10を基に詳細に説明する。図10は、本発明に係るロック機構60の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、トナーカートリッジ50がカートリッジ保持容器40に嵌め込まれた直後の状態、(ロ)は、カートリッジ保持容器40に嵌め込まれたトナーカートリッジ50がロック(抜け止め)された状態をそれぞれ示している。なお、図10において、(イ)および(ロ)に付された添え字の「a」は、正面視の断面図であることを示し、添え字の「b」は、側面視の断面図であることを示している。また、図10では、開閉機構45を示すと図が複雑になって見難くなるためその図示を省略している。
まず、図10の(イ)に示すように、トナーカートリッジ50は、円盤状ロックプレート70のプレート本体71がロック解除姿勢に姿勢設定された状態、すなわち、操作レバー73が横に向くとともに、装着溝75が上に向いた状態で嵌入突起84が装着溝75に嵌め込まれることによりカートリッジ保持容器40内に嵌装されている。
そして、この状態では、図10の(イ)−aに示すように、嵌入突起84の切込み凹部841がプレート本体71の係止片751に外嵌されて嵌入突起84とプレート本体71とは相対的に回り止め状態になっているとともに、図10の(イ)−bに示すように、トナーカートリッジ50は、カートリッジ保持容器40内で左方に寄ってトナーカートリッジ50の柱状突起512がカートリッジ保持容器40の曲率中心凹部413に嵌り込まないロック解除状態になっている。また、シャッタ80が閉止姿勢に姿勢設定されることによってトナーカートリッジ50のトナー排出口56がシャッタ本体81によって閉止されている。したがって、トナーカートリッジ50内に充填されているトナーがトナー排出口56を介して排出されることはない。
この状態で、操作レバー73を指で摘んでプレート本体71を図10の(イ)における時計方向に向けて回動させると、係止片751および切込み凹部841を介して共回り可能になっている嵌入突起84が時計方向へ回動し、図10の(ロ)に示すように、円盤状ロックプレート70が開放姿勢に姿勢設定された状態になる。
そして、この状態においては、図10の(ロ)−bに示すように、トナーカートリッジ50の干渉突起57が円盤状ロックプレート70の円弧凸条76の傾斜面761を相対的にすり上ってトナーカートリッジ50を右方に押圧するため、これによるトナーカートリッジ50の右方への移動で柱状突起512がカートリッジ保持容器40の曲率中心凹部413へ嵌り込むことになる。
この場合、シャッタ80の左方の支持アーム82から突設された嵌入突起84は、カートリッジ保持容器40内でトナーカートリッジ50が右方へ移動しても、装着溝75から外れることがないように支持アーム82からの突出量が設定されている。したがって、図10の(イ)に示す円盤状ロックプレート70がロック解除姿勢に姿勢設定された状態から、操作レバー73の操作による円盤状ロックプレート70の時計方向へ向かう回動で、円盤状ロックプレート70が、図10の(ロ)に示すように、ロック姿勢に姿勢変更されることにより、トナーカートリッジ50は、抜け止め状態でカートリッジ保持容器40に装着されることになる。
そして、円盤状ロックプレート70がロック解除姿勢からロック姿勢に姿勢変更されることにより、切込み凹部841が係止片751に嵌り込んでいる嵌入突起84が軸心回りに時計方向に向けて回動される。これによってシャッタ本体81も嵌入突起84と一体回動して図10の(ロ)−bに示すように開放姿勢に姿勢設定されるため、トナーカートリッジ50のトナー排出口56が開放され、これによってトナーカートリッジ50内のトナーがトナー排出口56を介して現像装置本体30へ向けて排出される。
一旦カートリッジ保持容器40に装着されたトナーカートリッジ50を取り外すに際しては、図10の(ロ)に示す上方に突出した操作レバー73を嵌入突起84回りに反時計方向に回動操作すればよい。こうすることでシャッタ本体81が支軸83および嵌入突起84の軸心回りに反時計方向に回動してトナー排出口56がシャッタ本体81により閉止されるとともに、円盤状ロックプレート70のプレート本体71が回動して干渉突起57に対する円弧凸条76の干渉が解消される。
この状態でトナーカートリッジ50を右方に移動させることにより、柱状突起512が曲率中心凹部413から外れるため(図10の(イ)の状態)、トナーカートリッジ50を引き上げることによってカートリッジ保持容器40から取り外すことができる。
以上詳述したように、本実施形態に係る現像装置20は、トナー像を形成させるべく感光体ドラム110にトナーを供給する現像装置本体30と、この現像装置本体30の上部に付設されたカートリッジ保持容器40と、このカートリッジ保持容器40に着脱自在に装着されるトナー補給用のトナーカートリッジ50とを備えてなるものであり、このトナーカートリッジ50には、カートリッジ保持容器40に装着された状態で開放されるシャッタ80が設けられ、カートリッジ保持容器40の長手方向の対向壁面の一方側には、中心軸72回りに回動自在に円盤状ロックプレート70が設けられているとともに、他方側には中心軸72と対向した曲率中心凹部413が設けられている一方、トナーカートリッジ50は、円盤状ロックプレート70と曲率中心凹部413とに支持されるように構成され、トナーカートリッジ50のカートリッジ保持容器40に対するロックおよびロック解除操作並びにトナーカートリッジ50のシャッタ80の開閉操作を円盤状ロックプレート70のワンタッチによる中心軸72回りの回動操作で同時に行い得るロック機構60が設
けられている。
したがって、トナーカートリッジ50をカートリッジ保持容器40へ装着するに際し、円盤状ロックプレート70を所定の方向にワンタッチ操作で回動させることによりトナーカートリッジ50のカートリッジ保持容器40に対するロックとシャッタ80の開放とが同時に行われるとともに、トナーカートリッジ50をカートリッジ保持容器40から取り外すに際しても同様の逆方向に向かうワンタッチ操作でロック解除とシャッタ80閉止とが同時に行われるため、ロックまたはロック解除操作と、シャッタ80の開閉操作とを別々に行わなければならなかった従来の現像装置に比べてトナーカートリッジ50の着脱操作の良好な操作性を得ることができる。
前記ロック機構60は、円盤状ロックプレート70の内側の面に凹設された周縁面から中心軸72の軸心を含む位置へ延びる装着溝75と、同内側の面に突設された軸心を曲率中心とする円弧凸条76と、トナーカートリッジ50の左側の側板51に突設され、かつ、装着溝75に嵌り込む嵌入突起84と、同左側の側板51に突設され、かつ、円弧凸条76に干渉する干渉突起57とを備えて構成されている。
そして、前記円弧凸条76は、装着溝75から周方向に離間するに伴って突出量が漸増するような傾斜面761を備え、装着溝75の軸心位置には嵌入突起84との干渉で当該突起の相対回転を阻止する係止片751が設けられ、嵌入突起84は、円盤状ロックプレート70がロック解除操作されることによりシャッタ80を閉止する一方、ロック操作されることによりシャッタ80を開放するように当該シャッタ80と連係されているため、トナーカートリッジ50をカートリッジ保持容器40へ装着するに際し、トナーカートリッジ50を、その嵌入突起84がプレート本体71の装着方向に延びた装着溝75に嵌め込まれた状態でカートリッジ保持容器40に装入していくことにより、当該トナーカートリッジ50はカートリッジ保持容器40内に嵌め込まれていく。
そして、トナーカートリッジ50がカートリッジ保持容器40内に嵌め込まれた後に円盤状ロックプレート70をその中心軸72回りに円弧凸条76が干渉突起57と干渉する方向に向けて回動操作することにより、トナーカートリッジ50は、その干渉突起57が円弧凸条76の傾斜面761に押圧され、これによってカートリッジ保持容器40内をその曲率中心凹部413の方向にむけて移動してカートリッジ保持容器40の曲率中心凹部413に嵌入するとともに、嵌入突起84は、横向きになった装着溝75から抜け止めされ、これによってトナーカートリッジ50のカートリッジ保持容器40に対するロックが行われるとともに、トナーカートリッジ50のシャッタ80が開放され、トナーカートリッジ50内のトナーが現像装置本体30へ補給される。
また、カートリッジ保持容器40からトナーカートリッジ50を取り外すに際しては、円盤状ロックプレート70を中心軸72回りに装着時と反対方向に回動操作すればよい。こうすることによって干渉突起57は、円弧凸条76の傾斜面761からの押圧が解除され、トナーカートリッジ50は、曲率中心凹部413から外れるとともに、装着溝75がトナーカートリッジ50の抜き出し方向に向くため、これと連動してシャッタ80が閉じられるため、トナーの漏れ出しが阻止された状態でトナーカートリッジ50をカートリッジ保持容器40から取り外すことができる。
このようにロック機構60を、円盤状ロックプレート70に設けた装着溝75と、同円弧凸条76と、トナーカートリッジ50に設けた嵌入突起84と、同円弧凸条76に干渉する干渉突起57とを備えて構成するとともに、円弧凸条76には、装着溝75から周方向に離間するに伴って突出量が漸増するような傾斜面761を備えることにより、トナーカートリッジ50のロック機構60を簡単なものにした上でワンタッチ操作でトナーカー
トリッジ50のカートリッジ保持容器40に対するロックおよびロック解除と、シャッタ80の開閉操作とを同時にを行うことが可能になる。
また、円盤状ロックプレート70には、当該円盤状ロックプレート70の回動操作を援助するための操作レバー73が設けられているため、操作レバー73の操作で円盤状ロックプレート70を中心軸72回りに回動操作することが可能になり、円盤状ロックプレート70の良好な操作性を確保することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、本発明の請求項1に係るロック機構100がファクシミリ装置10の現像装置20に適用されているが、本発明は、ロック機構100が現像装置20に適用されることに限定されるものではなく、感光体ドラム110をユニット化したいわゆるドラムユニットと、このドラムユニットを支持するファクシミリ装置10の上ケース10aの所定のフレームとの間に介設してもよいし、ユニット化された定着搬送装置14と、この定着搬送装置14を支持するファクシミリ装置10の上ケース10aの所定のフレームとの間に介設してもよい。
また、ロック機構100が適用される画像形成装置がファクシミリ装置10であることに限定されるものではなく、複写機であってもよいし、コンピュータに接続された各種のプリンタであってもよい。
(2)上記の実施形態において、カートリッジ保持容器40の右側の側板41に設けられた曲率中心凹部413内にコイルスプリングを内装してもよい。こうすることによって曲率中心凹部413に嵌入したトナーカートリッジ50の柱状突起512は、コイルスプリングの付勢力によって円盤状ロックプレート70の方向へ向けて押圧されるため、ロック姿勢に姿勢設定された円盤状ロックプレート70をロック解除姿勢に姿勢変更した状態で、トナーカートリッジ50は、それを手操作で円盤状ロックプレート70側に移動させなくても、コイルスプリングの付勢力で自動的に移動し、その分トナーカートリッジ50のカートリッジ保持容器40からの取り外し操作の操作性を向上させることができる。
(3)上記の実施形態においては、カートリッジ保持容器40の右側の側板41に曲率中心凹部413が凹設されている一方、トナーカートリッジ50の側板51に曲率中心凹部413と対向した柱状突起512が凸設されているが、こうする代わりにトナーカートリッジ50の側板51側に凹部を設けるとともに、カートリッジ保持容器40の側板41側に前記凹部に嵌入する凸部を設けてもよい。
(4)上記の実施形態においては、円盤状ロックプレート70側に円弧凸条76が設けられている一方、トナーカートリッジ50側に円弧凸条76と対向する干渉突起57が設けられているが、こうする代わりに円盤状ロックプレート70側に干渉突起を設けるとともに、トナーカートリッジ50側に円弧凸条を設けてもよい。
(5)上記の実施形態においては、円盤状ロックプレート70の回動範囲を90°に設定しているが、本発明は、円盤状ロックプレート70の回動範囲が90°であることに限定されるものではなく、90°以下であってもよいし、90°を越えてもよい。
請求項1記載の発明を概念的に示した説明図である。 本発明に係る現像装置が適用されるファクシミリ装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 図2示すファクシミリ装置の内部構造の概要を説明するための説明図である。 本発明に係る現像装置の一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図である。 図4に示す現像装置の一部切欠き組立て斜視図であり、円盤状ロックプレートがロック解除姿勢に姿勢設定された状態を示している。 図4に示す現像装置の一部切欠き組立て斜視図であり、円盤状ロックプレートがロック姿勢に姿勢設定された状態を示している。 図5のA−A剪断面図である。 図5のB−B線断面図である。 開閉機構の一実施形態を示す断面図であり、(イ)は、ゲート部材が閉止位置に位置設定された状態、(ロ)は、ゲート部材が開放位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。 本発明に係るロック機構の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、トナーカートリッジがカートリッジ保持容器0に嵌め込まれた直後の状態、(ロ)は、カートリッジ保持容器に嵌め込まれたトナーカートリッジがロック(抜け止め)された状態をそれぞれ示している。
100 ロック機構 101 区画壁
102 取付け部 103 装着物
104 一側壁 105 ロックプレート
105a 支持軸 106 第1凸条
107 第2凸条
10 ファクシミリ装置 10a 上ケース
10b 下ケース 10c ヒンジ部
1 読取部 2 転写部
11 イメージングユニット 110 感光体ドラム
12 転写ローラ 13 レーザ装置
14 定着搬送装置 3 給紙部
15 用紙排出トレイ 16 給紙カセット
17 給紙装置 20 現像装置
30 現像装置本体 31 筐体
311 側壁 312 前方側天板
32 現像ローラ 321 ローラ軸
322 ローラ本体 33 スパイラルフィーダ
331 フィーダ軸 332 スパイラルフィン
40 カートリッジ保持容器(取付け部)
41 側板(区画壁) 411 曲率中心孔
412 ブッシュ 413 曲率中心凹部(軸支部)
42 円弧底板 421 挿通窓
43 前板
431 逃し凹溝 44 後板
45 開閉機構 46 ゲート部材
461 スライド板 462 リブ
47 コイルスプリング 48 トナー供給口
50 トナーカートリッジ(装着物)
51 側板(一側壁) 511 曲率中心孔
512 柱状突起 52 円弧底板
521 支持板 53 前板
54 後板 55 蓋体
56 トナー排出口 57 干渉突起(第2凸条)
60 ロック機構 70 円盤状ロックプレート(ロックプレート)
71 プレート本体 72 中心軸(支持軸)
721 ねじ孔 73 操作レバー
74 雄ねじ 741 ワッシャ
75 装着溝 751 係止片
76 円弧凸条(第1凸条) 761 傾斜面
80 シャッタ 81 シャッタ本体
82 支持アーム 83 支軸
84 嵌入突起 841 切込み凹部

Claims (6)

  1. 区画壁を有する所定の取付け部に装着される装着物の装着状態をロックする装着物のロック機構であって、
    前記装着物の一側壁と前記区画壁との間に所定の支持軸回りに回転可能な回転式のロックプレートが配設され、
    前記ロックプレートには第1凸条が設けられている一方、前記装着物には前記第1凸条と対向する第2凸条が設けられ、
    前記ロックプレートの前記区画壁と対向する面には、周縁面から前記支持軸の軸心を含む位置へ延びる装着溝が凹設され、
    前記第1凸条は、区画壁に突設された前記支持軸の軸心を曲率中心とする円弧状に形成されるとともに、前記第2凸条は、第1凸条に干渉するように設けられ、
    前記第1凸条は、前記装着溝から周方向に離間するに伴って突出量が漸増するような傾斜面を備えることで、前記ロックプレートの回動による第1および第2凸条の相互の干渉により前記装着物前記取付け部にロックされるように構成され、
    前記装着物には、前記装着溝に嵌り込む嵌入突起突設され、
    前記装着溝の前記軸心位置には前記嵌入突起との干渉で当該突起の相対回転を阻止する係止片が設けられ、
    前記装着物には、前記取付け部に装着された状態で開放されるシャッタが設けられ、
    前記嵌入突起は、前記ロックプレートがロック解除操作されることにより前記シャッタを閉止する一方、ロック操作されることにより前記シャッタを開放するように当該シャッタと連係されていることを特徴とする装着物のロック機構。
  2. 請求項1記載の装着物のロック機構を用いた、画像形成装置に適用される現像装置であって、前記取付け部は、トナー像を形成させるべく感光体ドラムにトナーを供給する現像装置本体であり、前記装着物は、前記現像装置本体に着脱自在に装着されるトナーカートリッジであることを特徴とするロック機構を用いた現像装置。
  3. 前記現像装置本体は、前記トナーカートリッジを着脱するための上面開口を有する前記取付け部としてのカートリッジ保持容器を有し、
    前記ロックプレートは、カートリッジ保持容器の長手方向の対向壁面の一方側に支持軸回りに回動自在に軸支され、
    ロック機構は、前記ロックプレートのワンタッチによる前記支持軸回りの回動操作で前記トナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックおよびロック解除操作を行い得るものであることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 前記シャッタは、前記トナーカートリッジが前記現像装置本体に装着された状態で開放されるように当該トナーカートリッジに設けられ、
    前記ロックプレートは、前記カートリッジ保持容器の長手方向の対向壁面の一方側に設けられているとともに、前記対向壁面の他方側には、前記支持軸と対向した軸支部が設けられ、
    前記トナーカートリッジは、前記ロックプレートと前記軸支部に支持されるように構成され、
    ロック機構は、前記トナーカートリッジのカートリッジ保持容器に対するロックおよびロック解除操作並びにトナーカートリッジのシャッタの開閉操作を前記ロックプレートのワンタッチによる前記支持軸回りの回動操作で同時に行い得るものであることを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. 前記ロックプレートには、当該ロックプレートの回動操作を援助するための操作レバーが設けられていることを特徴とする請求項乃至4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記トナーカートリッジには、前記軸支部に対応した対応突起が突設され、前記軸支部は、前記対応突起が嵌り込み得る凹部または孔であることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
JP2004054541A 2004-02-27 2004-02-27 装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置 Expired - Fee Related JP4468014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004054541A JP4468014B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004054541A JP4468014B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005242185A JP2005242185A (ja) 2005-09-08
JP4468014B2 true JP4468014B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=35023962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004054541A Expired - Fee Related JP4468014B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4468014B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3660590A1 (en) 2018-11-27 2020-06-03 Ricoh Company, Ltd. Powder container, process cartridge, and image forming apparatus

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5094098B2 (ja) * 2006-11-27 2012-12-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
MX337912B (es) 2010-12-03 2016-03-28 Ricoh Co Ltd Recipiente de polvo, dispositivo de suministro de polvo y aparato de formación de imágenes.
CA3039367C (en) 2011-11-25 2023-01-31 Ricoh Company, Limited Powder container and image forming apparatus
CA2975462C (en) 2012-06-03 2019-12-31 Ricoh Company, Limited Powder container and image forming apparatus
US9465317B2 (en) 2013-02-25 2016-10-11 Ricoh Company, Ltd. Nozzle insertion member, powder container, and image forming apparatus
KR101967125B1 (ko) 2013-03-15 2019-04-08 가부시키가이샤 리코 분체 용기 및 화상 형성 장치
US10866537B2 (en) 2018-03-13 2020-12-15 Ricoh Company, Ltd. Powder container having contact portion to contact a restriction member

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3660590A1 (en) 2018-11-27 2020-06-03 Ricoh Company, Ltd. Powder container, process cartridge, and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005242185A (ja) 2005-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5255955B2 (ja) トナーカートリッジの着脱構造
JP5719339B2 (ja) 画像形成装置及びトナー容器
EP2610680B1 (en) Movable Toner Port Cover Member for a Replaceable Unit of an Imaging Device
JP6304116B2 (ja) 現像剤補給装置、およびこれを備えた現像装置、画像形成装置、現像剤補給装置に装着される現像剤収容容器
JP2009175403A (ja) 現像剤収容器及び画像形成装置
JP6304117B2 (ja) 現像剤補給装置、およびこれを備えた現像装置、画像形成装置、現像剤補給装置に装着される現像剤収容容器
JP2008003403A (ja) 画像形成装置の開閉カバーのロック機構
JP4468014B2 (ja) 装着物のロック機構およびこれを用いた現像装置
EP2811344B1 (en) Image formation device and toner container
JP2015152807A (ja) 画像形成装置
JP2008170896A (ja) トナーコンテナ
WO2013141219A1 (ja) 画像形成装置
JP5719795B2 (ja) 画像形成装置
JP5481502B2 (ja) 画像形成装置及び現像器
JP4357992B2 (ja) ロック機構およびこの機構が適用された現像装置
JP7013187B2 (ja) トナーカートリッジ、トナー供給機構
JP6288962B2 (ja) シャッタ機構、現像剤収容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2021165861A (ja) トナーカートリッジ
JP2008292545A (ja) 画像形成装置
JP6337827B2 (ja) 現像剤補給装置、およびこれを備えた現像装置、画像形成装置、現像剤補給装置に装着される現像剤収容容器
JP5891281B2 (ja) 画像形成装置
JP2020118808A (ja) トナー容器及び画像形成装置
JP4443295B2 (ja) 扉開放支持機構及びそれを備えた画像形成装置
JP6917009B2 (ja) トナーカートリッジ
JP4223346B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees