JP2017182005A - トナーカートリッジ - Google Patents

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英志 西山
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Naoya Kamimura
直哉 神村
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Abstract

【課題】トナーを円滑に搬送し、トナーの排出量を調整できるトナーカートリッジを提供すること。【解決手段】トナーカートリッジ1は、筐体2と、アジテータ3と、オーガ4とを備える。筐体2は第1内部空間2Dと、内容積が第1内部空間2Dの内容積よりも小さく、第1方向における長さが第1方向における第1内部空間2Dの長さよりも長い第2内部空間2Eと、第2内部空間2E内のトナーが排出されることを許容する第1開口11を有する。第1開口11は、第1方向において第1内部空間2Dから離れて位置する。第1内部空間2Dおよび第2内部空間2Eは、円筒形状である。第1内部空間2Dを覆う第1側面部73は、第2内部空間2Eを覆う第2側面部74と接続される。アジテータ3は、第1内部空間2Dから第2内部空間2Eへトナーを搬送する。オーガ4は、第2内部空間2Eから第1開口11へトナーを搬送する。【選択図】図1

Description

本開示は、トナーカートリッジに関する。
従来、画像形成装置に対して着脱可能なトナーカートリッジが知られている。トナーカートリッジは、トナーを収容する。
例えば、特許文献1に記載されるように、トナーを収容するための筺体と、トナーを排出するための開口と、アジテータと、オーガと、を備えるトナーカートリッジが知られている。アジテータおよびオーガは、筺体の内部空間内に配置されている。アジテータは、内部空間内のトナーをオーガに搬送する。オーガは、アジテータによって搬送されたトナーを、開口に搬送する。
特開2015−141254号公報
しかしながら、特許文献1のトナーカートリッジでは、アジテータによって、一度に、多くのトナーが、オーガに搬送されてしまうと、オーガの回転トルクが増大してしまい、開口に安定してトナーを搬送できないことが考えられる。
そこで、本開示の目的は、アジテータからオーガへのトナー供給量を調整できるトナーカートリッジを提供することにある。
(1)本開示のトナーカートリッジは、筐体と、アジテータと、オーガとを備える。筐体は、第1方向に延びる。筐体は、第1トナー収容部と、第2トナー収容部とを有する。第1トナー収容部は、第1方向に延び、第1内部空間を有する。第1トナー収容部は、第1内部空間にトナーを収容する。第2トナー収容部は、第2内部空間を有する。第2内部空間は、内容積が第1内部空間の内容積よりも小さく、第1方向における長さが第1方向における第1内部空間の長さよりも長い。第2内部空間は、第1内部空間と接続されている第2トナー収容部は、第2方向において第1トナー収容部の一方側に位置する。第2トナー収容部は、第2内部空間にトナーを収容する。第2トナー収容部は、第1方向に延び、その一端部に、第1開口を有する。第1開口は、第2内部空間内のトナーが排出されることを許容する。第1開口は、第1方向において第1トナー収容部から離れて位置する。
アジテータは、第1方向に延びる第1軸について回転可能である。アジテータは、第1内部空間内のトナーを撹拌し、第1内部空間から第2内部空間へトナーを搬送する。
オーガは、第1方向に延び、第1方向に延びる第2軸について回転可能である。オーガは、第2内部空間から第1開口へトナーを搬送する。
第1内部空間は、第1方向に延びる円筒形状である。
第2内部空間は、第1方向に延びる円筒形状である。
第1トナー収容部の側面の一部を有する第1側面部は、第2トナー収容部の側面の一部を有する第2側面部と接続される。
このような構成によれば、アジテータは、第1内部空間から、第1内部空間の内容積よりも小さな内容積を有する第2内部空間へトナーを搬送する。そして、オーガは、第2内部空間内のトナーを、第1方向において第1トナー収容部から離れて位置する第1開口へ搬送する。搬送されたトナーは、第1開口から排出される。
ここで、第1内部空間は、第1方向に延びる円筒形状であり、第2内部空間は、第1方向に延びる円筒形状である。そして、第1トナー収容部の側面の一部を有する第1側面部は、第2トナー収容部の側面の一部を有する第2側面部と接続される。
そのため、第1内部空間と第2内部空間との接続部分を絞りながら、第1内部空間から、第1内部空間の内容積よりも小さな内容積を有する第2内部空間へトナーを搬送することができる。
これにより、第1内部空間から第2内部空間へ搬送されるトナーの量を減らすことができるとともに、第1内部空間から第2内部空間へ搬送されるトナーの量を、第2内部空間の大きさで制限することができる。
また、その一方で、第1内部空間には、第1方向において第1内部空間よりも長い第2内部空間が接続しているので、第1内部空間のトナーを第2内部空間に円滑に搬送することができる。
その結果、トナーカートリッジは、トナーを円滑に搬送し、トナーの排出量を調整できる。
(2)トナーカートリッジは、さらに、カバーを備えてもよい。カバーは、第1方向における第2トナー収容部の一端部に位置し、第1開口を覆う。カバーは、面積が第1開口よりも小さい第2開口であって、第1開口を介して排出されるトナーが排出されることを許容するための第2開口を有する。
(3)第1方向におけるオーガの一端部は、第2トナー収容部の第1開口およびカバーの第2開口から露出されてもよい。カバーは、オーガの一端部を覆い、かつ、オーガの回転方向に沿って延びてもよい。
(4)筐体は、第1内面と、第1方向において第1内面から離れた第2内面とを有する。第1内部空間は、第1方向において、第1内面から第2内面まで延びてもよい。第1側面部は、第1内面から第2内面まで延び、第1内面から第2内面まで第2側面部と接続されてもよい。
(5)第1側面部は、第1軸を中心とした中心角度Aの範囲に延びてもよい。第2側面部は、第2軸を中心とした中心角度Bの範囲に延びてもよい。中心角度Aは、180度より大きくてもよい。中心角度Bは、180度より大きくてもよい。
(6)第1内部空間の第1軸を中心とした第1内径は、第2内部空間の第2軸を中心とした第2内径よりも大きくてもよい。
(7)トナーカートリッジは、さらに、アジテータギアと、オーガギアと、アイドルギアとを備えてもよい。アジテータギアは、アジテータに装着され、アジテータと共に回転可能であってもよい。オーガギアは、オーガに装着され、オーガと共に回転可能であってもよい。アイドルギアは、アジテータギアとオーガギアと噛み合うアイドルギアとを備えてもよい。アジテータギアの径は、オーガギアの径よりも大きくてもよい。
(8)トナーカートリッジは、第1リブを備えてもよい。第1リブは、第1トナー収容部の側面に位置する外表面の一部である第1外表面と第2トナー収容部の側面に位置する外表面の一部である第2外表面とを第2方向に連結する。
(9)トナーカートリッジは、第1トナー収容部の側面に位置する外表面の一部である第1外表面に、第1方向に延びる第2リブを備えてもよい。
(10)アジテータは、第2方向にトナーを搬送してもよい。オーガは、第1方向にトナーを搬送してもよい。
このような構成によれば、アジテータによるトナーの搬送方向と、オーガによるトナーの搬送方向とは、互いに異なる。そのため、第1開口に安定してトナーを搬送するためには、オーガを安定して駆動させる必要がある。ここで、上記したように、トナーカートリッジは、第1内部空間と第2内部空間との接続部分を絞りながら、第1内部空間から、第1内部空間の内容積よりも小さな内容積を有する第2内部空間へトナーを搬送することができる。そのため、アジテータからオーガへ搬送されるトナーの量を減らすことができる。その結果、オーガの回転トルクの増大を抑制でき、オーガによって、トナーを、安定して第1開口に搬送できる。
本開示のトナーカートリッジは、トナーを円滑に搬送し、トナーの排出量を調整できる。
図1は、トナーカートリッジ1の斜視図である。 図2は、トナーカートリッジ1の中央断面図である。 図3は、図1のA−A断面図である。 図4は、トナーカートリッジ1の一端部を分解した斜視図である。 図5は、トナーカートリッジ1の他端部を分解した斜視図である。 図6Aは、第2方向と交差する方向から見たトナーカートリッジ1の側面図であって、シャッタ13が閉位置に位置する状態を示す。図6Bは、第2方向と交差する方向から見たトナーカートリッジ1の側面図であって、シャッタ13が開位置に位置する状態を示す。 図7は、図6AのA−A断面図である。 図8は、現像器31に対するトナーカートリッジ1の装着方向から見た現像器31の側面図である。 図9は、図8に示す現像器31のA−A断面図であって、第1方向において溝34に向かう方向に見た断面図である。 図10は、図8に示す現像器31のB−B断面図であって、第1方向において溝35に向かう方向に見た断面図である。 図11は、現像器31に対するトナーカートリッジ1の装着を説明する説明図であって、トナーカートリッジ1が現像器31に装着される前の状態を示す。 図12は、図11とともに現像器31に対するトナーカートリッジ1の装着を説明する説明図であって、トナーカートリッジ1が現像器31に装着され、筐体2が第1位置に位置した状態を示す。 図13は、図12に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、ロック部材18を通る断面図であり、ロック部材18が解除位置に位置した状態を示す断面図である。 図14は、図13と同様に、図12に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、シャッタ13の第3開口13Dを通る断面図であり、筐体2が第1位置に位置し、シャッタ13が閉位置に位置し、現像シャッタ51が閉位置に位置した状態を示す断面図である。 図15は、図13および図14と同様に、図12に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、ロック部材52Aを通る断面図であり、筐体2が第1位置に位置し、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58に接触した状態を示す断面図である。 図16は、図13から図15と同様に、図12に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、現像シャッタ51のギア部54Aを通る断面図であり、筐体2が第1位置に位置し、現像シャッタ51の突起53Aが、トナーカートリッジ1の突起25Aとギア部24Aとの間に位置した状態を示す断面図である。 図17は、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へ向かってピボットした場合における現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、シャッタ13の第3開口13Dを通る断面図であり、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58に接触している状態を示す断面図である。 図18は、図17に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、現像シャッタ51のギア部54Aを通る断面図であり、現像シャッタ51の突起53Aにトナーカートリッジ1のギア部24Aが接触した状態を示す断面図である。 図19は、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へ向かってさらにピボットした場合における現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、ロック部材52Aを通る断面図であり、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58から離れた状態を示す断面図である。 図20は、図19に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、現像シャッタ51のギア部54Aを通る断面図であり、ロック部材52Aの突起59が現像シャッタ51の突起57に接触し、トナーカートリッジ1のギア部24Aが現像シャッタ51のギア部24Aに噛み合った状態を示す断面図である。 図21は、図19に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の側面図である。 図22は、筐体2が第2位置に位置した場合における現像器31およびトナーカートリッジ1の側面図である。 図23は、図22に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、現像シャッタ51のギア部54Aを通る断面図であり、ロック部材52Aの突起59が現像シャッタ51の凹部56に位置する状態を示す断面図である。 図24は、図22に示す現像器31およびトナーカートリッジ1の断面図であって、シャッタ13の第3開口13Dを通る断面図であり、シャッタ13が開位置に位置し、現像シャッタ51が開位置に位置した状態を示す断面図である。
1.トナーカートリッジ1の概略
トナーカートリッジ1の概略について、説明する。
図1に示すトナーカートリッジ1は、トナーを収容するカートリッジである。後で詳しく説明するが、トナーカートリッジ1は、図11および図12に示すように、後述する現像器31に装着される。その後、トナーカートリッジ1は、現像器31に対して、図12に示す状態から図22に示す状態へピボットすることにより、現像器31に取り付けられる。トナーカートリッジ1は、現像器31に取り付けられた状態で、現像器31に対してトナーを供給可能である。なお、トナーカートリッジ1がピボットするとは、トナーカートリッジ1自体がその一端部に有する軸について、トナーカートリッジ1が回動することをいう。トナーカートリッジ1自体が有する軸とは、具体的には、後述する第2軸A2である。
図1から図3に示すように、トナーカートリッジ1は、筐体2と、アジテータ3と、オーガ4とを備える。
1.1 筐体2
筐体2は、第1方向に延びる。筐体2は、第1トナー収容部2Aと、第2トナー収容部2Bとを備える。第2トナー収容部2Bは、第2方向において、第1トナー収容部2Aの一方側に位置する。第2方向は、後述する第1軸A1と、後述する第2軸A2とを結ぶことにより定義される。第1トナー収容部2Aは、第1方向に延びる。第1トナー収容部2Aは、円筒形状を有する。第1トナー収容部2Aは、第1内部空間2Dを有する。第1内部空間2Dは、第1方向に延びる。第1内部空間2Dは、第1軸A1を中心とした円筒形状を有する。第1トナー収容部2Aは、第1内部空間2Dにトナーを収容可能である。第2トナー収容部2Bは、第1方向に延びる。第2トナー収容部2Bは、円筒形状を有する。第2トナー収容部2Bの外径は、第1トナー収容部2Aの外径よりも小さい。第2トナー収容部2Bは、第2内部空間2Eを有する。第2内部空間2Eは、第1方向に延びる。第2内部空間2Eは、第2軸A2を中心とした円筒形状を有する。第2トナー収容部2Bは、第2内部空間2Eにトナーを収容可能である。第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとは、第2方向において並ぶ。第2内部空間2Eは、第1内部空間2Dと接続される。第1内部空間2Dの第1軸A1を中心とした第1内径は、第2内部空間2Eの第2軸A2を中心とした第2内径よりも大きい。また、第1方向における第2内部空間2Eの長さは、第1方向における第1内部空間2Dの長さよりも長い。第2内部空間2Eの内容積は、第1内部空間2Dの内容積よりも小さい。これにより、第1トナー収容部2Aから第2トナー収容部2Bへ搬送されるトナーの量を、第2内部空間2Eの内容積に応じて調整することができる。具体的には、第1トナー収容部2Aから第2トナー収容部2Bへ搬送されるトナーの量を、第2内部空間2Eの内容積に応じて減らすことができる。また、第1方向に延びる第1内部空間2Dと、第1方向に延びる第2内部空間とが第2方向において接続しているため、第1内部空間2Dのトナーを第2内部空間2Eに円滑に搬送することができる。なお、第1トナー収容部2Aと第2トナー収容部2Bとは、一体的に構成されてもよい。また、第1トナー収容部2Aと第2トナー収容部2Bとは、別体で構成され、互いに組み付けられてもよい。トナーカートリッジ1が後述する現像器31に装着された状態で、筐体2は、後述する現像器31に対して、第1位置(図12参照)と、第2位置(図22参照)との間を、ピボット可能である。
1.2 アジテータ3
アジテータ3は、第1内部空間2D内に位置する。アジテータ3は、第1内部空間2D内のトナーを撹拌し、第1内部空間2Dから第2内部空間2Eへトナーを搬送可能である。アジテータ3は、第1方向に延びる第1軸A1について回転可能である。アジテータ3は、アジテータシャフト3Aと、羽根3Bとを備える。アジテータシャフト3Aは、第1軸A1に沿って延びる。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aから、第1トナー収容部2Aの径方向に延びる。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aとともに回転可能である。羽根3Bは、アジテータシャフト3Aに接続する基端と、アジテータシャフト3Aから最も離れた先端とを有する。羽根3Bの先端は、第1トナー収容部2Aの内面に接触する。羽根3Bの先端は、第1トナー収容部2Aの内面に接触することにより、アジテータ3の回転方向における上流側へ湾曲する。羽根3Bが回転することにより、アジテータ3は、第1内部空間2D内のトナーを撹拌し、第1内部空間2Dから第2内部空間2Eへトナーを搬送する。
1.3 オーガ4
オーガ4は、第2内部空間2E内に位置する。後で詳しく説明するが、オーガ4は、第2内部空間2E内のトナーを、後述する第1開口11へ搬送する。オーガ4は、第1方向に延びる。オーガ4は、第1方向に延びる第2軸A2について回転可能である。オーガ4は、例えば、オーガスクリューである。詳しくは、オーガ4は、シャフト4Aと、螺旋部分4Bとを備える。シャフト4Aは、第1軸A1に沿って延びる。螺旋部分4Bは、シャフト4Aから、第1トナー収容部2Aの径方向に突出する。螺旋部分4Bは、第1方向に延びる螺旋形状を有する。
2.トナーカートリッジ1の詳細
図1から図8を参照して、トナーカートリッジ1の詳細について、説明する。
2.1 筐体2の詳細な形状
図1から図3に示すように、筐体2は、第1方向において、第1内面S1と、第2内面S2とを有する。第2内面S2は、第1方向において、第1内面S1から離れている。第1内面S1および第2内面S2は、第2方向に延びる。詳しくは、第1内面S1および第2内面S2は、第1内部空間2Dの径方向に延びる。第1内部空間2Dは、第1方向において、第1内面S1から第2内面S2まで延びる。筐体2は、第1壁71と、第2壁72とを備える。第1壁71および第2壁72は、第1方向において、第1内面S1と第2内面S2との間に位置する。第1壁71および第2壁72は、第1方向に延びる。第1壁71および第2壁72は、第1方向において、第1内面S1から第2内面S2まで延びる。第1壁71は、第2方向に延びる仮想面I(図2参照)に対して、一方側に位置する。第2壁72は、仮想面Iに対して第1壁71の反対側に位置する。
第1壁71は、第1側面部73と、第2側面部74とを有する。すなわち、筐体2は、第1側面部73と、第2側面部74とを有する。第1側面部73は、アジテータシャフト3Aに対して、第2壁72の反対側に位置する。第1側面部73は、第1トナー収容部2Aの周壁である。すなわち、第1側面部73は、第1トナー収容部2Aの側面の一部を有する。第1側面部73は、第1方向に延びる。第1側面部73は、第1内面S1から第2内面S2まで延び、第1内面S1から第2内面S2まで第2側面部74と接続されている。第1側面部73は、第1軸A1を中心とした中心角度Aの範囲に延びる。詳しくは、中心角度Aは、第2方向における第1壁71の一端部P1と第1軸A1とを結ぶ仮想面と、後述する第3壁78の先端P3と第1軸A1とを結ぶ仮想面とがなす角度によって定義される。中心角度Aは、180度より大きくてもよい。中心角度Aは、好ましくは、180°以上であり、より好ましくは、185°以上、さらに好ましくは、190°以上である。また、中心角度Aは、好ましくは、220°以下であり、より好ましくは、210°以下であり、さらに好ましくは、200°以下である。
第2側面部74は、オーガ4のシャフト4Aに対して、第2壁72の反対側に位置する。第2側面部74は、第2トナー収容部2Bの周壁である。すなわち、第2側面部74は、第2トナー収容部2Bの側面の一部を有する。第2側面部74は、第1方向に延びる。第2側面部74は、第2軸A2を中心とした中心角度Bの範囲に延びる。詳しくは、中心角度Bは、第2方向における第1壁71の他端部P2と第2軸A2とを結ぶ仮想面と、第3壁78の先端P3と第2軸A2とを結ぶ仮想面とがなす角度によって定義される。中心角度Bは、180度より大きくてもよい。中心角度Bは、好ましくは、180°以上であり、より好ましくは、185°以上、さらに好ましくは、190°以上である。また、中心角度Bは、好ましくは、220°以下であり、より好ましくは、210°以下であり、さらに好ましくは、200°以下である。
第1内部空間2Dが第1軸A1を中心とした円筒形状であり、第2内部空間2Eは、第2軸A2を中心とした円筒形状であり、第1側面部73は、第1軸A1を中心とした中心角度Aの範囲に延び、第2側面部74は、第2軸A2を中心とした中心角度Bの範囲に延びていることにより、第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとの接続部分を絞ることができる。これにより、第1内部空間2Dを第2内部空間2Eよりも大きくしながら、第1内部空間2Dから第2内部空間2Eへ搬送されるトナーの量を減らすことができる。
より詳しくは、筐体2は、第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとを仕切る第3壁78を備える。第3壁78は、第2方向において、第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとの間に位置する。第3壁78は、アジテータ3の回転方向において、第1壁71から第2壁72に向かって延びる。第3壁78の先端は、アジテータ3の回転方向において、第2壁72と離れている。これにより、第2壁72と第3壁78との間には、開口79が、形成される。開口79は、第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとを接続する。また、第3壁78は、第1方向において、第1内面S1と第2内面S2との間に位置する。第3壁78は、第1方向に延びる。第3壁78は、第1内面S1から第2内面S2まで延びる。また、筐体2は、凹部75を有する。凹部75は、第2方向において、第1側面部73と第2側面部74との間に位置する。凹部75は、第3壁78が延びる方向において、第3壁78に対して開口79の反対側に位置する。凹部75は、第3壁78が延びる方向において、第1壁71の外表面から第2壁72に向かって凹む。
また、筐体2は、複数の第1リブ76と、複数の第2リブ77とを備える。複数の第1リブ76は、凹部75に位置する。複数の第1リブ76は、第1方向において、互いに間隔を隔てて並ぶ。複数の第1リブ76は、それぞれ、第2方向に延びる。複数の第1リブ76のそれぞれは、第1側面部73の外表面である第1外表面と、第2側面部74の外表面である第2外表面とを連結する。言い換えると、複数の第1リブ76のそれぞれは、第1トナー収容部2Aの側面に位置する外表面の一部である第1外表面と、第2トナー収容部2Bの側面に位置する外表面の一部である第2外表面とを第2方向に連結する。これにより、複数の第1リブ76は、第1トナー収容部2Aと第2トナー収容部2Bとの接続部分を補強する。
複数の第2リブ77は、第1壁71および第2壁72のそれぞれの外表面に位置する。詳しくは、複数の第2リブ77は、第1トナー収容部2Aを構成する第1壁71の外表面と、第1トナー収容部2Aを構成する第2壁72の外表面とに、それぞれ、設けられる。複数の第2リブ77は、それぞれ、第1方向に延びる。すなわち、トナーカートリッジ1は、第1トナー収容部2Aの側面に位置する外表面の一部である第1外表面に、第1方向に延びる第2リブ77を備える。複数の第2リブ77は、それぞれ、第1トナー収容部2Aの周方向において、互いに間隔を隔てて位置する。複数の第2リブ77は、ユーザが第1トナー収容部2Aを把持するときに、ユーザの指に接触可能である。これにより、複数の第2リブ77は、ユーザが第1トナー収容部2Aを把持するときに、滑り止めとして機能する。
2.2 第2トナー収容部2Bの詳細
図3および図4に示すように、第2トナー収容部2Bは、第1開口11を有する。第1開口11は、第1方向における第2トナー収容部2Bの一端部に位置する。第2トナー収容部2Bの一端部は、第1方向において、第1トナー収容部2Aの一端部よりも突出している。すなわち、第1開口11は、第1方向において第1トナー収容部2Aから離れて位置する。また、第1開口11は、第1方向において、開口79から離れている。第2トナー収容部2Bの第1方向における長さは、第1方向における第1トナー収容部2Aの長さよりも長い。これにより、第1内部空間2Dの第1方向における長さは、第1方向における第2内部空間2Eの長さよりも短い。第2トナー収容部2Bの一端部は、円筒形状を有する。第1開口11は、第2トナー収容部2Bの一端部を、第1方向に貫通する。第1開口11は、第2内部空間2Eに接続する。これにより、第1開口11は、第2内部空間2E内のトナーが排出されることを許容する。また、第1開口11には、オーガ4が挿通されている。オーガ4は、第1方向において、一端部4Cと、一端部4Cから離れて位置する他端部4Dとを有する。オーガ4の一端部4Cは、第1方向において、第1開口11から突出する。すなわち、オーガ4の一端部4Cは、第1方向において、第1開口11から露出される。これにより、オーガ4は、第2内部空間2Eから第1開口11へトナーを搬送できる。
2.3 カバー12
図3および図4に示すように、トナーカートリッジ1は、さらに、カバー12を備える。
カバー12は、第1方向における第2トナー収容部2Bの一端部に位置する。詳しくは、カバー12は、第2トナー収容部2Bの一端部に取り付けられる。これにより、カバー12は、筐体2とともに移動可能である。カバー12は、第1開口11を覆う。また、カバー12は、第1方向におけるオーガ4の一端部4Cを覆う。詳しくは、カバー12は、オーガ4の一端部4Cの周面を覆う。カバー12は、オーガ4の一端部4Cの周面に沿って延びる。カバー12は、オーガ4の回転方向に沿って延びる。具体的には、カバー12は、円筒形状を有する。カバー12は、第1方向に延びる。カバー12は、第2開口12Aを有する。
第2開口12Aは、第1方向において、第2トナー収容部2Bから離れて位置する。詳しくは、第2開口12Aは、第1方向において、第1開口11から離れて位置する。第2開口12Aは、カバー12の周面を貫通する。これにより、第2開口12Aは、第1開口11を介して排出されるトナーが排出されることを許容する。第2開口12Aの面積は、第1開口11の面積よりも小さい。これにより、第2内部空間2Eからシャッタ13の内部空間に搬送されるトナーの量を、第1開口11により減らし、さらに、第2開口12Aから排出するトナーの量を、第2開口12Aにより減らすことができる。なお、図6Bに示すように、オーガ4は、第1方向において、第2開口12Aまで延びている。これにより、オーガ4は、カバー12を介して、第2内部空間2Eから第2開口12Aまでトナーを搬送できる。
2.4 シャッタ13
図3および図4に示すように、トナーカートリッジ1は、さらに、シャッタ13を備える。
シャッタ13は、第2トナー収容部2Bの一端部に位置する。詳しくは、シャッタ13は、カバー12と、第2トナー収容部2Bの一端部とに挿入される。これにより、シャッタ13は、第2トナー収容部2Bの一端部に取り付けられる。シャッタ13は、筐体2およびカバー12に対して、閉位置(図6A)と閉位置(図6B)との間を回転可能である。筐体2が第1位置(図14参照)に位置するときに、シャッタ13は、筐体2およびカバー12に対して、閉位置に位置する。筐体2が第2位置(図23参照)に位置するときに、シャッタ13は、筐体2およびカバー12に対して、開位置に位置する。
さらに詳しくは、シャッタ13は、第1方向に延びる。シャッタ13は、一端部と、他端部とを有する。他端部は、第1方向において、一端部よりも、第2トナー収容部2Bから離れている。シャッタ13は、挿入部13Aと、カバー部13Bとを備える。挿入部13Aは、シャッタ13の一端部に位置する。挿入部13Aは、第1開口11に挿入される。挿入部13Aは、開口13Cを有する。開口13Cは、挿入部13Aを第1方向に貫通する。これにより、開口13Cは、第2内部空間2E内のトナーがシャッタ13の内部空間に入ることを許容する。なお、第1方向におけるシャッタ13の内部空間の長さは、第1方向における第2内部空間2Eの長さよりも短い。これにより、シャッタ13の内部空間の内容積は、第2内部空間2Eの内容積よりも小さい。カバー部13Bは、第1方向において、挿入部13Aと並ぶ。カバー部13Bは、第1方向において、挿入部13Aと、後述する突起14との間に位置する。カバー部13Bは、第1方向において、第1開口11から突出する。カバー部13Bは、オーガ4の一端部の周面を覆う。カバー部13Bは、オーガ4の一端部の周面に沿って延びる。また、カバー部13Bは、カバー12の内面に沿って延びる。言い換えると、カバー12は、カバー部13Bの周面に沿って延び、カバー部13Bの周面を覆う。具体的には、カバー部13Bは、円筒形状を有する。カバー部13Bは、第1方向に延びる。カバー部13Bは、第3開口13D(図6B参照)を有する。第3開口13Dは、カバー部13Bの周面を貫通する。なお、第3開口13Dの周りには、シールS(図14参照)が設けられる。シールSは、カバー12の内面とカバー部13Bとの間に位置する。これにより、シールSは、カバー12の内面とカバー部13Bとの間にトナーが入ることを防ぐ。第3開口13Dは、シャッタ13の内部空間のトナーが排出されることを許容する。より詳細には、図6Aに示すように、シャッタ13が閉位置に位置するときに、シャッタ13は、第2開口12Aを閉じる。また、図6Bに示すように、シャッタ13が開位置に位置するときに、第3開口13Dの少なくとも一部は、第2開口12Aの少なくとも一部と重なる。このとき、第1方向におけるオーガ4の一端部は、カバー12の第2開口12Aから露出される。これにより、第3開口13Dは、第2開口12Aを介してシャッタ13の内部空間のトナーが排出されることを許容する。なお、第2開口12Aと第3開口13Dとが重なることにより形成される開口の面積は、第1開口11の面積よりも小さい。
また、図4に示すように、シャッタ13は、突起14を備える。突起14は、第1方向における第2トナー収容部2Bの一端部から、カバー12よりも遠くにある。突起14は、第1方向において、カバー部13Bに対して、挿入部13Aの反対側に位置する。突起14は、トナーカートリッジ1が後述する現像器31(図8参照)に装着されたときに、現像器31に対して位置決めされる。突起14は、第1方向に延びる。突起14は、シャッタ13の他端部から延びる。具体的には、突起14は、カバー部13Bから延びる。これにより、突起14は、シャッタ13とともに、筐体2およびカバー12に対して回転可能である。突起14は、第1方向において、基端部と、先端部とを有する。基端部は、カバー部13Bに接続する。先端部は、第1方向において、基端部に対してカバー部13Bの反対側に位置する。詳しくは、突起14は、軸部14Aと、平板部14Bと、ボス14Cとを備える。軸部14Aは、突起14の基端部に位置する。軸部14Aは、カバー部13Bから第1方向に延び、平板部14Bと接続する。平板部14Bは、第1方向において、軸部14Aに対して、カバー部13Bの反対側に位置する。平板部14Bは、シャッタ13が閉位置に位置するときに、第2方向に延びる。第2方向における平板部14Bの長さは、第2方向における軸部14Aの長さよりも長い。ボス14Cは、突起14の先端部に位置する。ボス14Cは、第1方向において、平板部14Bに対して、軸部14Aの反対側に位置する。ボス14Cは、平板部14Bから第1方向に延びる。ボス14Cは、第2軸A2に沿って延びる。なお、ボス14Cは、円筒形状である。
2.5 第2カバー15
図4に示すように、トナーカートリッジ1は、第2カバー15を備える。
第2カバー15は、第1方向に延びる。第2カバー15は、一端部と、他端部とを有する。他端部は、第1方向において、一端部よりも筐体2から離れている。第2カバー15の一端部は、第1トナー収容部2Aに取り付けられる。これにより、第2カバー15は、筐体2およびカバー12とともに、シャッタ13に対して移動可能である。第2カバー15は、カバー部16を備える。
カバー部16は、第2カバー15の他端部に位置する。カバー部16は、第1方向において、第2カバー15の他端部から突出する。カバー部16は、第2方向に延びる。カバー部16は、第4開口17を有する。第4開口17は、第1方向および第2方向と交差する方向において、カバー部16を貫通する。カバー部16は、第1フレーム16Aと、第2フレーム16Bと、第3フレーム16Cとを備える。第1フレーム16Aは、第2方向において、第2フレーム16Bから離れている。第1フレーム16Aと第2フレーム16Bとの間には、第4開口17が位置する。第3フレーム16Cは、第1方向において、第4開口17に対して、筐体2の反対側に位置する。第3フレーム16Cは、第2方向に延びる。第3フレーム16Cは、第1フレーム16Aおよび第2フレーム16Bと接続する。第3フレーム16Cは、貫通穴16Dを有する。貫通穴16Dは、第3フレーム16Cを第1方向に貫通する。
そして、図1および図3に示すように、カバー部16内には、突起14が挿入される。すると、第1フレーム16Aと第2フレーム16Bとの間には、突起14の平板部14Bが位置する。第4開口17は、突起14の平板部14Bを露出する。これにより、シャッタ13が閉位置に位置する場合に、第1フレーム16Aおよび第2フレーム16Bは、平板部14Bの縁を覆う。また、第3フレーム16Cは、第1方向において、平板部14Bに向かい合う。これにより、第3フレーム16Cは、第1方向において、突起14の先端部の少なくとも一部を覆う。すなわち、第2カバー15は、突起14の先端部の少なくとも一部を覆う。また、突起14のボス14Cは、貫通穴16Dに挿入される。これにより、第2カバー15は、突起14の先端部を回転可能に支持する。
また、図7に示すように、第2カバー15は、ロック部材18と、ストッパ19とを備える。
ロック部材18は、ロック位置(図7参照)と、解除位置(図13参照)との間を移動可能である。詳しくは、ロック部材18は、ロック位置と、解除位置との間をピボット可能である。ロック部材18は、ばね18Cにより、ロック位置へ向かって押圧される。
ロック部材18は、シャフト18Aと、突起18Bとを備える。シャフト18Aは、第2カバー15に回転可能に支持される。これにより、ロック部材18は、第2カバー15に対してピボット可能である。突起18Bは、シャフト18Aから、突起14に向かって延びる。突起18Bは、ロック部材18がロック位置に位置するときに、平板部14Bの一端部に向かい合う。平板部14Bの一端部は、シャッタ13が閉位置に位置しているときに、第2方向において、第1フレーム16A(図1参照)に向かい合う端部である。突起18Bは、突起14の一端部に接触する。これにより、ロック部材18は、ロック位置に位置するときに、突起14を第2カバー15へロックできる。なお、突起14を第2カバー15へロックするとは、突起14が第2カバー15に対して回転することを止めることである。ロック部材18は、トナーカートリッジ1が後述する現像器31から取り外されている状態で、突起14を第2カバー15へロックすることにより、シャッタ13が閉位置から開位置へ移動することを止める。また、突起18Bは、ロック部材18が解除位置に位置するときに、平板部14Bの一端部に接触できない。これにより、ロック部材18は、解除位置に位置するときに、第2カバー15への突起14のロックを解除する。
ばね18Cは、コイルばねである。詳しくは、ばね18Cは、一端部と、一端部から離れた他端部と、一端部と他端部との間に位置するコイル部とを備える。ばね18Cの一端部は、第2カバー15に接触する。ばね18Cの他端部は、ロック部材18の突起18Bに接触する。これにより、ばね18Cは、ロック部材18をロック位置へ向かって押圧する。
ストッパ19は、第2フレーム16Bの内面に位置する。ストッパ19は、第2フレーム16Bの内面から第1フレーム16Aに向かって突出する。ストッパ19は、シャッタ13が閉位置に位置するときに、平板部14Bの他端部に向かい合う。平板部14Bの他端部は、シャッタ13が閉位置に位置しているときに、第2方向において、第2フレーム16Bに向かい合う端部である。平板部14Bの他端部は、係合部14Dを有する。係合部14Dは、シャッタ13が閉位置に位置しているときに、平板部14Bの他端部から第2方向に突出する。ストッパ19は、係合部14Dと向かい合う。ストッパ19は、係合部14Dに接触する。これにより、ストッパ19は、シャッタ13が閉位置に位置する場合に、シャッタ13が閉位置から開位置へ回転するときの突起14の回転方向とは反対方向に、突起14が回転することを止める。シャッタ13が閉位置に位置する場合に、突起14が反対方向に回転すると、突起14の係合部14Dは、ストッパ19と接触する。
2.6 ギア列およびギアカバー21
図3および図6に示すように、トナーカートリッジ1は、オーガギア23、アジテータギア60、アイドルギア61およびギアカバー21を備える。
2.5.1 オーガギア23
オーガギア23は、オーガ4の他端部4Dに装着される。オーガギア23は、第2軸A2についてオーガ4とともに回転可能である。詳しくは、第2トナー収容部2Bは、第1貫通穴20Aを有する。第1貫通穴20Aは、第2トナー収容部2Bの第1方向における他端部に位置する。第1貫通穴20Aは、第1方向に第2トナー収容部2Bを貫通する。第1方向におけるオーガ4の他端部4Dは、第1貫通穴20Aに挿入される。これにより、オーガ4の他端部4Dは、第1方向において、筐体2を貫通する。オーガギア23は、第2トナー収容部2Bの外表面に位置する。
2.5.2 アジテータギア60
アジテータギア60は、アジテータ3に装着される。アジテータギア60は、第1軸A1についてアジテータ3とともに回転可能である。詳しくは、アジテータシャフト3Aは、第1端部3Cと、第1方向において第1端部3Cから離れた第2端部3Dとを有する。第1トナー収容部2Aは、第2貫通穴20Bを有する。第2貫通穴20Bは、第1トナー収容部2Aの第1方向における他端部に位置する。第2貫通穴20Bは、第1方向に第1トナー収容部2Aを貫通する。第2端部3Dは、第2貫通穴20Bに挿入される。これにより、第2端部3Dは、第1方向において、筐体2を貫通する。アジテータギア60は、第2端部3Dに取り付けられる。アジテータギア60は、第1トナー収容部2Aの外表面に位置する。アジテータギア60は、オーガギア23と間隔を隔てている。アジテータギア60の径は、オーガギア23の径よりも大きい。また、アジテータギア60の径は、アイドルギア61の径よりも大きい。これにより、アジテータ3は、オーガ4に対して遅い周速で回転できる。これにより、第1内部空間2Dから第2内部空間2Eへ搬送されるトナーの量を減らすことができる。
2.5.3 アイドルギア61
アイドルギア61は、アジテータギア60とオーガギア23との間に位置する。アイドルギア61は、オーガギア23に噛み合い、かつ、アジテータギア60に噛み合う。これにより、オーガギア23は、アイドルギア61を介して、アジテータギア60に駆動力を伝えることができる。詳しくは、アイドルギア61は、オーガギア23の一端部に噛み合う。なお、オーガギア23の他端部は、ギアカバー21の後述する開口21Aを介して、ギアカバー21から露出される。つまり、アイドルギア61は、オーガギア23の一端部に対して、オーガギア23の他端部の反対側に位置する。なお、オーガギア23の他端部は、トナーカートリッジ1が現像器31に装着され、筐体2が現像器31に対して第2位置に位置したときに、後述する現像器31のギア30に噛み合う。つまり、トナーカートリッジ1が現像器31に装着され、筐体2が現像器31に対して第2位置に位置したときに、アイドルギア61は、オーガギア23の他端部の反対側に位置する。これにより、アイドルギア61は、現像器31のギア30からオーガギア23の他端部に加わるトルクを、オーガギア23の他端部の反対側で、安定して受けることができる。アイドルギア61は、筐体2のボス62について回転可能である。ボス62は、アジテータギア60とオーガギア23との間に位置する。ボス62は、オーガギア23の一端部に対して、オーガギア23の他端部の反対側に位置する。ボス62は、第1トナー収容部2Aの外表面から第1方向に突出する。すなわち、ボス62は、筐体2から第1方向に延びる。ボス62は、円柱形状を有する。アイドルギア61は、ボス62が挿入される貫通穴61Aを有する。貫通穴61Aにボス62が挿入されることにより、アイドルギア61は、ボス62について回転可能である。なお、ボス62は、貫通穴61Aを介してアイドルギア61を貫通していてもよく、アイドルギア61を貫通していなくてもよい。
また、ボス62は、先端部と基端部とを有する。基端部は、筐体2に接続する端部である。詳しくは、基端部は、第1トナー収容部2Aの外表面に接続する。先端部は、第1方向において、基端部に対して筐体2の反対側に位置する端部である。ボス62は、先端部に穴62Aを有する。穴62Aは、先端部から基端部に向かって凹む。
2.5.4 ギアカバー21
ギアカバー21は、第1方向において、筐体2に対して、カバー12の反対側に位置する。ギアカバー21は、アジテータギア60、アイドルギア61およびオーガギア23の一端部を覆う。すなわち、ギアカバー21は、オーガギア23の少なくとも一部を覆う。ギアカバー21は、開口21Aと、貫通穴21Bとを有する。開口21Aは、オーガギア23の他端部を露出する。開口21Aは、第2突起22と第2トナー収容部2Bとの間に位置する。開口21Aは、第3方向において、ギアカバー21を貫通する。貫通穴21Bは、第1方向において、ボス62と向かい合う位置に位置する。貫通穴21Bは、第2突起22に対して、開口21Aの反対側に位置する。貫通穴21Bは、第1方向において、ギアカバー21を貫通する。貫通穴21Bには、ボス62の先端部が挿入される。これにより、貫通穴21Bは、ボス62の先端部を露出する。また、貫通穴21Bにボス62が挿入されることにより、ギアカバー21をボス62に対して固定でき、ギアカバー21を筐体2に対して安定に固定できる。
また、トナーカートリッジ1は、ネジ63を備える。ネジ63は、第1方向に延びる軸部63Aと、軸部63Aの一端部に位置する頭部63Bとを有する。軸部63Aの径は、貫通穴21Bよりも小さい。頭部63Bの径は、貫通穴21Bよりも大きい。軸部63Aは、貫通穴21Bを介してボス62の穴62Aに挿入される。このとき、頭部63Bは、貫通穴21Bの縁に向かい合う。これにより、ネジ63は、ボス62に対してギアカバー21を固定する。
2.5 第2突起22
また、図1に示すように、ギアカバー21は、第2突起22を備える。
第2突起22は、第1方向において、オーガギア23に対して、第2トナー収容部2Bの反対側に位置する。第2突起22は、ギアカバー21から第1方向に突出する。第2突起22は、第2方向に延びる。
2.6 ギア部および突起
また、トナーカートリッジ1は、図1および図4に示すように、ギア部24A、ギア部24B、突起25A、突起25B、突起26Aおよび突起26Bを備える。ギア部24A、ギア部24B、突起25A、突起25B、突起26Aおよび突起26Bは、後述する現像器31の現像シャッタ51を動かすための構成である。
カバー12は、ギア部24Aおよびギア部24Bを、さらに備える。ギア部24Aは、第1方向において、ギア部24Bから離れている。ギア部24Aとギア部24Bとの間には、第2開口12Aが位置する。ギア部24Aおよびギア部24Bは、それぞれ、複数のギア歯を有する。すなわち、カバー12は、複数のギア歯を有する。ギア部24Aの複数のギア歯、および、ギア部24Bの複数のギア歯は、シャッタ13に対するカバー12の回転方向に沿って、カバー12の周面に位置する。ギア部24Aの複数のギア歯、および、ギア部24Bの複数のギア歯は、シャッタ13に対するカバー12の回転方向に並ぶ。
また、突起25Aおよび突起25Bは、カバー12に設けられる。すなわち、カバー12は、突起25Aおよび突起25Bを、さらに備える。突起25Aは、第1方向において、突起25Bから離れている。突起25Aは、シャッタ13に対するカバー12の回転方向において、ギア部24Aの複数のギア歯と並ぶ。突起25Aは、筐体2が第2位置から第1位置へ回転する場合におけるカバー12の回転方向Rにおいて、ギア部24Aの複数のギア歯よりも上流側に位置する。突起25Aは、カバー12の回転方向Rにおいて、ギア部24Aの複数のギア歯の間隔よりも長い間隔を隔てて、ギア部24Aの複数のギア歯と並ぶ。突起25Bは、筐体2が第2位置(図22参照)から第1位置(図12参照)へ回転する場合におけるカバー12の回転方向Rにおいて、ギア部24Bの複数のギア歯よりも上流側に位置する。突起25Bは、カバー12の回転方向Rにおいて、ギア部24Bの複数のギア歯の間隔よりも長い間隔を隔てて、ギア部24Bの複数のギア歯と並ぶ。突起25Aおよび突起25Bは、第2方向において、第2トナー収容部2Bに対して第1トナー収容部2Aの反対側へ突出する。
突起26Aは、第1方向において、突起25Aに対して、第2開口12Aの反対側に位置する。突起26Bは、第1方向において、突起25Bに対して、第2開口12Aの反対側に位置する。突起26Aは、第2トナー収容部2Bの一端部に位置する。突起26Bは、第2カバー15の他端部に位置する。突起26Aおよび突起26Bは、第2方向において、第2トナー収容部2Bに対して第1トナー収容部2Aの反対側へ突出する。
3.現像器31の詳細
図8から図10に示す現像器31は、トナーカートリッジ1からトナーを供給されるための構成である。例えば、現像器31は、トナーカートリッジ1から供給されたトナーを用いて、現像するための構成である。本実施形態では、現像器31は、現像ローラ32を備える。また、現像器31は、感光体を備えてもよい。現像器31は、画像形成装置に対して着脱可能なカートリッジタイプであってもよい。現像ローラ32は、第1方向に延びる。現像ローラ32は、感光体に接触可能である。また、現像器31は、トナー収容部33を備える。トナー収容部33は、トナーを収容可能である。
現像器31は、溝34、溝35および現像開口36を有する。
溝34は、第1方向において、現像器31の一端部に位置する。溝35は、第1方向において、現像器31の他端部に位置する。溝35は、第1方向において、溝34と離れている。以下、溝34および溝35の詳細について説明する。
3.1 溝34
図9および図12に示すように、溝34は、トナーカートリッジ1が現像器31に装着される装着方向、具体的には、図11に矢印で示す方向に延びる。溝34は、装着方向において、一端部と、他端部とを有する。一端部は、装着方向において、他端部よりも現像開口36から離れている。また、溝34は、装着方向と交差する方向において、トナーカートリッジ1(図1参照)の突起14およびカバー部16を受け入れ可能な幅を有する。溝34は、平面38A、平面38B、凹部39A、凹部39B、突起41Aおよび突起41Bを備える。
3.1.1 平面38Aおよび平面38B
平面38Aは、溝34の一端部に位置する。平面38Bは、溝34の他端部に位置する。平面38Aおよび平面38Bは、それぞれ、装着方向に延びる。平面38Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、カバー部16の第1フレーム16A(図1参照)と向かい合う。平面38Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、カバー部16の第2フレーム16B(図1参照)と向かい合う。平面38Aおよび平面38Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置(図21参照)から第1位置(図12参照)にピボットしたときに、平面38Aおよび平面38Bの少なくとも一方がカバー部16と接触することにより、筐体2を第1位置に止める。
3.1.2 凹部39Aおよび凹部39B
図9、図12、図21および図22に示すように、凹部39Aは、溝34の幅方向において、平面38Aから離れる方向へ凹む。凹部39Bは、溝34の幅方向において、平面38Bから離れる方向へ凹む。凹部39Aは、円弧面42Aと、平面40Aを有する。凹部39Bは、円弧面42Bと、平面40Bを有する。円弧面42Aは、平面38Aに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第1フレーム16Aが移動する方向へ延びる。円弧面42Bは、平面38Bに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2フレーム16Bが移動する方向に延びる。平面40Aは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第1フレーム16Aが移動する方向において、円弧面42Aの下流側の端部に位置する。平面40Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2フレーム16Bが移動する方向において、円弧面42Bの下流側の端部に位置する。平面40Aおよび平面40Bは、装着方向と交差する方向に延びる。詳しくは、平面40Aおよび平面40Bは、装着方向と直交する方向に延びる。平面40Aおよび平面40Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットしたときに、平面40Aおよび平面40Bの少なくとも一方がカバー部16と接触することにより、筐体2を第2位置に止める。
3.1.3 突起41Aおよび突起41B
突起41Aおよび突起41Bは、溝34の幅方向において、円弧面42Aと円弧面42Bとの間に位置する。突起41Aは、溝34の幅方向において、円弧面42Aと突起41Bとの間に位置する。突起41Bは、溝34の幅方向において、円弧面42Bと突起41Aとの間に位置する。突起41Bは、溝34の幅方向において、突起41Aから離れている。突起41Aおよび突起41Bは、それぞれ、装着方向に延びる。トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aと突起41Bとの間には、平板部14B(図13参照)が位置する。トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aおよび突起41Bは、平板部14Bに接触する。これにより、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起41Aおよび突起41Bは、突起14が回ることを止める。これにより、シャッタ13は、現像器31に対して固定される。
一方、突起41Aおよび突起41Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、溝34の幅方向において、第1フレーム16A、第2フレーム16Bおよび第3フレーム16C(図1参照)と接触しない。これにより、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、第1フレーム16A、第2フレーム16Bおよび第3フレーム16Cは、シャッタ13が現像器31に対して固定された状態で、シャッタ13に対して回転可能である。これにより、筐体2は、シャッタ13が現像器31に対して固定された状態で、カバー12および第2カバー15とともに、現像器31に対してピボット可能である。筐体2が、カバー12および第2カバー15とともに、現像器31に対して、第1位置(図12参照)から第2位置(図22参照)へピボットすることにより、シャッタ13は、筐体2に対して、開位置に位置する。シャッタ13が開位置(図24参照)に位置することにより、第3開口13Dの少なくとも一部と第2開口12Aの少なくとも一部とが重なり、第2開口12Aが開く。
なお、突起41Aは、円弧面42Aの径方向において、円弧面42Aと離れている。突起41Aと円弧面42Aとの間隔は、装着方向における第1フレーム16A(図1参照)の長さよりも長い。これにより、第1フレーム16Aは、筐体2が現像器31に対してピボットするときに、突起41Aと円弧面42Aとの間を通ることができる。また、突起41Bは、円弧面42Bの径方向において、円弧面42Bと離れている。突起41Bと円弧面42Bとの間隔は、装着方向における第2フレーム16B(図1参照)の長さよりも長い。これにより、第2フレーム16Bは、筐体2が現像器31に対してピボットするときに、突起41Bと円弧面42Bとの間を通ることができる。
3.2 溝35
図10に示すように、溝35は、装着方向に延びる。溝35は、装着方向において、一端部と、他端部とを有する。一端部は、装着方向において、他端部よりもトナー収容部33から離れている。また、溝35は、装着方向と交差する方向において、トナーカートリッジ1の第2突起22(図1参照)を受け入れ可能な幅を有する。溝35は、平面43A、平面43B、凹部44Aおよび凹部44Bを備える。
3.2.1 平面43Aおよび平面43B
平面43Aは、溝35の一端部に位置する。平面43Bは、溝35の他端部に位置する。平面43Aおよび平面43Bは、それぞれ、装着方向に延びる。平面43Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、第2突起22の一端部と向かい合う。平面43Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、第2突起22の他端部と向かい合う。平面43Aおよび平面43Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットしたときに、平面43Aおよび平面43Bの少なくとも一方が第2突起22と接触することにより、筐体2を第1位置に止める。
3.2.2 凹部44Aおよび凹部44B
凹部44Aは、溝35の幅方向において、平面43Aから離れる方向へ凹む。凹部44Bは、溝35の幅方向において、平面43Bから離れる方向へ凹む。凹部44Aは、円弧面46Aと、平面45Aを有する。凹部44Bは、円弧面46Bと、平面45Bを有する。円弧面46Aは、平面43Aに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の一端部が移動する方向へ延びる。円弧面46Bは、平面45Bに対して、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の他端部が移動する方向に延びる。平面45Aは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の一端部が移動する方向において、円弧面46Aの下流側の端部に位置する。平面45Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置へピボットするときに第2突起22の他端部が移動する方向において、円弧面46Bの下流側の端部に位置する。平面45Aおよび平面45Bは、装着方向と交差する方向に延びる。詳しくは、平面45Aおよび平面45Bは、装着方向と直交する方向に延びる。平面45Aおよび平面45Bは、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットしたときに、平面45Aおよび平面45Bのいずれか一方が第2突起22と接触することにより、筐体2を第2位置に止める。
3.3 現像開口36
現像開口36は、図8に示すように、第1方向において、溝34と溝35との間に位置する。現像開口36は、第1方向において、現像器31の中央よりも溝34の近くに位置する。図9に示すように、現像開口36は、装着方向において、トナー収容部33の外表面を貫通する。現像開口36は、装着方向において、トナー収容部33の外表面に露出する一端36Aと、トナー収容部33の内部空間に接続する他端36Bとを有する。
3.4 現像シャッタ51
また、現像器31は、図8および図9に示すように、現像シャッタ51を備える。
現像シャッタ51は、装着方向において、現像開口36の一端36Aと他端36Bとの間に位置する。現像シャッタ51は、装着方向において、一方面51Bと、他方面51Cとを有する。一方面51Bは、装着方向において、現像開口36の他端36Bよりも一端36Aの近くに位置する。他方面51Cは、装着方向において、一方面51Bよりも、現像開口36の他端36Bの近くに位置する。現像シャッタ51は、現像開口36を閉じる閉位置(図14参照)と、現像開口36を開ける開位置(図24参照)との間を移動可能である。現像シャッタ51は、開口51Aを有する。開口51Aは、装着方向において、現像シャッタ51を貫通する。図24に示すように、現像シャッタ51が開位置に位置するときに、開口51Aは、現像開口36の少なくとも一部と重なる。これにより、開口51Aは、現像シャッタ51が開位置に位置するときに、現像開口36および開口51Aを介して、トナーカートリッジ1のトナーがトナー収容部33へ入ることを許容する。
また、現像シャッタ51は、図8および図16に示すように、突起53A、突起53B、ギア部54Aおよびギア部54Bを備える。
突起53Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されている場合に、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットするときに、ギア部24A(図18参照)と接触する構成である。また、突起53Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されている場合に、筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットするときに、ギア部24B(図1参照)と接触する構成である。筐体2が現像器31に対して第1位置から第2位置にピボットするときに、ギア部24Aの複数のギア歯の1つ目のギア歯が突起53Aを押圧し、かつ、ギア部24Bの複数のギア歯の1つ目のギア歯が突起53Bを押圧することにより、現像シャッタ51が、閉位置から開位置へ向かって移動を始める。その後、ギア部24Aの複数のギア歯の残りのギア歯が、ギア部54Aと噛み合い、ギア部24Bの複数のギア歯の残りのギア歯が、ギア部54Bと噛み合う。また、突起53Aは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットするときに、突起25A(図16参照)と接触する構成である。また、突起53Bは、筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットするときに、突起25B(図1参照)と接触する構成である。筐体2が現像器31に対して第2位置から第1位置にピボットするときに、ギア部24Aがギア部54Aから離れ、かつ、ギア部24Bがギア部54Bから離れた後、突起25Aが突起53Aを押圧し、かつ、突起25Bが突起53Bを押圧することにより、現像シャッタ51が、閉位置に位置する。また、ギア部54Aは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されている場合に、トナーカートリッジ1のギア部24A(図20参照)と噛み合うための構成である。また、ギア部54Bは、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されている場合に、トナーカートリッジ1のギア部24B(図1参照)と噛み合うための構成である。
突起53Aは、第1方向において、現像開口36に対して、溝34の反対側に位置する。突起53Bは、第1方向において、現像開口36と溝34との間に位置する。突起53Aおよび突起53Bは、現像シャッタ51の一方面51Bに位置する。突起53Aおよび突起53Bは、現像シャッタ51の一方面51Bから突出する。突起53Aおよび突起53Bは、現像シャッタ51が閉位置に位置するときに、トナー収容部33の外表面に露出されている。
ギア部54Aは、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動するときの現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、突起53Aの上流側に位置する。ギア部54Aは、現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、突起53Aから離れて位置する。ギア部54Bは、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動するときの現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、突起53Bの上流側に位置する。ギア部54Bは、現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、突起53Bから離れて位置する。ギア部54Aおよびギア部54Bは、それぞれ、複数のギア歯を有する。複数のギア歯は、現像シャッタ51の移動方向Mに並ぶ。
また、図16、図18、図20および図23に示すように、現像シャッタ51は、凹部55、凹部56および突起57を備える。凹部55は、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外された状態で、現像シャッタ51が閉位置に位置するときに、後述する突起59を受け入れるための構成である。突起57は、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外された状態で、閉位置に位置する現像シャッタ51が開位置に移動しようとした場合に、凹部55に嵌まった突起59に接触し、閉位置に位置する現像シャッタ51が開位置に移動することを止めるための構成である。凹部56は、トナーカートリッジ1が現像器31に取り付けられた状態で、現像シャッタ51が開位置に位置するときに、突起59を受け入れるための構成である。凹部55、凹部56および突起57は、現像シャッタ51の他方面51Cに位置する。凹部56は、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動するときの現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、凹部55の上流側に位置する。突起57は、現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、凹部55と凹部56との間に位置する。凹部55は、現像シャッタ51の他方面51Cから一方面51Bへ向かって凹む。凹部56は、現像シャッタ51の他方面51Cから一方面51Bへ向かって凹む。突起57は、一方面51Bから他方面51Cへ向かう方向へ突出する。突起57は、傾斜面57Aを有する。傾斜面57Aは、凹部55から凹部56へ向かうにつれて、現像シャッタ51の一方面51Bへ向かって傾斜する。
3.5 ロック部材
また、現像器31は、図8に示すように、ロック部材52Aおよびロック部材52Bを備える。
ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外されている場合に、現像シャッタ51を閉位置にロックするための構成である。現像シャッタ51を閉位置にロックするとは、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ向かって移動することを止めることである。ロック部材52Aは、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外されており、現像シャッタ51が閉位置に位置する場合に、第1方向における現像シャッタ51の一端部に係合する。また、ロック部材52Bは、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外されており、現像シャッタ51が閉位置に位置する場合に、第1方向における現像シャッタ51の他端部に係合する。現像シャッタ51の他端部は、第1方向において、現像シャッタ51の一端部よりも溝34の近くに位置する。
ロック部材52Aは、第1方向において、現像シャッタ51に対して、溝34の反対側に位置する。ロック部材52Bは、第1方向において、現像シャッタ51と溝34との間に位置する。ロック部材52Bは、第1方向において、ロック部材52Aから離れている。第1方向において、ロック部材52Aとロック部材52Bとの間には、現像シャッタ51が位置する。ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、トナー収容部33の外表面に露出されている。ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、現像シャッタ51の移動方向に延びる。
図15、図17および図19に示すように、ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、基端E1と、現像シャッタ51の移動方向Mにおいて基端E1から離れた先端E2とを備える。先端E2は、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動するときの現像シャッタ51の移動方向Mにおいて、基端E1よりも上流側に位置する。ロック部材52Aの基端E1、および、ロック部材52Bの基端E1は、それぞれ、現像器31に固定されている。ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、装着方向において、トナー収容部33から離れている。これにより、ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、装着方向に湾曲可能である。ロック部材52Aおよびロック部材52Bは、それぞれ、突起58と突起59(図16参照)とを備える。
ロック部材52Aの突起58は、装着方向において、トナー収容部33から離れる方向へ向かって、ロック部材52Aから突出する。ロック部材52Bの突起58(図8参照)は、装着方向において、トナー収容部33から離れる方向へ向かって、ロック部材52Bから突出する。ロック部材52Aの突起58は、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起26Aと接触する。ロック部材52Bの突起58は、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたときに、突起26B(図1参照)と接触する。
図16、図18、図20および図23に示すように、ロック部材52Aの突起59は、ロック部材52Aの先端E2に位置する。ロック部材52Bの突起59は、ロック部材52Bの先端E2に位置する。突起59は、第1方向に延びる。なお、突起59は、トナーカートリッジ1が現像器31から取り外された状態で、現像シャッタ51が閉位置に位置するときに、現像シャッタ51の凹部55に嵌まる。これにより、突起59が凹部55に嵌まった状態で、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ移動すると、突起59は、現像シャッタ51の突起57に接触し、現像シャッタ51の移動を止める。
4.現像器31に対するトナーカートリッジ1の着脱
以下、図11から図23を参照して、現像器31にトナーカートリッジ1を取り付ける動作、および、現像器31からトナーカートリッジ1を取り外す動作について説明する。
4.1 現像器31にトナーカートリッジ1を取り付ける動作
現像器31にトナーカートリッジ1が取り付けられる場合、図11に示すように、突起14およびカバー部16が溝34に嵌まり、さらに、第2突起22が溝35に嵌まることで、現像器31にトナーカートリッジ1が装着される。なお、このとき、図1に示すように、筐体2は、シャッタ13に対して、第1位置に位置する。シャッタ13は、カバー12に対して閉位置に位置し、第2開口12Aを閉じている。すなわち、筐体2が第1位置にある場合に、シャッタ13は、第2開口12Aを閉じる。
すると、トナーカートリッジ1は、図12に示すように、現像器31に装着される。突起14およびカバー部16は、溝34に嵌まる。また、第2突起22は、溝35に嵌まる。このとき、図13に示すように、突起14は、突起41Aと突起41Bとの間に位置決めされる。すなわち、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたとき、突起14は、現像器31に対して位置決めされる。
また、このとき、突起41Bが、ロック部材18の突起18Bに接触することにより、ばね18Cの押圧力に抗して、ロック部材18は、ロック位置から解除位置へ移動する。すなわち、トナーカートリッジ1が現像器31に装着される場合に、ロック部材18は、現像器31の一部に接触し、ロック部材18は、ロック位置から解除位置へ移動する。これにより、トナーカートリッジ1が現像器31に装着されたとき、ロック部材18は、突起14のロックを解除する。すなわち、ロック部材18がロック位置から解除位置へ移動することで、突起14は、第2カバー15に対して回転可能となる。言い換えると、ロック部材18がロック位置から解除位置へ移動することで、第2カバー15は、突起14に対して回転可能となる。これにより、筐体2は、シャッタ13に対して、カバー12および第2カバー15とともに回転可能となる。
また、このとき、図14に示すように、現像シャッタ51は、閉位置に位置する。また、このとき、図15に示すように、トナーカートリッジ1の突起26Aは、ロック部材52Aの突起58に接触する。これにより、ロック部材52Aは、先端E2が現像シャッタ51から離れるように湾曲する。これにより、図16に示すように、ロック部材52Aの突起59は、現像シャッタ51の凹部55から外れる。また、このとき、現像シャッタ51の突起53Aは、トナーカートリッジ1の突起25Aとギア部24Aとの間に位置している。
次いで、ユーザは、筐体2を、現像器31に対して、第1位置から第2位置へ向かってピボットさせる。
すると、筐体2は、現像器31に対して第1位置から第2位置へ向かってピボットし、図17および図18に示すように、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58に接触した状態で、ギア部24Aが突起53Aを押圧する。これにより、突起59が凹部55から外れた状態で、現像シャッタ51が閉位置から開位置へ向かって移動する。
次いで、筐体2が現像器31に対してさらに第1位置から第2位置へ向かってピボットすると、現像シャッタ51がさらに閉位置から開位置へ向かって移動し、突起57が、突起59に対してトナー収容部33の反対側を通過する。
そして、図19に示すように、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58から離間する。これにより、ロック部材52Aが、湾曲した状態から復元し、ロック部材52Aの先端E2は、現像シャッタ51に近づく。すると、図20に示すように、突起59は、突起57の傾斜面57Aに接触する。また、ギア部24Aの複数のギア歯は、ギア部54Aの複数のギア歯と噛み合う。すなわち、トナーカートリッジ1が現像器31に対してピボット可能である場合に、複数のギア歯の少なくとも1つは、現像器31に設けられる現像開口36を開閉するための現像シャッタ51と係合する。また、このとき、図21に示すように、カバー部16の第1フレーム16Aは、溝34の凹部39A内に位置し、カバー部16の第2フレーム16Bは、溝34の凹部39B内に位置する。
次いで、図22に示すように、カバー部16の第1フレーム16Aおよび第2フレーム16Bの少なくとも一方が、溝34の平面40Aまたは平面40Bに接触すると、筐体2がシャッタ13に対して第2位置に位置する。このとき、図23に示すように、現像シャッタ51が開位置に位置し、突起59は、凹部56内に位置する。また、図24に示すように、シャッタ13が筐体2に対して開位置に位置し、第3開口13Dの少なくとも一部は、第2開口12Aの少なくとも一部と重なる。これにより、第3開口13Dは、第2開口12Aを介してトナーが排出されることを許容する。
これにより、現像器31に対するトナーカートリッジ1の取り付けが完了する。
4.2 現像器31からトナーカートリッジ1を取り外す動作
現像器31からトナーカートリッジ1を取り外す場合、ユーザは、筐体2を、現像器31に対して、図22に示す第2位置から、図12に示す第1位置へ向かってピボットさせる。
すると、図20に示すように、現像シャッタ51は、トナーカートリッジ1のギア部24Aとギア部54Aとが噛み合い、トナーカートリッジ1のギア部24Bとギア部54Bとが噛み合うことにより、開位置から閉位置へ向かって移動する。
このとき、突起59は、突起57の傾斜面57Aに沿って、第2方向において、現像シャッタ51から離れる方向へ移動する。
次いで、筐体2がさらに第1位置に近づくと、図17に示すように、トナーカートリッジ1の突起26Aがロック部材52Aの突起58に接触する。また、このとき、図18に示すように、トナーカートリッジ1のギア部24Aが、ギア部54Aから離れる。また、トナーカートリッジ1のギア部24Bが、ギア部54Bから離れる。これにより、現像シャッタ51の移動が、一旦、停止する。
次いで、筐体2がさらに第1位置に近づくと、トナーカートリッジ1の突起25Aが、現像シャッタ51の突起53Aに接触する。また、トナーカートリッジ1の突起25Bが、現像シャッタ51の突起53Bに接触する。トナーカートリッジ1の突起25Aによって現像シャッタ51の突起53Aが押圧され、トナーカートリッジ1の突起25Bによって現像シャッタ51の突起53Bが押圧されることにより、現像シャッタ51は、再度、閉位置に向かって移動する。
そして、図12に示すように、カバー部16の第1フレーム16Aおよび第2フレーム16Bの少なくとも一方が、溝34の平面38Aまたは平面38Bに接触すると、筐体2が第1位置に位置する。このとき、図16に示すように、現像シャッタ51が閉位置に位置する。また、このとき、図14に示すように、シャッタ13は、カバー12に対して閉位置に位置し、第2開口12Aを閉じる。
次いで、ユーザは、図11に示すように、現像器31からトナーカートリッジ1を第2方向に引き抜く。
これにより、現像器31からのトナーカートリッジ1の取り外しが完了する。
5.トナーカートリッジから現像器へのトナーの搬送
トナーカートリッジ1が現像器31に装着され、かつ、筐体2が第2位置に位置しているときには、トナーカートリッジ1のオーガギア23(図1参照)は、現像器31のギア30(図8参照)に噛み合う。
そして、画像形成装置が画像形成動作を実行すると、現像器31のギア30からトナーカートリッジ1のオーガギア23に駆動力が入力される。すると、図2に示すように、オーガ4が回転する。また、オーガギア23から図示しないギア列を介してアジテータ3に駆動力が入力され、アジテータ3が回転する。
すると、アジテータ3が回転することにより、第1内部空間2D内のトナーが、第2内部空間2Eへ搬送される。
次いで、図4に示すように、第2内部空間2E内のトナーは、オーガ4により、第2内部空間2Eからシャッタ13の内部空間へ搬送される。
その後、図24に示すように、シャッタ13の内部空間内のトナーは、第3開口13Dと第2開口12Aとが重なることにより形成される開口、および、現像シャッタ51の開口51Aと現像開口36とが重なることにより形成される開口を介して、現像器31のトナー収容部33内に供給される。
6.作用効果
図1および図2に示すように、アジテータ3は、第1内部空間2Dから、第1内部空間2Dの内容積よりも小さな内容積を有する第2内部空間2Eへトナーを搬送する。そして、オーガ4は、第2内部空間2E内のトナーを、第1方向において第1トナー収容部2Aから離れて位置する第1開口11へ搬送する。搬送されたトナーは、第1開口11から排出される。
ここで、第1内部空間2Dは、第1方向に延びる円筒形状であり、第2内部空間2Eは、第1方向に延びる円筒形状である。そして、第1トナー収容部2Aの側面の一部を有する第1側面部73は、第2トナー収容部2Bの側面の一部を有する第2側面部74と接続される。
そのため、第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとの接続部分を絞りながら、第1内部空間2Dから、第1内部空間2Dの内容積よりも小さな内容積を有する第2内部空間2Eへ、トナーを搬送することができる。
これにより、第1内部空間2Dから第2内部空間2Eへ搬送されるトナーの量を減らすことができるとともに、第1内部空間2Dから第2内部空間2Eへ搬送されるトナーの量を、第2内部空間2Eの大きさで制限することができる。
また、その一方で、図3に示すように、第1内部空間2Dには、第1方向において第1内部空間2Dよりも長い第2内部空間2Eが接続しているので、第1内部空間2Dのトナーを第2内部空間2Eに円滑に搬送することができる。
その結果、トナーカートリッジ1は、トナーを円滑に搬送し、トナーの排出量を調整できる。
また、アジテータ3によるトナーの搬送方向と、オーガ4によるトナーの搬送方向とは、互いに異なる。そのため、第1開口11に安定してトナーを搬送するためには、オーガ4を安定して駆動させる必要がある。ここで、トナーカートリッジ1は、上記したように、第1内部空間2Dと第2内部空間2Eとの接続部分を絞りながら、第1内部空間2Dから、第1内部空間2Dの内容積よりも小さな内容積を有する第2内部空間2Eへトナーを搬送することができる。そのため、アジテータ3からオーガ4へ搬送されるトナーの量を減らすことができる。その結果、オーガ4の回転トルクの増大を抑制でき、オーガ4によって、トナーを、安定して第1開口11に搬送できる。
1 トナーカートリッジ
2 筐体
2A 第1トナー収容部
2B 第2トナー収容部
2D 第1内部空間
2E 第2内部空間
3 アジテータ
4 オーガ
11 第1開口
12 カバー
12A 第2開口
23 オーガギア
60 アジテータギア
61 アイドルギア
73 第1側面部
74 第2側面部
76 第1リブ
77 第2リブ
A 中心角度
A1 第1軸
A2 第2軸
B 中心角度
S1 第1内面
S2 第2内面

Claims (10)

  1. 第1方向に延びる筐体であって、
    前記第1方向に延び、第1内部空間を有する第1トナー収容部であって、前記第1内部空間にトナーを収容するための第1トナー収容部と、
    内容積が前記第1内部空間の内容積よりも小さく、前記第1方向における長さが前記第1方向における前記第1内部空間の長さよりも長い第2内部空間であって、前記第1内部空間と接続された第2内部空間を有する第2トナー収容部であって、第2方向において前記第1トナー収容部の一方側に位置し、前記第2内部空間にトナーを収容するための第2トナー収容部であって、前記第1方向に延び、その一端部に、前記第2内部空間内のトナーが排出されることを許容するための第1開口であって、前記第1方向において前記第1トナー収容部から離れて位置する第1開口を有する第2トナー収容部と、を備える筐体と、
    前記第1方向に延びる第1軸について回転可能なアジテータであって、前記第1内部空間内のトナーを撹拌し、前記第1内部空間から前記第2内部空間へトナーを搬送するためのアジテータと、
    前記第1方向に延び、前記第1方向に延びる第2軸について回転可能なオーガであって、前記第2内部空間から前記第1開口へトナーを搬送するためのオーガと、を備え、
    前記第1内部空間は、前記第1方向に延びる円筒形状であり、
    前記第2内部空間は、前記第1方向に延びる円筒形状であり、
    前記第1トナー収容部の側面の一部を有する第1側面部は、前記第2トナー収容部の側面の一部を有する第2側面部と接続されることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記トナーカートリッジは、さらに、
    前記第1方向における前記第2トナー収容部の一端部に位置し、前記第1開口を覆うカバーであって、面積が前記第1開口よりも小さい第2開口であって、前記第1開口を介して排出されるトナーが排出されることを許容するための第2開口を有するカバーを備えることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記第1方向における前記オーガの一端部は、前記第2トナー収容部の前記第1開口および前記カバーの前記第2開口から露出され、
    前記カバーは、前記オーガの一端部を覆い、かつ、前記オーガの回転方向に沿って延びることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記筐体は、第1内面と、前記第1方向において前記第1内面から離れた第2内面とを有し、
    前記第1内部空間は、前記第1方向において、前記第1内面から前記第2内面まで延び、
    前記第1側面部は、前記第1内面から前記第2内面まで延び、前記第1内面から前記第2内面まで前記第2側面部と接続されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記第1側面部は、前記第1軸を中心とした中心角度Aの範囲に延び、
    前記第2側面部は、前記第2軸を中心とした中心角度Bの範囲に延び、
    前記中心角度Aは、180度より大きく、
    前記中心角度Bは、180度より大きいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記第1内部空間の前記第1軸を中心とした第1内径は、前記第2内部空間の前記第2軸を中心とした第2内径よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記トナーカートリッジは、さらに、
    前記アジテータに装着され、前記アジテータと共に回転可能なアジテータギアと、
    前記オーガに装着され、前記オーガと共に回転可能なオーガギアと、
    前記アジテータギアと前記オーガギアと噛み合うアイドルギアと、を備え、
    前記アジテータギアの径は、前記オーガギアの径よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
  8. 前記トナーカートリッジは、
    前記第1トナー収容部の側面に位置する外表面の一部である第1外表面と前記第2トナー収容部の側面に位置する外表面の一部である第2外表面とを第2方向に連結する第1リブを備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
  9. 前記トナーカートリッジは、
    前記第1トナー収容部の側面に位置する外表面の一部である第1外表面に、前記第1方向に延びる第2リブを備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
  10. 前記アジテータは、前記第2方向にトナーを搬送し、
    前記オーガは、前記第1方向にトナーを搬送することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のトナーカートリッジ。
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