JP2017181438A - 応力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】検出能力を向上する。【解決手段】応力センサ1は、ダイヤフラム10と、ダイヤフラム10の面上に配置される感応膜20と、ダイヤフラム10上に配置されるピエゾ抵抗素子40a,41a,42a,43aと、ダイヤフラム10下に配置されるピエゾ抵抗素子40b,41b,42b,43bと、接続部30,31,32,33とを備える。ピエゾ抵抗素子40a〜43aとピエゾ抵抗素子40b〜43bとは、接続部30〜33によって電気的に直列に接続されている。【選択図】図2

Description

本発明は、応力センサに関する。
従来、ダイヤフラムを用いて圧力又は応力等を検出するセンサが知られている。例えば、特許文献1には、ダイヤフラムに加えられる圧力を、ダイヤフラムの撓みに基づいて検出する圧力センサが開示されている。
特開2015−143713号公報
しかしながら、ダイヤフラムを用いた応力センサにおいて、応力の検出能力が必ずしも高くない場合がある。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、検出能力を向上できる応力センサを提供することにある。
本発明の実施形態に係る応力センサは、
ダイヤフラムと、
前記ダイヤフラムの面上に配置される感応膜と、
前記ダイヤフラム上に配置される第1検出部と、
前記ダイヤフラム下に配置される第2検出部と、
接続部と、を備え、
前記第1検出部と前記第2検出部は、前記接続部によって電気的に直列に接続されている。
本発明の一実施形態に係る応力センサによれば、検出能力を向上できる。
本発明の一実施形態に係る応力センサの概略構成を示す上面図である。 図1に示す応力センサのL−L線に沿った断面図である。 ガス分子が感応膜に吸着された際の図2に示す範囲Aの拡大図である。 本発明の一実施形態に係る応力センサの変形例の概略構成を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る応力センサの製造に用いるSOI基板の概略構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る応力センサの製造工程を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る応力センサの製造工程を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る応力センサの製造工程を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る応力センサの製造工程を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る応力センサの製造工程を説明するための断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明に係る実施形態では、ダイヤフラムの面上に配置された膜(感応膜)への物質の吸着によって、ダイヤフラムが変形し、ダイヤフラムに応力が生じるものとして説明する。また、以下の説明で用いられる図は模式的なものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る応力センサ1の概略構成を示す上面図であり、図2は、図1に示す応力センサ1のL−L線に沿った断面図である。なお、本明細書では、z軸正方向が上側、z軸負方向が下側であるとして、以下説明する。
応力センサ1は、ダイヤフラム10と、ダイヤフラム10の上面に配置される感応膜20と、接続部30,31,32,33と、ピエゾ抵抗素子(第1検出部)40a,41a,42a,43aと、ピエゾ抵抗素子(第2検出部)40b,41b,42b,43bとを備える。ピエゾ抵抗素子40a〜43aとピエゾ抵抗素子40b〜43bとは、それぞれ、接続部30〜33によって電気的に直列に接続され、4個の抵抗部40,41,42,43を構成する。応力センサ1は、感応膜20が流体中の特定の物質を吸着することにより、特定の物質を検出する。応力センサ1には、例えば上面側から気体が吹きかけられる。応力センサ1は、吹きかけられた気体中に、検出対象となる特定のガス分子が含まれるか否かを検出できる。応力センサ1は、例えばSOI(Silicon on Insulator)基板を用いて製造される。応力センサ1の製造方法の一例については後述する。
ダイヤフラム10は、変形可能な部材である。ダイヤフラム10は、例えば、薄い基板である。本実施形態に係るダイヤフラム10は、単結晶のn型のSi基板であり、図1及び図2では、図1に示すxy平面に平行な面(z軸に垂直な面)がSi(100)面となる。また、ダイヤフラム10において、x軸方向は[110]方向、y軸方向は[1−10]方向及びz軸方向は[001]方向である。ダイヤフラム10は、図1に示すように、上面側から見て矩形状としてもよい。ダイヤフラム10は、その周囲において、ダイヤフラム10よりも厚い基板と一体として構成されている。ダイヤフラム10は、上面に配置された感応膜20が変形すると、感応膜20の変形の度合いに応じて変形する。
感応膜20は、本実施形態では、円形状である。感応膜20は、検出対象となる物質がその表面に吸着されると、その物質との物理的な接触又はその物質との化学反応等によって、伸縮等して変形する。感応膜20には、検出対象となる物質に応じた材料が用いられる。ダイヤフラム10及び感応膜20の厚さは、感応膜20に用いられる材料、検出対象となる物質等を考慮して適宜選択することができる。一例として、感応膜20の材料は、例えば、ポリスチレン、クロロプレンゴム、ポリメチルメタクリレート又はニトロセルロース等が挙げられる。
接続部30は、例えば、ビア導体又は拡散配線等であり、ピエゾ抵抗素子40aとピエゾ抵抗素子40bとを電気的に直列に接続させ、抵抗部40を構成する。同様に、接続部31〜33も、例えば、ビア導体又は拡散配線等であり、それぞれ、ピエゾ抵抗素子41a〜43aと、ピエゾ抵抗素子41b〜43bとを電気的に直列に接続させ、抵抗部41〜43を構成する。図2には、接続部31によってピエゾ抵抗素子41a,41bを直列に接続させて構成される抵抗部41と、接続部33によってピエゾ抵抗素子43a,43bを直列に接続させて構成される抵抗部43とが示されている。
ピエゾ抵抗素子40a〜43a,40b〜43bは、自身が受ける応力によって抵抗値が変化する。ピエゾ抵抗素子40a〜43a,40b〜43bは、p型Siであり、n型のSi基板であるダイヤフラム10にボロン(B)を拡散させることで形成される。
ピエゾ抵抗素子40a〜43aは、ダイヤフラム10上に配置される。なお、本明細書において、ダイヤフラム10上に配置されるとは、平板状のダイヤフラム10の上面に配置された状態と、図2に示すようにダイヤフラム10の上面側においてダイヤフラム10に埋め込まれた状態とを含む。
ピエゾ抵抗素子40b〜43bは、ダイヤフラム下に配置される。図1には上面側から見たときのピエゾ抵抗素子40b〜43bの形状が破線で示されている。なお、本明細書において、ダイヤフラム10下に配置されるとは、平板状のダイヤフラム10の下面に配置された状態と、図2に示すようにダイヤフラム10の下面側においてダイヤフラム10に埋め込まれた状態とを含む。
また、ピエゾ抵抗素子40aの長手方向とピエゾ抵抗素子40bの長手方向は、互いに異なる方向であり、さらに、互いに直交する。同様に、ピエゾ抵抗素子41a〜43aの長手方向とピエゾ抵抗素子41b〜43bの長手方向も、それぞれ、互いに異なる方向であり、さらに、互いに直交する。図1の例では、ピエゾ抵抗素子40aの長手方向はy軸方向(第1方向)であり、ピエゾ抵抗素子40bの長手方向はx軸方向(第2方向)である。また、ピエゾ抵抗素子41aの長手方向はy軸方向であり、ピエゾ抵抗素子41bの長手方向はx軸方向である。また、ピエゾ抵抗素子42aの長手方向はy軸方向であり、ピエゾ抵抗素子42bの長手方向はx軸方向である。また、ピエゾ抵抗素子43aの長手方向はy軸方向であり、ピエゾ抵抗素子43bの長手方向はx軸方向である。
なお、ピエゾ抵抗素子40a〜43a,40b〜43b中を流れる電流は、ピエゾ抵抗素子40a〜43a,40b〜43bの長手方向に沿って流れるものとする。すなわち、ピエゾ抵抗素子40a〜43a中を流れる電流は第1方向に沿って流れ、ピエゾ抵抗素子40b〜43b中を流れる電流は第2方向に沿って流れる。
また、ピエゾ抵抗素子40a及びピエゾ抵抗素子40bの一部は、上下方向に重なっている。同様に、ピエゾ抵抗素子41a〜43a及びピエゾ抵抗素子41b〜43bの一部も、それぞれ、上下方向に重なっている。
抵抗部40は、ピエゾ抵抗素子40aとピエゾ抵抗素子40bとを電気的に直列に接続させて構成される。同様に、抵抗部41〜43も、それぞれ、ピエゾ抵抗素子41a〜43aと、ピエゾ抵抗素子41b〜43bとを電気的に直列に接続させて構成される。このように構成することで、抵抗部40〜43の抵抗値は、それぞれ、ピエゾ抵抗素子40a〜43aの抵抗値と、ピエゾ抵抗素子40b〜43bの抵抗値とを足し合わせた値になる。また、本実施形態では、抵抗部40〜43は、それぞれ、ピエゾ抵抗素子40a〜43aとピエゾ抵抗素子40b〜43bとをL字型に接続させて構成されている。
また、抵抗部40〜43は、ホイートストンブリッジ回路を構成する。応力センサ1は、抵抗部40〜43で構成されたホイートストンブリッジ回路から、抵抗部40〜43の抵抗値の変化を電気信号として検出することで、検出対象となる物質の感応膜20への吸着を検出できる。なお、ホイートストンブリッジ回路は、必ずしも4個の抵抗部の全てを用いて構成する必要はなく、抵抗部40〜43の何れか1個、2個又は3個を用いて構成してもよい。また、抵抗部の何れか1個、2個又は3個を用いてホイートストンブリッジ回路を構成する際には、応力センサ1は、ホイートストンブリッジ回路に用いられる個数の抵抗部を、ダイヤフラム10が備えるようにしてもよい。
また、本実施形態では、応力センサ1は4個の抵抗部40〜43を備えるが、応力センサ1が備える抵抗部の個数は4個に限られない。応力センサ1は、検出対象となる物質を検出可能な任意の個数の抵抗部を備えていればよい。
次に、感応膜20に検出対象となる物質が吸着された際にダイヤフラム10に生じる応力について説明する。図3は、ガス分子2が感応膜20に吸着された際の図2に示す範囲Aの拡大図である。なお、ガス分子2は、応力センサ1を用いて検出する対象のガス分子を模式的に示すものである。
図3に示すように、ガス分子2が感応膜20に吸着されると、感応膜20が変形し、この変形に伴い、ダイヤフラム10も変形する。このとき、ダイヤフラム10では、例えばダイヤフラム10の上面側が伸び、かつダイヤフラム10の下面側が縮むことで、ダイヤフラム10の上面側とダイヤフラム10の下面側とにおいて、互いに異なる向きの応力が生じる。図3の例では、ダイヤフラム10の上面側では、ダイヤフラム10の中央部を向く応力σ1が生じ、ダイヤフラム10の下面側では、ダイヤフラム10の周辺部を向く応力σ2が生じている。このとき、応力σ1のx軸方向の応力成分である応力σ1xと、応力σ2のx軸方向の応力成分であるσ2xとは、x軸方向において逆向きの応力となる。
ここで、ダイヤフラム10に生じる応力と、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化量ΔRとの関係について説明する。本実施形態では、ダイヤフラム10は、その表面をSi(100)とする単結晶Siであり、また、ダイヤフラム10に生じる応力は、平面応力とみなすことができる。この場合、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化量ΔRは、σxをx軸方向の応力及びσyをy軸方向の応力とすると、(σx−σy)に比例する。従って、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化量ΔRの正負は、x軸方向の応力であるσxの向きに依存する。
図3の説明に戻ると、ダイヤフラム10の上面側と下面側とでは、x軸方向において、互いに向きの異なる応力σ1x,σ2xが生じている。従って、ダイヤフラム10の上下に配置するピエゾ抵抗素子の長手方向をy軸方向に揃えると、ダイヤフラム10の上下に配置するピエゾ抵抗素子において、一方の抵抗値の変化量ΔRは正の値になり、他方の抵抗値の変化量ΔRは負の値になる。この場合、ダイヤフラム10の上下に配置するピエゾ抵抗素子を直列に接続させて直列抵抗を構成すると、直列抵抗の抵抗値の変化量は、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化量ΔRの正負が反対になって打ち消し合うため、低減してしまう。
これに対し、本実施形態では、ダイヤフラム10の上に配置するピエゾ抵抗素子41aの長手方向はy軸方向であり、ダイヤフラム10の下に配置するピエゾ抵抗素子41bの長手方向はx軸方向である。従って、ピエゾ抵抗素子41a,41bを直列に接続させて抵抗部41を構成しても、抵抗部41に影響するx軸方向の応力は、ピエゾ抵抗素子41aが受ける応力σ1xのみである。さらに、本実施形態では、抵抗部41は、長手方向をx軸方向とするピエゾ抵抗素子41bのy軸方向の応力による抵抗値の変化量も得ることができる。これにより、抵抗部41は、ピエゾ抵抗素子41a,41bの抵抗値の変化量を足し合わせた、より大きな抵抗値の変化量を得ることができる。
以上のように、本実施形態に係る応力センサ1では、ダイヤフラム10上に配置されるピエゾ抵抗素子40a〜43aと、ダイヤフラム10下に配置されるピエゾ抵抗素子40b〜43bとを直列に接続させることで、抵抗部40〜43を構成している。これにより、抵抗部40〜43の抵抗値は、それぞれ、ピエゾ抵抗素子40a〜43aの抵抗値と、ピエゾ抵抗素子40b〜43bの抵抗値とを足し合わせた値となる。そのため、応力センサ1では、検出対象となる物質が感応膜20に吸着された際、抵抗部40〜43の抵抗値の変化を、抵抗部40〜43をピエゾ抵抗素子の直列抵抗として構成しない場合と比較して、大きくすることができる。従って、応力センサ1では、検出対象となる物質の検出能力を向上させることができる。
(本実施形態の変形例)
次に、本発明の一実施形態に係る応力センサ1の変形例について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る応力センサ1の変形例(応力センサ1a)の概略構成を示す上面図である。なお、図4に示す各構成要素において、図1に示す構成要素と同一の構成要素は、同一符号を付し、その説明を省略する。
応力センサ1aは、ダイヤフラム10と、ダイヤフラム10の上面に配置される感応膜20と、接続部30,31,32,33と、ピエゾ抵抗素子40a,41a,42a,43aと、ピエゾ抵抗素子40b,41b,42b,43bとを備える。ピエゾ抵抗素子40a〜43aとピエゾ抵抗素子40b〜43bとは、それぞれ、接続部30〜33によって電気的に直列に接続され、4個の抵抗部44,45,46,47を構成する。
抵抗部44は、ピエゾ抵抗素子40aとピエゾ抵抗素子40bとを電気的に直列に接続させて構成される。同様に、抵抗部45〜47も、それぞれ、ピエゾ抵抗素子41a〜43aと、ピエゾ抵抗素子41b〜43bとを電気的に直列に接続させて構成される。このように構成することで、抵抗部44〜47の抵抗値は、それぞれ、ピエゾ抵抗素子40a〜43aの抵抗値と、ピエゾ抵抗素子40b〜43bの抵抗値とを足し合わせた値になる。また、変形例では、抵抗部44〜47は、それぞれ、ピエゾ抵抗素子40a〜43aとピエゾ抵抗素子40b〜43bとを十字型に接続させて構成されている。
このような応力センサ1aであっても、本発明の一実施形態に係る応力センサ1と同様の効果を得ることができる。
(本実施形態に係る応力センサの製造工程)
次に、本実施形態に係る応力センサの製造工程の一例について、図5〜図10を参照して説明する。なお、図5〜図10に示す各構成要素において、同一の構成要素には同一符号を付す。
(1)SOI基板の準備
まず、応力センサの製造に用いるSOI基板を準備する。図5に、本発明の一実施形態に係る応力センサの製造に用いるSOI基板の概略構造を示す。図5に示すように、SOI基板100は、第1基板110と、SiO層111と、第2基板112とを備える。第1基板110及び第2基板112は、Si基板である。第1基板110は、ダイヤフラムとして機能させるものであり、第2基板112よりも薄い。SOI基板100では、第2基板112上にSiO層111が配置され、SiO層111上に第1基板110が配置されている。SOI基板100は、例えばいわゆる貼り合わせ法によって製造される。なお、以下では、第1基板110はn型であるとする。なお、第1基板110の下面には、予めピエゾ抵抗素子40b〜43bを形成しておく。
(2)拡散配線(高ドープ層)の形成
次に、図5に示すSOI基板100に、拡散配線を形成する。図6に示すように、第1基板110上にマスクパターン200を形成した後、イオン注入法によってマスクパターン200の開口部に高濃度のボロン(B)を注入し、拡散配線41A,43Aを形成する。なお、拡散配線40A〜43Aは、それぞれ、第1基板110の下面に形成されたピエゾ抵抗素子40b〜43bに接続するよう形成する。
(3)ピエゾ抵抗素子(低ドープ層)の形成
図6に示すマスクパターン200を除去した後、ピエゾ抵抗素子40a〜43aを形成する。図7に示すように、第1基板110上にマスクパターン201を形成した後、イオン注入法によってマスクパターン201の開口部に低濃度のボロン(B)を注入し、ピエゾ抵抗素子40a〜43aを形成する。
(4)金属配線の形成
図7に示すマスクパターン201を除去し、所定のパターンの絶縁層310a,310bを積層した後、アルミニウム等の金属配線を形成する。図8(a)に示すように、第1基板110上の全面にスパッタによって金属(例えばアルミニウム)を堆積させ、金属層300(例えばアルミニウム層)を形成する。次に、図8(b)に示すように、金属層300上にマスクパターン202を形成する。その後、図8(c)に示すように、マスクパターン202により保護されていない金属層300をエッチングすることにより、金属配線300a,300bを形成する。金属配線300a等及び拡散配線41A等による接続によって、抵抗部40〜43は、ホイートストンブリッジ回路を構成する。
(5)ダイヤフラムの形成
図8(c)に示すマスクパターン202を除去し、SOI基板100の上下を反転させた後、ダイヤフラムを形成する。図9(a)に示すように、第2基板112上にマスクパターン204を形成した後、マスクパターン204により保護されていない第2基板112を、ドライエッチングして凹部400を形成する。このとき、SiO層111がストップ層の役割を果たすように、予めドライエッチングの条件を設定する。その後、ドライエッチングの条件を変更し、図9(b)に示すように、SiO層111を除去してダイヤフラム10を形成する。
(6)感応膜の形成
図9(b)に示すマスクパターン204を除去し、さらにSOI基板100の上下を反転させた後、感応膜20を形成する。図10に示すように、感応膜材料をダイヤフラム10上に塗布した後、乾燥させて感応膜20を形成する。
なお、ここでは第1基板110がn型であるとして説明したが、例えば第1基板110がp型である場合には、上記(2)拡散配線(高ドープ層)の形成及び(3)ピエゾ抵抗素子(低ドープ層)の形成において、ボロン(B)に替えてリン(P)を注入する。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1,1a 応力センサ
2 ガス分子
10 ダイヤフラム
20 感応膜
30,31,32,33 接続部
40,41,42,43,44,45,46,47 抵抗部
40a,41a,42a,43a ピエゾ抵抗素子(第1検出部)
40b,41b,42b,43b ピエゾ抵抗素子(第2検出部)
40A,41A,42A,43A 拡散配線
100 SOI基板
110 第1基板
111 SiO
112 第2基板
200,201,202,204 マスクパターン
300 金属層
300a,300b 金属配線
310a,310b 絶縁層
400 凹部

Claims (5)

  1. ダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムの面上に配置される感応膜と、
    前記ダイヤフラム上に配置される第1検出部と、
    前記ダイヤフラム下に配置される第2検出部と、
    接続部と、を備え、
    前記第1検出部と前記第2検出部は、前記接続部によって電気的に直列に接続されている、応力センサ。
  2. 前記第1検出部及び前記第2検出部の一部又は全部が、上下方向に重なっている、請求項1に記載の応力センサ。
  3. 前記第1検出部の長手方向は第1方向であり、前記第2検出部の長手方向は、該第1方向に直交する第2方向である、請求項1又は2に記載の応力センサ。
  4. 前記接続部は、ビア導体である、請求項1から3の何れか一項に記載の応力センサ。
  5. 前記第1検出部及び前記第2検出部は、ピエゾ抵抗素子を含んで構成される、請求項1から4の何れか一項に記載の応力センサ。
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