JP2017181019A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッター部と本体フレームとの間の気密性能を向上させることができることを目的とする。【解決手段】本体フレーム9の前面にはシャッター部10を固定するための係合孔19を設け、シャッター枠には上方あるいは下方から見てL字形の固定用ツメ22を設け、固定用ツメ22を係合孔19にスライドさせるように係合させるという構成にしたことにより、本体フレーム9の前面にシャッター部10を当てスライドさせL字形の固定用ツメ22を係合孔19に嵌め込み係合することとなり、シャッター部10と本体フレーム9との間の気密性能を向上させることができる換気装置1を得られる。【選択図】 図5

Description

本発明は、電気式のシャッター部を備えた換気装置に関するものである。
従来、この種の換気装置は、本体フレームにシャッター部を係合させ、本体フレームからシャッター部を着脱自在に構成されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その換気装置について図9および図10を参照しながら説明する。
図9に示すように、換気装置は、ファン101とファンモーター部102とを設けた本体フレーム103と、シャッター部105と、このシャッター部105を覆うカバー106と、を備える。シャッター部105は、本体フレーム103のほぼ中央部に設けられるファン101の吸込口104に設けられる。カバー106は、本体フレーム103に装着される。また、図10にも示すように、シャッター部105の一方に、本体フレーム103の枠状部に設けた掛部107に引っ掛けられる引掛け部108を設け、他方には本体フレーム103の枠状部に設けた係合部109に係合し着脱自在にロックされるロック機構110を設ける。引掛け部108と掛部107とを介して前記シャッター部105が開閉できる構成である。
特許第3970733号公報
このような従来の換気装置においては、シャッター部は閉じている時の気密性能がより高いことが望まれるが、従来のシャッター部とフレームの前面への着脱構造では、シャッター部と、フレームである本体フレームとの間に隙間が生じ、より高い気密性能が実現できていない、という課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、シャッター部と本体フレームとの間の気密性能を向上させることができる換気装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、円筒状の風洞パイプの一端に装着される換気装置であって、
前記風洞パイプに連結される筒状部と、
前記筒状部の一端側に設けられる本体フレームと、
前記本体フレームの前面に係合されるシャッター部を有し、
前記本体フレームは、前記筒状部から径方向に張り出したフランジ部を有し、
前記シャッター部は、オリフィスとシャッター枠と複数のブレードとによって構成され、前記フランジ部には、複数の係合孔を備え、
前記シャッター部には、上方あるいは下方から見て同じ方向に屈曲したL字形の固定用ツメを設け、
前記固定用ツメは、前記係合孔に挿入後、スライドさせるようにして前記シャッター部を前記本体フレームに係合させる構造であるものであり、これにより所期の目的を達成する
ものである。
本発明によれば、前記風洞パイプに連結される筒状部と、前記筒状部の一端側に設けられる本体フレームと、前記本体フレームの前面に係合されるシャッター部を有し、
前記本体フレームは、前記筒状部から径方向に張り出したフランジ部を有し、前記シャッター部は、オリフィスとシャッター枠と複数のブレードとによって構成され、前記フランジ部には、複数の係合孔を備え、前記シャッター部には、上方あるいは下方から見て同じ方向に屈曲したL字形の固定用ツメを設け、前記固定用ツメは、前記係合孔に挿入後、スライドさせるようにして前記シャッター部を前記本体フレームに係合させる構造としたことにより、本体フレームの前面にシャッター部を当てスライドさせL字形の固定用ツメを穴に嵌め込み係合することとなるので、シャッター部とフレームとの間の気密性能を向上させることができる、という効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1の換気装置の分解斜視図 同換気装置のシャッター部の本体フレームとの接触面側を示す正面図 同換気装置のシャッター部のオリフィスをはずした状態の斜視図 同換気装置のシャッター部の固定用ツメの拡大断面図 同換気装置のシャッター部の分解斜視図 同換気装置の庇形状部の係合状態を示す拡大断面図 同換気装置の凸形状部を示す拡大斜視図 同換気装置の凸形状部の組立状態を示す拡大断面図 従来換気装置を示す分解斜視図 同換気装置のカバーをはずした状態の斜視図
本発明の請求項1記載の換気装置は、円筒状の風洞パイプの一端に装着される換気装置であって、
前記風洞パイプに連結される筒状部と、前記筒状部の一端側に設けられる本体フレームと、前記本体フレームの前面に係合されるシャッター部を有し、
前記本体フレームは、前記筒状部から径方向に張り出したフランジ部を有し、前記シャッター部は、オリフィスとシャッター枠と複数のブレードとによって構成され、前記フランジ部には、複数の係合孔を備え、前記シャッター部には、上方あるいは下方から見て同じ方向に屈曲したL字形の固定用ツメを設け、前記固定用ツメは、前記係合孔に挿入後、スライドさせるようにして前記シャッター部を前記本体フレームに係合させる構造である。これにより、本体フレームの前面にシャッター部を当てスライドさせL字形の固定用ツメを穴に嵌め込み係合することとなるので、シャッター部とフレームとの間の気密性能を向上させることができる、という効果を奏する。
また、前記オリフィスは、開口部とその周囲の板状部とで構成され、さらに、前記シャッター枠に着脱可能に設けられ、前記シャッター枠の周囲には、前記板状部の板厚分の段差が前記オリフィス取付側に突出するように設けられ、前記オリフィスは、前記段差の内周側に嵌合するという構成にしてもよい。これにより、シャッター枠の内側の段差部にオリフィスの全周を隙間なく接触させ収めることとなるので、シャッター部とフレームとの間の気密性能を更に向上させることができる、という効果を奏する。
また、前記オリフィスの前記板状部は、略長方形とし、前記段差には、前記板状部の一辺に係合する庇形状部を設け、前記板状部の前記一辺と対向する辺には、前記シャッター枠側に突出し、前記シャッター枠に係合する係合用ツメを設けるという構成にしてもよい
。これにより、シャッター枠の庇形状部に係合部を潜り込ませ係合用ツメをシャッター枠に係合させることとなるので、シャッター部と本体フレームとの間の気密性能を更に向上させることができる、という効果を奏する。
前記シャッター部は、前記本体フレーム側に前記オリフィスを設け、前記固定用ツメは、前記オリフィスに設けられたという構成にしても良い。これにより、シャッター部からオリフィスのみを取り出して、本体フレームに装着でき、シャッター無しの換気装置として使うことができる。この構成は、例えば、常時換気用として常時シャッターを開放して用いる場合などに有用となる。
また、前記シャッター枠は、非結晶性樹脂製とし、前記オリフィスは、結晶性樹脂製としたとしても良い。特に、前記シャッター枠は、ABS製とし、前記オリフィスは、ポリプロピレン製としてもよい。結晶性樹脂は、曲げ易く、剛性に優れているので、オリフィスに用いることにより、シャッター枠への着脱が容易で、かつ、繰り返し着脱が可能になる。
また、前記固定用ツメには、前記本体フレームの裏面に当接するよう、曲面状に突出した突起部を設けたという構成にしても良い。これにより、固定用ツメの突起部の曲面が穴を通過し本体フレームの裏面に接触しながらスライドすることとなるので、シャッター部を本体フレームへ滑らかに動作させ着脱することができる、という効果を奏する。
また、前記本体フレームに円柱状の凸形状部を設け、前記シャッター部には、前記固定用ツメを前記係合孔に挿入し、スライドする前の非係合状態で前記凸形状部が収まる着脱時用凹部と、前記シャッター部をスライドした係合状態で、前記凸形状部が収まる保持時用凹部を有し、前記保持時用凹部と前記着脱時用凹部との間に壁部を設けるという構成にしても良い。
これにより、オリフィスを本体フレームに装着する際、スライドする前には、凸形状部を着脱時用凹部に嵌合させ、更にスライドさせると、凸形状部が壁部乗り越えた後、凸形状部は保持時用凹部へ嵌まることとなる。このようにして、シャッター部を本体フレームに着脱させるときに、クリック感を発生させ、着脱が完了したことがわかり易くなり、着脱を確実に行うことができる。
また、前記凸形状部は、前記保持時用凹部に収まっている状態において前記壁部側に凸形状先端部側が細くなる傾斜部を有した、という構成にしてもよい。これにより、凸形状部の傾斜部が壁部と接触しながらスライドすることとなるので、シャッター部を本体フレームへ操作性を向上させながら着脱することができる、という効果を奏する。
また、前記保持時用凹部の孔径は、前記凸形状部が嵌合する大きさとしてもよい。これにより、シャッター部の位置決めを正確にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、換気装置1は、方形状の本体フレーム9と、シャッター部10と、ルーバー11と、で構成されている。本体フレーム9は、背面側に、筒状部5を設けている。筒状部5は、風洞パイプ4に装着される。風洞パイプ4は、室内2と室外(図示せず)を連通するように壁面3に埋設されている。また、本体フレーム9は、前面側に、フランジ部7を設けている。フランジ部7は、筒状部5の室内側開口6の外周から径方向に張り出し、略方形状に形成されている。そして、フランジ部7には、その周囲に、背面側す
なわち壁面3側に向けて壁状に形成された立ち上がり部8が一体に設けられている。
シャッター部10は、本体フレーム9の前面すなわち室内2側に、係合により着脱可能に保持されている。
そして、ルーバー11は、本体フレーム9の前面すなわち室内2側を覆うように本体フレーム9に係合している。
筒状部5の内側には、プロペラファン13と、モーター12が設けられている。モーター12は、交流電動機であってもよいし、直流電動機であっても良い。本実施の形態では、交流電動機によって説明する。モーター12は、筒状部5の中部に保持部(図示せず)を介してねじ(図示せず)にて取り付けられている。プロペラファン13は、モーター12のシャフト(図示せず)に取り付けられている。
なお、換気装置1は、風洞パイプ4を埋設した天井面(図示せず)に取り付けるという構成にしてもよい。また、送風用の羽根車としてプロペラファン13を用いて説明するが、他の形式の羽根車を用いてもよい。
図2および図3に示すように、シャッター部10は、シャッター枠14と、オリフィス15と、複数のブレード16を有している。そして、ブレード16を動作させるため、レバー17と、バネ18とを備えている。
このような構成によって、換気装置1を運転するとき、図示しないソレノイドの働きによって、シャッター部10のブレード16は、開放される。すなわち、ソレノイドの働きによって、レバー17を操作し、ブレード16が開放される。それと同時に、モーター12に通電され、プロペラファン13が働き、送風されることになる。一方、換気装置1を停止すると、ソレノイドの働き(切断)とバネ18の働きにより、シャッター部10のブレード16は元に戻り、風路は閉鎖される。
次に、シャッター部10の取り付けについて説明する。
図1に示すように、本体フレーム9の前面には、シャッター部10を固定するための複数の係合孔19が設けられている。そして、図2に示すように、シャッター部10には、L字形の固定用ツメ22が複数個設けられている。この固定用ツメ22は、上方20あるいは下方21から見て,同じ方向に屈曲したL字形である。図2においては、それぞれの固定用ツメ22は、左側に柱部分が設けられ、右側は開放端となっている。固定用ツメ22の開放端側をツメ部と呼ぶ。このまた、固定用ツメ22は、シャッター枠14に4個、オリフィス15に4個設けられている。
オリフィス15は、図2に示すように、略長方形となっている板状部10aと、板状部10aの略中央部に設けられた開口部10bとを有している。
図3は、オリフィス15を外した状態のシャッター枠14である。図3でわかるように、固定用ツメ22は、右側を開放端としている。ブレード16は、複数枚設けられ、レバー17を操作すると開放する機構となっている。レバー17を放す(力を加えない状態)と、バネ18の働きによってブレード16は閉鎖する。
シャッター部10を本体フレーム9に装着するには、まず、固定用ツメ22を係合孔19に挿入させる。次に、シャッター部10を固定用ツメ22の開放端(ツメ部)側にスライドさせ係合させる。すなわち、固定用ツメ22のツメ部とシャッター部10の表面とが
、本体フレーム9を挟み込んで固定する形となる。そして、シャッター部10の表面と、本体フレーム9の表面とが、面接触するので、シャッター部10と本体フレーム9との間の気密性能を向上させることができる。
本実施の形態においては、固定用ツメ22は、シャッター部10の外周部に設けられている。すなわち、図2に示すように、固定用ツメ22は、オリフィス15の4隅付近、および、シャッター枠14の4隅付近に設けられている。
これにより、室内側開口6の外側、すなわち、周囲でシャッター部10と本体フレーム9を保持することができる。そのため、成形上のばらつきにより生じる本体フレーム9とシャッター部10との間の隙間を小さくし密閉性を向上することができる。
また、図1に示すように、シャッター部10は、オリフィス15を本体フレーム9側にして取り付けられる。言い換えると、シャッター枠14と本体フレーム9の間にオリフィス15が配置されている。ここで、オリフィス15に固定用ツメ22が設けられているので、オリフィス15のみをシャッター枠14から取り外して本体フレーム9に取り付けることができる。従って、シャッターの有無による部品の共用化を図りつつ容易にオリフィス15を着脱自在に取り付けることができるので、プロペラファン13の掃除性の高いシャッター無しの換気装置を得ることができる。また、換気装置1を常時換気用として用いる場合には、シャッター枠14を外して運転することも可能になる。
また、図4に示すように、固定用ツメ22のツメ部には、本体フレーム9と接触する側に曲面の形状とした突起部23が設けられている。シャッター部10を取り付ける際、固定用ツメ22が係合孔19を通過してから、突起部23の曲面が本体フレーム9の裏面に接触しながらスライドする。そのため、シャッター部10は、本体フレーム9に対して滑らかにスライド動作され着脱することができる。また、突起部23は本体フレーム9を押すようにして固定されるので、本体フレーム9とシャッター部10とがガタツキなく密着されることになる。
なお、突起部23の曲面は、断面が略半円状となる図に向かって鉛直方向に柱状の突起により設けているが、球面状の突起としても同様の効果を得ることができる。
次に、シャッター枠14とオリフィス15の結合について説明する。
図5に示すように、シャッター枠14は、固定用ツメ22が設けられている面からオリフィス15の板状部10aの板厚34分下げたように段差部24を有している。すなわち、シャッター枠14において、固定用ツメ22が設けられている面は、オリフィス15が装着される面よりも板厚34分だけオリフィス15の取付側に突出している。そして、段差部24の内周側にオリフィス15の全周を収めるという構造となっている。
このようにすることで、シャッター枠14の内側の段差部24にオリフィス15の全周を隙間なく接触させ収めることになる。さらに、本体フレーム9にシャッター部10を取り付けた際、オリフィス15の外周は、本体フレーム9と接触するように配置されるので、オリフィス15の外周から外部への空気の漏れが少なくなる。すなわち、換気装置1の気密性能をさらに向上させることができる。
また、図5および図6に示すように、シャッター枠14の段差部24を設けたいずれか一辺には、一部あるいは全体にオリフィス15の板状部10aの一辺と係合する庇形状部25が設けられている。オリフィス15には、庇形状部25と係合する箇所を段差とした係合部26が設けられる。さらに、オリフィス15は、係合部26を設けた辺に対向する
辺に係合用ツメ27が設けられる。係合用ツメ27は、外側に突出し、オリフィス15をシャッター枠14に装着した際、シャッター枠14と係合することになる。
上記構成において、シャッター枠14にオリフィス15を係合させる方法は、まず、シャッター枠14の庇形状部25に係合部26を潜り込ませる。その後、オリフィス15をたわませながら、対辺側をシャッター枠14に装着する。そのとき、係合用ツメ27をシャッター枠14に係合させることになる。このようにして、オリフィス15は、係合部26はほぼ隙間なく庇形状部25に係合し、また対向する側は、係合用ツメ27はほぼ隙間なくシャッター枠14に係合する。このような構成によって、シャッター部10と本体フレーム9との間の気密性能をさらに向上させることができる。また、係合用ツメ27を設けるのは片側のみとすることにより、一方をしっかり係合させ他方を挿し込む構成にし、製造工程での組立を容易にすることができる。加えて、オリフィス15は、シャッター枠14に埋め込み係合させる状態になるため、オリフィス15とシャッター枠14との一体性が向上する。そのため、お手入れ時にユーザーによる分解して内部のブレード16等の構成部品の破損あるいは紛失を抑止する効果も得られる。
また、図1および図7に示すように、本体フレーム9の室内2側に、円柱状の凸形状部28が設けられている。一方、オリフィス15には、図5に示すように、凸形状部28が収まる大きさの保持時用凹部29と着脱時用凹部30とがシャッター部10のスライド方向に隣り合わせに設けられている。保持時用凹部29と着脱時用凹部30との間には、壁部31が設けられている。着脱時用凹部30は、シャッター部10を着脱する際に凸形状部28が収まるものである。なお、凸形状部28は、オリフィス15の表面と本体フレーム9の表面とが接する部分の範囲内ならどこでも良い。
シャッター部10を本体フレーム9に取り付ける際の保持時用凹部29と着脱時用凹部30、凸形状部28の作用について説明する。オリフィス15を本体フレーム9の前面に当てたとき(固定用ツメ22を係合孔19に挿入した状態)、凸形状部28が着脱時用凹部30に収められる。次に、シャッター部10を固定用ツメ22のツメ部側へスライドさせると、凸形状部28は壁部31を乗り越えた後、保持時用凹部29へ嵌って収まることとなる。本体フレーム9にシャッター部10が保持される状態においては、凸形状部28、保持時用凹部29、着脱時用凹部30、および壁部31の位置関係は、図8に示すようになる。また、本体フレーム9からシャッター部10を取り外す際に前述とは逆向きにスライドさせ、壁部31に接触しながら乗り上げてさらにスライドさせることとなる。このため、シャッター部10を本体フレーム9に着脱させるときに、凸形状部28が壁部31を乗り越えるときにクリック感が発生し、操作感が向上する。すなわち、シャッター部10と本体フレーム9との着脱の完了がわかり易くなり、着脱を確実に行うことができる。
また、保持時用凹部29は、凸形状部28の外形状と略同じように形成する。すなわち、保持時用凹部29の孔径は、凸形状部28の外径よりも少しだけ大きな大きさとする。この構成により、シャッター部10の位置決めが確実になる。
また、図7および図8に示すように、本体フレーム9に設ける凸形状部28には、円柱の一部を切り落とした形状になる傾斜部32を設ける形状とする。この傾斜部32は、シャッター部10を外す時に凸形状部28が壁部31と接触する部位に設けられている。
これにより、凸形状部28の傾斜部32が壁部31と接触しながらスライドすることとなる。従って、シャッター部10を本体フレーム9から取り外すときに引っかかりがなくなり、操作性を向上させながら取り外すことができる。
例えば、オリフィス15は、結晶性樹脂を用いて成形するとよい。結晶性樹脂としては
、ポリプロピレンを用いると良い。シャッター枠14には、非結晶性樹脂を用いると良い。非結晶性樹脂としては、ABS樹脂を用いると良い。
また、凸形状部28の大きさを、直径2.8mm、高さ1.6mmの円柱形状とし、傾斜部32は、天面で0.8mmの幅となるように切り落とすような形状とする。これにより、適度な操作力を保ち、かつ、クリック感を得ることができ、操作性が向上する。
また、シャッター部10を本体フレーム9へ取り付ける時に、お互い接触する部位に同様の傾斜面33を設けることで、取り付ける際の操作性に対しても同様の効果を得ることができる。なお、図8では、傾斜面33を壁部31に設けているが、凸形状部28に設けることとしてもよい。
本発明にかかる換気装置は、電気式シャッター部と本体フレームとの間の気密性能を向上させることができることを可能とするものであり、台所等に使用される換気扇等としても有用である。
1 換気装置
2 室内
3 壁面
4 風洞パイプ
5 筒状部
6 室内側開口
7 フランジ部
8 立ち上がり部
9 本体フレーム
10 シャッター部
11 ルーバー
12 モーター
13 プロペラファン
14 シャッター枠
15 オリフィス
16 ブレード
17 レバー
18 バネ
19 係合孔
20 上方
21 下方
22 固定用ツメ
23 突起部
24 段差部
25 庇形状部
26 係合部
27 係合用ツメ
28 凸形状部
29 保持時用凹部
30 着脱時用凹部
31 壁部
32 傾斜部
33 傾斜面
34 板厚

Claims (10)

  1. 円筒状の風洞パイプの一端に装着される換気装置であって、
    前記風洞パイプに連結される筒状部と、
    前記筒状部の一端側に設けられる本体フレームと、
    前記本体フレームの前面に係合されるシャッター部を有し、
    前記本体フレームは、前記筒状部から径方向に張り出したフランジ部を有し、
    前記シャッター部は、オリフィスとシャッター枠と複数のブレードとによって構成され、前記フランジ部には、複数の係合孔を備え、
    前記シャッター部には、上方あるいは下方から見て同じ方向に屈曲したL字形の固定用ツメを設け、
    前記固定用ツメは、前記係合孔に挿入後、スライドさせるようにして前記シャッター部を前記本体フレームに係合させる構造であることを特徴とする換気装置。
  2. 前記オリフィスは、開口部とその周囲の板状部とで構成され、さらに、前記シャッター枠に着脱可能に設けられ、
    前記シャッター枠の周囲には、前記板状部の板厚分の段差が前記オリフィス取付側に突出するように設けられ、
    前記オリフィスは、前記段差の内周側に嵌合する請求項1記載の換気装置。
  3. 前記オリフィスの前記板状部は、略長方形とし、
    前記段差には、前記板状部の一辺に係合する庇形状部を設け、
    前記板状部の前記一辺と対向する辺には、前記シャッター枠側に突出し、前記シャッター枠に係合する係合用ツメを設けることを特徴とする請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記シャッター部は、前記本体フレーム側に前記オリフィスを設け、
    前記固定用ツメは、前記オリフィスに設けられた請求項1から3いずれかひとつに記載の換気装置。
  5. 前記シャッター枠は、非結晶性樹脂製とし、
    前記オリフィスは、結晶性樹脂製とした請求項1から4いずれかひとつに記載の換気装置。
  6. 前記シャッター枠は、ABS製とし、
    前記オリフィスは、ポリプロピレン製とした請求項5に記載の換気装置。
  7. 前記固定用ツメには、前記本体フレームの裏面に当接するよう、曲面状に突出した突起部を設けたことを特徴とする請求項1から6いずれかひとつに記載の換気装置。
  8. 前記本体フレームに円柱状の凸形状部を設け、
    前記シャッター部には、
    前記固定用ツメを前記係合孔に挿入し、スライドする前の非係合状態で前記凸形状部が収まる着脱時用凹部と、
    前記シャッター部をスライドした係合状態で、前記凸形状部が収まる保持時用凹部を有し、
    前記保持時用凹部と前記着脱時用凹部との間に壁部を設けることを特徴とする請求項1から7いずれかひとつに記載の換気装置。
  9. 前記凸形状部は、前記保持時用凹部に収まっている状態において前記壁部側に凸形状先端部側が細くなる傾斜部を有したことを特徴とする請求項8に記載の換気装置。
  10. 前記保持時用凹部の孔径は、前記凸形状部が嵌合する大きさとした請求項8または9記載の換気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017181014A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気装置

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JP2017181014A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気装置

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