JP2017180914A - 燃料供給システム - Google Patents

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【課題】ベルトコンベアの排出部において燃料の飛散を抑制できる燃料供給システムを提供する。【解決手段】燃料供給システム1は、ベルトコンベア10の排出部50に設けられ、燃料の飛び出し方向を規制する方向規制部材31A,31Bを備える。このように、方向規制部材31A,31Bが、ベルトコンベア10の排出部50にて燃料の飛び出し方向を規制することにより、燃料が飛散することを抑制することができる。また、方向規制部材31A,31Bは、非鉄材を含んで構成される部材であるため、燃料に金属が含まれるような場合であっても、接触による火花等の発生を防止できる。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料供給システムに関する。
従来、燃料を燃焼させる火炉として、特許文献1に記載されているものが知られている。この火炉では、化石資源を除く動植物に由来する有機性資源であるバイオマス燃料等の燃料を燃焼炉で燃焼させている。このような火炉に対して燃料を供給する燃料供給システムは、ベルトコンベアを用いて燃料を搬送する部分を有する場合があった。
特開2004−36490号公報
ここで、ベルトコンベアを用いて燃料を搬送すると、ベルトコンベアの排出部において燃料が飛散する場合があった。従って、ベルトコンベアの排出部において燃料が飛散しない燃料供給システムが要請されていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、ベルトコンベアの排出部において燃料の飛散を抑制できる燃料供給システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る燃料供給システムは、燃料を燃焼する炉内へ燃料の供給を行う燃料供給システムであって、燃料を搬送するベルト、及び当該ベルトを案内する回転軸部材を有するベルトコンベアと、ベルトコンベアの排出部に設けられ、燃料の飛び出し方向を規制する方向規制部材と、を備え、方向規制部材は、非鉄材を含んで構成される部材である。
この燃料供給システムは、ベルトコンベアの排出部に設けられ、燃料の飛び出し方向を規制する方向規制部材を備える。このように、方向規制部材が、ベルトコンベアの排出部にて燃料の飛び出し方向を規制することにより、燃料が飛散することを抑制することができる。なお、方向規制部材は、非鉄材を含んで構成される部材であるため、燃料に金属が含まれるような場合であっても、接触による火花等の発生を防止できる。
本発明に係る燃料供給システムにおいて、方向規制部材は、ベルトの幅方向における両端側に配置され、ベルトコンベアの搬送方向における上流側から下流側に向かうに従って、幅方向における内側へ延びるように傾斜してよい。このような構成により、ベルトの幅方向の両端側において、燃料を幅方向の内側へスムーズに案内することができる。
本発明に係る燃料供給システムにおいて、方向規制部材を当該方向規制部材の周辺構造へ取り付けるための取付部材を更に備えてよい。このような構成により、方向規制部材の材質によらず、取付部材の材料を適宜選択可能となる。
本発明に係る燃料供給システムにおいて、取付部材及び方向規制部材は、ベルトの幅方向における端部側に配置され、取付部材は、幅方向においてベルトより外側に配置され、方向規制部材は、幅方向においてベルトより内側まで延びていてよい。このような構成により、ベルトコンベアから排出される燃料と取付部材とが接触することを回避できる一方、燃料と方向規制部材とを接触させることができる。
本発明に係る燃料供給システムにおいて、方向規制部材は、難燃性材料を含んで構成される部材であってよい。このような構成により、方向規制部材との接触による火花等の発生を防止できる。
本発明に係る燃料供給システムにおいて、方向規制部材は、面粗度が所定の値より低い材料を含んで構成される部材であってよい。このような構成により、方向規制部材に燃料が付着することを抑制できる。
本発明に係る燃料供給システムにおいて、方向規制部材は上下方向に広がっており、当該方向規制部材の上端は、少なくともベルトのうち回転軸部材の上側に配置される部分よりも、上方まで延びてよい。このような構成により、ベルトの上面から排出される燃料が方向規制部材と接触する確実性を向上できる。
本発明に係る燃料供給システムにおいて、ベルトコンベアの搬送方向において、ベルトコンベア及び方向規制部材よりも下流側には、ベルトコンベアから飛び出した燃料を受けるバケットが設けられ、方向規制部材は、ベルトの幅方向における両端側に配置され、一対の方向規制部材同士の幅方向における離間距離は、バケットの幅方向における寸法よりも小さくてよい。このような構成により、方向規制部材から排出された燃料が、バケットで受けられず落下することを抑制できる。
本発明によれば、ベルトコンベアの排出部において燃料の飛散を抑制できる。
図1は、本実施形態に係る燃料供給システムを示す概略構成図である。 図2は、本実施形態に係る燃料供給システムの搬送コンベアを上方から見たときの様子を示す断面図である。 図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図である。 図4は、図2に示す方向規制部材の拡大図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る燃料供給システムを示す概略構成図である。図1に示すように、燃料供給システム1は、燃料を燃焼する炉60内へ燃料の供給を行うシステムである。燃料供給システム1は、ホッパー2と、搬送コンベア3と、バケットコンベア4と、搬送コンベア6と、バンカー7と、搬送コンベア8と、を備えている。
ホッパー2は、外部から供給された燃料を貯留して、当該燃料を下方の搬送コンベア3へ落下させて供給する装置である。搬送コンベア3は、ベルトコンベア10によって燃料を水平方向へ搬送する装置である。ベルトコンベア10の一端側はホッパー2の下方に配置されている。ホッパー2から落下した燃料は、ベルトコンベア10の一端側に供給され、ベルトコンベア10によって他端側へ搬送される。ベルトコンベア10の他端側には、バケットコンベア4が設けられる。
バケットコンベア4は、下端側で搬送コンベア3に接続されており、下端側で搬送コンベア3から供給された燃料を上方へ搬送する装置である。バケットコンベア4は、上下方向へ延びるベルトコンベア11と、ベルトコンベア11に接続されたバケット12と、を備えている。バケット12は、ベルトコンベア11のベルトに所定のピッチで設けられている。バケット12は、搬送コンベア3のベルトコンベア10から搬送された燃料をバケットコンベア4の下端側で受容する。燃料を受容したバケット12は、ベルトコンベア11によって上方へ搬送される。バケット12は、バケットコンベア4の上端側で反転すると共に、保持していた燃料をバケットコンベア4の上端側に設けられた排出口13から排出する。
搬送コンベア6は、バケットコンベア4の排出口から排出された燃料を水平方向へ搬送する。搬送コンベア6は、ベルトコンベアやスクリューコンベアにより、一端側でバケットコンベア4から供給された燃料を他端側へ搬送する。搬送コンベア6は、搬送した燃料を他端側にてバンカー7内へ落下させる。バンカー7は、搬送コンベア6から搬送された燃料を貯留する装置である。バンカー7の底部にはリクレーマー16が設けられている。リクレーマー16は、バンカー7の底部の中央位置に設けられた排出口17から外周側へ径方向に延びる部材である。リクレーマー16は、排出口17を中心として旋回することによって、バンカー7の底部全面から燃料をかき集め排出口17から排出する。搬送コンベア8は、バンカー7の排出口17から落下した燃料を水平方向へ搬送する。搬送コンベア8は、ベルトコンベアやスクリューコンベアにより、一端側でバンカー7から供給された燃料を他端側へ搬送する。搬送コンベア8は、搬送した燃料を他端側にて炉60内に落下させる。
次に、図2〜図4を参照して、搬送コンベア3の詳細な構成について説明する。図2は、搬送コンベア3を上方から見た図である。図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図である。図4は、方向規制部材の拡大図である。図2及び図3に示すように、搬送コンベア3は、ベルトコンベア10と、方向規制構造30と、を備えている。
ベルトコンベア10は、燃料を搬送するベルト21と、ベルト21を案内する回転軸部材22と、を備える。なお、以降の説明においては、ベルトコンベア10により燃料を搬送する方向を「搬送方向D1」として説明する。回転軸部材22は、搬送方向D1と直交する水平方向に延びる円筒状の部材である。回転軸部材22は、図示されない駆動装置に接続されており、回転軸線CL2を中心として回転駆動する。なお、搬送方向D1における上流側の端部には、回転軸部材23が設けられている(図1参照)。
ベルト21は、搬送方向D1における下流側の回転軸部材22と上流側の回転軸部材23との間に架け渡された無端の帯状の部材である。ベルト21のうち、回転軸部材22の上端と回転軸部材23の上端の間で水平方向に延びる上側部分24は、回転軸部材22の回転駆動によって、搬送方向D1に移動する。ベルト21のうち、回転軸部材22の下端と回転軸部材23の下端の間で水平方向に延びる下側部分26は、回転軸部材22の回転駆動によって、搬送方向D1と反対側に移動する。なお、回転軸部材22が回転軸線CL2に沿って延びる方向(搬送方向D1と直交する水平方向)がベルト21の幅方向に該当する。なお、以降の説明においては、ベルト21の幅方向を単に「幅方向D2」と称する。
ベルト21のうち上側部分24の上面24aに載置された燃料は、搬送方向D1に沿って搬送される。また、燃料は、下流側の回転軸部材22の位置にて、当該回転軸部材22よりも搬送方向D1へ向かって飛び出る。従って、回転軸部材22付近の位置が、ベルトコンベア10の排出部50に該当する。
ベルトコンベア10は、上下方向及び幅方向D2の両端側の四方を周壁部40に取り囲まれている。周壁部40は、ベルトコンベア10を内部に収容して水平方向に延びる矩形管状の部材である。周壁部40は、ベルトコンベア10の幅方向D2の両端側に配置される側壁部41A,41Bと、ベルトコンベア10の上方に配置される上壁部42と、ベルトコンベア10の下方に配置される下壁部43と、を備えている。側壁部41A,41Bは、ベルトコンベア10より幅方向D2外側へ離間するように配置されており、幅方向D2に互いに平行をなすように対向している。上壁部42及び下壁部43は、ベルトコンベア10より上下方向へ離間するように配置されており、互いに平行をなすように対向している。周壁部40は、搬送方向D1における端部においてバケットコンベア4に接続されている。具体的には、周壁部40は、バケットコンベア4における上下方向に延びる側壁部45に接続される。側壁部45は、周壁部40が接続されている位置において開口部を有している。従って、ベルトコンベア10から搬送されて搬送方向D1に排出された燃料は、当該開口部を介してバケットコンベア4内へ供給される。バケットコンベア4内では、ベルトコンベア10と搬送方向D1において対向する位置にバケット12が設けられている。バケット12は、幅方向D2に沿って所定の幅寸法を有している。従って、ベルトコンベア10から排出された燃料は、バケット12に受容される。
方向規制構造30は、一対の方向規制部材31A,31Bと、一対の取付部材32A,32Bと、を備える。方向規制部材31A,31B及び取付部材32A,32Bは、ベルトコンベア10の排出部50に対して、幅方向D2の両端側に設けられる。具体的には、方向規制部材31A及び取付部材32Aは、幅方向D2における側壁部41A側に設けられる。方向規制部材31B及び取付部材32Bは、幅方向D2における側壁部41B側に設けられる。なお、上方から見たときにおける(図2に示す様子)ベルトコンベア10の幅方向D2に対する中心線CL1を設定した場合、方向規制部材31A及び取付部材32Aと、方向規制部材31B及び取付部材32Bとは、線対称な構造となっている。以降の説明において、「幅方向における内側」とは方向規制部材31A及び取付部材32Aにとっては図2における紙面下側を示し、方向規制部材31B及び取付部材32Bにとっては図2における紙面上側を示す。
取付部材32A,32Bは、方向規制部材31A,31Bを側壁部41A,41B(方向規制部材の周辺構造)へ取り付けるための部材である。取付部材32A,32Bは、搬送方向D1に延びる板状部材を先端側で屈曲させた部材である。具体的には、取付部材32A,32Bは、搬送方向D1における上流側に、側壁部41A,41Bと重ね合わせられて接合される接合部32aと、搬送方向D1における下流側に、方向規制部材31A,31Bを固定するための固定片部32bと、を備えている。固定片部32bは、搬送方向D1側へ向かうに従って、幅方向D2における内側へ延びるように傾斜している。取付部材32A,32Bの材質は特に限定されず、鉄、非鉄等の金属材料を適用してもよく、非金属等を適用してもよい。
方向規制部材31A,31Bは、ベルトコンベア10の排出部50に設けられ、燃料の飛び出し方向を規制する部材である。方向規制部材31A,31Bは、搬送方向D1における上流側から下流側に向かうに従って、前記幅方向における内側へ延びるように傾斜する。本実施形態では、方向規制部材31A,31Bは、取付部材32A,32Bの固定片部32bに固定された板状部材によって構成されている。方向規制部材31A,31Bは、非鉄材を含んで構成される部材である。方向規制部材31A,31Bは、ゴムや鉄以外の金属などのように、燃料中に含まれた金属分と衝突したときに火花を発生させないような材料であればよい。例えば、方向規制部材31A,31Bは、難燃性ゴム等の難燃性材料を含んで構成される部材であってよい。また、方向規制部材31A,31Bは、面粗度が所定の値より低い材料を含んで構成される部材であってよい。例えば、難燃性ゴム等のゴム質の部材の面粗度であれば燃料の付着を防止することができる。なお、方向規制部材31A,31Bの面粗度は、種々の燃料が持つ付着力を考慮して適宜選択されるものであって、燃料が付着しない面粗度以下の部材であれば何でもよい。
図4を参照して、方向規制部材31A,31Bの構成について更に詳細に説明する。なお、図4には、方向規制部材31Bのみが示されているが、方向規制部材31Aも同趣旨の構成を有している。方向規制部材31Bは、幅方向D2における外側の端部が取付部材32Bの固定片部32bに固定されている。図4においては、方向規制部材31Bの端部は、固定片部32bの裏面側に重ね合わせられて固定されているが、表面側に重ね合わせられてもよい。また、方向規制部材31Bは、固定片部32bに対してねじ止めで固定されているが、固定方法は特に限定されず、クランプ等の方法によって固定されてもよい。方向規制部材31Bは、固定片部32bと同角度で傾斜している。方向規制部材31Bの側壁部41Bに対する角度θは、5〜45°に設定されてよい。なお、方向規制部材31Bと固定片部32bとの角度は同一でなくともよく、異なっていてもよい。
また、各部材の位置関係について説明する。図2に示すように、取付部材32A,32Bは、幅方向D2においてベルト21より外側に配置されてよい。本実施形態では、取付部材32A,32Bの幅方向D2における内側の端部32cが、ベルト21の幅方向D2における端部21aよりも外側に配置される。このとき、取付部材32Aと取付部材32Bとの幅方向D2における離間距離L2は、ベルト21の幅方向D2における寸法L1よりも大きい。また、方向規制部材31A,31Bは、幅方向D2においてベルト21より内側まで延びていてよい。本実施形態では、方向規制部材31A,31Bの幅方向D2における内側の端部31aが、ベルト21の幅方向D2における端部21aよりも内側に配置される。このとき、方向規制部材31Aと方向規制部材31Bとの幅方向D2における離間距離L3は、ベルト21の幅方向D2における寸法L1よりも小さい。なお、離間距離L3が方向規制部材31A,31Bによって飛び出し方向を規制された後の排出部50の排出範囲51の幅方向D2の寸法に該当する。従って、排出範囲51はベルト21の幅領域に含まれるという関係が成り立つ。
ベルトコンベア10の搬送方向D1において、ベルトコンベア10及び方向規制部材31A,31Bよりも下流側には、ベルトコンベア10から飛び出した燃料を受けるバケット12が設けられる。バケット12の側壁部41A側の端部を「端部12aA」とし、側壁部41B側の端部を「端部12aB」とする。方向規制部材31A,31Bの幅方向D2における内側の端部31aが、バケット12の幅方向D2における端部12aA,12aBよりも内側に配置される。このとき、方向規制部材31Aと方向規制部材31Bとの幅方向D2における離間距離L3は、バケット12の幅方向D2における寸法よりも小さい。
ここで、バケット12は、搬送時において幅方向D2に位置ずれを起こす場合がある。このようにバケット12の位置ずれが生じた場合であっても、方向規制部材31A,31Bによる排出範囲51がバケット12の幅領域に含まれることが好ましい。バケット12の位置ずれが側壁部41B側に最も大きくなった場合における、バケット12の端部12aAの位置を端部位置PG1(図2において仮想線で示している)とする。バケット12の位置ずれが側壁部41A側に最も大きくなった場合における、バケット12の端部12aBの位置を端部位置PG2(図2において仮想線で示している)とする。この場合、側壁部41A側の方向規制部材31Aの内側の端部31aは、端部位置PG1よりも幅方向D2における内側に配置される。側壁部41B側の方向規制部材31Bの内側の端部31aは、端部位置PG2よりも幅方向D2における内側に配置される。
次に、図3を参照して、上下方向における各構成要素の位置関係について説明する。なお、図3では方向規制部材31A及び取付部材32Aのみが示されているが、方向規制部材31B及び取付部材32Bも同趣旨の構成を有している。図3に示すように、幅方向D2から見た場合、方向規制部材31A及び取付部材32Aは上下方向に広がっている。方向規制部材31A及び取付部材32Aと、ベルトコンベア10とは、少なくとも一部が上下方向において重なるように配置される。方向規制部材31Aの上端31bは、少なくともベルト21のうち回転軸部材22の上側に配置される上側部分24の上面24aよりも、上方まで延びてよい。なお、方向規制部材31Aの上端31bは、上壁部42から下方へ離間した位置に配置されているが、上壁部42と接触してもよい。なお、方向規制部材31Aの上端31bは、上面24aよりも下方の位置に配置されていてもよい。あるいは、上端31bが搬送方向D1の位置によって高さ位置が異なり、上端31bの一部だけが上面24aよりも上方に配置されてよい。
方向規制部材31Aの下端31cは、少なくともベルト21のうち回転軸部材22の下側に配置される下側部分26の下面26aよりも、下方まで延びてよい。なお、方向規制部材31Aの下端31cは、下壁部43から上方へ離間した位置に配置されているが、下壁部43と接触してもよい。なお、方向規制部材31Aの下端31cは、下面26aよりも上方の位置に配置されていてもよい。あるいは、下端31cが搬送方向D1の位置によって高さ位置が異なり、下端31cの一部だけが下面26aよりも下方に配置されてよい。
なお、取付部材32Aの上端32dは、方向規制部材31Aの上端31bと同一の関係が成り立ち、取付部材32Aの下端32eは、方向規制部材31Aの下端31cと同一の関係が成り立つ。しかしながら取付部材32Aの上端32d及び下端32eは、方向規制部材31Aの上端31b及び下端31cと同一の位置になくともよい。
次に、本実施形態に係る燃料供給システム1の作用・効果について説明する。
燃料供給システム1は、ベルトコンベア10の排出部50に設けられ、燃料の飛び出し方向を規制する方向規制部材31A,31Bを備える。このように、方向規制部材31A,31Bが、ベルトコンベア10の排出部50にて燃料の飛び出し方向を規制することにより、燃料が飛散することを抑制することができる。また、方向規制部材31A,31Bは、非鉄材を含んで構成される部材であるため、燃料に金属が含まれるような場合であっても、接触による火花等の発生を防止できる。
燃料供給システム1において、方向規制部材31A,31Bは、ベルト21の幅方向D2における両端側に配置され、ベルトコンベア10の搬送方向D1における上流側から下流側に向かうに従って、幅方向における内側へ延びるように傾斜する。このような構成により、ベルト21の幅方向の両端側において、燃料を幅方向の内側へスムーズに案内することができる。
燃料供給システム1において、方向規制部材31A,31Bを当該方向規制部材31A,31Bの周辺構造へ取り付けるための取付部材32A,32Bを更に備えている。このような構成により、方向規制部材31A,31Bの材質によらず、取付部材32A,32Bの材料を適宜選択可能となる。例えば、取付強度を確保するため、非鉄材である方向規制部材31A,31Bとは異なり、取付部材32A,32Bの材料として鋼鉄を採用してもよい。
燃料供給システム1において、取付部材32A,32B及び方向規制部材31A,31Bは、ベルト21の幅方向D2における端部側に配置され、取付部材32A,32Bは、幅方向D2においてベルト21より外側に配置され、方向規制部材31A,31Bは、幅方向D2においてベルト21より内側まで延びている。このような構成により、ベルトコンベア10から排出される燃料と取付部材32A,32Bとが接触することを回避できる一方、燃料と方向規制部材31A,31Bとを接触させることができる。
燃料供給システム1において、方向規制部材31A,31Bは、難燃性材料を含んで構成される部材であってよい。このような構成により、方向規制部材31A,31Bが燃焼することを防止できる。
燃料供給システム1において、方向規制部材31A,31Bは、面粗度が所定の値より低い材料を含んで構成される部材であってよい。このような構成により、方向規制部材31A,31Bに燃料が付着することを抑制できる。
燃料供給システム1において、方向規制部材31A,31Bは上下方向に広がっており、当該方向規制部材31A,31Bの上端31bは、少なくともベルト21のうち回転軸部材22の上側に配置される上側部分24よりも、上方まで延びている。このような構成により、ベルト21の上面24aから排出される燃料が方向規制部材31A,31Bと接触する確実性を向上できる。
燃料供給システム1において、ベルトコンベア10の搬送方向D1において、ベルトコンベア10及び方向規制部材31A,31Bよりも下流側には、ベルトコンベア10から飛び出した燃料を受けるバケット12が設けられる。方向規制部材31A,31Bは、ベルト21の幅方向D2における両端側に配置され、一対の方向規制部材31A,31B同士の幅方向D2における離間距離L3は、バケット12の幅方向D2における寸法よりも小さい。このような構成により、方向規制部材31A,31Bから排出された燃料が、バケット12で受けられず落下することを抑制できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態における方向規制部材は、板状であったが、燃料の方向を規制することができる限り、どのような形状であってもよい。例えば、多角形柱状の形状を有していてもよい。また、方向規制部材の幅方向におけるベルトやバケットの位置関係も、上述の実施形態の構成に限定されるものではなく、適宜変更可能である。同様に、取付部材の形状も、特に限定されず、方向規制部材を周辺構造に取り付けることができる限り、適宜変更してよい。
また、上述の実施形態では、方向規制部材の全体が非鉄材によって構成されていたが、例えば、燃料と接触する表面の部分だけ非鉄材によって構成され、内部領域が鋼鉄などによって構成されていてもよい。
また、取付部材を有していなくともよく、方向規制部材が直接的に側壁部などの周辺構造に固定されてもよい。
1…燃料供給システム、10…ベルトコンベア、12…バケット、21…ベルト、22…回転軸部材、31A,31B…方向規制部材、31b…上端、32A,32B…取付部材、60…炉。

Claims (8)

  1. 燃料を燃焼する炉内へ前記燃料の供給を行う燃料供給システムであって、
    前記燃料を搬送するベルト、及び当該ベルトを案内する回転軸部材を有するベルトコンベアと、
    前記ベルトコンベアの排出部に設けられ、前記燃料の飛び出し方向を規制する方向規制部材と、を備え、
    前記方向規制部材は、非鉄材を含んで構成される部材である、燃料供給システム。
  2. 前記方向規制部材は、前記ベルトの幅方向における両端側に配置され、前記ベルトコンベアの搬送方向における上流側から下流側に向かうに従って、前記幅方向における内側へ延びるように傾斜する、請求項1に記載の燃料供給システム。
  3. 前記方向規制部材を当該方向規制部材の周辺構造へ取り付けるための取付部材を更に備える、請求項1又は2に記載の燃料供給システム。
  4. 前記取付部材及び前記方向規制部材は、前記ベルトの幅方向における端部側に配置され、
    前記取付部材は、前記幅方向において前記ベルトより外側に配置され、
    前記方向規制部材は、前記幅方向において前記ベルトより内側まで延びている、請求項3に記載の燃料供給システム。
  5. 前記方向規制部材は、難燃性材料を含んで構成される部材である、請求項1〜4の何れか一項に記載の燃料供給システム。
  6. 前記方向規制部材は、面粗度が所定の値より低い材料を含んで構成される部材である、請求項1〜4の何れか一項に記載の燃料供給システム。
  7. 前記方向規制部材は上下方向に広がっており、当該方向規制部材の上端は、少なくとも前記ベルトのうち前記回転軸部材の上側に配置される部分よりも、上方まで延びる、請求項1〜6の何れか一項に記載の燃料供給システム。
  8. 前記ベルトコンベアの搬送方向において、前記ベルトコンベア及び前記方向規制部材よりも下流側には、前記ベルトコンベアから飛び出した前記燃料を受けるバケットが設けられ、
    前記方向規制部材は、前記ベルトの幅方向における両端側に配置され、
    一対の前記方向規制部材同士の前記幅方向における離間距離は、前記バケットの前記幅方向における寸法よりも小さい、請求項1〜7の何れか一項に記載の燃料供給システム。
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