JP2008150170A - 整列供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油脂類が塗布されたOリング等のように粘着性の強い円形の弾性小物部品を確実、かつ、速やかに整列させて組み立て装置等へ供給することができる整列供給装置を提供する。
【解決手段】整列供給装置1aは、内側に円形部分3aが設けられるとともに内周縁から外部に向かって接線方向に直線状の送出溝3bが形成された略環状の平板部材であるスペーサ3及び外周縁の接線進行方向に向かって内側鋭角に直線状の操出溝5aが形成された円板状の繰出板5が略矩形平板状のベース2の上面に滑走シート4を介して設置され、繰出板5の上面には回転テーブル7aが設置され、ベース2の下面側には繰出板5と回転テーブル7aを回転駆動するモータ9が設置されており、送出溝3bと連通する搬送溝22を有する整列トレイ10がスペーサ3に接続されるとともに、スペーサ3の上面には箱形のケース6が繰出板5及び回転テーブル7aを覆うように取付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、O形断面を有する密封用弾性機械部品の整列供給装置に係り、特に、重なり合った多数の部品の中から個々の部品を分離して組み立て装置への供給を行う整列供給装置に関する。
Oリングは流体の侵入や流出を防ぐために、シール材として機械や設備の一部に取り付けられるO形断面を有するゴム製の機械用小物部品である。一般に、このような機械用小物部品は、同じ種類や形状ごとにまとめて保管されており、必要に応じて所定の数量が取り出されるようになっている。部品を取り出す際には、部品同士の重なりを平準化するとともに、個々の部品の向きを揃える必要があり、従来、ボルトやワッシャなどの円形小物部品に対しては振動を利用した整列供給装置が用いられていた。しかしながら、Oリング等の弾性部品はボルトやワッシャなどに比べて摩擦係数が大きく、絡まり易いため、単に振動を与えるだけでは重なり合った部品の平準化や整列が容易でないという課題があった。そこで、このような課題に対処するべく、様々な技術が開発されており、それに関して既にいくつかの発明や考案が開示されている。
例えば、特許文献1には、「整列供給装置」という名称で、Oリング等の部品を整列供給する際に、入口周辺での滞留を防ぐことにより部品を安定してガイド部へ供給することができる整列供給装置に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明は、回転テーブルと、この回転テーブルの外周に設けられるトラックと、トラックとケース出口を繋ぐガイド部と、下端部に製品が通過可能な間隙が形成されるように回転テーブルとトラックとの境に設置される隔壁とを備えるものである。
このような構造の整列供給装置においては、回転テーブル上に載置された多数の製品が遠心力によって回転テーブルの外周に位置するトラックへと移動する。このとき、隔壁は上下に重なった製品を分離してトラックへ1段ずつ送り込むように作用する。従って、ガイド部入口での製品の滞留を防止することができる。
また、特許文献2には、「部品の整列供給装置」という名称で、無造作に収容された小ねじ等の部品に対し、その姿勢を整えるとともに、ケース出口から一定間隔で順次送り出すことが可能な整列供給装置に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明は、回転テーブルと、ケース出口手前に形成されるガイド部と、このガイド部の上方に設置されて製品を無端ベルトによってガイド部に押し付けるとともに、無端ベルトを回転させるベルトコンベアとを備えるものである。
このような構造の部品の整列供給装置においては、回転テーブル上に収容された多数の製品が遠心力によって回転テーブルの外周に位置するトラックへと移動する。そして、無端ベルトは回転テーブルからトラックに移動した部品やトラック上に存在する部品の有無にかかわりなく、自身の走行速度に対応する所定の速度で製品をケース出口から送出するという作用を有する。これにより、所定の位置に供給される部品の供給間隔を常に一定に保ち、また、部品の供給速度を所要の速度に調整することが可能となる。
さらに、特許文献3には、「整列装置」という名称で、空気流を用いて弾性リング等の比較的軽い製品を撹拌・分離して送り出す整列装置に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明は、円柱状の収納室を有するとともに内周面の接線方向に第1空気送入口及び製品取出口が設けられた基体と、内部に製品通路を有するとともに製品取出口に連設される製品取出枠と、基体の内面側の製品取出口の下縁部に内方に延出するとともに製品通路と同一面となるように設けられる受座とを備えるものである。
このような構造の整列装置においては、収納室内に送入された空気によって生じる流れが製品を基体の内周面に沿って旋回させるという作用を有する。そして、旋回中に互いに衝突して個々に分離した製品は製品取出口に達すると、受座に受け止められた後、製品通路内に導かれて整列させられる。従って、粘着性の強い弾性リング等の製品であっても互いの粘着状態を解除して1個ずつに分離することが可能である。
特開2005−206267号公報 特開平5−229636号公報 特開平10−235524号公報
Oリングは、狭い箇所へ挿入されたり、拡張して機器に取り付けられたりすることから、傷つき難くするとともに、作業性や気密性を向上させるために、通常、油脂類が塗布される。しかしながら、上述の従来技術である特許文献1及び特許文献2に開示された発明においては、油脂類が塗布されたOリングを装置に供給した場合、回転テーブルに付着した油脂類によりトラックへの移動が阻害され、Oリングが回転テーブル上に滞留するおそれがあった。また、回転テーブルの回転速度が遅い場合には、回転テーブル上のOリングに対して遠心力が十分に作用せず、Oリングがトラックへ速やかに移動しないという課題があった。
上述の従来技術である特許文献3に開示された発明においては、油脂類が塗布されたOリングを収納室に供給した場合、収納室の内壁面にOリングが付着して、製品取出口に到達しないおそれがあった。また、少量のOリングを整列させるために収納室内の全てのOリングを内壁面に沿って旋回する必要があることから、エネルギー効率が低いという課題があった。また、収納室内へのOリングの供給量が制限されるという課題もあった。さらに、収納室内でOリングが旋回している間は気流の乱れを防ぐために、収納室内にOリングを補給することができないという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、油脂類が塗布されたOリング等のように粘着性の強い円形の弾性小物部品を確実、かつ、速やかに整列させて組み立て装置等へ供給することができる整列供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である整列供給装置は、ワークの整列及び供給を行う装置であって、上部が平型に形成されたベース部材と、このベース部材の上部に設置される略環状の板状部材と、この板状部材内側に形成される円形部分に収容されるとともにベース部材の上部に回転自在に取り付けられる円板状部材と、この円板状部材を回転させる駆動手段とを備え、円板状部材はワークを繰り出すために円板状部材の外周縁の接線進行方向に向かって内側鋭角に繰出溝が形成され、板状部材は繰出溝から繰り出されるワークを導入して送出するために板状部材の内周縁から外部へ向かって接線方向に送出溝が形成され、円板状部材の厚みはワークの厚みと略等しいことを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、円板状部材の回転に伴って繰出溝内のワークが外周縁に向かって繰り出されるとともに、板状部材の送出溝へと送出されるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の整列供給装置において、上部が平型に形成された回転テーブルを備え、この回転テーブルは円板状部材の上部に送出溝を覆うことなく取付けられて、円板状部材と共にあるいは独立に回転可能であることを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、ワークが円板状部材の上面に一旦ストックされた後、円板状部材の上面に少しずつ落下するという作用を有する。この場合、円板状部材の上面に多数のワークが積み重なることがないため、ワークが絡まり合い難い。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の整列供給装置において、回転テーブルの上部は平型に形成される代わりに、凸型に形成されたことを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、回転テーブルの上面に供給されたワークが自重によって円板状部材の上面に落下するという作用を有する。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の整列供給装置において、下部が開放され、かつ、上部が閉塞されるとともに壁面の一部にワーク供給口が設けられた箱状部材を備え、この箱状部材は円板状部材が設置される板状部材に囲まれた空間を覆うように板状部材の上面に取付けられることを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、回転テーブルや円板状部材の上面にあるワークが回転に伴って外周縁側に移動した場合に、箱状部材によって装置外部へのワークの飛散が防止される。また、箱状部材は内部に多数のワークをストックすることにより、回転テーブルの上面に供給されるワークの数量を調整するという作用を有する。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の整列供給装置において、回転テーブル上のワークを円板状部材の上面へと落下させるワーク供給手段を備えたことを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、回転テーブル上にあるワークを円板状部材の方へと強制的に落下させることで、繰出溝内にワークを供給するという作用を有する。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の整列供給装置において、ワークに対して接触可能に設置される平準手段を備えたことを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、平準手段が互いに重なり合ったワークを突き崩して平準化させるという作用を有する。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の整列供給装置において、ワークを搬送するための搬送溝が設けられた整列トレイを備え、この整列トレイは搬送溝が送出溝に連通するように板状部材に接続されることを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、送出溝から送出されたワークを整列トレイが所定の場所まで案内するという作用を有する。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の整列供給装置において、整列トレイの搬送溝内のワークに対して高圧の気体を吹き付ける搬送ノズルを備えたことを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、搬送ノズルによって後方から高圧の気体を吹き付けられたワークが整列トレイの搬送溝内を前方に向かって移動するという作用を有する。
請求項9記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の整列供給装置において、整列トレイの搬送溝の底面にワークの搬送方向に沿って通気溝が形成されたことを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、ワークと搬送溝の底面との接触面積が小さくなる結果、両者の間に生じる摩擦力が小さくなるという作用を有する。また、通気溝は搬送溝内のワークを上方に浮き上がらせつつ、前方に移動させるような気流を発生し易くするという作用を有する。
請求項10記載の発明は、請求項8又は請求項9に記載の整列供給装置において、整列トレイの搬送溝の底面の一部に排気口が形成されたことを特徴とするものである。
このような構造の整列供給装置においては、搬送ノズルによってワークの後方に吹き付けられるとともにワークを所定の位置まで送出した高圧の気体が搬送溝の外部に排出されるため、搬送溝内に後方から前方へと向かう気流が安定して発生する。
以上説明したように、本発明の請求項1記載の整列供給装置においては、油脂類が塗布されたOリングのように粘着性が強いワークであっても確実に繰出溝から繰り出して、送出溝へと送出することができる。
本発明の請求項2記載の発明においては、ワークが操出溝等に引っ掛かったり、互いに絡まり合ったりすることを防止できる。
本発明の請求項3記載の発明においては、回転テーブル上にあるワークを落下させて円板状部材の上面に供給するための手段を省略して、製造コストを安くすることができる。また、構造がシンプルとなるため、故障が発生し難い。
本発明の請求項4記載の発明においては、ワークの外部への飛散を防いで装置の安全性を高めることができる。また、ワークの補給回数を削減して作業効率を向上させることが可能である。
本発明の請求項5記載の発明によれば、回転テーブル上にワークが滞留しないため、操出溝内へワークが円滑に供給される。従って、いわゆるチョコ停と呼ばれるワーク供給動作の意図しない短時間の中断を確実に防止することが可能である。
本発明の請求項6記載の発明においては、ワークの粘着性が強く、互いに強く絡まり合っている場合でもワーク同士を確実に分離させることが可能である。
本発明の請求項7記載の発明においては、個々に分離されたワークを一列に並べた状態で所定の箇所まで搬送することができる。
本発明の請求項8記載の発明においては、整列トレイ内のワークを渋滞させることなく、速やかに搬送することが可能である。
本発明の請求項9記載の発明においては、ワークが搬送溝に引っ掛かったり、詰まったりするなどのトラブルを防止することができる。
本発明の請求項10記載の発明によれば、搬送中のワークの姿勢を安定させることができる。従って、搬送溝内にワークが詰まって搬送作業が中断する等のトラブルを未然に防止することが可能である。
本発明の最良の実施の形態に係る整列供給装置の実施例について図1乃至図6を用いて説明する。
実施例1の整列供給装置について図1乃至図4を用いて説明する(特に、請求項1、請求項2及び請求項4乃至請求項10に対応)。
図1(a)及び(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に係る整列供給装置の実施例1の正面図及び平面図である。なお、図1(b)では噴出ノズル18a、振り子19、支点19a、容器20及び蓋21などの図示を省略している。
図1(a)及び(b)に示すように、整列供給装置1aは、Oリングなどのように弾性を有する円形のワークWを対象とする整列供給装置であり、略矩形平板状のベース2の上面にフッ素樹脂からなる滑走シート4を介してスペーサ3及び繰出板5が設置された構造となっている。スペーサ3は内側に円形部分3aが設けられるとともに内周縁から外部に向かって接線方向にワークWの直径の1.1〜1.2倍の幅を有する直線状の送出溝3bが形成された略環状の平板部材であり、円板状の繰出板5が円形部分3aの内部に互いの中心が略一致するように配置されている。なお、円形部分3aの半径と繰出板5の外周縁の半径との差は円形ワークWの直径よりも小さく設定されている。
ベース2の下面側には軸孔2aからベース2の上面側へ駆動軸9aの上部が突出するようにモータ9が設置されており、駆動軸9aの上部にはカップリング8が連結されている。なお、滑走シート4の内側には円形部分4aが設けられており、カップリング8は滑走シート4に接触することがないように、円形部分4aの内部に配置されている。また、カップリング8の上面には円柱状の回転テーブル7aが繰出板5を介して設置され、回転テーブル7a及び繰出板5はカップリング8に共締めされている。すなわち、繰出板5はモータ9に駆動されて回転テーブル7aとともに駆動軸9aを中心として一体的に回転可能となっている。なお、回転テーブル7aの高さはワークWの直径の1.5〜2倍となっている。
繰出板5は、厚さがワークWと略等しく、かつ、スペーサ3よりも薄くなるように形成されている。また、繰出板5にはワークWの直径の1.1〜1.2倍の幅を有する直線状の操出溝5aが複数形成されている。そして、各繰出溝5aはその内壁面から繰出板5の回転中心までの最短距離が略一定であって、かつ、回転テーブル7aの半径と略等しくなるように形成されている。すなわち、回転テーブル7aは、繰出溝5aの上部を覆うことなく、繰出板5の上面に設置されている。
スペーサ3には送出溝3bと略同一の幅を有する搬送溝22が形成された整列トレイ10が接続されており、送出溝3bと搬送溝22は段差を生ずることなく連結されている。従って、個々に分離されたワークWは整列トレイ10によって一列に並んだ状態で所定の箇所まで搬送される。また、整列トレイ10の上面には搬送溝22を覆うように搬送カバー10aが取り付けられており、搬送カバー10aには搬送溝22の開始点近傍及び略中央付近に給気口14b,14cがそれぞれ設けられ、給気口14b,14cの上部やや後方にはワークWに給気口14b,14cを通して高圧の気体を吹き付ける搬送ノズル13b,13cがそれぞれ設置されている。なお、本願明細書においては「前方」及び「後方」を「搬送方向に対して前方」及び「搬送方向に対して後方」の意味で用いるものとする。また、搬送溝22の底面にはワークWの搬送方向に沿って搬送溝22の幅よりも狭い通気溝23が形成されており、通気溝23には給気口14b,14cのやや後方に排気口15がそれぞれ設けられている。なお、図示していないが、搬送溝22の終点近傍の底面にも排気口15が同様に設けられている。さらに、給気口14bのやや前方及び搬送溝22の終点近傍には、透過スリット26,26が搬送溝22を挟んで対向するように設けられ、透過スリット26,26の外側にはセンサ投光部16a,16bとセンサ受光部17a,17bが設置されている。透過スリット26,26は搬送方向に対して直交するように搬送溝22に連通している。センサ投光部16a,16bが発した光は搬送溝22を横切った後、センサ受光部17a,17bで確実に検知されるように、透過スリット26によって案内される。なお、透過スリット26,26に挟まれた箇所にワークWが存在する場合、センサ投光部16a,16bの発する光はワークWによって遮られるため、センサ受光部17a,17bには到達しない。すなわち、センサ投光部16a,16b及びセンサ受光部17a,17bにより、透過スリット26,26に挟まれた箇所におけるワークWの有無が検出されるように構成されている。
搬送溝22の終点にはワークWの搬送を停止させるためのストッパ24が設置され、その上部を覆うようにシャッター11が矢印Fの向きに進退自在に設置されている。そして、シャッター11は搬送溝22の終点近傍の整列トレイ10の下面に取付けられたエアシリンダ12によって開閉自在に駆動され、ワークWを搬送整列する際には閉じ、次工程へワークWを受け渡しする際には開くように構成されている。
スペーサ3の上面には、下部が開放され、側面が円筒形状をなす箱形のケース6が繰出板5及び回転テーブル7aを覆うように取付けられている。これにより、ワークWの飛散が防止されるため、装置の安全性が向上する。また、ケース6の内部には多数のワークWがストックされるため、ワークWの補給回数が削減される。これにより、作業効率が向上する。なお、ケース6の内壁面から回転テーブル7aの側面までの半径上の距離はワークWの直径の1.2〜1.5倍であり、スペーサ3の円形部分3aの内周面から回転テーブル7aの側面までの半径上の距離に比べてワークWの直径の1.2〜1.5倍の長さ分だけ短くなっている。
ケース6の下端にはドーナツ状のフランジ6bが形成され、このフランジ6bとスペーサ3と滑走シート4はベース2に共締めされている。送出溝3bの開始点後方のフランジ6bには、給気口14aが設けられており、給気口14aの上部やや後方には給気口14aを通してワークWに高圧の気体を吹き付ける搬送ノズル13aが設置されている。また、ケース6の内壁面には振り子19が支点19aを中心として傾動自在に取付けられている。なお、支点19aから滑走シート4までの距離は、支点19aから振り子19の下端19bまでの距離よりも長く、両者の差はワークWの1枚分の厚みよりも大きく、かつ、ワークWの2枚分の厚みよりも小さく設定されている。また、ケース6の内壁面の振り子19と干渉しない箇所には噴出ノズル18aが設置されている。
さらに、ケース6の上面には開口部6aが設けられ、この開口部6aに略円筒形状の容器20が嵌設されている。容器20の上部に設けられた供給口20aには蓋21が着脱自在に取付けられ、容器20の下部には回転テーブル7aの上部に向かって開口するように排出口20bが形成されている。なお、互いに絡まり合ったワークW同士が排出口20b付近に支えて落下しないというトラブルが発生し難く、かつ、多数のワークWが一気に回転テーブル7a上に落ちることがないように、排出口20bの径はワークWの直径の3〜4倍程度の大きさに形成されている。また、排出口20bから回転テーブル7aの上面までの距離はワークWの直径の1.1〜1.5倍となっている。
次に、整列供給装置1aにおける繰出板5の動作について図2を用いて説明する。
図2(a)は図1(a)のX−X線矢視断面図であり、(b)は繰出板の部分拡大図である。なお、図1に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、図2(a)では、ケース6の図示を省略し、その内壁面及び外壁面のみを二点鎖線で示している。
図2(a)に示すように、回転テーブル7aと繰出板5は矢印Bの向きに回転している。ケース6の内部に供給されたワークWは、回転テーブル7aの上面に一旦ストックされた後、その端縁部から繰出板5の上面に落下する。そして、落下したワークWの一部は繰出溝5a内に落下する。なお、繰出板5は回転しているため、繰出板5の上面にとどまったワークWも空いている繰出溝5aのどれかの内部へと落下する。そして、繰出溝5a内のワークWは、繰出板5の回転に伴い、矢印Bの向きに旋回しつつ、繰出板5の外周側へと移動し、やがて、送出溝3bの開始点近傍に達する。
開始点近傍において搬送ノズル13aによって後方から高圧の気体を吹き付けられたワークWは、送出溝3bを通って搬送溝22へと移動する。搬送溝22内に移動したワークWは、図1で説明した搬送ノズル13b,13cによって後方から高圧の気体を吹き付けられるため、搬送溝22内をさらに前方へと移動する。
図2(b)に示すように、操出溝5aは、その側面を表す外形線5dの延長と外周縁5eとの交点Pにおける接線Jに対して、外形線5dが鋭角αをなすように形成されている。なお、操出溝5aの深さは、操出溝5aの最奥部に位置するワークWの中心R及び繰出板5の中心Qを通る直線Kと操出溝5aの中心線Lとのなす角度βが30〜60°となるように形成されることが望ましい。また、繰出溝5aの終端部5b,5cは、円形ワークWとの接触抵抗を低減するとともにワークWにキズをつけないために略円弧状の滑らかな曲線で形成されている。
このような構造によれば、繰出溝5a内にあって回転テーブル7aの近傍に位置するワークWは、繰出板5の矢印Bの向きへの回転に伴って、矢印Cの向きに強制的に移動させられる。
次に、繰出板5の上面に積み重なったワークWを平準化する手段と、回転テーブル7a上にあるワークWを繰出板5の上面へと落下させるワーク供給手段について図3を用いて説明する。
図3(a)は実施例1の整列供給装置の振り子の正面図であり、(b)はワーク供給治具を説明するための図である。なお、図3(b)は図1(a)のX−X線矢視断面図に相当する。また、図1又は図2に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
既に述べたように、振り子19は図示しないケース6の側面に支点19aを中心として回転可能に軸支されている。そして、振り子19の下端19bと滑走シート4の上面との間は、ワークW1枚のみ若しくは繰出板5のみが通過可能な間隙が形成されている。従って、繰出板5上の外周縁近傍にあって繰出板5とともに回転するワークWが、図3(a)に示すように、矢印Eの向きに移動した場合、振り子19の下端19bと滑走シート4との間に形成された間隙を通過できずに、振り子19の側面に衝突する。これにより、ワークWは矢印E方向への移動が阻止されて、後方から移動してきた空の操出溝5a内へ落下する。なお、繰出板5に引っ掛かったり、互いに絡まったりして矢印B方向への移動を阻止することが困難なワークWが振り子19の側面に衝突した場合、振り子19は支点19aを中心として回転する。これにより、そのワークWはそのまま通過するため、繰出板5やワークWや振り子19に過大な力が加わるおそれはない。
本実施例の整列供給装置1aにおいては、回転テーブル7a上にあるワークWを繰出板5の上面に落下させて繰出溝5a内に供給する手段として噴出ノズル18aを備えた構造となっているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図3(b)に示すように、噴出ノズル18aの代わりに、ケース6の側面にワーク供給治具28を設置した構造としても良い。なお、ワーク供給治具28は回転テーブル7aの上方に位置するとともに、駆動手段27によってケース6の内壁面側から内部へと略水平方向に進退自在となっている。このような構造によれば、ワーク供給治具28は回転テーブル7aの上面にストックされている複数のワークWをその先端部によって突き動かして繰出板5の上面に落下させることにより繰出溝5a内に供給するという作用を有する。このとき、回転テーブル7aが回転しているため、その上面にあるワークWはワーク供給治具28によって、あらゆる方向から突き動かされることになる。
ワークWが変形したり、破損したりして不良品が発生した場合や位置決め不良などにより次工程への受け渡しが困難になった場合には、ワークWを搬送溝22から強制的に排除しなければならない。しかし、装置の稼動中にワークWの排除作業を人手によって行うことは危険であるため、搬送溝22内のワークWを自動的に排除する手段が必要となる。
以下、本実施例の整列供給装置1aにおける搬送溝22からワークWを排除する手段について図4を用いて説明する。
図4(a)及び(b)は実施例1の整列供給装置における整列トレイの終端近傍の斜視図及び平面図であり、(c)は図4(b)のY−Y線矢視断面図である。なお、図1又は図2に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4(a)及び(b)に示すように、搬送溝22の終点に達したワークWは、ストッパ24の位置で移動を停止する。このワークWをセンサ投光部16c及びセンサ受光部17cが検知すると、図1(a)に示されるエアシリンダ12の駆動によりシャッター11が矢印Fの向きに移動してワークWの上部を開放する。次に、矢印Gの向きに流路29内に吹き込まれた高圧の気体は、流路29に連通するとともに搬送溝22の終点の底面に開口部を有する噴射口25を通って上方へと噴出する。これにより、図4(c)に矢印Hで示すようにワークWは上方に吹き上げられ、搬送溝22から排除される。
このような構造の整列供給装置1aにおいては、容器20が供給口20aから供給されたワークWの一部を内部に蓄えて、回転テーブル7aの上面に落下するワークWの数量を調節するという作用を有する。また、噴出ノズル18aは、回転テーブル7aの上面に一旦ストックされたワークWに対して略水平方向から高圧の気体を吹き付けて回転テーブル7aの上面から繰出板5側に落下させるという作用を有する。これにより、繰出板5へのワークWの供給が促進される。なお、本実施例では、センサ投光部16b及びセンサ受光部17bによってワークWが検知された後、センサ投光部16a及びセンサ受光部17aによってワークWが検知されるまでの時間が予め定められた時間を超えた場合に、噴出ノズル18aを動作させるように構成されている。すなわち、噴出ノズル18aは、繰出板5からワークWが繰り出されていないことが検知された場合に、回転テーブル7aの上面にストックされているワークWを落下させて繰出溝5a内に供給するように作用する。さらに、振り子19は繰出板5の外周縁上にあるワークWに接触して、空いている操出溝5a内に落下させるという作用を有する。これにより、ワークWを途切れることなく、次工程に供給させることが可能となる。
また、繰出板5は繰出溝5a内のワークWを外周縁に向かって強制的に繰り出すとともに、スペーサ3の内周面に沿って旋回させ、送出溝3bへと送出するという作用を有する。すなわち、繰出板5を、例えば、20〜60rpmといった非常に遅い速度で回転させた場合でも、ワークWは容易に、かつ、確実に送出溝3bへと送出されるのである。この場合、ワークWにキズがつくおそれがない。
さらに、搬送ノズル13aから噴出された高圧の気体は送出溝3bへのワークWの送出を助けるように作用する。そして、搬送ノズル13b,13cは送出溝3bから搬送溝22に送出されたワークWを前方に搬送するという作用を有する。なお、搬送ノズル13a〜13cは繰出板5の回転に連動して気体を噴出するように構成されている。ただし、搬送ノズル13a〜13cを作動させるタイミングについては、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、搬送ノズル13b、13cを搬送ノズル13aと別個に制御して作動させる構成としても良い。また、搬送溝22の底面の一部に形成された通気溝23は、搬送溝22とワークWとの間の接触抵抗を小さくするとともに、ワークWを下方から押し上げつつ前方に搬送させるような気流を生じ易くするという作用を有する。加えて、通気溝23に設けられた排気口15は、通気溝23に噴出された高圧の気体を速やかに排出して通気溝23内の気流の発生を安定させるという作用を有する。なお、搬送溝22の側面や底面ではなく、通気溝23の底面に設けられた排気口15は、ワークWと接触しないため、搬送の障害になるおそれがない。
以上説明したように、本実施例の整列供給装置1aにおいては、油脂類が塗布されたOリングのように粘着性が強く、互いに絡まり易い弾性部品に対しても、個々に分離して確実に整列供給させることが可能である。また、ワークWの搬送姿勢を安定させて、搬送溝22内におけるワークWの詰まり等のトラブルを防ぐことができる。これにより、搬送効率が向上する。
本実施例においては、繰出板5と回転テーブル7aを一体として回転させているが、これに限定されるものではない。すなわち、繰出板5と回転テーブル7aとをそれぞれ独立に回転させる構造としても良い。また、回転テーブル7aを回転させない構造とすることもできる。さらに、噴出ノズル18aから噴出する気体は空気であることが望ましいが、必要に応じて、別の気体を使用することもできる。また、ケース6や容器20は必ずしも円筒形状でなくとも良く、例えば、断面が多角形の筒形状であっても良い。さらに、ケース6に容器20を設置する代わりに、ケース6の上面又は側面にワークWの供給口を設けた構造としても良い。
また、ベース2は上部が平型であれば良く、必ずしも略矩形平板状である必要は無い。さらに、滑走シート4に用いる素材は摺動性に優れるものであれば良く、フッ素樹脂に限定されるものではない。なお、ワークWの摺動性が良い場合には、滑走シート4を省略しても良い。加えて、搬送ノズル13a、給気口14a、噴出ノズル18a、ワーク供給治具28、振り子19の設置個数や設置箇所は本実施例に限定されるものではなく、適宜変更可能である。さらに、振り子19の代わりにバネ等の弾性部材を設置しても良い。すなわち、この弾性部材をその先端と繰出板5の上面との間にワークWが1枚のみ通過できるような間隙が形成されるようにケース6の内壁に取り付けることによれば、繰出板5の上面に積み重なったワークWが弾性部材の先端に接触して平準化されるという作用を有する。なお、複数のワークWが絡まり合った状態で接触し、先端に過大な力が加わった場合には、弾性部材が変形してワークWをそのまま通過させるため、ワークWがキズつくおそれがない。すなわち、振り子19と同様の作用を有することになる。また、整列トレイ10が短い場合には、搬送ノズル13aや給気口14aは省略することもできる。さらに、ワークWの直径が大きく、搬送溝22の幅が広い場合には、通気溝23を複数設けても良い。加えて、搬送カバー10aの下面の搬送溝22と対向する箇所に対して、搬送方向に沿って凹溝を設けた構造とすることもできる。この場合、搬送カバー10aとワークWとの接触面積が小さくなるため、ワークWとの間の接触抵抗が小さくなるという通気溝23の場合と同様の作用を有する。
実施例2の整列供給装置について図5を用いて説明する(特に、請求項3に対応)。
図5は本発明の実施の形態に係る整列供給装置の実施例2の縦断面図である。なお、図1又は図2に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
ワークWが外径15mm以下程度であって変形や捩れが少なく、互いに絡まり合い難い場合、噴出ノズル18aやワーク供給治具28あるいは振り子19などを省略することができる。また、ワークWが絡まり難いことから、回転テーブル7a上への供給量を調整する必要がない。従って、容器20を省略することもできる。ただし、この場合には、回転テーブル7aの上面に積み重なったワークWが自然に繰出板5の上面に落下するような構造とする必要がある。すなわち、本実施例の整列供給装置1bは、整列供給装置1aにおいて噴出ノズル18a、ワーク供給治具28、振り子19及び容器20を省略するとともに、回転テーブル7aに代えて、上面が円錐状に形成された回転テーブル7bを備えたことを特徴としている。なお、ケース6の上部の開口部6aには蓋21が着脱自在に取り付けられている。
このような構造の整列供給装置1bにおいては、回転テーブル7bの上面に供給されたワークWが自重によって繰出板5の上面へと自然に落下する。そのため、ワーク供給手段が不要であり、シンプルな構造とすることができる。従って、故障が発生し難く、また、安価に製造することが可能である。
なお、本実施例においては、回転テーブル7bの上面を円錐状としたが、これに限定されるものではない。例えば、回転テーブル7bの上面を一部が平型に形成され、他の部分が外周縁に向かって拡開するように傾斜して形成される凸型形状としても良い。また、本実施例においても、噴出ノズル18aやワーク供給治具28あるいは振り子19や容器20のうちの少なくともいずれか1つを備えた構造としても良い。
実施例3の整列供給装置について図6を用いて説明する。
図6は本発明の実施の形態に係る整列供給装置の実施例3を説明するための図である。なお、図6は実施例1の図2(a)に相当するものであり、ケース6の図示を省略し、その内壁面及び外壁面のみを二点鎖線で示している。また、図1又は図2に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
油脂類が塗布されていないワークWの場合には、滑走シート4や回転テーブル7aへ油脂類が付着して、その移動が妨げられるおそれがない。従って、高圧の気体を吹き付けるだけでワークWを搬送することが可能である。
図6に示すように、本実施例の整列供給装置1cは、整列供給装置1aにおいて、繰出板5の外周縁5eとスペーサ3の内周面との間にワークWの直径の1.2〜1.5倍の幅を有する搬送路30を設け、搬送路30に連通する噴射溝18bをスペーサ3に形成し、噴射溝18bの他端から搬送路30内に向けて、矢印Aで示されるワークWの搬送方向に沿って高圧の気体を噴射する構造となっている。そして、繰出板5を実施例1の場合とは反転させて取り付けるとともに、矢印Dで示すように搬送路30内のワークWの搬送方向(矢印Aの方向)とは逆向きに繰出板5及び回転テーブル7aを回転させることを特徴とする。
このような構造の整列供給装置1cにおいては、噴射溝18bから送り込まれた高圧の気体が、繰出板5による繰出溝5a内のワークWの繰り出し動作を助けるとともに、繰出溝5aから搬送路30へと繰り出されたワークWを、矢印Aの向きに搬送し、さらに送出溝3bを経て搬送溝22へと送出するという作用を有する。
以上説明したように、本実施例の整列供給装置1cにおいては、搬送路30内に送り込まれた高圧の気体の作用によって繰出板5によるワークWの繰り出し動作が助けられることから、繰出板5の小型化や回転の低速度化を図ることができる。この場合、消費エネルギーを節約するとともに、製造コストを安くすることが可能となる。
なお、以上の実施の形態、実施例にて説明したワークWとしては、シリコンゴムやフッ素ゴムなどで製造されるOリング等が想定されているが、特にこれらに限定するものではなく、外周が円形状の角パッキンなどの流動抵抗の大きいシール材及び重量を有する外周が円形状の銅パッキンや金属製ワッシャなどの小物部品としてもよい。
以上説明したように、請求項1乃至請求項10に記載された発明は、円形の部品に限らず、平板状のあらゆる小物軽量部品に対して適用可能である。
(a)及び(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に係る整列供給装置の実施例1の正面図及び平面図である。 (a)は図1(a)のX−X線矢視断面図であり、(b)は繰出板の部分拡大図である。 (a)は実施例1の整列供給装置の振り子の正面図であり、(b)はワーク供給治具を説明するための図である。 (a)及び(b)は実施例1の整列供給装置における整列トレイの終端近傍の斜視図及び平面図であり、(c)は図4(b)のY−Y線矢視断面図である。 本発明の実施の形態に係る整列供給装置の実施例2の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る整列供給装置の実施例3を説明するための図である。
符号の説明
1a〜1c…整列供給装置 2…ベース 2a…軸孔 3…スペーサ 3a…円形部分 3b…送出溝 4…滑走シート 4a…円形部分 5…繰出板 5a…繰出溝 5b,5c…終端部 5d…外形線 5e…外周縁 6…ケース 6a…開口部 6b…フランジ 7a,7b…回転テーブル 8…カップリング 9…モータ 9a…駆動軸 10…整列トレイ 10a…搬送カバー 11…シャッター 12…エアシリンダ 13a〜13c…搬送ノズル 14a〜14c…給気口 15…排気口 16a〜16c…センサ投光部 17a〜17c…センサ受光部 18a…噴出ノズル 18b…噴射溝 19…振り子 19a…支点 19b…下端 20…容器 20a…供給口 20b…排出口 21…蓋 22…搬送溝 23…通気溝 24…ストッパ 25…噴射口 26…透過スリット 27…駆動手段 28…ワーク供給治具 29…流路 30…搬送路 A〜H…矢印 J…接線 K…直線 L…中心線 P…交点 Q,R…中心 W…ワーク α…鋭角 β…角度

Claims (10)

  1. ワークの整列及び供給を行う装置であって、上部が平型に形成されたベース部材と、このベース部材の上部に設置される略環状の板状部材と、この板状部材内側に形成される円形部分に収容されるとともに前記ベース部材の上部に回転自在に取り付けられる円板状部材と、この円板状部材を回転させる駆動手段とを備え、前記円板状部材は前記ワークを繰り出すために前記円板状部材の外周縁の接線進行方向に向かって内側鋭角に繰出溝が形成され、前記板状部材は前記繰出溝から繰り出される前記ワークを導入して送出するために前記板状部材の内周縁から外部へ向かって接線方向に送出溝が形成され、前記円板状部材の厚みは前記ワークの厚みと略等しいことを特徴とする整列配給装置。
  2. 上部が平型に形成された回転テーブルを備え、この回転テーブルは前記円板状部材の上部に前記送出溝を覆うことなく取付けられて、前記円板状部材と共にあるいは独立に回転可能であることを特徴とする請求項1記載の整列供給装置。
  3. 前記回転テーブルの上部は平型に形成される代わりに、凸型に形成されたことを特徴とする請求項2記載の整列供給装置。
  4. 下部が開放され、かつ、上部が閉塞されるとともに壁面の一部にワーク供給口が設けられた箱状部材を備え、この箱状部材は前記円板状部材が設置される前記板状部材に囲まれた空間を覆うように前記板状部材の上面に取付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の整列供給装置。
  5. 前記回転テーブル上の前記ワークを前記円板状部材の上面へと落下させるワーク供給手段を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の整列供給装置。
  6. 前記ワークに対して接触可能に設置される平準手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の整列供給装置
  7. 前記ワークを搬送するための搬送溝が設けられた整列トレイを備え、この整列トレイは前記搬送溝が前記送出溝に連通するように前記板状部材に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の整列供給装置
  8. 前記整列トレイの前記搬送溝内の前記ワークに対して高圧の気体を吹き付ける搬送ノズルを備えたことを特徴とする請求項7記載の整列供給装置
  9. 前記整列トレイの前記搬送溝の底面に前記ワークの搬送方向に沿って通気溝が形成されたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の整列供給装置。
  10. 前記整列トレイの前記搬送溝の底面の一部に排気口が形成されたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の整列供給装置。
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