JP2017180868A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】調理容器の種類や大きさを識別することが可能で、使用者を危険にさらすことなく、調理容器の種類や大きさに応じて適切な調理を行うことが可能なガスコンロを提供する。【解決手段】制御部が、底面の平坦な調理容器が五徳50に載置された第1の状態と、底面が下方に向かって突出する凸面となる調理容器が五徳に載置された第2の状態と、調理容器温度検出手段72の押し下げ量が第2の状態における調理容器温度検出手段の押し下げ量より大きい押し下げ量となる第3の状態とを検出するように構成するとともに、(a)第1の状態を検出した場合に、コンロバーナの火力を所定の第1火力より小さい所定の第2火力に減少させる火力減少制御を実行し、(b)第2の状態を検出した場合に、火力減少制御を実行せず、コンロバーナの火力を所定の第1火力以上の火力に維持し、(c)第3の状態を検出した場合に、火力減少制御を実行するように構成する。【選択図】図12

Description

本発明は、ガスコンロに関し、詳しくは、トッププレートに形成したバーナ用開口を経て、炎孔部がトッププレートの上方に突出するように配設されたコンロバーナを有するガスコンロに関する。
種々の調理に用いられるガスコンロの中には、特許文献1に記載されているようなガスコンロがある。
特許文献1のガスコンロは、トッププレートに形成したバーナ用開口を介して、炎孔部をトッププレートの上方に突出するように設けられたコンロバーナと、点消火操作部の操作に基づいてコンロバーナの点消火および火力の制御を行う制御部とを備え、トッププレート上における、炎孔部から所定距離離れた位置に温度検出部を設け、制御部は、コンロバーナの火力が所定の第1火力以上の火力を所定時間継続した時に温度検出部の検出温度が所定の閾値温度以下の場合には、コンロバーナの火力を前記所定の第1火力より小さい所定の第2火力に減少させる火力減少制御を実行するように構成されている。
この特許文献1のガスコンロによれば、五徳に載置した調理容器の大きさ(径)を判別することができて、調理容器の外方にはみ出した炎に使用者が不用意に接近して使用者が高温にさらされることを防止することが可能になる。
特開2013−253750号公報
しかしながら、中華鍋は、その底面が、下方に向かって突出する凸面となる、略部分球面状の形状を有している。そのため、上記従来のガスコンロでは、調理容器として、中華鍋が用いられた場合に、コンロバーナの火力が所定の第1火力以上の火力を所定時間継続した場合に、コンロバーナに形成される炎は、鍋底に沿って鍋の周縁側において上方向に偏向されるので、トッププレート上における、炎孔部から所定距離離れた位置に配設された温度検出部により検出される検出温度が、所定の閾値温度以下になってしまう場合がある。
その結果、本来所定の第1火力での調理が続けられるべき状況であっても、コンロバーナの火力を所定の第1火力より小さい所定の第2火力に減少させる火力減少制御が実行されることになる。
すなわち、一般的に中華鍋は、チャーハンや野菜炒めなどの炒めもの調理において用いられることの多い調理容器(鍋)であり、チャーハンや野菜炒めなどの炒めもの調理は、コンロバーナの火力を大火力とすることで、良好な調理の仕上がりが得られるものである。
ところが、チャーハンや野菜炒めなどの炒めもの調理において、中華鍋を用いて、上記従来のガスコンロによって調理を行うと、コンロバーナの火力が所定の第1火力より小さい所定の第2火力に減少させる火力減少制御が実行されてしまうため、大火力(所定の第1火力)が維持されず、良好な調理の仕上がりが得られなくなる場合があるという問題点がある。
また、調理容器が五徳を構成する五徳爪の内側に嵌り込んでしまうような、小さい調理容器が用いられた場合も含め、適切に対応する必要があるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、調理容器の種類や大きさを識別することが可能で、使用者を危険にさらすことなく、調理容器の種類や大きさに応じて適切な調理を行うことが可能なガスコンロを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガスコンロは、
ガスコンロ本体の上面のトッププレートに形成したバーナ用開口を経て、その外周に形成された炎孔部が前記トッププレートの上方に突出するように設けられた環状のコンロバーナと、
点消火操作部の操作に基づいて前記コンロバーナの点消火および火力の制御を行う制御部と、
前記コンロバーナの前記炎孔部の周囲に配置され、前記コンロバーナによって加熱される調理容器を支持する五徳と
を備えたガスコンロであって、
前記トッププレート上における、前記炎孔部から所定距離離れた位置に配設された温度検出部と、
前記コンロバーナの平面視中央を上下方向に挿通され上下に延びる支持軸の上端に上方に付勢して支持される調理容器温度検出手段と、
前記コンロバーナの上方に前記調理容器が載置され、前記調理容器温度検出手段が前記調理容器の底面に当接して押し下げられた場合に、これを検知して前記調理容器が調理位置に配置されたことを検出する調理容器載置検出手段と
を具備し、
前記調理容器載置検出手段による検出状態が、底面の平坦な調理容器が前記五徳に載置されたときの前記調理容器温度検出手段の押し下げ量と、底面が下方に向かって突出する凸面となる調理容器が前記五徳に載置されたときの前記調理容器温度検出手段の押し下げ量とに応じて異なる検出状態となり、
前記制御部は、底面の平坦な調理容器が前記五徳に載置された第1の状態と、底面が下方に向かって突出する凸面となる調理容器が前記五徳に載置された第2の状態と、調理容器が前記コンロバーナの上方に載置されたときの前記調理容器温度検出手段の押し下げ量が前記第2の状態における前記調理容器温度検出手段の押し下げ量より大きい押し下げ量となる第3の状態とを検出するように構成されており、かつ、
前記制御部は、前記コンロバーナの火力が所定の第1火力以上の火力を所定時間継続した場合において、前記温度検出部の検出温度が所定の閾値温度以下であるときに、
(a)前記第1の状態を検出した場合に、前記コンロバーナの火力を前記所定の第1火力より小さい所定の第2火力に減少させる火力減少制御を実行し、
(b)前記第2の状態を検出した場合に、前記火力減少制御を実行せず、前記コンロバーナの火力を前記所定の第1火力以上の火力に維持し、
(c)前記第3の状態を検出した場合に、前記火力減少制御を実行する
ように構成されていること
を特徴としている。
本発明のガスコンロにおいては、前記コンロバーナが所定の停止時間以上の燃焼の停止を継続したときの前記温度検出部の検出温度を燃焼停止時検出温度として記憶しておき、前記所定の閾値温度を、前記燃焼停止時検出温度に所定の上昇温度判定用閾値を加えた温度とするように構成されていることが好ましい。
また、前記炎孔部から前記所定距離だけ離れた位置よりさらに離れた位置に比較用温度検出部を設け、前記所定の閾値温度を、前記比較用温度検出部による検出温度に所定の上昇温度判定用閾値を加えた温度とすることが好ましい。
また、前記操作部および前記温度検出部が、前記炎孔部よりも前方側に位置していることが好ましい。
前記五徳が、調理容器を載置するための五徳爪を前記炎孔部の周囲に複数放射状に配置してなるものであって、
前記炎孔部の周方向における前記五徳爪の存在箇所では、前記炎孔部の周方向における前記五徳爪の不存在箇所に比べて、前記コンロバーナによる加熱が抑制されるように前記炎孔部が構成されており、前記温度検出部が平面視における前記五徳爪の近傍の、前記コンロバーナによる加熱が抑制される領域に配設されていることが好ましい。
また、前記温度検出部の配設位置において、前記温度検出部の感温部が、前記トッププレートの上面よりも所定の高さ寸法だけ高い位置にあることが好ましい。
また、前記所定の高さ寸法が、前記温度検出部の配設位置における前記トッププレートの上面から前記五徳爪の上端までの高さ寸法の1/2以上であることが好ましい。
また、前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出している状態での前記コンロバーナによる加熱中に、前記調理容器載置検出手段が調理容器の非載置を検出したときには、前記制御部が、前記コンロバーナの火力を前記所定の第2火力より小さい所定の第3火力に減少させる調理容器不存在制御を実行し、
前記調理容器不存在制御の実行中に前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出したときには、前記調理容器不存在制御を終了して、前記コンロバーナの火力の前記所定の第3火力への減少を解除し、
前記調理容器不存在制御実行前における、前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出した状態での前記コンロバーナの火力が前記火力減少制御の実行により前記所定の第2火力に減少された火力であるときには、前記制御部が、
(a)前記調理容器載置検出手段による調理容器の非載置の検出によって前記調理容器不存在制御を実行して前記コンロバーナの火力を前記所定の第3火力に減少させてから、所定の設定時間以内の時間が経過した後に、前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出した場合には、前記火力減少制御の実行は維持し、前記調理容器不存在制御だけを終了して前記コンロバーナの火力の前記所定の第3火力への減少のみを解除して火力を第2火力に復帰させ、
(b)前記調理容器載置検出手段による調理容器の非載置の検出によって前記調理容器不存在制御を実行して前記コンロバーナの火力を前記所定の第3火力に減少させてから、所定の設定時間より長い時間が経過した後に、前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出した場合には、前記調理容器不存在制御を終了して前記コンロバーナの火力の前記所定の第3火力への減少を解除するとともに、前記火力減少制御を終了して前記コンロバーナの火力の前記所定の第2火力への減少を解除するように構成されていること
が好ましい。
本発明のガスコンロは上述のように構成されているので、コンロバーナにより加熱される調理容器の大きさを判別することができるとともに、調理容器の底部の外方にはみ出した炎に使用者が不用意に接近して使用者が高温にさらされることを防止することが可能で、しかも、中華鍋を調理容器として用いて調理を行ったときに、意図せずに、コンロバーナの火力が所定の第1火力(大火力)より小さい所定の第2火力に減少させる火力減少制御が実行されてしまうことがなく、所定の第1火力(大火力)が維持され、良好な調理の仕上がりを得ることが可能なガスコンロを提供することができる。すなわち、本発明のガスコンロを用いることにより、調理容器として中華鍋を用いて調理を行った場合に、意図せずに、コンロバーナの火力が第1火力(大火力)より小さい第2火力に減少させられることがなく、所定の第1火力(大火力)が維持されるため、チャーハンや野菜炒めなどの調理を良好に行うことができる。
さらに、平面視における調理容器の外径が、複数の五徳爪の先端部により囲繞された領域の外径より小さく、調理容器が、五徳上ではなく、五徳爪51の先端により囲繞された領域に嵌り込んだ状態では、火力減少制御が実行されるので、安全に使用することができる。
また、コンロバーナが所定の停止時間以上の燃焼の停止を継続したときの温度検出部の検出温度を、燃焼停止時検出温度として記憶しておき、所定の閾値温度を、燃焼停止時検出温度に所定の上昇温度判定用閾値を加えた温度とするようにした場合、季節が異なりガスコンロの周囲温度が変動した場合にも、第1火力に見合った調理容器よりも小径の調理容器が五徳上に載置されているかどうかを的確に判断することが可能になるとともに、第1火力に見合った調理容器よりも小径の調理容器が五徳上に載置されているかどうかについての、季節の変化による誤判定を防止することが可能になり、使い勝手のよいガスコンロを提供することができる。しかも、温度検出部によって検出した温度を燃焼停止時検出温度として用いることが可能で、燃焼停止時検出温度を検出するための別の温度検出部を必要としないことから、コストの増大を招くことなく、利便性を向上させることができて有意義である。
また、前記炎孔部から前記所定距離だけ離れた位置よりさらに離れた位置に比較用温度検出部を設け、前記所定の閾値温度を、前記比較用温度検出部による検出温度に所定の上昇温度判定用閾値を加えた温度とするようにした場合、ガスコンロの周囲温度が変動した場合にも、第1火力に見合った調理容器よりも小径の調理容器が五徳上に載置されているかどうかを的確に判断することが可能になるとともに、第1火力に見合った調理容器よりも小径の調理容器が五徳上に載置されているかどうかについての、周囲温度の変化による誤判定を防止することが可能になり、使い勝手のよいガスコンロを提供することができる。しかも、ガスバーナを複数備えるガスコンロの場合にも、比較用温度検出部は、複数のガスバーナのそれぞれに備える必要はなく1個備えるだけでよいので、コストの増大を招くことなく、利便性の高いガスコンロを提供することが可能になる。
また、操作部および温度検出部を、炎孔部よりも前方側に位置させるようにした場合、使用者が近づき易い炎孔部の前方側における火炎の調理容器の底部の外側へのはみ出しをより的確に検出することができるとともに、はみ出した炎に使用者が不用意に接近して使用者が高温にさらされることをより的確に防止することが可能になる。この構成の場合、第1火力に見合った大きさの調理容器が、その中心を後方にずれた状態で五徳に載置されたような場合においても、火炎が鍋底の外方にはみ出すことを防止できる点でも有意義である。
また、五徳が、調理容器を載置するための五徳爪を炎孔部の周囲に複数放射状に配置してなるものであって、炎孔部の周方向における五徳爪の存在箇所では、炎孔部の周方向における五徳爪の不存在箇所に比べて、コンロバーナによる加熱が抑制されるように炎孔部が構成され、温度検出部が平面視における五徳爪の近傍の、コンロバーナによる加熱が抑制される領域に配設されるように構成した場合、温度検出部の温度が過度に高くなることを抑制して、温度検出部の高温による劣化を抑制することが可能になり、耐久性に優れたガスコンロを提供することが可能になる。
つまり、炎孔部の周方向における五徳爪の存在箇所では、炎孔部の周方向における五徳爪の不存在箇所に比べて、コンロバーナによる加熱が抑制されるように炎孔部を構成するとともに、温度検出部を平面視における五徳爪の近傍の、コンロバーナによる加熱が抑制される領域に配設することで、温度検出部の温度が過度に高温になることを抑制して、耐久性に優れたガスコンロを得ることができる。
また、温度検出部の感温部を、トッププレートの上面よりも所定の高さ寸法だけ高い位置に設けることにより、五徳の上に調理容器が存在している場合に、調理容器の底部に沿って伸び、径方向の外方に向かってトッププレートに添って形成される火炎の温度を適切に検出することが可能で、本発明をより実効あらしめることができる。
つまり、五徳の上に調理容器が存在している場合、炎孔部からの火炎は調理容器の底部に沿って伸び、径方向の外方に向かってトッププレートに添って形成されるが、トッププレートに添って形成される火炎とトッププレートとの間には、火炎の径方向の外側から内側に向かって、燃焼用の2次空気が流れ込むことになる。そして、この2次空気として、ガスコンロの周囲に存在する空気が供給されることになり、ガスコンロの周囲に存在する空気は一般的に火炎の温度に比べて著しく低温(常温)であることから、温度検出部の感温部の位置がトッププレートの表面と同じ高さであるときには、この2次空気で温度検出部が冷却されてしまい、温度検出部による火炎の温度検出が適切に行われないおそれがあるが、温度検出部の感温部の位置をトッププレートよりも所定の高さ寸法だけ高くすることで、温度検出部がこの2次空気で過度に冷却されてしまうことが防止することができる。
また、温度検出部の感温部についての、上記所定の高さ寸法を、温度検出部の配設位置におけるトッププレートの上面から五徳爪の上端までの高さ寸法の1/2以上とした場合、より確実に、炎孔部からの火炎の温度を適切に検出することが可能になる。
すなわち、五徳の上に鍋が存在している場合に、炎孔部からの火炎がこの鍋底に沿って伸びて外径方向にトッププレートに添って形成されたときに、トッププレートに添って形成される火炎とトッププレートとの間を火炎の外径方向から内径方向に向かって流れる火炎燃焼用の2次空気は、その大半がトッププレートの上面から五徳爪の上端までの高さ寸法の略1/2以下の高さまでの領域を流れるため、温度検出部の位置を、トッププレートの上面から五徳爪の上端までの高さ寸法の1/2以上とすることで、温度検出部が2次空気によって過度に冷却されてしまうことを防止して、火炎の温度を適切に検出することができる。
また、本発明のガスコンロにおいて、本願請求項8に記載されているような構成を備えることにより、さらに安全で、しかも使い勝手のよいガスコンロを提供することが可能になる。
本発明の一実施形態にかかるガスコンロを示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロのガスバーナ周辺の側面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロのガスバーナ周辺の側面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロのガスバーナ周辺の側面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの左バーナ付近の拡大平面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの制御部による火力制御のサブルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの制御部による火力制御のサブルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの制御部による火力制御のサブルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの制御部による火力制御のサブルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの制御部による火力制御のサブルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロのガスバーナ周辺の側面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロにおいて、調理容器載置検出手段が調理容器の非載置を検出している状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロにおいて、調理容器載置検出手段が調理容器の載置の第1状態を検出している状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロにおいて、調理容器載置検出手段が調理容器の載置の第2状態を検出している状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロにおいて、調理容器載置検出手段が調理容器の載置の第3状態を検出している状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロにおいて、磁気センサとして用いられているリニア出力ホールICの、磁束密度と出力電圧の関係を示す図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの変形例を示す図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態1]
図1は本発明の一実施形態(実施形態1)にかかるガスコンロ(この実施形態では、ガステーブルコンロ)を示す平面図である。
本発明にかかる一実施形態(実施形態1)にかかるガスコンロAは、図1に示すように、ガスコンロ本体01の上面がトッププレート02で覆われている。また、ガスコンロAは、円筒状で、外径が66mmの左バーナ31および右バーナ32の2口のガスバーナを備えており、トッププレート02に形成したバーナ用開口(図示せず)を介して、それぞれガスバーナの外周に形成された炎孔部33をトッププレート02の上方に突出させている。
ガスコンロAにおいて左バーナ31および右バーナ32より前方側に位置しているその前面には、左バーナ31の点消火操作を行うための左点消火操作部41および右バーナ32の点消火操作を行うための右点消火操作部42が設けられている。
また、ガスコンロA内には、制御部(図示せず)が配設されており、制御部は、左点消火操作部41および右点消火操作部42の操作に基づいて、図示しないガスバルブの開閉、および図示しないイグナイタの発停により左バーナ31および右バーナ32の点消火の制御を行う。また、制御部は、図示しないステッピングモータの駆動によるガス量調整バルブの開度調節を行って左バーナ31および右バーナ32に供給されるガス量を調節して左バーナ31および右バーナ32の火力の制御を行う。
また、ガスコンロAはガスグリル部(図示せず)を備えており、ガスコンロAの前面には、ガスグリル部の前面に備える扉(図示せず)を開閉するためのグリル取っ手44およびガスグリル部の点消火操作を行うためのグリル点消火操作部43を備えおり、ガスグリル部における調理に伴う排気はトッププレート02の後方に設けたグリル排気口45から排出される。
トッププレート02上における左バーナ31および右バーナ32のそれぞれの炎孔部33の周囲には、コンロバーナ(左バーナ31、右バーナ32)によって加熱される調理容器60を載置する五徳50が配置されている。
五徳50は、調理容器60を載置するための五徳爪51を炎孔部33の周囲に複数放射状に配置してあり、それぞれの五徳爪51の下端が円環状の五徳リング52で結合されて、トッププレート02上に載置されている。なお、ガスコンロAは左バーナ31および右バーナ32の2つのコンロバーナを備えるものであるが、左バーナ31および右バーナ32ともに本発明の実施形態としては同様の形態を有するものであるので、以下、左バーナ31の実施形態について詳しく説明し、右バーナ32についての詳細な説明は省略する。
左バーナ31について詳細に説明すると、炎孔部33の周方向においてガスバーナの五徳爪51が対向して存在する箇所(図5のSの区間)では炎孔部33の周方向において五徳爪51が対向して存在しない箇所(図5のFの区間)に比べて前記左バーナ31による加熱が抑制されるように炎孔部33が構成されている。
具体的には、ガスバーナの周方向における五徳爪51が対向して存在する箇所(図5のSの区間)には炎孔が形成されておらず、ガスバーナの周方向における五徳爪51が対向して存在しない箇所(図5のFの区間)だけに炎孔が形成されており、左バーナ31による五徳50の加熱が抑制されるように左バーナ31の炎孔部33が構成されている。
また、トッププレート02上における、炎孔部33から所定距離(この実施形態では60mm)離れた位置に温度検出部71が設けられており、具体的には、図1に示すように平面視において左バーナ31の前方に位置する五徳爪51の近傍にサーミスタからなる温度検出部71が配設されている。
なお、図2〜図4に示すように、温度検出部71の感温部78は、トッププレート02の上面よりも所定の高さ寸法だけ高い位置、具体的には、トッププレート02の上面から温度検出部71と隣接する五徳爪51の上端までの高さ寸法(この実施形態では40mm)の1/2の高さより少し高い位置(この実施形態ではトッププレート02の上面から27mm)に位置している。これによって、以下の効果が得られる。
五徳の上に鍋が存在している場合には、炎孔部33からの火炎81は調理容器60の底面に沿って伸び、調理容器60の外径方向の外側にトッププレート02に添って形成されるが、トッププレート02に添って形成される火炎81とトッププレート02との間には、火炎81の径方向の外側から内側に向かって、火炎81の燃焼用の2次空気が流れ込むことになる(図11の2次空気の流れAF参照)。
そして、この2次空気として、ガスコンロの周囲に存在する空気が供給されることになるが、ガスコンロの周囲に存在する空気は一般的に火炎81周辺を流れる排気(図11の排気の流れEF参照))の温度に比べて著しく低温の常温であることから、温度検出部71の感温部78の位置がトッププレート02の表面と同じ高さである場合には、2次空気によって温度検出部71の感温部78が冷却されてしまい、温度検出部71による火炎81の温度検出が適切に行われないおそれがある。
これに対し、この実施形態では、温度検出部71の感温部78の位置をトッププレート02の上面よりも上述の高さ寸法(この実施形態では27mm)だけ高くするようにした場合、2次空気によって温度検出部71の感温部78が過度に冷却されてしまうことを防止することができる。
また、このガスコンロAにおいては、図1〜図5に示すように、五徳50への鍋などの調理容器60の底面に接触して調理容器60の底面の温度を検出する調理容器温度検出手段72が、その支持軸73が左バーナ31の中心を下から上に貫通するような態様で設けられている。
なお、調理容器温度検出手段72および支持軸73は、五徳50への調理容器60の載置、および、五徳50上に載置した調理容器60の五徳50の上方への移動と連動して上下に移動する。
また、図12〜図15に示すように、支持軸73の下端側には磁石(この実施形態では永久磁石)105が配設(止着)されており、また、支持軸73に沿うように、磁気センサ(この実施形態では、磁束密度(磁場)に比例したアナログ電圧を出力するリニア出力ホールIC)101が、その基準面101aを支持軸73に対向させて配置されている。なお、磁気センサ101は、支持軸73の上下動に伴って移動することがないように、例えばガスコンロ本体01に取り付けられている。
この実施形態において磁気センサ101として用いられているリニア出力ホールICは、磁束密度(地場)と出力電圧との関係が、図16で示されるような関係を示すものであって、その基準面101a(図12〜図15参照)に交差して印加される磁束の極性と磁束密度の大きさに応じた電圧を出力するものである。
なお、調理容器60の載置状態と、磁気センサ(リニア出力ホールIC)101への磁束密度B、磁気センサ(リニア出力ホールIC)101の出力A、調理容器載置検出手段74の検出状態の関係は、表1に示すようになる。
Figure 2017180868
この実施形態においては、磁石(永久磁石)105のN極側が磁気センサ(リニア出力ホールIC)の基準面101aと対向して、磁石105のN極からS極に向かって形成される磁束が、磁気センサ101の基準面101a側から磁気センサ101に交差するときの磁束(印加磁場)の極性を正(プラス)と定義し、磁石105のS極側が磁気センサ101の基準面101aと対向して、上記磁束が磁気センサ101の基準面101aの背面側から磁気センサ101に交差するときの磁束(印加磁場)の極性を負(マイナス)と定義する。
また、図12〜図15に示すように、支持軸7の下端側に、磁気センサ101と対向して、磁石105がそのN極を上方に、そのS極を下に向けて止着されている。
そして、図12に示すように、五徳50上に調理容器60が載置されていない状態では、調理容器温度検出手段(鍋底センサ)72の上端が五徳50の上端より上方に位置している。
このとき、支持軸73に止着された磁石105が、磁気センサ101の基準面101aの上方に位置し、磁気センサ101の基準面101aに交差する磁束密度Bが、−20mT<B≦0となり、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の出力Aが、2.1V<A≦2.5Vとなる。そしてこのとき、制御部は、調理容器載置検出手段74が、五徳50上に調理容器60が載置されていない調理容器60の非載置を検出するように構成されている。
さらに説明すると、磁気センサ101によって支持軸73の上下の移動を検出するとともに、調理容器温度検出手段72と支持軸73と支持軸73に止着された磁石105と磁気センサ101とによって、五徳50への調理容器60の載置の有無、および、調理容器60の底面の形状が検出されるように構成されている。
すなわち、この実施形態のガスコンロAにおいては、支持軸73に止着された磁石105と、その近傍に配設された磁気センサ101とが、調理容器載置検出手段74を構成しており、調理容器60が載置されておらず、調理容器温度検出手段72の上端が五徳50の上端より上方に位置しているとき、上述のように、磁気センサ101の基準面101aに交差する磁束密度Bが、−20mT<B≦0となり、磁気センサ101の出力Aが、2.1V<A≦2.5Vとなる。そして、このとき、ガステーブルコンロAが備える制御部は、調理容器60の非載置を検出するように構成されている。
また、図13に示すように、五徳50上に底面が平坦な調理容器60が載置された状態では、調理容器温度検出手段72の上端が五徳50の上端とほぼ同じ高さに位置し、支持軸73に止着された磁石105のS極が、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の基準面と対向する高さに位置して、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の基準面に交差する磁束密度Bが、B≦−20mTとなり、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の出力Aが、0<A≦2.1Vとなる。このとき、ガステーブルコンロAが備える制御部は、調理容器60の載置された第1状態を検出するように構成されている。
また、図14に示すように、五徳50上に、底面が下方に向かって突出する凸面となる中華鍋のような調理容器60が載置された状態では、調理容器温度検出手段72(鍋底センサ)の上端が五徳50の上端より低い高さに位置し、このとき、支持軸73に止着された磁石105のN極が、磁気センサ(リニア出力ホールIC)101の基準面101aと対向する高さに位置して、磁気センサ101の基準面101aに交差する磁束密度Bが、20mT≦Bとなり、磁気センサ101の出力Aが、2.9V≦A<5Vとなる。このとき、ガステーブルコンロAが備える制御部は、調理容器60の載置された第2状態を検出するように構成されている。
また、図15に示すように、平面視における調理容器60の外径が、複数の五徳爪51の先端部により囲繞された領域の外径より小さく、調理容器60が、五徳50上ではなく、五徳爪51の先端により囲繞された領域に嵌り込んだ状態では、図14に示す、制御部が調理容器60の載置された第2状態を検出する状態より、調理容器温度検出手段72の上端がさらに低い高さに位置し、このとき、支持軸73に止着された磁石105のN極が、磁気センサ101の基準面101aより低い高さに位置して、磁気センサ101の基準面101aに交差する磁束(磁束密度)Bが、0<B<20mTとなり、磁気センサ101の出力Aが、2.5V<A<2.9Vとなる。このとき、ガステーブルコンロAが備える制御部は、調理容器60の載置された第3状態を検出するように構成される。
すなわち、
(1)図12に示すように、五徳50上に調理容器60が載置されておらず、支持軸73に止着された磁石105のS極が、磁気センサ101の基準面101aより高い高さに位置して、磁気センサ101の基準面に交差する磁束(磁束密度)Bが、−20mT<B≦0となり、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の出力Aが、2.1V<A≦2.5Vとなっているときに、ガステーブルコンロAが備える制御部は、調理容器60の非載置を検出する。
(2)また、図13に示すように、五徳50上に底面が平坦な調理容器60が載置されており、磁石105のS極が、磁気センサ101の基準面101aと対向する高さに位置して、磁気センサ101の基準面101aに交差する磁束(磁束密度)Bが、B≦−20mTとなり、磁気センサ101の出力Aが、0<A≦2.1Vとなっているときに、ガステーブルコンロAが備える制御部は、調理容器60の載置された第1状態を検出する。
(3)さらに、図14に示すように、五徳50上に底面が下方に凸となる中華鍋のような調理容器60が載置されており、磁石101のN極が、磁気センサ101の基準面101aと対向する高さに位置して、磁気センサ101の基準面101aに交差する磁束(磁束密度)Bが、20mT≦Bとなり、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の出力Aが、2.9V≦A<5Vとなっているとき、ガステーブルコンロAが備える制御部は、調理容器60の載置された第2状態を検出する。
(4)また、平面視における調理容器60の外径が、複数の五徳爪51の先端部により囲繞された領域の外径より小さく、調理容器60が、五徳50上ではなく、五徳爪51の先端により囲繞された領域に嵌り込んだ状態では、磁石105のN極が、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の基準面より低い高さに位置して、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の基準面に交差する磁束(磁束密度)Bが、0<B<20mTとなり、磁気センサ(リニア出力ホールIC)の出力Aが、2.5V<A<2.9Vとなっているときに、ガステーブルコンロAが備える制御部は、調理容器60の載置された第2状態を検出する。
この実施形態のガスコンロAでは、支持軸73に止着された磁石105の磁極と、支持軸73側に対向させて配置された一つの磁気センサ(リニア出力ホールIC)との相対位置が変化して、支持軸73側に対向させて配置された一つの磁気センサ(リニア出力ホールIC)に印加される磁場(磁束密度)の極性と大きさとによって、制御部が、調理容器60の載置状態に応じて変化する調理容器温度検出手段72の高さ位置の状態を判定して、調理容器60の複数の載置状態を検出するように構成され、一つの磁気センサ101を備えるだけでよいので、ガスコンロの組み立て工数を少なくして、製造コストを抑えることが可能になる。
次に、制御部による火力制御について説明する。
使用者による左点消火操作部41の操作に基づき制御部が左バーナ31の火力を第1火力(本実施形態では2.97kW)以上の火力を所定時間(本実施形態では15秒)継続したときに、温度検出部71による検出温度が所定の閾値温度SH以下の場合には、図3に示すように、五徳50上に載置されている鍋などの調理容器60の外径が第1火力に見合った外径より小さく、火炎81が調理容器60の底面より外側に火炎81がはみ出して、火炎81がトッププレート02の表面から上方向に偏向している状態であると判断できることから、制御部は、左バーナ31の火力を第2火力(本実施形態では1.39kW)に減少させる火力減少制御を実行する。
ただし、制御部が、五徳50上に底面が下方に向かって突出する凸面となる中華鍋のような調理容器60が載置された第2状態を検出している場合は、火力減少制御を実行しない。
補足すると、制御部が、五徳50上に底面が下方に向かって突出する凸面となる中華鍋のような調理容器60が載置された第2状態を検出している場合には、火力減少制御は実行されないが、調理容器60の載置された第1状態を検出している場合、および、調理容器60の載置された第3状態を検出している場合には、火力減少制御が実行されることになる。
これによって、調理容器60として中華鍋を用いて調理を行ったときに、制御部が、コンロバーナの火力を所定の第1火力(大火力)より小さい所定の第2火力に減少させる火力減少制御を実行することなく、所定の第1火力(大火力)が維持されることになり、良好な調理の仕上がりが得られる。
つまり、中華鍋を用いて調理を行う場合のように高火力によって調理を行うことが好ましい場合に、制御部によって火力が減少されることによる調理の失敗を防止することが可能になる。
しかも、平面視における調理容器60の外径が、複数の五徳爪51の先端部により囲繞された領域の外径より小さく、調理容器60が、五徳50上ではなく、五徳爪51の先端により囲繞された領域に嵌り込んだ状態では、火力減少制御が実行されるので、安全に使用することができる。
なお、この実施形態にかかるガスコンロAでは、火力減少制御を実行する場合に、左バーナ31が所定の停止時間(この実施形態では1時間)以上の燃焼の停止を継続したときの、温度検出部71による検出温度を燃焼停止時検出温度として記憶しておき、燃焼停止時検出温度+所定の上昇温度判定用閾値(この実施形態では6.5K)を閾値温度SHとして用いている。
そして、火力減少制御の実行によって、調理容器60の底面より外側に火炎81がはみ出す状態、すなわち、図3に示すような、火炎81がトッププレート02の表面から上方向に偏向している状態が引き起こされることが防止され、調理容器60の底面より外側に火炎81がはみ出さない状態、すなわち、図4に示すような状態に至ることで、火炎81からの高温の燃焼排気により調理容器の取っ手が過度に加熱されたり、調理容器の底面から外方にはみ出した炎に使用者が不用意に接近して高温にさらされたりすることを抑制、防止することができる。
なお、火力減少制御の実行中において使用者が左点消火操作部41を操作して火力を変更しようとした場合には、使用者が意図して火力を変更しようとしていることから、制御部は、使用者の意図にしたがい、ガス量調整バルブの開度調節を行って左バーナ31の火力の変更を行う。すなわち、火力減少制御の実行中であっても、左点消火操作部41の操作による火力の変更指令が受け付けられ、火力変更が行われる。
一方、使用者による左点消火操作部41の操作に基づき、制御部が左バーナ31の火力を第1火力(この実施形態では2.97kW)以上の火力を所定時間(この実施形態では15秒)継続して燃焼を行ったときに、温度検出部71による検出温度が所定の閾値温度SHより高い場合には、五徳50上に載置されている調理容器60の外径が第1火力に見合った外径以上であり、調理容器60の底面より外側に火炎81がはみ出すことなく、火炎81がトッププレート02の表面に沿って形成されている、図2に示すような状態であると判断できることから、制御部は、左バーナ31の火力を第1火力以上の火力に維持する。すなわち、左バーナ31の火力を第2火力に減少させる火力減少制御は実行されない
また、この実施形態においては、調理容器載置検出手段74が鍋などの調理容器60の載置を検出している状態において、左バーナ31による加熱が行われているときに、調理容器載置検出手段74が調理容器60の非載置を検出した場合には、左バーナ31の火力を第2火力より小さい第3火力(この実施形態では、0.35kW)に減少させる調理容器不存在制御を実行し、調理容器60の不存在時に使用者が左バーナ31からの大きな火炎81にさらされることを防止するように構成されている。
そして、この調理容器不存在制御の実行中に調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態または第2状態)を検出したときには、調理容器不存在制御を終了して、左バーナ31の火力の第3火力への減少を解除し、調理容器不存在制御の実行前の火力に復帰させるように構成されている。
加えて、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出した状態、すなわち、調理容器不存在制御の実行前の左バーナ31の火力が火力減少制御の実行により第2火力に減少された火力であるときには、調理容器不存在制御の実行後に調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出して調理容器不存在制御を終了するまでの経過時間に応じて、以下のように制御部が左バーナ31の火力を制御するように構成されている。
(a)調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出した状態、すなわち、調理容器不存在制御の実行前の左バーナ31の火力が火力減少制御の実行により第1火力以上の火力から第2火力に減少された火力であるときに、調理容器載置検出手段74による調理容器60の非載置の検出によって調理容器不存在制御を実行して左バーナ31の火力を第3火力に減少させてから、所定の設定時間(この実施形態では30秒)以内の時間が経過した後に、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出した場合には、火力減少制御の実行は維持し、前記調理容器不存在制御だけを終了して左バーナ31の火力の第3火力への減少のみを解除して火力を第2火力に復帰させる。
(b)これに対し、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出した状態、すなわち、調理容器不存在制御の実行前の左バーナ31の火力が火力減少制御の実行により第1火力以上の火力(例えばDkW)から第2火力に減少された火力であるときに、調理容器載置検出手段74による調理容器60の非載置の検出によって調理容器不存在制御を実行して左バーナ31の火力を第3火力に減少させてから、所定の設定時間(この実施形態では30秒)より長い時間が経過した後に、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出した場合には、調理容器不存在制御を終了して左バーナ31の火力の第3火力への減少を解除するとともに、火力減少制御を終了して左バーナ31の火力の第2火力への減少を解除して、火力を上記第1火力以上の火力(例えばDkW)に復帰させる。
このように構成して、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出した状態、すなわち、調理容器不存在制御の実行前の左バーナ31の火力が、火力減少制御の実行により第1火力以上の火力から第2火力に減少された火力であるときに、調理容器載置検出手段74による調理容器60の非載置の検出によって調理容器不存在制御を実行して左バーナ31の火力を第3火力に減少させてから、(1)単に調理容器60の上げ下げが行われた場合などのように、所定の設定時間(この実施形態では30秒)以内の経過時間後に、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出した場合には、不用意に調理容器60の底面より外側に火炎81がはみ出すことを繰り返さないので使い勝手がよく、また、(2)調理容器60の交換が行われた場合などのように、所定の設定時間(この実施形態では30秒)より長い時間が経過した後に、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置(第1状態)を検出した場合には、一旦、左バーナ31の火力を上記第1火力以上の火力(例えばDkW)に復帰させることで、第1火力に見合った外径の調理容器60に交換された場合に、第2火力から大火力への火力の復帰のための操作が不要となるように構成されている。
次に、この実施形態のガスコンロAにおける、左バーナ31の火力制御の制御部における処理に関し、フローチャートを用いて、以下に説明する。
図6は、制御部における燃焼停止時検出温度の記憶処理に関するサブルーチンのフローチャートである。
まず、出荷後当該バーナで燃焼を行ったことがあるかが判定され(#101)、出荷後当該バーナで燃焼を行ったことがない場合は、温度検出部71の検出温度が燃焼停止時検出温度として更新して記憶される(#102)。
#101で出荷後当該バーナで燃焼を行ったことがある場合には、当該バーナでの燃焼停止が1時間以上継続しているかが判定され(#103)、当該バーナでの燃焼停止が1時間以上継続している場合は、温度検出部71の検出温度が燃焼停止時検出温度として更新して記憶される(#102)。
#103で当該バーナでの燃焼停止が1時間以上継続していない場合は、燃焼停止時検出温度は更新されない(リターンして燃焼停止時検出温度の記憶処理を終了する)。
図7は、制御部における火力減少制御に関するサブルーチンでの処理を説明するフローチャートである。
まず、閾値温度SH=燃焼停止時検出温度+上昇温度判定用閾値Δt(この実施形態では6.5K)に設定される(#201)。
次に、バーナ火力が第1火力以上を15秒以上継続しているかどうかが判定される(#202)。バーナ火力が第1火力以上を15秒以上継続している場合は、温度検出部71の検出温度≧閾値温度SHであるかどうかが判定される(#203)。
温度検出部71の検出温度≧閾値温度SHでない場合は、調理容器載置検出手段74が載置の第2状態を検出しているかどうかが判定される(#205)。調理容器載置検出手段74が載置の第2状態を検出していない場合はバーナ火力を第2火力に減少(#204)してリターンする。
#202においてバーナ火力が第1火力以上を15秒以上継続していない場合、および、#203において度検出部の検出温度≧閾値温度SHである場合、および、#205で調理容器載置検出手段74が載置の第2状態を検出している場合には、そのままリターンする。
補足すると、図7に示すサブルーチンでは、調理容器載置検出手段74が載置の第2状態以外のいずれの載置状態を検出しているのかの判定は行われず、調理容器載置検出手段74が載置の第2状態以外のいずれの載置状態を検出しているのかによらず、図に示す条件に応じて、バーナ火力を第2火力に減少(#204)する火力減少制御が実行される。
図9は、調理容器載置検出手段74による調理容器60の非載置の検出によって調理容器不存在制御を実行する前の火力の記憶処理に関するサブルーチンのフローチャートである。
まず、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置を検出しているかどうかが判定される(#401)。調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置を検出している場合は、火力減少制御の実行中で第2火力に減少中であるかどうかが判定される(#402)。
火力減少制御の実行中で第2火力に減少中である場合は、火力減少フラグ=1に設定し(#403)、リターンする。
#401において調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置を検出していない場合はリターンする。
#402において火力減少制御の実行中で第2火力に減少中でない場合は、現在の火力を調理容器載置時火力Dとして記憶するとともに、火力減少フラグ=0に設定し(#404)、リターンする。
なお、図9のサブルーチンは、#401において調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置を検出しており、かつ、#402で火力減少制御の実行中で第2火力に減少中である場合は、調理容器載置検出手段74による調理容器60の載置の検出状態が第1状態、あるいは、調理容器載置検出手段74による調理容器60の載置の検出状態が第3状態の検出状態にある場合である。つまり、図9のサブルーチンは、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置の第1状態を検出しているとき、あるいは、調理容器載置検出手段74が調理容器60の載置の第3状態を検出しているときにのみ適用されることになる。
図10は、調理容器不存在制御の終了処理に関するサブルーチンのフローチャートである。
まず、調理容器載置検出手段74が調理容器60の非載置から載置への変化を検出したかどうかが判定される(#501)。
調理容器載置検出手段74が調理容器60の非載置から載置への変化を検出した場合は、火力減少フラグ=1であるかどうかが判定される(#502)。火力減少フラグ=1である場合は、調理容器不存在制御により第3火力に減少させてからの経過時間>所定時間L(この実施形態では30秒)であるかどうかが判定される(#504)。
調理容器不存在制御により第3火力に減少させてからの経過時間>所定時間Lである場合は、火力減少制御を終了し火力減少フラグ=0に設定(#506)するとともに、火力を記憶してある調理容器載置時火力Dに復帰させて(#507)、リターンする。
#501において調理容器載置検出手段74が調理容器60の非載置から載置への変化を検出していない場合は、そのままリターンする。
#502において火力減少フラグ=1でない場合は、火力を記憶してある調理容器載置時火力Dに復帰させて(#503)、リターンする。#504において調理容器不存在制御により第3火力に減少させてからの経過時間>所定時間Lでない場合は、火力を第2火力に復帰させ、火力減少フラグ=1を維持し、リターンする。
[別実施形態]
次に、本発明の別実施形態について説明する。
上記実施形態では、支持軸73に磁石(永久磁石)105を止着し、支持軸73に沿うように、磁気センサ(リニア出力ホールIC)101を磁気センサ101を、支持軸73の上下動に伴って移動することのない態様でガスコンロ本体01に取り付けるように構成したが、支持軸73に磁気センサ(リニア出力ホールIC)101を止着し、磁気センサの近傍に、磁石(永久磁石)105を設けるように構成することも可能である。この場合、磁気センサ(リニア出力ホールIC)101が支持軸73とともに上下動することになるため、磁気センサ(リニア出力ホールIC)101への配線は十分な可撓性を備えたものとすることが必要になる。
また、上記実施形態では、磁気センサ101として、リニア出力ホールICを用いたが、リニア出力ホールICではなく、ホール素子を用いてもよい。ただし、リニア出力ホールICは、ホール素子の出力を増幅するアンプを内蔵するのに対し、単なるホール素子を用いた場合、ホール素子の出力を増幅するアンプを内蔵しないことになり、製造コストは低減できるものの、外部からのノイズの影響を受けやすくなるので、状況に応じてホール素子を用いるかかどうかを検討することが望ましい。
また、上記実施形態では、磁石105として永久磁石を用いているが、磁石として、永久磁石ではなく、電磁石を用いることも可能である。
また、上記実施形態では、左バーナ31が所定の停止時間(この実施形態では1時間)以上の燃焼の停止を継続したときの温度検出部71の検出温度を燃焼停止時検出温度として記憶しておき、所定の閾値温度SHとして、所定の閾値温度SH=燃焼停止時検出温度+所定の上昇温度判定用閾値(この実施形態では6.5K)を用いている。これに対し、左バーナ31の炎孔部33から温度検出部71までの所定距離(上記実施形態では60mm)よりさらに離れた位置(例えば、炎孔部33から250mmの位置)に比較用温度検出部77(図17参照)を設け、所定の閾値温度SHとして、閾値温度SH=比較用温度検出部77の検出温度+上昇温度判定用閾値(例えば6.5K)で求まる、比較用温度検出部77による検出温度に上昇温度判定用閾値を加えた温度を用いるようにしてもよい。
上述のように、比較用温度検出部77を設け、所定の閾値温度SHを、比較用温度検出部77による検出温度に所定の上昇温度判定用閾値を加えた温度とするようにした場合、ガスコンロの周囲温度が変動した場合にも、第1火力に見合った調理容器よりも小径の調理容器が五徳上に載置されているかどうかを的確に判断することが可能になるとともに、第1火力に見合った調理容器よりも小径の調理容器が五徳上に載置されているかどうかについての、周囲温度の変化による誤判定を防止することが可能になる。
なお、ガスバーナを複数備えるガスコンロの場合にも、上述の比較用温度検出部は、複数のガスバーナのそれぞれに備える必要はなく、コンロ全体で1個備えるだけでよいので、コストの増大を招くことがない。
なお、この構成の場合、火力減少制御は、図8に示すフローチャートに基づいて実行される。そして、図8のフローチャートは、上述の図7のフローチャートにおける燃焼停止時検出温度を比較用温度検出部77の検出温度に置き換えただけであることから、詳細な説明は省略する。
また、上記実施形態では、本発明をガステーブルコンロに適用した場合について説明したが、本発明はビルトインコンロにも適用可能である。また、ガスコンロに備えるガスバーナの数は2つである場合に限定されず、1口ガスコンロ、3口以上のガスコンロにも本発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態においては、ガスバーナの五徳爪51と対向する部分には炎孔が形成されていないようにして、炎孔部33の周方向における五徳爪51の存在箇所では、炎孔部33の周方向における五徳爪51の不存在箇所に比べて、左バーナ31による加熱が抑制されるように構成したが、ガスバーナの五徳爪51と対向しない領域における相隣接する炎孔間のピッチと比較して、ガスバーナの五徳爪51と対向する領域における、互いに隣接する炎孔間のピッチを広くすることで、上記五徳爪51の存在箇所では、炎孔部33の周方向における五徳爪51の不存在箇所に比べて、左バーナ31による加熱が抑制されるように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、火力減少制御の実行中において使用者が意図して火力を変更する場合には、火力減少制御の実行中であっても、点消火操作部の操作による火力の変更指令が受け付けられ、火力変更が行われるように構成したが、火力減少制御の実行中における点消火操作部による火力増加指令は受け付けないように構成することも可能である。
なお、火力減少制御の実行中における点消火操作部による火力増加指令によって警報音で、火力増加指令があったことを報知するように構成することも可能である。
本発明は、さらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変形を加えることが可能である。
A ガスコンロ(ガステーブルコンロ)
AF 2次空気の流れ
EF 火炎周辺の排気の流れ
F 五徳爪が対向して存在しない箇所
S 五徳爪が対向して存在する箇所
01 ガスコンロ本体
02 トッププレート
31 左バーナ(コンロバーナ)
32 右バーナ(コンロバーナ)
33 炎孔部
41 左点消火操作部
42 右点消火操作部
43 グリル点消火操作部
44 グリル取っ手
45 グリル排気口
50 五徳
51 五徳爪
52 五徳リング
60 調理容器
71 温度検出部
72 調理容器温度検出手段
73 支持軸
74 調理容器載置検出手段
77 比較用温度検出部
78 温度検出部の感温部
81 火炎
101 磁器センサ(リニア出力ホールIC)
101a 磁器センサの基準面
105 磁石(永久磁石)

Claims (8)

  1. ガスコンロ本体の上面のトッププレートに形成したバーナ用開口を経て、その外周に形成された炎孔部が前記トッププレートの上方に突出するように設けられた環状のコンロバーナと、
    点消火操作部の操作に基づいて前記コンロバーナの点消火および火力の制御を行う制御部と、
    前記コンロバーナの前記炎孔部の周囲に配置され、前記コンロバーナによって加熱される調理容器を支持する五徳と
    を備えたガスコンロであって、
    前記トッププレート上における、前記炎孔部から所定距離離れた位置に配設された温度検出部と、
    前記コンロバーナの平面視中央を上下方向に挿通され上下に延びる支持軸の上端に上方に付勢して支持される調理容器温度検出手段と、
    前記コンロバーナの上方に前記調理容器が載置され、前記調理容器温度検出手段が前記調理容器の底面に当接して押し下げられた場合に、これを検知して前記調理容器が調理位置に配置されたことを検出する調理容器載置検出手段と
    を具備し、
    前記調理容器載置検出手段による検出状態が、底面の平坦な調理容器が前記五徳に載置されたときの前記調理容器温度検出手段の押し下げ量と、底面が下方に向かって突出する凸面となる調理容器が前記五徳に載置されたときの前記調理容器温度検出手段の押し下げ量とに応じて異なる検出状態となり、
    前記制御部は、底面の平坦な調理容器が前記五徳に載置された第1の状態と、底面が下方に向かって突出する凸面となる調理容器が前記五徳に載置された第2の状態と、調理容器が前記コンロバーナの上方に載置されたときの前記調理容器温度検出手段の押し下げ量が前記第2の状態における前記調理容器温度検出手段の押し下げ量より大きい押し下げ量となる第3の状態とを検出するように構成されており、かつ、
    前記制御部は、前記コンロバーナの火力が所定の第1火力以上の火力を所定時間継続した場合において、前記温度検出部の検出温度が所定の閾値温度以下であるときに、
    (a)前記第1の状態を検出した場合に、前記コンロバーナの火力を前記所定の第1火力より小さい所定の第2火力に減少させる火力減少制御を実行し、
    (b)前記第2の状態を検出した場合に、前記火力減少制御を実行せず、前記コンロバーナの火力を前記所定の第1火力以上の火力に維持し、
    (c)前記第3の状態を検出した場合に、前記火力減少制御を実行するように構成されていること
    を特徴とするガスコンロ。
  2. 前記コンロバーナが所定の停止時間以上の燃焼の停止を継続したときの前記温度検出部の検出温度を燃焼停止時検出温度として記憶しておき、前記所定の閾値温度を、前記燃焼停止時検出温度に所定の上昇温度判定用閾値を加えた温度とするように構成されていることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記炎孔部から前記所定距離だけ離れた位置よりさらに離れた位置に比較用温度検出部を設け、前記所定の閾値温度を、前記比較用温度検出部による検出温度に所定の上昇温度判定用閾値を加えた温度とすることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  4. 前記操作部および前記温度検出部が、前記炎孔部よりも前方側に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスコンロ。
  5. 前記五徳が、調理容器を載置するための五徳爪を前記炎孔部の周囲に複数放射状に配置してなるものであって、
    前記炎孔部の周方向における前記五徳爪の存在箇所では、前記炎孔部の周方向における前記五徳爪の不存在箇所に比べて、前記コンロバーナによる加熱が抑制されるように前記炎孔部が構成されており、前記温度検出部が平面視における前記五徳爪の近傍の、前記コンロバーナによる加熱が抑制される領域に配設されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガスコンロ。
  6. 前記温度検出部の配設位置において、前記温度検出部の感温部が、前記トッププレートの上面よりも所定の高さ寸法だけ高い位置にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガスコンロ。
  7. 前記所定の高さ寸法が、前記温度検出部の配設位置における前記トッププレートの上面から前記五徳爪の上端までの高さ寸法の1/2以上であることを特徴とする請求項6記載のガスコンロ。
  8. 前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出している状態での前記コンロバーナによる加熱中に、前記調理容器載置検出手段が調理容器の非載置を検出したときには、前記制御部が、前記コンロバーナの火力を前記所定の第2火力より小さい所定の第3火力に減少させる調理容器不存在制御を実行し、
    前記調理容器不存在制御の実行中に前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出したときには、前記調理容器不存在制御を終了して、前記コンロバーナの火力の前記所定の第3火力への減少を解除し、
    前記調理容器不存在制御実行前における、前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出した状態での前記コンロバーナの火力が前記火力減少制御の実行により前記所定の第2火力に減少された火力であるときには、前記制御部が、
    (a)前記調理容器載置検出手段による調理容器の非載置の検出によって前記調理容器不存在制御を実行して前記コンロバーナの火力を前記所定の第3火力に減少させてから、所定の設定時間以内の時間が経過した後に、前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出した場合には、前記火力減少制御の実行は維持し、前記調理容器不存在制御だけを終了して前記コンロバーナの火力の前記所定の第3火力への減少のみを解除して火力を第2火力に復帰させ、
    (b)前記調理容器載置検出手段による調理容器の非載置の検出によって前記調理容器不存在制御を実行して前記コンロバーナの火力を前記所定の第3火力に減少させてから、所定の設定時間より長い時間が経過した後に、前記調理容器載置検出手段が調理容器の載置を検出した場合には、前記調理容器不存在制御を終了して前記コンロバーナの火力の前記所定の第3火力への減少を解除するとともに、前記火力減少制御を終了して前記コンロバーナの火力の前記所定の第2火力への減少を解除するように構成されていること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガスコンロ。
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