JP2017180159A - 内燃機関システム - Google Patents

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Abstract

【課題】モータージェネレータの回転数が許容回転数を超えることを抑制できる内燃機関システムを提供する。
【解決手段】内燃機関システム1は、スーパーチャージャ20に接続されたサンギアと、モータージェネレータ30に接続されたリングギアと、サンギア及びリングギアに係合するとともに内燃機関10に接続されたキャリアギアと、を有する遊星歯車装置40と、制御装置50と、制御装置に制御されて断状態から接状態に変化することでスーパーチャージャの回転を停止させるクラッチ23と、を備え、制御装置は、内燃機関の動力が遊星歯車装置を介してモータージェネレータに伝達された場合において、モータージェネレータの回転数が予め設定された許容回転数よりも低い所定回転数以上になった場合に、クラッチを半接状態に制御するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関システムに関し、詳しくはスーパーチャージャを備える内燃機関システムに関する。
従来、内燃機関システムとして、内燃機関及びモータージェネレータの両方によって駆動可能なスーパーチャージャを備えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。具体的には特許文献1には、モータージェネレータの回転軸に固定支持されるとともにスーパーチャージャの入力軸にベルトを介して接続された第1プーリと、モータージェネレータの回転軸に相対回転自在に支持されるとともに内燃機関の出力軸にベルトを介して接続された第2プーリと、第1プーリと第2プーリとの間に配置されて両者の接続、切断を行うエンジン用クラッチとを備えるスーパーチャージャが開示されている。
特開2014−194209号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、第1プーリ及び第2プーリのプーリ比が変更できないので、内燃機関の動力がモータージェネレータに伝達された場合に、モータージェネレータの回転数が許容回転数を超える可能性がある。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、モータージェネレータの回転数が許容回転数を超えることを抑制できる内燃機関システムを提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の内燃機関システムは、内燃機関と、前記内燃機関の吸気通路の吸気を過給するスーパーチャージャと、モータージェネレータと、を備える内燃機関システムにおいて、前記スーパーチャージャに接続されたサンギアと、前記モータージェネレータに接続されたリングギアと、前記サンギア及び前記リングギアに係合するとともに前記内燃機関に接続されたキャリアギアと、を有する遊星歯車装置と、制御装置と、前記制御装置に制御されて断状態から接状態に変化することで前記スーパーチャージャの回転を停止させるクラッチと、を備え、前記制御装置は、前記内燃機関の動力が前記遊星歯車装置を介して前記モータージェネレータに伝達された場合において、前記モータージェネレータの回転数が予め設定された許容回転数よりも低い所定回転数以上になった場合に、前記クラッチを半接状態に制御するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、上記のようにモータージェネレータの回転数が所定回転数以上になった場合に、上記のようにクラッチが半接状態に制御されることで、クラッチの回転抵抗によってスーパーチャージャの回転数を低下させることができ、その結果、キャリアギアを介してサンギアに接続しているリングギアの回転数の上昇を抑制することができる。これにより、モータージェネレータの回転数が許容回転数を超えることを抑制することができる。
また、上記のようにモータージェネレータの回転数が許容回転数を超えることが抑制さ
れているので、モータージェネレータの常用回転数を高めに設定することができる。これにより、モータージェネレータの回生発電効率を向上させることができる。また、モータージェネレータで内燃機関を発進させる場合の発進過渡トルクを大きくすることができる。これにより、トランスミッションのギア比を小さくすることができるので、高速走行時に内燃機関の回転数を低くすることができ、燃費を向上させることができる。
本発明によれば、モータージェネレータの回転数が許容回転数を超えることを抑制できる。また本発明によれば、燃費を向上させることができる。
実施形態に係る内燃機関システムの全体構成を模式的に示す概略図である。 実施形態に係る内燃機関システムの遊星歯車装置とその周辺構成を拡大して模式的に示す拡大概略図である。 図3(a)は通常時における内燃機関システムの動作を示す模式図である。図3(b)は加速時や高負荷時における内燃機関システムの動作を示す模式図である。 図4(a)は減速時や低負荷時における内燃機関システムの動作を示す模式図である。図4(b)は始動時や発進時における内燃機関システムの動作を示す模式図である。 実施形態に係るクラッチ半接制御処理の効果を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態に係る内燃機関システム1について図面を参照しつつ説明する。なお、図面に関しては、構成が分かり易いように実際の製品から寸法を変化させており、各部材、各部品の板厚や幅や長さなどの比率も必ずしも実際の製品の比率と一致しているとは限らない。
図1は、本実施形態に係る内燃機関システム1の全体構成を模式的に示す概略図である。この内燃機関システム1が搭載されている車両の具体的な種類は特に限定されるものではないが、本実施形態においてはバスやトラック等の大型車両を用いる。図1に示す内燃機関システム1は、内燃機関10、スーパーチャージャ20、モータージェネレータ30、遊星歯車装置40、及び制御装置50を備えている。
内燃機関10の種類は特に限定されるものではなく、ディーゼル機関やガソリン機関等、種々の内燃機関を用いることができる。本実施形態では内燃機関10の一例としてディーゼル機関を用いている。内燃機関10の燃料噴射量や燃料噴射時期等は、制御装置50によって制御されている。
この制御装置50は、制御部としての機能を有するCPUや、CPUの動作に必要なプログラムや各種情報等を記憶する記憶部としての機能を有するROM、RAM等を備えるマイクロコンピュータを備えている。
スーパーチャージャ20は、内燃機関10の吸気通路60に配置されており、吸気通路60の吸気(空気)を過給する機械式の過給機である。本実施形態に係るスーパーチャージャ20は、一例として、ロータ21a、ロータ21b、及びロータ回転軸22を備えており、ロータ回転軸22が回転するとロータ21a及びロータ21bが回転して、吸気通路60の吸気を過給する構成となっている。すなわち、本実施形態に係るスーパーチャージャ20は、リショルム式のスーパーチャージャである。
また、本実施形態に係るスーパーチャージャ20は、クラッチ23を備えている。このクラッチ23は、制御装置50に制御されることで、断状態(切断された状態)と、接状態(接続された状態)と、半接状態(クラッチ23が滑りながら接続する、いわゆる半クラッチ状態)との間で変化する。このクラッチ23は、断状態の場合にはロータ回転軸22の回転を許容し、接状態の場合にはロータ回転軸22の回転を停止させるように構成されている。これにより、クラッチ23が断状態から接状態に変化することでスーパーチャージャ20の過給は停止される。また、クラッチ23が半接状態になった場合、ロータ回転軸22は、断状態の場合よりも回転抵抗が多い状態で回転する。
また、本実施形態に係る内燃機関システム1は、吸気通路60のスーパーチャージャ20よりも上流側の吸気をスーパーチャージャ20をバイパスさせて吸気通路60のスーパーチャージャ20よりも下流側に流動させるバイパス通路61と、制御装置50の指示を受けてバイパス通路61を開閉するバイパスバルブ62とを備えている。制御装置50は、所定の条件が満たされた場合に、バイパスバルブ62を開弁させる。これにより、スーパーチャージャ20よりも上流側の吸気はバイパスバルブ62を通過して、スーパーチャージャ20よりも下流側に流動する(すなわち、スーパーチャージャ20をバイパスする)。なお、本実施形態に係る制御装置50は、スーパーチャージャ20の回転を停止させる場合(すなわち過給を停止させる場合)に、バイパスバルブ62を開弁させる。
モータージェネレータ30は、バッテリ(図示せず)に電気的に接続されている。モータージェネレータ30の回転動作は制御装置50が制御する。モータージェネレータ30のモータ回転軸31は、後述する遊星歯車装置40に接続している。モータージェネレータ30がバッテリの電力を用いて回転した場合、モータージェネレータ30の動力は遊星歯車装置40に伝達される。一方、遊星歯車装置40の回転によってモータージェネレータ30が回転した場合、モータージェネレータ30は回生発電を行う。この回生発電で生じた電力はバッテリに充電される。
また、本実施形態に係るモータージェネレータ30は、通常時には、制御装置50によって指示されたトルク指示値のトルクを発生するように回転する。また制御装置50は、モータージェネレータ30に対して、通常時とは逆回転方向のトルク指示値を送信することで、モータージェネレータ30に対して励磁ブレーキをかける。
図2は、内燃機関システム1の遊星歯車装置40とその周辺構成を拡大して模式的に示す拡大概略図である。遊星歯車装置40は、サンギア41、キャリアギア42(これは複数個存在している)、及びリングギア43を備えている。サンギア41は遊星歯車装置40の中央で回転するギアである。リングギア43は遊星歯車装置40の外周部で回転するギアである。キャリアギア42は、サンギア41とリングギア43との間の部分に配置されており、サンギア41及びリングギア43に係合し、自転しながらサンギア41の周囲を公転するギアである。
サンギア41には、スーパーチャージャ20が接続されている。具体的には本実施形態においては、一例として、スーパーチャージャ20のロータ回転軸22がサンギア41の回転中心部に接続している。
リングギア43には、モータージェネレータ30が接続されている。具体的には本実施形態においては、一例として、モータージェネレータ30のモータ回転軸31とリングギア43の外周歯との間にリングギア接続機構70(これは歯車機構によって構成されている)が配置されており、モータージェネレータ30はリングギア接続機構70を介してリングギア43に接続している。
キャリアギア42には、内燃機関10が接続されている。具体的には本実施形態では、一例として、内燃機関10の回転軸であるクランクシャフト11が、キャリアギア接続機構80を介してキャリアギア42に接続している。キャリアギア接続機構80の具体的構成は特に限定されるものではないが、本実施形態では一例として、第1プーリ81、第2プーリ82、動力伝達ベルト83、及び接続部材84を備えている。
第1プーリ81は、クランクシャフト11の先端部に接続されている。動力伝達ベルト83は、第1プーリ81及び第2プーリ82に巻き掛けられている。接続部材84は第2プーリ82の回転中心と各々のキャリアギア42の回転中心とを接続している。内燃機関10のクランクシャフト11の回転動力は、第1プーリ81、動力伝達ベルト83、第2プーリ82及び接続部材84を介して、各々のキャリアギア42に伝達される。
続いて内燃機関システム1の動作について、図3及び図4を用いて説明する。図3(a)は、通常時における内燃機関システム1の動作を模式的に図示している。なお、本実施形態において、この通常時とは、具体的には、内燃機関10の始動時や車両の発進時でない状態の時であり、且つ定常走行時(加速時や減速時でない走行時)や中負荷時(高負荷時や低負荷時でない負荷時)をいう。図3(b)は、加速時や高負荷時における内燃機関システム1の動作を模式的に図示している。また図4(a)は、減速時や低負荷時における内燃機関システム1の動作を模式的に図示しており、図4(b)は、始動時や発進時における内燃機関システム1の動作を模式的に図示している。
図3(a)に示すように、通常時において、制御装置50は、クラッチ23を断状態にし、またモータージェネレータ30を停止させる。この場合、内燃機関10の動力(F)は、遊星歯車装置40のキャリアギア42及びサンギア41を介してスーパーチャージャ20に伝達される。すなわち、この場合、内燃機関10の動力のみによってスーパーチャージャ20は駆動される。
図3(b)に示すように、加速時や高負荷時において、制御装置50は、クラッチ23を断状態にし、またモータージェネレータ30をバッテリの電力によって駆動させる。この場合、内燃機関10の動力(F)は遊星歯車装置40のキャリアギア42及びサンギア41を介してスーパーチャージャ20に伝達され、モータージェネレータ30の動力(F)は遊星歯車装置40のリングギア43、キャリアギア42及びサンギア41を介してスーパーチャージャ20に伝達される。すなわち、この場合、内燃機関10の動力に加えて、モータージェネレータ30の動力によってスーパーチャージャ20の回転がアシストされる。
図4(a)に示すように、減速時や低負荷時において、制御装置50は、まずは、クラッチ23を接状態にする。なお、この場合、モータージェネレータ30のバッテリの電力による駆動は停止されている。このようにクラッチ23が接状態になることで、スーパーチャージャ20の駆動は停止される(すなわち、過給は停止される)。また、制御装置50はバイパスバルブ62を開弁させる。これにより、スーパーチャージャ20よりも上流側の吸気はバイパス通路61を通過してスーパーチャージャ20よりも下流側の吸気通路60に流入して、内燃機関10に供給される。
また、図4(a)において、モータージェネレータ30のバッテリの電力による駆動が停止した状態で、クラッチ23が接状態になることでスーパーチャージャ20の駆動が停止した場合、内燃機関10の動力(F)は、遊星歯車装置40のキャリアギア42及びリングギア43を介してモータージェネレータ30に伝達される。これにより、モータージェネレータ30は回生発電を行う。
そして、制御装置50は、図4(a)に示すように内燃機関10の動力が遊星歯車装置40を介してモータージェネレータ30に伝達された状態で、モータージェネレータ30の回転数が予め設定された許容回転数よりも低い所定回転数以上になった場合には、クラッチ23を半接状態に制御する(以下、この制御処理を「クラッチ半接制御処理」と称する)。
具体的には、本実施形態に係る制御装置50は、モータージェネレータ30の回転数を検出する回転数センサ90(図1に図示されている)の検出結果に基づいて、モータージェネレータ30の回転数を取得する。そして、制御装置50は、この取得されたモータージェネレータ30の回転数が、予め記憶部(例えばROM等)に記憶されている所定回転数(これは許容回転数よりも低い)以上になったか否かを判定し、この回転数が所定回転数以上になったと判定した場合に、クラッチ23を半接状態に制御する。
上記のクラッチ半切制御処理が行われることで、クラッチ23の回転抵抗によってスーパーチャージャ20の回転数を低下させることができ、その結果、キャリアギア42を介してサンギア41に接続しているリングギア43の回転数の上昇を抑制することができる。これにより、モータージェネレータ30の回転数が許容回転数を超えることを抑制することができる。
なお、この所定回転数は、許容回転数よりも小さい値であれば、その具体的な値は特に限定されるものではなく、例えば、実験、シミュレーション等によって適切な値を求めておき、記憶部に記憶させておけばよい。なお、所定回転数の求め方の一例を挙げると、この所定回転数の値が小さいほど、許容回転数と所定回転数との差が大きくなるので、モータージェネレータ30の回転数が許容回転数を超えることをより確実に抑制することができる。一方、所定回転数の値が大きいほど、より遅い時期にクラッチ23を半接状態にすることができる。そこで、これらのバランスを考慮して、所定回転数として、適切な値を求めればよい。
図4(b)に示すように、始動時や発進時において、制御装置50は、クラッチ23を接状態にし、バイパスバルブ62を開弁させる。このようにクラッチ23が接状態になることで、スーパーチャージャ20の駆動は停止される。しかしながら、バイパスバルブ62が開弁するので、スーパーチャージャ20よりも上流側の吸気はバイパス通路61を通過してスーパーチャージャ20よりも下流側の吸気通路60に流入して、内燃機関10に供給される。
また、制御装置50は、始動時や発進時において、クラッチ23を接状態にした後に、モータージェネレータ30をバッテリの電力で駆動させる。この場合、モータージェネレータ30の動力(F)は、遊星歯車装置40のリングギア43及びキャリアギア42を介して内燃機関10に伝達される。これにより、例えば内燃機関10の始動時(つまり停止した状態の内燃機関10を始動させる時)には、モータージェネレータ30の動力によって内燃機関10のクランキングを行って、内燃機関10を始動させることができる。また、例えば車両の発進時には、モータージェネレータ30によって内燃機関10の回転をアシストすることができる。
続いて本実施形態の作用効果について説明する。まず、本実施形態によれば、モータージェネレータ30の回転数が所定回転数(これは予め設定された許容回転数よりも低い値である)以上になった場合に、前述したクラッチ半接制御処理が実行されているので、リングギア43の回転数の上昇を抑制して、モータージェネレータ30の回転数が許容回転数を超えることを抑制することができる。
このクラッチ半接制御処理の効果について図を用いて説明すると次のようになる。図5は、本実施形態に係るクラッチ半接制御処理の効果を説明するための模式図である。具体的には図5の縦軸は、モータージェネレータ30の回転数(MG回転数)を示し、横軸は内燃機関10の回転数(EG回転数)を示している。曲線100は、本実施形態に係るクラッチ半接制御処理が行われた場合のモータージェネレータ30の回転数の変化を模式的に示している。曲線200は、本実施形態に係るクラッチ半接制御処理が行われない場合のモータージェネレータ(以下、比較例に係るモータージェネレータと称する)の回転数の変化を模式的に示している。
曲線200に示す比較例に係るモータージェネレータの場合、本実施形態に係るクラッチ半接制御処理を行わずにモータージェネレータの回転数が許容回転数(Rm)を超えることを抑制するために、モータージェネレータの常用回転数が低めに設定されている。そのため、曲線200に示す比較例に係るモータージェネレータの場合、モータージェネレータの回転数は全体的に低めになっている。したがって、比較例に係るモータージェネレータの回生発電効率は良好とはいえない。また、比較例の場合、モータージェネレータの回転数が許容回転数(Rm)近傍になった場合に、モータージェネレータの回転に急ブレーキをかけているので、モータージェネレータの回転数が許容回転数(Rm)近傍になった後においてモータージェネレータの回転数は急激に減少している。この点においても、比較例に係るモータージェネレータの回生発電効率は良好とはいえない。
これに対して曲線100に示す本実施形態の場合、モータージェネレータ30の回転数が許容回転数(Rm)よりも低い所定回転数(Rt)以上になった場合に、クラッチ23が半接状態になることでモータージェネレータ30の回転数の上昇が抑制されて、モータージェネレータ30の回転数が許容回転数(Rm)を超えることが抑制されている。
そして、本実施形態によれば、上記のようにモータージェネレータ30の回転数が許容回転数を超えることが抑制されているので、モータージェネレータ30の常用回転数を高めに設定することができる。これにより、モータージェネレータ30の回生発電効率を向上させることができる。また、モータージェネレータ30で内燃機関10を発進させる場合の発進過渡トルクを大きくすることができる。これにより、トランスミッション(車両の変速機)のギア比を小さくすることができるので、高速走行時に内燃機関10の回転数を低くすることができる。この結果、燃費を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、クラッチ23が半接状態になることでモータージェネレータ30の回転数が許容回転数を超えることを緩やかに抑制しているので、曲線100に示すように、モータージェネレータ30の回転数が所定回転数(Rt)以上になった場合であっても、モータージェネレータ30の回転数が急激に減少することが抑制されている。この点においても、本実施形態によれば、モータージェネレータ30の回生発電効率を向上させることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 内燃機関システム
10 内燃機関
20 スーパーチャージャ
23 クラッチ
30 モータージェネレータ
40 遊星歯車装置
41 サンギア
42 キャリアギア
43 リングギア
50 制御装置
60 吸気通路

Claims (1)

  1. 内燃機関と、前記内燃機関の吸気通路の吸気を過給するスーパーチャージャと、モータージェネレータと、を備える内燃機関システムにおいて、
    前記スーパーチャージャに接続されたサンギアと、前記モータージェネレータに接続されたリングギアと、前記サンギア及び前記リングギアに係合するとともに前記内燃機関に接続されたキャリアギアと、を有する遊星歯車装置と、
    制御装置と、
    前記制御装置に制御されて断状態から接状態に変化することで前記スーパーチャージャの回転を停止させるクラッチと、を備え、
    前記制御装置は、前記内燃機関の動力が前記遊星歯車装置を介して前記モータージェネレータに伝達された場合において、前記モータージェネレータの回転数が予め設定された許容回転数よりも低い所定回転数以上になった場合に、前記クラッチを半接状態に制御するように構成されていることを特徴とする内燃機関システム。
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