JP2017180149A - ロッカアーム及びロッカアームの製造方法 - Google Patents

ロッカアーム及びロッカアームの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】入力荷重に対する剛性を確保することができ、且つ慣性質量を低減することができるロッカアームを提供する。【解決手段】ロッカアーム10は、互いに対向して高さ方向に沿って配置される一対の側壁12を備える。一対の側壁12がローラ30の収容空間16を区画する対向部15を有し、対向部15が側壁12における対向部15の隣接部分よりも高さ方向に大きく張り出した形態になっている。対向部15には隣接部分に対して厚みが薄い薄肉部24が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンのバルブ開閉機構に用いられるロッカアーム及びロッカアームの製造方法に関する。
特許文献1に開示のロッカアームは、金属板をプレス加工することによって成形されるアーム本体を備えている。アーム本体は、揺動支点部材が摺動可能に係合する係合部と、バルブステムの端部が摺動する摺動部と、係合部と摺動部との間において互いに対向する一対の側壁部とを有している。両側壁部間には中空部が設けられ、中空部にはカムと接触するローラが回転可能に収容されている。両側壁部には、ローラの回転軸を取り付けるための軸孔が設けられている。
特開2011−196240号公報
ところで、車両変更などの事情によってカムからロッカアームに作用する入力荷重が大きくなり、ロッカアームに大きな耐荷重性能を求められることがある。これに対し、例えば、アーム本体の厚みを増加させ、ロッカアームの剛性を高めることが可能である。しかし、アーム本体の厚みが増加すると、慣性質量の増加を招くため、揺動時の応答性が低下する懸念があり、また、バルブスプリングの付勢力を増加する必要もあり、動弁機構全体の設計に及ぼす影響が大となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、入力荷重に対する剛性を確保することができ、且つ慣性質量を低減することができるロッカアームを提供することを目的とする。
本発明のロッカアームは、互いに対向して高さ方向に沿って配置される一対の側壁を備え、前記一対の側壁がローラの収容空間を区画する対向部を有し、前記対向部が前記側壁における前記対向部の隣接部分よりも高さ方向に大きく張り出した形態になっているものであり、前記対向部には前記隣接部分に対して厚みが薄い薄肉部が設けられているところに特徴を有する。
本発明のロッカアームの製造方法は、板材を打ち抜き、貫通孔を有する展開体を形成する工程と、前記展開体のうち前記貫通孔の両側の部分を加圧して引き伸ばし、薄肉部を形成する工程と、前記展開体における互いに平行な一対の折り曲げ部を介して折り曲げることにより、前記薄肉部を有する部分を高さ方向に起立させ、ローラの収容空間を介して対向する一対の側壁を形成する工程とを有するところに特徴を有する。
上記ロッカアームによれば、薄肉部で薄肉になる分、ロッカアームの慣性質量を低減することができる。とくに、対向部が高さ方向に大きく張り出した形態になっているため、この対向部の高さを利用して薄肉部を容易に形成することができる。また、側壁における対向部の隣接部分を従前の厚みで形成することができるため、入力荷重に対する剛性を確保することができる。
上記ロッカアームの製造方法によれば、上述したロッカアームをプレス加工によって容易に製造することができる。とくに、薄肉部を形成する工程では展開体のうち貫通孔の両側部分を加圧して高さ方向に引き伸ばすため、その引き伸ばす分、板材の打ち抜き時における展開体の表面積を小さくすることができる。その結果、板材の歩留まりを向上させることができる。
本発明の実施例1のロッカアームにおいて、アーム本体の斜視図である。 アーム本体の対向部の断面図である。 軸孔を穿設する前のアーム本体の斜視図である。 展開体の斜視図である。 薄肉部が拡張して形成された展開体の斜視図である。 ロッカアームを含む動弁装置の概略図である。 本発明の実施例2のロッカアームにおいて、アーム本体の側面図である。 アーム本体の対向部の断面図である。 本発明の実施例3のロッカアームにおいて、薄肉部が拡張して形成された展開体の平面図である。 アーム本体の対向部の断面図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
上記ロッカアームにおいて、前記対向部には軸孔が設けられ、前記軸孔には前記ローラを回転可能に支持する軸部材が保持され、前記対向部の外側面における前記薄肉部と対応する部分が凹む形状となり、前記対向部の内側面全体が凹凸なく連続して設けられているとよい。このように、対向部の内側面全体が凹凸なく連続して設けられていれば、対向部の内側に軸部材の軸受構造を支障なく設置することができる。
上記ロッカアームにおいて、前記薄肉部が前記対向部の全高にわたって設けられているとよい。これによれば、薄肉部の成形する金型の構造を簡素化することができ、薄肉部をラフに製造することができる。
上記ロッカアームにおいて、前記薄肉部が前記対向部の高さ方向の端部にのみ設けられているとよい。これによれば、対向部の中心部において軸部材を保持する部分(軸孔)から離れた部位に薄肉部が設けられることになるため、軸部材の保持構造に影響が及ぶのを抑えることができる。
上記ロッカアームにおいて、前記対向部には軸孔が設けられ、前記軸孔には前記ローラを回転可能に支持する軸部材が保持され、前記薄肉部が前記対向部の前記軸孔の周縁部にのみ設けられているとよい。このように、対向部の軸孔の周縁部が薄肉部によって薄肉になれば、軸孔を成形する金型ピンを小さくすることができ、ロッカアームの小型化に寄与することができる。
上記ロッカアームの製造方法において、さらに、前記一対の側壁に、前記ローラを回転可能に支持する軸部材を取り付けるための軸孔を貫通して形成する工程を含み、前記軸孔の形成に伴って前記薄肉部の一部又は全部が除去されるとよい。上記ロッカアームの製造方法の場合、展開体の引き伸ばしよって薄肉部を形成するため、歩留まりを向上させることができるものの、薄肉部によってロッカアームの剛性が低下することが懸念される。しかし、軸孔の形成に伴って薄肉部の一部又は全部が除去されれば、ロッカアームの剛性が大きく低下するのを抑えることができる。
<実施例1>
以下、実施例1を図1〜図7によって説明する。実施例1のロッカアーム10は、自動車のレシプロエンジンの動弁装置90に設けられ、シリンダヘッド91に取り付けられる支持部材96に揺動可能に支持される。
図6に示すように、シリンダヘッド91は、通気路92(吸気ポート又は排気ポート)と、通気路92に連通するステム孔93とを有している。シリンダヘッド91のステム孔93には、バルブ94(吸気バルブ又は排気バルブ)が収容されている。バルブ94は、開弁位置と閉弁位置との間をステム孔93の延出方向となる図示上下方向に往復移動可能とされ、バルブスプリング95によって通気路92を閉じる閉弁方向(図示上方)に付勢されている。バルブ94の上端部は、シリンダヘッド91の上面におけるステム孔93の開口から上方に突出し、ロッカアーム10の後述するバルブ当接部18に当接している。
支持部材96は、例えば、ラッシュアジャスタであり、上端部にロッカアーム10の後述する支持受部22が当接するプランジャ97と、プランジャ97を収容する筒状のボディ98とを有している。ボディ98は、シリンダヘッド91の取付孔99に挿入される。プランジャ97は、油圧変動に応じてボディ98に対して上下方向に往復移動可能とされている。プランジャ97が往復移動することで、ロッカアーム10のバルブ当接部18とバルブ94との間にクリアランスが生じないように調整される。
ロッカアーム10は、金属製の板材からなるアーム本体11を備えている。図1に示すように、アーム本体11は、板材を曲げ加工して一体に成形され、一対の側壁12と、バルブ側連結部13及び支持側連結部14とからなる。
一対の側壁12は、互いに対向してほぼ平行に配置され、軸方向(図1のX−X線方向)に延出する形状になっている。側壁12の軸方向中間部は、軸方向両端部19、21(隣接部分)に対して高さ方向(図1の上下方向)に張り出した形態の対向部15になっている。図示する対向部15は、側壁12の軸方向両端部19、21から上下両方向に弧状に突出している。
両対向部15の間は、ローラ30が収容される収容空間16になっている。両対向部15の中央部には、円形の軸孔17が同軸で貫通して設けられている。また、対向部15は、軸孔17の孔周りに径方向にほぼ一定の幅寸法を有するように形成されている。
両対向部15の軸孔17には、収容空間16を横切るように軸部材40が貫通して取り付けられる。軸部材40の端部は対向部15にかしめ固定される。また、ローラ30は、軸部材40の中間部に図示しないニードル軸受などの軸受構造を介して回転可能に支持される。
バルブ側連結部13は、両側壁12の軸方向一端部19の上端間に幅方向(両側壁12が互いに対向する方向)に架設され、収容空間16の軸方向一端を区画して閉塞している。バルブ当接部18は、両側壁12の軸方向一端部19とバルブ側連結部13とにより断面門型に形成されている。バルブ94のステム上端部は、バルブ側連結部13の下面に当接し、両側壁12の軸方向一端部19によって脱落を規制された状態にガイドされるようになっている。
支持側連結部14は、両側壁12の軸方向他端部21の上端間に幅方向に架設され、収容空間16の軸方向他端を区画して閉塞している。支持受部22は、両側壁12の軸方向他端部21と支持側連結部14とにより断面門型に形成されている。支持側連結部14の中央部には、略半球状の膨出部23が上方に膨出して設けられている。支持部材96のプランジャ97の頂部は、膨出部23の半球凹状の下面に摺動可能とされている。
両対向部15の上下両端部(高さ方向両端部)には、薄肉部24が設けられている。薄肉部24は、周囲の部分(対向部15の軸孔17寄りの部分及び側壁12の軸方向両端部19、21)よりも薄肉に形成されている。具体的には、薄肉部24は、両対向部15の上下両端に沿って延出し、図2に示すように、軸孔17を挟んだ上下両側において、対向部15の外側面から端面にかけて凹曲面状に凹み形成されている。このため、薄肉部24は、両対向部15の端面側に向けて漸次肉厚を減少させている。
両側壁12のうちの薄肉部24を除く部分はほぼ一定の厚みで形成されている。また、両側壁12の内側面は、薄肉部24と厚み方向反対側の部分となる上下両端部を含め、高さ方向に凹凸なく連続して切り立つ壁面になっている。
次に、ロッカアーム10の動作を説明する(図6を参照)。カムシャフト88に設けられたカム89が回転すると、カム89と接触するローラ30が軸部材40を中心として従動回転し、ロッカアーム10がカム89に押圧されて押し下げられる。ロッカアーム10は支持受部22においてプランジャ97の頂部を支点として傾動し、バルブ当接部18がバルブ94をバルブスプリング95の付勢力に抗して押し下げて、開状態となす。さらに、カム89が回転すると、バルブ当接部18の押圧力が減退し、バルブ94がバルブスプリング95に付勢力によって押し上げられて、閉状態となる。
次に、ロッカアーム10の製造方法を説明する。まず、金属製の板材が図示しない打ち抜き型で打ち抜かれ、図4に示すように、ロッカアーム10の展開体60が形成される。展開体60は、同一平面上に配置される平板状をなし、軸方向に沿った中心軸(図4の一点鎖線を参照)を挟んで対称な形状になっている。
展開体60の略中央部には、ローラ30の収容空間16に対応した貫通孔61が設けられる。この貫通孔61は、四角に丸みが付いた略矩形の開口形状を有している。展開体60における貫通孔61を挟んだ幅方向両側(図4の上下両側)には、後に対向部15となる原型部位62が並んで設けられる。この原型部位62は、貫通孔61の両側縁を区画するストレート部63と、外端縁を区画する緩弧状部64とを有している。後に形成される薄肉部24は、ストレート部63よりも内側に内端縁(ストレート部63の内側に膨出する二点鎖線を参照)を有し、緩弧状部64よりも外側に外端縁(緩弧状部64の外側に膨出する二点鎖線を参照)を有している。このため、原型部位62は、後に形成される薄肉部24を見こして幅方向に小さく形成され、緩弧状部64の膨出量が抑えられることで、板材を節約することが可能となっている。
続いて、原型部位62の幅方向両端部(ストレート部63及び緩弧状部64を含む)に、外側から図示しないプレス型が押し付けられる。この加圧行程においては、原型部位62の幅方向両端部の内側面が図示しないダイで支持され、原型部位62の幅方向両端部の外側面がプレス型で加圧される。これにより、ストレート部63が貫通孔61にせり出すように内側に拡張するとともに、緩弧状部64が貫通孔61から離れるように外側に拡張する。その結果、原型部位62の幅方向両端部が、幅方向両側(成形後の高さ方向両側)に引き伸ばされるように変形移動し、図5に示すように、薄肉部24が形成される。貫通孔61は、薄肉部24によって内側へ向けて括れた形状になる。
次いで、展開体60が、貫通孔61を挟んだ両側において軸方向と平行な一対の折り曲げ部65を介して、折り曲げられる。この折り曲げ工程においては、展開体60が図示しない複数の成形型で拘束され、バルブ側連結部13及び支持側連結部14に対して両側壁12が直角に交差して連なるように形成される。また、図3に示すように、バルブ側連結部13、支持側連結部14及び両側壁12の間に、ローラ30の収容空間16が形成される。なお、展開体60の折り曲げ方向は、薄肉部24が両側壁12の外側面に位置する向きに規定される。
次いで、両側壁12の対向部15の中央部に、幅方向外側から図示しない金型ピンが貫通して、軸孔17が穿設される。これにより、アーム本体11が成形される。その後、ローラ30がアーム本体11の収容空間16に配置され、さらに、軸部材40がニードル軸受を介してローラ30を貫通するとともに、軸部材40の両端部が両対向部15の軸孔17に挿通されてかしめ固定される。
以上説明したように、本実施例1のロッカアーム10によれば、薄肉部24が側壁12における薄肉部24の隣接部分よりも薄肉になっているため、その分、アーム本体11の慣性質量を低減することができる。とくに、薄肉部24が対向部15の上下方向の寸法を利用して薄肉化されるため、薄肉部24の設計自由度を高めることができる。
また、アーム本体11のうちの薄肉部24を除く部分は従前の厚みで形成されているため、バルブ当接部18や支持受部22などは入力荷重に耐え得る剛性で形成することができる。
さらに、対向部15の軸孔17にはローラ30を回転可能に支持する軸部材40が保持され、対向部15の外側面における薄肉部24と対応する部分が凹む形状となり、対向部15の内側面全体が凹凸なく連続して設けられているため、ニードル軸受が対向部15の内側面に引っ掛かるのが防止され、軸受構造を支障なく設置することができる。
さらにまた、薄肉部24が対向部15の上下両端部にのみ設けられているため、対向部15の中心部に設けられた軸孔17に薄肉部24の影響が及ぶのを抑えることができる。
また、本実施例1のロッカアーム10の製造方法によれば、ロッカアーム10を一枚の板材からプレス加工によって容易に製造することができる。とくに、薄肉部24を形成する工程では展開体60のうち貫通孔61の両側部分を加圧して高さ方向に引き伸ばすため、その引き伸ばす分、板材の打ち抜き時における展開体60の表面積を小さくすることができる。その結果、板材の歩留まりを向上させることができる。さらに、展開体60を加圧して薄肉部24を形成するため、薄肉部24の内部の組織が密になり、薄肉部24の強度確保を図ることができる。
<実施例2>
図7及び図8は、本発明の実施例2を示す。実施例2は、アーム本体11Aの薄肉部24Aの形成範囲が実施例1とは異なる。
薄肉部24Aは、両側壁12における対向部15の外側面全体に設けられている。薄肉部24Aを製造する際には、展開体60のうち後に対向部15となる部分の外側面全体がプレス型で加圧されて引き伸ばされる。このため、対向部15は、その全体が側壁12の軸方向両端部19、21に対して薄肉となり、外側面が側壁12の軸方向両端部19、21の外側面から一段落ちて配置されることになる。その他は、実施例1と同様である。
実施例2によれば、薄肉部24Aの成形するプレス型の構造を簡素化することができるとともに、薄肉部24Aを比較的ラフに製造することができる。
<実施例3>
図9及び図10は、本発明の実施例3を示す。実施例3も、アーム本体11Bの薄肉部24Bの形成範囲が実施例1とは異なる。
薄肉部24Bは、両側壁12の対向部15における軸孔17の周縁部に全周にわたって設けられている。もっとも、薄肉部24Bは、対向部15における軸孔17の周縁部を除く部分には設けられていない。図10に示すように、対向部15の薄肉部24Bは、軸孔17の開口縁から外側へ向けて湾曲して拡開する形状になっている。薄肉部24Bを製造する際には、展開体60のうち、後に軸孔17となる部分の外側面がプレス型で加圧されて引き伸ばされ、薄肉部24Bが形成される(図9を参照)。その後、薄肉部24Bの中心部に、金型ピンが貫通して軸孔17が穿設される。その他は、実施例1と同様である。
実施例3によれば、対向部15の軸孔17の周縁部が薄肉部24Bによって薄肉になっているため、軸孔17を成形する金型ピンを小さくすることができ、ロッカアーム10の小型化に寄与することができる。
また、薄肉部24Bの中心部に軸孔17が穿設されることにより、アーム本体11Bから薄肉部24Bの中心部が除去されるため、アーム本体11Bに残存する薄肉部24Bの形成範囲を狭くすることができる。したがって、展開体60の引き伸ばしによって歩留りの向上を実現しつつも、ロッカアーム10の剛性低下を効果的に抑えることができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)実施例1において、薄肉部は、対向部の上端部と下端部のいずれか一方にのみ設けられるものであってもよい。
(2)実施例2において、薄肉部は、対向部の軸孔の開口から外端にかけて全高にわたって設けられていればよく、必ずしも対向部全体に設けられていなくてもよい。
(3)実施例3において、薄肉部は、対向部の軸孔の周縁部のうち周方向の一部にのみ設けられるものであってもよい。
(4)実施例3において、展開体のうち後に軸孔となる部分の全体がプレス型で引き伸ばされて薄肉部が形成され、その後、軸孔が形成されるに伴い、薄肉部の全体が除去されるようにしてもよい。こうすると、アーム本体に薄肉部が残らないため、ロッカアームの剛性を従前と同様に維持することができる。
(5)ロッカアームを支持する支持部材は、ラッシュアジャスタに限らず、アジャストボルトや単なるピボットであってもよい。
10…ロッカアーム
12…側壁
15…対向部
17…軸孔
30…ローラ
40…軸部材
60…展開体
61…貫通孔
65…折り曲げ部

Claims (7)

  1. 互いに対向して高さ方向に沿って配置される一対の側壁を備え、
    前記一対の側壁がローラの収容空間を区画する対向部を有し、前記対向部が前記側壁における前記対向部の隣接部分よりも高さ方向に大きく張り出した形態になっているものであり、
    前記対向部には前記隣接部分に対して厚みが薄い薄肉部が設けられていることを特徴とするロッカアーム。
  2. 前記対向部には軸孔が設けられ、前記軸孔には前記ローラを回転可能に支持する軸部材が保持され、前記対向部の外側面における前記薄肉部と対応する部分が凹む形状となり、前記対向部の内側面全体が凹凸なく連続して設けられている請求項1記載のロッカアーム。
  3. 前記薄肉部が前記対向部の全高にわたって設けられている請求項1又は2記載のロッカアーム。
  4. 前記薄肉部が前記対向部の高さ方向の端部にのみ設けられている請求項1又は2記載のロッカアーム。
  5. 前記対向部には軸孔が設けられ、前記軸孔には前記ローラを回転可能に支持する軸部材が保持され、前記薄肉部が前記対向部の前記軸孔の周縁部にのみ設けられている請求項1又は2記載のロッカアーム。
  6. 板材を打ち抜き、貫通孔を有する展開体を形成する工程と、
    前記展開体のうち前記貫通孔の両側の部分を加圧して引き伸ばし、薄肉部を形成する工程と、
    前記展開体における互いに平行な一対の折り曲げ部を介して折り曲げることにより、前記薄肉部を有する部分を高さ方向に起立させ、ローラの収容空間を介して対向する一対の側壁を形成する工程とを有することを特徴とするロッカアームの製造方法。
  7. さらに、前記一対の側壁に、前記ローラを回転可能に支持する軸部材を取り付けるための軸孔を貫通して形成する工程を含み、前記軸孔の形成に伴って前記薄肉部の一部又は全部が除去される請求項6記載のロッカアームの製造方法。
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