JP2017178904A - O/w型乳化皮膚外用組成物とその使用方法 - Google Patents

O/w型乳化皮膚外用組成物とその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】皮膚に対する油性成分の残存性に優れ、特に、濡れた肌に使用し、洗い流しても極めて多くの油性成分を残存させる、簡便で油性成分の残存性に優れたO/W型乳化皮膚外用組成物を提供する。
【解決手段】油性成分と、分子内に複数の長鎖疎水基と複数の親水基とを有する多鎖多親水基型界面活性剤と、乳化性高分子と、を含有するO/W型乳化皮膚外用組成物と、このO/W型乳化皮膚外用組成物を濡れた肌に塗布し、洗い流す使用方法により、課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、O/W型乳化皮膚外用組成物とその使用方法に関する。
O/W(Oil in Water)型乳化組成物は、乳化粒子が油性成分、連続相が水であるため、連続相の水の性質が強く表れる。その為、O/W型乳化組成物は、みずみずしくさっぱりとした使用感と、塗布した際の延びやすさ、水分の補給力に優れ、化粧水、乳液、クリーム等の皮膚用化粧料、日焼け止めローション、日焼け止めクリーム等の日焼け止め化粧料、ハンドクリーム、レッグクリーム、ボディローション等の身体用化粧料、口唇用化粧料のような皮膚外用組成物に広く使用されている。
O/W型乳化皮膚外用組成物として、例えば、特許文献1には、油性成分をポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノニオン系界面活性剤によって乳化している水中油型スキンケア製剤が開示されている。
また、特許文献2には、特定の化合物と、油溶性物質と、水と、を含有する、耐水性に優れた油膜を形成する油膜形成性乳化組成物が開示されている。
また、特許文献3には、濡れた肌に用いタオルドライすることで、べたつかず保湿感の高い濡れ肌用水中油型化粧料が開示されている。
特開2014−080397号公報 特開2012−144580号公報 特開2011−098914号公報
皮膚に塗布したO/W型乳化皮膚外用組成物は、摩擦や乾燥により乳化分子の破壊(乳化破壊)が生じ、油性成分が皮膚へ残存する。しかし、同時に界面活性剤も残存するため、塗布後に再びシャワー等で洗い流すと、油性成分は一部再乳化が生じ、流出してしまう。さらに、水仕事や入浴時等で皮膚に水分が付着していると、塗布時に生じる乳化分子の破壊は抑制され、一部は水に分散したままになり、洗い流し後の油性成分の残存量がさらに低下することがわかった。その為、使用者は、満足できる油膜を得るために、塗布量や塗布回数を増やしたり、タオル等で予め皮膚の水分を拭き取ったりする必要があった。また、その煩わしさから水仕事中等の際は保湿ケアを諦める必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、皮膚に対する油性成分の残存性に優れ、特に、濡れた肌に使用し洗い流しても極めて多くの油性成分を残存させる、簡便で油性成分の残存性に優れたO/W型乳化皮膚外用組成物及びその使用方法を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明は、25℃で液状又は半固形状の油性成分と、分子内に複数の長鎖疎水基と複数の親水基とを有する多鎖多親水基型界面活性剤と、乳化性高分子と、を含有することを特徴とするO/W型乳化皮膚外用組成物を提供する。
(2)本発明は、上記(1)の構成において、洗い流すタイプであることを特徴とする。
(3)本発明は、上記(1)又は(2)の構成において、上記油性成分が炭化水素類、トリグリセリド類、脂肪酸エステル類、シリコーン油類から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
(4)本発明は、上記(1)から(3)までのいずれか一つの構成において、上記乳化性高分子がアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン共重合体、アクリロイルジメチルタウリンアンモニウムメタクリル酸べへネス−25共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa共重合体、PEG−240/デシルテトラデセス−20/ヘキサメチルジイソシアネート共重合体、疎水化ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
(5)本発明は、上記(1)から(4)までのいずれか一つの構成において、上記多鎖多親水基型界面活性剤がジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムを含むことを特徴とする。
(6)本発明は、上記(1)から(5)までのいずれか一つの構成において、5℃で20000mPa・s以下の粘度を有することを特徴とする。
(7)本発明は、上記(1)から(6)までのいずれか一つの構成において、乳化粒子の体積平均粒子径(D50)が10μm以上であることを特徴とする。
(8)本発明は、上記(1)から(7)までのいずれか一つの構成において、上記油性成分の上記多鎖多親水基型界面活性剤に対する質量比が5以上5000以下、かつ、上記乳化性高分子に対する上記多鎖多親水基型界面活性剤の質量比が0.01以上10以下であることを特徴とする。
(9)本発明は、上記(2)から(8)までのいずれか一つの構成のO/W型乳化皮膚外用組成物を濡れた肌に塗布し、洗い流すことを特徴とするO/W型乳化皮膚外用組成物の使用方法を提供する。
本発明によれば、皮膚に対する油性成分の残存性に優れ、特に、濡れた肌に使用し洗い流しても極めて多くの油性成分を残存させる、簡便で油性成分の残存性に優れたO/W型乳化皮膚外用組成物を提供することができる。
本発明の実施形態に係る洗い流し前後の残存油分量を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。
(油性成分)
O/W型乳化皮膚外用組成物は、25℃で液状又は半固形状の油性成分を含有する。この成分を含有する本実施形態のO/W型乳化皮膚外用組成物は、25℃で固形状の油性成分のみを含有するO/W型乳化皮膚外用組成物と比較して、組成物の粘度が低く、皮膚への展延性が向上する。これにより、本実施形態のO/W型乳化皮膚外用組成物を皮膚へ塗布した際、乳化破壊が起きやすくなり、皮膚への油性成分の残存量が増加する。
25℃で液状又は半固形状の油性成分としては、例えば、炭化水素類、脂肪酸エステル類、トリグリセリド類、シリコーン油類、アルコールエステル類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、コレステロール脂肪酸エステル類、ステロール類、ステロールエステル類、ポリフェノール類等が挙げられ、これらの成分の少なくとも1種を用いる。これらのうち、皮膚への展延性、残存性の観点から、炭化水素類、脂肪酸エステル類、トリグリセリド類、シリコーン油類が好ましい。
ここで、炭化水素類としては、例えば、スクワラン、ワセリン、セレシン、オゾケライト、モンタンロウ、流動イソパラフィン、流動パラフィン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オレフィンオリゴマー等が挙げられる。脂肪酸エステル類としては、例えば、ラノリン、ホホバ油、オレンジラフィー油、リンゴ酸ジイソステアリル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、テトラ2−エチルへキサン酸ペンタエリトリット、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリル等が挙げられる。トリグリセリド類としては、例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソパルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、エイコサン酸、べへン酸、テトラコサン酸、ミリストレン酸、パルミトレン酸、オレイン酸、エライジン酸、エルカ酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ヒドロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、硬化パーム核油脂肪酸、パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、豚脂脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、硬化ヒマシ油脂肪酸など、炭素数6以上の高級脂肪酸のトリグリセリド、オリーブ油、ヒマワリ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヤシ油、ツバキ油、カカオ脂、シア脂などの動植物油脂類等が挙げられる。シリコーン油類としては、例えばメチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
O/W型乳化皮膚外用組成物中の25℃で液状又は半固形状の油性成分の含有量は、5質量%以上50質量%以下が好ましく、7質量%以上45質量%以下がより好ましく、10質量%以上40質量%以下がさらに好ましい。5質量%未満の場合、皮膚への残存性が低下するおそれがあり、50質量%を超えると、O/W型乳化組成物としての安定性が低下するおそれがある。
(多鎖多親水基型界面活性剤)
O/W型乳化皮膚外用組成物は、分子内に複数の長鎖疎水基と複数の親水基とを有する多鎖多親水基型界面活性剤を含有する。この成分は、本実施形態のO/W型乳化皮膚外用組成物において、乳化粒子を保持している。また、自己凝集を起こしやすく、乳化に撹拌力が必要な構造となっており、他の界面活性剤を含有したもので発生する、乳化破壊後の再乳化、すなわち油性成分の流出が起こりにくい。その為、本実施形態のO/W型乳化皮膚外用組成物を皮膚へ塗布し、水で洗い流した後も、油性成分が残存する。
ここで、複数の長鎖疎水基とは、各疎水基が独立して、直鎖、分岐鎖、環状鎖の炭化水素鎖(炭素数8個以上20個以下の飽和又は不飽和)を含む疎水基を有するものである。また、多鎖多親水基型化合物の長鎖疎水基としては、炭素数8個以上20個以下の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸から誘導される長鎖アシル基である。各アシル基は、独立しており、異なるものでも同一のものであってもよい。
また、複数の親水基とは、各親水基が独立して、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸残基、リン酸残基、アミノ基、4級アンモニウム基、ピリジニウム基、スルホニウム基又はそれらの塩等、オキシアルキレン基、ポリエチレングリコール基等を有するものである。塩としては、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩、塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
一般的な多鎖多親水基型化合物としてエチレンジコカミドポリエチレングリコールジ硫酸2ナトリウム、ビス(カルボキシメチル)コハク酸ジラウリル、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム等が挙げられるが、皮膚への適用や油性成分の残存性、組成物安定性の観点から、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムが好ましい。ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムの市販品としては、商品名:ペリセアL−30(旭化成ケミカルズ株式会社製)を例示できる。
O/W型乳化皮膚外用組成物中の分子内に複数の長鎖疎水基と複数の親水基とを有する多鎖多親水基型界面活性剤の含有量は、0.005質量%以上0.5質量%以下が好ましく、0.007質量%以上0.3質量%以下がより好ましく、0.01質量%以上0.1質量%以下がさらに好ましい。この範囲外の場合、O/W型乳化組成物としての安定性が低下するおそれがある。
(乳化性高分子)
O/W型乳化皮膚外用組成物は、乳化性高分子を含有する。乳化性高分子とは、界面活性剤を併用せず単独で、あるいは、界面活性剤を併用するとしても少量の添加で、組成物において安定したO/W型乳化分散物となり得る高分子化合物のことである。具体的には、25℃において、水に対して0.01質量%以上の濃度で安定した乳化分散性を有する高分子である。上記のとおり、この成分は、分子内に複数の長鎖疎水基と複数の親水基とを有する多鎖多親水基型界面活性剤とともに、乳化粒子を保持し、塗布後の皮膚に対する油性成分の残存性を向上させる。また、濡れた肌に塗布した場合、この成分は、電解質等により凝集し、水によって希釈され、乳化粒子を保持できなくなる。一方、多鎖多親水基型界面活性剤は、水相で自己凝集するため、乳化分子の破壊が円滑に行われ、油性成分の膜がしっかりと皮膚表面に残る。その後、水で洗い流すことで、水が皮膚上から流れ去り、油性成分の膜が密着する。
乳化性高分子としては、例えば、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン共重合体、アクリロイルジメチルタウリンアンモニウムメタクリル酸べへネス−25共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa共重合体、PEG−240/デシルテトラデセス−20/ヘキサメチルジイソシアネート共重合体、疎水化ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸が挙げられこれらの成分の少なくとも1種を用いる。
O/W型乳化皮膚外用組成物中の乳化性高分子の含有量は、0.01質量%以上3質量%以下が好ましく、0.03質量%以上1質量%以下がより好ましく、0.05質量%以上0.5質量%以下がさらに好ましい。0.01質量%未満の場合、O/W型乳化組成物としての安定性が低下するおそれがあり、3質量%を超えると、皮膚への展延性や容器からの吐出性等の使用性が低下するおそれがある。
また、油性成分の多鎖多親水基型界面活性剤に対する質量比が5以上5000以下、かつ、乳化性高分子に対する多鎖多親水基型界面活性剤の質量比が0.01以上10以下である。両質量比が上記下限値未満の場合、耐水性が極端に低下し、上記上限値を超えると、O/W型乳化組成物を成さなくなる。
また、O/W型乳化皮膚外用組成物の水含有量は、連続層が水のO/W型乳化組成物を形成できる量であればよく、50質量%以上90質量%以下が好ましく、55質量%以上85質量%以下がより好ましく、60質量%以上80質量%以下がさらに好ましい。50質量%未満の場合、べたつき感が上昇するおそれがあり、90質量%を超えると、しっとり感が低下するおそれがある。
さらに、O/W型乳化皮膚外用組成物は、粘度調整や安定性向上のために、電解質ポリマーを含有できる。電解質ポリマーとしては、例えば、ポリスチレンスルホン酸、ポリアスバラギン酸、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸、アクリル酸/マレイン酸共重合体、ポリリン酸及びそれらの塩等が挙げられる。
O/W型乳化皮膚外用組成物中の電解質ポリマーの含有量は、0.01質量%以上1質量%以下が好ましく、0.03質量%以上0.5質量%以下がより好ましく、0.05質量%以上0.3質量%以下がさらに好ましい。0.01質量%未満の場合、O/W型乳化組成物としての安定性が低下するおそれがあり、0.5質量%を超えると、粘度が上昇し、皮膚へ展延性や容器からの吐出性等の使用性が低下するおそれがある。
O/W型乳化皮膚外用組成物は、25℃で液状又は半固形状の油性成分、乳化性高分子、分子内に複数の長鎖疎水基と複数の親水基とを有する多鎖多親水基型界面活性剤の他に、本発明の効果を阻害しない範囲で、通常皮膚外用組成物に使用される成分を必要に応じて配合することができる。具体的には、美容成分、抗炎症成分や殺菌成分等の薬理活性成分、アミノ酸やビタミン類等の生理活性成分、保湿剤、紫外線吸収剤、被膜形成剤、防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、色素、顔料、香料、植物エキス等が挙げられる。
O/W型乳化皮膚外用組成物は、油性成分の残存性を大幅に低下させることから、HLBが7以上の他の界面活性剤を0.10質量%以上含有しないものである。HLBが7以上の他の界面活性剤としては、例えば、脂肪酸塩、アシルアミノ酸塩、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等が挙げられる。
O/W型乳化皮膚外用組成物は、5℃で20000mPa・s以下の粘度を有する。粘度を上記範囲とすることで、低温条件下であっても、容器からの吐出量が安定する。5℃での粘度は、20000mPa・s以下が好ましく、15000mPa・s以下がさらに好ましい。粘度の測定は、B型回転粘度計を用い、試料が20000mPa・s以下の場合は6rpm、20000mPa・s以上の場合は3rpmの回転数で1分間測定する。
O/W型乳化皮膚外用組成物は、乳化粒子の体積平均粒子径(D50)が10μm以上である。乳化粒子の体積平均粒子径(D50)とは、組成物中に存在する乳化粒子の粒径を、小粒径側から積算した累計体積の50%を占める乳化粒子の平均の粒径(μm)をいう。乳化粒子の体積平均粒子径(D50)が10μm未満であると、乳化粒子の界面強度が高く、過度に安定なため、乳化破壊量が低下するおそれがある。乳化粒子の体積平均粒子径(D50)の測定は、例えば、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(株式会社堀場製作所)を利用する。
O/W型乳化皮膚外用組成物は、4以上8以下のpHに調整する。pHの値がこの範囲外では、安定性の確保が困難になるおそれがある。
本実施形態のO/W型乳化皮膚外用組成物は、皮膚に適量を塗布して使用する。そして、O/W型乳化皮膚外用組成物は、耐水性が高く、乾燥した皮膚に使用すると、多くの油性成分を残存させる。濡れた皮膚に使用しても、上記構成成分により、極めて多くの油性成分を残存させる。塗布後は、シャワー等で洗い流すことで、油性成分が皮膚へ素早く広がって膜を作り、しっかりと密着する。その為、洗い流すタイプの皮膚外用組成物として使用できる。さらに、洗い流した後に、タオルドライを行うことで、O/W型乳化皮膚外用組成物は、皮膚に滑らかな感触を与える。
O/W型乳化皮膚外用組成物は、常法に従って製造することができ、例えば、ローション、クリーム、ジェル、乳液、軟膏等の剤型とすることができる。また、ボトル、ジャー、チューブ、ポンプ、スティック、ロールオン、エアゾール等の形態をとることができ、化粧水、乳液、クリーム等の皮膚用化粧料、日焼け止めローション、日焼け止めクリーム等の日焼け止め化粧料、ハンドクリーム、レッグクリーム、ボディローション等の身体用化粧料、口唇用化粧料等として提供することができる。
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例により何ら制限されるものではない。なお、以下の実施例、比較例及び表1〜表3に記載されている部及び%は、特に断りのない限り、質量部及び質量%を表わす。まず、評価方法について説明する。
<O/W型乳化皮膚外用組成物の評価方法>
[乳化粒子の体積平均粒子径(D50)]
O/W型乳化皮膚外用組成物の試料を、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(株式会社堀場製作所)を用いて乳化粒子径を測定した。
[粘度]
5℃条件下、B型回転粘度計(RB−80L、東機産業株式会社)、ローター(M3)を用い、O/W型乳化皮膚外用組成物の試料が20000mPa・s以下の場合は6rpm、20000mPa・s以上の場合は3rpmの回転数、測定時間1分で粘度を測定した。
[洗い流し後の油性成分残存性試験]
(測定方法)
人工皮革(5cm×5cm)に精製水0.1g及び以下の実施例、比較例のO/W型乳化皮膚外用組成物0.1gを均一に塗布した後、全体を水流で流した。ペーパータオルを用いて人工皮革から水分を軽く除去し、十分に風乾後、残存している油性成分の重量を測定し、その平均値を求め(n=5)、油性成分残存量の処方中油性成分量に対する質量比を質量%で算出した。実施例1及び比較例1の結果を図1に示す。
(評価基準)
A:油性成分の残存量が75質量%以上
B:油性成分の残存量が50質量%以上75質量%未満
C:油性成分の残存量が25質量%以上50質量%未満
D:油性成分の残存量が25質量%未満
[組成物経時安定性]
以下の調整法によって得られた実施例、比較例のO/W型乳化皮膚外用組成物を40℃の恒温槽に1ヶ月保管し、その後、外観を目視により評価した。
<評価基準>
○:変化なしまたは若干の粘度変化が見られる
△:明らかな粘度変化または油滴の増大が見られる
×:分離している
[総合評価]
O/W型乳化皮膚外用組成物について、効果・使用性・安定性の点で組成物として、◎:最も適している、○:適している、×:不適の3段階で評価を行った。
(実施例1〜3及び比較例1〜3)
試験試料として、表1に示す処方で、O/W型乳化皮膚外用組成物を調整した。まず、1〜5の各原料を混合し、加温溶解させ、油相部とした。油相部とは別に、6〜12の各原料を混合し、加温した水相部を調整した。そして、油相部と水相部とを混合、乳化させ、乳液状のO/W型乳化皮膚外用組成物を得た。得られた組成物について、上記各項目の評価を行った。その結果を併せて、表1に示した。
Figure 2017178904
(実施例4、5及び比較例4、5)
試験試料として、表2に示す処方で、O/W型乳化皮膚外用組成物を調整した。まず、1〜8の各原料を混合し、加温溶解させ、油相部とした。油相部とは別に、9〜14を混合し、加温した水相部を調整した。そして、油相部と水相部とを混合、乳化させ、乳液状のO/W型乳化皮膚外用組成物を得た。得られた組成物について、上記各項目の評価を行った。その結果を併せて、表2に示した。
Figure 2017178904
(実施例6及び比較例6〜9)
試験試料として、表2に示す処方で、O/W型乳化皮膚外用組成物を調整した。まず、1〜5及び8〜13の各原料を混合し、加溶解させ、油相部とした。油相部とは別に、6、7及び14〜16を混合し、加温した水相部を調整した。そして、油相部と水相部とを混合、乳化させ、乳液状のO/W型乳化皮膚外用組成物を得た。得られた組成物について、上記各項目の評価を行った。その結果を併せて、表3に示した。
Figure 2017178904
以下、本発明の他の処方例として、実施例7〜9を示す。
(実施例7)乳液
下記の組成に従い、乳液を常法により調製した。
(配合成分) (質量%)
ワセリン 5.0
ホホバ油 5.0
流動パラフィン 10.0
N−ラウロイル−L−グルタミン酸 0.5
ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)
油溶性カモミラエキス 0.1
ユビデカレノン 0.03
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム 0.03
グリセリン 5.0
1、3−ブチレングリコール 10.0
カルボキシビニルポリマー 0.15
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15
パンテノール 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
フェノキシエタノール 0.3
エタノール 3.0
水酸化ナトリウム 適量
精製水 残部
合計 100.0
pH:7.0(25℃)
粘度:7000 mPa・s(25℃)
(実施例8)日焼け止め乳液
下記の組成に従い、日焼け止め乳液を常法により調製した。
(配合成分) (質量%)
トリカプリル酸・カプリン酸グリセリル 2.0
メチルポリシロキサン 3.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.0
2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシル 1.0
オキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン
2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシ 1.0
ベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル
トコフェロール酢酸エステル 0.1
ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.05
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム 0.05
アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ 0.3
ビニルピロリドン共重合体
トリメチルグリシン 0.1
キハダ樹皮エキス 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
エタノール 10.0
水酸化ナトリウム 適量
精製水 残部
合計 100.0
pH:7.0(25℃)
粘度:10000mPa・s(25℃)
(実施例9)リップジェル
下記の組成に従い、リップジェルを常法により調製した。
(配合成分) (質量%)
ワセリン 3.0
スクワラン 5.0
重質流動イソパラフィン 5.0
液状ラノリン 3.0
リンゴ酸ジイソステアリル 3.0
トコフェロール酢酸エステル 0.5
テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル 0.1
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム 0.05
カルボキシビニルポリマー 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2
加水分解コラーゲン液 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
水酸化ナトリウム 適量
精製水 残部
合計 100.0
pH:7.0(25℃)
粘度:8300mPa・s(25℃)
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

Claims (9)

  1. 25℃で液状又は半固形状の油性成分と、
    分子内に複数の長鎖疎水基と複数の親水基とを有する多鎖多親水基型界面活性剤と、
    乳化性高分子と、を含有することを特徴とするO/W型乳化皮膚外用組成物。
  2. 洗い流すタイプであることを特徴とする請求項1に記載のO/W型乳化皮膚外用組成物。
  3. 前記油性成分が炭化水素類、トリグリセリド類、脂肪酸エステル類、シリコーン油類から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載のO/W型乳化皮膚外用組成物。
  4. 前記乳化性高分子がアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン共重合体、アクリロイルジメチルタウリンアンモニウムメタクリル酸べへネス−25共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa共重合体、PEG−240/デシルテトラデセス−20/ヘキサメチルジイソシアネート共重合体、疎水化ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のO/W型乳化皮膚外用組成物。
  5. 前記多鎖多親水基型界面活性剤がジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のO/W型乳化皮膚外用組成物。
  6. 5℃で20000mPa・s以下の粘度を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のO/W型乳化皮膚外用組成物。
  7. 体積平均粒子径(D50)10μm以上の乳化粒子を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のO/W型乳化皮膚外用組成物。
  8. 前記油性成分の前記多鎖多親水基型界面活性剤に対する質量比が5以上5000以下、かつ、前記乳化性高分子に対する前記多鎖多親水基型界面活性剤の質量比が0.01以上10以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のO/W型乳化皮膚外用組成物。
  9. 請求項2〜8のいずれか1項に記載のO/W型乳化皮膚外用組成物を濡れた肌に塗布し、洗い流すことを特徴とするO/W型乳化皮膚外用組成物の使用方法。
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