JP2017178086A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】IGSWオフ状態で、且つ、バッテリからの電源の供給が復帰した場合に、制御部の動作を再開できる電子制御装置を提供すること。【解決手段】電子制御装置100は、メインマイコン10と、電源回路20と、保持部50とを備えている。メインマイコン10は、ハイブリッド車に搭載された機器を制御する。電源回路20は、補機バッテリ220から電源が供給され、且つ、IG信号に応じてメインマイコン10への電源の供給及び供給の停止を行うとともに、メインマイコン10から保持信号が出力されている間はメインマイコン10へ電源の供給を継続する。保持部50は、補機バッテリ220から電源の供給が停止されることでメインマイコン10が動作可能な電源の供給を電源回路20が継続できず、且つ、IGオフ信号が出力されている場合に、保持用コンデンサ51の電荷によって保持信号を一定時間継続する。【選択図】図1

Description

本発明は、制御部と、制御部へ電源供給する電源部とを備えた電子制御装置に関する。
従来、電子制御装置の一例として、特許文献1に開示された電子制御装置がある。この電子制御装置は、車両のイグニッションスイッチ(以下、IGSW)がオンになると、電源リレーがオンして端子に電源電圧が供給され、マイコンが起動する。また、電子制御装置は、ラッチ回路を備えており、ラッチ回路の出力がハイならトランジスタが電源リレーをオンさせる。マイコンは、動作を開始すると、ラッチ回路のセット端子にハイの信号を出力してラッチ回路をセット状態にし、その後、IGSWのオフを検知して特定の処理を終了すると、ラッチ回路のリセット端子にハイの信号を出力してラッチ回路をリセット状態にする。
特開2015−137068号公報
上記電子制御装置は、IGSWがオフの状態になってから、マイコンが特定の処理を終了して給電用の電源リレーをオフさせるまでに、マイコンがリセットされても、電源リレーのオンを継続させることができる。
しかしながら、電子制御装置は、バッテリからの電源の供給が一時的に遮断される電源瞬断が発生し、その後、IGSWオフ状態で、且つ、バッテリからの電源供給が復帰した場合、ラッチ回路が電源瞬断によってセット状態を保持できない。よって、電子制御装置は、バッテリからの電源の供給が復帰した後において、マイコンへの電源供給がされなく、マイコンの動作を再開できないという問題がある。
本開示は、上記問題点に鑑みなされたものであり、外部信号がオフの状態で、且つ、バッテリからの電源の供給が復帰した場合に、制御部の動作を再開できる電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示は、
車両に搭載された機器を制御する制御部(10)と、
車両のバッテリ(220)から電源が供給され、且つ、外部信号に応じて制御部への電源の供給及び供給の停止を行うとともに、制御部から保持信号が出力されている間は制御部へ電源の供給を継続する電源部(20)と、
電荷を貯める部位であり、バッテリから電源の供給が停止されることで制御部が動作可能な電源の供給を電源部が継続できず、且つ、外部信号が供給の停止を示している場合に、電荷によって保持信号を一定時間継続する保持部(50)と、を備えていることを特徴とする。
このように、電源部は、バッテリから電源が供給され、且つ、外部信号に応じて制御部への電源の供給及び供給の停止を行う。また、電源部は、制御部から保持信号が出力されている間は制御部へ電源の供給を継続する。一方、制御部は、電源部からの動作可能な電源の供給が継続されなかった場合、保持信号を出力できなくなる。
しかしながら、本開示は、電荷を貯めており、この電荷によって保持信号を一定時間継続する保持部を備えている。つまり、本開示は、バッテリから電源の供給が停止されることで制御部が動作可能な電源の供給を電源部が継続できず、且つ、外部信号が供給の停止を示している場合に、電荷によって保持信号を一定時間継続する。このため、本開示は、外部信号が供給の停止を示している場合であっても、バッテリからの電源の供給が再開された際に、制御部の動作を再開できる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態における電子制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 図2のA点以降の処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における電子制御装置のリセット処理を示すフローチャートである。 実施形態における電子制御装置の処理動作を示すタイムチャートである。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。本実施形態では、一例として、本発明を図1に示す電子制御装置100に適用した例を採用する。また、電子制御装置100は、車両、例えば、内燃機関と電動機とを動力源とした所謂ハイブリッド車(プラグインハイブリッド車を含む)に搭載される。
まず、図1を用いて、電子制御装置100の構成に関して説明する。しかしながら、一部、電子制御装置100の構成とともに処理動作に関しても説明する。
電子制御装置100は、イグニッションスイッチ(以下、IGSW)210、補機バッテリ220が接続されている。また、電子制御装置100は、メインリレー240、インバータ250、及びシステムメインリレー260を介して、主バッテリ230及び第2コンデンサ270が接続されている。さらに、電子制御装置100は、エアバック装置280が接続されている。電子制御装置100は、これらとともにハイブリッド車に搭載されている。
電子制御装置100は、IGSW210のオンオフに応じて、IGSW200のオンを示すIG信号(例えばハイや1)、及びIGSW200のオフを示すIG信号(例えばローや0)が入力される。以下においては、オンを示すIG信号をIGオン信号、オフを示すIG信号をIGオフ信号とも記載する。
なお、電子制御装置100は、車内のネットワークに接続されている場合、車内ネットワークにおける他の電子制御ユニットから出力された起動信号が入力された場合に、起動するように構成されていてもよい。IG信号や、他の制御装置から出力された起動信号は、外部信号に相当する。また、IGオフ信号は、電源の供給の停止を示している外部信号に相当する。一方、IGオン信号や他の制御装置から出力された起動信号は、電源の供給を示している外部信号と言える。
また、電子制御装置100は、補機バッテリ220から電源供給されるとともに、主バッテリ230から補機バッテリ220を充電するための処理を行う。なお、補機バッテリ220は、特許請求の範囲におけるバッテリに相当する。
主バッテリ230は、例えば300V程度であり、動力源としての電動機に対する電源供給を行う。一方、補機バッテリ220は、例えば12V程度であり、主バッテリ230から充電可能に構成されており、電子制御装置100や、ハイブリッド車に搭載される各種機器(補機系負荷)に対する電源供給を行う。このように、主バッテリ230は、補機バッテリ220よりも電圧が高く、高電圧バッテリとも言える。これに対して、補機バッテリ220は、低電圧バッテリとも言える。なお、インバータ250は、例えば、動力源としての電動機に接続されている。
電子制御装置100は、メインリレー240やシステムメインリレー260におけるオンとオフの切り換えを行うように構成されている。第2コンデンサ270は、主バッテリ230と並列に設けられており、高電圧系のコンデンサである。電子制御装置100は、第2コンデンサ270に貯められた電荷を放電させるために、システムメインリレー260をオンからオフに切り換えるとともに、インバータ250へ放電指示を行う。
エアバック装置280は、ハイブリッド車の衝突を検出する機能を備えている。エアバック装置280は、衝突を検出すると、ハイブリッド車が衝突したことを示す衝突通知信号を出力する。しかしながら、エアバック装置280は、ハイブリッド車が衝突してから所定の期間だけ、衝突通知信号を出力するように構成されている。
よって、電子制御装置100は、所定の期間だけ衝突通知信号が入力される。しかしながら、電子制御装置100は、衝突から所定の期間が経過した後であっても、エアバック装置280に対して衝突通知信号の出力を要求できるようにしてもよい。なお、電子制御装置100は、衝突通知信号が入力されると、システムメインリレー260をオンからオフに切り換えるとともに、インバータ250を制御して、第2コンデンサ270に貯められた電荷を放電させる。
電子制御装置100は、図1に示すように、主に、メインマイコン10、電源回路20、監視マイコン30、保持部50などを備えて構成されている。これらは、互いに電気的に接続されている。また、本実施形態では、一例として、これらに加えて、第1オア回路40、第1スイッチング素子61、第2スイッチング素子62、第2オア回路70、リレードライバ80などを備えた電子制御装置100を採用している。なお、マイコンは、マイクロコンピュータの略称である。
電子制御装置100は、例えば、アクセル開度センサ及び車速センサなどの各種センサや各種電子制御ユニットが、直接又は車内ネットワーク経由で電気的に接続されている。電子制御装置100は、各種センサの検出信号及び各種電子制御ユニットから入力されるデータなどを用いつつ動力源である内燃機関や電動機に対する制御信号を出力する。よって、電子制御装置100は、ハイブリッドECUとも言える。
メインマイコン10は、制御部に相当し、ハイブリッド車に搭載された機器を制御するものである。また、メインマイコン10は、例えば、メインリレー240、インバータ250、システムメインリレー260などを制御する。
メインマイコン10は、例えばCPU、ROM、RAM、及びこれらを接続するバスラインなどのハードを備えて構成されている。メインマイコン10は、CPUがROMからプログラムや各種データを読み出す。CPUは、プログラムを実行するとともに読み出したデータや入力されるデータなどを用いて、RAMを一時的な記憶手段として利用しつつ所定の演算を行うように構成されている。このようにして、メインマイコン10は、機器の制御などの各種処理を実行する。
メインマイコン10は、電源回路20から電源の供給がなされておらず動作を停止しているときに、IGオン信号が入力されると、電源回路20から電源が供給されて起動、すなわち動作可能となる。なお、電子制御装置100は、特開2015−137068号公報に開示されているように、IGSW210がオフからオンになると、電源リレーがオンして、メインマイコン10に電源が供給されて起動する構成であってもよい。
メインマイコン10は、上記のように、IGSW210がオンからオフに切り換わった場合にオフ後処理を行う。なお、オフ後処理は、例えば、RAMに記憶されているデータをROMに書き込むバックアップ処理などである。
メインマイコン10は、オフ後処理を行っている間、電源回路20からメインマイコン10への電源の供給が継続されるように、保持信号を出力する(保持指示)。言い換えると、メインマイコン10は、オフ後処理を行っている間、メインマイコン10への電源の供給を継続するように電源回路20に対して指示する。
なお、メインマイコン10は、例えば、IGSW210がオフからオンに切り換わった場合に保持信号を出力する。また、メインマイコン10は、例えば、保持信号を出力するための端子をローレベルからハイレベルに切り換えることで保持信号を出力する。この端子は、保持指示端子とも言える。
メインマイコン10は、オフ後処理が終了すると、電源回路20からメインマイコン10への電源の供給が停止されるように、保持信号の出力を停止するとともに、オフ信号を出力する(オフ指示)。言い換えると、メインマイコン10は、オフ後処理が終了すると、メインマイコン10への電源の供給を停止するように電源回路20に対して指示する。
なお、メインマイコン10は、例えば、保持指示端子をハイレベルからローレベルに切り換えるとともに、オフ信号を出力するための端子をローレベルからハイレベルに切り換えることで、保持信号の出力を停止するとともにオフ信号を出力する。これによって、メインマイコン10は、電源回路20から電源の供給がされなくなり停止する。なお、オフ信号を出力するための端子は、オフ指示端子とも言える。
メインマイコン10は、第1スイッチング素子61と第2スイッチング素子62とを介して、後程説明する保持部50と接続されている。メインマイコン10は、第1スイッチング素子61を介して、保持信号を保持部50に入力する。また、メインマイコン10は、第2スイッチング素子62を介して、オフ信号を保持部50に入力する。
メインマイコン10は、保持部50の保持用コンデンサ51の電圧をモニタする(保持モニタ)。なお、保持用コンデンサ51の電圧をモニタするための端子は、保持モニタ端子とも言える。
メインマイコン10は、メインマイコン10が正常に動作していることを知らせるために、所定の時間毎にウォッチドッククリア信号を出力する(WDC出力)。そして、メインマイコン10は、電源回路20からの指示に応じてメインマイコン10をリセットする第1リセット部11を備えている。なお、WDCは、ウォッチドッククリアの略称である。
本実施形態では、電源回路20のマイコン電源電圧モニタ部21と第1WDC監視部22からリセットの指示がなされるメインマイコン10を採用している。しかしながら、本発明はこれに限定されない。また、メインマイコン10は、リセット後に動作を再開した場合、リセットの原因を特定する機能を備えていてもよい。
メインマイコン10は、メインリレー240のオンとオフを切り換えるためのリレー信号を出力するように構成されている(MREL)。このリレー信号は、第2オア回路70における入力端子の一つに入力される。なお、第2オア回路70は、出力端子がリレードライバ80に接続されている。第2オア回路70は、入力端子の他の一つにIG信号が入力されるように構成されている。よって、リレードライバ80は、IG信号とリレー信号とに基づいて、メインリレー240のオンとオフを切り換えることになる。また、メインマイコン10は、上記のように、システムメインリレー260のオンとオフを切り換えるように構成されている(システムメインリレー)。さらに、メインマイコン10は、上記のように、インバータ250を制御するように構成されている(放電指示)。
電源回路20は、電源部に相当する。電源回路20は、第1オア回路40の出力端子、及び補機バッテリ220が接続されている。電源回路20は、補機バッテリ220から電源が供給され、且つ、IG信号に応じてメインマイコン10へ電源の供給及び供給を停止する。また、電源回路20は、メインマイコン10から保持信号が出力されている間は、メインマイコン10へ電源の供給を継続する。
電源回路20は、機能として、マイコン電源電圧モニタ部21、第1WDC監視部22、バッテリ停止検出部23を備えて構成されている。なお、マイコン電源電圧モニタ部21は、電圧検出部に相当する。また、第1WDC監視部22は、異常検出部に相当する。
ここで、図4を用いて、電源回路20の処理動作を説明する。電源回路20は、IGオン信号が入力されると図4の処理をスタートする。また、電源回路20は、IGオン信号が入力されると、メインマイコン10への電源の供給を開始する。そして、マイコン電源電圧モニタ部21は、メインマイコン10へ供給している電源、すなわち電源電圧をモニタする。
まず、マイコン電源電圧モニタ部21は、メインマイコン10への電源の供給を開始すると、メインマイコン10に対してリセットをかける(ステップS30)。そして、マイコン電源電圧モニタ部21は、ステップS30でリセットをかけてから所定時間後に、リセットを解除する(ステップS31)。このようにして、マイコン電源電圧モニタ部21は、メインマイコン10へ供給する電源電圧がメインマイコン10を安定動作させるために必要な所定レベルになるまでの間、メインマイコン10をリセット状態に維持する(パワーオンリセット)。
その後、マイコン電源電圧モニタ部21は、メインマイコン10に供給している電源電圧が所定値(閾値)以下となったか否かを判定する(ステップS32)。そして、マイコン電源電圧モニタ部21は、電源電圧が閾値以下となったと判定した場合、マイコン10にリセットをかける。このように、電源回路20は、メインマイコン10に供給する電源電圧をモニタし、この電源電圧が、メインマイコン10が動作可能な電圧に満たない低電圧である場合、メインマイコン10を動作させないようにリセットする。なお、メインマイコン10をリセットすることを、メインマイコン10にリセットを指示する、メインマイコン10にリセットをかけると言うこともできる。
また、第1WDC監視部22は、メインマイコン10からWDC信号を取得した場合、カウンタによってカウントされたカウント値をリセットする。そして、第1WDC監視部22は、メインマイコン10からWDC信号を取得できず、カウント値が閾値に達すると、メインマイコン10が動作異常であると判定する。また、第1WDC監視部22は、メインマイコン10が動作異常であると判定した場合、メインマイコン10をリセットする。
このように、電源回路20は、供給している電源電圧が低下した場合や、メインマイコン10が動作異常である場合に、メインマイコン10をリセットする機能を有している。つまり、メインマイコン10は、供給されている電源電圧が低下したことが原因でリセットしたり、メインマイコン10が動作異常であることが原因でリセットしたりする。
なお、バッテリ停止検出部23は、バッテリ判定部に相当する。バッテリ停止検出部23は、補機バッテリ220による電源回路20への電源の供給が停止しているか否かを判定する。また、バッテリ停止検出部23は、補機バッテリ220のバッテリ電圧が停止しているか否かを判定すると言える。さらに、メインマイコン10は、バッテリ停止検出部23の判定結果を取得可能に構成されている。
監視マイコン30は、監視部に相当する。監視マイコン30は、電源回路20とは異なる電源から電源電圧が供給されて動作する。つまり、監視マイコン30とメインマイコン10とは、電源電圧の供給元が異なる。
監視マイコン30は、機能として、第2リセット部31、第2WDC監視部32、WDCモニタを備えて構成されている。第2リセット部31は、電源回路20からの指示によって、監視マイコン30をリセットする。
第2WDC監視部32は、監視マイコン30内部のWDC信号を取得し、カウンタによってカウントされたカウント値をリセットする。そして、第2WDC監視部32は、監視マイコン30内部のWDC信号を取得できず、カウント値が閾値に達すると、監視マイコン30が動作異常であると判定する。また、第2WDC監視部32は、監視マイコン30が動作異常であると判定した場合、監視マイコン30をリセットする。
WDCモニタは、メインマイコン10からWDC信号を取得し、カウンタによってカウントされたカウント値をリセットする。そして、WDCモニタは、WDC信号を取得できず、カウント値が閾値に達すると、メインマイコン10が動作異常であると判定する。また、WDCモニタは、メインマイコン10が動作異常であると判定した場合、メインマイコン10をリセットする。なお、監視マイコン30は、メインマイコン10が動作異常であると判定した場合、メインマイコン10が動作異常であると判定したこと、すなわちマイコン異常判定を記憶してもよい。
また、監視マイコン30は、メインマイコン10から電源回路20に出力されてWDCをモニタする機能を備えている。さらに、監視マイコン30は、メインマイコン10と通信可能に構成されている。メインマイコン10は、監視マイコン30と通信可能であるため、監視マイコン30によって、メインマイコン10が動作異常であると判定されたか否かを確認できる。
保持部50は、電荷を貯める部位であり、この電荷によって保持信号を一定時間継続するために設けられている。保持部50は、補機バッテリ220から電源の供給が停止されることでメインマイコン10が動作可能な電源の供給を電源回路20が継続できず、且つ、IGオフ信号が出力されている場合に、保持信号を一定時間継続する。
詳述すると、保持部50は、保持用コンデンサ51、オン側抵抗52、オフ側抵抗53を含んでいる。なお、オン側抵抗52は、第1抵抗に相当する。また、オフ側抵抗53は、第2抵抗に相当する。
保持用コンデンサ51は、上記電荷を貯める部位である。保持用コンデンサ51は、一方の端子が第1オア回路40の入力端子に接続され、他方の端子がグランドに接続されている。なお、以下においては、保持用コンデンサ51の両端の電圧を保持電圧と称する。また、本実施形態では、一例として、電荷が最大限貯められた状態での保持電圧が5Vとなる保持用コンデンサ51を採用する。電荷が最大限貯められた状態での保持電圧は、オフ後処理に要する時間に基づいて設定される。
保持用コンデンサ51と第1オア回路40を繋ぐ配線(以下、単に配線)と、メインマイコン10の保持指示端子との間には、オン側抵抗52が設けられている。詳述すると、オン側抵抗52は、一方の端子が配線に接続され、他方の端子が第1スイッチング素子61のコレクタ端子に接続されている。なお、第1スイッチング素子61は、ベース端子が保持指示端子に接続されており、エミッタ端子が電源回路20と接続されている。エミッタ端子と電源回路20との間には、電源回路20とは異なる電源が接続されていてもよい。
配線とメインマイコン10のオフ指示端子との間には、オフ側抵抗53が設けられている。詳述すると、オフ側抵抗53は、一方の端子が配線に接続され、他方の端子が第2スイッチング素子62のコレクタ端子に接続されている。また、オフ側抵抗53の一方の端子は、配線とオン側抵抗52との接続点と、保持用コンデンサ51との間に接続されている。なお、第2スイッチング素子62は、ベース端子がオフ指示端子に接続されており、エミッタ端子がグランドに接続されている。
また、配線には、メインマイコン10が保持用コンデンサ51の電圧を監視するために、メインマイコン10の保持モニタ端子が接続されている。なお、保持モニタ端子は、配線とオン側抵抗52との接続点と、配線とオフ側抵抗53との接続点との間に接続されている。
ところで、メインマイコン10は、保持信号を出力している場合であっても、意図せずに、電源回路20からの電源の供給が停止してしまうと、保持信号を出力できなくなる。例えば、電源回路20は、補機バッテリ220からの電源供給が停止してしまうと、メインマイコン10への電源の供給ができなくなる。
そこで、保持部50は、メインマイコン10が保持信号を出力できなくなっても、メインマイコン10が保持信号を出力している状態と同じ状態を一定時間継続するために設けられている。保持部50は、メインマイコン10から保持信号が出力されると、オン側抵抗52を介して保持用コンデンサ51に電荷が貯められる。よって、保持部50は、保持用コンデンサ51に電荷が貯まっていれば、メインマイコン10から保持信号が出力されない場合であっても、保持信号を一定時間継続できる。つまり、保持部50は、一定時間、保持信号を第1オア回路40に入力できる。
保持用コンデンサ51は、メインマイコン10から保持信号が出力されない場合に、保持信号を第1オア回路40に入力することで保持電圧が低下していく。よって、保持電圧は、メインマイコン10から保持信号が出力されていない状況で、保持信号を第1オア回路40に入力している時間が長くなるにつれて低くなる。このため、保持電圧は、補機バッテリ220から電源回路20への電源の供給が停止している時間、又は、電源回路20からメインマイコン10への電源の供給が停止している時間が長くなるにつれて低くなるとも言える。なお、以下においては、補機バッテリ220から電源回路20への電源の供給が停止している時間を遮断時間とも称する。また、停止している時間は、停止している継続時間である。
また、保持部50は、メインマイコン10から保持信号の出力が停止され、且つ、メインマイコン10からオフ信号が出力されると、オフ側抵抗53と第2スイッチング素子62を介して保持用コンデンサ51の電荷が放電される。保持部50は、保持用コンデンサ51の電荷が放電されると、第1オア回路40に出力していた保持信号を停止する。よって、メインマイコン10は、保持用コンデンサ51に貯められた電荷による保持信号の継続を停止するためにオフ信号を出力すると言える。
オン側抵抗52は、保持用コンデンサ51に電荷を貯めるための電源供給能力を考慮して、できるだけ高い抵抗値であると好ましい。また、電子制御装置100は、メインマイコン10のオフ後処理が終了した後など、電源回路20からメインマイコン10への電源の供給を停止させる場合、できるだけ早く電源の供給を停止させたい。つまり、電子制御装置100は、保持用コンデンサ51に貯められた電荷をできるだけ早く放電させたい。このため、オフ側抵抗53は、できるだけ低い抵抗値であると好ましい。例えば、オフ側抵抗53は、オン側抵抗52よりも低い抵抗値であると好ましい。つまり、オフ側抵抗53は、オン側抵抗52と同程度の抵抗値や、オン側抵抗52よりも高い抵抗値の場合よりも、保持用コンデンサ51に貯められた電荷を早く放電できる。
次に、図2〜図3、図5を用いて、電子制御装置100の処理動作に関して説明する。
まず、図5を用いて、メインマイコン10が動作可能な電源の供給を電源回路20が継続できず、且つ、IGSW210がオフの場合の電子制御装置100の動作に関して説明する。なお、図5のマイコン状態とは、メインマイコン10の状態である。また、図5のバッテリは、補機バッテリ220である。
タイミングt1に示すように、メインマイコン10は、リセット中にIGSW210がオフからオンに切り換わると、電源回路20から動作可能となる電源が供給されて動作を開始する。
その後、タイミングt2で、ハイブリッド車が衝突して、補機バッテリ220からの電源の供給が低下して、補機バッテリ220からの電源の供給が停止する。これは、例えば、補機バッテリ220から電子制御装置100に電源を供給しているワイヤの噛み込みなどによって生じる。そして、補機バッテリ220バッテリ電圧は、ワイヤヒューズ切れなどによって、例えば200msなどの比較的短時間で復帰するものとする(タイミングt4)。
さらに、この衝突によって、IGSW210は、電子制御装置100との間の配線が断線してオフになったとする。なお、エアバック装置280は、衝突を検出すると、ハイブリッド車が衝突したことを示す衝突通知信号を、タイミングt2〜t3の間だけ出力する。
このような場合、メインマイコン10は、電源回路20によってリセットされるため、保持信号を出力できない。しかしながら、電子制御装置100は、保持部50が保持用コンデンサ51に貯めた電荷によって、保持信号を第1オア回路40に入力できる。よって、電子制御装置100は、メインマイコン10が保持信号を出力できない状態であっても保持信号を維持できる。
メインマイコン10は、タイミングt4でバッテリ電圧が復帰し、且つ、IGSW210がオフの場合に、第1オア回路40に保持信号が入力されているため、動作可能な電源が供給されて動作できる。なお、メインマイコン10は、このような状態でリセット後に動作を再開した場合、フェールセーフ処理を行う。メインマイコン10は、例えば、システムメインリレー260のオンからオフに切り換えるとともに、インバータ250を制御することで、第2コンデンサ270に貯められた電荷を放電させる。
次に、図2と図3を用いて、メインマイコン10の処理動作に関して説明する。図2と図3は、メインマイコン10の一連の処理動作を示している。メインマイコン10は、動作を開始した場合、すなわち、リセット後に動作を再開した場合、図2に示す処理をスタートする。また、メインマイコン10は、図2のステップS10でYES判定すると(A点)、図4のステップS23(A点)へ進む。
ステップS10では、電源起動信号が有るか否かを判定する。この電源起動信号は、電源の供給を示している外部信号であり、IGオン信号や他の制御装置から出力された起動信号である。メインマイコン10は、例えばIGオン信号が入力されている場合、電源起動信号有りと判定してステップS23へ進む。この場合、メインマイコン10は、IGオン信号が入力されているため、正常に起動したとみなせる。言い換えると、メインマイコン10は、正常にパワーオンリセットを経て動作を再開したとみなせる。
一方、メインマイコン10は、IGオン信号が入力されていない場合、つまり、IGオフ信号が入力されている場合、電源起動信号有りと判定せずにステップS11へ進む。この場合、メインマイコン10は、IGオフ信号が入力されているにもかかわらず動作を再開しているため、保持部50が保持信号を継続させたことで動作を再開したと判定できる。つまり、メインマイコン10は、正常ではない状態が発生した後に、動作を再開したとみなす。言い換えると、メインマイコン10は、リセットの原因が、何かしらの異常が生じたためであると特定できる。
ステップS11では、バッテリ停止検出有りか否かを判定する(バッテリ停止判定)。メインマイコン10は、バッテリ停止検出部23の判定結果を取得する。そして、メインマイコン10は、この判定結果に基づいて、補機バッテリ220から電源回路20への電源の供給が停止していると判定されていたか否かを確認する。
メインマイコン10は、補機バッテリ220から電源回路20への電源の供給が停止していると判定されていた場合、バッテリ停止検出有りと判定してステップS12へ進む。また、メインマイコン10は、バッテリ停止検出有りと判定した場合、補機バッテリ220から電源の供給が停止されたことでリセットしたと判定できる。さらに、メインマイコン10は、バッテリ停止検出有りと判定した場合、電源回路20からメインマイコン10への電源電圧が低下したことでリセットしたと判定できる。
一方、メインマイコン10は、補機バッテリ220から電源回路20への電源の供給が停止していると判定されていなかった場合、バッテリ停止検出有りと判定せずにステップS18へ進む。また、メインマイコン10は、バッテリ停止検出有りと判定しなかった場合、第1WDC監視部22からの指示でリセットした、すなわち、メインマイコン10の動作異常でリセットした可能性があると判定できる。
ステップS12では、保持電圧を読み取る。メインマイコン10は、保持用コンデンサ51の電圧値である保持電圧をモニタする。
ステップS13では、保持電圧<3.5Vであるか否かを判定する。メインマイコン10は、保持電圧<3.5Vと判定した場合、ステップS14へ進み、保持電圧<3.5Vと判定しなかった場合、ステップS21へ進む。
この3.5Vは、補機バッテリ220からの電源の供給が一時的に停止される瞬断が発生しているか否かを判定するための閾値電圧(所定値)である。言い換えると、3.5Vは、遮断時間が瞬断とみなせる時間であるか否かを判定するための閾値電圧である。この瞬断とは、IGSW210が操作されてオンからオフされたことで、補機バッテリ220からの電源の供給が停止している場合とは異なり、意図せずに、補機バッテリ220からの電源の供給が瞬間的に停止したことを示している。なお、遮断時間は、保持電圧の値が高ければ高いほど、短いとみなせる。
ステップS14では、瞬断特定時間以上と判定する。つまり、メインマイコン10は、保持電圧<3.5Vの場合、遮断時間が瞬断と特定する時間以上であり、瞬断ではないと判定する。このとき、メインマイコン10は、瞬断でないため、例えばタイミングt2からt3の間にリセットから復帰できなかったとみなせる。
一方、ステップS21では、瞬断特定時間以内と判定する。つまり、メインマイコン10は、保持電圧<3.5Vでない場合、遮断時間が瞬断と特定する時間以内であり、瞬断であると判定する。このとき、メインマイコン10は、瞬断であるため、例えばタイミングt2からt3の間にリセットから復帰したとみなせる。
なお、本実施形態では、瞬断であるか否か判定するための閾値電圧として3.5Vを採用した。しかしながら、本発明は、これに限定されない。
ステップS15では、衝突通知信号を再要求する(再要求部)。電子制御装置100は、上記のように、エアバック装置280から、タイミングt2〜t3の間だけ衝突通知信号が入力される。しかしながら、メインマイコン10は、タイミングt2〜t3の間にリセットから復帰できておらず、エアバック装置280から衝突通知信号が出力されていたにもかかわらず、衝突通知信号を取得できていない可能性が高い。そこで、メインマイコン10は、エアバック装置280に対して、衝突通知信号を再出力するように要求する。これによって、メインマイコン10は、エアバック装置280が衝突通知信号の出力を終了していたとしても、衝突通知信号を取得できる。
ステップS16では、衝突通知信号を受信したか否かを判定する。メインマイコン10は、衝突通知信号を受信したと判定した場合、ステップS17へ進み、衝突通知信号を受信したと判定していない場合、ステップS22へ進む。
ステップS17では、衝突後制御を行う。メインマイコン10は、例えば、システムメインリレー260のオンからオフに切り換えて、インバータ250を制御することで、第2コンデンサ270に貯められた電荷を放電させる(高圧放電)。なお、メインマイコン10は、リセットの原因が、衝突によってバッテリ電圧が低下したためであると特定できる。
ステップS22では、終了処理を行う。メインマイコン10は、保持信号の出力を停止して、メインマイコン10への電源の供給を停止させる(マイコン電源オフ)。なお、メインマイコン10は、リセットの原因が、衝突などではない他の異常によってバッテリ電圧が低下したためであると特定できる。
ステップS18では、監視マイコンと通信を行う。メインマイコン10は、メインマイコン10に動作異常が生じていたか否かを確認するために、監視マイコン30と通信を行う。
ステップS19では、マイコン異常判定が有るか否かを判定する。メインマイコン10は、監視マイコン30にマイコン異常判定が記憶されているか否かを判定し、マイコン異常判定が記憶されていると判定した場合、ステップS20へ進み、マイコン異常判定が記憶されていると判定しなかった場合、ステップS16へ進む。ステップS20では、マイコン異常と判定する。メインマイコン10は、リセットの原因が、メインマイコン10の動作異常であると特定する。
以上のように、メインマイコン10は、IGSW210がオフの状態でリセットから復帰した場合に、リセットの原因を区別できる。
ここから、図3を用いて、ステップS23以降に関して説明する。ステップS23では、衝突通知信号を再要求する。メインマイコン10は、衝突通知信号を受信したと判定した場合、ステップS24へ進み、衝突通知信号を受信したと判定していない場合、ステップS25へ進む。
ステップS24では、ステップS17と同様に、衝突後制御を行う。なお、メインマイコン10は、リセットの原因が、衝突によってバッテリ電圧が低下したためであると特定できる。また、メインマイコン10は、IGSW210と電子制御装置100との間の配線は、断線していないとみなせる。
ステップS25では、ステップS11と同様に、バッテリ停止検出有りか否かを判定する(バッテリ停止判定)。メインマイコン10は、バッテリ停止検出有りと判定した場合、ステップS26へ進み、バッテリ停止検出有りと判定しなかった場合、ステップS27へ進む。
ステップS26では、HV制御起動処理を行う。メインマイコン10は、ハイブリッドECUとしての起動処理を行う。なお、メインマイコン10は、リセットの原因が、IGSW210が操作されてオンからオフに切り換わったためであると特定できる。つまり、メインマイコン10は、衝突や異常などが生じることなく、正常にIGSW210がオフされて、リセットされたと特定できる。
ステップS27では、ステップS18と同様に、監視マイコンと通信を行う。ステップS28では、マイコン異常判定が有るか否かを判定する。メインマイコン10は、監視マイコン30にマイコン異常判定が記憶されているか否かを判定し、マイコン異常判定が記憶されていると判定した場合、ステップS29へ進み、マイコン異常判定が記憶されていると判定しなかった場合、ステップS26へ進む。そして、ステップS29では、ステップS20と同様に、マイコン異常と判定する。このように、メインマイコン10は、IGSW210がオンの状態でリセットから復帰した場合であっても、リセットの原因を区別できる。
以上のように、電源回路20は、補機バッテリ220から電源が供給され、且つ、IG信号に応じてメインマイコン10へ電源供の給及び供給を停止する。また、電源回路20は、メインマイコン10から保持信号が出力されている間はメインマイコン10へ電源の供給を継続する。一方、メインマイコン10は、電源回路20からの動作可能な電源の供給が継続されなかった場合、保持信号を出力できなくなる。
しかしながら、電子制御装置100は、保持用コンデンサ51に電荷を貯めており、この電荷によって保持信号を一定時間継続する保持部50を備えている。つまり、電子制御装置100は、補機バッテリ220から電源の供給が停止されることでメインマイコン10が動作可能な電源の供給を電源回路20が継続できず、且つ、IGオフ信号が出力されている場合に、電荷によって保持信号を一定時間継続する。
このため、電子制御装置100は、IGオフ信号が出力されており、且つ、補機バッテリ220からの電源の供給が再開された際に、メインマイコン10の動作を再開できる。つまり、電子制御装置100は、補機バッテリ220からの電源の供給が意図せずに遮断された状態から、IGSW210がオフの状態で補機バッテリ220からの電源の供給が再開された場合に、メインマイコン10の動作を再開できる。このように、IGSW210がオフの状態で補機バッテリ220からの電源の供給が再開される状況は、上記のようにハイブリッド車が衝突した場合などに起こる可能性がある。
また、電子制御装置100は、このようにメインマイコン10の動作を再開できるため、第2コンデンサ270の電荷を放電するなどの特定処理を実施できる。よって、電子制御装置100は、上記のようにハイブリッド車が衝突した場合に、高電圧系の第2コンデンサ270の電荷を放電できる。
さらに、電子制御装置100は、上記のようにメインマイコン10の動作を再開させるために、メインマイコン10が動作可能となるバックアップバッテリや、電源回路20が動作可能となるバックアップバッテリを備えることも考えられる。これに対して、保持部50は、保持信号を一定時間だけ継続できる程度の電荷を蓄積できるものであればよい。よって、電子制御装置100は、上記のようなバックアップバッテリを備えるよりも、小容量の保持用コンデンサ51でメインマイコン10の動作を再開できる。また、電子制御装置100は、上記のようなバックアップバッテリを備えるよりも安価にメインマイコン10の動作を再開できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
10…メインマイコン、11…第1リセット部、20…電源回路、21…マイコン電源電圧モニタ部、22…第1WDC監視部、23…バッテリ停止検出部、30…監視マイコン、31…第2リセット部、32…第2WDC監視部、40…第1オア回路、50…保持部、51…保持用コンデンサ、52…オン側抵抗、53…オフ側抵抗、61…第1スイッチング素子、61…第2スイッチング素子、70…第2オア回路、80…リレードライバ、100…電子制御装置、210…イグニッションスイッチ、220…補機バッテリ、230…主バッテリ、240…メインリレー、250…インバータ、260…システムメインリレー部、270…第2コンデンサ、280…エアバック装置

Claims (7)

  1. 車両に搭載された機器を制御する制御部(10)と、
    前記車両のバッテリ(220)から電源が供給され、且つ、外部信号に応じて前記制御部への電源の供給及び供給の停止を行うとともに、前記制御部から保持信号が出力されている間は前記制御部へ電源の供給を継続する電源部(20)と、
    電荷を貯める部位であり、前記バッテリから電源の供給が停止されることで前記制御部が動作可能な電源の供給を前記電源部が継続できず、且つ、前記外部信号が供給の停止を示している場合に、前記電荷によって前記保持信号を一定時間継続する保持部(50)と、を備えている電子制御装置。
  2. 前記制御部は、前記保持部の電圧を検出し、検出した電圧値によって、前記バッテリからの電源の供給が一時的に停止される瞬断が生じていたか否かを判定する判定部(S13、S14、S21)を備えており、
    前記判定部は、検出した電圧値が所定値以上の場合に、前記瞬断が生じていたと判定する請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記車両が衝突したことを示す衝突通知信号が、前記車両の衝突から所定時間内だけ前記車両のエアバック装置から出力され、前記衝突通知信号が入力されるものであり、
    前記制御部は、前記判定部が検出した電圧値が所定値よりも小さい場合、前記バッテリからの電源の供給が停止している継続時間が、前記瞬断と判定するための特定時間よりも長いとみなして、前記エアバック装置に対して前記衝突通知信号の再出力を要求する再要求部(S15)を備えている請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記電源部は、前記制御部へ供給する電源が所定値よりも低下した場合、前記制御部をリセットする電圧検出部(21)を備えており、
    前記制御部は、リセット後に動作を再開し、前記外部信号が供給の停止を示している場合、前記保持部が継続させた前記保持信号で動作を再開したと判定する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  5. 前記電源部は、
    前記制御部へ供給している電源が所定値よりも低下した場合、前記制御部をリセットする電圧検出部(21)と、
    前記バッテリによる前記電源部への電源の供給が停止しているか否かを判定するバッテリ判定部(23)と、
    前記制御部の動作異常を検出した場合に、前記制御部をリセットする異常検出部(22)と、をさらに備えており、
    前記制御部は、リセット後に動作を再開した際に、前記バッテリ判定部によって前記電源部への電源の供給が停止していると判定されていた場合、前記バッテリから電源の供給が停止されたことでリセットしたと判定し、前記バッテリ判定部によって前記電源部への電源の供給が停止していると判定されていなかった場合、前記異常検出部によってリセットしたと判定する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  6. 前記電源部に加えて、前記制御部の動作異常を検出した場合に、前記制御部をリセットする監視部(30)をさらに備えており、
    前記制御部は、リセット後に動作を再開した際に、前記監視部と通信を行うことで、前記監視部が前記制御部の動作異常と判定したか否か確認する請求項5に記載の電子制御装置。
  7. 前記制御部は、前記保持信号と、前記保持信号の出力を停止する際に前記保持信号の継続を停止するオフ信号とを、前記保持部に対して入力するものであり、
    前記保持部は、コンデンサ(51)と、前記保持信号が入力されることで前記コンデンサに前記電荷を貯めるための第1抵抗(52)と、前記オフ信号が入力されることで前記コンデンサの前記電荷を放電するための第2抵抗(53)と、を含み、
    前記第2抵抗は、前記第1抵抗よりも低い抵抗値である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子制御装置。
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