JP2017177134A - 形状矯正装置及び形状矯正方法 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、鋼板の連続ラインの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鋼板の連続ラインの構成を示す概要図である。図1を参照すると、本実施形態に係る連続ライン1は、ペイオフリール4、形状矯正装置10、溶接機20、およびルーパー30を備える。
形状矯正装置10は、ペイオフリール4の下流側に設けられ、ペイオフリール4から巻き戻された鋼板2の形状を矯正する装置である。図1に示したように、形状矯正装置10は、プレッシャーロール5、入側ピンチロール6、アンコイラレベラ7、および出側ピンチロール8を備える。ペイオフリール4によりコイル3から巻き戻された鋼板2は、図1に示したように、通板方向を示す矢印の向きに沿って、形状矯正装置10、溶接機20、およびルーパー30を順に通過する。ルーパー30を通過した鋼板2は、酸洗槽やリンス槽等を備える酸洗設備、または冷間圧延機等を備える冷間圧延設備に送られる。以下、連続ライン1に含まれる各構成要素について説明する。
ペイオフリール4は、回転軸を中心として正逆の両方向に回転可能な装置であり、外周部にコイル3が装着される。外周部にコイル3が装着された状態でペイオフリール4を回転させると、ペイオフリール4はコイル3を巻き戻す。巻き戻されたコイル3の外周部は、コイル3から解かれて鋼板2となる。なお、本実施形態において想定される鋼板2の板厚は、1mm〜7mmである。
プレッシャーロール5は、ペイオフリール4に対し接近又は離反可能に設けられ、コイル3から解かれる鋼板2の上面を押圧するロールである。なお、鋼板2は、プレッシャーロール5により押圧される位置の近傍において、コイル3から解かれる。プレッシャーロール5が鋼板2の上面を押圧することにより、コイル3をペイオフリール4から巻き戻す際に生じ得る腰折れと呼ばれる現象を防止することができる。また、詳細は後述するが、本実施形態に係るプレッシャーロール5は、後述する出側ピンチロール8により引張られる鋼板2を押さえることにより、鋼板2の長手方向に張力を与えることができる。プレッシャーロール5により押圧された鋼板2は、入側ピンチロール6へと送られる。
入側ピンチロール6は、入側上ピンチロール6aと入側下ピンチロール6bとにより構成される駆動ロールであり、アンコイラレベラ7の入側に設けられる。入側ピンチロール6は、ペイオフリール4から巻き戻された鋼板2を挟み込み、回転駆動することにより鋼板2をアンコイラレベラ7へ送る。なお、本実施形態に係る入側上ピンチロール6aは、開閉機構60により上下方向に移動可能であり、後述する制御装置17により入側ピンチロール6の開閉が制御される。例えば、制御装置17により入側上ピンチロール6aを上方へ移動させることにより、鋼板2を挟み込んでいる入側ピンチロール6を開放することが可能である。なお、入側下ピンチロール6bが上下動可能であってもよい。また、入側ピンチロール6は、後述する出側ピンチロール8により引張られる鋼板2を挟み込むことにより、鋼板2の長手方向に張力を与えることも可能である。
アンコイラレベラ7は、通板方向に千鳥状に配置された複数の上ワークロールおよび複数の下ワークロールにより構成されるレベラである。アンコイラレベラ7に配置される上ワークロールおよび下ワークロールの詳細な構成については後述する。アンコイラレベラ7は、入側ピンチロール6から送られた鋼板2を、上記の各ワークロールを用いて押圧して鋼板2の上下方向に曲げを与えることにより、鋼板2のペイオフリール4への巻き取りによりつけられた巻き癖を矯正する。これにより、鋼板2の巻き癖による長手方向の反りを改善することができる。アンコイラレベラ7を通過した鋼板2は、出側ピンチロール8へと送られる。
出側ピンチロール8は、出側上ピンチロール8aと出側下ピンチロール8bとにより構成される駆動ロールであり、アンコイラレベラ7の出側に設けられる。出側ピンチロール8は、アンコイラレベラ7を通過した鋼板2を挟み込み、回転駆動することにより鋼板2を溶接機20へ送る。
溶接機20は、出側ピンチロール8の出側に設けられ、連続ラインの通板方向において、鋼板2の先端と、先行する鋼板の尾端とを溶接する装置である。溶接機20を用いて2つの鋼板を溶接することにより、連続した鋼板2を形成することができる。なお、以下の説明において、溶接機20により溶接された後の鋼板についても、特に区別する場合を除いて、鋼板2と呼称する。溶接機20を通過した鋼板2は、ルーパー30へ送られる。
ルーパー30は、溶接機20の出側に設けられ、溶接機20を通過した鋼板2を一時的に貯留する装置である。これにより、溶接処理のために鋼板2の尾端を溶接機20に留めつつ、ルーパー30により貯留された鋼板2を下流側の設備(酸洗ラインにおいては酸洗設備であり、冷間圧延ラインにおいては冷間圧延設備)へ通板させることが可能である。なお、本実施形態に係るルーパー30は、酸洗設備や冷間圧延設備の入側に設けられる入側ルーパーに相当する。
[2.1.形状矯正装置の構成]
本発明の一実施形態に係る形状矯正装置10の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る形状矯正装置10の構成を示す概要図である。図2を参照すると、形状矯正装置10は、プレッシャーロール5、入側ピンチロール6(6a、6b)、アンコイラレベラ7、および出側ピンチロール8(8a、8b)に加え、さらに、ギヤボックス12、制御装置17、および通板検出センサ18を備える。プレッシャーロール5、入側ピンチロール6、および出側ピンチロール8の構成および機能については既に説明したので省略する。
アンコイラレベラ7は、第1の上ワークロール71、第2の上ワークロール72、第3の上ワークロール73、第1の下ワークロール74、第2の下ワークロール75、および第3の下ワークロール76を備える。これらのワークロールは、図2に示すように、鋼板2の通板方向に沿って千鳥状に配列される。また、上ワークロール71〜73は、各上ワークロールに対応する移動機構77〜79により上下方向(図2の矢印方向)に移動可能であり、後述する制御装置17により各上ワークロール71〜73の移動が制御される。なお、下ワークロール74〜76は、上下動可能に設けられてもよく、また、固定されて設けられてもよい。各ワークロール71〜76のロール径はいずれも同一である。また、上ワークロール71〜73における連続するロールの中心間の距離(ロールピッチ)と、下ワークロール74〜76におけるロールピッチは同一である。各ワークロール71〜76には、回転駆動のための動力が出力スピンドル16を介して伝達される。
ギヤボックス12は、動力源であるモータ11から伝達される動力を、アンコイラレベラ7の各ワークロール71〜76、および出側ピンチロール8へ分配する動力伝達機構の一例である。ギヤボックス12は、図2に示したように、入力ギヤ13、分配部14、クラッチ部15、および複数の出力スピンドル16を有する。なお、本実施形態に係るモータ11はギヤボックス12を介して各ワークロール71〜76、および出側ピンチロール8へ動力を伝達するが、モータ11は入側ピンチロール6に動力を伝達してもよい。この場合、入側ピンチロール6は、ギヤボックス12を介して、または他の動力伝達機構を介してモータ11から動力が分配されてもよい。また、モータ11の数および種類については特に限定されないが、本実施形態においては、単一のモータ11から各ワークロール71〜76および出側ピンチロール8へ動力が分配される。
入力ギヤ13は、モータ11の出力ギヤ11aと噛合する位置に設けられる機械要素の一例であり、分配部14に含まれる一の分配ギヤ14aと同一の駆動軸に嵌着される。入力ギヤ13は、モータ11の出力ギヤ11aの回転を減速させて、各ワークロール71〜76および出側ピンチロール8を回転駆動させるために必要なトルクを得る。入力ギヤ13に伝達された動力は、入力ギヤ13と分配ギヤ14aと共通の駆動軸13aを介して分配部14に伝達される。
分配部14は、複数の分配ギヤを備え、分配ギヤどうしが互いに噛合するように設けられる機械要素の一例である。分配部14に含まれる複数の分配ギヤは、上記の各ロールに動力を出力するための出力軸に嵌着される。分配部14は、入力ギヤ13から分配ギヤ14aに伝達された動力を、アンコイラレベラ7の各ワークロール71〜76、および出側ピンチロール8(8a、8b)に分配する。分配部14に含まれる複数の分配ギヤから伝達される動力は、それぞれの出力軸を介して、クラッチ部15に伝達される。
クラッチ部15は、分配部14に含まれる各分配ギヤの出力軸と、出力スピンドル16との接続の有無を切り替える複数のクラッチを備える。クラッチ部15に含まれる各クラッチの一端は分配ギヤの出力軸の端部に固着され、上記各クラッチの他端は出力スピンドル16の端部に固着される。クラッチ部15により、各ワークロール71〜76、および出側ピンチロール8に対する動力の伝達または遮断を切り替えることができる。クラッチの切り替えは、制御装置17によって実行される。これにより、各ワークロール71〜76や出側ピンチロール8を駆動状態または無駆動状態のいずれかに切り替えることができる。なお、クラッチ部15に含まれるクラッチは、例えば摩擦クラッチや電磁クラッチなど、動力の伝達または遮断の制御を確実に実施できるクラッチであれば、特に種類は限定されない。また、本実施形態に係るクラッチ部15は、出側ピンチロール8に対応するクラッチを備えなくてもよい。さらに、クラッチ部15を実現する機構は、上述したクラッチに限られず、各ロールへの動力の伝達または遮断を機械的にまたは電磁的に切り替えることが可能な機構であれば特に限定されない。
出力スピンドル16は、各ワークロール71〜76、並びに出側ピンチロール8aおよび8bにそれぞれ嵌着される回転軸である。出力スピンドル16は、クラッチ部15を経由して分配ギヤの出力軸から伝達される動力を、各ロールに伝達する。なお、出力スピンドル16は、自在継手を有する回転軸であることが好ましい。これは、上ワークロール71〜73や、出側上ピンチロール8aが上下方向に可動であり、各ロールの移動に伴って回転軸の位置が変化するためである。自在継手を有することにより、各ロールの回転軸の位置に関わらず各ロールに伝達される動力が一定となる。
制御装置17は、例えばコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)がROM(Read Only Memory)等に記憶されたプログラムに従って命令を実行することによって、形状矯正装置10の各構成要素の動作や状態を制御する装置である。例えば、制御装置17は、開閉機構60、および移動機構77〜79を用いて、入側上ピンチロール6a、および各ワークロール71〜76の上下方向における位置を調整する。また、制御装置17は、出側ピンチロール8により鋼板2の長手方向に与えられる張力を制御する。当該張力の制御は、出側ピンチロール8が鋼板2に対して与える圧下力を調整することにより行われる。さらに、制御装置17は、各ワークロール71〜76の回転駆動状態を切り替える。具体的には、制御装置17は、クラッチ部15のクラッチの接続の有無を切り替えることにより、各ワークロール71〜76の駆動状態または無駆動状態を切り替える。制御装置17の具体的な動作については後述する。なお、本実施形態に係る制御装置17は、形状矯正装置10の各構成要素の動作や状態を制御するが、他の実施形態において制御装置は、各構成要素の内部にそれぞれ設けられてもよい。この場合、各構成要素の制御は、各構成要素に設けられる制御装置においてそれぞれ実施される。本実施形態では、各構成要素は、制御装置17の制御により制御対象を制御するものとする。
通板検出センサ18は、鋼板2の通板を検出するセンサである。通板検出センサは、例えば、磁気センサ、超音波センサ、赤外線センサ、または画像センサなど、鋼板2の有無を検出することが可能であるセンサであってもよい。通板検出センサ18は、形状矯正装置10内において、鋼板2の先端が出側ピンチロール8を通過する時刻を推定するのに適した位置に配置され得る。例えば、本実施形態において、通板検出センサ18は、出側ピンチロール8の入側に設けられる。かかる構成により、通板検出センサ18の検出結果に基づいて鋼板2の先端の出側ピンチロール8の通過時刻を推定することが可能である。通板検出センサ18は、検出結果を制御装置17へ出力する。なお、鋼板2の先端が出側ピンチロール8を通過したことを検出できれば、通板検出センサ18以外の装置または機構等を用いて、鋼板2の先端の通過が検出されてもよい。
以上、本実施形態に係る形状矯正装置10の構成について説明した。次に、形状矯正装置10による鋼板2の形状矯正方法について説明する。ここでは、鋼板2の先端が出側ピンチロール8を通過する前と後とに分けて説明する。なお、本実施形態において、鋼板2の先端の出側ピンチロールの通過は、通板検出センサ18による鋼板2の検出結果に基づいて判定される。
図3は、鋼板2の先端が出側ピンチロール8の上流側に位置する場合の形状矯正装置10の状態の一例を示す図である。図3を参照すると、ペイオフリール4から巻き戻された鋼板2の先端は、出側ピンチロール8の上流側に位置している。具体的には、図3に示した状態は、ペイオフリール4から巻き戻された鋼板2が入側ピンチロール6に挟み込まれてアンコイラレベラ7に送られた後、鋼板2の先端がアンコイラレベラ7内を通過している状態である。このとき、鋼板2はまだ出側ピンチロール8に到達していない。
図4は、鋼板2の先端が出側ピンチロール8の下流側に位置する場合の形状矯正装置10の状態の一例を示す図である。図4を参照すると、鋼板2の先端は出側ピンチロール8を通過している。鋼板2が出側ピンチロール8へ送られると、制御装置17は、鋼板2に伸びを生じさせるために、以下の処理を実行する。
まず、本実施形態に係る制御装置17は、出側ピンチロール8が鋼板2に与える圧下力を増加させることにより、鋼板2の長手方向に与えられる張力を増加させる。これは、鋼板2に対して与える圧下力を増加させると、鋼板2と出側ピンチロール8との間に発生する摩擦力が増大し、上記増大した摩擦力によるせん断により、張力が増加するからである。この張力は、出側ピンチロール8と、プレッシャーロール5、または入側ピンチロール6との間において発生する。なお、出側ピンチロール8は、出側上ピンチロール8aおよび出側下ピンチロール8bにより鋼板2をより強く挟みこむことで、鋼板2に与える圧下力を増加させることができる。
鋼板2に与えられる伸びは、単に鋼板2に張力を付与するだけではなく、アンコイラレベラ7の各ワークロール71〜76を鋼板2に押し込むことによっても生じる。例えば、「美坂佳助、益居健、“テンションレベラによる冷延鋼板の平坦度矯正”、塑性と加工、vol.17、no.191、1976」(以下、非特許文献と呼称する)によれば、鋼板に与えられる伸びは、鋼板に与えられる張力のみならず、レベラ(アンコイラレベラやテンションレベラ)による鋼板への押込みにより大きくなることが開示されている。そのため、出側ピンチロール8により張力が与えられた鋼板2をアンコイラレベラ7の各ワークロール71〜76によって圧下することにより、鋼板2に生じる伸びがさらに大きくなる。
さらに、本実施形態に係る制御装置17は、鋼板2の先端が出側ピンチロール8を通過する時刻に基づいて、入側ピンチロール6を開放するよう開閉機構60を制御してもよい。具体的には、制御装置17は、入側上ピンチロール6aを開閉機構60により上方に移動させることにより、鋼板2の入側ピンチロール6による挟み込みを解除してもよい。入側ピンチロール6の開放により、鋼板2は、図4に示したように、出側ピンチロール8とプレッシャーロール5との間で張力Tが付与される。入側ピンチロール6を開放し、鋼板2を出側ピンチロール8とプレッシャーロール5を用いて引っ張ることにより、張力だけではなく、曲げを鋼板2に対して与えることが可能である。これにより、鋼板2の形状不良を改善するだけでなく、腰折れによる不良の発生を同時に防ぐこともできる。
本実施例および比較例に用いられる鋼板およびアンコイラレベラ7に係る共通パラメータを表1に示す。また、実施例および比較例における各鋼板に与えられる張力T[N/mm2]、アンコイラレベラ7の各ワークロール71〜76の圧下量δ(インターメッシュ:[mm])、並びに鋼板に生じる伸率ε[%]を表2に示す。
図6は、実施例および比較例の各鋼板の通板速度に対する蛇行振幅量の大きさの変化を示したグラフである。○は実施例における鋼板の蛇行振幅量を示すプロットであり、△は比較例における鋼板の蛇行振幅量を示すプロットである。また、グラフ内の2本の直線は、実施例および比較例のプロットの各々に対応する近似直線である。
2 鋼板
3 コイル
4 ペイオフリール
5 プレッシャーロール
6 入側ピンチロール
7 アンコイラレベラ
8 出側ピンチロール
10 形状矯正装置
11 モータ
12 ギヤボックス
13 入力ギヤ
14 分配部
15 クラッチ部
16 出力スピンドル
17 制御装置
18 通板検出センサ
20 溶接機
30 ルーパー
60 開閉機構
71〜73 上ワークロール
74〜76 下ワークロール
77〜79 移動機構
Claims (6)
- ルーパーおよび溶接機より上流側に配置される形状矯正装置であって、
ペイオフリールから巻き戻される鋼板を押圧するプレッシャーロールと、
前記プレッシャーロールの下流側に配置され、複数の上ワークロールおよび複数の下ワークロールを有し、搬送される前記鋼板の反りを矯正するアンコイラレベラと、
前記アンコイラレベラの入側に配置され、前記鋼板を挟み込んで前記アンコイラレベラに搬送する入側ピンチロールと、
前記アンコイラレベラの出側に配置され、前記鋼板を挟み込んで前記溶接機に搬送する出側ピンチロールと、
前記アンコイラレベラの前記上ワークロールおよび前記下ワークロール、並びに前記出側ピンチロールに動力を分配する動力伝達機構と、
前記出側ピンチロールにより前記鋼板の長手方向に与えられる張力を制御する制御部と、
を備え、
前記動力伝達機構は、前記鋼板が前記出側ピンチロールに挟み込まれている場合、回転駆動状態にある前記上ワークロールおよび前記下ワークロールを無駆動化し、
前記制御部は、前記張力を増加させる、形状矯正装置。 - 前記動力伝達機構は、前記アンコイラレベラの前記上ワークロールおよび前記下ワークロールに対して前記動力を伝達または遮断するクラッチを有する、請求項1に記載の形状矯正装置。
- 前記アンコイラレベラの前記上ワークロールを上下方向に移動させる移動機構をさらに備え、
前記移動機構は、前記鋼板が前記出側ピンチロールに挟み込まれている場合、前記上ワークロールの少なくとも一つを下方へ移動させる、請求項1または2に記載の形状矯正装置。 - 前記入側ピンチロールを開閉させる開閉機構をさらに備え、
前記開閉機構は、前記鋼板が前記出側ピンチロールに挟み込まれている場合、前記入側ピンチロールを開放する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の形状矯正装置。 - 前記動力伝達機構は、単一の動力源から得られる動力を分配する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の形状矯正装置。
- ルーパーおよび溶接機より上流側に配置される形状矯正装置を用いた形状矯正方法であって、
前記形状矯正装置は
ペイオフリールから巻き戻される鋼板を押圧するプレッシャーロールと、
前記プレッシャーロールの下流側に配置され、複数の上ワークロールおよび複数の下ワークロールを有し、搬送される前記鋼板の反りを矯正するアンコイラレベラと、
前記アンコイラレベラの入側に配置され、前記鋼板を挟み込んで前記アンコイラレベラに搬送する入側ピンチロールと、
前記アンコイラレベラの出側に配置され、前記鋼板を挟み込んで前記溶接機に搬送する出側ピンチロールと、
前記アンコイラレベラの前記上ワークロールおよび前記下ワークロール、並びに前記出側ピンチロールに動力を分配する動力伝達機構と、
を備え、
前記鋼板が前記出側ピンチロールに挟み込まれているときに、
前記動力伝達機構を用いて回転駆動状態にある前記上ワークロールおよび前記下ワークロールを無駆動化し、前記出側ピンチロールに分配される動力を増加させ、
前記増加した動力を用いて前記出側ピンチロールにより前記鋼板の長手方向に与えられる張力を増加させる、形状矯正方法。
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