JP2017175050A - インターコネクタ及びソーラーパネル - Google Patents

インターコネクタ及びソーラーパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2017175050A
JP2017175050A JP2016061756A JP2016061756A JP2017175050A JP 2017175050 A JP2017175050 A JP 2017175050A JP 2016061756 A JP2016061756 A JP 2016061756A JP 2016061756 A JP2016061756 A JP 2016061756A JP 2017175050 A JP2017175050 A JP 2017175050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interconnector
solar
electrodes
solar cell
solar panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016061756A
Other languages
English (en)
Inventor
博隆 稲葉
Hirotaka Inaba
博隆 稲葉
元哉 坂部
Motochika Sakabe
元哉 坂部
由貴 工藤
Yuki Kudo
由貴 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2016061756A priority Critical patent/JP2017175050A/ja
Publication of JP2017175050A publication Critical patent/JP2017175050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】複数の第1電極と複数の第2電極とを備えたインターコネクタを採用したソーラーパネルにおいて、ソーラーパネルに温度変化による伸縮が生じても、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの通電不良の発生を抑制可能なソーラーパネルを提供する。【解決手段】本発明のソーラーパネルはインターコネクタ9を備えている。インターコネクタ9は、第1電極91〜93と、第2電極94〜96と、接続体97とを備えている。接続体97には、第1〜6左側スリット23a〜23fと、第1〜6右側スリット27a〜27fとが形成されている。第1〜6左側スリット23a〜23fと、第1〜6右側スリット27a〜27fとは、左右方向で隣接しており、それぞれ前後方向に延びている。【選択図】図3

Description

本発明はインターコネクタ及びソーラーパネルに関する。
特許文献1に従来のソーラーパネルが開示されている。このソーラーパネルは、保護カバーと、背面カバーと、第1太陽電池セルと、第2太陽電池セルと、インターコネクタと、封止材とを備えている。
保護カバーは無機ガラスで形成されており、表面から裏面まで透光性を有している。背面カバーは樹脂フィルム等で形成されている。第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとは、第1方向で隣接して配置されている。具体的には、第1太陽電池セルは第1方向の一方側に位置しており、第2太陽電池セルは第1方向の他方側に位置している。
インターコネクタは平板状に形成されている。インターコネクタは、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間において、第1太陽電池セル及び第2太陽電池セルに対して水平に配置されている。インターコネクタは、第1太陽電池セルと接続される複数の第1電極と、第2太陽電池セルと接続される複数の第2電極と、各第1電極と各第2電極とを接続する接続体とを備えている。
このソーラーパネルでは、第1方向で隣接する第1太陽電池セルと第2太陽電池セル同士がインターコネクタを介して通電可能となっている。
特開2005−191479号公報
ところで、この種のソーラーパネルでは、製造時や使用時における温度変化により伸縮が生じ得ることから、隣接する第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が変化する。このため、上記従来のソーラーパネルにおいて、温度変化による収縮で第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が狭くなれば、インターコネクタが厚さ方向に折損する懸念がある。一方、温度変化による伸張で第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が広くなれば、各第1電極と第1太陽電池セルとが離別したり、各第2電極と第2太陽電池セルとが離別したりする懸念がある。
これらのため、このソーラーパネルでは、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとが好適に通電し得ないおそれがある。特に、保護カバーや背面カバーを樹脂製とした場合には、これらの熱膨張係数が大きいため、上記の問題がより顕著となる。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、複数の第1電極と複数の第2電極とを備えたインターコネクタを採用したソーラーパネルにおいて、ソーラーパネルに温度変化による伸縮が生じても、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの通電不良の発生を抑制可能なソーラーパネルを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のインターコネクタは、第1方向で隣接し、前記第1方向の一方側に位置する第1太陽電池セルと、前記第1方向の他方側に位置する第2太陽電池セルとを互いに通電可能に接続するインターコネクタであって、
前記第1太陽電池セルと接続される2以上の第1電極と、
前記第2太陽電池セルと接続される2以上の第2電極と、
板状に形成されて各前記第1電極と各前記第2電極との間に設けられ、各前記第1電極と各前記第2電極とに接続して前記第1方向と略直交する第2方向に延びる接続体とを備え、
前記接続体には、前記第1方向で隣接し、前記第2方向に延びる少なくとも2つのスリットが形成されていることを特徴とする。
本発明のインターコネクタは、複数の第1電極と複数の第2電極とを備えているインターコネクタにおいて、接続体に少なくとも2つのスリットが形成されている。これらのスリットは第1方向で隣接しており、それぞれ第2方向に延びている。このため、これらのスリットが第1方向に変形することにより、接続体は第1方向に変形し、各第1電極と各第2電極との間隔を変化させることができる。具体的には、温度変化による収縮で第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が狭くなれば、接続体では、各スリットが第1方向に潰れるように変形する。この結果、接続体は、各第1電極と各第2電極とを第1方向で近づけることができる。このため、このインターコネクタでは、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が狭くなっても、それによって厚さ方向に折損することを防止できる。
また、温度変化による伸張によって第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が広くなれば、接続体では、各スリットが第1方向に広がるように変形する。この結果、接続体は、各第1電極と各第2電極とを第1方向で遠ざけることができる。このため、このインターコネクタでは、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が広くなっても、それによって各第1電極と第1太陽電池セルとが離別したり、各第2電極と第2太陽電池セルとが離別したりすることを防止できる。
そして、このインターコネクタは、複数の第1電極と複数の第2電極とを備えているため、第1太陽電池セルに対して複数の第1電極が接続し、また、第2太陽電池セルに対して複数の第2電極が接続する。これにより、このインターコネクタでは、例えば、第1太陽電池セルに対して1つの第1電極のみが接続し、第2太陽電池セルに対して1つの第2電極のみが接続する構成と比較して、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの通電不良が生じ難い。
したがって、本発明のインターコネクタは、複数の第1電極と複数の第2電極とを備えたインターコネクタを採用したソーラーパネルにおいて、ソーラーパネルに温度変化による伸縮が生じても、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの通電不良の発生を抑制できる。
接続体には、各スリットを第2方向に分断する複数の分断部が形成され得る。そして、各分断部のうち、第1方向に配置された分断部同士は、互いに第2方向にずれていることが好ましい。この場合には、分断部によって各スリットが第2方向に分断される結果、接続体には、より多くのスリットが形成される。また、第1方向に配置された分断部同士は、互いに第2方向にずれているため、接続体が上記のように各第1電極と各第2電極との間隔を変化させるに当たって、分断部はそれを妨げ難い。これらのため、このインターコネクタでは、接続体が各第1電極と各第2電極との間隔を好適に変化させること可能となる。
各分断部は、第2方向において両端に位置する各スリットを除き、第2方向に等しい長さで各スリットを分断することが好ましい。この場合、接続体に対して各スリットを容易に形成することが可能となる。
各第1電極、各第2電極及び接続体は1枚の板材からなることが好ましい。この場合には、インターコネクタの製造を容易化することができ、製造コストを低廉化することができる。
本発明のソーラーパネルは、上記のインターコネクタと、表面から裏面まで透光性を有する保護カバーと、背面カバーと、前記第1太陽電池セルと、前記第2太陽電池セルと、前記保護カバーと前記背面カバーとの間で前記第1太陽電池セルと前記第2太陽電池セルと前記インターコネクタとを封止状態で固定する封止材とを備えていることを特徴とする。
本発明のソーラーパネルは、上記のインターコネクタを備えている。このため、このソーラーパネルでは、複数の第1電極と複数の第2電極とを備えたインターコネクタにおいて、温度変化による収縮によって第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が狭くなっても、それによってインターコネクタが厚さ方向に折損することを防止できる。また、このソーラーパネルでは、温度変化による膨張によって第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの間隔が広くなっても、それによって、各第1電極と第1太陽電池セルとが離別したり、各第2電極と第2太陽電池セルとが離別したりすることを防止できる。
したがって、本発明のソーラーパネルは、複数の第1電極と複数の第2電極とを備えたインターコネクタを採用したソーラーパネルにおいて、ソーラーパネルに温度変化による伸縮が生じても、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの通電不良の発生を抑制できる。
本発明のインターコネクタは、複数の第1電極と複数の第2電極とを備えたインターコネクタを採用したソーラーパネルにおいて、ソーラーパネルに温度変化による伸縮が生じても、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの通電不良の発生を抑制できる。また、本発明ソーラーパネルは、複数の第1電極と複数の第2電極とを備えたインターコネクタを採用したソーラーパネルにおいて、ソーラーパネルに温度変化による伸縮が生じても、第1太陽電池セルと第2太陽電池セルとの通電不良の発生を抑制できる。
図1は、実施例のソーラーパネルを示す上面図である。 図2は、実施例のソーラーパネルに係り、図1におけるA−A断面を示す拡大断面図である。 図3は、実施例のソーラーパネルに係り、インターコネクタを示す拡大上面図である。 図4は、実施例のソーラーパネルに係り、第1太陽電池セル、第2太陽電池セル及びインターコネクタを示す拡大上面図である。 図5は、実施例のソーラーパネルに係り、製造工程における準備工程を示す断面図である。 図6は、実施例のソーラーパネルに係り、製造工程における封止工程を示す断面図である。 図7は、実施例のソーラーパネルに係り、製造工程におけるラミネート工程を示す断面図である。 図8は、実施例のソーラーパネルが収縮した際の第1太陽電池セル、第2太陽電池セル及びインターコネクタを示す拡大上面図である。 図9は、実施例のソーラーパネルが伸張した際の第1太陽電池セル、第2太陽電池セル及びインターコネクタを示す拡大上面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、実施例のソーラーパネルは、保護板1と、複数の第1太陽電池セル3と、複数の第2太陽電池セル5と、複数のタブ線7a、7bと、複数のインターコネクタ9と、封止材11と、図2に示す背面パネル13とを備えている。保護板1が本発明における保護カバーに相当する。また、背面パネル13が本発明における背面カバーに相当する。なお、説明を容易にするため、図1では、破断線により保護板1の一部の図示を省略している。
本実施例では、図1中に示す矢印方向によってソーラーパネルの左右方向及び前後方向を規定している。左右方向と前後方向とは直交する。そして、図2等では、図1に対応してソーラーパネルの各方向を規定している他、ソーラーパネルの厚さ方向である上下方向を規定している。ソーラーパネルの左右方向が本発明における第1方向に相当する。より詳細には、左方向が本発明における第1方向の一方側に相当し、右方向が本発明における第1方向の他方側に相当する。また、ソーラーパネルの前後方向が本発明における第2方向に相当する。より詳細には、後方向が第2方向の一方側であり、前方向が第2方向の他方側となる。なお、これらの各方向は説明の便宜上のための一例であり、各方向はソーラーパネルの使用時における方向とは関係しない。
図2に示すように、保護板1は、表面1aから裏面1bまで透光性を有するポリカーボネートを主成分とする樹脂によって形成されている。保護板1の表面1aはソーラーパネルの表面、つまり、ソーラーパネルの意匠面を構成している。表面1aは平坦かつ水平に形成されており、裏面1bも表面1aと平行かつ平坦に形成されている。これにより、図1に示すように、保護板1は略矩形の平板状に形成されている。なお、保護板1を他の樹脂や無機ガラス等によって形成しても良い。また、保護板1の厚さは適宜設計することができる。さらに、保護板1に代えて、例えば、透光性を有する保護フィルム等によって本発明における保護カバーを形成することもできる。
また、保護板1には隠蔽部10が形成されている。隠蔽部10は、保護板1の表面1a側から各タブ線7a、7bを隠蔽可能な本体部分10aと、表面1a側から各インターコネクタ9及び後述する第1、2連結部15a、15bを隠蔽可能な複数の連結部分10bとで構成されている。
これらの本体部分10a及び各連結部分10bは、保護板1の裏面1bの所定の位置を黒色等の不透明色で塗装したり、裏面1bの所定の位置に黒色等の不透明色を印刷したりすることによって形成されている。具体的には、本体部分10aは、保護板1において各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5の外域となる位置に形成されており、各第1、2太陽電池セル3、5を囲包する枠状をなしている。各連結部分10bは、本体部分10aの内側に位置しており、それぞれ、保護板1の前後方向に延びて本体部分10aの前端側と後端側とに連続している。ここで、連結部分10bの個数は、左右方向で隣接する各第1太陽電池セル3と各第2太陽電池セル5との間隔の数に応じて規定されている。また、各連結部分10bの大きさは、左右方向で隣接する各第1太陽電池セル3と各第2太陽電池セル5との間隔の大きさ、具体的には、後述する間隔W1(図4参照)の大きさに対応して規定されている。なお、説明を容易にするため、図2及び図5〜7では隠蔽部10の図示を省略している。
図2に示す各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5には、結晶シリコンが採用されている。各第1、2太陽電池セル3、5は、いずれも同一の構成であり、同一の性能を発揮するようになっている。具体的には、各第1太陽電池セル3は薄膜状をなしており、表面3aと裏面3bとを有している。また、各第2太陽電池セル5も薄膜状をなしており、表面5aと裏面5bとを有している。各第1太陽電池セル3の裏面3b及び各第2太陽電池セル5の裏面5bには、それぞれ通電部(図示略)が3つずつ設けられている。なお、各第1、2太陽電池セル3、5の各表面3a、5aに各通電部を設けても良い。
図1に示すように、これらの各第1、2太陽電池セル3、5は、ソーラーパネルの前後方向及び左右方向に格子状に配設されている。また、第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5とは、左右方向で交互に隣接するように配置されている。なお、各第1、2太陽電池セル3、5の大きさや個数は、ソーラーパネルの大きさ等によって適宜変更可能である。
タブ線7a、7bは、金属の薄板によって形成されている。タブ線7a、7bは、ソーラーパネルの右端側又は左端側に配置されている。また、タブ線7a、7b同士は、一定の間隔を隔てて配置されている。タブ線7a、7bは、前後方向で異なる列に位置する各第1太陽電池セル3又は各第1太陽電池セル5を通電可能に接続する。なお、タブ線7a、7bの形状や個数の他、各第1、2太陽電池セル3、5との接続位置等については適宜変更可能である。
図3に示すように、インターコネクタ9は、第1電極91〜93と、第2電極94〜96と、接続体97とを備えている。これらの第1電極91〜93と、第2電極94〜96と、接続体97とは、銅板を打ち抜き加工することによって一体で形成されている。なお、銅板以外の金属板によってインターコネクタ9を形成しても良い。
各第1電極91〜93及び各第2電極94〜96は、いずれも板状に形成されている。各第1電極91〜93はインターコネクタ9の左側に位置しており、それぞれ前後方向に等間隔で配置されている。各第2電極94〜96はインターコネクタ9の右側に位置しており、各第1電極91〜93と対応するように前後方向に等間隔で配置されている。具体的には、第1電極91と第2電極94とは、インターコネクタ9の前方に位置している。第1電極92と第2電極95とは、インターコネクタ9の後方に位置している。そして、第1電極93と第2電極96とは、インターコネクタ9の前後方向の中央に位置している。
第1電極91は、インターコネクタ9の後方に延びる第1基部91aと、第1基部91aと一体をなして、第1基部91aの前端から左側に向かって延びる第1接点部91bとを有している。第2電極94は第1電極91と左右対称の形状であり、第1基部91aと同形状の第2基部94aと、第2基部94aの前端から右側に向かって延びる第2接点部94bとを有している。
第1電極92は、インターコネクタ9の前方に延びる第1基部92aと、第1基部92aと一体をなして、第1基部92aの後端から左側に向かって延びる第1接点部92bとを有している。第2電極95は第1電極92と左右対称の形状であり、第1基部92aと同形状の第2基部95aと、第2基部95aの後端から右側に向かって延びる第2接点部95bとを有している。
第1電極93は、インターコネクタ9の前後方向に延びる第1基部93aと、第1基部93aと一体をなして、第1基部93aの前後方向の中央からから左側に向かって延びる第1接点部93bとを有している。第2電極96は第1電極93と左右対称の形状であり、第1基部91aと同形状の第2基部96aと、第2基部96aの前後方向の中央から右側に向かって延びる第2接点部96bとを有している。なお、各第1電極91〜93及び各第2電極94〜96の形状は適宜設計可能である
接続体97は、インターコネクタ9の前後方向に延びる板状に形成されており、左端縁97a、右端縁97b、上端縁97c及び下端縁97dを有している。左端縁97a及び右端縁97bは前後方向に平行に延びている。上端縁97cは、左端縁97aの上端と右端縁97bの上端とに接続しており、前方に向かって突出する円弧状をなしている。下端縁97dは、左端縁97aの下端と右端縁97bの下端とに接続しており、後方に向かって突出する円弧状をなしている。接続体97は、各第1電極91〜93と、各第2電極94〜96との間に配置されている。接続体97は、左端縁97aで各第1電極91〜93と接続しており、右端縁97bで各第2電極94〜96と接続している。
接続体97には、左側スリット23と、第1〜5左側分断部25a〜25eと、右側スリット27と、第1〜5右側分断部29a〜29eとが形成されている。左側スリット23及び右側スリット27は、ともに前後方向に延びている。左側スリット23及び第1〜5左側分断部25a〜25eは、接続体97において左側に配置されている。また、右側スリット27及び第1〜5右側分断部29a〜29eは、左側スリット23及び第1〜5左側分断部25a〜25eの右側、すなわち、接続体97において左側に配置されている。つまり、左側スリット23と右側スリット27とは左右方向で隣接している。
左側スリット23は、第1〜5左側分断部25a〜25eによって、第1〜6左側スリット23a〜23fに分断されている。また、右側スリット27は、第1〜5右側分断部29a〜29eによって、第1〜6右側スリット27a〜27fに分断されている。左側スリット23及び右側スリット27、ひいては、第1〜6左側スリット23a〜23f及び第1〜6右側スリット27a〜27fは、本発明におけるスリットに相当する。また、第1〜5左側分断部25a〜25e及び第1〜5右側分断部29a〜29eは、本発明における分断部に相当する。なお、第1〜6左側スリット23a〜23fや第1〜6右側スリット27a〜27fの個数は適宜変更可能である。また、第1〜5左側分断部25a〜25eや第1〜5右側分断部29a〜29eの個数についても適宜変更可能である。
ここで、第1〜5左側分断部25a〜25eと第1〜5右側分断部29a〜29eとについては、接続体97において左右に配置されているものの、これらは、左右方向に整列するようには配置されていない。つまり、第1〜5左側分断部25a〜25eと第1〜5右側分断部29a〜29eとは、前後方向にずれるように配置されている。具体的には、第1〜5左側分断部25a〜25eに対して、第1〜5右側分断部29a〜29eは前方にずれて配置されている。なお、第1〜5左側分断部25a〜25eに対して、第1〜5右側分断部29a〜29eを後方にずらして配置しても良い。
第1〜5左側分断部25a〜25eにより、第1〜6左側スリット23a〜23fは、それぞれインターコネクタ9の前後方向に延びる長円形状に形成されており、接続体97において、前後方向に整列して配置されている。第1〜6左側スリット23a〜23fのうち、第1左側スリット23aは最前部に配置されており、第6左側スリット23fは最後部に配置されている。ここで、第1〜6左側スリット23a〜23fは、第6左側スリット23fを除いて、前後方向に等しい長さに形成されている。具体的には、第6左側スリット23fは、第1〜5左側スリット23a〜23eに比べて、前後方向に短く形成されている。
第1〜5右側分断部29a〜29eにより、第1〜6右側スリット27a〜27fについても、それぞれインターコネクタ9の前後方向に延びる長円形状に形成されており、接続体97において、前後方向に整列して配置されている。第1〜6右側スリット27a〜27fのうち、第1右側スリット27aは最前部に配置されており、第6左側スリット27fは最後部に配置されている。ここで、第1〜6右側スリット27a〜27fは、第1右側スリット27aを除いて、前後方向に等しい長さに形成されている。具体的には、上記のように、第1〜5右側分断部29a〜29eが第1〜5左側分断部25a〜25eに対して前方にずれて配置されているため、第1〜6右側スリット27a〜27fでは、第2〜6右側スリット27b〜27fに比べて、第1右側スリット27aが前後方向に短く形成されている。
そして、インターコネクタ9では、第1〜5左側スリット23a〜23eと第2〜6右側スリット27b〜27fとが等しい長さとなっており、第6左側スリット23fと第1右側スリット27aとが等しい長さとなっている。また、第1左側スリット23aと第1右側スリット27aとは、前端の位置が左右方向に整列しており、第6左側スリット23fと第6右側スリット27fとは、後端の位置が左右方向に整列している。
図4に示すように、インターコネクタ9において、各第1電極91〜93は、第1太陽電池セル3の各通電部と通電可能となるように、第1太陽電池セル3と接続される。また、各第2電極94〜96は、第2太陽電池セル5の各通電部と通電可能となるように、第2太陽電池セル5と接続される。つまり、インターコネクタ9は、各第1電極91〜93を通じて第1太陽電池セル3と3箇所で接続しており、各第2電極94〜96を通じて第2太陽電池セル5と3箇所で接続している。
また、上記のように、通電部は第1、2太陽電池セル3、5の各裏面3b、5bに設けられているため、図2に示すように、各第1電極91〜93は、それぞれ第1太陽電池セル3の裏面3b側に接続される。同様に、各第2電極94〜96は、それぞれ第2太陽電池セル5の裏面5b側に接続される。なお、説明を容易にするため、図2及び図5〜7ではインターコネクタ9の形状を簡略化して図示しているとともに、図2では、第1、2電極91〜96のうち、第1、2電極93、96のみを図示している。また、各通電部を第1、2太陽電池セル3、5の各表面3a、5aに設けることにより、各第1電極91〜93を第1太陽電池セル3の表面3a側に接続し、各第2電極94〜96を第2太陽電池セル5の表面5a側に接続する構成としても良い。
こうして、インターコネクタ9は、第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5との間に配置される。また、図2に示すように、インターコネクタ9は、第1太陽電池セル3及び第2太陽電池セル5に対して水平に配置される。そして、ソーラーパネルでは、左右方向で隣接する第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5とは、インターコネクタ9によって通電可能に接続される。この際、インターコネクタ9により、第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5とは、図4に示す間隔W1を隔てて配置される。
図2に示す封止材11としては、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が採用されている。封止材11は、後述するように、シート状の封止材11a、11bからなる。封止材11は、保護板1と背面パネル13との間、より詳細には、保護板1の裏面1bと背面パネル13の表面13aとの間で各第1、2太陽電池セル3、5と、各タブ線7a、7bと、各インターコネクタ9とを封止状態で固定する。これにより、封止材11は、保護板1及び背面パネル13と一体をなしているとともに、封止状態で固定した各第1、2太陽電池セル3、5等を水分や酸素による劣化から保護する。また、封止材11には、後述する第1シリコン樹脂17a及び第2シリコン樹脂17bが設けられている。なお、上記のEVAに代えて、例えば、アイオノマー樹脂の他、シリコン樹脂やポリオレフィン等を封止材11として採用することもできる。
背面パネル13は、アルミニウム合金等の金属板によって形成されている。背面パネル13は略矩形の平板状に形成されており、保護板1の裏面1b、各第1、2太陽電池セル3、5及び封止材11と対面する表面13aと、表面13aと反対側の面である裏面13bとを有している。背面パネル13は封止材11の裏面側に設けられおり、封止材11とともに、各第1、2太陽電池セル3、5等を水分や酸素による劣化から保護する。また、背面パネル13は、保護板1の剛性が十分ではない場合には、ソーラーパネルの剛性を確保する。なお、背面パネル13を炭素繊維強化樹脂(CFRP)等の樹脂によって形成しても良い。ここで、保護板1を上記のように樹脂製とするとともに、背面パネル13も樹脂製として、保護板1と背面パネル13との両方でソーラーパネルに必要な剛性を確保するように構成しても良い。また、ソーラーパネルの剛性を確保可能な程度に保護板1が剛性を有している場合には、背面パネル13に代えて、例えばポリエーテルケトン(PEK)等からなる薄膜状のフィルムを背面カバーとして採用しても良い。
各第1、2太陽電池セル3、5と背面パネル13とは、第1、2シリコン樹脂17a、17bによって接着されている。具体的には、背面パネル13の表面13aと各第1太陽電池セル3の各裏面3bとは、第1シリコン樹脂17aによって接着されている。また、背面パネル13の表面13aと各第2太陽電池セル5の各裏面5bとは、第2シリコン樹脂17bによって接着されている。なお、第1シリコン樹脂17aと第2シリコン樹脂17bとは同一の材料を用いても良い。また、他の条件を考慮して、第1シリコン樹脂17aと第2シリコン樹脂17bとで異なる材料を用いても良い。
このソーラーパネルは、以下のように製造される。まず、準備工程として、図5に示すように、加熱可能な真空成形治具19を用意する。そして、予め形成された保護板1を真空成形治具19に載置する。この際、表面1aを真空成形治具19に対面させた状態で保護板1を真空成形治具19に載置する。
次いで、図6に示すように、封止工程として、まず初めに保護板1の裏面1b側に、シート状の封止材11a、各第1、2太陽電池セル3、5、タブ線7a、7b、各インターコネクタ9、シート状の封止材11bをこの順序で配置する。この際、各第1、2太陽電池セル3、5は、各タブ線7a、7bや各インターコネクタ9により、互いに通電可能に接続された状態となっている。
ここで、封止材11bには、各第1太陽電池セル3の裏面3bと対面する位置に第1切欠き110aが形成されているとともに、各第2太陽電池セル5の裏面5bと対面する位置に第2切欠き110bが形成されている。第1切欠き110a及び第2切欠き110bは、それぞれ第1太陽電池セル3及び第2太陽電池セル5の個数に対応して、封止材11bに形成されている。そして、各第1切欠き110aに対して第1シリコン樹脂17aを充填し、各第2切欠き110bに対して第2シリコン樹脂17bを充填する。その後、表面13aを保護板1の裏面1bに対面させた状態で背面パネル13配置する。
これらの各第1、2太陽電池セル3、5等を配置するとともに、第1、2シリコン樹脂17a、17bを充填した後、ラミネート工程を行う。具体的には、図7に示すように、真空成型治具19に向けてダイヤフラム21を押し当てつつ、真空成型治具19とダイヤフラム21との間、すなわち、ソーラーパネルを構成する上記の各部材同士の間を真空状態とする。また、ダイヤフラム21の押し当てと同時に真空成型治具19を加熱することにより、封止材11a、11bを軟化させ、各部材同士を密着させる。これにより、保護板1の裏面1bと背面パネル13の表面13aとの間に各第1、2太陽電池セル3、5、各タブ線7a、7b及び各インターコネクタ9を封止状態で固定する。さらに、各第1シリコン樹脂17aによって、各第1太陽電池セル3と背面パネル13とが接着されるとともに、各第2シリコン樹脂17bによって、各第2太陽電池セル5と背面パネル13とが接着される。こうして、ソーラーパネルが完成する。
図4に示すように、このソーラーパネルでは、左右方向で隣接する第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5とがインターコネクタ9によって通電可能に接続される。そして、インターコネクタ9では、各第1電極91〜93と各第2電極94〜96とが接続体97によって接続されている。
そして、接続体97では、第1〜6左側スリット23a〜23fと、第1〜6右側スリット27a〜27fと、第1〜5左側分断部25a〜25eと、第1〜5右側分断部29a〜29eとが形成されている。第1〜6左側スリット23a〜23fと第1〜6右側スリット27a〜27fとは、左右方向に隣接しており、それぞれ前後方向に延びている。このため、このソーラーパネルでは、製造時や使用時における温度変化による熱伸縮で第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5とが同図に示す間隔W1から、図8に示す間隔W2や図9に示す間隔W3に変化すれば、それに応じて、インターコネクタ9では、第1〜5左側スリット23a〜23eと第2〜6右側スリット27b〜27fとが左右方向に変形する。これにより、インターコネクタ9では、接続体97の左端縁97aと右端縁97bとが左右方向に変形することで、接続体97が左右方向に変形し、各第1電極91〜93と各第2電極94〜96との間隔を変化させることができる。
具体的には、図8に示すように、温度変化によってソーラーパネルが収縮すれば、第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5とが互いに左右方向で近づく。このため、各第1太陽電池セル3と各第2太陽電池セル5との間は間隔W2となり、図3に示す間隔W1よりも狭くなる。これにより、各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5は、インターコネクタ9を左右方向から押圧する。これに応じて、接続体97では、第1〜5左側スリット23a〜23e及び第2〜6右側スリット27b〜27fがそれぞれ左右方向に潰れるように変形する。なお、本実施例では、他の第1左側スリット23a等に比べて前後方向に短く形成された第6左側スリット23f及び第1右側スリット27aについては、第1左側スリット23a等のような変形は生じていない。
このように第1〜5左側スリット23a〜23e及び第2〜6右側スリット27b〜27fが変形する結果、接続体97では、左端縁97aと右端縁97bとが左右方向に近づくように変形することで、接続体97が左右方向に潰れるように変形する。これにより、接続体97は、各第1電極91〜93と各第2電極94〜96とを左右方向で近づけることができる。つまり、インターコネクタ9では、第1〜5左側スリット23a〜23e及び第2〜6右側スリット27b〜27fが左右方向に潰れることにより、ソーラーパネルの収縮時に各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5によって左右方向から押圧される負荷を緩衝する。こうして、このソーラーパネルでは、第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5との間隔が狭くなっても、それによってインターコネクタ9が厚さ方向に折損することを防止できる。
また、図9に示すように、温度変化によってソーラーパネルが伸張すれば、第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5とが互いに左右方向で遠ざかる。このため、第1太陽電池セル3と第2太陽電池セル5との間は間隔W3となり、図3に示す間隔W1よりも広くなる。これにより、各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5は、インターコネクタ9を左右方向へ牽引する。これに応じて、接続体97では、第1〜5左側スリット23a〜23e及び第2〜6右側スリット27b〜27fがそれぞれ左右方向に広がるように変形する。なお、この場合についても、第6左側スリット23f及び第1右側スリット27aは、第1左側スリット23a等のようには変形していない。
このように第1〜5左側スリット23a〜23e及び第2〜6右側スリット27b〜27fが変形する結果、接続体97では、左端縁97aと右端縁97bとが左右方向で遠ざかるように変形することで、接続体97は左右方向に広がるように変形する。このため、接続体97は、各第1電極91〜93と各第2電極94〜96とを左右方向で遠ざけることができる。つまり、インターコネクタ9では、第1〜5左側スリット23a〜23e及び第2〜6右側スリット27b〜27fが左右方向に広がることにより、ソーラーパネルの伸張時に各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5によって左右方向から牽引される負荷を緩衝する。こうして、このソーラーパネルでは、各第1太陽電池セル3と各第2太陽電池セル5との間隔が広くなっても、それによって各第1電極91〜93と各第1太陽電池セル3とが離別したり、各第2電極94〜96と各第2太陽電池セル5とが離別したりすることを防止できる。
ここで、インターコネクタ9では、第1〜5左側分断部25a〜25eによって、左側スリット23が前後方向に分断されており、第1〜5右側分断部29a〜29eによって、右側スリット27が前後方向に分断されている。これにより、接続体97には、多くのスリット、具体的には、第1〜6左側スリット23a〜23fと第1〜6右側スリット27a〜27fとを合わせて12個のスリットが形成されている。このため、接続体97は左右方向に変形し易くなっている。また、第1〜5左側分断部25a〜25eと第1〜5右側分断部29a〜29eとは、前後方向にずれて配置されている。これにより、接続体97が上記のように各第1電極91〜93と各第2電極94〜96との間隔を変化させるに当たって、第1〜5左側分断部25a〜25e及び第1〜5右側分断部29a〜29eは、それを妨げ難くなっている。これらのため、インターコネクタ9では、接続体97が各第1電極91〜93と各第2電極94〜96との間隔を好適に変化させること可能となっている。
そして、インターコネクタ9は、第1電極91〜93と第2電極94〜96とを備えている。このため、各第1太陽電池セル3に対して第1電極91〜93が接続し、また、各第2太陽電池セル5に対して第2電極94〜96が接続する。これにより、このソーラーパネルでは、例えば、各第1太陽電池セル3に対して1つの第1電極のみが接続し、各第2太陽電池セル5に対して1つの第2電極のみが接続するインターコネクタを採用する場合と比較して、各第1太陽電池セル3と各第2太陽電池セル5との通電不良が生じ難くなっている。
したがって、実施例のソーラーパネルは、第1電極91〜93と第2電極94〜96とを備えたインターコネクタ9を採用したソーラーパネルにおいて、ソーラーパネルに温度変化による伸縮が生じても、各第1太陽電池セル3と各第2太陽電池セル5との通電不良の発生を抑制できる。
また、インターコネクタ9では、第1〜5左側分断部25a〜25eは、第6左側スリット23fを除いて、第1〜5左側スリット23a〜23eを等しい長さに形成しており、第1左側スリット23aと第6左側スリット23fとは長さが異なっている。また、第1〜5右側分断部29a〜29eは、第1右側スリット27aを除いて、第2〜6右側スリット27b〜27fを等しい長さに形成しており、第1右側スリット27aと第6右側スリット27fとは長さが異なっている。これにより、インターコネクタ9では、接続体97に対して第1〜6左側スリット23a〜23f及び第1〜6右側スリット27a〜27fを容易に形成することが可能となっている。
また、このソーラーパネルでは、インターコネクタ9が1枚の銅板を打ち抜き加工することによって形成されており、各第1電極91〜93、各第2電極94〜96及び接続体97が1枚の銅板によって形成されている。このため、このソーラーパネルでは、インターコネクタ9の製造を容易化でき、製造コストを低廉化することが可能となっている。
また、このソーラーパネルでは、各第1シリコン樹脂17aによって、各第1太陽電池セル3と背面パネル13とが接着されているとともに、各第2シリコン樹脂17bによって、各第2太陽電池セル5と背面パネル13とが接着されている。これらのため、このソーラーパネルでは、製造時に各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5の位置決めを容易に行うことが可能となっている。また、製造時や使用時における温度変化で背面パネル13が伸縮した際に、各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5を背面パネル13に追従させて移動させることができる。このため、このソーラーパネルでは、保護板1に対する各第1太陽電池セル3や各第2太陽電池セル5の位置のずれを抑制することが可能となっている。このため、このソーラーパネルでは温度変化による伸縮が生じても、それによって、各第1太陽電池セル3や各第2太陽電池セル5の一部が隠蔽部材10の本体部分10aや各連結部分10bに隠蔽されることを防止することが可能となっている。
ここで、各第1太陽電池セル3及び各第2太陽電池セル5は、それぞれ裏面3b、5b側で背面パネル13に接着されている。このため、保護板1の表面1a側からソーラーパネルを見た場合であっても、各第1、2シリコン樹脂17a、17bは見えることがない。このため、このソーラーパネルでは美観も高くなっている。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、インターコネクタ9について、第1電極91、92と、第2電極94、95とを備える構成としても良い。また、インターコネクタ9について、4つ以上の第1電極と、4つ以上の第2電極とを備える構成としても良い。
また、接続体97において、左側スリット23の左側や右側スリット27の左側、すなわち、第1〜6左側スリット23a〜23fの左側や第1〜6右側スリット27a〜27fの右側に、前後方向に延びるスリットをさらに形成しても良い。
さらに、接続体97において、左側スリット23及び右側スリット27のみをそれぞれ1つずつ形成する構成としても良い。
また、第6左側スリット23f及び第1右側スリット27aについて、各第1太陽電池セル3と拡大2太陽電池セル5との間隔が変化した際に、他の第1左側スリット23a等と同様に変形可能となるように構成しても良い。
さらに、各第1シリコン樹脂17aによって、各第1太陽電池セル3の表面3aと保護板1の裏面1bとを接着し、各第2シリコン樹脂17bによって、各第2太陽電池セル5の表面5aと保護板1の裏面1bとを接着する構成としても良い。この場合には、発電効率の低下を抑制するため、各第1、2シリコン樹脂17a、17bは透光性を有していることが好ましい。
また、実施例のソーラーパネルは平板形状に限らず、湾曲形状に形成されても良い。
本発明は、車両のルーフに設けられるソーラーパネルの他、各種の太陽光発電設備に用いるソーラーパネル等に利用可能である。
1…保護板(保護カバー)
3…第1太陽電池セル
5…第2太陽電池セル
9…インターコネクタ
11…封止材
13…背面パネル(背面カバー)
17a…第1シリコン樹脂(第1接着剤)
17b…第2シリコン樹脂(第2接着剤)
23…左側スリット(スリット)
23a〜23f…第1〜6左側スリット(スリット)
25a〜25e…第1〜5左側分断部(分断部)
27…右側スリット(スリット)
27a〜27f…第1〜6右側スリット(スリット)
29a〜29e…第1〜5右側分断部(分断部)
91〜93…第1電極
94〜96…第2電極
97…接続体

Claims (5)

  1. 第1方向で隣接し、前記第1方向の一方側に位置する第1太陽電池セルと、前記第1方向の他方側に位置する第2太陽電池セルとを互いに通電可能に接続するインターコネクタであって、
    前記第1太陽電池セルと接続される2以上の第1電極と、
    前記第2太陽電池セルと接続される2以上の第2電極と、
    板状に形成されて各前記第1電極と各前記第2電極との間に設けられ、各前記第1電極と各前記第2電極とに接続して前記第1方向と略直交する第2方向に延びる接続体とを備え、
    前記接続体には、前記第1方向で隣接し、前記第2方向に延びる少なくとも2つのスリットが形成されていることを特徴とするインターコネクタ。
  2. 前記接続体には、前記各スリットを前記第2方向に分断する複数の分断部が形成され、
    前記各分断部のうち、前記第1方向に配置された前記分断部同士は、互いに前記第2方向にずれている請求項1記載のインターコネクタ。
  3. 前記各分断部は、前記第2方向において両端に位置する前記各スリットを除き、前記第2方向に等しい長さで前記各スリットを分断する請求項2記載のインターコネクタ。
  4. 前記各第1電極、前記各第2電極及び前記接続体は1枚の板材からなる請求項1乃至3のいずれか1項記載のインターコネクタ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の前記インターコネクタと、表面から裏面まで透光性を有する保護カバーと、背面カバーと、前記第1太陽電池セルと、前記第2太陽電池セルと、前記保護カバーと前記背面カバーとの間で前記第1太陽電池セルと前記第2太陽電池セルと前記インターコネクタとを封止状態で固定する封止材とを備えていることを特徴とするソーラーパネル。
JP2016061756A 2016-03-25 2016-03-25 インターコネクタ及びソーラーパネル Pending JP2017175050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016061756A JP2017175050A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 インターコネクタ及びソーラーパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016061756A JP2017175050A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 インターコネクタ及びソーラーパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017175050A true JP2017175050A (ja) 2017-09-28

Family

ID=59971518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016061756A Pending JP2017175050A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 インターコネクタ及びソーラーパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017175050A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191479A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sekisui Jushi Co Ltd 太陽電池モジュール
US20100144218A1 (en) * 2006-08-25 2010-06-10 Rose Douglas H Solar cell interconnect with multiple current paths
JP2013102027A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール
JP2014110254A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191479A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sekisui Jushi Co Ltd 太陽電池モジュール
US20100144218A1 (en) * 2006-08-25 2010-06-10 Rose Douglas H Solar cell interconnect with multiple current paths
JP2013102027A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール
JP2014110254A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4174227B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP6624418B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP6399990B2 (ja) インターコネクタ及びソーラーパネル
JP2010016131A (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽電池アレイ
JP2017017270A (ja) インターコネクタ及びソーラーパネル
US9530919B2 (en) Solar cell module
JP2016171274A (ja) ソーラーパネル
JP6768626B2 (ja) ソーラーパネル
JP6509159B2 (ja) インターコネクタ及びソーラーパネル
JP6436943B2 (ja) インターコネクタ及びソーラーパネル
JP2017175050A (ja) インターコネクタ及びソーラーパネル
JP5196821B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP6433405B2 (ja) インターコネクタ及びソーラーパネル
JP5047340B2 (ja) 太陽電池モジュールの製造方法
JP2015065303A (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
JPWO2018116643A1 (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュールの製造方法
JP6534021B2 (ja) 太陽電池モジュールの製造方法
JP6761958B2 (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽電池セル
CN218769946U (zh) 线束板及电池模组
JP7377692B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP2018107211A (ja) 太陽電池モジュール
JP2011160008A (ja) 太陽電池モジュール
JP2012156563A (ja) 太陽電池モジュール
WO2014050410A1 (ja) 太陽電池モジュール
JP2012195408A (ja) 太陽電池モジュールとその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190910