JP2017174677A - 電極積層装置 - Google Patents

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公二 小林
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Abstract

【課題】電極の積層に要する時間を短縮できる電極積層装置を提供すること。【解決手段】電極積層装置20において、2つの正極収容部22,24と、2つの負極収容部21,23とは直線状に並んで配置されている。電極積層装置20は、第1の積層部25及び第2の積層部26を備え、各積層部25,26は、直線状の搬送経路上を移動可能である。電極積層装置20は、制御部30を備える。制御部30は、四つの収容部21〜24に対して選択的に積層部25,26を移動させるべく駆動部31を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、正極の電極と負極の電極を積層する電極積層装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置が搭載されている。蓄電装置としての二次電池は、電極組立体をケース内に備える。電極組立体は、例えば両面に活物質層を備える矩形状の正極の電極と負極の電極がセパレータを間に挟んだ状態で積層された構造を有する。
ところで、電極は、金属箔などの集電体に活物質合剤を塗布することで形成されるため、同極の電極同士の間でも、活物質の目付量や活物質層の厚みにバラツキが生じる。このため、所定枚数の正極及び負極の電極を単純に積層して電極組立体を形成すると、活物質層の総重量が電極組立体毎に異なり、二次電池の容量にバラツキが生じてしまう。
このような電池容量のバラツキ低減を図るため、例えば、特許文献1では、正極の電極及び負極の電極を、活物質の目付量毎に分けて複数の積載部材に積載しておき、電極を取り出す積載部材を順番に変えながらロボットアームによって電極を取り出して積層している。
特開2015−191828号公報
ところで、特許文献1では、積載部材から電極を取り出し、積層場所まで移動させるための手段としてロボットアームを採用している。ロボットアームは、3次元的な動きで積層作業が可能な反面、ロボットアームに吸着させた電極を積層場所に移動させる際、移動速度を上げていくと、風圧により電極の周縁に撓みが生じ、電極から活物質粒子が脱落したり、金属箔のバリが脱落したりする虞がある。積層場所に活物質粒子や金属箔が混入すると短絡の原因となって好ましくない。また、電極に撓みが生じると、吸着破壊が発生しやすくなり、ロボットアームから電極が脱落する虞がある。このため、ロボットアームによる電極の移動速度を速めるには限度があり、電極の積層に要する時間を短縮するには限度があった。
本発明の目的は、電極の積層に要する時間を短縮できる電極積層装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための電極積層装置は、集電体に活物質層を備える正極の電極を収容した正極用の収容部と、集電体に活物質層を備える負極の電極を収容した負極用の収容部と、が直線状に並んで配置され、前記正極用の収容部及び前記負極用の収容部に沿った直線状の搬送経路上を移動可能であり、前記正極の電極及び前記負極の電極が位置決めされた状態で積層される積層部と、前記積層部を前記正極用の収容部又は前記負極用の収容部に向けて移動させる駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、を備える電極積層装置であって、前記正極用の収容部及び前記負極用の収容部のうち少なくとも一方は複数存在し、前記制御部は、複数存在する同極の収容部に対して選択的に前記積層部を移動させるべく前記駆動部を制御することを要旨とする。
これによれば、制御部による駆動部の制御により、複数の中から選択された収容部に向けて積層部を移動させることができる。このため、同極の電極について複数の中から選択された電極を積層部に積層することができる。また、各収容部に収容された電極は、その収容部に移動してきた積層部に積層される。例えば、積載部の位置が固定されており、ロボットアームによって電極を吸着しながら各収容部から積載部まで電極を移動させる場合と比べると、収容部から積層部までの電極の移動量を必要最小限に抑えることができる。その結果として、電極の移動に伴う活物質粒子や導電性異物の電極からの脱落を抑制できる。そして、積層部では電極が位置決めされており、積層部が収容部に向けて移動しても、その移動中に活物質粒子や導電性異物の電極からの脱落を抑制できる。その結果、積層部を速やかに移動させることが可能になり、積層部の移動を速めるほど、電極の積層に要する時間を短縮することができる。
また、電極積層装置について、同極の前記電極について前記活物質層の目付量によって複数種類に分け、複数存在する前記収容部には前記目付量毎に分けられた前記電極が収容されていてもよい。
これによれば、目付量に応じて電極の必要枚数を決定し、決定された枚数の電極が積層部に積層されるように、制御部によって積層部の移動を制御する。その結果、積層部に積層された電極組立体の容量を所望する値にすることができ、得られる電極組立体毎の容量のバラツキを抑制できる。
また、電極積層装置について、前記積層部を2つ有し、2つの前記積層部は同期して移動し、前記正極用の収容部を1つ備えるとともに、前記正極用の収容部の両側に前記負極用の収容部が並設されていてもよい。
これによれば、2つの積層部を同期して往復動させると、各積層部に正極の電極と負極の電極を交互に積層させることができ、2つの積層部に電極組立体を同時に製造することができる。
本発明によれば、電極の積層に要する時間を短縮できる。
電極組立体の構成要素を示す斜視図。 電極の収容部を説明するための図。 電極積層装置を模式的に示す正面図。 電極積層装置を模式的に示す平面図。 (a)〜(d)は、電極の積層工程を模式的に示す図。 電極の積層状態を示す図。 別例の電極積層装置を模式的に示す正面図。 (a)〜(c)は、電極の積層工程を模式的に示す図。
以下、電極積層装置を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
蓄電装置としての二次電池は、図示しないが、例えばリチウムイオン二次電池である。二次電池は、ケース内に積層型の電極組立体と、電解液とを収容している。電極組立体は、正極の電極と、負極の電極と、袋状セパレータとをそれぞれ複数備える。
図1に示すように、正極の電極12は、正極本体が袋状セパレータ17に収容されている。電極組立体は、正極の電極12と負極の電極13が袋状セパレータ17によって相互に絶縁された状態で層状に重なった積層型である。
正極の電極12及び負極の電極13は、矩形シート状である。正極の電極12及び負極の電極13は、矩形シート状の集電体としての金属箔14を備える。正極の電極12の金属箔14は、例えばアルミニウム箔であり、負極の電極13の金属箔14は、例えば銅箔である。正極の電極12及び負極の電極13は、金属箔14の両面に活物質層15を備える。
電極12,13の製造方法の一例を挙げると、帯状の長尺金属箔へ活物質合剤を塗布した後に乾燥させ、塗工部を形成する塗工工程と、塗工部のプレス工程と、塗工部の真空乾燥工程と、長尺金属箔と塗工部を含む電極中間体を、個片の電極12,13の形状に打ち抜く打ち抜き工程と、を含む。
電極12,13の活物質層15において、単位面積当たりの重さを目付量とする。上記塗工工程における活物質合剤の塗布量の変動、又は活物質合剤の製造時における組成のバラツキ等を原因として、電極中間体における塗工部の目付量が変動する場合がある。このため、電極中間体から得られる電極12,13毎に活物質層15の目付量が変動して目付量にバラツキが生じてしまう。本実施形態では、電極12,13毎に目付量の閾値を設定し、電極12,13を、閾値と比べて多いものと少ないものの2種類に分けている。
袋状セパレータ17は、対向する一対のセパレータ片17a同士を溶着して形成されている。袋状セパレータ17の外形サイズは、負極の電極13の外形サイズと同じである。
次に、電極積層装置20について説明する。
図2に示すように、電極積層装置20は、第1負極収容部21と、第1正極収容部22と、第2負極収容部23と、第2正極収容部24と、を備える。第1正極収容部22と第2正極収容部24には、袋状セパレータ17に正極本体が収容された正極の電極12が、複数積層された状態で収容されている。
本実施形態では、第1正極収容部22と第2正極収容部24が正極用の収容部を構成する。第1正極収容部22には、目付量が閾値より多い正極の電極12が収容されている。第2正極収容部24には、目付量が閾値より少ない正極の電極12が収容されている。
第1負極収容部21と第2負極収容部23には、負極の電極13が、複数積層された状態で収容されている。第1負極収容部21と第2負極収容部23が負極用の収容部を構成する。第1負極収容部21には、目付量が閾値より少ない負極の電極13が収容されている。第2負極収容部23には、目付量が閾値より多い負極の電極13が収容されている。
電極積層装置20において、第1負極収容部21と第1正極収容部22とは隣り合い、第1正極収容部22と第2負極収容部23とは隣り合っている。また、第2負極収容部23には第2正極収容部24が隣り合っている。第1負極収容部21と、第1正極収容部22と、第2負極収容部23と、第2正極収容部24は平面視で直線状に並んで配置されている。
図3又は図4に示すように、電極積層装置20は、駆動部31を備える。駆動部31は、無端ベルト27と、無端ベルト27が巻き掛けられた一対のスプロケットホイール28と、一方のスプロケットホイール28に連結された駆動モータ29と、を備える。スプロケットホイール28は、外周面に配列された複数の歯部28aを備える。スプロケットホイール28の歯部28aは、無端ベルト27のスプロケット孔27aに噛合可能である。
スプロケットホイール28の回動によって歯部28aが移動すると、歯部28aがスプロケット孔27aに噛合し、無端ベルト27が回動する。無端ベルト27の長手方向は、四つの収容部21〜24の並設方向に沿う。
駆動モータ29は、一方のスプロケットホイール28の支軸28bに連結されている。駆動モータ29は、正転方向又は逆転方向に回転可能である。駆動モータ29によって支軸28bが正転方向又は逆転方向に回転し、一方のスプロケットホイール28が往復回動する。すると、無端ベルト27を介して他方のスプロケットホイール28も往復回動する。
電極積層装置20は、駆動モータ29の駆動を制御する制御部30を備える。制御部30は、駆動モータ29に信号接続されている。制御部30には、図示しない入力装置が接続されている。入力装置からの入力情報に応じて、制御部30により駆動モータ29の駆動が制御され、スプロケットホイール28の往復回動が制御される。
電極積層装置20は、第1の積層部25及び第2の積層部26を備える。第1の積層部25及び第2の積層部26は、無端ベルト27に固定されている。無端ベルト27が長手方向に往復動するのに合わせて第1の積層部25及び第2の積層部26が無端ベルト27の長手方向に往復回動する。よって、無端ベルト27は、第1の積層部25及び第2の積層部26の搬送経路上に存在する。
各積層部25,26は、載置台25a,26aを備える。載置台25a,26aには正極の電極12及び負極の電極13が載置される。各積層部25,26は、位置決め部25b,26bを載置台25a,26aに備える。位置決め部25b,26bは、載置台25a,26aからコ字状に立ち上がる形状である。位置決め部25b,26bは、各収容部21〜24に向けてコの字が開口する形状である。
位置決め部25b,26bの内側面に、負極の電極13及び袋状セパレータ17の三辺が接触している。負極の電極13及び袋状セパレータ17の三辺のうち、各積層部25,26の移動方向上に位置する二辺は、位置決め部25b,26bの内側面に当接している。このため、位置決め部25b,26bにより、各電極12,13は、積層部25,26の往復動する方向への移動が規制される。
図示しないが、各積層部25,26は、移載装置を備える。移載装置は、各収容部21〜24から各積層部25,26の載置台25a,26aに電極を移載する。本実施形態では、移載装置は、正極の電極12又は負極の電極13に吸着して各収容部21〜24から各載置台25a,26aに移動させる。なお、移載装置の移載方式は、吸着以外に各電極12,13をクランプして移載させる方式でもよく、適宜変更してもよい。
電極積層装置20において、制御部30は、入力装置への入力情報に応じて駆動モータ29の駆動を制御する。駆動モータ29が正転方向又は逆転方向に回転すると、スプロケットホイール28が回動する。すると、無端ベルト27が移動し、第1の積層部25と第2の積層部26が同期して移動する。その結果、第1の積層部25及び第2の積層部26は、第1負極収容部21、第1正極収容部22、第2負極収容部23、及び第2正極収容部24に沿った直線状の搬送経路上を移動可能である。制御部30は、駆動モータ29の正転方向又は逆転方向への回転を制御し、かつ回転数を制御して、第1の積層部25及び第2の積層部26を選択された収容部に向けて移動させる。
そして、制御部30によって第1負極収容部21が選択されると、第1負極収容部21の正面に第1の積層部25又は第2の積層部26が移動する。すると、移載装置によって、第1の積層部25又は第2の積層部26には目付量の少ない負極の電極13が載置される。制御部30によって第2負極収容部23が選択されると、第2負極収容部23の正面に第1の積層部25又は第2の積層部26が移動する。すると、移載装置によって、第1の積層部25又は第2の積層部26には、目付量の多い負極の電極13が載置される。
制御部30によって第1正極収容部22が選択されると、第1正極収容部22の正面に第1の積層部25又は第2の積層部26が移動する。すると、移載装置によって、第1の積層部25又は第2の積層部26には目付量の多い正極の電極12が載置される。制御部30によって第2正極収容部24が選択されると、第2正極収容部24の正面に第1の積層部25又は第2の積層部26が位置する。すると、移載装置によって、第1の積層部25又は第2の積層部26には目付量の少ない正極の電極12が載置される。
次に、電極積層装置20の作用を電極の積層方法とともに記載する。
まず、目付量が閾値より多い正極の電極12、目付量が閾値より少ない正極の電極12それぞれについて必要枚数を決定する。同様に、目付量が閾値より多い負極の電極13、目付量が閾値より少ない負極の電極13それぞれについて必要枚数を決定する。これらの枚数は、電極組立体における活物質層15の総重量が所定値となるように、各電極12,13の目付量に基づいて予め算出される。そして、決定した各電極12,13の枚数を入力装置から制御部30に入力する。
制御部30により、第1の積層部25を移動させる収容部に第1負極収容部21が選択され、第2の積層部26を移動させる収容部に第1正極収容部22が選択される。すると、制御部30は、駆動モータ29を正転方向に回転させ、かつ駆動モータ29の回転数を制御し、図5(a)に示すように、第1の積層部25を第1負極収容部21の正面に移動させると同時に、第2の積層部26を第1正極収容部22の正面に移動させる。移載装置により、第1の積層部25には、第1負極収容部21から目付量の少ない負極の電極13が載置され、第2の積層部26には、第1正極収容部22から目付量の多い正極の電極12が載置される。
次に、制御部30により、第1の積層部25を移動させる収容部に第1正極収容部22が選択され、第2の積層部26を移動させる収容部に第2負極収容部23が選択される。すると、制御部30は、駆動モータ29を逆転方向に回転させ、かつ駆動モータ29の回転数を制御し、図5(b)に示すように、第1の積層部25を第1正極収容部22の正面に移動させると同時に、第2の積層部26を第2負極収容部23の正面に移動させる。第1の積層部25において、目付量の少ない負極の電極13上に、移載装置により第1正極収容部22から目付量の多い正極の電極12が積層される。また、第2の積層部26において、目付量の多い正極の電極12上に、移載装置により第2負極収容部23から目付量の多い負極の電極13が積層される。
次に、制御部30により、第1の積層部25を移動させる収容部に第2負極収容部23が選択され、第2の積層部26を移動させる収容部に第2正極収容部24が選択される。すると、制御部30は、駆動モータ29を逆転方向に回転させ、かつ駆動モータ29の回転数を制御し、図5(c)に示すように、第1の積層部25を第2負極収容部23の正面に移動させると同時に、第2の積層部26を第2正極収容部24の正面に移動させる。第1の積層部25において、目付量の多い正極の電極12上に、移載装置により第2負極収容部23から目付量の多い負極の電極13が積層される。また、第2の積層部26において、目付量の多い負極の電極13上に、移載装置により第2正極収容部24から目付量の少ない正極の電極12が積層される。
次に、制御部30により、第1の積層部25を移動させる収容部に第2正極収容部24が選択される。制御部30は、駆動モータ29を逆転方向へ回転させ、かつ駆動モータ29の回転数を制御し、図5(d)に示すように、第1の積層部25を第2正極収容部24の正面に移動させる。第1の積層部25において、目付量の多い負極の電極13上に、移載装置により第2正極収容部24から目付量の少ない正極の電極12が積層される。
次に、制御部30により、第2の積層部26を移動させる収容部に第1負極収容部21が選択される。制御部30は、駆動モータ29を正転方向へ回転させ、かつ駆動モータ29の回転数を制御する。図示しないが、第2の積層部26が第1負極収容部21の正面に移動する。第2の積層部26において、目付量の少ない正極の電極12上に、移載装置により、第1負極収容部21から目付量の少ない負極の電極13が積層される。
上記のように、制御部30は、正極の電極12と負極の電極13が、袋状セパレータ17を介して交互に積層されるように、第1の積層部25及び第2の積層部26を向かわせる収容部を選択する。
本実施形態では、第1の積層部25及び第2の積層部26を、第1負極収容部21から第2正極収容部24に向けて移動させていき、その後、第1の積層部25及び第2の積層部26を第1負極収容部21に向けて移動させ、再び第1の積層部25及び第2の積層部26を、第1負極収容部21から第2正極収容部24に向けて移動させる。
その結果、第1の積層部25においては、目付量の少ない負極の電極13、目付量の多い正極の電極12、目付量の多い負極の電極13、目付量の少ない正極の電極12の順番に電極12,13が積層される。第2の積層部26においては、目付量の多い正極の電極12、目付量の多い負極の電極13、目付量の少ない正極の電極12、目付量の少ない負極の電極13の順番に電極12,13が積層される。
しかし、第1の積層部25及び第2の積層部26の移動方向は、任意に変更することが可能であり、正極の電極12と負極の電極13が交互に積層されていれば、目付量の多い少ないによる積層順序は任意に変更してもよい。
そして、図6に示すように、第1の積層部25及び第2の積層部26には、各収容部21〜24から正極の電極12及び負極の電極13が載置台25a,26aに移載される。移載された正極の電極12及び負極の電極13は、位置決め部25b,26bによって載置台25a,26aで位置決めされる。このため、各積層部25,26が移動する際、各電極12,13は各収容部21〜24内で位置決めされた状態である。
そして、第1の積層部25及び第2の積層部26に必要枚数の正極の電極12及び負極の電極13が積層されると電極組立体が製造される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)制御部30による駆動モータ29の制御により、各積層部25,26が移動する収容部を選択することができる。このため、正極の電極12及び負極の電極13について複数種類から選択して各積層部25,26に積層することができる。
また、各積層部25,26が各収容部21〜24に向けて移動する。例えば、積載部の位置が固定されており、ロボットアームによって収容部から積層部まで電極を移動させる場合と比べると、電極12,13を積層するための移動量を必要最小限に抑えることができる。
その結果として、各電極12,13の移動に伴う活物質粒子や導電性異物の脱落も抑制できる。また、各電極12,13の移動中の落下の可能性もない。そして、各積層部25,26では位置決め部25b,26bによって各電極12,13が位置決めされており、各積層部25,26が移動しても活物質粒子や導電性異物の電極からの脱落を抑制できる。
したがって、積層部25,26を速やかに移動させることが可能となり、積層部25,26の移動速度を速めるほど、正極の電極12及び負極の電極13の積層に要する時間を短縮することができる。
(2)第1負極収容部21と第2負極収容部23には、目付量の異なる負極の電極13が収容され、第1正極収容部22と第2正極収容部24には、目付量の異なる正極の電極12が収容されている。そして、第1の積層部25及び第2の積層部26に載置する正極の電極12及び負極の電極13を選択することで、得られる電極組立体の活物質層15の総重量のバラツキを抑制できる。
(3)第1の積層部25及び第2の積層部26は、無端ベルト27の長手方向へ移動する。このため、第1の積層部25及び第2の積層部26は1次元方向に移動するだけである。よって、第1の積層部25及び第2の積層部26が3次元方向に移動する場合と比べると、第1の積層部25及び第2の積層部26の移動速度を速め、積層に要する時間の短縮に寄与することができる。
(4)第1の積層部25及び第2の積層部26は、載置台25a,26aに位置決め部25b,26bを備える。このため、第1の積層部25及び第2の積層部26が往復動しても、位置決め部25b,26bにより、正極の電極12の正極本体を収容した袋状セパレータ17及び負極の電極13の移動を規制して活物質粒子や導電性異物の脱落を抑制でき、位置決め部25b,26bを備える積層部25,26は、積層に要する時間を短縮するのに適した構成である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図7に示すように、電極積層装置20は、正極の電極12を収容した第1収容部41の両側に、負極の電極13を収容した第2収容部42を直線状に並べて配置した構成としてもよい。この場合、一方の第2収容部42に収容された負極の電極13と、他方の第2収容部42に収容された負極の電極13とは同じ目付量とするが、2つの第2収容部42に収容された負極の電極13同士で目付量を異ならせてもよい。
このように構成した場合、電極の積層方法において、制御部30により、第1の積層部25を移動させる収容部に一方の第2収容部42が選択され、第2の積層部26を移動させる収容部に第1収容部41が選択される。すると、制御部30は、駆動モータ29を正転方向に回転させ、かつ駆動モータ29の回転数を制御する。
図8(a)に示すように、第1の積層部25が一方の第2収容部42の正面に移動すると同時に、第2の積層部26が第1収容部41の正面に移動する。すると、移載装置により、第1の積層部25に負極の電極13が載置され、第2の積層部26に正極の電極12が載置される。
次に、制御部30により、第1の積層部25を移動させる収容部に第1収容部41が選択され、第2の積層部26を移動させる収容部に他方の第2収容部42が選択される。制御部30は駆動モータ29を逆転方向へ回転させ、かつ駆動モータ29の回転数を制御する。
図8(b)に示すように、第1の積層部25が第1収容部41の正面に移動すると同時に、第2の積層部26が他方の第2収容部42の正面に移動する。すると、移載装置により、第1の積層部25において、負極の電極13上に正極の電極12が積層され、第2の積層部26において、正極の電極12上に負極の電極13が積層される。
次に、制御部30により、第1の積層部25を移動させる収容部に一方の第2収容部42が選択され、第2の積層部26を移動させる収容部に第1収容部41が選択される。制御部30は駆動モータ29を正転方向へ回転させ、かつ駆動モータ29の回転数を制御する。
図8(c)に示すように、第1の積層部25が一方の第2収容部42の正面に移動すると同時に、第2の積層部26が第1収容部41の正面に移動する。移載装置により、第1の積層部25において正極の電極12上に負極の電極13が積層され、第2の積層部26において負極の電極13上に正極の電極12が積層される。
上記のように駆動モータ29の回転方向を交互に変えて第1の積層部25及び第2の積層部26を往復動させると、第1の積層部25及び第2の積層部26が移動する収容部が交互に代わり、正極の電極12及び負極の電極13を各積層部25,26に同時に積層していくことができる。よって、例えば、1つの積層部を移動させて正極の電極12及び負極の電極13を積層していく場合と比べて、電極組立体を同時に2つ製造することができ、電極組立体の生産性を向上させることができる。
なお、電極積層装置20は、負極の電極13を収容した第1収容部41の両側に、正極の電極12を収容した第2収容部42を並設した構成であってもよい。
○ 積層部は1つでもよいし、3つ以上でもよい。
○ 正極の電極12及び負極の電極13を目付量で複数種類に分けたが、各電極12,13を複数種類に分ける基準を活物質層15の厚み、重量、密度等にしてもよい。
○ 正極の電極12及び負極の電極13は、金属箔14の両面に活物質層15を備えるものとしたが、金属箔14の片面に活物質層15を備えるものであってもよい。
○ 正極の電極12及び負極の電極13を目付量で複数種類に分けたが、各電極12,13を、金属箔14の片面に活物質層15を備えるものと、金属箔14の両面に活物質層15を備えるものとに分けてもよい。
又は、各電極12,13において、活物質層15の組成を異ならせて複数種類に分けてもよい。
○ 一対のスプロケットホイール28のうち、一方のスプロケットホイール28を駆動モータ29で駆動させたが、両方のスプロケットホイール28を駆動モータ29で駆動させてもよい。
○ 駆動部は、一つの駆動モータと、駆動モータの回転軸に連結された螺子軸と、螺子軸に螺合されたボール螺子とで構成し、ボール螺子に積層部を連結してもよい。そして、駆動モータの回転数及び回転方向を制御して、積層部を螺子軸に沿って往復動可能にしてもよい。この場合、螺子軸が搬送経路となる。
○ 実施形態では、各電極12,13について、閾値に対して目付量が多いか少ないかの2種類に分けたが、分け方は3種類以上でもよく、種類数に応じて収容部の数も変更する。
○ 正極の電極12の正極本体を袋状セパレータ17に収容して、正極の電極12をセパレータ機能を有する電極としたが、正極の電極12又は負極の電極13の活物質層15表面に絶縁層を設け、絶縁層によってセパレータ機能を有する正極の電極12としてもよい。
○ 電極12,13の集電体としての金属箔14に具体化したが、活物質層15を担持できるのであれば、集電体は金属箔以外のシート状物であってもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池でなく、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 二次電池は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。また、電極構造として、パンチングメタルや3次元構造を持つ金属繊維などに活物質層が担持されたものであってもよく、要するに、電極がシート状をなし、複数のシート状電極を積層して構成される積層型電極組立体を有するものであればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記駆動部は、前記積層部と一体の無端バンドと、該無端バンドが巻き掛けられ、往復回動する一対のスプロケットホイールと、前記スプロケットを駆動させる駆動モータと、を有する電極積層装置。
(2)前記駆動モータは、一対のスプロケットホイールのうち一方のスプロケットホイールを駆動させる電極積層装置。
12…正極の電極、13…負極の電極、14…集電体としての金属箔、15…活物質層、20…電極積層装置、21…負極用の収容部としての第1負極収容部、22…正極用の収容部としての第1正極収容部、23…負極用の収容部としての第2負極収容部、24…正極用の収容部としての第2正極収容部、25,26…積層部、27…駆動部を構成する無端ベルト、28…駆動部を構成するスプロケットホイール、29…駆動部を構成する駆動モータ、30…制御部、31…駆動部。

Claims (3)

  1. 集電体に活物質層を備える正極の電極を収容した正極用の収容部と、
    集電体に活物質層を備える負極の電極を収容した負極用の収容部と、が直線状に並んで配置され、
    前記正極用の収容部及び前記負極用の収容部に沿った直線状の搬送経路上を移動可能であり、前記正極の電極及び前記負極の電極が位置決めされた状態で積層される積層部と、
    前記積層部を前記正極用の収容部又は前記負極用の収容部に向けて移動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、を備える電極積層装置であって、
    前記正極用の収容部及び前記負極用の収容部のうち少なくとも一方は複数存在し、
    前記制御部は、複数存在する同極の収容部に対して選択的に前記積層部を移動させるべく前記駆動部を制御することを特徴とする電極積層装置。
  2. 同極の前記電極について前記活物質層の目付量によって複数種類に分け、複数存在する前記収容部には前記目付量毎に分けられた前記電極が収容されている請求項1に記載の電極積層装置。
  3. 前記積層部を2つ有し、2つの前記積層部は同期して移動し、前記正極用の収容部を1つ備えるとともに、前記正極用の収容部の両側に前記負極用の収容部が並設されている請求項1又は請求項2に記載の電極積層装置。
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