JP2016167415A - 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程において積層型の電極組立体を形成する際に、電極とセパレータの位置決めを容易に行い、かつ電極の搬送も容易に行う。【解決手段】二次電池は、金属箔16の両面に活物質層17が形成され、正極タブ18を有する正極13と、金属箔19の両面に活物質層20が形成され、負極タブ21を有する負極14との間にセパレータ15が介在する状態で積層された電極組立体12が、ケースに収容された蓄電装置である。そして、負極14は、負極タブ21が突出する辺以外の3辺に沿って形成された活物質未塗工部22に折り曲げ線23が存在する。【選択図】図3
Description
本発明は、蓄電装置及び蓄電装置の製造方法に係り、詳しくはケース内に積層型の電極組立体を収容した蓄電装置及び蓄電装置の製造方法に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。二次電池として、金属箔に負極活物質を塗布した負極電極と金属箔に正極活物質を塗布した正極電極との間を絶縁し、これらを積層して層状とした積層型の電極組立体を有する物がある。電極組立体は、二次電池のケース内に収容される。
二次電池は、電極組立体をケース内に収容した際に、正極電極と負極電極の積層ずれが生じると、電池出力の低下に繋がる。電極の積層ずれによる電池出力の低下を抑制し得る積層型の電極組立体として、図17(a)に示すように、四隅に折り曲げ線61bで折り曲げられた曲げ部61aを設けた正極電極61と、同様に四隅に曲げ部を設けた負極電極とをセパレータを介して積層した電極組立体が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1には、図17(b)に示すように、円弧状をなす複数の曲げ部62aを有する正極電極62と、同様に円弧状をなす複数の曲げ部を設けた負極電極とをセパレータを介して積層する構成も開示されている。また、図17(c)に示すように、折り曲げ線63bで折り曲げられた2個の曲げ部63aが正極電極63の面上では交差せずに異なる方向に延びるように形成された構成も開示されている。
特許文献1の構成では、電極(正極及び負極)を吸引ノズルでピックアップしたり、ロボットハンドで把持したりする場合の作業がし難い。また、複数の電極をベルトコンベアで順次搬送中に、電極の不良品をベルトコンベア上から排出するのが難しい。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、製造工程において積層型の電極組立体を形成する際に、電極とセパレータの位置決めを容易に行うことができ、かつ電極の搬送も容易な蓄電装置及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する蓄電装置は、集電体の少なくとも片面に活物質層が形成され、正極タブを有する正極と、集電体の少なくとも片面に活物質層が形成され、負極タブを有する負極との間にセパレータが介在する状態で積層された電極組立体が、ケースに収容された蓄電装置である。そして、前記正極及び前記負極の少なくとも一方は、少なくとも対向する2辺に沿って活物質未塗工部が形成され、前記活物質未塗工部に折り曲げ線が存在する。
この構成の電極組立体は、電極組立体を形成する際に、折り曲げ線の部分で活物質未塗工部を折り曲げて折り曲げ片を形成した状態で、正極及び負極を間にセパレータが存在する状態で積層することにより、折り曲げ片が位置決め機能発揮し、位置ずれが抑制された状態で積層される。また、折り曲げ片が形成された状態では、当該電極は撓み難くなり、積層する際に電極を一枚ずつ保持して積層位置まで搬送する搬送方法として、活物質層部分において電極を吸引部で吸着する方法に限らず、折り曲げ片をロボットハンドで把持することもでき、搬送の自由度が高くなる。したがって、製造工程において積層型の電極組立体を形成する際に、電極とセパレータの位置決めを容易に行うことができ、かつ電極の搬送も容易に行うことができる。
前記活物質未塗工部は、前記正極タブあるいは前記負極タブが突出する辺を除いた3辺に沿って形成され、各活物質未塗工部に折り曲げ線が存在することが好ましい。この構成では、積層型の電極組立体を形成する際に、折り曲げ線で折り曲げられた折り曲げ片が3辺に存在する状態で、正極及び負極を間にセパレータが存在する状態で積層することにより、折り曲げ片が2辺に存在する場合に比べて、位置決めの精度が高くなる。
前記折り曲げ線は前記負極に形成され、前記セパレータは袋状に形成され、前記正極は袋状に形成された前記セパレータに、前記正極タブが前記セパレータから突出する状態で収容され、かつ前記正極の面積は前記負極の前記折り曲げ線より内側の面積より小さいことが好ましい。
この構成では、正極は袋状のセパレータに収容され、かつ正極の活物質層の面積は負極の折り曲げ線より内側の面積より小さいため、負極と、正極が収容された袋状のセパレータとを交互に積層することにより、正極と負極とが所定の状態に位置決めされた積層型の電極組立体を容易に形成することができる。
上記課題を解決する蓄電装置の製造方法は、集電体の少なくとも片面に活物質層が形成され、正極タブを有する正極と、集電体の少なくとも片面に活物質層が形成され、負極タブを有する負極との間にセパレータが介在する状態で積層された電極組立体が、ケースに収容された蓄電装置の製造方法である。そして、前記電極組立体の製造工程は、前記正極及び前記負極の少なくとも一方を、少なくとも対向する2辺に沿って活物質未塗工部が形成され、かつ前記活物質未塗工部に形成された折り曲げ線に沿って前記活物質未塗工部が折り曲げられた折り曲げ片を有するように形成し、前記正極と前記負極とを前記セパレータを介して積層する際に、前記正極、前記セパレータ及び前記負極が、前記折り曲げ片によって位置決めされた状態で積層する積層工程を備えている。
この構成では、積層型の電極組立体の製造工程において、正極及び負極の少なくとも一方を、少なくとも対向する2辺に沿って活物質未塗工部が形成され、かつ活物質未塗工部に形成された折り曲げ線に沿って活物質未塗工部が折り曲げられた折り曲げ片を有するように形成する。そして、正極と負極とをセパレータを介して積層する際に、正極、セパレータ及び負極が折り曲げ片によって位置決めされた状態で積層する。折り曲げ片が形成された状態では、当該電極は撓み難くなり、積層する際に電極を一枚ずつ保持して積層位置まで搬送する搬送方法として、活物質層部分において電極を吸引部で吸着する方法に限らず、折り曲げ片をロボットハンドで把持することもでき、搬送の自由度が高くなる。したがって、製造工程において積層型の電極組立体を形成する際に、電極とセパレータの位置決めを容易に行うことができ、かつ電極の搬送も容易に行うことができる。
前記電極組立体の製造工程で製造された前記電極組立体を前記ケースに収容する場合、前記正極及び前記負極の少なくとも一方に形成された前記折り曲げ片を元に戻した状態で前記ケースに収容することが好ましい。
折り曲げ片が折り曲げられた状態のままで電極組立体をケース内に収容しようとすると、折り曲げ片の先端が電極組立体の一方の面より突出する状態となるため、折り曲げられた部分の先端がケースと干渉して位置ずれしないように、ケースの厚さ方向において対向する二つの内面の間隔を広くする必要があり、ケースの厚さが厚くなる。しかし、折り曲げ片を元に戻した状態で電極組立体をケースに収容すれば、ケースの厚さを厚くする必要がない。
本発明によれば、製造工程において積層型の電極組立体を形成する際に、電極とセパレータの位置決めを容易に行うことができ、かつ電極の搬送も容易に行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース本体11a及びその開口部を覆う蓋体11bとで構成された四角箱状のケース11内に、積層型の電極組立体12及び図示しない電解液が収容されている。ケース本体11aと蓋体11bは、何れも金属製(例えば、ステンレス製やアルミニウム製)である。また、ケース本体11aの底壁から立設される各側壁の内面は平面である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース本体11a及びその開口部を覆う蓋体11bとで構成された四角箱状のケース11内に、積層型の電極組立体12及び図示しない電解液が収容されている。ケース本体11aと蓋体11bは、何れも金属製(例えば、ステンレス製やアルミニウム製)である。また、ケース本体11aの底壁から立設される各側壁の内面は平面である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
図2に示すように、電極組立体12は、シート状の正極13と、シート状の負極14と、正極13と負極14の間を絶縁するセパレータ15とを有する。
正極13は、集電体としての金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)16の両面に活物質層17が形成され、一端には正極タブ18を有する。負極14は、集電体としての金属箔(本実施形態では銅箔)19の両面に活物質層20が形成され、一端には負極タブ21を有する。
正極13は、集電体としての金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)16の両面に活物質層17が形成され、一端には正極タブ18を有する。負極14は、集電体としての金属箔(本実施形態では銅箔)19の両面に活物質層20が形成され、一端には負極タブ21を有する。
負極14は、負極タブ21の突出側の辺を挟む対向する2辺と、負極タブ21の突出側と反対側の辺の3辺に沿ってそれぞれ活物質未塗工部22が形成され、かつ各活物質未塗工部22にはそれぞれ活物質層20の端部と平行に延びる折り曲げ線23が存在する。
この実施形態では、セパレータ15は、長方形のシート状をなす多孔質の樹脂フィルムを長手方向に二つ折りにするとともに、対向配置される平面同士を熱溶着により接合して袋状に形成されている。正極13は袋状に形成されたセパレータ15に、正極タブ18がセパレータ15から突出する状態で収容され、かつ正極13の活物質層17の面積は負極14の折り曲げ線23より内側の面積より小さい。そして、セパレータ15が、負極14に形成された3本の折り曲げ線23の内側に位置する状態で、隣り合う負極14に挟まれた状態において押圧された状態で電極組立体12が構成され、ケース本体11a内に収容されている。
負極14の活物質未塗工部22は、電極組立体12がケース本体11aに収容された状態では、折り曲げ線23の部分も折り曲げられずに平坦な状態に保持されている。しかし、正極13が収容されたセパレータ15と、負極14とを交互に積層して電極組立体12を形成する際には、図3に示すように、3つ各活物質未塗工部22には、折り曲げ線23の部分で折り曲げられて折り曲げ片24が形成されている。そして、正極13が収容されたセパレータ15は、負極14の3つの折り曲げ片24に3辺が係合して位置決めされた状態で積層される。その後、電極組立体12をケース本体11aに収容する前に、電極組立体12はプレス作用を受けて折り曲げ片24が延ばされた状態でケース本体11aに収容される。
図1に示すように、電極組立体12はケース11に収納された状態において、電極組立体12と電気を授受する正極端子25及び負極端子26が蓋体11bから突出する状態に形成されている。正極端子25及び負極端子26は、蓋体11bに形成された孔11cに取り付けられたリング状の絶縁部材27を貫通する状態で設けられている。正極端子25は正極導電部材28を介して正極タブ18に電気的に接続され、負極端子26は負極導電部材29を介して負極タブ21に電気的に接続されている。なお、ケース本体11aの内面及び蓋体11bの内面には、絶縁シート30が取着されている。
次に前記のように構成された二次電池10の製造方法を説明する。
二次電池10の製造方法のうち、正極13、セパレータ15及び正極13が収容されたセパレータ15は、一般的な方法で製造されるため、負極14の製造工程と、その負極14と、正極13が収容されたセパレータ15とで電極組立体12を製造する製造工程について説明する。
二次電池10の製造方法のうち、正極13、セパレータ15及び正極13が収容されたセパレータ15は、一般的な方法で製造されるため、負極14の製造工程と、その負極14と、正極13が収容されたセパレータ15とで電極組立体12を製造する製造工程について説明する。
負極14の製造は、先ず、図4(a)に示すように、金属箔19の両面に活物質層20が間欠的に形成された帯状の電極前駆体31から負極形成材32を打ち抜く。なお、図4(a)には負極形成材32の形状を二点鎖線で図示している。図4(b)に示すように、打ち抜かれた負極形成材32は、活物質層20の周囲に活物質未塗工部22を有し、活物質層20の長手方向に沿って延びる一方の活物質未塗工部22から負極タブ21が突出し、かつ活物質層20の4つの角部と対向する位置に切り欠き部33を有する。
次に、負極形成材32の活物質未塗工部22のうち負極タブ21が突出していない3つの活物質未塗工部22を、図4(c)に示すように、活物質層20の面に対して垂直より外側に向かって傾斜するように、折り曲げ線23において折り曲げ加工して折り曲げ片24を形成することにより負極14が形成される。
このように形成された負極14は、図4(d)に示すように、重ねられると、負極14の各折り曲げ片24同士が当接する状態で位置決めされて積層された状態になる。そのため、負極形成材32から形成された負極14を一時的に保管する際、位置決めされて積層された状態で保管することができ、保管スペースの確保が容易になる。
前記のように形成された負極14と、正極13が収容されたセパレータ15とで電極組立体12を製造する場合は、先ず、図5(a)に示すように、折り曲げ片24が上側に延びる状態で、負極14を配置した状態から、正極13が収容されたセパレータ15と、負極14とを交互に積層する。正極13が収容されたセパレータ15は、負極14の上に配置される際、多少のずれがあっても、斜め上方に向かって延びる各折り曲げ片24と係合して、位置決めされた状態で所定の位置に配置される。
そして、セパレータ15の上に配置される負極14は、そのセパレータ15の下に配置された負極14の折り曲げ片24と係合する状態で位置決めされる。そのため、正極13が収容されたセパレータ15と、負極14とを交互に所定枚数積層して形成された電極組立体12は、各負極14、各セパレータ15、各正極13が所定位置に位置決めされた状態となる。その後、電極組立体12は、プレス装置でプレスされ、図5(b)に示すように、各折り曲げ片24が活物質層17から真っ直ぐ延びる状態に戻され、その状態でケース本体11aに収容される。電極組立体12は、図示しないテープや治具により、折り曲げ片24を真っ直ぐ延びる状態に保持した状態でケース本体11aに収容される。
負極14を1枚ずつ搬送する場合、負極14に折り曲げ片24が形成されていない場合は、図6(c)に示すように、負極14の1箇所を吸引部40で吸着して搬送すると、負極14が撓み、搬送し難いだけでなく、負極14を所定位置に重ねて配置する際に位置ずれが発生し易い。しかし、この実施形態では、負極14は、負極タブ21の突出する辺以外の3つの辺に活物質層17に隣接して活物質未塗工部22が形成され、活物質未塗工部22が折り曲げ線23で折り曲げられて折り曲げ片24が形成されている。そのため、図6(a)に示すように、負極14の1箇所を吸引部40で吸着して搬送する際に負極14に撓みが発生せずに搬送が容易になる。また、図6(b)に示すように、折り曲げ片24をロボットハンド41で把持して搬送しても、負極14に撓みが発生せずに支障なく搬送することができる。即ち、搬送の自由度が高くなる。なお、折り曲げ片24は、実際は斜め上側に向かって延びているが、便宜上、図6(a),(b)及び図7では、垂直に延びる状態で図示している。
また、負極14の製造工程で形成された負極14を図7に示すように、ベルトコンベア42を用いて、一次保管場所へ搬送する場合に、ベルトコンベア42の側方の所定位置にシリンダ43を配置する。そして、負極14の搬送途中において、不良品の負極14の折り曲げ片24の部分を、シリンダ43により往復移動される押出部材44で押圧して、ベルトコンベア42上から容易に排出することもできる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)二次電池10は、金属箔16の両面に活物質層17が形成され、正極タブ18を有する正極13と、金属箔19の両面に活物質層20が形成され、負極タブ21を有する負極14との間にセパレータ15が介在する状態で積層された電極組立体12が、ケース11に収容された蓄電装置である。そして、負極14は、負極タブ21が突出する辺以外の3辺に沿って形成された活物質未塗工部22に折り曲げ線23が存在する。
(1)二次電池10は、金属箔16の両面に活物質層17が形成され、正極タブ18を有する正極13と、金属箔19の両面に活物質層20が形成され、負極タブ21を有する負極14との間にセパレータ15が介在する状態で積層された電極組立体12が、ケース11に収容された蓄電装置である。そして、負極14は、負極タブ21が突出する辺以外の3辺に沿って形成された活物質未塗工部22に折り曲げ線23が存在する。
電極組立体12は、電極組立体12を形成する際に、折り曲げ線23の部分で活物質未塗工部22を折り曲げて折り曲げ片24を形成した状態で、正極13及び負極14を間にセパレータ15が存在する状態で積層することにより、折り曲げ片24が位置決め機能発揮し、位置ずれが抑制された状態で積層される。また、折り曲げ片24が形成された状態では、負極14は撓み難くなり、積層する際に負極14を一枚ずつ保持して積層位置まで搬送する搬送方法として、活物質層17の部分において負極14を吸引部40で吸着する方法に限らず、折り曲げ片24をロボットハンド41で把持することもでき、搬送の自由度が高くなる。したがって、製造工程において電極組立体12を形成する際に、電極(正極13及び負極14)と、セパレータ15の位置決めを容易に行うことができ、かつ電極(負極14)の搬送も容易に行うことができる。また、折り曲げ片24は、負極タブ21が突出する辺を挟んだ対向する2辺に形成されただけでも、負極14が撓み難く、かつ位置決めを容易に行うことができるが、この実施形態では、2辺に加えて2辺に挟まれた辺にも折り曲げ片24が形成されているため、負極14がより撓み難く、かつ位置決めの精度が高くなる。
(2)折り曲げ線23は負極14に形成され、正極13は袋状に形成されたセパレータ15に、正極タブ18がセパレータ15から突出する状態で収容され、かつ正極13の面積は負極14の折り曲げ線23より内側の面積より小さい。そのため、負極14と、正極13が収容された袋状のセパレータ15とを交互に積層することにより、正極13とセパレータ15とが独立した構成に比べて、正極13と負極14とが所定の状態に位置決めされた電極組立体12を容易に形成することができる。
(3)二次電池10の製造方法は、金属箔16の少なくとも片面に活物質層17が形成され、正極タブ18を有する正極13と、金属箔19の少なくとも片面に活物質層20が形成され、負極タブ21を有する負極14との間にセパレータ15が介在する状態で積層された電極組立体12が、ケース11に収容された二次電池10の製造方法である。そして、電極組立体12の製造工程は、正極13及び負極14の少なくとも一方(この実施形態では負極14)を、少なくとも対向する2辺に沿って活物質未塗工部22が形成され、かつ活物質未塗工部22に形成された折り曲げ線23に沿って活物質未塗工部22が折り曲げられた折り曲げ片24を有するように形成する。そして、正極13と負極14とをセパレータ15を介して積層する際に、正極13及びセパレータ15を折り曲げ片24によって位置決めされた状態で積層する積層工程を備えている。折り曲げ片24が形成された状態では、当該電極(この実施形態では負極14)は撓み難くなり、積層する際に電極を一枚ずつ保持して積層位置まで搬送する搬送方法として、活物質層部分において電極を吸引部40で吸着する方法に限らず、折り曲げ片24をロボットハンド41で把持することもでき、搬送の自由度が高くなる。また、製造工程において電極組立体12を形成する際に、電極(正極13及び負極14)とセパレータ15の位置決めを容易に行うことができる。
(4)電極組立体12の製造工程で製造された電極組立体12をケース11に収容する場合、正極13及び負極14の少なくとも一方に形成された折り曲げ片24を元に戻した状態でケース11に収容する。折り曲げ片24が折り曲げられた状態のままで電極組立体12をケース11内に収容しようとすると、折り曲げ片24の先端が電極組立体12の一方の面より突出する状態となる。そのため、折り曲げられた部分の先端がケース11と干渉して位置ずれしないように、ケース11の厚さ方向において対向する二つの内面の間隔を広くする必要があり、ケース11の厚さが厚くなる。しかし、折り曲げ片24を元に戻した状態で電極組立体12をケース11に収容すれば、ケース11の厚さを厚くする必要がない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を図8〜図11にしたがって説明する。なお、この実施形態は、負極タブ21の突出する辺と対向する辺には折り曲げ片が形成されていない点と、折り曲げ片の形状が異なる点とが第1の実施形態と異なる。同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、第2の実施形態を図8〜図11にしたがって説明する。なお、この実施形態は、負極タブ21の突出する辺と対向する辺には折り曲げ片が形成されていない点と、折り曲げ片の形状が異なる点とが第1の実施形態と異なる。同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図8に示すように、電極組立体12を構成する負極14は、負極タブ21の突出する辺を挟んで対向する2辺に沿って形成された活物質未塗工部22に、それぞれ折り曲げ線23が存在する。第1の実施形態と異なり、各活物質未塗工部22にはそれぞれ活物質層20の端部と平行に延びる2本の折り曲げ線23a,23bが存在する。活物質層20に近い位置に存在する折り曲げ線23aと、活物質層20から遠い位置に存在する折り曲げ線23bとの間隔は、折り曲げ線23bと活物質未塗工部22の先端との間隔と同じに形成されている。
負極14の活物質未塗工部22は、電極組立体12がケース本体11aに収容された状態では、折り曲げ線23a,23bの部分も折り曲げられずに平坦な状態に保持されている。しかし、正極13が収容されたセパレータ15と、負極14とを交互に積層して電極組立体12を形成する際には、図9に示すように2つ各活物質未塗工部22には、折り曲げ線23a,23bの部分で折り曲げられた2つの折り曲げ片24a,24bにより山状の折り曲げ部34が形成される。そして、正極13が収容されたセパレータ15は、負極14の2つの山状の折り曲げ部34に2辺が係合して位置決めされた状態で積層される。その後、電極組立体12をケース本体11aに収容する前に、電極組立体12はプレス作用を受けて折り曲げ片24が延ばされた状態でケース本体11aに収容される。
負極14の製造は、金属箔19の両面に活物質層20が間欠的に形成された帯状の電極前駆体31から図10(a)に示すように、二点鎖線で示す折り曲げ線23a,23bを確保できる形状の負極形成材32を打ち抜く。次に、負極形成材32の2つの活物質未塗工部22を、図10(b)に示すように、山状の折り曲げ部34が形成されるように折り曲げ加工して折り曲げ片24a,24bを形成することにより負極14が形成される。
このように形成された負極14は、図10(c)に示すように、重ねられると、負極14の各折り曲げ片24a,24b同士が当接する状態で位置決めされて積層された状態になる。そのため、負極形成材32から形成された負極14を一時的に保管する際、位置決めされて積層された状態で保管することができ、保管スペースの確保が容易になる。
前記のように形成された負極14と、正極13が収容されたセパレータ15とで電極組立体12を製造する場合は、先ず、図11(a)に示すように、折り曲げ部34が活物質層20の面に対して上向きの山状となる状態に、負極14を配置した状態から、正極13が収容されたセパレータ15と、負極14とを交互に積層する。正極13が収容されたセパレータ15は、負極14の上に配置される際、多少のずれがあっても、斜め上方に向かって延びる各折り曲げ片24aと係合して、位置決めされた状態で所定の位置に配置される。
そして、セパレータ15の上に配置される負極14は、そのセパレータ15の下に配置された負極14の折り曲げ片24a,24bと係合する状態で位置決めされる。そのため、正極13が収容されたセパレータ15と、負極14とを交互に所定枚数積層して形成された電極組立体12は、各負極14、セパレータ15、正極13が所定位置に位置決めされた状態となる。その後、電極組立体12は、プレス装置でプレスされ、図11(b)に示すように、各折り曲げ片24a,24bが活物質層17から真っ直ぐ延びる状態に戻され、その状態でケース本体11aに収容される。
したがって、この実施形態の負極14においても、製造工程において電極組立体12を形成する際に、電極(正極13及び負極14)と、セパレータ15の位置決めを容易に行うことができる。また、撓み難さは、折り曲げ片24が3辺に設けられた第1の実施形態の負極14の方が優れるが、折り曲げ片24a,24bにより山状の折り曲げ部34が形成されるため、搬送時の撓みが抑制され、負極14の搬送を容易に行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を図12〜図14にしたがって説明する。この実施形態の負極14は、活物質層20の各辺に沿って延びるように形成された活物質未塗工部22を折り曲げ加工により折り曲げて形成された折り曲げ片24,24a,24bを有する構成に代えて、活物質層20が底部を構成するトレイ状に形成されている点が、前記両実施形態と異なる。
次に、第3の実施形態を図12〜図14にしたがって説明する。この実施形態の負極14は、活物質層20の各辺に沿って延びるように形成された活物質未塗工部22を折り曲げ加工により折り曲げて形成された折り曲げ片24,24a,24bを有する構成に代えて、活物質層20が底部を構成するトレイ状に形成されている点が、前記両実施形態と異なる。
負極14は、図12(a)に示すように、活物質層20の周囲に活物質未塗工部22が一定の幅で形成され、かつ一方の長辺から負極タブ21となる部分が突出する形状の負極形成材32から形成される。負極14は、例えば、負極形成材32のプレス絞り加工により形成され、図12(b)に示すように、活物質層20を囲むように四角環状の絞り部35が存在するように形成されている。そして、絞り部35の負極14の長手方向に延びる部分の先端から活物質層20と対向する側と反対側に延びるように、負極タブ21が絞り部35に対して折り曲げ形成されている。
図13に示すように、正極13が収容された袋状のセパレータ15は、負極14に挟まれた状態で、かつ、絞り部35の内面に係合して位置決めされる状態で交互に配置されて電極組立体12が形成される。正極13は、正極タブ18が負極14の絞り部35と干渉しないように、基端側に屈曲部18aが形成されている。屈曲部18aはセパレータに覆われており、負極14のリブ部と正極13が接触しない形状となっている。このように、負極14と、正極13が収容された袋状のセパレータ15とが交互に積層されて形成された電極組立体12をケース本体11aに収容する場合は、図14に示すように、ケース本体11aの内面と対向する電極組立体12の凹部12aにスペーサ36が配置された状態でケース本体11aに収容される。スペーサ36は凹部12aの深さに対応する厚さの物を1枚設ける代わりに、複数枚で凹部12aの厚さに対応するようにしてもよい。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 正極13は、袋状の15に収容された構成に限らない。例えば、図15に示すように、負極14は第1の実施形態の構成とし、シート状のセパレータ15を正極13と負極14との間に配置するようにしてもよい。セパレータ15には負極14の折り曲げ片24と対応する折り曲げ片15aが形成されている。正極13は、セパレータ15の折り曲げ片15aと係合して位置決めされる及び大きさに形成されている。そして、負極14、セパレータ15、正極13、セパレータ15、負極14、セパレータ15・・・の順に積層する。負極14の上に配置されるセパレータ15は折り曲げ片15aが負極14の折り曲げ片24と係合して位置決めされ、正極13はセパレータ15の折り曲げ片15aと係合して位置決めされる。正極13の上に配置されるセパレータ15は正極13の下に配置されたセパレータ15の折り曲げ片15aと係合して位置決めされる。セパレータ15の上に配置される負極14は、折り曲げ片24がセパレータ15の折り曲げ片15aと係合して位置決めされる。
○ 正極13は、袋状の15に収容された構成に限らない。例えば、図15に示すように、負極14は第1の実施形態の構成とし、シート状のセパレータ15を正極13と負極14との間に配置するようにしてもよい。セパレータ15には負極14の折り曲げ片24と対応する折り曲げ片15aが形成されている。正極13は、セパレータ15の折り曲げ片15aと係合して位置決めされる及び大きさに形成されている。そして、負極14、セパレータ15、正極13、セパレータ15、負極14、セパレータ15・・・の順に積層する。負極14の上に配置されるセパレータ15は折り曲げ片15aが負極14の折り曲げ片24と係合して位置決めされ、正極13はセパレータ15の折り曲げ片15aと係合して位置決めされる。正極13の上に配置されるセパレータ15は正極13の下に配置されたセパレータ15の折り曲げ片15aと係合して位置決めされる。セパレータ15の上に配置される負極14は、折り曲げ片24がセパレータ15の折り曲げ片15aと係合して位置決めされる。
○ シート状のセパレータ15が、折り曲げ片24を3辺に有する負極14と、正極13との間に配置される構成において、図16に示すように、セパレータ15として、最初は折り曲げ片15aが形成されておらず、負極14及び正極13と交互に積層される際に、折り曲げられて折り曲げ片15aが形成された状態で積層される構成としてもよい。その場合、図16に示すように、セパレータ15の角部に切り欠き部33を設けたり、折り曲げ線37となる部分の一部に切り込み線38を設けたりしてもよい。切り欠き部33や切り込み線38を設けることにより、シート状のセパレータ15を負極14及び正極13と交互に積層する際に、折り曲げ片15aが形成され易くなる。
○ シート状のセパレータ15に切り欠き部33と切り込み線38の両者を形成する代わりに、切り欠き部33のみあるいは切り込み線38のみをセパレータ15の四隅に形成してもよい。
○ 3辺に折り曲げ片24が形成された負極14を使用する場合に限らず、第2の実施形態の負極14のように対向する2辺に折り曲げ片24a,24bが形成された負極14を使用する場合においても、折り曲げ片15aを有するセパレータ15や、切り欠き部33あるいは切り込み線38が形成されたシート状のセパレータ15を使用してもよい。
○ 絞り加工によりトレイ状に形成された負極14を使用する場合において、正極13を袋状のセパレータ15に収容する代わりに、シート状のセパレータ15に絞り加工を施して、トレイ状に形成したセパレータ15を使用して、トレイ状のセパレータ15を負極14と正極13との間に配置して電極組立体12を構成してもよい。
○ 袋状のセパレータ15に収容されない状態の正極13を使用する場合、正極13にも活物質層17の正極タブ18が突出する辺を挟む2辺に活物質層17の端部に沿って延びる活物質未塗工部を設けるとともに、活物質未塗工部に折り曲げ片を形成する。そして、折り曲げ片がセパレータ15を負極14の折り曲げ片24,24aと挟んだ状態で積層して電極組立体12を形成してもよい。
○ 電極組立体12は、正極13及び負極14の少なくとも一方に折り曲げ片24あるいは折り曲げ片24a,24bが形成された状態で、間にセパレータ15が介在する状態で積層されていればよい。例えば、正極13に折り曲げ片を形成し、負極14には折り曲げ片を形成しない構成としたり、正極13及び負極14の両方に折り曲げ片を形成したりしてもよい。
○ 負極14を袋状のセパレータ15に収容する構成として、正極13に折り曲げ片を形成し、正極13とセパレータ15とを交互に積層して電極組立体12を形成してもよい。
○ 正極13あるいは負極14を袋状のセパレータ15に収容して、セパレータ15に収容されていない正極13あるいは負極14と交互に積層する場合、袋状のセパレータ15にも折り曲げ片を設けてもよい。
○ 電極組立体12は、正極13及び負極14の少なくとも一方に折り曲げ片24あるいは折り曲げ片24a,24bが形成された状態で、かつ間にセパレータ15が介在する状態で積層された後、折り曲げ片24,24a,24bを元の状態に戻さずに、折り曲げ片24,24a,24bが存在する状態でケース11に収容されてもよい。この場合は、同じ容量の二次電池10では、ケース11の厚さは厚くなるが、ケース11の幅を小さくすることができる。
○ 積層型の電極組立体12を形成する際に、正極13あるいは負極14に形成される折り曲げ片の位置は、正極タブ18あるいは負極タブ21が突出する辺以外の辺に限らない。正極タブ18あるいは負極タブ21が突出する辺を含んで、少なくとも対向する2辺に折り曲げ片が形成された状態で、正極13、負極14及びセパレータ15を積層してもよい。
○ 電極、即ち正極13及び負極14は、金属箔16,19の少なくとも片面に活物質層17,20を有していればよく、両面ではなく片面に活物質層17,20有する構成であってもよい。
○ 二次電池10は電解液が必須ではなく、例えば、セパレータ15が高分子電解質で形成されていてもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池、マグネシウム二次電池等の他の二次電池であってもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池、マグネシウム二次電池等の他の二次電池であってもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池10に限らず、例えば、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等のようなキャパシタであってもよい。
11…ケース、12…電極組立体、13…正極、14…負極、15…セパレータ、16…集電体としての金属箔、17,20…活物質層、18…正極タブ、19…集電体としての金属箔、21…負極タブ、22…活物質未塗工部、23,23a,23b…折り曲げ線、24,24a,24b…折り曲げ片。
Claims (5)
- 集電体の少なくとも片面に活物質層が形成され、正極タブを有する正極と、集電体の少なくとも片面に活物質層が形成され、負極タブを有する負極との間にセパレータが介在する状態で積層された電極組立体が、ケースに収容された蓄電装置であって、
前記正極及び前記負極の少なくとも一方は、少なくとも対向する2辺に沿って活物質未塗工部が形成され、前記活物質未塗工部に折り曲げ線が存在することを特徴とする蓄電装置。 - 前記活物質未塗工部は、前記正極タブあるいは前記負極タブが突出する辺を除いた3辺に沿って形成され、各活物質未塗工部に折り曲げ線が存在する請求項1に記載の蓄電装置。
- 前記折り曲げ線は前記負極に形成され、前記セパレータは袋状に形成され、前記正極は袋状に形成された前記セパレータに、前記正極タブが前記セパレータから突出する状態で収容され、かつ前記正極の活物質層の面積は前記負極の前記折り曲げ線より内側の面積より小さい請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
- 集電体の少なくとも片面に活物質層が形成され、正極タブを有する正極と、集電体の少なくとも片面に活物質層が形成され、負極タブを有する負極との間にセパレータが介在する状態で積層された電極組立体が、ケースに収容された蓄電装置の製造方法であって、
前記電極組立体の製造工程は、前記正極及び前記負極の少なくとも一方を、少なくとも対向する2辺に沿って活物質未塗工部が形成され、かつ前記活物質未塗工部に形成された折り曲げ線に沿って前記活物質未塗工部が折り曲げられた折り曲げ片を有するように形成し、
前記正極と前記負極とを前記セパレータを介して積層する際に、前記正極、前記セパレータ及び前記負極が、前記折り曲げ片によって位置決めされた状態で積層する積層工程を備えていることを特徴とする蓄電装置の製造方法。 - 前記電極組立体の製造工程で製造された前記電極組立体を前記ケースに収容する場合、前記正極及び前記負極の少なくとも一方に形成された前記折り曲げ片を元に戻した状態で前記ケースに収容する請求項4に記載の蓄電装置の製造方法。
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JP2018170243A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社豊田自動織機 | 蓄電装置 |
JP2020177841A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | トヨタ紡織株式会社 | 二次電池 |
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2015
- 2015-03-10 JP JP2015047245A patent/JP2016167415A/ja active Pending
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JP7326834B2 (ja) | 2019-04-19 | 2023-08-16 | トヨタ紡織株式会社 | 二次電池 |
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