JP2017174565A - 燃料電池発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】送風部が停止した場合でも排気が逆流するリスクを可及的に低減した燃料電池発電システムを提供する。【解決手段】本実施形態に係る燃料電池システムは、共通通風管が連結されている複数の燃料電池であって、それぞれが、水素と酸素とから直流電気を発生する燃料電池部と、共通通風管へ送風する送風部と、を有する、複数の燃料電池と、送風部のうちの少なくとも一つの駆動が停止した状態、及び送風部のうちの少なくとも一つの駆動を停止させる状態のいずれかである第1状態である場合に、複数の燃料電池それぞれの発電を停止する、第1制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、燃料電池システムに関する。
燃料が有している化学エネルギーを直接電気に変換するシステムとして、燃料電池が知られている。この燃料電池は、燃料である水素と、酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて直接電気を出力している。このため、燃料電池は、高い効率で電気エネルギーを取り出すことができると共に、静かであり且つ有害な排ガスを出さず、環境性に優れた特徴を有している。近年まで、比較的大型のリン酸型燃料電池(PAFC:Phosphoric Acid Fuel Cell)が主に開発されてきた。ところが、最近では小型の固体高分子形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)の開発が進められ、固体高分子形燃料電池を用いた家庭用燃料電池発電システムの商品化も実現されている。
家庭の平均電力負荷は0.5kW程度であるため、現在主流の燃料電池は700W級である。一方、業務用などで、3〜5kWのニーズもあり開発が望まれている。前述の家庭用燃料電池発電システムのように小型の燃料電池は既に10万台規模の普及をし、信頼性、及び耐久性も確立されている。このため、この小型の燃料電池の組合せで3〜5kWに対応する開発が進められている。
特開2011−204517号公報
室内設置またはマンション向けの場合には、燃料電池の排気が、強制給排気方式で行われるのが普通である。小型の燃料電池の組合せで3〜5kWを出力する燃料電池を屋内に設置する場合、小型の燃料電池それぞれの吸排気を集合させて行うことが求められる。しかしながら、独立に送風部としての換気ファンを有する数台の機器の吸排気を共通通風管を介して行う場合、1つの機器の換気ファンの停止により、その機器の内部に排気が逆流し、再循環するリスクが生じる。再循環は、可燃ガスリーク時に爆発リスクを生じさせるため、これを未然に防ぐ必要がある。このため、一般的なアプローチとして、共通通風管に連結される個別の排気ダクトに、逆止機能部が設けるられている。これにより、もし1つの機器の換気ファンが停止しても、逆止機能部が正常に機能すれば、逆流を防ぐことができる。
しかしながら、この逆止機能部が故障し動作しない場合に前述のリスクが生じてしまう。また、個別のダクトに設けられた逆止機能部により圧損が生じているという課題もある。
本発明が解決しようとする課題は、送風部が停止した場合でも水素の再循環が生じるリスクを可及的に低減した燃料電池システムを提供することである。
本実施形態に係る燃料電池システムは、共通通風管が連結されている複数の燃料電池であって、それぞれが、水素と酸素とから直流電気を発生する燃料電池部と、前記共通通風管へ送風する送風部と、を有する、複数の燃料電池と、前記送風部のうちの少なくとも一つの駆動が停止した状態、及び前記送風部のうちの少なくとも一つの駆動を停止させる状態のいずれかである第1状態である場合に、前記複数の燃料電池それぞれの発電を停止する、第1制御部と、を備える。
本発明は、送風部が停止した場合でも水素の再循環が生じるリスクを可及的に低減できる。
本実施形態に係る燃料電池システムの構成の一例を示す図。 第1制御部における制御ロジックの一例を説明する図。 第1制御部におけるリレー回路の一例を説明する図。 第1信号が出力された場合の動作を説明する図。 第2信号が出力された場合の動作を説明する図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態に係る燃料電池システムは、複数ある燃料電池のそれぞれに設けられた送風部のうち、いずれかの送風部の駆動が停止した状態又は停止させる状態である場合に、燃料電池のそれぞれの運転を停止することで、故障時により安全な対処が可能となるようにしたものである。
(構成)
図1に基づき本実施形態に係る燃料電池システム1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る燃料電池発電システム1の構成の一例を示す図である。この図1に示すように、本実施形態に係る燃料電池発電システム1は、燃料電池本体部100と、通風管部200と、第1制御部300とを、備えて構成されている。
燃料電池本体部100は、第1の燃料電池120Aと、第2の燃料電池120Bと、第3の燃料電池120Cとを、備えて構成されている。この図1の例では、第1の燃料電池120Aと、第2の燃料電池120Bと、第3の燃料電池120Cと、がそれぞれ独立に発電すると共に、電気的に接続され、連結運転されている。なお、以後の説明で、第1の燃料電池120Aの構成に関する符号にはAを付するものとし、第2の燃料電池120Bの構成に関する符号にはBを付するものとし、第3の燃料電池120Cの構成に関する符号にはCを付するものとする。
第1の燃料電池120Aは、燃料である水素と、酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて直流電気を出力する。すなわち、この第1の燃料電池120Aは、燃料電池部122Aと、調整部124Aと、送風部126Aと、検知部128Aと、出力部130Aと、第2制御部132Aとを備えて構成されている。
燃料電池部122Aは、燃料である水素と酸素から直流電気を発生する。この燃料電池部122Aは、例えば固体高分子形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)であり、複数のセルスタックで構成されている。
調整部124Aは、燃料電池部122Aへの燃料の供給量を調整する。この調整部124Aは、例えば調節弁、遮断弁のいずれかであり、燃料電池部122Aと燃料配管2との間に設置され、燃料電池部122Aへ供給される燃料としての水素の量をモータの駆動により調整、或いは遮断する。ここでの調整には、水素供給の遮断を含むものとする。また、燃料電池122Aの発電を停止する場合には、燃料電池部122Aへの燃料、つまり水素、の供給を停止する。 送風部126Aは、容器4A内の空気を外部へ送風する。すなわち、この送風部126Aは、例えば換気FANであり、モータの駆動によりFANを回転させる。また、第1の燃料電池120Aが運転中である場合、この換気FANは、FANの回転を継続させる。
検知部128Aは、第1の燃料電池120Aの状態を検知する。すなわち、検知部128Aは、複数のセンサで構成され、第1の燃料電池120A内の各構成部それぞれに対応させて配置され、少なくとも送風部126A、すなわち換気FANの故障とフェールセーフ故障とを検知する。例えば燃料電池120A、120B、120C内の機器のいずれかに、火災が発生するリスクがある所定温度が生じた状態を検知する。
出力部130Aは、検知部128Aの出力に基づき、調整部124Aにおける供給停止、及び送風部126Aの送風停止を行う第1状態であることを示す第1信号、及び調整部124Aにおける供給停止を行い且つ送風部126Aの送風を継続する第2状態を示す第2信号のいずれかを少なくとも出力する。すなわち、この出力部130Aは、送風部126Aの故障、及びフェールセーフ故障のいずれかがが生じている場合には、第1信号を出力する。一方で、第1状態よりも水素再循環の発生リスクが低い状態第2状態である場合に、この出力部130Aは、第2信号を出力する。すなわち、故障を検知したが、送風部126Aを停止する必要がない故障の場合には、第2信号を出力する。このように、出力部130Aは、故障の状態に応じて、出力する信号を変えて出力する。ここでの故障には、機器の動作異常、機器の配置部における環境異常が含まれる。この環境異常には、例えば計器の温度異常、空気成分異常などが含まれる。
第2制御部132Aは、燃料電池部122A、調整部124A、送風部126A、検知部128A、及び出力部130Aを制御する。この第2制御部132Aは、例えばCPUで構成されており、出力部130Aから第2信号が入力された場合に、燃料電池部122Aへの燃料の供給を停止させる制御を調整部124Aに行う。なお、第2制御部132Aが出力部130Aの機能を兼用してもよい。すなわち、第2制御部132Aが第1信号を出力してもよい。
さらにまた、ここでのフェールセーフ故障は、送風部126Aを停止する必要があるか、或いは、送風部126Aが停止する可能性が高い故障である。このフェールセーフ故障には、例えば第1の燃料電池120A内の機器のいずれかが火災が発生するリスクがある所定温度に達した状態、第2制御部132Aが正常でない状態、第1の燃料電池120Aに水素漏が生じた状態、及び第1の燃料電池120Aのいずれかの電源が電源トリップした状態のうちの少なくとも一つが含まれる。すなわち、検知部128Aで、これらの状態が検知された場合に、出力部130Aは第1信号を出力する。
第2の燃料電池120Bも、上記の第1の燃料電池120Aと同等の構成である。すなわち、第2の燃料電池120Bも、燃料である水素と、酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて直流電気を出力し、燃料電池部122Bと、調整部124Bと、送風部126Bと、検知部128Bと、出力部130Bと、第2制御部132Bとを備えて構成されている。燃料電池部122Bは、燃料である水素と酸素から直流電気を発生し、調整部124Bは、燃料電池部122Bへの燃料の供給量を調整し、送風部126Bは、容器4B内の空気を外部へ送風する。また、検知部128Bは、第2の燃料電池120Bの状態を検知し、出力部130Bは、検知部128Bの出力に基づき、調整部124Bにおける供給停止、及び送風部126Bの送風停止を行う第1状態であることを示す第1信号、及び調整部124Bにおける供給停止を行い且つ送風部126Bの送風を継続する第2状態を示す第2信号のいずれかを少なくとも出力し、第2制御部132Bは、燃料電池部122B、調整部124B、送風部126B、検知部128B及び出力部130Bを制御する。
第3の燃料電池120Cも、上記の第1の燃料電池120Aと同等の構成である。すなわち、第3の燃料電池120Cも、燃料である水素と、酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて直流電気を出力し、燃料電池部122Cと、調整部124Cと、送風部126Cと、検知部128Cと、出力部130Cと、第2制御部132Cとを備えて構成されている。燃料電池部122Cは、燃料である水素と酸素から直流電気を発生し、調整部124Cは、燃料電池部122Cへの燃料の供給量を調整し、送風部126Cは、容器4C内の空気を外部へ送風する。また、検知部128Cは、第3の燃料電池120Cの状態を検知し、出力部130Cは、検知部128Cの出力に基づき、調整部124Cにおける供給停止、及び送風部126Cの送風停止を行う第1状態であることを示す第1信号、及び調整部124Cにおける供給停止を行い且つ送風部126Cの送風を継続する第2状態を示す第2信号のいずれかを少なくとも出力し、第2制御部132Cは、燃料電池部122C、調整部124C、送風部126C、検知部128C、及び出力部130Cを制御する。
ここで、燃料電池120A、120B、120Cそれぞれの発電を停止するとは、燃料電池部122A、122B、122Cへの燃料、つまり水素の供給を停止することを意味する。またこの水素供給の停止は、水素の供給量を、水素再循環のリスクを所定値以下にする状態に、低減させることを含む場合もある。
通風管部200は、吸気管部210と、排気管部220とを、備えて構成されている。吸気管部210は、屋外から吸気した空気を燃料電池120A、120B、120Cへ供給する。すなわち、吸気管部210は、第1共通通風管212と、第1吸気ダクト214Aと、第2吸気ダクト214Bと、第3吸気ダクト214Cとを、備えて構成されている。第1共通通風管部212は、屋外に通じる吸気口を有し、送風部の送風に応じて屋外から空気を吸気する。第1吸気ダクト214Aは、第1共通通風管部212から分岐し第1収納部4Aの吸気口に接続されている。第2吸気ダクト214Bは、第1吸気ダクト214Aと同等の構成であり、第1共通通風管212から分岐し第2収納部4Bの吸気口に接続されている。第3吸気ダクト214Cは、第1吸気ダクト214Aと同等の構成であり、第1共通通風管部212から分岐し第3収納部4Cの吸気口に接続されている。これから分かるように、屋外から吸気された空気は、第1共通通風管212、吸気ダクト214A、及び空気フィルタ216Aを介して収納部4Aに吸気され、第1共通通風管212、吸気ダクト214B、及び空気フィルタ216Bを介して収納部4Bに吸気され、第1共通通風管212、吸気ダクト214C、及び空気フィルタ216Cを介して収納部4Cに吸気される。
排気管部220は、燃料電池120A、120B、120C内の空気、つまり容器4A、4B、4C内の空気を屋外へ排気する。この排気管部220は、第2共通通風管部222と、第1排気ダクト224A、第2排気ダクト224B、第3排気ダクト224Cとを、備えて構成されている。第2共通通風管222は、屋外に通じる排気口を有し、送風部の送風に応じて屋外へ空気を排気する。第1排気ダクト224Aは、第2共通通風管部222と収納部4Aの排気口とに接続されている。第2排気ダクト224Bは、第1排気ダクト224Aと同等の構成であり、第2共通通風管222と収納部4Bの排気口とに接続されている。第3排気ダクト224Cは、第1排気ダクト224Aと同等の構成であり、第2共通通風管222と収納部4Cの排気口とに接続されている。これから分かるように、第1の燃料電池120Aにおける収納部4A内の空気は、第1排気ダクト224Aを介して第2共通通風管222へ送風され、第2の燃料電池120Bにおける収納部4B内の空気は排気ダクト224Bを介して第2共通通風管222へ送風され、第3の燃料電池120Cの収納部4C内の空気は排気ダクト224Cを介して第2共通通風管222へ送風され、第2共通通風管222の排気口を介して屋外に排気される。
第1制御部300は、検知部128A、128B、128Cそれぞれの出力に基づき、制御を行う。すなわち、第1制御部300は、出力部130A、130B、130Cそれぞれが出力する第1信号に基づいて調整部124A、124B、124C、及び送風部126A、126B、126Cの制御を行う。この第1制御部300は、複数の燃料電池のいずれかが第1状態である場合に、調整部124A、124B、124Cにおける供給停止及び送風部126A、126B、126Cの送風停止の制御を行うのである。この場合、まず調整部124A、124B、124Cにおける水素の供給停止の制御を行った後に、送風部126A、126B、126Cの送風停止の制御を行ってもよい。これにより、水素漏洩のリスクをまず低減可能であり、水素の再循環が生じるリスクを可及的に低減できる。
また、第1制御部300に電力を供給する第1電源と、第2制御部132A、132B、132Cに電力を供給する第2電源は、異なる電源である。このため、第2電源に異常が生じた場合でも、第1制御部300の制御を継続可能である。一方、第1電源に異常が生じた場合でも、第2制御部132A、132B、132Cの制御を継続可能である。このように制御機能を同時に失わないように構成されている。
次に図2に基づいて第1制御部300における制御ロジックの一例を説明する。図2は、第1制御部300における制御ロジックの一例を説明する図である。この図2に示すように、第1制御部300は、AND回路302と、NOT回路304とを備えて構成されている。AND回路302は、複数の入力信号に対してAND処理を行い、NOT回路304は、入力信号を反転出力する。
出力部130Aは、送風部126Aにおいて換気FAN故障が生じていない場合OFF(0)を立て、NOT回路134で反転し、1を信号として出力する。また、この出力部130Aは、フェールセーフ故障が生じていない場合OFF(0)を立て、NOT回路134で反転し、1を信号として第1制御部300へ出力する。すなわち、出力部130Aは、換気FAN故障及びフェールセーフ故障が生じていない場合、信号(1、1)を第1制御部300へ出力する。
一方で、出力部130Aは、送風部126Aにおいて換気FAN故障が生じている場合ON(1)を立て、NOT回路134で0を信号として出力する。また、この出力部130Aは、フェールセーフ故障が生じてる場合ON(1)を立て、NOT回路134で0を信号として出力する。すなわち、換気FAN故障が生じ、且つフェールセーフ故障が生じいない場合に第1信号(0、1)を第1制御部300へ出力する。また、換気FAN故障が生じていない場合で、且つフェールセーフ故障が生じている場合に第1信号(1、0)を第1制御部300へ出力する。同様に、換気FAN故障が生じ、且つフェールセーフ故障が生じている場合に第1信号(0、0)を第1制御部300へ出力する。
出力部130Bも出力部130Aと同等の信号を出力する。すなわち、換気FAN故障、或いはフェールセーフ故障が生じている場合、第1信号(0、1)、(1、0)、(0、0)のいずれかを第1制御部300へ出力し、それ以外の場合に信号(1、1)を第1制御部300へ出力する。また、出力部130Cも出力部130Aと同等の信号を出力する。すなわち、換気FAN故障、或いはフェールセーフ故障が生じている場合、第1信号(0、1)、(1、0)、(0、0)のいずれかを第1制御部300へ出力し、それ以外の場合に信号(1、1)を第1制御部300へ出力する。
次に、AND回路302では、出力部130A、130B、130Cから入力された信号に対してAND処理を行う。すなわち、全ての入力信号が1であれば、1を出力し、入力信号のいずれかに0が含まれていれば、0を出力する。
次に、AND回路302が1を出力する場合、全台運転許可を示す運転許可信号が調整部124A、124B、124C、及び送風部126A、126B、126Cに出力される。これにより、調整部124A、124B、124Cのそれぞれは燃料電池部122A、122B、122Cに燃料を供給する状態を維持する。また、送風部126A、126B、126Cのそれぞれは、送風を継続する駆動を行う。
一方で、AND回路302が0を出力する場合、NOT回路304に入力され、信号1に変換された後で、全台停止を示す運転停止信号が調整部124A、124B、124C及び送風部126A、126B、126Cに出力される。これにより、調整部124A、124B、124Cのそれぞれは燃料電池部122A、122B、122Cへの燃料の供給を停止する。また、送風部126A、126B、126Cのそれぞれは、送風を行うための駆動を停止する。
このことから分かるように、第1制御部300は、燃料電池120A、120B、120Cのいずれかにおいて、換気FAN故障或いはフェールセーフ故障が生じている場合に、全台停止を示す運転停止信号を調整部124A、124B、124C、及び送風部126A、126B、126Cに出力する。これにより、調整部124A、124B、124Cのそれぞれは燃料電池部122A、122B、122Cへの燃料の供給を停止し、送風部126A、126B、126Cそれぞれの駆動が停止する。このように、第1制御部300は、全ての出力部130A、130B、130Cから第1信号と異なる信号が入力されている場合に調整部124A、124B、124C、及び送風部126A、126B、126Cそれぞれに運転許可信号を出力し、出力部130A、130B、130Cのいずれかから第1信号が入力された場合に、調整部124A、124B、124C、及び送風部126A、126B、126Cそれぞれに運転停止信号を出力する。この場合、上述のように第1制御部300は、調整部124A、124B、124Cに運転停止信号を出力した後に、所定の時間をおいて送風部126A、126B、126Cに運転停止信号を出力してもよい。 次に図3に基づいて第1制御部300の構成の一例を説明する。図3は、第1制御部300におけるリレー回路310の一例を説明する図である。この図3においては、換気異常状態を示す信号が第1信号として入力される例が示されている。この図3に示すように、第1制御部300がリレー回路310で構成されている。すなわち、このリレー回路310は、コイル側回路312と、接点側回路314とを、備えて構成されている。
このコイル側回路312に、出力部130A、130B、130Cのいずれかから第1信号が入力された場合に、コイル側回路312に電流が流れる。これに応じて、接点側回路314においてONされていた接点がOFFされ、送風部126A、126B、126Cの駆動が停止される。このように、リレー回路310の追加により、大幅なコストアップをすることなく、燃料電池120A、120B、120Cにおける連結運転の安全を確保することが可能である。ここでは、送風部126A、126B、126Cの例で説明したが、調整部124A、124B、124Cに対する制御もリレー回路を用いて行ってよい。(作用)
図4に基づいて第1信号が出力された場合の動作を説明する。図4は、第1信号が出力された場合の動作を説明する図である。図1と同様の構成には同一の番号を付して説明を省略する。この図4において×印が動作を停止している状態をし示している。すなわち、この図4に示すように、出力部130A、130B、130Cのいずれかから第1信号が出力された場合、調整部124A、124B、124Cのそれぞれは燃料電池部122A、122B、122Cへの燃料の供給を停止した後に、送風部126A、126B、126Cの駆動が停止する。これにより、燃料電池部122A、122B、122Cへの燃料の供給が停止されるので、水素の再循環が生じるリスクを可及的に低減でき、より安全に燃料電池120A、120B、120Cの運転を停止可能である。さらに、停止した送風部126A、126B、126Cのいずれか、或いは、停止すべき送風部126A、126B、126Cのいずれかに、他の2台からの排気が逆流せず、水素が再循環するリスクがより低減される。このように、他の2台も強制停止させるため、安全が確保されるのである。また、リレー回路310を用いた例では、全台停止リレーの動作により他の2台も強制停止されるのである。
上述のように、安全を確保する上で、確実に動作を停止する必要がある機器に関しては、第1制御部300での制御を可能としているので、より高い安全性が確保される。すなわち、第1制御部300は、燃料電池120A、120B、120C外に設置され且つ燃料電池120A、120B、120Cが用いる電源とは異なる独立した電源を用いるため、燃料電池120A、120B、120Cの動作環境から隔離された状態で制御可能である。
図5に基づいて第2信号が出力された場合の動作を説明する。図5は、第2信号が出力された場合の動作を説明する図である。図1と同様の構成には同一の番号を付して説明を省略する。この図5において×印が動作を停止している状態を示している。すなわち、この図5に示すように、出力部130Bから第2信号が出力された場合、第2制御部132Bは、燃料電池部122Bへの燃料の供給を停止する制御を調整部124Bに行う。これにより、燃料電池部122Bへの燃料の供給が停止されるので、第2の燃料電池120Bの安全が確保される。また、全燃料電池における送風部126A、126B、126Cの送風を継続するので、他の2台からの排気が逆流しない。さらにまた、故障の生じていない他の2台は、発電を継続することが可能である。
(効果)
以上のように、本実施形態に係る燃料電池発電システム1は、送風部126A、126B、126Cのうちの少なくとも1つの駆動が停止した状態又は停止する状態である場合に、調整部124A、124B、124Cの燃料供給を停止させることで、燃料電池120A、120B、120Cの発電を停止させることとした。これにより、燃料電池120A、120B、120C内のいずれかで水素の再循環が生じるリスクを可及的に低減できる。また、送風部126A、126B、126Cのうちの他の送風部の駆動も停止することとした。これにより、送風部126A、126B、126Cのうちの故障していない他の送風部から送風される空気の逆流を防止することができるようになり、故障により安全に対処できる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:燃料電池発電システム、120A、120B、120C:燃料電池、122A、122B、122C:燃料電池部、124A、124B、124C:調整部、126A、126B、126C:送風部、128A、128B、128C:検知部、130A、130B、130C:出力部、132A、132B、132C:第2制御部、212:第1共通通風管、222:第2共通通風管、300:第1制御部、310:リレー回路、312:コイル側回路、314:接点側回路

Claims (8)

  1. 共通通風管が連結されている複数の燃料電池であって、それぞれが、水素と酸素とから直流電気を発生する燃料電池部と、前記共通通風管へ送風する送風部と、を有する、複数の燃料電池と、
    前記送風部のうちの少なくとも一つの駆動が停止した状態、及び前記送風部のうちの少なくとも一つの駆動を停止させる状態のいずれかである第1状態である場合に、前記複数の燃料電池それぞれの発電を停止する、第1制御部と、
    を備える燃料電池システム。
  2. 前記複数の燃料電池それぞれは、前記燃料電池部への燃料の供給量を調整する調整部を、更に有し、
    前記第1制御部は、前記第1状態である場合に、前記燃料電池部それぞれへの燃料の供給を停止する制御を前記調整部それぞれに対して行う請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記複数の燃料電池のそれぞれは、前記調整部を少なくとも制御する第2制御部を、更に有し、
    前記第1状態と異なる第2状態である場合に、当該第2状態である燃料電池内の前記第2制御部は、当該燃料電池内の前記送風部の送風を継続させ、且つ当該燃料電池内の前記調整部に対して燃料の供給を停止させる制御を行う請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記第1制御部は、前記第1状態である場合に、前記送風部のうちの他の送風部における駆動も停止する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記複数の燃料電池のそれぞれは、当該燃料電池の状態を検知する検知部を更に有し、
    前記第1制御部は、前記検知部それぞれの出力に基づき前記駆動を停止する制御を行う請求項1乃至4のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記第2制御部のそれぞれは、当該第2制御部のそれぞれに対応する前記検知部の出力に基づき、前記制御を行う請求項3に記載の燃料電池システム。
  7. 前記複数の燃料電池のそれぞれは、前記検知部の出力に基づき、前記第1状態を示す第1信号、及び前記第2状態を示す第2信号のいずれかを少なくとも出力する出力部を、更に有し、
    前記第1制御部は、前記出力部のいずれかから前記第1信号が入力された場合に、前記調整部それぞれに停止信号を出力した後に前記送風部それぞれに停止信号を出力し、
    前記第2制御部のそれぞれは、前記第2信号に基づき前記制御を行う請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記第1制御部は、リレー回路で構成されており、前記複数の燃料電池のうちのいずれかが前記第1状態になった場合にコイル側回路が導通状態となり、接点側回路の接点が切り替わり前記複数の送風部それぞれの駆動を停止する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
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