JP2017173052A - 粒子状物質検出装置及び内燃機関の排ガス浄化装置 - Google Patents

粒子状物質検出装置及び内燃機関の排ガス浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】運転条件の影響による捕集効率の低下を抑制し、全ガス流速域で検出感度を向上させた粒子状物質検出装置を提供すること。【解決手段】被測定ガスに含まれる粒子状物質を検出する粒子状物質検出装置は、互いに離間して配置された一対の電極13、14を有するセンサ素子10を備え、上記一対の電極間に捕集される粒子状物質の量に応じた信号を出力するセンサ部1と、上記一対の電極間へ電圧を印加して、粒子状物質を静電捕集させる捕集制御部41と、上記一対の電極間に印加される電圧を決定する印加電圧決定部42とを有し、上記センサ部からの出力Eeに基づいて粒子状物質を検出する制御部4と、を備え、上記印加電圧決定部は、上記センサ部に導入される上記被測定ガスの流速に対応させて、上記一対の電極間における粒子状物質の捕集効率が最大となるように印加電圧を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、被測定ガスに含まれる導電性の粒子状物質を検出するための粒子状物質検出装置とこれを用いた内燃機関の排ガス浄化装置に関する。
内燃機関から排出される排ガス中の粒子状物質(すなわち、Particulate Matter;以下、適宜PMと称する)の量を検出する、電気抵抗式の粒子状物質検出センサが知られている。一般に、電気抵抗式の粒子状物質検出センサは、絶縁性基体の表面に検出電極部を露出させたセンサ素子を備え、異なる極性の一対の電極が、排ガスに晒されるように配置される。センサ素子は、一対の電極間に一定電圧が印加されることで静電場を形成し、帯電した粒子状物質を捕集する。
電気抵抗式の粒子状物質検出センサは、例えば、排ガス通路において、ディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFと称する)の下流側に配設されて、DPFの故障診断に用いられる。故障判定は、例えば、粒子状物質検出センサの実出力と、基準となるクライテリアDPFでの予測出力とを比較することによって行われる。その場合、粒子状物質検出センサの実出力は、内燃機関の運転条件の影響を受けやすく、例えば、ガス流速の変化により捕集効率が変化して、検出感度が変化することが知られている。
特許文献1には、フィルタ下流にPM検出手段を配置し、所定時期におけるPM検出手段の出力信号に基づいて、フィルタの故障判定を行うシステムが開示されている。このシステムでは、PM濃度、排ガス流速、排ガス温度の少なくとも1つの条件に基づいて、これら条件がより高いか大きい場合に、PM検出手段への印加電圧を低下させる補正を行う。この補正により、所定の捕集期間におけるPM捕集量の変化を、所定の許容レベルに緩和させ、検出条件が同じになるようにしている。
特開2015−169085号公報
しかしながら、特許文献1のシステムは、フィルタ故障時に下流に排出される粒子状物質が、予め定めた一定の捕集期間において、同じ条件でPM検出手段に堆積するように、印加電圧を補正するものである。このため、タイマーでカウントされる一定の捕集期間に到達しないと、故障判定がなされず、検出感度を向上させることができない。また、検出精度を高めるには、PM濃度、排ガス流速、排ガス温度のそれぞれについて補正を行う必要があり、補正処理が複雑となりやすい。故障判定のための閾値を複数設けて、より早い時期に判定を行い、あるいは、PM濃度、排ガス流速、排ガス温度の1つのみについて補正することも可能であるが、検出感度と判定精度を両立させることは難しい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、内燃機関の運転条件の影響による捕集効率の低下を抑制し、全ガス流速域で検出感度を向上させた粒子状物質検出装置を提供し、さらには、粒子状物質検出装置を用いたDPFの故障診断の判定精度を向上させることで、信頼性の高い内燃機関の排ガス浄化装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
被測定ガスに含まれる粒子状物質を検出する粒子状物質検出装置であって、
互いに離間して配置された一対の電極(13、14)を有するセンサ素子(10)を備え、上記一対の電極間に捕集される粒子状物質の量に応じた信号を出力するセンサ部(1)と、
該センサ部の上記一対の電極間へ電圧を印加して、粒子状物質を静電捕集させる捕集制御部(41)と、上記一対の電極間に印加される電圧を決定する印加電圧決定部(42)とを有し、上記センサ部からの出力(Ee)に基づいて粒子状物質を検出する制御部(4)と、を備えており、
上記印加電圧決定部は、上記センサ部に導入される上記被測定ガスの流速に対応させて、上記一対の電極間における粒子状物質の捕集効率が最大となるように、上記一対の電極間へ印加される電圧を決定する、粒子状物質検出装置にある。
また、本発明の他の態様は、
内燃機関(E)から上記被測定ガスとなる排ガスが排出される排ガス通路(E1)に粒子状物質捕集部(3)を備え、該粒子状物質捕集部の下流側に上記センサ部を配置した内燃機関の排ガス浄化装置であって、
上記制御部は、上記センサ部からの上記出力と、上記粒子状物質捕集部の基準モデルに対する上記センサ部の推定出力とを比較して、上記粒子状物質捕集部の故障判定を行う故障判定部(5)を備える、内燃機関の排ガス浄化装置にある。
上記態様の粒子状物質検出装置において、センサ部に導入される粒子状物質の量は、被測定ガスの流速によって変動する。また、センサ素子への印加電圧によっても、一対の電極間に捕集される粒子状物質の量が変化する。例えば、印加電圧が大きくなると、形成される静電場が強くなり粒子状物質を引きつける力が強くなる一方で、反発力も強くなるために、捕集量は両者のバランスによって変化する。そこで、例えば、流速範囲毎に捕集効率が最大となる印加電圧を予め設定し、これに基づいて決定された印加電圧を用いて捕集制御を行うことで、センサ部における捕集効率を最大とすることもできる。
したがって、このような粒子状物質検出装置は、センサ素子に導入される被測定ガスの流速の影響を排除し、全ガス流速域で検出感度を向上させることができる。さらに、このような粒子状物質検出装置を故障判定部に用い、センサ部の出力を、基準モデルにおける推定出力と比較することで、粒子状物質捕集部の故障判定を迅速かつ精度よく実施することができる。よって、信頼性の高い内燃機関の排ガス浄化装置を実現することができる。
実施形態1における、粒子状物質検出装置を構成する粒子状物質検出センサの一例を示す要部拡大図。 実施形態1における、粒子状物質検出装置を備える内燃機関の排ガス浄化装置の全体構成を示す概略構成図。 実施形態1における、粒子状物質検出センサのセンサ素子例を示す全体斜視図。 実施形態1における、粒子状物質検出センサの他の例を示す要部拡大図。 実施形態1における、粒子状物質検出センサのセンサ素子の他の例を示す全体斜視図。 実施形態1における、内燃機関の排ガス浄化装置の制御部で実行される故障診断処理のフローチャート図。 実施形態1における、内燃機関の排ガス浄化装置の制御部で実行される印加電圧決定処理のフローチャート図。 実施形態1における、排ガスの流速と粒子状物質検出装置の検出時間の関係を示す図。 実施形態1における、粒子状物質検出装置の印加電圧と検出時間の関係(例えば、10.1m/s〜20.0m/s)を示す図。 実施形態1における、粒子状物質検出装置の印加電圧と検出時間の関係(例えば、10.0m/s以下)を示す図。 実施形態1における、粒子状物質検出装置の印加電圧と検出時間の関係(例えば、20.1m/s〜30.0m/s)を示す図。 実施形態1における、粒子状物質検出装置の印加電圧と検出時間の関係(例えば、30.1m/s〜40.0m/s)を示す図。 実施形態1における、粒子状物質検出装置の印加電圧と検出時間の関係(例えば、40.1m/s以上)を示す図。 実施形態1における、排ガスの流速範囲毎に粒子状物質検出装置の印加電圧を制御したときの閾値到達時間を電圧一定のときと比較して示す図。 実施形態1における、NEDCモードでの粒子状物質検出装置の閾値到達時間を電圧一定時と電圧制御時とで比較して示す図。 実施形態1における、内燃機関の排ガス浄化装置の制御部で実行される閾値到達推定時間算出処理のフローチャート図。 実施形態1における、内燃機関の排ガス浄化装置の制御部での故障判定に用いられるDPF故障時の検出時間とセンサ出力の関係を示す図。 実施形態1における、内燃機関の排ガス浄化装置の制御部での故障判定に用いられるDPF正常時の検出時間とセンサ出力の関係を示す図。
(実施形態1)
次に、粒子状物質検出装置及び内燃機関の排ガス浄化装置の実施形態について、図面を参照して説明する。図1〜図3に示すように、粒子状物質検出装置は、被測定ガスGに含まれる粒子状物質の量に応じた信号を出力するセンサ部としての粒子状物質検出センサ1と、粒子状物質検出センサ1からの出力に基づいて粒子状物質を検出する制御部としての電子制御ユニット(以下、ECUと称する)4とを備えている。ECU4は、粒子状物質検出センサ1に制御信号を出力して、粒子状物質の捕集と検出を制御する。
図1に示すように、粒子状物質検出センサ1は、電気抵抗型のセンサ素子10と、その外周囲を覆ってこれを保護するカバー2とを有している。被測定ガスは、カバー2の側面に設けた複数の被測定ガス流通孔21から、カバー2内に導入され、先端面の被測定ガス流通孔22から排出される。センサ素子10は、カバー2の軸方向を長手方向X(すなわち、図1の上下方向)として、その先端側(すなわち、図1における下端側)の表面に、被測定ガスGに晒される検出電極部11を備える。検出電極部11は、センサ素子10に内蔵されるヒータ部Hによって加熱可能となっている。
図2に示すように、被測定ガスGは、例えば、内燃機関Eから排出される燃焼排ガスであり、導電性を有する煤等の微小な粒子状物質を含む。内燃機関Eは、例えばディーゼルエンジンであり、燃焼排ガスが流通する排ガス通路E1には、粒子状物質捕集部としてのディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFと称する)3が配置される。粒子状物質検出センサ1は、DPF3の下流に配置され、その近傍に排ガス温度センサ51が配置されて、DPF3下流側における燃焼排ガスの温度を測定する。粒子状物質検出センサ1及び排ガス温度センサ51は、先端部が排ガス通路E1内に位置するように、排ガス通路E1壁に貫通固定される。
粒子状物質検出センサ1及び排ガス温度センサ51は、制御部である電子制御ユニット(以下、ECUと称する)4に接続されている。ECU4には、内燃機関Eの回転数を検出する回転数センサ52、アクセルペダルの動作を検出するアクセルペダルセンサ53、さらに、内燃機関Eの吸気通路E2に配設されて吸気流量を検出するエアフローメータ6が接続されている。ECU4には、図示しない入出力インターフェイスを介して、これら各種センサ51〜53とエアフローメータ6からの検出信号が入力され、粒子状物質検出センサ1へ制御信号を出力する。ECU4は公知の構成で、演算処理を行うCPUと、プログラム、データ等を記憶するROM、RAMを備えており、周期的にプログラムを実行して、粒子状物質検出センサ1を含む内燃機関Eの各部を制御する。粒子状物質検出センサ1の制御の詳細については後述する。
図3に示すように、センサ素子10は、直方体形状の絶縁性基体12と、該絶縁性基体12の一側面(例えば、図3の上側面で図1の左側面)に櫛歯状に印刷形成された、一対の電極13、14からなる検出電極部11とを有している。櫛歯状の電極13、14は、それぞれ、複数の線状電極からなり、極性の異なる線状電極が交互に平行配設されて複数の電極対を構成している。電極13、14は、絶縁性基体12の先端側表面に形成され、他端側へ延びる線状のリード電極13a、14aに接続される。絶縁性基体12は、例えば、アルミナ等の絶縁性セラミックス材料を、所定の直方体形状に成形、焼成して形成される。電極13、14、リード電極13a、14aは、例えば、貴金属等の導電性材料からなり、スクリーン印刷等を用いて所定の櫛歯状の電極形状に形成される。
図1において、カバー2は筒状体形状で、センサ素子10と軸方向Xを一致させて同軸的に配置され、先端側の側面に複数の被測定ガス流通孔21が開口すると共に、先端面の中央に開口する被測定ガス流通孔22を有している。カバー2は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料からなる。カバー2は、側面の複数の被測定ガス流通孔21が、センサ素子10の検出電極部11に対向する位置に設けられ、排ガス通路E1内のガス流れの上流側に位置する被測定ガス流通孔21から、被測定ガスGが流入し、先端面の被測定ガス流通孔22へ向かうガス流れとなる。
図4、5に示すように、粒子状物質検出センサ1は、絶縁性基体12の先端面に、積層構造の検出電極部11を設けたセンサ素子10を有する構成であってもよい。センサ素子10は、絶縁性基体12の先端面に露出する一対の電極13、14が、検出電極部11を形成している。検出電極部11は、例えば、絶縁性基体12となる複数の絶縁性シートの間に、電極13、14となる電極膜を交互に配設した積層体を焼成して形成される。このとき、絶縁性基体12に少なくとも一部が埋設された一対の電極13、14の端縁部が、絶縁性基体12の先端面に線状に露出して、交互に極性の異なる線状電極からなる複数の電極対を構成する。
積層構造のセンサ素子10は、カバー2内に、検出電極部11が位置する先端面が、側面の複数の被測定ガス流通孔21より、やや基端側に位置するように配置されている。カバー2の構成は、上記図1に示した例と同様であり、側面の複数の被測定ガス流通孔21からカバー2内に被測定ガスGが流入し、先端面の被測定ガス流通孔22へ向かうガス流れが形成される。このとき、被測定ガスGの流れは、被測定ガス流通孔22から検出電極部11に直接向かわず、カバー2内に導入された被測定ガスGの流れが、センサ素子10の先端面の近傍で合流して、先端面の被測定ガス流通孔22へ向かうガス流れとなる。
粒子状物質検出センサ1は、検出電極部11において、一対の電極13、14間に粒子状物質を捕捉し、粒子状物質の量によって変化する電気的特性を検出する。その際に、センサ素子10は、電極13、14を構成する電極対間の距離が小さいほど、検出感度が高くなる。一般には、電極13、14間の距離は、通常、5〜500μmの範囲で設定され、例えば、印刷形成される場合には、50μm程度とすることができる。積層構造のセンサ素子10とする場合は、絶縁体シートの厚さによって調整される電極対間の距離を、より薄くし、例えば、20μm程度とすることができる。
粒子状物質検出センサ1は、センサ素子10に内蔵するヒータ部Hにより、検出電極部11を加熱して、捕集した粒子状物質を燃焼除去する。図3に示すように、センサ素子10において、ヒータ部Hは、例えば、絶縁性基体12内にヒータ電極H1とそのリード電極H2を埋設することにより構成することができる。あるいは、絶縁性基体12の電極13、14が印刷形成される面と異なる面に、ヒータ電極H1とそのリード電極H2を印刷形成することもできる。積層構造のセンサ素子10においても、ヒータ電極H1とそのリード電極H2を、絶縁性基体12内に埋設形成し、または、絶縁性基体12の表面に印刷形成することができる。なお、積層構造のセンサ素子10において、検出電極部11を先端面に形成せず、先端側の一側面に配置してもよい。その場合も、電極13、14となる電極膜が、絶縁性基体12となる絶縁性シート間に配置され、絶縁性シートの厚さが電極13、14間の距離となる構成は同様である。
ECU4は、粒子状物質検出センサ1に制御信号を出力して、センサ素子10の検出電極部11に粒子状物質を堆積させる。具体的には、図1に示すように、検出電極部11の一対の電極13、14間へ電圧を印加して、粒子状物質を静電捕集させる捕集制御部41と、この一対の電極13、14間に印加される電圧を決定する印加電圧決定部42とを有し、センサ素子10からの出力Eeに基づいてPM捕集量を計測する。この際、ECU4は、内燃機関Eの運転条件によって変化する排ガスの流速に応じて、センサ素子10の一対の電極13、14間への印加電圧を決定し、検出感度を向上させる。また、センサ素子10のヒータ部Hへ電力を供給して、粒子状物質が燃焼可能な温度に加熱する加熱制御部43を有する。これにより、PM捕集に先立ってヒータ部Hに通電し、検出電極部11に堆積した粒子状物質を燃焼させて、センサ素子10を再生させることができる。
このような粒子状物質検出装置は、粒子状物質検出センサ1の出力に基づいて、上流に配置されるDPF3の故障診断を行う内燃機関の排ガス浄化装置を構成することができる。一般に、DPF3に何らかの異常が生じて粒子状物質の捕集性能が低下した場合には、下流側に粒子状物質検出センサ1を配置して、排出される粒子状物質を速やかに検出することができる。そのために、ECU4は、予め検出基準となる所定の閾値Kを設定し、粒子状物質検出センサ1の出力Eeと比較して、故障判定を行う故障判定部5を備える。具体的には、粒子状物質検出センサ1の出力Eeが、所定の閾値Kに到達するまでの時間(すなわち、閾値到達時間S)を取得し、基準モデルとなるクライテリアDPFでの推定出力が、所定の閾値Kに到達するまでの時間(すなわち、閾値到達時間S0)と比較することで、故障判定を行う。
次に、ECU4によって実施されるDPF3の故障診断処理の詳細を説明する。
図6に示すように、DPF3の故障診断処理を開始したら、まずステップS1において、粒子状物質検出センサ1の検出電極部11に付着している粒子状物質を燃焼除去する、再生処理を行う。このステップS1は、加熱制御部43としての処理であり、センサ素子10に内蔵するヒータ部Hに通電して、検出電極部11を加熱することにより実施される。次いで、ステップS2において、粒子状物質検出センサ1を、所定の温度まで冷却する。粒子状物質検出センサ1の温度は、例えば、センサ素子10に内蔵するヒータ部Hのヒータ抵抗値変化等を利用して計測することができる。
その後、ステップS3において、検出電極部11の一対の電極13、14間に印加される最適な電圧を、排ガス流速を基に決定する。ステップS3は印加電圧決定部42としての処理であり、詳細は後述する。次いで、ステップS4に進んで、ステップS3で決定した印加電圧を、検出電極部11の一対の電極13、14間に印加し、静電場を形成して、排ガス中のPM捕集とPM捕集量の計測を開始する。ステップS3は、捕集制御部41としての処理である。さらに、ステップS5に進んで、粒子状物質検出センサ1の出力Eeを取り込み、この出力Eeと予め設定した閾値Kを比較する。このステップS5において、出力Eeが閾値Kに到達していなければ(すなわち、Ee<K)、ステップS3に戻る。出力Eeが閾値Kに到達していれば(すなわち、Ee≧K)、ステップS6に進む。
図7に示すように、ステップS3では、内燃機関Eの運転条件に応じて、PM捕集に最適な印加電圧を決定する。まず、ステップS31では、内燃機関Eの吸入空気量をエアフローメータ6からの信号として取得し、ステップS32では、粒子状物質検出センサ1の近傍の排ガス温度を、排ガス温度センサ51からの信号として取得する。ステップS33では、ステップS31、ステップS32で取得した、吸入空気量と排ガス温度の情報を基に、粒子状物質検出センサ1の近傍の排ガス流速を算出する。ここで、排ガス流速は、下記式1により、算出することができる。
式1:排ガス流速=(Ga×V/M)×[(T+273)/273]×1/D
ただし、
Ga:吸入空気量(単位:g/s)
M:空気の分子量(単位:g/mol)
V:0℃、1気圧での気体1molの体積(単位:m3
T:排ガス温度(単位:℃)
D:排ガス通路E1の断面積(単位:m2
なお、一般に、M=28.9(単位:g/mol)、V=0.0224(単位:m3)であり、Dは、粒子状物質検出装置が配設される内燃機関Eの排ガス通路E1によって、予め決められた固定値である。
ステップS34では、ステップS33で取得した排ガス流速を基に、予め用意しておいた排ガス流速範囲と電極間印加電圧の制御マップに照らし合わせて、粒子状物質検出センサ1への印加電圧を決定する。このとき、粒子状物質検出センサ1の出力Eeが閾値Kに到達するまでの検出時間は、図8に示すように、排ガスの流速に依存して変化する。なお、排ガス中のPM濃度は同じとした。また、図9〜図13に示すように、流速範囲毎に最適な印加電圧は変化する。ECU4は、これら関係を基に、流速範囲毎に粒子状物質の捕集効率が最大となる印加電圧を設定し、制御マップとして、記憶領域であるROMに記憶しておくことができる。ここで使用される制御マップの一例を、下記表1に示した。
Figure 2017173052
図8に示すように、印加電圧を一定としたとき、排ガスの流速と検出時間とは相関があり、例えば、排ガスが低流速の領域では、粒子状物質検出センサ1の出力Eeが閾値Kに達する検出時間は、流速にほぼ反比例する。つまり、流速が増すにつれて検出時間が短くなっている。ただし、図中に点線で示す反比例曲線ほどには検出時間は短くならず、高流速の領域では一定値に収束する。これは、検出電極部11における粒子状物質の捕集効率が、排出されるPM量と検出電極部11への印加電圧の両方に依存して変化するためであり、粒子状物質検出センサ1に到達するPM量は、排ガスの流速に比例して増加する。このため、排ガスが高流速の領域では、検出感度が低下しやすく、印加電圧をより高くして、捕集効率を高めるのがよい。
一方、図9に示すように、排ガスの流速が一定範囲にあるとき(例えば、10.1m/s〜20.0m/s)、印加電圧を変化させると、印加電圧が低い領域では、印加電圧の増加に伴い検出時間は減少するが、印加電圧がより高くなると、検出時間は再び増加する。ここでは、印加電圧が30V〜40V付近、例えば35Vで検出時間は最も短くなり、印加電圧が30V〜40Vの範囲を超えると検出時間が再び上昇し、60Vを超えると検出時間が急増している。これは、検出電極部11への粒子状物質の電気的付着力Pが、下記式2で表されるように、クーロン力と反発力に依存するためと推察される。
式2:P∝R2(ABIρ−B2/32)
ただし、
R:粒子径
A:係数
B:電界強度
I:コロナ電流
ρ:粒子の比抵抗
式2において、括弧内の第1項はクーロン力を表し、第2項は反発力を表す。つまり、低印加電圧の領域では、クーロン力が支配的となって検出時間が減少し、高印加電圧の領域では、反発力が支配的となって検出時間が増加する。このように、クーロン力と反発力のバランスによって電気的付着力Pが決まり、クーロン力が比較的大きく反発力が比較的小さくなることで検出時間が最小となる。言い換えれば、捕集効率が最大となる印加電圧の最適範囲が存在し、この範囲で印加電圧を設定することで、検出感度を向上させることができる。
この傾向は、排ガスの流速がより低い範囲にある図10(例えば、10.0m/s以下)、またはより高い範囲にある図11〜図13(例えば、20.1m/s〜30.0m/s、30.1m/s〜40.0m/s、40.1m/s以上)においても同様である。図10に示すように、10.0m/s以下の流速範囲では、印加電圧が25V〜35V付近、例えば30Vで検出時間は最も短くなる。また、図11に示すように、20.1m/s〜30.0m/sの流速範囲では、印加電圧が40V〜50V付近、例えば45Vで検出時間は最も短くなり、図12に示すように、30.1m/s〜40.0m/sの流速範囲では、印加電圧が50V〜60V付近、例えば55Vで検出時間は最も短くなり、図13に示すように、40.1m/s以上の流速範囲では、印加電圧が60V〜70V付近、例えば65Vで検出時間は最も短くなる。したがって、各流速範囲において、それぞれ排ガスの流速と検出時間の関係を基に、上記表1に示したように、捕集効率が最大となり検出時間が最小となる印加電圧範囲で、印加電圧を設定しておくことができる。
そこで、図6のステップS3において、上記表1に示したように、流速範囲毎に最適となる印加電圧を設定し、図6のステップS4において、粒子状物質検出センサ1の出力Eeが、より短い時間で閾値Kに到達するように制御する。これにより、図14に示すように、各流速範囲で定常運転した場合に、全流速範囲で印加電圧を一定とした場合(例えば、35V)に比べて、閾値到達時間Sを短縮させる効果が得られる。特に、排ガスが低流速の領域では、上記図8に示したように、流速の影響で検出時間が増加しやすいことから、流速に応じて印加電圧を変化させることで、粒子状物質検出センサ1の検出感度を向上させる効果が高い。なお、流速範囲10.1m/s〜20.0m/sにおいては、最適となる印加電圧(例えば、35V)が一定電圧とした場合と同じであるため、閾値到達時間Sも同じとなっている。
また、図15に示すように、NEDCモード(すなわち、欧州での燃費、排気規制の試験走行モード)走行では、印加電圧を一定とした場合(例えば、35V)の閾値到達時間Sが451秒であった。これに対して、流速に応じて印加電圧を変化させた場合には、閾値到達時間Sが403秒となり、印加電圧を制御することで、粒子状物質検出センサ1の検出感度が大きく向上する。
図6のステップS5は、粒子状物質検出センサ1の出力Eeが閾値Kに到達したか否か、すなわち、故障判定タイミングに到達したか否かを判定するステップであり、肯定判定されたら、ステップS6で、閾値到達時間Sを取得する。閾値到達時間Sは、計測開始から閾値Kに到達するまでの経過時間である。次いで、ステップS7に進んで、閾値到推定時間S0を取得する。閾値到達推定時間S0は、クライテリアDPFにおいて粒子状物質検出センサ1の出力Eeが閾値Kに到達する推定時間S0であり、エンジン運転条件、クライテリアDPFの捕集率、粒子状物質検出センサ1の捕集率から算出することができる。以下に、ステップS7の詳細を説明する。
図16に示すように、ステップS71では、内燃機関Eの回転数を、回転数センサ52からの信号として取得する。ステップS72では、アクセルペダルセンサ53からの信号や回転数センサ52からの信号を基に、内燃機関Eで発生するトルク、さらには燃料噴射量を求める。ステップS73では、ステップS71、72で取得した情報を基に、クライテリアDPFへの流入PM量を推定する。このとき、内燃機関Eの運転状態に対する流入PM量のマップを予め用意しておくことができる。
ステップS74では、クライテリアDPFのPM捕集率を推定する。クライテリアDPFのPM捕集率は、予め定められた値を用いてもよいし、DPF3内のPM堆積量、排ガス流量で補正してもよい。DPF3内のPM堆積量は、DPF3前後に設置した図示しない圧力センサの差圧により、排ガス流量はエアフローメータ6により求められる。ステップS75では、ステップS73、74で取得した情報を基に、クライテリアDPFからの流出PM量を推定する。ステップS76では、ステップ3で検出電極部11への印加電圧を決定した際の情報を基に、粒子状物質検出センサ1のPM捕集効率を推定する。このため、排ガス流速に対するPM捕集効率のマップを予め用意しておくとよい。ステップS77では、ステップS75、76で取得した情報を基に、クライテリアDPFにおける粒子状物質検出センサ1の出力を推定する。ステップS78では、ステップS77で取得した情報を基に、クライテリアDPFにおいてPMセンサ出力が閾値Kに到達する推定時間(すなわち、閾値到達推定時間S0)を算出する。
図6のステップS8では、ステップS6で取得した閾値到達時間Sと、ステップS7で算出した閾値到達推定時間S0とを比較し、閾値到達推定時間S0が閾値到達時間Sより大きいか否かを判定する。図17に示すように、S0>Sの場合は、実際に装着されたDPF3下流の粒子状物質検出センサ1によるPM捕集量が、クライテリアDPF下流の粒子状物質検出センサ1のPM捕集量より多いことになる。つまり、実際に装着されたDPF3をすり抜けて検出電極部11に到達するPM量の方が、クライテリアDPFをすり抜けるPM量より多いことになるため、DPFは故障していると判断し、警告灯を点灯する。一方、図18に示すように、S0≦Sの場合には、実際に装着されたDPFをすり抜けるPM量は、クライテリアDPFをすり抜けるPM量より少ないことになるため、DPFは正常と判断し、故障診断を終了する。
以上のように、粒子状物質検出センサ1の検出電極部11に電圧を印加して粒子状物質を捕集し、上流に配置したDPF3の故障診断を実施することができる。この際、エンジンの吸入空気量と排ガス温度を基にガス流速を算出し、このガス流速に対応させて、電極間に印加する電圧を変化させることで、検出感度を向上させることができる。さらに、閾値到達時間SをクライテリアDPFによる閾値到達推定時間S0と比較することで、DPF3の故障診断を精度よく実施することができる。
粒子状物質検出センサ1を用いた本発明の粒子状物質検出装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を超えない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態1においては、内燃機関Eをディーゼルエンジンとし、粒子状物質捕集部としてDPF3を配置したが、内燃機関Eをガソリンエンジンとして、ガソリンパティキュレートフィルタを配置することもできる。また、内燃機関Eの燃焼排ガスに限らず、粒子状物質が含まれる被測定ガスであれば、いずれにも適用することができる。
また、上記実施形態1においては、粒子状物質検出センサ1のセンサ素子10を覆うカバー2を一重筒構造としたが、内筒と外筒からなる二重筒構造とすることもできる。カバー2に設けるガス流通孔の配置や数も任意に設定することができる。その他、粒子状物質検出センサ1を構成するセンサ素子10やカバー2の各部形状や材質等は、適宜変更することができる。
E 内燃機関
E1 排ガス通路
1 粒子状物質検出センサ(すなわち、センサ部)
10 センサ素子
11 検出電極部
2 カバー
21、22 ガス流通孔
3 粒子状物質捕集部(すなわち、ディーゼルパティキュレートフィルタ)
4 電子制御ユニット(すなわち、制御部)
51排ガス温度センサ
6 エアフローメータ

Claims (5)

  1. 被測定ガスに含まれる粒子状物質を検出する粒子状物質検出装置であって、
    互いに離間して配置された一対の電極(13、14)を有するセンサ素子(10)を備え、上記一対の電極間に捕集される粒子状物質の量に応じた信号を出力するセンサ部(1)と、
    該センサ部の上記一対の電極間へ電圧を印加して、粒子状物質を静電捕集させる捕集制御部(41)と、上記一対の電極間に印加される電圧を決定する印加電圧決定部(42)とを有し、上記センサ部からの出力(Ee)に基づいて粒子状物質を検出する制御部(4)と、を備えており、
    上記印加電圧決定部は、上記センサ部に導入される上記被測定ガスの流速に対応させて、上記一対の電極間における粒子状物質の捕集効率が最大となるように上記一対の電極間へ印加される電圧を決定する、粒子状物質検出装置。
  2. 上記センサ部は、上記被測定ガスに晒される絶縁性基体(12)の表面に上記一対の電極を配置した検出電極部(11)と、該検出電極部を加熱するヒータ電極(H1)を設けたヒータ部(H)とを有する、請求項1に記載の粒子状物質検出装置。
  3. 上記制御部は、上記ヒータ部へ電力を供給して、粒子状物質が燃焼可能な温度に加熱する加熱制御部(43)を有する、請求項2に記載の粒子状物質検出装置。
  4. 上記制御部は、上記センサ部の上記出力が検出基準となる閾値に到達するまでの検出時間と印加電圧の関係に基づいて、予め流速範囲毎に粒子状物質の捕集効率が最大となる印加電圧範囲が設定された制御マップを備え、上記印加電圧決定部は、上記被測定ガスの流速の情報を取得し、上記制御マップを参照して、上記一対の電極間に印加される電圧を決定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の粒子状物質検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒子状物質検出装置を備え、
    内燃機関(E)から上記被測定ガスとなる排ガスが排出される排ガス通路(E1)に粒子状物質捕集部(3)を備え、該粒子状物質捕集部の下流側に上記センサ部を配置した内燃機関の排ガス浄化装置であって、
    上記制御部は、上記センサ部からの上記出力と、上記粒子状物質捕集部の基準モデルに対する上記センサ部の推定出力とを比較して、上記粒子状物質捕集部の故障判定を行う故障判定部(5)を備える、内燃機関の排ガス浄化装置。
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