JP2017173024A - 測定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、内径は同じであるが外径が異なる(例えば外径が大きい)型番の転がり軸受の径を測定する場合であっても、受け治具の外側受け部は外輪の外周面に非接触であるため、このような型番の異なる転がり軸受についても位置決め及び径の測定が可能となる。つまり、内径は同じであるが外径が異なるような型番の転がり軸受であっても、受け治具を交換しないで位置決め可能となり、径の測定が可能となる。
また、外径は同じであるが内径が異なる(例えば内径が小さい)型番の転がり軸受の径を測定する場合であっても、受け治具の内側受け部は内輪の内周面に非接触であるため、このような型番の異なる転がり軸受についても位置決め及び径の測定が可能となる。つまり、外径は同じであるが内径が異なるような型番の転がり軸受であっても、受け治具を交換しないで位置決め可能となり、径の測定が可能となる。
〔測定装置の概略について〕
図1は、本発明の測定装置の実施の一形態を示す正面図である。図2は、図1に示す測定装置の側面図である。この測定装置10は、測定対象となる転がり軸受40を載せた状態として保持する受け治具11と、この受け治具11により保持されている転がり軸受40の径を測定するための測定手段とを備えている。図1及び図2に示す測定装置10は、前記測定手段として、転がり軸受40(内輪41)の内径D1を測定するための内径測定手段51と、転がり軸受40(外輪42)の外径D2を測定するための外径測定手段52とを有している。この測定装置10では、受け治具11に転がり軸受40を載せると、内径D1及び外径D2が自動測定される。なお、図1では、転がり軸受40及び受け治具11を断面として示している。
図3に示すように、転がり軸受40は、内輪41、外輪42、これら内輪41と外輪42との間に介在している複数の玉(転動体)43、及び、これら玉43を周方向に沿って間隔をあけて保持する環状の保持器44を有している。本実施形態において測定の対象とする転がり軸受40はアンギュラ玉軸受であり、玉43は、内輪41の軌道面41aに対して所定の接触角で接触し、外輪42の軌道面42aに対して所定の接触角で接触する。
図1及び図2により、測定装置10の構成について説明する。測定装置10は、受け治具11、内径測定手段51及び外径測定手段52の他に、更に、受け治具11を装置中心線C0回りに回転させる回転アクチュエータ53、受け治具11を水平方向に直線移動させる直線アクチュエータ54、及び、コンピューター装置からなる制御装置15を備えている。装置中心線C0は鉛直方向の基準線であり、受け治具11の治具中心線C1(図4参照)に転がり軸受40の中心線C2(図3参照)を一致させて位置決めした状態とし、更に、治具中心線C1を装置中心線C0と一致させて径の測定が実行されるように、この測定装置10は構成されている。
なお、内径測定手段51及び外径測定手段52については、他の形式の測定手段であってもよい。
図4は、受け治具11及び転がり軸受40の断面図である。受け治具11は、円盤状の部材であり、径方向内側の内側受け部20と、径方向外側の外側受け部30とを有している。本実施形態では、内側受け部20と外側受け部30とは一体となっている。この受け治具11上に、内輪41及び外輪42の軸方向一方側の側面46,47が上を向くようにして転がり軸受40が搭載される。図4は、転がり軸受40が受け治具11の正規位置に設置された状態を示している。
寸法差G:内輪41と外輪42との前記差幅δ1(図3参照)以上であり、かつ、前記差幅δ1と前記微小寸法s(図5参照)との和以下。
なお、ここでの差幅δ1は、設計値である。
受け治具11に載せられた転がり軸受40が、この状態で測定ゾーンに位置し、測定手段51,52(図1参照)による径の測定が行われる。測定ゾーンでは、治具中心線C1と装置中心線C0とが一致することから、装置中心線C0を基準として、転がり軸受40の内輪41の径方向の位置決めは正確となり、精度の高い測定が可能となる。外輪42については、図5に示すように、径方向についてクリアランスが形成されるが、外径測定手段52は、装置中心線Cを中心として180度離れて設けられている一対の外径測定子52a,52aを有しており、これらを外輪42の外周面に対して接近させ接触させる構成であることから、精度の高い測定が可能となる。更に、回転アクチュエータ53によって転がり軸受40を回転させることができるので、一対の外径測定子52a,52aを外輪42に接触させるようにしながら転がり軸受40と共に受け治具11を回転させることで、外輪42についても精度の高い測定が可能となる。
図6は、他の形態の受け治具11上に転がり軸受40が載せられた状態を示す断面図である。図6に示す形態と図4に示す形態とを比べると、受け治具11が異なるが、その他の構成は同じである。図4に示す受け治具11は、転がり軸受40の側面46,47を上向きとして載置する場合の治具であるが、図6に示す受け治具11は、その反対の側面48,49を上向きとして載置する場合の治具である。図6は、転がり軸受40が受け治具11の正規位置に設置された状態を示している。
前記のように、転がり軸受40において、内輪41が外輪42に対して基準状態から軸方向に微小寸法sについて移動可能となるのは、この転がり軸受40のアキシャル内部すきまに起因する。また、この微小寸法sの値も、転がり軸受40のアキシャル内部すきまに起因する。そして、この転がり軸受40の場合、前記のとおり、側面46と側面47との間に差幅δ2が設けられている(図3参照)。この差幅δ2は、本実施形態では、前記基準状態における内輪41の側面46と外輪42の側面47との間の軸方向についての寸法である。
環状の外壁部32は、外輪42を径方向について位置決めするための部分であり、円環形状を有しており、外輪42の外周面42bと嵌合する。例えば、外壁部32と外輪42とはすきま嵌めの関係にある。外壁部32に外輪42が嵌合することで、外輪42の中心線と、受け治具11の治具中心線C1とは一致し、転がり軸受40の径方向についての位置決めがされる。環状の外受け面31が外輪42の側面47と全周にわたって面接触する状態で、外輪42は外受け部30に載せられる。
寸法差G:内輪41と外輪42との前記差幅δ2(図3参照)以上であり、かつ、前記差幅δ2と前記微小寸法sとの和以下。
なお、ここでの差幅δ2は、設計値である。
以上、前記各形態の受け治具11を備えている測定装置10によれば、測定対象となる転がり軸受40を受け治具11に設置する作業が容易となる。また、図4に示す受け治具11の場合、内径は同じであるが外径が異なるような型番の転がり軸受40であっても、受け治具11を交換しないで位置決め可能となる。図6に示す受け治具11の場合、外径は同じであるが内径が異なるような型番の転がり軸受40であっても、受け治具11を交換しないで位置決め可能となる。このため、測定作業の効率化に貢献することができる。この結果、転がり軸受40の生産性を高めることが可能となる。
また、前記実施形態の測定装置10によれば、内輪41の内周面41b及び外輪42の外周面42bの真円度の測定も可能となる。
前記実施形態では、受け治具11に転がり軸受40が載せられると測定手段(51,52)によって自動測定が行われる場合について説明したが、受け治具11は、このように自動測定する以外の用途で用いられてもよい。つまり、作業者が、測定対象となる転がり軸受40を正規位置として設置した受け治具11を、測定装置10の所定の位置に配置し、作業者が測定手段(内径測定手段51及び外径測定手段52)を操作して転がり軸受40の径を測定する測定装置であってもよい。
また、前記実施形態では、測定対象とする転がり軸受40がアンギュラ玉軸受である場合について説明したが、深溝玉軸受等であってもよい。
21:環状の内受け面 22:凸部 30:外側受け部
31:環状の外受け面 32:外壁部 40:転がり軸受
41:内輪 41b:内周面 42:外輪
42b:外周面 46,47,48,49:側面
51:内径測定手段(測定手段) 52:外径測定手段(測定手段)
D1:内径 D2:外径 G:寸法差
K1:第一仮想水平面 K2:第二仮想水平面 s:微小寸法
δ1:差幅 δ2:差幅
Claims (4)
- 内輪に対して外輪が基準状態から軸方向一方に微小寸法について移動可能となる転がり軸受の径を測定するための測定装置であって、
前記転がり軸受を載せた状態として保持する受け治具と、前記受け治具により保持されている前記転がり軸受の径を測定するための測定手段と、を備え、
前記受け治具は、
前記内輪の軸方向他方側の側面に当接する環状の内受け面、及び、前記内輪の内周面と嵌合し当該内輪を径方向について位置決めするための凸部を有する内側受け部と、
前記外輪の軸方向他方側の側面に当接する環状の外受け面を有し、当該外輪の外周面に非接触である外側受け部と、
を有し、
前記内受け面は第一仮想水平面上の面であって、前記外受け面は前記第一仮想水平面に平行な第二仮想水平面上の面であって、かつ、当該内受け面と当該外受け面とは、前記内輪と前記外輪との差幅以上でかつ当該差幅と前記微小寸法との和以下の寸法差で鉛直方向について位置を違えて設けられている、測定装置。 - 前記内受け面と前記外受け面とは、前記内輪と前記外輪との差幅よりも大きくかつ当該差幅と前記微小寸法との和以下の寸法差で軸方向について位置を違えて設けられている、請求項1に記載の測定装置。
- 外輪に対して内輪が基準状態から軸方向一方に微小寸法について移動可能となる転がり軸受の径を測定するための測定装置であって、
前記転がり軸受を載せた状態として保持する受け治具と、前記受け治具により保持されている前記転がり軸受の径を測定するための測定手段と、を備え、
前記受け治具は、
前記外輪の軸方向他方側の側面に当接する環状の外受け面、及び、前記外輪の外周面と嵌合し当該外輪を径方向について位置決めするための環状の外壁部を有する外側受け部と、
前記内輪の軸方向他方側の側面に当接する環状の内受け面を有し、当該内輪の内周面に非接触である内側受け部と、
を有し、
前記内受け面は第一仮想水平面上の面であって、前記外受け面は前記第一仮想水平面に平行な第二仮想水平面上の面であって、かつ、当該内受け面と当該外受け面とは、前記内輪と前記外輪との差幅以上でかつ当該差幅と前記微小寸法との和以下の寸法差で鉛直方向について位置を違えて設けられている、測定装置。 - 前記内受け面と前記外受け面とは、前記内輪と前記外輪との差幅よりも大きくかつ当該差幅と前記微小寸法との和以下の寸法差で軸方向について位置を違えて設けられている、請求項3に記載の測定装置。
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JP2021120652A (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-19 | 日本精工株式会社 | 軸受用軌道輪の溝径寸法測定方法、及び転がり軸受の製造方法、並びに機械、車両の製造方法 |
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