JP2017171104A - 車両用成形天井材 - Google Patents

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三上 正彦
Masahiko Mikami
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Abstract

【課題】車両用成形天井材全体の軽量化と天井材本体の車幅方向両側部分における高剛性化とを両立させることができる車両用成形天井材を提供する。
【解決手段】天井材本体2は、基材層3と、基材層3の車室内側及び車室外側にそれぞれ設けられた第1補強層4及び第2補強層5と、第1補強層4の車室内側に設けられた表皮層6と、第2補強層5の車室外側に設けられた裏面層7とを備え、天井材本体2の車幅方向両側部分における第2補強層5と裏面層7との間には、中芯層8a及びライナー層8bを有するダンボール層8が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両におけるルーフパネルの車室内側に設けられた車両用成形天井材に関する。
従来より、自動車等の車両におけるルーフパネルの車室内側には、車室内に面するパネル状をなす車両用成形天井材が配設されている。例えば、特許文献1に開示されている車両用成形天井材は、平面視で略矩形状をなす天井材本体を備え、該天井材本体の車両前側中央部分には、オーバーヘッドコンソール用の開口部が形成されている。上記天井材本体は、加熱した成形型を用いて積層シートを加圧成形することにより形成されていて、硬質発泡ウレタン材からなる基材層と、該基材層の車室内側及び車室外側にそれぞれ設けられた繊維材からなる第1及び第2補強層と、上記第1補強層の車室内側に設けられた表皮層と、上記第2補強層の車室外側に設けられた裏面層とを備えている。そして、上記天井材本体のオーバーヘッドコンソール用開口部周りにおける第2補強層と裏面層との間には、紙材層が設けられ、上記開口部周りの剛性を高めている。
特開2004−66629号公報
ところで、上記天井材本体の車幅方向両側部分は、車両のルーフパネルにおける車幅方向両側部分の形状に沿うように、端部に行くにつれて次第に下方に位置する湾曲形状をなしている。したがって、天井材本体の車幅方向両側部分は、天井材本体を成形型により成形する際、車幅方向の外側に引き伸ばされながら成形されることによって他の部分より厚みが薄くなって剛性が低下してしまう。
これを回避するために、上記天井材本体の車幅方向両側部分における各層の間に特許文献1の如き紙材層を設けて当該部分を補強することが考えられる。
しかし、天井材本体の車幅方向両側部分に特許文献1の如き紙材層を単に設けると、剛性は高くなるものの車両用成形天井材全体の重量が重くなってしまい、近年における車両の燃費向上を目的とした車両全体の重量を軽くするといった要求を満たせなくなってしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両用成形天井材全体の軽量化と天井材本体の車幅方向両側部分における高剛性化とを両立させることができる車両用成形天井材を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、天井材本体の車幅方向両側部分にダンボール層を設けたことを特徴とする。
具体的には、車両のルーフパネルの車室内側に配置され、積層シートを加圧成形することにより形成された複数層からなるパネル状の天井材本体を有する車両用成形天井材を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記天井材本体は、硬質発泡体からなる基材層と、該基材層の車室内側及び車室外側にそれぞれ設けられた繊維材からなる第1補強層及び第2補強層と、上記第1補強層の車室内側に設けられた表皮層と、上記第2補強層の車室外側に設けられた裏面層とを備え、上記天井材本体の車幅方向両側部分における上記基材層と上記第2補強層との間、又は、上記天井材本体の車幅方向両側部分における上記第2補強層と上記裏面層との間には、ダンボールシートにおける断面波状の中芯により形成された中芯層と、上記ダンボールシートにおける上記中芯の片面又は両面に接着された平板状のライナーにより形成されたライナー層とを有するダンボール層が設けられていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記ダンボール層における上記ライナー層は、上記中芯層の片面にのみ設けられていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記第2補強層は、ガラス繊維材からなり、上記ダンボール層は、上記中芯層が上記第2補強層に接合され、上記ライナー層が上記裏面層に接合されていることを特徴とする。
第4の発明では、第2又は第3の発明において、上記ダンボール層は、上記中芯層が車幅方向に断面波状となるように設けられていることを特徴とする。
第1の発明では、断面波状をなす中芯層によって補強部分の断面係数が大きくなるので、天井材本体の車幅方向両側部分において所望する剛性を得るのに必要な補強の領域を平板状の紙材層によって補強する場合に比べて減らすことができ、車両用成形天井材全体の軽量化と天井材本体の車幅方向両側部分における高剛性化とを両立させることができる。
第2の発明では、中芯層の両面にそれぞれライナー層が設けられたダンボール層を天井材本体における車幅方向両側部分に設ける場合に比べて、当該天井材本体における車幅方向両側部分の厚みが薄くなるので、天井材本体における車幅方向両側部分の剛性を高めつつ天井材本体の成形性をも高めることができる。
第3の発明では、中芯層が断面波状をなしていて表面に凹凸があるガラス繊維材からなる第2補強層に沿い易いので、第2補強層とダンボール層との間を接着剤で接着する際の接着性を高めることができる。
第4の発明では、車両前後方向の曲げ剛性が高くなるので、特に車両前後方向に変形し難い部品にできる。
本発明の実施形態に係る車両を簡略化した斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用成形天井材の天井材本体を車室外側から見た平面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 図3のA部拡大図である。 (a)は、加熱した成形型に積層シートをセットした状態の断面図であり、(b)は、成形型を型閉じして加圧成形により天井材本体を得た状態の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用成形天井材1を備えた車両10を示す。上記車両用成形天井材1は、上記車両10のルーフパネル10aにおける車室内側に位置する略矩形パネル状の天井材本体2を備え、該天井材本体2のルーフパネル10a側には、図示しないハーネス線及び防音材等が粘着テープや接着剤で取り付けられている。
上記天井材本体2の車幅方向両側部分は、図3に示すように、車幅方向両端に近づくにつれて次第に下方に位置するよう傾斜している。
また、上記天井材本体2の車両前側中央部分には、図2に示すように、平面視で矩形状をなすオーバーヘッドコンソール用開口部2aが形成されている。
さらに、上記天井材本体2の車両前後方向中央部分には、平面視で矩形状をなすランプユニット用開口部2bが形成されている。
上記天井材本体2は、図3及び図4に示すように、硬質発泡ウレタン材(硬質発泡体)からなる基材層3と、該基材層3の車室内側に設けられたガラス繊維材からなる第1補強層4と、上記基材層3の車室外側に設けられたガラス繊維材からなる第2補強層5と、上記第1補強層4の車室内側に設けられた不織布からなる表皮層6と、上記第2補強層5の車室外側に設けられた不織布からなる裏面層7とを備えている。
また、上記天井材本体2の車幅方向両側部分における上記第2補強層5と上記裏面層7との間には、図2に示すように、ダンボール層8が車両前後方向に亘って設けられている。
該ダンボール層8は、図3及び図4に示すように、断面波状の中芯層8aと、該中芯層8aの片面に接着された平板状のライナー層8bとを備え、上記中芯層8aが車幅方向に断面波状となるように設けられている。
そして、上記ダンボール層8は、上記中芯層8aが上記第2補強層5にイソシアネート系接着剤により接合され、上記ライナー層8bが上記裏面層7にホットメルト系接着剤により接合されている。
上記天井材本体2は、図5(a)、(b)に示すように、加熱した成形型9を用いて積層シート11を加圧成形することにより得られるようになっている。
上記積層シート11は、硬質発泡ウレタン材からなる硬質発泡ウレタンシート30と、該硬質発泡ウレタンシート30の両面に積層されたガラス繊維材からなるガラス繊維シート40,50と、上記ガラス繊維シート40における硬質発泡ウレタンシート30の反対側に積層された不織布からなる表皮シート60と、上記ガラス繊維シート50における硬質発泡ウレタンシート30の反対側に積層された不織布からなる裏面シート70とを備え、上記ガラス繊維シート40,50には、イソシアネート系接着剤(熱硬化性接着剤)が予め含浸されている。
上記ガラス繊維シート50と上記裏面シート70との間における両側端縁寄りの位置には、断面波状の中芯80a及び該中芯80aの片面に接着された平板状のライナー80bからなるダンボールシート80が設けられている。
上記成形型9は、フロアに固定された固定型9aと、該固定型9aに対して進退可能に対向配置された可動型9bとを備え、型開きした状態で上記固定型9aと上記可動型9bとの間に上記積層シート11をセットし、且つ、型閉じして加圧することにより上記天井材本体2を得るようになっている。
つまり、天井材本体2の中芯層8aは、上記ダンボールシート80の中芯80aにより形成され、上記天井材本体2のライナー層8bは、上記ダンボールシート80のライナー80bにより形成されている。
尚、図3及び図4では、便宜上、天井材本体2の各層の厚みを誇張して記載している。
以上より、本発明の実施形態によると、断面波状をなす中芯層8aによって補強部分の断面係数が大きくなるので、天井材本体2の車幅方向両側部分において所望する剛性を得るのに必要な補強の領域を平板状の紙材層によって補強する場合に比べて減らすことができ、車両用成形天井材1全体の軽量化と天井材本体2の車幅方向両側部分における高剛性化とを両立させることができる。
また、上記ダンボール層8は、ライナー層8bが中芯層8aの片面にのみ設けられているので、中芯層8aの両面にそれぞれライナー層8bが設けられたダンボール層8を天井材本体2における車幅方向両側部分に設ける場合に比べて、当該天井材本体2における車幅方向両側部分の厚みが薄くなり、天井材本体2における車幅方向両側部分の剛性を高めつつ天井材本体2の成形性をも高めることができる。
さらに、中芯層8aは断面が波状をなしていて表面に凹凸があるガラス繊維材からなる第2補強層5に沿い易いので、第2補強層5とダンボール層8との間を接着剤で接着する際の接着性を高めることができる。
それに加えて、中芯層8aが車幅方向に断面波状となっているので、車両前後方向の曲げ剛性が高くなり、特に車両前後方向に変形し難い部品にできる。
尚、本発明の実施形態では、ダンボール層8を第2補強層5と裏面層7との間に設けているが、基材層3と第2補強層5との間に設けても良い。
また、本発明の実施形態のダンボール層8は、中芯層8aの片面にのみライナー層8bが設けられたものであるが、中芯層8aの両側にライナー層8bを設けたものであってもよい。
また、本発明の実施形態のダンボール層8は、中芯層8aが第2補強層5に接合され、ライナー層8bが裏面層7に接合されているが、これに限らず、中芯層8aが裏面層7に接合され、ライナー層8bが第2補強層5に接合されていてもよい。
また、本発明の実施形態のダンボール層8は、中芯層8aが車幅方向に断面波状となるように設けられているが、中芯層8aが車両前後方向に断面波状となるように設けられていてもよい。
また、本発明の実施形態では、第1及び第2補強層4,5をガラス繊維材からなるものにしているが、植物繊維材からなるものにしてもよい。
本発明は、車両におけるルーフパネルの車室内側に設けられた車両用成形天井材に適している。
1 車両用成形天井材
2 天井材本体
3 基材層
4 第1補強層
5 第2補強層
6 表皮層
7 裏面層
8 ダンボール層
8a 中芯層
8b ライナー層
10 車両
10a ルーフパネル
11 積層シート
80 ダンボールシート
80a 中芯
80b ライナー

Claims (4)

  1. 車両のルーフパネルの車室内側に配置され、積層シートを加圧成形することにより形成された複数層からなるパネル状の天井材本体を有する車両用成形天井材であって、
    上記天井材本体は、硬質発泡体からなる基材層と、該基材層の車室内側及び車室外側にそれぞれ設けられた繊維材からなる第1補強層及び第2補強層と、上記第1補強層の車室内側に設けられた表皮層と、上記第2補強層の車室外側に設けられた裏面層とを備え、
    上記天井材本体の車幅方向両側部分における上記基材層と上記第2補強層との間、又は、上記天井材本体の車幅方向両側部分における上記第2補強層と上記裏面層との間には、ダンボールシートにおける断面波状の中芯により形成された中芯層と、上記ダンボールシートにおける上記中芯の片面又は両面に接着された平板状のライナーにより形成されたライナー層とを有するダンボール層が設けられていることを特徴とする車両用成形天井材。
  2. 請求項1に記載の車両用成形天井材において、
    上記ダンボール層における上記ライナー層は、上記中芯層の片面にのみ設けられていることを特徴とする車両用成形天井材。
  3. 請求項2に記載の車両用成形天井材において、
    上記第2補強層は、ガラス繊維材からなり、
    上記ダンボール層は、上記中芯層が上記第2補強層に接合され、上記ライナー層が上記裏面層に接合されていることを特徴とする車両用成形天井材。
  4. 請求項2又は3に記載の車両用成形天井材において、
    上記ダンボール層は、上記中芯層が車幅方向に断面波状となるように設けられていることを特徴とする車両用成形天井材。
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