JP2017170962A - ワイパシステム及びワイパシステム制御方法 - Google Patents

ワイパシステム及びワイパシステム制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウォッシャ液噴射動作のタイムラグを考慮し、ワイパ動作に正確に対応した噴射作動を実現する。【解決手段】ワイパシステム1は、ワイパブレード4a,4bと、ブレード進行方向に向かってウォッシャ液13を噴射可能なウォッシャノズル11f,11rとを有する。ウォッシャノズル11f,11rには、ポンプモータ14によって駆動されるウォッシャポンプ12からウォッシャ液13が供給される。ポンプモータ14はウォッシャスイッチ20によってON/OFFが切り替えられ、コントローラ9によって制御される。コントローラ9は、ウォッシャスイッチがONされたときと、ワイパブレード4a,4bが上・下反転位置に達しウォッシャ液13の噴射方向が切り替わるとき、ポンプモータ14を最大出力にて作動させ、ウォッシャ液13の噴射タイミングの遅れを補う。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用ワイパシステムの制御技術に関し、特に、ワイパブレードやワイパアームの部位にウインドウォッシャノズルを配した構造のワイパシステムにおけるウォッシャ液の噴射制御技術に関する。
一般に、自動車等の車両には、フロントガラスなどの雨滴払拭や汚れ落としのため、ウォッシャ液(洗浄液)噴射用のウォッシャノズルを備えたワイパ装置が取り付けられており、その場合、ウォッシャノズルは、通常、車両のフロントエンジンフード又はフロントボンネット等などに取り付けられている。ところが、このようなワイパ装置では、ウォッシャ液が払拭エリア外に噴射されてしまい、ウォッシャ液の使用効率が良くなかったり、噴射口からウインドガラスまでの距離が長いため、風圧によって射点がずれてしまったりするなどの問題があった。
そこで、近年、ウォッシャ液の使用効率や射点ズレ対策等の観点から、節水やドライバーの視界確保を図るべく、ワイパブレードやワイパアームの部位にウォッシャ液の噴射口を配したワイパ装置が提案されている。例えば、特許文献1のワイパブレードでは、ブレード長手方向に沿って、ウォッシャ液の水路と噴射口が設けられており、ワイパブレードにはウォッシャタンクから導かれた給水チューブ(給水配管)が接続される。給水チューブには、ウォッシャタンクから、ウォッシャポンプによってウォッシャ液が供給され、ウォッシャスイッチがオンされると、ワイパ動作に合わせて噴射口から適宜ウォッシャ液が噴射される。
国際公開WO2013/080997号公報
このように、ワイパブレード近傍からウォッシャ液を噴射するワイパ装置では、ワイパ動作を監視し、ワイパ動作に対応した噴射動作を行っている。しかしながら、ウォッシャ液が配管を通過する時間や、制御周期とのタイミングのずれなどから、ウォッシャポンプの駆動開始からウォッシャ液が実際に噴射するまでに若干のタイムラグが生じる。このため、図6に示すように、噴射開始時や上限反転位置における噴射方向反転の際、ウォッシャ液の噴射タイミングがワイパ作動より遅れてしまうという問題があった。
本発明の目的は、車両用ワイパシステムにおいて、ウォッシャ液噴射動作のタイムラグを考慮し、ワイパ動作に対応した噴射作動を実現することにある。
本発明のワイパシステムは、払拭面上に配置され、前記払拭面上に設定された上・下反転位置の間にて往復払拭動作を行うワイパブレードと、前記ワイパブレード又は該ワイパブレードが取り付けられるワイパアームに設けられ、前記ワイパブレードの進行方向に向かって前記ウォッシャ液を噴射可能なウォッシャノズルと、該ウォッシャノズルに前記ウォッシャ液を供給するためのウォッシャポンプと、該ウォッシャポンプを駆動するポンプモータと、前記ウォッシャポンプの動作のON/OFFを切り替えるウォッシャスイッチと、前記ポンプモータの動作を制御するコントローラと、を備えてなるワイパシステムであって、前記コントローラは、前記ウォッシャスイッチがONされたとき、及び、前記ワイパブレードが前記上・下反転位置に達し前記ウォッシャ液の噴射方向が切り替わるとき、前記ポンプモータを最大出力にて作動させることを特徴とする。
本発明にあっては、ウォッシャスイッチがONされウォッシャ液の噴射が開始される時と、ワイパブレードが上下反転位置に至りウォッシャ液の噴射方向が反転される時に、ポンプモータが最大出力にて一定時間駆動される。これにより、スイッチ操作やブレード反転動作に遅れることなく、ウォッシャ液がブレード進行方向に向けて噴射され、スイッチ操作やブレード動作に対応したウォッシャ液噴射動作が実現される。
前記ワイパシステムにおいて、前記ウォッシャノズルは、前記往路払拭動作の方向に向かって前記ウォッシャ液を噴出する第1ノズルと、前記復路払拭動作の方向に向かって前記ウォッシャ液を噴出する第2ノズルと、を備え、前記コントローラは、前記ワイパブレードが前記上反転位置に達したとき、前記ウォッシャ液を噴出させるノズルを前記第1ノズルから前記第2ノズルに切り替えると共に、前記ポンプモータを最大出力にて作動させて前記第2ノズルから前記ウォッシャ液を噴出させ、前記ワイパブレードが前記下反転位置に達したとき、前記ウォッシャ液を噴出させるノズルを前記第2ノズルから前記第1ノズルに切り替えると共に、前記ポンプモータを最大出力にて作動させて前記第1ノズルから前記ウォッシャ液を噴出させるようにしても良い。
一方、本発明のワイパシステム制御方法は、払拭面上に配置され、前記払拭面上に設定された上・下反転位置の間を往復動し、前記下反転位置から前記上反転位置に向かう往路払拭動作と、前記上反転位置から前記下反転位置に向かう復路払拭動作と、を行うワイパブレードと、前記ワイパブレード又は該ワイパブレードが取り付けられるワイパアームに設けられ、前記ワイパブレードの進行方向に向かって前記ウォッシャ液を噴射可能なウォッシャノズルと、該ウォッシャノズルに前記ウォッシャ液を供給するためのウォッシャポンプと、該ウォッシャポンプを駆動するポンプモータと、前記ウォッシャポンプの動作のON/OFFを切り替えるウォッシャスイッチと、を備えてなるワイパシステムの制御方法であって、前記ウォッシャスイッチがONされたとき、及び、前記ワイパブレードが前記上・下反転位置に達し前記ウォッシャ液の噴射方向が切り替わるとき、前記ポンプモータを最大出力にて作動させることを特徴とする。
本発明にあっては、ウォッシャスイッチがONされウォッシャ液の噴射が開始される時と、ワイパブレードが上下反転位置に至りウォッシャ液の噴射方向が反転される時に、ポンプモータが最大出力にて一定時間駆動される。これにより、スイッチ操作やブレード反転動作に遅れることなく、ウォッシャ液がブレード進行方向に向けて噴射され、スイッチ操作やブレード動作に対応したウォッシャ液噴射動作が実現される。
本発明のワイパシステムによれば、ウォッシャスイッチがONされたときと、ワイパブレードが上・下反転位置に達しウォッシャ液の噴射方向が切り替わるとき、ポンプモータを最大出力にて作動させるコントローラを設けたので、ウォッシャ液の噴射タイミングの遅れを補い、スイッチ操作やブレード反転動作に対し遅滞なくウォッシャ液を噴射させることが可能となる。その結果、スイッチ操作やブレード動作に対応したウォッシャ液噴射動作が可能となる。
本発明のワイパシステム制御方法によれば、ウォッシャスイッチがONされたときと、ワイパブレードが上・下反転位置に達しウォッシャ液の噴射方向が切り替わるとき、ポンプモータを最大出力にて作動させるので、ウォッシャ液の噴射タイミングの遅れを補い、スイッチ操作やブレード反転動作に対し遅滞なくウォッシャ液を噴射させることが可能となる。その結果、スイッチ操作やブレード動作に対応したウォッシャ液噴射動作が可能となる。
本発明の一実施の形態であるワイパシステムの構成を示す説明図である。 ウォッシャノズルの構成を示す説明図である。 コントローラの回路構成を示すブロック図である。 本発明のワイパシステムにおけるワイパブレード位置とポンプモータ動作及びノズル噴射動作との関係を示す説明図である。 当該ワイパシステムにおけるウォッシャ液噴射制御の処理手順を示すフローチャートである。 従来のワイパシステムにおけるウォッシャ液の噴射タイミングを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態であるワイパシステムの構成を示す説明図である。図1に示すように、ワイパシステム1は、運転席側と助手席側のワイパアーム2a,2bを備えており、ワイパアーム2a,2bは、リンク機構3にて接続されている。各ワイパアーム2a,2bには、ガラス面を払拭するためのワイパブレード4a,4bが取り付けられている。ワイパブレード4a,4bは、ワイパアーム2a,2b内に内装された図示しないばね部材等によりフロントガラス(払拭面)5に弾圧的に接触している。リンク機構3はモータユニット6に接続されており、ワイパブレード4a,4bは、モータユニット6によって駆動される。
モータユニット6は、ワイパモータ7と減速機構8とを備えている。ワイパモータ7側には、ワイパブレード4a,4bの相対位置を検出するセンサが、減速機構8側には、ワイパブレード4a,4bの絶対位置(例えば、下反転位置)を検出するセンサがそれぞれ設けられている。相対位置検出用のセンサからは、モータの回転に伴ってパルス信号が発せられる。また、絶対位置検出用のセンサからは、ワイパブレード4a,4bが下反転位置に来たときに単発信号が発せられる。この単発信号とパルス信号との組み合わせにより、ワイパブレード4a,4bの現在位置(位置角度)が算出可能となる。
ワイパシステム1では、ガラス面に対しウォッシャ液を吐出するためのウォッシャノズル11(11f:第1ノズル,11r:第2ノズル)がワイパアーム2a,2bに設けられている。ウォッシャノズル11には、ウインドウォッシャスイッチ20に連動して、ウォッシャポンプ12からウォッシャ液13が供給される。ウォッシャポンプ12はポンプモータ14によって駆動され、ウォッシャタンク15内のウォッシャ液13を、給水チューブ16を介して、ウォッシャノズル11に供給する。ウォッシャノズル11からは、ポンプモータ14の動作回転数に応じた圧力にてウォッシャ液13が噴射される。
図2は、ウォッシャノズル11の構成を示す説明図である。図2に示すように、ウォッシャノズル11は、ウォッシャノズルユニット17に設けられている。ウォッシャノズルユニット17は、ワイパアーム2a,2bの先端部分、すなわち、ワイパブレード4a,4bがワイパアーム2a,2bに取り付けられる接続部に装着されている。ウォッシャノズルユニット17には、往路側にウォッシャノズル11f、復路側にウォッシャノズル11rは配置されている。ウォッシャノズル11では、ワイパブレード4a,4bの進行方向前方側のノズルからウォッシャ液13が吐出される。すなわち、ワイパブレード4a,4bの往路動作時にはウォッシャノズル11f、復路動作時にはウォッシャノズル11rからそれぞれウォッシャ液13が噴射される。ノズル11f,11rの切り替えは、ポンプモータ14の回転方向の切り替え(正逆転)によって行われ、ここでは、モータ正回転時にはノズル11f、逆回転時にはノズル11rからウォッシャ液13が噴射される。
モータユニット6には、コントローラ(ワイパシステム制御装置)9が一体的に設けられており、ワイパモータ7は、コントローラ9によって制御される。コントローラ9は、接続線10を介して、ポンプモータ14と接続されており、ポンプモータ14もまたコントローラ9によって制御される。つまり、コントローラ9によって、ワイパブレード4a,4bと同期する形でポンプモータ14が制御され、ブレード動作に対応した噴射動作が行われる。
図3は、コントローラ9の回路構成を示すブロック図である。図3に示すように、コントローラ9には、制御プログラムがインストールされたCPU21と、制御用の各種データが格納されたROM22、ワイパモータ駆動回路23、ポンプモータ駆動回路24、及び、FETモジュール25が設けられている。CPU21は、各センサから出力される信号に基づいてワイパブレード4a,4bの位置情報(現在位置)を算出し、ROM22内の制御データを参照しつつ、FETモジュール25内のFETをON/OFFさせてワイパモータ7の正逆転や回転速度を制御する。
また、CPU21は、ウォッシャスイッチ20に連動してポンプモータ14を制御し、ワイパブレード4a,4bの位置に合わせてウォッシャ液13を適宜ガラス面上に吐出させる。図3に示すように、CPU21には、モータユニット6から送られてくるセンサ信号に基づいて、ワイパブレード4a,4bの位置(角度)と進行方向を検出するワイパ動作検出部31が設けられている。また、CPU21には、ワイパ動作検出部31にて求めたワイパブレード4a,4bの現在位置から、ウォッシャ液13の噴射方向を判断するウォッシャ液噴射方向判断部32と、ウォッシャ液噴射方向判断部32の判断に基づいてポンプモータ14の動作を決定し、ポンプモータ駆動回路24に指示を行うポンプモータ動作制御部33が設けられている。ポンプモータ動作制御部33は、ウォッシャスイッチ20のON/OFF情報が入力されており、スイッチ状態やウォッシャ液噴射方向の情報に基づいて、ポンプモータ14の動作や出力を制御する。
このようなワイパシステム1では、ウォッシャ液噴射動作のタイムラグを考慮し、ワイパ動作に対する噴射タイミングの遅れを防止するため、噴射開始時と噴射方向反転時に、所定時間ポンプモータ14を最大出力にて駆動する。図4は、本発明のワイパシステムにおけるワイパブレード位置とポンプモータ動作及びノズル噴射動作との関係を示す説明図、図5は、ワイパシステム1におけるウォッシャ液噴射制御の処理手順を示すフローチャートである。図4に示すように、ワイパシステム1では、ウォッシャスイッチ20をONしたときと、ワイパブレード4a,4bの上下反転位置に到達し、ウォッシャ液13の噴射方向を反転させるとき、ポンプモータ14の駆動出力を最大にする。
ワイパシステム1においては、図5に示すように、まず、ステップS1にてウォッシャスイッチ20のON/OFFが確認される。このとき、スイッチがOFFの場合にはワイパ動作は行わず、そのままルーチンを抜ける。スイッチがONの場合には、ステップS2に進み、スイッチが操作されたかどうか(OFF→ON)、つまり、前回の制御サイクルではOFFだったスイッチが今回ONになったのかどうかが確認される。ステップS2においてスイッチ操作が現に行われた、と判断された場合には、ステップS3にすすみ、ポンプモータ14が一定時間(例えば、0.5秒間)最大出力にて駆動される。例えば、ポンプモータ14がPWMduty制御されている場合には、通常作動時のモータ出力が50%dutyであっても、dutyを100%としてポンプモータ14をフル作動にて立ち上げる。
このように、ポンプモータ14を最大出力にて作動させることにより、ポンプモータ14によるウォッシャ液13の供給圧が増大し、ウォッシャ液13が給水チューブ16を通過するする速度も増加する。このため、スイッチONからウォッシャ液13が噴射されるまでの時間を短縮することができ、その結果、スイッチONから噴射開始までのタイムラグが削減され、噴射開始時における噴射遅れを低減することが可能となる。
一方、ステップS2にて、ウォッシャスイッチ20はONであるが、スイッチ操作が今行われたのではない、と判断された場合は、ステップS4に進み、ワイパブレード4a,4bが上下反転位置に到達したか否かが判断される。このとき、ワイパブレード4a,4bが上下反転位置に至っていない場合には、ステップS5に進み、通常出力にてポンプモータ14を作動させる。すなわち、上下反転位置間における通常のウォッシャ液吐出動作が行われる。これに対し、ステップS4にて、ワイパブレード4a,4bが上下反転位置に到達したと判断された場合には、ステップS6にてウォッシャ液13の噴射方向を切り替えると共に、ステップS3に進み、ポンプモータ14を最大出力にて駆動させる。つまり、ブレード反転に伴い、ポンプモータ14を逆転させ、フル作動にて立ち上げる。これにより、ブレード反転からウォッシャ液13が噴射されるまでの時間を短縮することができ、反転から噴射開始までのタイムラグを削減することができ、ブレード反転時における噴射遅れを低減することが可能となる。
図5のような制御により、ワイパシステム1では、例えば、図4のように往路動作中にウォッシャスイッチ20がONされると、ポンプモータ動作制御部33は、その時点でポンプモータ14を最大出力にて正回転作動させる。これにより、給水チューブ16にウォッシャ液13が最大圧力にて供給され、従前に比して短いタイムラグにて、ノズル11fからブレード進行方向(往路払拭動作方向)にウォッシャ液13が噴射される。また、ワイパブレード4a,4bが上反転位置に至ると、ポンプモータ動作制御部33は、モータ回転方向を反転させると共に、再び、ポンプモータ14を最大出力にて作動させる(逆転)。これにより、前述同様、従前に比して短いタイムラグにて、ノズル11rからブレード進行方向(復路払拭動作方向)にウォッシャ液13が噴射される。なお、上限反転位置の直近にてウォッシャスイッチ20が操作された場合は、上限反転位置における制御を優先する。また、ポンプモータ14を最大出力から通常出力に戻す場合、図4のような段階的な変化ではなく、連続的に出力を変化させても良い。
このように、本発明のワイパシステム1にあっては、噴射開始時と噴射方向反転時(ブレード上下反転時)に、ポンプモータ14を最大出力にて一定時間駆動することにより、スイッチONやブレード反転動作に対し遅滞なく、ウォッシャ液をブレード進行方向に向けて噴射することができる。これにより、ウォッシャ液の噴射タイミングの遅れを補い、スイッチ操作やブレード動作とウォッシャ液の噴出動作を同期させることができ、ワイパ動作により正確に対応した噴射動作が可能となる。その結果、タイムラグのない、よりストレスフリーなワイパ動作を実現することが可能となる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施形態では、通常作動時のモータ出力を50%dutyとしているが、これは単なる例示であり、通常作動時におけるモータ出力は適宜設定可能である。また、噴射開始時と噴射方向反転時にモータ出力を最大化する時間を0.5秒と例示したが、これもワイパ装置の構造や制御形態に応じて適宜変更可能であり、これを時間ではなく、ワイパブレード4a,4bの作動角度にて設定しても良い。
また、前述の実施形態では、2モータ正逆駆動の並行払拭型のワイパシステム1に本発明を適用した例を示したが、ワイパシステムの形態はこれには限られず、2モータ正逆駆動の対向払拭型ワイパシステムや1モータ正逆駆動の並行払拭型など、他の形態のワイパシステムにも本発明は適用可能である。また、ワイパシステムの機械的な構成も前述のものには限定されず、例えば、ワイパアームを、リンク機構を介することなく、ワイパモータの出力軸に装着する構成のワイパシステムにも本発明は適用可能である。加えて、ワイパモータ7やポンプモータ14は、ブラシ付きのモータでも、ブラシレスモータでも良い。
1 ワイパシステム
2a,2b ワイパアーム
3 リンク機構
4a,4b ワイパブレード
5 フロントガラス(払拭面)
6 モータユニット
7 ワイパモータ
8 減速機構
9 コントローラ
10 接続線
11 ウォッシャノズル
11f ウォッシャノズル(往路払拭動作方向噴射:第1ノズル)
11r ウォッシャノズル(復路払拭動作方向噴射:第2ノズル)
12 ウォッシャポンプ
13 ウォッシャ液
14 ポンプモータ
15 ウォッシャタンク
16 給水チューブ
17 ウォッシャノズルユニット
20 ウォッシャスイッチ
21 CPU
22 ROM
23 ワイパモータ駆動回路
24 ポンプモータ駆動回路
25 FETモジュール
31 ワイパ動作検出部
32 ウォッシャ液噴射方向判断部
33 ポンプモータ動作制御部
N 通常作動領域
P 切換ポイント
R 逆作動領域
Rf 逆作動領域(往路払拭動作方向)
Rr 逆作動領域(復路払拭動作方向)

Claims (3)

  1. 払拭面上に配置され、前記払拭面上に設定された上・下反転位置の間にて往復払拭動作を行うワイパブレードと、
    前記ワイパブレード又は該ワイパブレードが取り付けられるワイパアームに設けられ、前記ワイパブレードの進行方向に向かって前記ウォッシャ液を噴射可能なウォッシャノズルと、
    該ウォッシャノズルに前記ウォッシャ液を供給するためのウォッシャポンプと、
    該ウォッシャポンプを駆動するポンプモータと、
    前記ウォッシャポンプの動作のON/OFFを切り替えるウォッシャスイッチと、
    前記ポンプモータの動作を制御するコントローラと、を備えてなるワイパシステムであって、
    前記コントローラは、前記ウォッシャスイッチがONされたとき、及び、前記ワイパブレードが前記上・下反転位置に達し前記ウォッシャ液の噴射方向が切り替わるとき、前記ポンプモータを最大出力にて作動させることを特徴とするワイパシステム。
  2. 請求項1記載のワイパシステムにおいて、
    前記ウォッシャノズルは、前記往路払拭動作の方向に向かって前記ウォッシャ液を噴出する第1ノズルと、前記復路払拭動作の方向に向かって前記ウォッシャ液を噴出する第2ノズルと、を備え、
    前記コントローラは、
    前記ワイパブレードが前記上反転位置に達したとき、前記ウォッシャ液を噴出させるノズルを前記第1ノズルから前記第2ノズルに切り替えると共に、前記ポンプモータを最大出力にて作動させて前記第2ノズルから前記ウォッシャ液を噴出させ、
    前記ワイパブレードが前記下反転位置に達したとき、前記ウォッシャ液を噴出させるノズルを前記第2ノズルから前記第1ノズルに切り替えると共に、前記ポンプモータを最大出力にて作動させて前記第1ノズルから前記ウォッシャ液を噴出させることを特徴とするワイパシステム。
  3. 払拭面上に配置され、前記払拭面上に設定された上・下反転位置の間を往復動し、前記下反転位置から前記上反転位置に向かう往路払拭動作と、前記上反転位置から前記下反転位置に向かう復路払拭動作と、を行うワイパブレードと、
    前記ワイパブレード又は該ワイパブレードが取り付けられるワイパアームに設けられ、前記ワイパブレードの進行方向に向かって前記ウォッシャ液を噴射可能なウォッシャノズルと、
    該ウォッシャノズルに前記ウォッシャ液を供給するためのウォッシャポンプと、
    該ウォッシャポンプを駆動するポンプモータと、
    前記ウォッシャポンプの動作のON/OFFを切り替えるウォッシャスイッチと、を備えてなるワイパシステムの制御方法であって、
    前記ウォッシャスイッチがONされたとき、及び、前記ワイパブレードが前記上・下反転位置に達し前記ウォッシャ液の噴射方向が切り替わるとき、前記ポンプモータを最大出力にて作動させることを特徴とするワイパシステム制御方法。
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