JP2017170947A - シミュレーション制御装置およびシミュレーション制御方法 - Google Patents

シミュレーション制御装置およびシミュレーション制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】教官の負担を低減して訓練員が運行管理の訓練を実施可能なシミュレーション制御装置を得ること。【解決手段】第1の操作者の操作を受け付けて、列車の運行管理の訓練において使用されるシミュレーションのシナリオを作成して記憶部13に記憶させるデータ作成部12と、シナリオを記憶する記憶部13と、第2の操作者の操作を受け付けて、記憶部13から訓練で使用されるシナリオを選択するシナリオ選択部14と、シナリオ選択部14で選択されたシナリオに基づく情報信号を第2の操作者が指令を行う指令端末4へ出力するインタフェース部16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、列車の運行管理の訓練を実施する際に使用するシミュレーション制御装置およびシミュレーション制御方法に関するものである。
従来、列車運行管理システムにおいて列車の運行管理の訓練を実施する場合、シミュレーション装置を用いるものがある(特許文献1)。訓練を担当する教官は、シミュレーション装置の教官卓からシミュレーションで異常状態などを発生させる設定を行う。訓練員は、シミュレーション装置で実施されるシミュレーションにより発生する異常状態に対して、指令卓から処置を行って異常状態を解消する訓練を行う。教官は、訓練員が行う処置に対して訓練の評価を行う。
特開平3−139467号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、訓練員がシミュレーションによる訓練を行う場合、列車の運行管理の経験および知識を有する教官が異常状態を発生させる設定を行う必要がある。そのため、訓練員は教官の都合に合わせて訓練を実施する必要があり、また、訓練を担当する教官にも負担がかかる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、教官の負担を低減して訓練員が運行管理の訓練を実施可能なシミュレーション制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のシミュレーション制御装置は、第1の操作者の操作を受け付けて、列車の運行管理の訓練において使用されるシミュレーションのシナリオを作成して記憶部に記憶させるデータ作成部を備える。また、シミュレーション制御装置は、シナリオを記憶する記憶部を備える。また、シミュレーション制御装置は、第2の操作者の操作を受け付けて、記憶部から訓練で使用されるシナリオを選択するシナリオ選択部を備える。また、シミュレーション制御装置は、シナリオ選択部で選択されたシナリオに基づく情報信号を第2の操作者が指令を行う指令端末へ出力するインタフェース部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、教官の負担を低減して訓練員が運行管理の訓練を実施できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置を含む列車運行管理システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置のデータ作成部がシミュレーションのシナリオを作成する処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部がシミュレーションのシナリオを選択する処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部において記憶部の訓練データからシミュレーションのシナリオを選択する処理で外乱要因のパラメータが表示された状態を示す図 実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部において記憶部の訓練データからシミュレーションのシナリオを選択する処理で車両故障が選択された状態を示す図 実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部において記憶部の訓練データからシミュレーションのシナリオを選択する処理で時刻のパラメータが表示された状態を示す図 実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部において記憶部の訓練データからシミュレーションのシナリオを選択する処理で10:00が選択された状態を示す図 実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部において記憶部の訓練データからシミュレーションのシナリオを選択する処理で路線のパラメータが表示された状態を示す図 実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部において記憶部の訓練データからシミュレーションのシナリオを選択する処理で中央線が選択された状態を示す図 実施の形態1にかかるデータ作成部およびシナリオ選択部を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態1にかかるデータ作成部およびシナリオ選択部をCPUおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態2にかかるシミュレーション制御装置を含む列車運行管理システムの構成例を示す図 実施の形態2にかかるシミュレーション制御装置のデータ作成部がシミュレーションのシナリオおよび模範解答を作成する処理を示すフローチャート 実施の形態2にかかるシミュレーション制御装置の採点部が訓練結果を採点する動作を示すフローチャート 実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置を含む列車運行管理システムの構成例を示す図 実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置のデータ作成部がシミュレーションのシナリオ、模範解答およびユーザデータを作成する処理を示すフローチャート 実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置の採点部が訓練結果を採点し、採点結果をユーザデータに反映させる処理を示すフローチャート 実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部がシミュレーションのシナリオを選択する処理を示すフローチャート 実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部が訓練の実施有無の項目および必須項目に基づいてシミュレーションのシナリオを選択した状態を示す図 実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部が訓練の実施有無の項目、成績の項目および必須項目に基づいてシミュレーションのシナリオを選択した状態を示す図 実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置のシナリオ選択部が難易度の項目に基づいてシミュレーションのシナリオを選択した状態を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかるシミュレーション制御装置およびシミュレーション制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置1を含む列車運行管理システム5の構成例を示す図である。列車運行管理システム5は、シミュレーション制御装置1と、運行管理中央装置3と、指令端末4とを備え、各装置がLAN(Local Area Network)2により接続されている。
シミュレーション制御装置1は、訓練員7が列車運行管理システム5において列車の運行管理の訓練を行う際に使用するシミュレーションのシナリオを管理する装置である。シミュレーション制御装置1は、訓練員7によって選択されたシミュレーションのシナリオによって模擬される現場情報の情報信号を送信する。
運行管理中央装置3は、列車運行管理システム5が管轄するエリアにおける列車の運行ダイヤのデータであるダイヤデータ31、および管轄するエリアにおける信号などの設備のデータである設備データ32を備える。
指令端末4は、インタフェース部41を備え、通常業務時またはシミュレーションで発生する異常状態などに対して訓練員7が処置を指示すなわち指令を行う端末である。インタフェース部41は、シミュレーション制御装置1から受信した情報信号によって、シミュレーション制御装置1で選択されたシミュレーションのシナリオを再現する。インタフェース部41で再現されるシミュレーションの方式は限定せず、既存の方式でよい。
シミュレーション制御装置1の構成について説明する。シミュレーション制御装置1は、操作受付部11と、データ作成部12と、記憶部13と、シナリオ選択部14と、表示部15と、インタフェース部16と、を備える。
操作受付部11は、第1の操作者である教官6がシミュレーションのシナリオを作成する際、および第2の操作者である訓練員7が訓練に使用するシミュレーションのシナリオを選択する際、教官6および訓練員7からの設定または選択などの操作を受け付ける。
データ作成部12は、操作受付部11を介して教官6の操作を受け付けて、シミュレーションのシナリオの各パラメータを設定してシミュレーションのシナリオを作成し、作成したシミュレーションのシナリオを訓練データ131として記憶部13に記憶させる。
記憶部13は、データ作成部12で作成されたシミュレーションのシナリオを訓練データ131として記憶する。訓練データ131は、データ作成部12で作成された複数のシミュレーションのシナリオを含む。
シナリオ選択部14は、操作受付部11を介して訓練員7の操作を受け付けて、記憶部13に記憶されている訓練データ131から訓練員7が列車の運行管理の訓練に使用するシミュレーションのシナリオを選択する。
表示部15は、教官6がシミュレーションのシナリオを作成している場合、データ作成部12の制御により作業中の状態を表示する。また、表示部15は、訓練員7がシミュレーションのシナリオを選択している場合、シナリオ選択部14の制御により作業中の状態を表示する。なお、シミュレーション制御装置1では、表示部15を備えず、外部の表示機器を用いて、データ作成部12およびシナリオ選択部14の作業中の状態を表示させてもよい。
インタフェース部16は、LAN2を介して運行管理中央装置3および指令端末4とLAN通信を行ってデータを送受信する。インタフェース部16は、教官6がシミュレーションのシナリオを作成中は運行管理中央装置3との間でデータの送受信を行う。インタフェース部16は、訓練員7がシミュレーションのシナリオを選択したときは選択されたシミュレーションのシナリオの内容に基づいて、シミュレーションのシナリオによって模擬される列車運行管理システム5の現場情報の情報信号を生成し、生成した情報信号を指令端末4へ送信する。すなわち、インタフェース部16は、シミュレーションのシナリオの内容に基づく情報信号を指令端末4へ送信する。インタフェース部16は、シミュレーション制御装置1で生成可能なシミュレーションのシナリオに対応する現場情報の情報信号について、予め設定されている。インタフェース部16におけるシミュレーションのシナリオから情報信号を生成する機能は、既存のシミュレーション装置の機能と同様である。
つづいて、シミュレーション制御装置1の動作について説明する。図2は、実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置1のデータ作成部12がシミュレーションのシナリオを作成する処理を示すフローチャートである。シミュレーション制御装置1において、データ作成部12は、教官6から操作受付部11を介してシミュレーションのシナリオの各項目についてパラメータの設定を受け付ける(ステップS1)。
シミュレーションのシナリオで設定可能なパラメータの項目は、例えば、(1)人身事故、車両故障などの異常原因を示す外乱要因、(2)外乱要因の発生時刻を示す時刻、(3)外乱要因が発生する路線、(4)外乱要因が発生する駅の駅名、(5)当該シミュレーションのシナリオの複雑度、(6)当該シミュレーションのシナリオが訓練の必須項目か否かを示す情報、などである。教官6は、1つのシミュレーションのシナリオにつき、(1)から(6)の項目を設定する。なお、(1)から(6)の項目は一例であって、これらに限定されるものではなく、例えば、駅の1番線ホーム、2番線ホームなどのホーム番号の情報、各駅停車、急行などの列車の種別の情報などをパラメータの項目にしてもよい。
データ作成部12は、教官6からある1つの項目でパラメータが設定される場合、インタフェース部16およびLAN2経由で運行管理中央装置3が備える情報、すなわちダイヤデータ31および設備データ32を参照する(ステップS2)。データ作成部12は、教官6から1つの項目でパラメータが設定される毎に運行管理中央装置3のダイヤデータ31および設備データ32を参照することにより、実際の列車運行に合致したシミュレーションのシナリオを作成できる。データ作成部12は、運行管理中央装置3のダイヤデータ31および設備データ32を参照した場合、つぎの項目で候補となる設定可能なパラメータを表示してもよい。例えば、データ作成部12は、教官6から路線の項目が設定された場合、インタフェース部16およびLAN2経由で運行管理中央装置3のダイヤデータ31および設備データ32を参照し、駅名の項目の設定において、選択された路線に対応する駅名の候補を表示する。
データ作成部12は、シミュレーションのシナリオの全ての項目のパラメータが設定されていない場合(ステップS3:No)、ステップS1に戻ってステップS1,S2の処理を繰り返し実施する。データ作成部12は、シミュレーションのシナリオの全ての項目のパラメータが設定された場合(ステップS3:Yes)、教官6によって作成されたシミュレーションのシナリオを訓練データ131として記憶部13に記憶させる(ステップS4)。
図3は、実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置1のシナリオ選択部14がシミュレーションのシナリオを選択する処理を示すフローチャートである。シミュレーション制御装置1において、シナリオ選択部14は、訓練員7から操作受付部11を介して、訓練に使用するシミュレーションのシナリオを選択するため、シミュレーションのシナリオのある項目について選択可能なパラメータの候補からパラメータの選択を受け付ける(ステップS11)。訓練員7がある項目を指定すると、シナリオ選択部14は、シミュレーションのシナリオにパラメータが設定されている項目のうち訓練員7によって指定された項目である指定項目について、記憶部13の訓練データ131すなわちシミュレーションのシナリオから指定項目で設定されているパラメータを抽出する。シナリオ選択部14は、抽出したパラメータを訓練員7に対して選択候補として表示部15に表示させる制御を行う。
シナリオ選択部14は、指定項目において訓練員7によってパラメータが設定されると、記憶部13の訓練データ131から、指定項目において設定されたパラメートを含むシミュレーションのシナリオを選択する(ステップS12)。
シナリオ選択部14は、訓練員7によって訓練に使用されるシミュレーションのシナリオが確定していない場合(ステップS13:No)、ステップS11に戻ってステップS11,S12の処理を繰り返し実施する。シナリオ選択部14は、訓練員7によって訓練に使用されるシミュレーションのシナリオが確定した場合(ステップS13:Yes)、選択されたシミュレーションのシナリオをインタフェース部16へ出力する(ステップS14)。そして、シミュレーション制御装置1では、インタフェース部16は、シナリオ選択部14で選択されたシミュレーションのシナリオに基づく情報信号をLAN2経由で指令端末4のインタフェース部41へ送信する。これにより、訓練員7は、シミュレーション制御装置1で自ら選択したシミュレーションのシナリオが指令端末4のインタフェース部41で再現されることから、教官6が不在であっても所望の訓練を実施することができる。
シナリオ選択部14によるシミュレーションのシナリオの選択処理を、図4から図9を用いて具体的に説明する。図4から図9は、実施の形態1にかかるシミュレーション制御装置1のシナリオ選択部14において記憶部13の訓練データ131からシミュレーションのシナリオを選択する処理を示す図である。シナリオ選択部14は、訓練データ131を用いて図4から図9に示す図を表示部15に表示させる制御を行う。記憶部13の訓練データ131には、複数のシミュレーションのシナリオが含まれており、各シミュレーションのシナリオには、前述の(1)から(6)の項目についてパラメータが設定されているものとする。図4から図9において必須項目の「○」は該当するシミュレーションのシナリオを用いた訓練が必須であることを示すものとする。
訓練員7は、シミュレーションのシナリオについて、まず、(1)外乱要因から所望のパラメータを選択する。シナリオ選択部14は、記憶部13の訓練データ131から(1)外乱要因に設定されているパラメータを抽出して表示部15に表示する(図4)。訓練員7は、例えば、操作受付部11のマウスをクリックするなどの操作によって、表示部15に表示される情報から所望の情報を選択する。シナリオ選択部14は、例えば、訓練員7によって図4に示す外乱要因の下の空白部分401がクリックされると、訓練データ131においていずれかのシミュレーションのシナリオに外乱要因として設定されている駅停電、人身事故、列車火災、車両故障、強風のパラメータを表示する。訓練員7が車両故障402のパラメータをクリックして選択し、OK403をクリックして選択を確定すると、シナリオ選択部14は、訓練データ131から(1)外乱要因に「車両故障」が設定されているシミュレーションのシナリオを選択して表示部15に表示する(図5)。図面の大きさの都合上、図5では5つのシミュレーションのシナリオが表示されているが、実際には5つ以上のシミュレーションのシナリオが選択されているものとする。
訓練員7は、図5の状態から、つぎに(2)時刻から所望のパラメータを選択する。シナリオ選択部14は、図5に示すシミュレーションのシナリオにおいて(2)時刻に設定されているパラメータを抽出して表示部15に表示する(図6)。シナリオ選択部14は、例えば、訓練員7によって図6に示す時刻の下の空白部分404がクリックされると、いずれかのシミュレーションのシナリオに時刻として設定されている7:00、8:00、9:00、10:00、11:00のパラメータを表示する。訓練員7が10:00(405)のパラメータをクリックして選択し、OK403をクリックして選択を確定すると、シナリオ選択部14は、図6の状態から(2)時刻に「10:00」が設定されているシミュレーションのシナリオを選択して表示部15に表示する(図7)。
訓練員7は、図7の状態から、つぎに(3)路線から所望のパラメータを選択する。シナリオ選択部14は、図7に示すシミュレーションのシナリオにおいて(3)路線に設定されているパラメータを抽出して表示部15に表示する(図8)。シナリオ選択部14は、例えば、訓練員7によって図8に示す路線の下の空白部分406がクリックされると、いずれかのシミュレーションのシナリオに路線として設定されている山手線、中央線のパラメータを表示する。訓練員7が中央線407のパラメータをクリックして選択し、OK403をクリックして選択を確定すると、シナリオ選択部14は、図8の状態から(3)路線に「中央線」が設定されているシミュレーションのシナリオを選択して表示部15に表示する(図9)。
このように、シナリオ選択部14は、訓練員7がシミュレーションのシナリオに設定されている項目について所望のパラメータを選択していくことにより、訓練員7が訓練に使用するシミュレーションのシナリオを選択することができる。なお、図4から図9の例では、1つのシミュレーションのシナリオを選択する例を示したが、訓練員7が複数のシミュレーションのシナリオを用いて訓練を実施する場合には、シナリオ選択部14は、複数のシミュレーションのシナリオが選択された、例えば、図7の段階で選択する処理を終了してもよい。この場合、シナリオ選択部14は、図7のように複数のシミュレーションのシナリオが表示された状態で訓練員7によってOK403がクリックされた場合、訓練に使用されるシミュレーションのシナリオが確定されたと判定してもよい。
なお、図4から図9では図示していないが、各シミュレーションのシナリオには、個々のシミュレーションのシナリオを識別可能な識別番号が付与されているものとする。識別番号は、シミュレーションのシナリオ作成時に教官6がパラメータなどと併せて設定してもよいし、データ作成部12が記憶部13に記憶させる前のシミュレーションのシナリオに作成順に設定してもよい。シナリオ選択部14は、選択されたシミュレーションのシナリオをインタフェース部16へ出力する場合、シミュレーションのシナリオに識別番号の情報を含めて出力する。
つづいて、シミュレーション制御装置1のハードウェア構成について説明する。シミュレーション制御装置1において、操作受付部11は、マウス、キーボードなどのデバイスにより実現される。記憶部13は、メモリにより実現される。表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイにより実現される。インタフェース部16は、LAN通信のインタフェース回路により実現される。操作受付部11および表示部15については、まとめてタッチパネルで実現してもよい。データ作成部12およびシナリオ選択部14は、処理回路により実現される。すなわち、シミュレーション制御装置1は、シミュレーションのシナリオを作成し、シミュレーションのシナリオを選択するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)およびメモリであってもよい。
図10は、実施の形態1にかかるデータ作成部12およびシナリオ選択部14を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアである場合、図10に示す処理回路91は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。データ作成部12およびシナリオ選択部14の各機能を機能別に処理回路91で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路91で実現してもよい。
図11は、実施の形態1にかかるデータ作成部12およびシナリオ選択部14をCPUおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がCPU92およびメモリ93で構成される場合、データ作成部12およびシナリオ選択部14の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ93に格納される。処理回路では、メモリ93に記憶されたプログラムをCPU92が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、シミュレーション制御装置1は、データ作成部12およびシナリオ選択部14が処理回路により実行されるときに、シミュレーションのシナリオを作成するステップ、シミュレーションのシナリオを選択するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ93を備える。また、これらのプログラムは、シミュレーション制御装置1の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、CPU92は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ93とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。記憶部13を実現するメモリは、メモリ93であってもよい。
なお、データ作成部12およびシナリオ選択部14の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。例えば、シミュレーションのシナリオを作成する機能については専用のハードウェアとしての処理回路91でその機能を実現し、シミュレーションのシナリオを選択する機能についてはCPU92がメモリ93に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、シミュレーション制御装置1では、教官6によって作成されシミュレーションのシナリオを記憶し、訓練員7の操作を受け付けて、訓練員7が所望する訓練で使用されるシミュレーションのシナリオを選択することとした。シミュレーション制御装置1は、鉄道知識に乏しくシミュレータションに不慣れな訓練員7でも、容易な操作によって所望する訓練で使用するシミュレーションのシナリオを選択できる。これにより、シミュレーション制御装置1は、教官6の都合に影響されることなく訓練員7のみでの訓練の実施を可能とし、訓練員7のみで訓練の実施が可能であることから教官6の負担を低減できる。なお、シミュレーション制御装置1は、第1の操作者である教官6の操作を受け付けてシミュレーションのシナリオを作成し、第2の操作者である訓練員7の操作を受け付けて訓練で使用されるシミュレーションのシナリオを選択しているが、これに限定されるものではない。シミュレーション制御装置1は、同一の操作者の操作を受け付けて、シミュレーションのシナリオを作成し、訓練で使用されるシミュレーションのシナリオを選択してもよい。すわなち、第1の操作者と第2の操作者は同一でもよい。
実施の形態2.
本実施の形態では、シミュレーション制御装置は、訓練員7が選択したシミュレーションを実施して訓練をしたときの訓練の結果である訓練結果を採点する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図12は、実施の形態2にかかるシミュレーション制御装置1aを含む列車運行管理システム5aの構成例を示す図である。列車運行管理システム5aは、列車運行管理システム5のシミュレーション制御装置1を、シミュレーション制御装置1aに置き換えたものである。シミュレーション制御装置1aは、操作受付部11と、データ作成部12aと、記憶部13aと、シナリオ選択部14と、表示部15aと、インタフェース部16aと、採点部17と、を備える。
データ作成部12aは、データ作成部12の機能に加えて、操作受付部11を介して教官6の操作を受け付けて、作成したシミュレーションのシナリオに対応した模範解答を作成し、作成した模範解答を採点データ132として記憶部13aに記憶させる。模範解答には、対応するシミュレーションのシナリオと同じ識別番号が設定されるものとする。模範解答に識別番号を設定する方法は、前述のシミュレーションのシナリオに識別番号を設定する方法と同じとする。
記憶部13aは、訓練データ131を記憶し、さらにデータ作成部12aで作成された模範解答を採点データ132として記憶する。採点データ132は、データ作成部12aで作成された複数のシミュレーションのシナリオの各々に対応した複数の模範解答を含む。
表示部15aは、表示部15の機能に加え、採点部17の制御により採点部17が訓練結果を採点した結果である採点結果を表示する。
インタフェース部16aは、インタフェース部16の機能に加え、指令端末4から訓練員7による訓練の結果である訓練結果を取得し、採点部17へ出力する。このとき、インタフェース部16は、訓練に使用したシミュレーションのシナリオの識別番号を、訓練結果とともに採点部17へ出力する。
採点部17は、LAN2およびインタフェース部16a経由で指令端末4から訓練結果を取得すると、訓練結果とともに取得したシミュレーションのシナリオの識別番号に基づいて、取得した訓練結果に対応する模範解答を記憶部13aの採点データ132から読み出し、読み出した模範解答を用いて訓練結果を採点する。
つづいて、シミュレーション制御装置1aの動作について説明する。図13は、実施の形態2にかかるシミュレーション制御装置1aのデータ作成部12aがシミュレーションのシナリオおよび模範解答を作成する処理を示すフローチャートである。ステップS1〜S4の処理は、実施の形態1のデータ作成部12の処理と同様である。
データ作成部12aは、ステップS4の後、つぎに、教官6から操作受付部11を介してシミュレーションのシナリオに対応する模範解答の設定を受け付ける(ステップS21)。教官6は、作成した1つのシミュレーションのシナリオに対応付けて模範解答を作成する。模範解答は、例えば、作成されたシミュレーションのシナリオによる異常状態を解消するための処置の手順を示したものである。また、模範解答に、異常状態が発生してから解消されるまでに想定される期間を示す目標処置時間を設定してもよい。模範解答には、シミュレーションのシナリオと同様、教官6またはデータ作成部12aによって、対応するシミュレーションのシナリオと同じ識別番号が設定される。データ作成部12aは、教官6によって作成された模範解答を採点データ132として記憶部13aに記憶させる(ステップS22)。
なお、データ作成部12aによる動作は、図13に示すフローチャートの処理の順番に限定されるものではない。データ作成部12aは、ステップS21の処理をステップS4の前に実施してもよいし、ステップS21の処理をステップS4の前に実施したときは、ステップS4の処理とともにステップS22の処理を実施してもよい。
図14は、実施の形態2にかかるシミュレーション制御装置1aの採点部17が訓練結果を採点する動作を示すフローチャートである。シミュレーション制御装置1aにおいて、採点部17は、LAN2およびインタフェース部16a経由で、指令端末4から訓練員7による訓練結果を取得する(ステップS31)。採点部17は、訓練結果とともに取得した識別番号を参照し、記憶部13aの採点データ132から対応する模範解答、すなわち訓練結果に含まれる識別番号と同一識別番号の模範解答を読み出す(ステップS32)。
採点部17は、記憶部13aの採点データ132から読み出した模範解答を用いて、訓練結果を採点する(ステップS33)。採点部17は、例えば、訓練結果で示される訓練員7の処置の手順が模範解答に示される処置の手順と同じときは合格の判定をし、訓練結果で示される訓練員7の処置の手順が模範解答に示される処置の手順と異なるときは不合格の判定をする。また、採点部17は、模範解答に目標処置時間が設定されている場合、訓練員7が異常状態を解消するまでの処置時間が目標処置時間内の場合は合格の判定をし、訓練員7が異常状態を解消するまでの処置時間が目標処置時間を超える場合は不合格の判定をしてもよい。また、採点部17は、処置の手順、および目標処置時間の両方を用いて合格、不合格の判定をしてもよい。採点部17は、採点結果を表示部15aに表示する(ステップS34)。
実施の形態2におけるシミュレーション制御装置1aのハードウェア構成は、実施の形態1のシミュレーション制御装置1と同様である。シミュレーション制御装置1aにおいて、データ作成部12a、シナリオ選択部14、および採点部17は、処理回路により実現されるものとする。
以上説明したように、本実施の形態によれば、シミュレーション制御装置1aでは、教官6によって作成されシミュレーションのシナリオおよび対応する模範解答を記憶し、模範解答を用いて訓練員7による訓練の訓練結果を採点することとした。これにより、シミュレーション制御装置1aは、実施の形態1の効果に加えて、自動で訓練員7の訓練結果を採点できることから、教官6が採点のために訓練に立ち会う必要がないので教官6の負担を低減できる。
実施の形態3.
本実施の形態では、シミュレーション制御装置は、訓練員7の訓練の採点結果を参照して、つぎの訓練で使用されるシミュレーションのシナリオの候補を訓練員7に提示する。実施の形態1,2と異なる部分について説明する。
図15は、実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置1bを含む列車運行管理システム5bの構成例を示す図である。列車運行管理システム5bは、列車運行管理システム5のシミュレーション制御装置1を、シミュレーション制御装置1bに置き換えたものである。シミュレーション制御装置1bは、操作受付部11と、データ作成部12bと、記憶部13bと、シナリオ選択部14bと、表示部15aと、インタフェース部16aと、採点部17bと、を備える。
データ作成部12bは、データ作成部12aの機能に加えて、操作受付部11を介して教官6の操作を受け付けて、訓練データ131に対応したユーザデータ133を作成し、作成したユーザデータ133を記憶部13bに記憶させる。
採点部17bは、採点部17の機能に加え、採点結果に基づいて記憶部13bのユーザデータ133に書き込みまたは内容を更新することによって、採点結果を記憶部13bに記憶させる。
記憶部13bは、訓練データ131および採点データ132を記憶し、さらにデータ作成部12bで作成され、採点部17によって採点結果が反映されたユーザデータ133を記憶する。
シナリオ選択部14bは、訓練員7がシミュレーションのシナリオを選択する場合、ユーザデータ133を参照し、訓練員7の訓練の実施状況をふまえて、訓練員7がつぎに推奨される訓練において使用されるシミュレーションのシナリオの候補を、訓練データ131から選択して訓練員7に提示する。
つづいて、シミュレーション制御装置1bの動作について説明する。図16は、実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置1bのデータ作成部12bがシミュレーションのシナリオ、模範解答およびユーザデータ133を作成する処理を示すフローチャートである。ステップS1〜S4およびステップS21〜S22の処理は、実施の形態2のデータ作成部12aの処理と同様である。
データ作成部12bは、ステップS22の後、つぎに、教官6から操作受付部11を介してユーザデータ133の設定を受け付ける(ステップS41)。ユーザデータ133は、例えば、複数のシミュレーションのシナリオの各々についての、訓練員7の訓練の実施有無、実施済みの訓練の合格または不合格を示す情報、訓練の難易度の情報を書き込み可能なフォーマットである。教官6は、訓練員7の人数分に対応したユーザデータ133を、訓練員7を識別する訓練員ID別に作成する。訓練員IDについては、例えば、訓練員7がシミュレーション制御装置1bを動作させるとき、シミュレーション制御装置1bが訓練員7に対して訓練員IDの入力を要求し、訓練員7が自らの訓練員IDをシミュレーション制御装置1bに入力する。これにより、シミュレーション制御装置1bは、選択されたシミュレーションのシナリオに訓練員IDの情報を付与することで、選択されたシミュレーションのシナリオを用いた訓練の訓練結果、および訓練結果に対する採点結果にも訓練員IDの情報を含めることで、採点結果とユーザデータ133との対応付けができる。データ作成部12bは、教官6によって作成されたユーザデータ133を記憶部13bに記憶させる(ステップS42)。
なお、データ作成部12bによる動作は、図16に示すフローチャートの処理の順番に限定されるものではない。データ作成部12bは、ステップS21,S41の処理をステップS4の前に実施してもよいし、ステップS21,S41の処理をステップS4の前に実施したときは、ステップS4の処理とともにステップS22,S42の処理を実施してもよい。
図17は、実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置1bの採点部17bが訓練結果を採点し、採点結果をユーザデータ133に反映させる処理を示すフローチャートである。ステップS31〜S34の処理は、実施の形態2の採点部17の処理と同様である。
採点部17bは、ステップS34の処理の後、採点結果を記憶部13bのユーザデータ133に反映させる(ステップS51)。採点部17bは、訓練員IDに対応したユーザデータ133に対して、該当するシミュレーションのシナリオの識別番号について、訓練の実施有無の情報、合格または不合格を示す成績の情報、シミュレーションのシナリオの難易度情報を反映させる。採点部17bは、訓練員7によって初めて訓練が実施された場合、採点結果に基づいてユーザデータ133に書き込みを行い、同一訓練員7によって同一訓練が実施されていた場合、ユーザデータ133の内容を更新する。
採点部17bは、複数の訓練員7によって訓練が実施されている場合、複数の訓練員7による各訓練の合格率を訓練毎に算出し、算出した合格率から訓練の難易度を示す情報である難易度情報を求めて採点結果に含める。採点部17bは、例えば、複数の訓練員7による訓練の成績を参照して、合格率が30%以下の訓練で使用されるシミュレーションのシナリオには難易度「難」、合格率が70%以上の訓練で使用されるシミュレーションのシナリオには難易度「易」、合格率がその他の訓練で使用されるシミュレーションのシナリオには難易度「普通」の情報を各々設定する。採点部17bは、合格率が変動したシミュレーションのシナリオについては、難易度の判定を変更してユーザデータ133の情報を更新する。
図18は、実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置1bのシナリオ選択部14bがシミュレーションのシナリオを選択する処理を示すフローチャートである。シミュレーション制御装置1bにおいて、シナリオ選択部14bは、訓練員7から操作受付部11を介して、訓練に使用するシミュレーションのシナリオを選択するため、シミュレーションのシナリオのある項目について選択可能なパラメータの候補からパラメータ、またはユーザデータ133についての選択を受け付ける(ステップS61)。
訓練員7がある項目のパラメータまたはユーザデータ133について選択すると、シナリオ選択部14bは、記憶部13bの訓練データ131またはユーザデータ133のいずれかを参照し、記憶部13bの訓練データ131から、選択されたパラメータまたはユーザデータ133に対応するシミュレーションのシナリオを選択する(ステップS62)。
以降のステップS13,S14の処理は、実施の形態1のシナリオ選択部14の処理と同様である。
シナリオ選択部14bによるシミュレーションのシナリオの選択処理を、図19から図21を用いて具体的に説明する。なお、シミュレーションのシナリオの選択処理の流れは実施の形態1と同様のため、記載を簡潔にするため、実施の形態1の図4から図9で示した選択過程の部分は省略する。また、図19から図21において、実施有無、成績、および難易度の項目はユーザデータ133の情報に基づくものであり、その他の項目は実施の形態1と同様、訓練データ131のシミュレーションのシナリオに基づくものである。シナリオ選択部14bは、訓練データ131およびユーザデータ133を用いて図19から図21に示す図を表示部15aに表示させる制御を行う。
図19は、実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置1bのシナリオ選択部14bが訓練の実施有無の項目および必須項目に基づいてシミュレーションのシナリオを選択した状態を示す図である。訓練員7が図19に示すように実施有無の項目で「無」、必須項目で「○」を選択すると、シナリオ選択部14bは、訓練データ131およびユーザデータ133を参照し、訓練データ131から、訓練データ131に記憶されている必須の訓練で使用されるシミュレーションのシナリオのうち、訓練員7が未実施の訓練で使用されるシミュレーションのシナリオを選択する。シナリオ選択部14bは、選択したシミュレーションのシナリオを、図19のように表示部15aに表示する。
図20は、実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置1bのシナリオ選択部14bが訓練の実施有無の項目、成績の項目および必須項目に基づいてシミュレーションのシナリオを選択した状態を示す図である。訓練員7が図20に示すように実施有無の項目で「有」、成績で「×」すなわち不合格、必須項目で「○」を選択すると、シナリオ選択部14bは、訓練データ131およびユーザデータ133を参照し、訓練データ131から、訓練データ131に記憶されている必須の訓練で使用されるシミュレーションのシナリオのうち、訓練員7が実施して不合格であった訓練で使用されるシミュレーションのシナリオを選択する。シナリオ選択部14bは、選択したシミュレーションのシナリオを、図20のように表示部15aに表示する。
図21は、実施の形態3にかかるシミュレーション制御装置1bのシナリオ選択部14bが難易度の項目に基づいてシミュレーションのシナリオを選択した状態を示す図である。訓練員7が図21に示すように難易度の項目で「難」を選択すると、シナリオ選択部14bは、訓練データ131およびユーザデータ133を参照し、訓練データ131から、訓練データ131に記憶されているシミュレーションのシナリオのうち、ユーザデータ133において難易度が「難」のシミュレーションのシナリオを選択する。シナリオ選択部14bは、選択したシミュレーションのシナリオを、図21のように表示部15aに表示する。難易度が「難」の場合は一例であって、シナリオ選択部14bは、操作中の訓練員7に対して、難易度が「易」または「普通」など訓練員7の力量にあわせて、推奨する訓練で使用されるシミュレーションのシナリオを選択することができる。
訓練員7が自らの力量を鑑みて難易度を選択することで、シミュレーション制御装置1bは、訓練員7が所望する難易度において推奨される訓練で使用されるシミュレーションのシナリオの候補を提示することができる。
実施の形態3におけるシミュレーション制御装置1bのハードウェア構成は、実施の形態1のシミュレーション制御装置1と同様である。シミュレーション制御装置1bにおいて、データ作成部12b、シナリオ選択部14b、および採点部17bは、処理回路により実現されるものとする。
以上説明したように、本実施の形態によれば、シミュレーション制御装置1bでは、訓練員7の訓練結果の採点結果を記憶し、採点結果を用いて、訓練員7に対して推奨する訓練で使用されるシミュレーションのシナリオを選択することとした。これにより、シミュレーション制御装置1bは、訓練員7の訓練の実施状況または訓練員7の力量によって、つぎの訓練で使用されるシミュレーションのシナリオの候補を提示することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1a,1b シミュレーション制御装置、2 LAN、3 運行管理中央装置、4 指令端末、5,5a,5b 列車運行管理システム、11 操作受付部、12,12a,12b データ作成部、13,13a,13b 記憶部、14,14b シナリオ選択部、15,15a 表示部、16,16a,41 インタフェース部、17,17b 採点部、31 ダイヤデータ、32 設備データ、131 訓練データ、132 採点データ、133 ユーザデータ。

Claims (8)

  1. 第1の操作者の操作を受け付けて、列車の運行管理の訓練において使用されるシミュレーションのシナリオを作成して記憶部に記憶させるデータ作成部と、
    前記シナリオを記憶する前記記憶部と、
    第2の操作者の操作を受け付けて、前記記憶部から前記訓練で使用されるシナリオを選択するシナリオ選択部と、
    前記シナリオ選択部で選択されたシナリオに基づく情報信号を前記第2の操作者が指令を行う指令端末へ出力するインタフェース部と、
    を備えることを特徴とするシミュレーション制御装置。
  2. 前記シナリオ選択部は、前記シナリオにパラメータが設定されている項目のうち前記第2の操作者によって指定された項目である指定項目について、前記記憶部のシナリオから前記指定項目で設定されている選択候補のパラメータを抽出し、抽出したパラメータを表示部に表示させる制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション制御装置。
  3. 前記訓練の結果である訓練結果を採点する採点部、
    を備え、
    前記データ作成部は、前記第1の操作者の操作を受け付けて、前記シナリオに対応する模範解答を作成して前記記憶部に記憶させ、
    前記記憶部は、前記模範解答を記憶し、
    前記採点部は、前記訓練結果を取得すると当該訓練結果に対応する模範解答を前記記憶部から読み出し、読み出した模範解答を用いて前記訓練結果を採点する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシミュレーション制御装置。
  4. 前記採点部は、前記訓練結果を採点した結果である採点結果を前記記憶部に記憶させ、
    前記記憶部は、前記採点結果を記憶し、
    前記シナリオ選択部は、前記記憶部の前記採点結果を参照し、前記第2の操作者が未実施の訓練で使用されるシナリオを前記記憶部から選択する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシミュレーション制御装置。
  5. 前記採点部は、前記訓練結果を採点した結果である採点結果を前記記憶部に記憶させ、
    前記記憶部は、前記採点結果を記憶し、
    前記シナリオ選択部は、前記記憶部の前記採点結果を参照し、前記第2の操作者が実施して不合格であった訓練で使用されるシナリオを前記記憶部から選択する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシミュレーション制御装置。
  6. 前記採点部は、複数の第2の操作者によって訓練が実施されている場合、複数の第2の操作者による各訓練の合格率を訓練毎に算出し、算出した合格率から当該訓練の難易度を示す情報である難易度情報を求め、前記訓練結果を採点した結果である採点結果に前記難易度情報を含めて前記記憶部に記憶させ、
    前記記憶部は、前記採点結果を記憶し、
    前記シナリオ選択部は、前記記憶部の前記採点結果を参照し、前記難易度情報に基づいて、操作中の第2の操作者に対して推奨する訓練で使用されるシナリオを前記記憶部から選択する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシミュレーション制御装置。
  7. データ作成部が、第1の操作者の操作を受け付けて、列車の運行管理の訓練において使用されるシミュレーションのシナリオを作成するシナリオ作成ステップと、
    前記データ作成部が、前記シナリオを記憶部に記憶させるシナリオ記憶ステップと、
    シナリオ選択部が、第2の操作者の操作を受け付けて、前記記憶部から前記訓練で使用されるシナリオを選択する選択ステップと、
    インタフェース部が、前記シナリオ選択部で選択されたシナリオに基づく情報信号を前記第2の操作者が指令を行う指令端末へ出力する出力ステップと、
    を含み、
    前記選択ステップにおいて、前記シナリオ選択部は、前記シナリオにパラメータが設定されている項目のうち前記第2の操作者によって指定された項目である指定項目について、前記記憶部のシナリオから前記指定項目で設定されている選択候補のパラメータを抽出し、抽出したパラメータを表示部に表示させる制御を行う、
    ことを特徴とするシミュレーション制御方法。
  8. 前記データ作成部が、前記第1の操作者の操作を受け付けて、前記シナリオに対応する模範解答を作成する模範解答作成ステップと、
    前記データ作成部が、前記模範解答を前記記憶部に記憶させる模範解答記憶ステップと、
    採点部が、前記訓練の結果である訓練結果を取得すると当該訓練結果に対応する模範解答を前記記憶部から読み出し、読み出した模範解答を用いて前記訓練結果を採点する採点ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載のシミュレーション制御方法。
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