JP7339520B2 - プログラミング学習支援システム及びプログラミング学習支援方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、近年注目されているプログラミング教育の分野では、それぞれの学習者が自らの端末環境でプログラミング作業を行うことに集中することが多い。そのため、プログラミング教育の分野では、双方向通信化された学習支援システムを利用したとしても、教員と学習者との間でのインタラクティブなやり取りが発生することが少なくなり、教員等の確認者にとっては、各学習者の進捗や理解度を把握することが困難となる。特に、学習者の集中を妨げずに、学習者がどこで躓いているか等を把握することも困難であるため、学習者にとっても学習効率が悪い。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた一例にすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれる。
さらに、以下の説明の中で参照される各図が示す画面例についても一例に過ぎず、画面の構成例、表示される情報及びGUI(Graphical User Interface)の具体的な内容等については、設計仕様及びユーザの好みに応じて自由に設計及び変更し得るものである。
図1に示されるように、プログラミング学習支援システム1は、学習者Sによって操作される第一端末10と、確認者Tによって操作される第二端末30と、を有する。第一端末10と第二端末30とは、インターネット等のネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。
なお、第一端末10と第二端末30とは、ネットワークNを経由しなくとも通信可能に接続されていればよく、例えば、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi Direct(登録商標)等により直接接続されることとしてもよい。
課題の具体例としては、あるキャラクターを画面上に表示し且つ所定の移動経路で動かすプログラミング(以下、キャラクター移動プログラミング)、及び、所定の図形を描画するプログラミング(以下、図形描画プログラミング)、及び、関数等の数式をグラフ化するプログラミング(以下、数式グラフ化プログラミング)等が挙げられる。また、一つの課題が複数の小課題を含んでいてもよい。例えば、上記の図形描画プログラミングに、小課題として、三角形を描くプログラミング、直角三角形を描くプログラミング、星形を描くプログラミングが含まれていてもよい。
なお、図1では、3台の第一端末10を例示しているが、プログラミング学習支援システム1に接続された第一端末10の数は、1台又は2台であってもよいし、さらに多くの数であってもよい。
なお、図1では、第二端末30は1台のみであるが、プログラミング学習支援システム1に接続された第二端末30の数は、複数であってもよい。
次に、上記構成のプログラミング学習支援システム1に備えられる機能について説明する。
以下では、図に基づき、第一端末10と第二端末30のそれぞれに備えられる機能の詳細について説明する。
図3に示すように、第一端末10は、第一端末側操作受付部16、第一端末側表示部17、第一端末側実行部18、第一端末側記憶部19、第一端末側送信部20、第一端末側取得部21、第一端末側報知部22、第一端末側受信部23、第一端末側データ作成部24及び第一端末側判定部25を備える。
なお、上記のプログラムは、通信用インターフェース13によりネットワークN等の通信網を介して不図示のサーバ等から取得(ダウンロード)してもよいし、プログラムを記憶した記憶媒体から第一端末10が読み込んで取得することとしてもよい。
以下、上記の各部の機能の詳細について説明する。
第一端末側操作受付部16は、主にプロセッサ11及び入力装置14により実現され、学習者Sによる第一端末10に対する操作を受け付ける。ここでの操作には、プログラムコードの編集操作、プログラムコード若しくは第二プログラムコードの実行操作、編集したプログラムコードの提出操作及びデータ保存操作等を含む。プログラムコードの編集操作には、後述するコード入力用ブロック8(図8)の選択操作並びにカーソル9(図9)の移動操作及び位置指定操作等も含む。
第一端末側表示部17は、主にプロセッサ11及び出力装置15により実現され、第一端末10の画面上に、プログラム編集画面2及びプログラム実行画面3等を表示させる。プログラム編集画面2とプログラム実行画面3とは、両画面を並べて表示させてもよいし、一方の画面上に他方の画面を重畳して表示させてもよいし、両画面を切り替え可能に表示させてもよい。
第一端末側実行部18は、主にプロセッサ11及び記憶装置12により実現され、プログラムコード又は第二プログラムコードの実行処理を行う。
第一端末側記憶部19は、主にプロセッサ11及び記憶装置12により実現され、プログラムコード、第二プログラムコード、プログラムコードの実行結果、及び、第二プログラムコードの実行結果等を示すデータを所定の記憶条件に基づいて記憶する。記憶されるプログラムコードは、完成プログラムコードであってもよいし、未完成プログラムコードであってもよい。また、各データは、履歴を残して別データとして記憶してもよいし、最新のデータを記憶するように上書きして記憶してもよい。
第一端末側送信部20は、主にプロセッサ11、記憶装置12及び通信用インターフェース13により実現され、プログラムコード若しくはプログラムコードの実行結果を示すデータ(以下「第一データ」という)、更新データ、及び、学習開始連絡データ等の各種データを第二端末30に向けて送信する。
第一端末側取得部21は、主にプロセッサ11、記憶装置12及び通信用インターフェース13により実現され、第二プログラムコード又は第二プログラムコードの実行結果を示す第二データ(以下、単に「第二データ」という)に基づく第二情報を取得する。
第一端末側報知部22は、主にプロセッサ11、記憶装置12及び出力装置15により実現され、第一端末側取得部21で取得した第二情報を学習者Sが認識可能な状態で報知する。また、第一端末側実行部18により実行したプログラムコードの実行結果を学習者Sが認識可能な状態で報知する。
第一端末側受信部23は、主にプロセッサ11、記憶装置12及び通信用インターフェース13により実現され、要求データを受信する。
第一端末側データ作成部24は、主にプロセッサ11、記憶装置12及び入力装置14により実現され、更新データ及び学習開始連絡データを作成する。なお、更新データは、上述した所定の更新条件を満たしたときに自動的に作成される。また、学習開始連絡データは、上述したように、第一端末側操作受付部16が学習者Sによる第一端末10に対する操作を受け付けたときに作成される。
第一端末側判定部25は、主にプロセッサ11及び記憶装置12により実現され、第一端末側記憶部19が各データを記憶する際に、上述の所定の記憶条件を満たしたか否かを判定する。また、更新データを第一端末側送信部20が送信する際、又は、第一端末側データ作成部24が作成する際に、上述の所定の更新条件を満たしたか判定する。
図3に示すように、第二端末30は、第二端末側操作受付部36、第二端末側表示部37、第二端末側実行部38、第二端末側記憶部39、第二端末側送信部40、第二端末側取得部41、第二端末側報知部42、第二端末側受信部43、第二端末側データ作成部44、第二端末側管理部45、第二端末側選択部46及び第二端末側判定部47を備える。
なお、上記のプログラムは、通信用インターフェース33によりネットワークN等の通信網を介して不図示のサーバ等から取得してもよいし、プログラムを記憶した記憶媒体から第二端末30が読み込んで取得することとしてもよい。
以下、上記の各部の機能の詳細について説明する。
第二端末側操作受付部36は、主にプロセッサ31及び入力装置34により実現され、確認者Tによる第二端末30に対する操作を受け付ける。ここでの操作には、第二プログラムコードの編集操作、プログラムコード若しくは第二プログラムコードの実行操作、及び、編集した第二プログラムコードの送信操作、講座開設操作、課題選択操作、要求データ作成操作、第一端末選択操作及びデータ保存操作等を含む。
第二端末側表示部37は、主にプロセッサ31及び出力装置35により実現され、第二端末30の画面上に、プログラム編集画面52、プログラム実行画面53、課題選択画面56及び学習者管理画面57等を表示させる。プログラム編集画面52とプログラム実行画面53とは、両画面を並べて表示させてもよいし、一方の画面上に他方の画面を重畳して表示させてもよいし、両画面を切り替え可能に表示させてもよい。
第二端末側実行部38は、主にプロセッサ31及び記憶装置32により実現され、プログラムコード又は第二プログラムコードの実行処理を行う。
第二端末側記憶部39は、主にプロセッサ31及び記憶装置32により実現され、プログラムコード、第二プログラムコード、プログラムコードの実行結果、第二プログラムコードの実行結果及び学習者情報等を示すデータを所定の記憶条件に基づいて記憶する。この場合の「所定の記憶条件」は、第一端末10と第二端末30との間で行われる操作の内容、及び操作の実施者に違いがあるものの、前述した第一端末側記憶部19にデータを記録する際の条件と概ね共通する。
第二端末側記憶部39に記憶されるプログラムコードは、完成したプログラムコードであってもよいし、未完成のプログラムコードであってもよい。また、各データは、履歴を残して別データとして記憶してもよいし、最新のデータを記憶するように上書きして記憶してもよい。
第二端末側送信部40は、主にプロセッサ31、記憶装置32及び通信用インターフェース33により実現され、第二データ、及び、要求データ等の各種データを第一端末10に向けて送信する。
第二端末側取得部41は、主にプロセッサ31、記憶装置32及び通信用インターフェース33により実現され、第一端末側送信部20が送信した第一データに基づく情報を取得する。
第二端末側報知部42は、主にプロセッサ31、記憶装置32及び出力装置35により実現され、第二端末側取得部41で取得した情報(プログラムコード又はプログラムコードの実行結果)を確認者Tが認識可能な状態で報知する。また、第二端末側実行部38により実行したプログラムコード又は第二プログラムコードの実行結果を確認者Tが認識可能な状態で報知する。
第二端末側受信部43は、主にプロセッサ31、記憶装置32及び通信用インターフェース33により実現され、更新データ及び学習開始連絡データを受信する。
第二端末側データ作成部44は、主にプロセッサ31、記憶装置32及び入力装置34により実現され、要求データを作成する。なお、要求データは、第二端末側操作受付部36が確認者Tによる要求データ作成操作を受け付けることをトリガーとして作成される。
第二端末側管理部45は、主にプロセッサ31及び記憶装置32により実現され、第二端末側受信部43が受信したデータに基づき、学習者情報を適宜設定する。
第二端末側選択部46は、主にプロセッサ31、記憶装置32、通信用インターフェース33及び入力装置34により実現され、複数の第一端末10の中から所定の第一端末10を所定の選択条件に基づいて選択する。
第二端末側判定部47は、主にプロセッサ11及び記憶装置12により実現され、第二端末側取得部41が第一データに基づく情報を取得する際、又は、第二端末側実行部38がプログラムコードの実行処理を行う際等に、そのプログラムコード中にエラーが存在するか否かを判定する。
次に、シーケンス図、及び、各画面の一例を示す図を参照しながら、上記構成からなるプログラミング学習支援システム1において実行される処理の概要について説明する。
一方、確認者Tは、学習者Sが課題を実施している最中に、第二端末30を操作して学習者Sの学習状況及び進捗状況を監視及び確認する(S108)。なお、このステップS108から次のステップS109にかけて行われる処理には、後述する学習者環境再現処理(図14)が含まれる。
なお、ステップS109では、第一データとして第一端末10に記録されたデータのうち、最新のデータが第二端末30に向けて送信される。
次に、図14乃至17を参照しながら、プログラミング学習支援システム1において実行される各処理の流れについて具体的に説明する。
まず、図14に基づいて、学習者環境再現処理について説明する。
「学習者環境再現処理」とは、学習者Sの編集したプログラムコードの実行結果を第二端末30で報知する処理をいう。また、学習者環境再現処理は、図5に示したプログラミング学習支援処理のうち、ステップS108からステップS109にかけて行われる処理である。
そして、第一端末10は、学習者Sからプログラムコードの実行操作を受け付けると(S203)、編集したプログラムコードを実行し(S204)、そのプログラムコードの実行結果をプログラム編集画面2のプログラム実行領域5に表示する(S205)。
そして、そのプログラムコード及びプログラムコードの実行結果を記憶装置12に記憶する(S206)。
なお、編集されたプログラムコードは、実行操作の受付有無に関係なく、プログラムコードが実行可能な段階まで編集された時点で自動的に実行されることとしてもよい。また、プログラムコード及びプログラムコードの実行結果は、それぞれの表示前又は表示と同時に記憶することとしてもよい。プログラムコードは、実行前又は実行と同時に記憶することとしてもよい。
なお、取得したプログラムコードを示すデータに基づく情報が実行できないときは、プログラムコードのみを表示して報知することとしてもよい。
以上が、学習者環境再現処理の一例である。
次に、図15に基づいて、実演配信処理について説明する。
「実演配信処理」とは、実演配信を行い、第二プログラムコードの実行結果を第一端末10で報知する処理をいう。また、実演配信処理は、図5に示したプログラミング学習支援処理のうち、ステップS110からステップS111にかけて行われる処理である。
そして、第二端末30は、確認者Tから第二プログラムコードの実行操作を受け付けると(S303)、編集した第二プログラムコードを実行し(S304)、その第二プログラムコードの実行結果をプログラム編集画面52のプログラム実行領域55に表示する(S305)。
そして、その第二プログラムコード及び第二プログラムコードの実行結果を記憶装置32に記憶する(S306)。
なお、編集された第二プログラムコードは、実行操作の受付有無に関係なく、第二プログラムコードが実行可能な段階まで編集された時点で自動的に実行されることとしてもよい。また、第二プログラムコード及び第二プログラムコードの実行結果は、それぞれの表示前又は表示と同時に記憶することとしてもよい。第二プログラムコードは、実行前又は実行と同時に記憶することとしてもよい。
なお、このとき、第一端末10は、第二プログラムコードを示す第二データに基づく第二情報を取得していたとしても、その第二プログラムコード自体はプログラム実行画面3に表示しない。
以上が、実演配信処理の一例である。
次に、図16に基づいて、学習開始状況管理処理について説明する。
「学習開始状況管理処理」とは、学習者Sが学習を開始しているか否かを第二端末30で管理する処理をいう。
そして、学習状況が「学習中」と設定された学習者情報を記憶装置12に再び記憶するとともに(S407)、学習者管理画面57に表示して報知する(S408)。
以上が、学習開始状況管理処理の一例である。
次に、図17に基づいて、進捗状況管理処理について説明する。
「進捗状況管理処理」とは、学習者Sの進捗状況を第二端末30で管理する処理をいう。
そして、その更新した学習者情報を記憶装置12に再び記憶するとともに(S507)、学習者管理画面57に表示して報知する(S508)。
以上が、進捗状況管理処理の一例である。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、第一端末10及び第二端末30にインストールされているウェブブラウザを介して、ウェブページとして、プログラムコードの表示又は実行等をする構成であってもよい。この場合であっても、第一端末10及び第二端末30のそれぞれの端末にて、プログラムコード又は第二プログラムコードの実行等の各処理を行う。
この場合、ASP等に用いられるサーバは、プログラムコード及び第二プログラムコードのうちのいずれか一方又は両方を実行し、その実行結果を表示させるためのデータを生成し、記憶することができる。そのため、第一端末10及び第二端末30に、例えば、プログラムコード若しくは第二プログラムコードの実行処理を行うための機能(第一端末側実行部18及び第二端末側実行部38)、又は、プログラムコード等の各種データを記憶するための機能(第一端末側記憶部19及び第二端末側記憶部39)等を有さなくともよい。
以上説明した本実施形態に係るプログラミング学習支援システム1及びプログラミング学習支援システム1により実施されるプログラミング学習支援方法の主な特徴は以下の通りである。
上記のプログラミング学習支援システム1によれば、学習者Sが編集したプログラムコード又はそのプログラムコードの実行結果を、教員等の確認者Tが、学習者Sとの間で特別なやり取りの必要もなく、任意のタイミングで確認することができる。そのため、確認者Tにとっては、学習者Sの進捗状況や理解度を正確且つ容易に把握することができる。一方、学習者Sにとっては、編集したプログラムの内容を確認者Tに確認してもらうことができるので、学習効率を向上させることができる。
こうすることで、学習者Sは、所定の記憶条件で記憶されたプログラムコード又はプログラムコードの実行結果の内容を確認者Tに確認してもらうことができるため、学習途中で集中を妨げられることもなく、学習効率がより向上する。
こうすることで、確認者Tは、最新のプログラムコード又はプログラムコードの実行結果(すなわち、最後に実行されたプログラムコードの実行結果)を確認することができるので、より正確且つ容易に学習者Sの進捗状況や理解度を把握することができる。一方、学習者Sは、最新のプログラムコード又はプログラムコードの実行結果を確認者Tに確認してもらうことができるため、学習効率がより向上する。
こうすることにより、確認者Tは、学習者Sの進捗状況や理解度を把握したうえで、正解又はヒントを示す模範となるプログラムコード(第二プログラムコード)を学習者Sに送信することができるので、学習者Sの学習効率をより向上させることができる。
こうすることにより、学習者Sは、第二プログラムコードの実行結果は確認することができても、その解答を示す第二プログラムコード自体は確認することができない。そのため、学習者Sは、その第二プログラムコードの実行結果を参考にしつつ、プログラムコードを自ら修正等してさらに学習を進めることができるので、学習者Sの学習効率をより向上させることができる。
こうすることにより、学習者Sが編集したプログラムコードのエラー判定を行うので、確認者Tは、より正確且つ容易に学習者Sの進捗状況や理解度を把握することができる。また、編集したプログラムコード中にエラーが発見された学習者Sに対して模範となる第二プログラムコードを送信するので、学習者Sの学習効率をより向上させることができる。
こうすることにより、学習者Sは、模範となる第二プログラムコード又は第二プログラムコードの実行結果を確認しながら、プログラムコードの編集をすることができるので、学習者Sの学習効率をより向上させることができる。
こうすることにより、学習者Sは、模範となる第二プログラムコードの実行結果を確認しながら、プログラムコードの編集をすることができるので、学習者Sの学習効率をより向上させることができる。
こうすることにより、確認者Tは、学習者Sによるプログラムコードの実行結果が、予め設定された実行回数又は到達段階等の所定の更新条件を満たしたか否かの確認ができるので、より正確且つ容易に学習者Sの進捗状況や理解度を把握することができる。
こうすることにより、確認者Tは、学習者Sが学習を開始したか否かの確認ができるので、より正確且つ容易に学習者Sの進捗状況や理解度を把握することができる。
こうすることにより、確認者Tは、特定の学習者Sの状況を個別に確認することができるので、より正確且つ容易に学習者Sの進捗状況や理解度を把握することができる。
こうすることにより、学習者Sは、ブロックを用いてプログラム編集を行うことにより、プログラム編集を簡易化でき、さらにプログラムコードも併せて確認できるので、学習者Sの学習効率をより向上させることができる。
こうすることにより、学習者Sは、カーソルで座標位置を指定してプログラム編集を行うことにより、プログラム編集を簡易化でき、学習者Sの学習効率をより向上させることができる。
こうすることで、学習者Sが編集したプログラムコード又はそのプログラムコードの実行結果を、教員等の確認者Tが、学習者Sとの間で特別なやり取りの必要もなく、任意のタイミングで確認することができる。そのため、確認者Tにとっては、学習者Sの進捗状況や理解度を正確且つ容易に把握することができる。一方、学習者Sにとっては、編集したプログラムの内容を確認者Tに確認してもらうことができるので、学習効率を向上させることができる。
2 プログラム編集画面
3 プログラム実行画面
4 プログラムコード表示領域
5 プログラム実行領域
6 課題表示領域
7 ブロック表示領域
8 コード入力用ブロック
9 カーソル
10 第一端末
11 プロセッサ
12 記憶装置
13 通信用インターフェース
14 入力装置
15 出力装置
16 第一端末側操作受付部
17 第一端末側表示部
18 第一端末側実行部
19 第一端末側記憶部
20 第一端末側送信部
21 第一端末側取得部
22 第一端末側報知部
23 第一端末側受信部
24 第一端末側データ作成部
25 第一端末側判定部
30 第二端末
31 プロセッサ
32 記憶装置
33 通信用インターフェース
34 入力装置
35 出力装置
36 第二端末側操作受付部
37 第二端末側表示部
38 第二端末側実行部
39 第二端末側記憶部
40 第二端末側送信部
41 第二端末側取得部
42 第二端末側報知部
43 第二端末側受信部
44 第二端末側データ作成部
45 第二端末側管理部
46 第二端末側選択部
47 第二端末側判定部
52 プログラム編集画面
53 プログラム実行画面
54 プログラムコード表示領域
55 プログラム実行領域
56 課題選択画面
57 学習者管理画面
60 サーバ
C キャラクター
D 学習者情報テーブル
N ネットワーク
S 学習者
T 確認者
X 座標
Y 座標
Z 座標
Claims (14)
- 互いに通信可能な第一端末及び第二端末を有し、
前記第一端末と前記第二端末とはサーバを介さずに直接通信し、
前記第一端末は、
前記第一端末を利用する学習者による編集操作を受け付ける第一端末側操作受付部と、
前記第一端末側操作受付部が受け付けた前記編集操作に従って編集されたプログラムコードを含むプログラム編集画面を表示する第一端末側表示部と、
前記第二端末から情報取得要求を受け付けた場合、前記学習者に通知せずに、前記プログラムコードを示すデータ、及び、前記プログラムコードの実行結果を示すデータの少なくとも一つのデータを前記第二端末に向けて送信する第一端末側送信部と、を有し、
前記第二端末は、
前記第一端末側送信部が送信した前記少なくとも一つのデータに基づく情報を取得する第二端末側取得部と、
前記第二端末を利用する確認者に対して、前記第二端末側取得部が取得した前記情報を報知する第二端末側報知部と、
を有するプログラミング学習支援システム。 - 前記第一端末は、前記少なくとも一つのデータを所定の記憶条件に基づいて記憶する第一端末側記憶部をさらに有し、
前記第一端末側送信部は、前記第一端末側記憶部に記憶されたデータのうち少なくとも一つを、前記第二端末に向けて送信する、請求項1に記載のプログラミング学習支援システム。 - 前記第二端末側取得部が前記第一端末から取得する前記少なくとも一つのデータに基づく情報は、前記第一端末側記憶部により記憶された前記少なくとも一つのデータのうち最新のデータに基づく情報である、請求項2に記載のプログラミング学習支援システム。
- 前記第二端末は、
前記確認者による編集操作を受け付ける第二端末側操作受付部と、
前記第二端末側操作受付部が受け付けた前記編集操作に従って編集された第二プログラムコードを含むプログラム編集画面を表示する第二端末側表示部と、
前記第二プログラムコードを示す第二データ、及び、前記第二プログラムコードの実行結果を示す第二データの少なくとも一つの第二データを前記第一端末に向けて送信する第二端末側送信部と、
前記第一端末は、
前記第二端末側送信部が送信した前記少なくとも一つの第二データに基づく第二情報を取得する第一端末側取得部と、
前記学習者に対して、前記第一端末側取得部が取得した前記第二情報を報知する第一端末側報知部と、
をさらに有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプログラミング学習支援システム。 - 前記第一端末側報知部により報知される前記第二情報は、前記第二プログラムコードを示す第二データを含まない、請求項4に記載のプログラミング学習支援システム。
- 前記第二端末側送信部は、前記プログラムコード中にエラーが有る場合に、前記第一端末に対して、前記少なくとも一つの第二データを送信する、請求項4又は5に記載のプログラミング学習支援システム。
- 前記第一端末は、前記プログラム編集画面の表示とともに、前記第二情報の報知を行う、請求項4乃至6のいずれか1項に記載のプログラミング学習支援システム。
- 前記第一端末は、プログラムコードの実行対象を、前記プログラム編集画面に表示される前記プログラムコードと、前記第二情報に含まれる前記第二プログラムコードとの間で切り替え可能とする、請求項4乃至6のいずれか1項に記載のプログラミング学習支援システム。
- 前記第二端末は、
前記学習者の学習状況を示す学習者情報を管理する第二端末側管理部をさらに有し、
前記第一端末側送信部は、前記プログラムコードの実行結果が所定の更新条件を満たした場合に前記学習者情報を更新する更新データを前記第二端末に向けて送信し、
前記第二端末側管理部は、前記第二端末が前記更新データを受信したときに前記学習者情報を更新し、
前記第二端末側報知部は、前記学習者情報が更新された際に前記学習者情報を報知する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプログラミング学習支援システム。 - 前記第二端末は、
前記学習者の学習状況を示す学習者情報を管理する第二端末側管理部をさらに有し、
前記第一端末側操作受付部は、前記学習者による学習開始操作を受け付け、
前記第一端末側送信部は、前記第一端末側操作受付部が前記学習開始操作を受け付けると、学習開始連絡データを前記第二端末に向けて送信し、
前記第二端末側管理部は、前記第二端末が前記学習開始連絡データを受信したときに前記学習者情報を学習中と設定し、
前記第二端末側報知部は、前記確認者に対して、前記学習者情報が学習中に設定された際に前記学習者情報を報知する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプログラミング学習支援システム。 - 前記第二端末は、前記第一端末が複数存在する場合に、複数の前記第一端末の中から前記第一端末を選択する第二端末側選択部をさらに有し、
前記第二端末側取得部は、前記第二端末側選択部により選択された前記第一端末の前記第一端末側送信部が送信した前記少なくとも一つのデータに基づく情報を取得する、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプログラミング学習支援システム。 - 前記プログラム編集画面には、それぞれがコード文字列と対応付けられた1又は複数のコード入力用ブロックを表示し、
前記第一端末側操作受付部は、前記コード入力用ブロックに対する選択操作を受け付け、
前記第一端末側表示部は、選択された前記コード入力用ブロックに対応するコード文字列を前記プログラム編集画面に入力して表示する、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のプログラミング学習支援システム。 - 前記プログラムは、図形描画プログラムであり、
前記プログラム編集画面には、図形描画エリアと前記図形描画エリア内を移動可能なカーソルとを表示し、
前記第一端末側操作受付部は、前記カーソルの移動操作と、前記カーソルの表示位置に基づく位置指定操作と、を受け付け、
前記第一端末側表示部は、前記位置指定操作が行われたときのカーソル表示位置に応じた前記図形描画エリア内の座標位置を前記プログラム編集画面に入力して表示する、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のプログラミング学習支援システム。 - 互いに通信可能な第一端末及び第二端末を用いたプログラミング学習支援方法であって、
前記第一端末と前記第二端末とはサーバを介さずに直接通信し、
前記第一端末が、前記第一端末を利用する学習者による編集操作を受け付け、
前記第一端末が、前記編集操作に従って編集されたプログラムコードを含むプログラム編集画面を表示させ、
前記第一端末が、前記第二端末から情報取得要求を受け付けた場合、前記学習者に通知せずに、前記プログラムコードを示すデータ、及び、前記プログラムコードの実行結果を示すデータの少なくとも一つのデータを前記第二端末に向けて送信し、
前記第二端末が、前記第一端末から送信された前記少なくとも一つのデータに基づく情報を取得し、
前記第二端末が、前記第二端末を利用する確認者に対して、前記プログラムコードを示すデータ、及び、前記プログラムコードの実行結果を示すデータの少なくとも一つのデータに基づく情報を報知する、
プログラミング学習支援方法。
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